JP2009175828A - ログ取込システム、ログ取込方法、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents

ログ取込システム、ログ取込方法、プログラム、及び、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的なログ取込処理の管理と、出力ログのリアルタイムな取り込みが可能なログ取込システムを提供する。
【解決手段】ログ取込システム1は、ログ出力サーバ3において出力されるログファイル11をログ取込管理サーバ4の指示に従って取り込み、ログファイル登録データベース5に登録する。即ち、ログ取込管理サーバ4は、ログファイル登録データベース5から取込情報を取得し取込対象のログファイル名を決定する。ログ取込管理サーバ4は、取込対象のログファイルを出力するログ出力サーバ3に、ログファイルの取込指示を送る。ログ出力サーバ3は、取込指示に基づいて出力中及び出力済のログファイルを取り込み、ログファイル登録データベース5に送って登録させる。ログ出力サーバ3はログ取込管理サーバ4に取込状況を通知する。ログ取込サーバ4は、ログファイル登録データベース5の取込情報を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク上でサービス提供を受ける顧客の端末装置のアクセス経過等が記録されたログを取り込んで登録する技術に関する。
従来、ネットワークを介してサービス提供を行うウェブサーバでは、ウェブ上での取引結果や画面推移処理や情報参照などに関するログをログファイルとして保存している。ログを保存しておくことにより、顧客からの取引に関する問い合わせへの対応、ウェブサーバの動作確認、不正アクセス監視によるセキュリティの向上を図ることができる。
各々のウェブサーバが出力するログを集中管理するために、複数のウェブサーバを巡回してウェブサーバが出力するログを収集し、保存するジャーナル管理サーバがある(例えば、[特許文献1]参照。)。
しかしながら、ウェブサーバの数が増加するとともに、[特許文献1]によるジャーナル管理サーバは当該ウェブサーバを巡回するための巡回処理の負荷が増大するという問題点が生じる。
そこで、ジャーナル管理サーバの巡回処理の負荷を軽減するために、各々のウェブサーバが、出力したログを能動的にログ収集サーバ(ジャーナル管理サーバと同義)へ送信するログデータ収集管理システムが考案されている(例えば、[特許文献2]参照。)。
特開2002−041456号公報 特開2004−295303号公報
しかしながら、[特許文献1]によるジャーナル管理サーバは、ウェブサーバの数が増加すると、巡回してログ収集する処理負荷が増大するだけではなく、ジャーナル管理サーバが巡回してこないとウェブサーバのログ収集が行われないため、同一のウェブサーバに対して次のログ収集までのタイムラグが増大するという問題点がある。
また、[特許文献2]によるログデータ収集管理システムでは、ウェブサーバ毎にタイムテーブルにログ収集サーバへのログ送信時間が事前に設定されている。従って実際のログの出力状況と、設定されているログ送信のタイミングが異なると、ログ収集処理の効率が低下するという問題点がある。
また、従来は、ウェブサーバが出力する出力完了後のログファイルがログ収集サーバへ取り込まれ、出力中のログファイルはリアルタイムに収集されないという問題点があった。
また、従来は、ウェブサーバで複数のログファイルが同一時間帯に出力される場合に、複数のログを同時に収集する処理ができないという問題点があった。
また、ウェブサーバを巡回してウェブサーバの出力ログを収集するジャーナル管理サーバは、ログ収集の管理に加えて収集したログを加工して登録する処理に負荷がかかるという問題点があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、効率的なログ取込処理の管理と、出力ログのリアルタイムな取り込みが可能なログ取込システムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、ログ出力装置において出力されるログファイルをログ取込管理装置の指示に従って取り込み、前記取り込まれたログファイルをデータベース装置に登録するログ取込システムであって、前記データベース装置は、前記ログファイルの取込状況を示す取込情報を保持し、前記ログ取込管理装置は、前記データベース装置から前記取込情報を取得する取込情報取得手段と、前記取得された取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を決定するログファイル名決定手段と、前記決定されたログファイル名に基づいて前記ログ出力装置にログファイルの取込指示を送るログファイル取込指示手段と、前記ログ出力装置から送られる前記ログファイルの取込状況に従って前記データベース装置に保持される取込情報を更新させる更新手段と、を具備し、前記ログ出力装置は、前記ログ取込管理装置から送られる取込指示に従って出力中及び出力済のログファイルを取り込むログファイル取込手段と、前記取り込まれたログファイルを前記データベース装置に送って登録させるログファイル登録手段と、前記ログ取込管理装置に前記ログファイルの取込状況を通知する取込状況通知手段と、を具備することを特徴とするログ取込システムである。
ログ出力装置は、ネットワークを介してユーザ端末装置にサービス提供を行うウェブサーバ等の装置である。ログ出力装置は、ユーザ端末装置との取引結果や画面推移処理や情報参照などに関するログをログファイルとして出力する。ログ出力装置は、データベース装置に保持される取込情報に基づいてログファイルの取込及びデータベース装置への登録を行う。
ログ出力装置が提供するサービスは、例えば、注文や残高照会等の業務サービス、取引参照データや株価チャート提供等の情報提供サービス等である。
ログ取込管理装置は、データベースに保持される取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を決定し、取込対象のログ出力装置にログファイルの取込指示を送る装置である。
取込情報は、ログファイルの取込状況やデータベース装置への登録状況を示す情報である。取込情報には、ログ取込先のログ出力装置名、ログファイル種別、ログファイルの登録状態、直近に登録した最終登録ログファイル名等が記録される。
