JP2009217665A - 文章編集装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】煩雑なキー操作や、かな漢字変換によらずに文章中の語を容易に置き換えたり、並び替えたりすることで、容易に文章の編集ができる文章編集装置を提供することを課題とする。
【解決手段】編集する文章の中から、編集(置換、移動)を希望する文字列を、形態素単位、または、文節単位で容易に選択することができる文章編集装置などを提供する。また、前記手段により選択された文字列と類義関係にある文字列などを置換選択候補として出力し、その中から置換する文字列を選択することができる文章編集装置などを提供する。さらに、前記手段により選択された文字列を移動させる位置を、容易に選択することができる文章編集装置などを提供する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、携帯電話、PDA端末などの移動体端末や、パーソナルコンピュータなどでの文章編集を好適なものとする文章編集装置、および文章編集方法(プログラム)に関するものである。
携帯電話、PDA、パーソナルコンピュータで文章作成アプリケーションを用いて文章を作成する場合においては、かな漢字方式によって文字入力を行ない、文章を作成するのが一般的である。すなわち平仮名もしくは片仮名によるヨミを入力文字列とし、それに対応する変換候補文字列を一覧で表示し、ユーザは端末のキー操作によって、変換候補を選択する。
ここでユーザが一度作成した文章に対して、一部表現を変えたいという場合がある。もしくは送信済のメール本文などの過去に作成した文章を流用し、一部を変更して文章を作成したい場合がある。たとえば図1に示すように、「明日会社に行きます」という文章に対し、「会社に」を「御社に」に置き換え、「行きます」を「伺います」に置き換えて「明日御社に伺います」と変更したい場合がある。
このような場合「会社に」、「行きます」を削除し、かな漢字変換によって「御社に」、「伺います」という文字列を入力する方法がある。しかしその場合、文字列の削除や文字列変換に多くのキー操作を要する。
また図2に示すように「壮麗な上野公園の桜が見たい」という文章について、意味をより明確化するために「上野公園の壮麗な桜が見たい」と語順を並びかえたい場合がある。このような場合「壮麗な」という語を削除し、カーソルを移動して再度かな漢字変換によって「壮麗な」と入力するか、もしくはカット&ペースト機能により、「壮麗な」という単語を範囲指定して切り取り、カーソルを移動して「上野公園の」の前に貼り付ける操作が必要となる。
このような編集操作において、特に携帯電話やPDAのようなキー数の限られた装置によって入力する場合はより操作が煩雑となる。
特許文献1に、文章編集を容易に行うことができる文書編集装置が開示されている。当該発明は、文章編集において、他の単語に置換したい被置換単語をカーソルにより選択し、置換する単語を平仮名もしくは片仮名によるヨミで入力する。そして、かな漢字変換を行なうと、カーソルにより選択された被置換単語の類語や反意語などを優先的に変換候補として表示するというものである。これにより、利用者はかな漢字変換した際に表示される複数の変換候補の中から、希望する単語を容易かつ迅速に見つけることができ、文章編集におけるキー操作回数を減らすことができる。
特開平7−271791
しかしながら、特許文献1の発明は、置換する単語を平仮名や片仮名のヨミで入力する必要があり、十分にキー操作回数を減らすことができていない。
そこで、本発明においては、煩雑なキー操作や、かな漢字変換によらずに文章中の文字列を容易に置き換えたり、並び替えたりすることで、容易に文章の編集ができる文章編集装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、以下のような発明などを提供する。
編集する文章の中から、編集(置換、移動)を希望する文字列を、形態素単位、または、文節単位で容易に選択することができる文章編集装置などを提供する。また、前記手段により選択された文字列と類義関係にある文字列などを置換選択候補として出力し、その中から置換する文字列を選択することができる文章編集装置などを提供する。さらに、前記手段により選択された文字列を移動させる位置を、容易に選択することができる文章編集装置などを提供する。
具体的には、以下のような発明を提供する。
第一発明では、第一文章取得部と、文章を取得して表示する第一文章表示部と、相互に置換可能な置換候補となりうる文字列を形態素単位で関連付けた第一形態素辞書を保持する第一辞書部と、第一文章表示部が表示している文章から形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける第一被置換文字列選択部と、第一被置換文字列選択部で選択された文字列に対し置換候補の文字列を取得表示する第一置換候補文字列表示部と、第一置換候補文字列表示部が表示している置換候補文字列の一を置換文字列とする選択を受付ける第一置換文字列選択部と、選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を出力する第一置換後文章出力部とからなる文章編集装置を提供する。
第二発明では、第一発明を基本とし、さらに、第一辞書部は、類義関係にある文字列を形態素単位で関連付けた第一形態素類義辞書を保持する第一類義辞書保持手段を有し、第一置換候補文字列表示部は、第一被置換文字列選択部で選択された文字列と類義関係にある類義文字列を第一類義辞書保持手段に保持された第一形態素類義辞書を利用して取得する第一類義文字列取得手段と、第一類義文字列取得手段にて取得した類義文字列を置換候補の文字列として出力する第一置換候補類義文字列表示手段を有する文章編集装置を提供する。
第三発明では、第一発明または第二発明を基本とし、さらに、第一辞書部は、文法上の活用形が終止形である用言どうしを関連付けた第一用言辞書を保持する第一用言辞書保持手段を有し、第一置換候補文字列表示部は、第一被置換文字列選択部で選択された文字列が用言の場合には、その用言の終止形の文字列を取得する第一終止形用言取得手段と、第一終止形用言取得手段で取得した用言の終止形の文字列と関連付けられたその他の用言の終止形の文字列を第一用言辞書保持手段に保持された第一用言辞書を利用して取得する第一用言取得手段と、第一用言取得手段にて取得したその他の用言の終止形の文字列を第一被置換文字列選択部で選択された用言と同じ活用形の文字列に変換する第一用言変換手段と、第一用言変換手段にて変換された文字列を置換候補の文字列として出力する第一置換候補用言表示手段を有する文章編集装置を提供する
第四発明では、第一発明から第三発明のいずれか一を基本とし、さらに、第一被置換文字列選択部は、第一文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける第一位置選択手段を有する文章編集装置を提供する。
第五発明では、第一発明から第四発明のいずれか一を基本とし、さらに、第一被置換文字列選択部は、タッチパネル入力で、文章から形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける第一タッチパネル手段を有する文章編集装置を提供する。
第六発明では、第一発明から第五発明のいずれか一を基本とし、さらに、第一文章表示部は、取得した文章を形態素ごとに区切って表示する第一形態素表示手段を有する文章編集装置を提供する。
第七発明では、第一発明から第六発明のいずれか一を基本とし、さらに、第一文章表示部は、取得した文章を構成する形態素を構成する文字列が第一辞書部に保持されている文字列であるか判断する第一判断手段と、第一辞書部に保持されている文字列か第一辞書部に保持されていない文字列かを識別可能に形態素ごとの表示を制御する第一表示制御手段を有する文章編集装置を提供する。
第八発明では、第二文章取得部と、文章を取得して表示する第二文章表示部と、相互に置換可能な置換候補となりうる文字列を形態素単位で関連付けた第二形態素辞書を保持する第二辞書部と、第二文章表示部が表示している文章から文節単位で被置換文字列の選択を受付ける第二被置換文字列選択部と、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に含まれる自立語と関連付けられている形態素単位の文字列を第二形態素辞書を利用して取得し、文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として表示する第二置換候補文字列表示部と、第二置換候補文字列表示部が表示している置換候補文字列の一を置換文字列とする選択を受付ける第二置換文字列選択部と、選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を出力する第二置換後文章出力部からなる文章編集装置を提供する。
第九発明では、第八発明を基本とし、さらに、第二辞書部は、類義関係にある文字列を形態素単位で関連付けた第二形態素類義辞書を保持する第二類義辞書保持手段を有し、第二置換候補文字列表示部は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に含まれる自立語と類義関係にある形態素単位の類義文字列を第二類義辞書保持手段に保持された第二形態素類義辞書を利用して取得する第二類義文字列取得手段と、第二類義文字列取得手段にて取得した形態素単位の類義文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する第二置換候補類義文字列表示手段を有する文章編集装置を提供する。
第十発明では、第八発明または第九発明を基本とし、さらに、第二辞書部は、文法上の活用形が終止形である用言どうしを関連付けた第二用言辞書を保持する第二用言辞書保持手段を有し、第二置換候補文字列表示部は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に用言が含まれる場合には、その用言の終止形の文字列を取得する第二終止形用言取得手段と、第二終止形用言取得手段で取得した用言の終止形の文字列と関連付けられたその他の用言の終止形の文字列を第二用言辞書保持手段に保持された第二用言辞書を利用して取得する第二用言取得手段と、第二用言取得手段にて取得したその他の用言の終止形の文字列を第二被置換文字列選択部で選択された用言と同じ活用形の文字列に変換する第二用言変換手段と、第二用言変換手段にて変換された文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する第二置換候補用言表示手段を有する文章編集装置を提供する。
第十一発明では、第八発明から第十発明のいずれか一を基本とし、さらに、第二辞書部は、文法上置換候補として相互に置換可能な付属語どうしを関連付けた付属語辞書を保持する付属語辞書保持手段を有し、第二置換候補文字列表示部は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に付属語が含まれる場合には、その付属語と置換可能に関連付けられている付属語を付属語辞書保持手段に保持された付属語辞書を利用して取得する付属語文字列取得手段と、付属語文字列取得手段で取得された付属語を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する置換候補付属語変換文字列表示手段を有する文章編集装置を提供する。
第十二発明では、第八発明から第十一発明のいずれか一を基本とし、さらに、第二被置換文字列選択部は、第二文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、文節単位で被置換文字列の選択を受付ける第二位置選択手段を有する文章編集装置を提供する。
第十三発明では、第八発明から第十二発明のいずれか一を基本とし、さらに、第二被置換文字列選択部は、タッチパネル入力で、文章から文節単位で被置換文字列の選択を受付ける第二タッチパネル手段を有する文章編集装置を提供する。
第十四発明では、第八発明から第十三発明のいずれか一を基本とし、さらに、第二文章表示部は、取得した文章を文節ごとに区切って表示する第二文節表示手段を有する文章編集装置を提供する。
第十五発明では、第八発明から第十四発明のいずれか一を基本とし、さらに、第二文章表示部は、取得した文章を構成する文節を構成する文字列が第二辞書部に保持されている文字列であるか判断する第二判断手段と、第二辞書部に保持されている文字列か第二辞書部に保持されていない文字列かを識別可能に文節ごとの表示を制御する第二表示制御手段を有する文章編集装置を提供する。
第十六発明では、第三文章取得部と、文章を取得して表示する第三文章表示部と、第三文章表示部が表示している文章から形態素単位で移動文字列の選択を受付ける第三移動文字列選択部と、第三文章表示部が表示している文章から形態素と形態素との区切りとなる形態素区切の選択を受付ける第三区切選択部と、第三区切選択部にて選択された形態素区切に第三移動文字列選択部にて選択された移動文字列を移動する第三文字列移動部と、第三文字列移動部で移動が行われた文章を出力する第三移動後文章出力部からなる文章編集装置を提供する。
第十七発明では、第十六発明を基本とし、さらに、第三移動文字列選択部は、第三文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、形態素単位で移動文字列の選択を受付ける第三移動文字列位置選択手段を、第三区切選択部は、第三文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、形態素区切の選択を受付ける第三区切位置選択手段を有する文章編集装置を提供する。
第十八発明では、第十六発明または第十七発明を基本とし、さらに、第三移動文字列選択部は、タッチパネル入力で、文章から形態素単位で移動文字列の選択を受付ける第三タッチパネル形態素選択手段を、第三区切選択部は、タッチパネル入力で、文章から形態素区切の選択を受付ける第三タッチパネル区切選択手段を有する文章編集装置を提供する。
第十九発明では、第十六発明から第十八発明のいずれか一を基本とし、さらに、第三文章表示部は、取得した文章を形態素ごとに区切って表示する第三形態素表示手段を有する文章編集装置を提供する。
第二十発明では、第四文章取得部と、文章を取得して表示する第四文章表示部と、第四文章表示部が表示している文章から文節単位で移動文字列の選択を受付ける第四移動文字列選択部と、第四文章表示部が表示している文章から文節と文節との区切りとなる文節区切の選択を受付ける第四区切選択部と、第四区切選択部にて選択された文節区切に第四移動文字列選択部にて選択された移動文字列を移動する第四文字列移動部と、第四文字列移動部で移動が行われた文章を出力する第四移動後文章出力部とからなる文章編集装置を提供する。
第二十一発明では、第二十発明を基本とし、さらに、第四移動文字列選択部は、第四文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、文節単位で移動文字列の選択を受付ける第四移動文字列位置選択手段を、第四区切選択部は、第四文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、文節区切の選択を受付ける第四区切位置選択手段を有する文章編集装置を提供する。
第二十二発明では、第二十発明または第二十一発明を基本とし、さらに、第四移動文字列選択部は、タッチパネル入力で、文章から文節単位で移動文字列の選択を受付ける第四タッチパネル文節選択手段を、第四区切選択部は、タッチパネル入力で、文章から文節区切の選択を受付ける第四タッチパネル区切選択手段を有する文章編集装置を提供する。
第二十三発明では、第二十発明から第二十二発明のいずれか一を基本とし、さらに、第四文章表示部は、取得した文章を文節ごとに区切って表示する第四文節表示手段を有する文章編集装置を提供する。
第二十四発明では、第一文章取得ステップと、文章を取得して表示する第一文章表示ステップと、第一文章表示ステップで表示した文章から形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける第一被置換文字列選択ステップと、第一被置換文字列選択ステップで選択された文字列と類義関係にある類義文字列を取得する第一置換候補文字列表示ステップの第一類義文字列取得サブステップと、第一類義文字列取得サブステップにて取得した類義文字列を置換候補の文字列として出力する第一置換候補文字列表示ステップの第一置換候補類義文字列表示サブステップと、第一置換候補類義文字列表示サブステップで表示した置換候補文字列の一を置換文字列とする選択を受付ける第一置換文字列選択ステップと、選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を出力する第一置換後文章出力ステップとからなる文章編集装置の動作方法を提供する。
