JP2009168120A - Heating-heat insulating cover for pipe joint - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、コードヒータを挿通させたパイプを有する装置、特に前記装置に取り付けられている管継手の加熱・保温カバーに関するものである。 The present invention relates to an apparatus having a pipe through which a cord heater is inserted, and more particularly to a heating / insulating cover for a pipe joint attached to the apparatus.
SAE J2044(米国自動車技術会の規格)に適用する金属又は樹脂で成型された接続パイプは機器から長く突き出し、管継手は前記パイプの外側に取り付ける構造を採用していることから、流体が凍結する雰囲気温度条件では使用は困難である。また、流体が凍結した場合、解凍するのにも多くの時間を要する。 The connection pipe molded with metal or resin applied to SAE J2044 (American Automobile Engineering Association standard) protrudes long from the equipment, and the pipe joint is attached to the outside of the pipe, so the fluid freezes. Use is difficult under ambient temperature conditions. Also, if the fluid freezes, it takes a lot of time to thaw.
したがって、前記の如き雰囲気温度条件では、継手をケイ素やグラスファイバー等で保温するのが一般的である。 Therefore, under the above atmospheric temperature conditions, it is common to keep the joint warm with silicon, glass fiber or the like.
しかしながら、ケイ素やグラスファイバーなどの保温材では、例えばクイックコネクタを含むような管継手を有するような場合、外部操作ができるようにすることは極めて困難であるという問題があった。
そこで、この発明では、断熱材として機能するものに覆われていても、管継手の継手部が外部操作可能である管継手の加熱・保温カバーを提供することを課題とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a heating and heat insulation cover for a pipe joint in which the joint part of the pipe joint can be externally operated even if it is covered with a material that functions as a heat insulating material.
(請求項1記載の発明)
請求項1記載発明は、コードヒータを挿通させたパイプが接続される第1継手部と、前記第1継手部に対し流体移動路を介して一体化されている第2継手部と、前記コードヒータを流体密状態で外部に引き出すための栓体挿入部とを有する管継手の加熱・保温カバーにおいて、管継手のうち少なくとも第2継手部を含む部分を覆っており、前記第2継手部の押込み型の操作部材と対面するカバー構成壁面を切り込んで、弾性を有する押し込み片を形成してある。
(Invention of Claim 1)
The invention according to
(請求項2記載の発明)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に関し、カバー構成壁面の切り込み軌跡はコ字状であり、前記コ字状部分が押し込むことにより操作部材が押し込まれるようにしてある。
(Invention of Claim 2)
The invention according to
(請求項3記載の発明)
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明に関し、第2継手部はクイックコネクタである。
(Invention of Claim 3)
The invention according to
この発明の管継手の加熱・保温カバーを採用した場合、管継手の形状にかかわらず包み込む施工が簡単であり、また、施工の良否等の影響を受けることなく効率よく加熱・保温できる。 When the heating and heat insulation cover for a pipe joint according to the present invention is adopted, the construction for wrapping is easy regardless of the shape of the pipe joint, and heating and heat insulation can be efficiently performed without being affected by the quality of construction.
以下にこの発明の管継手の加熱・保温パイプを実施するための最良の形態として実施例について詳しく説明する。 Embodiments will be described in detail below as the best mode for carrying out the heating / insulating pipe of the pipe joint of the present invention.
図1はこの発明の実施例1の加熱・保温パイプを有する装置の部分断面図、図2は前記加熱・保温パイプに取り付けられる管継手の外観斜視図、図3は第2継手部を閉状態とした断面図、図4は第2継手部を開状態とした断面図、図5は第1・第2カバー部の背面からの斜視図、図6は第1・第2カバー部の内面側が現れている斜視図、図7、図8は管継手と第2カバー部との図を示している。
1 is a partial cross-sectional view of an apparatus having a heating and heat insulation pipe according to
(この加熱・保温パイプを有する装置の基本的な構成について)
この加熱・保温パイプを有する装置は、図1に示すように、パイプP内にコードヒータCHを挿通させて当該パイプP内を流れる流体を直接加熱・保温させるようにしてある。
(About the basic configuration of the equipment with this heating and insulation pipe)
As shown in FIG. 1, the apparatus having the heating and heat insulation pipe is configured to insert a cord heater CH into the pipe P to directly heat and keep the fluid flowing in the pipe P.
