JP2009230541A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アプリケーションの状態を好適に通知する携帯端末装置を提供する。
【解決手段】アプリケーションプログラムの実行に伴う表示画面を表示領域に表示する表示手段17と、アプリケーションプログラム50aの状態が更新されたことを通知する更新通知手段と、表示手段17における操作者が注視していると推測される注視領域を取得する注視領域取得手段と、注視領域取得手段により取得された注視領域から、状態の更新の内容を示す画像53が表示される画像表示領域を決定する画像表示領域決定手段と、更新通知手段によりアプリケーションプログラム50aの状態の更新が通知された場合、通知された状態の更新の内容を示す画像53を画像表示領域に表示するように表示手段17を制御する表示制御手段とを備えた。
【選択図】 図6

Description

本発明は、携帯端末装置に係り、特にアプリケーションプログラムの状態を好適に通知する携帯端末装置に関する。
今日、携帯電話機などの携帯端末装置がごく一般的に使用されるようになった。この携帯端末装置には、電子メール機能やテレビ視聴機能、インターネット閲覧機能、ゲーム機能などを実現するアプリケーションプログラム(アプリケーション)が備えられる。アプリケーションが起動されると、携帯端末装置はアプリケーションの実行に伴う表示画面を表示し、ユーザからの操作入力をこの表示画面上にて受け付けて動作を行う。
特に、複数のアプリケーションを同時に起動して表示画面に分割表示し、ユーザが意図した操作入力が受付可能な状態であるアクティブな状態であるアプリケーション(アクティブなアプリケーション)を適宜切り替えながら操作を行う、マルチウィンドウシステムを備えた携帯端末装置がある。このマルチウィンドウシステムは、例えば、テレビ視聴アプリケーションと電子メールアプリケーションを同時に起動させて表示画面に分割表示する。ユーザはこのマルチウィンドウシステムを利用することで、テレビ視聴を行いながら電子メールの作成や確認を行うことが可能となる。
マルチウィンドウシステムの実行時において、起動中のアプリケーションのうち、アクティブなアプリケーション以外のアプリケーションであるインアクティブな状態であるアプリケーション(インアクティブなアプリケーション)の状態も更新される場合が発生しうる。
ここで、携帯端末装置には、アプリケーションの状態が更新されたことを通知する機能が備えられる。例えば、電子メールアプリケーションが電子メールを受信したことを知らせる通知アイコンが、画面最上行であるピクト行に表示される。
インアクティブなアプリケーションの状態の更新についても、通知アイコンをピクト行に表示することでユーザに通知することが考えられる。しかし、上述した状態の更新を確認するためには、ユーザによって注視されていると推測されるアクティブなアプリケーションの表示領域外であるピクト行に頻繁に視線を移動する必要がある。このため、ユーザにとっては視線を移動するたびに作業を中断する必要が生じる。または、ピクト行に表示された通知アイコンを即座に認識できないため、インアクティブなアプリケーションの状態の更新に気づかない可能性がある。
マルチウィンドウシステムにおいて複数のアプリケーションを表示する場合に、このアプリケーションの状態の更新の通知は、一例として、音声を出力できない環境下において、音声の内容を字幕で表示する機能を備えたテレビ視聴アプリケーションが、インアクティブなアプリケーションとして起動している場合に特に必要とされる。具体的には、数秒以上の間隔で不定期に字幕が更新されるため、アクティブなアプリケーションから字幕が更新されたことをユーザが逐一確認する煩雑さが生じる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、アプリケーションの状態の更新を即座に視認できる携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯端末装置は、上述した課題を解決するために、少なくとも一のアプリケーションプログラムの実行に伴う表示画面を割り当てられた表示領域に表示する表示手段と、前記アプリケーションプログラムの状態が更新されたことを通知する更新通知手段と、前記表示手段の表示領域における操作者が注視していると推測される注視領域を取得する注視領域取得手段と、前記注視領域取得手段により取得された注視領域から、前記状態の更新の内容を示す画像が表示される前記画像表示領域を決定する画像表示領域決定手段と、前記更新通知手段により前記アプリケーションプログラムの状態の更新が通知された場合、通知された前記状態の更新の内容を示す画像データに基づく画像を前記画像表示領域に表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る携帯端末装置は、アプリケーションプログラムの状態の更新を即座に視認できる。
本発明に係る電子機器の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電子機器の一例である折りたたみ式の携帯電話機1の外観の構成を表している。なお、図1(A)は、携帯電話機1を約180度に開いた開状態のときの正面から見た外観の構成を表しており、図1(B)は、携帯電話機1を開状態としたときの側面から見た外観の構成を表している。
図1(A)および(B)に示されるように、携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナが設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
第1の筐体12には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、終話・電源キー、クリアキー、およびメニューキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
第1の筐体12には、操作キー14として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、第2の筐体13に設けられたメインディスプレイ17に表示される電話帳リストや電子メール、簡易ホームページのスクロール動作、および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
