JP2009213137A - 超音波トランスジューサの感度を高めるための装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランスジューサ素子に関連する電気インピーダンスを低減し、感度を向上させる。
【解決手段】音響スタック150の有ポール圧電材料層154は上部側及び底部側166、170を有し、第1の音響インピーダンスを有する有ポール圧電材料から形成される。有ポール圧電材料層154は第1の厚さ190を有し、また音響スタック150はこの第1の厚さ190に基づいた出力電気インピーダンスを有する。インピーダンス整合層164、168は第1の音響インピーダンスと同様の音響インピーダンスを有する材料から形成され、第2または第3の厚さ192、194を有し、有ポール圧電材料層154の上部側及び底部側166、170に取り付けられる。有ポール圧電層154とインピーダンス整合層166、168は1つの音響共振厚152を形成している。トランスジューサ106の中心周波数は音響共振厚152に基づく。
【選択図】図3

Description

本発明は、全般的には超音波トランスジューサに関し、さらに詳細には、超音波トランスジューサ内部にある音響スタックに関する。
超音波トランスジューサ(一般に、探触子とも呼ぶ)は典型的には、1次元または2次元(2D)アレイの形に配列させた多くの音響スタックを有する。各音響スタックはトランスジューサ内部の1つの素子に対応しており、また1つのトランスジューサはその内部に多くの音響スタック(例えば、2Dアレイの形で配列させた数千個のスタックなど)を有することがある。
アレイ状トランスジューサでは、トランスジューサ素子の電気インピーダンスは超音波撮像システムの入力電気インピーダンスより大きい。このより高いインピーダンスのために、トランスジューサとシステムの間の電気エネルギー伝達効率が低くなり、これが感度の低下及びトランスジューサ動作性能の劣化につながる。トランスジューサ素子の電気インピーダンスは素子の大きさの低下に従って増加する、このため2Dアレイでは素子の大きさが1Dアレイの素子と比較して小さくなるに連れて感度低下の程度が大きくなっている。
システムのインピーダンス整合を高めるためには、高誘電率を有する有ポール(poled)圧電材料を用いるなどの試みがなされてきた。さらに、複雑な電極設計の多ポール性圧電材料層やD−整合層構造が使用されている。しかし複雑な電気接続が必要であり、特に2Dアレイでは全体的な複雑性が増大する。
したがって、超音波システムの感度を向上させるために超音波トランスジューサ内部にあるトランスジューサ素子に関連する電気インピーダンスを低減する必要性が存在する。
一実施形態では、1つの中心周波数を有する超音波トランスジューサ内部で使用するための音響スタックは、有ポール圧電材料層と、第1のインピーダンス整合層と、を備える。有ポール圧電材料層は上部側及び底部側を有すると共に、第1の音響インピーダンスを有する有ポール圧電材料から形成されている。有ポール圧電材料層は第1の厚さを有しており、音響スタックはこの第1の厚さに基づいた出力電気インピーダンスを有する。第1のインピーダンス整合層は有ポール圧電材料層の上部側と底部側のうちの一方に取り付けるように構成されており、また第2の厚さを有する。第1のインピーダンス整合層は第1の音響インピーダンスと実質的に同様の音響インピーダンスを有する材料から形成されている。有ポール圧電材料層及び第1のインピーダンス整合層によって1つの音響共振厚が形成される。トランスジューサの中心周波数はこの音響共振厚に基づく。
別の実施形態では、1つの中心周波数を有する超音波トランスジューサ内部で使用するための音響スタックは、有ポール圧電材料層と、第1及び第2のインピーダンス整合層と、を備える。有ポール圧電材料層は上部側及び底部側を有すると共に、第1の音響インピーダンスを有する。有ポール圧電材料層は第1の厚さを有しており、音響スタックはこの第1の厚さに基づいた出力電気インピーダンスを有する。第1のインピーダンス整合層は上部側及び底部側を有し、また第2の厚さを有する。底部側は有ポール圧電材料層の上部側に取り付けるように構成されている。第2のインピーダンス整合層は上部側及び底部側を有し、また第3の厚さを有する。第2のインピーダンス層の上部側は有ポール圧電材料層の底部側に取り付けるように構成される。第1及び第2のインピーダンス整合層は第1の音響インピーダンスを有する第1及び第2の材料から形成されている。有ポール圧電材料層と第1及び第2のインピーダンス整合層とによって1つの音響共振厚が形成されており、トランスジューサの中心周波数はこれに基づいている。
