JP2009220633A - Cover body of airbag device for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用エアバッグ装置のカバー体に関するものである。 The present invention relates to a cover body for a vehicle airbag device.
車両用エアバッグ装置のカバー体には、皮革を用いた革張りエアバッグカバーがある。革張りエアバッグカバーは、折り畳まれたエアバッグを覆うように配設され、樹脂製のカバー本体に皮革を貼り付けたもので、皮革の裏面には、引っ張り強度を低下させた脆弱部が多数の切り込み(切欠き)を配設することで形成されている。この脆弱部によってカバー本体の破断時に円滑に皮革を破断することができるというものである(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1の革張りエアバッグカバーでは、エアバッグの展開性能を向上させるためには、皮革の厚さや強度など特性の異なる皮革の管理が複雑になる。
言い換えると、脆弱部を形成するために切り込みを設けた皮革の厚さを0.6mm、ピッチを4mmに設定する必要があり、0.6mm超、4mm超の場合には、脆弱部の破断の抵抗力が大きくなるおそれがあるという問題がある。
However, in the leather-covered airbag cover of Patent Document 1, in order to improve the deployment performance of the airbag, the management of leather having different characteristics such as leather thickness and strength becomes complicated.
In other words, it is necessary to set the thickness of the leather provided with cuts to form the fragile portion to 0.6 mm and the pitch to 4 mm. In the case of more than 0.6 mm and more than 4 mm, the fragile portion is broken. There is a problem that the resistance may increase.
本発明は、エアバッグの膨張・展開で皮革を開放する際の開放の抵抗力を減少させて、エアバッグの展開性能への悪影響を小さくした車両用エアバッグ装置のカバー体を提供することを課題とする。 It is an object of the present invention to provide a cover body for a vehicle airbag device that reduces the resistance to opening when the leather is opened by inflation and deployment of the airbag, thereby reducing adverse effects on the deployment performance of the airbag. Let it be an issue.
請求項1に係る発明は、エアバッグの膨張によって開放するリッドが、基材に形成された略矩形の開口部に配置されている車両用エアバッグ装置であって、リッド及び基材を接着層を介して覆っている表皮材と、表皮材が縫い合わされて、リッドの自由端と略一致するように配置されている縫製部と、自由端に重なる縫製部に設定されリッドの開放とともに開放する表皮開口部と、表皮開口部及び開口部の外側へ連なり、基材との接着力が小さくなるように調節された接着力調節部と、を備え、開口部の外側において、表皮開口部がエアバッグの膨張により自由端から外側に連続的に開放するとともに、接着力調節部が基材から剥離伸張することにより自由端の揺動を許容するよう構成されていることを特徴とする。 The invention according to claim 1 is a vehicle airbag apparatus in which a lid that is opened by inflation of an airbag is disposed in a substantially rectangular opening formed in the substrate, and the lid and the substrate are bonded to each other. The cover material that is covered via the sewing material, the skin material is sewn together, the sewing part that is arranged so as to substantially coincide with the free end of the lid, and the sewing part that overlaps the free end is set to open with the opening of the lid An epidermis opening, and an adhesive force adjusting part that is connected to the outer side of the skin opening and the opening, and is adjusted so as to reduce the adhesive force with the base material. The bag is continuously opened outward from the free end by the expansion of the bag, and the adhesive force adjusting portion is configured to allow the free end to swing by peeling and extending from the base material.
