JP2009209976A - Silencer and pressure control device having the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、流体が流れる管路内で発生する音を低減するサイレンサおよびサイレンサを含み管路内の流体の圧力を制御する圧力制御装置に関する。 The present invention relates to a silencer that reduces noise generated in a pipeline through which fluid flows, and a pressure control device that includes the silencer and controls the pressure of fluid in the pipeline.
図10は、従来技術に係るサイレンサ1を含む高圧ガバナ2の断面図である。圧力制御装置の種類または使用状況に応じて特性を変化させることのできるサイレンサはこれまでになく、サイレンサを伴った圧力制御装置としては、ボディ3の外側にサイレンサ1が位置する高圧ガバナ2が知られる。(たとえば特許文献1参照)。
FIG. 10 is a cross-sectional view of a
高圧ガバナ1のサイレンサも、サイレンサの特性を可変ではなく、圧力制御装置の種類または使用状況が変化すれば、それに応じてサイレンサとしての特性を変化させることができないという問題点がある。 The silencer of the high pressure governor 1 also has a problem that the characteristics of the silencer are not variable, and if the type or usage of the pressure control device changes, the characteristics of the silencer cannot be changed accordingly.
本発明の目的は、圧力制御装置の種類または使用状況が異なる場合に、流体が流れる管路内で発生する音を低減する汎用性の高いサイレンサおよびこのサイレンサを含み管路内の流体の圧力を制御する圧力制御装置を提供することである。 An object of the present invention is to provide a highly versatile silencer that reduces the sound generated in a pipeline through which a fluid flows when the type or usage of the pressure control device is different, and the pressure of the fluid in the pipeline including the silencer. It is to provide a pressure control device to control.
本発明に従えば、サイレンサは、板状部を含んで構成される。板状部は、流体が流れる管路内で、ピストンの変位によって開閉される通過孔よりも、前記流体の流れに関して下流側に設けられる。また板状部は、上流側の空間と下流側の空間とを仕切って設けられ、複数の貫通孔が形成される。貫通孔は、閉塞可能に形成され、上流側の空間と下流側の空間とを連通可能である。 According to the present invention, the silencer includes a plate-like portion. The plate-like portion is provided on the downstream side of the fluid flow with respect to the passage hole that is opened and closed by the displacement of the piston in the conduit through which the fluid flows. The plate-like portion is provided by partitioning the upstream space and the downstream space, and a plurality of through holes are formed. The through hole is formed so as to be able to be closed, and can communicate the upstream space and the downstream space.
本発明によれば、板状部よりも上流側の流体が、板状部に形成される貫通孔を通過して下流側に移動するときに、板状部よりも上流側の空間内の圧力と下流側の空間内の圧力との間に圧力差を生じさせることができる。複数の貫通孔は閉塞可能に形成されるので、貫通孔を塞ぐことによって、全ての貫通孔のうち上流側の空間と下流側の空間とを連通する貫通孔の割合を変化させることができる。したがって、板状部よりも上流側の空間内の圧力と下流側の圧力との圧力差を変化させることができる。 According to the present invention, when the fluid upstream of the plate-like portion moves downstream through the through hole formed in the plate-like portion, the pressure in the space upstream of the plate-like portion. And a pressure in the downstream space can cause a pressure difference. Since the plurality of through holes are formed so as to be occluded, the ratio of the through holes that connect the upstream space and the downstream space among all the through holes can be changed by closing the through holes. Therefore, the pressure difference between the pressure in the space upstream of the plate-like portion and the pressure on the downstream side can be changed.
これによって、通過孔よりも上流側における流体の圧力と、通過孔よりも下流側かつ板状部よりも上流側における流体の圧力との圧力差を、板状部を設けない場合に比べて、小さくすることができる。したがって、通過孔よりも上流側における流体が、通過孔よりも下流側に移動したときの体積膨張率を、板状部を設けない場合に比べて、小さくすることができる。前記圧力差を小さくすることによって、流体の流れの乱れを小さくすることができ、また流体速度が音速になることを防止することができる。したがって、通過孔よりも上流側における流体が、通過孔よりも下流側に移動したときに発生する音を、小さくすることができる。 Thereby, the pressure difference between the pressure of the fluid upstream of the passage hole and the pressure of the fluid downstream of the passage hole and upstream of the plate-like portion is compared with the case where no plate-like portion is provided. Can be small. Therefore, the volume expansion coefficient when the fluid upstream of the passage hole moves downstream of the passage hole can be reduced as compared with the case where the plate-like portion is not provided. By reducing the pressure difference, the fluid flow disturbance can be reduced, and the fluid velocity can be prevented from becoming sonic. Therefore, the sound generated when the fluid upstream of the passage hole moves downstream of the passage hole can be reduced.
貫通孔は、開閉可能に形成されるので、圧力制御装置の種類または使用状況が異なる場合に、流体が流れる管路内で発生する音を開閉の量の調整により低減することができる。したがって、汎用性の高いサイレンサを実現することができる。圧力制御装置は、サイレンサを備えるので、通過孔よりも上流側における流体が通過孔よりも下流側に移動したときに発生する音を、効率よく低減することができる。 Since the through-hole is formed so as to be openable and closable, the sound generated in the conduit through which the fluid flows can be reduced by adjusting the amount of opening and closing when the type or usage of the pressure control device is different. Therefore, a highly versatile silencer can be realized. Since the pressure control device includes the silencer, it is possible to efficiently reduce the sound generated when the fluid upstream of the passage hole moves downstream of the passage hole.
