JP2009173113A - 車両用制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 バッテリーからの電源電圧が制御手段に供給されていることを容易に把握することが可能な車両用制御装置を提供する。
【解決手段】 車両に搭載されるバッテリー1からの電源供給により動作する制御手段2を備えた車両用制御装置において、制御手段2は、バッテリー1が制御手段2と接続されたことを検出すると、ブザーやスピーカ等からなる所定の報知手段3を動作させる制御を行うことにより、バッテリー交換作業を行っている作業者は、バッテリー1と制御手段2とが接続されている状態を報知手段3から発せられる音によって容易に把握することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 車両に搭載されるバッテリー1からの電源供給により動作する制御手段2を備えた車両用制御装置において、制御手段2は、バッテリー1が制御手段2と接続されたことを検出すると、ブザーやスピーカ等からなる所定の報知手段3を動作させる制御を行うことにより、バッテリー交換作業を行っている作業者は、バッテリー1と制御手段2とが接続されている状態を報知手段3から発せられる音によって容易に把握することができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両に搭載されるバッテリーからの電源供給により動作する制御手段を備えた車両用制御装置に関する。
従来、この種の車両用制御装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の車両用制御装置は、車両に搭載された鉛蓄電池からなるバッテリー電源(バッテリー)と、このバッテリーと接続され、バッテリーからの電源供給により動作するROM,RAM,CPU及び入出力インターフェイス等を有するマイクロコンピュータからなる制御手段とを備えてなる。
この場合、バッテリーは、マイクロコンピュータを動作させるだけではなく、車両に搭載される各種電装品等を動作させるための駆動源として用いられている。また、制御手段は、例えば車両に搭載される車両用メータの回路基板に配設され、前記回路基板に搭載されるステッピングモータやLED等の駆動制御を行うものである。なお、制御手段は、制御手段内の所定の回路によって、バッテリーからの電源電圧を制御手段が動作する駆動電圧に変換してなる構成となっている。
特開2006−258450号公報
ところで、車両に搭載されるバッテリーは、例えば車両の定期点検時において、寿命によりバッテリー能力低下と判断された際に、交換しなければならない。このように定期点検時において、バッテリー交換の必要がある場合、作業者は、まず寿命により能力の低下したバッテリーを車外へと取り外した後に、新しいバッテリーを車両に再度、搭載する、というバッテリー交換作業を実施することになる。
つまり、新しいバッテリーを車両に再度、搭載するにあたって、作業者は、新しいバッテリーに立設されたバッテリーポストと、マイクロコンピュータに電源を供給するための配線部材の末端部分に設けられた接続端子と、を接続する端子接続作業を行うことになるが、前記バッテリーポストと前記接続端子とが確実に接続されているか否かの判断は、外見上の判断(例えば作業者の目視判断)にて行われているに過ぎない。換言すれば、作業者は、バッテリーからの電源電圧が前記端子接続作業後にて、確実に制御手段へと供給されているか否かを把握することができないという問題点を有しており、この点で更なる改良の余地が残されていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、バッテリーからの電源電圧が制御手段に供給されていることを容易に把握することが可能な車両用制御装置の提供を目的とするものである。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、バッテリーからの電源電圧が制御手段に供給されていることを容易に把握することが可能な車両用制御装置の提供を目的とするものである。
本発明は、車両に搭載されるバッテリーからの電源供給により動作する制御手段を備えた車両用制御装置において、前記制御手段は、前記バッテリーが前記制御手段と接続されたことを検出すると、所定の報知手段を動作させる制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記報知手段は、前記制御手段を配設してなる回路基板に設けられたブザーもしくはスピーカからなることを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段は、前記バッテリーと前記制御手段との接続状態を記憶する記憶部を備え、前記バッテリーの交換時において、前記バッテリーを取り外したときのみ、前記記憶部に記憶されてなるデータを初期化する制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、バッテリーからの電源電圧が制御手段に供給されていることを容易に把握することが可能な車両用制御装置を提供できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1において、本実施形態による車両用制御装置は、車両に搭載される既知のバッテリー1と、制御手段2と、報知手段3とを備えてなる。