また、確定キーを押下することにより、種々の処理を選択することができる。例えば第1の筐体12は、ユーザによる十字キーの操作に応じてメインディスプレイ17に表示された電子メール一覧の中からメール本文の確認を所望する電子メールが選択され、確定キーが第1の筐体12の内部方向に押下されると、選択された電子メールを確定してメール本文の表示を行う。
さらに、第1の筐体12には、十字キーと確定キーの右隣にメニューキーが設けられており、このメニューキーが第1の筐体12の内部方向に押下されると、メニュー選択画面を起動させることができる。
第1の筐体12には、携帯電話機1の操作を行うサイドキー15が設けられる。サイドキー15は、携帯電話機1が開状態および閉状態のときに第1の筐体12の内部方向に押下されることによって、それぞれ処理が割り当てられている。
第1の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン16が設けられており、マイクロフォン16によって通話時のユーザの音声を集音する。
なお、第1の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーを押下してオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
一方、第2の筐体13には、その正面にメインディスプレイ17が設けられている。メインディスプレイ17は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(ElectroLuminescence Display)などにより構成されるディスプレイである。
メインディスプレイ17には、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号および送信履歴などの他、電子メールの内容、簡易ホームページ、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツが表示される。
メインディスプレイ17の上部の所定の位置にはレシーバ(受話器)18が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。なお、携帯電話機1の所定の位置には、レシーバ18以外の音声出力部としてのスピーカ(図示せず)も設けられている。また、携帯電話機1にイヤホンなどの外部装置を接続することで音声を出力することも可能である。
図2は、本発明に係る携帯電話機の一例である折りたたみ式の携帯電話機1の他の外観の構成を表している。図2の携帯電話機1は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向に回動させた閉状態であり、この状態を第1の筐体12と第2の筐体13とがほぼ重なり合う状態とする。なお、図2(A)は、携帯電話機1が閉状態のときの正面から見た外観の構成を表しており、図2(B)は、携帯電話機1が閉状態のときの側面から見た外観の構成を表している。
第2の筐体13には、例えば液晶ディスプレイにより構成されるサブディスプレイ19が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
図3は、本実施形態における携帯電話機1の内部の構成を表している。
携帯電話機1は、ハードウェアとして、CPU(Central Processing Unit)30、メモリ31、入力処理装置32、表示処理装置33、音声処理装置34、記録媒体35、通信処理装置36およびテレビ視聴処理装置37がバスによって相互に通信可能に接続されて構成されている。
CPU30は、種々の制御信号を生成し各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。CPU30は、メモリ31を使用してFlashメモリなどの記録媒体35に保存されたソフトウェアを実行する。また、CPU30は、入力処理装置32から取得した入力に基づいて、表示処理装置33および音声処理装置34を介して出力する映像および音声を生成する。映像音声の処理能力を向上する目的でCPU30とは別にDSP(Digital Signal Processor)などの専用のハードウェアを併用してもよい。
メモリ31は、CPU30が処理を行う際に使用されるデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)などから構成される。
入力処理装置32は、操作キー14やサイドキー15からなる入力装置38に対する入力インタフェースを備える。この入力処理装置32は、操作キー14やサイドキー15の押下を検出すると、その押下された操作キー14やサイドキー15を示す信号を生成してCPU30に伝送する。
表示処理装置33は、グラフィックチップなどから構成され、メインディスプレイ17やサブディスプレイ19からなる表示装置39に対する表示インタフェースを備える。この表示処理装置33は、CPU30の制御に基づいて文書や映像などを含んだ表示情報をメインディスプレイ17やサブディスプレイ19に出力する。
音声処理装置34は、音源チップなどから構成され、CPU30の制御に基づいてマイクロフォン16で集音された音声からアナログ音声信号を生成し、このアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。また音声処理装置34は、デジタル音声信号を取得すると、CPU30の制御に基づいてこのデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、レシーバ18やスピーカからなる音声出力装置40から音声として出力する。
記録媒体35は、CPU30が行う処理の処理プログラムや処理に必要なデータなどを格納するROM(Read Only Memory)やハードディスク、不揮発性メモリなどから構成される。記録媒体35は、CPU30により実行される電子メールアプリケーションプログラム(アプリケーション)やテレビ視聴アプリケーションなどの種々のアプリケーションや、種々のデータ群を格納している。
