JP2009199499A - リソース制御プログラム及びリソース制御方法 - Google Patents

リソース制御プログラム及びリソース制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のリソース制御手段によって同一のリソースにアクセスする際に生じるコマンドの実行順序の乱れを回避するリソース制御プログラムを提供する。
【解決手段】リソース制御プログラムは、実行手順フローに含まれる複数の制御ジョブを実行制御手段1から受信した複数のリソース制御手段2によって、複数の制御ジョブに含まれる複数の制御コマンドが実行されるリソース3を制御する。リソース制御プログラムは、リソース3に、制御コマンド12を受信する受信処理と、制御コマンド12の優先度を判定する判定処理と、制御コマンド12を待機させる待機処理と、優先度に応じた待機時間の経過の後に、待機させた制御コマンド12を取出す取出処理とを実行させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リソース制御プログラム及びリソース制御方法に関し、特に、分散環境でジョブを実行する場合において、複数のリソース制御手段によって同一のリソースにアクセスする際に生じるコマンドの実行順序の乱れを回避するリソース制御プログラム及びリソース制御方法に関する。
大規模化が進むコンピュータネットワークの運用管理において、利用者に定められた品質のサービスを提供し維持する必要がある。このため、コンピュータネットワークを構成する機器(ハードウェア)やソフトウェア等(以下、リソースと言う)の状態や処理を管理・制御することが重要である。このため、システムを監視し、必要に応じて自律的に変更操作を行う事で運用保守を改善する自律運用システムが開発されている。
例えば、リソースに対してアクセスするための予約を獲得して排他制御を行う際の予約の順序付けに、キューイングの仕組みを使用することが提案されている(特許文献1参照)。また、複数のマスタから共有リソースへのアクセスの管理を行うリソース管理装置において、アクセスコマンドの発行順序を入れ替える際、キューに格納されるコマンドに関連付けられた優先度を基にキュー内でのスタックの入れ替えによるコマンドの追い越しを実現することが提案されている(特許文献2参照)。更に、通常の優先度に基づくキューの並び替えのほか、キューに格納されるコマンドの実行時間を基に少ない実行時間順にキューを並び替えることを行うことが提案されている(特許文献3参照)。
特表2006−504182号公報 特開2006−99731号公報 特開平3−42730号公報
図15は、本発明者が検討した制御のために階層化された自律運用システムの一例を示し、図16は図15の自律運用システムの動作の概要を示す図である。
図15において、自律運用システムは、実行制御手段100と、リソース制御手段200(A、B)と、運用管理対象となるリソース300(A、B、C)とを備える。この自律運用システムにおいて処理される実行手順フロー110において、例えば、手順Aと手順Bがこの順に定められた制御ジョブが含まれるとする。実行手順フロー110は、実行制御手段100により実行され、手順Aの制御ジョブはリソース制御手段Bにより実行され、手順Bの制御ジョブはリソース制御手段Aにより実行されるものとする。手順A及びBの制御コマンドはリソースBにより実行されるものとする。
実行制御手段100において、手順Aの制御ジョブが時刻T11のタイミングで投入され、その後、手順Bの制御ジョブが時刻T12で投入される。手順Aはリソース制御手段Bを経由してリソースBに到着し、一方、手順Bはリソース制御手段Aを経由してリソースBに到着する。この経路の相違に起因して、リソースBに対する手順Aと手順Bの2つの経路に遅延差が生じることがある。即ち、手順B(の制御コマンド)が時刻T31のタイミングでリソースBに到着し、その後、手順A(の制御コマンド)が時刻T32のタイミングでリソースAに到着する場合がある。この場合、手順Bの制御コマンドが直ちに実行され、その後に到着した手順Aの制御コマンドは、手順Bの終了の時刻T33まで実行待ちの状態W31となる。
ここで、例えば、手順Aがジョブ「ファイルバックアップ」であり、手順Bがジョブ「シャットダウン」であるとする。この場合、リソースBにおいて、先にシャットダウンのコマンドが実行される。このコマンドの実行はキャンセル不能の処理であるため、実行手順フロー110において手順Aが手順Bより先行するスケジューリングであるにもかかわらず、もはやファイルコピーの処理は実行することができない。
本発明者の検討によれば、このような問題が生じる理由は、以下の通りであると考えられる。即ち、ネットワークの運用管理に適用される自律制御システムにおいて、自律制御を行うための仕組みは一般的に階層化された分散実行構造を持つ。この自律制御システムでは、上位では抽象的な運用単位のジョブのフローを制御し、中位ではジョブ内の具体的なリソース制御コマンドを実行する等のように、階層に応じた抽象度で運用プロセスが整理されている。このような分散環境においては、ネットワークの特質として命令伝達に要する時間が一定でないことから、制御側が発した制御コマンド12が、被制御側においては制御側の発した順序通りに受信されない事が起こりうる。このとき、例えば、リソースに先にシャットダウンのコマンドが着信して実行されてしまうと、他の優先度の高いコマンドを実行することができない。