第二十五発明では、第二十四発明を基本とし、さらに、第一置換候補文字列表示ステップは、第一被置換文字列選択部で選択された文字列が用言の場合には、その用言の終止形の文字列を取得する第一終止形用言取得サブステップと、第一終止形用言取得サブステップで取得した用言の終止形の文字列と関連付けられたその他の用言の終止形の文字列を第一用言辞書を利用して取得する第一用言取得サブステップと、第一用言取得サブステップにて取得したその他の用言の終止形の文字列を第一被置換文字列選択ステップで選択された用言と同じ活用形の文字列に変換する第一用言変換サブステップと、第一用言変換サブステップにて変換された文字列を置換候補の文字列として出力する第一置換候補用言表示サブステップを有する文章編集装置の動作方法を提供する。
第二十六発明では、第二文章取得ステップと、文章を取得して表示する第二文章表示ステップと、第二文章表示ステップで表示した文章から文節単位で被置換文字列の選択を受付ける第二被置換文字列選択ステップと、第二被置換文字列選択ステップで選択された文節単位の文字列に含まれる自立語と類義関係にある形態素単位の類義文字列を取得する第二置換候補文字列表示ステップの第二類義文字列取得サブステップと、第二類義文字列取得サブステップにて取得した形態素単位の類義文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する第二置換候補文字列表示ステップの第二置換候補類義文字列表示サブステップと第二置換候補類義文字列表示サブステップで表示した置換候補文字列の一を置換文字列とする選択を受付ける第二置換文字列選択ステップと、選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を出力する第二置換後文章出力ステップからなる文章編集装置の動作方法を提供する。
第二十七発明では、第二十六発明を基本とし、さらに、第二置換候補文字列表示ステップは、第二被置換文字列選択ステップで選択された文節単位の文字列に用言が含まれる場合には、その用言の終止形の文字列を取得する第二終止形用言取得サブステップと、第二終止形用言取得サブステップで取得した用言の終止形の文字列と関連付けられたその他の用言の終止形の文字列を第二用言辞書を利用して取得する第二用言取得サブステップと、第二用言取得サブステップにて取得したその他の用言の終止形の文字列を第二被置換文字列選択ステップで選択された用言と同じ活用形の文字列に変換する第二用言変換サブステップと、第二用言変換サブステップにて変換された文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する第二置換候補用言表示サブステップを有する文章編集装置の動作方法を提供する。
第二十八発明では、第二十六発明または第二十七発明を基本とし、さらに、第二置換候補文字列表示ステップは、第二被置換文字列選択ステップで選択された文節単位の文字列に付属語が含まれる場合には、その付属語と置換可能に関連付けられている付属語を付属語辞書を利用して取得する付属語文字列取得サブステップと、付属語文字列取得サブステップで取得された付属語を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する置換候補付属語変換文字列表示サブステップを有する文章編集装置の動作方法を提供する。
第二十九発明では、第三文章取得ステップと、文章を取得して表示する第三文章表示ステップと、第三文章表示ステップで表示した文章から形態素単位で移動文字列の選択を受付ける第三移動文字列選択ステップと、第三文章表示ステップで表示した文章から形態素と形態素との区切りとなる形態素区切の選択を受付ける第三区切選択ステップと、第三区切選択ステップにて選択された形態素区切に第三移動文字列選択ステップにて選択された移動文字列を移動する第三文字列移動ステップと、第三文字列移動ステップで移動が行われた文章を出力する第三移動後文章出力ステップとからなる文章編集装置の動作方法を提供する。
第三十発明では、第四文章取得ステップと、文章を取得して表示する第四文章表示ステップと、第四文章表示ステップで表示した文章から文節単位で移動文字列の選択を受付ける第四移動文字列選択ステップと、第四文章表示ステップで表示した文章から文節と文節との区切りとなる文節区切の選択を受付ける第四区切選択ステップと、第四区切選択ステップにて選択された文節区切に第四移動文字列選択ステップにて選択された移動文字列を移動する第四文字列移動ステップと、第四文字列移動ステップで移動が行われた文章を出力する第四移動後文章出力ステップ部からなる文章編集装置の動作方法を提供する。
本発明の文章編集装置により、文章データを形態素あるいは文節などの文法上の区切りとなる単位で、ポインティングデバイスなどの選択手段により、文字列(被置換文字列)の選択を容易に行うことができる。そして、表示された置換候補文字列のリストの中から、ポインティングデバイスなどの選択手段により、容易に、置換文字列を選択することができる。その結果、文字列削除操作やかな漢字変換などの文字入力操作を必要としない簡易な操作で文字列の置換を行うことができる。
また、形態素の単位で被置換文字列を選択すると、選択された形態素と同じ品詞、活用形の置換文字列がリストとして表示されるので、文法に沿った適切な文字列への置換を、簡単な操作で行なうことができる。
さらに、文節の単位で文字列を選択すると、選択された文節の自立語、付属語それぞれを、同じ品詞、活用形の語に置換した文字列がリストとして表示されるので、文法に沿った適切な文字列への置換を、簡単な操作で行なうことができる。
また、ポインティングデバイスなどの選択手段により、文法上の区切りとなる形態素や文節などの単位で、文章中の文字列の順序を入れ替えることができる。これにより、文字列削除操作やかな漢字変換などの文字入力操作、あるいは文字列の切り取り操作や貼り付け操作などを必要としない、簡単な操作による文章データの変更を行なうことができる。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施しうる。
なお、以下の実施形態と請求項の関係は次のとおりである。実施形態1は主として請求項1、8などについて説明する。実施形態2は主として請求項2、9、24、26などについて説明する。実施形態3は主として請求項3、25などについて説明する。実施形態4は、主として請求項10、27などについて説明する。実施形態5は、主として請求項11、28などについて説明する。実施形態6は、主として請求項4、5、6、12、13、14などについて説明する。実施形態7は、主として請求項7、15などについて説明する。実施形態8は主として請求項16、20、29、30などについて説明する。実施形態9は主として請求項17、18、19、21、22、23などについて説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1の概要>
本実施形態の文章編集装置により、利用者は画面に表示されている文章の中から、形態素単位、または、文節単位で編集(他の文字列への置換)を希望する文字列を容易に選択し決定することができる。そして、選択決定した文字列に対する置換候補がリスト表示されると、その中から置換する文字列を容易に選択し決定することができる。
このように、本実施形態の文章編集装置により、利用者は、画面に表示されている文章を編集(他の文字列への置換)する際、「選択入力および決定入力」のキー操作のみで希望する編集を行ったり、それに準ずる簡易なキー操作により希望する編集を行ったりすることができることを特徴とする。
<実施形態1−1の機能的構成>
図3は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(0300)は、「第一文章取得部」(0301)と、「第一文章表示部」(0302)と、「第一辞書部」(0303)と、「第一被置換文字列選択部」(0304)と、「第一置換候補文字列表示部」(0305)と、「第一置換文字列選択部」(0306)と、「第一置換後文章出力部」(0307)を有する。
なお、以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUやRAM、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザインターフェースなどが挙げられる。
またこれらハードウェアやソフトウェアは、RAM上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記憶媒体に固定した記憶媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
以下、本実施形態の「文章編集装置」(0300)と、「第一文章取得部」(0301)と、「第一文章表示部」(0302)と、「第一辞書部」(0303)と、「第一被置換文字列選択部」(0304)と、「第一置換候補文字列表示部」(0305)と、「第一置換文字列選択部」(0306)と、「第一置換後文章出力部」(0307)の機能的構成について説明する。
「文章編集装置」(0300)は、文章作成アプリケーションを備えたあらゆる装置が該当する。例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータなどであってもよい。
「第一文章取得部」(0301)は、文章を取得するよう構成されている。取得する手段としては、あらゆる手段が考えられる。例えば、利用者がキー操作により入力した文章を取得してもよい。または、利用者が過去に入力して保存しておいた文章を、内部メモリなどから取得してもよい。さらには、インターネット上で公開されている文章をダウンロードなどの手段により取得してもよい。
「第一文章表示部」(0302)は、文章を取得してディスプレイなどに表示するよう構成されている。第一文章表示部(0302)は、前記第一文章取得部(0301)が取得した文章を取得して表示するほか、以下で説明する第一置換後文章出力部(0307)が出力した文章をも取得してディスプレイなどに表示するよう構成されている。その詳細については以下で説明する。
「第一辞書部」(0303)は、相互に置換可能な置換候補となりうる文字列を形態素単位で関連付けた形態素辞書を保持するよう構成されている。ここで、「形態素」とは、意味を有する最小単位の文字列である。例えば、「明日会社にいきます。」という文章に含まれる形態素は、「明日」、「会社」、「に」、「いき」、「ます」の五つである。形態素単位で文字列を関連付けるルールとしては、例えば、同じ読みの形態素どうしを関連付けるようなものでもよい。具体的には、「明日」と「あす」、「会社」と「下位者」、「に」と「二」、「いき」と「行き」「生き」「息」「意気」、「ます」と「増す」「枡」「益す」などである。
「第一被置換文字列選択部」(0304)は、第一文章表示部が表示している文章から形態素単位で被置換文字列の選択を受付けるよう構成されている。「被置換文字列」とは、第一文章表示部が表示している文章の中で、利用者が他の文字列に置換する処理を希望する文字列である。例えば、「明日会社にいきます。」を「明日会社に行きます。」と変更する編集を希望する場合には、「いき」が被置換文字列として選択されることとなる。
ここで、形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける手段としては、以下のような例が考えられる。例えば、図4(A)に示すように、ディスプレイなどに表示されている編集する文章に含まれる形態素を、前から順番に自動的に拡大表示していき、利用者のキー操作により決定入力された際に拡大表示している形態素を被置換文字列として選択受付けしてもよい。また、前記手段において「形態素を順に拡大表示する」のを、「形態素を順に点滅表示」、「形態素を順に色を変えて表示」などに変更してもよい。その他、文章に含まれる形態素を順に自動的に拡大表示などするのでなく、十字キーなどにより拡大表示などする形態素を利用者が変更できてもよい。なお、図4(A)においては、第一文章表示部が表示している文章は一文のみであるが、複数の文が表示されている場合には、まず、一文ずつ順に拡大表示などして一つの文の選択入力を受付け、その後、選択された文に含まれる形態素の中から被置換文字列の選択入力を前記手段により受付けてもよい。
その他の形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける手段としては、図4(B)に示すように、ディスプレイなどに表示されている編集する文章に含まれる形態素に通し番号を付与し、利用者が押下した数字キーと同じ通し番号を付与された形態素を被置換文字列として選択受付けしてもよい。また、表示している文章が複数の文からなる場合には、まず、一文ずつに通し番号を付与して一つの文の選択入力を受付け、その後、選択された文に含まれる形態素に通し番号を付与して、一つの形態素の選択入力を受付けてもよい。
その他の形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける手段としては、形態素の頭文字の入力により被置換文字列の選択を受付けてもよい。例えば、「明日会社にいきます。」の文章が表示されている場合に、「い」の文字を入力されると、「いき」を被置換文字列として選択受付けしてもよい。かかる場合、文章の中に同じ頭文字の形態素が複数ある場合で(例:「明日、雨なら休みます。」)、その頭文字(例:「あ」)が入力された場合は、まず、該当する形態素(例:「明日」、「雨」)のうち、文章の中で最初に出てくる形態素(例:「明日」)を拡大表示などし、その後、該当するその他の形態素(例:「雨」)のみを順に拡大表示などしてもよい。そして、利用者がキー操作により決定入力した際に拡大表示している形態素を被置換文字列として選択受付けしてもよい。
その他の形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける手段としては、文章編集装置が有するマイクなどから音声情報により、形態素単位で被置換文字列の選択を受付けてもよい。かかる場合、頭文字の音声情報のみを受付けるようにし、前記手段などと組み合わせることにより形態素単位で被置換文字列の選択を受付けてもよい。
ここで、本実施形態の文章編集装置は、第一被置換文字列選択部(0304)による、前記のような形態素単位での被置換文字列の選択受付けを実現するために、形態素解析プログラムを保有し、第一文章表示部が表示している文章を形態素解析して、その結果を示す文章解析テーブルを保持するように構成してもよい。そして、第一被置換文字列選択部は、前記文章解析テーブルを利用可能に構成することで、前記のような形態素単位での被置換文字列の選択受付けを実現してもよい。図5は、形態素解析プログラムにより文章を形態素解析した結果を示す文章解析テーブルのデータ構造の一例を模式的に示した図である。図に示している「文章中形態素番号」は、第一文章表示部で表示されている文章のすべての形態素に対して、最初の形態素から付した通し番号である。「文番号」は、第一文章表示部で表示されている文章のすべての文に対して、最初の文から付した通し番号である。「文中形態素番号」は、各文の形態素に対して、最初の形態素から付した通し番号である。「表示文字列」は、第一文章表示部で表示されている形態素を示す。「読み」は、各形態素の読み仮名を、「頭文字」は、各形態素の最初の読みを示す。「基本形文字列」は、各形態素の基本形を示す。「品詞」は、各形態素の品詞を、「品詞付加情報」は、各形態素の品詞の付加情報を、「活用」は、各形態素の品詞が用言であればその活用形を示す。なお、前記解析結果の項目は一例であり、その他の項目を解析し保持してもよい。
かかる場合、文章編集装置は、形態素解析プログラムによる前記形態素解析に利用する「形態素テーブル」、「活用形テーブル」、「構文解析ルール」を保持してもよい。
図6は、形態素テーブルのデータ構造の一例を模式的に示した図である。形態素テーブルは形態素レコードからなり、個々の形態素レコードは「基本形文字列情報」、「品詞情報」、「品詞付加情報」などを備えている。
図7は、活用形テーブルのデータ構造の一例を模式的に示した図である。活用形テーブルは活用語の「品詞情報」および「品詞付加情報」の各活用形(未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形)における語尾の対応を表す。
図8は、構文解析ルールのデータ構造の一例を模式的に示した図である。構文解析ルールは再帰的に定義された書換規則の等式として表すことができる。
形態素解析プログラムは、前記テーブルなどを利用して文章を形態素単位に分割すると、構文解析ルールを利用して、文法的に正しい並びとなるように各形態素の品詞を判別などする。そして、図5に示すような、形態素解析した結果を示す文章解析テーブルを生成してもよい。
