JP2009186553A - 背面カメラ付きプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクタの背後を広く撮像することができるカメラ付きプロジェクタを提供する。
【解決手段】画像データを投影する投影部2を前面に有するプロジェクタにおいて、被撮像物の画像を結像させるレンズと、前記レンズで結像された被撮像物の画像を撮像して撮像データを生成するイメージセンサーとから構成される背面カメラ3を、少なくとも前記レンズの先端がプロジェクタ本体の背面から突出するように、プロジェクタ本体の背面に設け、前記投影部の最短投影距離F1と、背面カメラ3の最短撮像距離F2とが、次式を満足するように構成する。F1<F2 (1)なお、背面カメラ3を、駆動手段により、上下方向及び左右方向の少なくとも一方に回動するように構成することが好ましい。
【選択図】図4

Description

本発明は、背後を撮像することができるプロジェクタに関する。
近年、ADSLやFTTH等の広域帯通信網が整備されつつあることから、遠隔地に離れた者が、互いの姿を見ながら会議するテレビ会議システムが普及しつつある。このようなテレビ会議システムは、例えば特許文献1に示されるように従来から知られている。この特許文献1に示されるテレビ会議システムは、複数のカメラと複数のプロジェクタと、前記カメラが撮影した画像を整合する整合装置と、前記複数のカメラ、前記複数のプロジェクタ、前記整合装置間で、画像及び音声データを通信する通信手段とから構成されている。
このようなテレビ会議システムでは、プロジェクタと、カメラが別体であり、テレビ会議を行う会議場を設定するのに大変手間がかかり、手軽に任意の部屋でテレビ会議を行うことができなかった。そこで、特許文献2に示されるようなテレビ会議装置が提案されている。図10に特許文献2に示されるテレビ会議装置200を示す。この特許文献2に示されるテレビ会議装置200は、画像を撮像し「画像データ」を生成して出力する撮像装置201と、音声を取得して「音声データ」を出力するマイクロフォンと、ネットワークに接続し、「画像データ」及び「音声データ」の送受信を行う送受信部202と、相手側の撮像装置201が撮像した相手側の会議の参加者350の「画像データ」を送受信部202を介して取得しスクリーン250に投影する投影部203とから構成されている。なお、撮像装置201は、装置本体204に取り付けられたアーム205の先端に取り付けられている。
一般的なプロジェクタの使用距離は、1.5m以上であり、スクリーン250から離して設置しなければならない。このために、会議の参加者301〜304が、テレビ会議装置200の側方に座ることになり、会議の参加者301〜304を撮像する場合には、特定の人物301のみしか撮像することができず、テレビ会議の臨場感が著しく失われてしまうという問題があった。
特開2001−517395号公報 特開2002−262250号公報
本発明は、上記問題を解決し、プロジェクタの背後を広く撮像することができるカメラ付きプロジェクタを提供することを目的としてなされたものである。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、画像データを投影する投影部を前面に有するプロジェクタにおいて、
被撮像物の画像を結像させるレンズと、前記レンズで結像された被撮像物の画像を撮像して撮像データを生成するイメージセンサーとから構成される背面カメラを、プロジェクタ本体の背面に設け、
前記投影部の最短投影距離F1と、前記背面カメラの最短撮像距離F2とが、次式を満足するように構成したことを特徴とする。
F1<F2 (1)
請求項2に記載の発明の背面カメラは、駆動手段により、上下方向及び左右方向の少なくとも一方に回動するように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、更に、イメージセンサーが撮像した撮像データを格納する格納部と、
前記格納部で格納された撮像データを、画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して、投影部に入力される合成画像データを生成する画像合成手段を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載の発明において、更に、撮像データから人を認識する人認識手段を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明の、人認識手段は、撮像データから1又は複数の人の顔を認識し、撮像データから顔を含む領域をトリミングして、1又は複数の顔画像データを生成し、
画像合成手段は、前記人認識手段が生成した1又は複数の顔画像データを、画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成画像データを生成することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、更に、音声を取得する、1つ又は複数の指向性マイクロフォンと、
前記複数の指向性マイクロフォンが取得した音声から発言者を特定する発言者特定手段を有し、
