JP2009211635A - データバックシステムおよびデータバックアップ制御方法 - Google Patents

データバックシステムおよびデータバックアップ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バッファ長を適切に制御して、無駄なシステム資源を使用せずに、転送性能を向上させることができるデータバックシステムを提供する。
【解決手段】出力待ち/入力待ち検出手段1Cは、循環形式記憶手段3に出力するデータを一時記憶する一時記憶手段1Aと、一時記憶手段1Aのデータを循環形式記憶手段3に出力するときにデータ出力待ちが生じたか否かと、他のコンピュータ2が循環形式記憶手段3からデータを読み出しているときにデータ入力待ちが生じたか否かとを検出し、記憶可能量決定手段1Bは、一時記憶手段1Aのデータを循環形式記憶手段3に出力したときに、出力待ち/入力待ち検出手段1Cがデータ出力待ちが生じたことを検出した場合に、一時記憶手段1Aの記憶可能量を減少させ、出力待ち/入力待ち検出手段1Cがデータ入力待ちが生じたことを検出した場合に、一時記憶手段1Aの記憶可能量を増加させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、コンピュータのデータを、別のコンピュータに接続されたバックアップ装置でバックアップするデータバックアップシステムにおいて、無駄なシステム資源を使用せずにバックアップの転送性能を向上させることができるデータバックシステムおよびデータバックアップ制御方法に関する。
ストレージ装置の高性能化や大容量化に伴って、企業で扱うデータ量も増加している。災害対策や法規制への対応の観点から、これらのデータのバックアップが重要である。
バックアップ環境に関して、企業で保有するサーバ台数の増加に伴うバックアップ設備の増加や運用の煩雑さを解消するために、サーバ毎に個別にバックアップを行う方式から、1台のバックアップ装置で複数サーバのバックアップを実施する傾向にある。複数サーバのバックアップを実施するバックアップ環境では、バックアップサーバを1台設置し、複数サーバのデータをバックアップサーバに接続されたバックアップ装置でバックアップする形態が取られることがある。
また、業務ディスクをバックアップサーバから直接アクセスさせることができない場合に、サーバとバックアップサーバとの間でデータを転送する方法として、双方に接続されたストレージ装置(共有ディスク)上の循環ファイルを用いることがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された循環ファイル処理方式は、データ処理装置と循環ファイルとで構成され、循環ファイルは、順ファイルの物理的終了位置に続く位置がその順ファイルの物理的開始位置になるように定義することによって構成されている。データ処理装置は、データ出力部、データ入力部および循環ファイル管理部を含む。循環ファイル管理部は、ファイルデータ最終位置管理部とファイルデータ先頭位置管理部とを備えている。データ出力部がデータを循環ファイルに格納する際に、または、データ入力部がデータを循環ファイルから参照する際に、それぞれ書き込み位置または読み込み位置を次のポイントにずらす。そのような手法によって、無限にデータを1つのファイルに格納できるようにしている。
特開平2−242350号公報(第3,4頁、第7図)
バックアップ/リストア性能は、ストレージ装置と業務サーバとの間のデータ転送性能に左右される。一般に、データ転送用バッファのバッファ長を大きくすると転送性能が高くなる。バッファ長を大きくする場合には、バッファとして使用するメモリや転送処理に使用するCPUなどのシステム資源を多く使用するために、データ転送用バッファのバッファ長を適切な値に設定する必要がある。
しかし、共有ディスク上の循環ファイルを使用してバックアップする場合には、業務サーバにおける業務ディスク−共有ディスク間のデータ転送と、バックアップサーバにおける共有ディスク−バックアップ装置間のデータ転送が並列に実行されるために、業務サーバ側のバッファ長とバックアップサーバ側のバッファ長との両方を、ストレージ装置の性能やサーバのシステム資源、処理能力等を考慮して適切な値に設定する必要がある。
また、複数の業務サーバのデータを1台のバックアップサーバでバックアップする形態をとる場合には、各業務サーバからのバックアップ要求量が、バックアップサーバのシステム資源や処理能力に影響するので、バッファ長を適切な値に設定することは難しい。
そこで、本発明は、バッファ長を適切に制御して、無駄なシステム資源を使用せずに、転送性能を向上させることができるデータバックシステムおよびデータバックアップ制御方法を提供することを目的とする。
本発明によるデータバックアップシステムは、データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータにおけるデータを、未読み出しデータが記憶されている領域には新たなデータを書き込まないことを制約条件としてデータを一時記憶する循環形式記憶手段を介して、他のコンピュータに接続されたバックアップ装置にバックアップさせるデータバックアップシステムであって、コンピュータは、循環形式記憶手段に出力するデータを一時記憶する一時記憶手段と、一時記憶手段のデータを循環形式記憶手段に出力するときに制約条件にもとづくデータ出力待ちが生じたか否かと、他のコンピュータが循環形式記憶手段からデータを読み出しているときに循環形式記憶手段に読み出し可能なデータが存在せずデータ入力を待ち合わせている状態であるデータ入力待ちが生じたか否かとを検出する出力待ち/入力待ち検出手段と、一時記憶手段のデータを循環形式記憶手段に出力したときに、出力待ち/入力待ち検出手段がデータ出力待ちが生じたことを検出した場合に、一時記憶手段の記憶可能量を減少させ、出力待ち/入力待ち検出手段がデータ入力待ちが生じたことを検出した場合に、一時記憶手段の記憶可能量を増加させる記憶可能量決定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