JP2009199556A - 通信監視装置、通信監視方法、コンピュータプログラム、そのシステム - Google Patents

通信監視装置、通信監視方法、コンピュータプログラム、そのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク上の通信障害を早期に把握する。
【解決手段】通信監視装置100は、通信端末から通信サーバへの第一送信情報を検出し、第一送信情報に返信する返信情報を検出し、第一送信情報の検出から返信情報を検出までの応答時間を計測し、返信情報に対応する通信端末から通信サーバへの第二送信情報を検出する第二送信情報検出を備え、返信情報の検出から第二送信情報の検出までの応答時間を計測し、所定時間内に計測された複数の第一応答時間および複数の第二応答時間をそれぞれ蓄積し、複数の第一応答時間の累積結果と複数の第二応答時間の累積結果とを比較して通信端末と通信サーバとの間に発生している通信異常を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部ネットワークを介して端末と接続するとともに、内部ネットワークを介してサーバと接続し、外部と内部との間のネットワーク通信を監視する通信監視装置および方法、この通信監視装置のためのコンピュータプログラム、その通信監視装置と端末とサーバとがデータ通信する通信監視システム、に関する。
TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のネットワーク環境において、ネットワーク性能管理に関する技術の向上が求められている。ネットワーク構成情報を自動生成する方法として、SNMP (Simple Network Management Protocol)を用いたネットワークシステムが存在する。このSNMP は、管理をするSNMP マネージャと、管理対象となるネットワーク機器上のSNMP エージェントとの間で、SNMP エージェントの管理するMIB(Management Information Base)を交換することにより機器の管理を行う。
一方、ネットワーク構成の増大やネットワーク機器の多様化/機能の高度化に伴い、収集される情報が膨大なものになってきている。また、ネットワーク構成は、広域で複雑になっている。そこで、ネットワークシステムの性能障害の原因をより正確に解析する技術について、各種の提案がなされている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−13920号公報 特開2006−246118号公報
しかしながら、上記文献記載の技術は、以下の点で改善の余地を有していた。
たとえば、インターネット投票のサービスを提供するシステムにおいては、投票の締切間際にアクセスが集中するという特別の事情がある。そして、アクセス集中時にサービスがダウンすれば、莫大な金銭的損失が発生するだけでなく、ユーザからの信頼を損ねてしまうという問題がある。そのため、サービスを確実にダウンさせることを防止するシステムが求められる。
そこで、障害予兆となる原因を早期に把握できれば、サービス全体がダウンしてしまうことを防止することができることが考えられる。しかし、特許文献2に記載の技術では、あらかじめ設定した閾値との比較により通信障害を検出するため、迅速に障害予兆を把握する点で改善の余地がある。
また、このようにシステムを確実にダウンさせないという問題は、インターネット投票のサービスを提供するシステムに限定されず、一般的なネットワークの技術分野において、共通した課題である。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、ネットワーク上の通信障害をシステムがダウンする前に把握することができる通信監視装置および方法、その通信監視システム、その通信監視装置のためのコンピュータプログラム、を提供するものである。
本発明によれば、第一ネットワークで第一端末と接続されているとともに第二ネットワークで第二端末と接続されている通信監視装置であって、
前記第一端末から前記第二端末への第一送信情報を検出する第一送信情報検出手段と、
前記第一送信情報に返信する前記第二端末から前記第一端末への返信情報を検出する返信情報検出手段と、
前記第一送信情報の検出から返信情報の検出までの第一応答時間を計測する第一応答時間計測手段と、
前記返信情報にさらに返信する前記第一端末から前記第二端末への第二送信情報を検出する第二送信情報検出手段と、
前記返信情報の検出から前記第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測する第二応答時間計測手段と、
所定時間内に計測された複数の前記第一応答時間および複数の前記第二応答時間をそれぞれ蓄積する蓄積手段と、
複数の前記第一応答時間の累積結果と複数の前記第二応答時間の累積結果とを比較して前記第一端末と前記第二端末との間に発生している通信異常を検出する異常検出手段と、
を有することを特徴とする通信監視装置
が提供される。
また、本発明によれば、第一ネットワークで第一端末と接続されているとともに第二ネットワークで第二端末と接続されている通信監視装置の通信監視方法であって、
前記第一端末から前記第二端末への第一送信情報を検出するステップと、
前記第一送信情報に返信する前記第二端末から前記第一端末への返信情報を検出するステップと、
前記第一送信情報の検出から前記返信情報の検出までの第一応答時間を計測するステップと、
前記返信情報にさらに返信する前記第一端末から前記第二端末への第二送信情報を検出するステップと、
前記返信情報の検出から前記第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測するステップと、
所定時間内に計測された複数の前記第一応答時間および複数の前記第二応答時間をそれぞれ蓄積するステップと、
