JP2009164862A - コンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ネットワーク接続相手に依存せず、容易にコンテンツ送受信の際の映像品質を確保することが可能なコンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ送受信装置を提供する。
【解決手段】
ネットワークを経由してデータの送受信を行なうネットワーク送受信処理手段と、ネットワークに対して一度に送受信可能なデータ量を決定する第一のバッファ手段と、バッファ手段の制御或いは送受信するデータの処理の制御を行なう制御手段と、ネットワークから受信したデータを記憶しておくデータ記憶手段と、受信及び送信処理を行なうための第二のバッファ手段を具備した送受信処理手段と、を少なくとも備えるコンテンツ送受信装置において、送受信するサービス或いはコンテンツに優先度を設け、上記第一のバッファ手段と第二のバッファ手段を制御する。
【選択図】図6
ネットワーク接続相手に依存せず、容易にコンテンツ送受信の際の映像品質を確保することが可能なコンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ送受信装置を提供する。
【解決手段】
ネットワークを経由してデータの送受信を行なうネットワーク送受信処理手段と、ネットワークに対して一度に送受信可能なデータ量を決定する第一のバッファ手段と、バッファ手段の制御或いは送受信するデータの処理の制御を行なう制御手段と、ネットワークから受信したデータを記憶しておくデータ記憶手段と、受信及び送信処理を行なうための第二のバッファ手段を具備した送受信処理手段と、を少なくとも備えるコンテンツ送受信装置において、送受信するサービス或いはコンテンツに優先度を設け、上記第一のバッファ手段と第二のバッファ手段を制御する。
【選択図】図6
Description
本発明は、IP(Internet Protocol)ネットワークを介してコンテンツを送受信するのに好適なコンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ送受信装置に関するものである。
近年、IPネットワークを経由したデジタル映像配信が普及しつつある。映像配信の方式には二種類あり、一方は送信装置から配信されるコンテンツデータを、受信装置が受信しながらリアルタイムで再生するストリーミング方式である。他方はダウンロード方式であり、コンテンツデータを一度受信装置に保存し、コンテンツデータを全て取得してから再生を行う。
ネットワークでは複数種類のデータが時分割で配信されるため、一つの受信装置がある送信装置からコンテンツをダウンロードしている間に、別の送信装置にあるコンテンツをストリーミング視聴することも技術的には可能である。放送波のコンテンツを視聴しながら別のコンテンツを録画するように、ネットワーク経由の映像配信においても利用者がストリーミングとダウンロードを同時に指示する、といった使い方をすることが当然想定される。
近年様々なネットワークサービスが登場しているが、基地局から利用者宅までのアクセス回線や利用者宅内のネットワークは帯域が小さい場合がある。帯域が小さいネットワークでダウンロードとストリーミングを同時に実行すると、双方のデータが輻輳して配信中に失われる恐れがある。一般にダウンロードでは失われたデータの再送をサポートしたプロトコルを利用するため、ダウンロードが完了するまでの時間は増大するが、受信した映像の品質を損なうわけではない。一方、ストリーミングではリアルタイムで再生するため失われたデータを再送する時間余裕がなく、データの損失は映像品質の劣化に直結する。
近年の表示装置は高品質な映像を映し出すことができ、ネットワーク経由でも高品質な映像を楽しみたい、という利用者の要求は当然想定される。高品質な映像は配信するデータ量が多くデータ損失の可能性が大きいため、映像品質が劣化する可能性も大きい。
特許文献1には、アクセス回線における輻輳を避けるためストリーミングデータに優先的に帯域を割り当て、映像品質を確保する手法が開示されている。
しかしながら、特許文献1の手法では、品質確保の制御を行う装置が送信装置との間で特別な制御情報を交換し、複雑な処理を行わなければならない。ここで、特別な制御情報とはIETF(Internet Engineering Task Force)によりオプションと指定されているメソッドであり、必ずしも全ての送信装置がこの制御情報を扱えるとは限らない。特許文献1では、ストリーミングが特別な制御情報を扱えない送信装置から配信される場合、映像品質を確保できないという問題について何ら考慮されていなかった。