「第一置換候補文字列表示部」(0305)は、第一被置換候補文字列選択部で選択された形態素単位の文字列に対し、置換候補の文字列を第一辞書部(0303)が保持している第一形態素辞書より取得し、リスト表示するよう構成されている。リスト表示する手段としては特段制限されないが、置換候補が複数ある場合には、図9に示すように、被置換文字列と同じ品詞の置換候補を優先的に表示してもよい。
「第一置換文字列選択部」(0306)は、第一置換候補文字列表示部が表示している置換候補文字列の一を置換文字列とする選択を受付けるよう構成されている。「置換文字列」とは、選択されている被置換文字列に対して置き換える文字列である。選択を受付ける手段としては、第一被置換文字列選択部(0304)が被置換文字列の選択を受付けた手段と同様の手段が利用できる。例えば、図9に示すように、ディスプレイなどに表示されている各置換候補文字列には通し番号を付与し(0901)、利用者が押下した数字キーと同じ通し番号を付与された置換候補文字列を置換文字列として選択受付けしてもよい。または、各置換候補を順に拡大表示などしていき、利用者がキー操作により決定入力した際に拡大表示している置換候補文字列を置換文字列として選択受付けしてもよい。
「第一置換後文章出力部」(0307)は、選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を出力するよう構成されている。第一置換後文章出力部が出力した文章は、第一文章表示部(0302)に取得され、ディスプレイなどに表示されることとなる。ここで、第一置換後文章出力部が、選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を作成する手段としては、以下のような例が考えられる。例えば、前記文章解析テーブル(図5)を利用可能に構成しておき、選択された置換文字列データを取得すると、文章解析テーブルを利用して、置換文字列を被置換文字列と置換した文章を作成してもよい。または、第一文章表示部(0302)がディスプレイなどに表示するために保持している文章データを取得可能に構成しておき、選択された置換文字列データを取得すると、前記文章データを利用して、置換文字列を被置換文字列と置換した文章を作成してもよい。
<実施形態1−1のハードウェア構成>
図10は、上記機能的構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を表す図である。図に示すように、本発明の文章編集装置は、「第一文章取得部」と、「第一文章表示部」と、「第一辞書部」と、「第一被置換文字列選択部」と、「第一置換候補文字列表示部」と、「第一置換文字列選択部」と、「第一置換後文章出力部」などを構成する「CPU」(1001)、「プログラム記憶装置」(1002)、「主記憶装置」(1003)、「2次記憶装置」(1004)、「入力インターフェース」(1005)、「出力インターフェース」(1006)、「割り込み制御装置」(1007)を備え、これらは「システムバス」(1008)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
プログラム記憶装置は制御プログラム、形態素解析プログラム、画面データ作成プログラム、置換文字列リスト表示プログラムを記憶しており、各プログラムをCPUが実行することにより、第一文章取得部と、第一文章表示部と、第一辞書部と、第一被置換文字列選択部と、第一置換候補文字列表示部と、第一置換文字列選択部と、第一置換後文章出力部による処理を実現する。
主記憶装置(1003)はプログラム実行中に動的にデータ書換可能な記憶装置である。主記憶装置(1003)はプログラム記憶装置(1002)に記憶されているプログラムを実行するために必要なスタックやヒープ等のワーク領域を提供する。また主記憶装置(1003)は、形態素解析プログラムに従い文章を形態素解析した結果である「文章解析テーブル」や、出力インターフェース(1006)より出力されるデータである「画面データ」を保持したり、置換文字列格納バッファを提供したりする。
2次記憶装置(1004)はプログラム実行中に動的にデータ書換可能な記憶装置であり、文章編集装置の電源が切れても、記憶しているデータが消去されない。2次記憶装置は、「形態素辞書」などを保持する。なお、「形態素テーブル」、「活用形テーブル」、「構文解析ルール」を保持してもよい。(前記前提は、以下のすべての実施形態において同様である。)
文章編集装置の電源を入れると、CPU(1001)が制御プログラムを実行し、それによって初期設定が行なわれ、ユーザの入力待ち状態となる。そして、文章編集装置が入力インターフェース(1005)を介して所定のユーザ操作を検知すると、CPU(1001)によって画面データ作成プログラムが実行され、2次記憶装置に保存されている文章データを取り出す。そして、取り出した文章データをもとに画面イメージを作成し、画面データとして主記憶装置(1003)のデータ領域に格納する。さらに、CPU(1001)が制御プログラムを実行し、出力インターフェース(1006)を介して画面データを液晶ディスプレイなどに出力する。
ここからさらに所定のユーザ操作を検知すると、CPU(1001)は形態素解析プログラムを実行し、文章の解析結果を文章解析テーブルとして主記憶装置(1003)に格納する。続いて、CPU(1001)は、画面データ作成プログラムを実行して、形態素単位で被置換文字列の選択を受付けるための画面イメージを文章解析テーブルに基づいて作成し、画面データとして主記憶装置(1003)に格納する。そして、CPU(1001)は制御プログラムを実行して形態素単位で被置換文字列の選択を受付けるための画面データを液晶ディスプレイなどに出力する。
その後、CPU(1001)は、入力インターフェース(1005)を介して、形態素単位で被置換文字列の選択を受付けると、置換文字列リスト表示プログラムを実行し、形態素辞書を利用して被置換文字列と関連付けられた置換文字列のデータを取り出す。そして、取り出した置換文字列のデータを利用して置換文字列リストを生成し、出力インターフェース(1006)を介して、液晶ディスプレイなどに出力する。
次に、文章編集装置が入力インターフェース(1006)を介して、置換文字列の選択を受付けると、CPU(1001)は文章編集プログラムを実行し、被置換文字列を置換文字列に置換した文章を生成し、置換後文章データとして主記憶装置(1003)に格納する。さらに、CPU(1001)は画面データ作成プログラムを実行して置換後文章データに基づいた画面データを作成すると、制御プログラムを実行して作成した画面データを、出力インターフェース(1006)を介して液晶ディスプレイなどに出力する。
<実施形態1−1の処理の流れ>
本実施形態の処理の流れの一例を図11のフローチャートに示す。
まず、文章を液晶ディスプレイなどに表示している状態で(S1101)、表示している文章を編集する機能を開始する指示信号を受付けると(S1102)、表示している文章を形態素解析し、解析結果を格納する(S1103)。
そして、形態素解析の結果を利用して、形態素単位で被置換文字列の選択を受付けると(S1104)、形態素辞書を利用して、選択を受付けた被置換文字列と関連付けられている文字列を取り出し、リスト表示する(S1105)。
次に、リスト表示した文字列の中から置換文字列の選択を受付けると(S1106)、被置換文字列を置換文字列に置き換えた文章を生成し、液晶ディスプレイなどに表示する(S1107)。
その後、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けるまで(S1108)、前記処理(S1104〜S1107)を繰り返す。そして、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けると(S1108)、機能を終了する。
<実施形態1−2の機能的構成>
図12は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(1200)は、「第二文章取得部」(1201)と、「第二文章表示部」(1202)と、「第二辞書部」(1203)と、「第二被置換文字列選択部」(1204)と、「第二置換候補文字列表示部」(1205)と、「第二置換文字列選択部」(1206)と、「第二置換後文章出力部」(1207)を有する。
なお、「第二文章取得部」(1201)は実施形態1−1で説明した「第一文章取得部」と、「第二文章表示部」(1202)は実施形態1−1で説明した「第一文章表示部」と、「第二辞書部」(1203)は実施形態1−1で説明した「第一辞書部」と、「第二置換文字列選択部」(1206)は実施形態1−1で説明した「第一置換文字列選択部」と、「第二置換後文章出力部」(1207)は実施形態1−1で説明した「第一置換後文章出力部」と同様の機能を有する。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
以下、「第二被置換文字列選択部」(1204)と「第二置換候補文字列表示部」(1205)の機能的構成について説明する。
「第二被置換文字列選択部」(1204)は、第二文章表示部が表示している文章から文節単位で被置換文字列の選択を受付けるよう構成されている。ここで、「文節」とは、文章を意味が理解できる単位で区切った文字列である。例えば、「明日会社にいきます。」という文章に含まれる文節は、「明日」、「会社に」、「いきます」の三つである。また、「被置換文字列」とは、第二文章表示部が表示している文章の中で、利用者が他の文字列に置換する処理を希望する文字列である。例えば、「明日会社にいきます。」を「明日会社に行きます。」と変更する編集を希望する場合には、「いきます」が文節単位の被置換文字列として選択されることとなる。
なお、文節単位で被置換文字列の選択を受付ける手段としては、実施形態1−1で説明した、形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける手段において、形態素単位を文節単位に変更した手段などが考えられる。第二被置換文字列選択部は、前記文節単位での被置換文字列の選択を受付ける手段を実現するために、文章解析テーブル(図5)を利用可能に構成していてもよい。かかる場合、文章解析テーブルは、図5に示すように、一つの文(例:「明日会社にいきます。」)の中に含まれる文節(例:「明日」、「会社に」、「いきます」)に通し番号を付したデータ(「文中文節番号」)を保持してもよい。形態素解析の結果(図5)を利用して、文章を文節単位に分割する手段としては、まず、文章中の形態素の中に付属語(「助詞」、「助動詞」など)が含まれるか判断する。そして、付属語(「助詞」、「助動詞」など)が含まれる場合には、その付属語を直前の自立語(「名詞」、「代名詞」、「動詞」、「形容詞」、「形容動詞」、「連体詞」、「副詞」、「接続詞」、「感動詞」など)と結び付けて一つの文節を構成させる。このようにして、形態素解析の結果を利用して文章を文節単位に分割してもよい。具体的には、「あす会社にいきます。」の文章を形態素に分解すると「あす」、「会社」、「に」、「いき」、「ます」の五つに分割され、その中の付属語「に」、「ます」は直前の自立語「会社」、「いき」と結び付ける。このようにして、「あす」、「会社に」、「いきます」の三つの文節に分解する。
「第二置換候補文字列表示部」(1205)は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に含まれる自立語と関連付けられている形態素単位の文字列を第二形態素辞書を利用して取得する。そして、取得した形態素単位の文字列を文節単位の文字列に変えて、置換候補の文字列として表示するよう構成されている。ここで、文節単位の文字列は、「自立語のみ(例:あす)」または「自立語+付属語(例:いき+ます)」の構成となっている。第二置換候補文字列表示部は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に含まれる自立語(例:「あす」、または、「いき」など)を識別する。そして、その自立語と関連付けられている形態素単位の文字列(例:「明日」、または、「行き」など)を第二形態素辞書より取得する。その後、第二形態素辞書より取得した形態素単位の文字列を文節単位の文字列にする。ここで、第二形態素辞書より取得した形態素単位の文字列を文節単位の文字列に変える手段としては、例えば、選択された被置換文字列の構成が「自立語+付属語(例:いき+ます)」の場合には、第二形態素辞書より取得した形態素単位の文字列(例:「行き」)を前記被置換文字列(例:「自立語+付属語(例:いき+ます)」)に含まれる付属語(例:「ます」)と結び付けることで文節単位の文字列(例:「行きます」)に変えてもよい。一方、選択された被置換文字列の構成が「自立語のみ(例:あす)」の場合には、第二形態素辞書より取得した形態素単位の文字列(例:「明日」)をそのまま文節単位の文字列とすることができる。そして、第二置換候補文字列表示部は、前記文節単位の文字列を置換候補の文字列として表示する
なお、前記した第二置換候補文字列表示部が文節単位の被置換文字列の中から自立語を識別したり、被置換文字列の構成を識別したり、第二形態素辞書より取得した形態素単位の文字列に結び付ける付属語を取得したりする手段としては、文章解析テーブル(図5)を利用可能に構成することで実現してもよい。
本実施形態の<<ハードウェア構成>>、及び、<<処理の流れ>>については、実施形態1−1で説明したものに準じて実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態1の効果>
本実施形態の文章編集装置により、利用者は、画面に表示されている文章中のある文字列を他の文字列に変換する編集を行う際、従来技術に比べて簡易かつ少ない操作キーにより、希望する編集を行うことができる。
<<実施形態2>>
<実施形態2の概要>
本実施形態の文章編集装置は実施形態1を基本とし、さらに、相互に置換可能な文字列を形態素単位で関連付けて保持している第一辞書部または第二辞書部は、類義関係にある文字列(例:「行く」、「伺う」、「出向く」、「出かける」、「訪ねる」など)をも置換可能な文字列として形態素単位で関連付けて保持することを特徴とする。
<実施形態2−1の機能的構成>
図13は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(1300)は、「第一文章取得部」(1301)と、「第一文章表示部」(1302)と、「第一辞書部」(1303)と、「第一被置換文字列選択部」(1304)と、「第一置換候補文字列表示部」(1305)と、「第一置換文字列選択部」(1306)と、「第一置換後文章出力部」(1307)を有し、さらに、「第一辞書部」(1303)は「第一類義辞書保持手段」を、「第一置換候補文字列表示部」(1305)は「第一類義文字列取得手段」と「第一置換候補類義文字列表示手段」を有する。
なお、「第一文章取得部」(1301)と、「第一文章表示部」(1302)と、「第一被置換文字列選択部」(1304)と、「第一置換文字列選択部」(1306)と、「第一置換後文章出力部」(1307)の機能的構成については、実施形態1−1と同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。以下、「第一辞書部」(1303)の「第一類義辞書保持手段」と、「第一置換候補文字列表示部」(1305)の「第一類義文字列取得手段」と「第一置換候補類義文字列表示手段」の機能的構成について説明する。
「第一辞書部」(1303)の「第一類義辞書保持手段」は、類義関係にある文字列を形態素単位で関連付けた第一形態素類義辞書を保持するよう構成されている。ここで、「類義関係」とは、語形は異なっているが似た意味を有する文字列どうしの関係をいう。例えば、「ホテル」と「旅館」の関係などである。なお、本実施形態においては、いわゆる「同義語」どうしも「類義関係」に該当する。「同義語」とは、語形は異なるが同じ意味を有する文字列どうしであり、例えば、「あなた」と「君」、「貴殿」、「おまえ」などである。
「第一置換候補文字列表示部」(1305)の「第一類義文字列取得手段」は、第一被置換文字列選択部(1304)で選択された文字列(被置換文字列)と類義関係にある類義文字列を、第一類義辞書保持手段に保持された第一形態素類義辞書を利用して取得するよう構成されている。すなわち、第一類義文字列取得手段は、被置換文字列選択部(1604)が選択受付けした被置換文字列を認識すると、2次記憶装置に格納されている第一形態素類義辞書を利用して、被置換文字列と関連付けられている類義文字列を取得する。
「第一置換候補文字列表示部」(1305)の「第一置換候補類義文字列表示手段」は、第一類義文字列取得手段にて取得した類義文字列を置換候補の文字列として出力するよう構成されている。出力された文字列は、液晶ディスプレイなどにリスト表示されてもよい。リスト表示する手段としては特段制限されないが、置換候補文字列が複数ある場合には、被置換文字列と同じ品詞の置換候補文字列を優先的に表示してもよい。
