JP2009171271A - 広告配信システム及び配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴者の特性に応じた広告配信を可能とする広告配信システムを提供する。
【解決手段】放送する広告の広告データをN個に細分化して、そのそれぞれに広告のターゲットを示す広告属性を付与した細分化広告データを作成し、種類の異なる広告属性を付与された細分化広告データを複数登録した細分化広告パッケージを作成し、細分化広告パッケージに登録されている全ての細分化広告データを1つのパケットに格納して配信するテレビ放送配信サーバーと、放送用電波を用いてパケットの放送を行うテレビ放送発信施設と、あらかじめユーザーのユーザー属性が登録され、パケットを受信するとパケットに格納された全ての細分化広告データに付与されている広告属性とユーザー属性とを比較して、広告属性とユーザー属性が一致した広告を再生出力する携帯情報端末とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、広告配信システムに関し、特にワンセグメント放送の広告配信システムに関する。
ワンセグセグメント放送(以下、ワンセグ放送)の携帯受信端末の利用数が増加している。ワンセグ放送は、地上波デジタル放送(ISDB−T:Integrated Service Digital Broadcasting−terrestrial)の1チャネルを13のセグメントに分割したうちの1セグメントを使用して、モバイル受信端末向けに行う放送である。ワンセグ放送は、モバイル受信端末向けの放送であるため、通常の地上波デジタル放送に比べ、干渉耐性の強い変調方式を用い低い伝送レートを使用した、低解像度の放送である。
ワンセグ放送受信端末の普及は、放送される広告へ大きな影響を与えている。従来のテレビ放送おいて、テレビは家族等の複数人に一台を前提としており、放送される広告は、広く一般に告知する内容の広告が多かった。そのため、男性向けの広告が女性に対して放送されたり、子供向けの広告が大人に対して放送されたりするなど、広告のターゲットと実際の視聴者とのギャップがあった。
しかし、ワンセグ放送受信端末の普及に伴い、個人が専用の受信端末を用いてテレビ放送を視聴することが可能となった。これにより、放送される広告も、より視聴者の特性に沿った広告を提供することが可能となってきている。今後、より視聴者に沿った広告提供が求められると考えられる。
特許文献1は、放送コンテンツに含まれる番組数を増加させることなく、また、CMの放送時間を増加させることなく、広告効果を高めることを可能とする選択的受信装置を開示している。特許文献1の選択的受信装置は、同時に送信され、複数のカテゴリーに分けられたコンテンツを受信する受信部と、複数のカテゴリー中、あらかじめ所定のカテゴリーを設定するカテゴリー設定部と、受信部により受信された複数のカテゴリーに分けられたコンテンツ中、カテゴリー設定部により設定されたカテゴリーのコンテンツを選択的に抽出するコンテンツ選択的抽出部とを有し、コンテンツ選択的抽出部で抽出されたコンテンツをリアルタイムに映像出力および(または)音声出力することを特徴とする。
特開2001−145039号公報
本発明の目的は、視聴者の特性に応じた広告配信を可能とする広告配信システムを提供することにある。
本発明の広告配信システムによれば、放送する広告の広告データをN個に細分化して、そのそれぞれに広告のターゲットを示す広告属性を付与した細分化広告データを作成し、種類の異なる広告属性を付与された細分化広告データを複数登録した細分化広告パッケージを作成し、細分化広告パッケージに登録されている全ての細分化広告データを1つのパケットに格納して配信するテレビ放送配信サーバーと、放送用電波を用いてパケットの放送を行うテレビ放送発信施設と、あらかじめユーザーのユーザー属性が登録され、パケットを受信するとパケットに格納された全ての細分化広告データに付与されている広告属性とユーザー属性とを比較して、広告属性とユーザー属性が一致した広告を再生出力する携帯情報端末とを備える。
本発明の広告配信方法によれば、放送する広告の広告データをN個に細分化して、そのそれぞれに広告のターゲットを示す広告属性を付与した細分化広告データを作成し、種類の異なる広告属性を付与された細分化広告データを複数登録した細分化広告パッケージを作成し、細分化広告パッケージに登録されている全ての細分化広告データを1つのパケットに格納して配信するステップと、放送用電波を用いてパケットの放送を行うステップと、あらかじめユーザーのユーザー属性が登録され、パケットを受信するとパケットに格納された全ての細分化広告データに付与されている広告属性とユーザー属性とを比較して、広告属性とユーザー属性が一致した広告を再生出力するステップとを備える。
本発明によれば、視聴者の特性に応じた広告配信を可能とする広告配信システムを提供することが可能となる。
添付図面を参照して、本発明の実施例による広告配信システムを、以下に説明する。
[構成の説明]
まず、図1を用いて本実施例における構成の説明を行う。図1は、本実施例における広告配信システムの構成を示している。
本実施例において、広告配信システムは、携帯情報端末100と、テレビ放送発信施設200と、テレビ放送配信サーバ300を備える。
テレビ放送配信サーバ300は、テレビ番組や広告の放送用データを保存している。テレビ放送配信サーバ300は、テレビ番組や広告の放送順序に従って放送用データをテレビ放送発信施設へ送信する。本実施例においては、放送用データのうち、特に広告データの送信に特化して説明を行う。