また、一つの受信装置がストリーミングとダウンロードを同時に行う場合、受信装置は失われたダウンロードパケットの再送を要求し続けるため、受信装置の負荷が増大するという問題がある。
そこで、本発明では上記課題を鑑み、容易かつ負荷が小さい処理で送受信映像の品質確保を可能にするコンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ送受信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためには、コンテンツ送受信装置はコンテンツのダウンロードとストリーミング処理が同時に発生した場合、ネットワークから送受信するバッファサイズと送受信処理にて使用するメモリ上のバッファサイズを変更する。
更に詳しくは、ダウンロードで使用する送受信バッファとメモリ上のバッファを小さく設定することで、送受信処理速度を減少させれば良い。
また、ストリーミングで使用する送受信バッファとメモリ上のバッファを大きく設定することで、送受信処理速度を増加させれば良い。
本発明によれば、ネットワークに接続された他機器に依存せず、容易かつ負荷が小さい処理で送受信する映像の品質確保を可能にするコンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ送受信装置を提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は、本実施例におけるコンテンツ受信装置100の構成例を概略的に示した図である。101はIPネットワーク経由で他の装置からコンテンツデータを受信するネットワーク受信処理回路で、コンテンツ受信時に受信データを蓄える第一バッファ部1011を有する。102は制御回路で、第一バッファ部1011と第二バッファ部1041の制御、並びにデータ記憶回路103、受信処理回路104、リモコン入力回路の制御を行なう。
103はIPネットワークを経由してダウンロードされたコンテンツを蓄えるデータ記憶回路で、外付けまたは内蔵のどちらか一方或いは両方を具備する。104はデータ記憶回路103に蓄えられたコンテンツの受信処理、並びにIPネットワークを経由して受信したストリーミングコンテンツの受信処理を行なう受信処理回路で第二バッファ手段1041を有する。
本受信処理回路104では、例えば著作権保護により暗号化されたデータの復号化や、タイムスタンプ処理を行なう。105は受信処理回路104で受信処理された映像や音声データを外付け或いは内蔵の表示装置に出力する映像音声出力回路、106は利用者からの指示を受信するためのリモコン入力回路である。
利用者からコンテンツの視聴開始要求をリモコン入力回路106で受信すると、制御回路102は必要に応じてDTCP(Digital Transmission Content Protection)や各種DRM(Digital Rights Management)に準拠した機器認証処理を実施し、該当コンテンツの送信要求をIPネットワークを介してコンテンツ送信装置へ向けて送信する。
このコンテンツ送信要求は、例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のGETメソッドが用いられる。コンテンツ送信装置はコンテンツ受信装置100へ向けてコンテンツの送信を始める。IPネットワークを介してコンテンツ送信装置から受信したデータは、ネットワーク受信処理回路101の第一バッファ部1011に格納される。
受信処理回路104は、第一バッファ部1011に格納されたデータを第二バッファ部1041に取り込み、ネットワーク受信処理回路101は第一バッファ部1011を解放する。第二バッファ部1041に取り込まれたデータは、暗号化データを復号化するなどの受信処理を行ない、制御回路102により、ダウンロードサービスのデータはデータ記憶回路103へ送られ記憶する。ストリーミングデータは映像音声出力回路105へ送られ、外付け或いは内蔵のテレビなどに映し出される。
図2は、コンテンツ受信装置100が接続されるネットワーク構成の一例を示した図である。ダウンロードサーバ300とストリーミングサーバ400がインターネット網200へ接続されており、コンテンツ受信装置100とコンテンツ送信装置700はルータ500を介してインターネット網200に接続される。インターネット網200への接続形態はADSL(Asymmetric Digital SubScriber Line)やFTTH(Fiber To The Home)などの高速アクセス回線やISDN(Integrated Services Digital Network)、アナログ回線、携帯電話などの移動体通信網などその種類を問わない。
