JP2009212739A - データ処理システム、データ処理方法、及びデータ処理プログラム - Google Patents

データ処理システム、データ処理方法、及びデータ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ブロードキャストデータを、同一のネットワークのノードのうち、ある閉域グループに属するノードのみに、転送するデータ処理システムを提供する。
【解決手段】ブロードキャストデータを処理するデータ処理システムは、一のノードから出力されたブロードキャストデータを取得し、取得したブロードキャストデータから送信元アドレスを取得し、取得された送信元アドレスに対応するグループに属し、送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみにブロードキャストデータを転送するアドレスを、グループとグループに属するノードのアドレスとの対応関係を規定するグループ管理情報から宛先アドレスを取し、取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスをグループ管理情報から取得した宛先アドレスとしてブロードキャストデータをネットワークを通じて前記他のノードに対して転送する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノードを備えるネットワークシステムにおいて何れか一のノードから送信されるブロードキャストデータを、同一のネットワークにおけるノードに転送する装置及び方法等の技術分野に関する。
従来から、イーサネット(登録商標)などのネットワーク上におけるデータ(パケット)の送信形態として、ブロードキャスト(同報通信)が知られている。このブロードキャストでは、1つのネットワーク(セグメント)に接続されている全てのノードに対してデータを送信することができる。
しかし、1つのネットワーク(セグメント)に接続されている各ノードが、例えば複数に分けられた閉域グループの何れかに属する場合において、ある閉域グループに属する全てのノードにデータを送信したいようなときには、上記ブロードキャストを利用できない。なぜなら、ブロードキャストでは、当該閉域グループ以外のノードに対してもデータが送信されてしまい、閉域性を確保することができないからである。
あるグループに属する全てのノードのみにデータを送信する方法として、例えば特許文献1には、入力パケットの制御情報エリアの制御情報を解読し、ブロードキャスト配信が指定されていれば、宛先情報エリアの宛先情報に対応した1対多配信先グループ内から、ブロードキャスト配信に対応した宛先情報を宛先管理テーブルから読み出し、当該複数の宛先情報をパケットの宛先情報エリアに挿入して宛先別のパケットを生成し、複数の宛先にユニキャスト配信する技術が開示されている。
特開平8−186565号公報
しかしながら、特許文献1では、複数の宛先情報をパケットの宛先情報エリアに挿入して宛先別のパケットを生成しなければならず、1つのノードから送信されるブロードキャストデータを、同一のネットワークにおけるノードのうち、ある閉域グループに属するノードのみに、より効率良く転送することは困難である。
本発明は、以上の問題等に鑑みてなされたものであり、1つのノードから送信されるブロードキャストデータを、同一のネットワークにおけるノードのうち、ある閉域グループに属するノードのみに、より効率良く転送することが可能なデータ処理システム、データ処理方法、及びデータ処理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノードを備えるネットワークシステムにおいて送信元アドレスと宛先アドレスを含み、何れか一の前記ノードから他の全ての前記ノードに対して送信されるブロードキャストデータを処理するデータ処理システムであって、前記一のノードから出力されたブロードキャストデータを取得するブロードキャストデータ取得手段と、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレスを取得する送信元アドレス取得手段と、前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレスを、前記グループと当該グループに属するノードのアドレスとの対応関係を規定するグループ管理情報から取得する宛先アドレス取得手段と、前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送するデータ転送手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ処理システムにおいて、前記グループ管理情報から取得される宛先アドレスは、マルチキャストアドレスであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のデータ処理システムにおいて、前記アドレスは、MACアドレスとIPアドレスの組又は少なくとも何れか一方であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ処理システムにおいて、前記グループ管理情報は、前記グループと、当該グループに属するノードのアドレス及びプロトコルを示す情報との対応関係を規定しており、前記送信元アドレス取得手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレス及びプロトコルを示す情報を取得し、前記宛先アドレス取得手段は、前記取得された送信元アドレス及びプロトコルを示す情報に対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレス及び当該アドレスに対応付けられたプロトコルを示す情報を、前記グループ管理情報から取得し、前記データ転送手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれるプロトコルを示す情報と、前記グループ管理情報から取得されたプロトコルを示す情報とが一致する場合にのみ、前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載のデータ処理システムにおいて、前記グループ管理情報は、前記グループと、当該グループに属するノードのアドレス及びサービスを示す情報との対応関係を規定しており、前記送信元アドレス取得手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレス及びサービスを示す情報を取得し、前記宛先アドレス取得手段は、前記取得された送信元アドレス及びサービスを示す情報に対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレス及び当該アドレスに対応付けられたサービスを示す情報を、前記グループ管理情報から取得し、前記データ転送手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれるサービスを示す情報と、前記グループ管理情報から取得されたサービスを示す情報とが一致する場合にのみ、前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ処理システムにおいて、前記グループ管理情報は、前記グループと、当該グループに属するノードのアドレス、プロトコルを示す情報及びサービスを示す情報との対応関係を規定しており、前記送信元アドレス取得手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレス、プロトコルを示す情報及びサービスを示す情報を取得し、前記宛先アドレス取得手段は、前記取得された送信元アドレス、プロトコルを示す情報及びサービスを示す情報に対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレス及び当該アドレスに対応付けられたプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報を、前記グループ管理情報から取得し、前記データ転送手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれるプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報と、前記グループ管理情報から取得されたプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報とが一致する場合にのみ、前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか一項に記載のデータ処理システムにおいて、前記ネットワークは、現実のネットワーク上に、仮想的なネットワークとして構成されたオーバーレイネットワークであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、一つの前記ネットワークシステムには、請求項1乃至7の何れか一項に記載のデータ処理システムが複数存在し、当該ネットワークシステムに備えられる各前記ノードは何れか一の前記データ処理システムが関連付けられており、各前記データ処理システムのブロードキャストデータ取得手段は、自データ処理システムに関連付けられた前記一のノードから出力されたブロードキャストデータを取得し、前記送信元アドレス取得手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレスを取得し、更に、前記各データ処理システムは、前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードが他の前記データ処理システムに関連付けられている場合には、前記データ転送手段の処理、又は前記宛先アドレス取得手段及び前記データ転送手段の処理を、当該他のデータ処理システムに委託する委託要求を行う委託要求手段を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