広告作成者は、作成した広告に属性(以下、広告属性)を付与してテレビ放送配信サーバへ登録する。広告属性は、広告を配信する視聴者のターゲットである。例えば、「20代」の「女性」をターゲットにした広告であれば、広告属性は、「20代女性」となる。また、テレビ放送配信サーバ300は、複数の異なる広告属性を有する広告をまとめて広告パッケージを作成する。広告パッケージは、様々な広告属性向けに広告放送を行うための放送用データである。テレビ放送配信サーバ300は、テレビ放送用プログラムの番組放送順序に従って、放送用データを送信する。本実施例において、テレビ放送配信サーバ300は、テレビ放送用プログラムに従って、広告放送を行う際には、広告パッケージを用いて放送をおこなう。テレビ放送配信サーバ300は、広告放送に際して、広告パッケージに登録されている全ての広告データを送信する。その際、テレビ放送配信サーバ300は、各広告データに各々の広告属性を付与して送信する。携帯受信端100では、広告属性に基づいて再生するべき広告を決定する。テレビ放送配信サーバ300は、広告用パッケージを、テレビ放送用プログラムに従って、広告放送を行う際に作成してもよいし、あらかじめ作成しておいてもよい。
テレビ放送発信施設200は、放送用電波を用いて放送用データを放送する。テレビ放送発信施設200は、テレビ放送配信用サーバー300から放送用データを受信する。テレビ放送発信施設200は、放送用電波を用いて、放送用データを携帯情報端末100へ放送する。本実施例において、テレビ放送発信施設200は、従来の地上波デジタル放送技術を用いて放送を行うため、詳細な説明は省略する。
携帯情報端末100、テレビ放送発信施設200が出力する放送用電波を受信して、テレビ放送配信サーバ300から配信される映像及び音声を再生して出力する。携帯受信端末100は、あらかじめユーザーによって、ユーザー属性が登録されている。携帯受信端末に100に登録されるユーザー属性は、放送される広告データに付与された広告属性と対応している。携帯情報端末100は、テレビ放送施設200の放送用電波を介して、テレビ放送配信用サーバ300が配信した広告パッケージを受信する。携帯情報端末100は、広告パッケージに記録されている複数の広告データに付与されてた広告属性と、あらかじめ登録されたユーザー属性とを比較する。携帯情報端末100は、比較した結果、広告属性とユーザー属性が一致する広告データを再生するべき広告(以下、最適広告)と決定する。携帯情報端末100は、最適広告の広告データに基づいて映像及び音声を再生して出力する。これによって、ユーザーは、ユーザーの属性に沿った広告を視聴することができる。以下、さらに詳細に説明を行う。
(テレビ放送配信サーバ300の説明)
次に、図2を参照して、テレビ放送配信サーバ300を詳細に説明する。図2は、テレビ放送配信サーバ300の構成を示している。テレビ放送配信サーバ300は、通信部310と、入出力部320と、処理部330と、記憶部340を備える。
通信部310は、例えばイーサネット(登録商標)ポート等で構成される。通信部310は、外部装置との通信が可能である。通信部310は、広告作成者が作成した広告データを受信する。また、通信部310は、テレビ放送発信施設200へ広告データを含む放送用データを送信する。
入出力部320は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や、キーボードや、マウス等で構成される。入出力部320は、テレビ放送配信サーバー300の操作者との入出力インターフェースである。
処理部330は、CPU(Central Processing Unit)等で構成される。処理部330は、記憶部340に記憶される処理用プログラムを実行することによって、テレビ放送配信サーバ300の提供する機能を実現する。
記憶部340は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成される。記憶部340は、テレビ放送配信サーバ300の機能を実現するための処理用プログラムや、テレビ放送配信サーバ300が提供する機能に必要な情報を記憶している。
図3は、テレビ放送配信サーバ300の機能ブロック図を示している。テレビ放送配信サーバ300は、広告登録インターフェイス(以下、広告登録IF)351と、広告登録部352と、広告データベース(以下、広告DB)353と、広告属性解析部354と、広告パッケージ作成部355と、広告パッケージ配信部356と、広告パッケージ配信インターフェース(以下、広告パッケージ配信IF)を備える。
広告登録IF351は、広告作成者が作成した広告データを外部装置から入力する。広告登録IF351は、入力した広告データを広告登録部352へ出力する。
広告登録部352は、広告登録IF351が出力した広告データを入力する。広告登録部352は、広告データを広告DB353へ登録する。
広告DB353は、広告データを保存している。図3を参照すると、広告DB353には、広告Aから広告Fの広告データが登録されていることが確認できる。広告A〜広告Fは、それぞれが1つの広告としての広告データである。広告DB353に登録される広告データは、広告作成者によって、あらかじめ広告属性を付与されている。本実施例において、広告属性は「性別」と「年代」として説明を行う。なお、広告属性の種類はこれに限らず、より多数の属性を付与してもよい。例えば、広告Aは、「男性10〜20代」の広告属性が付与されて登録されている。これより、広告Aは、10代〜20代の男性をターゲットに作成されたことが確認できる。同様に、広告Bは、「男性30〜40代」の広告属性が付与されている。以下、同様に広告C〜広告Fへも広告属性が付与されている。
また、広告DB353は、広告パッケージを保存している。広告パッケージとは、広告DB353に保存されている広告データのうち、異なる広告属性を持つ広告データをまとめた配信用データである。本実施例では、テレビ放送配信サーバ300は、広告パッケージに登録された全ての広告データを配信する。テレビ放送配信サーバ300が、広告パッケージに登録された全ての広告データを配信することで、携帯受信端末100は、多数の広告属性を持つ広告データから、あらかじめ登録されたユーザー属性と一致する広告データを選択して再生することができる。
図4は、広告パッケージを示している。図4を参照すると1つの広告パッケージに広告A〜広告Fまでの異なる広告属性を持つ広告データが登録されていることが確認できる。本実施例において、広告パッケージは、広告DB353に登録され得る全ての広告属性に対応する広告データを登録する。
