JP2009166752A - Pressure detection device and information display system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、タンク内の圧力を検出する圧力検出装置、及び、この圧力検出装置を備えた情報表示システムに関する。 The present invention relates to a pressure detection device that detects a pressure in a tank, and an information display system including the pressure detection device.
従来、ダイビングの際に減圧管理を行うための各種情報を表示する情報表示装置(いわゆる、ダイブコンピュータ)が知られている。このようなダイブコンピュータの形態としては、腕に装着する腕時計型、及び、ダイバーの呼吸用の気体を封入したタンクに接続されたコンソールゲージ型が知られている(例えば、特許文献1参照)。
腕時計型のダイブコンピュータは、潜水中に常に腕に装着されているので視認しやすいという利点がある一方で、タンクに接続することができないため、タンク内の圧力を知ることが出来ない。この問題を解消すべく、タンク内の圧力を検出する圧力計と腕時計型のダイブコンピュータとを何らかの通信手段によって接続することが考えられるが、このような構成は複雑で高コストなものとなることが予想される。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、低コストかつ簡易な構成により、腕時計型の情報表示装置を使用する場合であっても、タンク内の気体圧力に関する情報を確認できるようにすることを目的とする。
A watch-type dive computer has the advantage of being easily visible because it is always attached to the arm during diving, but it cannot be connected to the tank, so it cannot know the pressure in the tank. In order to solve this problem, it may be possible to connect a pressure gauge that detects the pressure in the tank and a watch-type dive computer by some communication means, but such a configuration is complicated and expensive. Is expected.
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and it is possible to confirm information on the gas pressure in the tank even when using a wristwatch-type information display device with a low-cost and simple configuration. The purpose is to.
上記目的を達成するために、本発明は、気体が封入されたタンクに接続され、前記タンク内の圧力を検出する圧力検出部と、警報を出力すべきしきい値を設定する操作を行う操作部と、前記操作部の操作により設定されたしきい値を記憶する記憶部と、前記圧力検出部により検出された圧力が前記記憶部に記憶されたしきい値を下回った場合に可聴音を出力する報知部とを備え、前記報知部は、前記圧力検出部により検出した圧力に応じた出力形態で、可聴音を出力すること、を特徴とする圧力検出装置を提供する。 In order to achieve the above object, the present invention provides an operation for connecting a gas-sealed tank and detecting a pressure in the tank and an operation for setting a threshold value for outputting an alarm. An audible sound when the pressure detected by the pressure detection unit falls below the threshold value stored in the storage unit, and a storage unit that stores a threshold value set by operating the operation unit. And a notification unit that outputs the audible sound in an output form corresponding to the pressure detected by the pressure detection unit.
上記構成において、前記報知部は、前記圧力検出部により検出された圧力が低いほど可聴音の周波数が高く、前記圧力検出部により検出された圧力が高いほど可聴音の周波数が低くなるように出力形態を変えるものであってもよい。 In the above configuration, the notification unit outputs an audible sound having a higher frequency as the pressure detected by the pressure detection unit is lower and an audible sound having a lower frequency as the pressure detected by the pressure detection unit is higher. The form may be changed.
また、上記構成において、前記報知部は、所定の時間間隔を開けて間欠的に音声を出力するものであり、前記圧力検出部により検出された圧力が低いほど時間間隔を短く、前記圧力検出部により検出された圧力が高いほど可聴音の周波数が長くなるように出力形態を変えるものであってもよい。 In the above configuration, the notification unit intermittently outputs sound at predetermined time intervals. The lower the pressure detected by the pressure detection unit, the shorter the time interval, and the pressure detection unit. The output form may be changed so that the higher the pressure detected by, the longer the frequency of the audible sound.
さらに、上記構成において、前記圧力検出部により検出した圧力、及び、前記操作部の操作により設定されたしきい値を表示する表示部を備えるものであってもよい。 Furthermore, the said structure WHEREIN: You may provide the display part which displays the pressure detected by the said pressure detection part, and the threshold value set by operation of the said operation part.
また、本発明は、気体が封入されたタンクに接続された圧力検出装置と、前記圧力検出装置とは別体として構成された情報表示装置とを備えて構成され、前記圧力検出装置は、前記タンク内の圧力を検出する圧力検出部と、警報を出力すべきしきい値を設定する操作を行う操作部と、前記操作部の操作により設定されたしきい値を記憶する記憶部と、前記圧力検出部により検出された圧力が前記記憶部に記憶されたしきい値を下回った場合に、前記圧力検出部により検出した圧力に応じた出力形態で可聴音を出力する報知部と、を備え、前記情報表示装置は、可聴音を検出する音検出部と、前記音検出部により検出した可聴音に基づいて、前記圧力検出装置が検出した前記タンク内の圧力を求める圧力算出部と、前記圧力算出部により求めた圧力を表示する表示部と、を備えること、を特徴とする情報表示システムを提供する。 Further, the present invention comprises a pressure detection device connected to a gas-sealed tank, and an information display device configured as a separate body from the pressure detection device, wherein the pressure detection device A pressure detection unit that detects a pressure in the tank, an operation unit that performs an operation of setting a threshold value to output an alarm, a storage unit that stores a threshold value set by the operation of the operation unit, and A notification unit that outputs an audible sound in an output form corresponding to the pressure detected by the pressure detection unit when the pressure detected by the pressure detection unit falls below a threshold value stored in the storage unit; The information display device includes: a sound detection unit that detects an audible sound; a pressure calculation unit that obtains a pressure in the tank detected by the pressure detection device based on the audible sound detected by the sound detection unit; Obtained by the pressure calculator Further comprising a display unit for displaying the force, and to provide an information display system according to claim.
上記構成において、前記情報表示装置は、しきい値を入力する入力部と、前記入力部により入力されたしきい値を含む情報を前記圧力検出装置に無線送信する送信部と、を備え、前記圧力検出装置は、前記情報表示装置から無線送信される情報を受信する受信部と、前記受信部により受信した情報に含まれるしきい値を前記記憶部に記憶させる制御部と、を備えるものとしてもよい。 In the above configuration, the information display device includes an input unit that inputs a threshold value, and a transmission unit that wirelessly transmits information including the threshold value input by the input unit to the pressure detection device, The pressure detection device includes a receiving unit that receives information wirelessly transmitted from the information display device, and a control unit that stores a threshold value included in the information received by the receiving unit in the storage unit. Also good.