第1の発明のログ取込システムは、ログ出力装置において出力されるログファイルをログ取込管理装置の指示に従って取り込み、データベース装置に登録する。データベース装置は、ログファイルの取込状況を示す取込情報を保持する。ログ取込管理装置は、データベース装置から取込情報を取得し、この取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を決定する。ログ取込管理装置は、決定されたログファイル名に基づいてログ出力装置にログファイルの取込指示を送る。ログ出力装置は、ログ取込管理装置から送られる取込指示に従って出力中及び出力済のログファイルを取り込み、データベース装置に送って登録させる。ログ出力装置は、ログ取込管理装置にログファイルの取込状況を通知する。ログ取込管理装置は、ログ出力装置から送られるログファイルの取込状況に従ってデータベース装置に保持される取込情報を更新させる。
第1の発明のログ取込システムでは、ログ取込管理装置がデータベース装置に保持されるログファイルの取込状況を示す取込情報を取得し、この取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を決定して、決定されたログファイル名に基づいてログ出力装置に取込指示を送る。ログ出力装置は、取込指示に従って出力中及び出力済のログファイルを取り込むので、ログファイルの出力開始時点からのタイムラグを抑制し、ログファイルをリアルタイムに取り込んでデータベースに登録することができる。また、このログ取込システムでは、取込対象のログファイル名毎に複数の取込スレッドを同時に実行可能であるので、複数のログファイルが同一時間帯に出力される場合であっても、他のログファイルの取込状況に影響されることがない。
また、ログファイル名の決定処理や取込情報の更新処理はログ取込管理装置によって行われるので、ログ出力装置における処理負担を軽減させることができる。
また、ログ取込管理装置からログ出力装置にログファイルの取込指示を行うので、ログ取込管理装置は複数のログ出力装置におけるログファイルの取込処理等を一元管理することができる。例えば、データベース装置に対してログファイルの登録処理以外の処理を実行させたい場合、ログ取込管理装置は、ログ出力装置におけるログファイルの取込処理等の実行を制限して、データベース装置の負荷を軽減させることができる。
また、データベース装置の取込情報にログファイルの種別毎にログファイルの取込状況を記録し、ログ出力装置は、取込情報に記録されているログファイルの種別と所定のログファイル名規則とに基づいて、取込対象のログファイル名を作成してもよい。ログファイル名規則は、例えば、ログ出力装置名や時間情報をファイル名に含める方法である。
また、データベース装置にログファイル名毎に取込状況を示す取込履歴を保持し、ログ出力装置は、取り込まれたログファイルについてデータベース装置の取込履歴を更新させるようにしてもよい。取込履歴を確認することにより、ログファイルの取込及び登録が正常に行われたかを確認することができる。
また、データベース装置の取込情報にログファイル名毎にログファイルの取込状況を記録し、ログ出力装置は、取込情報に記録されているログファイル名に基づいて、取込対象のログファイル名を決定してもよい。これにより、ログ出力装置は取込対象のログファイル名を作成する必要がない。また、データベース装置はログファイル名毎の取込履歴を保持する必要がない。
また、ログ出力装置は、取得された取込情報が示す取込状況を参照し、取込開始前のログファイルについてログファイル名を決定することが望ましい。
また、ログ出力装置は、決定されたログファイル名毎にスレッドを起動し、起動されたスレッド毎にログファイルの取込及びログファイルの登録及び取込情報の更新を実行することが望ましい。
また、ログ出力装置は、取り込まれたログファイルを加工した上でデータベース装置に送って登録してもよい。
尚、取込情報とログファイルとは同一のデータベース装置に格納する必要はなく、別々のデータベース装置に格納してもよい。
第2の発明は、ログ出力装置において出力されるログファイルをログ取込管理装置の指示に従って取り込み、前記取り込まれたログファイルをデータベース装置に登録するログ取込方法であって、前記データベース装置が実行する、前記ログファイルの取込状況を示す取込情報を保持するステップと、前記ログ取込管理装置が実行する、前記データベース装置から前記取込情報を取得する取込情報取得ステップと、前記取得された取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を決定するログファイル名決定ステップと、前記決定されたログファイル名に基づいて前記ログ出力装置にログファイルの取込指示を送るログファイル取込指示ステップと、前記ログ出力装置から送られる前記ログファイルの取込状況に従って前記データベース装置に保持される取込情報を更新させる更新ステップと、を具備し、前記ログ出力装置が実行する、前記ログ取込管理装置から送られる取込指示に従って出力中及び出力済のログファイルを取り込むログファイル取込ステップと、前記取り込まれたログファイルを前記データベース装置に送って登録させるログファイル登録ステップと、前記ログ取込管理装置に前記ログファイルの取込状況を通知する取込状況通知ステップと、を具備することを特徴とするログ取込方法である。
第2の発明は、第1の発明のログ取込システムのログ取込方法に関する発明である。
本発明によれば、効率的なログ取込処理の管理と、出力ログのリアルタイムな取り込みが可能なログ取込システムを提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るログ取込システム1の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
<第1実施形態>
図1〜図6を参照しながら、本発明の第1実施形態に係るログ取込システム1について説明する。
(1.ログ取込システム1の構成)
最初に、図1を参照しながら、ログ取込システム1の構成について説明する。
図1は、ログ取込システム1の構成図である。
