JP2009212069A - 放電灯の点灯方法、点灯制御装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】放電灯の劣化を抑制することができる点灯方法、点灯制御装置及びプロジェクタを提供すること。
【解決手段】内部に一対の電極が配置され、当該電極間で放電発光する発光部を有する放電灯の前記電極に交流電流を出力して、当該放電灯を点灯させる放電灯の点灯方法であって、放電灯の劣化状態を検出する検出ステップと、検出された放電灯の劣化状態に基づいて、電極が温まりにくい状態にあるか否かを判定する判定ステップSB04と、電極が温まりにくい状態でないと判定されると、放電灯の絶縁破壊後から一対の電極の先端同士で放電が開始されるまでの始動期間に、半周期に供給される電気量が所定の電気量となる第1のランプ電流を一対の電極に供給し、温まりにくい状態であると判定されると、始動期間に、前記所定の電気量より大きな電気量となる第2のランプ電流を一対の電極に供給する電流供給ステップSB08とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、内部に一対の電極を有する放電灯の点灯方法、点灯制御装置及びプロジェクタに関する。
従来、放電灯と、当該放電灯の点灯を制御する点灯制御装置とを備えた光源装置が知られている。このうち、放電灯として、内部に一対の電極が配置され、かつ、水銀及び希ガス等の発光物質が封入される放電空間が形成された略球状の発光部と、当該発光部を挟んで互いに離間する方向に延出し、かつ、内部に各電極に接続される電極引出線が設けられた一対の封止部とを有する放電灯が知られている。このような光源装置では、点灯制御装置が電極引出線を介して電極に電力を供給すると、電極間の絶縁破壊、各電極間で放電が生じ、放電空間内の発光物質が反応して光を射出する。
このような放電灯の点灯方式として、当該放電灯の一対の電極に直流電流を供給する直流駆動方式が知られているほか、交流電流を供給する交流駆動方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の交流駆動方式では、放電灯のランプ電流及びランプ電圧を検出し、所定のランプ電力を指示するランプ電力指令値と、検出されたランプ電圧とに基づいて、ランプ電流指令値を算出する。そして、当該ランプ電流指令値と、検出されたランプ電流とが一致するように、放電灯に出力するランプ電流を制御するとともに、当該ランプ電流指令値の積分値が大きいほど、交流電流が極性反転する時間間隔を短くする。このような点灯方式によれば、放電灯の点灯直後の立ち消えが発生することを抑制することができる。
特許第3951608号公報
しかしながら、前述の特許文献1に記載の点灯方式では、放電灯の変化(例えば、電極の劣化状態)による電極の温まり具合を考慮していない。このため、各電極の先端間でのアーク放電が始まる前に、当該電極における先端以外の部位でアークが生じ、当該アークが発光部内壁に衝突するなどして、放電灯の劣化を促進してしまう可能性がある。
ここで、放電灯の交流駆動方式において、絶縁破壊後に交流電流を高周波数で電極に出力すると、電流波形に半波区間(非対称区間)が生じる。この半波区間は、一方の電極が熱電子放出(アーク放電)可能な温度に達するまでの加熱区間であると考えられている。この半波区間で他方の電極に与えられる電力量を計測することで、電極の温まり具合を見積もることができる。
この計測結果によれば、放電灯の累積点灯時間が経過するにつれて、電極が温まりにくくなる、すなわち、各電極の先端間でのアーク放電が始まるまでの時間が長くなることが判明した。これは、電極を構成するタングステンが蒸発するなどして、電極の熱抵抗が小さくなるためと考えられている。
この際、蒸発したタングステンは、一方の電極における他方の電極から離間した位置、すなわち、発光部内壁に近い位置で針状結晶となりやすい。このような針状結晶には電場が集中しやすく、当該針状結晶にてアークが発生しやすくなる。このため、点灯始動時に電極が温まりにくいと、各電極の先端間でアーク放電が始まる前に、当該針状結晶でアークが発生し、当該針状結晶でのアーク放電が固定化及び持続されてしまう。
ここで、前述のように、針状結晶の形成位置は、電極の先端に比べて略球状の発光部内壁に近い位置であるので、当該針状結晶で発生したアークの発光部内壁への衝突確率は、電極先端で発生したアークの衝突確率に比べて高い。そして、当該アークが発光部内壁に衝突すると、当該内壁を形成する二酸化ケイ素(SiO2)が蒸発し、アークの衝突部位には、茶又は黒の環状の跡が残る。この蒸発した二酸化ケイ素(SiO2)は、発光部内壁に着地するが、着地したケイ素(Si)及び酸素(O)は、蒸発した二酸化ケイ素(SiO2)より酸素(O)が少ないことが観察されており、これは、発光部内では酸素が過多な状態であることを示す。このような状態となると、蒸発したタングステンと酸素とが結合し、電極の融点がさらに引き下げられ、タングステンの蒸発、ひいては、電極の劣化が促進されると考えられている。
このため、電極の状態、すなわち、電極の温まり具合に応じて、当該電極に適切な電流を出力し、不要なアークが発生する前に、当該電極の先端間でのアーク放電を開始させることが望まれる。
本発明の目的は、放電灯の劣化を抑制することができる点灯方法、点灯制御装置及びプロジェクタを提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明の放電灯の点灯方法は、内部に一対の電極が配置され、当該一対の電極間で放電発光する発光部を有する放電灯の前記一対の電極に交流電流を出力して、前記放電灯を点灯させる放電灯の点灯方法であって、前記放電灯の劣化状態を検出する検出ステップと、検出された前記放電灯の劣化状態に基づいて、前記電極が温まりにくい状態であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにて、前記電極が温まりにくい状態でないと判定されると、前記放電灯の絶縁破壊後から前記一対の電極の先端同士で放電が開始されるまでの始動期間に、半周期に供給される電気量が所定の電気量となる第1のランプ電流を前記一対の電極に供給し、温まりにくい状態であると判定されると、前記始動期間に、前記所定の電気量より大きな電気量となる第2のランプ電流を前記一対の電極に供給する電流供給ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、検出ステップで検出された放電灯の劣化状態に基づいて、判定ステップにて、電極が温まりにくい状態であるか否かが判定される。そして、電極が温まりにくい状態ではないと判定された場合には、電力供給ステップでは、放電灯を通常点灯させるべく、第1のランプ電流を一対の電極に供給する。一方、電極が劣化するなどして温まりにくい状態であると判定された場合には、電力供給ステップでは、半周期に供給される電気量が第1のランプ電流より大きな第2のランプ電流を、一対の電極に供給する。
