JP2009213519A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステレオ撮影した眼底画像のステレオ表示において、緑内障診断などに役立つ立体表示のマーキングをステレオ眼底画像に合成し、立体表示された眼底の特定部位にマーキングが存在するように検者に知覚させることができるようにする。
【解決手段】左右の眼底視差画像において、それぞれ被検眼眼底の同一の部位が撮影された対応点ペアの座標を抽出しマトリックスデータとしてメモリに格納し、操作者が左右の視差画像のいずれか1つの画像上において行ったマーキング操作(S51)により指定された部位の座標に相当する他方の画像における対応点の座標をマトリックスデータから検索し(S52)、左右の視差画像のそれぞれにおいて、指定された部位の座標、および検索した該部位の座標に相当する他方の画像における対応点の座標にマーキング画像を合成し(S53)、それぞれマーキング画像を合成し、立体表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理方法および画像処理装置、特に被検眼眼底を眼底撮影光学系を介して所定の視差でステレオ撮影し、得られた左右の視差画像をステレオ表示する画像処理方法および画像処理装置に関するものである。
従来より、緑内障の診断などの目的で、被検眼眼底の形状を把握するため、被検眼眼底の立体画像を撮影する眼底カメラなどの画像処理装置が知られている。たとえば、眼底カメラの単一の光学系内の絞りを光軸から左右(あるいは上下)に偏心した異なる位置に移動させ、それぞれの絞り位置で撮影を行うことにより被検眼眼底をステレオ撮影する装置が知られている(下記の特許文献1)。
眼底を3次元測定する画像処理は、次のように行うことができる。たとえば、ステレオ撮影された左右(あるいは上下)の画像のパターンマッチングを行い、対応する像点、すなわち対応点を探索する。対応点が探索できれば、3角測量の原理を用いて対応点に共役な物点のxy軸(画像平面に平行な直交2軸)、およびz軸(光軸に平行な1軸)に沿う各座標を計算することができる。そして、充分な数の物点の3次元座標値を求めれば、被検眼眼底の3次元モデルを作成することができる。
また、撮影した左右の視差画像を、各種方式による3Dモニタなどを用いて3次元表示(3D表示)する、すなわち、撮影した左右の視差画像をそれぞれ独立して観察者(検者)の左右両眼にそれぞれ観察させることにより、撮影した被検眼眼底の状態を立体視で観察させることができる。
特開平10−75932号公報 特開平11−39135号公報
緑内障の診断においては、被検眼眼底の視神経乳頭の陥凹の輪郭の形状が問題となる場合があり、上述のようなステレオ眼底カメラはこのような診断にも役立つ。例えば、ステレオ撮影した眼底画像を(3Dモニターにて)両眼立体視して眼底読影しながら、例えば視神経乳頭の陥凹の輪郭、特に、陥凹の外縁部において、眼底の他の部分から低くなり始める部分の等高線に沿う点をマウスやタッチパッドのようなポインティングデバイスを用いていくつか手動で指定し、最終的に陥凹の輪郭をトレースし、その形状を判断することにより緑内障に関する診断を行う。
この被検眼眼底の視神経乳頭の陥凹の輪郭を手動でマーキングする手法では、例えばポインティングデバイスなどにより指定された眼底画像面にマーキングとなる点または線の画像を合成し、ステレオ表示装置(ステレオ表示方式は任意)で表示することにより、検者に立体像として視認させる。
図10は、従来のステレオ眼底カメラで撮影した眼底画像をステレオ表示装置で表示する様子を示している。図10において、符号a’、b’は、ステレオ撮影された右、左の眼底画像(以下ではそれぞれR画像、L画像などとも記す)で、同図はこの眼底画像a’、b’を不図示のステレオ表示装置(ステレオ表示方式は任意)を用いて検者の瞳(右瞳、左瞳)Pa、Pbで観察させる時の様子を示している。ここでは、便宜上、眼底画像a’、b’の表示位置を物点側に移して表示してある。
右、左の眼底画像a’、b’には、ステレオ撮影された眼底像が記録されており、その結果、眼底像はステレオ表示装置による表示を介して検者には符号Sで示すように知覚される。この時、上述のようにして被検眼眼底S上の点S1に検者が着目したとして、ポインティングデバイスにより点S1をマーキングしたとする。このマーキング位置は、従来では、たとえばポインティングデバイスで移動可能な画面上のカーソルの位置などとして入力される。
こうして入力された画面上のカーソルの位置は、右、左の眼底画像のいずれか、例えばR画像a’上の座標(x.y)に変換され、その対応する位置にマーキングCを表示することができる。
