JP2009159159A - 通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通話期間中にトラフィック帯域の割り当ての修正申告を行えるようにし、これによりトラフィック帯域の利用効率の向上と課金の適正化を図る。
【解決手段】通話中に話者による通話の一時停止指示及び再開指示の入力を監視し、一時停止指示の入力が検出された場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを生成してIPネットワークへ送信する。また、再開指示の入力が検出された場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行にそれぞれ、IPネットワークに対しIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域“AS:100”、“AS:1024”を記述したUPDATEメッセージを生成してIPネットワークへ送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】通話中に話者による通話の一時停止指示及び再開指示の入力を監視し、一時停止指示の入力が検出された場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを生成してIPネットワークへ送信する。また、再開指示の入力が検出された場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行にそれぞれ、IPネットワークに対しIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域“AS:100”、“AS:1024”を記述したUPDATEメッセージを生成してIPネットワークへ送信する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、SIP(Session Initiation Protocol(RFC3261))を用いたVoIP(Voice over IP)システムで使用される通信端末装置に関する。
一般に、インターネット等のIPネットワークを使用して端末間で音声通信を行う場合、呼制御プロトコルとしてSIPが使用される。SIPを用いて呼接続を行う場合、端末はIPネットワークに対して通信に必要なトラフィック帯域を申告し、この申告に対しIPネットワークからトラフィック帯域が割り当てられると、以後この割り当てられたトラフィック帯域を使用して音声通信を行う(例えば、非特許文献1を参照。)。
ソフトフロント、「エッセンシャルSIP」、日経BP社、2005年3月22日発行、p93-125
ところが、SIPによる呼制御では、セッション確立時の申告に応じてトラフィック帯域が割り当てられると、このトラフィック帯域は通話の有無にかかわらず通信が終了してセッションが解放されるまでそのまま維持される。例えば、セッション確立中に話者が通話を保留したり、通信伝送路の品質劣化により通話が実質的な行えなくなったとしても、トラフィック帯域は当初の申告値のまま維持される。このため、通話が実質的に行われていないにもかかわらず、ネットワークはその間トラフィック帯域を提供し続けることになり、この結果トラフィック帯域の利用効率の低下を招く。また話者にとっては、上記通話が実質的に行われていない期間にも課金されるため、割高な通信料金を負担しなければならなくなる。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、通話期間中にトラフィック帯域の割り当ての修正申告を行えるようにし、これによりトラフィック帯域の利用効率の向上と課金の適正化を図った通信端末装置を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、SIPを用いたVoIPシステムで使用され、相手端末装置との間でIPネットワークを介して音声を含むパケットを送受信する機能を備えた通信端末装置にあって、上記通信端末装置の話者による通話の一時停止指示及び再開指示を受け付ける手段を備える。そして、上記一時停止指示を受け付けた場合に、SDPフィールド内の帯域幅情報を記述する第1の領域とメディア属性を記述する第2の領域のいずれか一方に通話の一時停止を要求するためのリクエスト情報を記述した第1のSIPメッセージを生成して前記IPネットワークへ送信する。また、上記第1のSIPメッセージの送信後に、通話の再開指示を受け付け場合に、SDPフィールド内の帯域幅情報を記述する第1の領域とメディア属性を記述する第2の領域のいずれか一方に通話の再開を要求するためのリクエスト情報を記述した第2のSIPメッセージを生成して上記IPネットワークへ送信するように構成したものである。
したがって、通話中に例えば話者が通話を保留するべく一時停止指示を入力すると、SDPフィールド内の帯域幅情報の記述領域又はメディア属性の記述領域を使用して通話の一時停止を要求するリクエスト情報がIPネットワークへ送信される。また、話者が通話再開指示を入力すると、SDPフィールド内の帯域幅情報の記述領域又はメディア属性の記述領域を使用して通話の再開を要求するリクエスト情報がIPネットワークへ送信される。すなわち、話者による通話の一時停止指示操作及びその再開指示操作に応じて、トラフィック帯域の修正申告処理が行われる。このためIPネットワークでは、上記リクエスト情報に応じて、トラフィック帯域を一時的に解放し、さらに課金を停止する処理を実行することが可能となる。
一方、この発明の第2の観点は、通信端末装置の話者による送話音声及び相手端末装置から受信した受話音声の有音又は無音の状態を検出する手段を備える。そして、上記通信端末装置の話者による送話音声及び相手端末装置から受信した受話音声の無音の状態が予め設定した時間以上続いた場合に、SDPフィールド内の帯域幅情報を記述する第1の領域とメディア属性を記述する第2の領域のいずれか一方に通話の一時停止を要求するためのリクエスト情報を記述した第2のSIPメッセージを生成して上記IPネットワークへ送信する。また、上記第2のSIPメッセージの送信後に、上記送話音声の有音の状態が検出された場合に、上記SDPフィールド内の帯域幅情報を記述する第1の領域とメディア属性を記述する第2の領域のいずれか一方に通話の再開を要求するためのリクエスト情報を記述した第2のSIPメッセージを生成して上記IPネットワークへ送信するように構成したものである。
したがって、通話中に送受話音声の無音状態が一定期間以上続くと、SDPフィールド内の帯域幅情報の記述領域又はメディア属性の記述領域を使用して通話の一時停止を要求するリクエスト情報がIPネットワークへ送信される。また、この一時停止要求の送信後に上記送話音声の有音状態が検出されると、その時点でSDPフィールド内の帯域幅情報の記述領域又はメディア属性の記述領域を使用して通話の再開を要求するリクエスト情報がIPネットワークへ送信される。このため、上記発明の第1の観点の場合と同様に、IPネットワークでは上記リクエスト情報に応じてトラフィック帯域を一時的に解放し、さらに課金を停止する処理を実行することが可能となる。しかも、音声の有無の検出結果に応じて、トラフィック帯域の修正申告処理が自動的に行われる。このため、話者による通話の一時停止指示及び再開指示の入力操作を不要にできる利点がある。
この発明の第1の観点及び第2の観点を実現する場合、具体的には以下のような構成が考えられる。