さらに別の実施形態では、トランスジューサ素子に関連する出力電気インピーダンスを低下させるための方法は、超音波トランスジューサに関連する中心周波数と動作周波数レンジの少なくとも一方を規定する工程を含む。中心周波数と動作周波数レンジの少なくとも一方に基づいて音響共振厚が特定される。上部及び底部を有する有ポール圧電材料層が第1の音響インピーダンス及び第1の厚さを有する有ポール圧電材料から形成されている。有ポール圧電材料層の上部と底部の一方に沿って、少なくとも1つのインピーダンス整合層が形成されている。この少なくとも1つのインピーダンス整合層は実質的に第1の音響インピーダンスを有する材料から形成されている。少なくとも1つのインピーダンス整合層は第2の厚さを有しており、またこの第1と第2の厚さが組み合わされて音響共振厚が形成されている。
本発明の様々な実施形態に従って形成した超音波システムのブロック図である。 本発明の様々な実施形態に従って形成した小型化超音波システムの図である。 図1及び2に示すようなトランスジューサ内部で使用される本発明の一実施形態に従って形成した音響スタックの図である。 本発明の一実施形態に従って形成した音響スタックのS−整合層の内部の層に関する例示的厚さを表した図である。 本発明の別の実施形態によるS−整合層の内部の層に関する別の例示的厚さを表した図である。 本発明の一実施形態に従ってS−整合層を形成できる層に関する別の構成を表した図である。 本発明の一実施形態による別の重ね合わせ構成に関する周波数応答を表した図である。 本発明の一実施形態に従って形成したS−整合層が単一層の有ポール圧電材料を有する重ね合わせ構成と比較して感度を向上させることを表した図である。 本発明の一実施形態に従って形成したS−整合層が単一層の有ポール圧電材料を有する重ね合わせ構成と比較して感度を向上させることを表した図である。
上述した要約、並びに本発明のある種の実施形態に関する以下の詳細な説明は、添付の図面と共に読むことによってさらに十分な理解が得られよう。これらの図面が様々な実施形態の機能ブロックからなる図を表している場合も、必ずしもこれらの機能ブロックがハードウェア回路間で分割されることを意味するものではない。したがって例えば、1つまたは複数の機能ブロック(例えば、プロセッサやメモリ)を単一のハードウェア(例えば、汎用の信号プロセッサ、ランダムアクセスメモリ、ハードディスク、その他)の形で実現させることがある。同様にそのプログラムは、スタンドアロンのプログラムとすること、オペレーティングシステム内のサブルーチンとして組み込まれること、インストールしたソフトウェアパッケージの形で機能させること、その他とすることができる。こうした様々な実施形態は図面に示した配置や手段に限定されるものではないことを理解すべきである。
本明細書で使用する場合、単数形で「a」や「an」の語を前に付けて記載した要素や工程は、これに関する複数の要素や工程も排除していない(こうした排除を明示的に記載している場合を除く)と理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」に対する言及は、記載した特徴も組み込んでいる追加的な実施形態の存在を排除すると理解されるように意図したものではない。さらに特に明示的に否定する記述をしない限り、ある具体的な性状を有する1つまたは複数の構成要素を「備える(comprising)」または「有する(having)」実施形態は、こうした構成要素で当該性状を有しない追加的な構成要素も含むことがある。
図1はトランスジューサ106内部にあるアレイ状素子104を駆動し身体内にパルス状の超音波信号を放出する送信器102を含んだ超音波システム100を表している。素子104の各々は(図3に示すように)1つの音響スタックに対応する。素子104は、例えば1次元や2次元の形で配列させることができる。多種多様な幾何学構成を使用することができる。各トランスジューサ106は規定の中心動作周波数及び/または動作周波数レンジを有する。超音波信号は脂肪組織や筋肉組織などの身体内の構造で後方散乱され、素子104に戻されるエコーが生成される。エコーは受信器108により受け取られる。受け取ったエコーは、ビーム形成を実施してRF信号を出力するビーム形成器110を通過させる。次いでこのRF信号は、RFプロセッサ112を通過させる。別法として、RFプロセッサ112はRF信号を復調してエコー信号を表すIQデータ対を形成する複素復調器(図示せず)を含むことがある。RFまたはIQ信号データは次いで、保存のためにメモリ114に直接導かれることがある。