人認識手段は、撮像データから人の顔を認識し、撮像データから顔を含む領域をトリミングして、顔画像データを生成し、
画像合成手段は、前記発言者特定手段が特定した発言者の顔画像データを、強調して画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成画像データを生成することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、更に、音声を取得する、1つ又は複数の指向性マイクロフォンと、
前記複数の指向性マイクロフォンが取得した音声から発言者を特定する発言者特定手段を有し、
背面カメラは、前記発言者特定手段が特定した発言者を撮像して撮像データを生成し、
画像合成手段は、前記撮像データを、画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成画像データを生成することを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、被撮像物の画像を結像させるレンズと、前記レンズで結像された被撮像物の画像を撮像して撮像データを生成するイメージセンサーとから構成される背面カメラを、プロジェクタ本体の背面に設け、前記投影部の最短投影距離F1と、前記背面カメラの最短撮像距離F2とが、次式を満足するように構成したことを特徴とする。
F1<F2 (1)
このため、(1)式を満足するような広画角の近接投影型プロジェクタはスクリーンに近い位置に載置することが可能となることから、プロジェクタの背後を広く撮像することが可能となった。例えばテレビ会議において、会議の出席者が背面カメラ付きプロジェクタの背後に座ることが可能となり、会議の出席者全員を撮像することが可能となった。また、プロジェクタの他に、別途撮像用のカメラを用意する必要が無くなった。あるいは、本発明の背面機能付きプロジェクタを、プレーヤの動作を入力手段として使用するコンピュータゲームの画像を投影ために使用する場合には、プロジェクタをスクリーンに近い位置に載置することが可能であるため、プレーヤを撮像することが可能となり、別途撮像用のカメラを用意する必要が無くなった。
請求項2に記載の発明の背面カメラは、駆動手段により、上下方向及び左右方向の少なくとも一方に回動するように構成されていることを特徴とする。このため、被撮像物が、前記背面カメラの視野内に入らない場合に、前記駆動手段を駆動させることにより、前記背面カメラを回動させて、前記被撮像物を前記背面カメラの視野内に入れることが可能となり、前記被撮像物を撮像することが可能となった。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、更に、イメージセンサーが撮像した撮像データを格納する格納部と、前記格納部で格納された撮像データを、画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して、投影部に入力される合成画像データを生成する画像合成手段を有することを特徴とする。このため、本発明をテレビ会議で使用する場合には、資料を前記画像データとして投影するとともに、同時に、テレビ会議の出席者を投影することが可能となり、テレビ会議の臨場感を著しく向上させることが可能となった。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載の発明において、更に、撮像データから人を認識する人認識手段を有することを特徴とする。このため、撮像データから人の部位や、人の動作をプログラムに引き渡して、利用することが可能となった。
請求項5に記載の発明の、人認識手段は、撮像データから1又は複数の人の顔を認識し、撮像データから顔を含む領域をトリミングして、1又は複数の顔画像データを生成し、画像合成手段は、前記人認識手段が生成した1又は複数の顔画像データを、画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成画像データを生成することを特徴とする。このため、本発明をテレビ会議で使用する場合に、テレビ会議の出席者の顔以外の領域を投影しないことにより、出席者がより注目され、テレビ会議の臨場感をより向上させることが可能となった。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、更に、音声を取得する、1つ又は複数の指向性マイクロフォンと、前記複数の指向性マイクロフォンが取得した音声から発言者を特定する発言者特定手段を有し、人認識手段は、撮像データから人の顔を認識し、撮像データから顔を含む領域をトリミングして、顔画像データを生成し、画像合成手段は、前記発言者特定手段が特定した発言者の顔画像データを、強調して画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成画像データを生成することを特徴とする。このため、発言者が強調して投影されることにより、初対面で互いの肉声を知らない場合であっても、発言者が誰かを認知することが可能となり、円滑に会議を行うことが可能となった。
