JP2009161315A - Paper sheet folder, printer having the same, its control method, and copier having the paper sheet folder - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、事務機器等に使用される用紙の折り曲げ装置とこれが装着されたプリンタとその制御方法及び前記用紙の折り曲げ装置が装着されたコピー機に関するものである。 The present invention relates to a paper folding device used in office equipment and the like, a printer equipped with the paper folding device, a control method therefor, and a copier equipped with the paper folding device.
以下、従来の用紙の折り曲げ装置について説明する。従来の用紙の折り曲げ装置は、図28に示すように、凹部2aを有する下側ローラ2と、このローラ2に近接して設けられるとともに、前記凹部2aに嵌入する凸部3aを有する上側ローラ3とで構成されていた。
Hereinafter, a conventional paper folding apparatus will be described. As shown in FIG. 28, a conventional paper folding apparatus includes a lower roller 2 having a
以上のように構成された用紙の折り曲げ装置について、以下にその動作を説明する。用紙1を流入口4方向から挿入する。挿入された用紙1は、ローラ2とローラ3の間を通過する間に、凹部2aと凸部3aとで折り目1aが形成されて流出口5から流出する。
The operation of the sheet folding apparatus configured as described above will be described below. The
この折り目1aは、用紙1の流入方向と同じ方向に形成され、この折り目1aに沿って用紙1を折り曲げ、又は折り畳むものである。
The
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
しかしながらこのような従来の用紙の折り曲げ装置では、折り目を形成する凹部2aと凸部3aが用紙1を搬送するローラ2,3に夫々装着されていたので、用紙1の流入方向と同じ方向であり、且つ、予め定まった位置にのみ折り目1aが形成される。従って、用紙1の流入方向に対して直角方向の自由な位置に折り目を付けることはできないという問題があった。
However, in such a conventional paper folding apparatus, the
そこで本発明は、このような問題を解決するもので、流入方向に対して直角方向の自由な位置に折り目を付けることができる用紙の折り曲げ装置を提供することを目的としたものである。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention solves such a problem, and an object of the present invention is to provide a paper folding apparatus that can crease a free position in a direction perpendicular to the inflow direction.
この目的を達成するために本発明の用紙の折り曲げ装置は、用紙の流入口と、この流入口に連結されるとともに前記用紙の流入方向に対して前記用紙を直角に折り曲げる折り曲げ部と、この折り曲げ部の下流に設けられた流出口とを備え、前記折り曲げ部は、上型と、この上型に対応した下型とから成り、前記上型と前記下型とで前記用紙を挟んで押圧することにより、山折或いは谷折を自在に折り曲げるものである。これにより、所期の目的を達成することができる。 In order to achieve this object, a paper folding apparatus according to the present invention includes a paper inlet, a folding portion connected to the inlet and folding the paper at a right angle with respect to the inflow direction of the paper, and the folding. And the bent portion is composed of an upper die and a lower die corresponding to the upper die, and the upper die and the lower die are sandwiched and pressed. Thus, a mountain fold or a valley fold can be freely bent. Thereby, the intended purpose can be achieved.
以上のように本発明は、用紙の流入口と、この流入口に連結されるとともに前記用紙の流入方向に対して前記用紙を直角に折り曲げる折り曲げ部と、この折り曲げ部の下流に設けられた流出口とを備え、前記折り曲げ部は、上型と、この上型に対応した下型とから成り、前記上型と前記下型とで前記用紙を挟んで押圧することにより、山折或いは谷折を自在に折り曲げるものであり、用紙の流入方向に対して直角方向に設けられた上型と下型とで前記用紙を挟んで押圧することにより折り曲げるので、用紙の流入方向に対して直角方向の自由な位置に折り目を形成することができる。
As described above, the present invention includes a paper inlet, a bent portion that is connected to the inlet and bends the paper at a right angle with respect to the inflow direction of the paper, and a flow provided downstream of the bent portion. The folding portion is composed of an upper mold and a lower mold corresponding to the upper mold, and pressing the sheet between the upper mold and the lower mold, thereby making a mountain fold or a valley fold. It can be bent freely, and is bent by pressing the paper between the upper die and the lower die provided in a direction perpendicular to the paper inflow direction, so that it can be freely bent in the direction perpendicular to the paper inflow direction. A crease can be formed at any position.
また、用紙の流入方向に対して直角方向に折り目を形成することができるので、用紙に横書きされた文字の場合、この文字行の間に折り目を形成することができる。例えば、手紙を三つ折りして封筒に挿入したいとき、この折り目に沿って容易に手紙を折り曲げることができる。従って、折り目に文字がかかることは無く、読み易い手紙等を作成することができる。 Further, since a fold can be formed in a direction perpendicular to the inflow direction of the paper, a crease can be formed between the character lines in the case of characters horizontally written on the paper. For example, when it is desired to fold a letter in three and insert it into an envelope, the letter can be easily folded along this fold. Therefore, there are no characters on the folds and it is possible to create a letter that is easy to read.