によるデータバックアップ制御方法は、一時記憶手段を有しデータのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータにおけるデータを、未読み出しデータが記憶されている領域には新たなデータを書き込まないことを制約条件としてデータを一時記憶する循環形式記憶手段を介して、他のコンピュータに接続されたバックアップ装置にバックアップさせるシステムに適用されるデータバックアップ方法であって、コンピュータが、一時記憶手段のデータを循環形式記憶手段に出力するときに制約条件にもとづくデータ出力待ちが生じたか否かと、他のコンピュータが循環形式記憶手段からデータを読み出しているときに循環形式記憶手段に読み出し可能なデータが存在せずデータ入力を待ち合わせている状態であるデータ入力待ちが生じたか否かとを検出する検出処理を行い、一時記憶手段のデータを循環形式記憶手段に出力したときに、データ出力待ちが生じたことを検出処理で検出した場合に、一時記憶手段の記憶可能量を減少させ、データ入力待ちが生じたことを検出処理で検出した場合に、一時記憶手段の記憶可能量を増加させることを特徴とする。
本発明によれば、データのバックアップ時およびリストア時に、無駄なシステム資源を使用せずに、転送性能を向上させることができる。
まず、業務サーバとバックアップサーバとを例にして、本発明の概要を説明する。
業務サーバとバックアップサーバとの双方に接続された共有ディスク上に循環ファイルとともに循環ファイル管理情報を設ける。循環ファイルは、ファイル領域が循環使用される順編成ファイルであり、ファイルの物理的終了位置に続く位置がそのファイルの物理的開始位置となるファイルである。循環ファイル管理情報は、循環ファイルの入出力状態を管理する情報として、出力済み位置情報と入力済み位置情報とを含む。
業務サーバとバックアップサーバとは、それぞれ、バックアップ/リストア手段を有し、業務サーバのバックアップ/リストア手段は、ストレージ装置と循環ファイルとの間の転送処理を実施し、転送処理の開始時に、バックアップサーバのバックアップ/リストア手段にバックアップ/リストア要求の通知を行う。
バックアップサーバのバックアップ/リストア手段は、業務サーバからバックアップ/リストア要求を受けると、循環ファイルとバックアップ装置との間のデータ転送処理を実施する。
双方のバックアップ/リストア手段は、循環ファイルの入出力に循環ファイル入出力手段を使用する。循環ファイル入出力手段は、循環ファイル管理情報における出力済み位置情報と入力済み位置情報とを参照し、循環ファイルへの出力待ち、または、入力待ちを検出した場合には、入出力完了通知とともに待ちが発生した旨をバックアップ/リストア手段に通知する。
循環ファイルへの出力待ちまたは入力待ちの検出方法は、以下のとおりである。すなわち、出力済み位置が入力済み位置に追いついていることを検出すると、循環ファイルへの出力待ち状態であると判断し、入力済み位置が出力済み位置に追いついていることを検出すると、循環ファイルへの出力待ち状態であると判断する。
循環ファイルへの入出力待ちの発生は、待ちが発生している側の転送処理能力と比較して、待ちが発生している側と反対側の転送処理能力が低いことを示す。例えば、業務サーバの循環ファイルに対する出力処理において出力待ちが発生した場合には、業務サーバの循環ファイルに対する出力処理と比較して、バックアップサーバの循環ファイルに対する入力処理の処理能力が低いことを示す。
バックアップ/リストア性能は、低い側の転送性能で抑えられてしまうので、循環ファイルへの入出力待ちが発生することは非効率である。そこで、バックアップ/リストア手段は、待ち発生を検出した場合には、バッファ長決定手段によってバッファ長を変更し、次回の転送処理を行う。バッファ長決定手段における、バッファ長の決定方法は、以下のとおりである。
循環ファイルに対する出力処理において、出力可能な領域がないことを検出した場合には、バッファ長を縮小する。また、循環ファイルに対する出力処理において、入力処理側のデータ待ち発生を検出した場合には、バッファ長を拡大する。循環ファイルに対する入力処理において、データ待ちとなった場合には、バッファ長を縮小する。また、循環ファイルに対する入力処理において、出力処理側の領域待ち発生を検出した場合には、バッファ長を拡大する。循環ファイルの入出力で待ちが発生した場合、待ちが発生している側のバッファ長を縮小することによって、バッファとして使用するメモリ量を必要量だけに抑え、資源の無駄を省くことができる。また、循環ファイルの入出力で待ちが発生している側と反対側のバッファ長を拡大することによって、ボトルネックとなる側の転送性能を上げ、全体の転送性能を向上することができる。
つまり、本発明では、循環ファイルの特徴である循環ファイルに対する入力と出力によって入力待ちおよび出力待ちが発生することを利用し、入力待ちおよび出力待ちが発生した場合に、循環ファイルの入力側および出力側のバッファ長を変化させる。具体的には、入力側コンピュータ(業務サーバまたはバックアップサーバ)のバッファ長と出力側コンピュータ(バックアップサーバまたは業務サーバ)のバッファ長とを変化させる。すなわち、各コンピュータのバッファ長決定手段は、自コンピュータの循環ファイルへの入力待ちおよび出力待ち発生状況だけではなく、循環ファイルを使用する他方のコンピュータ循環ファイルへの入力待ちおよび出力待ち発生状況も参照して自コンピュータのバッファ長を決定する。
以上の処理を継続することによって、入力処理および出力処理の待ちの発生を低減させることができ、バックアップ/リストア処理の転送性能を向上させることができる。
なお、低い転送性能で安定しないようにするために、バッファ長決定手段は、目標転送性能に未達の場合には、バッファ長を拡大する。目標転送性能は、ストレージ装置や業務サーバの処理能力の理論値からあらかじめ算出して設定される。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明によるデータバックアップ/リストア方法が適用されるデータバックシステムの構成例を示すブロック図である。