以上のように、本発明者の検討によれば、不可逆的な操作を行う場合、実行順序が重要であり、制御側で通常のジョブスケジューリングにより優先度の高い順にコマンド送信するが、制御のための階層化された分散実施構造を備える自律運用システムにおいては、分散環境に特有の制約のため、コマンド着信順序の保証は困難である。更に、本発明者の検討によれば、この場合、非制御側のリソースにおいても、キューイングなどの技術によっては、キューが空の場合には受け付けた制御コマンド12を即時実行するため、運用管理側の意図しない操作が行われる場合がある。
本発明は、分散環境でジョブを実行する場合において、複数のリソース制御手段によって同一のリソースにアクセスする際に生じるコマンドの実行順序の乱れを回避して、制御側からのコマンドの送信順に制御対象リソースにコマンドを実行させるリソース制御プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、分散環境でジョブを実行する場合において、複数のリソース制御手段によって同一のリソースにアクセスする際に生じるコマンドの実行順序の乱れを回避して、制御側からのコマンドの送信順に制御対象リソースにコマンドを実行させるリソース制御方法を提供することを目的とする。
本リソース制御プログラムは、ネットワークシステムにおいて、実行手順フローに所定の順序で含まれる複数の制御ジョブを実行制御手段から受信した複数のリソース制御手段によって、前記複数の制御ジョブに含まれる複数の制御コマンドが実行されるリソースを制御する。本リソース制御プログラムは、前記リソースであるコンピュータに、前記複数のリソース制御手段から制御コマンドを受信する受信処理と、受信した前記制御コマンドの優先度を判定する判定処理と、受信した前記制御コマンドを待機させる待機処理と、判定された前記優先度に応じて定まる待機時間の経過の後に、前記待機させた前記制御コマンドを取出す取出処理とを実行させる。
好ましくは、本リソース制御プログラムの一実施態様において、本リソース制御プログラムは、更に、前記リソースであるコンピュータに、取出された前記制御コマンドを、当該リソースにおける実行キューへ繋ぐ処理を実行させる。
本リソース制御方法は、ネットワークシステムにおいて、実行手順フローに所定の順序で含まれる複数の制御ジョブを実行制御手段から受信した複数のリソース制御手段によって、前記複数の制御ジョブに含まれる複数の制御コマンドが実行されるリソースを制御する。本リソース制御方法においては、前記リソースの受信手段が、前記複数のリソース制御手段から制御コマンドを受信し、前記リソースの判定手段が、受信した前記制御コマンドの優先度を判定し、前記リソースの待機手段が、受信した前記制御コマンドを待機させ、前記リソースの取出手段が、判定された前記優先度に応じて定まる待機時間の経過の後に、前記リソースの待機手段から前記制御コマンドを取出す。
好ましくは、本リソース制御方法の一実施態様において、前記優先度が、受信した前記制御コマンドに予め付加された優先度を示す情報に基づいて判定される。
本リソース制御プログラム及びリソース制御方法によれば、リソースにおいて、受信された制御コマンドは、一旦待機させられ、優先度に応じて定まる待機時間の経過後に取出されて、実行される。これにより、ネットワーク等の遅延によって、所定の順序で送信された制御コマンドが逆転した順序でリソースに到着した場合でも、リソースにおいて正しい順序で制御コマンドが実行されるようにすることができる。例えば、低い優先度の制御コマンド(例えば、シャットダウン)の受信後の待機時間内であれば、その間に高い優先度の制御コマンド(例えば、ファイルバックアップ)を更に受信した場合、当該高い優先度の制御コマンドを先に実行することができ、制御コマンドの実行の順序を維持することができる。従って、制御コマンドの送信の順序を維持することにより、複数のリソース制御手段によって同一のリソースにアクセスする際に生じる制御コマンドの実行の順序の乱れを回避することができ、また、偶発的な遅延による制御コマンドの到着の順序の乱れを吸収することができる。これにより、キャンセル不能な処理を先に実行する危険性を低減することができ、プロセス制御を円滑に行うことができる。
本リソース制御プログラムの一実施態様によれば、待機の状態から取出した制御コマンドが実行キューへ繋がれる。これにより、実行キューにおいての制御コマンドの順序が、制御側におけるコマンドの送信の順となるので、リソースに送信順に制御コマンドを実行させることができ、複数のリソース制御手段によって同一のリソースにアクセスする際に生じる実行順序の乱れを回避することができる。
