JP2009229725A - 電子透かし埋込装置および検出装置、電子透かし埋込方法および検出方法、ならびに電子透かし埋込プログラムおよび検出プログラム - Google Patents

電子透かし埋込装置および検出装置、電子透かし埋込方法および検出方法、ならびに電子透かし埋込プログラムおよび検出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009229725A
JP2009229725A JP2008074051A JP2008074051A JP2009229725A JP 2009229725 A JP2009229725 A JP 2009229725A JP 2008074051 A JP2008074051 A JP 2008074051A JP 2008074051 A JP2008074051 A JP 2008074051A JP 2009229725 A JP2009229725 A JP 2009229725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
watermark
verification
data
watermark data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008074051A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamada
浩之 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008074051A priority Critical patent/JP2009229725A/ja
Publication of JP2009229725A publication Critical patent/JP2009229725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】電子透かし埋め込み前のコンテンツを必要とせずに、完全性を高い精度で検証可能にすると共に、コンテンツの連続性を保証することが可能となる汎用性の高い電子透かし技術を得る。
【解決手段】電子透かし埋込装置は、コンテンツ分割処理11で動画像コンテンツをGOP単位に分割し、透かしデータ生成処理12で分割コンテンツNから生成した透かしデータNを透かしデータ埋込処理13で分割コンテンツN+1に埋め込む。透かしデータNを埋め込んだこの分割コンテンツN+1は、透かしデータ生成処置12で次の透かしデータN+1の生成に用いられる。コンテンツ結合処理14で全ての透かし埋込済分割コンテンツが結合され、電子透かしを埋め込んだ動画像コンテンツが生成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、動画像コンテンツに電子透かしを埋め込む電子透かし埋込装置、その方法およびそのプログラム、ならびにその電子透かしを検出して、完全性を検証する電子透かし検出装置、その方法およびそのプログラムに関するものである。
コンテンツの完全性を検証するために、ハッシュ関数によってコンテンツをもとに生成したダイジェスト(ハッシュ)を秘密鍵で暗号化するデジタル署名の技術が広く普及している。さらに、デジタル署名を透かしデータに用いて、コンテンツ自体に電子透かしとして埋め込む場合もある。
コンテンツに電子透かしを埋め込む場合、埋め込み前後でコンテンツが変化する。そのため、コンテンツから生成したデジタル署名と、そのデジタル署名を埋め込んで変化したコンテンツから生成したデジタル署名とは一致しない。従って、コンテンツに埋め込まれた透かしデータは、コンテンツ完全性検証のための検証用データとして役に立たず、完全性を検証できなかった。
この問題を回避するために、従来は、完全性検証能力が不完全であることを承知で、コンテンツを完全性検証対象部位と電子透かし埋め込み部位とに分離するか、電子透かし埋め込み前のコンテンツを、完全性検証用に別途参照していた。
また、特許文献1には、特定の部位を電子透かしの埋込部位とするアルゴリズムによって、電子透かし生成用の部位を用いて生成した電子透かしを電子透かし生成に用いない埋込部位全体に埋め込む電子透かし埋め込み方式が開示されている。
特開2005−318068号公報
従来の電子透かし埋込装置および検出装置は以上のように構成されているので、完全性検証のために電子透かし埋め込み前のコンテンツが必要となるという課題があった。また、電子透かしの埋込部位を特定するアルゴリズムを用いるために、埋込部位が特定されてしまい汎用性が低いという課題があった。さらに、動画像等の大きなサイズのコンテンツでは、フレーム間の連続性を検証できないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、電子透かし埋め込み前のコンテンツを必要とせずに、完全性を高い精度で検証可能にすると共に、コンテンツの連続性を保証することが可能となる汎用性の高い電子透かし技術を得ることを目的とする。
この発明に係る電子透かし埋込装置は、電子透かしの生成対象コンテンツから透かしデータを生成する透かしデータ生成部と、電子透かしの生成対象コンテンツとは異なるコンテンツを埋込対象として、透かしデータ生成部で生成された透かしデータを埋め込んで、電子透かし埋込済コンテンツを生成する透かしデータ埋込部とを備え、透かしデータ生成部は、透かしデータ埋込部で生成された電子透かし埋込済コンテンツを、逐次新たな電子透かしの生成対象コンテンツとして透かしデータを生成し、透かしデータ埋込部は、電子透かしの生成対象コンテンツとは異なるコンテンツを新たな埋込対象として透かしデータを埋め込んで、電子透かし埋込済コンテンツを生成するようにしたものである。
また、この発明に係る電子透かし検出装置は、検証対象コンテンツを入力し、この検証対象コンテンツを検証するための検証データを生成する検証データ生成部と、検証対象コンテンツとは異なるコンテンツに埋め込まれた、検証対象コンテンツの検証に使用する透かしデータを検出する透かしデータ検出部と、検証データ生成部で生成した検証データと透かしデータ検出部で検出した透かしデータとを照合して検証結果を出力する透かしデータ検証部とを備えるようにしたものである。
この発明によれば、電子透かしを埋め込む場合は電子透かしの生成対象コンテンツから透かしデータを生成し、電子透かしの生成対象コンテンツとは異なるコンテンツを埋込対象として、生成された透かしデータを埋め込んで、電子透かし埋込済コンテンツを生成し、さらに、生成された電子透かし埋込済コンテンツを、逐次新たな電子透かしの生成対象コンテンツとして透かしデータを生成するようにし、電子透かしを検出する場合は検証対象コンテンツを入力してこの検証対象コンテンツを検証するための検証データを生成すると共に、この検証対象コンテンツとは異なるコンテンツに埋め込まれた、検証対象コンテンツの検証に使用する透かしデータを検出して、検証データと透かしデータとを照合して検証結果を出力するようにしたので、電子透かし埋め込み前のコンテンツを必要とせずに、完全性を高い精度で検証可能にすると共に、コンテンツの連続性を保証することが可能となる汎用性の高い電子透かし技術を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電子透かし埋込装置の処理の概要を示す説明図である。また、図2は、この発明の実施の形態1に係る電子透かし埋込装置の構成を示すブロック図である。