図4において、広告属性は、性別と年代から6つの広告属性に分類されている。本実施例において、この6つの分類は、あらかじめ、広告パッケージに用意されている。広告データの広告属性は、6つの分類のうちから選択されて付与される。広告パッケージは、6つの広告属性に対する広告データが全て登録されて完成となる。
テレビ放送配信サーバ300は、6つの広告属性対する広告データが登録された広告パッケージを用いて、テレビ放送配信施設200へ放送用データを送信する。この6つの広告属性については、携帯情報端末100のユーザー属性と対応しており、携帯情報端末100に登録されるユーザー属性もこの6つの分類に区分される。広告パッケージが有する広告属性の分類は、この6つに限定するわけではなく、より多数の広告属性を有することが可能である。
図4を参照すると、広告パッケージは、さらに、「パッケージ1/N」から「パッケージN/N」までに細分化(以下、細分化された1つのパッケージを「細分化広告パッケージ」とよぶ。)されている。これは、広告パッケージに登録されている全ての広告データを、時間的にN個に細分化したデータを意味している。例えば、テレビ放送配信サーバ300が、ある時間帯のテレビ放送用プログラムにおいて、「30秒」の時間で広告放送を行うとする。この場合、広告パッケージに登録される広告データの時間も「30秒」である。ここで、広告データを「1秒」ずつに細分化すると、1秒ずつ30個の広告データができる。同様の考え方で、広告パッケージをN個に細分化したとすると「パッケージ1/N」〜「パッケージN/N」ができる。
図4を参照すると、広告パッケージをN個に細分化していることが確認できる。この場合、広告パッケージに登録されている各広告データも、それぞれ同じようにN個に細分化されるので、例えば、広告Aは、「広告A−1/N」から「広告A−N/N」に細分化されている。
なお、広告データを細分化する数「N」は、あらかじめユーザーが設定した値でもよい。また、広告全体の長さ(時間)と登録される広告属性の数量とに対応して変動させてもよい。
本実施例において、テレビ放送配信サーバ300は、細分化広告パッケージ毎に送信データとしてパケット化し、テレビ放送発信装置200へ送信する。このようにすることで、携帯受信端末100は、複数の広告属性に基づく最適広告の判断処理を、細分化広告パッケージ毎のパケットを受信した段階で行うことができる。これによって、携帯受信端末100は、細分化を行わなずに全ての広告データを受信してから最適広告の判断処理を行う場合に比べ、スムーズに判定処理を行うことが可能となる。そのため、携帯受信端末100は、受信パケットに登録されている広告属性が多数に及ぶ場合にも、処理をスムーズに行うことが可能となる。
広告属性解析部354は、広告DB353に記録されている広告データの広告属性を解析する。広告属性解析部354は、広告DB353に登録されている広告データを任意に1件抽出する。広告属性解析部354は、抽出した広告データ(以下、抽出広告データ)の広告属性を解析する。
次に、広告属性解析部354は、広告DB353に記録されている広告パッケージを取得する。広告属性解析部354は、広告パッケージにおいて、抽出広告データの広告属性と同一の広告属性の広告データが、既に登録されているかを判定する。
広告属性解析部354は、判定の結果、広告パッケージにおいて、抽出広告データの広告属性と同一の広告属性の広告データが、まだ登録されていない場合、抽出広告データを広告パッケージに登録すべきと判定する。一方、広告属性解析部354は判定の結果、広告パッケージにおいて、抽出広告データの広告属性と同一の広告属性の広告データが、既に登録されている場合、抽出広告データを広告パッケージに登録する必要はないと判定する。
広告属性解析部354は、抽出広告データを広告パッケージに登録する必要があると判定した場合は、広告パッケージ作成部355へ抽出広告データの広告パッケージ登録命令を出力する。一方、広告属性解析部354は、抽出広告データを広告パッケージに登録する必要がないと判定した場合は、当該広告データを破棄する。
広告パッケージ作成部355は、広告パッケージの作成を行う。広告パッケージ作成部355は、広告属性解析部354から広告パッケージ登録命令を入力する。広告パッケージ作成部355は、広告DB353から抽出広告データを取得して広告パッケージへ登録する。
図5は、広告パッケージ作成部355が、広告データを広告パッケージへ登録する処理を、広告Aを例として示している。
[A]広告パッケージ作成部355が、広告DB353から取得した広告Aの広告データを示している。広告データは、広告属性部と広告データ部からなる。広告属性部には、当該広告データの広告属性が記録されている。広告データ部には、符号化されあるいは圧縮された広告のデータが登録されている。
[B]広告パッケージ作成部355は、広告データの広告データ部をN個に細分化する。これによって、広告Aの広告データ部は、「広告A−1/N」から「広告A−N/N」に細分化される。
[C]広告パッケージ作成部355は、「広告A−1/N」から「広告A−N/N」に細分化した広告データ部のそれぞれに、広告Aと同様の広告属性部を付与する。例えば、広告Aの広告属性は「男性10−20代」であるので、細分化された全ての広告データ部に、広告属性「男性10−20代」を付与する。
[D]広告パッケージ作成部355は、広告属性部を付与した広告データ部「広告A−1/N」から「広告A−N/N」を、広告パッケージ「パッケージ1/N」から「パッケージN/N」に対応させて登録する。これによって、広告Aの広告データの広告パッケージへの登録が完了する。
広告パッケージ作成部355は、他の広告の広告データについて広告パッケージ登録命令を入力すると、同様に、広告パッケージへの登録処理を行う。図4は、このようにして広告Aから広告Fまでを処理して作成した広告パッケージを示している。
