JP2009207553A - Electric vacuum cleaner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動送風部を弾性部材により弾性的に支持する電気掃除機に関する。 The present invention relates to a vacuum cleaner that elastically supports an electric blower by an elastic member.
従来、この種の電気掃除機は、ファンである遠心ファンとこの遠心ファンを回転させる電動機とを前後に有する電動送風機を、本体ケースの内部に区画された収容室である送風室に収容した掃除機本体を備えている。そして、電動送風機は、本体ケースに対して、その振動を伝えにくくするために、互いに対向配置した一対の板ばねによって電動機側の外周面が上側と下側とから挟持されるように保持され、本体ケースに対して弾性的に支持されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述の電気掃除機では、電動送風機の駆動に伴う振動のうち、径方向(上下左右方向)への振動などは、板ばねにより弾性的に支持される。 In the above-described electric vacuum cleaner, vibrations in the radial direction (up and down, left and right directions) among vibrations associated with driving the electric blower are elastically supported by the leaf springs.
しかしながら、電動機側と、この電動機により回転される遠心ファン側とでは、遠心ファン側の方が電動機側寄りも大きく振動するので、回転軸心のぶれ、すなわち芯ぶれが生じ、このような芯ぶれを上記の構成では充分に吸収できないという問題点を有している。 However, on the motor side and on the centrifugal fan side rotated by this motor, the centrifugal fan side vibrates closer to the motor side, so that the rotation axis is shaken, that is, the runout occurs. Has the problem that it cannot be sufficiently absorbed by the above configuration.
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、電動送風部の芯ぶれを効果的に抑制できる電気掃除機を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of such a point, and it aims at providing the vacuum cleaner which can suppress the runout of an electric blower part effectively.
本発明は、電動送風部の外周の少なくとも一部に沿ってそれぞれ形成され、この電動送風部を互いに対向する位置で本体ケースに対して支持する対をなす弾性部材を備えた複数の弾性部材群が、電動送風部の軸方向に互いに異なる位置に、互いの各弾性部材が電動送風部の周方向に略等間隔となるように配置されているものである。 The present invention provides a plurality of elastic member groups each including a pair of elastic members formed along at least a part of the outer periphery of the electric blower and supporting the electric blower with respect to the main body case at positions facing each other. However, the respective elastic members are arranged at substantially different intervals in the circumferential direction of the electric blower at different positions in the axial direction of the electric blower.
本発明によれば、電動送風部を本体ケースに対して支持する複数の弾性部材群を、互いに電動送風部の軸方向に異なる位置で、かつ、互いの各弾性部材が電動送風部の周方向に略等間隔となるように配置することで、軸方向の異なる位置での振動を抑制し、電動送風部の芯ぶれを効果的に抑制できる。 According to the present invention, the plurality of elastic member groups that support the electric blower with respect to the main body case are at positions different from each other in the axial direction of the electric blower, and each elastic member is in the circumferential direction of the electric blower. By arrange | positioning so that it may become substantially equal intervals, the vibration in the position from which an axial direction differs can be suppressed, and the runout of an electric blower part can be suppressed effectively.
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図5を参照して説明する。 Hereinafter, the structure of the vacuum cleaner of the 1st Embodiment of this invention is demonstrated with reference to FIG. 1 thru | or FIG.