のデータ処理システムにおいて、前記宛先アドレス取得手段は、前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレスを前記グループ管理情報から取得すると共に、当該他のノードに関連付けられているデータ処理システムが他のデータ処理システムである場合には、当該他のデータ処理システムのアドレスを、前記データ処理システムに関連付けられたノードと当該データ処理システムのアドレスの対応関係を規定するデータ処理システム管理情報から取得し、前記委託要求手段は、前記委託要求において、前記取得された他のデータ処理システムのアドレスにしたがって、前記取得されたブロードキャストデータ及び当該他のデータ処理システムに関連付けられた他のノードのアドレスを当該他のデータ処理システムに送信することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノードを備えるネットワークシステムにおいて送信元アドレスと宛先アドレスを含み、何れか一の前記ノードから他の全ての前記ノードに対して転送されるブロードキャストデータを処理するデータ処理方法であって、前記一のノードから出力されたブロードキャストデータを取得するステップと、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレスを取得するステップと、前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレスを、前記グループと当該グループに属するノードのアドレスとの対応関係を規定するグループ管理情報から取得するステップと、前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送するステップと、を備えることを特徴とする。
請求項11に記載のデータ処理プログラムの発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノードを備えるネットワークシステムにおいて送信元アドレスと宛先アドレスを含み、何れか一の前記ノードから他の全ての前記ノードに対して送信されるブロードキャストデータを処理するコンピュータを、前記一のノードから出力されたブロードキャストデータを取得するブロードキャストデータ取得手段、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレスを取得する送信元アドレス取得手段、前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレスを、前記グループと当該グループに属するノードのアドレスとの対応関係を規定するグループ管理情報から取得する宛先アドレス取得手段、及び、前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送するデータ転送手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、1つのノードから送信されるブロードキャストデータを、同一のネットワークにおけるノードのうち、例えばある閉域グループに属するノードのみに、より効率良く転送することができ、これにより、より効率良く閉域性を確保し、またトラフィックを軽減することができる。しかも、各ノードのアプリケーションが閉域グループを意識してマルチキャストデータを送信しなくても良いという効果を奏する。
また、ブロードキャストデータの送信元アドレスをキーとして、ブロードキャストデータの送信元のノードが属する閉域グループを特定し、当該特定した閉域グループに属する他のノードのアドレスを取得するように構成したので、より効率良く閉域グループに属する他のノードに対してブロードキャストデータを転送することができる。
また、ブロードキャストデータをマルチキャストに変換して転送する構成によれば、マルチキャスト対応ルータがマルチキャストアドレスを解釈して、経路が複数ある場合にはマルチキャストデータを複製し、適切に転送するため、ブロードキャストデータをユニキャストで転送する場合と比べて処理負荷を軽減することができ、かつトラフィックの軽減も可能である。
また、あるデータ処理システムが他のデータ処理システムへの処理委託する構成によれば、ブロードキャストデータの処理負担を分散させることができ、また、トラフィックを軽減することができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明は、ネットワークシステムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[I.ネットワークシステムの構成及び機能]
先ず、図1を参照して、本実施形態に係るネットワークシステムの概要構成及び機能について説明する。
図1は、ネットワークシステムの概要構成例を示す図である。
図1に示すように、ネットワークシステムSは、複数のノードNn(n=1,2,3・・・6)と、ノードNnから出力されたブロードキャストデータ(以下、「BCデータ」という)を処理するBCデータ処理システム(データ処理システムの一例)BSと、を備えて構成されており、各ノードNnは、ネットワークNWに接続されている。なお、図1の例では、6台のノードN1〜N6を示しているが特に台数が限定されるものではない。また、図1の例では、3つの閉域グループA〜Cを示しているが特に閉域グループ数が限定されるものではない。
ここに、BCデータとは、特定のリンクを形成するネットワーク上の全てのノードに対する送信データをいう。また、BCデータは、ヘッダ部とペイロード部とからなり、ヘッダ部に送信元アドレス及び宛先アドレスを含むデータパケットであり、IPv4(Internet Protocol Version 4)のローカルブロードキャスト(IPアドレスが例えば「255.255.255.255」)やダイレクトブロードキャスト(IPアドレスが例えば「192.168.0.255/24」)によるBCデータの他、IPv6におけるマルチキャストデータの一部を含む。なお、プロトコルは、IPに限られるものではなく、イーサネット(登録商標)やその他のBCデータを送信できるものであれば何でも良い。
各ノードNnは、例えばクライアントやサーバ等のコンピュータからなる。また、各ノードNnは、閉域グループA〜Cの何れかに属(所属)しており(複数の閉域グループに所属しているノードNnもある)、例えばノードN1〜N3は、閉域グループAに属しており、該閉域グループAのメンバになっている。ここに、閉域グループとは、通信トラフィックが当該グループ内のノードNn間でしか発生しない(データが当該グループに属するノードNnには漏れない)一群を意味する。
なお、各ノードNnをどの閉域グループに所属させるかは例えばシステム管理者等により任意に設定可能であり、その情報は後述する管理テーブルに登録される。
BCデータ処理システムBSは、大別すると、データキャプチャ部1、BCデータ処理部2、アドレス取得部3、閉域グループ管理部4、データ変換部5、及びデータ転送部6に機能的に分けられ、これらの構成部分(以下、「モジュール」という)は、ハードウェアで構成されても良いしソフトウェア(CPUにより読み出し実行される本発明のデータ処理プログラム)で構成されても良い。なお、一例として、BCデータ処理部2は、本発明におけるブロードキャストデータ取得手段及び委託要求手段を構成し、アドレス取得部3は、本発明における送信元アドレス取得手段を構成し、閉域グループ管理部4は、本発明における宛先アドレス取得手段を構成し、データ変換部5及びデータ転送部6は本発明におけるデータ転送手段を構成する。
また、BCデータ処理システムBSの各モジュール1〜6は、ノードNn内に実装されるように構成しても良いし、各ノードNn外に設置されたルータやゲート機器等に実装されるように構成しても良い。また、各モジュール1〜6は、同一の装置や機器等に実装されていなくとも良く(夫々が別々の装置や機器等に実装されていても良い)、例えば、データキャプチャ部1、BCデータ処理部2、アドレス取得部3、データ変換部5、及びデータ転送部6が各ノードNnに実装され、閉域グループ管理部4が一つのゲート機器に実装されるものであっても良い。ただし、ノードNnから出力されるデータ(例えば、ユニキャストデータやBCデータ)は、必ずBCデータ処理システムBSのデータキャプチャ部1により監視され、BCデータが出力された場合には、当該データがキャプチャ(捕捉)されるようになっている。
また、BCデータ処理システムBSは、ノードNn毎に一つずつ設けられるように構成しても良いし、複数(例えば、5台)のノードNn毎に設けられるように構成しても良いし、或いは、一つのネットワークNWに一つ設けられるように構成しても良い。
ネットワークNWは、一つのルータ配下に存在する上記ノードNnが接続されるローカルネットワーク(セグメント)であっても良いし(この場合、同一のネットワークに接続されている全てのノードNnがBCデータの送信対象となるが、ルータ超えはしない)、或いは、複数のルータ等を含んで構成されるインターネット等の現実のグローバルネットワーク上で上記ノードNnの参加により構成される仮想的なリンクを形成するネットワークである、いわゆるオーバーレイネットワークであっても良い(この場合、同一のオーバーレイネットワークに参加している全てのノードNnがBCデータの送信対象となり、当該BCデータのパケットのカプセル化(公知のトンネリング技術に基づく)によりルータ超え可能となる)。
[II.BCデータ処理システムBSの概要動作]
以上のように構成されたネットワークシステムSにおいて、BCデータ処理システムBSの概要動作について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、ノードN1から出力されたBCデータが閉域グループAに属するノードN2及びノードN3に伝送される様子を示す概念図であり、図3は、BCデータ処理システムBSの処理の一例を示すシーケンス図である。