<実施形態2−1のハードウェア構成>
本実施形態のハードウェア構成、及び、その処理については、実施形態1−1に準じて実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態2−1の処理の流れ>
本実施形態の処理の流れの一例を図14のフローチャートに示す。
まず、文章を液晶ディスプレイなどに表示している状態で(S1401)、表示している文章を編集する機能を開始する指示信号を受付けると(S1402)、表示している文章を形態素解析し、解析結果を格納する(S1403)。
そして、形態素解析の結果を利用して、形態素単位で被置換文字列の選択を受付けると(S1404)、形態素類義辞書を利用して、選択を受付けた被置換文字列と関連付けられている類義文字列を取り出し、リスト表示する(S1405)。
次に、リスト表示した文字列の中から置換文字列の選択を受付けると(S1406)、被置換文字列を置換文字列に置き換えた文章を生成し、液晶ディスプレイなどに表示する(S1407)。
その後、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けるまで(S1408)、前記処理(S1404〜S1407)を繰り返す。そして、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けると(S1408)、機能を終了する。
<実施形態2−2の機能的構成>
図15は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(1500)は、「第二文章取得部」(1501)と、「第二文章表示部」(1502)と、「第二辞書部」(1503)と、「第二被置換文字列選択部」(1504)と、「第二置換候補文字列表示部」(1505)と、「第二置換文字列選択部」(1506)と、「第二置換後文章出力部」(1507)を有し、さらに、「第二辞書部」(1503)は「第二類義辞書保持手段」を、「第二置換候補文字列表示部」(1505)は「第二類義文字列取得手段」と「第二置換候補類義文字列表示手段」を有する。
なお、「第二文章取得部」(1501)と、「第二文章表示部」(1502)と、「第二被置換文字列選択部」(1504)と、「第二置換文字列選択部」(1506)と、「第二置換後文章出力部」(1507)の機能的構成については、実施形態1−2と同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。また、「第二辞書部」(1503)の「第二類義辞書保持手段」は、実施形態2−1で説明した「第一辞書部」の「第一類義辞書保持手段」と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
以下「第二置換候補文字列表示部」(1505)の「第二類義文字列取得手段」と「第二置換候補類義文字列表示手段」の機能的構成について説明する。
「第二置換候補文字列表示部」(1505)の「第二類義文字列取得手段」は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に含まれる自立語と類義関係にある形態素単位の類義文字列を第二類義辞書保持手段に保持された第二形態素類義辞書を利用して取得するよう構成されている。すなわち、「第二類義文字列取得手段」は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列(例:「あなたは」、または、「旅館」など)に含まれる自立語(例:「あなた」、または、「旅館」など)を識別する。そして、その自立語と類義関係にある形態素単位の類義文字列(例:「きみ」、または、「ホテル」など)を第二辞書部の第二類義辞書保持手段が保持する第二形態素類義辞書より取得するよう構成されている。
なお、前記した第二置換候補文字列表示部の第二類義文字列取得手段が文節単位の被置換文字列の中から自立語を識別する手段としては、文章解析テーブル(図5)を利用可能に構成することで実現してもよい。
「第二置換候補文字列表示部」(1505)の「第二置換候補類義文字列表示手段」は、第二類義文字列取得手段にて取得した形態素単位の類義文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力するよう構成されている。なお、第二置換候補類義文字列表示手段が、第二類義文字列取得手段にて取得した形態素単位の類義文字列を文節単位の文字列に変える手段としては、実施形態1−2で説明した「第二置換候補文字列表示部」と同様の手段により実現してもよい。
本実施形態の「ハードウェア構成」、及び、「処理の流れ」については、実施形態1−1、及び、実施形態2−1で説明したものに準じて実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態2の効果>
本実施形態の文章編集装置により、利用者は、画面に表示されている文章中のある文字列(例:「君」、「君は」)を類義関係にある他の文字列(例:「あなた」、「あなたは」)に変換する編集を行う際、従来技術に比べて簡易かつ少ない操作キーにより、希望する編集を行うことができる。
<<実施形態3>>
<実施形態3の概要>
本実施形態の文章編集装置は実施形態1、2を基本とし、さらに、相互に置換可能な文字列を形態素単位で関連付けて保持している第一辞書部は、文法上の活用形が終止形である用言どうしを関連付けて保持することを特徴とする。そして、被置換文字列として用言が選択されると、選択された用言の終止形の文字列を取得し、取得した文字列と関連付けられている用言(終止形)を第一辞書部より取得する。その後、第一辞書部より取得した用言(終止形)を選択された用言と同じ活用形に変換し、変換した文字列を置換候補として表示することを特徴とする。
<実施形態3の機能的構成>
図16は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(1600)は、「第一文章取得部」(1601)と、「第一文章表示部」(1602)と、「第一辞書部」(1603)と、「第一被置換文字列選択部」(1604)と、「第一置換候補文字列表示部」(1605)と、「第一置換文字列選択部」(1606)と、「第一置換後文章出力部」(1607)を有し、さらに、「第一辞書部」(1603)は「第一用言辞書保持手段」を、「第一置換候補文字列表示部」(1605)は「第一終止形用言取得手段」と「第一用言取得手段」と「第一用言変換手段」と「第一置換候補用言表示手段」を有する。
なお、「第一文章取得部」(1601)と、「第一文章表示部」(1602)と、「第一被置換文字列選択部」(1604)と、「第一置換文字列選択部」(1606)と、「第一置換後文章出力部」(1607)の機能的構成については、実施形態1−1などと同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。以下、「第一辞書部」(1603)の「第一用言辞書保持手段」と、「第一置換候補文字列表示部」(1605)の「第一終止形用言取得手段」と「第一用言取得手段」と「第一用言変換手段」と「第一置換候補用言表示手段」の機能的構成について説明する。
「第一辞書部」(1603)の「第一用言辞書保持手段」は、文法上の活用形が終止形である用言どうしを関連付けた第一用言辞書を保持するよう構成されている。「用言」とは、活用がある「動詞」、「形容詞」、「形容動詞」などの品詞などである。第一用言活用辞書保持手段は、例えば、「行く」と「逝く」、「往く」などのように同じ読みの用言の終止形どうしを関連付けたり、「行く」と「出向く」、「出かける」、「訪ねる」、「伺う」などのように類義関係にある用言の終止形どうしを関連付けたりした第一用言辞書を保持する。なお、第一用言辞書は、終止形以外のその他の活用形の用言どうしは関連付けて保持しないように構成してもよい。
「第一置換候補文字列表示部」(1605)の「第一終止形用言取得手段」は、第一被置換文字列選択部(1604)で選択された文字列(被置換文字列)が用言の場合には、その用言の終止形の文字列を取得するよう構成されている。具体的には、被置換文字列の用言が「行か」(未然形)、「行き」(連用形)、「行く」(連体形)、「行け」(仮定形)、「行け」(命令形)のように終止形以外であった場合には、その用言の終止形の文字列「行く」を取得する。被置換文字列の用言が終止形だった場合には、第一終止形用言取得手段はその文字列をそのまま取得する。「第一置換候補文字列表示部」(1605)の「第一終止形用言取得手段」の前記機能を実現する手段としては、例えば、編集する文章を形態素解析した結果を示す文章解析テーブル(図5)と、活用形テーブル(図7)を利用可能に構成しておき、それを利用することで実現してもよい。具体的には、文章解析テーブル(図5)を利用して被置換文字列の品詞を識別し、被置換文字列が用言か判断する。用言であると判断した場合には、用言の活用形を識別する。そして、活用形テーブル(図7)を利用して被置換文字列の用言の終止形の文字列を取得する。
「第一置換候補文字列表示部」(1605)の「第一用言取得手段」は、第一終止形用言取得手段で取得した用言の終止形の文字列と関連付けられたその他の用言の終止形を第一用言辞書保持手段に保持された第一用言辞書を利用して取得するよう構成されている。「その他の用言」とは、被置換文字列以外の用言のうち、被置換文字列と同じ読みの用言や、被置換文字列と類義関係にある用言が該当する。よって、例えば、第一終止形用言取得手段で「行く(終止形)」の文字列が取得された場合には、第一用言取得手段は、第一用言辞書を利用して、「行く(終止形)」と同じ読みまたは類義関係にあるその他の用言の終止形(例:「往く(終止形)」、「訪ねる(終止形)」)を取得する。
「第一置換候補文字列表示部」(1605)の「第一用言変換手段」は、第一用言取得手段にて取得したその他の用言の終止形の文字列を第一被置換文字列選択部で選択された用言と同じ活用形の文字列に変換するよう構成されている。具体的には、被置換文字列の用言として、第一被置換文字列選択部(1604)で「行き」(連用形)が選択され、第一用言取得手段にて「往く(終止形)」、「訪ねる(終止形)」などが取得された場合、「第一用言変換手段」は、「往く(終止形)」、「訪ねる(終止形)」をそれぞれ「往き(連用形)」、「訪ね(連用形)」に変換する。「第一置換候補文字列表示部」(1605)の「第一用言変換手段」の前記機能を実現する手段としては、例えば、編集する文章を形態素解析した結果を示す文章解析テーブル(図5)と、活用形テーブル(図7)を利用可能に構成しておき、それを利用することで実現してもよい。具体的には、文章解析テーブル(図5)を利用して被置換文字列の品詞と活用形を識別する。そして、活用形テーブル(図7)を利用して、第一用言取得手段にて取得したその他の用言の終止形の文字列を被置換文字列と同じ活用形の文字列に変換する。
「第一置換候補文字列表示部」(1605)の「第一置換候補用言表示手段」は、第一用言変換手段にて変換された文字列を置換候補の文字列として出力するよう構成されている。出力された文字列は、液晶ディスプレイなどにリスト表示されることとなる。
<実施形態3のハードウェア構成>
本実施形態のハードウェア構成、及び、その処理については、実施形態1−1に準じて実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態3の処理の流れ>
本実施形態の処理の流れの一例を図17のフローチャートに示す。
まず、文章を液晶ディスプレイなどに表示している状態で(S1701)、表示している文章を編集する機能を開始する指示信号を受付けると(S1702)、表示している文章を形態素解析し、解析結果を格納する(S1703)。
そして、形態素解析の結果を利用して、形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける(S1704)。受付けた被置換文字列が用言である場合には(S1705)、その用言の終止形の文字列を取得する(S1706)。そして、第一用言辞書を利用して、取得した終止形の文字列と関連付けられたその他の用言(終止形)を取り出す(S1707)。その後、取り出した用言(終止形)を、被置換文字列の用言の活用形と同じ活用形に変換し(S1708)、置換候補の文字列としてリスト表示する(S1709)。
一方、受付けた被置換文字列が用言以外である場合には(S1705)、形態素辞書などを利用して、選択を受付けた被置換文字列と関連付けられている文字列を取り出し、リスト表示する(S1710)。
次に、リスト表示した文字列の中から置換文字列の選択を受付けると(S1711)、被置換文字列を置換文字列に置き換えた文章を生成し、液晶ディスプレイなどに表示する(S1712)。
その後、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けるまで(S1713)、前記処理(S1704〜S1712)を繰り返す。そして、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けると(S1713)、機能を終了する。
<実施形態3の効果>
本実施形態の文章編集装置は、画面に表示されている文章中のある形態素を、他の文字列に置換する文字列としての選択を受付けると、その形態素が用言である場合には、その用言の終止形の文字列を取得し、その文字列(終止形)と関連付けられている文字列を取り出す。そして、取り出した文字列を選択された被置換文字列の活用形と同じ活用形に変換してリスト表示する。
その結果、利用者は、多量に表示された変換候補(類義関係にある文字列の複数の活用形)の中から希望する文字列を探し出すという面倒な作業をすることなく、容易に希望する変換文字列を見つけ出すことができ、従来技術に比べて簡易かつ少ない操作キーにより、希望する編集を行うことができる。
また、このように構成することで、辞書部が保持するデータの数を軽減することができる。
<<実施形態4>>
<実施形態4の概要>
本実施形態の文章編集装置は実施形態1、2を基本とし、さらに、相互に置換可能な文字列を形態素単位で関連付けて保持している第二辞書部は、文法上の活用形が終止形である用言どうしを関連付けて保持することを特徴とする。
そして、被置換文字列として選択された文節単位の文字列の中に用言が含まれている場合には、その用言の終止形の文字列を取得し、取得した文字列と関連付けられている用言(終止形)を第二辞書部より取得する。その後、第二辞書部より取得した用言(終止形)を選択された用言と同じ活用形に変換し、変換した文字列を文節単位の文字列に変えて、置換候補として表示することを特徴とする。
<実施形態4の機能的構成>
図18は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(1800)は、「第二文章取得部」(1801)と、「第二文章表示部」(1802)と、「第二辞書部」(1803)と、「第二被置換文字列選択部」(1804)と、「第二置換候補文字列表示部」(1805)と、「第二置換文字列選択部」(1806)と、「第二置換後文章出力部」(1807)を有し、さらに、「第二辞書部」(1803)は「第二用言辞書保持手段」を、「第二置換候補文字列表示部」(1805)は「第二終止形用言取得手段」と「第二用言取得手段」と「第二用言変換手段」と「第二置換候補用言表示手段」を有する。
なお、「第二文章取得部」(1801)と、「第二文章表示部」(1802)と、「第二被置換文字列選択部」(1804)と、「第二置換文字列選択部」(1806)と、「第二置換後文章出力部」(1807)の機能的構成については、実施形態1−2などと同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。また、「第二辞書部」(1803)の「第二用言辞書保持手段」は、実施形態3で説明した「第一辞書部」の「第一用言辞書保持手段」と同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。さらに、「第二置換候補文字列表示部」(1805)の「第二用言取得手段」と「第二用言変換手段」については、実施形態3で説明した「第一置換候補文字列表示部」の「第一用言取得手段」と「第一用言変換手段」と同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。
以下、「第二置換候補文字列表示部」(1805)の「第二終止形用言取得手段」と、「第二置換候補用言表示手段」の機能的構成について説明する。