図1ないし図5において、1は掃除機本体であり、この掃除機本体1は被掃除面としての床面を走行可能な、いわゆるキャニスタ型の電気掃除機である。
1 to 5,
そして、この掃除機本体1は、上側が開放されたケースである下ケース2と、この下ケース2の後部上側に対向配置されこの後部上側を覆うケースである上ケース3と、下ケース2の前部上側を開閉可能な蓋体4とを有する本体ケース5を備えている。この本体ケース5には、下ケース2と上ケース3との間に収容室としての送風室6が区画されているとともに、下ケース2と蓋体4との間に図示しない集塵室が区画され、これら送風室6と集塵室との間には、これらを区画する隔壁部8が設けられている。
The vacuum cleaner
送風室6には、下ケース2と上ケース3とが図示しないシールパッキンを介して螺子などにより気密に組み付けられることで区画された空間部であり、略円筒状の電動送風部11が、軸方向が前後方向に沿う状態となるように略水平状に収容されている。また、この送風室6は、上ケース3の後部に穿設された排気孔12を介して本体ケース5の外部と連通している。さらに、この送風室6の側方には、電動送風部11へと外部からの電源を供給可能な電源コード13を巻回したコードリールが収容されるコードリール室が区画されている。
The
ここで、コードリール室は、下ケース2の後部に開口形成されたコード導出口から電源コード13を導出可能となっている。
Here, in the cord reel chamber, the
一方、集塵室には、例えば紙パック、あるいはサイクロン集塵装置などの集塵部が着脱可能となっている。また、この集塵室の前部には、本体吸込口21が下ケース2に穿設されている。そして、この本体吸込口21には、ホース体22が着脱可能に設けられ、このホース体22の先端部に、手元操作部23が設けられている。また、この手元操作部23には、作業者が把持する把持部25が突設されているとともに、この把持部25に、作業者により電動送風部11の動作モードなどを設定する設定ボタン26が複数設けられている。さらに、手元操作部23の先端部には、延長管28と吸込口体としての床ブラシ29とが順次連通接続される。
On the other hand, a dust collecting section such as a paper pack or a cyclone dust collecting device can be attached to and detached from the dust collecting chamber. Further, a main
隔壁部8には、送風室6側である後部に位置する後部隔壁31と、集塵室側である前部に位置する図示しない前部隔壁と、この前部隔壁に連続して送風室6とコードリール室とを区画する側部隔壁33とを備え、前部隔壁の後部に、掃除機本体1内の図示しない各種機構を動作させる駆動部が取り付けられている。
The partition wall portion 8 includes a
後部隔壁31には、丸孔状の後部連通孔37が穿設され、また、前部隔壁には、丸孔状の前部連通孔が穿設され、これら後部連通孔37と前部連通孔とが、図示しないダクトによって気密に接続されている。
The
後部連通孔37の後部には、電動送風部11が気密に接続されている。また、前部連通孔の前部である集塵室側には、図示しないフィルタが配置されている。
The
側部隔壁33には、送風室6とコードリール室とを連通する図示しない連通口が形成されている。
The
そして、後部隔壁31、前部隔壁および側部隔壁33の上部には、上ケース3との間で挟持されて送風室6、集塵室およびコードリール室を気密に区画するためのシール部材である図示しないパッキンが取り付けられている。
The upper part of the
電動送風部11は、図1ないし図3に示すように、重量物であるファンモータすなわち電動送風機41と、この電動送風機41の少なくとも一部を覆って保持する比較的軽量のカバー体としての保持部材である略円筒状のモータカバー42と、電動送風機41をモータカバー42に対して弾性的に支持して電動送風機41の回転振動を減衰する複数、例えば3つのコイルばね43を有する内部支持ユニットであるコイルばね群44とを備え、例えば一対の弾性部材としての板ばね45,45を有する複数、例えば2つの外部支持ユニット(第1外部支持ユニットおよび第2外部支持ユニット)である弾性部材群としての板ばね群46により本体ケース5に対して弾性的に支持されている。
As shown in FIG. 1 to FIG. 3, the
電動送風機41は、ケース体としての有底円筒状のモータフレーム47と、このモータフレーム47の開口側である前側に嵌着されモータフレーム47より大径の略円筒状のファンカバー48とを有し、モータカバー42と軸方向を合わせてこのモータカバー42内に保持されている。そして、この電動送風機41のモータフレーム47の周囲には、コイルばね群44をなすコイルばね受け部としてのばね受けリングである内周側ばね支持体51および外周側ばね支持体52が取り付けられ、これらばね支持体51,52間に、コイルばね43が保持されて、電動送風機41がモータカバー42側に対して弾性支持されている。