図2に示すように、ノードN1からBCデータが出力されると、BCデータ処理システムBSでは、データキャプチャ部1が、当該BCデータをキャプチャし、BCデータ処理部2に転送する(図3のステップS1)。なお、BCデータであるかどうかは、例えばBCデータに含まれる宛先アドレスがBCアドレスであるか否かにより判断される。
次いで、BCデータ処理部2は、データキャプチャ部1から取得したBCデータをメモリに記憶すると共に、当該BCデータをアドレス取得部3に渡す(図3のステップS2)。
次いで、アドレス取得部3は、BCデータから送信元アドレスを取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS3)。
次いで、BCデータ処理部2は、アドレス取得部3から取得した送信元アドレスを閉域グループ管理部4に渡す(図3のステップS4)。
ここで、BCデータ処理部2及び閉域グループ管理部4を各ノードNnに対応して設けるように構成すれば、閉域グループ管理部4は配下のノードNnに関連する情報だけを管理すれば良い。一方、BCデータ処理部を各ノードNnに対応して設け、閉域グループ管理部4を複数のノードNnに対して一つ設けるように構成すれば、閉域グループ管理部4が複数のノードNnに関連する情報を一元的に管理することができる。
次いで、閉域グループ管理部4は、BCデータ処理部2から取得した送信元アドレスをキーにして当該アドレスに対応するノードN1が属する閉域グループAを、予めメモリに記憶しておいた管理テーブル(グループ管理情報の一例)に基づき特定(識別)する(図3のステップS5)。この管理テーブルには、閉域グループと当該閉域グループに属するノードNnのアドレスとの対応関係が規定されている。
次いで、閉域グループ管理部4は、特定した閉域グループAに属し、上記送信元アドレスに対応するノードN1以外の他のノードN2及びノードN3のみに上記BCデータを転送するためのアドレスを上記管理テーブルから取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS6)。このBCデータを転送するためのアドレスとしては、BCデータをユニキャストで転送するためのユニキャストアドレスと、マルチキャストで転送するためのマルチキャストアドレスとが挙げられる。
次いで、BCデータ処理部2は、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータ、及び閉域グループ管理部4から取得したBCデータを転送するためのアドレスをデータ変換部5に渡す(図3のステップS7)。
次いで、データ変換部5は、BCデータ処理部2から取得したBCデータの宛先アドレスを、BCデータ処理部2から取得したBCデータを転送するためのアドレスに変換し、当該宛先アドレスが変換されたBCデータをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS8)。なお、当該アドレスを変換するのではなく、BCデータ処理部2から取得したBCデータの宛先アドレスに対して、BCデータ処理部2から取得したBCデータを転送するためのアドレスが含まれるヘッダを付加(カプセル化)しても良い。或いは、アドレス変換とヘッダ付加の両方を行うものであっても良い。
次いで、BCデータ処理部2は、データ変換部5から取得した宛先アドレスが変換されたBCデータをデータ転送部6に渡す(図3のステップS9)。
次いで、データ転送部6は、BCデータ処理部2から取得したBCデータをネットワークNWを通じてノードN2及びノードN3に対して転送する(図3のステップS10)。
[III.BCデータ処理システムBSの動作の実施例]
次に、BCデータ処理システムBSの動作の実施例について、BCデータをユニキャストで転送する場合と、マルチキャストで転送する場合に分けて説明する。
(III−1.ユニキャストでBCデータを転送する場合)
図4は、ユニキャストでBCデータを転送する場合に用いられる管理テーブルの一例を示す図である。図4の例では、管理テーブルは、グループ管理テーブル51とメンバ管理テーブル52とから構成されている。なお、グループ管理テーブル51とメンバ管理テーブル52とを例えばメンバIDをキーにして一つにしても良い。
図4に示すグループ管理テーブル51には、各閉域グループに対して固有に割り当てられたグループIDと、夫々の閉域グループに属するノードに対して固有に割り当てられたメンバIDと、が対応付けられて登録(記述)されている。ここで、「G001」は閉域グループAのグループIDを示し、「G002」は閉域グループBのグループIDを示し、「G003」は閉域グループCのグループIDを示している。また、「M001」〜「M006」は、夫々、ノードN1〜ノードN6のメンバIDを示している。また、ノードN2については、UDP(User Datagram Protocol)のポート67番のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)Serverと、UDP(User Datagram Protocol)のポート137番のNetBIOS(Network Basic Input Output System)Name Serviceとの2つのサービスを適用可能になっており、メンバIDがM002(DHCP)とM002(NETBIOS)とに分かれている。
一方、図4に示すメンバ管理テーブル52では、各ノードNn毎に、メンバIDと、ノードNnのアドレスと、プロトコル(通信プロトコル)と、サービスと、が対応付けられて登録(記述)されている。ここで、アドレスに関しては、MAC(Media Access Control address)アドレスとIPアドレスとの組が登録されているが、MACアドレスのみ、又はIPアドレスのみが登録されるように構成しても良い。また、アドレスは、MACアドレスやIPアドレスに限定されるものではなく、BCデータからノードNnを識別可能であるものであれば良い。また、IPアドレスの代わりにFQDN(Fully Qualified Domain Name)を登録し、FQDNとIPアドレスとの対応付けを示すマッピングテーブルを別途記憶しておいても良い。また、プロトコルに関しては、プロトコル番号(プロトコルを示す情報の一例)が登録されているが、プロトコル番号(例えば、「17」)でなく、「<udp」等のプロトコルを示す文字を登録しておき、当該番号との対応付けを示すプロトコル管理テーブルを記憶しておいても良い。また、サービスに関しては、ポート番号(サービスを示す情報の一例)が登録されているが、ポート番号(例えば、「67」や「137」)でなく、「<dhcp」や「<netbios」等のサービスを示す文字を登録しておき、当該ポート番号と当該文字との対応付けを示すサービス管理テーブルを記憶しておいても良い。また、サービスは必ずしもポート番号ではなく、プロトコルがICMP(Internet Control Message Protocol)等の場合、タイプとコードを登録しておいても良い。なお、図4に示すメンバ管理テーブル52において、プロトコルとサービスの未登録部分は、「any」(何でも適合)である。
以下、グループ管理テーブル51とメンバ管理テーブル52を用いた実施例1〜4について、図3を参照しつつ説明する。
(実施例1:BCデータをMACアドレスで識別する場合(ARP(Address Resolution Protocol)など)
実施例1では、図3に示すステップS1及びS2の処理後、アドレス取得部3は、BCデータから送信元アドレスとしてMACアドレスを取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS3)。
次いで、BCデータ処理部2は、アドレス取得部3から取得したMACアドレスを閉域グループ管理部4に渡す(図3のステップS4)。つまり、BCデータ処理部2は、MACアドレスをキーにして閉域グループ管理部4へ問い合わせを行う。
次いで、閉域グループ管理部4は、BCデータ処理部2から取得したMACアドレスをキーにして当該MACアドレスに対応するノードNnが属する閉域グループを、グループ管理テーブル51とメンバ管理テーブル52に基づき特定(識別)する(図3のステップS5)。つまり、MACアドレスをキーとしてメンバ管理テーブル52よりメンバIDが識別され、識別されたメンバIDをキーとしてグループIDがグループ管理テーブル51より識別される(閉域グループの特定)。
次いで、閉域グループ管理部4は、特定した閉域グループに属し、上記送信元アドレスに対応するノードNn以外の他のノードNnのMACアドレスを、メンバ管理テーブル52から取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS6)。つまり、上記識別されたグループIDに対応付けられた他のメンバであるノードNnのメンバIDがグループ管理テーブル51より識別され、識別されたメンバIDをキーとして当該ノードNnのMACアドレスがメンバ管理テーブル52から取得される。
次いで、BCデータ処理部2は、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータ、及び閉域グループ管理部4から取得したMACアドレスをデータ変換部5に渡す(図3のステップS7)。
次いで、データ変換部5は、BCデータ処理部2から取得したBCデータを、同部2から取得したMACアドレスの数(上記他のメンバ数)−1分複製し(なお、BCデータ処理部2がBCデータの複製を行い、データ変換部5に渡しても良い)、当該BCデータの宛先アドレスに含まれるMACアドレス(BCアドレスとなっているMACアドレス)を、BCデータ処理部2から取得したMACアドレス(ユニキャストアドレスとなっているMACアドレス)に変換し(つまり、取得した夫々のMACアドレス分変換して複数のBCデータを生成)、当該宛先アドレスが変換された夫々のBCデータをBC処理部2に渡す(図3のステップS8)。なお、MACアドレスの変換は、上述したように、ヘッダ付加であっても良い。