このように、右、左の眼底画像のいずれかにしかマーキングCを表示しない場合には、マーキング点はステレオ画像ではないため、検者には立体的に知覚されず、立体的に見えている眼底像Sの凹凸に沿ってマーキング点が配置されたように見えない。このため立体視した眼底面(S)と、マーキング点Cとの間には奥行き方向に差eが出てしまい違和感があり、つまり、表示では、単にカーソル(C)が手前に見え、その奥に眼底像Sがあるようにしか知覚されないため、立体表示で凹凸を把握しながら意図した映像部分、たとえば視神経乳頭の陥凹の輪郭を指定するような操作はほとんど不可能である。このようなステレオ表示では、誤った箇所を乳頭陥凹の輪郭と指定する恐れもあり正確な診断の妨げになる可能性がある。
なお、ステレオ表示技術では、カーソルを立体表示するような技術も考えられている(上記の特許文献2)。この特許文献2の技術は、2D表示領域、および3D(ステレオ)表示領域を有するディスプレイにおいて、3D表示領域では、R画像およびL画像に右眼用カーソル、および左眼用カーソルを表示することにより、3D表示領域でカーソルが立体的に知覚されるようにしたものである。
特許文献2におけるように右眼用カーソル、および左眼用カーソルを表示することによって検者にカーソルが立体的に知覚されることは当然であるが、特許文献2においては、3D表示領域で表示されている対象とどのような位置関係にある3D空間にカーソルを置くかは全く考えられていない。上記のような診断目的を有するステレオ眼底カメラ/表示装置では、3D表示領域で表示されている対象と特定の関係にある位置、特に、その対象の所定の部位にマーキングを施す必要があるが、単に3D空間内の特定の位置にカーソルを立体表示するだけの特許文献2の技術では、3D表示領域で表示されている対象物にマーキングを行なうことは不可能である。
本発明の課題は、上記の問題に鑑み、ステレオ撮影した眼底画像のステレオ表示において、緑内障診断などに役立つ立体表示のマーキングをステレオ眼底画像に合成し、立体表示された眼底の特定部位に該マーキングが存在するように検者に知覚させることができるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、被検眼眼底を眼底撮影光学系を介して所定の視差でステレオ撮影し、得られた左右の視差画像をステレオ表示する画像処理方法、および画像処理装置において、前記左右の視差画像において、それぞれ被検眼眼底の同一の部位が撮影された対応点ペアの座標を抽出しマトリックスデータとして記憶し、操作者に前記左右の視差画像のいずれか1つの画像上においてマーキング操作を行わせ、該マーキング操作により指定された部位の座標に相当する他方の画像における対応点の座標を前記マトリックスデータから検索し、前記左右の視差画像のいずれか1つの画像、および他方の画像のそれぞれにおいて、指定された部位の座標、および検索した該部位の座標に相当する他方の画像における対応点の座標にマーキング画像を合成し、それぞれマーキング画像を合成した前記左右の視差画像のいずれか1つの画像、および他方の画像を所定のステレオ表示方式によるステレオ表示手段を介して表示する構成を採用した。
以上の構成によれば、ステレオ撮影し、ステレオ表示している眼底の所定部位に対してマーキング操作を行なうことができ、当該所定部位のその深さに対応する位置に検者が知覚できるようにマーキング画像を立体表示することができ、このマーキングを用いて被検眼の眼底の陥凹部(あるいは他の眼底面)の部分に対する診断を的確に行うことができる、という優れた効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例として、被検眼眼底をステレオ撮影光学系を介してステレオ撮影し、得られた撮影画像データに対して3次元測定処理、および3次元表示を行う眼科測定装置に関する実施例につき説明する。
<眼科測定装置の構成>
図1において、一点鎖線で囲まれて図示された眼底カメラ10には、赤外光の照明光を発光する観察ランプ11が球面ミラー12の曲率中心に配置され、観察ランプ11並びに球面ミラー12からの光は、コンデンサーレンズ14、撮影用光源である可視光のストロボ15、コンデンサーレンズ16を経て、全反射ミラー17に入射する。
全反射ミラー17で反射した照明光は、照明絞り19を経てリレーレンズ22を通過し、穴あき全反射ミラー23で反射され、対物レンズ24を経て被検眼Eの前眼部(瞳)Epに入射する。照明絞り19は、照明光学系内に被検眼の前眼部Ep(瞳)とほぼ共役な位置に配置される。
照明光で照明された眼底Erからの反射光は、対物レンズ24、穴あき全反射ミラー23の開口23a、2開口撮影絞り(2孔絞り)28の開口、合焦レンズ35、結像レンズ36、変倍レンズ38aを通過してリターンミラー39に入射する。リターンミラー39が図示の位置では、眼底からの反射光が眼底とほぼ共役な位置にあり赤外光に感度を有するCCD(撮像手段)40に入射し、眼底がCCD40により撮像され、またリターンミラー39が光路から離脱すると、眼底からの反射光が眼底とほぼ共役な位置にあり可視光に感度を有するCCD(撮像手段)41に入射し、眼底がCCD41により撮影される。