これによれば、電極の温まり具合に応じて、当該電極に点灯始動に適したランプ電流を供給することができる。すなわち、電極が温まりにくい状態である場合には、半周期に供給される電気量が、第1のランプ電流より大きな第2のランプ電流を、当該電極に供給することができるので、各電極にて不要なアーク(発光部に衝突するアーク等)が生じる前に、当該各電極の先端間でのアーク放電が開始されるように、当該各電極を過熱することができる。従って、不要なアークが発光部に衝突する確率を下げることができ、放電灯の劣化を抑制することができる。また、これにより、放電灯の長寿命化を図ることができる。
本発明では、前記電流供給ステップは、前記第1のランプ電流に係る電流値及び周波数の少なくともいずれかを調整した前記第2のランプ電流を供給することが好ましい。
ここで、交流電流の半周期に電極に供給される電気量を制御する際には、電流値、電圧値及び周波数(半周期の時間)の少なくともいずれかを制御することが考えられる。しかしながら、電圧値は放電灯の特性で決まってしまうため、意図的な制御は困難である。
これに対し、本発明では、第1のランプ電流に係る電流値及び周波数の少なくともいずれかを調整した第2のランプ電流を供給することにより、当該第2のランプ電流に係る半周期の電気量を、第1のランプ電流に係る半周期の電気量より容易に大きく設定することができる。従って、第2のランプ電流の供給に係る制御を容易に行うことができる。
本発明では、前記電力供給ステップは、前記第2のランプ電流に係る電流値及び周波数を、前記第1のランプ電流に係る電流値及び周波数よりそれぞれ低く設定する電流設定ステップと、前記電流設定ステップで設定された電流値及び周波数に基づいて、前記第2のランプ電流を供給する供給ステップとを有することが好ましい。
本発明によれば、電極が温めにくい状態であると判定された際に、各電極に供給される第2のランプ電流に係る電流値及び周波数は、第1のランプ電流に係る電流値及び周波数に比べて、それぞれ低く設定される。これによれば、各電極を緩やかに加熱することができるので、当該各電極の先端以外の部位から、強いアークが発生することを抑えることができ、ひいては、当該アークが発光部に衝突することを抑制することができる。従って、放電灯の劣化を一層確実に抑制することができる。
或いは、本発明では、前記電流供給ステップは、前記第2のランプ電流に係る電流値及び周波数を、前記第1のランプ電流に係る電流値及び周波数よりそれぞれ高く設定する電流設定ステップと、前記電流設定ステップで設定された電流値及び周波数に基づいて、前記第2のランプ電流を供給する供給ステップとを有することが好ましい。
本発明によれば、電極が温めにくい状態であると判定された際に、各電極に供給される第2のランプ電流に係る電流値及び周波数は、第1のランプ電流に係る電流値及び周波数に比べて、それぞれ高く設定されている。これによれば、各電極を速やかに加熱することができるので、当該各電極の先端間でのアーク放電を速やかに開始させることができる。従って、放電灯の劣化を一層確実に抑制することができる。
本発明では、前記検出ステップは、前記一対の電極間に生じる電圧値と、前記放電灯の累積点灯時間と、前記放電灯から射出された光の輝度値とのうちの少なくともいずれかを検出することが好ましい。
ここで、電極が劣化して電極間距離が大きくなる(先端間が離れる)と、当該各電極間に生じる電圧値は大きくなる。このため、当該電圧値を指標として、各電極の劣化状態を間接的に検出することができる。
また、各電極は、前述のように、累積点灯時間の経過とともに劣化が顕著となるので、当該累積点灯時間を指標として、各電極の劣化状態を間接的に検出することができる。
更に、放電灯から射出された光の輝度値は、電極の劣化状態に応じて低下するので、当該輝度値を指標として、各電極の劣化状態を間接的に検出することができる。
従って、本発明によれば、これら電圧値、累積点灯時間及び輝度値のうち、少なくともいずれかを指標として、電極の劣化状態を精度よく検出することができる。
本発明では、前記検出ステップは、前記放電灯の消灯時に、検出した前記放電灯の劣化状態を記憶手段に記憶し、当該放電灯の点灯方法は、前記放電灯の点灯始動時に、前記記憶手段に記憶された前記放電灯の劣化状態を取得する取得ステップを有し、前記判定ステップは、前記取得ステップにて取得された前記放電灯の劣化状態に基づいて、前記電極が温まりにくい状態にあるか否かを判定することが好ましい。
本発明によれば、放電灯の消灯時に検出され、かつ、記憶手段に記憶された放電灯の劣化状態を、放電灯の点灯時に取得する。これによれば、当該放電灯の劣化状態に応じて、放電灯の点灯時に前述の第1のランプ電流又は第2のランプ電流を迅速に各電極に供給することができる。従って、放電灯の点灯始動性を向上することができる。
また、本発明の点灯制御装置は、内部に一対の電極が配置され、当該一対の電極間で放電発光する発光部を有する放電灯の前記一対の電極に交流電流を出力して、前記放電灯を点灯させる点灯制御装置であって、前記放電灯の劣化状態を検出する検出手段と、検出された前記放電灯の劣化状態に基づいて、前記電極が温まりにくい状態であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段にて、前記電極が温まりにくい状態でないと判定されると、前記放電灯の絶縁破壊後から前記一対の電極の先端同士で放電が開始されるまでの始動期間に、半周期に供給される電気量が所定の電気量となる第1のランプ電流を前記一対の電極に供給し、温まりにくい状態であると判定されると、前記始動期間に、前記所定の電気量より大きな電気量となる第2のランプ電流を前記一対の電極に供給する電流供給手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前述の放電灯の点灯方法と同様の効果を奏することができる。
すなわち、検出手段により検出された放電灯の劣化状態に基づいて、判定手段が、電極が温まりにくい状態であるか否かを判定する。そして、電極が温まりにくい状態でないと判定された場合には、電力供給手段が、第1のランプ電流を一対の電極に供給する。一方、電極が劣化するなどして温まりにくい状態であると判定された場合には、電力供給手段が、半周期の電気量が第1のランプ電流より大きな第2のランプ電流を、一対の電極に供給する。
これによれば、電極の劣化状態に応じて、当該電極に適切な電流を供給することができるので、各電極にて不要なアークが生じる前に、各電極の先端間でアーク放電を開始させることができる。従って、不要なアークが発光部に衝突する確率を下げることができ、放電灯の劣化を抑制することができる。また、これにより、放電灯の長寿命化を図ることができる。
また、本発明のプロジェクタは、内部に一対の電極が配置され、当該一対の電極間で放電発光する発光部を有する放電灯と、当該放電灯から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、変調された前記光を投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタであって、前述の点灯制御装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前述の放電灯の点灯方法及び点灯制御装置と同様の効果を奏することができるほか、放電灯の交換頻度を下げることができるので、プロジェクタのメンテナンスの手間を省くことができる。