複数の前記第一応答時間の累積結果と複数の前記第二応答時間の累積結果とを比較して前記第一端末と前記第二端末との間に発生している通信異常を検出するステップと、
を含むことを特徴とする通信監視方法
が提供される。
また、本発明によれば、第一端末と前記第一端末と接続している第一ネットワークと、第二端末と前記第二端末と接続している第二ネットワークと、を接続している通信監視装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記第一端末から前記第二端末への第一送信情報を検出する第一送信情報検出処理と、
前記第一送信情報に返信する前記第二端末から前記第一端末への返信情報を検出する返信情報検出処理と、
前記第一送信情報の検出から返信情報の検出までの第一応答時間を計測する第一応答時間計測処理と、
前記返信情報にさらに返信する前記第一端末から前記第二端末への第二送信情報を検出する第二送信情報検出処理と、
前記返信情報の検出から前記第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測する第二応答時間計測処理と、
所定時間内に計測された複数の前記第一応答時間および複数の前記第二応答時間をそれぞれ蓄積する蓄積処理と、
複数の前記第一応答時間の累積結果と複数の前記第二応答時間の累積結果とを比較して前記第一端末と前記第二端末との間に発生している通信異常を検出する異常検出処理と、
を前記通信監視装置に実行させるためのコンピュータプログラム
が提供される。
さらに、本発明によれば、第一端末と、前記第一端末と接続する第一ネットワークと、第二端末と、前記第二端末と接続する第二ネットワークと、前記第一ネットワークと前記第二ネットワークとに接続する通信監視装置と、を有する通信監視システムであって、
前記通信監視装置は、
前記第一端末から前記第二端末への第一送信情報を検出する第一送信情報検出手段と、
前記第一送信情報に返信する前記第二端末から前記第一端末への返信情報を検出する返信情報検出手段と、
前記第一送信情報の検出から前記返信情報の検出までの第一応答時間を計測する第一応答時間計測手段と、
前記返信情報にさらに返信する前記第一端末から前記第二端末への第二送信情報を検出する第二送信情報検出手段と、
前記返信情報の検出から第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測する第二応答時間計測手段と、
所定時間内に計測された複数の前記第一応答時間および複数の前記第二応答時間をそれぞれ蓄積する蓄積手段と、
複数の前記第一応答時間の累積結果と複数の前記第二応答時間の累積結果とを比較して前記第一端末と前記第二端末との間に発生している通信異常を検出する異常検出手段と、
を有することを特徴とする通信監視システム
が提供される。
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与された通信管理装置、コンピュータプログラムにより通信監視装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でよい。
また、本発明の通信監視方法には複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の通信監視方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の通信監視方法の複数の工程は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある工程の実行中に他の工程が発生すること、ある工程の実行タイミングと他の工程の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
また、本発明で云う通信監視装置は、コンピュータプログラムを読み取って対応するデータ処理を実行できるように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の汎用デバイスで構築されたハードウェア、所定のデータ処理を実行するように構築された専用の論理回路、これらの組み合わせ、等として実施することができる。
なお、本発明でコンピュータプログラムに対応した各種動作を通信監視装置に実行させることは、各種デバイスをデータ処理装置に動作制御させることなども意味している。
例えば、通信監視装置に各種データを記憶させることは、通信監視装置に固定されているHDD(Hard Disc Drive)等の情報記憶媒体にCPUが各種データを格納すること、通信監視装置に交換自在に装填されているCD−R(Compact Disc-Recordable)等の情報記憶媒体にCPUがCDドライブで各種データを格納すること、等でよい。
本発明によれば、ネットワーク上の通信異常の原因を検出することにより、ネットワーク上の通信障害をシステムがダウンする前に把握してサービス全体がダウンすることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図2は、本実施の形態の通信監視システム1000の構成を示す図である。通信監視システム1000は、通信端末10と、通信端末10と接続する外部ネットワーク1と、通信サーバ20と、通信サーバ20と接続する内部ネットワーク2と、外部ネットワーク1と内部ネットワーク2とに接続する通信監視装置100と、を有する。
図1は、通信監視装置100の論理構造を示す模式的なブロック図である。通信監視装置100は、通信端末10と通信端末10と接続している外部ネットワーク1と、通信サーバ20と通信サーバ20と接続している内部ネットワーク2と、を接続している。
