JP2009219830A - プロテクター - Google Patents

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Abstract

【課題】装着の際に使用者への違和感を軽減すると共に、ベルト部材を適切な装着位置に容易かつ迅速に調節可能なプロテクターの提供する。
【解決手段】プロテクター本体1の上方突出片1aに上端2aが取着されると共に斜めに配設されて該プロテクター本体1の腹部側縁1bに下端2bが取着され、プロテクター本体1の背面1cにてX字状に交差する2本のベルト部材2,2を備え、さらに、X字状に交差するベルト交差部2Aを包囲してベルト交差部2Aの上下位置を調整自在に保持する摩擦保持片3を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロテクターに関する。
従来、野球やソフトボール等の球技で、捕手や審判が使用する腹部、胸部及び肩部を保護するプロテクターは、特許文献1記載のように、Y字状の肩ベルト部材と一文字状の腰ベルト部材を連結した装着ベルトを備え、Y字状のベルト部材を長さを調節して両肩に吊り下げて装着すると共に、一文字状の腰ベルト部材を腰部に巻設して装着するものがあった。
登録実用新案第3070240号公報
ところが、Y字状の肩ベルト部材を長さ調節すると、腰ベルト部材が上方に引き上げられたり、垂れ下がったりして、腰ベルト部材を適切な位置に調節するのが困難であった。つまり、肩ベルト部材と腰ベルト部材を相互に調節する必要があった。また、使用者の両肩と腰との両方で、使用者にとって違和感を感じさせない位置に調節することは困難であった。また、腰ベルト部材によって、装着後の動作の際に、屈曲運動の激しい腰部で圧迫感や擦れるような摩擦感を感じ動作(プレー)の妨げになるという問題があった。
本発明は、装着の際に使用者への違和感を軽減すると共に、ベルト部材を適切な装着位置に容易かつ迅速に調節可能なプロテクターの提供を目的とする。
そこで、本発明のプロテクターは、プロテクター本体の上方突出片に上端が取着されると共に斜めに配設されて該プロテクター本体の腹部側縁に下端が取着され、該プロテクター本体の背面にてX字状に交差する2本のベルト部材を備え、さらに、上記X字状に交差するベルト交差部を包囲して該ベルト交差部の上下位置を調整自在に保持する摩擦保持片を備えたものである。
また、上記摩擦保持片は、背面視略四角形であり、各辺には上記ベルト部材が挿入される差込スリットが形成されるように、表裏2枚の略四角形片を各角部領域にて相互に積層一体化され、上記ベルト交差部を表裏から挟持するように構成されているものである。
また、上記摩擦保持片は、上記ベルト部材が挿入される上記差込スリットの口幅寸法を上記ベルト部材の幅寸法よりも小さく設定しているものである。
また、上記ベルト部材は、ゴムバンドから成るものである。
また、上記略四角形片は、上記ベルト交差部の上記ベルト部材との摩擦力を付与するバックスキン面を有する皮革から成るものである。
本発明のプロテクターによれば、使用者が自由にベルト交差部を上下に調整できる。つまり、使用者の体格に合わせて適切な位置で装着でき、使用者を保護することができる。また、使用者の体格に合わせることで、使用者が望む装着感(適切なフィット感)を得ることができる。装着した際の違和感を軽減できる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1は本発明のプロテクターの実施の一形態を示す背面図である。図2は図1の要部拡大図である。図3は図2の要部斜視図である。また、図4は図2のX−X断面図である。図5は図2のY−Y断面図である。
図1において、本発明のプロテクターは、野球やソフトボール等の球技で捕手や審判等をおこなう使用者を、球や接触プレー等から保護するものであって、人体の腹部と胸部及び鎖骨や肩部近傍を保護するように覆うプロテクター本体1(以下、本体1ともいう)と、本体1の背面1cにてX字状に交差するように配設された2本のベルト部材2,2と、本体1の側方に肩部を保護するように揺動自在に取着されるカップ状の肩パット部材4と、本体1に縫着され装着の際に人体の首元への圧迫を緩和させる柔軟部材5と、を備えている。