図1に示すデータバックシステムには、業務サーバ群100と、プログラム制御によって動作するバックアップサーバ200と、ストレージ装置群300と、業務サーバ群100とバックアップサーバ200との双方に接続されているストレージ装置400と、バックアップサーバ200にのみ接続されているバックアップ装置500とが含まれている。
業務サーバ群100は、プログラム制御によって動作する複数の業務サーバ100A,100B,・・・,100Nを含む。ストレージ装置群300は、業務サーバ100Aにのみ接続されているストレージ装置300Aと、業務サーバ100Bにのみ接続されているストレージ装置300Bと、業務サーバ100Nにのみ接続されているストレージ装置300Nを含む。なお、図1には、3台の業務サーバ100A,100B,100Nと3台のストレージ装置300A,300B,300Nとが示されているが、業務サーバ群100およびストレージ装置群300には、それぞれ、1台または2台の装置が含まれていてもよいし、4台以上の装置が含まれていてもよい。
以下、業務サーバ100Aの構成を説明するが、業務サーバ100B〜100Nの構成は、業務サーバ100Aの構成と同じである。
業務サーバ100Aは、バックアップ/リストア手段110と、ストレージ装置300Aにデータを出力しストレージ装置300Aからデータを入力する入出力手段120と、ストレージ装置400にデータを出力しストレージ装置400Aからデータを入力する循環ファイル入出力手段121と、バッファ(一時記憶手段)130とを備えている。
バックアップ/リストア手段110は、ストレージ装置300Aとストレージ装置400とを対象としたデータコピー機能を有する。すなわち、バックアップ時にはストレージ装置300Aのデータをストレージ装置400にコピーし、リストア時にはストレージ装置400のデータをストレージ装置300Aにコピーする機能を有する。また、バックアップ/リストア手段110は、バックアップサーバ200にバックアップ/リストア要求を通知する機能とを有する。
また、バックアップ/リストア手段110には、バッファ長決定手段111が設けられている。バッファ長決定手段111は、循環ファイル420の入出力待ち発生状態を基にバッファ長を決定する機能を有する。また、定期的に循環ファイル420とバッファ130との間の転送性能を計測し、メモリ(例えば、バックアップ/リストア手段110に含まれている。)に記憶する機能を有する。
バックアップサーバ200は、バックアップ/リストア手段210と、バックアップ装置500にデータを出力しバックアップ装置500からデータを入力する入出力手段220と、ストレージ装置400にデータを出力しストレージ装置400からデータを入力する循環ファイル入出力手段221と、バッファ230とを備えている。
バックアップ/リストア手段210は、業務サーバ100Aから通知されるバックアップ/リストア要求にもとづいて、ストレージ装置400とバックアップ装置500とを対象としたデータコピー機能を有する。
また、バックアップ/リストア手段210には、バッファ長決定手段211が設けられている。バッファ長決定手段211は、循環ファイル420の入出力待ち発生状態を元にバッファ長を決定する機能を有する。また、定期的に循環ファイル420とバッファ230との間の転送性能を計測し、メモリに記憶する機能を有する。
ストレージ装置400は、循環ファイル管理情報410と、循環ファイル420とを備えている。循環ファイル420は、ファイル領域が循環使用される順編成ファイルであり、ファイルの物理的終了位置に続く位置がそのファイルの物理的開始位置になるファイルである。
図2は、循環ファイル管理情報410の構成例を示す説明図である。循環ファイル管理情報410は、循環ファイルの入出力状態を管理する情報として、出力済み位置情報411と、入力済み位置情報412とを含む。なお、循環ファイル管理情報410は、物理的には、ストレージ装置400における所定のメモリ領域に記憶される情報である。
図3は、循環ファイル420における出力済み位置と入力済み位置の遷移の例を示す説明図である。
なお、以下の説明において、「データの出力」は、循環ファイル420へのデータの出力を意味し、「データの読み出し」は、循環ファイル420からデータを読み出すことを意味する。また、図3において、「出力済、未入力領域」は、番号1〜Nで示されている領域(メモリ領域)に対してデータが出力されたが、未だデータが読み出されていない(バックアップの場合には、バックアップサーバ200に入力されていないことを示す。)領域を示す。「出力済、入力済領域」は、番号1〜Nで示されている領域に対してデータが出力され、かつ、その領域からデータが読み出されたことを示す。「出力済位置」は、その位置までデータの出力がなされたことを示す。「入力済位置」は、その位置までデータの読み出しがなされたことを示す。
図3(A)には、循環ファイル420にデータが出力された状態が示されている。番号4の位置まで未読み出しの出力データが存在する。図3(A)に示す状態の循環ファイル管理情報410において、出力済み位置情報411:「4」、入力済み位置情報412:「0」である。
図3(B)には、図3(A)に示す状態から、データの出力と、データの読み出しとが実施された状態が示されている。番号16の位置まで未読み出しの出力データが存在し、番号8の位置までデータが入力されていることを示す。図3(B)に示す状態の循環ファイル管理情報410において、出力済み位置情報411:「16」、入力済み位置情報412:「8」である。
図3(C)には、図3(B)に示す状態から、データの出力が進んだ状態が示されている。番号Nの位置まで未読み出しの出力データが存在することを示す。図3(C)に示す状態の循環ファイル管理情報410において、出力済み位置情報411:「N」、入力済み位置情報412:「8」である。
図3(D)には、図3(C)に示す状態から、データの出力が進んだ状態が示されている。ファイルの物理的終了位置(図3に示す例では、番号Nの位置)まで出力済みであるから、ファイルの物理的開始位置(図3に示す例では、番号1の位置)に戻り、番号1の位置にデータを出力した状態を示す。図3(D)に示す状態の循環ファイル管理情報410において、出力済み位置情報411:「1」、入力済み位置情報412:「8」である。