ログ取込システム1は、端末装置7−1、7−2、…、とログ出力装置としてのログ出力サーバ3−1、3−2、…、とがインターネット等のネットワーク9を介して接続される。ログ出力サーバ3−1、3−2、…、とログ取込管理装置としてのログ取込管理サーバ4と、データベース装置としてのログファイル登録データベース5とは、インターネットやイントラネット等で互いに接続される。
(1−1.端末装置7)
端末装置7−1、7−2、…、は、ネットワーク9を介してログ出力サーバ3−1、3−2、…、に接続可能なコンピュータ等の装置である。端末装置7−1、7−2、…、は、ログ出力サーバ3−1、3−2、…、が提供するサービスを利用する。それぞれのログ出力サーバ3−1、3−2、…、には端末装置7−1、7−2、…、とのサービスの取引結果等に関するログが残される。
(1−2.ログ出力サーバ3)
ログ出力サーバ3−1は、ネットワーク9を介して端末装置7−1、7−2、…、にサービスを提供し、ログを出力するコンピュータ等の装置である。尚、他のログ出力サーバ3−2、3−3、…、もログ出力サーバ3−1と同様の構成を採る。
ログ出力サーバ3−1は、ログファイル取込手段17と、ログファイル加工手段19と、取込状況通知手段20と、ログファイル登録手段21等を有する。また、ログ出力サーバ3−1は、端末装置7との取引結果等に関するログファイル11を出力する。
ログファイル取込手段17は、ログ取込管理サーバ4からの指示に基づいて出力中及び出力済のログファイル11を取り込む。ログファイル加工手段19は、取り込まれたログファイルのフォーマット変更等を行う。取込状況通知手段20は、ログファイル11の取込状況をログ取込管理サーバ4に通知する。ログファイル登録手段21は、加工されたログファイルをログファイル登録データベース5に送って登録させる。
(1−3.ログ取込管理サーバ4)
ログ取込管理サーバ4は、ログを出力するログ出力サーバ3−1、3−2、…におけるログ取込処理を管理するコンピュータ等の装置である。
ログ取込管理サーバ4は、取込情報取得手段13と、ログファイル名決定手段15と、ログファイル取込指示手段16と、テーブル更新手段23等を有する。
取込情報取得手段13は、ログファイル登録データベース5から取込情報を取得する。ログファイル名決定手段15は、取得した取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を決定する。ログファイル取込指示手段16は、決定されたログファイル名に基づいて、対応する取込対象のログ出力サーバ3にログファイル取込指示を出す。テーブル更新手段23は、ログ出力サーバ3からの取込状況通知に基づいて、取り込まれたログファイルについてログファイル登録データベース5に保持される取込情報を更新させる。
(1−4.ログファイル登録データベース5)
ログファイル登録データベース5は、データベースサーバによって管理されるハードディスク等の記憶装置である。ログファイル登録データベース5は、取込情報管理テーブル25と、取込履歴管理テーブル27と、ログファイル登録テーブル29等を有する。データベースサーバは、ログ出力サーバ3等から、参照、登録、更新等のいずれかの処理依頼を受けると、ログファイル登録データベース5への処理を実行する。
取込情報管理テーブル25は、ログファイルの取込状況を示す取込情報を保持する。取込情報管理テーブル25の詳細については後述する。
取込履歴管理テーブル27は、ログファイル名毎に取込状況を示す取込履歴を保持する。取込履歴管理テーブル27の詳細については後述する。
ログファイル登録テーブル29は、ログ出力サーバ3において取り込まれて加工されたログファイルが登録される。
尚、取込情報管理テーブル25(取込情報)と、ログファイル登録テーブル29(登録されるログファイル)とは同一のログファイル登録データベース5に格納する必要はなく、別々のデータベース装置に格納してもよい。
(2.ハードウェア構成)
次に、図2を参照しながら、ログ出力サーバ3のハードウェア構成について説明する。
図2は、ログ出力サーバ3のハードウェア構成図である。尚、図2のハードウェア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
ログ出力サーバ3は、CPU101、メモリ103、記憶部105、表示部107、入力部109、出力部111、通信部113がシステムバス115を介して接続されて構成される。
CPU101(Central Processing Unit)は、演算(四則演算や比較演算等)や、ハードウェアやソフトウェアの動作制御を行う装置である。
メモリ103は、RAM及びROM等のメモリである。RAM(Random Access Memory)は、ROM(Read Only Memory)や記憶部105から読み出されたOS(Operating System)のプログラム、アプリケーションプログラム等を記憶する。RAMはCPU101の主メモリやワークエリアとして機能する。
記憶部105は、各種データを記憶する装置であり、例えばハードディスクである。記憶部105は、CPU101が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS、各種データベース等が格納される。
表示部107は、表示装置であり、例えば、CRTモニタ、液晶パネルである。表示部107は、コンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路(ビデオアダプタ等)を有する。
入力部109は、各種データの入力装置であり、例えば、キーボード、マウスである。出力部111は、各種データの出力装置であり、例えばプリンタである。各種メディアとのデータ入出力を行うドライブ装置を入力部109及び出力部111として用いることもできる。
通信部113は、システムバス115を介して外部装置と接続・通信する通信制御装置である。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信が可能である。
システムバス115は、各装置間の制御信号、データ信号などの授受を媒介する経路である。
ログ出力サーバ3は、記憶部105やROMや記憶媒体に格納されるプログラム(アプリケーションプログラム、OSのプログラム等)を、メモリ103のRAMにロードしてCPU101の制御の下に、各種処理を実行する。
尚、端末装置7−1、7−2、…、ログ出力サーバ3−1、3−2、…、ログ取込管理サーバ4等のハードウェア構成は、上述のログ出力サーバ3のハードウェア構成と基本的には同じであるので説明を省略する。