撮影絞り28には、図2(a)、(b)に示すように、矩形の2つの開口28a、28bが設けられている。撮影絞り28は、その開口28a、28bが光軸26に対して偏心し、かつ左右対称となるように、またそれぞれ被検眼前眼部(瞳)とほぼ共役な位置となるように配置される。
また、開口28a、28bの位置とその大きさは、穴あき全反射ミラー23の開口23aが、開口28a、28bの全体を含むように設定される。
撮影絞り28の開口28a、28bは、それぞれガイド28c、28dに沿って移動されるシャッタ板29、30により開放されるか、あるいは閉じられる。
この開閉のためにロータリーソレノイド31、32から構成される切替手段が設けられ、ロータリーソレノイド31、32が通電されない状態では、シャッタ板29、30は、図2(a)の位置にあり、開口28a、28bはそれぞれ開放される。
一方、ロータリーソレノイド31、32が通電されると、ロータリーソレノイド31、32のロッド31a、32aが回動し、ロッド31a、32aの他端がシャッタ板29、30に設けられたピン29a、30aと係合していることによりシャッタ板29、30がそれぞれ内側に移動して開口28a、28bが閉じられる。
なお、図2(a)、(b)の符号33は、ワーキングディスタンス用の指標(WD指標)を形成するための光ファイバーである。
上記構成において、CCD40が撮像した眼底像は、CPUなどで構成される制御演算部60に入力され、その画像がモニタ62に動画像として表示される。検者(操作者)は、モニタ62に表示される画像を見て、後述するようにアライメントやフォーカス調整などの操作を行うことができる。また、立体視専用ディスプレイとしてステレオモニタ63が設けられ、検者は、このステレオモニタ63を介して左右の画像を観察することにより眼底像を立体視することができる。
ステレオモニタ63の表示方式には、偏光方向や表示色を左右のステレオ画像で異ならせる、左右の視野を分離する観察スコープを介して左右のステレオ画像を独立して観察させる、といった種々の方式があるが、本実施例のステレオモニタ63の表示方式は任意であり、左右の視差画像をそれぞれ独立して検者の左右の眼で観察させることができるように構成されたものであれば任意のステレオ表示方式を用いることができる。
また、CCD41により、シャッタスイッチ66を操作したときストロボ15で照明された眼底を静止画として撮影することができる。この眼底像は一旦高速なメモリ61に格納され、制御演算部60を介して外部記録装置としての低速なハードディスク(HDD)64で実現される記録手段に記録されたり、あるいはモニタ62、ステレオモニタ63に表示される。
また、キーボード67、マウス68などの入力手段が設けられ、これらの入力手段を介して、種々のデータが入力できるようになっている。
また、眼底カメラには、CPUなどからなる制御部65が設けられ、この制御部65は、制御演算部60と接続されて互いに信号を交換するとともに、シャッタスイッチ66が操作されたときに、リターンミラー39を光路から離脱させるとともに、ストロボ15を適量な光量で発光させる。また、制御部65は、変倍レンズ38aなどの光路への挿脱を制御し、上述のロータリーソレノイド31、32の駆動を制御する。
また、眼底カメラには、操作部(操作パネル)69が設けられ、この操作部69で、撮影モードを選択できる。更に、撮影する被検眼が左眼か右眼かを検知する左右眼検知部70が設けられ、この左右眼検知部70で検知された左眼か右眼かの情報が制御部65に入力される。
ここで、上記構成における被検眼眼底のステレオ撮影の概略につき説明する。
最初、観察時には、観察ランプ11が点灯され、照明絞り19が光路に挿入される。ロータリーソレノイド31、32は図2(a)に示した位置に駆動され、それにより撮影絞り28の2つの開口28a、28bは開放した位置をとる。照明絞り19を介して赤外光で照射された被検眼眼底からの反射光は、撮影絞り28の開口28a、28bを介して観察用のCCD40に受像され、眼底像がモニタ62に表示される。
この状態で、被検眼とのアライメント、ピント合せが行われるが、このとき、不図示の視標投影系などにより検者のアライメント、ピント合せ操作が支援される。
アライメント、ピント合せが完了したら、検者はシャッタスイッチ66を押下する。この操作に応じて制御部65は、ロータリーソレノイド31を駆動してシャッタ板29を右方に移動させ、撮影絞り28の左側の開口28aを閉じる。シャッタスイッチ66の操作と同期してストロボ15が発光し、リターンミラー39が光路から離脱するので、ストロボで照明された眼底からの光束は、撮影絞り28の開放している開口28bを通過してCCD41の受像面に入射し、立体視用の1枚目の眼底画像がCCD41により静止画像として撮像され、メモリ61に格納される。
