JP2009209544A - 水利用施設の管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 河川や水路等に設置される水門に、水位検知装置、流速検知装置、撮影装置等の情報取得手段を設け、前記水門の動作状況に関する情報及び前記情報取得手段で得られた情報を処理する機能を有する情報処理装置を設け、前記情報処理装置に、前記開閉手段の動作状況に関する情報及び前記情報取得手段で得られた情報の中から、その一部または全部を通信手段を通じて管理者に伝達するための管理情報配信手段を備え、前記開閉手段の動作状況に関する情報及び前記情報取得手段で得られた情報の中から、その一部または全部を、前記通信手段を通じて専門知識を有する管理支援者に伝達するための支援情報配信手段を備えた水利用施設の管理システムの構成とした。
【選択図】図3
Description
また、民間事業者等が運営、維持管理を行っている場合においても、水利用施設に人が常駐していない場合には、作業者又は管理者が定期的に又は必要に応じて現地を巡回して、その都度、開閉手段の操作の必要性を判断する必要がある。
この技術によれば、管理者20が現地へ赴かなくても、水利用施設2の開閉手段の操作の必要性を判断できる(例えば、特許文献1又は2参照)。
この判断は、長年の経験に基づいてようやく可能となる難しい作業である。また、近年は、用水管理の高度化(治水、上水との間における水の融通等)や管理説明責任の強化により、その判断に必要な要素はますます複雑化している。
すなわち、前記作業者や管理者として必要な能力を有する人材を確保するためには、相応のコストを要するので、特に、受益の少ない小規模な施設においては、前記「PPP」としての収益モデルを確立できない事態が生じ得るとも考えられる。「PPP」の収益モデルが確立できないと、水利用施設の運営継続が困難な事態が将来生じ得るのではないかと考えられる。
この施設の異常とは、例えば、水門のゲートが機器の異常により開閉しない場合、河川や貯水池の堤体に異常があった場合、その他緊急の事態が迫った場合、などが考えられる。
このため、その管理支援者が備える支援端末に、水利用施設の必要な情報が配信されてくるようにすれば、専門家が現地にいなくとも、管理者は、開閉手段の操作の必要性の判断、発生した異常への対処の場面において適切に対応できる。
このため、専門家が必ずしも現地にいなくとも、管理者は、開閉手段の操作の必要性の判断、発生した異常への対処の場面において適切に対応できる。
また、水門2の開閉動作を行う機器には、その機器に流れる電流、電圧、あるいは故障時の各種情報等を検知する計測機器(情報取得手段)Pが設けられている。これらの計測機器Pで取得された各種情報も、自動的に前記情報処理装置11に送られる。
また、この実施形態では、単一の水利用施設2による施設サイト10となっているが、同一の管理者からなる複数の水利用施設2を含む施設サイト10としてもよい。
このため、その選別手段15で選択される情報は、前記情報処理装置11に送られてきた情報のうち一部である場合もあるし、全部である場合もある。
すなわち、その情報処理装置11に送られてきた前述の各種情報の中から、必要な情報を前記選別手段15が選択し、その選別手段15で選択された情報を、情報処理装置11に設けられた支援情報配信手段18がその水門2の管理支援者30に伝達する。
選別手段15で行う情報の選択は、管理者20への情報の伝達の場合と同様に、事象の種別やカテゴリーを前記カテゴリー検出手段17が決定し、その決定された事象の種別とカテゴリーに応じて、予め決定された選択ルールに基づいて行われる。
また、管理支援者30が備える前記支援端末Sには、その支援端末Sから前記管理端末Mに対してインターネットNを通じて情報を伝達することができる配信手段が備えられている。
管理者20は、その伝達された情報を基に管理支援者30による支援が必要であるかどうかを判断し、支援を求める場合には、前記配信手段を用いて管理支援者30にその求める支援の内容を伝達する。
この管理システムによれば、特に、大雨時など定型的な日常管理の範囲を超える異常事態の場合には、上記のような各種気象情報及び現地の水位等の状況に基づいて、その技術分野の専門家のアドバイスを受けることにより、適切に対応することができるので有効であるといえる。