以下図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における用紙の折り曲げ装置11の斜視図であり、図2はその要部の斜視図である。図1、図2において、12は、用紙10の流入口であり、この流入口12の下流側には用紙10を取り込むとともに、この取り込んだ用紙10を下流側に搬送する搬送手段13が設けられている。この搬送手段13は、上ローラ13aと下ローラ13bと搬送モータ13c(図示せず)とで構成されている。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a perspective view of a
搬送手段13の下流側には、用紙10の折り曲げ部14が設けられている。また、この折り曲げ部14の下流側は、用紙10が流出する流出口15に連結している。
A
折り曲げ部14は、搬送手段13から搬送される用紙10の両脇側に対向して設けられた長方形状の枠体16a,16bと、この枠体16a,16b内を夫々上下方向に摺動自在に設けられた上プレート17a、17b及び下プレート18a、18bと、上プレート17a、17b間に回動自在に設けられた上型19と、下プレート18a、18b間に回動自在に設けられた下型20と、上型19と下型20とを夫々独立して90度回動させるとともに、上型19と下型20との間に挟まれた用紙10を押圧する制御手段21a、21bと、この制御手段21aを駆動するモータ22とで構成されている。
The folding
枠体16a側と枠体16b側とは、ベルト23で連結されている。従って、枠体16a側と枠体16b側とは同じ動作をする。
The
ここで、枠体16bに装着された上下プレート17b,18b及び制御手段21bは、枠体16aに装着された上下プレート17a,18a及び制御手段21aと同様であるので、以後の説明では、枠体16a側を説明することにより、枠体16b側の説明は簡略化する。枠体16a側と枠体16b側とは、ベルト23で連結されている。従って、枠体16a側と枠体16b側とは同じ動作をする。
Here, the upper and
次に、図2に基づいて制御手段21aを説明する。この制御手段21aは、上型19を矢印26a方向に90度回転させた後、下方(矢印26b方向)へ押圧して、下型20との間に挟まれた用紙10を山折する動作と、下型20を矢印26c方向に90度回転させた後、上方(矢印26d方向)へ押圧して、上型19との間に挟まれた用紙10を谷折する動作を制御するものである。
Next, the control means 21a will be described with reference to FIG. The control means 21a rotates the
上プレート17aはバネ27aで上方(矢印26d方向)へ付勢されている。また、下プレート18aはバネ27bで下方(矢印26b方向)へ付勢されている。28は、上型19を回動させる軸であり、この軸28は上型19と円柱形状をした回動制御板29と上下制御歯車30を貫通している。また、この軸28は上型19と回動制御板29と固定されるとともに上下制御歯車30とは滑動自在に設けられている。
The
同様に、下型20を回動させる軸31は、下型20と円柱形状をした回動制御板32と上下制御歯車33を貫通しており、この軸31と下型20と回動制御板32とは固定されるとともに上下制御歯車33とは滑動自在に装着されている。
Similarly, a
上プレート17aには、回動制御板29の上方向にストッパ34aが設けられるとともに横方向(90度異なる方向)にもストッパ34bが設けられている。回動制御板29の外周上には凸部29aが設けられており、この凸部29aはバネ35aで斜め(ストッパ34a側)上方へ付勢されている。
The
下プレート18aも同様に、回動制御板32の下方向にストッパ36aが設けられるとともに横方向(90度異なる方向)にストッパ36bが設けられている。回動制御板32の外周上には凸部32aが設けられており、この凸部32aはバネ35bで斜め(ストッパ36a側)下方へ付勢されている。
Similarly, the
図3(a)は上下制御歯車30とその近傍の断面図であり、図3(b)は上下制御歯車30の平面図である。上下制御歯車30には、三日月状の凹溝30bが形成されている。
3A is a cross-sectional view of the
ここで再び図2に戻る。回動制御板29の凸部29a側には、回動制御軸37の一方が固定して立設されており、この回動制御軸37の他方は、上下制御歯車30の凹溝30b(図3参照)に滑動自在に挿入されている。
Here, it returns to FIG. 2 again. One of the
同様に、上下制御歯車33にも三日月状の凹溝33b(例えは図4参照)が形成されている。回動制御板32の凸部32a側には、回動制御軸38の一方が固定して立設されており、この回動制御軸38の他方は、上下制御歯車33の凹溝33bに滑動自在に挿入されている。
Similarly, a crescent-shaped
39は、モータ22の回転軸に連結された駆動軸であり、この駆動軸39にはネジ歯車40が形成されている。このネジ歯車40と上下制御歯車30とは歯合してウオームギア41を形成している。また、ネジ歯車40は上下制御歯車33とも歯合してウオームギア42を形成している。駆動軸39の他方にはプーリ39aが固着されており、このプーリ39aは、ベルト23を介してモータ22の回転を枠体16b側に形成された制御手段21b(図1参照)へ伝達している。
以上のように構成された折り曲げ部14の動作について以下に説明する。図4はニュートラル(中立)状態における各要素の図面である。この状態において、モータ22は回転を停止しており、図4(a)に示すように、回動制御軸37の他方は、上下制御歯車30に形成された凹溝30bの一方の端30cに位置している。また、回動制御軸38の他方は上下制御歯車33に形成された凹溝33bの他方の端33dに位置する。
The operation of the bending
この状態における上プレート17aは、図4(b)に示すように、バネ27aに付勢されて枠体16aの上方に位置している。また、下プレート18aは、バネ27bに付勢されて枠体16aの下方に位置している。そして、上プレート17aと下プレート18aとの間には隙間43が形成されている。上型19と下型20の状態も、図4(c)に示すように、上型19と下型20との間に隙間43a(図示せず)が形成され、この隙間43aへ用紙10が流入する。この隙間43aは略、上型19と用紙10との間に形成された隙間43bと用紙10と下型20との間に形成された隙間43cの和となる。
As shown in FIG. 4B, the
図5は山折状態を実現するための上型19の切り替え時の図面である。この状態において、モータ22は正回転をする。そうすると、図5(a)に示すように、ネジ歯車40は矢印44aに示すように正回転する。ネジ歯車40が正回転すると、このネジ歯車40に歯合した上下制御歯車30も矢印44bに示すように正回転する。そうすると、回動制御軸37の他方は、上下制御歯車30に形成された凹溝30bの一方の端30cに追従して90度移動する。このとき、回動制御軸38の他方は上下制御歯車33に形成された凹溝30b内を滑動するので、移動することはなく凹溝33b内に位置する。
FIG. 5 is a drawing at the time of switching the
回動制御軸37の他方が90度移動することにより、図5(b)に示すように、この回動制御軸37が固定された回動制御板29は、バネ35aの付勢力に抗して矢印26a方向に回転する。そして、回動制御板29に設けられた凸部29aがストッパ34bに当接して停止する。即ち、回動制御板29が90度回転する。回動制御板29が90度回転すると、この回動制御板29が固定された軸28が90度回転する。なお、回動制御軸38の方は移動しないので、この回動制御軸38が固定された回動制御板32は回転することはない。
As the other of the
軸28が90度回転することにより、図5(c)に示すように、この軸28に固定された上型19が矢印26a方向に90度回動する。上型19が90度回動することにより、上型19と用紙10との間の隙間43bは殆ど零となる。下型20は動かないので、下型20と用紙10との隙間43cは変化しない。