通信監視装置100は、通信端末10から通信サーバ20への第一送信情報を検出する第一送信情報検出部(端末情報検出部101)と、第一送信情報に返信する通信サーバ20から通信端末10への返信情報を検出する返信情報検出部(サーバ情報検出部103)と、第一送信情報の検出から返信情報の検出までの第一応答時間を計測する第一応答時間計測手段(内部応答時間計測部105)と、 返信情報にさらに返信する通信端末10から通信サーバ20への第二送信情報を検出する第二送信情報検出を備える端末情報検出部101と、返信情報の検出から第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測する第二応答時間計測部(外部応答時間計測部107)と、所定時間内に計測された複数の第一応答時間および複数の第二応答時間をそれぞれ蓄積する蓄積部109と、複数の第一応答時間の累積結果と複数の第二応答時間の累積結果とを比較して通信端末10と通信サーバ20との間に発生している通信異常を検出する異常検出部110と、を有する。
外部ネットワーク1は、外部システム30および内部システム40を接続している。通信端末10は、外部システム30に備えられ、外部ネットワーク1および内部ネットワーク2を介して通信サーバ20と接続している。通信端末10は下位処理装置でありクライアント端末である。「外部」とは、外部ネットワーク1および外部システム30から構成され、内部システム40によって通信管理されない公共のネットワークシステムをいう。
また、内部システム40は、内部ネットワーク2を介して通信監視装置100と通信サーバ20とを接続している。通信サーバ20は上位処理装置でありデータベースサーバである。「内部」とは、内部システム40から構成され、会社等が通信管理しているプライベートなネットワークシステムをいう。内部システム40として、インターネット投票システムを例示することができる。インターネット投票システムは、選挙、競馬、競艇、競輪等における投票を電子的に実行することを可能とするサービスを提供するシステムである。
具体的には、外部ネットワーク1は、広域ネットワーク(Wide Area Network、WAN)である。また内部ネットワーク2は、構内通信ネットワーク(Local Area Network、LAN)である。通信端末10は、携帯電話、PHS、PDA、パーソナルコンピュータ等、ネットワークと接続できるすべての端末を用いることができる。また、外部システム30は、複数の通信端末10から構成されてもよいし、複数の通信端末10から構成されるLANを接続している構成も採用してもよい。通信サーバ20は、通信端末10に電子投票サービスを提供するサーバである。内部システム40は、複数の通信サーバ20から構成されていてもよい。
通信端末10と、通信サーバ20との間では、TCPのコネクション上でデータがやりとりされる。このTCPのコネクションの設定は、パケットデータの中にあるフラグを使ってすることができる。通信端末10は通信サーバ20とデータ通信を実行するため、TCPコネクションを設定する。具体的には、通信端末10は、通信サーバ20に対してSYNフラグをセットしたパケットデータ(SYNパケット)を送信する。通信サーバ20は、通信端末10からSYNパケットを受け取ると、通信端末10に対してSYN/ACKフラグをセットしたパケットデータ(SYN/ACKパケット)を送信する。通信端末10は、通信サーバ20に対し、ACKフラグがセットされたパケットデータ(ACKパケット)を送信する。通信サーバ20がACKパケットを受信することにより、TCPのコネクションが設定される 。
図1で示すように、具体的には、通信監視装置100は、端末情報検出部101と、サーバ情報検出部103と、内部応答時間計測部105と、外部応答時間計測部107と、蓄積部109と、異常検出部110と、解析部111と、判定部113と、警告発信部115とを有する。
端末情報検出部101は、外部ネットワーク1に接続されている通信端末10が、内部ネットワーク2に接続されているサーバに送信するSYNパケットを端末情報として検出する。端末情報検出部101は、検出したパケットデータから送信元となる通信端末10のIPアドレス、ポート番号およびSEQ番号またはACK番号を抽出する。
サーバ情報検出部103は、SYNパケットを受け付けた通信サーバ20が通信端末10に返信するSYN/ACKパケットをサーバ情報として検出する。このとき、サーバ情報検出部103は、送信元となる通信サーバ20の通信端末10のIPアドレス、ポート番号、SEQ番号およびACK番号を抽出する。また、宛先となる通信端末10のIPアドレス、ポート番号、SEQ番号およびACK番号を抽出する。
また、端末情報検出部101は、サーバ情報を受け付けた通信端末10が通信サーバ20に返信するACKパケットを第二の端末情報として検出する第二情報検出手段を備える。ACKパケットを受け付けると、端末情報検出部101は、検出したパケットデータから宛先となる通信サーバ20のIPアドレス、ポート番号およびSEQ番号またはACK番号を抽出する。
内部応答時間計測部105は、SYNパケットの検出からSYN/ACKパケットの検出までの内部応答時間を計測する。具体的には、端末情報検出部101がSYNパケットを検出すると、時間計測を開始し、サーバ情報検出部103がSYN/ACKパケットを検出したとき、時間計測を終了する。得られた計測結果を内部応答時間として蓄積部109に格納する。つまり内部応答時間とは、通信サーバ20が通信端末10に向けて送信したSYNパケットを検出したときから、検出されたSYNパケットに呼応して通信サーバ20が送信したSYN/ACKパケットを検出するまでの時間をいう。内部応答時間により、内部の通信状況を把握することができる。
