JP2009187153A - コンピュータ用入力装置、コンピュータ、情報処理システム、コンピュータの入力信号処理方法、入力信号処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

コンピュータ用入力装置、コンピュータ、情報処理システム、コンピュータの入力信号処理方法、入力信号処理プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】右利き、左利きの切り替えの手間が掛かるという問題を解消すると同時に、使用者が右利き、左利きを意識することなく、操作できるマウスを提供する。
【解決手段】左右のクリック入力部を有し、片手で操作することにより前記左右のクリック入力部の入力に基づいて、左右クリック信号をコンピュータに送信するコンピュータ用入力装置(11)において、当該入力装置本体の左右両側部に設けた指接触センサ(16、17)と、当該センサ検出結果から指の接触面(32)の傾き、面積、数、位置の比較に基づいて、操作している手が右手か左手かを判別する判別手段と、当該判別手段の判別結果に基づいて、前記左右クリック信号を送信する送信手段を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明はコンピュータ用入力装置に関し、特にポインティングディバイスとして用いられるマウスに関するものである。
従来、パソコンなどに接続して、モニタ上のカーソルの移動操作を行なうポインティングディバイスとしてのマウスは、右利き、左利きどちらの使用者でも操作容易としたものがある。特開2006−107083(特許文献1)では、底面となる可能性がある面を少なくとも2面以上備えた構造をしており、底面となる面を変え、即ち設置状態を変えることにより、右手で使用する状態と、左手で使用する状態とを切替えるものである。また、実開平5−25529(特許文献2)では、マウスの左右に特別に設けた光学式の親指検知部の位置を親指で塞ぐことにより、親指検知部の検知結果に基づいて左手、右手の判断を行なうものである。
特開2006−107083号公報 実開平5−25529号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、使用者がその都度底面となる面を変える必要があり、右手で使用する場合と、左手で使用する場合でマウスの設置状態を使用者が意識する必要がある。即ち、使用者が右利きか左利きか意識してマウスの底面となる面を変える必要があった。
また、特許文献2に記載の考案では、使用者が、特別に設けられた親指検知部の位置を意識して塞ぐ必要があった。両者共に、使用者に左右を意識してマウスを操作させるものであり、このことは結局のところ、マウスに右利き、左利き切り替えスイッチを設けた場合と同じであり、使用者にとって煩わしいものであった。
本発明が解決しようとする課題は、右利き、左利きの切り替えの手間が掛かるという問題を解消すると同時に、使用者が右利き、左利きを意識することなく、操作できるマウスを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、特許請求の範囲の請求項1記載の発明は、左右のクリック入力部を有し、片手で操作することにより前記左右のクリック入力部の入力に基づいて、左右クリック信号をコンピュータに送信するコンピュータ用入力装置において、当該入力装置本体の左右両側部に設けた指接触センサと、当該指接触センサのセンサ検出結果に基づいて、操作している手が右手か左手かを判別する判別手段と、当該判別手段の判別結果に基づいて、前記左右クリック信号を送信する送信手段を有するものである。
更に、前記判別手段は、人の左右の手の形の相違点を人間工学的見地から利用し、前記指接触センサの接触面積の広狭、前記指接触センサの接触面の傾き、前記指接触センサの接触面の数、前記指接触センサの接触面の位置のうちいずれか一又は複数により、操作している手が右手か左手かの判別を行なうものである。
本発明によれば、使用者が右手か左手でマウスを握るだけで、操作している手が右手か左手かを判別するので、使用者が右利き、左利きを意識することなく操作できる、と同時に、右利き、左利きの切り替えの手間が掛かるという問題を解消することができる。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態について説明する。図1は第1の実施の形態に係るマウスの外観図である。同図(a)は左側面図、同図(b)は平面図、同図(c)は右側面図である。コンピュータ用入力装置としてのマウス11は、左ボタン12、右ボタン13及び中央ボタン兼ホイール14が設けられている。使用者が片手で操作を行ない、指で各ボタンを押下(クリック)し、又は指で中央ボタン兼ホイール14を回転させるなどの操作をすることにより、押下信号が信号線11−1を経由して、コンピュータ本体に伝達される。
