JP2009221731A - 建築物の壁体構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】建築物の外装壁面の保水性を向上して、外装壁面用の給水設備等の構成を簡素化し、或いは、外装壁面に対する給水の頻度を低減することができる建築物の壁体構造を提供する。
【解決手段】外装材料(2)は、鉄筋コンクリート構造の外壁(1)に外装される。外装材料は、外壁面に貼付け可能又は打込み可能な多孔質のタイル状又はパネル状材料からなる。外装材料は、その素材として珪藻土を含む。外装材料は、雨水等の水を保水する保水手段(5,7)を有する。
【選択図】図1
【解決手段】外装材料(2)は、鉄筋コンクリート構造の外壁(1)に外装される。外装材料は、外壁面に貼付け可能又は打込み可能な多孔質のタイル状又はパネル状材料からなる。外装材料は、その素材として珪藻土を含む。外装材料は、雨水等の水を保水する保水手段(5,7)を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、建築物の壁体構造に関するものであり、より詳細には、建築物の外壁に保水した水が日射熱等によって外壁面から蒸発する際に外壁から奪う気化熱(蒸発潜熱)を利用し、建築物の外壁を冷却する建築物の壁体構造に関するものである。
建築物の屋根、外壁面等の外装表面に散水し、外装表面の水分が蒸発する際に外装表面から奪われる蒸発潜熱によって建築物の外装表面の温度を降下させ、これにより、建築物の冷房負荷を軽減しようとする外装表面冷却方法が知られている。
このように水分蒸発時の気化熱を利用した建築物外装表面の冷却方法においては、外装表面の水分が全て蒸発した後は、冷却効果が得られない。このため、外装表面に水分を適宜補給する散水装置等の給水設備を建築物に配設する必要が生じる。しかし、外装壁面と関連して設置された給水設備等は、建築物の意匠性等に影響するのみならず、近隣建築物への水の飛散防止、給水設備の保守・管理の必要性、水の過剰消費等の問題を生じさせる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建築物の外装壁面の保水性を向上して、外装壁面用の給水設備等の構成を簡素化し、或いは、外装壁面に対する給水の頻度を低減することができる建築物の壁体構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成すべく、外装材料を鉄筋コンクリート構造の外壁に外装した建築物の外壁構造において、
前記外装材料は、素材として珪藻土を含み且つ外壁面に貼付け可能又は打込み可能な多孔質のタイル状又はパネル状材料からなり、
前記外装材料は、雨水等の水を保水する保水手段を備えることを特徴とする建築物の外壁構造を提供する。
前記外装材料は、素材として珪藻土を含み且つ外壁面に貼付け可能又は打込み可能な多孔質のタイル状又はパネル状材料からなり、
前記外装材料は、雨水等の水を保水する保水手段を備えることを特徴とする建築物の外壁構造を提供する。
本発明の上記構成によれば、保水手段に滞留した雨水等の水は、珪藻土を含むタイル状の多孔質外装材料に浸透し、外表面に開口する細孔から水蒸気として蒸発する。外壁が保有する熱の一部は、水分の蒸発潜熱として水蒸気に奪われるので、外壁は冷却される。このため、夏期冷房時には、壁体の熱が外界に放熱されるので、建築物の冷房負荷は軽減する。
本発明の建築物壁体構造によれば、建築物の外装壁面の保水性を向上して、外装壁面用の給水設備等の構成を簡素化し、或いは、外装壁面に対する給水の頻度を低減することができる。
上記外装材料として、珪藻土を含有する多孔質の焼成タイルを好適に使用し得る。珪藻土を含有する焼成タイルは、調湿性を有する内装タイルとして従来より使用されているが、本発明においては、珪藻土を含有する多孔質焼成タイルは、外装タイルとして使用される。
他の外装材料として、珪藻土を含有するセメントモルタル成形板、或いは、珪藻土を含有するポーラスコンクリート板を好適に使用し得る。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、珪藻土を含有する多孔質の焼成タイルを使用したものであるが、珪藻土を含有するセメントモルタル成形板又はポーラスコンクリート板をタイルと同様に外壁に施工しても良い。
図1(A)及び図1(B)は、建築物の外壁面に貼付けられた複数の外装タイルを示す斜視図及び縦断面図である。
外壁を構成する鉄筋コンクリート構造の壁体1には、保水性を有する複数の外装タイル2が貼付けられている。縦目地3及び横目地4が外装タイル2の間に形成される。壁体1は、外装タイル2を予め打ち込んだタイル打込みPC(プレキャストコンクリート) 版(板)、或いは、型枠先付け工法によって外装タイル2を打ち込んだ現場打ちコンクリート壁からなる。
図1に示す壁体1においては、外装タイル2は、型枠先付け工法等によって壁体1に打ち込まれ、壁体1と一体化している。各外装タイル2には、複数の縦孔5が穿設される。縦孔5の直径は、外装タイル2の厚さの1/3〜1/4の範囲内の寸法に設定される。縦孔5の上端は、横目地4において外装タイル2の上端面に開口する。図1には、垂直に延びる縦孔5が示されているが、図1に仮想線で示す如く、斜め方向に延びる縦孔5’を外装タイル2に穿設しても良い。