第1の構成は、第1のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に“0”を記述したUPDATEメッセージを生成し、第2のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に前記IPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を記述したUPDATEメッセージを生成するものである。
第1の構成は、第1のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に“0”を記述したUPDATEメッセージを生成し、第2のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に前記IPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を記述したUPDATEメッセージを生成するものである。
第2の構成は、第1のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に“0”を記述したre-INVITEメッセージを生成し、第2のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に前記IPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を記述したre-INVITEメッセージを生成するものである。
第3の構成は、第1のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のa(attribute)行に“inactive”を記述したUPDATEメッセージを生成し、第2のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のa(attribute)行に“sendrecv”を記述したUPDATEメッセージを生成するものである。
第4の構成は、第1のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のa(attribute)行に“inactive”を記述したre-INVITEメッセージを生成し、第2のSIPメッセージを生成する手段において、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のa(attribute)行に“sendrecv”を記述したre-INVITEメッセージを生成するものである。
またこの発明の第1及び第2の観点は、パケットに話者の映像を挿入して送信する手段と、相手端末装置から受信したパケットから映像を分離して再生する手段を、さらに具備することも特徴とする。このような構成を備えると、音声と映像を用いたテレビジョン電話中においても、その通話の状態に応じてトラフィック帯域の修正申告を行うことが可能となる。
要するにこの発明によれば、通話期間中にトラフィック帯域の割り当ての修正申告を行うことが可能となり、これによりトラフィック帯域の利用効率の向上と課金の適正化を図った通信端末装置を提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施形態は、通信端末装置において、通話中に話者による通話の一時停止指示及び再開指示の入力を監視し、一時停止指示の入力が検出された場合に、SDP(Session Description Protocol (RFC4566))フィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行にそれぞれ“AS:0”を記述したUPDATEメッセージを生成して送信し、再開指示の入力が検出された場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行にIPネットワークに対しIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を記述したUPDATEメッセージを生成し送信するようにしたものである。
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施形態は、通信端末装置において、通話中に話者による通話の一時停止指示及び再開指示の入力を監視し、一時停止指示の入力が検出された場合に、SDP(Session Description Protocol (RFC4566))フィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行にそれぞれ“AS:0”を記述したUPDATEメッセージを生成して送信し、再開指示の入力が検出された場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行にIPネットワークに対しIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を記述したUPDATEメッセージを生成し送信するようにしたものである。
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる通信端末装置の構成を示すブロック図である。この通信端末装置は、話者とのマン・マシンインタフェース機能として赤外線リモコン受信部1、マイクロホン7、スピーカ8、ビデオカメラ11及びモニタ12を備え、また通話信号処理機能として音声処理部5及び映像処理部9を備えている。また通信端末装置は、通信処理機能として呼(SIP)制御部4、IPパケット作成部13及びIPパケット受信解析部14を備え、またネットワークインタフェース機能としてネットワークインタフェース15を備えている。さらに通信端末装置は、制御機能としてアプリケーション制御部3及び通話有無識別レジスタ2を備えている。
なお、以上の各ブロックのうち音声処理部5及び映像処理部9は、例えばDSP(Digital Signal Processor)により実現され、また呼(SIP)制御部4、IPパケット作成部13、IPパケット受信解析部14及びネットワークインタフェース15は、CPU(Central Processing Unit)にアプリケーション・プログラムを実行させることにより実現される。
赤外線リモコン受信部1は、図示しない赤外線リモコンからの話者の操作信号を受信してその入力情報をアプリケーション制御部3に通知する。なお、入力デバイスとしては赤外線リモコン以外に、Bluetooth(登録商標)等の微弱電力を使用した無線リモコンや、有線電話端末や携帯端末に設けられているダイヤルキーや機能キーを用いてもよく、またパーソナル・コンピュータ等に接続されているキーボードやマウスを使用することも可能である。
マイクロホン7は話者の送話音声を入力するために、またスピーカ8は受話音声を出力するためにそれぞれ用いられる。ビデオカメラ11はテレビジョン電話を行う場合に被写体を撮像するために用いられ、またモニタ12は受信された通信相手の映像を表示するために用いられる。なお、モニタ12は、端末装置の動作状態を表す情報や電話帳情報等を表示するためにも用いられる。
音声処理部5は、上記マイクロホン7から出力されたアナログ送話信号をディジタル信号に変換したのち符号化する機能と、後述するIPパケット受信解析部14から出力された受話音声の符号化データを復号してアナログ受話信号に変換する機能と、エコーキャンセラと、音声レベル調整機能等を備える。なお、音声符号化/復号方式としては例えばG.711が用いられる。
映像処理部9は、上記ビデオカメラ11から出力されたアナログ映像信号を符号化して符号化映像データを生成する機能と、後述するIPパケット受信解析部14から出力された符号化映像データをアナログ映像信号に復号する機能と、各アナログ映像信号の輝度調整等を行う機能を備える。なお、映像符号化/復号方式としては、例えばH.264が用いられる。
