JP2009169883A - Webブラウザの簡易操作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】10キーに代表される数字キーを用いたWEBブラウザの簡易操作方法によって容易な操作によるWEBサイト閲覧を可能とする。
【解決手段】WEBサーバからHTMLファイルを取得し、アンカータグ検出手段によりアンカータグを検出し、アンカータグ出現順に、例えば、1〜10までの操作用の数字を付す。数字は表示中のHTMLにおけるアンカータグが示すアンカー近傍に表示する。ユーザは、リモコン4によって操作を所望するアンカーの近傍の操作用の数字に該当するリモコン4の数字のキーを押すことで、当該アンカーを操作することができる。アンカータグの数がリモコン4の数字キーの数を超える場合は、カーソルキーを用いて操作用の数字を移動させることで、初期状態において操作用の数字が表示されていないアンカータグに操作用の数字を表示させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】WEBサーバからHTMLファイルを取得し、アンカータグ検出手段によりアンカータグを検出し、アンカータグ出現順に、例えば、1〜10までの操作用の数字を付す。数字は表示中のHTMLにおけるアンカータグが示すアンカー近傍に表示する。ユーザは、リモコン4によって操作を所望するアンカーの近傍の操作用の数字に該当するリモコン4の数字のキーを押すことで、当該アンカーを操作することができる。アンカータグの数がリモコン4の数字キーの数を超える場合は、カーソルキーを用いて操作用の数字を移動させることで、初期状態において操作用の数字が表示されていないアンカータグに操作用の数字を表示させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複雑な操作手段ではなく、10キーやリモコンなどの比較的容易に操作可能な数字キーによる操作を可能とするWEBブラウザの簡易操作方法に関する。
従来、インターネットに接続してWEBサイトの閲覧を行うにはパーソナルコンピュータ(以下パソコンと称呼する)がその主流であったが、近年、テレビジョン受像機や携帯電話等の家電製品の機能拡充により、WEBサイトの閲覧は様々な電子機器によって行われるようになっている。しかしながら、元来パソコンによって閲覧することが主流であったため、パソコンの操作、即ちキーボードとマウスを用いた操作によって閲覧をすることが前提で構築されたWEBサイトも多数あり、パソコンと比較して乏しい操作手段しか備えることの出来ないテレビジョン受像機等では閲覧することが困難な場合があった。
特許文献1では、WEBサイトのHTMLファイルに選択項目に対する定義事項を埋め込み、HTMLファイル表示の際に、当該定義事項に基づいて選択項目近傍に数字や記号を重畳表示させ、数字や記号に該当するリモコンのキーを操作することで選択項目の操作を可能とする方法が開示されている。
また、特許文献2では、インターネット閲覧可能な電子機器においても操作を容易に行うために、電子機器と接続して用いる、携帯電話のユーザインタフェースを備えた入力装置を開示している。
しかしながら、特許文献1の方式によると、拡張区別コードをHTMLに埋め込み、これに基づいて数字や記号を重畳表示するため、従来からあるWEBサイトにこの方式を適用したとしても、正しく数字や記号が表示できない可能性が高い。また、リモコンの数字キーや記号キーの数が、操作対象の上限となるため、複雑多岐に渡るWEBサイトの構成によってはリモコンによる操作ができない項目が出現する可能性がある。また、特許文献2の入力装置は、具体的なWEBサイト閲覧の際のブラウザ及び入力装置の操作方法に言及しておらず、携帯電話によるWEBサイトの閲覧の際の操作方法をそのまま電子機器に用いることを主たる目的としているため、その操作性は携帯電話による閲覧の際のそれとほぼ同じものとなる。また、電子機器のほかに当該入力装置を必要とするため、ユーザがそれを使用する際の導入コストが嵩んでしまい高価となってしまう虞があった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、一般に普及しているパソコン、テレビジョン受像機、携帯電話のハードウェア構成、及びWEBサイトにおけるHTML等の記述方法を変更することなく、WEBサイトの閲覧の際の操作方法を簡略かすることが可能なWEBブラウザの簡易操作方法を提供することを目的とする。