バッテリー1は、車両の駆動源として用いられ、所定の電源電圧(例えば12V)を車両に搭載される制御手段2や各種電装品等に供給するものが適用される。
制御手段2は、ROM,CPU,後述するRAM及び入出力インターフェイス等を有するマイクロコンピュータからなり、本実施形態の場合、詳細図示は省略するが、車両に搭載される車両用メータに備えられるプリント配線板(回路基板)に実装(配設)され、バッテリー1からの電源供給によって動作してなる。また制御手段2は、バッテリー1からの電源(電源電圧)を制御手段2が動作する駆動電圧(例えば5V)に変換してなる所定の回路を備えてなるものとする。なお、図1中、2aは、後述するバッテリー接続情報を記憶しておくための前記RAM(記憶部)である。
報知手段3は、例えばブザーやスピーカのごとき発音体を適用することができ、本実施形態の場合、詳細図示は省略するが、前記回路基板の裏面に実装されてなるものとする。なお、前記回路基板に設けられた前記発音体から発せられる音は、例えば前記回路基板の背後を覆うカバー部材に設けられた複数のスリットを通って前記車両用メータの背後へ伝えられ、その後、前記車両用メータを収納するインストルメントパネル内部で反射を繰り返して車内に伝わる。当然、車両における運転席側ドアの窓または助手席側ドアの窓のうち少なくとも一方の窓が開いている状態であれば、前述した車内に伝わる音は、車外にも伝わることは言うまでもない。
以上の各部により車両用制御装置が構成される。次に、バッテリーの交換時における車両用制御装置の動作について説明する。なお、以下の説明では、車両の定期点検時において、バッテリーを車両販売ディーラーにて交換する場合を例に挙げ、車両用制御装置の動作を説明する。
まず、作業者は、交換する必要のあるバッテリー1(以下、これを旧バッテリー1という)の搭載された車両のボンネットを開け、かかるボンネット内部に搭載された旧バッテリー1を取り外すための旧バッテリー取り外し作業を行う。
具体的には、旧バッテリー1に立設されたバッテリーポストと、制御手段2や前記各種電装品に前記電源を供給するための配線部材(図示せず)の末端部分に設けられ、前記バッテリーポストと接続状態にある接続端子との導通接続状態を解除した後、前記配線部材とは分離された状態の旧バッテリー1を車外に置く。すると、図1に示すように旧バッテリー1と制御手段2とは、接続されていない非接続状態となる。
次に、作業者は、旧バッテリー1が取り外された箇所に、新しいバッテリー(以下、これを新バッテリー1’という)を取り付けるための新バッテリー取り付け作業を行う。
具体的には、新バッテリー1’に立設された前記バッテリーポストとは異なる他のバッテリーポストと、制御手段2や前記各種電装品に前記電源を供給するための前記配線部材の末端部分に設けられた接続端子と、を導通接続状態とする。すると、このバッテリー交換作業に伴って、図2に示すように前記ボンネット内部に搭載される新バッテリー1’と制御手段2とが、接続された状態となる。
本発明の特徴点は、上述したバッテリー交換作業時において、図2に示すように新バッテリー1’と制御手段2とが接続状態となっていること(つまり、新バッテリー1’からの電源電圧が制御手段2や前記各種電装品に供給された状態となっていること)を制御手段2が検出すると、制御手段2は、前記発音体を吹鳴させるべく、前記発音体に対し吹鳴制御信号(制御信号)を出力する制御を行うという点である。換言すれば、制御手段2は、新バッテリー1’が制御手段2と接続されたことを検出すると、前記発音体(報知手段3)を動作させる制御を行うという点である。
すると、報知手段3からは、前記吹鳴制御信号(もしくは図示しないアンプを用いて増幅された状態の前記吹鳴制御信号)に基づいた吹鳴音が発せられることになる。例えば、本実施形態では、新バッテリー1’と制御手段2との接続に伴い、「ピー」なる吹鳴音が約10秒間発せられる構成となっている。この際、バッテリー交換作業時に、前記ドアの窓を開けておくことで、前記発音体から発せられる前記吹鳴音は、車内だけではなく車外にも伝わるので、前記ボンネットの近傍でバッテリー交換作業を行っている作業者は、新バッテリー1’と制御手段2とが接続状態となったことを前記吹鳴音の発生によって容易に認識(把握)することができる。
なお、本実施形態の場合、制御手段2は、バッテリー1と制御手段2との接続状態をバッテリー接続情報として記憶してなるRAM(記憶部)2aを備えてなる。つまり、前述したように旧バッテリー1を新バッテリー1’に交換するバッテリー交換時において、バッテリー交換前に車両に搭載されている旧バッテリー1の取り外し作業後、所定時間(例えば60秒)経過すると、RAM2aのアドレスは、例えば「0」なる初期化されたデータを前記バッテリー接続情報として保持(記憶)してなる。
そして、旧バッテリー1の取り外し作業後、前記所定時間を超過した例えば120秒後に新バッテリー1’を車両に取り付けると、RAM2aのアドレスは、前述した「0」なる初期化されたデータではなく、「1」なるデータ(つまり、新バッテリー1’と制御手段2とが接続された状態を示すデータ)を前記バッテリー接続情報として保持してなる。制御手段2は、このRAM2aへの「1」なるデータ書き込みと同時に、前記発音体(報知手段3)を動作させるための前記吹鳴制御信号を報知手段3に対し出力してなる。これに伴い報知手段3が動作し、前記発音体からは前記吹鳴音が10秒間発せられる。
