JP2009228658A - ガス加熱冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
断熱圧縮された作動ガスが加熱される前に冷却されるため熱効率が低くなるという現在のスターリングエンジンが持つ問題を解消した大出力スターリングエンジンを作る事を最終目標とし、そのためのガス加熱冷却装置を開発することを課題とした。
【解決手段】
ディスプレーサシリンダ内に複数本数の棒状加熱冷却器を設け、ディスプレーサピストンをこれらに嵌合させ、さらにディスプレーサピストンに再生熱交換器の機能を持たせ、作動ガスがシリンダの外部を通ることなく高温空間と低温空間の間を行き来して加熱冷却できるようにした。これによって伝熱面積を大きくできると共に断熱圧縮された作動ガスが加熱される前に冷却されるということがなくなり課題を解決した。
【選択図】図1

Description

本発明は熱効率の優れたスターリングエンジンを構成する部材とこれを用いたスターリングエンジンに関するもの、詳しくは作動ガスの加熱および冷却をディスプレーサシリンダ内部で行うことによって熱効率の向上を図ったスターリングエンジンに使用するガス加熱冷却装置とこれを用いたスターリングエンジンに関するものである。
スターリングエンジンはその理論熱効率があらゆる熱機関の理論上の限界値であるカルノー機関の熱効率に等しいため、その高い熱効率を実現するべく多くの学者や研究機関によって研究開発がなされてきた。しかしそれらの結果は必ずしも成功したものとは言えず、スターリングエンジンの熱効率はカルノー機関の熱効率には程遠くディーゼルエンジンの熱効率にも及ばないのが現状である。
スターリングエンジンは冷却水に放出される熱が全体の約50%に達するといわれておりこれがスターリングエンジンの熱効率が低くなる原因の一つと考えられる。スターリングエンジンは構造的に見て冷却水に放出される熱は作動ガスが持っていた熱だけであり、これほどの熱が理論熱効率が60%以上になるというスターリングエンジンから放出されるのは理解に苦しむところである。しかし冷却水への放熱はスターリングエンジン本来の性質として当然のことであるとしてそれほど問題視していないのが一般的である。本発明者はこの点に疑問を感じその原因について研究した結果、放熱量が多い原因は現在のスターリングエンジンの構造に由来する基本的な問題であり、これがスターリングエンジンの熱効率をあげることができない原因であると解明するに至った。さらにこの解決方法について研究を進め本装置を発明したものである。
図8は従来例の一つとしてディスプレーサシリンダ51の外壁を加熱する方式のスターリングエンジンを模式図として示したものである。このタイプのものはさらにディスプレーサピストン52自体に通気性を持たせたものとディスプレーサシリンダ51とディスプレーサピストン52との間に間隙を設けその間隙を作動ガスが通るようにしたものとに分類できる。
また図9は別の従来例であり、ディスプレーサシリンダ61と独立して、加熱器63、再生熱交換器64、冷却器65を設けたスターリングエンジンの模式図である。
図9のような構造をした公知のスターリングエンジンは大出力エンジンとして広く採用されている方式であるがこの方式は熱効率の上で大きな問題をはらんでいる。この方式ではパワーピストン37が下死点から上昇する圧縮行程の前半ではディスプレーサピストン62も上昇しており作動ガスは冷却されながら圧縮されるので等温圧縮に近く問題ない。しかし圧縮行程の後半ではディスプレーサピストン62は降下に転じ作動ガスを加熱し始めるので作動ガスは加熱されながら圧縮されることになりパワーシリンダ36内では断熱圧縮(ないしは加熱圧縮)が起こり温度が上昇した作動ガスがディスプレーサシリンダ61に貯えられる。膨張行程ではこの断熱圧縮されてある程度温度が上昇した作動ガスがディスプレーサピストンによって加熱器63に送られさらに加熱されて膨張するわけであるが、この際作動ガスが加熱器63に入る前に冷却器65を通る構造になっておりここに問題が存在する。断熱圧縮になると圧縮の際余分なエネルギーが必要となり望ましいことではないが、断熱圧縮自体は可逆過程でありそのまま膨張させると膨張する際この余分なエネルギーを回収することができて熱効率が低下することはない。しかし断熱圧縮されて温度が上昇した作動ガスが冷却器で冷却されることになるとこの過程は可逆でなくなり冷却された分はエネルギーロスとなって熱効率が低下することになる。それのみならず断熱圧縮によって生じた熱を余分に放出しなければならず大型のラジエータが必要になるという問題も発生する。