By rotating the
更に、モータ22を正方向に回転させることにより、図6(a)に示すように、ネジ歯車40は正方向(矢印44a方向)に回転する。ネジ歯車40が正方向に回転すると、このネジ歯車40に歯合した上下制御歯車30は、矢印26b方向に移動することになる。即ち、回動制御軸37は、凹溝30bの一方の端30cに当接しているからである。そうすると、上下制御歯車30の中心に滑動自在に貫通された軸28も矢印26b方向に移動する。なお、上下制御歯車33もネジ歯車40の正回転により、矢印44c方向に正回転する。しかし、回動制御軸38は凹溝33b内にあるので、軸31は移動することはない。
Further, by rotating the
軸28が矢印26b方向に移動すると、図6(b)に示すように、この軸28が貫通する上プレート17aは、バネ27aの付勢力に抗して下方(矢印26b方向)へ移動する。なお、軸31は移動しないので、下プレート18aも移動することはない。
When the
また、軸28が矢印26b方向に移動すると、図6(c)に示すように、この軸28に固定された上型19も下方(矢印26方向)へ移動する。なお、下型20は、軸31が移動しないので、この下型20も移動しない。
When the
上型19が下方へ移動すると、上型19と下型20との間に挟まれた用紙10は押圧されて山折される。即ち、上型19に形成された略120度の開角を有する凹部19aと、下型20に形成された90度の角度を有する凸部20aとが用紙10を介して嵌合する。このことにより、用紙10は山折される。なお、凹部19aの開角は90度以上の鈍角であれば良く、120度である必要はない。
When the
以上で山折の動作は終了する。この山折をした後、モータ22を山折と同じ回数逆回転させることにより、制御手段21a、21bはニュートラルの状態に戻る。
This completes the mountain folding operation. After the mountain break, the control means 21a and 21b return to the neutral state by rotating the
次に、谷折について図7,8を用いて説明する。この谷折は略山折の逆動作となる。即ち、モータ22を逆回転させることにより、下型20が矢印26c方向に90度回転し、次に、下型20が上方向(矢印26d)方向に移動することにより谷折がなされる。
Next, valley folding will be described with reference to FIGS. This valley folding is the reverse of the mountain folding. That is, by rotating the
以下、その動作を詳細に説明する。図4における制御手段21aをニュートラルの状態から、モータ22を逆回転させることにより、図7(a)に示すように、上下制御歯車30、33ともに44e方向に回転する。このとき、回動制御軸37は、上下制御歯車30に設けられた凹溝30bのため、その内部を滑動するのみである。従って、回動制御軸37は停止した状態である。
Hereinafter, the operation will be described in detail. By rotating the
ところが、回動制御軸38は、上下制御歯車33に設けられた凹溝33bの他方の端33dと当接しており、上下制御歯車33の回転に伴って90度移動する。
However, the
回動制御軸38が回転すると、図7(b)に示すように、回動制御板32はバネ35bの付勢力に抗して90度回転して、凸部32aがストッパ36bに当接して停止する。一方、回動制御板29は、回動制御軸37が停止しているので、回転することはない。
When the
回動制御板32が90度回転することにより、この回動制御板32に固定された軸31は90度回転する。軸31が90度回転すると、図7(c)に示すように、下型20が矢印26c方向に90度回転する。ところが回動制御板29は、回動制御軸37が移動しないので回転しない。従って、軸28も回転することはなく、上型19が回転することもない。
When the
更に、モータ22が逆方向(矢印44d方向)へ回転すると、図8(a)に示すように、ネジ歯車40が逆回転(矢印44d方向)するので、このネジ歯車40に歯合した上下制御歯車33は上方(矢印26d)方向へ移動する。即ち、回動制御軸38は凹溝33bの他方の端33dに当接しているからである。そうなると、上下制御歯車33と滑動自在に設けられた軸31も上方へ移動する。一方、上下制御歯車30もネジ歯車40と歯合して回転する。しかし、回動制御軸37は、凹溝30b内で滑動するので、軸28は移動しない。
Further, when the
軸31が上方へ移動すると、図8(b)に示すように、下プレート18aもバネ27bの付勢力に抗して上方(矢印26d方向)へ移動する。このとき、軸28は移動しないので、上プレート17aは移動しない。
When the
軸31が上方へ移動すると、図8(c)に示すように、軸31に固定された下型20も上方へ移動する。このとき、軸28は移動しないので、上型19は移動しない。
When the
この動作により、上型19と下型20とに間に挟まれた用紙10は押圧されて谷折される。即ち、下型20に形成された略120度の開角を有する凹部20bと、上型19に形成された90度の角度を有する凸部19bとが用紙10を介して嵌合する。このことにより、用紙10は谷折される。なお、凹部20bの開角は90度以上の鈍角であれば良く、120度である必要はない。
By this operation, the
以上で谷折の動作は終了する。この谷折をした後、モータ22を谷折をした回数と同じ回数正回転させることにより、制御手段21aはニュートラルの状態に戻る。
This is the end of the valley folding operation. After making this valley fold, the control means 21a returns to the neutral state by rotating the
以上説明したように、用紙10の流入方向に対して直角方向に設けられた上型19と下型20とで用紙10を挟んで押圧することにより折り曲げるので、用紙10の流入方向に対して直角方向の自由な位置に折り目を形成することができる。
As described above, the
また、上型19と下型20は、用紙10の幅寸法以上に設けられているので、一度の操作で山折、或いは谷折をすることができ、折り曲げスピードが速い。更に、一つのモータ22で上型19、或いは下型20の切り替えと押圧をするので、小型化・低価格化を実現することができる。
Further, since the
(実施の形態2)
実施の形態2は、1個の上型と、この上型に対応する2個の下型(山折用、谷折用)を有しており、山折、谷折の切り替えと押圧を同時行う点で実施の形態1と相違する。なお、実施の形態1と同じものについては同符号を付して説明を簡略化するとともに、以降の実施の形態に関しても同様とする。
(Embodiment 2)
Embodiment 2 has one upper mold and two lower molds (for mountain folding, for valley folding) corresponding to the upper mold, and simultaneously switches and presses mountain folding and valley folding. This is different from the first embodiment. Note that the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals to simplify the description, and the same applies to the following embodiments.