本リソース制御方法の一実施態様によれば、優先度が制御コマンドに付加された優先度の情報に基づいて定まる。これにより、制御コマンドを管理する実行制御手段又は複数のリソース制御手段が、制御コマンドそれ自体によりその優先度を管理することができる。
図1は、リソース制御方法が実行される自律運用システムの構成を示す。図2は、図1の自律運用システムで実行される制御ジョブ及び制御コマンドのデータ構造を示す。図3は、図1の自律運用システムの備える優先度処理手段の構成を示す。
自律運用システムは、実行制御手段1と、複数のリソース制御手段2(A、B)と、運用管理対象となる複数のリソース3(A、B、C)とを備えるコンピュータネットワークからなる(ネットワークシステムである)。リソース3は、各々、優先度処理手段4を備える。実行制御手段1及びリソース制御手段2は、例えば上位のコンピュータに設けられる。実行制御手段1及びリソース制御手段2は、各々、別個のコンピュータに設けてネットワークにより接続するようにしても良い。複数のリソース制御手段2を区別する場合、リソース制御手段A、Bと言う(リソース3についても、同じ)。リソース3は、各々、下位のコンピュータからなり、例えばサーバ装置やネットワークスイッチ(ルータ等)からなる。リソース制御手段2とリソース3との間はネットワークにより接続される。
実行制御手段1は、当該自律運用システムの最上位の階層であり、実行手順フロー10を実行し、これにより、複数のリソース制御手段2を管理する。即ち、実行制御手段1は、実行手順フロー10に従って、当該システムにおけるジョブの実行を管理する。即ち、ジョブのフロー(流れ)を制御する。実行手順フロー10は、例えば、予め与えられるか、又は、外部から入力される。
リソース制御手段2は、当該自律運用システムの中位の階層であり、制御ジョブ11を実行し、これにより、複数のリソース3を制御する。制御ジョブ11は実行制御手段1から入力される(送信される)。制御ジョブ11は実行手順フロー10の下位の命令である。
リソース3は、当該自律運用システムの最下位の階層であり、制御コマンド12を実行する。これにより、リソース3はリソース制御手段2によって制御される。制御コマンド12はリソース制御手段2から入力される(送信される)。制御コマンド12は制御ジョブ11の下位の命令である。
リソース3において、その制御コマンド12の受信側に、優先度処理手段4が設けられる。従って、実際には、リソース制御手段2からリソース3に送信された制御コマンド12は、当該リソース3に対応する優先度処理手段4により受信される。優先度処理手段4は、受信した制御コマンド12を、その優先度に応じた時間(待機時間又は遅延時間)だけ待機させた後に、リソース3に送信して実行させる。
実行手順フロー10は、予め定められ、例えば実行すべき順序に並べられた複数の制御ジョブ11と分岐命令とからなる(図示せず)。制御ジョブ11及び制御コマンド12は図2に示すようなデータ構造を備える。
制御ジョブ(ジョブデータ又はジョブコマンド)11は、ヘッダ111とジョブ内容112とからなる。ヘッダ111は、ジョブID、ジョブ名、ジョブ優先度、リソース制御手段からなる。ジョブIDは当該ジョブの識別情報であり、一意に定まる。ジョブ名は当該ジョブの名前である。ジョブ優先度は当該ジョブの優先度であり、ジョブ毎に予め定められる。リソース制御手段名は当該ジョブを実行する(すべき)リソース制御手段2の名前である。
ジョブ内容112は、複数の制御コマンド(コマンドデータ)12からなる。複数の制御コマンド12は、各々、コマンドID、コマンド優先度、リソース名、コマンド内容からなる。コマンドIDは当該コマンドの識別情報であり、一意に定まる。コマンド優先度は当該制御コマンドの優先度であり、制御コマンド毎に予め定められる。リソース名は制御コマンドを実行する(すべき)リソース3の名前である。コマンド内容は、当該制御コマンド12の具体的な実行内容であり、例えばファイルを指定してファイルをコピーすることを指示する制御情報等からなる。
実行制御手段1は実行手順フロー10を実行する。即ち、実行制御手段1は、実行手順フロー10に含まれる複数の制御ジョブ11を先頭から順に取出して、複数のリソース制御手段2に送信する。この時、制御ジョブ11は、そのリソース制御手段名に基づいて、当該制御ジョブ11を実行すべきリソース制御手段2に送信される。なお、実行制御手段1は、実行手順フロー10に定められた分岐命令を実行する。
複数のリソース制御手段2は、実行制御手段1から複数の制御ジョブ11を受信し、複数の制御ジョブ11を実行する。即ち、リソース制御手段2は、制御ジョブ11に含まれる制御コマンド12を先頭から順に取出して、複数のリソース3に送信する。この時、制御コマンド12は、そのリソース名に基づいて、当該制御コマンド12を実行すべきリソース3に送信される。
なお、リソース制御手段2は、制御ジョブ11の実行において、制御ジョブ11の受信の順ではなく、受信した制御ジョブ11の中でジョブ優先度の高い順に制御ジョブ11を実行する。これにより、実行制御手段1から1個のリソース制御手段2への経路は1個であるので、制御ジョブ11の実行の順序は維持される。