同じ公知のスターリングエンジンであっても図8のようにディスプレーサシリンダ51の外壁を直接加熱あるいは冷却する構造になっているものではこのような問題が発生することはない。しかしこの形式のものは伝熱面積が小さく模型エンジンとして作られている程度であり大出力エンジンとして実用になるものではない。
上記の例はいずれもガンマ型といわれるものであるがアルファ型あるいはベータ型と呼ばれる形式のものでも作動ガスが加熱器、再生熱交換器、冷却器を順に往復するタイプものでは同様の問題が発生する。
公開特許公報 2005−023919 公開特許公報 特開平9−42055
断熱圧縮された作動ガスが加熱される前に冷却されるため熱効率が低くなるという現在のスターリングエンジンが持つ問題を解消した大出力スターリングエンジンを作ることを最終目標とし、そのためのガス加熱冷却装置を開発することをその課題とした。なお、ここで言うガス加熱冷却装置とは、通常ガンマ型と称されるスターリングエンジンに使用されるもので、加熱器、再生熱交換器、冷却器およびディスプレーサシリンダ、ディスプレーサピストン、配管類等の作動ガスを移動させるための機構からなる集合体をさすものとする。
断熱圧縮された作動ガスが加熱される前に冷却されるという問題を回避する手段としては、逆止弁を使用して温度が上がった作動ガスが冷却器を通らないようにバイパスさせる方法があるが、逆止弁に限らず弁を使用することは流動抵抗の増大や弁の故障による信頼性の低下、シール部分からのガス漏れ等を招きあまり良い方法ではない。それゆえ弁の使用はこれ以外に適切な手段が考えられない場合に限ることとし、弁を使用せずに断熱圧縮された作動ガスが冷却されることがないようにする方法について研究を進めた。
ディスプレーサシリンダの外壁面を直接加熱すれば作動ガスが加熱される前に冷却されることはなくなるが、この方法は伝熱面積が小さく大出力のエンジンには適さないことは既に述べたとおりである。さらに、この方法は外壁面の温度が内部の作動ガスの温度より高くなるので高温度に起因する材料強度の低下が外部に加熱器を設けたものより大きくなり、高い内圧がかかるディスプレーサシリンダに対して強度的な見地からも不利である。
本発明者は上記の諸問題を解決するため作動ガスを加熱および冷却するための棒状加熱冷却器を創出しこれをディスプレーサシリンダ内に設けることとした。さらにディスプレーサピストンに再生熱交換器の機能を持たせ作動ガスがシリンダの外部を通ることなしに高温空間と低温空間の間を行き来できるようにもした。伝熱面積の不足については棒状加熱冷却器の本数を増すことによって解決できる。このようにすることによって断熱圧縮自体起こりにくくなり、もし起こったとしても加熱する前に冷却することなく加熱する事が可能となり課題を解決した。なお本発明になるガス加熱冷却装置はスターリングエンジンに使用することを主たる目的としたものであるが,特許文献1に示す外燃式ガスタービンの揺圧器としても使用できるものである。
本発明によって得られる主たる効果として,
(1)断熱圧縮されて温度が上昇した作動ガスが冷却されることがなくなり熱効率が高くなる。また、余分な冷却をしないためラジエータが小さくすむ。
(2)ディスプレーサシリンダ外部に加熱あるいは冷却のための熱交換器を設けることが不要となって死空間が小さくなり出力が増大する。また、作動ガスの流路が短縮されるため流動損失が減少しこの面からも熱効率の向上が期待できる。
(3)棒状加熱冷却器の本数を増すことによって伝熱面積を増すことができるので出力が大きい装置に対しても対応が可能である。
(4)気体燃料、液体燃料、固体燃料のいずれもが使用できる。ただし、粘度の高い液体燃料や流動性がない固体燃料に対しては溶融金属等の熱媒を用いた間接加熱方式としなければならない場合がある。
(5)ディスプレーサシリンダ外壁が作動ガスの温度以上に上昇することがないので高温度に起因する材料強度の低下が少なくなり強度面で有利である。
(6)構造がシンプルで軽量化できる。
(7)棒状加熱冷却器はディスプレーサシリンダの上壁面と下壁面とをつなぐ補強材として機能させることができる。
等が挙げられる。
はじめにその概略について簡単に説明する。
本装置が公知のスターリングエンジンのガス加熱冷却装置と異なる点はディスプレーサシリンダの内部に棒状加熱冷却器がディスプレーサシリンダの中心軸と平行に複数本数取り付けてある点とディスプレーサピストンがこれに対応できるように特殊な形状をしている点である。