超音波システム100はさらに、収集した超音波情報(例えば、RF信号データまたはIQデータ対)を処理しディスプレイ118上に表示させる超音波情報フレームを作成するためのプロセッサモジュール116を含む。プロセッサモジュール116は、収集した超音波情報に対して複数の選択可能な超音波様式に従って1つまたは複数の処理操作を実施するように適応させている。収集した超音波情報は、エコー信号を受信しながら走査セッション中にリアルタイムで処理され表示されることがある。追加としてまたは別法として、超音波情報は走査セッションの間はメモリ114内に一時的に保存され、次いでオフライン動作で処理され表示されることがある。
プロセッサモジュール116は、プロセッサモジュール116の動作を制御できるユーザインタフェース124に接続されている。ディスプレイ118は、ユーザに対して診断及び解析のための診断用超音波画像を含む患者情報を提示している1つまたは複数のモニタを含む。メモリ114とメモリ122の一方または両方は、超音波データの3次元(3D)データ組を格納することがあり、こうした3Dデータ組は2D及び3D画像を提示するためにアクセスを受ける。さらに3Dまたは4Dのリアルタイム表示を提供するなどのために、連続する複数の3Dデータ組を時間の経過に従って収集し保存することもある。これらの画像は修正されることがあり、またディスプレイ118の表示設定はユーザインタフェース124を用いて手作業で調整されることもある。
図2は、3D超音波データを収集するように構成し得るトランスジューサ132を有する3D機能小型化超音波システム130を表している。例えばトランスジューサ132は、図1のトランスジューサ106に関連して上で検討したような2Dトランスジューサ素子アレイ104を有することがある。オペレータからコマンドを受け取るためにユーザインタフェース134(一体型ディスプレイ136を含むこともあり得る)が設けられている。本明細書で使用する場合に「小型化」とは、超音波システム130がハンドヘルド型または携行式のデバイスであるか、あるいはスタッフの手中、ポケット、書類カバンサイズのケース、あるいはリュックサックで持ち運べるように構成されていることを意味している。例えば超音波システム130は、例えば深さが概ね2.5インチ、幅が概ね14インチ、高さが概ね12インチの寸法を有する典型的なラップトップコンピュータのサイズを有する携行式デバイスとすることができる。超音波システム130は重さが約10ポンドであり、したがってオペレータにより容易に運搬可能とすることができる。さらに一体型ディスプレイ136(例えば、内部ディスプレイ)が設けられ、これが医用画像を表示するように構成されている。
超音波データは、有線式またはワイヤレス式のネットワーク140(または、例えばシリアルケーブルやパラレルケーブルあるいはUSBポートを介した直接接続)によって外部デバイス138に送られることがある。幾つかの実施形態では、外部デバイス138はディスプレイを有するコンピュータまたはワークステーションとすることがある。別法として外部デバイス138は、携行式超音波システム130からの画像データの受け取り並びに一体型ディスプレイ136を超える分解能を有することがある画像の表示またはプリントアウトが可能な単独の外部ディスプレイまたはプリンタとすることがある。
別の例として超音波システム130は、3D機能ポケットサイズ超音波システムとすることができる。一例として、ポケットサイズ超音波システムは、幅が概ね2インチ、長さが概ね4インチ及び深さが概ね0.5インチとし、かつ重さは3オンス未満とすることがある。ポケットサイズ超音波システムは、ディスプレイ、ユーザインタフェース(すなわち、キーボード)及びトランスジューサへの接続のための入力/出力(I/O)ポート(いずれも図示せず)を含むことがある。寸法、重量及び電力消費が異なる小型化超音波システムと接続させて様々な実施形態を実現できることに留意すべきである。
図3は、図1に示すようなトランスジューサ106内部で使用される音響スタック150を表している。音響スタック150は重ね合わせ構成で互いに取り付けられた幾つかの層を有する。上で検討したように、各トランスジューサ106は多くの音響スタック150を有することがあり、また該トランスジューサ106内部にある素子104の各々は1つの音響スタック150に対応する。