プロテクター本体1(本体1)は、人体に装着した状態(使用状態)で、人体の腹部と胸部を保護するように覆う前面保護部から突出舌片状に形成され、人体の肩部及び鎖骨部近傍を保護するように覆う左右一対の上方突出片1a,1a、を有している。
また、本体1は、一枚板状に縫製されている。図示省略するが、内部に、衝撃を吸収・緩和可能な本体用緩衝部材を複数配設し、本体用緩和部材の周囲を縫製している。本体1の正面側は、本体用緩衝部材によって前方からの衝撃を吸収・緩和する複数の凸部が形成されている。また、本体1の背面1c側は、本体用緩衝部材によって人体への圧迫を吸収緩和する複数の凸部が形成されている。つまり、本体1の正面及び背面1cは、凹凸状に形成されている。
なお、正面とは、球や他の選手等の外部からの衝撃を受ける面である。背面1cとは、装着の際に、人体に接触乃至近接する側の面である。
また、本体1の、上方突出片1a,1aの正面側の左右外方側の側縁(側方)には、人体に接近する側を凹状に形成すると共に外部からの接触側を凸球状に形成したカップ状の肩パット部材4,4を蝶番状に揺動自在に縫着している。また、本体1には、装着状態で人体の首元及び襟元への圧迫を緩和させる柔軟部材5を、背面1c側に縫着している。
次に、ベルト部材2は、長手方向及び幅方向に伸縮自在な帯状のゴムバンドから成るものである。上端2aを、本体1の上方突出片1aの正面側の先端に樹脂製の肩用バックル部材23を介して長さ調節自在かつ揺動自在に取着されている。さらに、ベルト部材2は、本体1の背面1cにてタスキ状に斜めに配設され、下端2bを、本体1の腹部側縁1bに樹脂製の雌雄バックル部材24を介して長さ調節自在かつ揺動自在に取着されている。雌雄バックル部材24は、雄部と雌部を有し、雄部と雌部で合体・分離可能なものである。即ち、ベルト部材2の下端2bは、本体1の腹部側縁1b近傍で、着脱自在に取着されている。
言い換えると、2本のベルト部材2の内の一本は、左右一対の一方の上方突出片1aの先端に上端2aが取着されると共に一方の上方突出片1aから略対角位置の本体1の腹部側縁1bに下端2bが取着されている。残りの一本を、他方の上方突出片1aの先端に上端2aを取着されると共に他方の上方突出片1aから略対角位置の本体1の腹部側縁1bに下端2bが取着されている。そして、本体1の背面1cにてX字状に交差するベルト交差部2Aを形成している。即ち、2本のベルト部材2,2は、本体1の背面1cにてX字状に配設されている。また、2本のベルト部材2,2はベルト交差部2Aで一体化(接着や縫着等)していない。
また、2本のベルト部材2,2には、X字状に交差するベルト交差部2Aを包囲する背面視略四角形の摩擦保持片3が、ベルト部材2に沿ってスライド自在に取着されている。 摩擦保持片3は、ベルト交差部2Aの上下及び左右位置を調整自在に保持可能なものである。
図1〜図5において、摩擦保持片3は、略四角形状であって、表裏2枚の略四角形片30,30を重ね合わせ積層状に一体化したものである。略四角形片30は、ベルト部材2との摩擦力を付与するバックスキン面30bを有する皮革から成るものである。また、摩擦保持片3は、略菱形の形状の角部を面取りした多角形状とも言える。表とは、本体1の背面1cに対面する面であると共に装着の際に使用者の背部に接触する面である。裏面はその反対側の面である。
2枚の略四角形片30,30は、バックスキン面30bを対面状にしてベルト交差部2Aを挟むように重ね合わせている。2本のベルト部材2,2のベルト交差部2Aを、表裏から挟持している。ベルト交差部2Aを、内装している。
2枚の略四角形片30,30は、各角部領域30c(図2の一点鎖線で示す領域)を接着し、相互に積層一体化されている。各角部領域30cを一体化することで、摩擦保持片3の各辺(四辺)にベルト部材2が挿入される差込スリット3aと、摩擦保持片3の内部中央にベルト部材2が挿通する空間部3bと、を形成している。