続いて、ロータリーソレノイド31、32を制御し、シャッタ板29、30を左方向に移動して、開口28aが開放し、開口28bが閉じたとき、ストロボ15を再度発光させる。このとき、開口28aを通過した立体視用の2枚目の眼底画像がCCD41により静止画像として撮像されて、メモリ61に格納される。
このようにして、1回のシャッタ操作で連続して左右2つの視点から撮影、すなわち、ステレオ撮影された2枚の視差画像は、開放している撮影絞りの開口の位置ないし左位置、右位置などの情報(少なくとも左右の視差画像のいずれかであるかを示す情報)を付して、メモリ61からHDD64に保存される。
<本実施例の画像処理>
上記構成において行う本実施例の画像処理について、図3、図6および図7を参照して説明する。
図3において符号301、302は、それぞれ上記のようにしてCCD41により撮影したR画像およびL画像(右および左の視差画像)である。R画像301およびL画像302には、図示のように被検眼眼底、眼底血管が撮影されており、特に中央の網かけにより示した部分は視神経乳頭の陥凹部Sを示している。
図3において、眼底面および陥凹部Sは図示の都合上、簡略化して示されているが、実際には眼底面および陥凹部Sの部分には微細な凹凸やそれに伴なう濃度差などが左右の視差をもって記録されており、R画像301およびL画像302をステレオモニタ63で表示した画像を検者が視認した場合、検者は眼底面および陥凹部Sの形状を立体的に視認することができる。
特に陥凹部Sにおいては、検者は特定の深さを有する縁部の部位をマーキングすることができる。従来では、このマーキングは図10で説明したように右なら右の画像のみに対して行なっていたが、本実施例では、マウス68などを用いたマーキング操作に基づき移動でき、また、特定の被検眼内の特定の3次元位置に対応した立体表示位置に設定可能なマーキングを用いることができるようにする。
なお、特許文献2におけるような従来技術では、単に適当な3次元表示位置にカーソルを表示することが示されているだけで、このように表示されている対象物の所定部位、特に本実施例で説明するように眼底の所定部位に対応する位置にマーキングを表示する技術については、何ら開示、示唆されていない。
図3において、符号R1’〜R5’、符号L1’〜L5’は、特定の深さを有する縁部の部位をマウス68などを用いて検者が指示することによりR画像301およびL画像302上に生成したマーキングを示している。マーキングR1’〜R5’はそれぞれ同一のサフィックスにより示されたマーキングL1’〜L5’に対応する。
これらマーキングは、例えば、ステレオモニタ63のL、Rのいずれかの画像の表示を停止させ、残るR、Lのいずれかの画像のみを表示させて、マウス68、あるいはさらにキーボード67の操作により、残るR、Lのいずれかの画像の上で表示したマーキングR’(L’)を移動させ、停止させるようにする。
マーキングR1’〜R5’…(L1’〜L5’…)の位置が決まれば、各々対応するマーキングL1’〜L5’…(R1’〜R5’…)位置は、検者がマーキングR1’〜R5’…(L1’〜L5’…)で眼底の陥凹部S(あるいは他の部位でも同様)の面上にある特定位置を指定した、と考えれば、陥凹部Sの形状から計算できる。
図6は、眼底の陥凹部S(あるいは他の部位でも同様)と、上記のようにしてCCD41により撮影したR画像aおよびL画像bと、撮影絞り28の開口28a、28bに相当する右瞳Pa、左瞳Pbの位置関係を示している。図6は、図10同様に眼底画像a、bの表示位置を物点側に移して表示してある。たとえば、右(左)画像上の特定位置R1〜R3…(L1〜L3…)の位置が決まれば、図示のように右瞳Pa、左瞳Pbとの位置関係から左(右)画像上の特定位置L1〜L3…(R1〜R3…)の位置は自ずと決定することができることがわかる。なお、この特定位置R1〜R3…(L1〜L3…)から、特定位置L1〜L3…(R1〜R3…)を求める処理は、後述のようにして、左右の画像データの相関関係からあらかじめ左右の各画素の対応関係をテーブル化しておくことにより可能となる。
そして、これらの特定位置L1〜L3…、R1〜R3…にそれぞれマーキングの画像(所定径のドットなどの画像)を表示すれば、そのマーキングの画像は立体表示においては、ステレオモニタ63を介して検者により眼底の陥凹部(あるいは他の眼底面)の面上と同じ深さに存在するように知覚されることになる。
ステレオモニタ63におけるステレオ表示におけるマーキングの立体表示の様子は図7のようになる。