(3.テーブルの構成)
次に、図3及び図4を参照しながら、ログファイル登録データベース5に格納されるテーブルについて説明する。
(3−1.取込情報管理テーブル25)
図3は、取込情報管理テーブル25を示す図である。
取込情報管理テーブル25は、ログファイルの取込状況を示す取込情報が格納される。取込情報管理テーブル25は、ログ出力サーバ名31、ログファイル種別33、登録状態37、更新時間39、取込開始時間41、取込終了時間43、登録先データベース名45、最終登録ログファイル名47の項目を有する。
ログ出力サーバ名31は、取込対象であるログ出力サーバ3を識別する識別記号や番号等である。ログ出力サーバ名31は、ログを出力するログ出力サーバ3−1、3−2、…、のいずれかを示す。
ログファイル種別33は、出力ログファイルの種別を示す。1つのログ出力サーバ3に対して、少なくとも1つのログファイル種別33が登録される。例えば「PRICE」は価格に関するログファイル、「ORDER」は注文に関するログファイル、「REPORT」は調査報告に関するログファイルを示し、それぞれ異なるログファイルの種別として分類される。
登録状態37は、ログファイルが「登録中」または「未登録」であることを示す情報である。「登録中」は対応するログファイル種別のログファイルがログ出力サーバ3によって取り込まれてログファイル登録データベース5に登録されている状態(ログファイルの取込処理及び登録処理が実行中である状態)を示す。「未登録」は対応するログファイル種別のログファイルの取込待機状態、または取込及び登録が終了し次の取込までの待機状態であることを示す。
更新時間39は、ログ出力サーバ3が取込情報テーブル25を更新した最終日時を示す。取込開始時間41、取込終了時間43は、それぞれ、ログ出力サーバ名31によるログファイル11の取込開始時間と取込終了時間が格納される。登録先データベース名45は、ログファイルの登録先(格納先)を示す情報である。登録先データベース名45には、例えば、ログファイル登録データベース5の識別情報やログファイル登録テーブル29中の登録先(格納先)が記録される。最終登録ログファイル名47は、ログ出力サーバ3が取り込んでログファイル登録データベース5に登録した直近のログファイル名が格納される。最終登録ログファイル名47は、対応するログファイル種別に関して次のログファイルが登録される毎に更新される。
(3−2.取込履歴管理テーブル27)
図4は、取込履歴管理テーブル27を示す図である。
取込履歴管理テーブル27は、ログファイル名毎に取込状況を示す取込履歴が格納される。取込履歴管理テーブル27は、ログ出力サーバ名31、ログファイル種別33、取込終了時間43、登録先データベース名45、登録ログファイル名49の項目を有する。
ログ出力サーバ名31、ログファイル種別33、取込終了時間43、登録先データベース名45については、取込情報管理テーブル25(図3)で説明した内容と同じであるので説明を省略する。
登録ログファイル名49は、ログ出力サーバ3によって取り込まれ登録されたログファイル名49が格納される。
ログ取込システム1の管理者は、取込履歴管理テーブル27の登録ログファイル名49をキーとしてログファイルの取込履歴を管理することが可能である。
(4.ログ取込システム1の動作)
次に、図5、図6を参照しながら、ログ取込システム1の動作について説明する。
(4−1.ログ取込管理サーバ4におけるログファイル名決定)
図5は、ログ取込管理サーバ4におけるログファイル名決定を示すフローチャートである。ログ取込管理サーバ4は、取り込むべきログファイルに関する取込情報を、ログファイル登録データベース5から所定のタイミングで取得する。
ログ取込管理サーバ4は、ログファイル登録データベース5に格納されている取込情報管理テーブル25を参照する(ステップ1001)。ログ取込管理サーバ4は、取込情報管理テーブル25を参照して、取込対象のログ出力サーバ名31及びログファイル種別33があるかどうかを判定する(ステップ1002)。ログ取込管理サーバ4は、取込情報管理テーブル25の登録状態37が「未登録」であるログ出力サーバ名31及びログファイル種別33のログファイルを取込対象であると判断する。
取込対象のログ出力サーバ名31及びログファイル種別33がなければ(ステップ1002のNO)、ログ取込管理サーバ4はステップ1001からの処理を繰り返す。
取込対象のログ出力サーバ名31及びログファイル種別33があれば(ステップ1002のYES)、ログ取込管理サーバ4は取込対象のログ出力サーバ名31とログファイル種別33とを取得する(ステップ1003)。例えば、ログ取込管理サーバ4は、取込情報管理テーブル25(図3)に基づいて、登録状態37(「未登録」)であるログファイル種別33(「REPORT11」)と、対応するログ出力サーバ名31(「S00001」)とを取得する。
ログ取込管理サーバ4は、取込対象のログ出力サーバ名31及びログファイル種別33及びログファイル名規則に基づいて取込対象のログファイル名を決定する(ステップ1004)。ログファイル名規則は、例えばログ出力装置名や時間情報をファイル名に含める方法である。例えば、ログ取込管理サーバ4は、ログファイル種別33(「REPORT11」)と、ログ出力サーバ名31(「S00001」)と、時間情報(「20070919.1900」)とに基づいて、取込対象のログファイル名(「/home/ht/log/REPORT11/S00001−J−20070919.1900」)を作成する。
ログ取込管理サーバ4は、取得されたログ出力サーバ名31が示すログ出力サーバ3に対して、決定された取込対象のログファイル名と共にログファイル取込指示を送信してログ取込スレッドを呼び出して起動する(ステップ1005)。起動されたログ取込スレッドは、ログ取込管理サーバ4におけるログファイル名決定処理(ステップ1001〜ステップ1004)とは独立したプロセスで実行される。
尚、取込対象のログファイル名が決定されてログ取込スレッドが起動すると、取込情報管理テーブル25の対応するレコードの登録状態37は「登録中」に更新される。
また、ログ取込スレッドは取込対象のログファイル名毎に起動され、同一時間帯に複数のログ取込スレッドが起動されることがある。
(4−2ログ取込スレッド)