請求項2に係る発明は、接着力調節部は、表皮材と基材の間の接着剤の塗布面積を他の接着領域に比べ、減じていることを特徴とする。
The invention according to
請求項3に係る発明は、接着力調節部は、基材に凹凸部が形成され、凹凸部の凹凸によって接着層に対する基材の接触面積を減じていることを特徴とする。
The invention according to
請求項1に係る発明では、リッド及び基材を接着層を介して覆っている表皮材と、表皮材が縫い合わされて、リッドの自由端と略一致するように配置され、リッドの外側へ連なるように延出している縫製部と、自由端に重なる縫製部に設定されリッドの開放とともに自由端および前記リッドの外側へ連なる領域の少なくとも一部を開放する表皮開口部と、開口部の外側へ連なり、基材との接着力が小さくなるように調節された接着力調節部と、を備えたので、開口部の外側において、表皮開口部がエアバッグの膨張により自由端から外側に連続的に開放するとともに、接着力調節部が基材から剥離伸張することにより自由端の揺動を許容する。従って、特殊な加工を用いずに、且つ、表皮を大きく破断させることなく、リッドの外側の表皮を剥離させることで、線状に口開きさせて、安定的に開放させることができ、外観上の影響も小さくなるいう利点がある。 In the invention according to claim 1, the skin material covering the lid and the base material via the adhesive layer and the skin material are stitched together and arranged so as to substantially coincide with the free end of the lid, and continue to the outside of the lid. And a skin opening that is set to a sewing portion that overlaps the free end and that opens the lid and opens at least a part of the region extending to the free end and the outside of the lid, and to the outside of the opening And an adhesive strength adjusting portion that is adjusted so that the adhesive strength with the base material is reduced, so that the outer skin opening continuously extends from the free end to the outer side due to the inflation of the airbag. In addition to being released, the adhesive force adjusting portion peels and extends from the base material to allow the free end to swing. Therefore, the outer skin of the lid can be peeled off without using special processing and without greatly breaking the skin, so that it can be opened in a linear manner and stably opened. There is an advantage that the influence of.
請求項2に係る発明では、接着力調節部は、表皮材と基材の間の接着剤の塗布面積を他の接着領域に比べ、減じているので、表皮開口部及び開口部の外側へ連なる表皮材は剥離しやすくなり、基材から剥離する表皮材の剥離の抵抗力を小さくすることができる。その結果、エアバッグの膨張・展開で皮革を開放する際の開放の抵抗力を減少させることができ、エアバッグの展開性能への悪影響を小さくすることができるという利点がある。
In the invention which concerns on
請求項3に係る発明では、接着力調節部は、基材に凹凸部が形成され、凹凸部の凹凸によって接着層に対する基材の接触面積を減じているので、表皮開口部及び開口部の外側へ連なる表皮材は剥離しやすくなり、基材から剥離する表皮材の剥離の抵抗力を小さくすることができる。その結果、エアバッグの膨張・展開で皮革を開放する際の開放の抵抗力を減少させることができ、エアバッグの展開性能への悪影響を小さくすることができるという利点がある。
In the invention according to
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の車両用エアバッグ装置のカバー体(第1実施の形態)を採用した車室の斜視図である。
車両用エアバッグ装置のカバー体(第1実施の形態)11は、車両12の助手席13用のエアバッグ装置(車両用エアバッグ装置)14に採用されている。具体的には後述する。
The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a perspective view of a passenger compartment that employs a cover body (first embodiment) of a vehicle airbag apparatus according to the present invention.
A cover body (first embodiment) 11 of a vehicle airbag device is employed in an airbag device (vehicle airbag device) 14 for a
車両12は、車体21、車室22、運転席23、助手席13、インストルメントパネル24、助手席13用のエアバッグ装置14や運転席23用のエアバッグ装置25を含むエアバッグユニット26を備える。
インストルメントパネル24には、皮革31が採用され、貼り付けられている。
The
図2は、図1の2矢視図である。
図3は、図1の3−3線断面図である。
助手席13用のエアバッグ装置14は、インストルメントパネル24のインストルメントパネル本体(基材)32に形成された略矩形の開口部33に配置され、車体21に取付けられているケース部材35と、ケース部材35内に配置したインフレータ(ガス発生装置)36と、エアバッグであるところのバッグ37と、ケース部材35の上に取付けた開放自在なリッド38と、リッド38及びインストルメントパネル24の基材(インストルメントパネル本体)32に貼り付けた表層部41と、基材(インストルメントパネル本体)32の開口部33に連ねて設けた接着力調節部42と、を備える。
FIG. 2 is a view taken in the direction of
3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 of FIG.