差込スリット3aは、摩擦保持片3の各四辺の中間部(角部領域30cを除く辺部)に形成されている。差込スリット3aの口幅寸法W2 は、ベルト部材2の自然状態での幅寸法W1 よりも小さく設定している。各辺の差込スリット3aには、ベルト部材2が挿入されている。差込スリット3aは、ベルト部材2幅寸法W1 を、差込スリット3a近傍で、差込スリット3aの口幅寸法W2 に近づくようにくびれさせている。
空間部3bは、摩擦保持片3の内部中央に形成されている。差込スリット3aは摩擦保持片3の内部で空間部3bに連通している。言い換えると、この空間部3bの出入り口(開口部)が差込スリット3aである。この空間部3bで、2本のベルト部材2,2はX字状に交差してベルト交差部2Aを形成している。空間部3bは、2本のベルト部材2,2をX字状に挿通させる略X字状の通路を有している。言い換えると、一方のスリット3aからベルト部材2が差し込まれ、摩擦保持片3の内部を挿通し、対辺に形成された他方のスリット3aからベルト部材2を突出させているとも言える。摩擦保持片3は、2本のベルト部材2,2を挿通可能かつ内部でX字状に交差可能に形成されているとも言える。
また、摩擦保持片3は、2本のベルト部材2,2とを一体化しない(接着や縫着しない)ことで、空間部3bに2本のベルト部材2,2を挿通させ、ベルト部材2に沿って摩擦部材3が摺動(スライド)可能としている。
また、ベルト部材2が摩擦保持片3の内部でバックスキン面30bに適度に面接触して付与する摩擦力と、スリット3a近傍でベルト部材2をくびれさせる力の一部から成る摩擦力と、を利用して、摩擦保持片3がベルト部材2に沿ってスライド自在としながらも、自然状態では、ベルト部材2に沿って不用意に滑らないよう停止状態保持可能にしている。
上述した本発明のプロテクターの実施の一形態の使用方法(作用)について説明する。 本体1の背面1cにある摩擦保持片3を使用者が手で動かすと、摩擦保持片3は、ベルト部材2に沿って移動する。摩擦保持片3の移動に伴って、ベルト部材2の上端2a及び下端2bは揺動すると共にベルト交差部2Aが移動する。摩擦保持片3を手から離すと、摩擦保持片3は、手が離された位置で停止する。ベルト交差部2Aは移動した位置に形成される。
摩擦保持片3が移動する際、摩擦保持片3は、各差込スリット3a近傍で、ベルト部材2を絞るように収縮させながら(くびれを形成させながら)ベルト部材2にガイドされるようにスムーズに摺動する。2本のベルト部材2,2は各々の上端2aと下端2bが揺動する。摩擦保持片3が移動することでベルト交差部2AはX字状に保持されながら移動する。摩擦保持片3は、移動によって、ベルト交差部2Aの位置を自在に調節する。
停止状態では、差込スリット3aがベルト部材2を幅方向に狭くさせる力の一部が摩擦力となって、移動した位置(所望の位置)で摩擦保持片3が停まる(保持される)ことを可能にする。
また、ゴムバンド製のベルト部材2は、差込スリット3aの口幅寸法W2 に近いくびれた状態から自然状態の幅寸法W1 に弾性力により戻ろうとする。この弾性力(復元力)がスリット3aを押し広げようとし、摩擦保持片3への摩擦力となって、移動した位置(所望の位置)で摩擦保持片3が停まることを可能にする。
また、摩擦保持片3の内部で、バックスキン面30bによって、ベルト部材2に摩擦力が適度に付与される。バックスキン面30bとベルト部材2との摩擦力によって、移動した位置(所望の位置)で摩擦保持片3が停まることを可能にする。
よって、摩擦保持片3は、ベルト交差部2Aを保持(挟持)し、本体1の背面1cにてベルト部材2に沿って自由に移動する。X字状に交差するベルト交差部2Aの上下左右位置を調整自在にする。そして、使用者の所望の位置にて停まり、ベルト交差部2Aを使用者の所望の位置に形成する。