図6は、ログ取込管理サーバ4及びログ出力サーバ3で実行されるログ取込スレッド(ステップ1005)を示すフローチャートである。ログ取込管理サーバ4は、決定された取込対象のログファイル名についてログ取込スレッドを起動し、取得されたログ出力サーバ名31が示すログ出力サーバ3にログファイルの取込指示を出す(ステップ2001)。
ログ出力サーバ3は、ログ取込管理サーバ4からログファイルの取込指示を受信すると、ログ取込スレッドを開始する(ステップ2002)。
ログ出力サーバ3は、取込対象のログファイル名に基づいて出力中及び出力済のログファイル11を取り込む(ステップ2003)。
ログ出力サーバ3は、取り込まれたログファイルの加工(フォーマット変更等)を行う(ステップ2004)。
ログ出力サーバ3は、加工されたログファイルをログファイル登録データベース5に送り、ログファイル登録テーブル29に登録する(ステップ2005)。
ログ出力サーバ3は、ログファイルの取込状況をログ取込管理サーバ4に通知する(ステップ2006)。
ログ取込管理サーバ4は、ログ出力サーバ3から通知されたログファイルの取込状況に基づいて、ログファイル登録データベース5に保持される取込情報管理テーブル25と取込履歴管理テーブル27とを更新する(ステップ2007)。
ログ取込管理サーバ4は、取込情報管理テーブル25の登録状態37を「未登録」に戻し、更新時間39と、ログファイル11の取込開始時間41と取込終了時間43と、登録先データベース名45、及び直近に登録した最終登録ログファイル名47(作成された取込対象のログファイル名)を更新する。
また、ログ取込管理サーバ4は、取込履歴管理テーブル27に、取り込まれて登録されたログファイル名毎に取込状況を示す取込履歴を格納する。取込履歴管理テーブル27の登録ログファイル名49に取り込まれて登録されたログファイル名が格納される。ログ取込システム1の管理者は、取込履歴管理テーブル27の登録ログファイル名49をキーとしてログファイルの取込履歴を管理することができる。ログ取込システム1の管理者は、ログファイルの取込履歴の管理と取込情報の管理を独立して行うことができる。
ログ取込管理サーバ4は、ログ取込スレッドの処理を継続するとき(ステップ2008のNO)、ステップ2003からの処理を繰り返す。ログ取込管理サーバ4は、例えば一定時間ログファイル11が出力されない場合や取込対象のログファイルの取込及び登録が完了した時に、ログ取込スレッドの処理を終了する(ステップ2008のYES)。
以上の過程を経て、ログ取込管理サーバ4は、ログファイル登録データベース5に取込対象のログファイル種別33を問合せて取込対象のログファイル種別33及びログ出力サーバ名31を取得し、取込対象のログファイル種別33及びログファイル名規則に基づいて取込対象のログファイル名を作成する。ログ取込管理サーバ4は、取得されたログ出力サーバ名31に対応するログ出力サーバ3に対して、取込対象のログファイルの取込指示を送信し、ログ取込スレッドを呼び出して起動する。ログ出力サーバ3は、取込対象のログファイル名についてログ取込スレッドを開始し、取込対象のログファイル名に基づいて出力中及び出力済のログファイル11を取り込み、加工してログファイル登録テーブル29に登録する。また、ログ出力サーバ3は、ログファイルの取込状況をログ取込管理サーバ4に通知する。ログ取込管理サーバ4は、ログファイル登録テーブル29に登録されたログファイルについて、取込情報管理テーブル25と取込履歴管理テーブル27とを更新する。
尚、ログファイル登録データベース5はデータベースサーバによって管理される。データベースサーバは、ログ出力サーバ3やログ取込管理サーバ4からの処理依頼に基づいて、ログファイル登録データベース5に対する処理を実行する。
このように、第1実施形態に係るログ取込システム1では、ログ出力サーバ3は、出力中のログファイルをリアルタイムに取り込むことができるので、ログファイルの参照要求に対して最新のログファイルで対応することができる。
また、ログ取込システム1では、取込対象のログファイル名毎に独立したログ取込スレッドが起動されるので、同じログ出力サーバ3から同一時間帯に出力される複数のログファイルについてもリアルタイムに取込及び登録を行うことができる。
また、ログ取込システム1では、取込情報管理テーブル25とは別に取込履歴管理テーブル27を保持するので、取込情報と取込履歴の管理を独立して行うことができる。
また、取込情報管理テーブル25とログファイル登録テーブル29とは同一のデータベース装置に格納する必要はなく、別々のデータベース装置に格納してもよい。例えば、取込情報管理テーブル25とログファイル登録テーブル29とが別々のデータベースに保持される場合、取込情報管理テーブル25の更新はログ取込管理サーバ4と一方のデータベースとの間で処理し、ログファイルの登録はログ出力サーバ3と他方のデータベースとの間で処理する。従って、ログ取込管理サーバ4及びログ出力サーバ3は、両方の系統のデータベース処理プログラムを備える必要はなく、それぞれ一方の系統のデータベースに対応可能であればよい。
また、ログファイル名の決定処理や取込情報の更新処理はログ取込管理サーバ4が実行し、ログファイルの取込と加工と登録はログ出力サーバ3が実行するので、それぞれの処理負担を軽減させることができる。
また、ログ取込管理サーバ4が、全てのログ出力サーバ3の取込対象のログファイル名を決定するので、ログ取込システム1はログファイルの取込処理を一元管理することができる。例えば、ログ取込システム1は、トラブルが生じた場合等に、全てのログファイル取込の中断処理や停止処理に対応することができる。
また、ログ取込システム1は、ログ取込管理サーバ4によりログ出力サーバ3ごとに取込処理を管理することができる。
例えば、ログ取込管理サーバ4は、所定のログ出力サーバ3のログファイル取込処理の可能な時間帯を制限することができる。ログ出力サーバ3が株式取引に関するサービスを提供するWEBサーバである場合、株式市場の取引開始時等の処理繁忙時には、ログファイルの取込及び登録を制限して、ログ出力サーバ3における処理負荷を軽減することができる。また、ログファイル登録データベース5に記憶されるデータを用いて集計処理等の負荷の大きい処理を実行する場合には、ログファイルの取込及び登録を制限して、ログファイル登録データベース5における処理負荷を軽減することができる。