「第二置換候補文字列表示部」(1805)の「第二終止形用言取得手段」は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に用言が含まれる場合には、その用言の終止形の文字列を取得するように構成している。すなわち、「第二終止形用言取得手段」は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列(例:「行く」、または、「行きたい」など)に含まれる用言(例:「行く」(終止形)、または、「行き」(連用形)など)を識別する。そして、その用言の終止形の文字列(例:「行く」)を取得するよう構成されている。なお、第二終止形用言取得手段が選択された文節単位の文字列から用言を識別したり、識別した用言の終止形の文字列を取得したりする機能を実現する手段としては、例えば、編集する文章を形態素解析した結果を示す文章解析テーブル(図5)と、活用形テーブル(図7)を利用可能に構成しておき、それを利用することで実現してもよい。
「第二置換候補文字列表示部」(1805)の「第二置換候補用言表示手段」は、第二用言変換手段にて変換された文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力するよう構成されている。なお、第二置換候補用言表示手段が、第二用言変換手段にて変換された文字列を文節単位の文字列に変える手段としては、実施形態1−2で説明した「第二置換候補文字列表示部」と同様の手段により実現してもよい。
<実施形態4のハードウェア構成>
本実施形態のハードウェア構成、及び、その処理については、実施形態1−1に準じて実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態4の処理の流れ>
本実施形態の処理の流れの一例を図19のフローチャートに示す。
まず、文章を液晶ディスプレイなどに表示している状態で(S1901)、表示している文章を編集する機能を開始する指示信号を受付けると(S1902)、表示している文章を形態素解析し、解析結果を格納する(S1903)。
そして、形態素解析の結果を利用して、文節単位で被置換文字列の選択を受付ける(S1904)。
受付けた被置換文字列に用言が含まれない場合には(S1905)、形態素辞書などを利用して、選択を受付けた被置換文字列に含まれる自立語と関連付けられている文字列を取り出し、文節単位の文字列に変えてリスト表示する(S1906)。一方、受付けた被置換文字列に用言が含まれる場合には(S1905)、その用言の終止形の文字列を取得する(S1907)。そして、第二用言辞書を利用して、取得した終止形の文字列と関連付けられたその他の用言(終止形)を取り出す(S1908)。その後、取り出した用言(終止形)を、被置換文字列の用言の活用形と同じ活用形に変換し(S1909)、文節単位の文字列に変えてリスト表示する(S1910)。
次に、リスト表示した文字列の中から置換文字列の選択を受付けると(S1911)、被置換文字列を置換文字列に置き換えた文章を生成し、液晶ディスプレイなどに表示する(S1912)。
その後、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けるまで(S1913)、前記処理(S1904〜S1912)を繰り返す。そして、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けると(S1913)、機能を終了する。
<実施形態4の効果>
本実施形態の文章編集装置は、画面に表示されている文章中のある文節を、他の文字列に置換する文字列としての選択を受付けると、その文節の中に用言が含まれる場合には、その用言の終止形の文字列を取得し、その文字列(終止形)と関連付けられている文字列を取り出す。そして、取り出した文字列を選択された被置換文字列の活用形と同じ活用形に変換し、文節単位の文字列に変えてリスト表示する。
その結果、利用者は、多量に表示された変換候補(類義関係にある文字列の複数の活用形)の中から希望する文字列を探し出すという面倒な作業をすることなく、容易に希望する変換文字列を見つけ出すことができ、従来技術に比べて簡易かつ少ない操作キーにより、希望する編集を行うことができる。
また、このように構成することで、辞書部が保持するデータの数を軽減することができる。
<<実施形態5>>
<実施形態5の概要>
本実施形態の文章編集装置は実施形態1、2、4を基本とし、さらに、第二辞書部は、相互に置換可能な付属語(助詞、助動詞)どうしを関連付けて保持する。そして、文節単位で被置換文字列が選択されると、選択された被置換文字列に含まれる自立語(名詞、代名詞、動詞、形容詞、形容動詞、連体詞、副詞、接続詞、感動詞など)に対し、複数の付属語を結び付けて生成した複数の文節を置換候補としてリスト表示することを特徴とする。
<実施形態5の機能的構成>
図20は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(2000)は、「第二文章取得部」(2001)と、「第二文章表示部」(2002)と、「第二辞書部」(2003)と、「第二被置換文字列選択部」(2004)と、「第二置換候補文字列表示部」(2005)と、「第二置換文字列選択部」(2006)と、「第二置換後文章出力部」(2007)を有し、さらに、「第二辞書部」(2003)は「付属語辞書保持手段」を、「第二置換候補文字列表示部」(2005)は「付属語文字列取得手段」と「置換候補付属語変換文字列表示手段」を有する。
なお、「第二文章取得部」(2001)と、「第二文章表示部」(2002)と、「第二被置換文字列選択部」(2004)と、「第二置換文字列選択部」(2006)と、「第二置換後文章出力部」(2007)の機能的構成については、実施形態1−2と同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。以下、「第二辞書部」(2003)の「付属語辞書保持手段」と、「第二置換候補文字列表示部」(2005)の「付属語文字列取得手段」と「置換候補付属語変換文字列表示手段」の機能的構成について説明する。
「第二辞書部」(2003)の「付属語辞書保持手段」は、文法上置換候補として相互に置換可能な付属語どうしを関連付けた付属語辞書を保持するよう構成されている。付属語とは、助詞、助動詞が該当する。
すなわち、付属語辞書は文法上置換候補として相互に置換可能な助詞どうしを関連付けている。具体的には、体言の後に付くことができる格助詞(「が」、「の」、「を」、「に」、「へ」、「と」、「から」、「より」、「よりも」、「で」、「や」など)どうしを関連付けてもよい。または、接続助詞を、その前に付く用言の活用形ごとに分類して関連付けてもよい。例えば、連体形の後に付くことができる「ならば」、「と」、「けれど」、「けれども」、「が」、「のに」、「ので」、「から」、「し」などを互いに関連付けてもよい。また、連用形の後に付くことができる「ても」、「も」、「て」、「ながら」、「たり」などを互いに関連付けてもよい。または、副助詞「だけでも」、「でさえ」、「すら」、「までも」、「だけ」、「ほど」、「くらい」、「ごろ」、「など」、「だけ」、「まで」などを互いに関連付けてもよい。または、終助詞「な」、「なあ」、「ぞ」、「よ」、「とも」、「さ」、「ね」、「ねえ」などを互いに関連付けてもよい。
同様に、付属語辞書は文法上置換候補として相互に置換可能な助動詞どうしを関連付けている。具体的には、「受身の助動詞(「れる」、「られる」など)」、「可能・自発・尊厳の助動詞(「る」、「れる」、「られる」など)」、「使役の助動詞(「せる」、「させる」、「す」、「さす」など)」、「打消の助動詞(「ない」、「ん」、「ぬ」、「ず」など)」、「過去・完了の助動詞(「た」、「だ」など)」、「推量・意思・勧誘の助動詞(「う」、「よう」、「らしい」、「だろう」、「まい」など)」、「希望の助動詞(「たい」、「たがる」など)」、「丁寧の助動詞(「ます」など)」、「断定の助動詞(「だ」、「です」など)」、「比況の助動詞(「ようだ」、「ようです」、「みたいだ」、「みたいです」など)」、「伝聞・様態の助動詞(「そうだ」、「そうです」など)」などを、その前に付く用言の活用形ごとに分類して関連付けてもよい。例えば、連用形(例:「走り」)の後に付く助動詞「たい」、「たがる」、「ます」、「そうだ」、「そうです」などを互いに関連付けてもよい。
「第二置換候補文字列表示部」(2005)の「付属語文字列取得手段」は、第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列(被置換文字列)に付属語が含まれる場合には、その付属語と置換可能に関連付けられている付属語を付属語辞書保持手段に保持された付属語辞書を利用して取得するよう構成されている。付属語文字列取得手段が、被置換文字列に付属語が含まれているか判断する手段としては、例えば、編集する文章を形態素解析した結果を示す文章解析テーブル(図5)を利用可能に構成しておき、被置換文字列に助詞、助動詞が含まれていないか確認することで付属語が含まれているか判断してもよい。
「第二置換候補文字列表示部」(2005)の「置換候補付属語変換文字列表示手段」は、付属語文字列取得手段で取得された付属語を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力するよう構成されている。付属語文字列取得手段で取得された付属語を文節単位の文字列に変える手段としては、付属語の前に自立語を結び付けることで実現される。
ここで、取得された付属語と結び付けられる自立語としては、被置換文字列に含まれていた自立語でもよい。具体的には、被置換文字列が「行きます」だった場合、取得された付属語と結び付けられる自立語は「行き」である。または、被置換文字列に含まれていた自立語と同じ読みの自立語でもよい。具体的には、被置換文字列が「行きます」だった場合、取得された付属語と結び付けられる自立語は「活き」などである。さらには、被置換文字列に含まれていた自立語の類義語でもよい。具体的には、被置換文字列が「行きます」だった場合、取得された付属語と結び付けられる自立語は「訪ね」、「伺い」などである。前記自立語は、被置換文字列に含まれていた付属語「ます」と置換可能に関連付けられている付属語「たい」、「そうだ」などと結び付けられ、「活きたい」、「活きそうだ」、「訪ねたい」、「訪ねそうだ」、「伺いたい」、「伺いそうだ」などの文節単位の文字列を構成し、置換候補の文字列として出力される。そして、出力された文字列は、液晶ディスプレイなどにリスト表示されることとなる。
<実施形態5のハードウェア構成>
図21は、上記機能的構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を表す図である。
なお、文章編集装置を起動し、編集する文章を液晶ディスプレイなどに表示して、被置換文字列の選択を受付けるまでの処理は、実施形態1−1と同様にして実現できるので、ここでの詳細な説明は省略する。以下、被置換文字列の選択を受付けた後の処理をハードウェアとして実現する処理の一例を示す。
CPU(2101)は、入力インターフェース(2105)を介して、文節単位で被置換文字列の選択を受付けると、置換文字列リスト表示プログラムを実行し、主記憶装置(203)に格納されている文章解析テーブル(編集する文章の形態素解析結果)を利用して付属語が含まれるか判断する。そして、付属語が含まれると判断すると、当該付属語を取り出して主記憶装置(2103)に格納する。そして、2次記憶装置(2104)に格納されている付属語辞書を利用して、前記付属語と関連付けられているすべての付属語を取り出して主記憶装置(2104)に格納する。その後、取り出したすべての付属語を、被置換文字列に含まれていた自立語と結び付けて置換文字列リストを生成し、出力インターフェース(2106)を介して、液晶ディスプレイなどに出力する。以降の処理は、実施形態1−1と同様にして実現できるので、ここでの詳細な説明は省略する。
なお、前記は、付属語辞書を利用して取り出した付属語を、被置換文字列に含まれる自立語と結び付ける処理について説明したが、被置換文字列に含まれる自立語と類義関係にある自立語などと結び付ける処理についても同様にして実現することができる。
<実施形態5の処理の流れ>
本実施形態の処理の流れの一例を図22のフローチャートに示す。
まず、文章を液晶ディスプレイなどに表示している状態で(S2201)、表示している文章を編集する機能を開始する指示信号を受付けると(S2202)、表示している文章を形態素解析し、解析結果を格納する(S2203)。
そして、形態素解析の結果を利用して、文節単位で被置換文字列の選択を受付ける(S2204)。受付けた被置換文字列に付属語が含まれない場合には(S2205)、形態素辞書などを利用して、選択を受付けた被置換文字列と関連付けられている文字列を取り出し、リスト表示する(S2206)。一方、受付けた被置換文字列に付属語が含まれる場合には(S2205)、付属語辞書を利用して、その付属語と関連付けられている付属語を取り出す(S2207)。また、形態素辞書などを利用して、被置換文字列に含まれる自立語と関連付けられている文字列を取り出す(S2208)。そして、取得したすべての文字列を、前記取得したすべての付属語と結び付けて、置換候補文字列としてリスト表示する(S2209)。
次に、リスト表示した文字列の中から置換文字列の選択を受付けると(S2210)、被置換文字列を置換文字列に置き換えた文章を生成し、液晶ディスプレイなどに表示する(S2211)。
その後、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けるまで(S2212)、前記処理(S2204〜S2211)を繰り返す。そして、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けると(S2212)、機能を終了する。
<実施形態5の効果>
本実施形態の文章編集装置は、画面に表示されている文章中のある文節を、他の文字列に置換する文字列(被置換文字列)としての選択を受付けると、その被置換文字列に付属語が含まれる場合にはその付属語と文法上置換可能なその他の付属語を取得し、被置換文字列に含まれる自立語や、その自立語と類義関係にある自立語などと組み合わせて、変換候補としてリスト表示する。
その結果、利用者が希望する変換候補をリスト表示することが可能となり、従来技術に比べて簡易かつ少ない操作キーにより、希望する編集を行うことができる。
<<実施形態6>>
<実施形態6の概要>
本実施形態の文章編集装置は実施形態1から5を基本とし、さらに、液晶ディスプレイなどに表示されている文章から置換を希望する被置換文字列として形態素単位、または、文節単位で文字列の選択を受付ける際、位置情報の入力を受付けることで、被置換文字列の選択を受付けることを特徴とする。また、タッチパネル入力で、被置換文字列の選択を受付けることを特徴とする。
<実施形態6−1の機能的構成>
図23は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(2300)は、「第一文章取得部」(2301)と、「第一文章表示部」(2302)と、「第一辞書部」(2303)と、「第一被置換文字列選択部」(2304)と、「第一置換候補文字列表示部」(2305)と、「第一置換文字列選択部」(2306)と、「第一置換後文章出力部」(2307)を有し、さらに、「第一被置換文字列選択部」(2304)は「第一位置選択手段」を有する。また、「第一被置換文字列選択部」(2304)は「第一タッチパネル手段」を有してもよい。さらに、「第一文章表示部」(2302)は「第一形態素表示手段」を有してもよい。
なお、「第一文章取得部」(2301)と、「第一辞書部」(2303)と、「第一置換候補文字列表示部」(2305)と、「第一置換文字列選択部」(2306)と、「第一置換後文章出力部」(2307)の機能的構成については、実施形態1−1などと同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。以下、「第一被置換文字列選択部」(2304)の「第一位置選択手段」と「第一タッチパネル手段」と、「第一文章表示部」(2302)の「第一形態素表示手段」について説明する。
「第一被置換文字列選択部」(2304)の「第一位置選択手段」は、第一文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、形態素単位で被置換文字列の選択を受付けるよう構成されている。位置情報の入力を受付ける手段としては以下のような例が考えられる。例えば、図24のように、第一文章表示部の文章表示領域(2401)を、複数の区画に分割し、各区画に通し番号を付しておく(図24の場合、「1〜20」)。そして、操作キーなどにより数字を入力することで、同じ数字の通し番号を付されている区画の位置情報を受付けてもよい。すなわち、数字の「1」が入力された場合は、「1番」の通し番号が付された区画の位置情報を受付けることとなる。その他の手段としては、ディスプレイ上にアイコンなどが表示されている場合、マウスなどにより選択クリックされた際のアイコンの位置を、位置情報として受付けてもよい。