また、マウス11の底面にはマウス11の移動方向と移動量を検知できる移動センサ15が設けられている。使用者が当該マウス11を机上などで移動することにより、移動方向と移動量の信号が同じく信号線11−1を経由して、コンピュータ本体に伝達される。
マウス11はこのようにして、コンピュータ本体に対し、左クリックは「選択」する機能を、左ダブルクリックは「決定」する機能を、右クリックは「選択画面」を出す機能を、左ドラックは「動かす」機能を伝達し、コンピュータ用のポインティングディバイスとして機能することができる。
一方、マウス11本体の左右両側面には、本発明の特徴部分である左側指センサ16及び右側指センサ17が設けられている。当該左側指センサ16及び右側指センサ17は、使用者がマウス11本体を手で握った際に、当該左側指センサ16及び右側指センサ17に触れた指の接触面を検知することが可能となっている。
図2は第1の実施の形態に係るマウス11の機能ブロック図である。制御部21はマウス11の動作に必要な情報の受信及び送信を行ない、全ての機能を制御する。当該制御部21は、マウス11本体を接続するパソコン等の他の機器との情報送受を信号線11−1を介して行なう。
左ボタンスイッチ22は前記左ボタン12が押下された情報を制御部21に送信する機能を有する。右ボタンスイッチ23は同様に、右ボタン13が押下された情報を制御部21に送信する。中央ボタンスイッチ24は中央ボタン兼ホイール14が押下された情報を前記制御部21に送信する。ホイール回転センサ25は、中央ボタン兼ホイール14のホイール機構が回転した際の回転方向及び回転量情報を制御部21に送信する。更に、マウス移動検知センサ26は移動センサ15から取得した移動方向と移動量の情報を制御部21に送信する機能を有する。
左側指センサ16は前記の通り、当該左側指センサ16に触れた指の情報を検知し、当該情報を前記制御部21に送信する。後述するように、使用者が右手でマウス11を握った場合には、当該左側指センサ16は、第1指が左側指センサ16に触れたときの情報を検知し、一方、使用者が左手でマウス11を握った場合には、当該左側指センサ16は、第4指と第5指が左側指センサ16に触れたときの情報を検知する。
更に右側指センサ17は当該右側指センサ17に触れた指の情報を検知し、当該情報を前記制御部21に送信する。使用者が右手でマウス11を握った場合には、当該右側指センサ17は、第4指と第5指が右側指センサ17に触れたときの情報を検知し、一方、使用者が左手でマウス11を握った場合には、当該右側指センサ17は、第1指が右側指センサ17に触れたときの情報を検知する。
図3は使用者が右手でマウス11を操作するときの状態を示す側面図、図4は同じく使用者が右手でマウス11を操作するときの状態を示す平面図である。マウス11の操作は通常片手で行われており、両図に示すように、第1指1及び第4指4、第5指5とで、マウス11の本体を握り、机上を移動させる。従って、使用者は第1指及び第4指、第5指の間にマウス11本体を置く。これは使用者が右手で操作する場合も左手で操作する場合も同じである。
しかしながら、使用者が右手で操作する場合は、第2指2は左ボタン12を押下可能な位置に置き、第3指3は右ボタン13を押下可能な位置に置くのが通常である。従って、第1指は左側指センサ16に接触し、第4指と第5指は右側指センサ17に接触することになる。
一方、使用者が左手で操作する場合は逆に、第2指は右ボタン13を押下可能な位置に置き、第3指は左ボタン12を押下可能な位置に置く。従って、第1指は右側指センサ17に接触し、第4指と第5指は左側指センサ16に接触することになる。
図5は左側指センサ16及び右側指センサ17の接触情報を示す説明図である。当該左側指センサ16及び右側指センサ17の検知可能領域31に検知結果領域32が検出される。即ち、使用者が片手でマウス11を握った際、左側指センサ16及び右側指センサ17に指が触れた領域は検知結果領域32のように面として認識されることになる。当該左側指センサ16及び右側指センサ17はこの面情報を前記制御部21に送信する。左側指センサ16及び右側指センサ17には、X軸、Y軸の垂直2軸が規定されており、送信される面情報はこのX軸、Y軸に対する相対的な位置情報も付加して制御部21に送信される。