このように、ログ取込サーバ4がログの取込を制御していることによって、ログを取り込みたい時間と取り込みたくない時間を制御することが容易になる。
<第2実施形態>
次に、図7乃至図10を参照しながら、第2実施形態によるログ取込システム201について説明する。
(5.ログ取込システム201の構成)
図7は、ログ取込システム201の構成図である。
ログ取込システム201は、端末装置207−1、207−2、…、とログ出力装置としてのログ出力サーバ203−1、203−2、…、とがインターネット等のネットワーク209を介して接続される。ログ出力サーバ203−1、203−2、…、と、ログ取込管理装置としてのログ取込管理サーバ204と、データベース装置としてのログファイル登録データベース205とは、インターネットやイントラネット等で互いに接続される。
ログ出力サーバ203−1は、ログファイル取込手段217と、ログファイル加工手段219と、取込状況通知手段220と、ログファイル登録手段221等を有する。また、ログ出力サーバ203−1は、端末装置207との取引結果等に関するログファイル211を出力する。
ログ取込管理サーバ204は、取込情報取得手段213と、ログファイル名決定手段215と、ログファイル取込指示手段216と、テーブル更新手段223等を有する。
ログ取込システム201とログ取込システム1(図1)の構成の違いは、ログ取込システム201のログファイル登録データベース205の取込情報管理テーブル225が、ログ取込システム1(図1)の取込履歴管理テーブル27に相当する内容を含むことである。また、第1実施形態によるログファイル名決定手段15は、取得した取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を作成し取込対象のログファイル名として決定するのに対して、第2実施形態によるログファイル名決定手段215は、取得する取込情報に既に含まれているログファイル名を、取込対象のログファイル名として決定する。
他のログ取込システム201の構成及びハードウェア構成は、ログ取込システム1(図1)の構成と同様であるので説明を省略する。
ログファイル登録データベース205は、取込情報管理テーブル225とログファイル登録テーブル229等を有する。取込情報管理テーブル225の詳細については後述する。
ログファイル登録テーブル229は、ログ出力サーバ203において取り込まれて加工されたログファイルが登録される。
尚、取込情報管理テーブル225(取込情報)と、ログファイル登録テーブル229(登録されるログファイル)とは同一のログファイル登録データベース205に格納する必要はなく、別々のデータベース装置に格納してもよい。
(6.取込情報管理テーブル225)
図8は、取込情報管理テーブル225を示す図である。
取込情報管理テーブル225は、ログファイルの取込状況を示す取込情報が格納される。取込情報管理テーブル225は、ログ出力サーバ名231、ログファイル名232、出力開始時間253、出力終了時間255、登録状態237、取込開始時間241、取込終了時間243、登録先データベース名245の項目を有する。
ログ出力サーバ名231は、取込対象であるログ出力サーバ203を識別する識別記号や番号等である。ログ出力サーバ名231は、ログを出力するログ出力サーバ203−1、203−2、…、のいずれかを示す。
ログファイル名232は、出力されるログファイル名を示す。出力開始時間253及び出力終了時間255は、ログファイル出力の開始時間及び終了時間を示す。
登録状態237は、ログファイルが「登録完了」または「登録中」または「未登録」のいずれかを示す情報である。「登録完了」は、対応するログファイルの取込が終了し、ログファイル登録データベース205に登録が完了した状態を示す。「登録中」は対応するログファイルがログ出力サーバ203によって取り込まれてログファイル登録データベース205に登録されている状態(ログファイルの取込処理及び登録処理が実行中である状態)を示す。「未登録」は対応するログファイルが取込待機状態であることを示す。
取込開始時間241、取込終了時間243は、それぞれ、ログ出力サーバ名231によるログファイル211の取込開始時間と取込終了時間が格納される。登録先データベース名245は、ログファイルの登録先(格納先)を示す情報である。登録先データベース名245には、例えば、ログファイル登録データベース205の識別情報やログファイル登録テーブル229中の登録先(格納先)が記録される。
(7.ログ取込システム201の動作)
次に、図9、図10を参照しながら、第2実施形態によるログ取込システム201の動作について説明する。
(7−1.ログ取込管理サーバ204におけるログファイル名決定)
図9は、ログ取込管理サーバ204におけるログファイル名決定を示すフローチャートである。ログ取込管理サーバ204は、取り込むべきログファイルに関する取込情報を、ログファイル登録データベース205から所定のタイミングで取得する。
ログ取込管理サーバ204は、ログファイル登録データベース205に格納されている取込情報管理テーブル225を参照する(ステップ3001)。ログ取込管理サーバ204は、取込情報管理テーブル225を参照して、取込対象のログ出力サーバ名231及びログファイル名232があるかどうかを判定する(ステップ3002)。ログ取込管理サーバ204は、取込情報管理テーブル225の登録状態237が「未登録」で出力開始時間253に達しているログファイルを取込対象であると判断する。
取込対象のログ出力サーバ名231及びログファイル名232がなければ(ステップ3002のNO)、ログ取込管理サーバ204はステップ3001からの処理を繰り返す。
取込対象のログ出力サーバ名231及びログファイル名232があれば(ステップ3002のYES)、ログ取込管理サーバ204は取込対象のログ出力サーバ名231とログファイル名232とを取得する(ステップ3003)。例えば、ログ取込管理サーバ204は、取込情報管理テーブル225(図8)に基づいて、ログ出力サーバ名231(「S00003」)の、登録状態237(「未登録」)であるログファイル名232(「/var/log/ccc.csv」)を取得して取込対象のログファイル名として決定する。ログ取込管理サーバ204では取込対象のログファイル名を作成する必要がない。