図9は、実施の形態2における用紙の折り曲げ装置51の斜視図であり、図10はその要部の斜視図である。図9、図10において、12は、用紙10の流入口であり、この流入口12の下流側には用紙10を取り込むとともに、この取り込んだ用紙10を下流側に搬送する搬送手段13が設けられている。
FIG. 9 is a perspective view of a
この搬送手段13の下流側には、用紙10を折り曲げる折り曲げ部52が設けられており、この折り曲げ部52の下流は流出口15に連結している。折り曲げ部52は、搬送手段13から流出する用紙10を折り曲げるものであり、上下方向に対向して設けられた1個の上型53と、2個の下型54、55が設けられている。この上型53、下型54,55の長さ寸法は用紙10も幅寸法より長くしている。従って、一度に山折、或いは谷折の折り曲げをすることができる。
A
上型53は、用紙の折り曲げ装置51の筐体に固定された支え部56からバネ57で上方(矢印58a方向)へ付勢されている。また、この上型53の上方には楕円形状をしたカム59a、59bが設けられており、このカム59a、59bの中心は押圧制御軸60が貫通するとともに、この押圧制御軸60と固定されている。押圧制御軸60の一方の端近傍には、上下制御歯車61が設けられており、この上下制御歯車61はネジ歯車40と歯合してウオームギア62を構成している。また、ネジ歯車40はモータ22の回転軸に連結している。
The
下型54の一方の端54e側には「I」型部材63aの一方の端が回動自在に装着されている。また、下型55の一方の端55eにも「I」型部材63bの一方の端が回動自在に装着されている。そして、この「I」型部材63a、63bの夫々他方の端は、「I」型部材63cが回動自在に装着されている。これらの「I」型部材63a、63b、63cは下型54,55の他方の端54f、55f(55fは図示せず)側にも同様に装着されている。
One end of the “I”
下型54,55の一方の端54e,55eと他方の端54f、55fに夫々装着された「I」型部材63a、63b、63cの内、夫々「I」型部材63c中心を貫通するとともに、この「I」型部材63c中心に固定された切り替え制御軸64が設けられており、この切り替え制御軸64の一方の端近傍には、上下制御歯車65が設けられている。また、この上下制御歯車65はネジ歯車40と歯合してウオームギア66を構成している。
Among the "I"
図11はニュートラル(中立)時における折り曲げ部52の各要素の側面図である。図11(a)に示すように、ニュートラル時において、モータ22は回転を停止している。そして、図11(b)に示すように、楕円形をしたカム59a(カム59bも同様)の短辺59cが上型53の上辺53aに当接している。
FIG. 11 is a side view of each element of the
上型53と用紙10との間には隙間68aが形成されており、用紙10と下型54,55との間にも隙間68bが形成されている。隙間68aと隙間68bとは略等しくしている。下型54,55と、「I」型部材63a、63b、63cとで略正方形を形成している。
A
次に用紙10の山折を説明する。用紙10の山折には、モータ22を正回転させる。モータ22の正回転により、ネジ歯車40が正回転し、このネジ歯車40と歯合した上下制御歯車61、65も矢印58c方向に正回転する。
Next, a mountain fold of the
上下制御歯車61が正回転すると、図12に示すように、押圧制御軸60が正回転(矢印58c方向に回転)し、カム59a(カム59bも同様)の長辺59dでバネ57の付勢力に抗して上型53を矢印58b方向に押し下げる。
When the
また、切り替え制御軸64も正回転(矢印58c方向に回転)し、下型54は下降(矢印58b)するとともに、下型55は上昇(矢印58a)する。従って、上型53に形成された開角略120度の凹部53bと、下型55に形成された90度の凸部55bとの間に挟まれたと用紙10は山折される。なお、凹部53bの開角は90度以上の鈍角であれば良い。
Further, the switching
次に用紙10の谷折を説明する。用紙10の谷折には、モータ22を逆回転させる。モータ22の逆回転により、ネジ歯車40が逆回転し、このネジ歯車40と歯合した上下制御歯車61、65も逆回転する。
Next, a valley fold of the
上下制御歯車61が逆回転すると、図13に示すように、押圧制御軸60が逆回転(矢印58d向に回転)し、カム59の長辺59eでバネ57の付勢力に抗して上型53を矢印58b方向に押し下げる。
When the
また、切り替え制御軸64も逆回転(矢印58d方向に回転)し、下型54は上昇(矢印58a)するとともに、下型55は下降(矢印58b)する。従って、下型54に形成された開角略120度の凹部54dと、上型53に形成された90度の凸部53dとの間に挟まれたと用紙10は谷折される。なお、凹部54dの開角は90度以上の鈍角であれば良い。
Further, the switching
以上説明したように、用紙10の流入方向に対して直角方向に設けられた上型53と、下型54,55とで用紙10を挟んで押圧することにより折り曲げるので、用紙10の流入方向に対して直角方向の自由な位置に折り目を形成することができる。
As described above, since the
また、上型53と下型54,55は、用紙10の幅寸法以上に設けられているので、1度の操作で山折、或いは谷折をすることができ、折り曲げスピードが速い。更に、一つのモータ22で上型53、或いは下型54,55を選択するとともに同時に押圧するので、小型化・低価格化を図ることができる。
Further, since the
(実施の形態3)
実施の形態3では、実施の形態1で説明した折り曲げ部14を代表として用紙10の折り曲げ制御を説明する。なお、実施の形態2で説明した折り曲げ部52を用いても略同様となるので、折り曲げ部52を用いた説明は簡略化する。
(Embodiment 3)
In the third embodiment, the folding control of the
図14、図15は、このようにして山折と谷折をした用紙10の例である。図14(a)は、A4用紙70aの平面図であり、図14(b)はその断面図である。図14(a)、(b)において、位置71a、71bで谷折をした例である。これは、A4用紙70aを均等に3分割して折り目を付け、この折り目に沿って押圧することにより、封筒等に容易に挿入できるようにするものである。
FIG. 14 and FIG. 15 are examples of the
図15(a)は、A3用紙70bの平面図であり、図15(b)はその断面図である。図15(a)、(b)において、位置71cは山折をした例であり、位置71dは谷折をした例である。これは、A3用紙70b半分に折って、更にその一方を半分に折り曲げることにより、A3用紙70bをA4用紙用のファイルに収納する折り方である。
FIG. 15A is a plan view of the
図16は、用紙折り曲げ装置11の制御ブロック図である。図16において、72は制御部である。この制御部72の出力は、搬送手段13を構成するモータ13cと、折り曲げ部14を構成するモータ22に接続されており、制御部72の入力は、入力部73に接続されている。
FIG. 16 is a control block diagram of the
この入力部73に設けられたボタンから用紙10の種類を入力することにより、制御部72の出力からモータ13cの制御と、モータ22の制御をしている。例えば、図14に示したA4用紙を均等に折り曲げる制御、或いは、図15に示すA3用紙のファイル収納用に折り曲げを指定することができる。
By inputting the type of the