図4は、循環ファイル420の入出力待ち発生状態の例を示す説明図である。図4(E)には、図3の(D)に示す状態から、データの出力が進んだ状態が示されている。番号7の位置まで未読み出しの出力データが存在することを示す。この状態でさらにデータの出力を実施すると、読み出しが完了していないデータを破壊してしまうため、出力待ちになる。すなわち、循環ファイル420には、未読み出しデータが記憶されている領域には新たなデータを書き込まないことを制約条件としてデータが一時記憶される。図4(E)に示す状態の循環ファイル管理情報410において、出力済み位置情報411:「7」、入力済み位置情報412:「8」である。
なお、説明を簡単にするために、出力済み位置情報411が示す値が入力済み位置情報412が示す値よりも1小さいときには出力待ちになるとしたが、入力済み位置情報412で示される領域の全データが読み出し済みを示すように定義されている場合には、出力済み位置情報411が示す値=入力済み位置情報412が示す値であるときに、出力待ちになる。すなわち、出力済み位置情報411が示す値=入力済み位置情報412が示す値であるときに、出力済み位置情報411が入力済み位置情報412に追いついていることになる。
図4(F)は、図4(E)に示す状態から、データの読み出しが進んだ状態が示されている。番号6の位置まで読み出し済み(入力済み)であることを示す。この状態でさらにデータの読み出しを実施すると、出力済みデータが存在しなので、入力待ちになる。図4(F)に示す状態の循環ファイル管理情報410において、出力済み位置情報411:「7」、入力済み位置情報412:「6」である。
次に、データバックシステムの動作を説明する。まず、データのバックアップの動作、すなわち業務サーバ100Aからストレージ装置400を介してバックアップサーバ200の側にデータを転送する場合の動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
業務サーバ100Aのバックアップ/リストア手段110は、バックアップ開始時に、バックアップサーバ200にバックアップ要求を通知する(ステップA1)。バックアップ要求には、循環ファイル420のファイル名が含まれる。
その後、バックアップ/リストア手段110は、入出力手段120を介して、ストレージ装置300Aに格納されているバックアップ対象データをバッファ130に読み出す(ステップA2)。そして、循環ファイル入出力手段121に対して、バッファ130から循環ファイル420への出力を要求する。
循環ファイル入出力手段121は、循環ファイル管理情報410における出力済み位置情報411と入力済み位置情報412とを参照し、データの出力が可能か否か判断する(ステップA3)。出力が可能な場合、つまり、出力済み位置情報411が入力済み位置情報412に追いついていない場合には、データの出力を行う(ステップA4)。出力が可能でない場合、つまり、出力済み位置情報411が入力済み位置情報412に追いついている場合には、入力済み位置情報412が進むのを待ち合わせる(ステップA5)。なお、循環ファイル入出力手段121は、循環ファイル420における1つの領域全体にデータを出力したときに、出力済み位置情報411の値を1増やす。
入力済み位置情報412が進み出力可能になったか否か判断する方法として、例えば、定期的に循環ファイル管理情報410を参照する方法や、バックアップサーバ200における循環ファイル入出力手段221が、循環ファイル管理情報410の入力済み位置情報412の値を進めたタイミングで循環ファイル入出力手段121に通知する方法などが考えられる。
循環ファイル入出力手段121は、出力が完了すると、バックアップ/リストア手段110に、処理結果とともに出力待ち発生情報を通知する。
なお、循環ファイル入出力手段121は、循環ファイル管理情報410における出力済み位置情報411と入力済み位置情報412とを参照した際に、入力待ちが発生していることを検出した場合には、つまり、入力済み位置情報412が出力済み位置情報411に追いついている場合には、バックアップ/リストア手段110に、処理結果とともに入力待ちが発生していた旨を通知する。
バックアップ/リストア手段110は、循環ファイル入出力手段121から出力待ち発生情報の通知を受けると、バッファ長決定手段111を使用して次回使用するバッファ130のバッファ長を決定する。
バッファ長決定手段111は、出力待ちが発生した場合には、次回使用するバッファ130のバッファ長を縮小する(ステップA6,A7)。すなわち、バッファサイズを小さくする。出力待ちが発生しなかった場合には、入力待ちが発生していたか否か確認する(ステップA8)。入力待ちが発生していた場合には、次回使用するバッファ130のバッファ長を拡大する(ステップA9)。すなわち、バッファサイズを大きくする。
出力待ちも入力待ちも発生していない場合には、目標転送性能に達しているか確認し(ステップA12)、目標転送性能に達していない場合には、次回使用するバッファ130のバッファ長を拡大する(ステップA13)。すなわち、バッファサイズを大きくする。
なお、バッファ長の縮小の仕方として、縮小前のバッファ長に対して所定の比率(例えば、90%)のバッファ長にしたり、縮小前のバッファ長に対して所定量(例えば、バッファ130として確保可能な最大バイト数の10%)減らしたりすることが考えられる。また、バッファ長の拡大の仕方として、拡大前のバッファ長に対して所定の比率(例えば、110%)のバッファ長にしたり、拡大前のバッファ長に対して所定量(例えば、バッファ130として確保可能な最大バイト数の10%)増やしたりすることが考えられる。ただし、拡大後のバッファ長は、バッファ130として確保可能な最大バイト数を限度とする。
