JP2009172313A - Stainproof device of bath room - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、浴室の壁面と床面の取り合い部の防汚装置に関するものである。 The present invention relates to an antifouling device for a joint between a wall surface and a floor surface of a bathroom.
従来より、浴室の壁面と床面の取り合い部(例えば特許文献1参照)には汚れが付着し易いと共に、付着した汚れを除去し難いものであった。壁面と床面の取り合い部は、通常、壁面と床面とが略90°をなす鋭い内隅部となっており、この部分に汚れが溜まってこびり付き易く、また細い隙間であるため、拭き掃除等の清掃を行う際も汚れを拭き取り難く、汚れの除去が困難なものであった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、壁面と床面の取り合い部が鋭い内隅部となることで、汚れが付着し易いと共に付着した汚れを除去し難くなってしまうのを防止することができる浴室の防汚装置を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-mentioned conventional problems, and the object of the present invention is that the joint portion between the wall surface and the floor surface becomes a sharp inner corner, so that dirt easily adheres and adheres. It is an object of the present invention to provide a bathroom antifouling device capable of preventing dirt from being difficult to remove.
上記課題を解決するために請求項1に係る発明にあっては、浴室1の壁面2と床面3の取り合い部の内隅部4に、上端縁で壁面2に連続し且つ下端縁で床面3に連続すると共に、上端縁から下端縁にかけて浴室1内方に凹となる湾曲面を備えたコーナー部材5を取り付けて成ることを特徴とするものである。
In order to solve the above-mentioned problem, in the invention according to
このような構成とすることで、内隅部4に汚れが入り込んで付着するのを防止すると共に、浴室内方に凹となる湾曲面(防汚面50)に付着した汚れを清掃し易くなって汚れの除去が容易となる。
By adopting such a configuration, it is possible to prevent dirt from entering and adhering to the
また、請求項2に係る発明にあっては、請求項1に係る発明において、コーナー部材5を、浴室1の壁面2と床面3の取り合い部に接着剤6により接着して成ることを特徴とするものである。
The invention according to
このような構成とすることで、容易にコーナー部材5を取り付けることができる。
By setting it as such a structure, the
また、請求項3に係る発明にあっては、請求項1又は2に係る発明において、コーナー部材5の浴室内方に凹となる湾曲面(防汚面50)が滑水性を具備して成ることを特徴とするものである。
Moreover, in the invention which concerns on
このような構成とすることで、滑水性を備えるため水が浴室内方に凹となる湾曲面に残水し難くなり、従って水中の汚れが浴室内方に凹となる湾曲面に付着し難くなる。 By having such a structure, it is difficult for water to remain on the curved surface that is concave inward of the bathroom because it has water slidability, and therefore, dirt in the water is difficult to adhere to the curved surface that is concave inward of the bathroom. Become.
また、請求項4に係る発明にあっては、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、コーナー部材5の浴室内方に凹となる湾曲面(防汚面50)が抗菌性又は抗黴性を具備して成ることを特徴とするものである。
Moreover, in the invention which concerns on
このような構成とすることで、浴室内方に凹となる湾曲面での菌の繁殖や黴の発生を抑えて、浴室内方に凹となる湾曲面を清潔に保つことができる。 By adopting such a configuration, it is possible to suppress the growth of bacteria and the generation of wrinkles on the curved surface that is concave inward of the bathroom, and to keep the curved surface that is concave inward of the bathroom clean.
本発明にあっては、内隅部に汚れが入り込んで溜まってしまい、汚れが付着し易くなるのを防止すると共に、防汚面に汚れが付着した場合でも、内隅部に雑巾やスポンジ等を挿入することなく、拭き掃除がし易いため、汚れの除去が容易となる。 In the present invention, dirt enters and accumulates in the inner corner and prevents the dirt from adhering easily, and even when dirt adheres to the antifouling surface, a dust cloth or sponge is applied to the inner corner. Since it is easy to wipe and clean without inserting, dirt can be easily removed.