即ち前記の如く、左側指センサ16及び右側指センサ17は、第1指が接触している情報か、第4指、第5指が接触している情報かのいずれかの情報を送信することになる。前記制御部21はこれを受信して、右手か左手を判別することになる。
具体的には、(1)左側指センサ16の検知結果領域32の傾きと、右側指センサ17の検知結果領域32の傾きの比較による判別。即ち通常、第1指による検知結果領域32の傾きは、第4指による検知結果領域32の傾きより小であることから判別可能である。
(2)左側指センサ16の検知結果領域32の面積と、右側指センサ17の検知結果領域32の面積の比較による判別。即ち通常、第1指による検知結果領域32の面積は、第4指と第5指による検知結果領域32の面積より大であることから判別可能である。
(3)左側指センサ16の検知結果領域32の個数と、右側指センサ17の検知結果領域32の個数の比較による判別。即ち通常、第1指による検知結果領域32の個数は1個であり、第4指と第5指による検知結果領域32の個数は2個であることから判別可能である。
(4)左側指センサ16の検知結果領域32の位置と、右側指センサ17の検知結果領域32の位置の比較による判別。即ち、図4に示すように右手の場合、左側指センサ16の先端部16−1から第1指の先端との距離を距離D1とし、右側指センサ17の先端17−1から第4指の先端との距離を距離D4とすると、通常はD1>D4であることから判別可能である。
図6は使用者が右手で操作した場合の判定方法を示す説明図であり、同図(a)は左側指センサ16の検出結果を示し、同図(b)は右側指センサ17の検出結果を示す。
左側指センサ16から検知結果領域32−1が一つ検出され、一方、右側指センサ17からは検出結果領域32−4と32−5が二つ検出された場合、左側指センサ16は第1指と接触している可能性が高いと予想出来る。また、左側指センサ16からは、位置情報として前記距離D1が検出され、一方、右側指センサ17から、位置情報として前記距離D4が検出された場合、D1>D4であれば、同じく左側指センサ16は第1指と接触している可能性が高いと予想できる。
更に、検知結果領域32−1の傾きθ1と検知結果領域32−4の傾きθ4の比較、及び、検知結果領域32−1の面積と検知結果領域32−4、32−5の面積の比較が行なわれ、総合的に判断される。前記制御部21はこのような判別を行ない、左側指センサ16は第1指と接触しており、右側指センサ17は第4指、第5指と接触していると判別すれば、結局、使用者は右手を使ってマウス11を操作していると判別できる。
図7は逆に使用者が左手で操作した場合の判定方法を示す説明図であり、同図(a)は左側指センサ16の検出結果を示し、同図(b)は右側指センサ17の検出結果を示す。
左側指センサ16から検知結果領域32−4と32−5の二つ検出され、一方、右側指センサ17からは検出結果領域32−1が一つ検出された場合、右側指センサ17は第1指と接触している可能性が高いと予想出来る。また、左側指センサ16からは、位置情報として前記距離D4が検出され、一方、右側指センサ17から、位置情報として前記距離D1が検出された場合、D1>D4であれば、同じく右側指センサ17は第1指と接触している可能性が高いと予想できる。
更に、検知結果領域32−1の傾きθ1と検知結果領域32−4の傾きθ4の比較、及び、検知結果領域32−1の面積と検知結果領域32−4、32−5の面積の比較が行なわれ、総合的に判断される。前記制御部21はこのような判別を行ない、左側指センサ16は第4指、第5指と接触しており、右側指センサ17は第1指と接触していると判別すれば、結局、使用者は左手を使ってマウス11を操作していると判別できる。
図8は制御部21の判別方法を示す機能ブロック図である。まず、指センサ情報取得部41において、制御部21は左側指センサ16及び右側指センサ17から、図5に示した接触情報を取得する。
(1)接触面の傾き比較
制御部21は判別処理部42において、取得した接触情報から、指が左側指センサ16及び右側指センサ17に接触している面の形状を計測し、それを検知結果領域32として楕円形状に近似する。その後、制御部21は指センサのX軸に対する傾き角度θを計測する。通常、マウス11を握った状態では、第1指の方が、第4指より、マウス11が置かれる机上面に対して少ない角度を有している。これは人により異なるが、第1指の指の付け根が机上面に近いこと、かつ第1指の方が指の長さが短いためと思われる。制御部21は、左側指センサ16及び右側指センサ17から取得した検知結果領域32として楕円形状の傾き角度θ1とθ4を比較して、角度が大きい方に第4指が接触していると判断する。