The
リッド38は、ケース部材35に第1ヒンジ部44を介して形成した第1蓋部45と、ケース部材35に第2ヒンジ部47を介して形成した第2蓋部48と、第1蓋部45と第2蓋部48の裏にV溝状に彫り込んだティアライン51と、からなる。
The
ティアライン51は、リッド38の幅Wの中央(W×50%)に形成され第1蓋部45と第2蓋部48を分割するまっすぐな中央ティアライン52と、リッド38の長手方向(X軸方向)に設定したリッド38の全長Lをなす一端に形成した第1側部ティアライン53、他端に形成した第2側部ティアライン54と、からなる。そして、中央ティアライン52が破断することで、第1蓋部45の第1自由端56(図6参照)、第2蓋部48の第2自由端57(図6参照)が形成される。
ケース部材35には、インストルメントパネル24側に掛止する掛止凸部61が形成されている。
The tear line 51 is formed in the center (W × 50%) of the width W of the
The
図4は、図3の4部詳細図である。図1〜図3を併用して説明する。
カバー体(第1実施の形態)11を主体に説明する。
カバー体(第1実施の形態)11は、リッド38と表層部41とからなり、表層部41は、リッド38上の表皮材接着層63と、表皮材64と、接着力調節部42と、からなる。
表皮材64は、皮革31に皮革接着層65で貼ったスペースファブリック66を有する。
FIG. 4 is a detailed view of part 4 of FIG. 1 to 3 will be used in combination.
The cover body (first embodiment) 11 will be mainly described.
The cover body (first embodiment) 11 includes a
The
スペースファブリック66は、例えば、布材や布材に樹脂を複合したもので、皮革31の縫製部68を収納するために、縫製収納空間部71が裏の中央ティアライン52に略一致させて表に設けられている。
The
皮革31は、人工皮革又は天然皮革で、第1皮革73に第2皮革74を縫製することで縫製部68が形成され、縫製部68に沿って近傍にステッチ75を設け、縫製部68をリッド38の裏の中央ティアライン52に略一致させて中央ティアライン52の上方に配置したものである。
そして、リッド38上に位置している縫製部68の糸76の破断で表皮開口部77(図6参照)が形成され、表皮開口部77のうちリッド38の一端(第3端点)86から所定の距離Lsまでが縫製部68の第1表皮剥離部81で、表皮開口部77のうちリッド38の他方の端点(第3端点)86から所定の距離Lsまでが縫製部68の第2表皮剥離部82である。
The
Then, the skin opening 77 (see FIG. 6) is formed by the breakage of the
なお、「表皮材64の剥離」とは、皮革31にスペースファブリック66を含めて、基材(インストルメントパネル本体)32から皮革31とスペースファブリック66との2層が一体となって剥離すること、つまり、基材(インストルメントパネル本体)32からスペースファブリック66が剥離することとする。
The “peeling of the
図2に示している距離Lsは、接着力調節部42の長さでもあり、リッド38の幅Wの約1.2倍に設定している。
The distance Ls shown in FIG. 2 is also the length of the adhesive
接着力調節部42は、リッド38の一端の外方(矢印a1の方向)及びリッド38の他端の外方(矢印a2の方向)に形成したもので、対称軸線Cを基準に略対称である。
一端の外方には、平面視、第1端点84、第2端点85、第3端点86を通る線分で形成された三角領域内の部位に設けられ、三角領域内に弱接着層87が形成されている。
The adhesive
Outside the one end, it is provided in a region in a triangular region formed by a line segment passing through the
第1端点84は、リッド38の一端(第1側部ティアライン53)から外側(矢印a1の方向)へ距離Lsだけ離した端点である。
第2端点85は、第1ヒンジ部44の一端部から外側(矢印a3の方向)へ距離L1だけ離した端点、及び第2ヒンジ部47の一端部から外側(矢印a4の方向)へ距離L1だけ離した端点である。
第3端点86は、第1自由端56又は第2自由端57の一端角部に設定した端点である。