上記コンテンツ受信装置100、コンテンツ送信装置700及びルータ500はそれぞれネットワーク上で自身を識別する一つ以上のIPアドレスを所有する。各コンテンツ受信装置へのIPアドレスの設定は、従来よりネットワークにおけるアドレスの自動設定に広く採用されているDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)により、例えばルータ500をDHCPサーバとして動作させ、ここから各コンテンツ受信装置のIPアドレスを割り振るようにすれば良い。またAuto IP機能により自動的にネットワーク設定を行なっても良い。
なお、IPv6(Internet Protocol Version 6)を用いる場合にはステートレス自動設定と呼ばれる方法によりルータ500のIPアドレスの上位64ビットとMAC(Media Access Control)アドレスから各コンテンツ受信装置が自身のIPアドレスを定めることも可能である。
本図2の構成は一例を示したに過ぎず、コンテンツ受信装置及びコンテンツ送信装置は複数台接続されていてもよい。また、ダウンロードサーバ300とストリーミングサーバ400とルータ500とコンテンツ受信装置100とコンテンツ送信装置700は、LAN(Local Area Network)に接続されていても構わない。
上記構成における本実施例について説明する。コンテンツ受信装置100がダウンロードサーバ300に対してダウンロード開始を要求すると、ダウンロードサーバ300はコンテンツ受信装置100へ向けてダウンロードデータを送信する。また、コンテンツ受信装置100がストリーミングサーバ400に対してストリーミング開始を要求すると、ストリーミングサーバ400はコンテンツ受信装置100へ向けてストリーミングデータを送信する。
先ず、コンテンツ受信装置100がダウンロードサーバ300に対してダウンロード開始を要求する時、図1の制御回路102を介してネットワーク受信処理回路101へダウンロードサーバ300との接続要求が指示される。ここでネットワーク受信処理回路101は、例えば国際標準化機構(ISO)により制定された異機種間のデータ通信を実現するためのネットワーク構造の設計方針OSI(Open Systems Interconnection)の参照モデル第4層(トランスポート層)を示しており、例えばTCP(Transmission Control Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)である。
制御回路102は、ネットワーク受信処理回路101の第一バッファ部1011のサイズを設定する。このバッファ部のサイズは、大きく設定すると、IPネットワークから一度に受信するデータ量が大きくなるので、受信速度は増加する。この時、コンテンツ受信装置100は他の受信処理は動作していないので、第一バッファ部1011のサイズはダウンロードに最適な値を設定する。これと同時に第二バッファ部1041のサイズも設定する。
例えば第一バッファ部1011のサイズを128kバイトに設定した場合、第二バッファ部1041のサイズは128kバイト以上に設定することが望ましい。第二バッファ部1041のサイズが第一バッファ部1011のサイズを下回ると、バッファ部間でデータコピー回数が掛かり、処理速度が低下してしまう。
図3は制御回路102が有する優先度管理テーブル600の一例である。優先度管理テーブル600に示す優先度は数字が若い程優先度が高く、例えばストリーミングが優先度が一番高く、ダウンロードが優先度が一番低い。コンテンツ受信装置100がストリーミングのデータを受信する時、上記第一バッファ部1011のサイズと第二バッファ部1041のサイズを大きな値に設定して一度に受信処理されるデータ量を増やせば受信処理速度が増加する。
逆に、優先度の一番低いメールを受信する時には、上記第一バッファ部1011のサイズと第二バッファ部1041のサイズを小さな値に設定して一度に受信処理されるデータ量を減らせば受信処理速度が減少する。
なお、本実施例1の説明において、優先度管理テーブル600は登録されているものを使用するように説明してきたが、利用者が例えばブラウザ画面等を用いて受信するサービスの優先度を決定しても良く、また、バッファ部のサイズについても上記同様、利用者によって決定させても良い。
図4は本実施例1におけるコンテンツ送信装置700の構成例を概略的に示した図である。701はIPネットワーク経由で他の装置へ向けてコンテンツデータを送信するネットワーク送信処理回路でコンテンツ送信時に送信データを蓄える第一バッファ部701を有する。702は制御回路で、第一バッファ部7011と第二バッファ部7041の制御、並びにデータ記憶回路703、送信処理回路704の制御を行なう。