(2)接触面積比較
同様に制御部21は判別処理部42において、取得した接触情報から、指が左側指センサ16及び右側指センサ17に接触している面の形状を計測し、それを検知結果領域32として楕円形状に近似する。その後、制御部21は楕円形状の検知結果領域32の面積を計算し、更に両者を比較する。通常、マウス11を握った状態では、第1指の方が第4指及び第5指より、左側指センサ16又は右側指センサ17に接触する面の面積が広い。制御部21は、左側指センサ16及び右側指センサ17から取得した検知結果領域32−1と32−4、32−5の面積を比較して、面積が広い方に第1指が接触していると判断する。
(3)接触面の数比較
同様に制御部21は判別処理部42において、取得した接触情報から、指が左側指センサ16及び右側指センサ17に接触している面の形状を計測し、それを検知結果領域32として楕円形状に近似する。その後、制御部21は楕円形状の検知結果領域32の数を計測し、両者を比較する。通常、マウス11を握った状態では、両センサに接触する指は、一方が第1指とすると、他方は第4指及び第5指の2つである。制御部21は、左側指センサ16及び右側指センサ17から取得した検知結果領域32−1と32−4、32−5の数を比較して、数が少ない方に第1指が接触していると判断する。
(4)接触面の位置比較
同様に制御部21は判別処理部42において、取得した接触情報から、指が左側指センサ16及び右側指センサ17に接触している面の形状を計測し、それを検知結果領域32として楕円形状に近似する。その後、制御部21は楕円形状の検知結果領域32の位置を計測し、左側指センサ16及び右側指センサ17の先端部16−1及び17−1からの距離D1、D4を計算し、両者を比較する。通常、マウス11を握った状態では、距離は第1指のD1の方が第4指のD4より大である。制御部21は距離D1及びD4を比較して、大きい方に第1指が接触していると判断する。
次に、確定処理部43において、前記判別処理部42で、左側指センサ16及び右側指センサ17のいずれかに第1指が接触しているという判断結果を基に、第1指と判断された結果が多い方の指センサに、当該第1指が接触していると確定する。例えば前記(1)乃至(4)の比較の結果、全て同じ結果であれば同じと確定する。しかしいずれか一つ判断結果が異なる場合は、他の判断結果を優先することとしてもよい。また、前記(1)乃至(4)の比較の結果について、優先順位を付与することにしてもよい。更に、前記(1)乃至(4)のうちいずれか一又は複数により判定することとしてもよい。
なお、前記第1指が接触している指センサを確定する代わりに、第4指が接触している指センサを確定しても、同じ結果が得られることは当然である。このようにして、第1指が接触している左側指センサ16又は右側指センサ17が判別できれば、マウス11を握っている手が右手か左手か判別できる。
例えば、マウス11を握っている手が右手であると確定すると、使用者が左ボタン12を押下した場合、制御部21はそのまま左ボタン12を押下したという情報をコンピュータに送信し、一方、右ボタン13を押下した場合には、制御部21は右ボタン13を押下したという情報を送信することができる。
これに対し、マウス11を握っている手が左手であると確定すると、使用者が左ボタン12を押下した場合、制御部21は右ボタン13を押下したという情報をコンピュータに送信し、一方、右ボタン13を押下した場合には、制御部21は左ボタン12を押下したという情報を送信することになる。
切替処理部44においては、前記確定処理部43の結果を受けて、過去の確定処理と異なる場合には、左ボタン12及び右ボタン13を押下した場合の送信情報を切替える処理を行なう。
図9は前記制御部21の動作を示すフローチャートである。まず、制御部21は前記の如く、前記指センサ情報取得部41により、左側指センサ16及び右側指センサ17から指センサ情報を取得する(S101)。制御部21は、前述の如く判別処理部42により、第1指が接触しているのは左側指センサ16か又は右側指センサ17かの判断を基に、マウス11を握っている手が右手か左手かを判別する(S102)。右手であると判別すると、確定処理部43においてこれを確定し(S103)、過去の判断が左手であった場合には、切替処理部44においてこれを切替える(S104)。