The
モータフレーム47内には、駆動源である電動部としての電動機55が収容されている。この電動機55は、回転軸56が、ファンカバー48により覆われた動翼すなわちファンである遠心ファン57と接続され、この遠心ファン57を回転させるように構成されている。
In the
また、モータフレーム47の後側寄りの周面には、複数の四角形状の排気口61が周方向に互いに略等間隔に離間されて穿設されているとともに、これら排気口61の間の位置に穿設された図示しない取付孔に、電動機55の整流子に電気的に接続される図示しないブラシ機構部がそれぞれ取り付けられる。
In addition, a plurality of
また、ファンカバー48の中心部には、吸気口66が穿設されている。
In addition, an
そして、電動送風機41は、電動機55により回転された遠心ファン57により、吸気口66から空気を吸い込み、この吸い込んだ空気をモータフレーム47の内部から排気口61を介してモータフレーム47の外部へと排気することにより、ダクト、集塵室、ホース体22(図5)、延長管28(図5)および床ブラシ29(図5)などへと負圧を作用させることが可能となっている。
Then, the
内周側ばね支持体51は、例えば合成樹脂、あるいは金属などによりモータフレーム47の外周に沿った形状、例えば円環状に形成され、モータフレーム47の周囲に密着して電動送風機41を保持している。また、この内周側ばね支持体51は、電動送風機41と軸方向を合わせてモータフレーム47に取り付けられ、前後方向(軸方向)の中心域が電動送風機41の重心Gに対応する位置である、モータフレーム47の前端寄りでかつファンカバー48の後方に位置している。なお、電動送風機41の重心は、電動送風機41とモータカバー42との重量差を考慮すると、電動送風部11の重心と略一致しているため、以下、重心Gは電動送風機41および電動送風部11の重心とする。また、重心Gに対応する位置とは、以下、重心Gを含み電動送風部11(電動送風機41)の軸方向に直交する平面と交差する位置、あるいは、その交差位置に対して電動送風部11(電動送風機41)の軸方向前後近傍の位置をいうものとする。さらに、内周側ばね支持体51の外周側には、各コイルばね43の一端部を保持する内周コイルばね保持部としての内周ばね保持部71が、複数、例えば3箇所に形成されている。
The
これら内周ばね保持部71は、それぞれコイルばね43の一端を内周側に嵌着する円筒状の内周保持円筒部71aと、この内周保持円筒部71aの内部にて径方向に突出しコイルばね43に挿入されてこのコイルばね43を保持する内周突出保持部71bとを備え、内周側ばね支持体51の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに120°ずつに離間されている。また、これら内周ばね保持部71は、1つが電動送風機41の下部に位置し、残りの2つが上部両側に位置している。
Each of the inner peripheral
なお、各内周ばね保持部71が周方向に互いに120°ずつずれている状態とは、各内周ばね保持部71が周方向に互いに120°前後ずつずれている状態を含むものとする。
The state in which the inner peripheral
同様に、以下、各部の角度などを規定する数値は、その数値のみでなく、その数値の前後の数値を含むものとする。 Similarly, hereinafter, the numerical values defining the angles of the respective parts include not only the numerical values but also the numerical values before and after the numerical values.
一方、外周側ばね支持体52は、例えば合成樹脂、あるいは金属などによりモータカバー42の内周に沿った形状、例えば内周側ばね支持体51よりも径大の円環状に形成され、内周側ばね支持体51と同心状に配置されてモータカバー42側に位置している。したがって、この外周側ばね支持体52も、前後方向(軸方向)の中心域が重心Gに対応する位置となっている。換言すれば、外周側ばね支持体52は、重心Gを含み電動送風部11(電動送風機41)の軸方向に直交する平面と少なくとも一部が交差する位置に配置されている。また、外周側ばね支持体52の内周側には、内周側ばね支持体51の各内周ばね保持部71に対応して、各コイルばね43の他端部を保持する外周コイルばね保持部としての外周ばね保持部73がそれぞれ形成されている。
On the other hand, the outer peripheral
外周ばね保持部73は、それぞれコイルばね43の一端を内周側に嵌着する円筒状の外周保持円筒部73aと、この外周保持円筒部73aの内部にて径方向に突出しコイルばね43に挿入されてこのコイルばね43を保持する外周突出保持部73bとを備えている。また、これら外周ばね保持部73は、1つが電動送風機41の下部に位置し、残りの2つが上部両側に位置している。
The outer peripheral