より具体的には、内部応答時間計測部105は、端末情報検出部101がSYNパケットを検出すると、送信元である通信端末10のIPアドレス、ポート番号およびSEQ番号またはACK番号を計測開始時刻とともに蓄積部109に記憶する。サーバ情報検出部103がSYN/ACKパケットを検出したとき、蓄積部109を参照し、対応する通信端末10のIPアドレス、ポート番号、SEQ番号およびACK番号が記憶されているか否かを判断する。記憶されていたとき、計測終了時刻と、計測開始時刻の差から内部応答時間を求める。
外部応答時間計測部107は、SYN/ACKパケットの検出からACKパケットの検出までの外部応答時間を計測する。具体的には、サーバ情報検出部103がSYN/ACKパケットを検出すると、時間計測を開始し、端末情報検出部101がACKパケットを検出したとき、時間計測を終了する。得られた計測結果を外部応答時間として通信端末10ごとに蓄積部109に格納する。つまり外部応答時間とは、通信サーバ20が通信端末10に向けて送信したSYN/ACKパケットを検出したときから、検出されたSYN/ACKパケットに呼応して通信端末10が送信したACKパケットを検出するまでの時間をいう。外部応答時間により、外部の通信状況を把握することができる。
より具体的には、外部応答時間計測部107は、サーバ情報検出部103がSYN/ACKパケットを検出すると、送信元である通信サーバ20のIPアドレス、ポート番号およびSEQ番号またはACK番号を計測開始時刻とともに蓄積部109に記憶する。サーバ情報検出部103がSYN/ACKパケットを検出したとき、蓄積部109を参照し、対応する通信サーバ20のIPアドレス、ポート番号、SEQ番号およびACK番号が記憶されているか否かを判断する。記憶されていたとき、計測終了時刻と、計測開始時刻の差から外部応答時間を求める。
図3は、通信監視装置100における通信管理方法のうち、通信端末10と通信サーバ20との間の通信時間を計測する方法を説明するフローチャートである。端末情報検出部101は、通信端末10が通信サーバ20に対して送信したSYNパケットを検出すると(S101)、内部応答時間計測部105は、内部応答時間の計測を開始する(S103)。つづいて、サーバ情報検出部103がSYN/ACKパケットを検出すると(S105Y)、内部応答時間計測部105は、内部応答時間の計測を終了し、得られた内部応答時間を蓄積部109に格納する(S107)。また、サーバ情報検出部103がSYN/ACKパケットを検出したとき(S105Y)、外部応答時間計測部107は、外部応答時間の計測を開始する(S113)。端末情報検出部101がACKパケットを検出すると(S115Y)、外部応答時間計測部107は、外部応答時間の計測を終了し、得られた外部応答時間を蓄積部109に格納する(S117)。
ここで、内部応答時間および外部応答時間は、あらかじめ設定された所定時間内計測するように設定されている。所定時間は端末情報検出部101がSYNパケットを検出したときから計測が開始される。そこで、所定時間が経過したか否かを判断し(S119)、所定時間が経過していないと判断された場合(S119N)、S101に戻る。このように、所定時間を経過するまで内部応答時間および外部応答時間を計測し、計測結果を蓄積する。所定時間を終了する(S119Y)。
このようにして、蓄積部109には、所定時間内に計測された複数の内部応答時間および複数の外部応答時間がそれぞれ蓄積されることとなる。
異常検出部110は、複数の内部応答時間の累積結果と複数の外部応答時間の累積結果とを比較して、内部と外部の少なくとも一方に発生している通信異常を検出する。内部応答時間は、SYNパケット及びSYN/ACKパケットの内部ネットワーク2の伝送時間と、SYNパケットを受け付けた通信サーバ20がSYN/ACKパケットを送信するまでの通信サーバ20の処理時間との和を示すといえる。したがって、内部応答時間が長くなると通信遅延が発生していることとなる。一方、外部応答時間は、SYN/ACKパケットおよびACKパケットの外部ネットワーク1の伝送時間と、通信端末10がSYN/ACKパケットを受信してACKパケットを送信するまでの通信端末10の処理時間と、の和を示すといえる。したがって、内部応答時間の推移と、外部応答時間とを対比しつつ両者の推移を追うことにより、通信異常を検出することができる。
そこで、解析部111では、蓄積部109を参照し、複数の内部応答時間の累積結果および複数の外部応答時間の累積結果を求める。解析部111の行う統計処理は、種々の方法がある。たとえば、解析部111は複数の内部応答時間および複数の外部応答時間の平均、分散、標準偏差をそれぞれ計算する。異常検出部110は、両者のそれぞれの結果を比較して、内部と外部の少なくとも一方に発生している通信異常を検出する。両者の平均は理論上異なるが、通信状況が良好な場合は、両者の分散値や標準偏差はほぼ同一である。ところが、内部に通信異常が生じると、内部応答時間が長くなる。また、外部に異常が大きくなると、外部応答時間が長くなる。したがって、内部および外部のいずれかに通信異常が発生すると、通信異常の発生した側の分散値や標準偏差が大きくなる。よって、異常検出部110は、内部応答時間の分散値と外部応答時間の分散値とを比較し、一方の分散値が大きくなったとき、通信異常が発生したと判断する。同様に、内部応答時間の標準偏差と外部応答時間の標準偏差とを比較し、一方の標準偏差が大きくなったとき、異常検出部110は、通信異常が発生したと判断する。
また、解析部111は、内部応答時間および外部応答時間のそれぞれの度数分布を解析する。通信端末10と通信サーバ20との間の通信異常が検出されたとき、解析された度数分布に基づいて通信異常の原因が外部(外部システム30および外部ネットワーク1のいずれか一方)にあるか又は内部システム40(通信サーバ20および内部ネットワーク2のいずれか一方)にあるかを判定する。