なお、広告パッケージを細分化する数「N」の値は、あらかじめユーザーが設定した値でもよいし、また、、広告全体の長さ(時間)と登録される広告属性の数量とに対応して変動させてもよい。例えば、広告パッケージに登録される広告属性が少ない場合は長めに細分化を行い、広告属性が多い場合には、短めに細分化を行うとしてもよい。この場合は、広告パッケージへの登録処理を行い、その後細分化処理を行えばよい。
広告パッケージ作成部355は、広告パッケージの作成が完了すると、広告パッケージ配信部356へ広告パッケージ作成完了通知を出力する。
広告パッケージ配信部356は、広告パッケージを配信する。広告パッケージ配信部356は、広告パッケージ作成部355から広告パッケージ作成完了通知を入力する。広告パッケージ配信部356は、広告パッケージに登録された広告データを、細分化広告パッケージ単位にパケット化して、広告パッケージ配信IF357へ出力する。
図6は、広告パッケージ配信部356が作成する広告パッケージのパケット構成を、図4の広告パッケージの「パッケージ1/N」を例にして示している。
[E]本実施例における、ワンセグ放送に用いるトランスポートストリームパケット(以下、TSパケット)を示している。TSパケットは、TSヘッダ部とデータ部を有する。TSヘッダ部は、番組データと広告データを識別するためのパケットID(PID)等を含む。データ部は、映像データや音声データ等を含む。本実施例において、広告属性を含む広告データは、このデータ部に記録される。ワンセグ放送を含む地上波デジタル放送における、TSパケットのフォーマットやTSパケットによる放送TSストリームについては、公知であるので説明を省略する。
[F]本実施例において、TSパケットのデータ部は、広告管理データ部と広告パッケージデータ部を有する。広告管理データ部は、広告パッケージデータ部に含まれる細分化された広告データの数量等を記録する。広告パケットデータ部には、細分化広告パッケージの広告属性を含む各広告データが記録されている。
[G]本実施例において、広告パッケージデータ部は、細分化された広告パッケージデータの各広告データが広告属性と共に記録されている。図4の細分化広告パッケージのうち「パッケージ1/N」に登録されている全ての広告データが、広告属性と共に記録されていることが確認できる。広告パッケージ配信部356は、細分化広告パッケージ毎に、細分化広告パッケージに登録されている全ての広告データを広告パッケージデータ部へ記録してパケットを作成する。
広告パッケージ配信部356が作成するTSパケットは、このような構成となっている。
広告パッケージ配信IF357は、広告パッケージ配信部356が出力する細分化広告パッケージ単位のパケットを、テレビ放送発信施設200へ送信する。
以上が、テレビ放送配信サーバ300の詳細説明である。
(携帯情報端末の説明)
次に、図7を用いて携帯情報端末100を詳細に説明する。図7は、携帯情報端末100の構成を示している。携帯情報端末100は、受信部110と、出力部120と、入力部130と、処理部140と、記憶部150とで構成されている。
受信部110は、例えば、放送用電波の受信アンテナ、チューナー、デコーダーなどを備える。受信部110は、テレビ放送発信施設が発信した電波を受信して受信処理を行う。
出力部120は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や、スピーカー等を備える。出力部120は、受信したテレビ番組や広告の映像を表示したり、音声を出力する。
入力部130は、例えば、キー入力用のボタン等を備える。入力部130は、ユーザーから携帯情報端末100へのキー入力を受け付ける。
処理部140は、CPU(Central Processing Unit)等を備える。処理部140は、記憶部150に記憶される処理用プログラムを実行することによって、携帯情報端末100の提供する機能を実現する。
記憶部150は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を備える。記憶部150は、携帯情報端末100の機能を実現するための処理用プログラムや、携帯情報端末100が提供する機能に必要な情報を記憶している。
図8は、処理部140の機能ブロック図を示している。処理部140は、広告データ抽出部141と、属性解析部142と、属性記憶部143と、最適広告登録部144を備える。
広告データ抽出部141は、受信部110が受信処理したTSパケットから広告データを抽出する。広告データ抽出部141は、抽出した広告データ(以下、抽出受信広告データ)を属性解析部142へ出力する。
属性解析部142は、抽出受信広告データに記録されている広告属性が、あらかじめ属性記憶部143に記憶されているユーザー属性と一致するかを判定する。属性解析部142は、広告データ抽出部141が出力する抽出受信広告データを入力する。属性解析部142は、抽出受信広告データの広告属性部を検出して、配信された広告属性を解析する。また、属性解析部142は、属性記憶部143に記憶された、ユーザー属性を取得する。属性解析部142は、抽出受信広告データの広告属性とユーザー属性とが一致するかを判定する。
属性解析部142は、抽出受信広告データの広告属性とユーザー属性とが一致する場合、当該抽出受信広告データに記録された広告を再生すべき最適広告と判定する。属性解析部142は、最適広告と判定した抽出受信広告データを最適広告登録部144へ出力する。
一方、属性解析部142は、抽出受信広告データの広告属性とユーザー属性とが一致しない場合、当該パケットに含まれる広告データを再生すべき最適広告ではないと判定する。属性解析部142は、最適広告ではないと判定した抽出受信広告データを破棄する。
属性データ記憶部143は、ユーザー属性を記憶している。ユーザーは、あらかじめ携帯情報端末100にユーザーの特性(以下、ユーザー特性)を入力する。ユーザー特性とは、例えば、ユーザー性別、年齢、趣味、居住地域などである。属性データ記憶部143は、入力されたユーザー特性に基づいて、ユーザー属性を決定する。このユーザー属性は、テレビ放送配信サーバ300が配信する広告データに付与されている広告属性に対応する。前述のとおり、このユーザー特性と広告属性が一致した場合、属性解析部は、当該広告属性が付与されている広告データの広告を最適広告と判定する。