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。以下の説明においては、各形態に先行する形態ですでに説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。以下の説明は、サイレンサ10およびこれを含んで構成される圧力制御装置11の説明を含む。
Hereinafter, a plurality of embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description, parts corresponding to matters already described in the forms preceding each form may be denoted by the same reference numerals, and overlapping descriptions may be omitted. When only a part of the configuration is described, the other parts of the configuration are the same as those described in the preceding section. Not only the combination of the parts specifically described in each embodiment, but also the embodiments can be partially combined as long as the combination does not hinder. The following description includes a description of the
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力制御装置11の断面図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る圧力制御装置11を、図1のA−A断面で切断して見た断面図である。第1実施形態にかかる圧力制御装置11は、流体が流れる管路内で発生する音を低減するサイレンサ10を含み、管路内の流体の圧力を制御する。第1実施形態に係る圧力制御装置11は、シリンダ12と、ピストン棒13と、ピストン14と、Oリング16と、管路構成体17と駆動部19と、制御部21とをさらに含んで構成される。
FIG. 1 is a cross-sectional view of a
シリンダ12は、シリンダ円板22およびシリンダ円筒部24を含む。シリンダ円板22は、外形が円形に形成される板状部50であり、板状部50にはピストン棒13がその軸線方向に変位自在に挿入される。
The
シリンダ円筒部24の摺動方向一方Z1の端部は、シリンダ円板22と接続される。シリンダ円筒部24は、シリンダ円板22と一体に形成される。シリンダ円筒部24の側面には、半径方向に貫通する複数の透過孔25が形成される。第1実施形態において、透過孔25は前記通過孔である。複数の透過孔25は、シリンダ円筒部24の摺動軸線まわりの周方向にも複数形成され、シリンダ円筒部24の摺動方向Zにも複数形成される。透過孔25を規定する部分を「透過孔規定部」と称する。シリンダ円筒部24に形成される複数の透過孔25は、螺旋状の線に沿って形成される。螺旋状の線は、摺動方向一方Z1に向かうにつれて、シリンダ円筒部24の周方向に、摺動軸線を中心に螺旋状に回転する線である。螺旋状の線上に隣合う透過孔25の摺動方向Zの位置は、少なくとも一部が摺動方向Zに重なる。複数の透過孔25がこのように形成されることによって、ピストン14が摺動方向Zに変位したときに、ピストン14の変位に伴って、流体がシリンダ円筒部24を通過する量を連続的に変化させることができる。
One end of the cylinder
ピストン14は、シリンダ円筒部24に対して嵌合し、シリンダ円筒部24の半径方向内方に設置される。ピストン14は、ピストン棒13よりも摺動方向他方Z2に位置し、ピストン棒13の摺動方向他方Z2の端部は、ピストン14の摺動方向一方Z1の端部と接続される。ピストン14は、ピストン棒13とともに、シリンダ12に対して摺動方向Zに変位する。
The
摺動軸線から半径方向外方のピストン14の外周面には、Oリング16が嵌合する。Oリング16は、たとえば樹脂を材料として形成され、シリンダ円筒部24の半径方向内方から、シリンダ円筒部24に対してしまりばめされる。Oリング16の半径方向の寸法は、摺動軸線まわりの周方向に一様である。
An O-
管路構成体17は、上流側フランジ26、下流側フランジ27および隔壁28を含んで構成され、一体に形成される。管路構成体17は、流体が流れる領域を構成する部材であり、流体は、例えば都市ガスである。管路構成体17の上流側端部は、管路構成体17の上流側に隣接し、管路構成体17に接続される上流側配管31(図6に図示)と接続される。管路構成体17の下流側端部は、管路構成体17の下流側に隣接し、管路構成体17に接続される下流側配管32と接続される。
The
管路構成体17の上流側端部に規定される管路を流れる流体の流れ方向と、下流側端部に規定される管路を流れる流体の流れ方向とは、一致する。上流側端部および下流側端部に規定される管路内を流れる流体の流れ方向を「流路方向X」、流路方向Xのうち、上流側に向かう向きを「流路方向一方X1」とする。
The flow direction of the fluid flowing through the pipe line defined at the upstream end of the
隔壁28は、管路構成体17の内部空間を流れる流体の流れ方向に関して、上流側と下流側との途中位置に設置され、上流側と下流側とを仕切って設けられる管路構成体17の一部である。隔壁28によって仕切られた内部空間のうち、上流側に位置する流体を「1次流体」と称し、下流側に位置する流体を「2次流体」とする。また第1実施形態において、上流側配管31内の流体の圧力を「1次圧力」、下流側配管32内の流体の圧力を「2次圧力」とする。本実施形態に係る圧力制御装置11は、2次圧力を目標となる圧力に保つために圧力制御を行う。2次圧力として目標として定められる圧力を「目標2次圧力」と称する。
The
隔壁28の一部には、開口33が形成される。開口33は、隔壁28を摺動方向Zに貫通し、1次流体が位置する上流側空間36と、2次流体が位置する、隔壁28よりも下流側の空間とを連通する。管路構成体17によって規定される空間のうち、1次流体が位置する、隔壁28よりも上流側の空間を「上流側空間」と称する。隔壁28のうち、開口33を規定する部分を「開口部」と称する。開口部34は、摺動方向Zに見て大略的に円形の板状部50であり、開口部34の厚み方向は、摺動方向Zに一致する。開口33を摺動方向Zに見ると、円形であり、摺動方向Zに見た開口33の中心は、摺動軸線に一致する。管路構成体17を流れる流体の流量が、予定される範囲内で最大であるときにも、開口部34が流体の流れに対して有意な抵抗となることを防止するために、開口33の内径は、充分に大きく設定される。
An
シリンダ円筒部24の摺動方向他方Z2の端部は、摺動軸線まわりの全周にわたって隔壁28に接触して配置される。隔壁28の摺動方向一方Z1の表面部のうち、ピストン14の突出部14aに対応する部分には、合成ゴムまたは合成樹脂からなる密閉部28aが全周にわたって形成される。ピストン14が最も摺動方向他方Z2に変位したときに、ピストン14の突出部14aは、密閉部28aに当接する。これによって、開口33は閉鎖され、流体の移動は阻止される。
The other end in the sliding direction Z2 of the cylinder