具体的には、解析部111は、蓄積部109を参照し、内部応答時間の度数分布表および外部応答時間の度数分布表を作成する。この度数分布表は、二つの時間(内部応答時間および外部応答時間)と度数との相関関係を示すものである。度数分布表の作成方法について説明すると、所定時間を一定幅に区切り、一定幅の範囲に含まれる内部応答時間または外部応答時間の個数(度数)をカウントする。横軸に時間を表し、縦軸に度数を表し、カウントした結果をそれぞれプロットする。こうすることにより度数分布表を作成することができる。図4は、解析部111が作成する度数分布表の一例である。図4で示す度数分布表では、所定時間として10秒を設定し、10秒間に収集した外部応答時間および内部応答時間を50msecで区切って各度数を棒グラフにより示している。図4では、内部応答時間の度数分布表と、外部応答時間の度数分布表とが対比して示されている。
解析部111が作成した度数分布は、図5のように表示することもできる。図4で表した棒の先端をベースとして近似曲線を引くことにより図5のグラフを作成することができる。図5では、応答時間を示す横軸を基準に、上側に内部応答時間の結果を示し、下側に外部応答時間の結果を示している。こうすることによりそれぞれの度数分布が対比可能な構成となっている。
このように解析部111が作成した内部応答時間および外部応答時間のそれぞれの度数分布表を作成し、異常検出部110がこれを対比して、通信端末10と通信サーバ20との間に発生している通信の異常を検出する。このとき、判定部113は、異常の原因が外部にあるか内部システム40にあるかを判定する。
異常検出部110が通信の異常を検出する方法についてさらに具体的に説明する。前述のように、通信状態が良好な場合には、内部応答時間と外部応答時間とでは、平均値はそれぞれ異なるが、分散や標準偏差はほぼ同一である。つまり、通信状態が良好な場合には、応答時間にばらつきの発生は少なく分散は小さいといえる。そうすると、ばらつきが大きい場合は通信状態に異常が発生していると判断できる。したがって、たとえば図5の度数分布表を基準とし、近似曲線の形状が変化したことを検知して、通信の異常の発生を検出することができる。基準となる度数分布表は、たとえば、直近に作成した度数分布表を用いることができる。また、通信端末10と通信サーバ20との間の通信が平常であるときの度数分布表があらかじめ取得されている場合には、これを基準としてもよい。近似曲線の形状の変化は、任意の方法で検出することができるが、たとえば、近似曲線の相同性について、任意の値を設定し、設定された値を満たさないと判断したとき、近似曲線の形状が変化したと把握することができる。
つづいて、異常検出部110が通信異常の検出したとき、通信異常の原因が外部にあるか内部にあるかを判定する方法について説明する。判定部113は、遅延している内部応答時間の度数が多いとき、通信異常の原因が内部システム40にあると判定し、遅延している外部応答時間の度数が多いとき、通信異常の原因が外部(通信端末10および外部ネットワーク1のいずれか)にあると判定する。たとえば、内部応答時間の度数分布の近似曲線が基準より右にずれると、SYNパケットに対するSYN/ACKパケットの応答が遅くなっていることを把握することができる。一方、外部応答時間の度数分布は変化がない。したがって、異常箇所は内部にあるということを判定することができる。
図6は、通信異常が発生したときの度数分布表の一例を示す。実線が実測値、破線が基準値を示している。図6では示すように、外部応答時間の度数分布の近似曲線が基準より右にずれると、SYN/ACKパケットに対するACKパケットの応答が遅いことを示している。一方、内部応答時間の度数分布は変化がない。そうすると、異常箇所は外部にあるということを判定することができる。
また、図7では、異常が発生したときの度数分布表の別の例を示す。実線が実測値、破線が基準値を示している。図7の例では、内部応答時間の近似曲線の形状が基準と同一の形状を保っているが、内部応答時間の一部に遅延がみられる。このことは、平均値、メディアンおよび分散が基準よりも大きいことを意味している。このように、内部応答時間に大きな変化が起こらないが、平均値、メディアンおよび分散が増大するときは、通信端末10からの再送パケット(SCKパケット)やRSTパケットが増加しているときに生じる。この場合、内部システム40内の一部の機器の性能劣化による異常が発生していると考えることができる。したがって、判定部113は、異常の原因が内部システム40にあると判定する。なお、再送パケットおよびRSTパケットについては後述する。
上述のようなデータ処理装置の各部は、必要により各種のハードウェアを利用して実現される。しかし、データ処理装置が実装されているコンピュータプログラムに対応して機能することにより実現されている。このようなコンピュータプログラムは、例えば、第一端末から第二端末への第一送信情報を検出する第一送信情報検出処理、第一送信情報に返信する返信情報を検出する返信情報検出処理、第一送信情報の検出から第二端末から第一端末への返信情報の検出までの第一応答時間を計測する第一応答時間計測処理、返信情報に対応する第一端末から第二端末への第二送信情報を検出する第二送信情報検出処理、返信情報の検出から第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測する第二応答時間計測処理、所定時間内に計測された複数の第一応答時間および複数の第二応答時間をそれぞれ蓄積する蓄積処理、複数の第一応答時間の累積結果と複数の第二応答時間の累積結果とを比較して第一端末と第二端末との間に発生している通信異常を検出する異常検出処理、等の処理動作をCPU101等に実行させるためのソフトウェアとしてRAM104等の情報記憶媒体に格納されている。
なお、判定部113が内部システム40に通信異常の原因があると判定したとき、警告発信部115は、通信サーバ20に警告を発信することができる。このとき、解析部111が作成した度数分布表を出力してもよい。