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、更に、音声を取得する、1つ又は複数の指向性マイクロフォンと、前記複数の指向性マイクロフォンが取得した音声から発言者を特定する発言者特定手段を有し、背面カメラは、前記発言者特定手段が特定した発言者を撮像して撮像データを生成し、画像合成手段は、前記撮像データを、画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成画像データを生成することを特徴とする。このため、発言者が投影されることにより、初対面で互いの肉声を知らない場合であっても、発言者が誰かを認知することが可能となり、円滑に会議を行うことが可能となった。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は本発明の実施の形態を示す背面カメラ付きプロジェクタ40の背面図である。図2は図1のA−A断面図であり、図3は、図1のB−B断面図である。
図1〜3に示されるように、背面カメラ付きプロジェクタ40のプロジェクタ本体1は、箱形形状をしている。図2に示されるように、プロジェクタ本体1の前面には、画像をスクリーン等に投影する投影部2が設けられている。また、プロジェクタ本体1の背面には、後で詳細に説明する背面カメラ3が設けられている。
図4に本発明の実施の形態を示す背面カメラ付きプロジェクタ40のブロック図を示して、背面カメラ付きプロジェクタ40の内部の構成の説明をする。背面カメラ付きプロジェクタ40は主に、背面カメラ3、CPU12、RAM13、ROM14、データ入出力部15、指向性マイクロフォン16、操作パネル20、ランプ制御回路21、ランプ22、照明光学系23、光変調素子24、結像光学系25、画像信号入力部27、画像処理回路28、画像格納メモリ29、光変調素子ドライブ回路30とから構成されている。背面カメラ3、CPU12、RAM13、ROM14、データ入出力部15、指向性マイクロフォン16、操作パネル20、ランプ制御回路21、画像処理回路28は相互にバス35で接続されている。
CPU(Central ProceSSing Unitの略)12は、RAM(Random AcceSS Memoryの略)13、ROM(Read Only Memoryの略)14と協動して、各種演算、処理を行うものである。
RAM13は、CPU12が処理するデータを、そのアドレス空間に一時的に格納する格納部である。
ROM14には、背面カメラ付きプロジェクタ40を制御する各種プログラムやパラメータが格納されている。当該各種プログラムが、CPU12で処理されることにより、各種機能を実現している。ROM14には、後述する人認識手段14bや画像合成手段14a、発言者特定手段14c等のプログラムが格納されている。なお、バス35に、不揮発性メモリやハードディスク等の記憶装置を接続して構成し、前記格納装置に前記各種プログラムやパラメータを格納する構造にしても差し支えない。
画像合成手段14aは、後述する「撮像データ」や「顔画像データ」を、投影部2で投影する「画像データ」の領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して、「合成画像データ」を生成する手段である。
人認識手段14bは、「撮像データ」から人の部位(例えば顔や人のシルエット)や、人の動きを認識する手段である。
発言者特定手段14cは、後述する複数の指向性マイク16が集音した音声の強弱により、音源の方向や位置を特定して、発言者を特定する手段である。
なお、画像合成手段14a、人認識手段14b、発言者特定手段14cを、ASIC(ApplicationSpecific Integrated Circuit)として構成することとしても差し支えない。
操作パネル20は、プロジェクタ本体1の外表面に設けられている。この操作パネル20は、背面カメラ付きプロジェクタ40の各種設定を変更し、背面カメラ付きプロジェクタ40を操作するためのものである。ユーザーが操作パネル20を操作すると、「設定変更信号」や「操作信号」が生成され、バス35を介して、各種プログラムに引き渡されるようになっている。
データ入出力部15は、外部から「画像データ」等のデータが入力され、このデータを取得するインターフェースである。また、データ入出力部15は、データを外部に出力するインターフェースである。データ入出力部15は例えば、LAN(Local Area Network)や、USB(UnverSal Serial BuSの略、USB1.0、USB1.1、USB2.0を含む)、IEEE1394、RS232、RS422その他通信インターフェースを含めることができる。あるいはデータ入出力部15は、無線を用いたものであってもよく、この場合のインターフェースとしては、IEEE802に規定されているいわゆる無線LANやBluetooth、その他の無線インターフェースを含めることができる。
また、データ入出力部15は、CD−ROMドライブや、DVD−ROMドライブ等のリムバブルディスクを読み取る装置であっても差し支えない。