〔1.第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの概略構成〕
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクタ1は、内部に設けられた光源装置411から射出される光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、当該画像光をスクリーン(図示省略)等の投射面上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、図1に示すように、外装筐体2と、投射レンズ3と、光学ユニット4等を備えている。
また、これらの他に、プロジェクタ1は、当該プロジェクタ1内部を冷却する冷却ファン等で構成される冷却ユニット91、プロジェクタ1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット92、及び、プロジェクタ1全体を制御する制御ユニット93等を備え、これらは、外装筐体2内に配置されている。
このうち、電源ユニット92は、プロジェクタ1の外部から供給される商用交流電流を直流変換し、プロジェクタ1内部の各構成部材に応じた電圧に昇降圧した後に当該各構成部材に電力を供給する。
〔外装筐体及び投射レンズの構成〕
外装筐体2は、投射レンズ3及び光学ユニット4等を内部に収納配置するものであり、全体略直方体状に形成されている。なお、本実施形態では、外装筐体2を合成樹脂により形成したが、これに限らず、金属等の他の材料により形成してもよい。
投射レンズ3は、光学ユニット4にて形成された画像光を、スクリーン(図示省略)等の投射面上に結像させるとともに、当該画像光に係る画像を拡大投射する投射光学装置である。この投射レンズ3は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
〔光学ユニットの構成〕
光学ユニット4は、前述の制御ユニット93による制御の下、光源から射出された光束を、光学的に処理して画像情報に対応した画像光を形成するユニットである。この光学ユニット4は、図1に示すように、外装筐体2の背面に沿って延出するとともに、外装筐体2の側面に沿って延出する平面視略L字形状を有している。
この光学ユニット4は、照明光学装置41と、色分離光学装置42と、リレー光学装置43と、電気光学装置44と、これら光学部品41〜44を内部に収納配置するとともに、投射レンズ3を所定位置で支持固定する光学部品用筐体45とを備えている。
照明光学装置41は、電気光学装置44を構成する後述する液晶パネル442の画像形成領域をほぼ均一に照明するものである。この照明光学装置41は、光源装置411と、第1レンズアレイ412と、第2レンズアレイ413と、偏光変換素子414と、重畳レンズ415とを備えて構成されている。
光源装置411は、放射状の光線を射出する放電灯5と、当該放電灯5から射出された放射光を反射して、所定位置に収束させる主反射鏡6と、主反射鏡6にて反射されて収束される光束を照明光軸Aに対して平行化する平行化凹レンズ7と、放電灯5の点灯を制御する点灯制御装置8と、これらを内部に収納するハウジング(図示省略)とを備えている。なお、放電灯5、主反射鏡6及び点灯制御装置8の構成については、後に詳述する。
第1レンズアレイ412は、照明光軸Aに略直交する面内に複数の小レンズが、マトリクス状に配列された構成を有している。これら小レンズは、照明光軸A方向から見て略矩形状の輪郭を有している。そして、これら各小レンズは、光源装置411から射出される光束を、複数の部分光束に分割する。
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と同様の構成を有しており、第1レンズアレイ412の小レンズに対応する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を、電気光学装置44の後述する液晶パネル442の画像形成領域に結像させる機能を有している。
偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413と重畳レンズ415との間に配置され、当該第2レンズアレイ413からの光を略1種類の直線偏光に変換するものである。
具体的に、偏光変換素子414によって略1種類の直線偏光に変換された各部分光は、重畳レンズ415によって最終的に後述する液晶パネル442の画像形成領域にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置411からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子414を用いることで、光源装置411からの射出光を略1種類の直線偏光に変換し、電気光学装置44での光の利用効率を高めている。
色分離光学装置42は、2枚のダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423とを備え、ダイクロイックミラー421,422により照明光学装置41から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する。
リレー光学装置43は、入射側レンズ431、リレーレンズ433及び反射ミラー432,434を備え、色分離光学装置42で分離された赤色光を赤色光用の液晶パネル442Rまで導く機能を有している。
この際、色分離光学装置42のダイクロイックミラー421では、照明光学装置41から射出された光束の赤色光成分と緑色光成分とが透過するとともに、青色光成分が反射する。ダイクロイックミラー421によって反射した青色光は、反射ミラー423で反射し、フィールドレンズ441を通って青色光用の液晶パネル442Bに達する。このフィールドレンズ441は、第2レンズアレイ413から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光及び赤色光用の液晶パネル442G,442Rの光入射側に設けられたフィールドレンズ441も同様である。
ダイクロイックミラー421を透過した赤色光と緑色光のうち、緑色光はダイクロイックミラー422によって反射され、フィールドレンズ441を通って緑色光用の液晶パネル442Gに達する。一方、赤色光はダイクロイックミラー422を透過してリレー光学装置43を通り、さらにフィールドレンズ441を通って赤色光用の液晶パネル442Rに達する。なお、赤色光にリレー光学装置43が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の拡散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ441に伝えるためである。なお、リレー光学装置43には、3つの色光のうち赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