通信処理装置36は、CPU30の制御に基づいて、基地局(図示せず)からアンテナ36aを介して受信した受信信号をスペクトラム逆拡散処理してデータを復元する。このデータは、CPU30の指示により、音声処理装置34に伝送されてレシーバ18から出力されたり、表示処理装置33に伝送されてメインディスプレイ17に表示されたり、または記録媒体35に記録されたりする。また通信処理装置36は、CPU30の制御に基づいて、マイクロフォン16で集音された音声データや操作キー14を介して入力されたデータや記録媒体35に記憶されたデータを取得すると、これらのデータに対してスペクトラム拡散処理を行い、基地局に対してアンテナ36aを介して送信する。
テレビ視聴処理装置37は、放送波を受信して映像音声信号を取得するためにアンテナ37a、チューナおよび復調器から構成される。テレビ視聴処理装置37は、アンテナ37aおよびチューナを介して図示せぬ放送局からテレビ放送波を受信する。テレビ視聴処理装置37は、受信した放送波に基づく信号から映像データおよび音声データを復調器にて復調し、表示処理装置33および音声処理装置34に伝送する。
図4は携帯電話機1のCPU30の制御に基づき実行されるソフトウェア構成の概略を示す図である。携帯電話機1のソフトウェアは、少なくともアプリケーションプログラム(アプリケーション)50、ウィンドウシステム51とカーネルおよびデバイスドライバ52で構成される。
アプリケーション50は、入力装置38で受け付けた入力を処理して表示画面を生成するソフトウェアである。アプリケーション50は、テレビ視聴アプリケーション50aや、電子メールアプリケーション50b、ゲームアプリケーションなど種々のアプリケーションを備えている。なお、図4には、アプリケーション50の一例として、テレビ視聴アプリケーション50aおよび電子メールアプリケーション50bを示す。
テレビ視聴アプリケーション50aは、ユーザが操作キー14を介して入力を行うことにより選局を行うと、入力に対応するテレビ視聴処理装置37から取得したテレビ放送の映像、音声、字幕、データ放送などを表示する。また、電子メールアプリケーション50bにおいては、ユーザが操作キー14を介して入力を行うことにより、送信予定のメールの編集をメインディスプレイ17などの表示装置39上で行う。
ウィンドウシステム51によって実現される分割表示機能(マルチウィンドウシステム)によって、アプリケーション50は、ユーザが操作を行うことを意図した操作入力の受付が可能なアクティブな状態であるアプリケーションプログラム(アクティブなアプリケーション)と、それ以外のインアクティブな状態であるアプリケーションプログラム(インアクティブなアプリケーション)とに割り当てられる。アクティブなアプリケーションとインアクティブなアプリケーションは、適宜操作キー14などを介して切り替えられる。また、入力装置38が受け付けた入力は、ウィンドウシステム51によってアクティブなアプリケーションのみに通知される。
アプリケーション50は、インアクティブなアプリケーションとして起動している際に状態の更新が行われた場合、更新通知手段として機能し、状態の更新を通知するアイコンを表示する指示をウィンドウシステム51に対して行う。なお、状態の更新に応じて通知する内容に対応したアイコンの画像データは、アプリケーション50によってあらかじめウィンドウシステム51に登録される。
また、アプリケーション50は、アクティブなアプリケーションとして起動している場合、メインディスプレイ17におけるユーザが注視していると推測される領域である注視領域をウィンドウシステム51に設定する機能を有する。
図4のウィンドウシステム51は、並行する複数のタスクに固有の領域(ウィンドウ)を割り当てて、出力を多重化するソフトウェアである。ウィンドウシステム51は、メインディスプレイ17を複数に分割して、それぞれに起動中のアプリケーション50の画面出力を表示させマルチウィンドウシステムを実現する。また、アクティブなアプリケーション50のみに対して受け付けた入力を通知する機能も備える。
本実施形態においては、ウィンドウシステム51は、インアクティブなアプリケーションから受け付けた状態の更新を通知するアイコンを表示する指示を受けた後に、アイコンを一定時間表示する表示制御手段としての機能を有する。また、アクティブなアプリケーションから設定された注視領域を取得する注視領域取得手段、およびこの注視領域からアイコンを表示する表示領域を決定する画像表示領域決定手段としての機能を有する。
図4のカーネルおよびデバイスドライバ52におけるカーネルは、ウィンドウシステム51、アプリケーション50などの実行環境である。カーネルに組み込まれたデバイスドライバは、ウィンドウシステム51から送信された指示に基づいて、表示処理装置33および音声処理装置34を制御することにより、表示装置39に映像を表示し、また音声出力装置40から音声を再生する。
本実施形態においては、カーネルおよびデバイスドライバ52は、ウィンドウシステム51から送信された描画指示に基づいて、所定のアイコンをメインディスプレイ17に表示する。
なお、携帯電話機1は、アプリケーション50によって行われる、受信した画像データおよび音声データを復号して出力するなどの処理を、アプリケーション50からの指示によりミドルウェアやDSPなどの専用ハードウェアに実行させるという構成も取り得る。
ここで、マルチウィンドウシステムの詳細について説明する。
図5は携帯電話機1のメインディスプレイ17にアプリケーション50をマルチウィンドウシステムを利用して表示する場合の画面構成例を示す図である。図5では、テレビ視聴アプリケーション50aと電子メールアプリケーション50bとが起動している例を示しており、ウィンドウシステム51はメインディスプレイ17を中央から上下に分割し、上半分にテレビ視聴アプリケーション50a、下半分に電子メールアプリケーション50bを表示させている。ウィンドウシステム51は、現在時刻や電池残量などの表示を行う画面最上行のピクト行60aおよび状態に応じて入力の用途が変わるキーであるソフトキーの操作表示60bには、それぞれアプリケーション50とは別の専用の表示領域を割り当てる。ユーザはこのマルチウィンドウシステムを利用することで、複数のアプリケーションの表示を同時に確認することが可能であり、例えば、テレビ視聴を行いながら電子メールの編集や確認を行うことが可能である。
メインディスプレイ17の表示状態の遷移の一例について説明する。なお、電子メールアプリケーション50bをアクティブなアプリケーション、テレビ視聴アプリケーション50aをインアクティブなアプリケーションとして説明する。