請求項1に係るWEBブラウザは、ネットワークを介してWEBサーバとデータの送受信を行うネットワーク接続部、制御部と、少なくとも所定の数の数字キーとカーソルキーからなる操作部と、データの表示を行う表示部を有する表示装置によって動作し、マークアップ言語によって記述される複数種類のタグにより構成されるファイルを解析する解析手段と、該ファイルの示す情報を表示部に表示を行う表示手段とからなるWEBブラウザであって、
前記ネットワーク接続部を介してWEBサーバから取得した前記ファイル内に記載される複数種類のタグから特定のタグのみを抽出し、各々の特定のタグが含有する属性情報、及び当該特定のタグの文字列を一覧化し、前記数字キーと抽出された特定のタグの紐付けを行うためのテーブルたるテンポラリテーブルを作成するためのテンポラリテーブル作成手段と、
前記操作キーを押すことにより、前記操作キーに紐付けされた前記特定のタグを動作させるタグ実行手段とを備え、
前記特定のタグの総数が前記数字キーの数よりも多い場合、ユーザのカーソルキーの操作によって前記テンポラリテーブルに格納された特定のタグと前記数字キーの紐付けを変更する操作タグ変更手段を備えたことを特徴とする。
前記ネットワーク接続部を介してWEBサーバから取得した前記ファイル内に記載される複数種類のタグから特定のタグのみを抽出し、各々の特定のタグが含有する属性情報、及び当該特定のタグの文字列を一覧化し、前記数字キーと抽出された特定のタグの紐付けを行うためのテーブルたるテンポラリテーブルを作成するためのテンポラリテーブル作成手段と、
前記操作キーを押すことにより、前記操作キーに紐付けされた前記特定のタグを動作させるタグ実行手段とを備え、
前記特定のタグの総数が前記数字キーの数よりも多い場合、ユーザのカーソルキーの操作によって前記テンポラリテーブルに格納された特定のタグと前記数字キーの紐付けを変更する操作タグ変更手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、例えば、HTMLファイルを閲覧する際に、リモコン等の操作部が有する数字キーに対応した数字がアンカータグに付与され、数字に対応した数字キーを押下ことによって操作を行うことができるようなWEBブラウザにおいて、アンカータグの数が数字キーよりも多いような場合、数字キーに対応したアンカータグを移動・変更することで、初期表示状態において数字が付与されてアンカータグであってもリモコンや10キーを用いてWEBサイトの閲覧における動作を行うことができる。
請求項2に係るWEBブラウザは、請求項1記載のWEBブラウザにおいて、前記表示手段は、前記ファイル内に記載のマークアップ言語が示すとおりに表示部に表示すると共に、表示されたファイルにおける前記数字キーと紐付けされた特定のタグの近傍に前記数字キーが示すものと同じ数字を表示することを特徴とする請求項1項記載のWEBブラウザ。
請求項2の構成によれば、数字キーと紐付けられた特定のタグの近傍に数字キーに該当する数字を表示することができ、操作性が向上する。
請求項3に係るWEBブラウザは、請求項1項記載のWEBブラウザの簡易操作方法において、前記表示手段は、前記テンポラリテーブルから前記特定のタグに関連する情報を一覧表として表示部に表示を行い、当該一覧表に基づいてユーザが操作することが可能なことを特徴とする請求項1記載のWEBブラウザ
請求項3の構成によれば、WEBブラウザはHTMLによって記述されたファイルを、特定のタグのみ抽出して一覧表示可能であり、例えばHTMLファイルに記載されるアンカータグを抽出して数字キーに該当する数字の付与を行うことができる。
請求項4に係るWEBブラウザの簡易操作方法は、請求項1から3の何れか1項記載のWEBブラウザの簡易操作方法において、前記操作手段はリモコンであることを特徴とする。
請求項4の構成によれば、表示装置を介してWEBブラウザを操作するにあたり、10キーを有するリモコンによってこれを行うことができる。
請求項5に係るWEBブラウザの簡易操作方法は、請求項1から5の何れか1項記載のWEBブラウザの簡易操作方法において、前記表示装置は携帯電話であり、前記数字キーは携帯電話の10キーであることを特徴とする。
請求項5の構成によれば、携帯電話に搭載されるWEBブラウザに本発明を適用し、WEBページ閲覧の際、特定のタグの操作を数字キーによって行うことができる。
請求項1に係るWEBブラウザは、ネットワークを介してWEBサーバとデータの送受信を行うネットワーク接続部、制御部と、少なくとも所定の数の数字キーとカーソルキーからなる操作部と、データの表示を行う表示部を有する表示装置によって動作し、マークアップ言語によって記述される複数種類のタグにより構成されるファイルを解析する解析手段と、該ファイルの示す情報を表示部に表示を行う表示手段とからなるWEBブラウザであって、