電気光学装置44は、色分離光学装置42から射出される3つの色光を画像情報に応じてそれぞれ変調し、変調した各色光を合成して光学像(カラー画像)を形成する。
この電気光学装置44は、図1に示すように、前述のフィールドレンズ441と、光変調装置としての液晶パネル442(赤色光用の液晶パネルを442R、緑色光用の液晶パネルを442G、及び、青色光用の液晶パネルを442Bとする)と、これら各液晶パネル442の光束入射側にそれぞれ配置される3つの入射側偏光板443と、各液晶パネル442の光束射出側にそれぞれ配置される3つの視野角補償板444と、当該3つの視野角補償板444の光束射出側にそれぞれ配置される3つの射出側偏光板445と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム446とを備えて構成されている。
入射側偏光板443には、偏光変換素子414で偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射し、当該入射側偏光板443は、入射した光束のうち、偏光変換素子414で揃えられた光束の偏光方向と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収する。このような入射側偏光板443は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光層が貼付された構成を有している。
光変調装置としての液晶パネル442は、詳しい図示を省略するが、一対の透明なガラス基板間に電気光学物質である液晶が密閉封入した構成を有している。そして、当該液晶パネル442では、前述の制御ユニットから入力する画像情報である駆動信号に応じて、画像形成領域に位置する液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板443から射出された偏光光束の偏光方向が変調されることで、画像光が形成される。
視野角補償板444は、液晶パネル442に光束が斜方入射した場合(パネル面の法線方向に対して傾斜して入射した場合)の当該液晶パネル442で生じる複屈折による常光と異常光との間に生じる位相差を補償する。
射出側偏光板445は、液晶パネル442から射出され視野角補償板444を介した光束のうち、入射側偏光板443における光束の透過軸と直交する偏光方向を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。このような射出側偏光板445は、前述の入射側偏光板443と同様の構成とすることができる。
クロスダイクロイックプリズム446は、射出側偏光板445から射出された色光毎に変調された変調光を合成して光学像(カラー画像)を形成する。このクロスダイクロイックプリズム446は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層層が形成されている。これら誘電体多層層は、投射レンズ3と対向する側(G色光側)に配置された射出側偏光板445を介した色光を透過し、残り2つの射出側偏光板445(R色光側及びB色光側)を介した色光を反射する。このようにして、各入射側偏光板443、各液晶パネル442、各視野角補償板444、及び、各射出側偏光板445にて変調された各色光が合成されてカラー画像が形成される。
〔放電灯の構成〕
図2は、光源装置411の放電灯5及び主反射鏡6を示す縦断面図である。
放電灯5は、後述する点灯制御装置8から供給された電力によって発光する光源であり、図2に示すように、石英ガラスにより形成された発光管51と、当該発光管51に取り付けられる副反射鏡52とを備えて構成されている。なお、このような放電灯5としては、高輝度発光する種々の放電光源ランプを採用することができ、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ及び超高圧水銀ランプ等を採用することができる。
〔発光管の構成〕
発光管51は、中央部分が略球状に膨出する発光部511と、発光部511を挟み、かつ、当該発光部511の両端から互いに離間する方向に延出する一対の封止部512,513(図2における左側の封止部を512、右側の封止部を513とする)とを有している。
このうち、発光部511の内部には、タングステンにより形成された一対の電極E(E1,E2)が配置され、当該一対の電極E1,E2間には、水銀、希ガス及び少量のハロゲンを含む発光物質が封入された放電空間Sが形成されている。
一対の封止部512,513の内部には、電極E1,E2とそれぞれ電気的に接続されるモリブデン製の金属箔5121,5131が挿入され、当該一対の封止部512,513における発光部511とは反対側の端部は、ガラス材料等で封止されている。これら各金属箔5121,5131には、発光管51の外部まで延出する電極引出線514,515がそれぞれ接続され、これら電極引出線514,515に対して、後述する点灯制御装置8が電力を供給すると、金属箔5121,5131を介して電極E1,E2間に電位差が生じて放電が発生し、アーク像Dが形成されて発光部511内部が発光する。
〔主反射鏡の構成〕
ここで、主反射鏡6について説明する。
主反射鏡6は、入射した光を反射して、照明光軸A上の第2焦点に収束させるガラス製の一体成形品である。この主反射鏡6は、放電灯5の一方の封止部512(光源装置411における光束射出方向の基端側に位置する封止部512)に接着剤Bにより固定されている。このような主反射鏡6には、封止部512が挿通される略円筒状の首状部61と、当該首状部61から拡がる凹曲面状の反射部62とが形成されている。
このうち、反射部62において放電灯5に対向する側の回転曲線形状の面には、金属薄膜が蒸着された反射面621が形成されている。この反射面621は、可視光を反射し、かつ、赤外線及び紫外線を透過するコールドミラーとして形成されている。
首状部61には、封止部512が挿通される平面視略円形状の開口611が形成されており、封止部512が挿通された状態で接着剤Bが当該開口611内に注入され、これにより、封止部512と主反射鏡6とが接着固定される。この際、放電灯5と主反射鏡6との位置は、当該放電灯5の発光部511におけるアーク像Dの中心位置Cが、当該主反射鏡6の反射面621の第1焦点近傍となるように設定されている。
なお、本実施形態では、主反射鏡6は、回転楕円面を有する楕円面リフレクタで構成されているが、回転放物面を有する放物面リフレクタで構成してもよい。この場合には、平行化凹レンズ7を省略した構成とすることができる。さらに、主反射鏡6は、自由曲面リフレクタで構成してもよい。
〔副反射鏡の構成〕
副反射鏡52は、発光管51の封止部513(主反射鏡6が装着される側とは反対側の封止部513)に装着されるガラス製の成形品であり、発光管51と同様の素材により形成されている。この副反射鏡52は、封止部513が挿通される開口5211を有する略円筒状の首状部521と、当該首状部521から拡がる反射部522とを有している。