本発明によれば、タンクに接続された圧力検出装置により、タンク内の圧力が設定されたしきい値を下回った場合に可聴音が、検出された圧力に応じた出力形態で出力されるので、低コストかつ簡易な構成により、腕時計型の情報表示装置を使用する場合であっても、タンク内の気体圧力に関する情報を確認できる。 According to the present invention, the audible sound is output in the output form corresponding to the detected pressure when the pressure in the tank falls below the set threshold value by the pressure detection device connected to the tank. Even with the use of a wristwatch-type information display device, the information relating to the gas pressure in the tank can be confirmed with a low-cost and simple configuration.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係る残圧検出装置1の使用状態を説明する図である。図2は残圧検出装置1の構成を示す図であり、図2Aは外観斜視図、図2Bは表示部の平面図である。
図1に示す潜水装備100は、ダイバーが潜水時に装備する装備品の一部であって、ダイバーの呼吸用の気体が封入されたタンク101A、101Bからなるタンクユニット101と、切換バルブ・レギュレータ102とを主たる装備とし、潜水中にダイバーが必要とする減圧管理に関する情報等を表示するダイブコンピュータ2(情報表示装置)と、タンク101A、101B内の気体圧力を検出して表示する残圧検出装置1(圧力検出装置)とを含む。この残圧検出装置1とダイブコンピュータ2との組み合わせは、本発明の情報表示システムに相当する。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a diagram illustrating a usage state of a residual
The
切換バルブ・レギュレータ102は、タンクユニット101のタンク101A、101Bに接続されるファーストステージ102A、ファーストステージ102Aから気体を導く耐圧ホース102B、及び、ダイバーの口に装着されるセカンドステージ102Cにより構成される。ファーストステージ102Aには、耐圧ホース10を介して残圧検出装置1が接続され、残圧検出装置1は、耐圧ホース10の内部における圧力を検出することにより、タンク101A、101Bの内部の圧力を検出する。
ダイブコンピュータ2は、潜水中のダイバーの深度や潜水時間を計算して表示するとともに、潜水中に体内に蓄積される不活性ガス量(主として窒素ガス量)を計測し、この計測結果から潜水後に水からあがった状態で体内に蓄積された窒素が排出されるまでの時間などの安全確保情報を表示する等の機能を備え、ダイバーの腕に装着される腕時計型の装置である。
また、残圧検出装置1は、検出した圧力を示す情報を無線通信によりダイブコンピュータ2に送信する機能を備え、ダイブコンピュータ2は、残圧検出装置1から送信される情報を受信して表示する機能を有する。
The switching valve /
The
The residual
図2Aは残圧検出装置1の構成を示す外観斜視図であり、図3は残圧検出装置1の機能的構成を示すブロック図である。
図2Aに示すように、残圧検出装置1は、略円筒形状の残圧検出装置本体11に各部を収容して構成される。残圧検出装置本体11は水密状態に密閉されており、残圧検出装置本体11の一端部においてのみ開口し、この開口部には耐圧ホース10が密に連結されている。耐圧ホース10はファーストステージ102A(図1)に接続されており、残圧検出装置本体11の内部は、耐圧ホース10を通じてタンク101A、101Bの内圧と同じ圧力となる。
FIG. 2A is an external perspective view showing the configuration of the residual
As shown in FIG. 2A, the residual
残圧検出装置本体11の先端には、通信窓14が配設されている。通信窓14は、通信部155(図3)により外部の機器と通信を行うための窓である。残圧検出装置本体11の側面には表示部12が設けられている。
また、表示部12は、残圧検出装置1が検出したタンク101A、101B内部の圧力等を表示する。表示部12の近傍には、残圧検出装置1を操作するための複数のスイッチ13が配置される。スイッチ13は、例えば押しボタンスイッチとして構成される。
表示部12、スイッチ13、及び通信窓14は、いずれも残圧検出装置本体11の防水性を損なうことの無いように水密構造となっている。
A
Further, the
The
図2Bに示すように、表示部12には液晶表示パネル120が配設されている。液晶表示パネル120は、表示部12の表面を覆うカバーガラス(図示略)の内部に収容されている。
液晶表示パネル120には、図中左側に、残圧検出装置本体11の動作モードを表示する動作モード表示部121が配されている。残圧検出装置1の動作モードは、例えば、警報報知を行う報知動作モード、通常の動作を行う通常動作モード、各種設定を行う設定モードがあり、動作モード表示部121には、これらの各動作モードに対応して「ALARM」、「NORM」、「SET」の表示が可能である。
また、表示部12には、残圧検出装置1が検出したタンク101A、101B内部の圧力を表示するため、残圧ゲージ122、残圧表示部123、及び単位表示124が廃されている。残圧ゲージ122は、表示部12の上部に配置され、検出した圧力を伸縮するバーの長さとして表示する。残圧表示部123は、表示部12の略中央に配置され、検出した圧力を数値として表示するセグメント表示部であり、単位表示124は、残圧表示部123に表示された数値の単位を表示する。
As shown in FIG. 2B, a liquid
The liquid
Further, the
図3に示す残圧検出装置1の制御系は、例えば、残圧検出装置本体11内部に収容される回路基板(図示略)に実装される。この残圧検出装置1の制御系は、制御部151に、圧力検出部としての圧力センサ152、報知部153、通信部155、液晶ドライバ156、操作部157、機器判定部158、記憶部としての基準値設定部161、及び基準値比較部162の各部が接続されて構成され、これらの各部が制御部151の制御の元に動作する。
圧力センサ152は、耐圧ホース10の内部に連通する室(図示略)に配設され、この室の内圧、すなわちタンク101A、101Bの内部の圧力を検出して、検出値を制御部151に出力する。