こうして、宛先アドレスが変換された夫々のBCデータは、データ転送部6により、ネットワークNWを通じて上記他のメンバである夫々のノードNnに対してユニキャストで転送されることになる。すなわち、各ノードNnは、データ転送部6からのBCデータのMACアドレスを確認しそれが自身のMACアドレスである場合に、当該BCデータを取り込み(上記特定された閉域グループの他のメンバであるノードNnが取り込むことになる)、当該BCデータのペイロード部における内容にしたがってアプリケーションにより所定の処理を実行することになる。
(実施例2:BCデータをIPアドレスで識別する場合(レイヤ3(ネットワーク層)のオーバーレイネットワークなど))
実施例2では、アドレス取得部3は、BCデータから送信元アドレスとしてIPアドレス(例えば、IPv4アドレス)を取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS3)。
次いで、BCデータ処理部2は、アドレス取得部3から取得したIPアドレスを閉域グループ管理部4に渡す(図3のステップS4)。
次いで、閉域グループ管理部4は、BCデータ処理部2から取得したIPアドレスをキーにして当該IPアドレスに対応するノードNnが属する閉域グループを、グループ管理テーブル51とメンバ管理テーブル52に基づき特定(識別)する(図3のステップS5)。
次いで、閉域グループ管理部4は、特定した閉域グループに属し、上記送信元アドレスに対応するノードNn以外のノードNnのIPアドレスを、メンバ管理テーブル52から取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS6)。
次いで、BCデータ処理部2は、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータ、及び閉域グループ管理部4から取得したIPアドレスをデータ変換部5に渡す(図3のステップS7)。
次いで、データ変換部5は、BCデータ処理部2から取得したBCデータを、同部2から取得したIPアドレスの数−1分複製し(なお、BCデータ処理部2がBCデータの複製を行い、データ変換部5に渡しても良い)、当該BCデータの宛先アドレスに含まれるIPアドレス(BCアドレスとなっているIPアドレス)を、BCデータ処理部2から取得したIPアドレス(ユニキャストアドレスとなっているIPアドレス)に変換し(つまり、取得した夫々のIPアドレス分変換して複数のBCデータを生成)、当該宛先アドレスが変換された夫々のBCデータをBC処理部2に渡す(図3のステップS8)。なお、IPアドレスの変換は、上述したように、ヘッダ付加であっても良い。
こうして、宛先アドレスが変換された夫々のBCデータは、データ転送部6により、ネットワークNWを通じて上記他のメンバである夫々のノードNnに対してユニキャストで転送されることになる。すなわち、各ノードNnは、データ転送部6からのBCデータのIPアドレスを確認しそれが自身のIPアドレスである場合に、当該BCデータを取り込み(上記特定された閉域グループの他のメンバであるノードNnが取り込むことになる)、当該BCデータのペイロード部における内容にしたがってアプリケーションにより所定の処理を実行することになる。
(実施例3:BCデータをMACアドレス及びIPアドレスで識別する場合(ARPなどを除く))
実施例3では、アドレス取得部3は、BCデータから送信元アドレスとしてMACアドレス及びIPアドレスの組を取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS3)。
次いで、BCデータ処理部2は、アドレス取得部3から取得したMACアドレス及びIPアドレスを閉域グループ管理部4に渡す(図3のステップS4)。
次いで、閉域グループ管理部4は、BCデータ処理部2から取得したMACアドレス及びIPアドレスをキーにして当該MACアドレス及びIPアドレスに対応するノードNnが属する閉域グループを、グループ管理テーブル51とメンバ管理テーブル52に基づき特定(識別)する(図3のステップS5)。例えば、BCデータの送信元アドレスが「12:34:56:78:90:AB」(MACアドレス)及び「192:168:0.1」(IPアドレス)の場合、図4のメンバ管理テーブル52よりノードN1の「M001」(メンバID)が識別され、当該識別されたメンバIDをキーとして「G001」と「G002」がグループ管理テーブル51より識別されることになる。このことより、ノードN1は、閉域グループAと閉域グループBに所属していることがわかる。
次いで、閉域グループ管理部4は、特定した閉域グループに属し、上記送信元アドレスに対応するノードNn以外のノードNnのMACアドレス及びIPアドレスを、メンバ管理テーブル52から取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS6)。例えば、図4の例では、上記特定された閉域グループAと閉域グループBに所属しているノードN1以外のメンバはノードN2(DHCP Server)、ノードN2(NetBIOS Name Service)、ノードN3、及びノードN4である。ここで、ノードN2(DHCP Server)とノードN2(NetBIOS Name Service)は、同じアドレスであるため、取得するアドレスを1つとしても良い。
次いで、BCデータ処理部2は、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータ、及び閉域グループ管理部4から取得したMACアドレス及びIPアドレスをデータ変換部5に渡す(図3のステップS7)。
次いで、データ変換部5は、BCデータ処理部2から取得したBCデータを、同部2から取得したMACアドレス及びIPアドレスの組数−1分複製し(なお、BCデータ処理部2がBCデータの複製を行い、データ変換部5に渡しても良い)、当該BCデータの宛先アドレスに含まれるMACアドレス及びIPアドレスを、BCデータ処理部2から取得したMACアドレス及びIPアドレスに変換し(つまり、取得した夫々のMACアドレス分変換して複数のBCデータを生成)、当該宛先アドレスが変換された夫々のBCデータをBC処理部2に渡す(図3のステップS8)。なお、MACアドレス及びIPアドレスの変換は、上述したように、ヘッダ付加であっても良い。
こうして、宛先アドレスが変換された夫々のBCデータは、データ転送部6により、ネットワークNWを通じて上記他のメンバである夫々のノードNnに対してユニキャストで転送されることになる。すなわち、各ノードNnは、データ転送部6からのBCデータのMACアドレス及びIPアドレスを確認しそれが自身のMACアドレス及びIPアドレスである場合に、当該BCデータを取り込み(上記特定された閉域グループの他のメンバであるノードNnが取り込むことになる)、当該BCデータのペイロード部における内容にしたがってアプリケーションにより所定の処理を実行することになる。
(実施例4:BCデータをMACアドレス等に加えてプロトコルやサービスでも識別する場合)
実施例4では、アドレス取得部3は、BCデータから送信元アドレスとしてMACアドレスとIPアドレスの少なくとも何れか一方(以下、IPアドレス等という)と共にプロトコルを示す情報(例えば、プロトコル番号)及びサービスを示す情報(例えば、ポート番号)を取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS3)。
次いで、BCデータ処理部2は、アドレス取得部3から取得したIPアドレス等及びプロトコルを示す情報並びにサービスを示す情報を閉域グループ管理部4に渡す(図3のステップS4)。
次いで、閉域グループ管理部4は、BCデータ処理部2から取得したIPアドレス等及びプロトコルを示す情報並びにサービスを示す情報をキーにして、当該IPアドレス等且つプロトコルを示す情報且つサービスを示す情報に対応するノードNnが属する閉域グループを、グループ管理テーブル51とメンバ管理テーブル52に基づき特定(識別)する(図3のステップS5)。例えば、BCデータの送信元アドレスがノードN4の「45:67:89:0A:BC:DE」(MACアドレス)及び「192.168.0.4」(IPアドレス)で、プロトコル番号が「17」、更にポート番号が「68」の場合、図4のメンバ管理テーブル52よりノードN4の「M004」(メンバID)が識別され、当該識別されたメンバIDをキーとして「G002」がグループ管理テーブル51より識別されることになる。このことより、ノードN4は、閉域グループBに所属していることがわかる。
次いで、閉域グループ管理部4は、特定した閉域グループに属し、上記送信元アドレスに対応するノードNn以外のノードNnのIPアドレス等及びプロトコルを示す情報並びにサービスを示す情報を、メンバ管理テーブル52から取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS6)。例えば、図4の例では、上記特定された閉域グループBに所属しているノードN4以外のメンバは、ノードN1及びノードN2(NetBIOS Name Service )である。
次いで、BCデータ処理部2は、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータに含まれるプロトコルを示す情報及び宛先アドレスのサービスを示す情報と、メンバ管理テーブル52から取得されたプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報とが夫々一致するかどうかを、上記他のメンバであるノードNn毎に判断(この判断は、データ変換部5が行うようにしても良い)し、当該プロトコルを示す情報及びサービスを示す情報が一致する他のノードNnのIPアドレス等を、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータと共に、データ変換部5に渡す(図3のステップS7)。例えば、BCデータの宛先アドレスのプロトコル番号が「17」、更にポート番号が「67」の場合、図4の例では、上記特定された閉域グループBに所属しているノードN1のプロトコル番号及びポート番号の何れも「any」であるので、BCデータの宛先アドレスのプロトコル番号、ポート番号と一致する。一方、ノードN2(NETBIOS NAME SERVICE)のプロトコル番号が「17」、ポート番号が「137」であるので、BCデータの宛先アドレスのプロトコル番号とは一致するがポート番号とは一致しない。従って、この例では、ノードN1のみがBCデータの送信対象となる。