このような三角領域内には、表皮材接着層63と同じ接着剤を用いるが、塗布の形態が異なる弱接着層87を形成している。
The
The
The
In such a triangular region, the same adhesive as that of the skin
表皮開口部77の長さLeは、Le=L+2×Lsであり、具体的には、リッド38の全長Lと第1表皮剥離部81の長さLsと第2表皮剥離部82の長さLsを加算した長さであり、また、接着力調節部42の範囲の第1端点84間の長さである。
縫製部68の長さLm(図1参照)は、Lm>Leで、表皮開口部77の長さLeより長く、インストルメントパネル24の中央24aから左端24bまでの長さである。
The length Le of the
The length Lm (see FIG. 1) of the
図5は、図2の5−5線断面図である。図2を併用して説明する。
弱接着層87は、接着剤を、リッド38の両端(第1側部ティアライン53)に略平行にピッチP、幅Wsで配列したもので、接着剤の塗布面積を他の接着領域(表皮材接着層63)に比べ、減じているので、表皮材接着層63に比べ、単位面積当たりの接着力が小さいものである。列の長さは前述の三角領域内で、端が線分S1、S2に達している。
「他の接着領域」とは、三角領域を除いた表皮材接着層63で接着している部位である。
なお、ピッチP、幅Wsは目安であり、所望の範囲(公差)であればよい。
5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 of FIG. This will be described with reference to FIG.
The weak
The “other bonding region” is a portion bonded by the skin
Note that the pitch P and the width Ws are guides and may be in a desired range (tolerance).
次に、カバー体の形成要領の一例を簡単に説明する。
まず、基材(インストルメントパネル本体)32を治具で支持し、基材(インストルメントパネル本体)32に形成した開口部33に助手席13用のエアバッグ装置14を嵌合する。その次に、基材(インストルメントパネル本体)32に、接着力調節部42を除いて、全面に接着剤を塗布することで表皮材接着層63を形成する。続けて、接着力調節部42を設ける三角領域内に塗布治具を載せ塗布治具の上に接着剤を塗布し、塗布治具を取り外すことで、配列した弱接着層87を形成する。
Next, an example of the procedure for forming the cover body will be briefly described.
First, the base material (instrument panel body) 32 is supported by a jig, and the
所定の時間後、塗布済みの基材32にスペースファブリック66を重ねて貼り付ける。その際、裏の中央ティアライン52に略一致させて表に縫製収納空間部71を形成するようにスペースファブリック66の縁88を離し溝を形成する。
After a predetermined time, the
その次に、予め縫製した皮革31を貼り付ける。すなわち、スペースファブリック66の全面に接着剤を塗布することで、皮革接着層65を形成する。引き続き、縫製収納空間部71に縫製部68を嵌め込み、皮革接着層65を形成したスペースファブリック66に残りの皮革31を重ねて貼り付ける。これでカバー体形成工程は完了する。
Next, the
次に、本発明の車両用エアバッグ装置のカバー体の作用を説明する。
図6は、カバー体の開放の機構を説明する図である。図1〜図5を併用して説明する。
車両用エアバッグ装置(助手席用のエアバッグ装置)14は、車両前面に衝撃が加わると、前面衝撃情報に基づいて、情報が処理された後、インフレータ作動情報に基づいてインフレータ(ガス発生装置)36が作動する。
Next, the operation of the cover body of the vehicle airbag device of the present invention will be described.
FIG. 6 is a diagram illustrating a mechanism for opening the cover body. 1 to 5 will be used together for explanation.