また、バッファ長を縮小するときに、出力待ちの発生回数や出力待ち時間に応じて縮小量を決めるようにしてもよい。すなわち、出力待ちの発生回数が所定値よりも多かった場合や出力待ち時間が所定時間よりも長かった場合には、縮小量を大きくするようにしてもよい。また、バッファ長を拡大するときに、入力待ちの発生回数や入力待ち時間に応じて拡大量を決めるようにしてもよい。すなわち、入力待ちの発生回数が所定値よりも多かった場合や入力待ち時間が所定時間よりも長かった場合には、拡大量を大きくするようにしてもよい。
その後、バックアップ/リストア手段110は、ストレージ装置300Aに格納されているバックアップ対象データを全て循環ファイル420へ出力したかどうかを確認し(ステップA10)、全データの出力が完了した場合には、バックアップサーバ200からのバックアップ結果を待ち合わせる(ステップA11)。循環ファイル420に出力されていないデータがある場合には、バッファ130への読み出し処理を行う(ステップA2)。
バックアップサーバ200において、バックアップ/リストア手段210は、業務サーバ100Aからバックアップ要求の通知を受けると(ステップB1)、通知されたバックアップ要求にもとづいて、循環ファイル入出力手段221を使用してストレージ装置400からバッファ230にデータを読み出し、入出力手段220を使用してバッファ230からバックアップ装置500に出力する。
循環ファイル入出力手段221は、循環ファイル管理情報410における出力済み位置情報411と入力済み位置情報412とを参照し、データの入力が可能か否か判断する(ステップB2)。入力が可能な場合、つまり、入力済み位置情報412が出力済み位置情報411に追いついていない場合には、データの入力を行う(ステップB3)。入力が可能でない場合、つまり、入力済み位置情報412が出力済み位置情報411に追いついている場合には、出力済み位置情報411が進むのを待ち合わせて(ステップB4)、データの入力を行う。なお、循環ファイル入出力手段221は、循環ファイル420における1つの領域の全データを読み出したしたときに、入力済み位置情報412の値を1増やす。
出力済み位置情報411が進み入力可能になったか否か判断する方法として、例えば、定期的に循環ファイル管理情報410を参照する方法や、業務サーバ100Aにおける循環ファイル入出力手段121が、循環ファイル管理情報410の出力済み位置情報411の値を進めたタイミングで循環ファイル入出力手段221に通知する方法などが考えられる。
循環ファイル入出力手段221は、入力が完了すると、バックアップ/リストア手段210へ処理結果とともに入力待ち発生情報を通知する。
なお、循環ファイル入出力手段221は、循環ファイル管理情報410における出力済み位置情報411と入力済み位置情報412とを参照した際に、出力待ちが発生していることを検出した場合には、つまり、出力済み位置情報411が入力済み位置情報412に追いついている場合には、バックアップ/リストア手段210に、処理結果とともに出力待ちが発生していた旨を通知する。
バックアップ/リストア手段210は、循環ファイル入出力手段221から待ち発生情報の通知を受けると、バッファ長決定手段211を使用して次回使用するバッファ230のバッファ長を決定する。
バッファ長決定手段211は、入力待ちが発生した場合には、次回使用するバッファ230のバッファ長を縮小する(ステップB5,B6)。すなわち、バッファサイズを小さくする。入力待ちが発生しなかった場合には、業務サーバ100Aに出力待ちが発生していたか否か確認する(ステップB7)。出力待ちが発生していた場合には、次回使用するバッファ230のバッファ長を拡大する(ステップB8)。すなわち、バッファサイズを大きくする。
入力待ちも出力待ちも発生していない場合には、目標転送性能に達しているか確認し(ステップB12)、目標転送性能に達していない場合には、次回使用するバッファ230のバッファ長を拡大する(ステップB13)。すなわち、バッファサイズを大きくする。
その後、バックアップ/リストア手段210は、入出力手段220を使用して、バッファ230の内容をバックアップ装置500に出力する(ステップB9)。
そして、バックアップ/リストア手段210は、循環ファイル420のデータを全てバックアップ装置500に出力したかどうかを確認し(ステップB10)、全データの出力が完了した場合には、業務サーバ100Aにバックアップ結果を通知する(ステップB11)。バックアップ装置500に出力されていないデータがある場合には、バッファ230への読み出し処理を行う(ステップB2)。
次に、データのリストアの動作、すなわちバックアップサーバ200からストレージ装置400を介して業務サーバ100Aの側にデータを転送する場合の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
業務サーバ100Aのバックアップ/リストア手段110は、リストア開始時に、バックアップサーバ200にリストア要求を通知する(ステップC1)。リストア要求には、循環ファイル420のファイル名が含まれる。
その後、バックアップ/リストア手段110は、循環ファイル入出力手段121を使用してストレージ装置400からバッファ130にリストアデータを読み出し、入出力手段120を使用してバッファ130からストレージ装置300Aにデータを出力する。
循環ファイル入出力手段121は、循環ファイル管理情報410における出力済み位置情報411と入力済み位置情報412とを参照し、データの入力が可能か否か判断する(ステップC2)。入力が可能な場合、つまり、入力済み位置情報412が出力済み位置情報411に追いついていない場合には、データの入力を行う(ステップC3)。入力が可能でない場合、つまり、入力済み位置情報412が出力済み位置情報411に追いついている場合には、出力済み位置情報411が進むのを待ち合わせて(ステップC4)、データの入力を行う。なお、循環ファイル入出力手段121は、循環ファイル420における1つの領域の全データを読み出したしたときに、入力済み位置情報412の値を1増やす。
出力済み位置情報411が進み入力可能になったか否か判断する方法として、例えば、定期的に循環ファイル管理情報410を参照する方法や、バックアップサーバ200における循環ファイル入出力手段221が、循環ファイル管理情報410の出力済み位置情報411の値を進めたタイミングで循環ファイル入出力手段121へ通知する方法などが考えられる。