次いで、データ変換部5は、BCデータ処理部2から取得したBCデータを、同部2から取得したIPアドレス等の数(上記プロトコルを示す情報及びサービスを示す情報が一致する他のメンバ数)−1分複製(上記例の場合、複製は無)し(なお、BCデータ処理部2がBCデータの複製を行い、データ変換部5に渡しても良い)、当該BCデータの宛先アドレスに含まれるIPアドレス等を、BCデータ処理部2から取得したIPアドレス等に変換し、当該宛先アドレスが変換されたBCデータをBC処理部2に渡す(図3のステップS8)。なお、IPアドレス等の変換は、上述したように、ヘッダ付加であっても良い。
こうして、上記実施例1〜3の何れかと同様、宛先アドレスが変換されたBCデータは、データ転送部6により、ネットワークNWを通じて上記他のメンバである夫々のノードNnに対してユニキャストで転送されることになる。
なお、上記例においては、上記BCデータに含まれるプロトコルを示す情報及び宛先アドレスのサービスを示す情報と、メンバ管理テーブル52から取得されたプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報とが夫々一致するかどうかが判断され、当該プロトコルを示す情報及びサービスを示す情報が一致する他のノードNnのIPアドレス等がデータ変換部5に渡される例を示したが、上記BCデータに含まれるプロトコルを示す情報と、メンバ管理テーブル52から取得されたプロトコルを示す情報とが夫々一致するかどうかが判断され、当該プロトコルを示す情報が一致する他のノードNnのIPアドレス等がデータ変換部5に渡されるように構成しても良い。或いは、上記BCデータに含まれる宛先アドレスのサービスを示す情報と、メンバ管理テーブル52から取得されたサービスを示す情報とが夫々一致するかどうかが判断され、当該サービスを示す情報が一致する他のノードNnのIPアドレス等がデータ変換部5に渡されるように構成しても良い。また、BCデータに含まれるプロトコルを示す情報及び宛先アドレスのサービスを示す情報と、メンバ管理テーブル52から取得されたプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報とが夫々一致するかどうかの判断を、アドレス取得部3でBCデータから送信元アドレスとプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報を取得し、閉域グループ管理部4に問い合わせることにより行い、一致するノードNnのアドレスを取得するように構成しても良い。
以上説明した実施例1〜実施例4によれば、1つのノードNnから送信されるBCデータを、同一のネットワークNWにおけるノードNnのうち、ある閉域グループに属するノードNnのみに、より効率良く転送することができ、これにより、より効率良く閉域性を確保し、またトラフィックを軽減することができる。しかも、各ノードNnのアプリケーションが閉域グループを意識してマルチキャストデータを送信しなくても良いという効果を奏する。また、BCデータの送信元アドレスをキーとして、BCデータの送信元のノードNnが属する閉域グループを特定し、当該特定した閉域グループに属する他のノードNnのアドレスを管理テーブルから取得するように構成したので、より効率良く閉域グループに属する他のノードNnに対してBCデータを転送することができる。
更に、実施例4によれば、既存のプロトコルを示す情報やサービスを示す情報を利用して、より細かく閉域グループを設定して、閉域性を確保することができる。
また、上述したように、上記BCデータに含まれるプロトコルを示す情報及び宛先アドレスのサービスを示す情報の両方が一致するノードNnにのみBCデータを転送する構成によれば、プロトコルを示す情報だけが一致するノードNnにBCデータを転送する場合や、サービスを示す情報だけが一致するノードNnにBCデータを転送する場合と比較してグループのメンバの条件を制限することが可能である。例えば、プロトコルだけだとその上で動作しているサービスについては何でもよいということができ、サービスだけだとどのプロトコルでそのサービスが動作していてもよいということができるが、プロトコルとサービスを両方含める場合はどのプロトコル上のどのサービスかまで限定することができる。
(III−2.マルチキャストでBCデータを転送する場合)
図5は、マルチキャストでBCデータを転送する場合に用いられる管理テーブルの一例を示す図である。図5の例では、管理テーブルは、グループ管理テーブル53とメンバ管理テーブル52とから構成されている。なお、グループ管理テーブル53とメンバ管理テーブル52とを例えばメンバIDをキーにして一つにしても良い。ここで、図5に示すメンバ管理テーブル52については、ユニキャストでBCデータを転送する場合と同様であるが、グループ管理テーブル53については、ユニキャストでBCデータを転送する場合のグループ管理テーブル51からグループアドレスが追加登録された形になっている。当該グループアドレスはマルチキャストアドレスである。なお、グループアドレス中のMACアドレスについてはこれに対応するIPアドレスから計算により求めることができるので、グループ管理テーブル53に登録しなくとも良い。
以下、グループ管理テーブル53とメンバ管理テーブル52を用いた実施例5について、図3を参照しつつ説明する。
(実施例5)
実施例5において、図3のステップS1〜S4の動作は、上記実施例1〜3(どの実施例も適用可能)と同様であるので、説明を省略する。
閉域グループ管理部4は、BCデータ処理部2から取得したIPアドレス等をキーにして当該IPアドレス等に対応するノードNnが属する閉域グループを、グループ管理テーブル53とメンバ管理テーブル52に基づき特定(識別)する(図3のステップS5)。
次いで、閉域グループ管理部4は、特定した閉域グループに対応するグループアドレスをグループ管理テーブル53から取得し、これをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS6)。
次いで、BCデータ処理部2は、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータ、及び閉域グループ管理部4から取得したグループアドレスをデータ変換部5に渡す(図3のステップS7)。
次いで、データ変換部5は、BCデータ処理部2から取得したBCデータの宛先アドレスに含まれるMACアドレス及びIPアドレスを、同部2から取得したグループアドレスに変換し、当該宛先アドレスが変換されたBCデータをBC処理部2に渡す(図3のステップS8)。なお、MACアドレス及びIPアドレスの変換は、上述したように、ヘッダ付加であっても良い。
こうして、宛先アドレスが変換されたBCデータは、データ転送部6により、ネットワークNWを通じて上記他のメンバである夫々のノードNnに対してマルトキャストで転送されることになる。すなわち、各ノードNnは、データ転送部6からのBCデータのグループアドレスを確認しそれが自身が属する閉域グループのグループアドレスである場合に、当該BCデータを取り込み、当該BCデータのペイロード部における内容にしたがってアプリケーションにより所定の処理を実行することになる。
以上説明した実施例5によれば、上記実施例と同様の効果を奏することができることに加え、BCデータ処理システムBSにおいてはBCデータの宛先アドレスをマルチキャストアドレスにして転送すれば良い(マルチキャスト対応ルータがマルチキャストアドレスを解釈して、経路が複数ある場合にはマルチキャストデータを複製し、適切に転送する)ので、BCデータをユニキャストで転送する場合と比べて処理負荷を軽減することができると共に、より一層トラフィックを軽減することができる。
[IV.BCデータ処理システムBSの動作の他の実施例]
次に、BCデータ処理システムが複数存在し、当該ネットワークシステムSに備えられる各ノードNnは何れか一のBCデータ処理システムが関連付けられており、あるBCデータ処理システムが受信したBCデータの上述した処理を他のBCデータ処理システムに委託する場合の動作の実施例について説明する。
図6は、他のBCデータ処理システムに対してBCデータの処理を委託するため委託リクエスト(委託要求)を行っている様子を示す概念図である。図6の例では、3つのBCデータ処理システムBS1〜BS3を示しているが特に数が限定されるものではない。
(IV−1.委託リクエストが1ホップで届くようにする場合)
図7は、委託要求が1ホップで届くようにする場合に用いられるシステム管理テーブルの一例を示す図である。図7の例では、システム管理テーブル(データ処理システム管理情報の一例)は、BCデータ処理システム管理テーブル61と、BCデータ処理システムとメンバの関係管理テーブル(以下、「システム・メンバ関係管理テーブル」という)62とから構成されている。なお、BCデータ処理システム管理テーブル61と、システム・メンバ関係管理テーブル62とを例えばシステムIDをキーにして一つにしても良い。また、かかるシステム管理テーブルは、BCデータ処理システムBS1〜BS3の夫々が保持していても良いし、或いはBCデータ処理システムBS1〜BS3の夫々が利用可能なように1箇所に共通に置かれていても良い。
図7に示すBCデータ処理システム管理テーブル61には、各BCデータ処理システムに対して固有に割り当てられたシステムID及びアドレスと、が対応付けられて登録されている。ここで、「S001」はBCデータ処理システムBS1のシステムIDを示し、「S002」はBCデータ処理システムBS2のシステムIDを示し、「S003」はBCデータ処理システムBS3のシステムIDを示している。また、アドレスに関しては、IPアドレスが登録されているが、MACアドレスとIPアドレスとの組、或いはMACアドレスのみが登録されるように構成しても良い。