図2に示す電子透かし埋込装置は、動画像コンテンツを時系列順にGOP(Group Of Picture)単位で分割するコンテンツ分割部1、分割コンテンツから透かしデータを生成する透かしデータ生成部2、透かしデータをその透かしデータを生成した分割コンテンツの後に分割された分割コンテンツに埋め込む透かしデータ埋込部3、透かしデータを埋め込んだ分割コンテンツを時系列順に結合するコンテンツ結合部4から構成される。
本実施の形態では、電子透かし埋込装置が、動画像コンテンツにMPEG圧縮されたデジタル動画ファイルを用いて、動画像コンテンツの完全性を検証するための透かしデータを埋め込むこととする。なお、この電子透かし埋込装置は、ダイジェストを暗号化するための秘密鍵を有する。
図2に示すコンテンツ分割部1は、図1に示すコンテンツ分割処理11を行う。コンテンツ分割部1が、電子透かしの埋め込み対象となるデジタル動画ファイルをGOP毎に分割して、n−1個の分割コンテンツを生成する。そして、コンテンツ分割部1は分割処理の最後に分割コンテンツのダミーのGOPコンテンツを生成して、n個目の分割コンテンツとする。即ち、コンテンツ分割部1は、時系列データである動画像コンテンツがn−1個のGOPで構成されている場合に、n−1個のGOP単位の分割コンテンツ(以下、GOPデータ)と1個のダミーGOPデータとからなる合計n個のGOPデータをそれぞれ分割コンテンツとして生成する。
コンテンツ分割部1は、透かしデータ埋込部3へ、時系列順に分割した分割コンテンツN(N=1〜n)を順番に出力する。ただし、最初に分割したN=1の分割コンテンツは、例外的に透かしデータ生成部2およびコンテンツ結合部4へ出力される。
図2に示す透かしデータ生成部2は、図1に示す透かしデータ生成処理12をn−1回行う。N回目の透かしデータ生成処理12では、コンテンツ分割処理11で分割された分割コンテンツNを用いて生成された透かし埋込済分割コンテンツNから、透かしデータNが生成される(その詳細は後述する)。透かしデータNは透かし検出装置が分割コンテンツNの完全性を検証するための検証データとなる。具体的には、透かしデータ生成部2がハッシュ関数によってGOPデータのダイジェストを算出し、そのダイジェストを秘密鍵を用いて所定の署名生成アルゴリズムで変換してデジタル署名にすることにより、そのGOPデータの内容に基づく透かしデータを生成する。
透かしデータ生成部2は、生成した透かしデータN(N=1〜n−1)を透かしデータ埋込部3へ出力する。
図2に示す透かしデータ埋込部3は、図1に示す透かしデータ埋込処理13をn−1回行う。N回目の透かしデータ埋込処理13では、透かしデータ生成処理12で生成された透かしデータNを、コンテンツ分割処理11で分割された分割コンテンツN+1に所定の埋込アルゴリズムによって埋め込み、透かし埋込済分割コンテンツN+1を生成する。具体的には、透かしデータ生成部2が1つ前に分割されたGOPデータを用いて生成した透かしデータを、透かしデータ埋込部3が電子透かしとして埋め込み、透かし埋込済GOPデータを生成する。
透かしデータ埋込部3は、生成した透かし埋込済分割コンテンツN(N=2〜n)をコンテンツ結合部4へ出力すると共に、その透かし埋込済分割コンテンツN(N=2〜n−1)を透かしデータ生成部2へ出力する。
透かし埋込済分割コンテンツN(N=2〜n−1)が透かしデータ埋込部3から透かしデータ生成部2へ入力されると、透かしデータ生成部2は、その透かし埋込済分割コンテンツNから透かしデータNを生成し、透かしデータ埋込部3へ出力する。その透かしデータNは、透かしデータ埋込部3によって、次の分割コンテンツN+1に埋め込まれる。
透かしデータ生成処理12と透かしデータ埋込処理13は、電子透かし生成対象となる分割コンテンツおよび埋め込み対象となる分割コンテンツが存在する限り、透かしデータの生成および埋め込みを続け、n個目の分割コンテンツであるダミーGOPデータに透かしデータN(N=n−1)を埋め込む処理を行い、n−1個の電子透かし埋込済分割コンテンツN(N=2〜n)を生成する。
図2に示すコンテンツ結合部4は、図1に示すコンテンツ結合処理14を行う。コンテンツ結合処理14では、コンテンツ分割処理11で分割された分割コンテンツN(N=1)と透かしデータ埋込処理13で順次生成された透かし埋込済分割コンテンツ(N=2〜n)を結合し、透かし埋込済のデジタル動画ファイルにする。具体的には、電子透かしが埋め込まれていない1個目のGOPデータと、電子透かしの埋め込まれた2個目からn−1個目までのn−2個のGOPデータと、電子透かしの埋め込まれたダミーGOPデータであるn個目のGOPデータとからなる計n個のGOPデータを結合して、電子透かしの埋め込まれた1つの動画像コンテンツを生成する。
次に、図1に示す電子透かし埋込装置の処理の流れを、図3に示すフローチャートに対応付けて説明する。図3は、この発明の実施の形態1に係る電子透かし埋込装置の動作を示すフローチャートである。ステップST1において、動画像コンテンツがコンテンツ分割処理11で時系列にそってGOP単位で分割される。また、最後にダミーの分割コンテンツN(N=n)が生成される。
最初に分割された分割コンテンツN(N=1)は電子透かし生成対象コンテンツであり(ステップST2“Yes”)、次に分割された分割コンテンツN(N=2)が電子透かし埋め込み対象コンテンツであるので(ステップST3“Yes”)、処理はステップST4へ進み、N=1の透かしデータ生成処理12において透かしデータN(N=1)が生成される。
次いで処理はステップST5に進み、N=1の透かしデータ埋込処理13において、2番目の分割コンテンツN(N=2)に最初の透かしデータN(N=1)が埋め込まれる。
そして、処理は再びステップST2へ戻り、電子透かし生成対象コンテンツまたは電子透かし埋め込み対象コンテンツがなくなるまで、透かしデータの生成処理および埋め込み処理が繰り返し行われる。最後の分割コンテンツN(N=n)に、1つ前の分割コンテンツから算出された透かしデータが埋め込まれると、電子透かし生成対象コンテンツが存在しなくなるので(ステップST2“No”)、処理はステップST6へ進む。