駆動部19は、大気圧と2次圧力とばねの弾性復元力とによって動作するダイヤフラムによって制御され、大気圧と2次圧力との差圧によって駆動される構成としてもよいけれども、第1実施形態では、連結部材、ボールねじ、電気モータ、カップリング(いずれも図示せず)などを含んで構成される。また駆動部19は、たとえばパイロットガバナで駆動圧を調整して動作させるパイロット式ガバナであってもよい。
The
ピストン14は、ピストン棒13に接続されているので、ピストン棒13の変位に伴って摺動方向Zに変位する。これによって、ピストン14の外周に設けられたOリング16が、シリンダ円筒部24に対して摺動方向Zに摺動する。
Since the
ピストン14よりも摺動方向他方Z2、シリンダ円筒部24よりも摺動軸線に関して半径方向内方に位置する空間を「ピストン空間」と称する。ピストン空間49内において、流体は、ピストン14の摺動方向他方Z2の端面によって、摺動方向一方Z1に移動することは阻止される。隔壁28の開口33は、充分に大きく形成され、開口部34が流体の流れに対して抵抗となることは防止されるので、ピストン空間49内の流体の圧力は、1次圧力である。ピストン14が密閉部28aに接する状態から、摺動方向一方Z1に変位し、シリンダ円筒部24に形成される透過孔25に規定される空間がピストン空間49に連なると、ピストン空間49内の流体は、流体の流れに沿って移動し、透過孔25を摺動軸線に関して半径方向外方に通過する。
A space located on the other side in the sliding direction Z2 from the
ピストン空間49に露出した透過孔規定部と、ピストン14のうち透過孔規定部に接する部分とは、流体の流れに対して抵抗として作用するので、ピストン空間49から摺動軸線に関してシリンダ円筒部24よりも半径方向外方に移動した流体の圧力は、1次圧力よりも低い。シリンダ円筒部24よりも半径方向外方には、シリンダ円筒部24から半径方向に離れて、サイレンサ10が設けられる。
The permeation hole defining portion exposed in the
図3は、本発明の第1実施形態における板状部50の斜視図である。図4は、本発明の第1実施形態における板状部50を、摺動軸線を含む平面で切断して見た断面図である。サイレンサ10は、板状部50と複数の閉塞部51とを含んで構成される。板状部50は、流体が流れる管路内で、ピストン14の変位によって開閉される通過孔よりも、前記流体の流れに関して下流側に設けられる。本実施形態において、通過孔は、シリンダ円筒部24に形成される透過孔25である。板状部50は、板状部50よりも上流側の空間と下流側の空間とを仕切って設けられる。板状部50は、ピストン14の変位方向に軸線を有する筒状に形成され、ピストン14が嵌合するシリンダ12を外囲する。
FIG. 3 is a perspective view of the plate-
板状部50は、摺動軸線に関してシリンダ円筒部24よりも半径方向外方に、半径方向に離れて設置される円筒形の部材である。板状部50は、摺動軸線まわりに湾曲して形成される板状の部材であり、板状部50の円筒の軸線は、摺動軸線に一致する。したがって、板状部50の厚み方向は、板状部50の全ての部位において、摺動軸線の半径方向に一致する。板状部50の摺動方向一方Z1および他方の両端部は、摺動軸線まわりの全周にわたって管路構成体17に接続される。本実施形態では、板状部50の摺動方向Zの両端部と管路構成体17との接続部は、気密を保って接続される。ただし、板状部50の摺動方向Zの両端部と管路構成体17との接続が気密を保つことは、不可欠な構成ではない。シリンダ円筒部24よりも流体の流れ方向下流側、かつ板状部50よりも流れ方向上流側の空間を「途中空間」と称し、管路構成体17によって規定される空間のうち、板状部50よりも流れ方向下流側の空間を「下流側空間」と称する。
The plate-
板状部50には、複数の貫通孔55が形成される。貫通孔55は、開閉可能に形成され、上流側の空間と下流側の空間とを連通可能である。貫通孔55は、板状部50の各部位において、板状部50の厚み方向に軸線を有する。したがって、貫通孔55の軸線の方向は、摺動軸線に関して半径方向に一致する。板状部50のうち貫通孔55を規定する部分を「貫通孔規定部」と称する。貫通孔規定部56が規定する貫通孔55内の空間は、大略的には、円柱の形状として形成される。この円柱の軸線の方向は、摺動軸線に関する半径方向に一致する。他の実施形態において、貫通孔55の軸線の方向は、摺動軸線に関する半径方向に対して角度を成してもよい。
A plurality of through
貫通孔55は、板状部50に対して数個〜数千個、たとえば10個以上1000個以下の範囲で形成される。貫通孔55の個数は、この範囲内において、数が多ければ多いほど、貫通孔55を通る流体に対する通過抵抗は、細かく設定できる。各貫通孔55の内径は、たとえば1ミリメートル(millimeters, 略号「mm」)以上10mm以下の範囲で設定される。貫通孔55の内径は、小さければ小さいほど、粘性を有する流体に対して通過抵抗が大きくなる。本実施形態において各貫通孔55の内径は互いに等しく設定され、3mmに設定される。
The through-
図5は、本発明の第1実施形態における貫通孔規定部56および閉塞部51を示す図である。図5(a)は、貫通孔規定部56を摺動軸線を含む平面で切断して見た断面図であり、図5(b)は、閉塞部51の側面図である。貫通孔規定部56には、雌ねじが形成される。貫通孔規定部56に形成される雌ねじは、摺動軸線に関する半径方向を軸線として形成される。閉塞部51は、板状部50に取付けられ、貫通孔55を塞ぐ。閉塞部51は、前記雌ねじに螺合する雄ねじが形成されたねじ基本を含む。本実施形態において閉塞部51は、雄ねじが形成されたねじ部品であり、たとえばすりわり付きのビスである。
FIG. 5 is a view showing the through
他の実施形態において閉塞部は、たとえば座金をさらに含んで構成されてもよい。本実施形態において閉塞部51は、摺動軸線に関して半径方向外方から板状部50に取付けられ、閉塞部51のねじ基本は、貫通孔規定部56に接して雌ねじに螺合し、貫通孔55を塞ぐ。複数の貫通孔規定部56のうち、閉塞部51によって塞がれた貫通孔55を規定する貫通孔規定部56は、閉塞部51に対して気密に接触する。これによって、流体が閉塞部51によって塞がれた貫通孔55を通過することは防止される。他の実施形態において、貫通孔規定部56と閉塞部51との接触は、必ずしも気密を保つ必要はない。閉塞部51が貫通孔規定部56に装着されることによって、サイレンサ10の上流側と下流側との流体に圧力差が生じ、流体の移動によって閉塞部51の貫通孔規定部56に対する嵌合が解除されなければよい。
In other embodiments, the closing portion may be configured to further include a washer, for example. In this embodiment, the closing
途中空間52における流体の圧力と、下流側空間54における流体の圧力とに圧力差がある場合、閉塞部51に対して摺動軸線の半径方向内方から作用する圧力と、閉塞部51に対して摺動軸線の半径方向外方から作用する圧力とは、異なる。閉塞部51は、貫通孔規定部56に形成される雌ねじに対して螺合するので、半径方向の両方の向きから閉塞部51に対して異なる圧力または力が付与されても、閉塞部51が貫通孔規定部56からひとりでに抜け落ちることは阻止される。
When there is a pressure difference between the fluid pressure in the
閉塞部51の個数は、板状部50に形成される貫通孔55の数よりも少なく設定される。貫通孔55のうち、閉塞部51によって塞がれた貫通孔55を除く貫通孔55は、途中空間52と下流側空間54とを連通する。貫通孔55のうち、閉塞部51によって塞がれた貫通孔55を除く貫通孔55を「開放孔」と称し、開放孔57を規定する部分を「開放孔規定部」と称する。複数の貫通孔55の一部が閉塞部51によって塞がれた状態において、板状部50は、流体の流れに対して抵抗として作用する。