呼(SIP)制御部4は、アプリケーション制御部3の指示に従い呼(SIP)に関するプロトコル処理を実行する。IPパケット作成部13は、上記呼(SIP)制御部4の指示に従いSIPに関するIPパケットを生成する機能と、上記音声処理部5から出力される符号化音声データ及び上記映像処理部9から出力される符号化映像データをそれぞれIPパケット化する機能と、上記各IPパケットをネットワークインタフェース15へ出力する機能を備える。
IPパケット受信解析部14は、ネットワークインタフェース15から出力されたIPパケットを解析する機能と、この解析により得られたSIPに関するIPパケットの情報を上記呼(SIP)制御部4に伝える機能と、音声に関するIPパケットに含まれる符号化音声データを上記音声処理部5へ出力すると共に、映像に関するIPパケットに含まれる符号化映像データを上記映像処理部9へ出力する機能を備える。
ネットワークインタフェース15は、上記IPパケット作成部13から出力されたIPパケットにMAC(Media Access Control)アドレス等を付与したのち、IPネットワークで使用する伝送フレームに変換してIPネットワークへ送信する機能と、IPネットワークから伝送されたフレームからIPパケットを抽出して上記IPパケット受信解析部14へ出力する機能を備える。なお、IPネットワークとしては例えばEtherネット(登録商標)が使用される。
アプリケーション制御部3は、端末装置の動作を統括的に制御するもので、この発明に係わる制御機能として、通話中におけるトラフィック帯域の修正申告制御機能を備えている。この修正申告制御機能は、通話中、つまりSIPによるセッションの確立中に、上記赤外線リモコン受信部1から通話の一時停止指示及び再開指示が通知された場合に、通話有無識別レジスタ2に記憶されている通話状態の識別情報に従い、IPネットワークに対しトラフィック帯域を修正申告するための一連の制御を実行する。
次に、以上のように構成された通信端末装置の動作を説明する。
(1)通話の一時停止操作に伴う帯域修正申告の制御
SIPによる呼が接続された状態、つまりセッションが確立された状態で、通信端末装置は以下のように通話状態の切替監視処理を実行する。図2はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
(1)通話の一時停止操作に伴う帯域修正申告の制御
SIPによる呼が接続された状態、つまりセッションが確立された状態で、通信端末装置は以下のように通話状態の切替監視処理を実行する。図2はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、アプリケーション制御部3は、ステップS21において、赤外線リモコン受信部1における指示の入力操作を監視している。この状態で、話者が図示しない赤外線リモコンにおいて例えば保留操作をしたとする。そうすると赤外線リモコンから送信される操作信号が赤外線リモコン受信部1で受信されてその操作情報がアプリケーション制御部3に通知される。上記操作情報が通知されるとアプリケーション制御部3は、ステップS22において指示内容は通話の「一時停止指示」であるか「再開指示」であるかを判定する。
この判定の結果、指示内容が「一時停止指示」だったとすると、アプリケーション制御部3はステップS23において、通話有無識別レジスタ2から現在の通話状態を表す情報を読み出し、この読み出した情報をもとに「通話中」であるか「一時停止中」であるか判定する。例えば、読み出した値が“1”であれば「通話中」と判定し、“0”であれば「一時停止中」と判定する。この判定の結果、「通話中」であれば、続いてIPネットワークに対するトラフィック帯域の修正申告制御を実行する。図3はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
なお、上記ステップS24において現在の通話状態が「一時停止中」と判定された場合には、アプリケーション制御部3はステップS27により、自装置の通話状態は既に一時停止中になっていると判断する。そして、自装置の通話状態を一時停止中に保持しながらステップS21により赤外線リモコンによる入力操作を監視する状態に戻る。
さて、トラフィック帯域の修正申告制御に移行すると、アプリケーション制御部3は先ずステップS31により呼(SIP)制御部4に対し通話の「一時停止」を通知する。そうすると呼(SIP)制御部4は、ステップS32によりIPパケット作成部13に対し、トラフィック帯域の一時解放を申告するためのSDPを含むUPDATE情報の作成とその送信を指示する。この指示を受け取るとIPパケット作成部13は、ステップS33において上記UPDATE情報を作成し、この作成したUPDATE情報にUDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)ヘッダを付与して、ネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
例えば、図5中の51,52に示すように、メディア記述タイプのSDPフィールド内において、m=audio領域のb(bandwidth)行、及びm=video領域のb(bandwidth)行に、b=AS:0をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを作成し、このUPDATEメッセージをネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
例えば、図5中の51,52に示すように、メディア記述タイプのSDPフィールド内において、m=audio領域のb(bandwidth)行、及びm=video領域のb(bandwidth)行に、b=AS:0をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを作成し、このUPDATEメッセージをネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
これに対しIPネットワークの呼毎の帯域を制御・管理しかつ呼毎の課金を行うサーバ装置は、セッション確立中の通信端末装置から上記UPDATEメッセージを送信すると、このメッセージを通信相手の端末装置に転送する。そして、通信相手の端末装置から上記メッセージに対する応答である「200OK」が返送されると、上記メッセージの指示内容(b行に記述された“AS:0”)に従い、当該要求元の通信端末装置に対し確保しているIPネットワークのトラフィック帯域を一時解放し、かつ以後の課金を停止する。そして、この処理の終了後に、上記応答メッセージ「200OK」を上記要求元の通信端末装置へ転送する。
呼(SIP)制御部4は、ステップS34においてIPネットワークからの上記応答メッセージ「200OK」の返送を監視する。そして、ネットワークインタフェース15及びIPパケット受信解析部14を介して上記応答メッセージ「200OK」を受け取ると、ステップS35によりアプリケーション制御部3に対し“通話一時停止”の了承を通知し、さらにIPパケット作成部13、IPパケット受信解析部14に対し、音声及び映像に関するIPパケットの通信停止を指示する。
アプリケーション制御部3は、上記“通話一時停止”の了承が通知されると、ステップS36において通話有無識別レジスタ2に保持されている現在の通話状態を表す情報を、「通話中」であることを示す“1”から「一時停止中」であることを示す“0”に変更する。またそれと共にアプリケーション制御部3は、ステップS37において音声処理部5及び映像処理部9に対し動作停止を指示する。
