JP2009228994A - Refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、冷蔵庫に関する。 The present invention relates to a refrigerator.
従来、例えばソレノイドなどを用いた開扉装置を備える冷蔵庫が公知である。開扉装置は、駆動指示を受けると、貯蔵室を閉鎖している扉に開放方向へ力を加える。一方、扉を閉めるとき、扉が完全に閉まらずに半開きの状態になると、貯蔵室内の温度が上昇するおそれがある。そこで、扉を確実に閉める閉扉手段を備えた冷蔵庫が提案されている(特許文献1、2参照)。
しかしながら、例えば製造のばらつきや、ドアポケットに収納された物品の重量、または冷蔵庫の据付状態が傾斜していると、その開扉力は一様ではなくなるため強く開きすぎてしまう場合がある。このとき、開扉装置で開扉させても、勢いが強すぎて全開位置まで開いた扉が反動により全閉位置に戻るという問題がある。 However, if the manufacturing variation, the weight of the articles stored in the door pocket, or the refrigerator installation state is inclined, for example, the door opening force may not be uniform and may open too strongly. At this time, even if the door is opened by the door opening device, there is a problem that the door that has been opened to the fully opened position returns to the fully closed position by the reaction even if the momentum is too strong.
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造ばらつき等によって開扉力が異なっても、開扉装置で開放された扉が開扉状態を維持する冷蔵庫を提供することにある。 Therefore, the present invention has been made in view of the above-described problems, and the purpose thereof is a refrigerator in which a door opened by a door opening device maintains an open door state even if the door opening force varies due to manufacturing variation or the like. Is to provide.
本発明の冷蔵庫は、前方が開口した貯蔵室を形成する本体と、前記本体の前面に設けられ、ヒンジを中心に回転し前記貯蔵室の前方を開閉可能な扉と、駆動指示により前記扉に開放方向へ正回転する力を加える開扉装置と、前記開扉装置による前記扉の正回転を許容し、前記扉の全開位置または全開位置と全閉位置との間において前記扉の閉鎖方向である逆回転を制限する制限部と、を備えることを特徴とする。 The refrigerator of the present invention includes a main body that forms a storage chamber that is open at the front, a door that is provided on the front surface of the main body and that can rotate around a hinge and can open and close the front of the storage chamber. A door opening device for applying a force to rotate in the opening direction, and allowing the door to rotate positively by the door opening device, and in the door closing direction between the fully open position of the door or between the fully open position and the fully closed position. And a limiting unit that limits a certain reverse rotation.
本発明によれば、制限部は、開扉装置による扉の開放方向への正回転を許容する。すなわち、開扉装置が扉に加える力は、扉が制限部を乗り越えるために要する力より大きい。そのため、扉は、制限部に妨げられることなく開放方向へ正回転する。また、制限部は、扉の閉鎖方向への逆回転を制限する。そのため、扉は、全開位置または全開位置と全閉位置との間で停止し、貯蔵室の前方を開放した状態すなわち開扉状態を維持する。したがって、製造ばらつき等によって開扉力が異なっても、開扉装置で開放された扉を開扉状態に維持することができる。 According to the present invention, the restricting portion allows the door to be rotated forward in the opening direction by the opening device. That is, the force that the door opening device applies to the door is greater than the force required for the door to get over the restriction. Therefore, the door rotates forward in the opening direction without being obstructed by the restricting portion. Moreover, a restriction | limiting part restrict | limits the reverse rotation to the closing direction of a door. Therefore, the door stops between the fully open position or the fully open position and the fully closed position, and maintains a state where the front of the storage chamber is opened, that is, an open state. Therefore, even if the door opening force varies due to manufacturing variation or the like, the door opened by the door opening device can be maintained in the door open state.