したがって、コイルばね43は、ばね支持体51,52間で電動送風機41に対して放射状に取り付けられ、互いに略等間隔(略等角度)に離間されている。すなわち、各コイルばね43は、電動送風機41側である一端部が、重心G側あるいは中心軸側に向けて内周側ばね支持体51の各内周ばね保持部71に保持され、他端部が外周側ばね支持体52の各外周ばね保持部73に保持されている。このため、コイルばね群44は、電動送風部11(電動送風機41)の重心Gに対応する位置に取り付けられ、すなわちコイルばね群44の外郭の内方に重心Gが位置するように取り付けられ、コイルばね43が、電動送風部11を軸方向から見た状態で、周方向に互いに120°ずつずれた、電動送風機41に対してY字状に配置されている。換言すれば、コイルばね群44は、重心Gを含み電動送風部11(電動送風機41)の軸方向に直交する平面と少なくとも一部が交差する位置に配置されている。
Therefore, the coil springs 43 are radially attached to the
一方、モータカバー42は、略円筒状の第1モータカバーとしての前部モータカバー75と、この前部モータカバー75の後部に接続される略円筒状の第2モータカバーとしての後部モータカバー76とを有している。すなわち、モータカバー42は、電動送風部11の軸方向(スラスト方向)に組み立ておよび分解可能に形成されている。そして、モータカバー42は、内部に電動送風機41を同軸状に収容している。
On the other hand, the
前部モータカバー75は、例えば合成樹脂などにより形成され、前側の蓋部となる略円板状の前板81と、この前板81の外周縁部から後方へと延出する前部周壁82とを備え、前板81の略中央部に、本体ケース5の後部連通孔37と電動送風機41の吸気口66とを連通する連通開口である丸孔状の前部連通開口83が開口形成されている。したがって、前部モータカバー75は、後端が開口されている。
The
前部連通開口83には、本体ケース5の集塵室に連通する後部連通孔37と電動送風部11の負圧側である電動送風機41の吸気口66とを気密に接続するシール部材としてのパッキンである略円筒状のシールリング88が、後部隔壁31との間となる前部に取り付けられている。このシールリング88は、例えばゴムあるいはエラストマなどの弾性を有する部材により略円筒状に形成されており、電動送風部11の軸方向への振動により軸方向に弾性変形することで、この振動を、隔壁部8を介して本体ケース5へと伝達しないように減衰させる振動減衰部となっている。
The
なお、シールリング88は、電動送風部11を停止させた状態で、若干前方に付勢されるように、すなわち前部が隔壁部8の後部隔壁31の後面に若干圧接されるように取り付けられている。
The
一方、後部モータカバー76は、例えば合成樹脂などにより形成され、後側の蓋部となる略円板状の後板91と、この後板91の外周縁部から前方へと延出する後部周壁92と、この後部周壁92の外周縁部から径方向へと延出するフランジ部93とを備え、このフランジ部93が前部モータカバー75の前部周壁82の後端に、例えば螺子止めなどにより接続されている。
On the other hand, the
後板91の後部には、緩衝部材であるクッション部材としてのモータクッション95が取り付けられている。このモータクッション95は、下ケース2の後部に対して所定の間隙を介して対向しており、振動によって電動送風部11が後方に移動した際などに下ケース2に当接して可撓変形することで、この当接時の衝撃を吸収して下ケース2側、あるいは電動送風部11側に伝えにくくするものである。
A
後部周壁92には、電動送風機41を通過した排気風をモータカバー42の外部へと排気する後部連通開口97が下部に開口形成されている。
In the rear
フランジ部93には、図示しないが、複数箇所に螺子止め用の螺子穴が設けられ、これら螺子穴に図示しない螺子を螺子止めすることにより、前部モータカバー75と後部モータカバー76とが互いに固定されるように構成されている。
Although not shown, the
各板ばね45は、円弧状に湾曲された湾曲部45aと、この湾曲部45aの両端に連続する連続部45b,45bと、これら連続部45b,45bにそれぞれ連続する支持部45c,45cとを備え、所定の金属部材を適宜湾曲加工することで形成されている。
Each
湾曲部45aは、電動送風部11の外周であるモータカバー42(前部モータカバー75、後部モータカバー76)の外周の一部に沿う形状に形成されている。
The
各連続部45bは、湾曲部45aの端部から、この湾曲部45aの突出側と同側に略直線状に突出している。
Each
各支持部45cは、各連続部45bに対して湾曲部45a側へと直線状に屈曲形成されており、各連続部45bに対して略直交する方向へと延びている。
Each
そして、各湾曲部45aは、モータカバー42(前部モータカバー75、後部モータカバー76)の外周に突出した送風部側リブ98,98間に保持され、各連続部45bおよび各支持部45cは、本体ケース5の送風室6の内壁に突出した本体側リブ99,99間に保持されて、各板ばね45の前後方向への移動が規制されている。
Each