このうち、反射部522は、封止部513に副反射鏡52が取り付けられた際に、発光部511における封止部513側を覆うように配置され、発光部511における封止部513側の外形に沿うように略椀状に形成されている。この反射部522における発光部511と対向する面には反射面5221が形成されており、当該反射面5221は、可視光を反射し、かつ、赤外線及び紫外線を透過するコールドミラーとして形成されている。
このような副反射鏡52を発光管51に取り付けることにより、発光部511から射出された光のうち、主反射鏡6側とは反対側に射出された光は、反射面5221により、主反射鏡6の反射面621に入射する。このため、当該光は、発光部511から反射面621に直接入射する光と同様に、当該反射面621にて反射され、第2焦点に集束する。これにより、発光部511から光源装置411の光束射出方向の先端側に直接射出され、かつ、当該光源装置411の光路後段に位置する第1レンズアレイ412に入射しない光の発生を抑えることができる。
〔点灯制御装置の構成〕
図3は、点灯制御装置8の構成を示す模式図である。
点灯制御装置8は、前述のように、放電灯5の各電極Eに電力を供給して点灯を制御するものであり、複数の回路素子により構成されている。この点灯制御装置8は、図3に示すように、点灯装置81及び制御装置82により構成されている。
〔点灯装置の構成〕
点灯装置81は、本発明の電力供給手段を構成し、後述する制御装置82の制御下で、電源ユニット92から供給される電力を放電灯5の各電極Eに供給して、当該放電灯5を発光させる。この点灯装置81は、ダウンチョッパ811、インバータブリッジ812及びイグナイタ回路813を備えて構成されている。
ダウンチョッパ811は、電源ユニット92から略300V〜400Vで入力する直流電圧を、放電灯5に適した略50V〜150Vに降下させる回路である。このダウンチョッパ811は、直列接続されるスイッチ素子8111及びコイル8112と、これらの素子から分岐して接続されるダイオード8113及びコンデンサ8114とを備えている。
スイッチ素子8111は、電源ユニット92から入力した直流電圧を、所望の電圧に降下させる。また、コイル8112、ダイオード8113及びコンデンサ8114は、入力する直流電流の高周波成分の除去、整流、及び、入力される直流電圧の定電力化を行う素子として機能する。
インバータブリッジ812は、直流電流を交流矩形波電流に変換する部分であり、一対のトランジスタ8121及び一対のトランジスタ8122を備えたブリッジ回路として構成されている。そして、これらトランジスタ8121及びトランジスタ8122の間に、放電灯5の電極E1,E2が接続されている。
このブリッジ回路には、ダウンチョッパ811を経て整流された直流電流が入力され、後述する制御装置82がトランジスタ8121及びトランジスタ8122にパルス信号を与えると、一対のトランジスタ8121を含む経路と、一対のトランジスタ8122を含む経路とが交互に短絡して電流が流れ、これにより、その間に接続された電極E1,E2に交流矩形波電流が供給されるようになる。
イグナイタ回路813は、電極E1,E2間の絶縁破壊を行って、放電灯5の起動を促す回路として構成され、ダウンチョッパ811及びインバータブリッジ812と、放電灯5との間に、当該放電灯5と並列となるように接続されている。
このイグナイタ回路813は、詳しい図示を略したが、高圧パルス発生回路と、当該高圧パルス発生回路が一次側に接続されるパルストランスとを備えている。そして、高圧パルス発生回路で発生した高電圧パルスを、パルストランスの二次側で昇圧し、昇圧した電圧を電極E1,E2に印加することにより、当該電極E1,E2間の絶縁が破壊され、電気的導通が確保されて放電灯5が始動する。
〔制御装置の構成〕
制御装置82は、前述のダウンチョッパ811及びインバータブリッジ812を構成するスイッチ素子8111及びトランジスタ8121,8122に電圧を印加し、これらのオン/オフ状態を制御することにより、点灯装置81の駆動を制御し、もって放電灯5の点灯を制御する。この制御装置82は、検出手段としての電圧値検出手段821、計時手段822及び輝度値検出手段823と、取得手段824と、判定手段825と、電流設定手段826と、パルス出力手段827と、記憶手段828とを備えている。
電圧値検出手段821は、定常点灯状態にある放電灯5の少なくとも消灯直前の電極E間に生じていた電圧値を検出し、当該電圧値を記憶手段828に記憶させる。
ここで、各電極E1,E2を形成するタングステンが蒸発するなどして当該各電極E1,E2が劣化し、電極E1,E2間の距離が未使用の放電灯5に比べて長くなると、当該各電極E1,E2間に生じていた電圧値は大きくなる。このため、電圧値検出手段821が、当該電圧値を検出することにより、各電極E1,E2の劣化状態を間接的に検出することができる。
計時手段822は、放電灯5の累積点灯時間を計時する。具体的に、計時手段822は、放電灯5の点灯時に記憶手段828に記憶された累積点灯時間を取得し、当該累積点灯時間に放電灯5の点灯時間を加算する。そして、放電灯5の消灯時に、加算された累積点灯時間で、記憶手段828の累積点灯時間を更新する。
ここで、各電極E1,E2は、前述のように、放電灯5の累積点灯時間に応じて劣化する。このため、計時手段822が、当該累積点灯時間を計時することにより、当該各電極E1,E2の劣化状態を間接的に検出することができる。
輝度値検出手段823は、少なくとも消灯直前に放電灯5から射出された光の輝度を検出し、当該輝度を記憶手段828に記憶させる。具体的に、輝度値検出手段823は、放電灯5から射出され、かつ、第2レンズアレイ413を透過した光のうち、液晶パネル442の画像形成領域に重畳される光の輝度値、或いは、当該画像形成領域に重畳されない光の輝度値のうち、いずれかを検出する。なお、本実施形態では、画像形成領域にて画像光として変調される光の輝度が減少することを防ぐために、輝度値検出手段823は、当該画像形成領域に重畳されない光の輝度値を検出する。
ここで、各電極E1,E2が劣化して、当該電極E1,E2間の距離が未使用の放電灯5の電極に比べて長くなると、当該電極E1,E2の先端間に形成されるアーク像Dが大きくなる。このため、放電灯5から射出され、かつ、第1レンズアレイ412を介して第2レンズアレイ413の各小レンズに結像される光のアーク像が大きくなり、既定の小レンズに入射せず、当該既定の小レンズに隣接した小レンズに入射する光の量が多くなる。このような光は、液晶パネル442の画像形成領域に重畳されず、当該画像形成領域での画像形成に利用されない。このように、電極Eの劣化に伴って、画像形成領域に重畳される光の輝度値は低下する反面、当該画像形成領域に重畳されない光の輝度値は増加する。このため、これら輝度値のうち、いずれか一方を検出することにより、電極Eの劣化状態を間接的に検出することができる。
取得手段824は、放電灯5の点灯始動時に、記憶手段828に記憶された電圧値、累積点灯時間及び輝度値を、検出データとして取得する。