また、この装置では、図1や図2に示すように、コードヒータCHを挿通させたパイプPが圧入される竹の子状の第1継手部90と、前記第1継手部90に対し流体移動路91を介して一体化されている第2継手部7(クイックコネクタ)と、上記コードヒータCHを流体密状態で外部に引き出すための栓体挿入部8とを有する管継手9を設けてある。
Further, in this apparatus, as shown in FIGS. 1 and 2, a bamboo joint-like first
ここで、この装置では、図1に示すように、上記栓体挿入部8からその後方部側を覆う第1カバー部1と、接続部79を除いた第2継手部7及び流体移動路91を覆う第2カバー部2とが一体的に形成されており、前記第1カバー部1と第2カバー部2相互間に上記コードヒータCHを行き来させるための挿通路3を設けてある。
Here, in this apparatus, as shown in FIG. 1, the
(上記管継手9の構造について)
この管継手9は、図1に示すように、上述した如く、第1継手部90と、第2継手部7と、栓体挿入部8と、流体移動路91から構成されているが、ここでは第2継手部7及び栓体挿入部8を説明する。
(About the structure of the pipe joint 9)
As shown in FIG. 1, the
「栓体挿入部8について」
上記栓体挿入部8は、図1に示すように、円筒状の筒部80に外周流体密状態に収容させる円柱状の本体81と、前記本体81において円筒軸方向に延びる二つの貫通孔82と、前記貫通孔82に設けられたシール部材83と、前記貫通孔82と同軸上に形成された孔84を有し且つシール部材83を本体81外に取り出し可能・不能ならしめる抜け止め部材85とから構成してある。これらの構成により、コードヒータCHを流体密状態で外部に引き出すことができるようにしてある。
“About
As shown in FIG. 1, the plug
「第2継手部7について」
上記第2継手部7は、図3、図4に示すようにクイックコネクタであり、以下のような構成のものである。
“About the
The second
この第2継手部7は、内方に流体の流通孔71を有する金属製の雄部材72と、合成樹脂製の雌部材73と、一対の操作部材74とを具備している。
The second
雌部材73の内周領域は、一対の操作部材74を介して雄部材72の鍔状の係合部75の受け入れを可能としている。前記一対の操作部材74は、雄部材72の鍔状の係合部75の受け入れ軌跡に交叉する略「し」状の部分76を有すると共に、互いに逆端方向から配設せしめられるようにしている。
The inner peripheral area of the
前記操作部材74は、連結用弾性片77と着脱時案内用弾性片78とを有する。そして、雌部材73の内周壁79に当接する各弾性片の付勢作用により、操作部材74は雄部材72の鍔状の係合部75の受入れ軌跡に交叉した状態が維持されるようにしている。
The
一方、雄部材72の着脱の際には、前記一対の操作部材74がそれぞれ雄部材72の鍔状の係合部75の受入れ軌跡に交叉した連結位置から退避せしめるべく外周方向へ回動変位せしめられ、雄部材72の鍔状の係合部75への操作部材74の係り合を解除するようにしている。
On the other hand, when the
即ち、連結用弾性片77と着脱時案内用弾性片78との付勢作用に抗して、操作部材74が、雄部材72の受入れ軌跡に交叉した連結位置から退避せしめるべく変位せしめられるようにしている。
That is, the
なお、この第2継手部7は、上記のものに限られるものではなく、一対の操作部材74を押込むことにより雌部材73に対して雄部材72が取り外せるものであればどのような形態のものでもよい。例えば、特許第3243557号に開示されたものも使用できる。
The second
(第1・第2カバー部1,2について)
上記管継手9を覆うカバー部は、図5や図6に示すように、第2カバー部2が半割り構造体(一方を符号2a、他方を符号2bで示す)となっており、第2カバー部2の半割り構造体2a側に第1カバー部1が一体化されている。なお、前記半割り構造体2a、2b相互は帯状体20によって接続されており、この半割り構造体2a、2bの自由端側相互については接続状態を維持できると共に取り外しもできるようにしてある。
(First and
As shown in FIG. 5 and FIG. 6, the cover portion covering the
第1カバー部1は、図7に示すように、全体としては正面視長方形状のものであり、1段目の浅い凹部10と、前記凹部10よりも深い2段目の長方形状の凹部11とを有するものとしてある。ここで、前記凹部10には上記栓体挿入部8が圧入され、この状態においては図1や図7に示すように、栓体挿入部8の圧入端と凹部11の底との間にはコードヒータCHを半割り構造体2aとの間で行き来させるための挿通路3が形成されている。
As shown in FIG. 7, the
第2カバー部2は、図5に示すように、半割り構造体2a、2bを閉じた状態では略円筒形状となるようにしてあり、この部分には流体移動路91及び第2継手部7が収容されるようになっている。
As shown in FIG. 5, the
ここで、この半割り構造体2a、2bの内面側には、図6〜図8に示すように、複数の突起21,22により第2継手部が位置決め保持されるようにしてある。また、この半割り構造体2aの内面側には、図7、図8に示すように、コードヒータCHを流体移動路91に巻き付けるときに引っ掛ける態様で固定させるべく使用される一対の棒状の突起25を設けている。
Here, as shown in FIGS. 6 to 8, the second joint portion is positioned and held on the inner surface side of the
上記半割り構造体2a、2bの下部側には図1や図5〜図8に示すように、第2継手部7の接続部79と対応する部分に半円形状の切欠部23設けてあり、半割り構造体2bの上部側には、流体移動路91が嵌り込む位置に半円形状の切欠部24を設けてある。
As shown in FIG. 1 and FIGS. 5 to 8, a