また、板ばね群46は、一方が重心Gよりも前側である遠心ファン57側、すなわちモータカバー42の前部モータカバー75の外周に位置し(以下、板ばね群46aという)、他方が重心Gよりも後側である電動機55側、すなわちモータカバー42の後部モータカバー76の外周に位置している(以下、板ばね群46bという)。換言すれば、板ばね群46a,46bは、電動送風部11(電動送風機41)の軸方向に対して互いにずれた位置で、本実施の形態では重心Gを挟む位置、すなわち重心Gに対して軸方向の一方である前側と軸方向の他方である後側とに、コイルばね群44を挟む位置にてそれぞれ配置されている。すなわち、板ばね群46a,46bは、前後方向の中心、あるいはその近傍が、重心Gを含み電動送風部11(電動送風機41)の軸方向に直交する平面と交差しない位置に配置されている。さらに、板ばね群46a,46bは、重心Gに対して互いに略等距離に配置されている。換言すれば、板ばね群46a,46bは、コイルばね群44に対して、略等距離に配置されている。
Further, the
さらに、これら板ばね群46a,46bは、電動送風部11の周方向に対して互いに所定角度、例えば90°異なる角度で配置されている。すなわち、板ばね群46aは、図2に示すように、例えば板ばね45,45が上下に対向する位置となるように配置され、板ばね群46bは、図3に示すように、例えば板ばね45,45が軸方向から見て左右に対向する位置となるように配置されている。このため、板ばね群46a,46bは、互いの板ばね45が電動送風部11の周方向に等間隔となるように配置されている。
Further, the
なお、各板ばね群46a,46bの板ばね45は、全て同じ材質で形成してもよいし、任意に異なる材質で形成してもよい。
The leaf springs 45 of the
次に、上記第1の実施の形態の電気掃除機の製造方法を説明する。 Next, a method for manufacturing the electric vacuum cleaner according to the first embodiment will be described.
まず、予めコイルばね43によりばね支持体51,52を連結したコイルばね群44を、電動送風機41のモータフレーム47の外周に取り付けた状態で、この電動送風機41を各モータカバー75,76により前後から覆ってモータカバー42に組み込んで電動送風部11とする。
First, in the state where the
次いで、電動送風部11の外部の送風部側リブ98,98間に湾曲部45aを保持して各板ばね45をこの電動送風部11の外周に取り付け、これら電動送風部11と板ばね群46a,46bとを、各板ばね45の連続部45bおよび支持部45cを本体側リブ99,99間に保持するように送風室6内に嵌着し、電動送風部11側と本体ケース5側との配線を接続する。
Next, the
この状態で、各部品を組み込み蓋体4と連結した上ケース3を上側から下ケース2の上部へと被せて、上ケース3と下ケース2とを螺子などによって組み付けることにより、掃除機本体1が完成する。
In this state, the upper case 3 in which each part is connected to the built-in lid 4 is placed on the upper part of the
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。 Next, the operation of the first embodiment will be described.
掃除の際には、まず、本体吸込口21にホース体22、延長管28および床ブラシ29を順次連通接続するとともに、本体ケース5の蓋体4を開けて集塵部を集塵室に装着し、蓋体4を閉じる。
When cleaning, first, the
この掃除を開始する前の状態では、電動送風部11は、板ばね群46の各板ばね45の付勢力のつりあいにより所定のスタート位置となっている。
In a state before the cleaning is started, the
そして、本体ケース5から電源コード13を引き出して壁面などのコンセントに接続し、作業者が把持部25を把持して所定の設定ボタン26を操作すると、電動送風部11の電動送風機41が駆動する。
Then, the
この電動送風機41の駆動やこの駆動によって発生した負圧などにより、電動送風部11の内部では、電動送風機41の回転方向に交差する径方向(中心軸方向)に振動が発生しようとする。
Due to the driving of the
このとき、電動送風機41の重心Gの方向(重心G側)に付勢されている各コイルばね43が互いに適宜伸縮して電動送風機41を調芯することにより、電動送風機41の駆動に伴う径方向(中心軸方向)の振動もコイルばね群44によって吸収される。
At this time, each
また、上記の電動送風機41の振動によって、電動送風部11は、軸方向の前後方向および径方向(上下左右方向)に振動しようとする。
In addition, due to the vibration of the
特に、電動送風機41の遠心ファン57側は、電動機55側よりも大きく振動する。