なお、データ入出力部15が取得する「画像データ」には、JPEG(Joint Photographic ExpertS Groupの略)、BMP(Bitmapの略)、TIFF(Tagged Image File Formatの略)、PNG(Portable Network GraphicSの略)、GIF(GraphicS Inerchange Formatの略)等の画像データや、ワードプロセッサソフト、表計算ソフト、プレゼーテンションソフト等のビジネスソフトによって作成された「画像データ」等が含まれる。
指向性マイクロフォン16は、単一指向性を持つマイクロフォンであり、所定の方向から来る音に対して最も感度が良くなっているマイクロフォンである。本実施形態では、指向性マイクロフォン16は、集音部をプロジェクタ本体1の背後側に向けて、設けられている。指向性マイクロフォン16は、1つ又は複数設けられている。指向性マイクロフォン16が複数である場合には、それぞれの集音部を異なる方向に向けて設けられている。指向性マイクロフォン16が、2つ設けられている場合には、発言者特定手段14cは、2次元方向について(平面的に)、発言者を特定することが可能となる。また、1つ以上の指向性マイクロフォン16の上下方向の集音方向を、他の指向性マイクロフォン16の上下方向の集音方向と変えて、3つ以上指向性マイクロフォン16を設けると、3次元方向について(立体的に)、発言者を特定することが可能となる。
背面カメラ3は、主にレンズと、イメージセンサーから構成されている。なお、これらレンズ及びイメージセンサーは、ドーム状の透明カバーで被覆されている。本実施形態の背面カメラ3は、ドームカメラである。少なくとも前記レンズの先端は、プロジェクタ本体1の背面から突出している。レンズは、被撮像物の画像をイメージセンサー上で結像させるものである。なお、前記レンズにズーム機構を持たせても差し支えない。イメージセンサーは、光を検出して電荷を発生させるフォトダイオード(画素)を二次元に配置したものである。イメージセンサーには、CCD(Charge Coupled Device Image SenSor)やCMOS(Complementary Mwtal Oxide Semiconductor)が含まれる。前記レンズで結像された被撮像物の画像は、イメージセンサーの画素上で撮像され、「撮像データ」が生成される。
前記レンズ及びイメージセンサーから構成される背面カメラ3は、1つのユニットとなっていて、当該ユニットが、複数の軸により軸支され、回動可能となっている。アクチュエータやギア等から構成される駆動手段により、前記ユニットが上下方向及び左右方向に回動するようになっている。このように構成することにより、被撮像物が、背面カメラ3の視野内に入らない場合に、前記駆動手段を駆動させて、前記ユニットを回動させることにより、被撮像物を、背面カメラ3の視野内に入れることが可能となる。
画像信号入力部27は、外部からアナログ若しくはデジタルの「画像信号」が入力されるインターフェースである。画像信号入力部27には、VGA端子(Video GraphicS Arrayの略)やDVI−D端子、DVI−I端子等が含まれる。画像信号入力部27は、パーソナルコンピュータ等の外部装置が接続され、前記外部装置が出力するアナログ若しくはデジタルの「画像信号」が入力されるようになっている。
投影部2は、ランプ制御回路21、ランプ22、照明光学系23、光変調素子24、結像光学系25、画像処理回路28、画像格納メモリ29、光変調素子ドライブ回路30とから構成されている。
ランプ制御回路21は、ランプ22に電流を供給するものである。ランプ22は、水銀ランプやLED(Light Emitting Diode)等であり、ランプ制御回路21から電流が供給されると、発光するようになっている。照明光学系23は、ランプ22が発光した拡散光をより均一な照明光に集光し、光変調素子24に出光するものである。
光変調素子24は、LCD(Liquid CryStal DiSplayの略、液晶表示素子)であり、透過性の多数の画素から構成されている。光変調素子24は、光変調素子ドライブ回路30から取得した信号電極駆動信号及び走査電極駆動信号に基づいて、前記多数の画素を階調表現して「投影画像」を生成する。なお、光変調素子24は、DMD(Digital Micromirror Device)等の光変調素子であっても差し支えない。
結像光学系25は、多数のレンズから構成されている。結合光学系25は、光変調素子24を透過した照明光を、スクリーン75等に結像するものである。発明の背面カメラ付きプロジェクタ40に使用される結像光学系25は、広角レンズであり、投影角度α(図5に示す)は、80°〜160°、投影距離F1(図5に示す、プロジェクタ本体1の前面から、投影面75までの距離)は、0.1m〜2.0mとなっている。
画像処理回路28は、データ入出力部15が取得した「画像信号」、画像信号入力部27が取得した「画像データ」を、バス35を介して取得し、必要に応じてシャープネス補正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正、台形補正等の画像処理を行い、「投影画像データ」を生成する回路である。「投影画像データ」は、光変調素子24の画素の座標に対応する点について、R(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの原色で、階調表現したデータである。