報知部153は、制御部151の制御のもとに、圧力センサ152により検出された圧力が、基準値設定部161により設定された圧力を下回った場合等に警報を報知する。報知部153にはスピーカ154が接続され、報知部153はスピーカ154を駆動して、警報としての可聴音を出力させる。
The control system of the residual
The
The
通信部155は、無線電波による通信、赤外線や可視光線を用いた光通信、或いは、可聴音波や超音波を搬送波として利用する通信等の手段により、ダイブコンピュータ2との間で無線通信を行う。本実施の形態の通信部155は、一例として、赤外光を発するLED等の光源(図示略)と、赤外光を受光するフォトダイオード等の受光部(図示略)とを備え、これらを用いて赤外線通信を実行する。
図2Aに示したように残圧検出装置本体11の先端には通信窓14が設けられている。通信窓14は赤外光を透過させる材料で覆われており、通信窓14の内側には上記の光源および受光部が配設されている。通信部155は、光源と受光部とを用いて、制御部151の制御に従ってダイブコンピュータ2との間で通信を実行する。通信部155は、通信窓14とともに通信部として機能する。
液晶ドライバ156は、制御部151の制御に従って液晶表示パネル120を駆動し、圧力センサ152により検出された圧力や残圧検出装置1の動作モード等を表示させる。
操作部157は、操作部としてのスイッチ13(図2A)に接続され、スイッチ13における操作を検出して、操作信号を制御部151に出力する。
The
As shown in FIG. 2A, a
The
The
機器判定部158は、制御部151の制御に従って、通信部155の動作により通信可能となった相手機器の機種を判別する。機器判定部158は、例えば、通信先となり得る機器の機種と、各機種が使用するプロトコルとを対応づけて記憶している。
基準値設定部161は、スイッチ13(図2A)の操作によって入力される基準値を取得し、記憶する。ここで、基準値とは、圧力センサ152により検出された圧力に関する警報を報知する基準であり、検出された圧力が基準値を下回った場合には、可聴音による警報が報知される。
基準値比較部162は、制御部151の制御に従って、圧力センサ152の検出値を基準値設定部161が記憶している基準値と比較し、比較結果を制御部151に出力する。
The
The reference
The reference
このように構成される残圧検出装置1は、制御部151の制御により、タンク101A、101B内の圧力を圧力センサ152によって検出し、基準値比較部162によって、検出した圧力を液晶ドライバ156によって表示部12に表示する。また、残圧検出装置1は、圧力センサ152により検出した圧力を、基準値設定部161に記憶している基準値と比較し、この基準値を下回っている場合は、報知部153によってスピーカ154から可聴音を出力して報知を行う。報知を行う場合、制御部151は、圧力センサ152により検出した圧力の高低に対応して可聴音の周波数および出力パターンを決定し、この決定した周波数および出力パターンに従って、報知部153によって可聴音をスピーカ154から出力させる。
また、残圧検出装置1は、動作を開始するにあたって通信部155による通信を試行するとともに、機器判定部158によって通信相手先の機種を判定し、相手先の機器が通信可能な機器として予め機器判定部158に記憶されている機器であれば、通信部155が通信を行う際のプロトコル、及び、報知部153により報知を行う際の周波数や出力パターンを、相手先の機器に適合するように設定する。
以下、この動作について詳細に説明する。
The residual
In addition, the residual
Hereinafter, this operation will be described in detail.
図4は、残圧検出装置1の動作を示すフローチャートである。
残圧検出装置1の制御部151は、まず、通信部155による通信を試行させる(ステップS11)。この通信の試行は、通信部155によって通信窓14から通信開始を要求する信号を、所定周期で出力する動作である。ここで、外部の機器からの応答があった場合、制御部151は通信相手先の機器があると判別して(ステップS12;Yes)、機器判定部158を制御して相手先機器の機種を特定させ(ステップS13)、特定された機種を、相手先機器として設定および記憶し(ステップS14)、ステップS15に移行する。
一方、通信部155による通信を試行した際に、所定時間内に外部の機器からの応答がない場合、制御部151は、通信相手先の機器がないと判別して(ステップS12;No)、そのままステップS15に移行する。
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the residual
First, the
On the other hand, when communication by the
ステップS15において、制御部151は、タンク101A、101B内の圧力の検出および監視を行う残圧検出動作に移行する。
残圧検出動作に移行した制御部151は、圧力センサ152の検出値を取得し(ステップS16)、基準値比較部162によって、取得した検出値を基準値設定部161に記憶された基準値と比較させる(ステップS17)。
ここで、圧力センサ152の検出値が基準値以上であった場合(ステップS17;No)、制御部151はステップS16に戻って、圧力センサ152の検出値を取得する。
In step S15, the
The
Here, when the detection value of the
一方、圧力センサ152の検出値が基準値より低い場合(ステップS17;Yes)、制御部151は、圧力センサ152の検出値に応じた報知パターン(報知音の周波数及び出力パターン)を決定し(ステップS18)、決定した報知パターンに従って、報知部153によりスピーカ154から可聴音を出力させる(ステップS19)。ここで、既に可聴音の出力を行っている場合には、出力中の報知パターンを、新たに決定した報知パターンに変更して、可聴音の出力を継続する。
続いて制御部151は、残圧検出動作の終了を指示する入力操作が行われたか否かを判別し(ステップS20)、終了を指示する操作が行われていない場合はステップS16に戻って圧力センサ152の検出値を取得し、終了を指示する操作が行われた場合は本処理を終了する。
上記処理では、ステップS15で残圧検出動作を開始してから、動作の終了が指示される(ステップS20;Yes)まで、繰り返し圧力センサ152の検出値が制御部151によって取得されるが、この周期は、予め設定された所定周期であり、具体的には、例えば1秒間に1回〜1000回の範囲で、圧力センサ152及び制御部151の仕様により決定される。従って、制御部151は、ステップS17又はステップS20からステップS16に移行した際には、上記所定周期に合致するタイミングで、圧力センサ152の検出値を取得する。これにより、制御部151は、一定したサンプリング周波数で、圧力センサ152の検出値を取得して処理することになる。
On the other hand, when the detection value of the