また、本実施形態では、旧バッテリー1から新バッテリー1’へのバッテリー交換後に(このときRAM2aには「1」なるデータが保持されている)、ドライバーが新バッテリー1’の搭載された車両の運転席に着座し、イグニッションキーをオンさせてエンジンを始動させた際に、クランキングのために電力の放電によって、新バッテリー1’の電圧が瞬時的に著しく低下した場合(換言すれば、新バッテリー1’からの電源電圧が制御手段2に対し瞬間的に供給されない状態となってしまった場合)には以下のようにする。
つまり、新バッテリー1’からの電源電圧が制御手段2に瞬間的に供給されない状態は、数秒程度であるから、この場合は、制御手段2は、バッテリー遮断時間が前記所定時間(60秒)よりも短いと判断し、このときRAM2aに保持さている「1」なるデータを維持し、このとき報知手段3に対し前記吹鳴制御信号を出力しない構成となっている。
以上のように本実施形態では、車両に搭載されるバッテリー1(旧バッテリー1または新バッテリー1’)からの電源供給により動作する制御手段2を備えた車両用制御装置において、制御手段2は、バッテリー交換時に新バッテリー1’が制御手段2と接続されたことを検出すると、報知手段3を動作させる制御を行うものである。また報知手段3は、制御手段2を実装してなる車両用メータの回路基板に設けられたブザーもしくはスピーカ等の発音体からなるものである。従って、バッテリー交換作業を行っている作業者は、新バッテリー1’と制御手段2とが接続されている状態、換言すれば、新バッテリー1’からの電源電圧が制御手段2に供給されてなる状態を前記発音体から発せられる音によって容易に認識(把握)することができる。
なお、本実施形態では、報知手段3として、ブザーやスピーカ等の発音体を適用した例について説明したが、前記発音体に代えて、例えば前記ボンネット内に光源の発光に伴い発光する発光体を別途、搭載し、制御手段2は、バッテリー交換時に、新バッテリー1’と制御手段2とが接続されたことを検出すると、前記光源を発光制御し、前記発光体を点灯もしくは点滅させる構成としてもよい。
1 バッテリー(旧バッテリー)
1’ 新バッテリー
2 制御手段
2a RAM(記憶部)
3 報知手段
1’ 新バッテリー
2 制御手段
2a RAM(記憶部)
3 報知手段
Claims (3)
- 車両に搭載されるバッテリーからの電源供給により動作する制御手段を備えた車両用制御装置において、
前記制御手段は、前記バッテリーが前記制御手段と接続されたことを検出すると、所定の報知手段を動作させる制御を行うことを特徴とする車両用制御装置。 - 前記報知手段は、前記制御手段を配設してなる回路基板に設けられたブザーもしくはスピーカからなることを特徴とする請求項1記載の車両用制御装置。
- 前記制御手段は、前記バッテリーと前記制御手段との接続状態を記憶する記憶部を備え、前記バッテリーの交換時において、前記バッテリーを取り外したときのみ、前記記憶部に記憶されてなるデータを初期化する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の車両用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008012560A JP2009173113A (ja) | 2008-01-23 | 2008-01-23 | 車両用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008012560A JP2009173113A (ja) | 2008-01-23 | 2008-01-23 | 車両用制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009173113A true JP2009173113A (ja) | 2009-08-06 |
Family
ID=41028727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008012560A Pending JP2009173113A (ja) | 2008-01-23 | 2008-01-23 | 車両用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009173113A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014172738A (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-22 | Tadano Ltd | 作業車両の作業時期報知装置 |
-
2008
- 2008-01-23 JP JP2008012560A patent/JP2009173113A/ja active Pending
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JP2014172738A (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-22 | Tadano Ltd | 作業車両の作業時期報知装置 |
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