以下、本発明の複数の実施形態による冷蔵庫を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による冷蔵庫を図2に示す。冷蔵庫10は、本体11に、貯蔵室としての冷蔵室12、左右に設けられている製氷室13および切替室14、ならびに冷凍室15が上方から順に形成されている。本体11は、鋼板製の外箱と、樹脂製の内箱と、これらの間に充填された断熱材とから構成されている。内箱の内部を断熱して仕切ることにより、内箱内に冷蔵室12、製氷室13、切替室14および冷凍室15がそれぞれ形成される。なお、切替室14は、冷凍室としてもよい。
Hereinafter, refrigerators according to a plurality of embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Note that, in a plurality of embodiments, substantially the same components are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
(First embodiment)
The refrigerator according to the first embodiment of the present invention is shown in FIG. The
第1実施形態では、冷蔵室12は、左右二枚のいわゆる観音開き式の扉16、17で閉鎖されている。また、製氷室13、切替室14および冷凍室15は、それぞれ引き出し式の容器が収容されており、この容器の前面部を構成する扉18、19、20で閉鎖されている。このように、冷蔵庫10は、前面側に扉16、17、18、19、20を有している。本実施形態では、扉16、17には、プッシュ式の扉操作部21が設けられている。なお、扉操作部21は、タッチセンサ式など他の方式であってもよい。
In the first embodiment, the
扉16は、本体11の左側の端部に回転可能に設けられている。また、扉17は、本体11の右側の端部に回転可能に設けられている。扉16および扉17は、冷蔵室12の前方を閉鎖あるいは開放する。扉16および扉17は、それぞれ冷蔵室12側にドアポケット22が設けられている。ドアポケット22には、例えば飲料の容器などが収納される。以下、本明細書において、扉16および扉17が冷蔵室12を閉鎖する位置を全閉位置とし、扉16および扉17が全閉位置から冷蔵室12を開放する方向の回転を正回転とする。一方、扉16および扉17が冷蔵室12を閉鎖する方向の回転を逆回転する。また、扉16および扉17が全閉位置から正回転方向へ最も回転した位置を全開位置とする。本実施形態の場合、全開位置は、扉16および扉17が約140°回転した状態である。
The
箱状の本体11は、上端に天板部23を有している。開扉装置24は、天板部23に設けられている。開扉装置24は、天板部23において前端部に設けられている。扉16または扉17に設けられた扉操作部21へ開扉の指示があると、開扉装置24は扉16または扉17に正回転方向の力を加える。開扉装置24は、例えばソレノイドおよびブッシュロッドを有している。扉操作部21からの指示によりソレノイドに通電されると、プッシュロッドは扉16または扉17を前方へ押し出す。これにより、開扉装置24は、扉16または扉17に正回転する力を加える。開扉装置24は、扉16または扉17の重量に関わらず、扉16または扉17に正回転する一定の力を加える。なお、冷蔵室12の前面に設けられた扉16、17は、手動でも開閉可能である。
The box-shaped
冷蔵庫10は、制限部25を備えている。制限部25は、扉16および扉17の逆回転を制限する。以下、扉17の逆回転を制限する制限部25を例にして詳細に説明する。
扉17は、図2に示すように右端側において上方および下方の二箇所で支持部26、27によって回転可能に支持されている。扉17は、ヒンジ28を中心に回転する。制限部25は、図1に示すように下方の支持部27に設けられている。支持部27は、ヒンジ28、固定カム29およびドアストッパ30を有している。ヒンジ28は、冷蔵庫10の本体11に固定される。詳細には、ヒンジ28は、冷蔵室12を形成する本体11の前端部において冷蔵室12の下方かつ右端側に設けられている。ヒンジ28は、ヒンジピン31および係止ピン32を有している。ヒンジピン31は、ヒンジ28から上方すなわち天板部23側へ突出している。係止ピン32は、ヒンジ28から前方すなわち冷蔵室12を塞ぐ扉17側へ突出している。固定カム29は、ヒンジ28に固定されている。ヒンジ28から突出しているヒンジピン31は、固定カム29を貫いている。