The number of blocking
具体的には、開放孔規定部58が、途中空間52から開放孔57を通過して下流側空間54に移動する流体に対して抵抗として作用する。したがって、下流側空間54内の流体の圧力は、途中空間52内の流体の圧力よりも小さくなる。本実施形態において、下流側空間54内の流体の圧力は、2次圧力P2(パスカル(pascal, 略号「Pa」)であり、2次圧力P2(Pa)は目標2次圧力P2ref(Pa)に設定される。2次圧力P2(Pa)が、目標2次圧力P2ref(Pa)に保たれる状態を「所定状態」と称する。
Specifically, the open
貫通孔55に取付けられる閉塞部51の個数が変更されず一定であること、すなわち、複数の貫通孔55のうちの開放孔57の割合が一定であることを前提として、上流側配管31内の空間から下流側配管32内の空間に移動する流体の流速、シリンダ12に対するピストン14の位置および2次圧力が、一定である状態を、「定常状態」と称する。圧力制御装置11よりも下流側において、流体がたとえば消費されて、下流側配管32の流体の流速が、定常状態よりも速くなった場合には、2次圧力が低下する。2次圧力が低下した場合には、ピストン14を摺動方向一方Z1に変位させると、ピストン空間49に露出した透過孔規定部とピストン14とによる抵抗は、小さくなる。これによって、ピストン空間49に露出した透過孔25を通過する流体の流量は増加する。したがって、下流側空間54に供給される流体は増大し、2次圧力は上昇する。
On the premise that the number of
逆に、圧力制御装置11よりも下流側において、たとえば流体の消費が減少し、下流側配管32の流体の流速が、定常状態よりも遅くなった場合には、2次圧力が上昇する。2次圧力が上昇した場合には、ピストン14を摺動方向他方Z2に変位させると、ピストン空間49に露出した透過孔規定部とピストン14とによる抵抗は、大きくなる。これによって、ピストン空間49に露出した透過孔25を通過する流体の流量は減少する。したがって、下流側空間54に供給される流体は減少し、2次圧力は低下する。
Conversely, on the downstream side of the
図6は、本発明の第1実施形態における駆動部19および制御部21を表す図である。貫通孔55に取付けられる閉塞部51の個数が変更されず一定である場合、すなわち、複数の貫通孔55のうちの開放孔57の割合が一定である場合、2次圧力は、ピストン14の摺動方向Zの変位によって調整される。第1実施形態の圧力制御装置11は、制御部21と圧力センサ62とをさらに含んで構成される。制御部21は、ピストン14の摺動方向Zの位置を制御することによって、管路内の所定状態を保つ。貫通孔55に取付けられる閉塞部51の個数が変更されず一定である場合、すなわち、複数の貫通孔55のうちの開放孔57の割合が一定である場合に、制御部21は、ピストン14の摺動方向Zの位置を決定することによって、大気圧と2次圧力との差を決定する。
FIG. 6 is a diagram illustrating the
圧力センサ62は、信号配管64によって下流側配管32に接続され、下流側配管32内の流体の2次圧力P2の値を検出する。圧力センサ62は、検出した2次圧力P2(Pa)の値を情報として含む検出信号を制御部21に対して出力する。制御部21は、圧力センサ62からの検出信号に基づいて下流側配管32内の流体の圧力を検知する。
The
制御部21は、圧力センサ62から出力される検出信号に応じて駆動部19を制御する部分である。制御部21は、入力された検出信号が表す2次圧力P2(Pa)と、基準信号が表す目標2次圧力P2ref(Pa)とを比較し、2次圧力P2(Pa)と目標2次圧力P2ref(Pa)との大小関係を判定する。2次圧力P2(Pa)と目標2次圧力P2ref(Pa)とが等しいと判定された場合には、所定状態が保たれる。
The
2次圧力P2(Pa)が目標2次圧力P2ref(Pa)よりも小さいと判定された場合には、ピストン14は摺動方向一方Z1に変位する。これによって、ピストン空間49に露出した透過孔25を通過する流体の流量は増加し、2次圧力は上昇する。2次圧力P2(Pa)が目標2次圧力P2ref(Pa)よりも大きいと判定された場合には、ピストン14は摺動方向他方Z2に変位する。これによって、ピストン空間49に露出した透過孔25を通過する流体の流量は減少し、2次圧力は低下する。
If it is determined that the secondary pressure P2 (Pa) is smaller than the target secondary pressure P2ref (Pa), the
上流側配管31内の流体は、図1に示すように、上流側空間36内に進入する。上流側空間36内において流体の圧力は1次圧力である。次に流体は、開口33を通過してピストン空間49に進入する。ピストン空間49内での流体の圧力は1次圧力である。次に流体は、ピストン空間49に露出した透過孔25を通過し、途中空間52に進入する。途中空間52内において流体の圧力は、1次圧力よりも低く、2次圧力よりも高い。次に流体は、開放孔57を通過して下流側空間54に移動する。下流側空間54において流体の圧力は2次圧力に等しい。
As shown in FIG. 1, the fluid in the
圧力制御装置11内を流体が移動するとき、流体の移動によって音が発生する。流体の位置する場所によって圧力が異なり、流体が相対的に圧力の高い上流側から圧力の低い下流側に移動すると、流体の体積が変化する。流体の圧力が下がると、流体が膨張し、圧力低下が急激であれば急激であるほど、流体は急激に膨張する。これに伴って、流体の流れの乱れが大きくなり、また流体速度が速くなって音速に近づく。その結果流体に振動が発生し、音が発生する。流体が気体である場合、発生する音の周波数は、1キロヘルツ(kilohertz, 略号「kHz」)〜8kHzである場合が多い。圧力制御装置11内で発生する音は、騒音の原因となり得るので、発生自体を低減することが望まれる。
When the fluid moves in the
サイレンサ10が設けられない場合および第1実施形態における板状部50が設けられ、板状部50の貫通孔55がすべて開かれている場合、圧力制御装置11内を移動する流体は、流体がピストン空間49からシリンダ12の透過孔25を通過して途中空間52に移動するときに、最も大きく圧力が変化し、体積膨張率も最も大きくなる。これに伴って、流体の流れの乱れが大きくなり、また流体速度が速くなって音速に近づく。したがって、透過孔25近傍の透過孔25の下流側に位置する流体から、音が発生する。板状部50を設け、板状部50の貫通孔55が閉塞部51によって閉じられれば閉じられるほど、サイレンサ10によって仕切られる途中空間52と下流側空間54との圧力差は、大きくなる。
When the
1次圧力と2次圧力とは、ピストン14のシリンダ12に対する摺動軸線方向の位置が制御および駆動されることによって、予め定める圧力に保っているので、板状部50の貫通孔55を閉塞部51によって閉じられれば閉じられるほど、透過孔25は開かれ、ピストン空間49に露出する。これによって、ピストン空間49と途中空間52との圧力差は、小さくなる。板状部50の貫通孔55を塞ぐ閉塞部51の個数は、圧力制御装置11の設定を行うときに、人手によって設定される。この設定によって、途中空間52と下流側空間54との圧力差は、ピストン空間49と途中空間52との圧力差におよそ等しく調整される。
Since the primary pressure and the secondary pressure are kept at a predetermined pressure by controlling and driving the position of the