ステップST6では、コンテンツ結合処理14において最初の分割コンテンツN(N=1)と透かし埋込済分割コンテンツN(N=2〜n)とが結合されて、透かし埋込済動画像コンテンツが生成される。このように、動画像コンテンツを分割し、順次前の分割コンテンツに対応する検証用データを電子透かしとして後の分割コンテンツに埋め込むことを繰り返し、最後の分割コンテンツをダミーコンテンツとすることで、ダミーコンテンツを除くコンテンツ全体を検証可能としつつ、そのコンテンツ自体に電子透かしを埋め込むことが可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、電子透かし埋込装置は、電子透かしの生成対象コンテンツである分割コンテンツNから透かしデータNを生成する透かしデータ生成部2と、電子透かしの生成対象とは異なる分割コンテンツを埋め込み対象として、透かしデータ生成部2で生成された透かしデータNを埋め込んで、透かし埋込済分割コンテンツN+1を生成する透かしデータ埋込部3とを備え、透かしデータ生成部2は透かしデータ埋込部3で生成された透かし埋込済分割コンテンツN+1を、逐次新たな電子透かしの生成対象コンテンツとして透かしデータを生成し、透かしデータ埋込部3は電子透かしの生成対象コンテンツとは異なる分割コンテンツを新たな埋込対象として透かしデータを埋め込んで、透かし埋込済分割コンテンツを生成するように構成した。そのため、コンテンツの連続性を保証すると共に、電子透かしの埋込部位が特性されない汎用性の高い電子透かし技術を得ることができる。
また、実施の形態1によれば、電子透かし埋込装置は、動画像コンテンツをGOP単位毎に分割して複数の分割コンテンツNを生成すると共に、分割コンテンツNの中にダミーコンテンツを付加するコンテンツ分割部1と、透かしデータ埋込部3で透かしデータを埋め込んだ複数の分割コンテンツNを結合して、透かし埋込済動画像コンテンツを生成するコンテンツ結合部4とを備えるようにした。そのため、ダミーコンテンツを除くコンテンツ全体を検証可能としつつ、そのコンテンツ自体に電子透かしを埋め込むことが可能となる。
なお、上記実施の形態1では、コンテンツ分割部1が最後にダミーGOPデータを付加する構成であったが、ダミーGOPデータを生成せず、単にGOP毎に分割する構成であってもよい。ただし、この構成の場合には、分割コンテンツN(N=n−1)を検証するための透かしデータN(N=n−1)を埋め込む電子透かし埋め込み対象コンテンツがないので、分割コンテンツN(N=n−1)を検証できない。従って、電子透かし埋込済動画ファイルを検証する際に完全性を検証できない。
また、コンテンツ分割部1による分割単位はGOP単位であったが、それに限定されるものではなく、複数GOP単位、フレーム単位、ブロック単位等でもよく、あるいは固定バイト数単位等であってもよい。さらに、事前に分割単位を固定せずに、コンテンツ分割部1が可変長の分割コンテンツを生成する構成であってもよい。ただし、この構成の場合には、対応するコンテンツ結合部4が分割コンテンツ長等の分割単位および分割位置を認識するために必要となる情報を、個々の分割コンテンツに対してヘッダとして付加する等の処理をコンテンツ分割部1が行う必要がある。
さらに、ライブ配信されるストリーミングデータ等のパケット単位、フレーム単位等の単位で逐次生成される動画像コンテンツをそれぞれ分割コンテンツとして用いる場合には、電子透かし埋込装置の構成からコンテンツ分割部1を取り去った構成にしてもよい。この構成の場合には、パケット単位等で生成された動画像コンテンツを分割コンテンツとみなして、コンテンツ分割部1を介さずに透かしデータ生成部2および透かしデータ埋込部3へ直接入力すればよい。
また、上記実施の形態1では、コンテンツ結合部4は、MPEG圧縮された動画ファイルをGOP毎に分割した分割コンテンツを結合する構成であった。しかし、上述してきたように電子透かし埋込装置が電子透かし埋め込み対象とするコンテンツの種類およびコンテンツ分割部1の分割方法は任意に構成可能であるため、コンテンツ結合部4もそれらの構成に対応させた構成であればよい。
実施の形態2.
本実施の形態2では、上記実施の形態1の電子透かし埋込装置で生成されたMPEG圧縮されたデジタル動画ファイルの完全性の検証を、検出した電子透かしとデジタル動画ファイルから算出した透かしデータとの照合により行う電子透かし検出装置について説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に係る電子透かし検出装置の処理の概要を示す説明図である。また、図5は、この発明の実施の形態2に係る電子透かし検出装置の構成を示すブロック図である。
図5に示す電子透かし検出装置は、電子透かしが埋め込まれていると考えられる動画像コンテンツを時系列順にGOP単位で分割するコンテンツ分割部5、透かし埋込済分割コンテンツから検証データを生成する検証データ生成部6、次の透かし埋込済分割コンテンツから透かしデータを生成する透かしデータ検出部7、検証データと透かしデータとを照合し、検証結果を出力する透かしデータ検証部8、検証結果を合わせて最終判断結果を生成する検証結果判断部9から構成される。なお、この電子透かし検出装置は、上記実施の形態1の電子透かし埋込装置が有する秘密鍵に対応した公開鍵を有する。
図5に示すコンテンツ分割部5は、図4に示すコンテンツ分割処理15を行う。コンテンツ分割部5が、透かしデータが埋め込まれていると考えられるMPEG圧縮されたデジタル動画ファイルをGOP毎に分割して、n個の透かし埋込済分割コンテンツを生成する。なお、n個目の透かし埋込済分割コンテンツは、上記実施の形態1のコンテンツ分割部1で付加されたダミーGOPデータに相当する。
コンテンツ分割部5は、検証データ生成部6および透かしデータ検出部7へ、時系列順に分割した透かし埋込済分割コンテンツN(N=2〜n−1)を順番に出力する。ただし、最初に分割された分割コンテンツN(N=1)は検証データ生成部6へ、および最後に分割された分割コンテンツN(N=n)は透かしデータ検出部7へ、それぞれ出力されるのみとする。
図5に示す検証データ生成部6は、図4に示す検証データ生成処理16をn−1回行う。N回目の検証データ生成処理16では、コンテンツ分割処理15で分割された透かし埋込済分割コンテンツNに対して、そのコンテンツに対応する検証データNが生成される。具体的には、検証データ生成部6がハッシュ関数を用いてGOPデータのダイジェストを算出し、それを検証データとして出力する。ダイジェスト算出のためのアルゴリズムは、ハッシュ関数に限定されるものではなく、上記実施の形態1の電子透かし埋込装置の透かしデータ生成部2で用いたアルゴリズムと同じであればよい。
検証データ生成部6は、生成した検証データN(N=1〜n−1)を透かしデータ検証部8へ出力する。
図5に示す透かしデータ検出部7は、図4に示す透かしデータ検出処理17をn−1回行う。N回目の透かしデータ検出処理17では、コンテンツ分割処理15で分割された透かし埋込済分割コンテンツN+1から電子透かしの検出が行われ、検出の結果得られたデータが透かしデータNとなる。透かしデータ検出処理17において行われる電子透かし検出のための検出アルゴリズムは、上記実施の形態1の電子透かし埋込装置の透かしデータ埋込部3における埋込アルゴリズムに対応するものを用いる。透かし埋込済分割コンテンツN+1に埋め込まれた透かしデータNの検出に成功すれば、その透かしデータNは1つ前の透かし埋込済分割コンテンツNのダイジェストに上記実施の形態1の電子透かし埋込装置が有する秘密鍵で署名した透かしデータと同じになる。つまり、透かしデータ検出部7が透かし埋込済分割コンテンツN+1から検出する透かしデータNは、上記実施の形態1の電子透かし埋込装置が分割コンテンツNから生成して分割コンテンツN+1へ埋め込んだ透かしデータNと同じである。