一般的なディスプレーサシリンダは内部が空洞になっていてその中をディスプレーサピストンが往復するものであるが、本装置ではディスプレーサシリンダの中には棒状加熱冷却器がディスプレーサシリンダの中心軸と平行に複数本数このシリンダの内部空間を貫通するように取り付けられておりこの中をディスプレーサピストンが往復するようになっている。このためディスプレーサピストンは縦方向に細い穴が棒状加熱冷却器の本数と同数あいており練炭を長くしたような形状になっている。この穴が棒状加熱冷却器に嵌合し、さらにピストン本体がディスプレーサシリンダの内壁に嵌合してシリンダ内を往復する構造になっている。ディスプレーサピストン自体に通気性がありディスプレーサピストンが動くことによって作動ガスはディスプレーサピストンの内部を通って高温のシリンダ上部と低温のシリンダ下部の間を往復することができる。棒状加熱冷却器の上部の加熱器の内部は燃焼ガスまたは熱媒によって加熱され下部の冷却器は冷却水によって冷却されている。ディスプレーサピストンの往復に伴い棒状加熱冷却器の上部の加熱器と下部の冷却器が交互に露出して作動ガスを加熱冷却する仕組みである。
上記の説明で本装置の概略は理解してもらえると思うが、以下、本発明になるガス加熱冷却装置の詳細な実施形態を、図1〜図7およびこれらに付した符号を引用して具体的に説明する。
図1は本発明になるガス加熱冷却装置10の要部断面図である。ただし燃料挿入管等の細管類とピストンロッド15については輪郭を図示したものである。
最初にこのガス加熱冷却装置10の中心となるディスプレーサシリンダ11とそれに関連する部材の構造について説明する。
ディスプレーサシリンダの内部にはディスプレーサピストンがあり作動ガスが高圧で封入されている点は公知のスターリングエンジンのガス加熱冷却装置と変わるところはない。作動ガスとしては、水素、ヘリウム、空気、窒素等、公知のスターリングエンジンで一般的に使用されているものが使用できる。
ただ本装置は上述のように公知のものとは異なりディスプレーサシリンダ11内に複数本数の棒状加熱冷却器20がディスプレーサシリンダ11の中心軸と平行すなわちディスプレーサピストン12の移動方向と平行に設けられている。
ディスプレーサシリンダ11の上壁面には棒状加熱冷却器20の端部の太さに相当する穴があいており棒状加熱冷却器20の上端はこの穴にシリンダ内部に封入されている作動ガスが漏出しないようにしてナット28で封じとめられている。棒状加熱冷却器20の上端に位置する加熱器22は燃焼ガス集合室31につながることになり燃焼ガスあるいは熱媒と作動ガスとは管壁で隔絶され混ざり合うことなく作動ガスを加熱することが出来る。この加熱器22の周辺の空間は加熱された作動ガスが集まる高温空間14である。
作動ガスを加熱する熱源は、加熱器22内部で燃料を燃焼させた時に発生する熱である。熱媒を用いて行うこともできるが熱媒を用いる場合については後で述べるものとする。
下壁面にも同様に棒状加熱冷却器20の端部の太さに相当する穴があいており棒状加熱冷却器20の下端はこの穴に作動ガスがもれないようにしてナット28で封じとめられている。棒状加熱冷却器20の下端に位置する冷却器24は冷却水集合室33につながっている。やはり冷却水は管壁によって作動ガスと隔絶されており作動ガスと直接接触することなく作動ガスを冷却することが出来る。
ディスプレーサピストン12はこの棒状加熱冷却器20に嵌合すると共にディスプレーサシリンダ11の内壁面にも嵌合するように挿入されている。ディスプレーサシリンダ11は通気口35を介してパワーシリンダ36につながっている。
図面を見やすくするため棒状加熱冷却器20の数を6本(断面図に表れているものは2本)としているが、6本では容量が不足することは後述する簡単な説明で明らかである。棒状加熱冷却器20の本数はディスプレーサシリンダと加熱燃焼管の直径によって大きく異なるが、通常十数本ないし数十本あるいはそれ以上必要である。
棒状加熱冷却器20は、加熱器22、閉塞部分23、冷却器24等からなっているが詳細については後ほど図2、図3および図4によって説明する。
それぞれの加熱器22の中空部分21には燃料送入管25と空気送入管26が閉塞部分23近くまで挿入されている。加熱器22の内部で燃料を燃焼させることによってその外壁に接触する作動ガスを加熱するためのものである。加熱器22の周辺の空間は加熱された作動ガスが集まる高温空間14である。燃焼には大量の空気が必要であり燃料送入管25に比べ空気送入管26は十分に太くすることが必要である。加熱器22の内部は外気につながっており燃焼は大気圧の下で行われる。加熱器22には燃料に点火する機構が必要であるが、気体燃料や揮発性の高い液体燃料に対しては図4の説明で後述するように電気火花により点火する方法が簡単でよい。