図17は、制御部72の制御フローチャートである。図17において、先ずステップ75では、入力部73から入力された設定値を読み込み制御部72内のメモリ72aに設定する。次に、ステップ76に移行する。ステップ76では、折り曲げ部14をニュートラルの状態にする。折り曲げ部14をニュートラルの状態にすることにより、上型19と下型20との間に隙間43が形成される。
FIG. 17 is a control flowchart of the
次に、ステップ77に移行し、搬送手段13のモータ13cを駆動する。モータ13cの駆動により、ローラ13a、13bが回転し、用紙10(用紙70a、70bでも同様)をメモリ72aに格納された予め定められた距離搬送する。
Next, the routine proceeds to step 77, where the
この予め定められた搬送が終了すると、ステップ78に移行する。ステップ78では、メモリ72aの指示に従って山折か谷折かで分岐される。山折が指示されている場合はステップ79に移行し、用紙10を山折する。即ち、モータ22(図5,6参照)を正回転させることにより、用紙10を山折する。
When this predetermined conveyance is completed, the routine proceeds to step 78. In
用紙を山折するステップ79が終了したらステップ80に移行する。ステップ80では、メモリ72aを参照して、更なる折り曲げを実施するか否かを判断する。更に、折り曲げが必要な場合は、ステップ76の先頭に戻る。更なる折曲げの必要が無い場合は、ステップ81に移行する。
When
ステップ81では、ステップ76と同様の制御をして折り曲げ部14をニュートラルにする。そして、ステップ82に移行する。ステップ82では、ステップ77と同様の制御を行い、メモリ72aに指定された距離だけ用紙10を搬送して終了する。
In
ステップ78において、山折で無かった場合は、ステップ83に移行する。ステップ83では、メモリ72aの指示に従って谷折するか否かに分かれる。谷折が指示されている場合はステップ84に移行し、用紙10を谷折(図7、図8参照)する。
If it is determined in
用紙10を谷折するステップ84が終了したらステップ80に移行し、前述したステップ80で指定された制御を行う。また、ステップ83で谷折が指定されていない場合は、ステップ81に移行する。
When
次に、図15で示したA3用紙70bの折りまげを例に説明する。先ず、ステップ75でファイル格納に適したA3用紙(幅30cm、長さ42cm)の折り曲げが指定されたとする。折り曲げが指定されたら、ステップ76で折り曲げ部14をニュートラルの状態にする。そして、ステップ77で用紙70bを10.5cm(長さ42cmの4分の1)搬送し位置71cで停止する。
Next, the folding of the
ここで山折が指定されているので、ステップ78を介して、ステップ79に進み、山折をする。そして、ステップ80を介してステップ76に戻り、再び折り曲げ部14をニュートラルの状態にする。次に、ステップ77で用紙70bを10.5cmm搬送し位置71dで停止する。
Since a mountain fold is designated here, the process proceeds to step 79 via
次は、位置71dで谷折が指定されているので、ステップ78を通過し、ステップ83に進む。ステップ83では谷折が指定されているので、ステップ84に進み位置71dで用紙70bを谷折する。そして、ステップ80に進む。用紙70bの折り曲げはこれで終了しているので、ステップ80からステップ81に進む。ステップ81では、折り曲げ部14をニュートラルの状態にして、ステップ82に進む。ステップ82では、搬送手段13を制御して21cm(長さ42cmの2分の1)搬送する。これで、ファイル収納に適したA3用紙70bの折り曲げが終了する。
Next, since a valley fold is designated at the
(実施の形態4)
実施の形態4では、折り曲げ部14或いは52と流出口15との間に設けられる排出搬送手段85について説明する。この排出搬送手段85は、用紙10の折り曲げを高品質に行うため、折り曲げ部14或いは52の動作中には、搬送動作を無効にするものである。
(Embodiment 4)
In the fourth embodiment, the discharge conveyance means 85 provided between the
図18は用紙10の排出時の側面図である。86a、86bは排出ローラであり、用紙10の排出時には、この排出ローラ86a、86bの間に用紙10が挟まれる。排出ローラ86aは上ローラであり、バネ87で下方(矢印88b方向)へ付勢されている。この上ローラ86aはモータ89で駆動される。このモータ89を回転させることにより、用紙10は搬送される。
FIG. 18 is a side view when the
90は、上ローラ86aの回転軸86cを上方へ持ち上げる上制御部材であり、逆「へ」の字形状をしている。この上制御部材90の折り曲げ部90aは、支点90bで回動自在に装着されている。上制御部材90の一方の端90cは、上プレート17aに遊動自在な長孔で連結している。また、他方の端90dは、上ローラ86aの回転軸86cの下側に当接している。
以上のように構成されているので、上プレート17aが下方(矢印88b方向)へ下がると、上制御部材90は支点90bを中心に回転し、バネ87の付勢力に抗して上ローラ86aを上方へ持ち上げる。そうすると、上ローラ86aと下ローラ86bとの間に隙間が形成され、用紙10の排出動作は無効となる。
Since it is configured as described above, when the
91は、上ローラ86aの回転軸86cを上方へ持ち上げる下制御部材であり、クランク形状をしている。この下制御部材91の一方の端91aは、下プレート18aに固定されている。また、他方の端91bは、上ローラ86aの回転軸86cの下側に当接している。
以上のように構成されているので、下プレート18aが上方(矢印88a方向)へ上がると、下制御部材91もバネ87の付勢力に抗して上ローラ86aを上方へ持ち上げる。そうすると、上ローラ86aと下ローラ86bとの間に隙間が形成され、用紙10の排出動作は無効となる。
Since it is configured as described above, when the
92は、上プレート17aに設けられた用紙固定手段であり、上プレート17aに一方が固定されたバネ92aと、このバネ92aの他方に装着された当接部92bとから構成されている。上型19の下面19cより当接部92bの先端の方が用紙10方向へ突出している。排出搬送手段85の動作時(上ローラ86aと下ローラ86bで用紙10を挟んでバネ87で押圧してモータ89が回転している状態)には、用紙10と当接部92bの間に隙間が形成されている。
A sheet fixing means 92 is provided on the
93は、下プレート18aに設けられた用紙固定手段であり、この下プレート18aに一方が固定されたバネ93aと、バネ93aの他方に装着された当接部93bとから構成されている。下型20の上面20cより当接部93bの先端の方が用紙10方向へ突出している。排出搬送手段85の動作時には、用紙10と当接部93bの間に隙間が形成されている。
93 is a sheet fixing means provided on the
図19は、山折の場合の側面図である。図19(a)は、モータ22が正回転することにより、上型19が矢印88c方向へ90度回転した図面である。モータ22が更に正回転すると、図19(b)に示すように、上型19に固定された軸28が下方向(矢印88b方向)へ下がる。従って、上制御部材90の一方の端90cが下方へ下がる。そうすると、上制御部材90の他方の端90dは上方へ上がり、バネ87の付勢力に抗して上ローラ86aを上げる。そうすると、上ローラ86aと下ローラ86bとの間に隙間が形成され用紙10は自由に撓むことができる。従って、正確な位置での山折をすることができる。
