JP2009160286A - 自動給水式熱水ポットを内蔵した飲水器 - Google Patents

Abstract

【課題】通常熱水タンクはステンレス製の密閉タンクにヒーターを内蔵もしくは外部装着したものが使われる。溶接もしくはネジ止めしたような密閉構造のため、内部のメンテナンスは手間がかかり難しく、消費者からは簡単に洗浄のできる構造が要求された。
【解決手段】そこで、密閉型のタンク構造を開放型の熱水ポットの構造に変更した。１Ｌ程度の電気温水ポットを飲水器に組み込むようなしくみである。ただし、通常の魔法瓶などでは使用後に水の補給をする必要があり面倒くさかった。そのため飲水器にポットの水位を確認するセンサーと電磁弁などを装着し、お湯を使うとその後自動的に水を補給できるようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は一般の飲水器に関するものである。

近年、飲料水への関心が高まり、機能水や天然水のマーケットが拡大している。それにともなって、手軽に熱水、冷水が飲める飲水器の需要も拡大している。

飲水器は中国などの水道水が直接飲めない国々を中心に発達してきた家庭電気製品である。従って、当初はそれほど衛生面に配慮した製品でもなかった。しかし、日本や欧米各国にも普及し始めると、消費者からは衛生面での高度化要求が増え始めた。通常熱水タンクはステンレス製の密閉タンクにヒーターを内蔵もしくは外部装着したものが使われる。溶接もしくはネジ止めしたような密閉構造のため、内部のメンテナンスは手間がかかり難しく、消費者からは簡単に洗浄のできる構造が要求された。

そこで、密閉型のタンク構造を開放型の熱水ポットの構造に変更した。１Ｌ程度の電気温水ポットを飲水器に組み込むようなしくみである。ただし、通常の魔法瓶などでは使用後に水の補給をする必要があり面倒くさかった。そのため飲水器にポットの水位を確認するセンサーと電磁弁などを装着し、お湯を使うとその後自動的に水を補給できるようにした。当然幼児などが簡単に取りはずせない構造になっている。

温水タンクが簡単に脱着できるので、簡単に内部洗浄ができるし、万一壊れた場合も簡単に交換できるようになった。また、真空断熱ポットなどを使うことで、省エネ性能も高めることができるようになった。その他、複数のカップに注ぐ場合などは、カップのある場所に持ち運べるので、固定された飲水器よりも便利性が高まった。

飲水器はまだまだこれから普及の見込める家庭電気製品であり、衛生面での懸念が払拭されれば、先進国でも普及する可能性は大きい。こうした技術を組み込むことで、従来敬遠していた消費者に市場が拡がれば、産業上のメリットもかなり大きいものと思われる。

全体の構成図である。

符号の説明

１）飲用水容器または浄水容器など
２）飲水器本体
２）冷水用蛇口
３）取り外し可能な熱水ポット

Claims (1)

1. 自動給水式熱水ポットを内蔵した飲水器

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