リソース3は、複数のリソース制御手段2から複数の制御コマンド12を受信し、これらを実行する。即ち、当該制御コマンド12のコマンド内容を実行する。これに先立って、実際には、優先度処理手段4が、当該リソース3に送信された制御コマンドを受信する。
優先度処理手段4は、複数のリソース制御手段2から制御コマンド12を受信すると、当該制御コマンド12の優先度を判定すると共に、当該制御コマンド12を待機させる。優先度は、当該制御コマンド12に予め付加された優先度を示す情報に基づいて判定される。優先度処理手段4は、優先度に応じて定まる待機時間の経過の後に、待機状態から制御コマンド12を取出す。
優先度処理手段4は、図2に示すように、受信部41と、優先度判定部42と、待機部43と、取出部44と、タイマー監視部45とを備える。待機部43は、複数のバッファ431〜435を備える。
受信部41は、実際には、複数のリソース制御手段2から、制御コマンド12を含むメッセージ(図示せず)を受信し、これから制御コマンド12を読出して(取出して)、優先度判定部42に送る。
優先度判定部42は、受信した制御コマンド12の優先度を判定する。即ち、優先度判定部42は、制御コマンド12からその優先度を取出して、制御コマンド12と共に、待機部43へ送る。
待機部43は、受信した制御コマンド12を待機させる。即ち、待機部43は、制御コマンド12及びその優先度を受信して、当該優先度に基づいて、当該制御コマンド12の実行を待機させる(遅延させる)か否かの判断を行い、これに基づいて、待機時間の設定を行う。このため、待機部43は複数のバッファ431〜435を備える。この例では、複数のバッファ431〜435は、優先度毎に、より具体的には、優先度に対応した待機時間毎に設けられる。
例えば、バッファ431〜435に対応して、待機時間T1〜T5が予め設定される。例えば、T1が、最も高い優先度の待機時間であり、最も短い待機時間とされる。T1からT5の順に、優先度が低くなり、待機時間が長くされる。待機時間T1〜T5は、固定であっても、可変であっても良い。この例では、バッファ431〜435の数N(Nは正の整数)は、優先度の数Nに応じて、種々変更することができる。
待機部43は、複数のバッファ431〜435の中から、制御コマンド12の優先度に対応したバッファ431〜435を選択して、これに当該制御コマンド12を格納する。この時、待機部43は、バッファ431〜435に制御コマンド12を格納したことを、タイマー監視部45に通知する。
タイマー監視部45は、待機部43を監視して、制御コマンド12の取出しのタイミングを取出部44に通知する。即ち、タイマー監視部45は、待機部43から通知されたバッファ431〜435について、その待機時間が経過したか否かを監視し、当該待機時間が経過した場合、取出部44に当該バッファ431〜435の待機時間の終了を通知する。
取出部44は、優先度に応じて定まる待機時間の経過の後に、待機部43から制御コマンド12を取出す。即ち、取出部44は、タイマー監視部45からの待機時間の終了通知を受信すると、これに応じて、待機部43の当該バッファ431〜435から制御コマンド12を取出し、これをリソース3へ渡す。
なお、取出部44は、実際には、取出された制御コマンド12を、当該リソース3における実行キュー44’へ繋ぐ。実行キュー44’は、取出部44に設けられるが、リソース3に設けるようにしても良い。リソース3は、実行キュー44’の先頭から順に1個のキュー(制御コマンド12)を取出して実行する。
例えば、実行制御手段1からリソースBに到達する経路は、リソース制御手段A及びBを経由する2つの経路が存在する。実際には、リソース制御手段2の数及びリソース3の数は図示の数に限られない(より大きい)ので、当該経路の数もより多くなる。これらの経路の相違により、制御コマンド12の到達の順序が逆転する場合がある。
しかし、優先度処理手段4は、低い優先度の制御コマンド12を受信すると、その実行に先立って、当該優先度に応じた待機時間だけ、当該制御コマンド12を待機させる。この待機時間中に高い優先度の制御コマンド12を更に受信した場合、優先度処理手段4は、高い優先度の制御コマンド12を低い優先度の制御コマンド12に先行してリソース3に対して送る。これにより、リソース3では、実行制御手段1からの送信の順序通りに、高い優先度の制御コマンド12を、先に受信して実行することができる。
一方、高い優先度の制御コマンド12を受信した後、短い待機時間中に、低い優先度の制御コマンド12を受信した場合、高い優先度の制御コマンド12の待機時間は、低い優先度の制御コマンド12のそれよりも先にタイムアップする。従って、優先度処理手段4は、高い優先度の制御コマンド12を低い優先度の制御コマンド12よりも先にリソース3に送る。これにより、リソース3は、実行制御手段1からの送信の順序通りに、高い優先度の制御コマンド12を、先に受信して実行することができる。
図4は、図3に示す優先度処理手段4の一実施例における待機部43のバッファ431〜435への格納処理フローを示す。