循環ファイル入出力手段121は、入力が完了すると、バックアップ/リストア手段110に、処理結果とともに入出力待ち発生情報を通知する。
なお、循環ファイル管理情報410の出力済み位置情報411と入力済み位置情報412とを参照した際に、バックアップサーバ200において出力待ちが発生していることを検出した場合、つまり、出力済み位置情報411が入力済み位置情報412に追いついている場合には、バックアップ/リストア手段110に、処理結果とともに出力待ちが発生していた旨を通知する。
バックアップ/リストア手段110は、循環ファイル入出力手段121から待ち発生情報の通知を受けると、バッファ長決定手段111を使用して次回使用するバッファ130のバッファ長を決定する。
バッファ長決定手段111は、入力待ちが発生した場合には、次回使用するバッファ130のバッファ長を縮小する(ステップC5,C6)。すなわち、バッファサイズを小さくする。入力待ちが発生しなかった場合には、出力待ちが発生していたか否か確認する(ステップC7)。出力待ちが発生していた場合には、次回使用するバッファ130のバッファ長を拡大する(ステップC8)。すなわち、バッファサイズを大きくする。
入力待ちも出力待ちも発生していない場合には、目標転送性能に達しているか否か確認する(ステップC12)。そして、目標転送性能に達していない場合には、次回使用するバッファ130のバッファ長を拡大する(ステップC13)。すなわち、バッファサイズを大きくする。
その後、バックアップ/リストア手段110は、入出力手段120を使用して、バッファ130の内容をストレージ装置300Aに出力する(ステップC9)。
バックアップ/リストア手段110は、循環ファイル420のデータを全てストレージ装置300Aに出力したかどうかを確認し(ステップC10)、全データの出力が完了した場合には、バックアップサーバ200からのリストア結果を待ち合わせる(ステップC11)。ストレージ装置300Aに出力されていないデータがある場合には、バッファ130への読み出し処理を行う(ステップC2)。
バックアップサーバ200において、バックアップ/リストア手段210は、業務サーバ100Aからリストア要求の通知を受けると(ステップD1)、通知されたリストア要求にもとづいて、入出力手段220を使用して、バックアップ装置500からバッファ230にデータを読み出し(ステップD2)、循環ファイル入出力手段221に対して循環ファイル420への出力を要求する。
循環ファイル入出力手段221は、循環ファイル管理情報410における出力済み位置情報411と入力済み位置情報412とを参照し、データの出力が可能か否か判断する(ステップD3)。出力が可能な場合、つまり、出力済み位置情報411が入力済み位置情報412に追いついていない場合には、データの出力を行う(ステップD4)。出力が可能でない場合、つまり、出力済み位置情報411が入力済み位置情報412に追いついている場合には、入力済み位置情報412が進むのを待ち合わせる(ステップD5)。なお、循環ファイル入出力手段221は、循環ファイル420における1つの領域全体にデータを出力したときに、出力済み位置情報411の値を1増やす。
入力済み位置情報412が進み出力可能になったか否か判断する方法として、例えば、定期的に循環ファイル管理情報410を参照する方法や、業務サーバ100Aにおける循環ファイル入出力手段121が、循環ファイル管理情報410の入力済み位置情報412の値を進めたタイミングで循環ファイル入出力手段221に通知する方法などが考えられる。
循環ファイル入出力手段221は、出力が完了すると、バックアップ/リストア手段210に、処理結果とともに出力待ち発生情報を通知する。
なお、循環ファイル管理情報410の出力済み位置情報411と、入力済み位置情報412を参照した際、入力待ちが発生していることを検出した場合、つまり、入力済み位置情報412が出力済み位置情報411に追いついている場合には、バックアップ/リストア手段210に、処理結果とともに入力待ちが発生していた旨を通知する。
バックアップ/リストア手段210は、循環ファイル入出力手段221から出力待ち発生情報の通知を受けると、バッファ長決定手段211を使用して次回使用するバッファ230のバッファ長を決定する。
バッファ長決定手段211は、出力待ちが発生した場合には、次回使用するバッファ230のバッファ長を縮小する(ステップD6,D7)。すなわち、バッファサイズを小さくする。出力待ちが発生しなかった場合には、入力待ちが発生していたか否か確認する(ステップD8)。入力待ちが発生していた場合には、次回使用するバッファ230のバッファ長を拡大する(ステップD9)。すなわち、バッファサイズを大きくする。
出力待ちも入力待ちも発生していない場合には、目標転送性能に達しているか否か確認する(ステップD12)。目標転送性能に達していない場合には、次回使用するバッファ230のバッファ長を拡大する(ステップD13)。すなわち、バッファサイズを大きくする。
以上に説明したように、本実施形態では、無駄なシステム資源を使用せずに、転送性能を向上させることができる。バックアップ/リストア時に、循環ファイルへの出力処理側と入力処理側の双方のバッファ長を変化させるからである。循環ファイルの入出力で待ちが発生した場合に、待ちが発生している側のバッファ長を縮小することによって、バッファとして使用するメモリ量を必要量だけに抑え、資源の無駄を省くことができる。また、循環ファイルの入出力で待ちが発生している側と反対側のバッファ長を拡大することによって、バッファ−ストレージ装置間のデータ入出力開始制御回数を減らし、ボトルネックになる側の転送性能を上げ、全体の転送性能を向上させることができる。
また、複数の業務サーバのデータを1台のバックアップサーバでバックアップする形態において、各業務サーバからのバックアップ要求量に応じてバックアップサーバの処理能力が変化するが、そのような環境においても無駄なシステム資源を使用せずにバックアップ負荷に応じて転送性能を向上させることができる。