703はIPネットワークを経由してコンテンツ受信装置へ向けて送信するデータを蓄えたデータ記憶回路であり、外付けまたは内蔵のどちらか一方或いは両方を具備する。該データ記憶回路703には例えばダウンロードデータが蓄積されている。704はデータ記憶回路703に蓄積されたデータや、放送受信回路705で受信されたデータの送信処理を行なう送信処理回路で、例えば著作権保護の必要なデータを送信する際に暗号化を施す処理を行なう。
コンテンツ送信装置700においても上述したコンテンツ受信装置100と同様に、提供するサービスによって優先度を設定し、優先度が高いサービスを提供する場合に第一バッファ部7011と第二バッファ部7041のサイズを大きく設定して送信処理速度を増加させる。また、優先度が低いサービスを提供する場合には第一バッファ部7011と第二バッファ部7041のサイズを小さく設定して送信処理速度を減少させる。
以上、上述した実施例1においては、受信或いは送信するサービスに優先度を設け、優先度の高いサービスについては、受信或いは送信処理速度を増加させるため、第一バッファ部1011のサイズと第二バッファ部1041のサイズを大きく設定する。また、優先度の低いサービスについては、受信或いは送信処理速度を減少させるため、上記第一バッファ部1011のサイズと第二バッファ部1041のサイズを小さく設定する。
これにより、ストリーミングの映像品質が確保され、また、上記設定は利用者が設定することも可能であり、利用者の利便性が向上する。また、受信或いは送信処理速度が変化したことを利用者に通知するための警告画面を表示しても良く、利用者に上述設定変更を実行するか否かを選択させるようにしても良い。
本実施例では、ダウンロード処理を行なっている最中に、ストリーミング処理を開始しようとした場合の処理について説明する。
図5は、本実施例におけるコンテンツ受信装置800の構成例を概略的に示した図である。801はIPネットワーク経由で他の装置からコンテンツデータを受信するネットワーク受信処理回路で、コンテンツ受信時に受信データを蓄える第一バッファ部8011と第三バッファ部8012を有する。802は制御回路で、第一バッファ部8011と第二バッファ部8041と第三バッファ部8012と第四バッファ部8042の制御、並びにデータ記憶回路803、受信処理回路804、リモコン入力回路806の制御を行なう。
803はIPネットワークを経由してダウンロードされたコンテンツを蓄えるデータ記憶回路、804はデータ記憶回路803に蓄えられたコンテンツの受信処理、並びにIPネットワークを経由して受信したストリーミングのコンテンツの受信処理を行なう受信処理回路で第二バッファ手段8041と第四バッファ手段8042を有する。本受信処理回路804では、例えば著作権保護により暗号化されたデータの復号化や、タイムスタンプ処理を行なう。805は受信処理回路804で受信処理された映像や音声データを表示装置に出力する映像音声出力回路、806は利用者からの指示を受信するためのリモコン入力回路である。
利用者がリモコンでダウンロード開始要求を送信した場合、コンテンツ受信装置800はリモコン入力回路806で当該要求を受信する。制御回路802は、ダウンロード開始要求をリモコン入力回路806から読み取り、他の受信処理が行なわれているかを確認する。
本実施例2では、他の受信処理が実行されていないと仮定して説明する。制御回路802は他の受信処理が実行されていないので、ネットワーク受信処理回路801が有する第一バッファ部8011と受信処理回路804が有する第二バッファ部8041のサイズを設定し得る最大の値、例えば本実施例では図3に示す128kバイトに設定する。
制御回路802は上述のようにバッファ手段にサイズを設定した後にダウンロードサーバ300へ向けて、ダウンロードデータ送信要求を発行する。本要求の発行は、例えばHTTPのGETメソッドで行ない、コンテンツ受信装置800はダウンロードサーバ300から所望のデータを受信する。
第一バッファ部8011で受信した128kバイトのダウンロードデータは、受信処理回路804が有する第二バッファ部8041に移行し、例えば暗号化されたデータを復号化するなどの受信処理を行なって、データ記憶回路803に蓄積される。
上記ダウンロードデータの受信処理を行なっている最中に、利用者によってリモコンからストリーミングデータ開始要求があった場合、制御回路802は当該要求をリモコン入力回路806から読み取る。制御回路802は、先にダウンロード処理を行なっているので、今回開始しようとしているストリーミングデータの受信処理と、先に行なっているダウンロードデータの受信処理の優先度を図3に示す優先度管理テーブル600で比較する。