In particular, the
このとき、図4に示すように、各板ばね45の湾曲部45aが電動送風部11によって径方向に押圧されることで、湾曲部45aの両端が近づくように変形し、この変形に伴って連続部45b,45bが傾斜状に変形することにより、各板ばね45の変形によって電動送風部11の振動が吸収される。なお、この図4において、湾曲部45aおよび連続部45b,45bの変形は便宜的に誇張して記載している。
At this time, as shown in FIG. 4, the
この結果、各板ばね群46a,46bの各板ばね45の付勢によって電動送風部11が、つりあいが取れるように図2および図3に示す上下方向、あるいは左右方向に付勢されるとともに、各板ばね群46a,46bによって電動送風部11の前側(遠心ファン57側)と後側(電動機55側)とがそれぞれ保持され、電動送風部11の駆動に伴う軸方向(前後方向)および上下左右方向の振動が吸収される。
As a result, the
なお、電動送風部11の前後方向への振動は、各板ばね45の幅方向の剛性によって規制され、殆ど発生することがない。
Note that vibration in the front-rear direction of the
そして、電動送風機41の駆動による負圧により、床ブラシ29、延長管28、ホース体22、本体吸込口21、集塵部と作用する風路が形成され、空気とともに塵埃が吸い込まれる。
Then, due to the negative pressure generated by driving the
吸い込まれた空気は吸気風となり、この吸気風に含まれる塵埃は、集塵部を空気が通過する際に集塵部に捕集される。 The sucked air becomes intake air, and dust contained in the intake air is collected by the dust collecting part when the air passes through the dust collecting part.
さらに、集塵部を通過した吸気風は、フィルタ、前部連通孔、ダクトおよび後部連通孔37を通過し、電動送風機41の吸気口66を介して電動送風機41のファンカバー48内へと流入し、遠心ファン57の中心部から吸い込まれて周方向に排気され、モータフレーム47内を通過し、各排気口61から排気風として電動送風機41の外部へと排気される。
Further, the intake air that has passed through the dust collecting portion passes through the filter, the front communication hole, the duct, and the
これら排気風は、モータカバー42の後部連通開口97を介して下方へと排気された後、電動送風部11の周囲から一部が上方へと流れ、本体ケース5の排気孔12から本体ケース5の外部へと排気されるとともに、残りが隔壁部8の連通口からコードリール室に流入してコードリール(電源コード13)を冷却しつつ、コード導出口を介して本体ケース5の外部へと排気される。
The exhaust air is exhausted downward through the rear communication opening 97 of the
掃除が終了すると、作業者は設定ボタン26を操作して電動送風機41を停止させ、電気掃除機の運転を停止する。
When the cleaning is completed, the operator operates the
このとき、電動送風部11は、各板ばね群46a,46bの調芯作用によって所定のスタート位置に復帰する。
At this time, the
集塵部に所定量以上の塵埃が溜まった場合には、蓋体4を開けて集塵部を集塵室から取り外す。集塵部が紙パックの場合には、この紙パックを塵埃とともに廃棄し、新たな紙パックを集塵室に装着する。集塵部が集塵カップなどの場合には、塵埃を廃棄した後、再度集塵室に取り付ける。 When dust of a predetermined amount or more accumulates in the dust collecting part, the lid 4 is opened and the dust collecting part is removed from the dust collecting chamber. When the dust collection unit is a paper pack, the paper pack is discarded together with dust, and a new paper pack is mounted in the dust collection chamber. If the dust collection part is a dust collection cup or the like, discard the dust and attach it to the dust collection chamber again.