受信部41は、リソース制御手段2から制御コマンド12(を含むメッセージ)を受信したか否かを調べる(ステップS1)。制御コマンド12を受信しない場合、受信部41は、ステップS1を繰り返す。制御コマンド12を受信した場合、受信部41は、メッセージから制御コマンド12を読出した後(ステップS2)、制御コマンド12(又は、受信したメッセージ)を優先度判定部42に送る。
優先度判定部42は、制御コマンド12からコマンド優先度を取出して、これに基づいて、当該制御コマンド12の優先度を判定し(ステップS3)、求めた優先度と当該制御コマンド12とを待機部43に送る。
待機部43は、通知された優先度に基づいて、当該制御コマンド12の格納位置を算出する(ステップS4)。即ち、待機部43は、バッファ431〜435の中から、通知された優先度に対応する1個のバッファを選択する。なお、待機時間の設定のない場合は、待機部43は、制御コマンド12を待機させることなく、取出部44へ送る。この後、待機部43は、当該選択した待機バッファ431〜435の状態が空きか否かを調べる(ステップS5)。
選択したバッファ431〜435が空きでない場合、待機部43は、選択したバッファ431〜435を、待機時間がより長いバッファ431〜435に変更する(ステップS6)。例えば、当該制御コマンド12の優先度がiである場合、優先度が(i+1)に対応するバッファに変更する(格納位置をシフトする)。選択したバッファ431〜435が空きの場合、優先度判定部42は、制御コマンド12を当該バッファ431〜435に格納し(ステップS7)、選択したバッファ431〜435に制御コマンド12を格納したことをタイマー監視部45に通知した後、ステップS1以下を繰り返す。
図5は、待機部43のバッファ431〜435からの制御コマンド12の取出し処理フローを示す。
取出部44が、後述するように、タイマー監視部45からの通知に応じて、当該バッファから制御コマンド12を取出し(ステップS10)、実行キュー44’に繋ぐことにより、リソース3にバッファ431〜435から取出した制御コマンド12を送る。
この後、タイマー監視部45は、予め定められた監視時間の間隔ΔT11の間だけ待機した後に(ステップS11)、優先度判定部42からの通知に基づいて、待機部3に制御コマンド12が存在するか否か、即ち、制御コマンド12が待機部3から取出し可能か否かを調べる(ステップS12)。取出し可能でない場合、タイマー監視部45は、ステップS11を繰り返す。取出し可能である場合、取出部44が前述のステップS10を実行する。
即ち、タイマー監視部45は、待機部43のバッファ431〜435に格納されている制御コマンド12の待機時間が終了した場合、当該バッファを取出部44に通知する。これに応じて、取出部44は、当該バッファから制御コマンド12を取出す。この時、制御コマンド12を取出し可能なバッファが複数存在する場合、タイマー監視部45は、最も優先度の高いバッファを取出部44に通知する。これにより、1個の制御コマンド12が優先度の高い順に取り出される。
図6は、図1の自律運用システムにおけるリソース制御方法の動作を示す。
実行制御手段1において、手順Aが時刻T11のタイミングで投入され、その後、手順Bが時刻T12で投入される。手順Aは、実行制御手段1から制御ジョブ11としてリソース制御手段Bへ、リソース制御手段Bから制御コマンド12としてリソースBへ到着する。一方、手順Bは、同様にして、リソース制御手段AからリソースBの経路で到着する。
ここで、リソースBに対する手順Aと手順Bの2つの経路に遅延差が生じる。即ち、手順Bの制御コマンド12が時刻T21のタイミングで到着し、その後、手順Aの制御コマンド12が時刻T22のタイミングで到着する。この場合、リソースBの優先度処理手段4が、手順Bのメッセージの制御コマンド12からその優先度を読出し、当該優先度に従う待機時間の待機時間W21の期間が経過するまで、手順Bの制御コマンド12のリソースBへの送出は行わない。
この間に、手順Aのメッセージの制御コマンド12がリソースBの優先度処理手段4に到着する。この場合、リソースBの優先度処理手段4が、手順Aの制御コマンド12からその優先度を読出し、当該優先度に従う待機時間W23の期間が経過するまでの間、制御コマンド12のリソースBへの送出を待つ。待機時間W23は、手順Aの優先度が高いので、待機時間W21よりも十分短く設定される。従って、手順Aの制御コマンド12が手順Bの制御コマンド12より先行して、リソースBに送出される。これにより、リソースBにおいて、手順Aの制御コマンド12が手順Bの制御コマンド12よりも先行して実行され、手順Bは実行待ち状態W22となる。
以上により、制御側から送信された制御コマンド12の順序がリソースの受信側で逆転した場合でも、制御側におけるコマンドの送信順にリソースに対してコマンドを着信させることができる。これにより、複数のリソース制御手段によって同一のリソースにアクセスする際に生じる実行順序の乱れを回避することができる。例えば、リソース側で優先度の高い手順Aのコマンドのファイルバックアップよりも、その優先度よりも低い手順Bのコマンドのシャットダウンを先に実行することを回避することができる。