音響共振厚T(152)は所望の中心周波数または所望の動作周波数レンジに基づいて規定することができる。これまでは、トランスジューサの音響スタック内部で使用する有ポール圧電層の厚さは、音響共振厚T(152)と同じであったため、素子104の出力電気インピーダンスも音響共振厚T(152)に基づいていた。
しかし図3では、音響共振厚T(152)は音響スタック150内部のS−整合層188の厚さに対応する。有ポール圧電材料層154と第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168とが一緒になってS−整合層188を形成しており、この際に有ポール圧電材料層154は無ポール(unpoled)材料からなる2つの層間に挟み込まれている。有ポール圧電材料層154は厚さT1(190)を有し、第1のインピーダンス整合層164は厚さT2(192)を有し、また第2のインピーダンス整合層168は厚さT3(194)を有する。
有ポール圧電材料層154と第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168とは互いに同じまたは実質的に同様の音響インピーダンスを有する。したがってS−整合層188は、S−整合層188内部の層の厚さすべての和にあたる音響共振厚T(152)で音響的に共振することになる。しかし有ポール圧電材料層154の厚さT1(190)は音響共振厚T(152)と比べて薄いため、同じ中心周波数における素子104の出力電気インピーダンスは低下する。さらに音響共振厚T(152)はこれまで用いられてきた単一層の有ポール圧電材料の厚さに対応させることができるため、S−整合層188はこれまで用いられてきた単一層の有ポール材料と製造時に容易に置き換えることができる。
有ポール圧電材料層154はジルコン酸チタン酸鉛の圧電セラミック材料などの圧電材料から形成することができる。別の圧電材料や圧電複合材料を用いることもできる。例えば、単一結晶(例えば、PMN−PTやPZN−PT)、PZT複合材、圧電ポリマー、セラミック複合材、単一結晶複合材、モノリシックまたは多層構造、その他を用いることができる。第1の電極156は薄い金属層で形成することができ、また有ポール圧電材料層154の前面158上に被着させている。第2の電極160は有ポール圧電材料層154の背面162上に被着させている。
第1のインピーダンス整合層164は有ポール圧電材料層154の上部側166に取り付けられる。第2のインピーダンス整合層168は有ポール圧電材料層154の底部側170に取り付けられる。第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168のことを端部キャップと呼ぶこともある。第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168は、有ポール圧電材料層154を形成する材料と同じまたは実質的に同じ音響インピーダンスをもつ1つまたは複数の材料から形成される。同じ、実質的に同じ、あるいは実質的に同様の音響インピーダンスを有させることによって、第1及び第2の電極156及び160を付勢させることによって音響スタック150内部に発生する波は反射することがない、すなわち層間の境界において生じる反射の量が極めて小さい。
一実施形態では第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168は、有ポール圧電材料層154を形成したのと同じ圧電材料である無ポール圧電材料から形成される。別の実施形態では第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168は有ポール圧電材料層154と異なる材料(複数のこともある)から形成することがある。層164及び168は単一の材料や複合材、あるいは1つまたは複数のセラミック及び/または金属材料を有するような複数の材料の合金から形成することがある。さらに別の実施形態では、第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168のうちの一方または両方を複数層の材料から形成することがある。