次に、制御部21は使用者による左ボタン12又は右ボタン13の押下(クリック)情報を取得する(S105)。制御部21は、この押下情報が左ボタン12であるかを判断する(S106)。左ボタン12が押下された場合は、コンピュータに左ボタン押下信号を送信し(S107)、右ボタン13が押下された場合は、コンピュータに右ボタン押下信号を送信する(S108)。
一方、ステップ102において、制御部21は、判別処理部42により、マウス11を握っている手が左手であると判別すると、確定処理部43においてこれを確定し(S109)、以前の判断が右手であった場合には、切替処理部44においてこれを切替える(S110)。
次に、制御部21は使用者による左ボタン12又は右ボタン13の押下(クリック)情報を取得する(S111)。制御部21は、この押下情報が左ボタン12であるかを判断する(S112)。左ボタン12が押下された場合は、コンピュータに右ボタン押下信号を送信し(S113)、一方右ボタン13が押下された場合は、コンピュータに左ボタン押下信号を送信する(S114)。
以上、第1の実施の形態によれば、使用者は右手あるいは左手のどちらの場合で使用しても、左ボタン12と右ボタン13の機能を意識することなく、マウス11を操作することができる。特に、1台のコンピュータを複数人で使用する場合に、右手で操作する人と左手で操作する人が混在する場合は、右手用と左手用のマウスをそれぞれ準備する必要がないため、費用面や管理面での効果も期待できる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。前記第1の実施の形態においては、マウス11における制御部21が、使用者の右手左手の判別を行なっていたが、第2の実施の形態では、これをコンピュータの制御部で行なうものである。
第2の実施の形態におけるマウス11の外観は図1と同様であるので第1の実施の形態の説明を援用する。また、マウス11の機能は第1の実施の形態とほぼ同様であるが、制御部21は、各ボタンの押下情報をコンピュータに送信する機能を有し、使用者の右手左手の判別機能を有さない。当該判別機能は後述するコンピュータの制御部51が有する。
図10は第2の実施の形態に係る図示しないコンピュータの制御部51の判別方法を示す機能ブロック図である。まず、指センサ情報受信部61において、制御部51はマウス11から信号線11−1を介して、左側指センサ16及び右側指センサ17の接触情報を受信する。
(1)接触面の傾き比較
制御部51は判別処理部62において、受信した接触情報から、指が左側指センサ16及び右側指センサ17に接触している面の形状を計測し、それを検知結果領域32として楕円形状に近似する。その後、制御部51は指センサのX軸に対する傾き角度θを計測する。制御部51は、左側指センサ16及び右側指センサ17から受信した検知結果領域32として楕円形状の傾き角度θ1とθ4を比較して、角度が大きい方に第4指が接触していると判断する。
(2)接触面積比較
同様に制御部51は判別処理部62において、受信した接触情報から、指が左側指センサ16及び右側指センサ17に接触している面の形状を計測し、それを検知結果領域32として楕円形状に近似する。その後、制御部51は楕円形状の検知結果領域32の面積を計算し、更に両者を比較する。制御部51は、左側指センサ16及び右側指センサ17から受信した検知結果領域32−1と32−4、32−5の面積を比較して、面積が広い方に第1指が接触していると判断する。
(3)接触面の数比較
同様に制御部51は判別処理部62において、受信した接触情報から、指が左側指センサ16及び右側指センサ17に接触している面の形状を計測し、それを検知結果領域32として楕円形状に近似する。その後、制御部51は楕円形状の検知結果領域32の数を計測し、両者を比較する。制御部51は、左側指センサ16及び右側指センサ17から受信した検知結果領域32−1と32−4、32−5の数を比較して、数が少ない方に第1指が接触していると判断する。
(4)接触面の位置比較
同様に制御部51は判別処理部62において、受信した接触情報から、指が左側指センサ16及び右側指センサ17に接触している面の形状を計測し、それを検知結果領域32として楕円形状に近似する。その後、制御部51は楕円形状の検知結果領域32の位置を計測し、左側指センサ16及び右側指センサ17の先端部16−1及び17−1からの距離D1、D4を計算し、両者を比較する。制御部51は距離D1及びD4を比較して、大きい方に第1指が接触していると判断する。