テレビ視聴アプリケーション50aは、テレビ視聴処理装置37によって受信されたテレビ映像を、表示処理装置33を介してメインディスプレイ17に表示する。テレビ視聴アプリケーション50aは、公共の場などテレビ音声を再生することが望ましくない状況においては、音声出力の代わりに字幕を表示させることができる。テレビ映像および字幕はユーザの操作とは独立に放送内容に応じて逐次更新される。
電子メールアプリケーション50bは、操作キー14が受け付けた入力を元に、メインディスプレイ17でメール編集を行う。なお、操作キー14が受け付けた入力は、ウィンドウシステム51によってアクティブなアプリケーションである電子メールアプリケーション50bに対して通知される。
従来、起動中のアプリケーション50のうち、インアクティブなアプリケーションの状態が更新されたことをユーザに好適に通知する手段は存在しなかった。
例えば、字幕つきのテレビ視聴アプリケーション50aにおいては、字幕が更新されたことはユーザに対して特に通知がされていなかった。字幕の更新は一般的に最小数秒間隔かつ不定期と考えられるため、ユーザがすべての字幕を読む、すなわち字幕が更新されたことを確実に知るためには、テレビの字幕を常時監視する必要があった。このことはテレビ視聴アプリケーション50a以外のアプリケーション50、例えば電子メールアプリケーション50bを同時に起動させてメールの編集が行われている場合には、字幕に対して頻繁に視線を移動する必要があり、状態の更新を確認する動作が煩雑であった。
本発明においては、アクティブなアプリケーションの表示領域にアイコンを表示させることによって、インアクティブなアプリケーションの状態が更新されたことをユーザに好適に通知することができる。具体的には、図5のアクティブなアプリケーションである電子メールアプリケーション50bのメール編集画面内に、インアクティブなアプリケーションであるテレビ視聴アプリケーション50aに表示された字幕が更新されたことをアイコンを表示して通知を行う。
アクティブなアプリケーション50bが、異なるアプリケーションの状態が変化したことを関知する必要がないよう、アイコンを表示することによる通知はウィンドウシステム51によって統括的に管理される。そのため、テレビ視聴アプリケーション50aとは異なるインアクティブなアプリケーション50の場合であっても、ウィンドウシステム51によってアクティブなアプリケーション50b上にアイコンを表示してユーザに通知を行うことが可能である。
図6は、CPU30の処理に基づいて実行されるウィンドウシステム51によって行われるアイコン表示制御処理を説明するフローチャートである。このアイコン表示制御処理について、図5に示すようにテレビ視聴アプリケーション50aと電子メールアプリケーション50bとがマルチウィンドウシステムによって同時に起動された場合を適用して説明する。ユーザが操作を行うことを意図したアクティブなアプリケーションを電子メールアプリケーション50b、またインアクティブなアプリケーションをテレビ視聴アプリケーション50aとして説明する。なお、テレビ視聴アプリケーション50aは、テレビ映像および字幕の表示を実行しており、電子メールアプリケーション50bは、送信予定の電子メールの編集を実行しているとする。
ステップS1において、ウィンドウシステム51は、アイコンを表示する指示をインアクティブなアプリケーション50から受け付けたか否かの判定を行う。アイコンを表示する指示は、インアクティブなアプリケーション50の状態が更新された際に、ユーザに対して状態の更新の通知を行うためにインアクティブなアプリケーションによって送信される。例えば、インアクティブなアプリケーション50であるテレビ視聴アプリケーション50aが、テレビ視聴処理装置37から字幕の表示の更新を受け付けたことに伴い、ウィンドウシステム51がテレビ視聴アプリケーション50aよりアイコンを表示する指示を受け付けたか否かの判定を行う。ウィンドウシステム51は、アイコンを表示する指示を受け付けていないと判定した場合、指示を受け付けるまで待機する。
一方、ウィンドウシステム51はアイコンを表示する指示を受け付けたと判定した場合、ステップS2において、注視領域の取得を行う。注視領域は、表示装置39としてのメインディスプレイ17において、ユーザが注視していると推測される領域である。注視領域は、アクティブなアプリケーションによってウィンドウシステム51に予め設定され、これに基づきウィンドウシステム51は注視領域を取得する。例えば、注視領域は、図5のアクティブなアプリケーションである電子メールアプリケーション50bによってメール編集画面におけるカーソル53が表示された文字入力領域が設定され、ウィンドウシステム51はこれを注視領域として取得する。
アクティブなアプリケーションにより実行される注視領域設定処理の詳細については、後述する。
ステップS3において、ウィンドウシステム51は、所定のアイコンを表示する表示領域を決定する。表示領域は、注視領域決定ステップS2において取得された注視領域のほぼ中心部にアイコンのほぼ中心部が表示されるように決定される。例えば、図5の電子メールアプリケーション50bのメール編集画面で、カーソル53が表示された付近の領域が注視領域として登録された場合、アイコンを表示する表示領域は、注視領域のほぼ中心部にアイコンのほぼ中心部が表示されるように決定される。
ステップS4において、ウィンドウシステム51は、カーネルおよびデバイスドライバ52に対して表示領域決定ステップS3において決定された表示領域に所定のアイコンを描画して表示させる。これに伴い、カーネルおよびデバイスドライバ52は、表示処理装置33にアイコンの表示を指示する。指示を受け付けた表示処理装置33は、表示装置39であるメインディスプレイ17におけるアイコンを表示する表示領域の画面表示を更新してアイコンを表示させる。例えば、アクティブなアプリケーションである電子メールアプリケーション50bが管理を行うカーソル53付近が表示領域と決定された場合、カーソル53の上に重畳的にテレビ型のアイコンを表示することにより、ユーザに字幕が更新されたことを通知する。図7は、インアクティブなアプリケーションの状態が更新されたことを通知するため、決定された表示領域にアイコン54を表示した一例を示す図である。
なお、アイコン54の表示時間は、例えば0.2秒程度の短時間が好ましい。アイコン54を継続的に表示すると、アイコン54によってアクティブなアプリケーションの表示が隠されることに伴い、ユーザの操作に支障が出ることを抑制するためである。