少なくとも1つの整合層が第1のインピーダンス整合層164の上部側172に取り付けられている。図3の例では、第1及び第2の整合層174及び176が第1のインピーダンス整合層164の上部側172に取り付けられて、スタック150と外部178の音響インピーダンスが整合されており、このインピーダンスはヒトやその他の走査対象物の音響インピーダンスに基づくことがある。別の実施形態では、整合層を1層とすることや、2層を超える数とすることがある。幾つかの実施形態では、第2のインピーダンス整合層168の底部側182に脱整合(dematching)層180を相互接続し、かつこの脱整合層180の底部側186に裏当て184を取り付けている。脱整合層180は高い音響インピーダンス(例えば、概ね100Mray)を有すると共に、炭化タングステンなどの材料から形成することができる。
スタック150は、第1のインピーダンス整合層164の上部側172に関して前部と後部196及び198に分割することがある。スタック150の各層は、糊、接着剤、はんだ、あるいは別の組み上げ層材料などの1つまたは複数の材料によって互いに音響的に結合させている。組み上げ層材料は組み上げ層200〜210で示している。S−整合層188の内部において、組み上げ層200が第1のインピーダンス整合層164と有ポール圧電材料層154を結合させており、また組み上げ層202が有ポール圧電材料層154と第2のインピーダンス整合層168を結合させている。さらに後部198において、組み上げ層204が第2のインピーダンス整合層168と脱整合層180を結合させており、また組み上げ層206が脱整合層180と裏当て184を結合させている。前部196では、組み上げ層208が第1のインピーダンス整合層164と第1の整合層174を結合させており、また組み上げ層210が第1と第2の整合層174と176を結合させている。
第1及び第2の電極156及び160が極性付与されると、有ポール圧電材料層154の有ポール圧電材料が電気的に付勢され、有ポール圧電材料層154の上部側166で始まる第1及び第2の力学的波212及び214が発生する。第1の力学的波212は、イニシャルフロント波と呼ぶこともあり、スタック150の前部196の方向に導かれ、また第2の力学的波214はスタック150の後部198の方向に導かれる。有ポール圧電材料層154と第1のインピーダンス整合層164の間の境界では、これらの層の音響インピーダンスが同じまたは実質的に同様であるため第1の力学的波212が反射しない。同様に第2の力学的波214も、有ポール圧電材料層154と第2のインピーダンス整合層168の間の境界で反射しない。
脱整合層180及び/または裏当て184の音響インピーダンスはS−整合層188の音響インピーダンスと比べてかなり大きくすることがある。第2の力学的波214が脱整合層180に到達すると、第2のインピーダンス整合層168と脱整合層180の間のインピーダンスの強い不整合によって第1の反射波216が発生し、これにより裏当て184内部のエネルギーリーク量がわずかだけとなる。一実施形態では、1つまたは複数のスタック層の厚さは第1の力学的波212と第1の反射波216の間の連続した位相整合が可能となるように選択することができる。上で検討したように、スタック150は脱整合層180を有さずに製作することができる。この構成では、第2の力学的波214が反射波218を生じさせることになる。図示していないが、別にこれよりかなり小さい反射波がスタック150の層と組み上げ層200〜210の間の界面で発生することがある。
図4は、図3のS−整合層188内部にある層に関する例示的な厚さを表している。この例では、組み上げ層200及び202は図示していない。ここでもS−整合層188は、トランスジューサ106の音響周波数を決定するような音響共振厚T(152)を有している。有ポール圧電材料層154の厚さT1(190)は音響共振厚T(152)の概ね2分の1とすることがあり、また厚さT2(192)と厚さT3(194)はそれぞれ音響共振厚T(152)の概ね4分の1とすることがある。
図5は、S−整合層188の内部の層に関する別の例示的な厚さを表している。この例では、厚さT1(190)、厚さT2(192)及び厚さT3(194)はすべて音響共振厚T(152)の3分の1など概ね同じとすることがある。したがって、厚さT1、T2及びT3は互いに対して様々な値とし得ることを理解すべきである。しかし厚さT1、T2及びT3の和は音響共振厚T(152)に等しくなるか、これと概ね等しくなる。さらに厚さT1(190)は総音響共振厚T(152)の3分の1未満や4分の1未満にすることがあり、また所望の出力電気インピーダンスに基づいて選択されることがある。