Subsequently, the
In the above process, the detection value of the
図5は、報知部153が出力する可聴音の報知パターンを説明する図であり、図5Aは可聴音の出力タイミングの例を示し、図5Bは圧力に応じた出力周波数の変化の例を示し、図5Cは出力周波数に応じた出力周期の変化の例を示す。この図5に示す報知パターンは、本発明の出力形態の一例に相当する。
図5Aに示すように、報知部153は、スピーカ154の鳴動と停止とを繰り返させることにより、間欠的に、可聴音を出力する。この出力時、報知部153は、制御部151の制御に従って、スピーカ154を鳴動させる時間の長さ(図中t1、t2、t3、t4)、スピーカ154の鳴動を停止させる時間の長さ(図中T1、T2、T3)、及び、可聴音の周波数(図中f1、f2、f3、f4)を設定又は変更する。
5A and 5B are diagrams for explaining an audible sound notification pattern output by the
As shown in FIG. 5A, the
制御部151は、圧力センサ152が検出した圧力が低いほど、可聴音の周波数(f1、f2、f3、f4)が高くなるよう制御を行う。図5Bの例では、圧力が35MPa(メガパスカル)の場合に可聴音の周波数は1kHz(キロヘルツ)に設定され、これより圧力が低い場合は、圧力センサ152の検出値に反比例して周波数が高く設定される。
また、制御部151は、可聴音の周波数が高いほど、スピーカ154の鳴動を停止させる時間(以下、停止時間(T))が短くなるよう制御を行う。上記のように、可聴音の周波数は圧力センサ152が検出した圧力が低いほど高い周波数に設定される。このため、結果的に、圧力センサ152が検出した圧力が低いほど、スピーカ154の停止時間(T)が短くなるよう制御される。図5Cの例では、周波数が1kHzの場合に、スピーカ154の停止時間(T)が4秒に設定され、これより周波数が高い場合は、周波数にスピーカ154の停止時間(T)が短く設定され、例えば周波数が4kHzの場合はスピーカ154の停止時間(T)は1秒となる。
なお、本実施形態では、スピーカ154を鳴動させる時間(t1、t2、t3、t4)は変化しないものとしているが、この時間を、圧力センサ152が検出した圧力の値に応じて変化させてもよい。具体的には、圧力センサ152が検出した圧力が低いほど、スピーカ154を鳴動させる時間(t1、t2、t3、t4)が長くなるように制御部151が制御を行うようにしてもよい。
The
Moreover, the
In the present embodiment, the time (t 1 , t 2 , t 3 , t 4 ) for ringing the
この制御によれば、タンク101A、101B内の圧力が低くなるほど、スピーカ154から高い音が短い周期で出力され、ダイバーに対する注意喚起力が増大するので、ダイバーに対して確実に警報を報知することができる。また、タンク101A、101B内の圧力が、基準値より低く、かつ比較的高い圧力である場合には、低い音が比較的長い周期で出力されるので、ダイバーに対して、煩雑に感じさせない程度に警報を報知できる。さらに、タンク101A、101B内の圧力が低下するにつれて、出力中の可聴音の周波数や周期が変化するので、ダイバーに対して、聴覚のみによって的確にタンク101A、101Bの状態を報せることができる。
According to this control, as the pressure in the
ここで、制御部151は、可聴音の周波数(f)、スピーカ154の鳴動時間(t)、スピーカ154の停止時間(T)を変化させる際に、予め記憶している所定の条件式に、圧力センサ152の検出値等のパラメータを入力することで、上記の各々の値を算出してもよいし、予め記憶しているテーブルや図表(グラフ含む)を参照して各々の値を決定してもよい。
また、制御部151は、ステップS14において通信相手先機器の機種を設定する際に、この機種に応じて、スピーカ154が出力する可聴音の周波数(f)、スピーカ154の鳴動時間(t)、スピーカ154の停止時間(T)を決定してもよい。この場合、可聴音の周波数(f)、スピーカ154の鳴動時間(t)、スピーカ154の停止時間(T)それ自体を、機種に応じた特定の値にしてもよいし、図5Bや図5Cに例示したように、上記の値を変化させるためのテーブル、図表(グラフ含む)を切り換えるようにしてもよい。
そして、スピーカ154から出力される可聴音は、ダイバーに対する報知だけでなく、ダイブコンピュータ2に対して、タンク101A、101B内の圧力を送信する機能を担っている。以下、ダイブコンピュータ2の構成および動作について説明する。
Here, when the
Further, when setting the model of the communication partner device in step S14, the
The audible sound output from the
図6は、ダイブコンピュータ2の使用状態を示す図であり、図7は、ダイブコンピュータ2の表示面22の構成を示す平面図である。また、図8はダイブコンピュータ2の機能的構成を示すブロック図である。
ダイブコンピュータ2は、ダイブコンピュータ本体20にベルト27を取り付けた構成を有する。ダイブコンピュータ本体20は、円盤状のケース21に各部を収容し、このケース21を完全水密状態となるよう閉鎖して構成される。ダイブコンピュータ本体20の上面には表示面22が設けられており、この表示面22に、後述する液晶表示パネル211によって各種の情報が表示される。また、ダイブコンピュータ本体20の上面には、表示面22とともに、それぞれ水中判定センサ273(図8)に接続された2個の電極24A、24Bが配設されている。水中判定センサ273は、電極24Aと電極24Bとの間の電気抵抗値に基づいて、ダイブコンピュータ本体20が水中にあるか否かを判定するセンサである。さらに、ダイブコンピュータ本体20の上面には、ダイブコンピュータ本体20の各種動作モードの選択/切替等の操作を行うためのプッシュボタン式の3個のスイッチ23が設けられている。
FIG. 6 is a diagram illustrating a usage state of the
The
ケース21の側面には圧力検出穴(図示略)が穿設され、この圧力検出穴の内部には圧力センサ253(図8)が配設されている。圧力検出穴は、圧力センサ253によって周囲の気圧または水圧を正確に検出すべく、周囲の空気または水を圧力センサ253の検出部位まで導く穴である。
ダイブコンピュータ本体20の裏面には、ベルト27を装着するベルト通し(図示略)が設けられており、このベルト通しにベルト27を通すことで、図6に示すように、ダイブコンピュータ本体20を腕に装着して使用できる。ダイブコンピュータ2は、タンク101A、101B内の圧力を検出する機能を持たないが、残圧検出装置1から無線送信される圧力を受信して表示する。