図5に示す透かしデータ検証部8は、図4に示す透かしデータ検証処理18をn−1回行う。N回目の透かしデータ検証処理18では、検証データ生成部16で生成された検証データNと透かしデータ検出処理17で生成された透かしデータNとを照合する。具体的には、電子透かし検出装置が有する公開鍵を用いて、検証データ生成部6が生成した検証データであるダイジェストと、透かしデータ検出部7が検出した透かしデータのデジタル署名部分とを署名認証アルゴリズムにより認証する。この署名認証に成功すれば、透かしデータ検証部8は透かし埋込済分割コンテンツの「完全性あり」という検証結果を出力する。失敗すれば、「完全性なし」という検証結果を出力する。署名認証アルゴリズムは、上記実施の形態1の電子透かし埋込装置の透かしデータ生成部2が用いる署名生成アルゴリズムに対応するものであればよい。
透かしデータ検証部8は、「完全性あり」または「完全性なし」を示す検証結果N(N=1〜n−1)を検証結果判断部9へ出力する。
図5に示す検証結果判断部9が、図4に示す検証結果判断処理19を行う。検証結果判断処理19では、透かしデータ検証処理18から順次出力された検証結果Nから、最終的な判断結果が生成される。具体的には、検証結果判断部9は、全ての検証結果Nが「完全性あり」の場合のみ電子透かしが埋め込まれた動画像コンテンツの「完全性が確認された」ことを示す最終判断結果を出力する。検証結果Nのうちの1つでも「完全性なし」を示す検証結果が含まれる場合には、検証結果判断部9は動画像コンテンツの「完全性が確認されなかった」ことを示す最終判断結果を出力する。
次に、図4に示す電子透かし検出装置の処理の流れを、図6に示すフローチャートに対応付けて説明する。図6は、この発明の実施の形態2に係る電子透かし検出装置の動作を示すフローチャートである。ステップST11において、電子透かしが埋め込まれた動画像コンテンツがコンテンツ分割処理15で時系列にそってGOP単位で分割される。
最初に分割された透かし埋込済分割コンテンツN(N=1)は電子透かしが埋め込まれていると考えられる検証対象コンテンツであり(ステップST12“Yes”)、次に分割された透かし埋込済分割コンテンツN(N=2)は上記実施の形態1の電子透かし埋込装置によって検証のための透かしデータが埋め込まれた透かしデータ埋込済コンテンツであるので(ステップST13“Yes”)、処理はステップST14へ進み、N=1の検証データ生成処理16においてダイジェスト算出により検証データN(N=1)が生成される。
次いで処理はステップST15に進み、N=1の透かしデータ検出処理17において、2番目の透かし埋込済分割コンテンツN(N=2)に埋め込まれている、最初の透かし埋込済分割コンテンツN(N=1)の完全性を検証するための透かしデータN(N=1)が検出される。
ステップST16では、N=1の透かしデータ検証処理18において、ステップST14で生成された検証データN(N=1)とステップST15で検出された透かしデータN(N=1)とが公開鍵を用いて認証され、その検証結果N(N=1)が出力される。
そして、処理は再びステップST12へ戻り、検証対象となる透かし埋込済分割コンテンツまたはそのコンテンツを認証するための透かしデータが埋め込まれた埋込済分割コンテンツがなくなるまで、ステップST14〜ステップST16の処理が繰り返し行われる。ダミーGOPデータである透かし埋込済分割コンテンツN(N=n)を含み、全GOPデータn個からなる動画像コンテンツを完全性検証対象とする場合、n個目のダミーGOPデータを検証する透かしデータが埋め込まれたGOPデータ(n+1個目)が存在しないので(ステップST13“No”)、処理はステップST17へ進む。なお、ダミーGOPデータは検証対象である動画像コンテンツとは関係のない内容であるため、完全性を検証する必要がない。
ステップST17では、検証結果判断処理19において、全ての検証結果N(N=1〜n−1)を用いて、動画像コンテンツの完全性が判定される。
以上のように、実施の形態2によれば、電子透かし検出装置は、検証対象コンテンツである透かし埋込済分割コンテンツNを入力し、透かし埋込済分割コンテンツNを検証するための検証データNを生成する検証データ生成部6と、透かし埋込済分割コンテンツN+1に埋め込まれた、透かし埋込済分割コンテンツNから生成された透かしデータNを検出する透かしデータ検出部7と、検証データ生成部6で生成した検証データNと透かしデータ検出部7で検出した透かしデータNとを照合して検証結果Nを出力する透かしデータ検証部8とを備えるように構成した。そのため、電子透かし埋め込み前のコンテンツを必要とせず、かつ、コンテンツの連続性を保証することが可能となる汎用性の高い電子透かし技術を得ることが可能となる。
また、実施の形態2によれば、電子透かし検出装置は、透かし埋込済動画像コンテンツをGOP単位毎に分割して複数の透かし埋込済分割コンテンツNを生成するコンテンツ分割部5と、透かしデータ検証部8が出力した各透かし埋込済分割コンテンツNの検証結果Nを用いて、透かし埋込済動画像コンテンツの完全性を検証する検証結果判断部9を備えるように構成した。そのため、電子透かし埋め込み前のコンテンツを必要とせずに、完全性を高い精度で検証することが可能となる。
なお、上記実施の形態2では、検証データ生成部6、透かしデータ検出部7および透かしデータ検証部8によるループ処理(図6に示すステップST12〜ステップST16)において、処理すべきコンテンツが存在するか否かの条件分岐(ステップST12およびステップST13)をループ処理を続けるか打ち切るかの判断基準とする構成であった。しかし、その他の構成であってもよく、例えば透かし埋込済コンテンツの完全性の検証のみが重要な場合には、ステップST16において透かしデータ検証部8による検証結果が「完全性なし」となった時点で、処理をステップST17へ進めて検証結果判断部9が「完全性が確認されなかった」ことを示す最終判断結果を出力して処理を終了する構成であってもよい。この構成の場合には、「完全性なし」の検証結果出力以降の透かし埋込済分割コンテンツについてはその完全性を検証せずに処理を終了するため、完全性検証処理の高速化を図ることができる。