作動ガスを加熱した燃焼ガスは燃焼ガス集合室31に集まり排気管32より排気される。しかしこの燃焼ガスは多くの熱を持っておりこのまま捨てたのではエネルギーロスが大きいため、図には示していないが空気予熱器による熱回収やボトミングサイクル用スターリングエンジンの熱源として利用し更なる熱効率の向上を図ることが重要である。このほか、脱硫、脱硝、脱PM(脱粒子状物質)等の公害対策も考えなければならない。ただこれらはいずれも公知の技術であり詳細は省略する。
図には示していないがディスプレーサシリンダ11の上部は高温になるため、保温材による保温や表面の鏡面化等の処置によって熱の散逸を防止し熱効率の向上を図ることが望ましい。
それぞれの冷却器24には冷却水送入管27が閉塞部分23近くまで挿入されておりこの内部に冷却水を送る構造になっている。これによって冷却器24の外壁面を常に低い温度に維持しこれに接触する作動ガスを冷却することが可能となる。冷却器24の周辺の空間は冷却された作動ガスが集まる低温空間13である。作動ガスを冷却した冷却水は冷却水集合室33に集まり冷却水排出口34より排出される。冷却には新水またはラジエータで冷却した循環水が使用できる。
ディスプレーサシリンダ11の長さは高温空間14と低温空間13との間隔を大きくして熱伝導損失やシャトルロスを小さくするため長いほうがよい。ただディスプレーサシリンダ11を長くするとディスプレーサピストン12もが長くしなければならないが、これは再生熱交換器が長くなることになり、流動抵抗によるロスの増大や死空間の増大による出力低下を招くので長くしすぎるのも問題である。
ディスプレーサピストン12はピストンロッド15によって駆動される。ピストンロッド15はロッドシール17によってシールされている。
次に棒状加熱冷却器20の構造について説明する
図2は棒状加熱冷却器20の正面図、図3は加熱器22付近の拡大斜視図である。冷却器24付近についての拡大図は加熱器22付近とほとんど同じであり省略する。図2および図3に示すように棒状加熱冷却器20は両端に中空部分21が、中央に閉塞部分23がある細管のような形状をしたものである。その一端の中空部分21は内部を燃焼ガスあるいは熱媒によって加熱することでその外壁面を高温度とし、その外壁面に接触する作動ガスを加熱することができるもので加熱器22の一部である。その反対側の中空部分21は内部を冷却することでその外壁面を低温度とし、その外壁面に接触する作動ガスを冷却することができるもので冷却器24の一部である。中空部分21の長さはディスプレーサピストン12のストロークにほぼ等しくなっておりこれがほぼ加熱器22および冷却器24の長さになっている。
両端とも図1に示したようにディスプレーサピストン12の上壁面および下壁面にナット止めされるのでこのためのネジ溝29が切られている。
図2および図3に示した加熱器22は内部が中空になっておりここに燃料送入管と空気送入管とが挿入されているものである。この場合、加熱器22側の中空部分21で燃焼した燃料は燃焼ガスとなり、燃焼ガスが持つ熱は加熱器22の内壁面を通じて作動ガスに伝えられる。この形式のものは構造が簡単で製造する上で都合がよいが、大気圧下で燃焼させる場合、燃焼ガスと加熱器22の内壁面との間の熱伝達係数が小さいため棒状加熱冷却器一本あたりの伝熱能力はそれ程大きいものではない。
図4はこの欠点を補った加熱器で、図に示すように内部に加熱器22の内壁面と接触する伝熱材18を充填したことが特徴である。これによって燃焼ガスの接触面積が大きくなり伝熱性能が向上する。
冷却器については金属と水との間の熱伝達であるため熱伝達係数が大きく特別な対策は必要ないことが多いが、水切り板を挿入する等して冷却水の内壁面への当たりを強め冷却能力を高める方法をとってもよい。
加熱器22の内部に充填する伝熱材18は燃焼ガスから受け取った熱を加熱器22の内壁面に伝えるため、耐熱性があり、且つ熱伝導性が良好である必要がある。また、構造的には伝熱材18の内部で燃焼を維持できる空隙と燃焼ガスを流すことができる通気性を持った構造でなければならない。また燃焼ガスとの接触面積はできる限り大きい構造であることが望まれる。
このような伝熱材18として
(1)金属製のリボン又は針金を波状に折り曲げたもの。