判定手段825は、取得された検出データに基づいて、電極Eの劣化状態を判定し、当該各電極Eが温まりにくい状態であるか否かを判定する。例えば、未使用の放電灯5の電極Eに印加される電圧が70Vであるのに対し、検出された電圧値が100Vを超えている場合、放電灯5の寿命が3000時間であるのに対し、累積点灯時間が1000時間を越えている場合、及び、検出された輝度値が所定値(液晶パネル442の画像形成領域に重畳される光束の輝度が、未使用の放電灯5を用いて検出される輝度値の70%程度に減少した際に、輝度値検出手段823により検出される輝度値)を越えた場合の各条件の少なくともいずれかを満たした場合に、各電極Eが劣化し、当該各電極Eが温まりにくい状態であると判定する。
図4は、放電灯5に供給されるランプ電力を示すグラフである。具体的に、図4(A)は、放電灯5に供給されるランプ電力に係る電力値変化を示すグラフであり、図4(B)は、当該ランプ電力に係る電圧値変化を示すグラフである。また、図4(C)は、当該ランプ電力に係るランプ電流の電流値変化を示すグラフであり、図4(D)は、当該ランプ電力に係るランプ電流の波形を示すグラフである。
電流設定手段826は、図4に示すように、イグナイタ回路813による絶縁破壊(T1)後の始動期間(T2)、立上期間(T3)及び定常点灯期間(T4)に放電灯5に供給されるランプ電力に係るランプ電流の電流値及び周波数を設定する。なお、ランプ電力に係る電圧値については、放電灯5の種別に応じて設定される。
この電流設定手段826は、始動期間(T2)に供給されるランプ電流の電流値及び周波数を、判定手段825による判定結果に基づいて設定する。
図5は、始動期間(T2)に供給されるランプ電流の波形を示すグラフである。このうち、図5(A)は、判定手段825により、電極Eが温まりにくい状態でないと判定された際に供給される通常時電流の波形を示すグラフであり、図5(B)は、当該各電極Eが温まりにくい状態であると判定された際に供給される劣化時電流の波形を示すグラフである。
具体的に、電流設定手段826は、判定手段825により、放電灯5がそれほど劣化した状態ではない、すなわち、各電極Eが温まりにくい状態ではないと判定された場合に、図5(A)に示すように、電流値及び周波数を2.5A及び250Hzとした通常時電流を、始動期間(T2)に供給するように設定する。この通常時電流が、本発明の第1のランプ電流に相当する。
また、電流設定手段826は、判定手段825により、放電灯5が劣化した状態にある、すなわち、各電極Eが温まりにくい状態であると判定された場合には、温まりにくい状態でないと判定された際に設定された半周期の電気量(図5(A)における斜線で示す電気量(C)=半周期中の平均電流値(A)×半周期の時間(s))より大きくなるように、図5(B)に示すように、電流値及び周波数を1.5A及び100Hzとした劣化時電流を、始動期間(T2)に供給するように設定する。この劣化時電流が、本発明の第2のランプ電流に相当する。
これにより、電極Eが温まりにくい状態にある場合に供給される半周期の電気量(図5(B)における斜線で示す電気量)は、当該電極Eが温まりにくい状態でない場合に供給される半周期の電気量に比べて大きくなる。
パルス出力手段827は、電流設定手段826により設定された電流値及び周波数に応じたランプ電流が各電極Eに供給されるように、点灯装置81の前述のダウンチョッパ811及びインバータブリッジ812にパルスを印加する。これにより、当該ランプ電流、ひいては、当該ランプ電流及び規定の電圧値に応じたランプ電力が、点灯装置81により、各電極Eに供給される。
すなわち、これら電流設定手段826及びパルス出力手段827は、前述の点灯装置81と合わせて、本発明の電流供給手段を構成する。
〔消灯時処理〕
図6は、放電灯5を消灯する際に実行される消灯時処理SAを示すフローチャートである。
制御装置82は、使用者の操作等により、前述の制御ユニット93から放電灯5を消灯する旨の制御信号が入力された場合には、以下に示す消灯時処理SAを実行する。
この消灯時処理SAでは、図6に示すように、電圧値検出手段821が電極E間に生じていた電圧値を検出し、当該電圧値を記憶手段828に記憶させる(検出ステップSA1)。また、計時手段822が、計時中の累積点灯時間で、記憶手段828に記憶された累積点灯時間を更新する(検出ステップSA2)。更に、輝度値検出手段823が、前述の輝度値を検出し、当該輝度値を記憶手段828に記憶させる(検出ステップSA3)。
この後、パルス出力手段827が、点灯装置81によるランプ電力供給を停止させる(ステップSA4)。これにより、放電灯5が消灯し、消灯時処理SAが終了する。
〔点灯時処理〕
図7は、放電灯5を点灯する際に実行される点灯時処理SBを示すフローチャートである。
制御装置82は、同様に、制御ユニット93から放電灯5を点灯する旨の制御信号が入力された場合には、以下に示す点灯時処理SBを実行する。
この点灯時処理SBでは、図7に示すように、まず、取得手段824が、記憶手段828に記憶された電圧値、累積点灯時間及び輝度値を、検出データとしてそれぞれ取得する(取得ステップSB01〜SB03)。
この後、判定手段825が、取得された検出データに基づいて、前述のように、放電灯5が劣化したか否かを判定する(判定ステップSB04)。
ここで、判定手段825により、放電灯5がそれほど劣化した状態ではない、すなわち、各電極Eが温まりにくい状態ではないと判定された場合には、電流設定手段826が、始動期間(T2)に前述の通常時電流を供給するように設定する(ステップSB05)。
一方、判定手段825により、放電灯5が劣化した状態である、すなわち、各電極Eが温まりにくい状態であると判定された場合には、前述のように、電流設定手段826が、通常時電流の電流値及び周波数より低い電流値及び周波数に設定した劣化時電流を、始動期間(T2)に供給するように設定する(電流設定ステップSB06)。
次に、パルス出力手段827が点灯装置81にパルスを出力して、イグナイタ回路813により、各電極E1,E2間の絶縁破壊を行う(ステップSB07)。
この後、放電灯5の点灯は、始動期間(T2)に移行するが、この際、パルス出力手段827が点灯装置81にパルスを出力して、当該点灯装置81により、前述の通常時電流又は劣化時電流を、電極Eに供給させる(供給ステップSB08)。すなわち、これら各ステップSB06,SB08が、本発明の電流供給ステップに相当する。
この始動期間(T2)の経過後、放電灯5の点灯は、立上期間(T3)及び定常点灯期間(T4)に移行するが、パルス出力手段827は、それぞれの期間に設定されたランプ電流、ひいては、ランプ電力となるように、点灯装置81にパルスを出力し、当該点灯装置81により各ランプ電力が電極Eに供給される(ステップSB09,SB10)。
以上により、点灯時処理SBが終了する。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクタ1によれば、以下の効果がある。
(1)消灯時処理SAの検出ステップSA1,SA3にて検出され、かつ、点灯時処理SBの取得ステップSB01,SB03にて取得された電圧値及び輝度値と、同じく、検出ステップSA2にて記憶され、かつ、取得ステップSB02にて取得された累積点灯時間とに基づいて、判定ステップSB04にて、電極Eが温まりにくい状態にあるか否かが判定される。そして、電極が温まりにくい状態でないと判定された場合には、供給ステップSB08にて、通常時電流を電極Eに供給する。一方、電極Eが温まりにくい状態にあると判定された場合には、供給ステップSB08にて、半周期の電気量が通常時電流より大きな劣化時電流を電極Eに供給する。