また、上記実施の形態2では、検証結果判断部9は、全ての検証結果N(N=1〜n−1)が「完全性あり」を示す場合のみを「完全性が確認された」とし、それ以外の場合には「完全性が確認されなかった」とする最終判断結果を出力する構成であったが、その他の構成であってもよい。例えば、1000のGOPデータからなる電子透かし埋込済のMPEG圧縮された動画ファイルを検証対象にした場合に、透かし埋込済分割コンテンツN(N=1〜1000;N=1000はダミーGOPデータ)に対して、透かしデータ検証部8が出力した検証結果N(N=1〜300,302〜999)は「完全性あり」を示し、N=301の検証結果のみ「完全性なし」を示したとする。即ち、この動画ファイルは1番目から300番目および302番目から999番目までのGOPデータについては完全性があることが検証結果から判明し、それらの連続性が保証されたことになる。従って、301番目のGOPデータがそこに埋め込まれた透かしデータが失われない程度に編集されたのか、301番目のGOPデータまでの動画と302番目のGOPデータ以降の動画はもともと別動画ファイルであって編集により結合されたのか、あるいは301番目のGOPデータと302番目のGOPデータの間にあったGOPデータからなる動画ファイルが削除されたのか等、検証対象の動画ファイルがどのように改ざんされたか、ある程度の推定が可能となる。このように、改ざんされたGOPデータと改ざんに関する推定内容とを検証結果判断部9が最終判断結果に含めて出力する構成であってもよい。
この構成の場合に、透かしデータに時刻等の情報が付加されていると、動画ファイルの一部が改ざんされたのか、まったく別の動画ファイルをつなぎ合わせた改ざんなのか等、改ざん内容について判断する材料になり、検証結果判断部9はさらに詳細かつ有用な最終判断結果を出力することが可能となる。
なお、上記実施の形態1および実施の形態2では、電子透かし埋込装置および電子透かし検出装置はMPEG圧縮された動画ファイルを対象コンテンツにしたが、対象にするコンテンツが電子透かし埋込装置と電子透かし検出装置とで対応していれば、その他の形式の動画ファイル、音声ファイル、テキストファイル、静止画像ファイル等、様々な形態のコンテンツを対象にして構わない。また、ファイルに限らず、逐次生成されるネットワークパケットデータ、ライブ配信される映像ストリーミングデータ等、あらゆるデータを対象コンテンツとして扱うこともできる。
また、上記実施の形態1では、透かしデータ生成部2は、分割コンテンツのダイジェストを算出し、電子透かし埋込装置が有する秘密鍵を用いてデジタル署名することにより、その分割コンテンツに対応した透かしデータを生成する構成であったが、これに限定するものではなく、任意の方法で透かしデータを生成する構成であってもよい。例えば、動画像コンテンツが生成された時刻、場所等の情報をダイジェストに付加したデータを用いて、秘密鍵によるデジタル署名を施した透かしデータを生成する構成であってもよい。このような構成の場合には、上記実施の形態2の検証データ生成部6、透かしデータ検出部7および透かしデータ検証部8を電子透かし埋込装置に対応させた構成にすればよい。例えば検証データ生成部6の検証データおよび透かしデータ検出部7の透かしデータを用いて、透かしデータ検証部8は公開鍵を用いたデジタル署名認証に加えて、付加された時刻、場所等の情報のデータも合わせて照合し、検証結果として出力する。
または、電子透かし埋込装置の透かしデータ生成部2がデジタル署名を施さずに、ダイジェストをそのまま透かしデータに用いる構成であってもよい。電子透かし検出装置はこの構成に対応して、透かしデータ検証部8がデジタル署名の署名認証アルゴリズムを用いず、単に検証データ生成部6が生成したダイジェストである検証データと、透かしデータ検出部7が検出した電子透かし埋込装置によって埋め込まれたダイジェストである透かしデータとを比較し、一致するか否かの結果のみを検証結果として出力する構成にすればよい。この構成の場合には、電子透かしを検証する際に暗号学的安全性を根拠とした完全性検証は不可能となるが、悪意によらない動画像コンテンツの変化を検証することは可能である。
さらに、電子透かし埋込装置の透かしデータ生成部2が、ダイジェストの生成およびデジタル署名の方法として存在する様々なアルゴリズムのうちのどのアルゴリズムを用いる構成であってもよい。また、透かしデータ生成のアルゴリズムを公開せずに秘匿するのであれば、透かしデータ生成部2はダイジェストまたはデジタル署名を用いず簡単な計算によって透かしデータを生成する構成であっても、それなりの検証能力を与えることができる。電子透かし検出装置は電子透かし埋込装置の構成に対応して、検証データ生成部6、透かしデータ検出部7および透かしデータ検証部8がそれぞれ対応する方法によって検証データまたは透かしデータを検出すればよい。
さらに、電子透かし埋込装置の透かしデータ生成部2が、ダイジェストまたはデジタル署名を、誤り訂正符号、誤り検出符号またはその両方により冗長化して透かしデータを生成する構成であってもよい。電子透かし検出装置はこの構成に対応して、透かしデータ検出部7が透かしデータに対して誤り訂正を行った上で、その透かしデータを用いて透かしデータ検証部8が検証を行う構成にすればよい。さらに、透かしデータ検出部7が誤り検出を行って透かしデータに誤りを検出した場合には、透かしデータ検証部8が検証をすることなく直ちに「完全性なし」を示す検証結果を出力する構成であってもよい。このような構成の場合には、電子透かし検出時の検出精度を高めることができる。
また、上記実施の形態1では、透かしデータ埋込部3は、分割コンテンツに対し、その前に分割された分割コンテンツから生成された透かしデータを電子透かしとして埋め込む構成であったが、その埋込アルゴリズムは任意のアルゴリズムを用いればよい。通常、電子透かしへの攻撃に対する耐性を持たせるために、電子透かし埋込アルゴリズムは公開せず秘匿するが、透かしデータ埋込部3が鍵を使用する公開アルゴリズムによる電子透かし埋め込みを行う構成であってもよい。この構成の場合には、電子透かし検出装置の透かしデータ検出部7が対応する検出アルゴリズムを用いればよい。
なお、上記実施の形態1および実施の形態2のコンテンツ分割部1,5、透かしデータ生成部2、透かしデータ埋込部3、コンテンツ結合部4、検証データ生成部6、透かしデータ検出部7、透かしデータ検証部8および検証結果判断部9の各部をソフトウエアで構成し、即ちコンテンツ分割手段、透かしデータ生成手段、透かしデータ埋込手段、コンテンツ結合手段、検証データ生成手段、透かしデータ検出手段、透かしデータ検証手段および検証結果判断手段から構成された電子透かし埋込プログラムおよび電子透かし検出プログラムとしてもよい。
この発明の実施の形態1に係る電子透かし埋込装置の処理の概要を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る電子透かし埋込装置の構成を示すブロック図である この発明の実施の形態1に係る電子透かし埋込装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る電子透かし検出装置の処理の概要を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る電子透かし検出装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る電子透かし検出装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1,5 コンテンツ分割部、2 透かしデータ生成部、3 透かしデータ埋込部、4 コンテンツ結合部、6 検証データ生成部、7 透かしデータ検出部、8 透かしデータ検証部、9 検証結果判断部、11 コンテンツ分割処理、12 透かしデータ生成処理、13 透かしデータ埋込処理、14 コンテンツ結合処理、15 コンテンツ分割処理、16 検証データ生成処理、17 透かしデータ検出処理、18 透かしデータ検証処理、19 検証結果判断処理。