さらに、水利用施設2の運営や維持管理上、例えば、取水量など記録が義務付けられている項目がある。これらの項目についても、自動的に前記情報処理装置11の記憶手段13、及びシステム管理者50が備える管理サーバ51aに自動的に保存されるように設定できる。
2a 制御装置
2b 動力
2c 操作盤
3 水位検知装置
4 流速検知装置
5 撮影装置
6 地震計
7 温湿度計
8 風速計
9 雨量計
10 施設サイト
11 情報処理装置
11a サーバ
12 データ処理手段
13 記憶手段
14 制御手段
15 選別手段
16 管理情報配信手段
17 カテゴリー検出手段
18 支援情報配信手段
20 管理者
21,22,31 パソコン
23 携帯電話
24 大画面モニター
30 管理支援者
40 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
50 システム管理者
51 管理情報処理装置
51a 管理サーバ
60 官公庁
61 一般閲覧者
L ローカルサイト
M 管理端末
N 通信手段
P 情報取得手段
S 支援端末
W ワイドサイト
Claims (6)
- 河川や水路等に設置され、水流や水位を制御するための水利用施設2に、水位検知装置3、流速検知装置4、撮影装置5の中から選択される単一の又は複数の情報取得手段Pを設け、前記水利用施設2の動作状況に関する情報及び前記情報取得手段Pで得られた情報を処理する機能を有する情報処理装置11を設け、前記情報処理装置11と前記水利用施設2の管理者20が備える管理端末Mとの間に情報を伝達可能な通信手段Nを設け、前記水利用施設2の動作状況に関する情報及び前記情報取得手段Pで得られた情報の中から、その一部または全部を、前記通信手段Nを通じて前記管理者20に伝達するための管理情報配信手段16を備えた水利用施設の管理システムにおいて、
前記情報処理装置11と、前記水利用施設2に関する専門知識を有し前記管理者20に対して助言を行う能力を有する管理支援者30が備える支援端末Sとの間に情報を伝達可能な通信手段Nを設け、前記水利用施設2の動作状況に関する情報及び前記情報取得手段Pで得られた情報の中から、その一部または全部を、前記通信手段Nを通じて前記支援端末Sに伝達するための支援情報配信手段18を備えたことを特徴とする水利用施設の管理システム。 - 前記情報処理装置11は、前記情報取得手段Pで得られた情報に基づいて前記水利用施設2の異常とその異常が属するカテゴリーを検出する機能を有するカテゴリー検出手段17を備え、前記支援情報配信手段18は、前記カテゴリー検出手段17で検出された異常のカテゴリーに基づいて、そのカテゴリーに対応する前記管理支援者30を自動的に選択してその選択された管理支援者30が備える前記支援端末Sに自動的に情報を伝達する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の水利用施設の管理システム。
- 前記管理端末Mと前記支援端末Sとの間に相互に情報を伝達可能な通信手段Nを設け、前記管理端末Mにその管理端末Mから前記支援端末Sに対して情報を伝達可能な配信手段を備え、前記支援端末Sにはその支援端末Sから前記管理端末Mに対して情報を伝達可能な配信手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の水利用施設の管理システム。
- 前記管理端末Mと前記支援端末Sとの間の通信手段Nはインターネットであり、前記前記管理端末Mと前記支援端末Sとがソーシャル・ネットワーキング・サービス40を介して相互に情報を伝達可能となっていることを特徴とする請求項3に記載の水利用施設の管理システム。
- 前記ソーシャル・ネットワーキング・サービス40は、管理者20の異なる複数の前記水利用施設2の前記各管理端末M及び前記各支援端末Sが接続可能状態になっていることを特徴とする請求項4に記載の水利用施設の管理システム。
- 前記ソーシャル・ネットワーキング・サービス40は、前記水利用施設2を管理する官公庁等の外部機関が備える端末が接続可能状態になっていることを特徴とする請求項4又は5に記載の水利用施設の管理システム。
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