画像格納メモリ29は、画像処理回路28が生成した「投影画像データ」を、一時的にそのアドレス空間に格納するものである。
光変調素子ドライブ回路30は、画像格納メモリ29から「投影画像データ」が入力され、この「投影画像データ」に基づいて、光変調素子24の信号電極に印加する信号電極駆動信号、及び走査電極に印加する走査電極駆動信号を出力するものである。
(背面カメラ付きプロジェクタの使用方法)
図5に、本発明の背面カメラ付きプロジェクタ40の使用方法を示した説明図を示す。本発明の背面カメラ付きプロジェクタ40は、広角レンズを備えた近接プロジェクタなので、図5に示されるようにスクリーン75に近設して設置される。すなわち、背面カメラ付きプロジェクタ40は、ユーザーA〜Fの前方に設置される。図5では、ユーザーA〜Fは、背面カメラ付きプロジェクタ40の後方に位置していて、会議机90を取り囲むように位置している。図5において、F2は、背面カメラ3の撮像距離であり、背面カメラ3のイメージセンサーから被撮像物(ユーザー)までの距離である。本発明では、最短投影距離F1と、最短撮像距離F2の関係は以下の式を満足するようになっている。
F1<F2 (1)
後述するように、背面カメラ3を回動させる場合、背面カメラ3とユーザ(例えばA)を結ぶ直線がF2となる。
(第1の実施形態のフロー)
図6に第1の実施形態のフローを示して、以下第1の実施形態について本発明を説明する。この第1の実施形態は、遠隔地に離れた者が、互いの姿を見ながら会議するテレビ会議を実施する実施形態のフローである。遠隔地に離れて設置された背面カメラ付きプロジェクタ40は、専用回線や公衆回線を介して、データ入出力部15で相互に接続されている。また、データ入出力部15や画像信号入力部27にコンピュータ装置を接続すると、このコンピュータ装置が出力する「画像データ」や「画像信号」を、投影部2で投影することができる。
背面カメラ付きプロジェクタ40の電源をONにすると、図6のフローが開始し、S12「画像取り込み機能使用?」の選択に進む。S12の選択において、会議の出席者が操作パネル20を操作することにより、画像取り込み機能を使用するか否かを選択する。会議の出席者が、画像取り込み機能を使用することを選択した場合には、S13「取込部位選択」の選択に進む。一方で、会議の出席者が、画像取込機能を使用することを選択しない場合には、S20「画像投影」の処理に進む。
S13「取込部位選択」の選択において、会議の出席者は、操作パネル20を操作することにより、背面カメラ3が取り込む部位を選択する。背面カメラ3が取り込む部位は、会議の出席者の「顔」、若しくは「全景」である。S13の選択において、会議の出席者が操作パネル20を操作して、「顔」を取り込むことを選択した場合には、S14「画像取込」の処理に進む。一方で、会議の出席者が操作パネル20を操作して、「全景」を取り込むことを選択した場合には、S18「画像取込」の処理に進む。
S14「画像取込」の処理において、背面カメラ3は、背面カメラ付きプロジェクタ40の背後方向を撮像して、「撮像データ」を生成する。この「撮像データ」は、バス35を介してRAM13に一時的に格納される。S14の処理が終了すると、S15「画像認識」の処理に進む。
S15「画像認識」の処理において、ROM14に格納されている人認識手段14bのプログラムが、RAM13にロードされ、人認識手段14bが起動する。人認識手段14bは、「撮像データ」に含まれる会議の出席者の1又は複数の顔を認識する。例えば、人認識手段14bは、「撮像データ」の全領域の「色データ」と、ROM14に格納された複数の「顔認識色データ」とを比較し、いずれかの「顔認識色データ」に一致する色データの領域を顔画像として認識する。このような「撮像データ」に含まれる人の顔を認識する方法は、特開平10−334213に詳細に説明され、従来から行われている手法である。S15の処理が終了すると、S16「画像抽出」の処理に進む。
S16「画像抽出」の処理において、人認識手段14bは、S15の処理で認識した会議の出席者の顔を含む領域である「顔画像データ」をトリミングして抽出し、RAM13に一時的に格納する。なお、この「顔画像データ」は、データ入出力部15から、相手側の背面カメラ付きプロジェクタ40に送信される。S16の処理が終了すると、S17「画像合成」の処理に進む。
S17「画像合成」の処理において、ROM14に格納されている画像合成手段14aのプログラムが、RAM13にロードされ、画像合成手段14aが起動する。S17の処理の前に、予め、相手側の背面カメラ付きプロジェクタ40で撮像された「相手側顔画像データ」は、データ入出力部15から取得され、RAM13に格納されている。画像合成手段14aは、「顔画像データ」及び「相手側顔画像データ」を、「画像データ」の領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成し、「合成画像データ」を生成し、一時的にRAM13に格納する。なお、「画像データ」には、データ入出力部15が取得した「画像データ」だけでなく、画像信号入力部27に入力された「画像信号」も含まれる。