図6は、S−整合層240を形成し得る層に関する別の構成を表している。S−整合層240は図1のスタック150内部においてS−整合層188の代わりに利用することができる。S−整合層240は有ポール圧電材料層154及び単一インピーダンス整合層242を有する。ここでも、厚さT1(190)と厚さT4(244)は一体で音響共振厚T(152)と等しい。厚さT1(190)と厚さT4(244)は所望の出力電気インピーダンスを実現するように様々な値とすることができる。さらに、有ポール圧電材料層154は図1の第1の整合層174と脱整合層180のいずれかと界面形成するように位置決めし、これによってS−整合層240内でスタック150の前部または後部196及び198のそれぞれのより近くに有ポール圧電材料層154を位置決めすることができる。
単に一例として、トランスジューサ106の設計の際に、所望の動作周波数(すなわち、中心周波数)や動作周波数レンジを先ず規定することがある。当該の動作周波数または動作周波数レンジに対して所望のトランスジューサ重ね合わせ構造に関する音響共振厚T(152)を決定することができる。S−整合層188内部にある層の数は、有ポール圧電材料層154と第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168など選択することができる。有ポール圧電材料層154の厚さT1は、所望の出力電気インピーダンスに基づく、また任意選択では別の動作パラメータに基づくなどして決定することができる。
一実施形態では、S−整合層188内部における有ポール圧電材料層154の位置は、第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168のそれぞれの厚さを増減することによって調整することができる。この動作は例えば、力学的波と反射波の間で軽度の位相整合調整を実現するために実施することができる。
図7では、比較シミュレーション260によって様々な重ね合わせ構成の周波数応答を表している。垂直軸266に沿って出力電気インピーダンスを示し、また水平軸268に沿って共振周波数(中心周波数)を示している。ライン262は、400マイクロメートルという標準的な有ポール圧電厚さを用いたモデル化したトランスジューサ動作性能を示している。したがってライン262はS−整合層188を有する音響スタック150に関するものではなく、単一層の有ポール圧電材料(図示せず)を用いた音響スタックに関するものである。ライン264は、有ポール圧電材料層154の厚さが200マイクロメートルで無ポール圧電材料層、第1及び第2のインピーダンス整合層164及び168のそれぞれの厚さが100マイクロメートルであるようなS−整合層188を用いたトランスジューサ動作性能を示している。ライン262及び264は各構成に関する5MHzの同様の共振周波数または中心周波数を示す一方、S−整合層188(ライン264)はより低い電気インピーダンスを有することを示している。
図8及び9は、S−整合層188を用いた音響スタックが単一層の有ポール圧電材料を用いた重ね合わせ構成と比較して感度が向上することを示している。この例では、図7と同じ層厚さを用いた。グラフ280はパルスエコー・エンベロープ比較を表しており、S−整合層188構成に対応するライン282はライン284と比べると有する感度は向上しており、またパルス長は同様である。ライン284は、その厚さが音響共振周波数と出力電気インピーダンスの両方を決定しているような単一層の有ポール圧電材料に対応している。グラフ286は、ライン288で表したS−整合層188がライン290で表した単一有ポール圧電材料層と比べて概ね7dBだけ感度が高いが、中心周波数は概ね同じであることを表している。
少なくとも1つの実施形態の技術的効果は、超音波トランスジューサの感度の向上である。トランスジューサ素子の出力電気インピーダンスは音響スタック内部の有ポール圧電材料層の厚さに関連しており、典型的には超音波システムの電気インピーダンスと比べてかなり高い。有ポール圧電材料層の厚さを低減することによって、素子の電気インピーダンスが低下する。有ポール圧電材料層と実質的に同じ音響インピーダンスを有する1つまたは複数の材料層を有ポール圧電材料層で挟み込んで、所望の動作周波数に対応する厚さを有する層が形成される。したがって、有ポール圧電材料層が薄くする程、出力電気インピーダンスが超音波システムのそれにより近づくように低減され、これによって所望の動作周波数または周波数レンジにおける感度及び動作性能が向上する。