例えば、本発明のプロテクターを装着する前に2本のベルト部材2,2の長さを均等に調節した際や、長さ調節可能なバックル部材が設けられていない際は、ベルト交差部2Aは、装着前状態で本体1の背面1cの略中央に配設されるが、実際に使用者が装着すると、使用者の体格(身長や肩幅、体型)の個人差によって、本体1を使用者に密着させるのに適した位置にはならない。そこで、摩擦保持片3を上下に移動させる。ベルト交差部2Aは、体格にあった所望の位置に形成される(配設される)。即ち、図1に示す一点鎖線の摩擦保持片3のように、背面1cの中央位置からやや上方位置や下方位置等、使用者の背骨に沿うように自由に移動して、ベルト交差部2Aを使用者の体格に合った、フィット感が得られる所望の位置に配設(形成)する。
また、本発明のプロテクターを装着する際にベルト部材2の長さを調節する際は、使用者は、2本のベルト部材2の各下端2bに取着されている左右の各雌雄バックル部材24を雄部と雌部で離脱させる。本体1からベルト部材2の下端2bは取り外される。X字状の上方側の二股部に使用者の頭部を通し、雌雄バックル部材24の雄部と雌部を再び合体させる。本発明のプロテクターは人体(使用者)に仮装着される。
仮装着状態で、左右の肩用バックル部材23,23及び左右の雌雄バックル部材24,24でベルト部材2の長さが調節される。本体1が人体の胸部と腹部や肩部近傍を覆う。使用者を確実にボールや接触プレーから保護する為に、本体1を使用者に密着させるには、2本のベルト部材2,2のベルト交差部2Aが使用者の背部の中央部(又は、使用者の体格に合った所望の位置)に配設されるのが望ましいが、2本ベルトを左右上下均等に長さ調節することは、困難であるため、2本のベルト部材2,2のベルト交差部2Aは、使用者の背部の右上方位置や左下方位置、あるいは、側方に片寄った位置等、背部の中央から離れた位置に配設されている。
ここで、摩擦保持片3を移動させる。すると、摩擦保持片3によってベルト交差部2Aは、上下や左右に移動され、使用者の背部の中央位置(又は所望の位置)に配設される。つまり、両肩部の肩用バックル部材23,23や左右の雌雄バックル部材24,24でベルト部材2を均等に長さに調節せずとも、ベルト交差部2Aが背部の中央(又は所望の位置)に配設される。つまり、長さ調節後に、摩擦保持片3を移動させれば、ベルト交差部2Aは適切な位置(所望の位置)に配設(形成)される。
仮に、摩擦保持片3がなければ、左右の肩用バックル部材23,23で2本のベルト部材2を短く調整すると、ベルト交差部2Aは、使用者の背部の上方となり、単に、本体1が首掛け状に装着され、使用者を保護できない。また、一方の肩用バックル部材23や一方の雌雄バックル部材24でベルト部材2を短く調節し過ぎると、交差部2Aが背部の一方(の側方)に寄ってしまい、装着状態で他方(交差部2Aが寄った反対側)が使用者に密着せず保護するのは困難となる。
本発明のプロテクターは設計変更可能であって、表裏2枚の略四角片30,3 を各角部領域30cにて相互に一体化する際に、接着に限らず、縫着や融着等で一体化しても良い。また、本体用緩衝部材の形状や配列は自由である。また、ベルト部材2の材質はゴムバンドに限らず布や樹脂製の帯状部材でも良い。また、本発明に於て、「皮革」とは、天然皮革の他に、人工皮革や合成皮革を含むものである。また、皮革以外に編目の粗い生地とするも好ましい。
以上のように、本発明は、プロテクター本体1の上方突出片1aに上端2aが取着されると共に斜めに配設されてプロテクター本体1の腹部側縁1bに下端2bが取着され、プロテクター本体1の背面1cにてX字状に交差する2本のベルト部材2,2を備え、さらに、X字状に交差するベルト交差部2Aを包囲してベルト交差部2Aの上下位置を調整自在に保持する摩擦保持片3を備えたので、ベルト交差部2Aを移動させて、本体1を使用者に確実に密着させて、ボールや接触プレーから保護することができる。摩擦保持片3を移動させることで、使用者の所望の位置にベルト交差部2Aを配設でき、使用者に不快な圧迫感等の違和感を軽減できる。体格に合わせたフィット感(装着感)を得ることができる。ベルト部材2の長さ調節を正確(左右上下方向均等)にしなくてとも、摩擦保持片3によって容易かつ迅速にベルト交差部2Aを背部の中央部等適切な(所望の)位置に配設できる。また、ベルト交差部2Aを密着力が強くなる所望の位置に配設することで、従来のプロテクターのように腰部に巻設する腰ベルト部材を省略できる。つまり、使用者の腰部近傍で腰ベルトが擦れるような違和感を軽減できる。使用者が、腰部をひねるような動作を容易にできる。