ウィンドウシステム51は、表示指示受付判定ステップS1においてアプリケーション50から受け付けたアイコン54の表示指示に応じて、アプリケーションの状態の更新に対応したアイコンを表示する。
このアプリケーションの種々の状態の更新に対応したアイコン54の画像データは、ステップS1以前にアプリケーションによってあらかじめウィンドウシステム51に登録しておくことが可能である。例えば、テレビ視聴アプリケーション50aは、音声を字幕で表示する場合、字幕の更新の通知を意味するテレビ型のアイコン54の画像データをあらかじめウィンドウシステム51に登録しておく。これにより、アイコン54の表示指示を行うたびに、テレビ視聴アプリケーション50aとウィンドウシステム51の間でアイコン54の画像データが交換されることによる負荷を軽減する。
なお、ウィンドウシステム51は、アイコン54の画像データおよびカーソル53の画像データと、アプリケーション50の画像データを重ね合わせることによって一枚のビットマップを合成している場合がある。その場合、ウィンドウシステム51が行うアイコン54およびカーソル53の描画処理には、それらの合成処理も含むものとする。
ステップS5において、ウィンドウシステム51は、所定時間が経過した後にアイコン表示ステップS4において表示されたアイコン54を消去する。これに伴い、カーネルおよびデバイスドライバ52は、表示処理装置33にアイコン54の消去を指示する。指示を受け付けた表示処理装置33は、表示装置39であるメインディスプレイ17の画面表示を更新してアイコン54を消去させる。例えば、ウィンドウシステム51は、図7のようにアクティブなアプリケーションである電子メールアプリケーション50bが管理を行うカーソル53付近に表示されたテレビ型のアイコン54を消去する。これにより、メインディスプレイ17上には、図5に示すように再びカーソル53が表示される。
以上でアイコン表示制御処理の説明を終了する。
次に、図6に示すアイコン表示制御処理の注視領域取得ステップS2において、ウィンドウシステム51が注視領域を取得するため、アクティブなアプリケーションによって予め行われる注視領域設定処理について説明する。
注視領域は、メインディスプレイ17において、アプリケーション50によって管理されるカーソルが表示されている領域に応じて決定される。例えば、図5の電子メールアプリケーション50bのメール編集画面におけるカーソル53が表示された文字入力領域や、Webブラウザアプリケーションの簡易ホームページ閲覧画面において反転表示された選択領域を注視領域とする。
図8は、アクティブなアプリケーションにより実行される注視領域設定処理を説明するフローチャートである。
この注視領域設定処理は、表示装置39としてのメインディスプレイ17におけるユーザが注視していると推測される領域である注視領域を、アクティブなアプリケーション(電子メールアプリケーション50b)の表示領域内から取得し、ウィンドウシステム51に設定する例を説明する。なお、電子メールアプリケーション50bは、送信予定の電子メールの編集を実行しており、電子メールの文字挿入位置を表示するカーソル53が表示されている。電子メールアプリケーション50bは、ユーザによってこのカーソル53が注視されていると推測して処理を実行する。
ステップS11において、CPU30は、カーソル53を移動させる入力を受け付けたか否かの判定を行う。カーソル53を移動させる入力は、入力処理装置32が操作キー14などの入力装置38を介して受け付けた後、CPU30に通知される。CPU30は、カーネルおよびデバイスドライバ52およびウィンドウシステム51に受け付けた入力を順次通知する。また、ウィンドウシステム51は、受け付けた入力をアクティブなアプリケーションに対して通知することで、アクティブなアプリケーションは入力を受け付ける。CPU30は、カーソルを移動させる入力を受け付けない場合、入力を受け付けるまで処理を待機する。
例えば、CPU30は、図5の電子メールアプリケーション50bにより表示されたカーソル53が、ユーザによって操作キー14の十字キーが右方向に押下されることによって、右方向に移動させる入力を受け付けたか否かの判定を行う。
入力指示受付判定ステップS11において、CPU30が入力を受け付けた場合、ステップS12において、アクティブなアプリケーションはカーネルおよびデバイスドライバ52、ウィンドウシステム51を順次介して受け付けた入力に基づき、カーソル53を移動させる描画指示をウィンドウシステム51に対して通知する。具体的には、アクティブなアプリケーションは、入力指示受付判定ステップS11において受け付けた入力に基づいて、カーソル53の位置を変更する。また、アクティブなアプリケーションは、ウィンドウシステム51に対して、更新前のカーソル53の位置を示す画像を消去して、更新後の文字挿入位置にカーソル53を表示する画像を構成し、更新が必要な表示領域の描画指示を通知する。
さらにウィンドウシステム51は、アクティブなアプリケーションから受け付けた描画指示に基づいて、カーネルおよびデバイスドライバ52、表示処理装置33を介して順次更新が必要な表示領域の描画処理の指示を通知する。表示処理装置33は、メインディスプレイ17などの表示装置39におけるアクティブなアプリケーションの表示領域の表示画像を更新する。
例えば、図5の電子メールアプリケーション50bは、カーソル53を右方向に移動させる指示を受け付けた場合、現在のカーソル53を示す画像を消去して、カーソル53が右方向に移動された画像を構成して、ウィンドウシステム51に対して更新が必要な表示領域の描画指示を通知する。
ステップS13において、アクティブなアプリケーションは、移動後のカーソル53のアクティブなアプリケーションの表示領域における座標を、注視領域としてウィンドウシステム51に設定する。例えば、図5の電子メールアプリケーション50bは、カーソル53が右方向に移動させた後の表示領域における座標を、注視領域としてウィンドウシステム51に設定する。
以上で注視領域設定処理の説明を終了する。
なお、アプリケーション50が管理を行うカーソルが存在する場合において実行される注視領域設定処理について説明したが、アプリケーション50が管理を行うカーソルが存在しない場合や、ユーザが注視していると推測される領域が特定しにくいアプリケーション50である場合には、例えばアプリケーション50の表示領域全体を注視領域としてウィンドウシステム51に設定する。例えば、カーソルが存在しないゲームアプリケーションのゲーム実行画面では表示領域全体を注視領域とする。