ステレオモニタ63の立体表示方式は前述のように任意であるが、ステレオモニタ63の立体表示は、右瞳Pa、左瞳Pb(この場合、これらは検者の右瞳および左瞳に相当する)を通して検者にステレオモニタ63の立体表示機構(不図示)を介して撮影されたR画像a’およびL画像b’を視認させ、これにより検者に符号Sのように眼底の陥凹部(あるいは他の眼底部位)を知覚させることに他ならない。
そこで、R画像a’およびL画像b’上にマーキングR1’およびL1’を表示すれば、これにより検者には、これらマーキングR1’およびL1’は眼底の陥凹部S(あるいは他の眼底部位)の面上の深さ(Z座標)にあるマーキングC1として知覚される。
図4および図5は、本実施例の画像処理手順を示している。図4および図5の処理手順は制御部65のCPUが実行するプログラムなどとして、たとえばHDD64や不図示のROMなどに格納しておく。
図4は、被検眼の眼底をステレオ撮影した後、マーキング操作を行う前の準備段階で必要な画像処理を示している。ステップS41では、前述のようにして、CCD41によりステレオ画像(左右の視差画像:図6のR画像a、およびL画像b)を撮影する。
ステップS42では、2枚のペアになったステレオ画像(左右の視差画像:図6のR画像a、およびL画像b)の位置ずれを補正する。また、必要なら光学系の歪みを補正するなどの目的でアフィン変換などの変形処理を行ってもよい。
ステップS43では、2枚のステレオ画像(左右の視差画像:図6のR画像a、およびL画像b)の対応点を各画素ごとに算出する。この対応点の算出については、後に図8および図9を用いて詳細に説明する。ここでいう対応点とは、例えば図6におけるL1とR1、L2とR2…の各組のことで、R(L)画像a(b)の各画素ごとに、L(R)画像b(a)上で同定する。この対応点算出は、図8および図9で後述するように画像データの相関をとることにより行なう。この処理は、一方の画像における特定の部位を撮影した画素と対応する画素を、もう一方の画像において同定することに他ならない。
ステップS44では、ステップS43で求めた左右の画像上における対応点のペアをマトリックスデータとしてメモリ(HDD64や不図示のRAMなど)に保存する。このマトリックスデータは、たとえば、RまたはLの一方の画像の画素の座標データを入力すると、他方の画像の対応画素の座標データを出力できるようなテーブルデータとして構成する。
図5は、上記のようなマトリックスデータ(対応点抽出データ)を生成した後、検者のマウス68(あるいはさらにキーボード67)を用いたマーキング操作に応じて行なうマーキング画像処理の流れを示している。
ステップS51では、ステレオモニタ63においてRまたはL画像の一方のみを表示(あるいはステレオモニタ63の両眼用のいずれのモニタにも同じRまたはL画像を表示)し、検者にマウス68(あるいはさらにキーボード67)を用いたマーキング操作を行わせる。
なお、RまたはL画像の一方のみを表示(あるいはステレオモニタ63の両眼用のいずれのモニタにも同じRまたはL画像を表示)するのは、あるマーキングを最初に設定する際にのみ行えばよい。一旦、一つのマーキング表示を置いた後は、上記のマトリックスデータを用いて、そのマーキング表示をマウス68で操作することにより、眼底形状に沿う立体表示位置に追従させることができる。
以下では、マーキング操作はR画像に対して行なうものとするが、例えば検者が図6のR1に対応するR画像(図7のR画像a’)上の位置(R1’)をマウス68でクリックしたものとする。
ステップS52では、このクリックにより指定されたR画像(図7のR画像a’)上の位置(R1’)に対応する位置(L1’)を図4のステップS44で保存したマトリックスデータ(対応点抽出データ)を用いて検索し、その座標を読み出す。
ステップS53では、R画像a'およびL画像b’上の各位置R1’およびL1’に、マーキング画像を合成し、ステレオモニタ63においてそれぞれ表示する。これにより、図7において示したように、表示したマーキングR1’およびL1’は、眼底の陥凹部S(あるいは他の部位)の面上の深さ(Z座標)にあるマーキングC1として知覚される。
なお、以上のようにして、一旦、一つのマーキング表示を置いた後は、上記のマトリックスデータを用いて、そのマーキング表示を例えばマウス68で操作することにより、眼底形状に沿う立体表示位置に追従させることができる。
図4のステップS43で行う対応点の抽出処理は次のようにして行う。図8(a)〜(d)は、この対応点の抽出処理の一例を示したものである。
まず、例えばL画像中に視差量を求める注目点を中心とした15×15画素の関心領域を設定する(図8(a)、(b))。そして、L画像の関心領域(15×15画素:図8(c))と最も相関が高い領域をR画像(図8(d))の中から探索する。
その際、画像全面から探索すると計算時間が掛かるので、探索する領域を20×20画素に制限する。すなわち、L画像の視差量を求める点を中心としてR画像中の20×20画素の範囲で探索を行う。