Claims (15)

  1. 電子透かしの生成対象コンテンツから透かしデータを生成する透かしデータ生成部と、
    前記電子透かしの生成対象コンテンツとは異なるコンテンツを埋込対象として、前記透かしデータ生成部で生成された透かしデータを埋め込んで、電子透かし埋込済コンテンツを生成する透かしデータ埋込部とを備え、
    前記透かしデータ生成部は、前記透かしデータ埋込部で生成された電子透かし埋込済コンテンツを、逐次新たな電子透かしの生成対象コンテンツとして透かしデータを生成し、
    前記透かしデータ埋込部は、当該電子透かしの生成対象コンテンツとは異なるコンテンツを新たな埋込対象として前記透かしデータを埋め込んで、電子透かし埋込済コンテンツを生成する電子透かし埋込装置。
  2. 処理対象のコンテンツを連続した複数の分割コンテンツに分割するコンテンツ分割部と、
    複数の分割コンテンツを結合するコンテンツ結合部とを備え、
    透かしデータ生成部および透かしデータ埋込部は、
    前記コンテンツ分割部で分割された連続する複数の分割コンテンツに対し、前段の分割コンテンツを電子透かしの生成対象コンテンツとし、これに後続する分割コンテンツを前記電子透かしの生成対象コンテンツから生成された透かしデータの埋込対象として、透かしデータおよび電子透かし埋込済コンテンツを順次生成し、
    前記コンテンツ結合部は、前記透かしデータ埋込部により生成された複数の電子透かし埋込済コンテンツを含む分割コンテンツを結合して、前記処理対象のコンテンツについての電子透かし埋込済コンテンツを生成することを特徴とする請求項1記載の電子透かし埋込装置。
  3. コンテンツ分割部は、処理対象のコンテンツを分割した連続する複数の分割コンテンツ中にダミーコンテンツを含めることを特徴とする請求項2記載の電子透かし埋込装置。
  4. 検証対象コンテンツを入力し、当該検証対象コンテンツを検証するための検証データを生成する検証データ生成部と、
    前記検証対象コンテンツとは異なるコンテンツに埋め込まれた、前記検証対象コンテンツの検証に使用する透かしデータを検出する透かしデータ検出部と、
    前記検証データ生成部で生成した検証データと前記透かしデータ検出部で検出した透かしデータとを照合して検証結果を出力する透かしデータ検証部とを備えた電子透かし検出装置。
  5. 前段の分割コンテンツを電子透かしの生成対象コンテンツとし、これに後続する分割コンテンツを前記電子透かしの生成対象コンテンツから生成された透かしデータの埋込対象とした連続する複数の分割コンテンツを結合してなる処理対象のコンテンツを入力し、当該処理対象のコンテンツを前記複数の分割コンテンツに分割するコンテンツ分割部と、
    前記複数の分割コンテンツの検証結果を用いて、前記処理対象のコンテンツを検証する検証結果判断部とを備え、
    検証データ生成部は、前記コンテンツ分割部により分割された前記複数の分割コンテンツを検証対象コンテンツとして入力して検証データを順次生成し、
    透かしデータ検証部は、前記検証データ生成部で生成した検証データと前記透かしデータ検出部で検出した透かしデータとを照合して検証結果を順次出力し、
    前記検証結果判断部は、前記透かしデータ検証部から順次入力した複数の検証結果を用いて、前記処理対象のコンテンツを検証することを特徴とする請求項4記載の電子透かし検出装置。
  6. 電子透かしの生成対象コンテンツから透かしデータを生成する透かしデータ生成ステップと、
    前記電子透かしの生成対象コンテンツとは異なるコンテンツを埋込対象として、前記透かしデータ生成ステップで生成された透かしデータを埋め込んで、電子透かし埋込済コンテンツを生成する透かしデータ埋込ステップとを備え、
    前記透かしデータ生成ステップは、前記透かしデータ埋込ステップで生成された電子透かし埋込済コンテンツを、逐次新たな電子透かしの生成対象コンテンツとして透かしデータを生成し、
    前記透かしデータ埋込ステップは、当該電子透かしの生成対象コンテンツとは異なるコンテンツを新たな埋込対象として前記透かしデータを埋め込んで、電子透かし埋込済コンテンツを生成する電子透かし埋込方法。
  7. 処理対象のコンテンツを連続した複数の分割コンテンツに分割するコンテンツ分割ステップと、
    複数の分割コンテンツを結合するコンテンツ結合ステップとを備え、
    透かしデータ生成ステップおよび透かしデータ埋込ステップは、
    前記コンテンツ分割ステップで分割された連続する複数の分割コンテンツに対し、前段の分割コンテンツを電子透かしの生成対象コンテンツとし、これに後続する分割コンテンツを前記電子透かしの生成対象コンテンツから生成された透かしデータの埋込対象として、透かしデータおよび電子透かし埋込済コンテンツを順次生成し、
    前記コンテンツ結合ステップは、前記透かしデータ埋込ステップにより生成された複数の電子透かし埋込済コンテンツを含む分割コンテンツを結合して、前記処理対象のコンテンツについての電子透かし埋込済コンテンツを生成することを特徴とする請求項6記載の電子透かし埋込方法。
  8. コンテンツ分割ステップは、処理対象のコンテンツを分割した連続する複数の分割コンテンツ中にダミーコンテンツを含めることを特徴とする請求項7記載の電子透かし埋込方法。
  9. 検証対象コンテンツを入力し、当該検証対象コンテンツを検証するための検証データを生成する検証データ生成ステップと、
    前記検証対象コンテンツとは異なるコンテンツに埋め込まれた、前記検証対象コンテンツの検証に使用する透かしデータを検出する透かしデータ検出ステップと、
    前記検証データ生成ステップで生成した検証データと前記透かしデータ検出ステップで検出した透かしデータとを照合して検証結果を出力する透かしデータ検証ステップとを備えた電子透かし検出方法。
  10. 前段の分割コンテンツを電子透かしの生成対象コンテンツとし、これに後続する分割コンテンツを前記電子透かしの生成対象コンテンツから生成された透かしデータの埋込対象とした連続する複数の分割コンテンツを結合してなる処理対象のコンテンツを入力し、当該処理対象のコンテンツを前記複数の分割コンテンツに分割するコンテンツ分割ステップと、
    前記複数の分割コンテンツの検証結果を用いて、前記処理対象のコンテンツを検証する検証結果判断ステップとを備え、
    検証データ生成ステップは、前記コンテンツ分割ステップにより分割された前記複数の分割コンテンツを検証対象コンテンツとして入力して検証データを順次生成し、