また、注視領域の設定は、必要に応じて適宜行われる。例えば、アプリケーション50が表示画面の構成を変更するたびに設定を行ってもよいし、所定時間毎に設定を行ってもよい。
図6のアイコン表示制御処理における注視領域取得ステップS2において、ウィンドウシステム51が注視領域を取得する方法として、図8の注視領域設定処理における注視領域設定ステップS13においてアクティブなアプリケーションにより設定された注視領域から取得する方法を適用して説明した。
これに対し、ウィンドウシステム51が自ら注視領域を推測して注視領域を取得することにより、アプリケーション50によって行われるアイコン54の注視領域設定処理を省略することが可能である。また、注視領域設定処理を実行する機能を備えていないアプリケーション50においても、ウィンドウシステム51が注視領域を取得する機能を提供することが可能である。
この注視領域取得処理は、ウィンドウシステム51が、アクティブなアプリケーションの表示領域における最新更新領域を注視領域とみなして取得する方法である。
例えば、ユーザが操作キー14を押下することによって、アプリケーション50の表示領域において何らかの更新が必要な領域が発生した場合、アプリケーション50の表示領域全体を常に更新して描画処理を行うことはアプリケーション50およびウィンドウシステム51にとって負荷が高い。このため、負荷軽減の目的から更新が必要な表示領域のみの描画処理を行い、更新が不要な表示領域については新たに描画処理を行わない方法が取られている。この注視領域取得処理は、ウィンドウシステム51によって更新された最新の領域をユーザが注視していると推測し、注視領域として取得する処理である。
図9は、CPU30の処理に基づいて実行されるウィンドウシステム51によって行われる注視領域取得処理を説明するフローチャートである。
ステップS21において、ウィンドウシステム51は、アクティブなアプリケーション50より描画指示を受け付けたか否かの判定を行う。描画指示は、アクティブなアプリケーションがカーネルおよびデバイスドライバ52、ウィンドウシステム51を順次介して受け付けた入力指示に基づき、アクティブなアプリケーションよりウィンドウシステム51が受け付けた描画指示が該当する。例えば、図5の電子メールアプリケーション50bが、カーソル53を右方向に移動させる指示を受け付けた場合、現在のカーソル53を示す画像を消去して、カーソル53が右方向に移動された画像を構成し、ウィンドウシステム51に対して更新が必要な表示領域の描画指示を受け付けたか否かの判定を行う。
なお、ウィンドウシステム51は、負荷軽減の目的から、アクティブなアプリケーションより更新が必要な表示領域のみの描画指示を受け付け、更新が不要な表示領域については新たに描画指示を受け付ける必要はない。
ウィンドウシステム51は描画指示を受け付けない場合、処理を待機する。
一方、ウィンドウシステム51は描画指示を受け付けた場合、ステップS22において、描画指示を受けた更新が必要な表示領域の描画処理を行う。例えば、ウィンドウシステム51は、アクティブなアプリケーションから更新前の位置に表示されたカーソル53の画像を消去して、カーソル53が右方向に移動された画像を構成する描画処理を行う。ウィンドウシステム51は、実行した描画処理によって構成された表示画像に基づいて、カーネルおよびデバイスドライバ52、表示処理装置33を介して順次更新が必要な表示領域の描画指示を通知する。表示処理装置33は、メインディスプレイ17などの表示装置39におけるアクティブなアプリケーションの表示領域の表示画像を更新する。
ステップS23において、ウィンドウシステム51は、アクティブなアプリケーションの表示領域において更新された表示領域の座標を、注視領域として保持する。例えば、図5のカーソル53が右方向に移動された場合、カーソル53が消去される移動前の表示位置から、右方向に移動した表示位置によって決定される領域の座標を注視領域として取得する。
以上で注視領域取得処理の説明を終了する。
図9の注視領域取得処理によりウィンドウシステム51によって取得された注視領域は、図6のアイコン表示制御処理における注視領域取得ステップS2において、ウィンドウシステム51によって参照される。これによりウィンドウシステム51は、注視領域を取得し、図6のアイコン制御処理における注視領域取得ステップS3以降の処理を実行可能とする。
次に、ウィンドウシステム51が自ら注視領域を推測して注視領域を取得することにより、アプリケーション50によって行われるアイコン54の他の注視領域取得処理を説明する。また、この注視領域取得処理を用いて取得された注視領域に基づき実行される他のアイコン表示制御処理について説明する。
この注視領域取得処理およびアイコン表示制御処理は、各アプリケーション50がそれぞれ管理するカーソルとは別に、ウィンドウシステム51が全てのアプリケーション50で共有するカーソルを管理するカーソル表示手段を備える場合に適用することができる。例えば、ブラウザなど主にカーソルによって表示領域の操作対象を選択するユーザインタフェースにおいて有効である。
図10は、CPU30の処理に基づいて実行されるウィンドウシステム51によって行われる他のアイコン表示制御処理を説明するフローチャートである。なお、図10のアイコン表示制御処理は、図7のアイコン表示制御処理とほぼ同様であるため、重複する処理についての詳細な説明は省略し、相違点のみ詳細に説明する。
表示指示受付判定ステップS31は、図6のアイコン表示制御処理における表示指示受付判定ステップS1とほぼ同様の処理が行われるため、説明を省略する。
ウィンドウシステム51はアイコンを表示する指示を受け付けたと判定した場合、ステップS32において、注視領域の取得を行う。
ここでウィンドウシステム51は、注視領域取得処理を実行する。ウィンドウシステム51は、ウィンドウシステム51によって管理される全てのアプリケーション50で共有するカーソルの表示領域を注視領域として取得する。この注視領域取得処理は、図8の注視領域設定処理で説明した、アプリケーション50が管理するカーソル53の表示領域をユーザが注視していると推測される領域である注視領域として取得する処理を、アプリケーション50に代わってウィンドウシステム51が実行するため、具体的な処理の説明を省略する。この時、ウィンドウシステム51は、カーソルがアクティブなアプリケーションの表示領域外に位置していても、カーソルの表示領域を注視領域として取得してもよい。
