JP2009197555A - Vibrationproof and soundproof building structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、戸建住宅やアパート、マンションなどの集合住宅などの建築構造物に使用される防振・防音建築構造に関するものである。 The present invention relates to a vibration-proof / sound-proof building structure used for a building structure such as a detached house, an apartment, a condominium such as an apartment.
戸建住宅やマンションなどの複数階建ての建物において、居室内や廊下で、飛び跳ね、走行、歩行、物の落下などによっての床に衝撃が加わると、その振動や衝撃音は建物の構造躯体を通じて下方に伝わるため、直下階の住人が騒音の被害を受ける可能性がある。 In a multi-storey building such as a detached house or a condominium, when an impact is applied to the floor due to jumping, running, walking, falling objects, etc. in a living room or hallway, the vibration and impact sound are transmitted through the structural frame of the building. Since it travels downward, residents on the lower floor may be damaged by noise.
従来では、このような床に発生する衝撃の下階への伝播を抑制するために、床下地材を、弾性材料を介在させた支持脚で支持させて、衝撃を緩和させるようにした建築構造が提案されている。たとえば特許文献1には、床基礎と床材、壁基礎と壁材、および天井基礎と天井材の各隙間に粘弾性材料の充填材を介装させた建物浮き構造が開示されている。
Conventionally, in order to suppress the propagation of the impact generated on the floor to the lower floor, the floor base material is supported by a support leg with an elastic material interposed to reduce the impact. Has been proposed. For example,
図5は、従来のこの種の床下地材の支持構造を示した概略縦断面図である。この構造では、床下地材103はゴムなどの弾性材料よりなる複数の支持脚106で支持されており、弾性材料が下階への振動や音を吸収して下階への振動や衝撃音の伝播を防止している。なお、図5のものでは、支持脚106は、床下地材103を構成する床下地板103aの裏面に取り付けた根太103bを支持している。また、図5中、101は上方の構造躯体、102は下方の構造躯体、104は周壁、105aは天井板、105bは天井板に取付固定される野縁、107は野縁105bと上方の構造躯体101を接続するアンカーボルトである。
しかしながら、この種の防音床下地構造は、床下地板103aの剛性を確保するために、床下地板103aを多数の支持脚106で支持させたり、さらに床の壁を支持した箇所で、床下地板103aの沈みを抑えるために下方に設ける支持脚として硬いゴムを使用したりすると、床下地材103aは撓みなどなく形状は安定するが、防振、防音性能が著しく悪化するおそれがある。
However, in this type of soundproof floor foundation structure, in order to ensure the rigidity of the
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、下階および上階への振動、衝撃の伝播を防止でき、かつ床下地材への荷重も低減できる、構造の簡易な防振・防音箱型建築構造を提供することにある。 The present invention has been proposed in consideration of such circumstances, and its purpose is to prevent vibration and impact from propagating to the lower floor and upper floor, and to reduce the load on the floor base material. It is to provide a simple anti-vibration / soundproof box type building structure.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の防振・防音建築構造は、周壁と、該周壁の下部に固定した床下地材と、天井とを備えた建築構造体を、周壁の上端に固着した緩衝体を介在させて、上方の構造躯体に懸吊支持させたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the vibration-proof and sound-proof building structure according to
請求項2に記載の防振・防音建築構造では、床下地材が周壁で囲まれるように配設されており、周壁は下端部に凹溝が形成され、その凹溝が下方の構造躯体上に設けた凸条部に嵌合されて垂直保持されている。
In the vibration-proof / sound-proof building structure according to
請求項3に記載の防振・防音建築構造では、周壁は緩衝手段を介して、下方の構造躯体上に垂直保持されている。 In the vibration-proof / sound-proof building structure according to claim 3, the peripheral wall is vertically held on the lower structural frame via the buffer means.