一方、図7に示すシステム・メンバ関係管理テーブル62には、各BCデータ処理システムに対して固有に割り当てられたシステムIDと、各BCデータ処理システムが関連付けられたノードNnのメンバIDと、が対応付けられて登録されている。
なお、この実施例においても、グループ管理テーブル51とメンバ管理テーブル52とが用いられる。グループ管理テーブル51とシステム・メンバ関係管理テーブル62から分かるように、ノードN1とノードN5は、閉域グループは異なるが、同じBCデータ処理システムBS1に関連付けられている。
以下、BCデータ処理システム管理テーブル61、システム・メンバ関係管理テーブル62、グループ管理テーブル51、及びメンバ管理テーブル52を用いた実施例6について、図3を参照しつつ説明する。
(実施例6)
実施例6において、各BCデータ処理システムBS1〜BS3のデータキャプチャ部1は、夫々、自BCデータ処理システムに関連付けられたノードNnから出力されたBCデータをキャプチャし当該BCデータをBCデータ処理部2に転送することになる(図3のステップS1)。
次いで、BCデータ処理部2は、データキャプチャ部1から取得したBCデータをメモリに記憶すると共に、これをアドレス取得部3に渡す(図3のステップS2)。
次いで、アドレス取得部3は、BCデータから送信元アドレスとして例えばIPアドレス等を取得し、当該BCデータをBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS3)。なお、実施例4で説明したように、IPアドレス等と共にプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報を取得しても良い。
次いで、BCデータ処理部2は、アドレス取得部3から取得(つまり、自BCデータ処理システムに関連付けられたノードNnから出力されたBCデータの送信元アドレスを取得することになる)したIPアドレス等を閉域グループ管理部4に渡す(図3のステップS4)。
次いで、閉域グループ管理部4は、BCデータ処理部2から取得したIPアドレス等をキーにして、当該IPアドレス等に対応するノードNnが属する閉域グループを、グループ管理テーブル51とメンバ管理テーブル52に基づき特定(識別)する(図3のステップS5)。なお、実施例4で説明したように、IPアドレス等及びプロトコルを示す情報並びにサービスを示す情報をキーにして、当該IPアドレス等且つプロトコルを示す情報且つサービスを示す情報に対応するノードNnが属する閉域グループを特定しても良い。
次いで、閉域グループ管理部4は、特定した閉域グループに属し、上記IPアドレス等に対応するノードNn以外の他のメンバであるノードNnをグループ管理テーブル51より特定し、当該特定したノードNnに関連付けられているBCデータ処理システムのアドレスをBCデータ処理システム管理テーブル61及びシステム・メンバ関係管理テーブル62より特定する。例えば、BCデータの送信元がノードN3であった場合、当該ノードN3が属する閉域グループAの他のメンバはノードN1及びノードN2(DHCP Server)となるが、システム・メンバ関係管理テーブル62より、ノードN1にはBCデータ処理システムBS1が関連付けられている一方、ノードN2(DHCP Server)にはBCデータ処理システムBS2が関連付けられていることが分かる。
続いて、閉域グループ管理部4は、上記特定した他のメンバであるノードNnのIPアドレス等をメンバ管理テーブル52から取得すると共に、上記特定したBCデータ処理システムのアドレスをBCデータ処理システム管理テーブル61から取得し、当該取得したBCデータ処理システムのアドレスと当該BCデータ処理システムに関連付けられたノードNnのIPアドレス等(実施例5で説明したように、グループアドレス(マルチキャストアドレス)でもよい)を対にしてBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS6)。
なお、BCデータ処理部2は、BCデータ処理システムのアドレスと、当該BCデータ処理システムに関連付けられたノードNnのIPアドレス等とが区別できるように閉域グループ管理部4から取得できれば良い。例えば、夫々問い合わせを分けても良いし、夫々のアドレスを識別できる識別子を付加するようにしても良い。
次いで、BCデータ処理部2は、閉域グループ管理部4からのBCデータ処理システムのアドレスと他のメンバであるノードNnのIPアドレス等の対を取得し、当該取得したBCデータ処理システムのアドレスが自BCデータ処理システムのアドレスであるか否かを判断し、自BCデータ処理システムのアドレスである場合には、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータ、及び自BCデータ処理システムのアドレスと対となって取得された他のメンバであるノードNnのIPアドレス等(実施例5で説明したように、グループアドレス(マルチキャストアドレス)でもよい)をデータ変換部5に渡す(図3のステップS7)。これ以降は、上述した実施例1〜3、5等の何れかと同様、ステップS8〜S10の処理が行われることになる。
例えば、BCデータの送信元のノードN3が属する閉域グループAの他のメンバであるノードN2(DHCP Server)に関連付けられたBCデータ処理システムBS2は、自BCデータ処理システムであるので、ノードN2(DHCP Server)へのBCデータの転送処理は、自身(ここでは、BCデータ処理システムBS2)が行うことになる。
なお、実施例4で説明したように、上記BCデータに含まれるプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報と、メンバ管理テーブル52から取得されたプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報とが夫々一致する他のメンバであるノードNnのIPアドレス等のみを、当該BCデータと共に、データ変換部5に渡すように構成しても良い。
一方、BCデータ処理部2は、当該取得したBCデータ処理システムのアドレスが自BCデータ処理システムのアドレスでない場合、つまり、他のBCデータ処理システムのアドレスである場合には、当該他のBCデータ処理システムのアドレスにしたがって、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータ、及び当該他のBCデータ処理システムのアドレスと対となって取得された他のノードNnのIPアドレス等(実施例5で説明したように、グループアドレス(マルチキャストアドレス)でもよい)を当該他のBCデータ処理システムに送信することで委託リクエストを行う。例えば、上記他のBCデータ処理システムのアドレスをもとに、上記BCデータ及び当該他のBCデータ処理システムのアドレスと対となって取得された他のノードNnのIPアドレス等をカプセル化してトンネリングする。
すなわち、上記特定された閉域グループに属する他のメンバであるノードNnが他のBCデータ処理システムに関連付けられている場合には、当該ノードNnへのBCデータの転送処理は、当該他のBCデータ処理システムに委託されることになる。
例えば、BCデータの送信元のノードN3が属する閉域グループAの他のメンバであるノードN1に関連付けられたBCデータ処理システムBS1は、他のBCデータ処理システムであるので、ノードN1へのBCデータの転送処理は、BCデータ処理システムBS1に委託されることになる。
こうして、当該委託メッセージを受けた他のBCデータ処理システムにおいては、受信した委託リクエストに係るBCデータ、及びノードNnのIPアドレス等(実施例5で説明した、グループアドレス(マルチキャストアドレス)でもよい)がデータ変換部5に渡され、上述した実施例1〜3等の何れかと同様、ステップS8〜S10の処理が行われることになる。
なお、BCデータ処理部2が取得したBCデータ処理システムのアドレスが自BCデータ処理システムのアドレスでない場合、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータだけを当該他のBCデータ処理システムに送信し、当該他のBCデータ処理システム側で、上述したステップS3以降の閉域グループの特定、当該閉域グループに属する他のメンバであるノードNnのアドレスの取得、及び当該ノードNnへのBCデータの転送等の処理を行わせるように構成しても良い。
以上説明した実施例6によれば、上記実施例と同様の効果を奏することができることに加え、他のBCデータ処理システムへの処理委託により、BCデータの処理負担を分散させることができ、また、トラフィックを軽減することができる。
なお、BCデータの宛先アドレスをグループアドレス(マルチキャストアドレス)で変換してから他のBCデータ処理システムに委託するように構成しても良い。BCデータの宛先アドレスをグループアドレスで変換してから他のBCデータ処理システムに委託する構成によれば、委託元、委託先BCデータ処理システム間のルータでマルチキャストアドレスのルーティングができなくても問題ないという効果がある。
(IV−2.委託要求がマルチホップでも届くようにする場合)
図8は、委託要求がマルチホップでも届くようにする場合に用いられるBCデータ処理システムルーティングテーブルの一例を示す図である。
この場合、図7に示すBCデータ処理システム管理テーブル61が、BCデータ処理システムルーティングテーブルに置き換えられる(若しくは追加される)。そして、図8に示すBCデータ処理システムルーティングテーブル71は、BCデータ処理システムBS1により用いられ、図8に示すBCデータ処理システムルーティングテーブル72は、BCデータ処理システムBS2により用いられ、図8に示すBCデータ処理システムルーティングテーブル73は、BCデータ処理システムBS3により用いられる。なお、図7に示すシステム・メンバ関係管理テーブル62は、各BCデータ処理システムBS1〜3により用いられる。