これによって、サイレンサ10を設けない場合には、シリンダ円筒部24の上流側から透過孔25を通過して下流側に移動することによって、1次圧力から2次圧力に1段階で変化していた流体の圧力変化が、ピストン空間49から途中空間52に移動する段階における圧力変化と途中空間52から下流側空間54に移動する段階における圧力変化との2段階の変化となる。これによって、流体が移動に伴って受ける圧力変化が急激でなくなり、流体の体積変化も個々の段階において小さくなる。したがって、流体の移動に伴って発生する音は、低減される。
Thus, when the
圧力制御装置11から音の発生が観測されるとき、管路構成体17の振動が観測される場合があっても、管路構成体17の振動も、流体の移動に伴う振動が原因である。したがって、流体の移動に伴う圧力変化を小さくし、流体の移動に伴って生じる体積膨張、乱流の発生、流体速度の上昇を抑制することによって、管路構成体17の振動も、低減される。板状部50のシリンダ円筒部24に対する位置は、シリンダ円筒部24よりも下流側で発生する音の波長に対して無関係に設定されてよい。
When the generation of sound is observed from the
本実施形態におけるサイレンサ10は、シリンダ12の下流側での音の発生自体を抑制するけれども、仮に音が発生しても、これに対して吸収および反射のいずれか一方を行うことによって、音が下流側に伝播されることを抑制する。本実施形態においてサイレンサ10は、鋼材または樹脂で形成されるものとする。圧力制御装置11のうち、サイレンサ10およびOリング16を除く部分については、鋼材で形成することが好ましい。
The
本実施形態において1次圧力は150キロパスカル(kilopascal, 略号「kPa」)、2次圧力は2.3kPa、上流側配管31および下流側配管32は、JIS工業規格G3456の附表3において呼び径100Aとして定められる配管であるものとした。この条件下で、サイレンサ10を設けなかった場合に比べて、本実施形態のサイレンサ10を設けた場合には、発生する音の音圧は、10デシベル(decibel, 略号「dB」)〜20dB下がる。音圧の単位としてのdBは、2×10−5パスカル(pascal, 略号「Pa」)を絶対基準値として、定められるものとする。音の大きさの測定については、日本工業規格JIS「Z8731」に規定される測定方法に則り測定を行った。結果は騒音レベル「LPA(A-weighted sound pressure level, 略号「LPA」)として表示した。
In this embodiment, the primary pressure is 150 kilopascal (abbreviated as “kPa”), the secondary pressure is 2.3 kPa, the upstream side piping 31 and the downstream side piping 32 are nominal diameters in Table 3 of JIS Industrial Standard G3456. The pipe is defined as 100A. Under this condition, when the
第1実施形態によれば、サイレンサ10は、板状部50を含んで構成される。板状部50は、流体が流れる管路内で、ピストン14の変位によって開閉される通過孔よりも、前記流体の流れに関して下流側に設けられる。また板状部50は、板状部50よりも上流側の空間と下流側の空間とを仕切って設けられ、複数の貫通孔55が形成される。貫通孔55は、開閉可能に形成され、上流側の空間と下流側の空間とを連通可能である。これによって、板状部50よりも上流側の流体が、板状部50に形成される貫通孔55を通過して下流側に移動するときに、板状部50よりも上流側の空間内の圧力と下流側の空間内の圧力との間に圧力差を生じさせることができる。複数の貫通孔55を複数の閉塞部51で塞ぐことによって、全ての貫通孔55のうちで上流側の空間と下流側の空間とを連通する貫通孔55の割合を変化させることができる。したがって、板状部50よりも上流側の空間内の圧力と下流側の圧力との圧力差を変化させることができる。これによって、板状部50の上流側から貫通孔55を通過して下流側に移動する流体に対する通過抵抗を大きくすることができる。
According to the first embodiment, the
これによって、通過孔よりも上流側における流体の圧力と、通過孔よりも下流側かつ板状部50よりも上流側における流体の圧力との圧力差を、板状部50を設けない場合に比べて、小さくすることができる。したがって、通過孔よりも上流側における流体が、通過孔よりも下流側に移動したときの体積膨張率を、板状部50を設けない場合に比べて、小さくすることができる。また圧力差の低減によって流体の流れの乱れを小さくすることができ、流体速度が音速になることを防止することができる。これによって、通過孔よりも上流側における流体が、通過孔よりも下流側に移動したとき発生する音を、小さくすることができる。
Accordingly, the pressure difference between the pressure of the fluid upstream of the passage hole and the pressure of the fluid downstream of the passage hole and upstream of the plate-
また第1実施形態によれば、板状部50は、ピストン14の変位方向に軸線を有する筒状に形成され、ピストン14が嵌合するシリンダ12を外囲する。これによって、板状部50は、流体が通過孔を通過することによってピストン14近傍で発生した音に対して、内方への反射および吸収のうち少なくとも一方を行うことができる。また、板状部50は、ピストン14近傍で発生した音を、ピストン14の軸線に関して板状部50よりも半径方向外方に位置する管路に伝達されることを抑制することができる。したがって、ピストン14近傍で発生した音が、管路から外方に透過されることを抑制することができる。
Moreover, according to 1st Embodiment, the plate-shaped
また第1実施形態によれば、閉塞部51は、板状部50に取付けられ、貫通孔55を塞ぐ。貫通孔55を規定する内壁には、雌ねじが形成される。閉塞部51は、前記雌ねじに螺合する雄ねじが形成されたねじ基本を含んで構成される。したがって、前記ねじ基本を、雌ねじに螺合させることができる。これによって、複数の貫通孔55の少なくとも一部を、複数の閉塞部51で塞ぐことが可能となる。これによって、複数の貫通孔55のうち、上流側の空間と下流側の空間とを連通する貫通孔55の割合を変化させることができる。したがって、板状部50の上流側の流体の圧力と下流側の流体の圧力との圧力差を、調整することが可能となる。これによって、通過孔よりも上流側における流体が、通過孔よりも下流側かつ板状部50よりも上流側に移動することによって発生する音と、板状部50よりも上流側の流体が、板状部50よりも下流側に移動することによって発生する音とを、小さくすることが可能となる。
According to the first embodiment, the closing