The
As shown in FIG. 2, the
ドアストッパ30は、扉17の下端に固定されている。ドアストッパ30は、筒部33および爪部34を有している。筒部33は、筒状に形成され、扉17の下端に設けられている扉穴35に圧入されている。これにより、ドアストッパ30は、扉17に固定される。そのため、ドアストッパ30は、扉17とともに回転する。ヒンジ28から上方へ突出し固定カム29を貫くヒンジピン31は、図3に示すようにドアストッパ30の筒部33の内側に挿入されている。ヒンジピン31の外径は、筒部33の内径よりも小さい。そのため、本体11に固定されているヒンジピン31と扉17に固定されている筒部33とは、相対回転可能となる。これにより、扉17は、下方の支持部27において回転可能に支持されている。
The
扉17に固定されているドアストッパ30の爪部34は、本体11に固定されているヒンジ28に設けられている係止ピン32とかみ合い可能である。扉17が冷蔵室12の前方を閉鎖しているとき、爪部34と係止ピン32とはかみ合っている。これにより、扉17の回転は制限され、冷蔵室12の前方を扉17で閉鎖しているとき、例えば扉17の自重によって扉17が自動的に開くことはない。一方、爪部34と係止ピン32とは緩くかみ合っている。そのため、扉17に正回転方向の力が加わると、爪部34と係止ピン32とのかみ合いは解除され、扉17は冷蔵室12の前方を開放する。
The
制限部25は、支持部27の固定カム29およびドアストッパ30によって構成されている。固定カム29は、図4に示すように上端すなわちドアストッパ30側に凹部41、42、51、52、61、62、71、72を有している。ドアストッパ30は、図1および図5に示すように下端すなわち固定カム29側に凹部41、42、51、52、61、62、71、72とかみ合い可能な凸部36を有している。この固定カム29の凹部41、42、51、52、61、62、71、72とドアストッパ30の凸部36とがかみ合うことにより、制限部25は扉17の回転を制限する。以下、制限部25の構成について詳細に説明する。
The limiting
固定カム29は、図4に示すように複数の凹部41、42、51、52、61、62、71、72を有している。凹部41、42、51、52、61、62、71、72は、ヒンジピン31が挿入されるピン穴の径方向の外側に設けられている。凹部41、42、51、52、61、62、71、72は、ピン穴の周方向へ複数設けられている。凹部41と凹部42、凹部51と凹部52、凹部61と凹部62、および凹部71と凹部72とは、それぞれピン穴の中心を通る同一の直線上に配置されている。凹部41、42、51、52、61、62、71、72は、いずれもピン穴の径方向において端部から外側へ伸びている。凹部41と凹部42、凹部51と凹部52、凹部61と凹部62、および凹部71と凹部72とは、それぞれ一対となってドアストッパ30の凸部36とかみ合う。ドアストッパ30の凸部36は、筒部33の径方向外側に設けられているリブ37の下端に設けられている。凸部36は、図5に示すように筒部33の中心を径方向へ通る直線上において筒部33を挟んで両側に設けられている。
As shown in FIG. 4, the fixed
第1実施形態の場合、図4に示すように扉17の全閉位置に対応して凹部41および凹部42が設けられている。また、扉17の全開位置に対応して凹部51および凹部52が設けられ、扉17の半開位置すなわち全閉位置と全開位置との間に対応して凹部61および凹部62、ならびに凹部71および凹部72がそれぞれ設けられている。
In the case of the first embodiment, as shown in FIG. 4, a
凹部41および凹部42は、扉17の全閉位置においてドアストッパ30の凸部36とかみ合う。扉17は、ヒンジ28の係止ピン32とドアストッパ30の爪部34とのかみ合い、ならびに凹部41および凹部42と凸部36とのかみ合いによって、冷蔵室12を閉鎖した状態を維持する。
The