ダイブコンピュータ本体20は、ベルト27により腕に装着してもダイバーの動作を妨げない程度のサイズ及び重量となっており、スイッチ23は、腕に装着した状態でも容易に操作可能な大型のスイッチとなっている。
A pressure detection hole (not shown) is formed in the side surface of the
A belt loop (not shown) for attaching the
The dive computer
図7に示すように、表示面22においては、風防の内部に収容された液晶表示パネル211が視認可能となっている。ここで、表示面22及び液晶表示パネル211は、スイッチ23を避けて一部が欠けた円形に形成されているが、この形状に限定されるものではなく、真円、楕円、トラック形状、多角形状など他の形状であってもかまわない。
As shown in FIG. 7, on the
液晶表示パネル211には、各種情報を表示する複数の表示領域が配されている。
図7中上部左側に位置する第1の表示領域221は、各表示領域のうちで最も大きく構成されている。第1の表示領域221には、ダイビングモード、サーフェスモード(時刻表示モード)、プランニングモード、ログモード等のダイブコンピュータ2の各動作モードにおいて、それぞれ、現在の水深、現在の日時、水深ランク、潜水日時(ログ番号)が表示される。
第2の表示領域222は、第1の表示領域221の図中右側に配置されている。第2の表示領域222には、ダイビングモード、サーフェスモード(時刻表示モード)、プランニングモード、ログモードの各動作モードにおいて、それぞれ潜水時間、現在時刻、無減圧潜水可能時間、潜水開始時刻(潜水時間)が表示される。
The liquid
The
The
第3の表示領域223は、図中で第1の表示領域221の下側に配置され、この第3の表示領域223には、ダイビングモード、サーフェスモード(時刻表示モード)、プランニングモード、ログモードの各動作モードにおいて、それぞれ、最大水深、体内窒素排出時間、セーフティレベル、最大水深(平均水深)が表示される。
第4の表示領域224は、図中で第3の表示領域223の右側に配置される。第4の表示領域224には、ダイビングモード、サーフェスモード(時刻表示モード)、プランニングモード、ログモードの各動作モードにおいて、それぞれ無減圧潜水可能時間、水面休止時間、温度、潜水終了時刻(最大水深時水温)が表示される。
The
The
第5の表示領域225は、図中で第3の表示領域223の下側に配置され、電源容量切れを表示する電源容量切れ警告を表示する。第6の表示領域226は、図中の下部左側に配置され、体内に残存する窒素ガス(不活性ガス)の量をグラフ表示する。第7の表示領域227は、図中で第6の表示領域226の右側に配置され、ダイビングモードで減圧潜水状態になった場合に、窒素ガス(不活性ガス)が吸収傾向にあるのか、排出傾向にあるかを示す領域(図中、上下方向矢印が図示されている)と、浮上速度が高すぎる場合に浮上速度違反警告のひとつとして減速を指示するための「SLOW」を表示する領域と、潜水中に減圧潜水を行わなければならない旨を警告するための「DECO」を表示する領域と、を備えて構成されている。
また、図中上部にはタンクデータ表示部229が配置され、このタンクデータ表示部229に、残圧検出装置1により検出されたタンク101A、101B内の圧力が表示される。
The
In the upper part of the figure, a tank
図8に示すように、ダイブコンピュータ2は、各部を制御してダイブコンピュータ2としての機能を実現する制御系200に、各部が接続されて構成される。
制御系200は、各種プログラムを実行してデータの処理を行うCPU201、CPU201により実行されるプログラムや処理されるデータ等を記憶するROM202、CPU201により実行されるプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶するRAM203、ダイブコンピュータ2が備える各種デバイスを制御する制御回路204を有する。
As shown in FIG. 8, the
The
CPU201には、液晶表示パネル211と、液晶表示パネル211を駆動して各種情報を表示させる液晶ドライバ212とからなる表示部210が接続されている。制御系200は、CPU201の制御のもとに液晶ドライバ212を駆動して、液晶表示パネル211に各動作モードに対応した表示を行わせる。
また、CPU201には、ダイバーに対して振動により警報を報知すべく振動を発生させる振動発生部231と、音声により警報を報知するため音声を出力する報音部232とが接続されている。これら振動発生部231、報音部232は、例えば、浮上速度が速すぎる場合、潜水開始からの時間が設定された時間を超過した場合、設定された深度を超えた場合などに、ダイバーに注意を促すために振動やアラーム音を出力する。
また、CPU201には、ダイブコンピュータ2への操作を検出する操作部233と、残圧検出装置1との間で通信を行う通信部234とが接続されている。操作部233は、ダイブコンピュータ本体20の上面に配設されたスイッチ23における操作を検出し、検出した操作に対応する操作信号をCPU201に出力する。
Connected to the
Further, the
In addition, an
通信部234は、無線電波を用いた通信、赤外線や可視光線を用いた光通信、或いは、可聴音波や超音波を搬送波として利用する通信等の手段により、残圧検出装置1との間で無線通信を行う。本実施の形態の通信部234は、一例として、赤外光を発するLED等の光源(図示略)と、赤外光を受光するフォトダイオード等の受光部(図示略)とを備え、これらを用いて赤外線通信を実行する。ケース21の所定の箇所(例えば、側面)には、赤外光を透過させる材料で覆われた通信用窓部(図示略)が設けられ、この通信用窓の内側に上記の光源および受光部が配設される。
The
また、ダイブコンピュータ2は、所定周波数の発振信号を出力する発振回路243と、発振回路243が出力した発振信号を分周する分周回路242とを備えている。分周回路242により分周された信号は、CPU201及び制御回路204の制御に従って秒単位で時刻を計時する時刻用カウンタ241に入力される。また、分周回路242の出力信号は、後述するA/D変換回路251、261、271、281に動作クロック信号として入力される。
CPU201には、A/D変換回路251及び増幅回路252を介して圧力センサ253が接続されている。圧力センサ253は圧力検出穴(図示略)の内部に配設されたセンサであり、ダイブコンピュータ2の周囲の気圧または水圧を検出する。圧力センサ253が検出した圧力に対応するアナログ信号を出力すると、このアナログ信号は増幅回路252によって増幅され、A/D変換回路251によってデジタルデータに変換されて、CPU201に入力される。
また、ダイブコンピュータ2は、周囲の温度を検出する温度センサ263を備え、温度センサ263が検出した温度に対応するアナログ信号を出力すると、このアナログ信号は増幅回路262によって増幅され、A/D変換回路261によってデジタルデータに変換されて、CPU201に入力される。