    透かしデータ検証ステップは、前記検証データ生成ステップで生成した検証データと前記透かしデータ検出ステップで検出した透かしデータとを照合して検証結果を順次出力し、
    前記検証結果判断ステップは、前記透かしデータ検証ステップから順次入力した複数の検証結果を用いて、前記処理対象のコンテンツを検証することを特徴とする請求項9記載の電子透かし検出方法。
  11. コンピュータを、電子透かしの生成対象コンテンツから透かしデータを生成する透かしデータ生成手段と、
    前記電子透かしの生成対象コンテンツとは異なるコンテンツを埋込対象として、前記透かしデータ生成手段で生成された透かしデータを埋め込んで、電子透かし埋込済コンテンツを生成する透かしデータ埋込手段として機能させるための電子透かし埋込プログラムであって、
    前記透かしデータ生成手段は、前記透かしデータ埋込手段で生成された電子透かし埋込済コンテンツを、逐次新たな電子透かしの生成対象コンテンツとして透かしデータを生成し、
    前記透かしデータ埋込手段は、当該電子透かしの生成対象コンテンツとは異なるコンテンツを新たな埋込対象として前記透かしデータを埋め込んで、電子透かし埋込済コンテンツを生成する電子透かし埋込プログラム。
  12. コンピュータを、処理対象のコンテンツを連続した複数の分割コンテンツに分割するコンテンツ分割手段と、
    複数の分割コンテンツを結合するコンテンツ結合手段として機能させるための電子透かし埋込プログラムであって、
    透かしデータ生成手段および透かしデータ埋込手段は、
    前記コンテンツ分割手段で分割された連続する複数の分割コンテンツに対し、前段の分割コンテンツを電子透かしの生成対象コンテンツとし、これに後続する分割コンテンツを前記電子透かしの生成対象コンテンツから生成された透かしデータの埋込対象として、透かしデータおよび電子透かし埋込済コンテンツを順次生成し、
    前記コンテンツ結合手段は、前記透かしデータ埋込手段により生成された複数の電子透かし埋込済コンテンツを含む分割コンテンツを結合して、前記処理対象のコンテンツについての電子透かし埋込済コンテンツを生成することを特徴とする請求項11記載の電子透かし埋込プログラム。
  13. コンテンツ分割手段は、処理対象のコンテンツを分割した連続する複数の分割コンテンツ中にダミーコンテンツを含めることを特徴とする請求項12記載の電子透かし埋込プログラム。
  14. コンピュータを、検証対象コンテンツを入力し、当該検証対象コンテンツを検証するための検証データを生成する検証データ生成手段と、
    前記検証対象コンテンツとは異なるコンテンツに埋め込まれた、前記検証対象コンテンツの検証に使用する透かしデータを検出する透かしデータ検出手段と、
    前記検証データ生成手段で生成した検証データと前記透かしデータ検出手段で検出した透かしデータとを照合して検証結果を出力する透かしデータ検証手段として機能させるための電子透かし検出プログラム。
  15. コンピュータを、前段の分割コンテンツを電子透かしの生成対象コンテンツとし、これに後続する分割コンテンツを前記電子透かしの生成対象コンテンツから生成された透かしデータの埋込対象とした連続する複数の分割コンテンツを結合してなる処理対象のコンテンツを入力し、当該処理対象のコンテンツを前記複数の分割コンテンツに分割するコンテンツ分割手段と、
    前記複数の分割コンテンツの検証結果を用いて、前記処理対象のコンテンツを検証する検証結果判断手段として機能させるための電子透かし検出プログラムであって、
    検証データ生成手段は、前記コンテンツ分割手段により分割された前記複数の分割コンテンツを検証対象コンテンツとして入力して検証データを順次生成し、
    透かしデータ検証手段は、前記検証データ生成手段で生成した検証データと前記透かしデータ検出手段で検出した透かしデータとを照合して検証結果を順次出力し、
    前記検証結果判断手段は、前記透かしデータ検証手段から順次入力した複数の検証結果を用いて、前記処理対象のコンテンツを検証することを特徴とする請求項14記載の電子透かし検出プログラム。
JP2008074051A 2008-03-21 2008-03-21 電子透かし埋込装置および検出装置、電子透かし埋込方法および検出方法、ならびに電子透かし埋込プログラムおよび検出プログラム Pending JP2009229725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008074051A JP2009229725A (ja) 2008-03-21 2008-03-21 電子透かし埋込装置および検出装置、電子透かし埋込方法および検出方法、ならびに電子透かし埋込プログラムおよび検出プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008074051A JP2009229725A (ja) 2008-03-21 2008-03-21 電子透かし埋込装置および検出装置、電子透かし埋込方法および検出方法、ならびに電子透かし埋込プログラムおよび検出プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009229725A true JP2009229725A (ja) 2009-10-08

Family

ID=41245209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008074051A Pending JP2009229725A (ja) 2008-03-21 2008-03-21 電子透かし埋込装置および検出装置、電子透かし埋込方法および検出方法、ならびに電子透かし埋込プログラムおよび検出プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009229725A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012191499A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Toshiba Corp 収録再生装置及び収録再生方法
CN109583158A (zh) * 2018-11-15 2019-04-05 福建南威软件有限公司 一种基于动态水印的电子证照副本生成方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10164549A (ja) * 1996-11-28 1998-06-19 Ibm Japan Ltd 認証情報を画像に隠し込むシステム及び画像認証システム
JP2002259216A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Mitsubishi Electric Corp 電子ファイルの改ざん検出方法、そのための電子ファイルの記述方法および通信装置