図7に「合成画像データ」の説明図を示す。図7の例では、画像合成手段14aは、会議の出席者A〜Fの「顔画像データ」50を、「画像データ」51の領域の上方の外側に並列して配置して合成している。また、画像合成手段14aは、データ入出力部15が取得した、「相手側顔画像データ」52を、「画像データ」51の領域の下方の外側に並列して配置して合成している。S17の処理が終了すると、S20「画像投影」の処理に進む。
S18「画像取込」の処理において、背面カメラ3は、背面カメラ付きプロジェクタ40の背後方向を撮像して、背面の全景である「撮像データ」を生成する。この「撮像データ」は、バス35を介してRAM13に一時的に格納される。なお、「撮像データ」は、データ入出力部15から、相手側の背面カメラ付きプロジェクタ40に送信される。S18の処理が終了すると、S19「画像合成」の処理に進む。
S19「画像合成」の処理において、ROM14に格納されている画像合成手段14aのプログラムが、RAM13にロードされ、画像合成手段14aが起動する。S19の処理の前に、予め、相手側の背面カメラ付きプロジェクタ40で撮像された「相手側撮像データ」は、データ入出力部15から取得され、RAM13に格納されている。画像合成手段14aは、「撮像データ」及び「相手側撮像データ」を、「画像データ」の領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成し、「合成画像データ」を生成し、一時的にRAM13に格納する。なお、「画像データ」には、データ入出力部15が取得した「画像データ」だけでなく、画像信号入力部27に入力された「画像信号」も含まれる。S19の処理が終了すると、S20の処理に進む。
S20「画像投影」の処理において、CPU12は、S17の処理でRAM13に格納された「合成画像データ」若しくは「画像データ」を、バス35を介して、画像処理回路28に出力する処理を行う。画像処理回路28に入力された「合成画像データ」若しくは「画像データ」は、画像処理回路28「投影画像データ」に画像処理され、画像格納メモリ29のアドレス空間に一時的に格納される。画像格納メモリ29のアドレス空間に一時的に格納された「投影画像データ」は、光変調素子ドライブ回路30に出力され、光変調素子24で「投影画像」が生成されて、スクリーン75に投影される。S20の処理が終了すると、S12の選択に戻る。
なお、背面カメラ3は、前記駆動手段により、上下・左右に回動するようになっている。例えば、会議の出席者が操作パネル20を操作することにより、前記駆動手段を駆動させて、背面カメラ3を駆動して、プロジェクタ本体1の背面の任意の方向を、背面カメラ3で撮像することができるようになっている。あるいは、S15「画像認識」の処理において、人認識手段14aが、「撮像データ」に人の顔が存在しないと判断した場合には、前記駆動手段を駆動して、背面カメラ3を上下・左右に回動させて、会議の出席者が背面カメラ3の視野内に入るようにする。
以上詳細に説明したように、投影部2の最短投影距離F1と、背面カメラ3の最短撮像距離F2とが、次式を満足するように構成した。
F1<F2 (1)
このため、本発明の背面カメラ付きプロジェクタ40をスクリーン75に近い位置に載置することが可能となり、会議の出席者が背面カメラ付きプロジェクタ40の背後に座ることが可能となり、会議の出席者全員を撮像することが可能となった。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について本発明を説明をする。第2の実施形態は、テレビ会議において、発言者を強調して表示する実施形態である。発言者特定手段14cは、複数の指向性マイク16が集音した音の強弱により、音源の方向や位置を特定して、発言者を特定する。
図6のフローのS17の処理において、画像合成手段14aは、発言者特定手段14cが特定した発言者の「顔画像データ」を強調して「画像データ」の領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して「合成画像データ」を生成する。
なお、発言者特定手段14cが特定した発言者の「顔画像データ」を強調して配置する方法には、以下の方法が含まれる。
(1)発言者特定手段14cが特定した発言者の「顔画像データ」を、「合成画像データ」中に大きく表示する。
(2)発言者特定手段14cが特定した発言者の「顔画像データ」のみを、「合成画像データ」に表示する。
(3)発言者特定手段14cが特定した発言者の「顔画像データ」の外縁に、外枠を表示する。
また、S19の処理において、画像合成手段14aは、発言者特定手段14cが特定した発言者の「撮像データ」を強調して、「画像データ」の領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して「合成画像データ」を生成する。
なお、特定手段14cが特定した発言者の「撮像データ」を強調して配置する方法には、以下の方法が含まれる。