視差量を求める注目点はL画像中の全ての点とし、各点についてR画像中で最も相関が高くなる領域を探索するが、1画素ごとに探索を行うのではなく、たとえば4画素程度の間隔を開けて探索を行ってもよい。
そして、L画像中の関心領域に対して最も相関が高くなったR画像中の領域の中心点をL画像中の注目点に対応するR画像中の対応点として抽出する。
このようなR画像中の対応点の検出は、L画像中の全ての画素について実行し、求めた注目点および対応点のペアを、マトリックスデータとしてメモリに格納しておく。この場合、マトリックスデータは、L画像の注目点の画素アドレスから、R画像の対応点を読み出すテーブル、およびR画像の注目点の画素アドレスから、L画像の対応点を読み出すテーブルの2つを用意しておくようにしてもよい。このようなテーブル格納形態により、例えば、後述のように検者の効き眼に相当するLまたはRのいずれかの画像を用いてマーキング操作を行えるように選択可能とする構成に対応できる。
なお、上記の対応点抽出処理、および下記の視差量測定処理においてL画像(の画素)とR画像(の画素)は可換である。
また、L画像中の関心領域に対して最も相関が高くなったR画像中の領域の位置のずれを視差(視差画素数)として求めることができる。このようにして視差量は、各注目点ごとに1つ算出され、この視差量に基づき、眼底の特定部位の深さ(Z座標)を求めることができる(後述の実施例2の図11、ステップS115に対応)。
すなわち、上記の処理によって、特定の画素、ないし特定の部位の視差画素数、すなわち、特定の画素、ないし特定の部位がL、R画像で何画素ずれて撮影されているかを求めることができ、光学系の倍率(ないし撮影距離)の条件を記録しておけば、撮影画面上の特定の画素、ないし特定の部位の視差画素数は、網膜(眼底)上における実際の視差量に変換することができる。
特定の画素、ないし特定の部位の網膜(眼底)上における実際の視差量から、その特定の画素、ないし特定の部位の深さ(あるいは光軸に平行なz軸方向の座標値)は次のようにして求めることができる。
ここで、特定の撮影において、撮影距離、および、絞り28a、28bの位置で定まる視差角度が8度であるものとし、ある特定部位の眼底上における視差量が上記の演算により0.1mmと算出された場合、図9に示すように三角測量の原理を用いてこの視差量から特定部位の深さ量(奥行き、ないしz軸方向の座標)Zcは、
Zc=(視差量/2)/tan(視差角/2) (式1)
により、0.715mm(視差量0の部位:通常、光学系の光軸が通過する画像の中心からの相対量)と算出される。
なお、眼底カメラの場合、撮影距離は撮影前のアライメントにより、特定のワーキングディスタンスに調整されるため、絞り28a、28bの位置により定まる視差角度(上の例では8度)は一定であるものとして3次元測定処理を行うことができる。
このようにして求めた深さ量Zcを上記のマトリクステーブルに関連づけて格納しておけば、たとえば検者が前述のようにしてマーキングを行なった時、そのマーキングが付された部位の深さ(Z座標)を数値などにより表示することができる。もちろんこの数値表示も、マーキングと同じ深さに立体表示することができる。
以上に示したように、本実施例によれば、ステレオ表示している眼底の所定部位に対してマーキング操作を行なうことができ、当該所定部位のその深さに対応する位置に検者が知覚できるようにマーキング画像を立体表示することができ、このマーキングを用いて被検眼の眼底の陥凹部(あるいは他の部位)の部分に対する診断を的確に行うことができる、という優れた効果がある。
本実施例では、上記実施例において図9に示すような手法で算出したZ座標(深さ量Zc:式1)を注目点/対応点のペアとともにマトリクステーブルに関連づけて格納し、このZ座標を利用して行なうマーキング表示につき説明する。
図11および図12は、本実施例の画像処理手順を示している。図11および図12の処理手順は制御部65のCPUが実行するプログラムなどとして、たとえばHDD64や不図示のROMなどに格納しておく。
図11は、被検眼の眼底をステレオ撮影した後、マーキング操作を行う前の準備段階で必要な画像処理を示している。
図11のステップS111〜S114は、図4のステップS41〜S43と同様であるが、本実施例では、ステップS115において、図9を用いて説明した深さ量Zc(式1)を算出し、求めた深さ量(Z座標)Zcは、上記実施例同様にHDD64やRAMなどの配置したマトリクステーブルに関連づけて格納しておく。この深さ量(Z座標)Zcは、上記実施例のように、たとえば検者が前述のようにしてマーキングを行なった時、そのマーキングが付された部位の深さ(Z座標)を数値などにより表示することができる他、この深さ量(Z座標)Zcを用いて、図13、図14に示すようなマーキング表示を行うことができる。