これによれば、各電極Eにて不要なアークが生じないようにした状態で、当該各電極Eを温めることができる。従って、不要なアークが発光部511に衝突するなどして放電灯が劣化することを抑制することができ、放電灯5の長寿命化を図ることができる。また、これにより、放電灯5の交換を頻繁に行う必要がなくなり、プロジェクタ1のメンテナンスの手間を省くことができる。
(2)ステップSB06にて設定される劣化時電流は、通常時電流に対して、半周期の電気量が大きくなるように、電流値及び周波数のそれぞれを調整した交流電流である。これによれば、電圧値を調整する場合に比べ、電極Eが劣化した場合に供給される電気量の設定を容易に行うことができる。従って、放電灯5の始動期間(T2)でのランプ電流の供給制御を容易に行うことができる。
(3)劣化時電流の電流値及び周波数は、通常時電流の電流値及び周波数に比べてそれぞれ低く設定されている。これによれば、各電極Eが緩やかに加熱されることとなるので、当該各電極Eの先端以外の部位から、強いアークが発生することを抑えることができる。従って、当該強くアークが発光部511の内壁に衝突することを抑制することができ、放電灯5の劣化を一層確実に抑制することができる。
(4)放電灯5の劣化状態、すなわち、電極Eの劣化状態は、電圧値検出手段821及び輝度値検出手段823により検出された電圧値及び輝度値と、計時手段822により計時された放電灯5の累積点灯時間とに基づいて判定される。これによれば、直接検出することが困難な電極の劣化状態を、前述のように、間接的にではあるが精度よく検出することができる。
(5)電極E間に生じていた電圧値、及び、放電灯5から射出された光の輝度値と、当該放電灯5の累積点灯時間は、消灯時処理SAにて記憶手段828に検出データとして記憶され、当該検出データは、点灯時処理SBの取得ステップSB01〜SB03にて取得される。これによれば、放電灯5の点灯時に、当該放電灯5の劣化状態を判定するのに必要な検出データを即座に取得することができるとともに、電極Eが劣化している状態では、当該電極Eに劣化時電流を迅速に供給することができる。従って、放電灯5の点灯始動性を向上することができるほか、当該放電灯5の劣化を一層効果的に抑制することができる。
〔2.第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係るプロジェクタを説明する。
本実施形態に係るプロジェクタは、前述のプロジェクタ1と同様の構成を備えるが、当該プロジェクタ1では、半周期に供給される電気量を大きくするために、放電灯5の始動期間(T2)に供給する劣化時電流の電流値及び周波数を、それぞれ通常時電流の電流値及び周波数より低下させたが、本実施形態に係るプロジェクタでは、当該劣化時電流の電流値及び周波数を通常時電流の電流値及び周波数に比べて増加させる点で、本実施形態のプロジェクタと、プロジェクタ1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のプロジェクタは、前述のように、電流設定手段826が設定する劣化時電流の電流値及び周波数が、前述のプロジェクタ1の電流設定手段826が設定する劣化時電流の電流値及び周波数と異なる他は、当該プロジェクタ1と同様の構成及び処理を行う。
図8は、本実施形態のプロジェクタに係る電流設定手段826及びパルス出力手段827により、放電灯5の始動期間(T2)に電極Eに供給されるランプ電流の波形を示すグラフである。このうち、図8(A)は、図5(A)と同じであり、図8(B)は、判定手段825により、各電極Eが温まりにくい状態であると判定された際に供給される劣化時電流の波形を示すグラフである。
本実施形態のプロジェクタが有する電流設定手段826は、判定手段825により、電極Eが温まりにくい状態にあると判定された際に、前述の電流設定ステップSB06にて、図8(B)に示すように、半周期の電気量が通常時電流より大きくなるように、交流電流の電流値及び周波数を4A及び300Hzとした劣化時電流を、始動期間(T2)に供給するように設定する。
このような本実施形態のプロジェクタによれば、前述のプロジェクタ1が奏することのできる効果(1),(2),(4),(5)と同様の効果を奏することができるほか、以下の効果を奏することができる。
(6)判定ステップSB04にて、放電灯5が劣化した状態である、すなわち、電極Eが温めにくい状態であると判定された場合に、各電極Eに供給される劣化時電流の電流値及び周波数は、通常時電流の電流値及び周波数に比べてそれぞれ高く設定されている。これによれば、各電極Eが半周期で速やかに加熱されることとなるので、当該各電極Eの先端間でのアーク放電に速やかに移行することができる。従って、不要なアークが発生し、当該アークが発光部511の内壁等に衝突するなどして、放電灯5が劣化することを抑制することができる。
〔3.実施形態の変形〕
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、始動期間(T2)に供給する通常時電流の電流値及び周波数を、それぞれ2.5A及び250Hzに設定し、前記第1実施形態では、劣化時電流の電流値及び周波数を、それぞれ1.5A及び100Hzに設定し、また、前記第2実施形態では、劣化時電流の電流値及び周波数を、それぞれ4A及び300Hzに設定したが、本発明はこれに限らない。すなわち、劣化時電流に係る半周期の電気量が、通常時電流に係る半周期の電気量より大きく設定されるのであれば、各数値は、適宜設定可能である。
前記各実施形態では、放電灯5の劣化状態、すなわち、電極Eの劣化状態を判定する際の指標として、消灯直前に各電極Eに印加していた電圧値、及び、消灯直前に放電灯5から射出された光束の輝度値と、放電灯5の累積点灯時間とを挙げたが、本発明はこれに限らない。すなわち、可能であれば、電極Eの劣化状態を直接検出するようにしてもよく、また、発光部511の透明度等から電極Eひいては放電灯5の劣化状態を検出するようにしてもよい。
前記各実施形態では、プロジェクタ1は、3つの液晶パネル442R,442G,442Bを備えるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも、本発明を適用可能である。
また、前記各実施形態では、光学ユニット4は平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
さらに、前記各実施形態では、光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶パネル442を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前記各実施形態では、光変調装置として液晶パネル442を備えたプロジェクタ1を例示したが、入射光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用してもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いたプロジェクタにも、本発明を適用することも可能である。このような光変調装置を用いた場合、光束入射側及び光束射出側の偏光板443,445は省略することができる。