ログ取込管理サーバ204は、取得されたログ出力サーバ名231が示すログ出力サーバ203に対して、決定された取込対象のログファイル名と共にログファイル取込指示を送信してログ取込スレッドを呼び出して起動する(ステップ3004)。起動されたログ取込スレッドは、ログ取込管理サーバ204におけるログファイル名決定処理(ステップ3001〜ステップ3003)とは独立したプロセスで実行される。
尚、取込対象のログファイル名についてログ取込スレッドが起動すると、取込情報管理テーブル225の対応するレコードの登録状態237は「登録中」に更新される。
また、ログ取込スレッドは取込対象のログファイル名毎に起動され、同一時間帯に複数のログ取込スレッドが起動されることがある。
(7−2.ログ取込スレッド)
図10は、ログ取込管理サーバ204及びログ出力サーバ203で実行されるログ取込スレッド(ステップ3004)を示すフローチャートである。ログ取込管理サーバ204は、取得されたログ出力サーバ名231が示すログ出力サーバ203に対して、決定された取込対象のログファイル名と共にログファイル取込指示を送信してログ取込スレッドを呼び出して起動する(ステップ4001)。
ログ出力サーバ203は、ログ取込管理サーバ204からログファイルの取込指示を受信すると、ログ取込スレッドを開始する(ステップ4002)。
ログ出力サーバ203は、取込対象のログファイル名232に基づいて出力中及び出力済のログファイル211を取り込む(ステップ4003)。
ログ出力サーバ203は、取り込まれたログファイルの加工(フォーマット変更等)を行う(ステップ4004)。
ログ出力サーバ203は、加工されたログファイルをログファイル登録データベース205に送り、ログファイル登録テーブル229に登録する(ステップ4005)。
ログ出力サーバ203は、ログファイルの取込状況をログ取込管理サーバ204に通知する(ステップ4006)。
ログ取込管理サーバ204は、登録されたログファイルについて、ログファイル登録データベース205に保持される取込情報管理テーブル225を更新する(ステップ4007)。
ログ取込管理サーバ204は、取込情報管理テーブル225の登録状態237を「登録完了」に変更し、ログファイル211の取込開始時間241と取込終了時間243と、登録先データベース名245を更新する。
ログ取込管理サーバ204は、ログ取込スレッドの処理を継続するとき(ステップ4008のNO)、ステップ4003からの処理を繰り返す。ログ取込管理サーバ204は、出力終了時間255が経過した場合や一定時間ログファイル211が出力されない場合や取込対象のログファイルの取込及び登録が完了した時に、ログ取込スレッドの処理を終了する(ステップ4008のYES)。
以上の過程を経て、ログ取込管理サーバ204は、ログファイル登録データベース205から取込対象のログファイル名232とログ出力サーバ名231を取得し、取込対象のログファイル名232を決定する。ログ取込管理サーバ204は、取得されたログ出力サーバ名31に対応するログ出力サーバ203に対して、取込対象のログファイルの取込指示を送信し、ログ取込スレッドを呼び出して起動する。ログ出力サーバ203は、取込対象のログファイル名232についてログ取込スレッドを開始し、取込対象のログファイル名に基づいて出力中及び出力済のログファイル211を取り込み、加工してログファイル登録テーブル229に登録する。また、ログ出力サーバ203は、ログファイルの取込状況をログ取込管理サーバ204に通知する。ログ取込管理サーバ204は、登録されたログファイルについて、ログファイル登録データベース205に保持される取込情報管理テーブル225を更新する。
尚、ログファイル登録データベース205はデータベースサーバによって管理される。データベースサーバは、ログ出力サーバ203やログ取込管理サーバ204からの処理依頼に基づいて、ログファイル登録データベース205に対する処理を実行する。
このように、第2実施形態に係るログ取込システム201では、第1実施形態と同様に、ログ出力サーバ203は、出力中のログファイルをリアルタイムに取り込むので、ログファイルの参照要求に対して最新のログファイルで対応することができる。
また、本発明の第2実施形態に係るログ取込システム201では、取込情報管理テーブル225には、取込対象のログファイル名毎に取込状況及び登録状況が記録されるので、取込情報管理テーブル225とは別に取込履歴管理テーブルを保持する必要がない。さらに、ログ取込管理サーバ204では取込対象のログファイル名を作成する必要がない。
(8.その他)
尚、上述の第1実施形態及び第2実施形態では、ログ出力サーバ3が取込情報管理テーブル25から取得する取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を決定したが、ログ出力サーバ3は取込対象のログファイルの位置をポインタで指示するようにしてもよい。
即ち、取込対象のログファイルが1つのファイルであり、ログが作成される都度、そのファイルに追加されていく形式の場合には、ログ出力サーバ3は取得済みのログのファイル内の位置(ポインタ)を記録しておき、ポインタを基にして次に取り込むべきログを指示すればよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかるログ取込システムの好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
ログ取込システム1の構成図 ログ出力サーバ3のハードウェア構成を示す図 取込情報管理テーブル25を示す図 取込履歴管理テーブル27を示す図 ログ取込管理サーバ4におけるログファイル名決定を示すフローチャート ログ取込スレッドを示すフローチャート ログ取込システム201の構成図 取込情報管理テーブル225を示す図 ログ取込管理サーバ204におけるログファイル名決定を示すフローチャート ログ取込スレッドを示すフローチャート
符号の説明
1、201………ログ取込システム
3、3−1、3−2、3−3、203−1、203−2、203−3………ログ出力サーバ
5、205………ログファイル登録データベース
7−1、7−2、7−3、207−1、207−2、207−3、………端末装置
9、209………ネットワーク
11、211………ログファイル
13、213………取込情報取得手段
15、215………ログファイル名決定手段
16、216………ログファイル取込指示手段