シリンダ円筒部24の摺動方向他方Z2の透過孔25は、シリンダ円筒部24の摺動方向一方Z1の透過孔25に比べて、ピストン空間49に露出する頻度が高く、流体が通過する頻度が高い。したがって、シリンダ円筒部24よりも下流側、かつシリンダ円筒部24近傍の流体が音源となる頻度は、摺動方向一方Z1よりも摺動方向他方Z2近傍において高い。したがって、サイレンサ10において、摺動方向一方Z1よりも摺動方向他方Z2近傍で音に対する反射率および吸収率を高くすることが好ましい。板状部50に形成される複数の貫通孔55は、板状部50を摺動方向Zにも、周方向にも、均等に広がって位置する。これら複数の貫通孔55のうち、シリンダ円筒部24のうちの摺動方向他方Z2寄りに位置する貫通孔55は、閉塞部51によって塞がれる。板状部50の貫通孔55のうち、シリンダ円筒部24のうちの最も摺動方向他方Z2に位置する透過孔25から最も近い貫通孔55を閉塞部51によって塞ぐことによって、ピストン空間49に露出する透過孔25の下流側で発生した音は、板状部50および閉塞部51によって、吸収および反射の少なくともいずれか一方が行われる。
The
また第1実施形態によれば、圧力制御装置11は、サイレンサ10を含んで構成される。これによって、サイレンサ10よりも上流側の空間内の圧力と下流側の空間内の圧力との間に圧力差を生じさせることができる。また、サイレンサ10の貫通孔55のうち、サイレンサ10よりも上流側の空間と下流側の空間とを連通する貫通孔55の割合を変化させることができる。これによって、サイレンサ10よりも上流側の空間内の圧力と下流側の空間内の圧力との圧力差を、変化させることができる。したがって、通過孔よりも上流側における流体の圧力と、通過孔よりも下流側かつサイレンサ10よりも上流側における流体の圧力との圧力差を、板状部50を設けない場合に比べて、小さくすることができる。これによって、通過孔よりも上流側における流体が、通過孔よりも下流側に移動したときの体積膨張率を、板状部50を設けない場合に比べて、小さくすることができる。また圧力差の低減によって流体の流れの乱れを小さくすることができ、流体速度が音速になることを防止することができる。その結果、通過孔よりも上流側における流体が、通過孔よりも下流側に移動したとき発生する音を、小さくすることができる。
Further, according to the first embodiment, the
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態における板状部50の断面図である。第2実施形態に係るサイレンサ10は、第1実施形態に係るサイレンサ10に類似しており、以下第1実施形態に対する第2実施形態の相違点を中心に説明する。板状部50は、平板状に形成され、板状部50は、流体の流れ方向に互いに離れて形成される2つの部材を含む。板状部50は、シリンダ円筒部24よりも下流側に配置され、板状部50に含まれる2つの部材のうち上流側部材66は、流体の流れ方向上流側に、下流側部材68は流体の流れ方向下流側に配置される。
Second Embodiment
FIG. 7 is a cross-sectional view of the plate-
上流側部材66および下流側部材68は、管路構成体17の中のうち、流体の流れる方向と、流路方向一方X1とが一致する管路構成体17内に配置され、流れ方向に垂直な管路の断面形状および大きさに対応して、外形は円形に形成される。上流側部材66および下流側部材68を流れ方向に見たときの外縁部は、管路構成体17に対して密着して設置される。上流側部材66および下流側部材68の、シリンダ円筒部24からの距離は、シリンダ円筒部24よりも下流側で発生する音の波長に対して無関係に設定されてよい。また流れ方向に離れる上流側部材66と下流側部材68との距離も、発生する音の波長に対して無関係に設定されてよい。
The
上流側部材66および下流側部材68に形成される複数の貫通孔55は、流れ方向に見て、均等に広がって位置する。複数の貫通孔55は、流れ方向に見て円形に形成され、貫通孔55の軸線の方向は、流れ方向に一致する。
The plurality of through
板状部50の2つの部材のうち下流側の部材に形成されて上流側の空間と下流側の空間とを連通する貫通孔55は、下流側の部材に形成される投影領域69を避けて、投影領域69の周囲の領域に形成される。投影領域69は、上流側の部材に形成されて上流側の空間と下流側の空間とを連通する貫通孔55が下流側の部材に投影されて形成される領域である。
The through
上流側部材66および下流側部材68の各部材に形成される複数の貫通孔55の位置は、流れ方向に垂直に、均等に広がって位置するけれども、配置される閉塞部51については、上流側部材66および下流側部材68において密に配置される領域と、疎に配置される領域とが形成される。閉塞部51が密に配置される領域を「密な領域」と称し、疎に配置される領域を「疎な領域」と称する。密な領域72と疎な領域74とは、流れ方向に見てどのような形状に形成されてもよいけれども、本実施形態においては、それぞれ市松模様の形状に形成される。
The positions of the plurality of through
本実施形態において、上流側部材66に形成される疎な領域74が下流側部材68に投影されて形成される領域が投影領域69である。投影領域69には、下流側部材68において密な領域72が形成される。上流側部材66に形成される密な領域72が下流側部材68に投影されて形成される領域には、下流側部材68において疎な領域74が形成される。また上流側部材66の開放孔57が下流側部材68に投影される領域には、下流側部材68において閉塞部51が配置される。これによって、上流側部材66の開放孔57を通過した音は、下流側部材68によって吸収および反射のいずれか一方が行われる。
In the present embodiment, a region formed by projecting the
下流側部材68に形成される密な領域72の面積は、上流側部材66に形成される密な領域72の面積よりも大きく設定されることが好ましい。上流側部材66の開放孔57を流れ方向に通過することで、上流側部材66を挟んで上流側と下流側では、流体の圧力に差が生じる。また下流側部材68の開放孔57を流れ方向に通過することで、下流側部材68を挟んで上流側と下流側では、流体の圧力に差が生じる。第1実施形態で圧力制御装置11内を流れる流体の圧力は、上流側から下流側に向かって2段階に減圧されたけれども、第2実施形態において圧力制御装置11内を流れる流体の圧力は、シリンダ円筒部24を挟む上流側と下流側、上流側部材66を挟む上流側と下流側、下流側部材68を挟む上流側と下流側の3つの段階において減圧される。
The area of the
1次圧力と2次圧力とは予め設定されるので、これら3つの段階で生じる圧力差が均等であれば、各段階で生じる圧力差は、第1実施形態において各段階で生じる圧力差よりも小さくなる。これによって、流体の体積膨張率は、圧力差が大きい場合に比べて小さくなる。これに伴って流体の流れの乱れが小さくなり、流体速度が音速に近づくことが防止される。したがって、音の発生が抑制される。 Since the primary pressure and the secondary pressure are set in advance, if the pressure difference generated in these three stages is equal, the pressure difference generated in each stage is larger than the pressure difference generated in each stage in the first embodiment. Get smaller. As a result, the volume expansion coefficient of the fluid becomes smaller than when the pressure difference is large. Accordingly, the fluid flow disturbance is reduced, and the fluid velocity is prevented from approaching the sonic velocity. Therefore, the generation of sound is suppressed.