ステップS33において、ウィンドウシステム51は、所定のアイコン54を表示する表示領域を決定する。表示領域は、注視領域決定ステップS32においてウィンドウシステム51が取得した注視領域のほぼ中心部に、アイコン54のほぼ中心部が表示されるように決定される。つまり、カーソルの表示領域のほぼ中心部にアイコン54のほぼ中心部が表示されるように決定される。
ステップS34において、ウィンドウシステム51は、表示領域決定ステップS33において決定された表示領域に所定のアイコン54を表示する。この場合、ウィンドウシステム51は、ウィンドウシステム51が管理するカーソルを所定のアイコン54に変更する描画処理を行う。
ステップS35において、ウィンドウシステム51は、所定時間が経過した後にアイコン表示ステップS34において表示されたアイコン54を消去する。この場合、ウィンドウシステム51は、表示されたアイコン54をウィンドウシステム51が管理するカーソルに変更する描画処理を行う。以上で他のアイコン表示制御処理の説明を終了する。
この携帯電話機1によれば、ユーザが注視していると推測されるアクティブなアプリケーションの注視領域に、インアクティブなアプリケーションの状態の変更を通知するアイコン54を表示することで、ユーザは少ない視線移動で好適に状態の更新を認識することができる。
具体的には、ユーザは、アクティブなアプリケーションである電子メールアプリケーション50bのメール編集画面に注視したまま、インアクティブなアプリケーションであるテレビ視聴アプリケーション50aによって表示された字幕が更新されたことを好適に認識することができる。
また、アイコン54の描画処理はウィンドウシステム51によって実行されるため、アクティブなアプリケーションは注視領域を必要に応じて設定するのみでありアイコン54の描画処理そのものは行わない。このため、アクティブなアプリケーションが異なるアプリケーション50であってもウィンドウシステム51によって統括的に管理することができる。
さらに、アイコン54は所定時間が経過した後に自動的に消去されるため、アクティブなアプリケーションの表示領域が狭くなることによる支障も抑制することができる。
なお、本実施形態においては、アクティブなアプリケーションを電子メールアプリケーション50b、インアクティブなアプリケーションをテレビ視聴アプリケーション50aとして説明したが、これに限らずゲームアプリケーション、Webブラウザアプリケーションなどの他のアプリケーション50を適用することもできる。
また、インアクティブなアプリケーションの状態の更新に限らず、アクティブなアプリケーションや携帯電話機1に備えられた起動中のアプリケーション以外のアプリケーションの状態が更新された場合においても、この状態の変更をアクティブなアプリケーションの表示領域にアイコンを表示して通知することも可能である。
図11は、電子メールの受信をアイコンを表示して通知する場合の画面構成例を示す図であり、(A)は従来の電子メールの受信を通知する画面構成例を示す図、(B)は本実施形態における電子メールの受信を通知する画面構成例を示す図である。なお、上半分にインアクティブなアプリケーションとしてのテレビ視聴アプリケーション50a、下半分にアクティブなアプリケーションとしての電子メールアプリケーション50bが表示される。
従来、図11(A)に示すように、電子メールを受信したことを示すアイコン61をメインディスプレイ17の最上位行のピクト行60aに表示していた。しかし、このピクト行60aは、ユーザが注視していると推測されるアクティブなアプリケーションである電子メールアプリケーション50bから視線が離れているため、アイコン61を見落とす可能性があった。
これに対し本実施形態における携帯電話機1は、図11(B)に示すように、アクティブなアプリケーションである電子メールアプリケーション50bの表示領域に電子メールの受信を通知するアイコン54を表示するため、ユーザは電子メールを受信したことを即座に知ることができる。
また、本実施形態においては、ウィンドウシステム51により実現されるマルチウィンドウシステムを利用して複数のアプリケーション50が同時にメインディスプレイ17に表示される場合に適用して説明したが、一のアプリケーション50がメインディスプレイ17に表示された場合に適用してもよい。
図12は、一のアプリケーション50として表示される電子メールアプリケーション50bが、電子メールの受信をアイコンを表示して通知する場合の画面構成例を示す図であり、(A)は従来の電子メールの受信を通知する画面構成例を示す図、(B)は本実施形態における電子メールの受信を通知する画面構成例を示す図である。
従来、図12(A)に示すように、電子メールを受信したことを示すアイコン61をメインディスプレイ17の最上位行のピクト行60aに表示していた。しかし、このピクト行60aは、ユーザが注視していると推測されるアクティブなアプリケーション50から視線が離れているため、アイコン61を見落とす可能性があった。
これに対し本実施形態における携帯電話機1は、図12(B)に示すように、アクティブなアプリケーションである電子メールアプリケーション50bの表示領域に電子メールの受信を通知するアイコン54を表示するため、ユーザは電子メールを受信したことを即座に知ることができる。
図12(B)に示すように、メインディスプレイ17に表示されるアプリケーション50が一のアプリケーション50であっても、ユーザはメールを受信したことをすばやく知ることができる。
なお、本発明は、携帯電話機1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の電子機器にも適用することができる。