請求項1に記載の防振・防音建築構造では、周壁と周壁に固定した床下地材と天井とを備えた建築構造体全体が、周壁の上端に固着した緩衝体を介して、上方の構造躯体に懸吊支持された構造となっているため、床下地材を下方の構造躯体とほとんど接触させることなく建築施工することができ、床に発生した振動は、床の下方には固体を通じて伝播されることはなく、下階で騒音が発生するおそれはほとんどない。また、緩衝体を介して懸吊される構造であるため、周壁に伝わる振動は緩衝体で吸収され、上階への振動の伝播も低減できる。さらに、床下地材が吊られる構造であるため、床下地材に対して周壁の荷重がかかることもない。
In the vibration-proof / sound-proof building structure according to
請求項2に記載の防振・防音建築構造では、周壁の下端部に設けた凹溝が下方の構造躯体上に形成された凸条部に嵌合されて、周壁が垂直保持される構造となっているため、大きな振動や地震などによる大きな揺れを受けても揺らぐことなく安定して保持される。
In the vibration-proof / sound-proof building structure according to
請求項3に記載の防振・防音建築構造では、周壁が緩衝手段を介して下方の構造躯体上に垂直保持される構造であるため、緩衝手段によって、周壁から下方の構造躯体へ伝わる振動を抑えることができ、大きな振動や、地震などによる大きな揺れを吸収することもできる。 In the vibration proof / sound proof building structure according to claim 3, since the peripheral wall is vertically held on the lower structural frame via the buffering means, the vibration transmitted from the peripheral wall to the lower structural frame is absorbed by the buffer means. It can be suppressed and can absorb large vibrations and large shaking caused by earthquakes.
以下に、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明の実施形態に係る防振・防音建築構造を示した建築構造体の概略縦断面図である。図例ではマンションなどの複数階建ての上層階(第2階以上の階)の居室を示している。図2(a)は同建築構造体の概略平面図、(b)は概略横断面図である。 FIG. 1 is a schematic longitudinal sectional view of a building structure showing a vibration-proof / sound-proof building structure according to an embodiment of the present invention. In the example of the figure, a room on a multi-story upper floor (second floor or higher floor) such as an apartment is shown. FIG. 2A is a schematic plan view of the building structure, and FIG. 2B is a schematic cross-sectional view.
この建築構造体10は、居室空間を仕切る周壁11と、床下地材12と、天井13とを含んで構成されている。
The
周壁11は、鉄筋コンクリートなどで製され、上端には緩衝体14としてスプリング14が周設され、それらのスプリング14の上端が、鉄筋コンクリートなどよりなる上方の構造躯体1に固定されている。周壁11の上部では、天井13を取り囲むように固定、保持しており、一方、下部では床下地材12を取り囲むように固定、保持している。このように、建築構造体10は、周壁11の上端に固着したスプリング14を介在させて、上方の構造躯体1に懸吊支持されている。また、周壁11は、下端部11aが保持体(凸条部)15(図3参照)を介して、鉄筋コンクリートなどよりなる下方の構造躯体2に連結されて、垂直保持されている。なお、周壁11の下端部分Xの、下方の構造躯体2への設置構造については、図3において後述する。
The
スプリング14は、上方の構造躯体1および周壁11に対して、アンカーボルトなどで強固に固定される。図例のものは、周壁11の上端に、500mmピッチでスプリング14を配設している(図2(a)参照)。なお、スプリング14の代わりに、ショックアブソーバーなどの緩衝体を使用してもよい。
The
天井13は、木質板、石膏ボード、遮音シートなどを貼り合わせてなる天井板13aと、天井板13aの強度(剛性)を保持し、天井板13aの施工を容易にするために天井板13aの上面に取付固定される複数の野縁13bとよりなる。
The
床下地材12は、木質板、石膏ボード、遮音シートなどを貼り合わせてなる床下地板12aと、床下地板12aの強度(剛性)を保持し、床下地板12aの施工を容易にするために床下地板12aの下面に格子状に取付固定される複数の根太12bとよりなる。
The
このような周壁11、床下地材12、天井13などよりなる建築構造体10は、周壁11の上端に取り付けた複数のスプリング14によって、上方の構造躯体1に吊り下げられる構造であるため、図1に示すように、床下地材12は下方の構造躯体2と接触することがなく、床に発生した振動は、床の下方には固体を通じて伝播されることはほとんどなく、下階で騒音が発生するおそれはほとんどない。また、スプリング14を介して懸吊される構造であるため、居室内から周壁11に伝わり上方へ伝播される振動はスプリング14で吸収され、上階への振動の伝播も低減できる。さらに、床下地材12が吊り下げ状態で、かつ周壁11で周縁を固定した構造であるため、床下地材12に対して周壁11の荷重がかかるおそれもない。
Since the