この結果、音声処理部5はステップS38において、スピーカ8からの受話音声の出力動作を停止すると共に、マイクロホン7からの送話音声信号の入力動作を停止する。また、映像処理部9はステップS39において、現在モニタ12に表示中の受話映像を静止画像として表示し続けると共に、ビデオカメラ11からの映像信号の入力動作を停止する。また、このとき映像処理部9は、通話を一時停止している旨の通知メッセージを生成し、この通知メッセージを上記静止画像に重畳してモニタ12に表示させる。図7にその表示結果の一例を示す。したがって、話者は通信端末装置が通話を一時停止した状態になったことを確認することができる。
(2)通話の再開操作に伴う帯域回復申告の制御
一方、上記した通話の一時停止状態において、話者が図示しない赤外線リモコンにおいて例えば保留解除操作をしたとする。そうすると赤外線リモコンから送信される操作信号が赤外線リモコン受信部1で受信されてその操作情報がアプリケーション制御部3に通知される。上記操作情報が通知されるとアプリケーション制御部3は、ステップS22において指示内容は通話の「一時停止指示」であるか「再開指示」であるかを判定する。
一方、上記した通話の一時停止状態において、話者が図示しない赤外線リモコンにおいて例えば保留解除操作をしたとする。そうすると赤外線リモコンから送信される操作信号が赤外線リモコン受信部1で受信されてその操作情報がアプリケーション制御部3に通知される。上記操作情報が通知されるとアプリケーション制御部3は、ステップS22において指示内容は通話の「一時停止指示」であるか「再開指示」であるかを判定する。
この判定の結果、指示内容が「再開指示」だったとすると、アプリケーション制御部3はステップS23において、通話有無識別レジスタ2から現在の通話状態を表す情報を読み出し、この読み出した情報をもとに「通話中」であるか「一時停止中」であるか判定する。この判定の結果、「一時停止中」であれば、次にIPネットワークに対するトラフィック帯域を回復させるための修正申告制御を実行する。図4はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
なお、上記ステップS24において現在の通話状態が「通話中」と判定された場合には、アプリケーション制御部3はステップS27において、自装置の通話状態は既に通話中であると判断する。そして、通常の通話制御を行いながらステップS21により赤外線リモコンによる入力操作を監視する状態に戻る。
さて、トラフィック帯域を回復させるための修正申告制御に移行すると、アプリケーション制御部3は先ずステップS41により呼(SIP)制御部4に対し「通話再開」を通知する。そうすると呼(SIP)制御部4は、ステップS42によりIPパケット作成部13に対し、トラフィック帯域の回復を申告するためのSDPを含むUPDATE情報の作成とその送信を指示する。この指示を受け取るとIPパケット作成部13は、ステップS43において上記UPDATE情報を作成し、この作成したUPDATE情報にUDP/IPヘッダを付与して、ネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
例えば、図6中の61,62に示すように、メディア記述タイプのSDPフィールド内において、m=audio領域のb(bandwidth)行、及びm=video領域のb(bandwidth)行にそれぞれ、要求する帯域幅b=AS:100、b=AS:1024を記述したUPDATEメッセージを作成し、このUPDATEメッセージをネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
例えば、図6中の61,62に示すように、メディア記述タイプのSDPフィールド内において、m=audio領域のb(bandwidth)行、及びm=video領域のb(bandwidth)行にそれぞれ、要求する帯域幅b=AS:100、b=AS:1024を記述したUPDATEメッセージを作成し、このUPDATEメッセージをネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
これに対しIPネットワークの呼毎の帯域を制御・管理しかつ呼毎の課金を行うサーバ装置は、セッションを一時解放中の通信端末装置から上記UPDATEメッセージを送信すると、このメッセージを通信相手の端末装置に転送する。そして、通信相手の端末装置から上記メッセージに対する応答である「200OK」が返送されると、上記メッセージの指示内容(b行に記述された“AS:100”、“AS:1024”)に従い、当該要求元の通信端末装置に対しトラフィック帯域を再度設定し、かつ以後の課金を再開する。そして、この処理の終了後に、上記応答メッセージ「200OK」を上記要求元の通信端末装置へ転送する。
呼(SIP)制御部4は、ステップS44においてIPネットワークからの上記応答メッセージ「200OK」の返送を監視する。そして、ネットワークインタフェース15及びIPパケット受信解析部14を介して上記応答メッセージ「200OK」を受け取ると、ステップS45によりアプリケーション制御部3に対し“通話再開”の了承を通知し、さらにIPパケット作成部13、IPパケット受信解析部14に対し、音声及び映像に関するIPパケットの通信再開を指示する。
アプリケーション制御部3は、上記“通話再開”の了承が通知されると、ステップS46において通話有無識別レジスタ2に保持されている現在の通話状態を表す情報を、「一時停止中」であることを示す“0”から「通話中」であることを示す“1”に変更する。またそれと共にアプリケーション制御部3は、ステップS47において音声処理部5及び映像処理部9に対し動作再開を指示する。
この結果、音声処理部5はステップS48において、スピーカ8からの受話音声の出力動作を再開すると共に、マイクロホン7からの送話音声信号の入力動作を再開する。また、映像処理部9はステップS49において、以後IPパケット受信解析部14から出力される符号化映像データを復号してその受話映像をモニタ12に表示させると共に、ビデオカメラ11から出力されたアナログ映像信号を符号化して上記IPパケット作成部13へ出力する。また、このとき映像処理部9は、通話中である旨の通知メッセージを生成し、この通知メッセージを上記復号された受話映像に重畳してモニタ12に表示させる。図8にその表示結果の一例を示す。したがって、話者は通信端末装置が通話中の状態に復帰したことを確認することができる。
以上述べたように第1の実施形態では、通話中にアプリケーション制御部3において、話者による通話の一時停止指示及び再開指示の入力を監視し、一時停止指示の入力が検出された場合に、IPパケット作成部13によりSDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを生成して、これをネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信している。また、再開指示の入力が検出された場合に、IPパケット作成部13によりSDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域のb(bandwidth)行にそれぞれ、IPネットワークに対しIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域“AS:100”、“AS:1024”を記述したUPDATEメッセージを生成して、これをネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信している。