図7〜図9は、リソース制御方法を実行する自律運用システムの他の一例を示す。特に、図7は、リソース制御方法を実行する自律運用システムにおける優先度処理手段4の他の一例の構成図である。図7の自律運用システムは、基本的には、図1及び図3と同じ構成を備えるが、待機部43における処理、及び、タイマー設定部46が設けられる点で異なるので、主として、この点について説明する。
待機部43は、優先度判定部42から受信した優先度に基づいて、当該制御コマンド12の待機時間Tを決定する。優先度と待機時間Tとの関係は、予め定められる。この待機時間Tに基づいて、タイマー設定部46が当該制御コマンド12についてのタイマー値(図7において、T1及びT3)を設定する(付加する)。待機部43は、タイマー値と共に、当該制御コマンド12を、バッファ431〜435の空きバッファに順次格納する。
タイマー監視部45は、バッファ431〜435に格納された制御コマンド12のタイマー値を監視し、待機時間の終了を検出すると、当該待機時間の終了したバッファを取出部44に通知する。この通知に応じて、取出部44が制御コマンド12を取出すと、待機部43は、バッファ431〜435に格納された制御コマンド12の待機時間の残りに応じて、バッファ431〜435の格納順のソート処理を行う。
この例においては、例えば、優先度処理手段4において、手順Bの制御コマンドcmd03(優先度3とする)が先に受信され、タイマー値(即ち、待機時間)T3でバッファ431に格納される。その後、手順Aの制御コマンドcmd01(優先度1とする)が受信され、タイマー値T1でバッファ432に格納される。タイマー値T1はタイマー値T3よりも十分に短く設定されるので、最初に、制御コマンドcmd01が取出部44によりバッファ432から取出される。その後、制御コマンドcmd03がバッファ431から取出部44により取出される。
図8は、図7に示す優先度処理手段4の他の一実施例における待機部43のバッファ431〜435への格納処理フローを示す。
図8において、図4のステップS1〜S3と同様にして、ステップS20〜S22が実行された後、待機部43が優先度に対応した待機時間Tを算出し、これに基づいて、タイマー設定部46が、タイマー値(例えばT3)を算出し(ステップS23)、これをタイマー値をとして当該制御コマンド12に付加する。なお、待機部43が当該算出及び付加処理を実行するようにしても良い。この後、待機部43が、バッファ431〜435の空きバッファへ、当該制御コマンド12及びタイマー値を格納する(ステップS24)。なお、対応する待機時間Tが存在しない優先度の場合、待機部43が制御コマンド12を取出部44へ送る。
図9(A)は、バッファ431〜435のソート処理を示す。
タイマー監視部45は、待機の状態の後(ステップS30)、予め定められた時間間隔ΔT21が経過したか否かを調べ(ステップS31)、経過していない場合、ステップS30以下を繰り返す。時間間隔ΔT21は、タイマー減算処理を行う時間間隔、又は、ソート処理を行う時間間隔である。
時間間隔ΔT21が経過した場合、タイマー監視部45(又は、待機部43)は、バッファ431〜435に格納されている制御コマンド12の各々のタイマー値から、時間間隔ΔT21を減算する(ステップS32)。この後、待機部43は、バッファ431〜435内のソート処理を行う(ステップS33)。即ち、残りのタイマー値が少ない制御コマンド12の順に、取出しを優先するバッファの位置に格納し直す。この後、ステップS30以下を繰り返す。
図9(B)は、格納バッファからの制御コマンド12の取出し処理を示す。
タイマー監視部45は、バッファ431〜435に格納された制御コマンド12のタイマー値をチェックして(ステップS34)、この結果に基づいて、タイマー値が0以下となっている制御コマンド12の格納されたバッファが存在するか否かを調べる(ステップS35)。
存在する場合、タイマー監視部45が当該バッファを待機部43に通知すると、取出部44は当該バッファから制御コマンド12を取出す(ステップS36)。存在しない場合、ステップS36は省略される。この後、タイマー監視部45は、時間間隔ΔT22の経過を待って(ステップS37)、ステップS34以下を繰り返す。時間間隔ΔT22は制御コマンド12のタイマー値をチェックする時間間隔である。時間間隔ΔT22は、時間間隔ΔT21と等しいか、又は、小さい方が望ましい。
図10〜図12は、リソース制御方法を実行する自律運用システムの更に他の一例を示す。特に、図10は、リソース制御方法を実行する自律運用システムにおける優先度処理手段4の更に他の一例の構成図である。図10の自律運用システムは、基本的には、図1及び図3と同じ構成を備えるが、待機部43における処理が異なるので、主として、この点について説明する。
待機部43は、優先度判定部42から受信した優先度に基づいて、当該制御コマンド12の待機時間Tを決定する。優先度と待機時間Tとの関係は、予め定められる。更に、待機部43は、優先度と待機時間Tに基づき、制御コマンド12を格納するバッファ431〜435を決定する。