前述のとおり、本実施例において、説明を簡易にするため、ユーザーが入力するユーザー特性は性別と年齢として説明する。携帯情報端末100の入力部130には、例えば「ユーザー特性設定ボタン(図示せず)」を設けておく。処理部140は、ユーザー特性設定ボタンを押下すると、記憶部150から処理用プログラムを読み出して処理することで、出力部120のLCD画面に「ユーザー特性入力」画面を表示する。図9は、ユーザーが、出力部120のLCD画面に表示されたユーザー特性入力画面に、ユーザー特性を入力した状態を示している。図9を参照すると、ユーザーは、「性別」に「男」を、「年齢」に「32才」を入力していることが確認できる。ユーザーが「OK」ボタンを押すと、入力された情報は、属性記憶部143へ出力される。属性記憶部143は、ユーザー特性を入力する。属性記憶部143は、ユーザー特性に基づいてユーザー属性を決定する。本実施例において、属性記憶部143は、前述の6つの広告属性に対応してユーザー属性を決定する。この例の場合、属性記憶部143は、ユーザー属性を、「男性30−40代」に決定する。例えば、携帯情報端末100が、図4の広告パッケージの「パッケージ1/N」を受信したとする。この場合、属性解析部143は、属性記憶部143に記憶されたユーザー属性が「男性30−40」であるので、広告データのうち「広告B−1/N」を最適広告として決定することになる。なお、属性記憶部143が、ユーザー属性を決定する方法はこれに限らない、ユーザーが直接ユーザー属性を選択する方法としてもよい。また、属性記憶部143は、より多くのユーザー特性情報に基づいてユーザー属性を決定してもよい。属性記憶部143は、決定したユーザー属性を記憶する。属性記憶部143は、属性解析部143の要求に応じてユーザー属性を出力する。
最適広告登録部144は、属性解析部142が最適広告と決定した広告データを記憶している。最適広告登録部144は、属性解析部142が出力する最適広告の広告データを入力する。最適広告登録部144は、処理部140からの要求に応じて最適広告の広告データを出力する。
以上が、携帯情報端末の説明である。なお、属性解析部142は、抽出受信広告の広告属性と、属性記憶部143に記憶されたユーザー属性が一致する広告を最適広告と決定している。しかし、受信した広告パッケージにユーザー属性と一致する広告属性を持つ広告データが登録されていない場合も想定できる。このような場合を想定して、携帯受信端末100へユーザー属性の優先度を登録しておくことも可能である。
例えば、ユーザーが、携帯情報端末100へ、「第1優先:男性30−40代」、「第2優先:男性10−20代」と登録する。携帯情報端末100が、広告属性「男性30−40代」の広告データが登録されておらず、広告属性「男性10−20代」の広告データ登録されている細分化広告パッケージを受信した場合を考える。属性解析部142は、ユーザー属性の第1優先と第2優先のどちらかに一致する広告属性を有する広告データを判定する。属性解析部142は、いずれかのユーザー属性に一致した広告データを抽出した時点で、当該抽出受信広告データを最適広告と判定して、最適広告登録部へ登録する。属性解析部142は、「男性30−40代」を広告属性とする広告データは抽出することができないが、「男性10―20代」の広告属性を持つ広告データを抽出することができる。属性解析部142は、「男性10―20代」の広告属性を持つ広告データ「広告A−1/N」を抽出した時点で最適広告として登録する。属性解析部142は、受信した細分化広告パッケージの全ての広告データを解析しても、広告属性「男性30−40代」の広告データを抽出できない。そのため、最適広告登録部には、広告属性「男性10−20代」である「広告A−1/N」が登録されている。処理部140は、「広告A−1/N」を出力部120へ出力する。出力部120は、「広告A−1/N」の広告データに基づいて映像を表示し音声を出力する。このように、あらかじめ優先順位をつけておくことで、最も優先されるユーザー属性と一致する広告属性の広告データが存在しなくとも、次に優先される広告データを抽出することが可能となる。
以上が、本実施例における構成の説明である。テレビ放送配信サーバ300は、複数の広告属性の広告データを登録した広告パッケージを作成する。テレビ放送配信サーバ300は、広告パッケージをN個の細分化広告パッケージに細分化して、細分化広告パッケージ単位で放送を行う。携帯情報端末100は、受信した細分化広告パッケージに記録されている複数の広告属性を有する広告データから、あらかじめ登録されているユーザー属性と一致する最適広告を再生する。これによって、ユーザーは、ユーザーの属性に沿った広告を視聴することが可能となる。また携帯受信端末100は、細分化広告パッケージ単位で最適広告の決定処理を行うことができるため、広告パッケージに登録される広告属性の数が増加した場合にも、スムーズに処理を行うことができる。
[動作の説明]
次に、図10および図11を用いて動作の説明を行う。
始めに、図10は、広告作成者が広告を作成してからテレビ放送配信サーバ300の広告パッケージをテレビ放送発信施設へ配信する動作方法を示している。
(ステップA01)
広告作成者が、広告を作成する。
(ステップA02)
広告作成者は、作成した広告の広告データをテレビ放送配信サーバへ300登録する。広告作成者は、広告データに広告属性を付与してテレビ放送配信サーバ300へ送信する。テレビ放送配信サーバ300の広告登録部352は、広告作成者から広告登録IF351を介して、広告データを入力する。広告登録部352は、広告データを広告DB353へ登録する。
(ステップA03)