したがって、通話中における話者の通話一時停止指示操作及びその再開指示操作に応じて、IPネットワークに対しトラフィック帯域の一時解放及び再設定を申告するための処理が行われる。このためIPネットワークでは、上記申告に応じて、通信端末装置間のネットワークのトラフィック帯域を一時的に解放し、さらに課金を停止する処理を実行することができる。すなわち、通信端末装置において実質的に通話が行われる期間にのみ、通信端末装置間のネットワークのトラフィック帯域が確保され、かつ課金が行われるようにすることができる。
また第1の実施形態では、通話の一時停止期間中に、IPパケット作成部13及びIPパケット受信解析部14の処理を停止させると共に、音声処理部5及び映像処理部9の符号化及び復号処理を停止するようにしている。このため、通話の一時停止期間中におけるこれらの回路ブロックにおける消費電力を低減することが可能となる。この効果は、電源としてバッテリを使用する携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナル・コンピュータにあって特に有効である。
さらに、通話を一時停止する状態になった場合にその旨のメッセージをモニタ12に表示し、また通話が再開されたときにその旨のメッセージをモニタ12に表示するようにしている。このため、話者は上記表示メッセージにより装置の通話状態を確認することができる。
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、通信端末装置において、通話中に送話音声及び受話音声の有無を監視する機能をさらに備え、無音の状態が予め設定した一定時間以上連続した場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを生成して送信する。一方、通話の一時停止中に送話音声が検出された場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行にそれぞれIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を表す情報を記述したUPDATEメッセージを生成し送信するようにしたものである。
この発明の第2の実施形態は、通信端末装置において、通話中に送話音声及び受話音声の有無を監視する機能をさらに備え、無音の状態が予め設定した一定時間以上連続した場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを生成して送信する。一方、通話の一時停止中に送話音声が検出された場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行にそれぞれIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を表す情報を記述したUPDATEメッセージを生成し送信するようにしたものである。
図9は、この発明の第2の実施形態に係わる通信端末装置の構成を示すブロック図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。この実施形態の通信端末装置には、図1に示した構成に加えて、音声検出部16及びカウンタ17が設けてある。
音声検出部16は、一定の周期で音声処理部5から送話音声信号及び受話音声信号を取り込み、これら送話音声信号及び受話音声信号のレベルをそれぞれしきい値と比較することにより音声の有無を判定する。カウンタ17は例えば8ビットカウンタからなり、送話音声信号及び受話音声信号がいずれも無音と判定されるごとに上記音声検出部16によりカウント値がカウントアップされる。また、送話音声信号または受話音声信号が有音と判定されるか、又はカウント値が満了すると上記音声検出部16により上記カウント値が初期化される。
また音声検出部16は、上記カウンタ17のカウント値を監視し、カウント値が満了すると通話有無識別レジスタ2に記憶されている通話状態の識別情報をもとに現在の通話状態が「通話中」であるか「一時停止中」であるかを判定し、その判定結果をアプリケーション制御部3に通知する。
アプリケーション制御部3は、上記音声検出部16から「通話中」であるとの判定結果が通知された場合に呼(SIP)制御部4に対し通話の一時停止指示を通知する機能と、上記音声検出部16から「一時停止中」であるとの判定結果が通知された場合に呼(SIP)制御部4に対し通話の再開指示を通知する機能とを備える。
なお、この第2の実施形態においては、赤外線リモコン受信部1は赤外線リモコンからの一時停止指示及び再開指示のための操作情報を受信しないが、赤外線リモコンから送信される、発着信操作信号、終話操作信号、ダイヤル操作信号、ビデオカメラの操作信号等の一般的な操作信号を受信するために使用される。
なお、この第2の実施形態においては、赤外線リモコン受信部1は赤外線リモコンからの一時停止指示及び再開指示のための操作情報を受信しないが、赤外線リモコンから送信される、発着信操作信号、終話操作信号、ダイヤル操作信号、ビデオカメラの操作信号等の一般的な操作信号を受信するために使用される。
次に、以上のように構成された通信端末装置の動作を説明する。
(1)通話音声の無音検出に応じたトラフィック帯域の修正申告制御
SIPによる呼が接続された状態、つまりセッションが確立された状態で、通信端末装置は以下のように通話音声の有無に応じた通話状態の切替監視処理を実行する。図10はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
(1)通話音声の無音検出に応じたトラフィック帯域の修正申告制御
SIPによる呼が接続された状態、つまりセッションが確立された状態で、通信端末装置は以下のように通話音声の有無に応じた通話状態の切替監視処理を実行する。図10はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、音声検出部16は、ステップS101において一定の周期(例えば100msec周期)で音声処理部5から送話音声信号及び受話音声信号を取り込み、ステップS102でこれら送話音声信号及び受話音声信号のレベルをしきい値と比較することにより音声の有無を判定する。そして、この判定の結果、送話音声信号及び受話音声信号が共に無音と判定されると、ステップS103によりカウンタ17のカウント値をカウントアップする。また、このカウントアップをするごとに、ステップS104においてカウンタ17のカウント値が満了したか否か、つまりカウント値=0xffになったか否かを判定する。そして、カウント値が満了していなければ、ステップS101に戻ってステップS101〜ステップS104による音声の無音監視動作を継続する。
さて、通話中に話者が通話を一時中断し、送話音声及び受話音声がいずれも無音となる状態が所定時間連続したとする。そうすると上記カウンタ17のカウント値が満了する。音声検出部16は、ステップS104において上記カウンタ17のカウント値の満了を検出すると、ステップS105で当該カウンタ17のカウント値を0x00に初期化したのち、ステップS106において通話有無識別レジスタ2から現在の通話状態を表す情報を読み出し、この読み出した情報をもとに「通話中」であるか「一時停止中」であるかをステップS107により判定する。例えば、読み出した値が“1”であれば「通話中」と判定し、“0”であれば「一時停止中」と判定する。この判定の結果、現在の通話状態が「通話中」であれば、その旨をアプリケーション制御部3に通知する。
アプリケーション制御部3は、上記「通話中」の通知を受け取ると、IPネットワークに対しトラフィック帯域の一時開放を要求する修正申告制御を開始する。この修正申告制御は、図3に示したフローチャートに従い前記第1の実施形態と同じ制御手順及び制御内容により以下のように実行される。