本実施例の場合、ストリーミングデータの受信処理がダウンロードデータ受信処理より優先度が高いので、ダウンロードデータ受信処理で使用している上記第一バッファ部8011のサイズと第二バッファ部8041のサイズを128kバイトから16kバイトへ変更し、受信処理速度を減少させる。この変更は、ダウンロードデータの受信処理を継続したままでも一時中断して行なっても構わない。一時中断した場合には、例えばHTTPのGETメソッドのRangeヘッダに未受信データのバイトレンジを設定すれば良い。
次に、制御回路802はストリーミングデータの受信処理を行なうため、ネットワーク受信処理回路801に第三バッファ部8012を新たに設け、受信処理回路804に該第三バッファ部8012に適応する第四バッファ部8042を確保する。両バッファ部のサイズは、ストリーミングデータ受信処理の優先度を考慮して、128kバイトを設定し、ダウンロードデータ受信処理よりも優先的にストリーミングデータ受信処理を行なうようにする。
以上のように制御回路802はバッファ部にサイズを設定した後にストリーミングサーバ400へ向けて、ストリーミングデータ送信要求を発行する。本要求の発行は、例えばHTTPのGETメソッドで行ない、コンテンツ受信装置800はストリーミングサーバ400から所望のデータを受信する。第三バッファ部8011で受信した128kバイトのストリーミングデータは、受信処理回路804が有する第二バッファ部8042に渡され、例えば暗号化されたデータを復号化するなどの受信処理を行なって、映像音声出力回路805に移行し、該映像音声出力回路805に接続された映像表示装置、例えば液晶テレビ等で視聴することができる。
以上、上述したように、ダウンロードデータ受信処理とストリーミングデータ受信処理が重なった場合においてもストリーミングの映像品質を確保することができる。
なお、本実施例では二つのサービスが重なった場合について述べたが、三つ以上のサービスの受信処理が重なった場合には、ネットワーク受信処理回路801と受信処理回路804に必要な数だけバッファ部を用意して、上述と同様の処理を行なえば良い。
また、コンテンツの送信側において、ダウンロードデータをコンテンツ受信装置800へ向けて送信している最中に、ストリーミングデータの送信要求を受信した場合は、上述と同様に優先度による送信用バッファ部のサイズを変更し、送信速度を制御することで、ストリーミングの映像品質を確保できることは言うまでもない。
本実施例では、インターネットから上述した方式によりダウンロードしたデータを宅内の液晶テレビ等で視聴する場合について説明する。
図6は宅内のネットワークの構成例を概略的に示した図である。コンテンツ送受信装置900はルータ500を介してインターネットに接続される。一方、宅内のネットワークで表示回路1000と表示回路1100に接続される。901はIPネットワーク経由で他の装置からコンテンツデータを受信、または宅内ネットワークに接続された装置にコンテンツデータを送信するネットワーク送受信処理回路で、コンテンツ送受信時にデータを蓄える第一バッファ部9011と第三バッファ部9012を有する。
902は制御回路で、第一バッファ部9011と第二バッファ部9041と第三バッファ部9012と第四バッファ部9042の制御、並びにデータ記憶回路903、送受信処理回路904、リモコン入力回路906の制御を行なう。903はIPネットワークを経由してダウンロードされたコンテンツを蓄えるデータ記憶回路で、外付けまたは内蔵のどちらか一方或いは両方を具備する。
904はコンテンツの送受信処理を行なう送受信処理回路で第二バッファ手段9041と第四バッファ手段9042を有する。本送受信処理回路904では、例えば著作権保護により暗号化されたデータの復号化や、宅内ネットワークに接続された装置へデータを送信する際にデータの暗号化を行なう。906は利用者からの指示を受信するためのリモコン入力回路である。
1000と1100は宅内ネットワークでコンテンツ送受信装置900と接続され、該ネットワークを経由して受信したコンテンツデータを表示する表示回路である。例えばインターネットを経由してコンテンツ送受信装置900がコンテンツデータをダウンロードしてデータ記憶回路903に蓄積し、該コンテンツデータを寝室や子供部屋などに設置した表示装置、例えば液晶テレビやプラズマテレビで視聴する場合が図6にあたる。
インターネットからダウンロードしたコンテンツには視聴制限の付いたもの、著作権保護が成されているもの、フリーコンテンツなど様々な種類のコンテンツが含まれる。インターネットを経由したコンテンツのダウンロード方式については上述したので説明を省略する。