(4)発言者特定手段14cが特定した発言者の方向に、背面カメラ3を回動させて、当該発言者を撮像する。
(5)発言者特定手段14cが特定した発言者を、拡大して撮像する。背面カメラ3のレンズにズーム機構を有している場合には、当該ズーム機構により、前記発言者を拡大して撮像する。あるいは、撮像した「撮像データ」をトリミングして、撮像データに含まれる発言者を拡大することにしても差し支えない。
このように、第2の実施形態では、発言者特定手段14cが、発言者を特定し、当該発言者の「顔画像データ」を強調して表示することにしたので、発言者を特定することが可能となった。このため、初対面で互いの肉声を知らない場合であっても、発言者が誰かを認知することが可能となり、円滑に会議を行うことが可能となった。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について本発明を説明をする。第3の実施形態は、背面カメラ3で撮像した「撮像データ」を、コンピュータゲームのプログラムに引き渡す実施形態である。CCDカメラで撮像した撮像データを、コンピュータゲームの入力手段として使用する技術は、特開2005−253871号公報に示されるように知られている。本実施形態は、背面カメラ3で撮像した「撮像データ」を、コンピュータゲームの入力手段として使用する実施形態である。データ入出力部15は、通信線で、コンピュータゲーム機と接続される。
コンピュータゲーム機から出力される画像データは、前記通信線を介して、データ入出力部15に入力され、投影部2で投影される。背面カメラ3で、コンピュータゲームのプレーヤを連続的に撮像して「撮像データ」を生成し、データ入出力部15からコンピュータゲーム機に出力する。コンピュータゲーム機は、「撮像データ」から、プレーヤの動きを検出して、コンピュータゲームのプログラムに引き渡す。
図8に、コンピュータゲームが、テニスゲーム120である場合の実施形態を示す。テニスゲーム120の場合には、背面カメラ3で連続的に撮像された「撮像データ」から、プレーヤ体や手の動き等の動作を検出し、テニスゲームのプログラムに、前記動作の情報を引き渡す。テニスゲームのプログラムは、前記動作の情報に基づき、テニスゲームのキャラクタ121の体やラケット122の動きに反映させる。また、背面カメラ3で連続的にプレーヤを撮像して「撮像データ」を生成し、この「撮像データ」を前記ゲームのプログラムが画像処理を行い、プレーヤ自身の姿もしくはシルエットを前記ゲームの表示画面125に合成することにしても差し支えない。
図9にコンピュータゲームが格闘ゲーム140である場合の実施形態を示す。格闘ゲーム140の場合には、背面カメラ3で連続的に撮像された「撮像データ」から、プレーヤの突きや蹴り等の動作を検出して、格闘ゲーム140のプログラムに、前記動作の情報を引き渡す。格闘ゲーム140のプログラムは、前記動作の情報に基づき、格闘ゲームのキャラクタ141の突きや蹴りの動き等を反映させる。プレーヤが身をかわした場合には、背面カメラ3で連続的に撮像された「撮像データ」から、プレーヤが身をかわした動作を検出して、格闘ゲーム140のプログラムに、前記動作の情報を引き渡す。格闘ゲーム140のプログラムは、前記動作の情報に基づき、格闘ゲーム140のキャラクタ141の身をかわした動きを反映させる。また、背面カメラ3で連続的にプレーヤを撮像して「撮像データ」を生成し、この「撮像データ」を前記ゲームのプログラムが画像処理を行い、プレーヤ自身の姿もしくはシルエットを前記ゲームの表示画面145に合成することにしても差し支えない。
あるいは、プレーヤの姿をゲームの表示画面に合成して表示するゲームでは、背面カメラ3で連続的にプレーヤを撮像して「撮像データ」を生成し、この「撮像データ」を前記ゲームのプログラムが左右反転させる処理を行い、プレーヤの姿を前記ゲームの表示画面に合成する。あるいは、プレーヤのシルエットを、前記ゲームの表示画面に合成することとしても差し支えない。
背面カメラ3の視野内に、プレーヤが入らない場合には、背面カメラ3の駆動手段は、自動的若しくはプレーヤの操作パネル20の操作により、背面カメラ3が上下・左右に回動して、プレーヤが背面カメラ3の視野内に入るようにする。例えば、本発明の背面カメラ付きプロジェクタ40を床に設置して、背面カメラ3がプレーヤの足下しか撮像できない場合には、背面カメラ3は、駆動手段で上方に回動して、プレーヤの全身が撮像できるようにする。
このように、第3の実施形態では、ゲーム用のカメラを別途用意しなくても、本発明の背面カメラ付きプロジェクタ40を使用することにより、コンピュータゲームをプレイすることが可能となった。