また、端末情報検出部101は、通信サーバ20がSYN/ACKパケットを受け付けなかったとき通信端末10から再送されたSYNパケットを検出してもよい。このSYNパケットは、一度SYNパケットを送信した通信端末10が通信サーバ20からSYN/ACKパケットを受け付けなかったために再送された再送パケットである。蓄積部109は、再送されたSYNパケットの検出回数を単位時間ごとに蓄積することができる。判定部113は、単位時間ごとのSYNパケットの検出回数が増加したとき、判定部113は、通信異常の原因が内部システム40にあると判定することができる。
図3にもどり、内部応答時間の計測を開始した後(S103)、SYN/ACKパケットを検出しなかった場合において(S105N)、SYNパケットを検出すると(S109Y)、検出されたSYNパケットの検出回数をカウントする(S111)。判定部113は、SYNパケットの計測回数を単位時間ごとに比較する。検出されたSYNパケットが増加しているとき、判定部113は、異常が発生していると判定する。そして、この通信異常の原因は、内部ネットワーク2または内部システム40にあると判定する。
また、サーバ情報検出部103は、通信端末10がSYN/ACKパケットに呼応したACKパケットを受け付けなかったとき通信サーバ20から再送されたSYN/ACK情報を検出する。このとき検出されるSYN/ACKパケットは、一度SYN/ACKパケットを送信した通信サーバ20が通信端末10からACKパケットを受け付けなかったために再送された再送パケットである。蓄積部109は、再送されたSYN/ACKパケットの検出回数を単位時間ごとに蓄積する。単位時間ごとのSYN/ACKパケットの検出回数が増加したとき、判定部113は、通信異常の原因が外部(外部システム30および外部ネットワーク1のいずれか)にあると判定する。
図3で示すように、外部応答時間の計測を開始した後(S113)、ACKパケットを検出しなかった場合において(S115N)、SYN/ACKパケットを検出すると(S121Y)、検出されたSYN/ACKパケットの検出回数をカウントする(S121)。判定部113は、SYNパケットの計測回数を単位時間ごとに比較する。検出されたSYNパケットが増加しているとき、判定部113は、異常が発生していると判定する。そして、この通信異常の原因は、外部ネットワーク1または外部システム30にあると判定する。
端末情報検出部101は、通信端末10から送信されたRST(Reset)パケットを検出してもよい。また、サーバ情報検出部103は、通信サーバ20から送信されたRSTパケットを検出してもよい。 蓄積部109は、再送されたRSTパケットの検出回数を単位時間ごとに蓄積する。
ここで、RSTパケットについて説明する。TCPでコネクションが確立されている際に、通常の流れではお互いにFINパケットを送り合いコネクションの開放を行う。しかし、コネクション確立の際に不測の事態、例えば、通信途中に通信端末10または通信サーバ20のいずれかがいきなりダウンしてしまったとすると、FINパケットを送るような余裕がないため、他方はいなくなった相手に対してデータを送り続けることになる。このような場合、残った通信端末10または通信サーバ20はパケットを何度か再送し、それでも返事が返ってこなければあきらめてコネクションを切断する。しかし、あきらめるまでに相手が再起動した場合、前回確立されていたコネクションは覚えていないため、相手がわからないままパケットデータを受信することとなる。そこで、コネクションのリセットを要求するため、RSTパケットを送信する。したがって、RSTパケットは「強制切断用パケット」として機能する。
RSTパケットを検出すると、検出されたRSTパケットの検出回数をカウントする。判定部113は、RSTパケットの計測回数を単位時間ごとに比較する。検出されたRSTパケットが増加しているとき、判定部113は、異常が発生していると判定し、警告発信部115から警告を発信させる。
端末情報検出部101は、複数の通信端末10が送信するSYNパケットを検出して、蓄積部109に検出回数を蓄積してもよい。この場合、SYNパケットの検出回数は、単位時間ごとに蓄積される。単位時間ごとのSYNパケットの検出回数を、以下、単位時間アクセス数ともいう。解析部111は、蓄積された外部応答時間と、単位時間アクセス数との検出回数との相関関係を解析することができる。判定部113は、解析された相関関係に基づいて、通信異常の原因が外部(外部システム30および外部ネットワーク1のいずれか一方)にあるか又は内部システム40のいずれか一方にあるかを判定する。
解析部111は、単位時間における内部応答時間の平均を縦軸にプロットし、単位時間アクセス数を横軸にプロットしてグラフを作成する。通信状況が良好なときは、一定の相関関係を示すグラフを得ることができる。作成されたグラフを基準とし、単位時間における内部応答時間の平均と、単位時間アクセス数との相関関係が大きく異なる結果が得られたとき、異常検出部110は、通信異常が発生したことを検出し、判定部113は、内部に通信異常が発生していると判別する。解析部111は、単位時間における内部応答時間の標準偏差を縦軸にプロットし、単位時間アクセス数を横軸にプロットしてグラフを作成する。こうすることにより、通信状況が良好なときは、同様に一定の相関関係を示すグラフを得ることができる。このような相関関係は、式1のように係数で表すことが可能である。
Figure 2009199556
さらに、内部応答時間および外部応答時間にも一定の相関関係があると考えられる。解析部111は、蓄積部109を参照し、内部応答時間を横軸にプロットし、縦軸に外部応答時間をプロットする。こうすることにより、得られるグラフを図8に模式的に示す。領域Aが通常状態とすると、領域Bにシフトしたとき、判定部113は、内部に通信異常が発生したと、判定することができる。一方、領域Cにシフトしたとき、外部に通信異常が発生したと判定することができる。