(2)放射状に切込みを入れた金属円板の各片を適宜にねじり扇風機の羽根状としたもの。
(3)加熱器22の形状に合わせて小さな円板状に切った金網。
等を必要量重ねて使用すればよい。いずれの場合でも伝熱材18と加熱器22の内壁面との接触を完全にして熱の移動が十分に行われるよう注意する必要がある。この部分が接触していないと熱伝導による熱の移動がなくなり放射熱による熱移動だけになるため伝熱材18の効果が小さくなる。
燃料を燃焼させるに当たっては大量の空気が必要になるため、図4に示したように空気送入管26の方を太くする必要がある。また図のように燃料送入管25を空気送入管26の中を通すようにすると伝熱材18の加工が楽である。
加熱器22の奥まで伝熱材18を充填するとその奥で燃料に点火することは困難になるので点火プラグ等による点火が必要になる。空気送入管26をセラミック等の電気絶縁材料で作り燃料送入管25を金属材料で作ると、燃料送入管25を燃料点火用電極として共用することができる。燃料送入管25と棒状加熱冷却器20との間に高圧電流を流すことによって先端で火花放電を起こし燃料に点火するものである。勿論この場合、燃料送入管25は棒状加熱冷却器20から電気的に浮かせておくことが必要である。
燃料と空気との混合を加熱器22の先端部分で一度に行うと、先端部分のみで燃焼が起こり、この部分の温度が異常に上昇するため燃料を僅かしか送ることができなくなることがある。このような場合には、空気送入管26の先端部を絞ると共に空気送入管26の途中に中間吐出口19を設け、空気を一次空気、二次空気という形に分けて供給して段階的に燃焼させるとよい。
次に図5に示すディスプレーサピストン12の構造について説明する。
ディスプレーサピストン12はディスプレーサシリンダ11に嵌合する円筒体であるが、この円筒体をディスプレーサシリンダ11に嵌合させた時このディスプレーサシリンダ11に設けた棒状加熱冷却器20が邪魔にならないように棒状加熱冷却器20に対応する位置にこの棒状加熱冷却器20の直径より僅かに太い貫通孔16をこの円筒体の中心軸に平行に設けたものであり外見は図5に示すように練炭を長くしたような形状になっている。複数本数の棒状加熱冷却器20はこの貫通孔16に嵌合してディスプレーサピストン12を貫通すると共にこのディスプレーサピストン12はディスプレーサシリンダ11に嵌合されている。このようにディスプレーサピストン12はディスプレーサシリンダ11と棒状加熱冷却器20の双方に嵌合しているため、棒状加熱冷却器20があってもそれに妨げられることなくディスプレーサシリンダ11内を自由に往復運動することができる。
ディスプレーサピストン12の長さはディスプレーサシリンダ11の長さからディスプレーサピストン12のストローク長を差し引いた長さにほぼ等しくなっている。前述したようにディスプレーサピストン12にはこれを駆動するためのピストンロッド15が付いており作動ガスがもれないようにロッドシール17によってシールされている。このロッドシール17は作動ガスをシールするものであり厳密なシール性が要求されるが、シールを厳密にしすぎると摩擦抵抗が大きくなり出力に悪影響が出るので両者の兼ね合いが大切である。図には示していないが、リニアモータによる駆動方式としてディスプレーサシリンダ内に組み込むとロッドシールは不要となりこれらの問題を回避できる。いずれの方法であっても正確に駆動できるものであれば本発明の効果に影響を及ぼすものではない。
ディスプレーサピストン12の往復運動によって作動ガスが高温空間14から低温空間13へ、あるいは低温空間13から高温空間14へディスプレーサピストン12の内部を通過して移動するが、このときディスプレーサピストン12は再生熱交換器としても機能する。このためディスプレーサピストン12は通気性と蓄熱性を持つことが必要である。ディスプレーサピストン12の貫通孔16は棒状加熱冷却器20が嵌合するため作動ガスを通すことができない。このため通常ディスプレーサピストン12自体を蓄熱性を有する通気性素材によって作り、作動ガスはその内部を通過しその際作動ガスとの間で熱の授受ができるようにしてある。
ディスプレーサピストン12自体を通気性素材で作ったのでは強度が不足する場合には、ディスプレーサピストン12の構造材には通気性はないが強度が大きいものを使用し、この内部を縦方向に貫通するようにディスプレーサピストン12の上端面から下端面に至る作動ガス流路を設ければよい。この流路を蓄熱性を有する通気性素材によって作ることによってディスプレーサピストン12自体を蓄熱性を有する通気性素材で作ったのと同様の効果を得ることができる。