FIG. 19 is a side view in the case of mountain folding. FIG. 19A is a drawing in which the
なお、この山折中は、用紙固定部材92と93で用紙10を確りと挟んでバネ92a,93aで付勢するので、用紙10は確りと固定され、高品質の山折をすることができる。
During the mountain folding, the
図20は、谷折の場合の側面図である。図20(a)は、モータ22が逆回転することにより、下型20が矢印88d方向へ90度回転した図面である。モータ22が更に逆回転すると、図20(b)に示すように、下型20に固定された軸31が上方向(矢印88a方向)へ上がる。従って、下制御部材91の一方の端91cが上方へ上がる。そうすると、下制御部材91も上方へ上がり、バネ87の付勢力に抗して上ローラ86aを上げる。そうすると、上ローラ86aと下ローラ86bとの間に隙間が形成され用紙10は自由に撓むことができる。従って、高品質の谷折をすることができる。
FIG. 20 is a side view in the case of valley folding. FIG. 20A is a drawing in which the
なお、この谷折中は、用紙固定部材92bと93bで用紙10を確りと挟んでバネ92a,93aで付勢するので、用紙10は確りと固定され、正確な位置で山折をすることができる。
During the valley folding, the
(実施の形態5)
実施の形態5は、折り曲げ装置11をコンピュータ等の端末に接続されるプリンタに装着したものである。図21は、折り曲げ装置11が装着されたプリンタ100の部分破砕斜視図である。
(Embodiment 5)
In the fifth embodiment, the bending
図21において、101は、プリンタ100の背面に設けられた用紙置き台であり、この用紙置き台101には用紙10が積層載置されている。102は、プリンタ100の背面近傍に設けられた引き込みローラであり、用紙置き台101に載置された用紙10を1枚ずつ引き込むものである。この引き込みローラ102の下流には印字部103が配設されており、引き込まれた用紙10に横方向に文字を印字するものである。
In FIG. 21,
印字部103の下流には、本発明の用紙の折り曲げ装置11が配置されている。即ち、印字部103の下流に設けられた搬送手段13と、この搬送手段13の下流に設けられた折り曲げ部14と、この折り曲げ部14の下流に設けられた流出口15とで構成されている。なお、折り曲げ部14と流出口15との間に排出搬送手段85を設けても良い。
A
104は、用紙の折り曲げ装置11の下流に設けられた用紙10の受け台であり、この受け台104には、用紙の折り曲げ装置11から流出した用紙10が積層載置される。
以上のように、本実施の形態におけるプリンタ100は、用紙の折り曲げ装置11が装着されているので、印字した用紙10を折りたたみし易いように折り曲げることができる。また、折り曲げの位置を、印字と印字の行間に設定することもできる。従って、封筒に入れる印字された用紙10において、折り目で印字が読み難くなることはない。
As described above, since the
(実施の形態6)
実施の形態6は、折り曲げ部112をコンピュータ等の端末に接続されるプリンタに装着したものである。図22は、折り曲げ装置112が装着されたプリンタ110の部分破砕斜視図である。このプリンタ110は、折り曲げ部112(実施の形態1における折り曲げ部14に該当する)を構成する上型113(実施の形態1における上型19に該当する)を印字部111(実施の形態5における印字部103に該当する)で印字するとともに、上型113を用紙10の横幅方向(矢印114a、或いは114b方向)に摺動する点で実施の形態5で述べたプリンタ100と相違する。本実施の形態では、この相違点を中心に説明する。
(Embodiment 6)
In the sixth embodiment, the bent portion 112 is attached to a printer connected to a terminal such as a computer. FIG. 22 is a partially broken perspective view of the
図22において、折り曲げ部112を構成する上型113は、用紙10の横幅方向寸法より小さく、印字部111の幅寸法と略同一寸法としている。この上型113は、上プレート17a、17b(図1参照)間を貫通して設けられた軸115(実施の形態1における軸28に該当する)上を、印字部111に連結されて摺動する。
In FIG. 22, the
軸115の横幅方向(矢印114a、或いは114b方向)には、凸レール115a(図示せず)が形成されており、上型113には、この凸レール115aが嵌入して滑動する凹溝113a(図示せず)が形成されている。
A convex rail 115a (not shown) is formed in the lateral width direction (
上型113は、印字部111に装着された2枚のガイド板111aに回動自在に挟まれている。従って、上型113は、印字部111とともに横幅方向へ摺動することになる。また、凸レール115aと凹溝113aにより、矢印26a(図2参照)方向への回動と、矢印26b方向への上下動を可能としている。
The
本実施の形態においては、上型113の横幅方向寸法が上型19に比べて小さいので、少ないエネルギーで用紙10に山折、或いは谷折を実現することができる。或いは、同じエネルギーを用いれば、用紙10より厚い用紙に山折、或いは谷折を形成することができる。その他の特徴は実施の形態5と同様の効果を奏する。
In the present embodiment, since the dimension in the width direction of the
(実施の形態7)
実施の形態7は、押圧部121をコンピュータ等の端末に接続されるプリンタの印字部122(実施の形態5における印字部103に該当する)に装着したものである。図23は、押圧部121が装着されたプリンタ120の部分破砕斜視図である。このプリンタ120は、押圧部121を構成する回転部材123が回転しながら摺動する点で実施の形態6で述べたプリンタ110と相違する。本実施の形態では、この相違点を中心に説明する。
(Embodiment 7)
In the seventh embodiment, the
図24は、第1の例における押圧部121とその近傍の断面図である。図24(a)は、折り目非形成時の断面図である。124は、印字部122のケース122aに装着されるとともに、貫通孔124aを有するガイドである。この貫通孔124a内を磁性体材料(本実施の形態では鉄を用いた)で形成され摺動体125が自在に摺動する。
FIG. 24 is a cross-sectional view of the
摺動体125の一方の端には、非磁性体材料(本実施の形態では樹脂を用いた)で形成されるとともに、連結棒126の一方の端が固着されている。また、他方の端には円形状の回転部材123が回転自在に装着されている。なお、この回転部材123の外周には歯123aが形成されている。この回転部材123の外周は正8角形等の正多角形状であっても良い。
One end of the sliding
127は、電磁石であり、この電磁石127を貫通する孔127a内を摺動体125が挿抜される。連結棒126は、バネ128で上方(矢印129a方向)へ付勢されている。130は、ケース122aに固着されたガイドであり、このガイド130は中央に設けられた貫通孔130aで連結棒126の摺動をガイドするとともに、このガイド130にバネ128の一方が固着されている。