シリンダ円筒部24に対するピストン14の摺動方向Zの位置が一定であるとき、上流側部材66を挟む上流側と下流側での圧力差と、下流側部材68を挟む上流側と下流側での圧力差との合計の圧力差が大きくなれば、2次圧力が下がる。駆動部19は、ピストン14を摺動方向Zに変位させることによって2次圧力を一定に保つので、サイレンサ10の上流側と下流側での圧力差が大きくなれば、ピストン14は摺動方向一方Z1に変位し、シリンダ円筒部24の上流側と下流側での圧力差が小さくなる。上流側部材66の貫通孔55と下流側部材68の貫通孔55とに対して配置される閉塞部51の個数を調整することによって、シリンダ円筒部24を挟む上流側と下流側との圧力差と、上流側部材66を挟む上流側と下流側との圧力差と、上流側部材66を挟む上流側と下流側との圧力差とを同じ圧力差にする。これによって、流体の移動に伴う圧力差を小さくし、流体の急激な膨張を抑制し、急激な膨張に伴う音の発生を抑制する。
When the position of the
第2実施形態によれば、板状部50は、平板状に形成される。これによって、板状部50は、通過孔の下流側の管路内に位置し、管路の上流側と下流側とを仕切ることができる。したがって、流体が通過孔を通過することによるピストン14近傍で発生する音に対して、上流側への反射および吸収のうち少なくとも一方を行うことができる。通過孔よりも下流に、板状部50を設置することによって、音が下流側に伝達されることを抑制することができる。また板状部50は、平板状に形成されるので、板状部50が、シリンダ12を外囲する筒状の板状部50材として形成される場合に比べて、シリンダ12よりも下流に、シリンダ12から離して設置することができる。したがって、シリンダ12の構造および寸法上の制約を排除することができる。これによって、管路の設計の自由度を高くすることができる。また、板状部50を筒状に形成する場合に比べて、板状部50の構造を簡素化することができる。これによって、板状部50の製造を容易にすることができる。
According to 2nd Embodiment, the plate-shaped
また第2実施形態によれば、板状部50は、流体の流れ方向に互いに離れて形成される2つの部材を含む。2つの部材のうち、下流側の部材は、ピストン14近傍で発生し上流側の部材を透過した音に対して、反射および吸収のうち少なくとも一方を行うことができる。また板状部50が1つの部材として形成される場合に比べて、ピストン14近傍に発生する音を管路の外方へ透過することを抑制できる。
Further, according to the second embodiment, the plate-
また第2実施形態によれば、2つの部材のうち下流側の部材に形成されて上流側の空間と下流側の空間とを連通する貫通孔55は、下流側の部材に形成される投影領域69を避けて、投影領域69の周囲の領域に形成される。投影領域69は、上流側の部材に形成されて上流側の空間と下流側の空間とを連通する貫通孔55が下流側の部材に投影されて形成される領域である。これによって、下流側の部材に形成される貫通孔55の少なくとも一部が、投影領域69に形成される場合に比べて、上流側の部材に形成される貫通孔55を通過した音を、下流側の部材が上流側に向けて反射または吸収する可能性を高くすることができる。したがって、ピストン14近傍で発生し、上流側の部材に形成された貫通孔55を透過した音が、下流側の部材に形成される貫通孔55を透過する可能性を低減することができる。
Further, according to the second embodiment, the through
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態における貫通孔55と閉塞部51とを表す図である。図8(a)は、板状部50に形成される貫通孔規定部56を、貫通孔55の軸線を含む切断面で切断して見た断面図であり、図8(b)は、板状部50に形成される貫通孔規定部56を、貫通孔55の軸線方向に見たときの側面図であり、図8(c)は、閉塞部51の斜視図である。第3実施形態に係るサイレンサ10は、第1実施形態に係るサイレンサ10に類似しており、以下第1実施形態に対する第3実施形態の相違点を中心に説明する。
<Third Embodiment>
FIG. 8 is a diagram illustrating the through
第3実施形態における閉塞部51は、貫通孔55に摺動軸線に関する半径方向外方から貫通孔55に挿入され、貫通孔55の軸線まわりに角度90度角変位させることによって、半径方向の位置が固定される。これによって、閉塞部51よりも半径方向内方の流体の圧力と半径方向外方の流体の圧力とに差が生じても、閉塞部51が半径方向に変位することは防止される。
The blocking
閉塞部51は、図8(c)に示すように、頭部76と軸部77とを含む。軸部77は円柱状に形成され、円柱の2つの底部のうち一方は、頭部76に接続される。円柱の軸線方向に見て、頭部76の外径は軸部77の外径よりも大きく形成される。軸部77の側面からは、円柱の軸線に関して半径方向に突出する凸部78が形成される。凸部78は、円柱の軸線に垂直に交わる直線方向の2つの向きに突出して形成される棒状の部分であり、凸部78の棒の直径は円柱の外径よりも小さく形成される。また凸部78の棒の直径は、板状部50の摺動軸線に関する半径方向の厚みよりも小さく設定される。
The closing
貫通孔55には、閉塞部51の軸部77に対応して形成される孔に加えて、閉塞部51が予め定める姿勢で挿入されることを前提として、凸部78が進入可能な溝が形成される。閉塞部51は、板状部50に対して摺動方向Zに関する半径方向外方から、頭部76を半径方向外方に向け、軸部77を半径方向内方に向けた姿勢で、貫通孔55に挿入される。板状部50の厚みのうち、摺動軸線に関する半径方向の中央部にまで突出部が挿入されると、突出部は、貫通孔規定部56に対して当接する。この状態から閉塞部51は、軸部77の軸線まわりに角度90度角変位される。閉塞部51が角変位される向きは、周方向のうち予め定める向きであり、板状部50には、軸部77の進入に対応する内部の溝が形成される。
In addition to the hole formed corresponding to the
閉塞部51は、90度角変位させることによって板状部50に対して装着されるので、閉塞部51を貫通孔規定部56に対して螺合させる場合に比べて、閉塞部51の装着のための閉塞部51の角度を小さくすることができる。したがって、閉塞部51を板状部50に取付ける時間を短縮することができる。これによって、閉塞部51を貫通孔規定部56に対して配置して調整することにかかる時間を短縮することができる。
Since the closing
<第4実施形態>
図9は、本発明の第4実施形態における貫通孔55と閉塞部51とを表す図である。図9(a)は、板状部50に形成される貫通孔規定部56の斜視図であり、図9(b)は、板状部50に形成される貫通孔規定部56を、摺動軸線に関する半径方向に見たときの断面図であり、図9(c)は、閉塞部51の斜視図である。第4実施形態に係るサイレンサ10は、第1実施形態に係るサイレンサ10に類似しており、以下第1実施形態に対する第3実施形態の相違点を中心に説明する。
<Fourth embodiment>
FIG. 9 is a diagram illustrating the through
第4実施形態における貫通孔55は、板状部50を半径方向に貫通する長方形の孔として形成される。貫通孔55内の空間を板状部50の厚み方向に見たときの面積を「開口面積」と称する。閉塞部51は、貫通孔55の開口面積よりも大きな面積を有し、貫通孔55を塞ぐことのできる長方形の形状に形成される。貫通孔規定部56の摺動軸線に関する半径方向外方には、閉塞部51の半径方向の位置を固定するリブ81が形成される。閉塞部51が貫通孔55を半径方向外方から塞いだ状態において、閉塞部51の外縁部の一部は貫通孔規定部56の一部とリブ81の一部とによって、半径方向に挟持される。具体的には、長方形のうちの短辺の一部は、閉塞部51を挿入可能に開かれており、残り3つの辺において、閉塞部51は挟持される。
The through