更に、この半割り構造体2a、2bには、図5〜図8に示すように、上記した一対の操作部材74と対応する部分に押し込み片5(半割り構造体2a、2bの後部側近傍をコ字状に切り込みを入れて形成)を設けており、第2カバー部2を取り外すことなく、押し込み片5の操作により管継手9に対して雄部材72を着脱できるようにしてある。
Further, as shown in FIGS. 5 to 8, the
なお、第1・第2カバー部1,2は、以上のような構成であるが、栓体挿入部8から引き出されたコードヒータCHは、挿通路3を介して流体移動路91又は/及び第2継手部7の延長管に巻き付けられた後、再び挿通路3を介して第1カバー部1に戻され、上部開口12を介して外部に排出されるようになっている。そして、前記排出されたコードヒータCHは、図示しないリード線を介して電源に接続されている。
The first and
(この加熱・保温パイプを有する装置の優れた効果について)
この実施例の管継手の加熱・保温カバーを採用した場合、以下のような効果を奏する。
(About the excellent effect of the equipment with this heating and heat insulation pipe)
When the heating / insulating cover for the pipe joint of this embodiment is employed, the following effects can be obtained.
上述した如く、ケイ素やグラスファイバーなどの保温材では、例えばクイックコネクタを含むような管継手を有するような場合、外部操作ができるようにすることは極めて困難である。 As described above, with a heat insulating material such as silicon or glass fiber, for example, when having a pipe joint including a quick connector, it is extremely difficult to perform external operation.
これに対して、この実施例のものでは、ケイ素やグラスファイバーに変えて合成樹脂で構成された第1・第2カバー部1,2としている。そして、半割り構造体2a、2bに、図5〜図8に示すように、上記した一対の操作部材74と対応する部分に押し込み片5(半割り構造体2a、2bの後部側近傍をコ字状に切り込みを入れて形成)を設けており、第2カバー部2を取り外すことなく、押し込み片5の操作により管継手9に対して雄部材72を着脱できるようにしてある。第2カバー部2は、管継手9との間に空域が設けられているので、コードヒータCHからの熱により保温効果は十分である。
On the other hand, in this embodiment, the first and
つまり、この実施例の管継手の加熱・保温カバーを採用すると、断熱材として機能するものに覆われていても、管継手の継手部が外部操作可能となる。 That is, when the heating / insulating cover for the pipe joint of this embodiment is adopted, the joint part of the pipe joint can be externally operated even if it is covered with a material that functions as a heat insulating material.
(その他の実施例)
上記実施例にかえて、「コードヒータを挿通させたパイプが接続される第1継手部と、前記第1継手部に対し流体移動路を介して一体化されている第2継手部と、前記コードヒータを流体密状態で外部に引き出すための栓体挿入部とを有する管継手の加熱・保温カバーにおいて、管継手のうち少なくとも第2継手部を含む部分を覆っており、前記第2継手部の押込み型の操作部材と対面するカバー構成壁面を切り込んで、弾性を有する押し込み片を形成してある」とする範囲内であれば、あらゆる設計は可能である。この設計変更の範囲内であるならばいずれの構成であって同様の効果を奏することが明らかである。
(Other examples)
In place of the above embodiment, “a first joint portion to which a pipe through which a cord heater is inserted is connected; a second joint portion integrated with the first joint portion via a fluid movement path; In a heating and heat insulation cover for a pipe joint having a plug insertion part for drawing out the cord heater to the outside in a fluid-tight state, the pipe joint covers at least a part including the second joint part, and the second joint part Any design is possible as long as it is within the range of "cutting the cover constituting wall facing the push type operation member and forming a push piece having elasticity". It is obvious that any configuration within the range of this design change has the same effect.
CH コードヒータ
P パイプ
1 第1カバー部
2 第2カバー部
3 挿通路
5 押し込み片
7 第2継手部
74 操作部材
8 栓体挿入部
9 管継手
90 第1継手部
91 流体移動路
CH code
DESCRIPTION OF
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