図7は、本発明によるデータバックシステムの主要構成を示すブロック図である。データバックシステムは、図7に示すように、データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータ1と、バックアップ装置4に接続された他のコンピュータ2と、コンピュータ1とコンピュータ2とが、それぞれ、データ入出力可能な循環ファイル形式でデータを記憶する循環形式記憶手段3とを備え、コンピュータ1は、循環形式記憶手段3に出力するデータを一時記憶する一時記憶手段1Aと、一時記憶手段1Aのデータを循環形式記憶手段3に出力するときに制約条件(未読み出しデータが記憶されている領域には新たなデータを書き込まないこと)にもとづくデータ出力待ちが生じたか否かと、他のコンピュータ2が循環形式記憶手段3からデータを読み出しているときに循環形式記憶手段3に読み出し可能なデータが存在せずデータ入力を待ち合わせている状態であるデータ入力待ちが生じたか否かとを検出する出力待ち/入力待ち検出手段1Cと、一時記憶手段1Aのデータを循環形式記憶手段3に出力したときに、出力待ち/入力待ち検出手段1Cがデータ出力待ちが生じたことを検出した場合に、一時記憶手段1Aの記憶可能量を減少させ、出力待ち/入力待ち検出手段1Cがデータ入力待ちが生じたことを検出した場合に、一時記憶手段1Aの記憶可能量を増加させる記憶可能量決定手段1Bとを備えている。
また、出力待ち/入力待ち検出手段1Cは、循環形式記憶手段3から一時記憶手段1Aにデータを入力するときに制約条件にもとづく他のコンピュータ2のデータ出力待ちが生じたか否かと、循環形式記憶手段3からデータを読み出しているときにデータ入力待ちが生じたか否かとを検出し、記憶可能量決定手段1Bは、循環形式記憶手段3から一時記憶手段1Aにデータを入力したときに、出力待ち/入力待ち検出手段1Cがデータ入力待ちが生じたことを検出した場合に、一時記憶手段1Aの記憶可能量を減少させ、出力待ち/入力待ち検出手段1Cがデータ出力待ちが生じたことを検出した場合に、一時記憶手段1Aの記憶可能量を増加させる。
なお、一時記憶手段1Aと、出力待ち/入力待ち検出手段1Cの機能および記憶可能量決定手段1Bの機能に相当するものが、他のコンピュータ2にも備えられている。
本発明によるデータバックアップ/リストア方法が適用されるデータバックシステムの構成例を示すブロック図である。 循環ファイル管理情報の構成例を示す説明図である。 循環ファイルにおける出力済み位置と入力済み位置の遷移の例を示す説明図である。 循環ファイルの入出力待ち発生状態の例を示す説明図である。 まず、データのバックアップの動作を示すフローチャートである。 データのリストアの動作を示すフローチャートである。 本発明によるデータバックシステムの主要構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 コンピュータ
1A 一時記憶手段
1B 記憶可能量決定手段
1C 出力待ち/入力待ち検出手段
2 他のコンピュータ
3 循環形式記憶手段
100 業務サーバ群
100A,100B,100N 業務サーバ
110 バックアップ/リストア手段
111 バッファ長決定手段
120 入出力手段
121 循環ファイル入出力手段
130 バッファ
200 バックアップサーバ
210 バックアップ/リストア手段
211 バッファ長決定手段
220 入出力手段
221 循環ファイル入出力手段
230 バッファ
300 ストレージ装置群
300A,300B,300N ストレージ装置
400 ストレージ装置
410 循環ファイル管理情報
411 出力済み位置情報
412 入力済み位置情報
420 循環ファイル
500 バックアップ装置

Claims (9)

  1. データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータにおけるデータを、未読み出しデータが記憶されている領域には新たなデータを書き込まないことを制約条件としてデータを一時記憶する循環形式記憶手段を介して、他のコンピュータに接続されたバックアップ装置にバックアップさせるデータバックアップシステムであって、
    前記データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータは、
    前記循環形式記憶手段に出力するデータを一時記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段のデータを前記循環形式記憶手段に出力するときに前記制約条件にもとづくデータ出力待ちが生じたか否かと、前記他のコンピュータが前記循環形式記憶手段からデータを読み出しているときに前記循環形式記憶手段に読み出し可能なデータが存在せずデータ入力を待ち合わせている状態であるデータ入力待ちが生じたか否かとを検出する出力待ち/入力待ち検出手段と、
    前記一時記憶手段のデータを前記循環形式記憶手段に出力したときに、前記出力待ち/入力待ち検出手段がデータ出力待ちが生じたことを検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を減少させ、前記出力待ち/入力待ち検出手段がデータ入力待ちが生じたことを検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を増加させる記憶可能量決定手段とを備えた
    ことを特徴とするデータバックアップシステム。
  2. 出力待ち/入力待ち検出手段は、循環形式記憶手段から一時記憶手段にデータを入力するときに制約条件にもとづく他のコンピュータのデータ出力待ちが生じたか否かと、前記循環形式記憶手段からデータを読み出しているときにデータ入力待ちが生じたか否かとを検出し、