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、電動送風部11を、軸方向に互いに異なる位置に配置した板ばね群46a,46bの各板ばね45,45によって本体ケース5に対して支持するとともに、板ばね群46aと板ばね群46bのそれぞれの板ばね45を、電動送風部11の周方向に対して互いにずらして配置することで、各板ばね45の変形により、電動送風部11(電動送風機41)の駆動に伴う軸方向の異なる位置での振動を抑制し、電動送風部11の芯ぶれを効果的に抑制でき、本体ケース5への振動絶縁を図ることができる。
As described above, according to the first embodiment, the
特に、電動送風部11においては、電動送風機41が電動機55によって遠心ファン57を回転させる構成となっているため、重心Gを挟んで前側と後側とのそれぞれで振れ回り、すなわち芯ぶれが発生する。このため、電動送風部11の重心Gを挟む位置、すなわち重心Gよりも前側と後側とにおいて、板ばね群46a,46bを電動送風部11の周方向に互いに90°異なる角度に配置してこれら板ばね群46a,46bによって電動送風部11を弾性支持することで、電動送風部11の振れ回りを確実に抑制でき、芯ぶれを効果的に抑制できる。
In particular, in the
しかも、一方の板ばね群46aの各板ばね45の変形により、電動送風機41の駆動に伴う電動送風部11の上下方向への振動を吸収し、かつ、電動送風部11の左右方向への振動を、他方の板ばね群46bの各板ばね45の変形によりするとともに、一方の板ばね群によって振動を吸収しにくい位置を他方の板ばね群によってカバーでき、電動送風機41の駆動に伴う振動を、確実に抑制できる。
In addition, the deformation of each
さらに、コイルばね群44の3つのコイルばね43を周方向に対して互いに120°ずつずらして配置することで、電動送風機41の駆動に伴う振動を、コイルばね群44によって効果的に吸収でき、モータカバー42に伝えにくくできるので、板ばね群46との相乗効果によって、振動をより確実に吸収できる。
Furthermore, by arranging the three
しかも、コイルばね群44を重心Gに対応する位置に配置することで、電動送風機41の駆動に重心Gよりも前側あるいは後側で上下方向に発生する振動を最小限とすることができ、振動をモータカバー42に、より伝えにくくできる。
In addition, by arranging the
そして、上記のように各振動を本体ケース5に伝えないように構成することで、電気掃除機の運転時の電動送風部11の振動に起因する音の発生を防止でき、特に振動が反響しやすい木床などでの掃除の際でも、動作音が静かになり、比較的振動が大きい電動送風機41でも採用することが可能となり、品質が安定する。
And it can prevent generation | occurrence | production of the sound resulting from the vibration of the
なお、上記第1の実施の形態において、板ばね群46a,46bは、互いの配置を逆としてもよい。すなわち、板ばね群46aの板ばね45,45によって電動送風部11を軸方向から見て左右両側部から挟持し、板ばね群46bの板ばね45,45によって電動送風部11を上下から挟持するように構成してもよい。この場合も、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
In the first embodiment, the
また、板ばね群46a,46bは、電動送風部11の重心Gを挟む位置に、電動送風部11の主方向に対して互いに90°異なる角度で配置すれば、電動送風部11の上下、あるいは軸方向から見た左右両側部などでなくてもよい。
Further, if the
次に、第2の実施の形態を図6ないし図9を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。 Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. In addition, about the structure and effect | action similar to the said 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、3つの板ばね群46a,46b,46cを備えているものである。
This second embodiment is provided with three
板ばね群46aは、電動送風部11の重心Gに対応する位置に配置されている。すなわち、板ばね群46aは、重心Gを含み電動送風部11(電動送風機41)の軸方向に直交する平面と少なくとも一部が交差する位置に配置されている。
The
また、板ばね群46b,46cは、板ばね群46aを挟んで配置されている。すなわち、板ばね群46b,46cは、電動送風部11の重心Gに対して軸方向の一端側と他端側とにそれぞれ位置している。
The
具体的に、板ばね群46bは、電動送風部11の前側である前部モータカバー75の外周に取り付けられている。すなわち、板ばね群46bは、電動送風機41の遠心ファン57側に位置している。
Specifically, the
また、板ばね群46cは、電動送風部11の後側である後部モータカバー76の板ばね群46aよりも後方の外周に取り付けられている。すなわち、板ばね群46cは、電動送風機41の電動機55側に位置している。
The
さらに、板ばね群46a,46b,46cは、電動送風部11の周方向に対して互いに60°ずつ異なる角度で配置されている。
Further, the
具体的に、板ばね群46aは、図7に示すように、板ばね45,45が上下に位置し、板ばね群46bは、図8に示すように、板ばね45,45が図中の左下および右上に位置し、板ばね群46cは、図9に示すように、板ばね45,45が図中の左上および右下に位置している。
Specifically, in the
したがって、板ばね群46aの板ばね45,45と、板ばね群46bの板ばね45,45と、板ばね群46cの板ばね45,45とは、電動送風部11の周方向にそれぞれ所定角度、例えば60°毎に互いに等間隔に順次配置されている。また、板ばね群46a〜46cの各板ばね45は、湾曲部45aが送風部側リブ98,98間に保持されている。さらに、板ばね群46b,46cの各板ばね45は、連続部45bが送風室6の側面に沿うように湾曲部45aから屈曲され、支持部45cが送風室6の底面あるいは上面に沿うように連続部45bから屈曲されて、それぞれ本体側リブ99,99間に保持されている。
Accordingly, the
そして、電動送風部11を本体ケース5に対して弾性的に支持する複数の板ばね群46を、電動送風部11の周方向に対してずらして配置するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
The plurality of