例えば、バッファ431〜435の待機時間を、優先度に応じて時間間隔Tbとする。即ち、優先度Nの場合、その待機時間TをT=N×Tbとし、対応するバッファを定める。例えば、優先度が最も高い1の場合、待機時間TはTbとされ、バッファは待機時間バッファ431とされる。従って、時間間隔Tb毎に、後述するように、バッファ431〜435における制御コマンド12のシフト処理及び取出し処理が実行される。
即ち、待機部43は、時間間隔Tb毎に異なるバッファに格納された制御コマンド12を、優先度の高い(即ち、待機時間の短い)制御コマンド12を格納するバッファから順に取り出す。この例では、取出される制御コマンド12はバッファ431に存在する。
また、待機部43は、あるバッファから制御コマンド12が取出され制御コマンド12が存在しない状態(空の状態)となると、他の制御コマンド12を待機時間の長いバッファから待機時間の短いバッファへ、順次シフトする。
なお、時間間隔Tb毎に制御コマンド12のシフト処理及び取出し処理を実行する結果、両者の処理が衝突する場合、いずれかの処理を優先するように、予め定めるようにしても良い。
この例においては、例えば、優先度処理手段4において、手順Bの制御コマンドcmd03(優先度3とする)が先に受信され、待機時間T3=3×Tbのバッファ433に格納される。その後、手順Aの制御コマンドcmd01(優先度1とする)が受信され、待機時間T1=Tbでバッファ431に格納される。従って、最初に、制御コマンドcmd01が取出部44によりバッファ431から取出される。その後、制御コマンドcmd03がバッファ433から取出部44により取出される。
この時、制御コマンドcmd01の取出の後、バッファ433より優先度の高いバッファ432が空であれば、バッファ433に格納されている制御コマンドcmd03はバッファ432にシフトされ、その後、バッファ431にシフトされ、最終的に取出部44により取出される。
図11は、図7に示す優先度処理手段4の更に他の一実施例における待機部43のバッファ431〜435への格納処理フローを示す。
図11において、図4のステップS1〜S7と同様にして、ステップS40〜46が実行される。この時、特に、ステップS43において、待機部43は、優先度Nに応じた待機時間T=N×Tbに基づいて、バッファ431〜バッファ435に当該制御コマンド12を格納する。
図12(A)は、バッファ431〜435における制御コマンド12の順次シフト操作の処理を示す。
タイマー監視部45は、待機の状態の後(ステップS50)、予め定められた時間間隔Tbが経過したか否かを調べ(ステップS51)、経過していない場合、ステップS50以下を繰り返す。
時間間隔Tbが経過した場合、タイマー監視部45(又は、待機部43)は、これを待機部43に通知する。これに応じて、待機部43は、バッファ(移動元バッファ)432〜435の各々について、当該移動元バッファよりも1つだけ優先度の高い(Tbだけ待機時間Tの短い)バッファ(移動先バッファ)が空の状態である場合、当該移動元バッファに格納されている制御コマンド12を取り出して(ステップS52)、移動先バッファに制御コマンド12を移動(格納)する(ステップS53)。この後、タイマー監視部45が、ステップS50以下を繰り返す。なお、ステップS52及びS53は、優先度の高いバッファから順に実行され、例えばバッファ432が当該移動の結果として空となった場合、バッファ433から制御コマンド12がバッファ432へ移動される。
図12(B)は、バッファ431からの制御コマンド12の取出し処理を示す。
取出部44が、後述するように、タイマー監視部45からの通知に応じて、当該バッファから制御コマンド12を取出し(ステップS54)、実行キュー44’に繋ぐことにより、リソース3にバッファ431から取出した制御コマンド12を送る。
この後、タイマー監視部45は、時間間隔Tbの間だけ待機した後に(ステップS55)、バッファ431に制御コマンド12が存在するか否か、即ち、制御コマンド12が待機部43から取出し可能か否かを調べる(ステップS56)。取出し可能でない場合、タイマー監視部45は、ステップS55以下を繰り返す。取出し可能である場合、取出部44が前述のステップS54以下を実行する。
図13〜図14は、リソース制御方法を実行する自律運用システムの更に他の一例を示す。特に、図13は、統計処理機能を備える自律運用システムの一例を示す。この例の自律運用システムにおいて、コマンドの待機時間を決定する待機時間テーブルを求めるため、実行制御手段1は統計処理部15を備える。また、待機時間テーブルとして、リソース3の優先度処理手段4に、タイムテーブル47を備える。
統計処理部15は、例えば、高い優先度の制御コマンド12(cmd01)と、これよりも優先度の低い制御コマンド12(cmd03)を用いて、当該制御コマンド12の応答時間を計測する。即ち、実行制御手段1が当該制御コマンド12を送信してからその応答を得るまでの時間(往復時間)を、複数回の試験により、実時間として得て、統計を取る。この統計に基づいて、統計処理部15は、タイムテーブル47を作成して、リソース3の優先度処理手段4に送信する。