次に、確定処理部63において、前記判別処理部62で、左側指センサ16及び右側指センサ17のいずれかに第1指が接触しているという判断結果を基に、第1指と判断された結果が多い方の指センサに、当該第1指が接触していると確定する。例えば前記(1)乃至(4)の比較の結果、全て同じ結果であれば同じと確定する。しかしいずれか一つ判断結果が異なる場合は、他の判断結果を優先することとしてもよい。また、前記(1)乃至(4)の比較の結果について、優先順位を付与することにしてもよい。更に、前記(1)乃至(4)のうちいずれか一又は複数により判定することとしてもよい。
なお、前記第1指が接触している指センサを確定する代わりに、第4指が接触している指センサを確定しても、同じ結果が得られることは当然である。このようにして、第1指が接触している左側指センサ16又は右側指センサ17が判別できれば、マウス11を握っている手が右手か左手か判別できる。
例えば、マウス11を握っている手が右手であると確定すると、使用者が左ボタン12を押下した場合、制御部51はそのまま左ボタン12を押下したという情報をコンピュータ内で処理し、例えば「選択」する機能、「決定」する機能又は「動かす」機能を発揮させることができる。一方、使用者が右ボタン13を押下した場合には、制御部51は右ボタン13を押下したという情報をコンピュータ内で処理し、「選択画面」を出す機能を発揮することができる。
これに対し、マウス11を握っている手が左手であると確定すると、使用者が左ボタン12を押下した場合、制御部51は右ボタン13を押下したという情報をコンピュータ内で処理し、「選択画面」を出す機能を発揮することになる。一方、使用者が右ボタン13を押下した場合には、制御部51は左ボタン12を押下したという情報をコンピュータ内で処理し、例えば「選択」する機能、「決定」する機能又は「動かす」機能を発揮させることになる。
切替処理部64において、前記確定処理部63の結果を受けて、前記のような左ボタン12及び右ボタン13を押下した場合の送信情報を切替える処理を行なう。
図11は第2の実施の形態に係るコンピュータの制御部51の動作を示すフローチャートである。まず、制御部51は指センサ情報受信部61において、マウス11の左側指センサ16及び右側指センサ17から指センサ情報を受信する(S201)。制御部51は、判別処理部62において、前述の如く第1指が接触しているのは左側指センサ16か又は右側指センサ17かの判断を基に、マウス11を握っている手が右手か左手かを判別する(S202)。右手であると判別すると、確定処理部63においてこれを確定し(S203)、過去の判断が左手であった場合には、切替処理部64においてこれを切替える(S204)。
次に、制御部51は使用者による左ボタン12又は右ボタン13の押下(クリック)情報を取得する(S205)。制御部51は、この押下情報が左ボタン12であるかを判断する(S206)。左ボタン12が押下された場合は、左ボタン押下として処理し(S207)、右ボタン13が押下された場合は、右ボタン押下として処理する(S208)。
一方、ステップ202において、制御部51は、判別処理部62において、マウス11を握っている手が左手であると判別すると、確定処理部63においてこれを確定し(S209)、過去の判断が右手であった場合には、切替処理部64においてこれを切替える(S210)。
次に、制御部51は使用者による左ボタン12又は右ボタン13の押下(クリック)情報を取得する(S211)。制御部51は、この押下情報が左ボタン12であるかを判断する(S212)。左ボタン12が押下された場合は、右ボタン押下として処理し(S213)、右ボタン13が押下された場合は、左ボタン押下として処理する(S214)。
以上、第2の実施の形態によれば、使用者は右手あるいは左手のどちらの場合で使用しても、左ボタン12と右ボタン13の機能を意識することなく、マウス11を操作することができる。特に、1台のコンピュータを複数人で使用する場合に、右手で操作する人と左手で操作する人が混在する場合は、右手用と左手用のマウス11をそれぞれ準備する必要がないため、費用面や管理面での効果も期待できる。更に、使用者が右手か左手どちらを使用しているかを判断する制御部51がコンピュータ内に有するため、マウス11にこの制御機能を有する必要がないので、マウス自体は高価になることがない。
前記説明では、コンピュータ用マウスを例に説明したが、これに限らず、ゲームコントローラのような入力装置に適用することが可能である。