ディスプレーサピストン12に使用する蓄熱性を有する通気性素材として、積層金網、発泡金属、焼結金属、金属繊維マット、スプリングメッシュ、スチールウール、充填されたスチールボール等公知のスターリングエンジンの再生熱交換器に用いられている材料が適している。
ディスプレーサピストン12は作動ガスを高温空間14から低温空間13へ、あるいは低温空間13から高温空間14へ移送する機能と再生熱交換器としての機能だけではなく、加熱器22および冷却器24を交互に露出隠蔽する機能も持っている。ディスプレーサピストン12が上昇すると上部にある加熱器22および高温空間14はディスプレーサピストン12によって隠蔽され、下部にある冷却器24が林立するように露出し低温空間13が出現する。作動ガスは冷却器24の表面に接触して冷却される。ディスプレーサピストン12が降下すると下部にある冷却器24および低温空間13はディスプレーサピストン12によって隠蔽され、上部にある加熱器22が林立するように露出し高温空間14が出現する。作動ガスは加熱器22の表面に接触して加熱される。
ディスプレーサピストンに再生熱交換器としての機能を持たせることは特許文献2等にも記されていることであり公知の技術であるが、ディスプレーサシリンダ内部に棒状加熱冷却器を多数配備してこれらをディスプレーサピストンに嵌合させ、ディスプレーサピストンの往復運動によって加熱器および冷却器を交互に露出隠蔽することで作動ガスの加熱および冷却を行わせるという方法は公知の技術にはなく、その構造や機能は公知の技術とは大きく異なる斬新なものである。棒状加熱冷却器の本数は無制限とはいかないがかなりの自由度でもって増量することができるため、作動ガスと加熱器あるいは作動ガスと冷却器との間の接触面積の増大を図ることが可能となり、熱効率が高く出力が大きいスターリングエンジンの実現が可能となったわけである。
図1に示したガス加熱冷却装置10は加熱器22の内部で燃料を燃焼させる直接加熱方式のものである。メタン、プロパン、ブタンのような気体燃料やガソリンのように粘度が低く揮発性の高い液体燃料を使用する場合はこれでよいが、重油のように粘度の高い液体燃料や、石炭やRDFのような固体燃料を使用する場合はこれらを狭い加熱器22の内部で燃焼させることが必要となり困難を伴うことが多い。燃料の特性に応じ場合によっては溶融金属等の熱媒を用いた間接加熱方式とすることが必要になる。この場合には加熱器22内部に挿入する燃料送入管25および空気送入管26に代えて熱媒送入管を挿入し別に設けた熱交換器で加熱した溶融金属等の熱媒を循環ポンプによって循環させればよい。このように間接加熱方式に変更した場合も直接加熱方式と同様に加熱器22と接触する作動ガスを加熱することができる。溶融金属と加熱器22の壁材との間の熱伝達率は燃焼ガスと加熱器22の壁材との間の熱伝達率より大きいためこの部分の熱伝達面だけに限れば間接加熱方式の方が有利である。ただし、配管内で熱媒が凝固すると再起動できなくなるため、熱媒を配管や加熱器22から抜き取っておくか休転中も最低限の循環や加熱を続ける等をする必要があり、維持する上でかなりの困難を伴うこととなる。
以上で本装置の構造は理解できたと考えるので次に本装置の機能およびスターリングエンジンとして構成した場合の行程について説明する。機能については既に構造のところで説明したものもあり重複する部分もあるが理解を容易ならしめるため重複をいとわず説明するので諒解願いたい。
初めに本装置におけるディスプレーサピストン12と棒状加熱冷却器20の働きについて説明する。
ディスプレーサピストン12が上昇すると高温空間14にあった作動ガスはディスプレーサピストン12の内部を通りディスプレーサピストン12に自分が持っている熱を与えながら低温空間13に移動する。高温空間14はディスプレーサピストン12に占拠されてなくなり、棒状加熱冷却器20の上部にある加熱器22の表面はディスプレーサピストン12に隠蔽され作動ガスを加熱することができなくなる。一方ディスプレーサシリンダ11の下部には低温空間13が出現し棒状加熱冷却器20の下部にある冷却器24が露出しこれに接触する作動ガスが冷却される。ディスプレーサピストン12は作動ガスが持っていた熱を受け取り貯えている。