When an impact is applied to the front surface of the vehicle, the vehicle airbag device (passenger seat airbag device) 14 is processed based on the front impact information, and then the inflator (gas generating device) based on the inflator operation information. ) 36 is activated.
インフレータ(ガス発生装置)36によってバッグ37は膨脹を開始するので、バッグ37の膨脹する力によって、中央ティアライン52に破断が起き、この破断を起点に中央ティアライン52は両端(第3端点86に相当)まで引き裂かれる。
その際、縫製部68の表皮開口部77に位置する糸76もほぼ同時に破断するので、表皮開口部77が開き始める。
Since the
At that time, the
両端(第3端点86に相当)まで引き裂かれると、バッグ37の膨脹による力によって、さらに中央ティアライン52を分岐するようにして第1側部ティアライン53、第2側部ティアライン54が破断し始める。
その際、接着力調節部42の基材(インストルメントパネル本体)32から表皮材64が剥離し始め、縫製部68の第1表皮剥離部81の糸が破断し、第2表皮剥離部82の糸が破断するので、第1表皮剥離部81及び第2表皮剥離部82が矢印a6のように開き始める。
When torn to both ends (corresponding to the third end point 86), the first
At that time, the
つまり、接着力調節部42で表皮材64の剥離が起きる。
接着力調節部42では、接着剤を、所定のピッチP、幅Wsで糸状に配列したので、接着力が小さく、表皮材64を剥離・開放する際の抵抗力を減少させることができる。従って、バッグ37の展開性能への悪影響を小さくすることができる。
That is, the
In the adhesive
引き続き、バッグ37の展開に伴う膨脹する力で第1側部ティアライン53、第2側部ティアライン54が破断を続けるのと同時に、第1ヒンジ部44、第2ヒンジ部47をそれぞれ回動の支点軸として第1蓋部45、第2蓋部48は矢印a6のように回動し、開かれる。
Subsequently, the first
その際、前述のように、接着力調節部42で表皮材64の剥離が続くが、接着力調節部42では、接着剤を、所定のピッチP、幅Wsで糸状に配列したので、接着力が小さく、表皮材64を剥離・開放する際の抵抗力を減少させることができる。従って、バッグ37の展開性能への悪影響を小さくすることができる。
At that time, as described above, the
次に、別の実施の形態を説明する。
図7は、第2実施の形態を説明する図であり、図6に対応している。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第2実施の形態の車両用エアバッグ装置のカバー体11Bは、接着力調節部42Bを備えていることを特徴とする。
接着力調節部42Bには、三角領域内に弱接着層87Bが形成され、弱接着層87Bは、接着剤がピッチP1で点状に配置されていることを特徴とする。
Next, another embodiment will be described.
FIG. 7 is a diagram for explaining the second embodiment and corresponds to FIG. The same components as those in the embodiment shown in FIGS. 1 to 6 are designated by the same reference numerals and description thereof is omitted.
The
A weak
第2実施の形態の車両用エアバッグ装置のカバー体11Bでは、第1実施の形態の車両用エアバッグ装置のカバー体11と同様の作用、効果を発揮する。つまり、バッグ37の展開性能への悪影響を小さくすることができる。
The
図8(a)、(b)は、第3実施の形態を説明する図であり、図5に対応している。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第3実施の形態の車両用エアバッグ装置のカバー体11Cは、接着力調節部42Cを備えていることを特徴とする。
接着力調節部42Cは、三角領域内のインストルメントパネル本体(基材)32に凹凸部91が形成されていることを特徴とする。そして、接着層93が表皮材接着層63と同様に形成されている。
FIGS. 8A and 8B are diagrams for explaining the third embodiment and correspond to FIG. The same components as those in the embodiment shown in FIGS. 1 to 6 are designated by the same reference numerals and description thereof is omitted.