広告属性解析部354は、広告DB353から任意に広告データを1件抽出する。広告属性解析部354が、広告データを抽出するトリガーは、テレビ放送配信サーバ300がテレビ放送用プログラムに基づいて広告放送を行うタイミングでもよいし、また、テレビ放送配信サーバー300の操作者が、入出力部320へコマンド等を入力したタイミングをトリガーとしてもよい。
(ステップA04)
広告属性解析部354は、抽出した広告データ(以下、抽出広告データ)の広告属性を解析する。
(ステップA05)
広告属性解析部354は、抽出広告データの広告属性と一致する広告属性を持つ広告データが、広告パッケージに既に登録されているか否かを判定する。広告属性解析部354は、広告DB353に保存されている広告パッケージを取得する。広告属性解析部354は、抽出広告データの広告属性と一致する広告属性を持つ広告データが、広告パッケージにまだ登録されていない場合、抽出広告データを広告パッケージに登録する必要があると判定する。広告属性解析部354は、抽出広告データを広告パッケージに登録する必要があると判定した場合は、広告パッケージ作成部355へ当該抽出広告データの広告パッケージ登録命令を出力して、ステップA06へ進む。
一方、広告属性解析部354は、抽出広告データの広告属性と一致する広告属性を持つ広告データが、広告パッケージに既に登録されている場合、抽出広告データを広告パッケージに登録する必要がないと判定する。広告属性解析部354は、新たな広告データを広告パッケージに登録する必要がないと判定した場合は、当該抽出広告データを破棄して、ステップA09へ進む。
(ステップA06)
広告パッケージ作成部355は、広告属性解析部354が出力した広告パッケージ登録命令を入力する。広告パッケージ作成部355は、広告DB353から広告パッケージへ登録する必要があると判定された抽出広告データを取得する。広告パッケージ作成部355は、取得した抽出広告データを時分割的にN個に細分化する。広告パッケージ作成部355は、N個に細分化した抽出広告データのN個それぞれに、広告属性データを付与する。これによって、広告パッケージへ登録する必要があると判定された抽出広告データから、N個の細分化広告データが作成される。
(ステップA07)
広告パッケージ作成部355は、N個の細分化広告データを広告パッケージに登録する。広告パッケージ作成部355は、N個の細分化広告データを、それぞれ「パッケージ1/N」から「パッケージN/N」に対応させて登録する。
(ステップA08)
広告パッケージ作成部355は、広告パッケージの作成が完了したかを判定する。広告パッケージ作成部355は、広告パッケージの全ての広告属性に広告データが登録されているか否かによって、広告パッケージの作成が完了したかを判定する。
広告パッケージ作成部355は、広告パッケージの全ての広告属性に対して広告データが登録されると、広告パッケージの作成が完了したと判定する。広告パッケージ作成部355は、広告パッケージの作成が完了したと判定すると、広告パッケージ配信部356へ、広告パッケージ作成完了通知を出力して、ステップA10へ進む。
一方、広告パッケージ作成部355は、広告パッケージの全ての広告属性に対して広告データが登録されていないと、広告パッケージの作成が完了していないと判定する。広告パッケージ作成部355は、広告パッケージの作成が完了していないと判定すると、広告属性解析部354へ、広告パッケージ登録完了通知を出力して、ステップA09へ進む。
(ステップA09)
広告属性解析部354は、広告パッケージ作成部355から広告登録完了通知を入力する。広告属性解析部354は、広告DB353に登録されている全ての広告データに対する処理が完了したかを判定する。広告属性解析部354は、広告DB353に登録されている全ての広告データに対する処理が完了したと判定した場合、広告パッケージ配信部356へ広告パッケージ作成完了通知を出力して、ステップA10へ進む。一方、広告属性解析部354は、広告DB353に登録されている全ての広告データに対する処理か完了していない場合は、ステップA03へ戻る。
(ステップA10)
広告パッケージ配信部356は、広告属性解析部354あるいは、広告パッケージ作成部355から広告パッケージ作成完成通知を入力する。広告パッケージ配信部356は、広告DB353から広告パッケージの「パッケージ1/N」から「パッケージN/N」毎に、登録されている全ての広告データを取得する。広告パッケージ配信部356は、広告パッケージの「パッケージ1/N」から「パッケージN/N」毎に送信パケットを作成する。広告パッケージ配信部356は、広告パッケージの送信パケットを、「パッケージ1/N」から「パッケージN/N」毎に、広告パッケージ配信IFを介して、テレビ放送発信施設200へ送信する。
以上が、広告作成者が広告を作成してからテレビ放送配信サーバ300の広告パッケージをテレビ放送発信施設200へ配信する動作方法をである。
なお、ステップA06において、細分化する数「N」は、あらかじめユーザーが設定した値でもよい。また、「N」は、広告パッケージに登録されている広告属性の数量と、広告データの時間的な長さに基づいて動的に求められる値でもよい。「N」の設定方法については、本実施例では限定しない。また、広告データを広告パッケージに登録するにあたり、ステップA06において広告データを細分化し、ステップA07において広告データを広告パッケージへ登録しているが、この動作方法は逆の順番でもかまわない。すなわち、先に広告データを広告パッケージへ登録して、その後広告パッケージに登録されている広告データを細分化する方法でもかまわない。
次に、図11は、テレビ放送発信施設200が広告パッケージを配信して、携帯情報端末100が受信した広告パッケージを表示するまでの動作方法を示している。
(ステップB01)
携帯情報端末100のユーザーは、あらかじめ携帯情報端末100へユーザー特性を登録する。携帯情報端末100は、登録されたユーザー特性に基づいて、広告属性に対応したユーザー属性を決定する。ユーザー属性は、属性記憶部143に記憶される。
(ステップB02)
テレビ放送発信施設200は、広告パッケージを「パッケージ1/N」から「パッケージN/N」毎に放送用電波によって配信する。