また、周壁11を懸吊支持して垂直荷重を支える構造であるため、揺れが少なく安定した支持が実現でき、そのため、その建築構造体10全体も安定的な懸吊支持が維持されるが、さらに、建築構造体10の揺れを少なく安定性を高めるために、下方の構造躯体2にも連結保持された設置構造となっている。
In addition, since it is a structure that supports the vertical load by suspending and supporting the
図3は、周壁11の下方の構造躯体2への設置構造を示すもので、図1のX部の概略拡大縦断面図である。
FIG. 3 is a schematic enlarged longitudinal sectional view of a portion X in FIG. 1, showing the installation structure on the
周壁11は、下端部11aの下面に凹溝11bが加工、形成され、この凹溝11bが下方の構造躯体2の上に設けられた凸条部(保持体)15に嵌合されて、垂直保持されており、これによって、大きな振動や地震などによる揺れを受けても、周壁11を安定して垂直保持でき、建築構造体10の揺れを防止することができる。
The
また、保持体15は、下方の構造躯体2に強固に固着されており、ゴムなどの粘弾性体よりなる緩衝手段17Aで構成されて、周壁11からの振動や音が下方に伝播されにくい構造とすることが望ましい。
Further, the holding body 15 is firmly fixed to the lower
図4は、周壁11の下端部11aを保持する緩衝手段の他例を示す部分縦断面図である。
FIG. 4 is a partial longitudinal sectional view showing another example of the buffer means for holding the
この緩衝手段17Bは、周壁11の下端部11aに固着された半球18と、その半球18に接触する曲面凹部19aを有し、下方の構造躯体2に固着された保持体19とよりなり、これによって、周壁11を垂直保持させるとともに、制震、免震の建築構造体設置構造を形成している。なお、この保持体19も粘弾性体で構成されることが望ましい。
The buffer means 17B includes a
以上のような緩衝手段17A、17Bを介して周壁11が垂直保持される構造であるため、周壁11から下方の構造躯体2へ伝わる振動や音を抑えることができる。なお、緩衝手段として、上記の他に、種々のバネや制震テープ、積層ゴムなどが使用できる。
Since the
以上に説明したように、本建築構造体10は上方の構造躯体1より懸吊支持され、周壁11の下端部11aで垂直保持される構造であるが、床下地材12の強度を保持させるために、支持脚(不図示)を根太12bと下方の構造躯体2との間に介設させて、床下地材12を下方より支持するようにしてもよい。この支持脚にも弾性材を使用することが望ましい。
As described above, the
なお、建築構造体10は懸吊支持されているため、このような支持脚も従来の防音構造の建築構造体のように多数設置する必要はなく、床の面積や床下地材12の剛性に応じて適宜の数の支持脚を設ければよい。
Since the
10 建築構造体
11 周壁
11a 下端部
11b 凹溝
12 床下地材
12a 床下地板
12b 根太
13 天井
13a 天井板
13b 野縁
14 緩衝体
15 凸条部
16 アンカーボルト
17A、17B 緩衝手段
1 上方の構造躯体
2 下方の構造躯体
DESCRIPTION OF
Claims (3)
上記床下地材は、上記周壁で囲まれるように配設されており、
上記周壁は、下端部に凹溝が形成され、その凹溝が下方の構造躯体上に設けた凸条部に嵌合されて垂直保持されている、防振・防音建築構造。 In claim 1,
The floor base material is disposed so as to be surrounded by the peripheral wall,
The above-mentioned peripheral wall is a vibration-proof / sound-proof building structure in which a concave groove is formed at a lower end portion, and the concave groove is fitted and held vertically by a convex portion provided on a lower structural frame.
上記周壁は、緩衝手段を介して、下方の構造躯体上に垂直保持されている防振・防音建築構造。 In claim 1 or 2,
The peripheral wall is an anti-vibration / soundproof building structure that is vertically held on a lower structural frame via a buffer means.
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JP2008043357A JP2009197555A (en) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | Vibrationproof and soundproof building structure |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103899003A (en) * | 2014-04-18 | 2014-07-02 | 南阳理工学院 | Anti-seismic suspension device of light one-storey house |
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2008
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