凹部51および凹部52は、扉17の全開位置においてドアストッパ30の凸部36とかみ合う。例えば開扉装置24により扉17に力が加えられると、扉17は全開位置まで正回転する。このとき、開扉装置24から扉17に加わる力が過大であると、全開位置まで回転した扉17は反動により閉鎖方向へ逆回転する。これに対し、凹部51および凹部52と凸部36とがかみ合うことにより、扉17の逆回転は制限される。このように、凹部51および凹部52は、冷蔵庫10の正回転方向へ最大に開放された全開状態を維持する位置、例えば扉17が約140°回転した位置に対応して設けられている。
The
凹部61および凹部62は、扉17の半開位置においてドアストッパ30の凸部36とかみ合う。具体的には、凹部61および凹部62は、扉17の開放角度が90°となる位置において凸部36とかみ合う。例えば、冷蔵庫10を右端部が家屋の壁に近接するように設置する場合、扉17と家屋の壁との接触を回避可能な開放角度は90°である。このように凹部61および凹部62は、冷蔵庫10が家屋の壁に近接して設置されているときでも、扉17の開閉が妨げられない開放角度すなわち扉17が90°回転した位置に対応して設けられている。
The
凹部71および凹部72は、扉17の半開位置においてドアストッパ30の凸部36とかみ合う。具体的には、凹部71および凹部72は、扉17の開放角度が60°に対応する位置において凸部36とかみ合う。例えば、扉17が60°開いていれば、扉17を全開にしなくても、扉17のドアポケット22からの飲料容器の出し入れが可能となる。このように凹部71および凹部72は、扉17を大きく開くことなく冷蔵室12に物品を出し入れ可能な開放角度すなわち扉17が60°回転した位置に対応して設けられている。
The
次に、上述の制限部25の作動について説明する。なお、ここでは、冷蔵庫10に近接して家屋の壁が設けられていない場合を例に説明する。
扉操作部21から開扉の指示が入力されると、開扉装置24は扉17を前方へ押し出す。すなわち、開扉装置24は、扉17へ正回転方向の力を加える。これにより、扉17は、ヒンジ28を中心として正回転し、冷蔵室12を開放する。このとき、開扉装置24は、扉17に十分な力を加える。そのため、扉17に設けられているドアストッパ30の爪部34はヒンジ28の係止ピン32とのかみ合いを解除する。これとともに、固定カム29の凹部41および凹部42にかみ合っているドアストッパ30の凸部36は、凹部41および凹部42を乗り越える。さらに、開扉装置24は扉17に十分な力を加えるため、ドアストッパ30の凸部36は凹部71および凹部72、ならびに凹部61および凹部62を順に乗り越える。その結果、扉17は、全開位置まで正回転する。扉17が全開位置まで正回転すると、ドアストッパ30の凸部36は固定カム29の凹部51および凹部52にかみ合う。凸部36と凹部51および凹部52とのかみ合いによって、扉17は全開状態に維持される。また、仮に開扉装置24から扉17に加えられる力が大きく、全開となった扉17が反動で閉鎖方向へ回転する場合であっても、凹部36が凹部6162、あるいは凹部71、72とかみ合うことにより全閉は制限される。
Next, the operation of the limiting
When an instruction to open the door is input from the
扉17は、図5に示すように自身の重量によって凸部36が各凹部にかみ合っている。そのため、扉17を隣り合って設けられている他の凹部側へ正回転または逆回転する場合、各凹部を乗り越えるときに扉17には軽いクリック感が加わる。このように、扉17は、任意の位置、すなわち全開状態、90°半開状態、または60°半開状態のいずれかに維持される。
As shown in FIG. 5, the
以上説明した第1実施形態では、次のような効果を得ることができる。
ドアポケット22に収納された物品による扉17の重量や開扉装置24の個々の性能のばらつき、あるいは冷蔵庫の設置環境など、開扉装置24が加える力と扉17の重量とのバランスによって、開扉装置24によって正回転方向へ押し出された扉17は反動により逆回転する場合がある。制限部25を設けることにより、このような扉17の重量や開扉装置24の性能に関わらず、扉17の逆回転が制限される。したがって、製造ばらつき等によって開扉力が異なっても、扉17を開扉状態に維持することができる。
In the first embodiment described above, the following effects can be obtained.