前記ネットワーク接続部を介してWEBサーバから取得した前記ファイル内に記載される複数種類のタグから特定のタグのみを抽出し、各々の特定のタグが含有する属性情報、及び当該特定のタグの文字列を一覧化し、前記数字キーと抽出された特定のタグの紐付けを行うためのテーブルたるテンポラリテーブルを作成するためのテンポラリテーブル作成手段と、
前記操作キーを押すことにより、前記操作キーに紐付けされた前記特定のタグを動作させるタグ実行手段とを備え、
前記特定のタグの総数が前記数字キーの数よりも多い場合、ユーザのカーソルキーの操作によって前記テンポラリテーブルに格納された特定のタグと前記数字キーの紐付けを変更する操作タグ変更手段を備えたので、キーボードやマウスといった複雑な操作方法ではなく、10キー等の数字キーによってWEBサイトにアクセスして表示されるHTML等のWEBページの操作を行うことができ、更に、ページ上に数字キー以上の選択・動作可能項目があった場合でも、数字キーの紐付けを変更させることができるので、全ての選択・動作可能項目において数字キーによる選択・動作が可能となり、幅広い年代においてもWEBサイト閲覧を容易に行うことが可能となる。
前記ネットワーク接続部を介してWEBサーバから取得した前記ファイル内に記載される複数種類のタグから特定のタグのみを抽出し、各々の特定のタグが含有する属性情報、及び当該特定のタグの文字列を一覧化し、前記数字キーと抽出された特定のタグの紐付けを行うためのテーブルたるテンポラリテーブルを作成するためのテンポラリテーブル作成手段と、
前記操作キーを押すことにより、前記操作キーに紐付けされた前記特定のタグを動作させるタグ実行手段とを備え、
前記特定のタグの総数が前記数字キーの数よりも多い場合、ユーザのカーソルキーの操作によって前記テンポラリテーブルに格納された特定のタグと前記数字キーの紐付けを変更する操作タグ変更手段を備えたので、キーボードやマウスといった複雑な操作方法ではなく、10キー等の数字キーによってWEBサイトにアクセスして表示されるHTML等のWEBページの操作を行うことができ、更に、ページ上に数字キー以上の選択・動作可能項目があった場合でも、数字キーの紐付けを変更させることができるので、全ての選択・動作可能項目において数字キーによる選択・動作が可能となり、幅広い年代においてもWEBサイト閲覧を容易に行うことが可能となる。
請求項2に係るWEBブラウザは、請求項1記載のWEBブラウザにおいて、前記表示手段は、前記ファイル内に記載のマークアップ言語が示すとおりに表示部に表示すると共に、表示されたファイルにおける前記数字キーと紐付けされた特定のタグの近傍に前記数字キーが示すものと同じ数字を表示するので、ある特定のタグ又は特定のタグが示すオブジェクトがどの数字キーを押すことで選択・動作させることができるのかを一瞥して視認することができる。
請求項3に係るWEBブラウザは、請求項1記載のWEBブラウザにおいて、前記表示手段は、前記テンポラリテーブルから前記特定のタグに関連する情報を一覧表として表示部に表示を行い、当該一覧表に基づいてユーザが操作することが可能なので、閲覧中のサイトにおいて情報量が多く、何れの項目が選択・動作可能なのか判別が付き難いような状況においても、表示する情報を特定のタグに関する情報に絞って一覧表示することが可能であり、操作性の向上が期待できる。
請求項4に係るWEBブラウザの簡易操作方法は、請求項1から3の何れか1項記載のWEBブラウザの簡易操作方法において、前記操作手段はリモコンであるので、テレビジョン受像機やパーソンルコンピュータの操作のために用いられる数字キーを有するリモコンによって、WEBブラウザの簡易操作が可能となる。
請求項5に係るWEBブラウザの簡易操作方法は、請求項1から3の何れか1項記載のWEBブラウザの簡易操作方法において、前記表示装置は携帯電話であり、前記数字キーは携帯電話の10キーであるので、携帯電話によってWEBサイトを閲覧する際、10キーを用いてWEBブラウザの簡易操作を行うことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1から図9を参照して説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反さない範囲で、実施例において説明した以外のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1〜図9は、本発明の実施例1を示し、図1は、本発明の実施例1におけるパーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。図2は、パーソナルコンピュータが備えるWEBブラウザを用いてWEBサイトにアクセスする際のWEBブラウザの動作を示すフローチャートである。図3、リモコンの数字キーによりアクセスしたWEBサイトの操作を行う際のWEBブラウザの動作を示すフローチャートである。図4、リモコンのカーソルキーによりHTMLのアンカータグ近傍に重畳表示される数字を移動させる際のWEBブラウザの動作を示すフローチャートである。