図14は、待機時間を決定するための待機時間設計の一実施例を示す図である。例えば、制御コマンド12の優先度と待機時間との関係は、ネットワークの特性をモデル化して求めることができる。また、偶発的な遅延幅、具体的には、往復時間RTT(Return To Time around)の分散等に係数を乗じたものでもよい。
図14(A)において、曲線Aは制御コマンドcmd01の試験回数とRTT/2(往復時間の半分)の計測結果を示し、曲線Bは制御コマンドcmd03の試験回数とRTT/2の計測結果を示す。この統計に基づいて、制御コマンドcmd01とcmd03とのRTT/2の時間が、曲線Aに重ならないような曲線BのRTT/2に更にマージンを含めた曲線Cを求める。これにより、RTT/2のマージン時間(ΔW)を求める。さらに、ΔWに安全係数を乗じて待機時間を求める。
このようにして求めた待機時間(縦軸)と、優先度(横軸)との関係を、概念的に図14(B)に示す。タイムテーブル47は、図14(B)に示す待機時間(縦軸)と優先度(横軸)との関係を、テーブルにしたものである。これにより、制御コマンド12の待機時間を、制御コマンド12の実行の順序を維持しつつ、かつ、平均した待機時間をより短くするように、タイムテーブル47に基づいて優先度に応じて、動的に変更することができる。
自律運用システムのリソース制御方法の一例を示す構成図である。 制御ジョブ及び制御コマンドの一例を示す図である。 優先度処理手段の一例の構成図である。 優先度処理手段における格納処理フローの図である。 優先度処理手段における取出し処理フローの図である。 本リソース制御方法の動作概要説明図である。 優先度処理手段の他の一例の構成図である。 優先度処理手段の他の一例における格納処理フローの図である。 優先度処理手段の他の一例における取出し処理フローの図である。 優先度処理手段の更に他の一例の構成図である。 優先度処理手段の更に他の一例における格納処理フローの図である。 優先度処理手段の更に他の一例における取出し処理フローの図である。 自律運用システムのリソース制御方法の他の一例を示す構成図である。 統計処理の待機時間設計の一例を示す図である。 本発明の背景となった自律運用システムを示す構成図である。 本発明の背景となった自律運用システムの動作概要説明図である。
符号の説明
1 実行制御手段
2 リソース制御手段
3 リソース
4 優先度処理手段
10 実行手順フロー
11 制御ジョブ
12 制御コマンド
15 統計処理部
41 受信部
42 優先度判定部
43 待機部
44 取出部
45 タイマー監視部
46 タイマー設定部
47 タイムテーブル
431、432、433、434、435 バッファ

Claims (4)

  1. ネットワークシステムにおいて、実行手順フローに所定の順序で含まれる複数の制御ジョブを実行制御手段から受信した複数のリソース制御手段によって、前記複数の制御ジョブに含まれる複数の制御コマンドが実行されるリソースを制御するリソース制御プログラムであって、
    前記リソースであるコンピュータに、
    前記複数のリソース制御手段から制御コマンドを受信する受信処理と、
    受信した前記制御コマンドの優先度を判定する判定処理と、
    受信した前記制御コマンドを待機させる待機処理と、
    判定された前記優先度に応じて定まる待機時間の経過の後に、前記待機させた前記制御コマンドを取出す取出処理とを実行させる
    ことを特徴とするリソース制御プログラム。
  2. 前記リソースであるコンピュータに、更に、
    取出された前記制御コマンドを、当該リソースにおける実行キューへ繋ぐ処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のリソース制御プログラム。
  3. ネットワークシステムにおいて、実行手順フローに所定の順序で含まれる複数の制御ジョブを実行制御手段から受信した複数のリソース制御手段によって、前記複数の制御ジョブに含まれる複数の制御コマンドが実行されるリソースを制御するリソース制御方法であって、
    前記リソースの受信手段が、前記複数のリソース制御手段から制御コマンドを受信し、
    前記リソースの判定手段が、受信した前記制御コマンドの優先度を判定し、
    前記リソースの待機手段が、受信した前記制御コマンドを待機させ、
    前記リソースの取出手段が、判定された前記優先度に応じて定まる待機時間の経過の後に、前記リソースの待機手段から前記制御コマンドを取出す
    ことを特徴とするリソース制御方法。
  4. 前記優先度が、受信した前記制御コマンドに予め付加された優先度を示す情報に基づいて判定される
    ことを特徴とする請求項3に記載のリソース制御方法。
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