(ステップB03)
携帯情報端末100は、放送用電波によって配信される細分化広告パッケージを、受信部110を介して受信する。
(ステップB04)
広告データ抽出部141は、細分化広告パッケージに記録された広告データを1件抽出する。
(ステップB05)
属性解析部142は、抽出された広告データ(以下、抽出受信広告データ)に記録されている広告属性を解析する。
(ステップB06)
属性解析部142は、抽出受信広告データに記録されている広告属性が、あらかじめ属性記憶部143に記憶されているユーザー属性と一致するかを判定する。属性解析部142は、属性記憶部143からユーザー属性を取得する。属性解析部142は、抽出受信広告データの広告属性と属性記憶部143から取得したユーザー属性とが一致するか判定する。
属性解析部142は、抽出受信広告データの広告属性と属性記憶部143に記憶されたユーザー属性が一致する場合、当該抽出受信広告データを最適広告登録部へ出力する。この場合、ステップB07へ進む。
一方、属性解析部142は、抽出受信広告データの広告属性と属性記憶部143に記憶されたユーザー属性が一致しない場合、当該抽出受信広告データを破棄する。この場合、ステップB08へ進む。
(ステップB07)
最適広告登録部144は、属性解析部142が出力した、抽出受信広告データを入力する。最適広告登録部144は、抽出受信広告データを最適広告として記憶する。
(ステップB08)
属性解析部142は、受信した細分化広告パッケージに記録された全ての広告データの処理が完了したかを判定する。受信した細分化広告パッケージに記録された全ての広告データの処理が完了した場合、ステップB09へ進む。受信した細分化広告パッケージに記録された全ての広告データの処理が完了していない場合、ステップB04へ戻る。
(ステップB09)
処理部140は、最適広告登録部144に記憶されている最適広告の、出力部120へ映像や音声を出力する。出力部140は、最適広告の映像をLCDへ表示し、また音声をスピーカへ出力する。その後、次の細分化広告パッケージを受信する場合、ステップB03へ戻る。
以上が、テレビ放送発信施設200が広告パッケージを配信して、携帯情報端末100が受信した広告パッケージを表示するまでの動作方法の説明である。
以上が、本実施例における動作方法の説明である。
ところで、本実施例において、携帯情報端末100において、最適広告判定を行っている。これを、テレビ放送配信サーバ300にて行ってもよい。以下に、テレビ放送配信サーバ300にて最適広告判定を行う場合を説明する。
この場合、ユーザーは、あらかじめユーザー属性を携帯情報端末100の識別情報(以下、端末ID)と共にテレビ放送配信サーバ300に登録しておく。この登録方法は、携帯情報端末100が、携帯電話のような通信機能を有する端末である場合には、ユーザーから入力され属性記憶部143記憶されたユーザー属性を端末の通信機能を使用して、テレビ放送配信サーバ300へアクセスして登録してもよい。
テレビ放送配信サーバ300は、入力されたユーザー属性を広告属性と対応させて、広告属性毎に端末IDを分類する。テレビ放送配信サーバ300は、広告DB353内に、広告属性毎の端末ID一覧を作成する。広告パッケージ配信部356は、TSパケットを作成する際に、広告データの広告属性に基づいて、広告DB353に保存されている端末ID一覧から端末IDを取得する。広告パッケージ配信部356は、広告属性の変わりに端末IDを広告データに付与して、TSパケットを作成する。広告パッケージ配信部356は、端末IDを付与した広告データを記録したTSパケットを、テレビ放送発信施設200へ送信する。
携帯受信端末100は、テレビ放送発信施設200が放送する広告パッケージを受信する。属性解析部142は、抽出受信広告データの端末IDを解析する。属性解析部142は、抽出受信広告データに記録された端末IDが自端末IDと一致する場合に、当該抽出受信広告データを最適広告と判定する。
このようにすることで、特定のユーザーが使用する、1つの携帯情報端末100に向けて広告データを配信することが可能となる。また、複数の携帯情報端末100によって構成されるグループに対して仮の端末IDを付与することで、特定のグループに対して専用の広告データを配信することも可能である。
以上、説明してきたとおり、広告パッケージには、広告属性の異なる多数の広告データが登録される。携帯受信端末100は、多数の広告属性の中からユーザー属性と一致する広告データを選択することで、ユーザーの特性に沿った広告を提供することができる。また、広告パッケージには、多数の広告データが細分化されて登録される。テレビ放送発信施設200は、細分化広告パッケージである「パッケージ1/N」から「パッケージN/N」毎にパケット化されて配信する。このようにすることで、携帯受信端末100は、複数の広告属性に基づく最適広告の判断処理を、細分化広告パッケージ毎のパケットを受信した段階毎で行うことができる。これによって、携帯受信端末100は、細分化を行わなずに全ての広告データを受信してから最適広告の判断処理を行う場合に比べ、スムーズに判定処理から広告再生処理へ移ることが可能となる。そのため、携帯受信端末100は、受信パケットの広告属性が多数である場合にもリアルタイムに処理を行うことが可能となる。
広告配信システムの構成図である。 テレビ放送配信サーバの構成図である。 テレビ放送配信サーバの機能ブロック図である。 広告パッケージを示した図である。 広告データを広告パッケージへ登録する処理を示した図である。 TSパケットのパケット構成を示した図である。 携帯情報端末の構成図である。 携帯情報端末の機能ブロック図である。 ユーザー特性入力画面のイメージ図である。 広告データを登録してから広告パッケージを配信するまでの動作フローである。 広告パッケージを受信してから最適広告を再生するまでの動作フローである。
符号の説明
100 携帯情報端末
110 受信部
120 出力部
130 入力部
140 処理部
141 広告データ抽出部
142 属性解析部
143 属性記憶部