図1(C)は、外装タイル2の使用状態を示す縦断面図である。
縦孔5の頂部開口6が横目地4に開口していることから、散水設備によって外壁面に供給された給水や、降雨時に外壁面に当たり又は外壁面を流下する雨水等は、頂部開口6から縦孔5内に流入し、縦孔5内に滞留する。縦孔5内の滞留水Wは、外装タイル2の細孔(図示せず)に浸透する。夏期等の冷房時期には、外装タイル2は、日射熱の受熱や、高温外気からの熱伝達によって温度上昇し、外装タイル2が保有する水分は、縦孔5の頂部開口6や、外装タイル2の表面(外面)に開口する細孔から水蒸気Sとして蒸発する。水分は、外装タイル2の固体部分から水分に伝熱する熱を主たる気化熱(蒸発潜熱)として蒸発するので、外装タイル2の固体部分は、水蒸気Sの気化時に多量の熱を奪われ、冷却する。このため、壁体1の温度が降下し、壁体1に蓄熱される熱量も低下し、この結果、建築物の冷房負荷は軽減する。
図2は、建築物の外壁面に貼付けられた他の構造の外装タイルを示す斜視図である。
図2に示す外装タイル2は、仕切り7aによって分割された頂部開口形の縦溝又はスリット7を備える。縦溝7の頂部開口8は横目地4に開口し、図1に示す縦孔5と同様、散水又は雨水を縦溝7内に滞留させる。縦溝7内の滞留水(図示せず)は、頂部開口8から水蒸気として大気に蒸発するとともに、外装タイル2の細孔(図示せず)に浸透し、外装タイル2の表面(外面)に開口する細孔から外界に気化する。
図3は、図1又は図2に示す外装タイルの変形例を示す縦断面図である。
外壁面に散水された水や、外壁面に当たる雨水等は、横目地4から縦孔5又は縦溝7内に重力下に流入する。外装タイル2の上端部9は、外壁面を流下する水Waを横目地4の内方に案内して円滑に縦孔5又は縦溝7内に流入可能にする輪郭又は断面、例えば、全体的に内側に傾斜する傾斜面を有する。
図4(A)及び図4(B)は、他の工法で建築物の外壁面に貼付けられた複数の外装タイルを示す縦断面図及び横断面図である。
図4に示す壁体構造は、珪藻土を混入したセメントモルタルを下地モルタル11及び貼付けモルタル12として鉄筋コンクリート構造の壁体1に塗布し、外装タイル2を貼付けモルタル12によって壁体1に固定した構成を有する。壁体1には、縦目地16及び横目地17が形成される。珪藻土を混入したセメントモルタルは、保水性を有することから、外壁面に供給された散水、雨水等は、二層のモルタル11、12に浸透し、保水される。モルタル層11、12に浸透した水分は、日射熱や外気温上昇によって外装タイル2の横目地14及び縦目地13から水蒸気Sとして大気に蒸発する。水蒸気Sの気化時に比較的多量の熱がモルタル11、12から奪われ、外壁1は冷却される。また、前述の如く、外表面の細孔から気化する水蒸気Sは、外装タイル2から多量の熱を奪い、外壁1は冷却される。
図5(A)は、建築物の屋上パラペット部の構造を示す縦断面図である。
建築物の屋上スラブ21廻りに施工される屋上パラペット部20の断面が、図5(A)に示されている。珪藻土を混入した下地モルタル11及び貼付けモルタル12が鉄筋コンクリート構造の壁体1に塗布され、前述の外装タイル2が貼付けモルタル12によって壁体1に固定される。金属笠木22が屋上パラペット部20の頂部に配設される。笠木22に隣接して金属製の樋30が壁体頂部に配置される。
図5(B)に示す如く、樋30は、水平板部分31と、樋部分32とから構成される。樋部分32は、下地モルタル11の直上に配置される。所定間隔を隔てた多数の貫通孔33が樋部分32の底板に穿設される。笠木22の上面は、外側に向かって全体的に傾斜しており、笠木22上の水は、樋30内に落下し、樋30内に過渡期に滞留した後、貫通孔33からモルタル11、12に浸透する。
図6は、図5に示す屋上パラペット部の変形例を示す縦断面図である。
図6に示す屋上パラペット部20においては、樋30の樋部分32(図5(B))は、縦目地16の直上に配置される。笠木22上の水は、樋部分32内に落下し、樋部分32内に過渡期に滞留した後、貫通孔33から縦目地16内の下地モルタル11を介して貼付けモルタル12に浸透する。
図7は、外装タイルを一体的に打込んだプレキャストコンクリート版(PC版)の構成を示す縦断面図及び横断面図である。
PC版からなる壁体1の外壁面には、外装タイル2がPC版成形時に一体的に打込まれている。壁体1の縦目地16及び横目地17には、吸水性及び保水性を有するフェルト材、繊維材料又は多孔質材料等の帯状又は紐状吸水材40が充填されている。壁体1の外周部(上縁及び側縁)には、縦目地16及び横目地17の繊維材料等と連接する同質の帯状又は紐状吸水材41、42が取付けられている。吸水材41、42に供給された雨水又は給水は、縦目地16及び横目地17の吸水材40を介して各外装タイル2に浸透する。
図8は、屋上パラペット部の笠木と関連したPC版の構成を示す縦断面図である。
金属笠木22は、樋部分25を有し、樋部分25の底壁には、多数の貫通孔26が所定間隔を隔てて穿設される。笠木22上の水は、樋部分25内に落下し、樋部分25内に過渡期に滞留した後、貫通孔26から吸水材41、42に浸透し、吸水材41、42を介して縦目地16及び横目地17の吸水材40に浸透する。
図9は、屋上パラペット部の笠木と関連したPC版の他の構成を示す縦断面図である。