また、外部システム30は複数備えることができる。このとき、通信端末10のIPアドレスおよび通信サーバ20のIPアドレスでグルーピングすることにより、外部システム30を特定することも可能である。図9は、外部システム30をグループI、II、IIIに特定したときの相関関係の一例を示す。図9(a)で示すように、平常時は、いずれのグループも同じ集団を形成する。一方、内部システム40は、ほぼ同じ応答速度を保つ。したがって、各グループの領域は外部応答時間の軸に並行する。一方、図9(b)は、外部に異常が発生した例を示す。グループIIの領域についてのみ外部応答時間が遅延している。したがって、通信異常の原因がグループIIにあると判定することができる。また、図9(c)は内部に異常が発生した例を示す。グループI、II、IIIの領域すべてについて、内部応答時間が遅延している。したがって、通信異常の原因が内部システム40にあると判定することができる。
つづいて、本実施形態の効果について説明する。本実施の形態の通信監視システム1000によれば、外部に備えられた通信端末10の端末情報(SYNパケット、ACKパケット)と、内部に備えられた通信サーバ20のサーバ情報(SYN/ACKパケット)とを検出して、内部応答時間および外部応答時間を計測する。複数の内部応答時間の累積結果と複数の外部応答時間の累積結果とを比較して内部と外部の少なくとも一方に発生している通信異常を検出する。これにより、応答時間の累積結果の相違からネットワーク上の通信障害を的確に把握することができる。したがって、内部システム40全体がダウンする前に適切な処置を施してサービスの提供が停止してしまうことを防止することができる。
具体的には、内部応答時間および外部応答時間のそれぞれの度数分布を解析し、遅延している内部応答時間の度数が多いとき、通信異常の原因が内部にあると判定し、遅延している外部応答時間の度数が多いとき、通信異常の原因が外部にあると判定する。したがって、ネットワーク上の通信障害がどこにあるのかを的確に把握することができる。
また、本実施の形態の通信監視システム1000によれば、常時監視することで統計的手法により収集したデータを元に異常状態を把握することができる。これにより、内部に異常があるときは、警報を発信することができる。したがって、内部システム40の運用者に不足の事態への対処を促すことが可能となる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。たとえば、本実施形態では、内部システム40として、インターネット投票システムを例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、一般的なネットワークの通信管理に適用することができる。
実施の形態の通信管理装置の論理構造を示す模式的なブロック図である。 実施の形態の通信監視システムの構成を示す図である。 実施の形態の通信管理装置における通信管理方法を説明するフローチャートである。 実施の形態の解析部が作成するデータの一例である。 実施の形態の解析部が作成するデータを説明する図である。 実施の形態の解析部が作成するデータを説明する図である。 実施の形態の解析部が作成するデータを説明する図である。 実施の形態の解析部が作成するデータを説明する図である。 実施の形態の解析部が作成するデータを説明する図である。
符号の説明
1 外部ネットワーク
2 内部ネットワーク
10 通信端末
20 通信サーバ
30 外部システム
40 内部システム
100 通信監視装置
101 端末情報検出部
103 サーバ情報検出部
105 内部応答時間計測部
107 外部応答時間計測部
109 蓄積部
110 異常検出部
111 解析部
113 判定部
115 警告発信部
1000 通信監視システム

Claims (10)

  1. 第一ネットワークで第一端末と接続されているとともに第二ネットワークで第二端末と接続されている通信監視装置であって、
    前記第一端末から前記第二端末への第一送信情報を検出する第一送信情報検出手段と、
    前記第一送信情報に返信する前記第二端末から前記第一端末への返信情報を検出する返信情報検出手段と、
    前記第一送信情報の検出から返信情報の検出までの第一応答時間を計測する第一応答時間計測手段と、
    前記返信情報にさらに返信する前記第一端末から前記第二端末への第二送信情報を検出する第二送信情報検出手段と、
    前記返信情報の検出から前記第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測する第二応答時間計測手段と、
    所定時間内に計測された複数の前記第一応答時間および複数の前記第二応答時間をそれぞれ蓄積する蓄積手段と、
    複数の前記第一応答時間の累積結果と複数の前記第二応答時間の累積結果とを比較して前記第一端末と前記第二端末との間に発生している通信異常を検出する異常検出手段と、
    を有することを特徴とする通信監視装置。
  2. 前記第一応答時間および前記第二応答時間のそれぞれの度数分布を解析する解析手段と、
    前記第一端末と前記第二端末との間の通信異常が検出されたとき、解析された前記度数分布に基づいて前記通信異常の原因が前記第一端末および前記第一ネットワークのいずれか一方にあるか又は前記第二端末および前記第二ネットワークのいずれか一方にあるかを判定する判定手段と、
    を有する請求項1に記載の通信監視装置。
  3. 前記判定手段は、遅延している前記第一応答時間の度数が多いとき、前記通信異常の原因が前記第二端末および前記第二ネットワークのいずれかにあると判定し、遅延している前記第二応答時間の度数が多いとき、前記通信異常の原因が前記第一端末および前記第一ネットワークのいずれかにあると判定する請求項2に記載の通信監視装置。