第1の実施の形態に係るマウスの外観図である。 第1の実施の形態に係るマウスの機能ブロック図である。 右手でマウスを操作するときの状態を示す側面図である。 右手でマウスを操作するときの状態を示す平面図である。 指センサの接触情報を示す説明図である。 右手で操作した場合の判定方法を示す説明図である。 左手で操作した場合の判定方法を示す説明図である。 制御部の判別方法を示す機能ブロック図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る制御部の判別方法を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係る制御部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
11 マウス
12 左ボタン
13 右ボタン
16 左側指センサ
17 右側指センサ
21、51 制御部

Claims (9)

  1. 左右のクリック入力部を有し、片手で操作することにより前記左右のクリック入力部の入力に基づいて、左右クリック信号をコンピュータに送信するコンピュータ用入力装置において、
    当該コンピュータ用入力装置本体の左右両側部に設けた指接触センサと、
    当該指接触センサのセンサ検出結果に基づいて、操作している手が右手か左手かを判別する判別手段と、
    当該判別手段の判別結果に基づいて、前記左右クリック信号を送信する送信手段を有することを特徴とするコンピュータ用入力装置。
  2. 前記判別手段は、前記指接触センサの接触面積の広狭、前記指接触センサの接触面の傾き、前記指接触センサの接触面の数、前記指接触センサの接触面の位置のうちいずれか一又は複数により、操作している手が右手か左手かを判別する判別手段であることを特徴とする請求項1記載のコンピュータ用入力装置。
  3. 前記請求項1又は2記載のコンピュータ用入力装置と、当該コンピュータ用入力装置に接続されたコンピュータを含んだことを特徴とする情報処理システム。
  4. 片手で操作するコンピュータ用入力装置からの左右クリック信号を受信し、当該左右クリック信号の処理を行なうコンピュータにおいて、
    前記コンピュータ用入力装置本体の左右両側部に設けた複数の指接触センサの出力信号を受信する受信手段と、
    当該受信部で受信した複数の指接触センサの出力信号に基づいて、操作している手が右手か左手かを判別する判別手段と、
    当該判別手段の判別結果に基づいて、前記左右クリック信号の処理を行なう処理手段を有することを特徴とするコンピュータ。
  5. 前記判別手段は、前記指接触センサの接触面積の広狭、前記指接触センサの接触面の傾き、前記指接触センサの接触面の数、前記指接触センサの接触面の位置のうちいずれか一又は複数により、操作している手が右手か左手かを判別する判別手段であることを特徴とする請求項4記載のコンピュータ。
  6. 前記請求項4又は5記載のコンピュータと、当該コンピュータに接続されたコンピュータ用入力装置を含んだことを特徴とする情報処理システム。
  7. 片手で操作する入力装置からの左右クリック信号の処理を行なう信号処理手順を、コンピュータに実行させるための入力信号処理プログラムにおいて、
    前記入力装置からの前記左右クリック信号を、受信手段が受信するクリック信号受信手順と、
    前記入力装置本体の左右両側部に設けた複数の指接触センサの出力信号を、受信手段が受信する指接触センサ信号受信手順と、
    当該指接触センサ信号受信手順で受信した複数の指接触センサの出力信号に基づいて、操作している手が右手か左手かを判別手段が判別する左右手判別手順と、
    当該左右手判別手順の判別結果に基づいて、前記クリック信号受信手順により受信した前記左右クリック信号の処理を処理手段が行なう信号処理手順とを、
    コンピュータに実行させるための入力信号処理プログラム。
  8. 前記左右手判別手順は、前記指接触センサの接触面積の広狭、前記指接触センサの接触面の傾き、前記指接触センサの接触面の数、前記指接触センサの接触面の位置のうちいずれか一又は複数により、操作している手が右手か左手かを判別することを特徴とする請求項7記載の入力信号処理プログラム。
  9. 前記請求項7又は8記載の入力信号処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011145806A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Tokai Rika Co Ltd 遠隔操作装置
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