上の記述は例示であって限定でないことを理解されたい。例えば上述の実施形態(及び/または、その態様)は、互いに組み合わせて使用されることがある。さらに、具体的な状況や材料を本発明の教示に適応させるように本趣旨を逸脱することなく多くの修正を実施することができる。本明細書内に記載した材料の寸法及びタイプが本発明のパラメータを規定するように意図していても、これらは決して限定ではなく実施形態の例示である。上の記述を検討することにより当業者には別の多くの実施形態が明らかとなろう。本発明の範囲はしたがって、添付の特許請求の範囲、並びに本請求範囲が規定する等価物の全範囲を参照しながら決定されるべきである。添付の特許請求の範囲では、「を含む(including)」や「ようになった(in which)」という表現を「を備える(comprising)」や「であるところの(wherein)」という対応する表現に対する平易な英語表現として使用している。さらに添付の特許請求の範囲では、「第1の」、「第2の」及び「第3の」その他の表現を単にラベル付けのために使用しており、その対象に対して数値的な要件を課すことを意図したものではない。さらに、添付の特許請求の範囲の限定は手段プラス機能形式で記載しておらず、また35 U.S.C.§112、第6パラグラフに基づいて解釈されるように意図したものでもない(ただし、本特許請求の範囲の限定によって「のための手段(means for)」の表現に続いて追加的な構造に関する機能排除の記述を明示的に用いる場合を除く)。
この記載では、本発明(最適の形態を含む)を開示するため、並びに当業者による任意のデバイスやシステムの製作と使用及び組み込んだ任意の方法の実行を含む本発明の実施を可能にするために例を使用している。本発明の特許性のある範囲は本特許請求の範囲によって規定していると共に、当業者により行われる別の例を含むことができる。こうした別の例は、本特許請求の範囲の文字表記と異ならない構造要素を有する場合や、本特許請求の範囲の文字表記と実質的に差がない等価的な構造要素を有する場合があるが、本特許請求の範囲の域内にあるように意図したものである。
100 超音波システム
102 送信器
104 素子
106 トランスジューサ
108 受信器
110 ビーム形成器
112 RFプロセッサ
114 メモリ
116 プロセッサモジュール
118 ディスプレイ
122 メモリ
124 ユーザインタフェース
130 小型化超音波システム
132 トランスジューサ
134 ユーザインタフェース
136 一体型ディスプレイ
138 外部デバイス
140 ネットワーク
150 スタック
152 音響共振厚T
154 有ポール圧電材料層
156 第1の電極
158 前面
160 第2の電極
162 背面
164 第1のインピーダンス整合層
166 上部側
168 第2のインピーダンス整合層
170 底部側
172 上部側
174 第1の整合層
178 外部
180 脱整合層
182 底部側
184 裏当て
186 底部側
188 S−整合層
190 厚さT1
192 厚さT2
194 厚さT3
196 前部
198 後部
200 組み上げ層
202 組み上げ層
204 組み上げ層
206 組み上げ層
208 組み上げ層
210 組み上げ層
212 第1の力学的波
214 第2の力学的波
216 第1の反射波
218 反射波
240 S−整合層
242 単一インピーダンス整合層
244 厚さT4
260 比較シミュレーション
262 ライン
264 ライン
266 垂直軸
268 水平軸
280 グラフ
282 ライン
284 ライン
286 グラフ
288 ライン
290 ライン

Claims (10)

  1. 1つの中心周波数を有する超音波トランスジューサ106内部で使用するための音響スタック150であって、
    第1の音響インピーダンスを有する有ポール圧電材料を含む有ポール圧電材料層154であって、該有ポール圧電材料層154は上部側及び底部側166、170を有すると共に第1の厚さ190を有しており、該第1の厚さ190に基づいた出力電気インピーダンスを該音響スタック150が有している有ポール圧電材料層154と、