また、摩擦保持片3は、背面視略四角形であり、各辺にはベルト部材2が挿入される差込スリット3aが形成されるように、表裏2枚の略四角形片30,30を各角部領域30cにて相互に積層一体化され、ベルト交差部2Aを表裏から挟持するように構成されているので、摩擦保持片3をその内面と2本のベルト部材2,2との摩擦抵抗力で所望の位置に保持できる。摩擦保持片3を軽量かつ薄くできる。つまり、摩擦保持片3を、使用者に違和感を与えることなくベルト部材2に付設できる。摩擦保持片3の内部でベルト交差部2AをX字状に保持できる。
また、摩擦保持片3は、ベルト部材2が挿入される差込スリット3aの口幅寸法W2 を上記ベルト部材2の幅寸法W1 よりも小さく設定しているので、ベルト部材2が摩擦保持片3の差込スリット3a内面に強く圧接して、確実に所望の位置で摩擦保持片3を停止できる。つまり、ベルト交差部2Aを確実に所望の位置で強い摩擦抵抗力によって保持できる。不容易に自然状態で摩擦保持片3がベルト部材2に沿うようにスライドするのを防止する。
また、ベルト部材2は、ゴムバンドから成るので、差込スリット3a近傍で弾性的に幅方向に短縮変形することによって、差込スリット3a近傍に弾発的に強く圧接して、大きな摩擦力(保持力)となって、確実にベルト交差部2Aを上下所望の位置で保持(停止)できる。
また、略四角形片30は、ベルト交差部2Aのベルト部材2との摩擦力を付与するバックスキン面30bを有する皮革から成るので、2本のベルト部材2,2が挿通する摩擦保持片3の内部で、ベルト部材2と略四角形片30との相互の摩擦力(抵抗力)を高め、確実にベルト交差部2Aを所望の位置で保持できる。
本発明のプロテクターの実施の一形態を示す背面図である。 実施の一形態の要部拡大背面図である。 実施の一形態の要部拡大斜視図である。 図2のX−X断面図である。 図2のYーY断面図である。
符号の説明
1 プロテクター本体
1a 上方突出片
1b 腹部側縁
1c 背面
2 ベルト部材
2A ベルト交差部
2a 上端
2b 下端
3 摩擦保持片
3a 差込スリット
30 略四角形片
30b バックスキン面
30c 角部領域
1 幅寸法
2 口幅寸法

Claims (5)

  1. プロテクター本体(1)の上方突出片(1a)に上端(2a)が取着されると共に斜めに配設されて該プロテクター本体(1)の腹部側縁(1b)に下端(2b)が取着され、該プロテクター本体(1)の背面(1c)にてX字状に交差する2本のベルト部材(2)(2)を備え、さらに、上記X字状に交差するベルト交差部(2A)を包囲して該ベルト交差部(2A)の上下位置を調整自在に保持する摩擦保持片(3)を備えたことを特徴とするプロテクター。
  2. 上記摩擦保持片(3)は、背面視略四角形であり、各辺には上記ベルト部材(2)が挿入される差込スリット(3a)が形成されるように、表裏2枚の略四角形片(30)(30)を各角部領域(30c)にて相互に積層一体化され、上記ベルト交差部(2A)を表裏から挟持するように構成されている請求項1記載のプロテクター。
  3. 上記摩擦保持片(3)は、上記ベルト部材(2)が挿入される上記差込スリット(3a)の口幅寸法(W2 )を上記ベルト部材(2)の幅寸法(W1 )よりも小さく設定している請求項1又は2記載のプロテクター。
  4. 上記ベルト部材(2)は、ゴムバンドから成る請求項1,2又は3記載のプロテクター。
  5. 上記略四角形片(30)は、上記ベルト交差部(2A)の上記ベルト部材(2)との摩擦力を付与するバックスキン面(30b)を有する皮革から成る請求項2,3又は4記載のプロテクター。
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