例えば、表示回路1000において、視聴制限付きコンテンツを視聴し、表示回路1100において、フリーコンテンツを視聴しようとした場合、コンテンツ送受信装置900は視聴制限付きコンテンツの映像品質を確保するために、図6中の第三バッファ手段9012と第四バッファ手段9042を使って視聴制限付きコンテンツの送受信速度を増加させる。フリーコンテンツは第一バッファ手段9011と第二バッファ手段9041を使って送受信速度を減少させる。バッファ手段のサイズの設定手法については上述した方式と同じであるため説明を省略する。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、ネットワークを経由してコンテンツを送受信する際に、サービス或いはコンテンツに優先度を設け、優先度の高いサービス或いはコンテンツに対して、ネットワーク送受信処理回路が有するバッファ部のサイズと送受信処理回路が有するバッファ部の両方を大きく設定することで、コンテンツ送受信速度を増加させ、逆に、優先度の低いサービス或いはコンテンツに対して、ネットワーク送受信処理回路が有するバッファ部のサイズと送受信処理回路が有するバッファ部の両方を小さく設定することで、コンテンツ送受信速度を減少させることで、優先度の高いコンテンツの映像品質を確保することができる。
複数のネットワーク転送サービスを送受信する場合、容易に映像品質を確保できるコンテンツ送受信装置を提供できる。
100、800 コンテンツ受信装置
101、801、901 ネットワーク受信処理回路
102、702、802、902 制御回路
103、703、803、903 データ記憶装置
104、804 受信処理回路
105、805 映像音声出力回路
106、806、906 リモコン入力回路
200 インターネット
300 ダウンロードサーバ
400 ストリーミングサーバ
500 ルータ
600 優先度管理テーブル
700 コンテンツ送信装置
701 ネットワーク送信処理回路
704 送信処理回路
900 コンテンツ送受信装置
901 ネットワーク送受信処理回路
904 送受信処理回路
1000、1100 表示回路
1011、7011、8011、9011 第一バッファ部
1041、7041、8041、9041 第二バッファ部
8012、9012 第三バッファ部
8042、9042 第四バッファ部
101、801、901 ネットワーク受信処理回路
102、702、802、902 制御回路
103、703、803、903 データ記憶装置
104、804 受信処理回路
105、805 映像音声出力回路
106、806、906 リモコン入力回路
200 インターネット
300 ダウンロードサーバ
400 ストリーミングサーバ
500 ルータ
600 優先度管理テーブル
700 コンテンツ送信装置
701 ネットワーク送信処理回路
704 送信処理回路
900 コンテンツ送受信装置
901 ネットワーク送受信処理回路
904 送受信処理回路
1000、1100 表示回路
1011、7011、8011、9011 第一バッファ部
1041、7041、8041、9041 第二バッファ部
8012、9012 第三バッファ部
8042、9042 第四バッファ部
Claims (6)
- ネットワークを経由してコンテンツ送信装置からデータの受信を行なうネットワーク受信処理手段と、
該ネットワーク受信処理手段において、ネットワークから一度に受信可能なデータ量を決定する第一のバッファ手段と、
該バッファ手段の制御或いは受信したデータの処理の制御を行なう制御手段と、
ネットワークから受信したデータを記憶しておくデータ記憶手段と、
ネットワークより受信したデータ或いは該データ記憶手段に記憶されているデータのどちらか一方、或いは両方の受信処理を行なうための第二のバッファ手段を具備した受信処理手段と、
上記受信処理手段で処理されたデータを出力する映像音声出力手段と、
を少なくとも備えるコンテンツ受信装置において、
上記制御手段は優先度管理テーブルを具備し、優先度の高いサービスのデータを受信する際は、前記第一のバッファ手段と第二のバッファ手段のサイズを大きく設定して、データ受信処理速度を増加し、優先度の低いサービスのデータを受信する際は、第一のバッファ手段と第二のバッファ手段のサイズを小さく設定して、データ受信処理速度を減少することを特徴とするコンテンツ受信装置。 - 請求項1記載のコンテンツ受信装置において、
複数のサービスのデータを受信する際、前記第一のバッファ手段と第二のバッファ手段を複数個具備し、上記制御手段は他サービスのデータの受信を開始する毎に優先度管理テーブルに設定された優先度に従い第一のバッファ手段と第二のバッファ手段のサイズを変更することを特徴とするコンテンツ受信装置。 - ネットワークを経由してコンテンツ受信装置へ向けてデータの送信を行なうネットワーク送信処理手段と、