131は、印字部122の下方に敷設されたプレート台であり、用紙10がこの上を走行する。このプレート台131は、印字部122による用紙10への印字と、押圧部121による折り目の形成を助けるものである。プレート台131には、回転部材123の走行軌跡に対応した深さ1,0〜3,0mmの溝131aが形成されている。
図24(b)は、折り目形成時の断面図である。電磁石127へ電気を通電することにより、電磁石127には電磁力が発生する。この電磁力で、バネ128の付勢力に抗して摺動体125を孔127a内へ引き込む。そうすると、摺動体125に連結された連結棒126も下方(矢印129b方向)へ下がる。
FIG. 24B is a cross-sectional view when forming a crease. By supplying electricity to the
連結棒126が降下すると、この連結棒126の他方の端に装着された回転部材123も降下し、この回転部材123の外周とプレート台131との間に挟まれた用紙10を押圧することになる。この押圧の強さは、電磁石127に通電する電流の強さによって制御される。即ち、電流の強さにより、折り目の強弱を制御することができる。
When the connecting
印字部122を例えば矢印129c方向へ移動させると、回転部材123は矢印129d方向に回転し、用紙10に折り目を形成することができる。この折り目は回転部材123が用紙10を挟んで溝131aに嵌入するので、鮮明な折り目を形成することができる。なお、印字部122の移動は矢印129cと反対方向であっても良い。また、印字部122の往復(矢印129cと矢印129e方向)で、往路・復路共に折り目を付しても良い。
When the
プリンタ120から用紙10を取り出した後、この折り目に沿って、用紙10を山折、或いは谷折と自由に折り曲げることができる。用紙10には、折り目が付されているので容易であって、しかも正確に折り目を付すことができる。
After the
この折り目はミシン目のように孔をあけても良いし、押圧のみであっても良い。何れにしても、用紙10との当接面が上型113(図22参照)と比べて小さいので、押圧エネルギーは更に小さいもので良い。また、同じ、押圧エネルギーであれば、厚い用紙に折り目を付することができる。その他の特徴としては、実施の形態6と同様の効果を奏するものである。
This fold may be perforated like a perforation or may be only pressed. In any case, since the contact surface with the
図25は、第2の例における押圧部135とその近傍の断面図である。図25(a)は、折り目非形成時の断面図である。136は、楕円形状をしたカムであり、このカム136は、印字部122のケース122aに植設された軸137に回転自在に装着されている。カム136の中心にはピニオン歯車136aが設けられており、このピニオン歯車136aはカム136に固着されている。
FIG. 25 is a cross-sectional view of the
138aは、ピニオン歯車136aと歯合するネジ歯車であり、ピニオン歯車136aとでウオームギア139を構成している。ネジ歯車138aは、連結棒138bと減速機構138cとを介してモータ138dに連結されている。
138a is a screw gear that meshes with the pinion gear 136a, and a
140は、連結棒であり、この連結棒140の一方の端には台座141aが一体的に形成されるとともに、他方の端には回転部材123が回転自在に装着されている。そして、この連結棒140は、バネ142で上方(矢印129a方向)へ付勢されている。台座141aはカム136の外周と滑動自在に接している。また、この台座141aは、ケース122aに固着されたガイド143内を自在に摺動する。
折り目非形成時には、モータ138dを回転させて、カム136の短辺136bが台座141aの上辺に接する状態に制御されている。このとき、台座141aは短辺136bに接しているので、バネ142の付勢力で回転部材123は、上方(矢印129a方向)へ上がっており、プレート台131内に流入した用紙10とは、非接触の状態にある。
When the fold is not formed, the motor 138d is rotated so that the short side 136b of the
図25(b)は、折り目形成時の断面図である。モータ138dを正回転(矢印129f方向)させることにより、カム136は正回転(矢印129g方向)し、台座141aはカム136の長辺136cで、バネ142の付勢力に抗して下方(矢印129b方向)へ下がる。
FIG. 25B is a cross-sectional view when forming a crease. By rotating the motor 138d in the forward direction (in the direction of arrow 129f), the
台座141aが下降すると、この台座141aに連結棒140を介して連結された回転部材123も下降し、この回転部材123の外周とプレート台131との間に用紙10を挟んで押圧することになる。この押圧の強さは、カム136の回転角度によって制御される。即ち、長辺136cに近づくほど押圧力が強くなる。即ち、カム136の回転角度制御で、折り目の強弱を制御することができる。
When the pedestal 141a is lowered, the rotating
この状態で、印字部122を例えば矢印129c方向へ移動させると、回転部材123は矢印129c方向に回転し、用紙10に折り目を形成することができる。この折り目は回転部材123が用紙10を挟んで溝131aに嵌入するので、鮮明な折り目を形成することができる。なお、この押圧部135による効果は、押圧部121の効果と同様の効果を奏するものである。
In this state, when the
本実施の形態による押圧部135は、モータ138dを更に正回転(或いは逆回転)させることにより、折り目非形成時の状態へ戻すことができる。
The
(実施の形態8)
実施の形態8では、上質な印字と上質な折り曲げを用紙10に付すための制御方法を説明する。即ち、用紙10を前進させながら一度印字をした後、一旦用紙10を後退させ、その後、再び用紙10を前進させながら折り曲げするものである。この制御方法が実施可能な折り曲げ部としては、折り曲げ部14、52、112、押圧部121、135を使用することがきる。本実施の形態では、折り曲げ部14を用いて説明する。
(Embodiment 8)
In the eighth embodiment, a control method for applying high-quality printing and high-quality folding to the
図26(a)は、プリンタの印字部による印字前の断面図である。上型19と下型20との間には隙間が形成されている。この状態で用紙10が印字部へ搬送される。
FIG. 26A is a cross-sectional view before printing by the printing unit of the printer. A gap is formed between the
次に、図26(b)に示すように、搬送手段13を形成する上ローラ13aを矢印150a方向に正回転させるとともに、下ローラ13bを矢印150b方向に正回転させて、用紙10を正方向(矢印150c方向)へ搬送する。このとき同時に印字部で用紙10に印字をする。印字が終了したなら、図26(c)に示すように、上ローラ13aを矢印150d方向に逆回転させるとともに、下ローラ13bも矢印150e方向に逆回転させて、用紙10を逆方向(矢印150f方向)へ逆搬送する。