図24のように構成する場合、第一文章表示部は、各区画に一つの形態素を表示するように構成してもよい。そして、入力された位置情報で特定される区画に表示されている形態素を被置換文字列として選択受付けしてもよい。図24(A)は、操作キーにより位置情報として「2」が入力され、「2番」の通し番号が付された区画に表示されている「会社」が被置換文字列として選択受付けされている。そして、その下の領域(2402)に、被置換文字列(「会社」)の変換候補が表示されている。このように構成する場合、文章表示領域(2401)の複数の区画に表示されている形態素を、スライド移動できてもよい。図24(B)は、図24(A)の状態から「一形態素分」、文章をスライド移動した様子を示すものである。
なお、前記位置情報の入力の受付け手段は一例であり、その他の手段により位置情報の入力を受付けて、被置換文字列の選択を受付けてもよい。
「第一被置換文字列選択部」(2304)の「第一タッチパネル手段」は、タッチパネル入力により、液晶ディスプレイなどに表示されている文章から形態素単位で被置換文字列の選択を受付けるよう構成されている。ここで、タッチパネル入力は、指やペンなどをタッチパネル画面に接触させると「タッチイベントの入力」となり、その接触した位置に対応するディスプレイ上の座標が入力される。そして、指などをタッチパネル画面に接触させた状態から離すと「リリースイベントの入力」となり、その離した位置に対応するディスプレイ上の座標が入力される。また、タッチパネル画面上で指などを接触させた状態で上下左右に移動させると、所定時間経過ごとに「移動イベント」が入力され、接触位置に対応する座標が入力される。
第一タッチパネル手段は、前記のようなタッチパネル入力により、形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける。具体的には、図24(A)のように第一文章表示部の文章表示領域(2401)を複数の区画に分割して表示している場合、タッチパネル入力により受付けた座標で一つの区画を特定し、その区画に表示されている形態素を被置換文字列として選択受付けしてもよい。かかる場合、「移動イベントの入力」により、文章表示領域(2401)の複数の区画に表示されている形態素をスライド移動できてもよい。なお、タッチパネル入力を受付ける際のディスプレイの表示は、図24(A)のような態様に制限されるものではない。例えば、図25のように、文章表示領域(2501)に通常の態様で表示している状態から、タッチパネル入力により被置換文字列の選択を受付けることもできる。
しかし、図25の状態では、利用者が形態素の単位を十分に理解できていない場合、一回のタッチパネル入力により、いずれの文字列が被置換文字列として選択されるのか把握できない可能性がある。
そこで、第一文章表示部(2302)は、「第一形態素表示手段」を有し、取得した文章を形態素ごとに区切って表示するよう構成されてもよい。第一形態素表示手段が、文章を形態素ごとに区切って表示している一例を図26に示す。図26は、形態素と形態素の間にスペースを入れることで、形態素ごとに区切って表示している。なお、図26は一例であり、その他、形態素と形態素の間に区切線を挿入することで、形態素ごとに区切って表示してもよい。または、形態素ごとに色を変えて表示することで、形態素ごとに区切って表示してもよい。
前記のように第一形態素表示手段が形態素ごとに区切った表示を実現する手段としては、例えば、編集する文章を形態素解析した結果を示す文章解析テーブル(図5)を利用可能に構成しておき、それを利用することで実現してもよい。
なお、「第一被置換文字列選択部」(2304)が「第一タッチパネル手段」を有する場合は、「第一置換文字列選択部」もタッチパネル入力により、置換文字列の選択を受付けるよう構成されてもよい。
<実施形態6−1のハードウェア構成>
図27は、上記機能的構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を表す図である。
なお、文章編集装置を起動し、編集する文章を液晶ディスプレイなどに表示するまでの処理は、実施形態1−1などと同様にして実現できるので、ここでの詳細な説明は省略する。以下、被置換文字列の選択を受付ける処理をハードウェアとして実現する処理の一例を示す。
CPU(2701)は、入力インターフェース(2705)であるタッチパネルディスプレイのタッチ入力操作を検出すると、主記憶装置(2703)に展開されたタッチパネル入力プログラムに従い、ディスプレイ上においてタッチされた位置の座標を演算処理により求め、主記憶装置(2703)に格納する。そして、液晶ディスプレイなどに表示するために作成され主記憶装置(2703)に格納されている画面データを利用して、求めた座標の位置に表示されている形態素を特定し、被置換文字列として主記憶装置(2703)に格納する。
以降、形態素辞書などを利用して、特定した形態素(被置換文字列)と関連付けられている文字列を液晶ディスプレイなどに表示することとなるが、これらの処理については、実施形態1−1などと同様にして実現できるので、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態6−1の処理の流れ>
本実施形態の処理の流れの一例を図28のフローチャートに示す。
まず、文章を液晶ディスプレイなどに表示している状態で(S2801)、表示している文章を編集する機能を開始する指示信号を受付けると(S2802)、表示している文章を形態素解析し、解析結果を格納する(S2803)。そして、形態素解析の結果を利用して、表示している文章を形態素ごとに区切って表示する(S2804)。
その後、タッチパネルディスプレイのタッチ入力操作を検出すると(S2805)、ディスプレイ上においてタッチされた位置の座標を演算処理により求める(S2806)。そして、求めた座標位置に表示されている形態素を特定し(S2807)、特定した形態素を被置換文字列として受付ける(S2808)。
そして、形態素辞書を利用して、選択を受付けた被置換文字列と関連付けられている文字列を取り出し、リスト表示する(S2809)。
次に、リスト表示した文字列の中から置換文字列の選択を受付けると(S2810)、被置換文字列を置換文字列に置き換えた文章を生成し、液晶ディスプレイなどに表示する(S2811)。
その後、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けるまで(S2812)、前記処理(S2805〜S2811)を繰り返す。そして、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けると(S2812)、機能を終了する。
<実施形態6−2の機能的構成>
図29は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(2900)は、「第二文章取得部」(2901)と、「第二文章表示部」(2902)と、「第二辞書部」(2903)と、「第二被置換文字列選択部」(2904)と、「第二置換候補文字列表示部」(2905)と、「第二置換文字列選択部」(2906)と、「第二置換後文章出力部」(2907)を有し、さらに、「第二被置換文字列選択部」(2904)は「第二位置選択手段」を有する。また、「第二被置換文字列選択部」(2904)は「第二タッチパネル手段」を有してもよい。さらに、「第二文章表示部」(2902)は「第二文節表示手段」を有してもよい。
なお、これらの機能的構成については、実施形態6−1での説明において、「形態素」単位での選択入力などを「文節」単位に置き換えることで、同様の手段により実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。本実施形態の「ハードウェア構成」、及び、「処理の流れ」についても同様である。
<実施形態6の効果>
本実施形態の文章編集装置は、液晶ディスプレイなどに表示されている文章から他の文字列への置換を希望する被置換文字列の選択を受付ける際、タッチパネル入力などの手段で位置情報の入力を受付けることにより、被置換文字列の選択を受付けることができる。
その結果、利用者は、視覚的に理解しやすい手段により選択入力などができ、従来技術より容易に希望する編集を行うことができる。
<<実施形態7>>
<実施形態7の概要>
本実施形態の文章編集装置は実施形態1から6を基本とし、さらに、利用者が編集を希望する文章を液晶ディスプレイなどに表示する際、文章に含まれるそれぞれの形態素を、置換候補があるか否か識別可能に表示することを特徴とする。また、前記形態素を文節に置き換えて、同様の表示をすることができることを特徴とする。
<実施形態7−1の機能的構成>
図30は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(3000)は、「第一文章取得部」(3001)と、「第一文章表示部」(3002)と、「第一辞書部」(3003)と、「第一被置換文字列選択部」(3004)と、「第一置換候補文字列表示部」(3005)と、「第一置換文字列選択部」(3006)と、「第一置換後文章出力部」(3007)を有し、さらに、「第一文章表示部」(3002)は「第一判断手段」と「第一表示制御手段」を有する。
なお、「第一文章取得部」(3001)と、「第一辞書部」(3003)と、「第一被置換文字列選択部」(3004)と、「第一置換候補文字列表示部」(3005)と、「第一置換文字列選択部」(3006)と、「第一置換後文章出力部」(3007)の機能的構成については、実施形態1−1などと同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。以下、「第一文章表示部」(3002)の「第一判断手段」と「第一表示制御手段」の機能的構成について説明する。
「第一文章表示部」(3002)の「第一判断手段」は、ディスプレイなどに表示する文章を構成している複数の形態素(文字列)が第一辞書部(3003)に保持されている文字列であるか判断するよう構成されている。ここで、「形態素(文字列)が第一辞書部に保持されている文字列であるか判断する」とは、形態素(文字列)が、置換候補を有する文字列であるかを判断することである。第一判断手段は、取得した文章から複数の形態素を識別すると、それぞれの形態素(文字列)が第一辞書部に保持されているか、第一辞書部に保持されている辞書データを利用し、比較処理することで判断する。なお、取得した文章から複数の形態素を識別する手段としては、文章を形態素解析した結果を示す文章解析テーブル(図5)を利用可能に構成しておき、それを利用することで実現してもよい。
「第一文章表示部」(3002)の「第一表示制御手段」は、第一辞書部に保持されている文字列か、第一辞書部に保持されていない文字列か、を識別可能に形態素ごとの表示を制御するよう構成されている。識別可能に表示する手段としては特段制限されない。しかし、第一辞書部に保持されている文字列を、第一辞書部に保持されていない文字列よりも目立つように表示することが望ましい。なぜなら、第一辞書部に保持されている文字列は変換候補を有する文字列であり、すなわち、他の文字列に置換する編集が可能な文字列であるからである。例えば、「第一辞書部に保持されている文字列」を太字で表示し、「第一辞書部に保持されていない文字列」を細字で表示してもよい。または、「第一辞書部に保持されている文字列」を赤字などカラフルな色で表示し、「第一辞書部に保持されていない文字列」をグレーなど暗い色で表示してもよい。なお、前記は一例であり、その他の手段により識別可能に表示してもよい。
<実施形態7−2の機能的構成>
図31は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(3100)は、「第二文章取得部」(3101)と、「第二文章表示部」(3102)と、「第二辞書部」(3103)と、「第二被置換文字列選択部」(3104)と、「第二置換候補文字列表示部」(3105)と、「第二置換文字列選択部」(3106)と、「第二置換後文章出力部」(3107)を有し、さらに、「第二文章表示部」(3102)は「第二判断手段」と「第二表示制御手段」を有する。
なお、これらの機能的構成については、実施形態7−1での説明において、「形態素」単位での識別表示などを「文節」単位での識別表示に置き換えることで、同様の手段により実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
また、実施形態7−1、及び、実施形態7−2の「ハードウェア構成」、及び、「処理の流れ」については、前記実施形態と同様にして実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態7の効果>
本実施形態の文章編集装置により、利用者は液晶ディスプレイなどに表示されている文章の中から、他の文字列に置換することができる文字列(形態素または文節)を容易に識別することができる。その結果、誤操作などを軽減することができ、従来技術より容易に希望する編集を行うことができる。
<<実施形態8>>
<実施形態8の概要>
本実施形態の文章編集装置により、利用者は画面に表示されている文章の中から、形態素単位、または、文節単位で編集(他の位置への移動)を希望する文字列を容易に選択し、選択した文字列を他の位置に容易に移動することができる。
<実施形態8−1の機能的構成>
図32は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(3200)は、「第三文章取得部」(3201)と、「第三文章表示部」(3202)と、「第三移動文字列選択部」(3208)と、「第三区切選択部」(3209)と、「第三文字列移動部」(3210)と、「第三移動後文章出力部」(3211)を有する。
なお、「第三文章取得部」(3201)と、「第三文章表示部」(3202)の機能的構成については、実施形態1−1などで説明した「第一文章取得部」、「第一文章表示部」と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。以下、「第三移動文字列選択部」(3208)と、「第三区切選択部」(3209)と、「第三文字列移動部」(3210)と、「第三移動後文章出力部」(3211)の機能的構成について説明する。
「第三移動文字列選択部」(3208)は、第三文章表示部(3202)が表示している文章から形態素単位で移動文字列の選択を受付けるよう構成されている。「移動文字列」とは、表示している文章の中において、他の位置へ移動することを希望する文字列である。例えば、「会社に明日行きます」という文章を、「明日会社に行きます」という文章に変更する編集を行う場合には、「明日」が形態素単位の移動文字列として選択されることとなる。
なお、形態素単位で移動文字列の選択を受付ける手段としては、実施形態1−1で説明した「第一被置換文字列選択部」が形態素単位で文字列の選択を受付けた手段と同様にして実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
「第三区切選択部」(3210)は、第三表示部が表示している文章から形態素と形態素との区切りとなる形態素区切の選択を受付けるよう構成されている。「形態素区切」とは、具体的には、「会社に明日行きます」という文章の場合、「会社」の前、「会社」と「に」の間、「に」と「明日」の間、「明日」と「行き」の間、「行き」と「ます」の間、「ます」の後の6つが該当する。第三区切選択部(3210)が形態素区切の選択を受付ける手段としては特段制限されない。例えば、前記第三移動文字列選択部(3208)が移動文字列の選択を受付ける手段と同様にして形態素単位で文字列の選択を受付け、「その文字列の直前」、または、「その文字列の直後」を形態素区切りとして選択を受付けてもよい。または、図40に示すように、形態素区切を、通し番号を付した棒線などで識別可能に表示し、数字キーなどの入力により、同じ数字を付された棒線で特定される形態素区切を選択受付けしてもよい。なお、第三区切選択部(3210)が、第三表示部が表示している文章中に存する形態素区切を識別し、形態素の選択受付けを実現する手段としては、表示している文章を形態素解析した結果を示す文章解析テーブル(図5)を利用可能に構成しておき、それを利用することで実現してもよい。
「第三文字列移動部」(3210)は、第三区切選択部(3209)にて選択された形態素区切に、第三移動文字列選択部(3208)にて選択された移動文字列を移動するよう構成されている。すなわち、第三文字列移動部(3210)は、第三文章表示部が表示している文章を取得し保持するよう構成されている。そして、選択された形態素区切と移動文字列を識別する情報を取得すると、取得した情報に基づき、保持している文章を編集する。なお、第三文字列移動部(3210)が、表示している文章を取得する手段としては、第三文章表示部から取得してもよいし、表示している文章を形態素解析した結果を示す文章解析テーブル(図5)から取得してもよい。