ダイブコンピュータ2は、電極24A(図7)と電極24B(図7)との間の電気抵抗値を測定することによってダイブコンピュータ2が水中にあるか否かを判定する水中判定センサ273を有する。水中判定センサ273が出力するアナログ信号は、増幅回路272によって増幅され、A/D変換回路271によってデジタルデータに変換されて、CPU201に入力される。
The
A
In addition, the
The
さらに、CPU201には、A/D変換回路281及び増幅回路282を介して、音検出部としてのマイク283が接続されている。マイク283は、可聴音を集音および検出してアナログ信号を出力し、特に、残圧検出装置1のスピーカ154から出力される可聴音を検出可能なように構成されている。マイク283はダイブコンピュータ本体20の表面に露出していてもよいし、水密状態にされたケース21の内部に収容されていてもよい。
Furthermore, a
このように構成されるダイブコンピュータ2は、制御系200の制御のもとに、スイッチ23の操作によって指定された動作モードで動作し、ダイビングモードにおいては、潜水開始が指示されてからの経過時間や、温度センサ263により計測した温度、圧力センサ253の検出値から求めた水深、これらの情報に基づいて算出した体内の蓄積不活性ガス量、残圧検出装置1から送信されたタンク101A、101B内の圧力(残圧)、現在時刻等を表示するとともに、必要に応じて、振動発生部231、報音部232による報知を行う。これにより、潜水中のダイバーに対して重要な情報を的確に提供し、安全かつ円滑なダイビングの進行を補助する。
また、ダイブコンピュータ2は、サーフェスモード(時刻表示モード)においては現在時刻の表示を行い、プランニングモードやログモードにおいては、スイッチ23の操作に従って、過去にダイビングモードで取得・表示した情報を出力する動作や、指定された条件に従ってシミュレーションを行った結果を出力する動作を行う。
The
The
さらに、ダイブコンピュータ2は、マイク283によって残圧検出装置1から間欠的に出力される可聴音を検出した場合には、この可聴音をCPU201の演算処理により解析して、鳴動時間(図5At1、t2、t3、t4)、可聴音の停止時間(図5A中の時間T1、T2、T3)、及び、可聴音の周波数(図5A中の周波数f1、f2、f3、f4)を求め、求めた鳴動時間、停止時間、周波数に基づいて圧力センサ152が検出したタンク101A、101B内の圧力を求める。そして、ダイブコンピュータ2は、求めた圧力を、タンク101A、101Bの残圧として、表示面22のタンクデータ表示部229に表示させる。この処理時、CPU201は、圧力算出部として機能する。
Further, when the
上述したように、残圧検出装置1は、ダイブコンピュータ2との間で通信を試行して、ダイブコンピュータ2の機種に応じた設定を行う(図4のステップS11〜S14)ものとしたが、この処理を行っていなくても、残圧検出装置1が発した可聴音に基づいて、検出されたタンク101A、101Bの残圧をダイブコンピュータ2によって取得することが可能である。すなわち、残圧検出装置1が出力する可聴音の周波数、鳴動時間、停止時間が予め規格化されていれば、ダイブコンピュータ2は、マイク283により検出した音声を規格に従って解析することで、残圧検出装置1が検出したタンク101A、101Bの残圧を求めることができる。但し、残圧検出装置1がダイブコンピュータ2の機種に応じた設定を行い(図4のステップS13〜S14)、マイク283の特性等に応じて可聴音を出力するようにすれば、より確実に、ダイブコンピュータ2において残圧を求めることが可能となる。
As described above, the residual
さらに、ダイブコンピュータ2を操作することにより、残圧検出装置1において可聴音を出力する際の基準値を任意の値に設定することも可能である。
すなわち、残圧検出装置1がダイブコンピュータ2との間で通信を試行することにより(図4のステップS11)、残圧検出装置1とダイブコンピュータ2が相互に通信可能になった状態で、ダイブコンピュータ2は、スイッチ23の操作に応じて、予め設定または入力された基準値、或いは、そのときスイッチ23の操作により入力された基準値を、通信部234によって残圧検出装置1に送信することが可能である。残圧検出装置1は、通信部155(図3)によって、ダイブコンピュータ2の通信部234から無線送信された情報を受信し、この受信した情報に基準値が含まれている場合には、制御部151の制御により、この基準値を基準値設定部161に設定し、記憶させる。
この機能の実行時、操作部233は、スイッチ23とともに入力部として機能し、通信部234は送信部として機能し、通信部155は受信部として機能する。
Further, by operating the
That is, when the residual
When this function is executed, the
この場合、ダイブコンピュータ2の操作によって残圧検出装置1における警報報知の基準となる基準値を設定できるので、残圧検出装置1の操作性を向上させることができる。例えば潜水中に、ダイブコンピュータ2のスイッチ23の操作によって基準値を設定または変更することが可能である。この操作は、腕に装着したダイブコンピュータ2のスイッチ23を押すだけでよく、水中で残圧検出装置1を探して手に持つ必要がないので、操作性を大幅に向上させることができる。また、例えば、表示面22に表示されている情報を見ながら基準値をスイッチ23の操作によって入力し、この基準値を残圧検出装置1に設定できるので、潜水時間や潜水深度、潜水中に体内に蓄積される不活性ガス量(主として窒素ガス量)を計測し、この計測結果から潜水後に水からあがった状態で体内に蓄積された窒素が排出されるまでの時間などの安全確保情報を見ながら、状況に応じた基準値を設定できるという利点がある。
なお、上記機能を実行する構成においては、通信部155(図3)と通信部234(図8)とが、より確実に通信を実行できるようにするため、指向性の低い超音波や可聴音或いは無線電波を用いた無線通信を実行することが好ましい。
In this case, since the reference value serving as a reference for alarm notification in the residual
In the configuration for executing the above functions, the communication unit 155 (FIG. 3) and the communication unit 234 (FIG. 8) can perform communication more reliably, so that ultrasonic waves and audible sounds with low directivity are used. Alternatively, it is preferable to execute wireless communication using wireless radio waves.