US20020178368A1 (en) * 2001-05-24 2002-11-28 Peng Yin Semi-fragile watermarking system for MPEG video authentication
JP2003143139A (ja) * 2001-11-07 2003-05-16 Fujitsu Ltd デジタルデータ記憶・検証プログラムおよびデジタルデータ記憶・検証方法
JP2004312602A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Ricoh Co Ltd 情報印刷装置及び方法
JP2005197901A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Hitachi Ltd 画像データ管理方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10164549A (ja) * 1996-11-28 1998-06-19 Ibm Japan Ltd 認証情報を画像に隠し込むシステム及び画像認証システム
JP2002259216A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Mitsubishi Electric Corp 電子ファイルの改ざん検出方法、そのための電子ファイルの記述方法および通信装置
US20020178368A1 (en) * 2001-05-24 2002-11-28 Peng Yin Semi-fragile watermarking system for MPEG video authentication
JP2003143139A (ja) * 2001-11-07 2003-05-16 Fujitsu Ltd デジタルデータ記憶・検証プログラムおよびデジタルデータ記憶・検証方法
JP2004312602A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Ricoh Co Ltd 情報印刷装置及び方法
JP2005197901A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Hitachi Ltd 画像データ管理方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013011869; Cross, D. and Mobasseri, B.G.: 'Watermarking for self-authentication of compressed video' In Proceedings of International Conference on Image Processing 2002 (ICIP 2002) Vol. II of III, 2002, pp. II-913 -- II-616, [online] *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012191499A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Toshiba Corp 収録再生装置及び収録再生方法
CN109583158A (zh) * 2018-11-15 2019-04-05 福建南威软件有限公司 一种基于动态水印的电子证照副本生成方法
CN109583158B (zh) * 2018-11-15 2023-05-12 福建南威软件有限公司 一种基于动态水印的电子证照副本生成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4827468B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
US7017045B1 (en) Multimedia watermarking system and method
WO2017071581A1 (zh) 电子签名生成方法及系统
WO2005011279A1 (en) Content identification for broadcast media
US8731235B2 (en) Fingerprinting a data object
JP4602931B2 (ja) 画像セットの完全性を保証する方法
US7251343B2 (en) Image protection
US7146502B2 (en) Information processing apparatus and its control method, computer program, and storage medium
CN107645511B (zh) 一种电子证据固化方法、系统和设备
JP5193124B2 (ja) 電子透かし埋め込み方法及び装置
KR20040098025A (ko) 디지털 서명에 의한 디지털 오브젝트의 워터마킹
JP2008192135A (ja) 無欠性検証の可能なコンテンツ提供方法とコンテンツ利用方法、及びその装置
CN110800312B (zh) 用于证明内容呈现的媒体信道监视
JP2008536371A (ja) デジタルイメージのウォーターマーク方法及び関連装置とウォーターマーク追加可能なデジタルカメラ
JP2005236442A (ja) 電子透かし埋め込み装置と方法ならびに電子透かし抽出装置と方法
JP4130440B2 (ja) 信号認証のための堅牢な署名
JP2003309554A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、記憶媒体、及びプログラム
JP4750133B2 (ja) 電子透かし埋め込み装置、電子透かし検出装置、および電子透かしシステム
JP2009229725A (ja) 電子透かし埋込装置および検出装置、電子透かし埋込方法および検出方法、ならびに電子透かし埋込プログラムおよび検出プログラム
JP2013126189A (ja) 画像処理装置、改竄防止方法及び改竄検知方法
JP2006191491A (ja) 情報処理装置及びその方法並びにプログラム及び記憶媒体
JP2002244555A (ja) データ改竄検出方法及び装置及びデータ改竄検出プログラム及びデータ改竄検出プログラムを格納した記憶媒体
JP2004234641A (ja) コンテンツファイル制作者の認証方式およびそのプログラム
EP3389280A1 (en) Method for real-time certifying the integrity of a sequence of video and/or audio frames
JP2019205140A (ja) 撮像装置、情報処理装置、生成方法、及び検証方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130528