図8に示すBCデータ処理システムルーティングテーブル71〜73には、各BCデータ処理システムのシステムIDと、ネクストホップ(next hop)アドレスとが、が対応付けられて登録されている。かかるネクストホップアドレスは、宛先のBCデータ処理システムにデータを送信するために、次に中継すべきBCデータ処理システムのアドレス(ここでは、IPアドレスが登録されているが、MACアドレスでも良い)である。例えば、BCデータ処理システムBS1は、BCデータ処理システムBS3にデータを送るには、BCデータ処理システムルーティングテーブル71より、ネクストホップアドレス「10.0.2.2」に対応するBCデータ処理システムBS2にデータを送り、BCデータ処理システムBS2からBCデータ処理システムBSに当該データを転送してもらうことになる。
なお、上記BCデータ処理システムルーティングテーブル71〜73には、自BCデータ処理システムに対応するネクストホップアドレスを省略しているが、自BCデータ処理システムに対応するネクストホップアドレスは、自BCデータ処理システムに固有に割り当てられたアドレス、又は自BCデータ処理システムのループバックアドレスとすれば良い。
以下、BCデータ処理システムルーティングテーブル71〜73の何れか、システム・メンバ関係管理テーブル62、グループ管理テーブル51、及びメンバ管理テーブル52を用いた実施例7について、図3を参照しつつ説明する。
(実施例7)
実施例7において、図3のステップS1〜S5の動作は、上記実施例6と同様であるので、説明を省略する。
例えば、BCデータ処理システムBS1の閉域グループ管理部4は、特定した閉域グループに属し、上記IPアドレス等に対応するノードNn以外の他のメンバであるノードNnをグループ管理テーブル51より特定し、当該特定したノードNnに関連付けられているBCデータ処理システムのネクストホップアドレスをBCデータ処理システムルーティングテーブル71及びシステム・メンバ関係管理テーブル62より特定する。
続いて、上記閉域グループ管理部4は、上記特定した他のメンバであるノードNnのIPアドレス等をメンバ管理テーブル52から取得すると共に、上記特定したBCデータ処理システムのネクストホップアドレスをBCデータ処理システムルーティングテーブル71から取得し、当該取得したBCデータ処理システムのネクストホップアドレスと当該BCデータ処理システムに関連付けられたノードNnのIPアドレス等を対にしてBCデータ処理部2に渡す(図3のステップS6)。
なお、BCデータ処理部2は、BCデータ処理システムのネクストホップアドレスと、当該BCデータ処理システムに関連付けられたノードNnのIPアドレス等とが区別できるように閉域グループ管理部4から取得できれば良い。例えば、夫々問い合わせを分けても良いし、夫々のアドレスを識別できる識別子を付加するようにしても良い。
次いで、BCデータ処理部2は、閉域グループ管理部4からのBCデータ処理システムのネクストホップアドレスと他のメンバであるノードNnのIPアドレス等の対を取得し、当該取得したBCデータ処理システムのネクストホップアドレスが自BCデータ処理システムのアドレス又はループバックアドレスであるか否かを判断し、自BCデータ処理システムのアドレス又はループバックアドレスである場合には、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータ、及び自BCデータ処理システムのネクストホップアドレスと対となって取得された他のメンバであるノードNnのIPアドレス等をデータ変換部5に渡す(図3のステップS7)。これ以降は、上述した実施例6と同様、ステップS8〜S10の処理が行われることになる。
なお、実施例4で説明したように、上記BCデータに含まれるプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報と、メンバ管理テーブル52から取得されたプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報とが夫々一致する他のメンバであるノードNnのIPアドレス等のみを、当該BCデータと共に、データ変換部5に渡すように構成しても良い。
一方、BCデータ処理部2は、当該取得したBCデータ処理システムのネクストホップアドレスが自BCデータ処理システムのアドレス又はループバックアドレスでない場合、つまり、他のBCデータ処理システムのネクストホップアドレスである場合には、当該他のBCデータ処理システムのネクストホップアドレスにしたがって、上記メモリに記憶しておいた上記BCデータ、及び当該他のBCデータ処理システムのネクストホップアドレスと対となって取得された他のノードNnのIPアドレス等を当該他のBCデータ処理システムに送信することで委託リクエストを行う。
例えば、上記他のBCデータ処理システムのネクストホップアドレスをもとに、上記BCデータ及び当該他のBCデータ処理システムのネクストホップアドレスと対となって取得された他のノードNnのIPアドレス等をカプセル化してトンネリングする。
こうして、上記委託メッセージを受けた例えばBCデータ処理システムBS2においては、当該委託リクエストに係る上記ノードNnのIPアドレス等が閉域グループ管理部4に渡され、当該閉域グループ管理部4は、当該ノードNnに関連付けられたBCデータ処理システムのネクストホップアドレスをBCデータ処理システムルーティングテーブル72から取得し、BCデータ処理部2に渡す。次いで、BCデータ処理部2は、閉域グループ管理部4から取得したBCデータ処理システムのネクストホップアドレスが自BCデータ処理システムのアドレス又はループバックアドレスであるか否かを判断し、自BCデータ処理システムのアドレス又はループバックアドレスである場合には、当該委託リクエストに係るBCデータ及び当該委託リクエストに係る上記ノードNnのIPアドレス等をデータ変換部5に渡し、上述した実施例6と同様、ステップS8〜S10の処理が行われることになる。
一方、BCデータ処理部2は、当該取得したBCデータ処理システムのネクストホップアドレスが自BCデータ処理システムのアドレス又はループバックアドレスでない場合、つまり、他のBCデータ処理システムのネクストホップアドレスである場合には、当該他のBCデータ処理システムのネクストホップアドレスにしたがって、上記BCデータ、及び当該委託リクエストに係る上記ノードNnのIPアドレス等を当該他のBCデータ処理システムに送信することで委託リクエストを行うことになる。
ここで、上記BCデータの委託要求を他のBCデータ処理システムに既に行ったBCデータ処理システム(以下、「委託BCデータ処理システム」という)に対して再委託要求が行われないようにする必要がある。この対策として、例えば、BCデータ処理部2が閉域グループ管理部4に対してアドレスを問い合わせるときに、上記委託BCデータ処理システムのアドレスを付加することで、BCデータ処理部2に返信されるアドレス候補から、上記委託BCデータ処理システムのアドレスを削除しておくようにすれば良い。或いは、データ変換部5でBCデータのアドレス変換するときに、上記委託BCデータ処理システムのアドレスの場合は変換処理を行わない等の対策をとると良い。また、再委託要求のループが行われないようにする必要もある。この対策として、委託されたBCデータのキャッシュを行っておき、同じ委託要求に係るBCデータが別の委託元から来た場合は破棄するという方法が挙げられる。そのほか、再委託要求やループの回避方法としては、再委託やループされないようにそもそもマルチキャストのルーティングプロトコルなどを使用してルーティングテーブルを構築する方法などが挙げられる。
以上説明した実施例7によれば、上記実施例と同様の効果を奏することができることに加え、処理委託用のルーティングテーブルにより、多段的に処理を委託することができ、より一層トラフィックを低減することができる。

ネットワークシステムの概要構成例を示す図である。 ノードN1から出力されたBCデータが閉域グループAに属するノードN2及びノードN3に伝送される様子を示す概念図である。 BCデータ処理システムBSの処理の一例を示すシーケンス図である。 ユニキャストでBCデータを転送する場合に用いられる管理テーブルの一例を示す図である。 マルチキャストでBCデータを転送する場合に用いられる管理テーブルの一例を示す図である。 他のBCデータ処理システムに対してBCデータの処理を委託するため委託リクエスト(委託要求)を行っている様子を示す概念図である。 委託要求が1ホップで届くようにする場合に用いられるシステム管理テーブルの一例を示す図である。 委託要求がマルチホップでも届くようにする場合に用いられるBCデータ処理システムルーティングテーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 データキャプチャ部
2 BCデータ処理部
3 アドレス取得部
4 閉域グループ管理部
5 データ変換部
6 データ転送部
51,53 グループ管理テーブル
52 メンバ管理テーブル
61 BCデータ処理システム管理テーブル
62 システム・メンバ関係管理テーブル
71〜73 BCデータ処理システムルーティングテーブル
Nn ノード
BS,BS1〜BS3 データ処理システム
NW ネットワーク
S ネットワークシステム

Claims (11)

  1. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノードを備えるネットワークシステムにおいて送信元アドレスと宛先アドレスを含み、何れか一の前記ノードから他の全ての前記ノードに対して送信されるブロードキャストデータを処理するデータ処理システムであって、
    前記一のノードから出力されたブロードキャストデータを取得するブロードキャストデータ取得手段と、