本実施例におけるハードウェアの構成について、図1に基づいて説明する。1はHTMLファイル及びコンテンツファイルを記憶し、アクセスに応じて各々のファイルの転送を行うWEBサーバである。2は、多数のWEBサーバ1と多数のクライアントたる後述のパソコンを接続する公衆網たるWWW(World Wide Web)である。3はWEBブラウザを代表とする種々のアプリケーションソフトウェアを有するパーソナルコンピュータ(以下パソコンと称呼する)である。パーソナルコンピュータ3は、ネットワークインタフェースたるネットワーク接続部31、後述のリモコンによる操作信号を受信するためのリモコン受光部32、データやプログラムの記憶を行うハードディスクドライブ33(以下HDDと称呼する)、前述の各部の動作の制御を行う制御部34、制御部34の動作のためのデータの一時記憶のためのRAM35を有する。10は表示部であり、パソコン3から出力される映像信号を映像化して表示する。4はリモコンであり、少なくとも所定の数字(本実施例では1〜12までの数字とする)が振られた操作キーと、上下左右にカーソルを移動させるためのカーソルキーを有し、パソコン3を遠隔操作するためのものである。
HDD33に記憶されるWEBブラウザプログラム331(以下、単にブラウザと称呼する)が記憶されている。ブラウザ331にはWEBサーバ1にファイルの要求を行うためのリクエスト情報の送信や、記憶されるHTMLファイルやコンテンツファイルを受信するためのデータ送受信手段332と、受信したHTMLファイルに記述されるタグの解析を行うタグ解析手段333と、該タグ解析手段333により解析したHTMLファイルの表示を行うためのHTML表示手段334と、HTMLファイルに記述されたタグからアンカータグをピックアップするアンカータグ検出手段335と、後述のリモコン4によって操作を行うための操作用の数字を変更・移動させるための操作タグ変更手段336とを備える。
続いてパソコン3が有するブラウザ331の動作について、図2に基づいて説明する。データ送受信手段332により、WEBサーバ1にアクセスし、HTMLファイルをダウンロードする(ステップS101)。HTMLファイルに記述されるタグの解析をタグ解析手段にて行う(S102)。解析したタグに基づいてHTMLファイルを表示部に表示する(S103)。続いて、解析したタグからアンカータグ(<a></a>によって構成されるタグ)に対して記載順に1から始まるIDナンバーを割り当てる(S104)。ループ処理用のカウンタiを0で初期化し、HTMLファイルの先頭からアンカータグをサーチする。このとき、ファイルに存在するアンカータグをリスト化したテンポラリテーブル(後に詳述する)を作成する。(S105)。当該テンポラリテーブルに基づき、テンポラリテーブル先頭に該当する。該アンカータグの操作のためのリモコンの数字キーに対応した数字(以降、操作用の数字と称呼する)としてカウンタi+1を割り当て、カウンタをインクリメントする(S107)。カウンタが所定値(例えば12)となったかを判別し、所定値に達していない場合は次のアンカータグをサーチする(S109)。ステップS106においてアンカータグが存在しない場合、若しくはステップS108においてカウンタが所定値に達した場合、表示中のHTMLにおいて操作用の数字を割り当てられたアンカータグが示すオブジェクト(アンカータグで囲まれた文字列又は画像、若しくは他のタグが示すオブジェクト)の近傍に、割り当てられた数字を重畳させて表示する(S110)。当然ではあるが、カウンタi=0のままである場合は、アンカータグが1つも存在しないこととなり、操作用の数字の表示を行うことは無い。