Depending on the balance between the force applied by the
制限部25に複数の凹部41、42、51、52、61、62、71、72を設けることにより、扉17の重量や開扉装置24が扉17に加える力に関わらず、扉17は全開位置と全閉位置との間で逆回転が制限される。したがって、扉17を全開位置または半開位置において開扉状態に維持することができる。
By providing a plurality of
ドアストッパ30に設けられた凸部36と固定カム29に設けられた凹部41、42、51、52、61、62、71、72とのかみ合いによって、扉17は逆回転が制限される。そのため、制限部25の構成は簡略化される。したがって、構造の複雑化を招くことなく、扉17の開放状態を維持することができる。
The reverse rotation of the
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による冷蔵庫について図6および図7に基づいて説明する。第2実施形態では、冷蔵庫は、上下に移動可能な可動カム129、および可動カム129を下方へ押しつける弾性部材111を備えている点において第1実施形態の冷蔵庫10と異なっている。
(Second Embodiment)
A refrigerator according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the second embodiment, the refrigerator differs from the
第2実施形態の場合、支持部127は、図6に示すように可動カム129および弾性部材111を有している。すなわち、第2実施形態の場合、第1実施形態におけるドアストッパ30の筒部33が分離されている。そして、第2実施形態の場合、ドアストッパ130と別体に形成された筒状の可動カム129が扉17に設けられた扉穴35の内部を上下に移動可能である。
In the case of the second embodiment, the
可動カム129は、筒部133、凸部136、およびリブ137を有している。筒部133は、筒状に形成され、内側にヒンジピン31が挿入されている。また、可動カム129のリブ137は、扉17が形成する扉穴35に軸方向へ移動可能に設けられている。可動カム129のリブ137は、図7に示すように一部が扉17に設けられている溝138に挿入されている。溝138は、扉穴35を形成する扉17の内壁から径方向外側に伸びている。また、溝138は、扉穴35の軸方向すなわち上下へ伸びて設けられている。リブ137の一部を扉17の溝138に挿入することにより、可動カム129は軸方向すなわち上下方向への移動が許容されつつ扉17との相対的な回転が規制される。
The
弾性部材111は、例えばスプリングなどで形成されている。弾性部材111は、一端が扉穴35を形成する扉17の上端部に接し、他端が可動カム129に接している。弾性部材111は、伸長する方向の力を有している。これにより、弾性部材111は、可動カム129を固定カム29側へ押し付ける。その結果、可動カム129は、固定カム29側から加わる力に応じて扉穴35の内側を軸方向すなわち上下に移動する。
The
第2実施形態の場合、制限部125は固定カム29および可動カム129によって構成されている。可動カム129は、下端すなわち固定カム29側に凸部136を有している。凸部136は、固定カム29に設けられている凹部41、42、51、52、61、62、71、72とかみ合い可能である。可動カム129は、弾性部材111により固定カム29に押しつけられている。弾性部材111により可動カム129を固定カム29側に押し付けることにより、可動カム129の凸部136が固定カム29の凹部41、42、51、52、61、62、71、72のいずれかに対向したとき、可動カム129と固定カム29とは相対的な回転が制限される。凸部136は、第1実施形態と同様に図7に示すように扉17が所定の開放角度にあるとき凹部41、42、51、52、61、62、71、72のいずれかとかみ合う。また、可動カム129の凸部136が固定カム29の凹部41、42、51、52、61、62、71、72を乗り越えるとき、可動カム129は弾性部材111を圧縮して上方へ移動する。可動カム129と扉17とは上下方向へ相対的に移動可能である。そのため、可動カム129の凸部136が固定カム29の凹部41、42、51、52、61、62、71、72を乗り越えるとき、あるいは可動カム129の凸部136が固定カム29の凹部41、42、51、52、61、62、71、72にかみ合うときに生じる振動は、可動カム129と扉17との相対的な移動すなわち弾性部材111の伸縮によって吸収される。その結果、可動カム129の凸部136が固定カム29の凹部41、42、51、52、61、62、71、72を乗り越えるとき、あるいは可動カム129の凸部136が固定カム29の凹部41、42、51、52、61、62、71、72のいずれかにかみ合うときに生じる振動は、扉17ならびに扉17を支持する上方の支持部126および下方の支持部127に伝達されない。
In the case of the second embodiment, the restricting
第2実施形態では、固定カム29の凹部41、42、51、52、61、62、71、72とかみ合う凸部136は扉17と相対移動可能な可動カム129に設けられている。そのため、凹部41、42、51、52、61、62、71、72と凸部136とのかみ合いあるいはかみ合いの解除の際に生じる振動は可動カム129の移動によって吸収される。したがって、凹部41、42、51、52、61、62、71、72と凸部136とのかみ合いによる扉17の振動が低減され、扉17およびこれを支持する支持部126、127の耐久性を高めることができる。
In the second embodiment, the
(その他の実施形態)