The
42 C of adhesive force adjustment parts are characterized by the uneven | corrugated |
凹凸部91は、リッド38の両端に略平行にピッチP3、深さEで溝部92をまっすぐに形成したもので、長さは前述の三角領域内で、端が線分S1、S2に達している。
The concavo-
第3実施の形態の車両用エアバッグ装置のカバー体11Cでは、第1実施の形態の車両用エアバッグ装置のカバー体11と同様の作用、効果を発揮する。つまり、バッグ37の展開性能への悪影響を小さくすることができる。
The
また、第3実施の形態では、スペースファブリック66の全面に表皮材接着層63と同様の接着層93を形成して、凹凸部91に重ねて貼り付けることができ、第1実施の形態に比べ、接着作業は容易になる。
Further, in the third embodiment, an
尚、本発明の車両用エアバッグ装置のカバー体は、実施の形態ではインストルメントパネルに採用した皮革に対応させたが、インストルメントパネル以外にも皮革で覆った部位に採用可能である。
リッド38の中央ティアライン52は、まっすぐに形成したが、曲線でもよい。その際には縫製部も曲線に略一致させた曲線とする。
In addition, although the cover body of the airbag apparatus for vehicles of this invention was made to respond | correspond to the leather employ | adopted as the instrument panel in embodiment, it can be employ | adopted in the site | part covered with leather besides the instrument panel.
The
接着力調節部42では、接着剤を幅Wsで、リッド38の両端(第1側部ティアライン53、第2側部ティアライン54に相当)に略平行にピッチPで配置したが、90°向きを変更してリッド38の第1自由端56(又は中央ティアライン52)の延長線に略平行に配置してもよく、45°向きを変更して第1自由端56の延長線に交差するように配置してもよい。
第3実施の形態では、凹凸部91の長さ(三角領域の線分S1、S2間)をピッチP1で複数に分割してもよい。
In the adhesive
In the third embodiment, the length of the concavo-convex portion 91 (between the line segments S1 and S2 in the triangular region) may be divided into a plurality at the pitch P1.
本発明の車両用エアバッグ装置のカバー体は、エアバッグを皮革で覆うものに好適である。 The cover body of the vehicle airbag apparatus according to the present invention is suitable for covering an airbag with leather.
11…カバー体、32…基材(インストルメントパネル本体)、33…開口部、37…エアバッグ(バッグ)、38…リッド、42…接着力調節部、56…第1自由端、57…第2自由端、63…表皮材接着層、64…表皮材、68…縫製部、77…表皮開口部、91…凹凸部。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記リッド及び前記基材を接着層を介して覆っている表皮材と、該表皮材が縫い合わされて、前記リッドの自由端と略一致するように配置され、前記リッドの外側へ連なるように延出している縫製部と、前記自由端に重なる前記縫製部に設定され前記リッドの開放とともに前記自由端および前記リッドの外側へ連なる領域の少なくとも一部を開放する表皮開口部と、前記開口部の外側へ連なり、前記基材との接着力が小さくなるように調節された接着力調節部と、を備え、前記開口部の外側において、前記表皮開口部がエアバッグの膨張により前記自由端から外側に連続的に開放するとともに、前記接着力調節部が基材から剥離伸張することにより前記自由端の揺動を許容するよう構成されていることを特徴とする車両用エアバッグ装置のカバー体。 A lid that is opened by inflation of an airbag is a vehicle airbag device that is disposed in a substantially rectangular opening formed in a base material,
A skin material covering the lid and the base material via an adhesive layer, and the skin material are sewn together, arranged so as to substantially coincide with the free end of the lid, and extend so as to continue to the outside of the lid. An open sewing portion, a skin opening that is set in the sewing portion that overlaps the free end and that opens the lid and opens at least a part of a region that extends to the free end and the outside of the lid; and An adhesive force adjusting portion that is connected to the outside and adjusted so that the adhesive force with the base material is reduced, and the outer skin opening portion is outside the free end by inflation of the airbag. And the adhesive force adjusting portion is configured to allow the free end to swing by peeling and extending from the base material. Over body.
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