該ネットワーク送信処理手段において、ネットワークへ一度に送信可能なデータ量を決定する第一のバッファ手段と、
該バッファ手段の制御或いは送信するデータの処理の制御を行なう制御手段と、
コンテンツ受信装置へ向けて送信するデータを記憶しておくデータ記憶手段と、
該データ記憶手段に記憶されているデータの送信処理を行なうための第二のバッファ手段を具備した送信処理手段と、
を少なくとも備えるコンテンツ受信装置において、
上記制御手段は優先度管理テーブルを具備し、優先度の高いサービスのデータを送信する際は、前記第一のバッファ手段と第二のバッファ手段のサイズを大きく設定して、データ送信処理速度を増加し、優先度の低いサービスのデータを送信する際は、第一のバッファ手段と第二のバッファ手段のサイズを小さく設定して、データ送信処理速度を減少することを特徴とするコンテンツ送信装置。 - 請求項3記載のコンテンツ送信装置において、
複数のサービスデータを送信する際、上記第一のバッファ手段と第二のバッファ手段を複数個具備し、他サービスのデータの送信を開始する毎に、第一のバッファ手段と第二のバッファ手段のサイズを切り替えることを特徴とするコンテンツ送信装置。 - ネットワークを経由してコンテンツデータの送受信を行なうネットワーク送受信処理手段と、
該ネットワーク送受信処理手段において、ネットワークに対して一度に送受信可能なデータ量を決定する第一のバッファ手段と、
該バッファ手段の制御或いは送受信するデータの処理の制御を行なう制御手段と、
ネットワークから受信したデータを記憶しておくデータ記憶手段と、
受信及び送信処理を行なうための第二のバッファ手段を具備した送受信処理手段と、
を少なくとも備えるコンテンツ送受信装置において、
上記データ記憶手段は、少なくとも視聴制限付きダウンロードデータと視聴制限無しダウンロードデータを具備し、宅内ネットワークを経由して接続されている映像音声表示手段へ向けて、上記視聴制限付きダウンロードデータを送信するときは上記第一のバッファ手段と第二のバッファ手段のサイズを大きく設定し、視聴制限無しダウンロードデータを送信するときは第一のバッファ手段と第二のバッファ手段のサイズを小さく設定することで、上記視聴制限付きダウンロードデータの伝送を優先させることを特徴とするコンテンツ送受信装置。 - 請求項1乃至請求項5記載のコンテンツ受信装置、及びコンテンツ送信装置、及びコンテンツ送受信装置において、
前記制御手段によってバッファ手段が変更され、受信処理速度或いは送信処理速度が変化した場合、利用者に通知することを特徴とするコンテンツ受信装置、及びコンテンツ送信装置、及びコンテンツ送受信装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000232A JP2009164862A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | コンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ送受信装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000232A JP2009164862A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | コンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009164862A true JP2009164862A (ja) | 2009-07-23 |
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JP2008000232A Pending JP2009164862A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | コンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ送受信装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013520038A (ja) * | 2010-02-12 | 2013-05-30 | トムソン ライセンシング | コンテンツ再生の同期方法及び同期装置 |
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2008
- 2008-01-07 JP JP2008000232A patent/JP2009164862A/ja active Pending
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