Next, as shown in FIG. 26B, the
そして、再び図26(d)に示すように、上ローラ13aを矢印150a方向に正回転させるとともに、下ローラ13bを矢印150b方向に正回転させて、用紙10を正方向(矢印150c方向)へ搬送する。
Then, as shown in FIG. 26D again, the
このとき同時に実施の形態1で説明したように、山折或いは谷折を形成する。即ち、山折においては、上型19を矢印26a(図2参照)に回転させて、その後、上型19を下型20方向へ押し下げることにより、上型19と下型20との間に挟まれた用紙10を山折する。また、谷折においては、下型20を矢印26c方向に回転させて、その後、下型20を上型19方向へ押し上げることにより、上型19と下型20との間に挟まれた用紙10を谷折する。
At this time, as described in the first embodiment, a mountain fold or a valley fold is formed. That is, in mountain folding, the
以上説明したように、印字工程と折り曲げ工程とを夫々独立した工程で行なうので、印字時に折り曲げ工程の影響を受けることがなく、また折り曲げ時に印字工程の影響を受けることはない。従って、上質な印字と折り曲げを実現することができる。 As described above, since the printing process and the folding process are performed independently of each other, the printing process is not affected by the folding process, and the printing process is not affected by the folding process. Therefore, high-quality printing and bending can be realized.
(実施の形態9)
実施の形態9は、折り曲げ装置11をコピー機160に装着したものである。図27において、161は、コピー機160の本体部であり、この本体部161の上流には、用紙10の挿入部162(図示せず)が設けられており、この挿入部162に連結してコピー部163が設けられている。また、本体部161の下方には用紙10の収納部164が配置されている。
(Embodiment 9)
In the ninth embodiment, the
この本体部161内に設けられるとともにコピー部163に連結された用紙10の流出部165には、本発明の用紙の折り曲げ装置11が配置されている。この用紙の折り曲げ装置11は、流出部165の下流に設けられた搬送手段13(図示せず)と、この搬送手段13の下流に設けられた折り曲げ部14と、この折り曲げ部14の下流に設けられた排出搬送手段85(図示せず)とで構成されている。なお、必要に応じて排出搬送手段85を外しても良い。
The
166は、用紙の折り曲げ装置11の下流に設けられた用紙の受け台であり、この受け台166には、用紙の折り曲げ装置11から流出した用紙10が積層載置される。
以上のように、本実施の形態におけるコピー機160は、用紙の折り曲げ装置11が装着されているので、コピーした用紙10を折りたたみし易いように折り曲げることができる。
As described above, the copying
なお、この他に本発明の用紙の折り曲げ装置11は、ファックス等、印字された用紙の折り曲げにも使用することができる。また、用紙の折り曲げ装置11の代わりに用紙の折り曲げ装置51をもちいることもできる。
In addition, the
本発明にかかる用紙の折り曲げ装置は、流入方向に対して直角方向の自由な位置での折り曲げをすることができるので、事務機器分野におけるプリンタ等に適用できる。 The paper folding apparatus according to the present invention can be folded at a free position in a direction perpendicular to the inflow direction, and thus can be applied to a printer or the like in the field of office equipment.
10 用紙
11 用紙の折り曲げ装置
12 流入口
14 折り曲げ部
15 流出口
19 上型
20 下型
DESCRIPTION OF
Claims (13)
A first step of transporting in the forward direction and printing on a sheet using the printer according to claim 6, and a second step of transporting the printed sheet in the reverse direction after the first step. And a printer control method for conveying the paper again in the forward direction and folding the paper using a paper folding device after the second step.
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JP2008001031A JP4189865B1 (en) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | Paper folding device, printer mounted with the same, control method therefor, and copier equipped with the paper folding device |
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JP2008001031A JP4189865B1 (en) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | Paper folding device, printer mounted with the same, control method therefor, and copier equipped with the paper folding device |
Related Child Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102501407A (en) * | 2011-09-22 | 2012-06-20 | 浙江大学 | Paper folding module for napkin tissue folding production line |
-
2008
- 2008-01-08 JP JP2008001031A patent/JP4189865B1/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102501407A (en) * | 2011-09-22 | 2012-06-20 | 浙江大学 | Paper folding module for napkin tissue folding production line |
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