すなわち、アプリケーション制御部3は先ずステップS31により呼(SIP)制御部4に対し通話の「一時停止」を通知する。そうすると呼(SIP)制御部4は、ステップS32によりIPパケット作成部13に対し、トラフィック帯域の一時解放を申告するためのSDPを含むUPDATE情報の作成とその送信を指示する。この指示を受け取るとIPパケット作成部13は、ステップS33において上記UPDATE情報を作成し、この作成したUPDATE情報にUDP/IPヘッダを付与して、ネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
例えば、図5中の51,52に示すように、メディア記述タイプのSDPフィールド内において、m=audio領域のb(bandwidth)行、及びm=video領域のb(bandwidth)行に、b=AS:0をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを作成し、このUPDATEメッセージをネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
これに対しIPネットワークの呼毎の帯域を制御・管理しかつ呼毎の課金を行うサーバ装置は、セッション確立中の通信端末装置から上記UPDATEメッセージを送信すると、このメッセージを通信相手の端末装置に転送する。そして、通信相手の端末装置から上記メッセージに対する応答である「200OK」が返送されると、上記メッセージの指示内容(b行に記述された“AS:0”)に従い、当該要求元の通信端末装置に対し確保しているIPネットワークのトラフィック帯域を一時解放し、かつ以後の課金を停止する。そして、この処理の終了後に、上記応答メッセージ「200OK」を上記要求元の通信端末装置へ転送する。
呼(SIP)制御部4は、ステップS34においてIPネットワークからの上記応答メッセージ「200OK」の返送を監視する。そして、ネットワークインタフェース15及びIPパケット受信解析部14を介して上記応答メッセージ「200OK」を受け取ると、ステップS35によりアプリケーション制御部3に対し“通話一時停止”の了承を通知し、さらにIPパケット作成部13、IPパケット受信解析部14に対し、音声及び映像に関するIPパケットの通信停止を指示する。
アプリケーション制御部3は、上記「通話一時停止」の了承が通知されると、ステップS36において通話有無識別レジスタ2に保持されている現在の通話状態を表す情報を、「通話中」であることを示す“1”から「一時停止中」であることを示す“0”に変更する。またそれと共にアプリケーション制御部3は、ステップS37において音声処理部5及び映像処理部9に対し動作停止を指示する。
この結果、音声処理部5はステップS38において、スピーカ8からの受話音声の出力動作を停止すると共に、マイクロホン7からの送話音声信号の入力動作を停止する。また、映像処理部9はステップS39において、現在モニタ12に表示中の受話映像を静止画像として表示し続けると共に、ビデオカメラ11からの映像信号の入力動作を停止する。また、このとき映像処理部9は、通話を一時停止している旨の通知メッセージを生成し、この通知メッセージを例えば図7に示すように上記静止画像に重畳してモニタ12に表示させる。したがって、話者は通信端末装置が通話を一時停止した状態になったことを確認することができる。
なお、上記ステップS107において現在の通話状態が「一時停止中」と判定された場合には、音声検出部16はステップS101に戻り、上記ステップS101〜ステップS104による音声の無音監視処理をやり直す。
(2)送話音声の検出に応じたトラフィック帯域回復のための修正申告制御
一方、上記ステップS101〜ステップS104による音声の無音監視動作中に、話者が送話音声をマイクロホン7に入力したとする。この送話音声は、音声処理部5を介して音声検出部16により検出される。音声検出部16は、上記送話音声を検出すると、ステップS102からステップS108に移行し、ここで通話有無識別レジスタ2から現在の通話状態を表す情報を読み出す。そして、この読み出した情報をもとに「通話中」であるか「一時停止中」であるかステップS109により判定する。この判定の結果、「一時停止中」であれば、ステップS113によりカウンタのカウント値を初期化(0x00)し、その旨をアプリケーション制御部3に通知する。
一方、上記ステップS101〜ステップS104による音声の無音監視動作中に、話者が送話音声をマイクロホン7に入力したとする。この送話音声は、音声処理部5を介して音声検出部16により検出される。音声検出部16は、上記送話音声を検出すると、ステップS102からステップS108に移行し、ここで通話有無識別レジスタ2から現在の通話状態を表す情報を読み出す。そして、この読み出した情報をもとに「通話中」であるか「一時停止中」であるかステップS109により判定する。この判定の結果、「一時停止中」であれば、ステップS113によりカウンタのカウント値を初期化(0x00)し、その旨をアプリケーション制御部3に通知する。
アプリケーション制御部3は、上記「一時停止中」の通知を受け取ると、IPネットワークに対しトラフィック帯域の回復を要求する修正申告制御を開始する。この修正申告制御は、図4に示したフローチャートに従い前記第1の実施形態と同じ制御手順及び制御内容により以下のように実行される。
すなわち、アプリケーション制御部3は先ずステップS41により呼(SIP)制御部4に対し、トラフィック帯域の回復を申告するためのSDPを含むUPDATE情報の作成とその送信を指示する。この指示を受け取るとIPパケット作成部13は、ステップS43において上記UPDATE情報を作成し、この作成したUPDATE情報にUDP/IPヘッダを付与して、ネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
例えば、図6中の61,62に示すように、メディア記述タイプのSDPフィールド内において、m=audio領域のb(bandwidth)行、及びm=video領域のb(bandwidth)行にそれぞれ、要求する帯域幅b=AS:100、b=AS:1024を記述したUPDATEメッセージを作成し、このUPDATEメッセージをネットワークインタフェース15からIPネットワークへ送信させる。
これに対しIPネットワークの呼毎の帯域を制御・管理しかつ呼毎の課金を行うサーバ装置は、セッションを一時解放中の通信端末装置から上記UPDATEメッセージを送信すると、このメッセージを通信相手の端末装置に転送する。そして、通信相手の端末装置から上記メッセージに対する応答である「200OK」が返送されると、上記メッセージの指示内容(b行に記述された“AS:100”、“AS:1024”)に従い、当該要求元の通信端末装置に対しトラフィック帯域を再度設定し、かつ以後の課金を再開する。そして、この処理の終了後に、上記応答メッセージ「200OK」を上記要求元の通信端末装置へ転送する。
呼(SIP)制御部4は、ステップS44においてIPネットワークからの上記応答メッセージ「200OK」の返送を監視する。そして、ネットワークインタフェース15及びIPパケット受信解析部14を介して上記応答メッセージ「200OK」を受け取ると、ステップS45によりアプリケーション制御部3に対し“通話再開”の了承を通知し、さらにIPパケット作成部13、IPパケット受信解析部14に対し、音声及び映像に関するIPパケットの通信再開を指示する。
アプリケーション制御部3は、上記“通話再開”の了承が通知されると、ステップS46において通話有無識別レジスタ2に保持されている現在の通話状態を表す情報を、「一時停止中」であることを示す“0”から「通話中」であることを示す“1”に変更する。またそれと共にアプリケーション制御部3は、ステップS47において音声処理部5及び映像処理部9に対し動作再開を指示する。