    前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレスを取得する送信元アドレス取得手段と、
    前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレスを、前記グループと当該グループに属するノードのアドレスとの対応関係を規定するグループ管理情報から取得する宛先アドレス取得手段と、
    前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送するデータ転送手段と、
    を備えることを特徴とするデータ処理システム。
  2. 請求項1に記載のデータ処理システムにおいて、
    前記グループ管理情報から取得される宛先アドレスは、マルチキャストアドレスであることを特徴とするデータ処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載のデータ処理システムにおいて、
    前記アドレスは、MACアドレスとIPアドレスの組又は少なくとも何れか一方であることを特徴とするデータ処理システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ処理システムにおいて、
    前記グループ管理情報は、前記グループと、当該グループに属するノードのアドレス及びプロトコルを示す情報との対応関係を規定しており、
    前記送信元アドレス取得手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレス及びプロトコルを示す情報を取得し、
    前記宛先アドレス取得手段は、前記取得された送信元アドレス及びプロトコルを示す情報に対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレス及び当該アドレスに対応付けられたプロトコルを示す情報を、前記グループ管理情報から取得し、
    前記データ転送手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれるプロトコルを示す情報と、前記グループ管理情報から取得されたプロトコルを示す情報とが一致する場合にのみ、前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送することを特徴とするデータ処理システム。
  5. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ処理システムにおいて、
    前記グループ管理情報は、前記グループと、当該グループに属するノードのアドレス及びサービスを示す情報との対応関係を規定しており、
    前記送信元アドレス取得手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレス及びサービスを示す情報を取得し、
    前記宛先アドレス取得手段は、前記取得された送信元アドレス及びサービスを示す情報に対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレス及び当該アドレスに対応付けられたサービスを示す情報を、前記グループ管理情報から取得し、
    前記データ転送手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれるサービスを示す情報と、前記グループ管理情報から取得されたサービスを示す情報とが一致する場合にのみ、前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送することを特徴とするデータ処理システム。
  6. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ処理システムにおいて、
    前記グループ管理情報は、前記グループと、当該グループに属するノードのアドレス、プロトコルを示す情報及びサービスを示す情報との対応関係を規定しており、
    前記送信元アドレス取得手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレス、プロトコルを示す情報及びサービスを示す情報を取得し、
    前記宛先アドレス取得手段は、前記取得された送信元アドレス、プロトコルを示す情報及びサービスを示す情報に対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレス及び当該アドレスに対応付けられたプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報を、前記グループ管理情報から取得し、
    前記データ転送手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれるプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報と、前記グループ管理情報から取得されたプロトコルを示す情報及びサービスを示す情報とが一致する場合にのみ、前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送することを特徴とするデータ処理システム。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のデータ処理システムにおいて、
    前記ネットワークは、現実のネットワーク上に、仮想的なネットワークとして構成されたオーバーレイネットワークであることを特徴とするデータ処理システム。
  8. 一つの前記ネットワークシステムには、請求項1乃至7の何れか一項に記載のデータ処理システムが複数存在し、当該ネットワークシステムに備えられる各前記ノードは何れか一の前記データ処理システムが関連付けられており、
    各前記データ処理システムのブロードキャストデータ取得手段は、自データ処理システムに関連付けられた前記一のノードから出力されたブロードキャストデータを取得し、前記送信元アドレス取得手段は、前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレスを取得し、
    更に、前記各データ処理システムは、前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードが他の前記データ処理システムに関連付けられている場合には、前記データ転送手段の処理、又は前記宛先アドレス取得手段及び前記データ転送手段の処理を、当該他のデータ処理システムに委託する委託要求を行う委託要求手段を備えることを特徴とするデータ処理システム。
  9. 請求項8に記載のデータ処理システムにおいて、
    前記宛先アドレス取得手段は、前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレスを前記グループ管理情報から取得すると共に、当該他のノードに関連付けられているデータ処理システムが他のデータ処理システムである場合には、当該他のデータ処理システムのアドレスを、前記データ処理システムに関連付けられたノードと当該データ処理システムのアドレスの対応関係を規定するデータ処理システム管理情報から取得し、
    前記委託要求手段は、前記委託要求において、前記取得された他のデータ処理システムのアドレスにしたがって、前記取得されたブロードキャストデータ及び当該他のデータ処理システムに関連付けられた他のノードのアドレスを当該他のデータ処理システムに送信することを特徴とするデータ処理システム。
  10. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノードを備えるネットワークシステムにおいて送信元アドレスと宛先アドレスを含み、何れか一の前記ノードから他の全ての前記ノードに対して転送されるブロードキャストデータを処理するデータ処理方法であって、
    前記一のノードから出力されたブロードキャストデータを取得するステップと、
    前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレスを取得するステップと、
    前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレスを、前記グループと当該グループに属するノードのアドレスとの対応関係を規定するグループ管理情報から取得するステップと、
    前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送するステップと、
    を備えることを特徴とするデータ処理方法。
  11. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノードを備えるネットワークシステムにおいて送信元アドレスと宛先アドレスを含み、何れか一の前記ノードから他の全ての前記ノードに対して送信されるブロードキャストデータを処理するコンピュータを、
    前記一のノードから出力されたブロードキャストデータを取得するブロードキャストデータ取得手段、
    前記取得されたブロードキャストデータに含まれる送信元アドレスを取得する送信元アドレス取得手段、
    前記取得された送信元アドレスに対応するノードが属するグループに属し、当該送信元アドレスに対応するノード以外の他のノードのみに前記ブロードキャストデータを転送するためのアドレスを、前記グループと当該グループに属するノードのアドレスとの対応関係を規定するグループ管理情報から取得する宛先アドレス取得手段、及び、
    前記取得されたブロードキャストデータの宛先アドレスを前記グループ管理情報から取得された宛先アドレスとして当該ブロードキャストデータを前記ネットワークを通じて前記他のノードに対して転送するデータ転送手段として機能させることを特徴とするデータ処理プログラム。
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