144 最適広告登録部
150 記憶部
200 テレビ放送発信施設
300 テレビ放送配信サーバ
310 通信部
320 入出力部
330 処理部
340 記憶部
351 広告登録インターフェース
352 広告登録部
353 広告データベース
354 広告属性解析部
355 広告パッケージ作成部
356 広告パッケージ配信部
357 広告パッケージ配信インターフェース

Claims (12)

  1. 放送する広告の広告データをN個に細分化して、そのそれぞれに前記広告のターゲットを示す広告属性を付与した細分化広告データを作成し、種類の異なる前記広告属性を付与された前記細分化広告データを複数登録した細分化広告パッケージを作成し、前記細分化広告パッケージに登録されている全ての前記細分化広告データを1つのパケットに格納して配信するテレビ放送配信サーバーと、
    放送用電波を用いて前記パケットの放送を行うテレビ放送発信施設と、
    あらかじめユーザーのユーザー属性が登録され、前記パケットを受信すると前記パケットに格納された全ての前記細分化広告データに付与されている前記広告属性と前記ユーザー属性とを比較して、前記広告属性と前記ユーザー属性が一致した広告を再生出力する携帯情報端末と
    を備える広告配信システム。
  2. 請求項1に記載の広告配信システムであって、
    前記テレビ放送配信サーバは、前記広告データを細分化する数量Nを、あらかじめユーザーによって登録される
    広告配信システム。
  3. 請求項1に記載の広告配信システムであって、
    前記テレビ放送配信サーバは、前記広告データを細分化する数量Nを、前記広告パッケージに登録される種類の異なる前記広告データの数量と、前記広告データの長さに基づいて決定する
    広告配信システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の広告配信システムであって、
    前記テレビ放送配信サーバは、あらかじめ前記携帯情報端末を識別するための識別番号と当該携帯情報端末に登録された前記ユーザー属性とを登録し、前記ユーザー属性と一致する前記広告属性毎に前記識別番号の識別番号一覧を作成し、前記広告パッケージに登録されている全ての前記細分化広告データのそれぞれの前記広告属性に応じて、前記識別番号一覧に登録されている前記識別番号をぞれぞれの前記細分化広告データに付与して前記パケットへ格納して送信し、
    前記携帯情報端末は、前記パケットを受信すると、全ての前記細分化広告データに付与されている前記識別番号と、自端末の前記識別番号とが一致するかを比較し、一致した広告を再生出力する
    広告配信システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の広告配信システムであって、
    前記広告属性は、前記広告の視聴者の特性に基づいて分類される
    広告配信システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の広告配信システムであって、
    前記ユーザー属性は、前記携帯情報端末に登録されるユーザーの特性に基づいて分類される
    広告配信システム。
  7. 放送する広告の広告データをN個に細分化して、そのそれぞれに前記広告のターゲットを示す広告属性を付与した細分化広告データを作成し、種類の異なる前記広告属性を付与された前記細分化広告データを複数登録した細分化広告パッケージを作成し、前記細分化広告パッケージに登録されている全ての前記細分化広告データを1つのパケットに格納して配信するステップと、
    放送用電波を用いて前記パケットの放送を行うステップと、
    あらかじめユーザーのユーザー属性が登録され、前記パケットを受信すると前記パケットに格納された全ての前記細分化広告データに付与されている前記広告属性と前記ユーザー属性とを比較して、前記広告属性と前記ユーザー属性が一致した広告を再生出力するステップと
    を備える広告配信方法。
  8. 請求項7に記載の広告配信方法であって、前記配信するステップは、
    前記広告データを細分化する数量Nを、あらかじめユーザーによって登録するステップ
    を含む広告配信方法。
  9. 請求項7に記載の広告配信方法であって、前記配信するステップは、
    前記広告データを細分化する数量Nを、前記広告パッケージに登録される種類の異なる前記広告データの数量と、前記広告データの長さに基づいて決定する
    を含む広告配信方法。
  10. 請求項7から請求項9までのいずれかに記載の広告配信方法であって、
    前記配信するステップは、
    あらかじめ前記携帯情報端末を識別するための識別番号と当該携帯情報端末に登録された前記ユーザー属性とを登録し、前記ユーザー属性と一致する前記広告属性毎に前記識別番号の識別番号一覧を作成し、前記広告パッケージに登録されている全ての前記細分化広告データのそれぞれの前記広告属性に応じて、前記識別番号一覧に登録されている前記識別番号をぞれぞれの前記細分化広告データに付与して前記パケットへ格納して送信するステップと、
    前記再生出力するステップは、
    前記パケットを受信すると、全ての前記細分化広告データに付与されている前記識別番号と、自端末の前記識別番号とが一致するかを比較し、一致した広告を再生出力するステップと
    を含む広告配信方法。
  11. 請求項7から請求項10までのいずれかに記載の広告配信方法であって、前記配信するステップは、
    前記広告属性を前記広告の視聴者の特性に基づいて分類するステップ
    を含む広告配信方法。
  12. 請求項7から請求項11までのいずれかに記載の広告配信方法であって、前記再生出力するステップは、
    前記ユーザー属性を前記携帯情報端末に登録されるユーザーの特性に基づいて分類するステップ
    を含む広告配信方法。
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