以上のように、本発明を適用した実施の形態に係る残圧検出装置1によれば、タンク101A、101B内の圧力を検出する圧力センサ152と、警報を出力すべき基準値を設定する操作を行うスイッチ13と、スイッチ13の操作により設定された基準値を記憶する基準値設定部161と、圧力センサ152により検出された圧力が基準値設定部161に記憶された基準値を下回った場合に可聴音をスピーカ154から出力する報知部153と、を備え、報知部153が、制御部151の制御に従って、圧力センサ152により検出した圧力に応じた報知パターンで可聴音を出力する。これにより、ダイバーに対しては、可聴音により、タンク101A、101B内の残圧が基準値より低いことを報せるとともに、残圧に応じて出力パターンを変えることで、残圧がどの程度であるかを、直感的に分かりやすいように報せることができる。このため、ダイバーは、聴覚のみによってタンク101A、101B内の残圧が基準値より低いこと、及び、その残圧がどの程度であるかを知ることができる。
これにより、低コストかつ簡易な構成により、腕時計型のダイブコンピュータ2を使用している場合であっても、タンク101A、101B内の圧力に関する情報を容易に確認できる。
As described above, according to the residual
Thereby, even if it is a case where the wristwatch
さらに、上記の残圧検出装置1と組み合わせて使用されるダイブコンピュータ2において、マイク283によって可聴音を検出し、検出した可聴音に基づいて、制御系200により、残圧検出装置1が検出したタンク101A、101B内の圧力を求め、求めた圧力を表示面22のタンクデータ表示部229に表示する。これにより、残圧検出装置1からダイブコンピュータ2に対して、検出したタンク101A、101B内の残圧を示す情報を、ダイバーへの報知として出力する可聴音により、送信することができる。つまり、ダイバーへの警報として出力される可聴音が、ダイブコンピュータ2に情報を送信する手段を兼ねている。
Further, in the
このため、残圧検出装置1は、可聴音を報知する1回の動作により、ダイバーへの報知とダイブコンピュータ2への情報送信とを同時に行うことができ、ダイブコンピュータ2は、タンク101A、101Bから離れた場所に装着されていても、残圧検出装置1が出力する可聴音を取得して簡単な演算処理を行うことで、容易に、かつ速やかに残圧に関する情報を取得できる。
特に、水中においては可聴音を含む音波の伝播速度が高速であり(一般に、水中の音速は1500m/秒とされる)、残圧検出装置1からダイブコンピュータ2へ情報を送信する媒体として可聴音を用いれば、高速で、かつ効率よく情報を送信できる。また、タンクユニット101とダイブコンピュータ2との間の距離は数メートル以下であるから、スピーカ154から出力された可聴音が完全に減衰する前にダイブコンピュータ2に到達するので、残圧検出装置1からダイブコンピュータ2に対して確実に情報を送信でき、高い信頼性を確保できるという利点もある。
そして、低コストかつ簡易な構成により、腕時計型のダイブコンピュータ2において、タンク101A、101B内の圧力に関する情報を確認できる。
For this reason, the residual
In particular, the propagation speed of sound waves including audible sound is high in water (generally, the sound speed in water is 1500 m / second), and audible sound is a medium for transmitting information from the residual
Then, the information on the pressure in the
また、報知部153により、圧力センサ152により検出された圧力が低いほど可聴音の周波数が高く、圧力センサ152により検出された圧力が高いほど可聴音の周波数が低くなるように報知パターンを変えて、スピーカ154から可聴音が出力されるので、ダイバーは、可聴音の高低によりタンク101A、101Bの残圧を知ることができ、ダイバーに対して、聴覚のみによって的確にタンク101A、101Bの状態を報せることができる。また、例えば、タンク101A、101Bの残圧が低いほど高い音が出力される。このため、ダイバーに対して、タンク101A、101Bの残圧が低いほど、より聞こえやすく、注意喚起力の強い高音を出力することで、ダイバーの関心を引きつけて、確実に警報を報知できる。一方、タンク101A、101Bの残圧が、基準値より低く、かつ比較的圧力である場合には、低い音が出力されるので、ダイバーに対して、違和感や不快感を喚起しない程度に警報を報知することができ、ダイバーの集中力を妨げることがないという利点がある。
Also, the notification pattern is changed by the
報知部153は、所定の時間間隔を開けて間欠的に音声を出力するものであり、圧力センサ152により検出された圧力が低いほど時間間隔を短く、圧力センサ152により検出された圧力が高いほど可聴音の周波数が長くなるように報知パターンを変えて、スピーカ154から可聴音を出力させるので、ダイバーは、可聴音の周期の長短、すなわち、図5A、図5Cに示す停止時間(T)の長短によりタンク101A、101Bの残圧を知ることができ、ダイバーに対して、聴覚のみによって的確にタンク101A、101Bの状態を報せることができる。
また、例えば、タンク101A、101Bの残圧が低いほど周期が短くなるので、残圧が低いほど、より注意喚起力の強いパターンで音を出力し、ダイバーの関心を引きつけて、確実に警報を報知できる。一方、タンク101A、101Bの残圧が、基準値より低く、かつ比較的圧力である場合には、長い周期で音を出力することで、ダイバーに対して、違和感や不快感を喚起しない程度に警報を報知することができ、ダイバーの集中力を妨げないという利点がある。
The
In addition, for example, the lower the residual pressure in the
また、残圧検出装置1は、表示部12に、圧力センサ152により検出した圧力、及び、スイッチ13の操作により設定された基準値を表示するので、スイッチ13の操作により基準値を設定し、基準値設定部161に記憶させる操作を、表示部12の表示を見ながら簡単に行うことができる。また、表示部12に、圧力センサ152が検出した圧力を表示することにより、ダイバーは、残圧検出装置1によって視覚的にタンク101A、101Bの残圧を確認できる。さらに、残圧検出装置1とダイブコンピュータ2とを組み合わせて使用する場合、ダイバーは、ダイブコンピュータ2と残圧検出装置1のどちらを見ても残圧を知ることができるという利点があり、例えば残圧検出装置1が発する可聴音を頼りに残圧検出装置1を手にとって見るという使用法ができる。
Moreover, since the residual
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、1台のダイブコンピュータ2と1台の残圧検出装置1との間で圧力に関する情報等を送受信する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、残圧検出装置1から複数のダイブコンピュータ2に対して情報を送信してもよい。この構成は、残圧検出装置1から出力される可聴音を検出可能な位置に複数のダイブコンピュータ2があれば、容易に実現可能である。また、複数のダイバーが一緒に潜水するなど、複数の残圧検出装置1と、複数のダイブコンピュータ2とが、各々の残圧検出装置1から出力される可聴音を検出可能な位置にある場合、各々の残圧検出装置1が出力する可聴音を、互いに区別可能な報知パターンで出力するようにしてもよい。この場合、複数の残圧検出装置1が相互に通信部155による通信を行って、各々が使用する報知パターンを決定すればよい。この場合、可聴音の出力パターンに基づいて、その可聴音を出力した残圧検出装置1を特定できるので、他のダイバーが有する残圧検出装置1の可聴音と、別のダイバーが有する残圧検出装置1の可聴音とを混同することがなく、また、他のダイバーが有する残圧検出装置1の残圧を検出し、或いは、他のダイバーに対して残圧を報せることができるという利点もある。
また、上記実施の形態において、ベルト27を構成する材料は合成樹脂や合成ゴム、或いは合成または天然繊維のいずれであってもよく、ベルト27をケース21に取り付けるベルト通しの形状や材料も任意であって、単にベルト27を孔に通すような形態だけでなく、ベルト27にケース21を着脱可能な形状であれば限定されない。
The above-described embodiment is merely an aspect of the present invention, and can be arbitrarily modified and applied within the scope of the present invention.