なお、コンピュータゲームのプログラム自体を、ROM14等の格納装置に格納する構成にしても差し支えない。この場合には、背面カメラ3で連続的に撮像されたプレーヤの「撮像データ」は、バス35を介して、一時的にRAM13に格納され、人認識手段14bが、RAM13に格納された「撮像データ」からプレーヤの動作を検出し、この動作の情報を、前記コンピュータゲームのプログラムに引き渡すようになっている。また、プレーヤの姿をゲームの表示画面に合成して表示するゲームでは、画像合成手段14aが、「撮像データ」を左右反転させる処理を行い、プレーヤの姿を前記ゲームの表示画面に合成する処理を行う。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う背面カメラ付きプロジェクタもまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の実施の形態を示す背面カメラ付きプロジェクタの背面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 本発明の実施の形態を示す背面カメラ付きプロジェクタのブロック図である。 本発明の背面カメラ付きプロジェクタの使用方法を示した説明図である。 本発明のフロー図である。 合成画像データの説明図である。 テニスゲームの説明図である。 格闘ゲームの説明図である。 従来のテレビ会議装置の説明図である。
符号の説明
1 プロジェクタ本体
2 投影部
3 背面カメラ
12 CPU
13 RAM
14 ROM
14a 画像合成手段
14b 人認識手段
14c 発言者特定手段
15 データ入出力部
16 指向性マイクロフォン
20 操作パネル
21 ランプ制御回路
22 ランプ
23 照明光学系
24 光変調素子
25 結像光学系
27 画像信号入力部
28 画像処理回路
29 画像格納メモリ
30 光変調素子ドライブ回路
35 バス
40 背面カメラ付きプロジェクタ
50 顔画像データ
51 画像データ
52 相手側顔画像データ
53 合成画像データ
75 スクリーン
90 会議机
120 テニスゲーム
121 キャラクタ
122 ラケット
125 表示画面
140 格闘ゲーム
145 表示画面
200 テレビ会議装置
201 撮像装置
202 送受信部
203 投影部
204 装置本体
205 アーム
301〜304 会議の参加者
350 相手側の会議の参加者
A〜F ユーザー(会議の出席者)
α 投影角度
F1 投影距離
F2 撮像距離

Claims (7)

  1. 画像データを投影する投影部を前面に有するプロジェクタにおいて、
    被撮像物の画像を結像させるレンズと、前記レンズで結像された被撮像物の画像を撮像して撮像データを生成するイメージセンサーとから構成される背面カメラを、プロジェクタ本体の背面に設け、
    前記投影部の最短投影距離F1と、前記背面カメラの最短撮像距離F2とが、次式を満足するように構成したことを特徴とする背面カメラ付きプロジェクタ。
    F1<F2 (1)
  2. 背面カメラが、駆動手段により、上下方向及び左右方向の少なくとも一方に回動するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の背面カメラ付きプロジェクタ。
  3. イメージセンサーが撮像した撮像データを格納する格納部と、
    前記格納部で格納された撮像データを、画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して、投影部に入力される合成画像データを生成する画像合成手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の背面カメラ付きプロジェクタ。
  4. 撮像データから人を認識する人認識手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の背面カメラ付きプロジェクタ。
  5. 人認識手段は、撮像データから1又は複数の人の顔を認識し、撮像データから顔を含む領域をトリミングして、1又は複数の顔画像データを生成し、
    画像合成手段は、前記人認識手段が生成した1又は複数の顔画像データを、画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成画像データを生成することを特徴とする請求項4に記載の背面カメラ付きプロジェクタ。
  6. 音声を取得する、1つ又は複数の指向性マイクロフォンと、
    前記複数の指向性マイクロフォンが取得した音声から発言者を特定する発言者特定手段を有し、
    人認識手段は、撮像データから人の顔を認識し、撮像データから顔を含む領域をトリミングして、顔画像データを生成し、
    画像合成手段は、前記発言者特定手段が特定した発言者の顔画像データを、強調して画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成画像データを生成することを特徴とする請求項4に記載の背面カメラ付きプロジェクタ。
  7. 音声を取得する、1つ又は複数の指向性マイクロフォンと、
    前記複数の指向性マイクロフォンが取得した音声から発言者を特定する発言者特定手段を有し、
    背面カメラは、前記発言者特定手段が特定した発言者を撮像して撮像データを生成し、
    画像合成手段は、前記撮像データを、画像データの領域の内側及び外側の少なくとも一方に配置して合成画像データを生成することを特徴とする請求項3に記載の背面カメラ付きプロジェクタ。
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