  4. 前記判定手段が前記第二端末および前記第二ネットワークのいずれかに前記通信異常の原因があると判定したとき、前記第二端末に警告を発信する警告発信手段を有する請求項1乃至3いずれかに記載の通信監視装置。
  5. 前記第一送信情報検出手段は、前記第二端末が前記第一送信情報を受け付けなかったとき前記第一端末から再送された前記第一送信情報を検出し、
    前記蓄積手段は、再送された前記第一送信情報の検出回数を単位時間ごとに蓄積し、
    前記単位時間ごとの前記第一送信情報の前記検出回数が増加したとき、前記判定手段は、前記通信異常の原因が前記第二端末および前記第二ネットワークにあると判定する請求項2乃至4いずれかに記載の通信監視装置。
  6. 前記返信情報検出手段は、前記第一端末が前記返信情報に呼応した前記第二送信情報を受け付けなかったとき前記第二端末から再送された前記返信情報を検出し、
    前記蓄積手段は、再送された前記返信情報の検出回数を単位時間ごとに蓄積し、
    前記単位時間ごとの前記返信情報の検出回数が増加したとき、前記判定手段は、前記通信異常の原因が前記第一端末および前記第一ネットワークのいずれかにあると判定する請求項2乃至5いずれかに記載の通信監視装置。
  7. 前記蓄積手段は、複数の前記第一端末が送信する前記第一送信情報の検出回数を単位時間ごとに蓄積し、
    前記解析手段は、蓄積された前記第二応答時間と、前記単位時間ごとの前記第一送信情報の前記検出回数との相関関係を解析し、
    前記判定手段は、解析された前記相関関係に基づいて、前記通信異常の原因が前記第一端末および前記第一ネットワークのいずれか一方にあるか又は前記第二端末および前記第二ネットワークのいずれか一方にあるかを判定する請求項5または6に記載の通信監視装置。
  8. 第一ネットワークで第一端末と接続されているとともに第二ネットワークで第二端末と接続されている通信監視装置の通信監視方法であって、
    前記第一端末から前記第二端末への第一送信情報を検出するステップと、
    前記第一送信情報に返信する前記第二端末から前記第一端末への返信情報を検出するステップと、
    前記第一送信情報の検出から前記返信情報の検出までの第一応答時間を計測するステップと、
    前記返信情報にさらに返信する前記第一端末から前記第二端末への第二送信情報を検出するステップと、
    前記返信情報の検出から前記第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測するステップと、
    所定時間内に計測された複数の前記第一応答時間および複数の前記第二応答時間をそれぞれ蓄積するステップと、
    複数の前記第一応答時間の累積結果と複数の前記第二応答時間の累積結果とを比較して前記第一端末と前記第二端末との間に発生している通信異常を検出するステップと、
    を含むことを特徴とする通信監視方法。
  9. 第一端末と前記第一端末と接続している第一ネットワークと、第二端末と前記第二端末と接続している第二ネットワークと、を接続している通信監視装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記第一端末から前記第二端末への第一送信情報を検出する第一送信情報検出処理と、
    前記第一送信情報に返信する前記第二端末から前記第一端末への返信情報を検出する返信情報検出処理と、
    前記第一送信情報の検出から返信情報の検出までの第一応答時間を計測する第一応答時間計測処理と、
    前記返信情報にさらに返信する前記第一端末から前記第二端末への第二送信情報を検出する第二送信情報検出処理と、
    前記返信情報の検出から前記第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測する第二応答時間計測処理と、
    所定時間内に計測された複数の前記第一応答時間および複数の前記第二応答時間をそれぞれ蓄積する蓄積処理と、
    複数の前記第一応答時間の累積結果と複数の前記第二応答時間の累積結果とを比較して前記第一端末と前記第二端末との間に発生している通信異常を検出する異常検出処理と、
    を前記通信監視装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  10. 第一端末と、前記第一端末と接続する第一ネットワークと、第二端末と、前記第二端末と接続する第二ネットワークと、前記第一ネットワークと前記第二ネットワークとに接続する通信監視装置と、を有する通信監視システムであって、
    前記通信監視装置は、
    前記第一端末から前記第二端末への第一送信情報を検出する第一送信情報検出手段と、
    前記第一送信情報に返信する前記第二端末から前記第一端末への返信情報を検出する返信情報検出手段と、
    前記第一送信情報の検出から前記返信情報の検出までの第一応答時間を計測する第一応答時間計測手段と、
    前記返信情報にさらに返信する前記第一端末から前記第二端末への第二送信情報を検出する第二送信情報検出手段と、
    前記返信情報の検出から前記第二送信情報の検出までの第二応答時間を計測する第二応答時間計測手段と、
    所定時間内に計測された複数の前記第一応答時間および複数の前記第二応答時間をそれぞれ蓄積する蓄積手段と、
    複数の前記第一応答時間の累積結果と複数の前記第二応答時間の累積結果とを比較して前記第一端末と前記第二端末との間に発生している通信異常を検出する異常検出手段と、
    を有することを特徴とする通信監視システム。
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