続いて、上記操作用の数字が重畳表示された状態でのリモコンによる操作の際のブラウザの動作について、図3に基づいて説明する。リモコン4の数字キーを操作する(S201)。受光部32によって操作された数字キーを示すコードを受信し、制御部34により操作された数字キーの数字を判別する(S202)。アンカータグ検出手段334により、判別した数字と同じ数字がナンバリングされているアンカータグを検出する(S203)。該当するアンカータグを操作した場合と同様の動作(href属性によって指定されたURLにアクセスする、若しくは記述されたスクリプトを動作させる)を行う(S204)。以上のような動作を行うことで、ナンバリングされたアンカータグに対して、リモコン4による操作が可能となる。
続いて、リモコン4の数字キーに対応するHTMLに重畳表示された数字を移動させる際のブラウザの動作について、図4に基づいて説明する。ユーザによりリモコン4が有するカーソルキーが操作される(S401)。アンカータグに振られた操作用の数字を、操作されたカーソルキーの方向に応じて、例えばアンカータグの記載順において、カーソルキーの下が押下されたなら順方向へ、上なら逆方向へ、右なら順方向に所定数、左なら逆方向に所定数といったように、移動させる(S402)。移動させた操作ナンバーに従って、表示中のHTMLに操作用の数字を再表示させる(S403)。アンカータグが所定数を超えた場合、本実施例では12個を超えた場合超過した分はリモコンによる操作を行うことができないが、上記の動作によって、これを解決し、数字キーに対応して重畳表示された操作用の数字を移動させることができる。
図5は、ファイルに記述されたHTMLのソースの例を示す説明図である。図6は、図5に示すHTMLのソースを基に作成されたテンポラリテーブルの例を示す説明図である。ソースに記述された501、502、503、514は別のURLにジャンプするためのアンカーを表示するためのアンカータグであり、図7に示すアンカー701、702、703、714にそれぞれ対応する記述である。520はアンカータグ714によってネストされるイメージタグであり、図7に示す画像801に対応する記述である。このようなHTMLソースの中からアンカータグ検出手段335によって全てのアンカータグとアンカータグでネストされたタグを検出し、図6に示すようなテンポラリテーブルを作成し、RAM35に記憶する。テンポラリテーブルには、アンカータグを一意に識別するために自動的に採番されるID601と、アンカータグによってネストされる文字列602、同じくアンカータグによってネストされるタグ603、アンカータグによって指し示されるジャンプ先のURLやスクリプト等が記載されるhref属性604が管理される。
実際の表示例及び動作例として図7〜9に基づいて説明する。図7は、図5に示すソースによって記述されたHTMLファイルを表示部に表示した状態を示している。701〜720はアンカータグによって記述されたオブジェクトたるアンカーである。それぞれのアンカーは、動作させることによって別のページを示すURLにリンクしていたり、又は同じページの所定の箇所にジャンプしたりする。800〜802はイメージタグによって記述されたオブジェクトたる画像である。画像801及び802はそれぞれアンカー714及び718にネストされており、同画像をクリックすることでアンカー714及び718を動作させた場合と同様の動作を行う。図8は、検出したアンカータグに操作用の数字を重畳表示した状態を示しており、901〜912は操作用の数字を示している。図5に示すHTMLのソースにおいて、アンカータグの出現順に操作用の数字を12までナンバリングし、図8のように各アンカータグの近傍に操作用の数字が重畳表示される。このとき、13番目以降のアンカータグには特別な表示等は行わない。図9は、リモコン4のカーソルキーによって数字を移動させた状態を示している。WEBブラウザ331の操作タグ変更手段336はユーザによるカーソルキー操作を検出し、操作用の数字を変更・移動させることにより、初期表示時では操作用の数字が表示されていない「電子投票システム」を示すアンカー712に操作用の数字を表示することができる。これにより、リモコン4の数字キーによる操作を全てのアンカータグにて行うことが可能となる。また、操作用の数字の移動は、例えばリモコン4のカーソルキーを右に押し、操作用の数字901を、アンカータグ712へジャンプさせ、続く操作用の数字902以降をアンカータグ713以降へ割り当てるといったように、所定数のアンカータグをジャンプさせる方法を併用することで、多量のアンカータグが存在するような場合においても、ユーザは簡易な操作で目的のアンカータグに操作用の数字を割り当てることができる。