また、板ばね群46a,46b,46cを電動送風部11の周方向に対して互いに60°ずつ異なる角度で配置するとともに、板ばね群46aを電動送風部11の重心Gに対応する位置に配置し、板ばね群46b,46cを、板ばね群46aを挟む前後に配置することで、電動送風部11の振れ回りを、より確実に抑制でき、芯ぶれを効果的に抑制できる。
In addition, the
なお、上記各実施の形態において、電動送風部11は、電動送風機41とモータカバー42とにより構成されるものだけでなく、例えば電動送風機41自体としてもよい。すなわち、電動送風機41自体を各板ばね群46によって弾性支持するように構成するものなども、実施の形態に含むものとする。
In each of the above embodiments, the
また、電動送風部11の内部において、電動送風機41は芯ぶれを抑制できる構成であれば、任意の構成によってモータカバー42に対して支持してもよい。
Further, in the
さらに、板ばね群46は、2以上の任意の個数設けてもよい。例えば3以上の奇数個の板ばね群46を有する場合には、1つを重心Gに対応する位置とし、残りを前後にバランスよく配置し、2以上の偶数個の板ばね群46を有する場合には、重心Gを挟む位置にバランスよく配置し、各板ばね群46の板ばね45が電動送風部11の周方向に互い略等間隔となるようにすればよい。
Further, the
そして、各板ばね45は、例えば支持部45cに長孔などを形成し、この長孔を介して本体ケース5、あるいはモータカバー42などにねじなどによって取り付けてもよい。
Each
また、電気掃除機の細部は、上記構成に限定されるものではなく、例えばアップライト型、あるいはハンディ型などの電気掃除機にも対応して用いることができる。 Further, details of the vacuum cleaner are not limited to the above-described configuration, and can be used in correspondence with, for example, an upright type or a handy type vacuum cleaner.
5 本体ケース
6 収容室としての送風室
11 電動送風部
45 弾性部材としての板ばね
46 弾性部材群としての板ばね群
5
11 Electric blower
45 Leaf spring as an elastic member
46 Leaf springs as elastic members
Claims (3)
この電動送風部を収容する収容室を区画する本体ケースと、
前記電動送風部の外周の少なくとも一部に沿ってそれぞれ形成され、この電動送風部を互いに対向する位置で前記本体ケースに対して支持する対をなす弾性部材を備えた複数の弾性部材群とを具備し、
前記各弾性部材群は、前記電動送風部の軸方向に互いに異なる位置に、互いの前記各弾性部材が前記電動送風部の周方向に略等間隔となるように配置されている
ことを特徴とした電気掃除機。 An electric blower,
A body case that divides a storage chamber that stores the electric blower, and
A plurality of elastic member groups each including a pair of elastic members formed along at least a part of the outer periphery of the electric blower and supporting the electric blower against the main body case at positions facing each other. Equipped,
The elastic member groups are arranged at positions different from each other in the axial direction of the electric blower so that the respective elastic members are substantially equally spaced in the circumferential direction of the electric blower. Electric vacuum cleaner.
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。 Two elastic member groups are provided, and are arranged on one side and the other side in the axial direction with respect to the center of gravity of the electric blower at angles different from each other by 90 ° with respect to the circumferential direction of the electric blower. The electric vacuum cleaner according to claim 1, wherein:
一の前記弾性部材群は、前記電動送風部の重心に対応する位置に配置され、
残りの他の前記弾性部材群は、一の前記弾性部材群を挟んで配置されている
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。 Three elastic member groups are provided and arranged at different angles by 60 ° with respect to the circumferential direction of the electric blower,
The one elastic member group is disposed at a position corresponding to the center of gravity of the electric blower,
The vacuum cleaner according to claim 1, wherein the remaining other elastic member groups are arranged with one elastic member group interposed therebetween.
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JP2022508425A (en) * | 2019-02-20 | 2022-01-19 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | Fan assembly suspension device |
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2008
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