以下、本発明の一実施形態について図1乃至図3に基づいて説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 3.
本発明は、浴室1の壁面2と床面3の取り合い部における防汚装置であって、浴室1としては、床面3と壁面2があれば特に限定されないものであり、建物躯体のコンクリートスラブや表面に貼り付けたタイルによって浴室1の床面3や壁面2を形成したり、図2(a)に示すように建物の浴室スペースに床パン30を設置すると共に床パン30の周囲に壁パネル20を立設して浴室1を形成してもよい。
The present invention is an antifouling device in a joint portion between a
通常の浴室1は、床面3を水平に形成すると共に壁面2を垂直に形成してある。従って、浴室1の壁面2と床面3の取り合い部は、両面が略90°をなす内隅部4となっている。本実施形態では、浴室1スペースにFRP(Fiber Reinforced Plastics)からなる床パン30を設置すると共に、床パン30の周囲にPET(PolyEthylene Terephthalate)鋼板からなる壁パネル20を立設して浴室1を形成してある。床パン30の周囲の端部には、壁パネル20の厚みと同程度か若干長い幅の壁パネル載置部31が設けてあり、壁パネル載置部31の外端縁から上方に向けて立ち上がり片32が突出している。そして、壁パネル載置部31に壁パネル20の下端部を載置して固定するものである。
The
本発明では、浴室1の壁面2と床面3の取り合い部にコーナー部材5を取り付けることで、防汚装置を構成するものである。本実施形態では、図2(b)に示すように、浴室1の洗い場側の床パン30の壁面2の取り合い部の三辺と、浴槽7の取り合い部の一辺の、計四辺全周に設けてある。
In the present invention, the antifouling device is configured by attaching the
コーナー部材5は、図1に示すように、浴室1内方を向く湾曲面からなる防汚面50と、浴室1の壁面2に取り付けられる側縦面51と、浴室1の床面3に取り付けられる下横面52とで囲まれる断面がおおよそ三角形状をした長尺のものである。防汚面50は、上端縁で壁面2に滑らかに連続すると共に下端縁で滑らかに床面3に連続し、且つ、上端縁から下端縁にかけて浴室1内方に凹となる滑らかな湾曲面(尖った部分がない曲面)からなるもので、本実施形態では防汚面50の断面形状が半径1〜5cm程度の略円弧面となっているが、特に限定されない。また防汚面50を、複数の平面を境界で鈍角となるように連結したり、複数の平面や曲面を境界で鈍角となるように連結して組み合わせて、全体として浴室1内方に凹となるように形成してもよいものである。また更に、簡易な防汚面50として、浴室1内方の斜め上方を向く傾斜平面としてもよい。
As shown in FIG. 1, the
このコーナー部材5は、耐熱性、耐水性を備え、浴室1に設けるのに適した材質で形成する必要があり、また、接着剤6で取り付けることを考え、耐薬品性を備えることが好ましい。本実施形態では、FRP、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)、ASA(Acrylate Styrene Acrylonitrile)といった合成樹脂で形成しており、前記耐熱性、耐水性、耐薬品性を備えている。
The
コーナー部材5を取り合い部に取り付けるには、図3に示すようにコーナー部材5の側縦面51と下横面52とに接着剤6を塗布して壁面2及び床面3に接着したり、ビスや釘等の固着具により固定したり、嵌め込みや係合によるもの等、特に限定されないが、本実施形態では接着剤6を用いた水密性のよい方法を採用している。
In order to attach the
接着剤6としては、前記耐熱性、耐水性、耐薬品性をはじめ、速乾性が望まれるもので、本実施形態ではこれらを満たすものとして、ホットメルトか、あるいはエポキシ樹脂の接着剤6を用いている。ホットメルトを用いる場合には、専用のガンよりホットメルトを吐出して所望の部位に塗布してASA製のコーナー部材5を固定し、エポキシ樹脂を用いる場合には、ここでは2液混合型のエポキシ樹脂によりABS製のコーナー部材5を固定している。
As the
上記のコーナー部材5を壁面2と床面3の取り合い部に設けることで、取り合い部の鋭い内隅部4をなくして浴室1内方に凹となる滑らかな湾曲面からなる防汚面50とすることができる。これにより、内隅部4の細い隙間に汚れが入り込んで溜まってこびり付いてしまうのを防止すると共に、防汚面50に汚れが付着した場合でも、内隅部4の細い隙間に雑巾やスポンジや指等を挿入する必要がなく、拭き掃除がし易くなって汚れの除去が容易となる。