    前記有ポール圧電材料層154の上部側と底部側166、170のうちの一方に取り付けるように構成された第1のインピーダンス整合層164であって、該第1のインピーダンス整合層164は第2の厚さ192を有しており、該第1のインピーダンス整合層164は第1の音響インピーダンスと実質的に同様の音響インピーダンスを有する材料から形成されており、該有ポール圧電材料層154及び該第1のインピーダンス整合層164によって音響共振厚152が形成されており、トランスジューサ106の中心周波数は該音響共振厚152に基づく第1のインピーダンス整合層164と、
    を備えた音響スタック150。
  2. 前記有ポール圧電材料層154のうち前記第1のインピーダンス整合層164と反対側に取り付けるように構成された第2のインピーダンス整合層168であって、該第2のインピーダンス整合層168は第3の厚さ194を有しており、該第2のインピーダンス整合層168は第1の音響インピーダンスと実質的に同様の音響インピーダンスを有する材料から形成されている第2のインピーダンス整合層168をさらに備えており、前記音響共振厚152は第1、第2及び第3の厚さ190、192、194に基づいている、請求項1に記載の音響スタック150。
  3. 前記第1のインピーダンス整合層164を形成する材料は無ポール圧電材料を含む、請求項1に記載の音響スタック150。
  4. 前記有ポール圧電材料層154の上部側及び底部側166、170と界面形成するように構成された第1及び第2の電極156、160をさらに備えており、該第1及び第2の電極156、160のうちの一方は該有ポール圧電材料層154と前記第1のインピーダンス整合層164の間にある、請求項1に記載の音響スタック150。
  5. 前記有ポール圧電材料層154と前記第1のインピーダンス整合層164のうちの一方に取り付けるように構成された少なくとも1つの第1の整合層174と、
    前記有ポール圧電材料層154と前記第1のインピーダンス整合層164のもう一方に取り付けるように構成された少なくとも1つの裏当て層184と、
    をさらに備える請求項1に記載の音響スタック150。
  6. 1つの中心周波数を有する超音波トランスジューサ106内部で使用するための音響スタック150であって、
    上部側及び底部側166、170を有する有ポール圧電材料層154であって、該有ポール圧電材料層154は第1の音響インピーダンス及び第1の厚さ190を有しており、該第1の厚さ190に基づいた出力電気インピーダンスを該音響スタック150が有している有ポール圧電材料層154と、
    上部側172及び底部側を有する第1のインピーダンス整合層164であって、該第1のインピーダンス整合層164の底部側は前記有ポール圧電材料層154の上部側166に取り付けるように構成されており、該第1のインピーダンス整合層164は第2の厚さ192を有している第1のインピーダンス整合層164と、
    上部側及び底部側182を有する第2のインピーダンス整合層168であって、該第2のインピーダンス層168の上部側は前記有ポール圧電材料層154の底部側170に取り付けるように構成されており、該第2のインピーダンス整合層168は第3の厚さ194を有しており、該第1及び第2のインピーダンス整合層164、168は第1の音響インピーダンスを有する第1及び第2の材料から形成されており、該有ポール圧電材料層154と該第1及び第2のインピーダンス整合層164、168とによって音響共振厚152が形成されており、前記中心周波数は該音響共振厚152に基づいている第2のインピーダンス整合層168と、
    を備える音響スタック150。
  7. 前記有ポール圧電材料層154と前記第1及び第2のインピーダンス整合層164、168とは、有ポール圧電材料層154内では有ポールでありかつ第1及び第2のインピーダンス整合層164、168内では無ポールであるような1つの圧電材料を含む、請求項6に記載の音響スタック150。
  8. 前記第1の厚さ190は前記音響共振厚152の2分の1であり、かつ前記第2及び第3の厚さ192、194はそれぞれ該音響共振厚152の概ね4分の1である、請求項6に記載の音響スタック150。
  9. 前記第1、第2及び第3の厚さ190、192、194はそれぞれ前記音響共振厚152の概ね3分の1である、請求項6に記載の音響スタック150。
  10. 前記第1及び第2の材料は複合材料と金属合金の少なくとも一方を含む、請求項6に記載の音響スタック150。
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