ディスプレーサピストン12が降下すると低温空間13にあった作動ガスはディスプレーサピストン12の内部を通りディスプレーサピストン12に貯えられた熱を受け取りながら高温空間14に移動する。低温空間13はディスプレーサピストン12に占拠されてなくなり、棒状加熱冷却器20の下部にある冷却器24の表面はディスプレーサピストン12に隠蔽され作動ガスを冷却することができなくなる。一方ディスプレーサシリンダ11の上部には高温空間14が出現し棒状加熱冷却器20の上部にある加熱器22が露出しディスプレーサピストン12から熱を受け取った作動ガスがこれに接触しさらに加熱される。
本ガス加熱冷却装置10はこのようにディスプレーサピストン12を上昇降下させることによって内部に封入されている作動ガスを冷却加熱することができるものである。
ここで棒状加熱冷却器が6本では不足する理由について簡単に説明する。
一般に燃焼は大気圧下で行われるため燃焼ガスと壁材との間の熱伝達率が小さく、伝熱面積が問題になるのは燃焼ガスと壁材との間の伝熱面である。今、例としてディスプレーサシリンダの外径100mm、ピストンストローク50mm、加熱器の内径10mmとして比較する。外壁加熱方式の場合ディスプレーサシリンダの側壁面のみから加熱するものとするとその伝熱面積は円周率を3.14として157平方cmである。これに対して加熱器の場合内面の伝熱面積は94.2平方cmで加熱器の伝熱面積の方が小さい。外壁加熱方式の場合はこれに上壁面からの伝熱が加わるほかフィンを付けるなどして表面積を大きくしているがそれでもなお十分とはいえないわけで、棒状加熱冷却器が6本ではその伝熱面積は外壁加熱方式の場合の伝熱面積の6割以下にしかならず当然伝熱面積不足となるわけである。この場合、図4に示した伝熱材を充填した加熱器とすると伝熱能力が増大するが10倍も20倍も増大するものではない。もし外壁面の強度低下を問題にしないのであれば外壁面も合わせて加熱すれば伝熱面積は外壁面を単独で加熱した場合より大きくなるのは当然である。
図6は本発明になるガス加熱冷却装置10を用いて構成したスターリングエンジンを模式的に示したものである。図6より明らかなようにこのスターリングエンジンは作動ガスの加熱方法、冷却方法および熱再生方法が異なるだけでそれ以外は図9に示す公知のスターリングエンジンと同じである。図6に示したものはディスプレーサピストン12の位相がパワーピストン37の位相にほぼ90度先行するごく一般的なものである。この位相差はディスプレーサピストンとパワーピストンとの相互干渉のため最適値は70度から120度まで設計によって変化するといわれている。パワーピストンやパワーシリンダの構造、ディスプレーサピストンの駆動方法、サイドスラストに配慮した出力取り出し機構等についてはスターリングエンジンの公知の技術であり詳細については省略する。
図7(A)、(B)、(C)、(D)は図6に示したスターリングエンジンの行程を示した模式図である。図中の矢印はピストンの動く方向を示している。この図を用いて本ガス加熱冷却装置を使用したスターリングエンジンの行程について説明する。
今、加熱器22は燃焼ガスによって高温に、また冷却器24は冷却水によって低温に維持されているものとする。
最初、ディスプレーサピストン12が図7(A)のように上死点にあり高温空間14はディスプレーサピストン12によって占拠され加熱器22はディスプレーサピストン12でほとんど隠蔽されているものとする。この状態ではディスプレーサシリンダ11の内部の作動ガスは低温空間13に押しやられ加熱されることはない。このときパワーピストン37は最高速度で作動ガスを圧縮し低温空間13に送り込んでくる。低温空間13に送り込まれた作動ガスは閉塞部分23の下にある冷却器24と接触し冷却されている状態にあり等温圧縮である。
ディスプレーサピストン12が降下を始め図7(B)に示すようにディスプレーサシリンダ11の中央部に達するとその速度は最高になり、低温空間13にあった作動ガスはディスプレーサピストン12の内部を通って上部の高温空間14に急速に移動する。ディスプレーサピストン12は再生熱交換器としての機能も併せ持っており、高温空間14に移動しようとする作動ガスは前の行程でディスプレーサピストン12が貯えていた熱を受け取って温度が上昇する。さらに加熱器22に接触して加熱され一層温度が上昇して膨張しようとする。しかしパワーピストン37は上死点にあって系全体の体積は最小値近辺で変化しないため等積加熱となり圧力が上昇する。
ディスプレーサピストン12が図7(C)に示すように下死点に達すると低温空間13はディスプレーサピストン12でほぼ完全に塞がれ低温空間13にあった作動ガスはディスプレーサピストン12の内部を通って高温空間14に移動し加熱器22によって加熱され膨張する。膨張した作動ガスはパワーシリンダ36の方に流れてパワーピストン37を押し下げる。ディスプレーサピストン12は下死点にあるためほとんど動かず加熱器22は露出したままであり等温膨張である。