By providing the
また、コーナー部材5を壁面2と床面3の取り合い部に取り付けて防汚面50を形成するため、既存の壁面2と床面3の取り合い部に後付けで防汚面50を形成することができて、様々な形状の浴室1に合わせて(すなわち長手方向を所望の長さに切断したりして)、後から防汚面50を形成することが可能となる。この時、接着剤6を用いることで、容易にコーナー部材5を取り付けることができ、特に、接着剤6としてホットメルトを用いることで、耐熱性、耐水性、耐薬品性、速乾性を備えることができる。また、コーナー部材5の側縦面51又は/及び下横面52を、取り付けられる壁面2又は/及び床面3に合わせて加工してもよい。
Further, since the
また、コーナー部材5の防汚面50が滑水性を具備することが好ましいものである。滑水性を付与するには、防汚面50に、フッ素系、シリコン系、ウレタン系の部材を接着や溶着等によりコーナー部材5に密着させればよく、材質は前記に限定されない。滑水性は、水滴重量0.03gの滑落角が20°以下となるのが好ましく、本実施形態では、ASA製のコーナー部材5の防汚面50に、滑水性の材料で、撥水角105°、滑水角18°(水滴重量0.03g)のフッ素シリコン系材料をスプレーで塗布して形成してある。滑水性を備えることで、水が防汚面50に残水し難くなり、水中の汚れが防汚面50に付着し難くなるものである。
Moreover, it is preferable that the
また、コーナー部材5の防汚面50が抗菌性又は抗黴性を具備することが好ましいものである。抗菌性又は抗黴性を付与するには、コーナー部材5の基材に抗菌性又は抗黴性を発揮する物質を練り込むか、あるいは、防汚面50に抗菌性又は抗黴性を発揮する物質を塗布する。抗菌性又は抗黴性を発揮する物質としては、無機系としては、銀や銅や亜鉛を、燐酸やゼオライトやシリカゲルや粘度鉱物等の各種担体に担持させたり、あるいは有機系としては、イミダゾールやピリジン系の物質を用いることが挙げられるが、これらに限定されない。本実施形態では、ASA製のコーナー部材5の防汚面50に、Ag系抗菌剤を固形分で5%添加・分散し、スプレーで塗布した後に乾燥させている。抗菌性又は抗黴性を備えることで、防汚面50での菌の繁殖や黴の発生を抑えて、本来汚れの付着し易い取り合い部を清潔に保つことができる。
Moreover, it is preferable that the
1 浴室
2 壁面
20 壁パネル
3 床面
30 床パン
31 壁パネル載置部
32 立ち上がり片
4 内隅部
5 コーナー部材
50 防汚面
51 側縦面
52 下横面
6 接着剤
DESCRIPTION OF
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008016897A JP2009172313A (en) | 2008-01-28 | 2008-01-28 | Stainproof device of bath room |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008016897A JP2009172313A (en) | 2008-01-28 | 2008-01-28 | Stainproof device of bath room |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009172313A true JP2009172313A (en) | 2009-08-06 |
Family
ID=41028104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008016897A Withdrawn JP2009172313A (en) | 2008-01-28 | 2008-01-28 | Stainproof device of bath room |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009172313A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5530022B1 (en) * | 2013-11-07 | 2014-06-25 | 株式会社東京ドーム | Video viewing system and video display method |
-
2008
- 2008-01-28 JP JP2008016897A patent/JP2009172313A/en not_active Withdrawn
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