なお、図13は、図6同様にCCD41により撮影したR画像aおよびL画像bと、撮影絞り28の開口28a、28bに相当する右瞳Pa、左瞳Pbの位置関係を示しているが、ここでも眼底画像a、bの表示位置を物点側に移して表示してある。
図12は、本実施例において、図11の処理によりマトリックスデータ(対応点抽出データ、およびZ座標データ)を生成した後、検者のマウス68(あるいはさらにキーボード67)を用いたマーキング操作に応じて行なうマーキング画像処理の流れを示している。
図12のステップS121、S122は図5のステップS51、およびステップS52にほぼ相当する。まず、ステップS121では、ステレオモニタ63においてRまたはL画像の一方のみを表示(あるいはステレオモニタ63の両眼用のいずれのモニタにも同じRまたはL画像を表示)し、検者にマウス68(あるいはさらにキーボード67)を用いたマーキング操作を行わせる。
以下では、マーキング操作はR画像に対して行なうものとするが、例えば検者がR画像(R画像a’)上の位置(R1)をマウス68でクリックしたものとする。
ステップS122では、このクリックにより指定されたR画像上の位置R1に対応する位置L1を図11のステップS114で保存したマトリックスデータ(対応点抽出データ)を用いて検索し、その座標を読み出す。
ステップS123では、図11のステップS115で保存した、注目点/対応点に相当するR画像上の位置R1およびL画像上の位置L1に関連づけられた物点(図13のS1)のZ座標(図13のZ1)をHDD64ないし他のメモリから読出す。
さらに、ステップS124においては、HDD64ないし他のメモリに全注目点/対応点に対して関連づけられて格納されているZ座標を調べ、R画像上の位置R1およびL画像上の位置L1に関連づけられた物点(図13のS1)のZ座標Z1よりも大きなZ座標を有する(より深い位置にある)物点(注目点/対応点のペア)を検索する。この物点の検索は、図13においては例えばS2のように、物点(図13のS1)のZ座標Z1よりも深い(図13の破線よりも図の上側)位置にある物点を検索する処理に相当する。
なお、ここでは説明を容易にするため「物点」という用語を用いたが、実際には、このZ座標の大小判定により検索された物点は、上述の通り、マトリクステーブルに注目点/対応点のペアとして格納されており、下記のステップS125では、この検索された注目点/対応点のペア、すなわち、R画像およびL画像上におけるXY座標データを用いてマーキング表示を制御する。
ステップS125では、ステレオモニタ63で表示するR画像上(a’)およびL画像(b’)の、ステップS124で特定された注目点/対応点のペアにより構成されるエリアの部分を特定の半透明色、例えば半透明色灰色で塗り潰すよう画像合成を行う。
図14は図12および図13に示したマーキング処理により生成されたマーキング画像を含むR画像a’およびL画像b’を示している。図14では、検者がマーキング操作により指定した対応点ペアR1、L1に相当するマーキング(ドット)と、これよりもZ座標が大きい対応点ペアにより構成される領域を半透明色灰色で塗り潰すよう画像合成(ZL、ZR)した様子を示している。
図14に示したR画像a’およびL画像b'をステレオモニタ63で表示することにより、対応点ペアR1、L1に相当するマーキング(ドット)と、半透明色灰色の部分ZL、ZRは、検者によって立体的に同一の深さ面上に知覚される。
この半透明色灰色のマーキングZL、ZRの部分は、検者にはたとえばマーキング操作で対応点ペアR1、L1により指定した部分よりも深い部分にたとえば水のような液体を張った状態のように立体的に視認される。
したがって、本実施例によれば、半透明色灰色のマーキングZL、ZRを通して、その下の部分(特定の眼底の陥凹部(あるいは他の眼底面)の部分)は視認でき、検者は指定した対応点ペアR1、L1よりも深くなっている部位を容易に立体的に知覚し、また、その部分の様相も半透明色灰色のマーキング表示を通して確認することができるから、被検眼の眼底の陥凹部(あるいは他の眼底面)の部分に対する診断を的確に行うことができる。
以上、2つの実施例を示したが、本発明は、特に被検眼眼底を眼底撮影光学系を介して所定の視差でステレオ撮影し、得られた左右の視差画像をステレオ表示する画像処理方法および画像処理装置において実施することができ、その場合、画像処理の細部に関しては当業者が本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて任意に設計変更することができる。
また、以上の実施例において、マーキング操作を行う時は、R(またはL)画像ならR(またはL)画像のみを表示するか、両眼ともR(またはL)画像を表示するものとして説明した。RまたはL画像のいずれを表示するかは、固定的に決めておいてもよいが、スイッチ操作などによりRまたはL画像のいずれを表示するかを選択できるようにしてもよい。これによって、検者は例えば自分の利き眼が左右のいずれであるか、などに応じてマーキング操作のし易いR(またはL)画像を用いてマーキング操作を行うことができる。