流体に粘性があることを前提とすると、開口面積が同じであっても、各貫通孔55が小さければ小さいほど、また各貫通孔55の形状が円の形状から大きく異なり、扁平であれば扁平であるほど、貫通孔55を通過する流体に対する貫通孔規定部56の抵抗は大きくなる。貫通孔55の形状を円形から扁平な長方形とすることによって、円形の貫通孔55を多数形成する場合に比べて、広い開口面積を1つの閉塞部51でかつ1度の手順で塞ぐことが可能となる。
Assuming that the fluid is viscous, even if the opening area is the same, the smaller each through
<変形例>
第1実施形態において駆動部19は、電気的に制御される構造としたけれども、他の実施形態においては、電力および電気モータ46を用いない構成とすることも可能である。たとえば他の実施形態において制御部は、1次圧力と2次圧力とばねの弾性復元力とを利用するダイヤフラムを含んだ構成としてもよく、駆動部19は、1次圧力と2次圧力とばねの弾性復元力とによって動作するダイヤフラムによって制御され、1次圧力と2次圧力との差圧を駆動源として稼動する構成としてもよい。第2実施形態において密な領域72と疎な領域74とは、市松模様を成すものとしたけれども、たとえば他の実施形態において密な領域と疎な領域とは、縞模様であってもよい。
<Modification>
In the first embodiment, the
第1、第3および第4実施形態においてサイレンサ10は、シリンダ円筒部24よりも下流側に1箇所、設置されるものとし、第2実施形態においてサイレンサ10は、流れ方向に離れる2箇所に設置されるものとした。さらに他の実施形態においてサイレンサ10は、流れ方向に離れる3箇所に設置される構成としてもよい。その上で、流体の圧力は、上流側から下流側に向かうにつれて、4段階以上の段階を経て徐々に圧力が低下する構成とすることが好ましい。流体の流れ方向の移動に伴う圧力変化は、変化量が小さければ小さいほど、急激な体積膨張を抑制することができ、圧力差の低減によって流体の流れの乱れを小さくすることができる。また流体速度が音速になることを防止することができる。したがって、音の発生を抑制することができる。
In the first, third and fourth embodiments, the
第1〜第4実施形態において通過孔は、シリンダ円筒部に形成された透過孔25であるものとしたけれども、他の実施形態において、ピストンが隔壁の開口部に接触または離反することによって、ピストンおよび隔壁よりも上流側の圧力と下流側の圧力との圧力差を調整する構成である場合には、隔壁の開口を通過孔とする。このような構成とした場合にも、通過孔よりも下流側にサイレンサを設けることによって、同様の効果を達成することができる。
In the first to fourth embodiments, the passage hole is the
また第1〜第4実施形態において流体は、隔壁に関してピストンが位置する側を下流側とし、隔壁に関してピストンと反対側を上流側としたけれども、他の実施形態において流体は、隔壁に関してピストンが位置する側を上流側とし、隔壁に関してピストンと反対側を下流側としてもよい。この場合、隔壁に形成される開口を通過孔とし、サイレンサは、隔壁に形成される開口よりも下流側に配置される。 In the first to fourth embodiments, the fluid is located on the downstream side on the side where the piston is located and the opposite side of the piston is located on the upstream side. However, in other embodiments, the fluid is located on the side of the partition. The upstream side may be the upstream side, and the opposite side of the partition with respect to the piston may be the downstream side. In this case, the opening formed in the partition wall is used as a passage hole, and the silencer is disposed on the downstream side of the opening formed in the partition wall.
10 サイレンサ
11 圧力制御装置
12 シリンダ
14 ピストン
17 管路構成体
19 駆動部
21 制御部
25 透過孔
28 隔壁
33 開口
36 上流側空間
49 ピストン空間
50 板状部
51 閉塞部
52 途中空間
54 下流側空間
55 貫通孔
66 上流側部材
68 下流側部材
69 投影領域
DESCRIPTION OF
Claims (8)
上流側の空間と下流側の空間とを仕切って設けられ、
上流側の空間と下流側の空間とを連通可能な複数の貫通孔が閉塞可能に形成される板状部を含むことを特徴とするサイレンサ。 In the pipeline through which the fluid flows, it is provided on the downstream side with respect to the fluid flow than the passage hole opened and closed by the displacement of the piston,
Provided by partitioning the upstream space and the downstream space,
A silencer, comprising: a plate-like portion in which a plurality of through holes capable of communicating with an upstream space and a downstream space are formed so as to be closed.
前記ピストンの変位方向に軸線を有する筒状に形成され、
前記ピストンが嵌合するシリンダを外囲することを特徴とする請求項1または2に記載のサイレンサ。 The plate-like portion is
Formed in a cylindrical shape having an axis in the displacement direction of the piston,
The silencer according to claim 1 or 2, wherein a cylinder to which the piston is fitted is surrounded.
平板状に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のサイレンサ。 The plate-like portion is
The silencer according to claim 1 or 2, wherein the silencer is formed in a flat plate shape.
閉塞部は、前記雌ねじに螺合する雄ねじが形成されたねじ基本を含むことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載のサイレンサ。 An internal thread is formed on the inner wall that defines the through hole,
The silencer according to any one of claims 2 to 6, wherein the closing portion includes a screw base on which a male screw that is screwed into the female screw is formed.
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