第1実施形態では、ドアストッパ30に凸部136を設けた例を説明したが、凸部136は扉17に設けてもよい。また、第1実施形態では、固定カム29に凹部41、42、51、52、61、62、71、72を設けた例を説明したが、凹部41、42、51、52、61、62、71、72はヒンジ28に設けてもよい。また、凹部41、42、51、52、61、62、71、72を設ける扉17の開放角度は、第1実施形態の例によらず任意に設定してもよい。
(Other embodiments)
Although the example which provided the
第1実施形態および第2実施形態では、本発明を冷蔵室12の右側を閉鎖する扉17に適用する例を説明した。しかし、冷蔵室12の右側の扉17に限らず、左側の扉16に適用してもよい。さらに、本発明は、冷蔵室12の前方に一枚の扉を設けた片開き式の冷蔵庫に適用してもよい。
In 1st Embodiment and 2nd Embodiment, the example which applies this invention to the
図面中、10は冷蔵庫、11は本体、12は冷蔵室(貯蔵室)、16、17は扉、24は開扉装置、25、125は制限部、29は固定カム(第二カム)、36、136は凸部、41、42、51、52、61、62、71、72は凹部、111は弾性部材、129は可動カム(第一カム)を示す。
In the drawings, 10 is a refrigerator, 11 is a main body, 12 is a refrigerator compartment (storage room), 16 and 17 are doors, 24 is a door opening device, 25 and 125 are restricting portions, 29 is a fixed cam (second cam), 36
Claims (5)
前記本体の前面に設けられ、ヒンジを中心に回転し前記貯蔵室の前方を開閉可能な扉と、
駆動指示により前記扉に開放方向へ正回転する力を加える開扉装置と、
前記開扉装置による前記扉の正回転を許容し、前記扉の全開位置または全開位置と全閉位置との間において前記扉の閉鎖方向である逆回転を制限する制限部と、
を備えることを特徴とする冷蔵庫。 A body forming a storage chamber with an open front;
A door provided on the front surface of the main body, capable of rotating around a hinge and opening and closing the front of the storage chamber;
A door opening device that applies a force to rotate forward in the opening direction to the door according to a drive instruction;
A limiter that allows normal rotation of the door by the door opening device and restricts reverse rotation that is the closing direction of the door between the fully open position or the fully open position of the door; and
A refrigerator comprising:
前記扉の下端から下方へ突出する凸部と、
前記本体に設けられ、前記凸部とかみ合うことにより前記扉の逆回転を制限する複数の凹部と、
を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の冷蔵庫。 The restriction unit is
A protrusion protruding downward from the lower end of the door;
A plurality of recesses provided in the main body and restricting reverse rotation of the door by engaging with the projections;
The refrigerator according to any one of claims 1 to 3, wherein the refrigerator is provided.
前記扉の下端に上下へ移動可能に支持されている第一カムと、
前記本体に設けられ、前記第一カムとかみ合うことにより前記扉の逆回転を制限する第二カムと、
前記扉と前記第一カムとの間に設けられ、前記第一カムを前記第二カムへ押しつける弾性部材と、
を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の冷蔵庫。 The restriction unit is
A first cam supported at the lower end of the door so as to be movable up and down;
A second cam provided on the main body for limiting reverse rotation of the door by engaging with the first cam;
An elastic member provided between the door and the first cam and pressing the first cam against the second cam;
The refrigerator according to any one of claims 1 to 3, wherein the refrigerator is provided.
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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