上記のような動作を行うブラウザによれば、キーの数が限られるリモコンのような操作手段においても、アンカータグ近傍に表示された操作用の数字に対応するリモコンの数字キーを押すだけで該当アンカーの操作を行い、容易にサイトの閲覧が可能である。また、従来のリモコンによるブラウザの操作方法と異なり、リモコンのキー数よりもアンカータグが多い場合においても、操作用の数字をアンカータグの出現順に移動させることが可能であり、ユーザが操作を所望するアンカータグまで操作用の数字を移動させた後、所望のアンカーの近傍に表示される操作用の数字に該当するリモコンの数字キーを押下することで、所望のアンカータグの操作をリモコンのみで行うことができる。
次に本発明の実施例2を説明するが、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図10はHTMLを表示する際の実施例1とは別の表示例を示す説明図である。ファイルをHTML表示手段334によって表示する際、図10に示すように、前述のテンポラリテーブルから必要な項目以外を排除してテンポラリテーブルに基づいてHTML表示手段335によって表示を行ってもよい。この場合、一覧となったアンカーのリストから所望のアンカーを数字キーによって選択して当該アンカーが示すURLの表示、若しくはスクリプトの動作等を行わせることができる。この表示方法によれば、ユーザはアンカーの一覧を素早く閲覧し、直感的な操作が可能となる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、表示装置をパソコンとし、表示手段を外部モニタとしたが、これに限定せず、本発明のブラウザを、表示手段を筐体内に有するテレビジョン受像機や、表示手段及び操作手段が筐体と一体となるような携帯電話に適用しても何ら問題ない。
1 WEBサーバ
2 インターネット(ネットワーク)
3 パソコン
31 ネットワーク接続部
33 HDD
331 WEBブラウザ
332 データ送受信手段
333 タグ解析手段(解析手段)
334 HTML表示手段(表示手段)
335 アンカータグ検出手段
336 操作タグ変更手段
34 制御部
5 表示部
2 インターネット(ネットワーク)
3 パソコン
31 ネットワーク接続部
33 HDD
331 WEBブラウザ
332 データ送受信手段
333 タグ解析手段(解析手段)
334 HTML表示手段(表示手段)
335 アンカータグ検出手段
336 操作タグ変更手段
34 制御部
5 表示部
Claims (5)
- ネットワークを介してWEBサーバとデータの送受信を行うネットワーク接続部、制御部と、少なくとも所定の数の数字キーとカーソルキーからなる操作部と、データの表示を行う表示部を有する表示装置によって動作し、マークアップ言語によって記述される複数種類のタグにより構成されるファイルを解析する解析手段と、該ファイルの示す情報を表示部に表示を行う表示手段とからなるWEBブラウザであって、
前記ネットワーク接続部を介してWEBサーバから取得した前記ファイル内に記載される複数種類のタグから特定のタグのみを抽出し、各々の特定のタグが含有する属性情報、及び当該特定のタグの文字列を一覧化し、前記数字キーと抽出された特定のタグの紐付けを行うためのテーブルたるテンポラリテーブルを作成するためのテンポラリテーブル作成手段と、
前記操作キーを押すことにより、前記操作キーに紐付けされた前記特定のタグを動作させるタグ実行手段とを備え、
前記特定のタグの総数が前記数字キーの数よりも多い場合、ユーザのカーソルキーの操作によって前記テンポラリテーブルに格納された特定のタグと前記数字キーの紐付けを変更する操作タグ変更手段を備えたことを特徴とするWEBブラウザ。 - 前記表示手段は、前記ファイル内に記載のマークアップ言語が示すとおりに表示部に表示すると共に、表示されたファイルにおける前記数字キーと紐付けされた特定のタグの近傍に前記数字キーが示すものと同じ数字を表示することを特徴とする請求項1項記載のWEBブラウザ。
- 前記表示手段は、前記テンポラリテーブルから前記特定のタグに関連する情報を一覧表として表示部に表示を行い、当該一覧表に基づいてユーザが操作することが可能なことを特徴とする請求項1記載のWEBブラウザ
- 前記操作手段はリモコンであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のWEBブラウザ。
- 前記表示装置は携帯電話であり、前記数字キーは携帯電話の10キーであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のWEBブラウザ。
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