この結果、音声処理部5はステップS48において、スピーカ8からの受話音声の出力動作を再開すると共に、マイクロホン7からの送話音声信号の入力動作を再開する。また、映像処理部9はステップS49において、以後IPパケット受信解析部14から出力される符号化映像データを復号してその受話映像をモニタ12に表示させると共に、ビデオカメラ11から出力されたアナログ映像信号を符号化して上記IPパケット作成部13へ出力する。また、このとき映像処理部9は、通話中である旨の通知メッセージを生成し、この通知メッセージを上記復号された受話映像に図8に示すように重畳してモニタ12に表示させる。したがって、話者は通信端末装置が通話中の状態に復帰したことを確認することができる。
なお、上記通話有無識別レジスタ2から読み出した情報が「通話中」であることを示す“1”だった場合には、音声検出部16はステップS110によりカウンタ17のカウント値を読み取り、この読み取ったカウント値が“0”であるか否かをステップS111で判定する。そして、カウント値が“0”であればステップS101に戻り、一方カウント値が“0”以外であれば当該カウンタ17のカウント値を初期化(0x00)したのち、上記ステップS101に戻る。
以上説明したように第2の実施形態では、通話中に送話音声及び受話音声の有無を監視し、無音の状態が予め設定した一定時間以上連続した場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを生成して送信する。一方、上記通話の一時停止中に送話音声が検出されると、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行にそれぞれIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を表す情報を記述したUPDATEメッセージを生成し送信するようにしている。
したがって、送話音声及び受話音声の有無に応じて、IPネットワークに対しトラフィック帯域の一時解放及び再設定を申告するための処理が実行される。このため、IPネットワークでは、上記申告に応じて通信端末装置間のネットワークのトラフィック帯域を一時的に解放し、さらに課金を停止する処理を実行することができる。すなわち、通信端末装置において実質的に通話が行われる期間にのみ、通信端末装置間のネットワークのトラフィック帯域が確保され、かつ課金が行われるようにすることができる。
また、トラフィック帯域の一時解放及び再設定を申告するための処理が、送話音声及び受話音声の有無に応じて自動的に行われる。このため、トラフィック帯域設定処理及び課金処理を最適な状態に制御することができ、また話者は通話の一時停止操作及び再開操作を行う必要がなくなり、これにより話者の操作性が向上される。
さらに、前記第1の実施形態と同様に、通話の一時停止期間中にIPパケット作成部13及びIPパケット受信解析部14の処理を停止させると共に、音声処理部5及び映像処理部9の符号化及び復号処理を停止するようにしている。このため、通話の一時停止期間中におけるこれらの回路ブロックにおける消費電力を低減することが可能となる。この効果は、電源としてバッテリを使用する携帯電話機やPDA、ノート型のパーソナル・コンピュータにあって特に有効である。
さらに、通話を一時停止する状態になった場合にその旨のメッセージをモニタ12に表示し、また通話が再開されたときにその旨のメッセージをモニタ12に表示するようにしている。このため、話者は上記表示メッセージにより装置の通話状態を確認することができる。
(その他の実施形態)
第1及び第2の実施形態では、通話を一時停止する場合に、図5に示すようにSDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを送信するようにした。しかし、それに限るものではなく、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したre-INVITEメッセージを生成して送信するようにしてもよい。
第1及び第2の実施形態では、通話を一時停止する場合に、図5に示すようにSDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを送信するようにした。しかし、それに限るものではなく、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びメディアタイプm=video領域の各b(bandwidth)行に“AS:0”をそれぞれ記述したre-INVITEメッセージを生成して送信するようにしてもよい。
また、例えば図11の121,122に示すように、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域の各a(attribute)行に“inactive”を記述したUPDATEメッセージを生成して送信するようにしてもよい。さらには、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域の各a(attribute)行に“inactive”を記述したre-INVITEメッセージを生成して送信するようにしてもよい。
一方、第1及び第2の実施形態では、通話を再開する場合に、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域の各b(bandwidth)行にそれぞれ、IPネットワークに対しIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域“AS:100”、“AS:1024”を記述したUPDATEメッセージを生成して送信するようにした。しかし、それに限るものではなく、SDPフィールド内のメディアタイプm=audio領域及びm=video領域の各b(bandwidth)行にそれぞれ、IPネットワークに対しIPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域“AS:100”、“AS:1024”を記述したre-INVITEメッセージを生成して送信するようにしてもよい。
また、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域=audio領域及びm=video領域の各a(attribute)行に“sendrecv”をそれぞれ記述したUPDATEメッセージを生成して送信してもよく、さらにはSDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域=audio領域及びm=video領域の各a(attribute)行に“sendrecv”をそれぞれ記述したre-INVITEメッセージを生成して送信してもよい。
なお、通話を一時停止する際に生成して送信するメッセージの構成、及び通話を再開する際に生成して送信するメッセージの構成は、以上述べた各種例に限定されるものではなく、その他にも種々の変形が可能である。
また、第1の実施形態において説明した、通話中に話者による通話の一時停止指示及び再開指示の入力を監視する機能と、第2の実施形態において説明した、送話音声及び受話音声の有音または無音の状態を監視する機能の両方を備え、送話音声及び受話音声の無音の状態が検出された場合だけでなく、話者の通話停止指示が入力された場合にもトラフィック帯域を一時的に解放するリクエスト情報を送信するようにしてもよい。このようにすると、例えば周辺雑音レベルが大きく無音状態が検出され難い通話環境下においても、実質的に通話を行わない期間には話者の操作によりトラフィック帯域を一時的に解放させることが可能となる。