「第三移動後文章出力部」(3211)は、第三文字列移動部で移動が行われた文章を出力するよう構成されている。すなわち、第三移動後文章出力部(3211)は、第三文字列移動部が利用者の選択に応じて移動文字列の位置を移動した文章を取得し、第三文章表示部(3202)に出力する。そして、前記文章を取得した第三文章表示部(3202)は、取得した文章を液晶ディスプレイなどに表示することとなる。
<実施形態8−1のハードウェア構成>
本実施形態のハードウェア構成、及び、その処理については、実施形態1−1に準じて実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態8−1の処理の流れ>
本実施形態の処理の流れの一例を図33のフローチャートに示す。
まず、文章を液晶ディスプレイなどに表示している状態で(S3301)、表示している文章を編集する機能を開始する指示信号を受付けると(S3302)、表示している文章を形態素解析し、解析結果を格納する(S3303)。
そして、形態素解析の結果を利用して、形態素単位で移動文字列の選択を受付ける(S3304)。次に、形態素解析の結果を利用して、形態素区切の選択を受付ける(S3305)。その後、選択された移動文字列を選択された形態素区切に移動した文章を生成し(S3306)、液晶ディスプレイなどに表示する(S3307)。
以降、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けるまで(S3308)、前記処理(S3304〜S3307)を繰り返す。そして、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けると(S3308)、機能を終了する。
<実施形態8−2の機能的構成>
図34は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(3400)は、「第四文章取得部」(3401)と、「第四文章表示部」(3402)と、「第四移動文字列選択部」(3408)と、「第四区切選択部」(3409)と、「第四文字列移動部」(3410)と、「第四移動後文章出力部」(3411)を有する。
なお、これらの機能的構成については、実施形態8−1での説明において、「形態素」単位での移動文字列などの選択受付けなどを「文節」単位での選択受付けなどに置き換えることで、同様の手段により実現することができる。また、本実施形態の「ハードウェア構成」、及び、「処理の流れ」についても、実施形態8−1と同様にして実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態8の効果>
本実施形態の文章編集装置により、利用者は、画面に表示されている文章中のある文字列を、文章中の他の位置に移動する編集を行う際、従来技術に比べて簡易かつ少ない操作キーにより、希望する編集を行うことができる。
<<実施形態9>>
<実施形態9の概要>
本実施形態の文章編集装置により、利用者は画面に表示されている文章の中から、形態素単位、または、文節単位で編集(他の位置への移動)を希望する文字列を選択入力する際、タッチパネル入力などの手段により容易により選択することができる。また、選択した文字列を移動する文章中の位置を選択入力する際、タッチパネル入力などの手段により容易に選択することができることを特徴とする。
<実施形態9−1の機能的構成>
図35は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(3500)は、「第三文章取得部」(3501)と、「第三文章表示部」(3502)と、「第三移動文字列選択部」(3508)と、「第三区切選択部」(3509)と、「第三文字列移動部」(3510)と、「第三移動後文章出力部」(3511)を有し、「第三移動文字列選択部」(3508)は「第三移動文字列位置選択手段」を、「第三区切選択部」(3509)は「第三区切位置選択手段」を有する。また、「第三移動文字列選択部」(3508)は「第三タッチパネル形態素選択手段」を、「第三区切選択部」(3509)は「第三タッチパネル区切選択手段」を有してもよい。さらに、「第三文章表示部」(3502)は「第三形態素表示手段」を有してもよい。
なお、「第三文章取得部」(3501)と、「第三文字列移動部」(3510)と、「第三移動後文章出力部」(3511)の機能的構成については、実施形態8−1などと同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。以下、「第三移動文字列選択部」(3508)の「第三移動文字列位置選択手段」と「第三タッチパネル形態素選択手段」、「第三区切選択部」(3509)の「第三区切位置選択手段」と「第三タッチパネル区切選択手段」、「第三文章表示部」(3502)の「第三形態素表示手段」の機能的構成について説明する。
「第三移動文字列選択部」(3508)の「第三移動文字列位置選択手段」は、第三文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、形態素単位で移動文字列の選択を受付けるよう構成されている。また、「第三移動文字列選択部」(3508)の「第三タッチパネル形態素選択手段」は、タッチパネル入力により、液晶ディスプレイなどに表示されている文章から形態素単位で移動文字列の選択を受付けるよう構成されている。なお、これらの詳細については、実施形態6−1で説明した「第一被置換文字列選択部」の「第一位置選択手段」や、「第一被置換文字列選択部」の「第一タッチパネル手段」と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
「第三区切選択部」(3509)の「第三区切位置選択手段」は、第三文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、形態素区切の選択を受付けるよう構成されている。位置情報の入力を受付ける手段としては以下のような例が考えられる。例えば、図24のように、第三文章表示部の文章表示領域(2401)を、複数の区画に分割して各区画に通し番号を付し(図24の場合、「1〜20」)、操作キーなどによる数字の入力により、同じ番号を付した区画の位置情報を受付けてもよい。そして、入力された位置情報で特定される区画に表示されている形態素の直前、または、直後を形態素区切として選択を受付けてもよい。かかる場合、第三文章表示部は、文章解析テーブル(図5)を利用して各区画に一つの形態素を表示するように構成してもよい。なお、前記は一例であり、その他の手段により位置情報の入力を受付けて、形態素区切選択を受付けてもよい。その他の例としては、以下で説明する「第三区切選択部」(3509)の「第三タッチパネル区切選択手段」による構成が考えられる。
「第三区切選択部」(3509)の「第三タッチパネル区切選択手段」は、タッチパネル入力により、液晶ディスプレイなどに表示されている文章から形態素区切の選択を受付けるよう構成されている。タッチパネル入力については、実施形態6−1で説明した「第一被置換文字列選択部」の「第一タッチパネル手段」と同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。なお、かかる場合、第三タッチパネル形態素選択手段と第三タッチパネル区切選択手段を組み合わせ、移動文字列の選択と形態素区切の選択を組み合わせて受付けてもよい。図36を用いて具体例を説明する。図36では、「会社に明日行きます」の文章を「明日会社に行きます」に変更する編集を行っている。まず、利用者は、指など(図中、点線で示す)で移動文字列(図中、「明日」)を表示しているディスプレイ上をタッチする。すると、「タッチイベントの入力」となり、タッチされた位置に対応するディスプレイ上の座標が算出され、その座標に表示されている文字列(図中、「明日」)が形態素単位で特定される。そして、利用者は、移動文字列(図中、「明日」)をタッチした状態で、図中(3601)で示す矢印のように指を移動させ、矢印の先で指などをディスプレイから離す。すると、「リリースイベントの入力」となり、その離した位置に対応するディスプレイ上の座標が算出され、その座標に表示されている形態素区切が特定される。すると、第三文字列移動部(3510)が、移動文字列(図中、「明日」)を、選択された形態素区切(図中、「会社」の前)に移動した文章(例:「明日会社に行きます」)を生成し、第三移動後文章出力部(3511)が前記生成した文章を出力して、第三文章表示部(3502)がディスプレイ上に表示する(図36の下図)。
ここで、図36のように文章を表示している場合、タッチパネル入力によりいずれの文字列が選択され、移動するのか把握しにくい。具体的には、図36のように指でタッチした場合、「明日」「明」「日」「明日行きます」のどの文字列が選択されており、どの文字列が移動するのか分かりにくい。そこで、第三文章表示部(3502)は、前記問題を解決するために第三形態素表示手段を有してもよい。
「第三形態素表示手段」は、取得した文章を形態素ごとに区切って表示するよう構成されている。形態素ごとに区切って表示する手段については特段制限されず、実施形態6−1で説明した、第一文章表示部(2302)の「第一形態素表示手段」と同様の手段により実現できる。なお、「第三形態素表示手段」は、さらに、形態素区切をも識別可能に表示してもよい。図37に一例を示す。図37は、形態素と形態素の間に棒線を挿入することで形態素ごとに区切って表示している。かかる場合、間に挿入した棒線により形態素区切も容易に識別可能である。さらに、図37においては、タッチパネル入力により形態素区切を選択入力する際に、容易にタッチ入力できるように構成されている。すなわち、利用者は、まず、「タッチイベントの入力」により移動文字列(「明日」)が表示されている領域(図中(1))をタッチ入力する。すると、「明日」の文字列が移動文字列として選択入力される。次に、利用者は、図中(2)で示す形態素区切と関連付けられた四角の領域をタッチすると、「タッチイベントの入力」により「会社」の前の形態素区切が選択入力される。そして、図中下側に示すように「明日会社に行きます」と並び変えた文章が表示される。
<実施形態9−1のハードウェア構成>
本実施形態のハードウェア構成、及び、その処理については、実施形態1−1などに準じて実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態9−1の処理の流れ>
本実施形態の処理の流れの一例を図38のフローチャートに示す。
まず、文章を液晶ディスプレイなどに表示している状態で(S3801)、表示している文章を編集する機能を開始する指示信号を受付けると(S3802)、表示している文章を形態素解析し、解析結果を格納する(S3803)。そして、形態素解析の結果を利用して、表示している文章を形態素ごとに区切って表示する(S3804)。
その後、タッチパネルディスプレイのタッチ入力操作を検出すると(S3805)、ディスプレイ上においてタッチされた位置の座標を演算処理により求める(S3806)。そして、求めた座標位置に表示されている形態素を特定し(S3807)、特定した形態素を移動文字列として受付ける(S3808)。
次に、タッチパネルディスプレイのタッチ入力操作を検出すると(S3809)、ディスプレイ上においてタッチされた位置の座標を演算処理により求める(S3810)。そして、求めた座標位置に表示されている形態素区切を特定する(S3811)。
そして、選択された移動文字列を選択された形態素区切に移動した文章を生成し(S3812)、液晶ディスプレイなどに表示する(S3813)。
以降、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けるまで(S3814)、前記処理(S3805〜S3813)を繰り返す。そして、表示している文章の編集を終了する指示信号を受付けると(S3814)、機能を終了する。
<実施形態9−2の機能的構成>
図39は、本実施形態の機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施形態の「文章編集装置」(3900)は、「第四文章取得部」(3901)と、「第四文章表示部」(3902)と、「第四移動文字列選択部」(3908)と、「第四区切選択部」(3909)と、「第四文字列移動部」(3910)と、「第四移動後文章出力部」(3911)を有し、「第四移動文字列選択部」(3908)は「第四移動文字列位置選択手段」を、「第四区切選択部」(3909)は「第四区切位置選択手段」を有する。また、「第四移動文字列選択部」(3908)は「第四タッチパネル文節選択手段」を、「第四区切選択部」(3909)は「第四タッチパネル区切選択手段」を有してもよい。さらに、「第四文章表示部」(3902)は「第四文節表示手段」を有してもよい。
なお、これらの機能的構成については、実施形態9−1などでの説明において、「形態素」単位での移動文字列などの選択受付けなどを「文節」単位での選択受付けなどに置き換えることで、同様の手段により実現することができる。また、本実施形態の「ハードウェア構成」、及び、「処理の流れ」についても、実施形態9−1などと同様にして実現することができる。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
<実施形態9の効果>
本実施形態の文章編集装置は、液晶ディスプレイなどに表示されている文章から移動を希望する移動文字列の選択を受付ける際、タッチパネル入力などの手段で位置情報の入力を受付けることで、移動文字列の選択を受付けることができる。また、選択した移動文字列を移動させる位置をもタッチパネル入力などの手段により受付けることができる。
その結果、利用者は、ディスプレイ上の特定の位置の情報を入力するという視覚的に理解しやすい手段により選択入力などができ、従来技術より容易に希望する編集を行うことができる。
従来技術を説明する概念図1 従来技術を説明する概念図2 実施形態1−1の機能ブロック図 実施形態1−1の機能を説明する概念図1 実施形態1−1の機能を説明する概念図2 文章解析テーブルの一例 形態素テーブルの一例 活用形テーブルの一例 構文解析ルールを示すデータの一例 実施形態1−1の機能を説明する概念図3 実施形態1−1のハードウェア構成の一例を示した概念図 実施形態1−1の処理の流れを示すフローチャート 実施形態1−2の機能ブロック図 実施形態2−1の機能ブロック図 実施形態2−1の処理の流れを示すフローチャート 実施形態2−2の機能ブロック図 実施形態3の機能ブロック図 実施形態3の処理の流れを示すフローチャート 実施形態4の機能ブロック図 実施形態4の処理の流れを示すフローチャート 実施形態5の機能ブロック図 実施形態5のハードウェア構成の一例を示した概念図 実施形態5の処理の流れを示すフローチャート 実施形態6−1の機能ブロック図 実施形態6−1の機能を説明する概念図1 実施形態6−1の機能を説明する概念図2 実施形態6−1の機能を説明する概念図3 実施形態6−1のハードウェア構成の一例を示した概念図 実施形態6−1の処理の流れを示すフローチャート 実施形態6−2の機能ブロック図 実施形態7−1の機能ブロック図 実施形態7−2の機能ブロック図 実施形態8−1の機能ブロック図 実施形態8−1の処理の流れを示すフローチャート 実施形態8−2の機能ブロック図 実施形態9−1の機能ブロック図 実施形態9−1の機能を説明する概念図1 実施形態9−1の機能を説明する概念図2 実施形態9−1の処理の流れを示すフローチャート 実施形態9−2の機能ブロック図 実施形態8−1の機能を説明する概念図
符号の説明
0300 文章編集装置
0301 第一文章取得部
0302 第一文章表示部
0303 第一辞書部
0304 第一被置換文字列選択部
0305 第一置換候補文字列表示部
0306 第一置換文字列選択部
0307 第一置換後文章出力部

Claims (30)

  1. 第一文章取得部と、
    文章を取得して表示する第一文章表示部と、
    相互に置換可能な置換候補となりうる文字列を形態素単位で関連付けた第一形態素辞書を保持する第一辞書部と、
    第一文章表示部が表示している文章から形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける第一被置換文字列選択部と、
    第一被置換文字列選択部で選択された文字列に対し置換候補の文字列を取得表示する第一置換候補文字列表示部と、
    第一置換候補文字列表示部が表示している置換候補文字列の一を置換文字列とする選択を受付ける第一置換文字列選択部と、
    選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を出力する第一置換後文章出力部と、