    記憶可能量決定手段は、前記循環形式記憶手段から前記一時記憶手段にデータを入力したときに、前記出力待ち/入力待ち検出手段がデータ入力待ちが生じたことを検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を減少させ、前記出力待ち/入力待ち検出手段がデータ出力待ちが生じたことを検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を増加させる
    請求項1記載のデータバックアップシステム。
  3. データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータは、ストレージ装置から入力したデータを一時記憶手段に記憶させた後に、循環形式記憶手段に出力する制御を行うバックアップ手段を備えた
    請求項1または請求項2記載のデータバックアップシステム。
  4. データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータは、循環形式記憶手段から入力したデータを一時記憶手段に記憶させた後に、ストレージ装置に出力する制御を行うリストア手段を備えた
    請求項3記載のデータバックアップシステム。
  5. バックアップ装置に接続された他のコンピュータは、
    循環形式記憶手段に出力するデータを一時記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段のデータを前記循環形式記憶手段に出力するときに制約条件にもとづくデータ出力待ちが生じたか否かと、データのリストアを要求したコンピュータにデータ入力待ちが生じたか否かとを検出する出力待ち/入力待ち検出手段と、
    前記一時記憶手段のデータを前記循環形式記憶手段に出力したときに、前記出力待ち/入力待ち検出手段がデータ出力待ちが生じたことを検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を減少させ、前記出力待ち/入力待ち検出手段がデータ入力待ちが生じたことを検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を増加させる記憶可能量決定手段とを備えた
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のデータバックアップシステム。
  6. バックアップ装置に接続された他のコンピュータにおける出力待ち/入力待ち検出手段は、循環形式記憶手段から一時記憶手段にデータを入力するときに制約条件にもとづく、データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータのデータ出力待ちが生じたか否かと、前記循環形式記憶手段からデータを読み出しているときに読み出し可能なデータが存在しない状態であるデータ入力待ちが生じたか否かとを検出し、
    バックアップ装置に接続された他のコンピュータにおける記憶可能量決定手段は、前記循環形式記憶手段から前記一時記憶手段にデータを入力したときに、前記出力待ち/入力待ち検出手段がデータ入力待ちが生じたことを検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を減少させ、前記出力待ち/入力待ち検出手段がデータ出力待ちが生じたことを検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を増加させる
    請求項5記載のデータバックアップシステム。
  7. データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータを複数含む
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のデータバックアップシステム。
  8. 一時記憶手段を有しデータのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータにおけるデータを、未読み出しデータが記憶されている領域には新たなデータを書き込まないことを制約条件としてデータを一時記憶する循環形式記憶手段を介して、他のコンピュータに接続されたバックアップ装置にバックアップさせるシステムに適用されるデータバックアップ方法であって、
    前記データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータが、
    前記一時記憶手段のデータを前記循環形式記憶手段に出力するときに前記制約条件にもとづくデータ出力待ちが生じたか否かと、前記他のコンピュータが前記循環形式記憶手段からデータを読み出しているときに前記循環形式記憶手段に読み出し可能なデータが存在せずデータ入力を待ち合わせている状態であるデータ入力待ちが生じたか否かとを検出する検出処理を行い、
    前記一時記憶手段のデータを前記循環形式記憶手段に出力したときに、データ出力待ちが生じたことを前記検出処理で検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を減少させ、データ入力待ちが生じたことを前記検出処理で検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を増加させる
    ことを特徴とするデータバックアップ制御方法。
  9. データのバックアップおよびリストアを要求可能なコンピュータが、
    循環形式記憶手段から一時記憶手段にデータを入力するときに制約条件にもとづく他のコンピュータのデータ出力待ちが生じたか否かと、前記循環形式記憶手段からデータを読み出しているときにデータ入力待ちが生じたか否かとを検出する処理を行い、
    前記循環形式記憶手段から前記一時記憶手段にデータを入力したときに、データ入力待ちが生じたことを前記検出処理で検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を減少させ、データ出力待ちが生じたことを前記検出処理で検出した場合に、前記一時記憶手段の記憶可能量を増加させる
    請求項8記載のデータバックアップ制御方法。
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