図9に示す屋上パラペット部20には、給水ポンプPを介装した給水管Lが接続される。給水管Lの上流端は、雨水等を貯留する補給水貯留槽Tに接続され、給水管Lの下流端は、吸水材41の近傍に開口する。貯留槽Tの水は、給水ポンプPの圧力下に給水管Lの下流端から吐出し、縦目地16及び横目地17の吸水材41、42に浸透し、吸水材41、42を介して縦目地16及び横目地17の吸水材40に浸透する。
図10は、図9に示すPC版の変形例を示す縦断面図である。
図10に示すPC版(壁体1)においては、上下方向又は鉛直方向に延びる有孔管50が縦目地16及び横目地17に配管される。有孔管50は固定金具51によってPC版に支持される。給水管Lの下流端は有孔管50の上端部に接続される。貯留槽Tの水は給水ポンプPの圧力下に有孔管50に通水され、有孔管50の小径開口から流出し、外装タイル2等に供給される。
図11は、図6に示す壁体構造の変形例を示す縦断面図である。
図11に示す壁体構造においては、有孔管50は固定金具51によって壁体1に固定される。笠木22上の水は樋30内に落下し、樋30内に過渡期に滞留した後、樋底面の貫通孔(図示せず)から有効管50内に流下し、有孔管50の小径開口から下地モルタル11に浸透する。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又は変更例も又、本発明の範囲内に含まれるものであることは、いうまでもない。
本発明は、建築物の壁体構造に適用される。本発明の外壁構造は、外装表面の水分が蒸発する際に外装表面から奪われる蒸発潜熱によって建築物の外装表面の温度を降下させて建築物の冷房負荷を軽減する外装表面冷却方法に好適に使用される。
1 壁体
2 外装タイル
3 縦目地
4 横目地
5 縦孔
6 頂部開口
7 縦溝
8 頂部開口
9 上端部
11 下地モルタル
12 貼付けモルタル
16 縦目地
17 横目地
W 滞留水
S 水蒸気
2 外装タイル
3 縦目地
4 横目地
5 縦孔
6 頂部開口
7 縦溝
8 頂部開口
9 上端部
11 下地モルタル
12 貼付けモルタル
16 縦目地
17 横目地
W 滞留水
S 水蒸気
Claims (1)
- 外装材料を鉄筋コンクリート構造の外壁に外装した建築物の外壁構造において、
前記外装材料は、素材として珪藻土を含み且つ外壁面に貼付け可能又は打込み可能な多孔質のタイル状又はパネル状材料からなり、
前記外装材料は、雨水等の水を保水する保水手段を備えることを特徴とする建築物の外壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008066892A JP2009221731A (ja) | 2008-03-15 | 2008-03-15 | 建築物の壁体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008066892A JP2009221731A (ja) | 2008-03-15 | 2008-03-15 | 建築物の壁体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009221731A true JP2009221731A (ja) | 2009-10-01 |
Family
ID=41238787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008066892A Withdrawn JP2009221731A (ja) | 2008-03-15 | 2008-03-15 | 建築物の壁体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009221731A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012127147A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Taisei Corp | 冷却パネルおよび外壁構造 |
JP2013039123A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-28 | National Agriculture & Food Research Organization | 温室構造体および温室構造体の温度調整方法 |
JP2015117517A (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 大成建設株式会社 | 保水性壁体 |
-
2008
- 2008-03-15 JP JP2008066892A patent/JP2009221731A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013039123A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-28 | National Agriculture & Food Research Organization | 温室構造体および温室構造体の温度調整方法 |
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Legal Events
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