17、217………ログファイル取込手段
19、219………ログファイル加工手段
20、220………取込状況通知手段
21、221………ログファイル登録手段
23、223………テーブル更新手段
25、225………取込情報管理テーブル
27………取込履歴管理テーブル
29、229………ログファイル登録テーブル
31、231………ログ出力サーバ名
33………ログファイル種別
37、237………登録状態
39………更新時間
41、241………取込開始時間
43、243………取込終了時間
45、245………登録先データベース名
47………最終登録ログファイル名
49………登録ログファイル名
101………CPU
103………メモリ
105………記憶部
107………表示部
109………入力部
111………出力部
113………通信部
115………システムバス
232………ログファイル名
253………出力開始時間
255………出力終了時間

Claims (9)

  1. ログ出力装置において出力されるログファイルをログ取込管理装置の指示に従って取り込み、前記取り込まれたログファイルをデータベース装置に登録するログ取込システムであって、
    前記データベース装置は、
    前記ログファイルの取込状況を示す取込情報を保持し、
    前記ログ取込管理装置は、
    前記データベース装置から前記取込情報を取得する取込情報取得手段と、
    前記取得された取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を決定するログファイル名決定手段と、
    前記決定されたログファイル名に基づいて前記ログ出力装置にログファイルの取込指示を送るログファイル取込指示手段と、
    前記ログ出力装置から送られる前記ログファイルの取込状況に従って前記データベース装置に保持される取込情報を更新させる更新手段と、
    を具備し、
    前記ログ出力装置は、
    前記ログ取込管理装置から送られる取込指示に従って出力中及び出力済のログファイルを取り込むログファイル取込手段と、
    前記取り込まれたログファイルを前記データベース装置に送って登録させるログファイル登録手段と、
    前記ログ取込管理装置に前記ログファイルの取込状況を通知する取込状況通知手段と、
    を具備することを特徴とするログ取込システム。
  2. 前記取込情報には前記ログファイルの種別毎に前記ログファイルの取込状況が記録され、
    前記ログファイル名決定手段は、前記取得された取込情報に記録されているログファイルの種別と所定のログファイル名規則とに基づいて、前記取込対象のログファイル名を作成することを特徴とする請求項1に記載のログ取込システム。
  3. 前記データベース装置は、
    前記ログファイル名毎に取込状況を示す取込履歴を保持し、
    前記更新手段は、前記取り込まれたログファイルについて前記取込履歴を更新させることを特徴とする請求項2に記載のログ取込システム。
  4. 前記取込情報には前記ログファイル名毎に前記ログファイルの取込状況が記録され、
    前記ログファイル名決定手段は、前記取得された取込情報に記録されているログファイル名に基づいて、前記取込対象のログファイル名を決定することを特徴とする請求項1に記載のログ取込システム。
  5. 前記ログファイル名決定手段は、前記取得された取込情報が示す取込状況を参照し、取込開始前のログファイルについてログファイル名を決定することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のログ取込システム。
  6. 前記ログファイル名決定手段によって決定されたログファイル名毎にスレッドを起動し、前記起動されたスレッド毎に前記ログファイル取込手段及び前記ログファイル登録手段及び前記更新手段による処理が実行されることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のログ取込システム。
  7. 前記ログファイル登録手段は、前記取り込まれたログファイルを加工した上で前記データベース装置に送って登録させることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のログ取込システム。
  8. 前記取込情報と前記ログファイルとは別々のデータベース装置に格納されることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載のログ取込システム。
  9. ログ出力装置において出力されるログファイルをログ取込管理装置の指示に従って取り込み、前記取り込まれたログファイルをデータベース装置に登録するログ取込方法であって、
    前記データベース装置が実行する、
    前記ログファイルの取込状況を示す取込情報を保持するステップと、
    前記ログ取込管理装置が実行する、
    前記データベース装置から前記取込情報を取得する取込情報取得ステップと、
    前記取得された取込情報に基づいて取込対象のログファイル名を決定するログファイル名決定ステップと、
    前記決定されたログファイル名に基づいて前記ログ出力装置にログファイルの取込指示を送るログファイル取込指示ステップと、
    前記ログ出力装置から送られる前記ログファイルの取込状況に従って前記データベース装置に保持される取込情報を更新させる更新ステップと、
    を具備し、
    前記ログ出力装置が実行する、
    前記ログ取込管理装置から送られる取込指示に従って出力中及び出力済のログファイルを取り込むログファイル取込ステップと、
    前記取り込まれたログファイルを前記データベース装置に送って登録させるログファイル登録ステップと、
    前記ログ取込管理装置に前記ログファイルの取込状況を通知する取込状況通知ステップと、
    を具備することを特徴とするログ取込方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018010388A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 三菱電機株式会社 広域監視制御システム

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