For example, in the above-described embodiment, the pressure information is transmitted and received between one
Further, in the above embodiment, the material constituting the
さらに、上記実施の形態では、ダイブコンピュータ2を制御するための制御プログラムが予めROM202に記憶されている場合について説明したが、各種磁気ディスク、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に制御用プログラムをあらかじめ記録し、これらの記録媒体から読み込み、ダイブコンピュータ2にインストールするように構成することも可能である。また、通信インターフェースを設け、インターネット、LANなどのネットワークを介してダイブコンピュータ2が制御用プログラムをダウンロードし、インストールして実行するように構成することも可能である。このように構成することにより、ソフトウェア的により高機能としたり、より信頼性の高いダイブコンピュータを構成したりすることが可能となる。
Further, in the above-described embodiment, the case where the control program for controlling the
1…残圧検出装置(圧力検出装置)、2…ダイブコンピュータ(情報表示装置)、10…耐圧ホース、11…残圧検出装置本体、12…表示部、13…スイッチ(操作部)、20…ダイブコンピュータ本体、21…ケース、22…表示面、23…スイッチ(入力部)、27…ベルト、100…潜水装備、101…タンクユニット、101A、101B…タンク、102…切換バルブ・レギュレータ、120…液晶表示パネル、121…動作モード表示部、122…残圧ゲージ、123…残圧表示部、124…単位表示、151…制御部、152…圧力センサ(圧力検出部)、153…報知部、154…スピーカ、155…通信部(受信部)、156…液晶ドライバ、157…操作部、158…機器判定部、161…基準値設定部(記憶部)、162…基準値比較部、201…CPU(圧力算出部)、210…表示部、229…タンクデータ表示部、233…操作部(入力部)、234…通信部(送信部)、253…圧力センサ、263…温度センサ、273…水中判定センサ、283…マイク(音検出部)。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
警報を出力すべきしきい値を設定する操作を行う操作部と、前記操作部の操作により設定されたしきい値を記憶する記憶部と、
前記圧力検出部により検出された圧力が前記記憶部に記憶されたしきい値を下回った場合に可聴音を出力する報知部と、を備え、
前記報知部は、前記圧力検出部により検出した圧力に応じた出力形態で、可聴音を出力すること、
を特徴とする圧力検出装置。 A pressure detection unit that is connected to a tank filled with gas and detects the pressure in the tank;
An operation unit for performing an operation for setting a threshold value to output an alarm; a storage unit for storing a threshold value set by the operation of the operation unit;
A notification unit that outputs an audible sound when the pressure detected by the pressure detection unit falls below a threshold value stored in the storage unit, and
The notification unit outputs an audible sound in an output form corresponding to the pressure detected by the pressure detection unit;
A pressure detection device characterized by.
を特徴とする請求項1記載の圧力検出装置。 The notification unit changes the output form such that the lower the pressure detected by the pressure detection unit, the higher the frequency of the audible sound, and the higher the pressure detected by the pressure detection unit, the lower the frequency of the audible sound. ,
The pressure detection device according to claim 1.
を特徴とする請求項1または2記載の圧力検出装置。 The notification unit intermittently outputs sound at predetermined time intervals. The lower the pressure detected by the pressure detection unit, the shorter the time interval, and the pressure detected by the pressure detection unit Changing the output form so that the higher the frequency of the audible sound is,
The pressure detection device according to claim 1 or 2.
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の圧力検出装置。 A display unit that displays the pressure detected by the pressure detection unit and a threshold value set by the operation of the operation unit;
The pressure detection device according to any one of claims 1 to 3.
前記圧力検出装置は、
前記タンク内の圧力を検出する圧力検出部と、
警報を出力すべきしきい値を設定する操作を行う操作部と、前記操作部の操作により設定されたしきい値を記憶する記憶部と、
前記圧力検出部により検出された圧力が前記記憶部に記憶されたしきい値を下回った場合に、前記圧力検出部により検出した圧力に応じた出力形態で可聴音を出力する報知部と、を備え、
前記情報表示装置は、
可聴音を検出する音検出部と、
前記音検出部により検出した可聴音に基づいて、前記圧力検出装置が検出した前記タンク内の圧力を求める圧力算出部と、
前記圧力算出部により求めた圧力を表示する表示部と、を備えること、
を特徴とする情報表示システム。 A pressure detection device connected to a tank filled with gas, and an information display device configured separately from the pressure detection device,
The pressure detection device includes:
A pressure detector for detecting the pressure in the tank;
An operation unit for performing an operation for setting a threshold value to output an alarm; a storage unit for storing a threshold value set by the operation of the operation unit;
A notification unit that outputs an audible sound in an output form according to the pressure detected by the pressure detection unit when the pressure detected by the pressure detection unit is lower than a threshold value stored in the storage unit; Prepared,
The information display device includes:
A sound detector for detecting audible sounds;
Based on the audible sound detected by the sound detection unit, a pressure calculation unit for obtaining the pressure in the tank detected by the pressure detection device;
A display unit for displaying the pressure obtained by the pressure calculation unit,
An information display system characterized by
しきい値を入力する入力部と、
前記入力部により入力されたしきい値を含む情報を前記圧力検出装置に無線送信する送信部と、を備え、
前記圧力検出装置は、
前記情報表示装置から無線送信される情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信した情報に含まれるしきい値を前記記憶部に記憶させる制御部と、を備えること、
を特徴とする請求項5記載の情報表示システム。 The information display device includes:
An input unit for inputting a threshold value;
A transmitter that wirelessly transmits information including a threshold value input by the input unit to the pressure detection device,
The pressure detection device includes:
A receiving unit for receiving information wirelessly transmitted from the information display device;
A control unit that stores a threshold value included in the information received by the reception unit in the storage unit,
The information display system according to claim 5.
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