さらに、前記第1及び第2の実施形態では、テレビジョン電話機能を備えた通信端末装置を例にとって説明したが、必ずしもテレビジョン電話機能を備える必要はなく、音声による通話機能のみを備えた通信端末装置にもこの発明は適用可能である。その他、通信端末装置の種類やその構成、制御手順と制御内容、IPネットワークの種類等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…赤外線リモコン受信部、2…通話有無識別レジスタ、3…アプリケーション制御部、4…呼(SIP)制御部、5…音声処理部、7…マイクロホン、8…スピーカ、9…映像処理部、11…ビデオカメラ、12…モニタ、13…IPパケット作成部、14…IPパケット受信解析部、15…ネットワークインタフェース、16…音声検出部、17…カウンタ。
Claims (7)
- SIP(Session Initiation Protocol)を用いたVoIP(Voice over IP)システムで使用され、相手端末装置との間でIP(Internet Protocol)ネットワークを介して音声を含むパケットを送受信する機能を備えた通信端末装置であって、
前記通信端末装置の話者による通話の一時停止指示及び再開指示を受け付ける手段と、
前記一時停止指示を受け付けた場合に、SDP(Session Description Protocol)フィールド内の帯域幅情報を記述する第1の領域とメディア属性を記述する第2の領域のいずれか一方に、通話の一時停止を要求するためのリクエスト情報を記述した第1のSIPメッセージを生成する手段と、
前記通話の再開指示を受け付け場合に、SDPフィールド内の帯域幅情報を記述する第1の領域とメディア属性を記述する第2の領域のいずれか一方に、通話の再開を要求するためのリクエスト情報を記述した第2のSIPメッセージを生成する手段と、
前記生成された第1及び第2のSIPメッセージを前記IPネットワークへ送信する手段と
を具備することを特徴とする通信端末装置。 - SIP(Session Initiation Protocol)を用いたVoIP(Voice over IP)システムで使用され、相手端末装置との間でIP(Internet Protocol)ネットワークを介して音声を含むパケットを送受信する機能を備えた通信端末装置であって、
前記通信端末装置の話者による送話音声及び相手端末装置から受信した受話音声の有無を検出する手段と、
前記送話音声及び受話音声の無音の状態が予め設定した時間以上続いたことが検出された場合に、SDP(Session Description Protocol)フィールド内の帯域幅情報を記述する第1の領域とメディア属性を記述する第2の領域のいずれか一方に、通話の一時停止を要求するためのリクエスト情報を記述した第2のSIPメッセージを生成する手段と、
前記送話音声の有音の状態が検出された場合に、前記SDPフィールド内の帯域幅情報を記述する第1の領域とメディア属性を記述する第2の領域のいずれか一方に、通話の再開を要求するためのリクエスト情報を記述した第2のSIPメッセージを生成する手段と、
前記生成された第1及び第2のSIPメッセージを前記IPネットワークへ送信する手段と
を具備することを特徴とする通信端末装置。 - 前記第1のSIPメッセージを生成する手段は、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に“0”を記述したUPDATEメッセージを生成し、
前記第2のSIPメッセージを生成する手段は、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に前記IPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を記述したUPDATEメッセージを生成することを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末装置。 - 前記第1のSIPメッセージを生成する手段は、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に“0”を記述したre-INVITEメッセージを生成し、
前記第2のSIPメッセージを生成する手段は、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のb(bandwidth)行に前記IPネットワークに回復を要求するトラフィック帯域を表す情報を記述したre-INVITEメッセージを生成することを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末装置。 - 前記第1のSIPメッセージを生成する手段は、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のa(attribute)行に“inactive”を記述したUPDATEメッセージを生成し、
前記第2のSIPメッセージを生成する手段は、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のa(attribute)行に“sendrecv”を記述したUPDATEメッセージを生成することを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末装置。 - 前記第1のSIPメッセージを生成する手段は、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のa(attribute)行に“inactive”を記述したre-INVITEメッセージを生成し、
前記第2のSIPメッセージを生成する手段は、SDPフィールド内のメディアタイプを示すm領域のa(attribute)行に“sendrecv”を記述したre-INVITEメッセージを生成することを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末装置。 - 前記パケットに前記話者の映像を挿入して送信する手段と、前記相手端末装置から受信したパケットから映像を分離して再生する手段とを、さらに具備することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007333256A JP2009159159A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007333256A JP2009159159A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 通信端末装置 |
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JP2009159159A true JP2009159159A (ja) | 2009-07-16 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007333256A Pending JP2009159159A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 通信端末装置 |
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2007
- 2007-12-25 JP JP2007333256A patent/JP2009159159A/ja active Pending
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