前記各実施形態では、放電灯5及び点灯制御装置8を備えた光源装置411を、プロジェクタ1に採用したが、本発明はこれに限らない。すなわち、このような光源装置411は、照明装置に利用することも可能である。
本発明は、プロジェクタ等に用いられる放電灯の点灯方法に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す模式図。 前記実施形態における放電灯及び主反射鏡を示す縦断面図。 前記実施形態における点灯制御装置の構成を示す模式図。 (A)前記実施形態における放電灯に供給されるランプ電力に係る電力値変化を示すグラフ。(B)前記実施形態におけるランプ電力に係る電圧値変化を示すグラフ。(C)前記実施形態におけるランプ電力に係るランプ電流の電流値変化を示すグラフ。(D)前記実施形態におけるランプ電力に係るランプ電流の波形を示すグラフ。 (A)前記実施形態における通常時電流の波形を示すグラフ。(B)前記実施形態における劣化時電流の波形を示すグラフ。 前記実施形態における消灯時処理を示すフローチャート。 前記実施形態における点灯時処理を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクタの通常時電流の波形を示すグラフ。(B)前記実施形態における劣化時電流の波形を示すグラフ。
符号の説明
1…プロジェクタ、3…投射レンズ(投射光学装置)、5…放電灯、8…点灯制御装置、81…点灯装置(電力供給手段)、442…液晶パネル(光変調装置)、511…発光部、821…電圧値検出手段(検出手段)、822…計時手段(検出手段)、823…輝度値検出手段(検出手段)、825…判定手段、826…電流設定手段(電流供給手段)、827…パルス出力手段(電流供給手段)、E(E1,E2)…電極、SA1〜SA3…検出ステップ、SB01〜SB03…取得ステップ、SB04…判定ステップ、SB06…電流設定ステップ(電流供給ステップ)、SB08…供給ステップ(電流供給ステップ)。

Claims (8)

  1. 内部に一対の電極が配置され、当該一対の電極間で放電発光する発光部を有する放電灯の前記一対の電極に交流電流を出力して、前記放電灯を点灯させる放電灯の点灯方法であって、
    前記放電灯の劣化状態を検出する検出ステップと、
    検出された前記放電灯の劣化状態に基づいて、前記電極が温まりにくい状態であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて、前記電極が温まりにくい状態でないと判定されると、前記放電灯の絶縁破壊後から前記一対の電極の先端同士で放電が開始されるまでの始動期間に、半周期に供給される電気量が所定の電気量となる第1のランプ電流を前記一対の電極に供給し、温まりにくい状態であると判定されると、前記始動期間に、前記所定の電気量より大きな電気量となる第2のランプ電流を前記一対の電極に供給する電流供給ステップとを有することを特徴とする放電灯の点灯方法。
  2. 請求項1に記載の放電灯の点灯方法において、
    前記電流供給ステップは、
    前記第1のランプ電流に係る電流値及び周波数の少なくともいずれかを調整した前記第2のランプ電流を供給することを特徴とする放電灯の点灯方法。
  3. 請求項2に記載の放電灯の点灯方法において、
    前記電力供給ステップは、
    前記第2のランプ電流に係る電流値及び周波数を、前記第1のランプ電流に係る電流値及び周波数よりそれぞれ低く設定する電流設定ステップと、
    前記電流設定ステップで設定された電流値及び周波数に基づいて、前記第2のランプ電流を供給する供給ステップとを有することを特徴とする放電灯の点灯方法。
  4. 請求項2に記載の放電灯の点灯方法において、
    前記電流供給ステップは、
    前記第2のランプ電流に係る電流値及び周波数を、前記第1のランプ電流に係る電流値及び周波数よりそれぞれ高く設定する電流設定ステップと、
    前記電流設定ステップで設定された電流値及び周波数に基づいて、前記第2のランプ電流を供給する供給ステップとを有することを特徴とする放電灯の点灯方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の放電灯の点灯方法において、
    前記検出ステップは、
    前記一対の電極間に生じる電圧値と、前記放電灯の累積点灯時間と、前記放電灯から射出された光の輝度値とのうちの少なくともいずれかを検出することを特徴とする放電灯の点灯方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずかに記載の放電灯の点灯方法において、
    前記検出ステップは、
    前記放電灯の消灯時に、検出した前記放電灯の劣化状態を記憶手段に記憶し、
    当該放電灯の点灯方法は、
    前記放電灯の点灯始動時に、前記記憶手段に記憶された前記放電灯の劣化状態を取得する取得ステップを有し、
    前記判定ステップは、
    前記取得ステップにて取得された前記放電灯の劣化状態に基づいて、前記電極が温まりにくい状態にあるか否かを判定することを特徴とする放電灯の点灯方法。
  7. 内部に一対の電極が配置され、当該一対の電極間で放電発光する発光部を有する放電灯の前記一対の電極に交流電流を出力して、前記放電灯を点灯させる点灯制御装置であって、
    前記放電灯の劣化状態を検出する検出手段と、
    検出された前記放電灯の劣化状態に基づいて、前記電極が温まりにくい状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段にて、前記電極が温まりにくい状態でないと判定されると、前記放電灯の絶縁破壊後から前記一対の電極の先端同士で放電が開始されるまでの始動期間に、半周期に供給される電気量が所定の電気量となる第1のランプ電流を前記一対の電極に供給し、温まりにくい状態であると判定されると、前記始動期間に、前記所定の電気量より大きな電気量となる第2のランプ電流を前記一対の電極に供給する電流供給手段とを備えることを特徴とする点灯制御装置。
  8. 内部に一対の電極が配置され、当該一対の電極間で放電発光する発光部を有する放電灯と、当該放電灯から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、変調された前記光を投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタであって、
    請求項7に記載の点灯制御装置を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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