ディスプレーサピストン12が上昇を続け図7(D)に示すように中央部に達したときパワーピストン37も上昇に転ずるがそれまでに多くの作動ガスが通気口35を通ってパワーシリンダ36に流れ込む。
ディスプレーサピストン12が中央部に達したときその上昇速度はもっとも早くなり高温空間14にあった作動ガスは急速に低温空間13に移動してきて冷却器24によって冷却される。一方パワーピストン37は下死点にあり系全体の体積はほとんど変化しないため等積冷却である。
ディスプレーサピストン12が上死点に達して最初の状態に戻りサイクルは完結する。
このように本発明になるガス加熱冷却装置を用いて構成したスターリングエンジンはスターリングサイクルをほぼ忠実に実現したものである。作動ガスが圧縮されるときは冷却器24が露出して作動ガスは冷却されているため基本的に等温圧縮である。もし冷却効率が悪く断熱圧縮が起こったとしても作動ガスは冷却されることなく加熱器22によって加熱される構造になっているため、図9に示す公知のスターリングエンジンのように断熱圧縮により温度が上昇した作動ガスがディスプレーサシリンダに集まりこれが加熱される前に冷却されるという事態が発生することはない。このためエネルギーロスがなくなり熱効率の向上が期待できる。
直接加熱方式のガス加熱冷却装置の要部断面図である。 棒状加熱冷却器の正面図である。 棒状加熱冷却器の加熱器付近の拡大斜視図である。 伝熱材を充填した棒状加熱冷却器の加熱器付近の拡大断面模式図である。 ディスプレーサピストンの斜視図である。 本発明になるガス加熱冷却装置を用いて構成したスターリングエンジンの模式図である。 図6に示すスターリングエンジンの行程を示した模式図である。 従来のスターリングエンジンの模式図である。 別の形式の従来のスターリングエンジンの模式図である。
符号の説明
10ガス加熱冷却装置
11ディスプレーサシリンダ
12ディスプレーサピストン
13低温空間
14高温空間
15ピストンロッド
16貫通孔
17ロッドシール
18伝熱材
19中間吐出口
20棒状加熱冷却器
21中空部分
22加熱器
23閉塞部分
24冷却器
25燃料送入管
26空気送入管
27冷却水送入管
28ナット
29ネジ溝
31燃焼ガス集合室
32排気管
33冷却水集合室
34冷却水排出口
35通気口
36パワーシリンダ
37パワーピストン
51ディスプレーサシリンダ
52ディスプレーサピストン
61ディスプレーサシリンダ
62ディスプレーサピストン
63加熱器
64再生熱交換器
65冷却器

Claims (2)

  1. 一端に内部を加熱して高温度となしその外壁面に接触する作動ガスを加熱することができる加熱器を備え、他端に内部を冷却して低温度となしその外壁面に接触する作動ガスを冷却することができる冷却器を備えた棒状加熱冷却器を、該作動ガスが出入りする通気口を備えたシリンダ内に該シリンダの中心軸と平行に複数本数取り付けこれをディスプレーサシリンダとし、該ディスプレーサシリンダ内に取り付けられた該棒状加熱冷却器に対応する位置に該棒状加熱冷却器と嵌合させる貫通孔を設けた蓄熱性と通気性を有するピストンをディスプレーサピストンとし、該ディスプレーサシリンダ内壁面と夫々の棒状加熱冷却器の外壁面とのいずれにも嵌合するように該ディスプレーサピストンを該ディスプレーサシリンダ内に組み込み、該ディスプレーサピストンを駆動する機構を取り付けて構成したガス加熱冷却装置。
  2. 請求項1記載のガス加熱冷却装置の通気口とパワーシリンダの通気口を接続し、ディスプレーサピストンと該パワーシリンダに嵌合しているパワーピストンを位相差を持たせて連接して駆動するようにした請求項1記載のガス加熱冷却装置を使用したスターリングエンジン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013160558A1 (en) * 2012-04-27 2013-10-31 Egen Oy Arrangement in hot air engine
CN111757981A (zh) * 2018-01-02 2020-10-09 马斯通公司 包含金属泡沫再生器的斯特林发动机

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