また、マーキング操作を行う時は、特定のスイッチ(ペダルスイッチなどでもよい)を用いて、上記のR(またはL)画像ならR(またはL)画像のみを表示するか、両眼ともR(またはL)画像を表示する状態に切り換えるように構成することができる。これにより、例えば、マーキングをR(またはL)画像上に置く短い期間だけ非立体表示の画像表示とし、マーキング操作が終了したら直ちに立体表示に復帰させ、眼底およびマーキングの様子を立体的に確認することができる。
本発明を採用した画像処理装置として、眼底カメラの構成を示した説明図である。 図1の撮影絞り廻りの構成を示した説明図である。 図1の装置において撮影された左右のステレオ画像を示した説明図である。 図1の装置におけるステレオ画像の対応点抽出処理を示したフローチャート図である。 図1の装置におけるステレオ画像のマーキング処理を示したフローチャート図である。 図1の装置における眼底の所定部位、ステレオ撮影画像および光学系の瞳の位置関係を示した説明図である。 図1の装置におけるステレオ画像のマーキング処理を示した説明図である。 図1の装置における対応点抽出処理の様子を示した説明図である。 図1の装置において行う視差量測定処理を示した説明図である。 従来技術による画像マーキングの問題を示した説明図である。 図1の装置におけるステレオ画像の異なる対応点抽出処理を示したフローチャート図である。 図1の装置におけるステレオ画像の異なるマーキング処理を示したフローチャート図である。 図1の装置における眼底の所定部位、ステレオ撮影画像および光学系の瞳の位置関係を示した説明図である。 図1の装置において撮影された左右のステレオ画像を示した説明図である。
符号の説明
10 眼底カメラ
24 対物レンズ
28 撮影絞り
28a、28b 開口
35 合焦レンズ
36 結像レンズ
62 モニタ
63 ステレオモニタ
Pa、Pb 瞳位置

Claims (5)

  1. 被検眼眼底を眼底撮影光学系を介して所定の視差でステレオ撮影し、得られた左右の視差画像をステレオ表示する画像処理方法において、
    前記左右の視差画像において、それぞれ被検眼眼底の同一の部位が撮影された対応点ペアの座標を抽出しマトリックスデータとして記憶し、
    操作者に前記左右の視差画像のいずれか1つの画像上においてマーキング操作を行わせ、該マーキング操作により指定された部位の座標に相当する他方の画像における対応点の座標を前記マトリックスデータから検索し、
    前記左右の視差画像のいずれか1つの画像、および他方の画像のそれぞれにおいて、指定された部位の座標、および検索した該部位の座標に相当する他方の画像における対応点の座標にマーキング画像を合成し、
    それぞれマーキング画像を合成した前記左右の視差画像のいずれか1つの画像、および他方の画像を所定のステレオ表示方式によるステレオ表示手段を介して表示することを特徴とする画像処理方法。
  2. 請求項1に記載の画像処理方法において、
    前記対応点ペアの視差量から、該対応点ペアに対応する被検眼眼底の部位の深さ量を測定し、該深さ量を前記マトリックスデータの対応点ペアの座標に関連して、記憶し、
    操作者に前記左右の視差画像のいずれか1つの画像上においてマーキング操作を行わせ、該マーキング操作により指定された部位に対応する対応点ペアに関連して前記マトリックスデータに格納した深さ量を求め、
    この深さ量に対して特定の大小関係を有する深さ量と関連づけられた対応点ペアに相当する前記左右の視差画像中の特定の画像部分に対して所定濃度のマーキング画像を合成し、
    それぞれマーキング画像を合成した前記左右の視差画像のいずれか1つの画像、および他方の画像を所定のステレオ表示方式によるステレオ表示手段を介して表示することを特徴とする画像処理方法。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理方法において、操作者が前記左右の視差画像のいずれか1つの画像を選択し、該画像を用いて操作者に前記マーキング操作を行わせることを特徴とする画像処理方法。
  4. 請求項3に記載の画像処理方法において、操作者は、自己の利き眼に相当する側の視差画像のいずれか1つの画像を選択することを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項1〜4に記載の画像処理方法を実施するための眼底撮影光学系、および画像処理手段を含むことを特徴とする画像処理装置。
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