    からなる文章編集装置。
  2. 第一辞書部は、
    類義関係にある文字列を形態素単位で関連付けた第一形態素類義辞書を保持する第一類義辞書保持手段を有し、
    第一置換候補文字列表示部は、
    第一被置換文字列選択部で選択された文字列と類義関係にある類義文字列を第一類義辞書保持手段に保持された第一形態素類義辞書を利用して取得する第一類義文字列取得手段と、
    第一類義文字列取得手段にて取得した類義文字列を置換候補の文字列として出力する第一置換候補類義文字列表示手段と、
    を有する請求項1に記載の文章編集装置。
  3. 第一辞書部は、
    文法上の活用形が終止形である用言どうしを関連付けた第一用言辞書を保持する第一用言辞書保持手段を有し、
    第一置換候補文字列表示部は、
    第一被置換文字列選択部で選択された文字列が用言の場合には、その用言の終止形の文字列を取得する第一終止形用言取得手段と、
    第一終止形用言取得手段で取得した用言の終止形の文字列と関連付けられたその他の用言の終止形の文字列を第一用言辞書保持手段に保持された第一用言辞書を利用して取得する第一用言取得手段と、
    第一用言取得手段にて取得したその他の用言の終止形の文字列を第一被置換文字列選択部で選択された用言と同じ活用形の文字列に変換する第一用言変換手段と、
    第一用言変換手段にて変換された文字列を置換候補の文字列として出力する第一置換候補用言表示手段と、
    を有する請求項1または2に記載の文章編集装置
  4. 第一被置換文字列選択部は、
    第一文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける第一位置選択手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の文章編集装置。
  5. 第一被置換文字列選択部は、
    タッチパネル入力で、文章から形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける第一タッチパネル手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載の文章編集装置。
  6. 第一文章表示部は、
    取得した文章を形態素ごとに区切って表示する第一形態素表示手段を有する請求項1から5のいずれか一に記載の文章編集装置。
  7. 第一文章表示部は、
    取得した文章を構成する形態素を構成する文字列が第一辞書部に保持されている文字列であるか判断する第一判断手段と、
    第一辞書部に保持されている文字列か第一辞書部に保持されていない文字列かを識別可能に形態素ごとの表示を制御する第一表示制御手段と、
    を有する請求項1から6のいずれか一に記載の文章編集装置。
  8. 第二文章取得部と、
    文章を取得して表示する第二文章表示部と、
    相互に置換可能な置換候補となりうる文字列を形態素単位で関連付けた第二形態素辞書を保持する第二辞書部と、
    第二文章表示部が表示している文章から文節単位で被置換文字列の選択を受付ける第二被置換文字列選択部と、
    第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に含まれる自立語と関連付けられている形態素単位の文字列を第二形態素辞書を利用して取得し文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として表示する第二置換候補文字列表示部と、
    第二置換候補文字列表示部が表示している置換候補文字列の一を置換文字列とする選択を受付ける第二置換文字列選択部と、
    選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を出力する第二置換後文章出力部と、
    からなる文章編集装置。
  9. 第二辞書部は、
    類義関係にある文字列を形態素単位で関連付けた第二形態素類義辞書を保持する第二類義辞書保持手段を有し、
    第二置換候補文字列表示部は、
    第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に含まれる自立語と類義関係にある形態素単位の類義文字列を第二類義辞書保持手段に保持された第二形態素類義辞書を利用して取得する第二類義文字列取得手段と、
    第二類義文字列取得手段にて取得した形態素単位の類義文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する第二置換候補類義文字列表示手段と、
    を有する請求項8に記載の文章編集装置。
  10. 第二辞書部は、
    文法上の活用形が終止形である用言どうしを関連付けた第二用言辞書を保持する第二用言辞書保持手段を有し、
    第二置換候補文字列表示部は、
    第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に用言が含まれる場合には、その用言の終止形の文字列を取得する第二終止形用言取得手段と、
    第二終止形用言取得手段で取得した用言の終止形の文字列と関連付けられたその他の用言の終止形の文字列を第二用言辞書保持手段に保持された第二用言辞書を利用して取得する第二用言取得手段と、
    第二用言取得手段にて取得したその他の用言の終止形の文字列を第二被置換文字列選択部で選択された用言と同じ活用形の文字列に変換する第二用言変換手段と、
    第二用言変換手段にて変換された文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する第二置換候補用言表示手段と、
    を有する請求項8または9に記載の文章編集装置。
  11. 第二辞書部は、
    文法上置換候補として相互に置換可能な付属語どうしを関連付けた付属語辞書を保持する付属語辞書保持手段を有し、
    第二置換候補文字列表示部は、
    第二被置換文字列選択部で選択された文節単位の文字列に付属語が含まれる場合には、その付属語と置換可能に関連付けられている付属語を付属語辞書保持手段に保持された付属語辞書を利用して取得する付属語文字列取得手段と、
    付属語文字列取得手段で取得された付属語を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する置換候補付属語変換文字列表示手段と、
    を有する請求項8から10のいずれか一に記載の文章編集装置。
  12. 第二被置換文字列選択部は、
    第二文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、文節単位で被置換文字列の選択を受付ける第二位置選択手段を有する請求項8から11のいずれか一に記載の文章編集装置。
  13. 第二被置換文字列選択部は、
    タッチパネル入力で、文章から文節単位で被置換文字列の選択を受付ける第二タッチパネル手段を有する請求項8から12のいずれか一に記載の文章編集装置。
  14. 第二文章表示部は、
    取得した文章を文節ごとに区切って表示する第二文節表示手段を有する請求項8から13のいずれか一に記載の文章編集装置。
  15. 第二文章表示部は、
    取得した文章を構成する文節を構成する文字列が第二辞書部に保持されている文字列であるか判断する第二判断手段と、
    第二辞書部に保持されている文字列か第二辞書部に保持されていない文字列かを識別可能に文節ごとの表示を制御する第二表示制御手段と、
    を有する請求項8から14のいずれか一に記載の文章編集装置。
  16. 第三文章取得部と、
    文章を取得して表示する第三文章表示部と、
    第三文章表示部が表示している文章から形態素単位で移動文字列の選択を受付ける第三移動文字列選択部と、
    第三文章表示部が表示している文章から形態素と形態素との区切りとなる形態素区切の選択を受付ける第三区切選択部と、
    第三区切選択部にて選択された形態素区切に第三移動文字列選択部にて選択された移動文字列を移動する第三文字列移動部と、
    第三文字列移動部で移動が行われた文章を出力する第三移動後文章出力部と、
    からなる文章編集装置。
  17. 第三移動文字列選択部は、
    第三文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、形態素単位で移動文字列の選択を受付ける第三移動文字列位置選択手段を、
    第三区切選択部は、
    第三文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、形態素区切の選択を受付ける第三区切位置選択手段を
    有する請求項16に記載の文章編集装置。
  18. 第三移動文字列選択部は、
    タッチパネル入力で、文章から形態素単位で移動文字列の選択を受付ける第三タッチパネル形態素選択手段を、
    第三区切選択部は、
    タッチパネル入力で、文章から形態素区切の選択を受付ける第三タッチパネル区切選択手段を
    有する請求項16または17に記載の文章編集装置。
  19. 第三文章表示部は、
    取得した文章を形態素ごとに区切って表示する第三形態素表示手段を有する請求項16から18のいずれか一に記載の文章編集装置。
  20. 第四文章取得部と、
    文章を取得して表示する第四文章表示部と、
    第四文章表示部が表示している文章から文節単位で移動文字列の選択を受付ける第四移動文字列選択部と、
    第四文章表示部が表示している文章から文節と文節との区切りとなる文節区切の選択を受付ける第四区切選択部と、
    第四区切選択部にて選択された文節区切に第四移動文字列選択部にて選択された移動文字列を移動する第四文字列移動部と、
    第四文字列移動部で移動が行われた文章を出力する第四移動後文章出力部と、
    からなる文章編集装置。
  21. 第四移動文字列選択部は、
    第四文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、文節単位で移動文字列の選択を受付ける第四移動文字列位置選択手段を、
    第四区切選択部は、
    第四文章表示部の文章表示領域の位置情報の入力を受付けることで、文節区切の選択を受付ける第四区切位置選択手段を
    有する請求項20に記載の文章編集装置。
  22. 第四移動文字列選択部は、
    タッチパネル入力で、文章から文節単位で移動文字列の選択を受付ける第四タッチパネル文節選択手段を、
    第四区切選択部は、
    タッチパネル入力で、文章から文節区切の選択を受付ける第四タッチパネル区切選択手段を、
    有する請求項20または21に記載の文章編集装置。
  23. 第四文章表示部は、
    取得した文章を文節ごとに区切って表示する第四文節表示手段を有する請求項20から22のいずれか一に記載の文章編集装置。
  24. 第一文章取得ステップと、
    文章を取得して表示する第一文章表示ステップと、
    第一文章表示ステップで表示した文章から形態素単位で被置換文字列の選択を受付ける第一被置換文字列選択ステップと、
    第一被置換文字列選択ステップで選択された文字列と類義関係にある類義文字列を取得する第一置換候補文字列表示ステップの第一類義文字列取得サブステップと、
    第一類義文字列取得サブステップにて取得した類義文字列を置換候補の文字列として出力する第一置換候補文字列表示ステップの第一置換候補類義文字列表示サブステップと
    第一置換候補類義文字列表示サブステップで表示した置換候補文字列の一を置換文字列とする選択を受付ける第一置換文字列選択ステップと、
    選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を出力する第一置換後文章出力ステップと、
    からなる文章編集装置の動作方法。
  25. 第一置換候補文字列表示ステップは、
    第一被置換文字列選択ステップで選択された文字列が用言の場合には、その用言の終止形の文字列を取得する第一終止形用言取得サブステップと、
    第一終止形用言取得サブステップで取得した用言の終止形の文字列と関連付けられたその他の用言の終止形の文字列を第一用言辞書を利用して取得する第一用言取得サブステップと、
    第一用言取得サブステップにて取得したその他の用言の終止形の文字列を第一被置換文字列選択ステップで選択された用言と同じ活用形の文字列に変換する第一用言変換サブステップと、
    第一用言変換サブステップにて変換された文字列を置換候補の文字列として出力する第一置換候補用言表示サブステップと、
    を有する請求項24に記載の文章編集装置の動作方法。
  26. 第二文章取得ステップと、
    文章を取得して表示する第二文章表示ステップと、
    第二文章表示ステップで表示した文章から文節単位で被置換文字列の選択を受付ける第二被置換文字列選択ステップと、
    第二被置換文字列選択ステップで選択された文節単位の文字列に含まれる自立語と類義関係にある形態素単位の類義文字列を取得する第二置換候補文字列表示ステップの第二類義文字列取得サブステップと、
    第二類義文字列取得サブステップにて取得した形態素単位の類義文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する第二置換候補文字列表示ステップの第二置換候補類義文字列表示サブステップと
    第二置換候補類義文字列表示サブステップで表示した置換候補文字列の一を置換文字列とする選択を受付ける第二置換文字列選択ステップと、
    選択された置換文字列を被置換文字列と置換した文章を出力する第二置換後文章出力ステップと、
    からなる文章編集装置の動作方法。
  27. 第二置換候補文字列表示ステップは、
    第二被置換文字列選択ステップで選択された文節単位の文字列に用言が含まれる場合には、その用言の終止形の文字列を取得する第二終止形用言取得サブステップと、
    第二終止形用言取得サブステップで取得した用言の終止形の文字列と関連付けられたその他の用言の終止形の文字列を第二用言辞書を利用して取得する第二用言取得サブステップと、
    第二用言取得サブステップにて取得したその他の用言の終止形の文字列を第二被置換文字列選択ステップで選択された用言と同じ活用形の文字列に変換する第二用言変換サブステップと、
    第二用言変換サブステップにて変換された文字列を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する第二置換候補用言表示サブステップと、
    を有する請求項26に記載の文章編集装置の動作方法。
  28. 第二置換候補文字列表示ステップは、
    第二被置換文字列選択ステップで選択された文節単位の文字列に付属語が含まれる場合には、その付属語と置換可能に関連付けられている付属語を付属語辞書を利用して取得する付属語文字列取得サブステップと、
    付属語文字列取得サブステップで取得された付属語を文節単位の文字列に変えて置換候補の文字列として出力する置換候補付属語変換文字列表示サブステップと、
    を有する請求項26または27に記載の文章編集装置の動作方法。
  29. 第三文章取得ステップと、
    文章を取得して表示する第三文章表示ステップと、
    第三文章表示ステップで表示した文章から形態素単位で移動文字列の選択を受付ける第三移動文字列選択ステップと、
    第三文章表示ステップで表示した文章から形態素と形態素との区切りとなる形態素区切の選択を受付ける第三区切選択ステップと、
    第三区切選択ステップにて選択された形態素区切に第三移動文字列選択ステップにて選択された移動文字列を移動する第三文字列移動ステップと、
    第三文字列移動ステップで移動が行われた文章を出力する第三移動後文章出力ステップとからなる文章編集装置の動作方法。
  30. 第四文章取得ステップと、
    文章を取得して表示する第四文章表示ステップと、
    第四文章表示ステップで表示した文章から文節単位で移動文字列の選択を受付ける第四移動文字列選択ステップと、
    第四文章表示ステップで表示した文章から文節と文節との区切りとなる文節区切の選択を受付ける第四区切選択ステップと、
    第四区切選択ステップにて選択された文節区切に第四移動文字列選択ステップにて選択された移動文字列を移動する第四文字列移動ステップと、
    第四文字列移動ステップで移動が行われた文章を出力する第四移動後文章出力ステップ部と、
    からなる文章編集装置の動作方法。
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