また、本実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る携帯端末装置に適用可能な携帯電話機の外観の構成を示す図。 本発明に係る携帯端末装置に適用可能な携帯電話機の他の外観の構成を示す図。 本発明に係る携帯端末装置に適用可能な携帯電話機の内部の構成を示すブロック図。 携帯電話機のCPUの制御に基づき実行されるソフトウェア構成の概略を示す図。 メインディスプレイにアプリケーションをマルチウィンドウシステムを利用して表示する場合の画面構成例を示す図。 ウィンドウシステムによって行われるアイコン表示制御処理を説明するフローチャート。 表示領域にアイコンを表示した場合の画面構成例を示す図。 アクティブなアプリケーションによって行われる注視領域設定処理を説明するフローチャート。 ウィンドウシステムによって行われる注視領域取得処理を説明するフローチャート。 ウィンドウシステムによって行われる他のアイコン表示制御処理を説明するフローチャート。 電子メールの受信をアイコンを表示して通知する場合の画面構成例を示す図であり、(A)は従来の電子メールの受信を通知する画面構成例を示す図、(B)は本実施形態における電子メールの受信を通知する画面構成例を示す図。 一の電子メールアプリケーションが表示されている場合の電子メールの受信をアイコンを表示して通知する場合の画面構成例を示す図であり、(A)は従来の電子メールの受信を通知する画面構成例を示す図、(B)は本実施形態における電子メールの受信を通知する画面構成例を示す図。
符号の説明
1 携帯電話機
11 ヒンジ部
12 第1の筐体
13 第2の筐体
14 操作キー
15 サイドキー
16 マイクロフォン
17 メインディスプレイ
18 レシーバ
19 サブディスプレイ
30 CPU
31 メモリ
32 入力処理装置
33 表示処理装置
34 音声処理装置
35 記録媒体
36 通信処理装置
36a アンテナ
37 テレビ視聴処理装置
37a アンテナ
38 入力装置
39 表示装置
40 音声出力装置
50 アプリケーション
50a テレビ視聴アプリケーション
50b 電子メールアプリケーション
51 ウィンドウシステム
52 カーネルおよびデバイスドライバ
53 カーソル
54 アイコン
60a ピクト行
60b ソフトキーの操作表示
61 アイコン

Claims (10)

  1. 少なくとも一のアプリケーションプログラムの実行に伴う表示画面を割り当てられた表示領域に表示する表示手段と、
    前記アプリケーションプログラムの状態が更新されたことを通知する更新通知手段と、
    前記表示手段の表示領域における操作者が注視していると推測される注視領域を取得する注視領域取得手段と、
    前記注視領域取得手段により取得された注視領域から、前記状態の更新の内容を示す画像が表示される前記画像表示領域を決定する画像表示領域決定手段と、
    前記更新通知手段により前記アプリケーションプログラムの状態の更新が通知された場合、通知された前記状態の更新の内容を示す画像データに基づく画像を前記画像表示領域に表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記注視領域取得手段は、前記注視領域を前記アプリケーションプログラムのうち、入力の受付が可能なアクティブな状態であるアプリケーションプログラムの実行に伴う表示画面が表示される表示領域において、前記アクティブな状態であるアプリケーションプログラムによって設定された注視領域より取得することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記アクティブな状態であるアプリケーションプログラムは、前記アクティブな状態であるアプリケーションプログラムの実行に伴う表示画面が表示される表示領域において管理するカーソルを備え、前記アクティブな状態のアプリケーションプログラムが管理する前記カーソルが表示された領域を前記注視領域として設定することを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 前記注視領域取得手段は、前記アクティブな状態であるアプリケーションプログラムの実行に伴う表示画面が表示される表示領域における最新更新領域を前記注視領域として取得することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  5. 前記アプリケーションプログラムに対して共有されるカーソルを管理するカーソル管理手段をさらに備え、
    前記注視領域取得手段は、前記カーソル管理手段により前記カーソルが表示された領域を前記注視領域として取得することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  6. 前記画像表示領域取得手段は、前記注視領域のほぼ中心部が前記画像のほぼ中心部となるように前記画像表示領域を決定することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  7. 前記アプリケーションプログラムは、前記状態の更新の内容を示す画像に係る画像データを前記表示制御手段にあらかじめ登録することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  8. 複数のアプリケーションプログラムを同時に動作させるウィンドウシステムを備えた携帯端末装置において、
    複数のアプリケーションプログラムが同時に動作する場合に、前記アプリケーションプログラムの実行に伴う表示画面を前記アプリケーションプログラムごとに異なる表示領域に表示する表示手段と、
    前記アプリケーションプログラムの状態が更新されたことを通知する更新通知手段と、
    前記表示手段の表示領域における操作者が注視していると推測される注視領域を取得する注視領域取得手段と、
    前記注視領域取得手段により取得された注視領域から、前記状態の更新の内容を示す画像が表示される前記画像表示領域を決定する画像表示領域決定手段と、
    前記更新通知手段により前記アプリケーションプログラムの状態が更新された場合、通知された前記状態の更新の内容を示す画像データに基づく画像を前記画像表示領域に表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  9. 前記更新通知手段は、前記アプリケーションプログラムにより実行させることを特徴とする請求項8記載の携帯端末装置。
  10. 前記注視領域取得手段、画像表示領域決定手段および表示制御手段は、前記ウィンドウシステムにより実行させることを特徴とする請求項8記載の携帯端末装置。
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