JP2009154134A - Oil collection filter - Google Patents
Oil collection filter Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009154134A JP2009154134A JP2007338160A JP2007338160A JP2009154134A JP 2009154134 A JP2009154134 A JP 2009154134A JP 2007338160 A JP2007338160 A JP 2007338160A JP 2007338160 A JP2007338160 A JP 2007338160A JP 2009154134 A JP2009154134 A JP 2009154134A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- oil
- fiber
- support
- oil collecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、レンジフードなどに取り付けられて使用される油捕集用フィルタに関する。 The present invention relates to an oil collecting filter used by being attached to a range hood or the like.
レンジフードの吸入口には、調理時に発生する油煙や埃等(以下、油煙等という。)によって排煙用のファン等が直接汚れないように、これらを捕獲するグリスフィルタと称される金属製のフィルタが取り付けられている。しかし、このグリスフィルタは、掃除が面倒であるため、その手間を軽減するために、その外側に更に不織布等の素材からなる使い捨ての油捕集用フィルタが取り付けられて使用されている。 The intake port of the range hood is made of a metal called a grease filter that captures the smoke exhaust fan so that it does not get dirty directly by oil smoke or dust generated during cooking (hereinafter referred to as oil smoke). The filter is attached. However, since this grease filter is cumbersome to clean, a disposable oil collecting filter made of a material such as a non-woven fabric is attached to the outside of the grease filter to reduce labor.
ところで、レンジフードの寸法には統一された規格がなく、寸法がまちまちであることから、前記の油捕集用フィルタは、多くのサイズのレンジフードに適合するようにするために、種々のサイズのものが販売されている。したがって製品の品種が多くなり製造経費が高くなりやすい。また製品を購入する消費者は、品種が多いことで、購入すべき製品を見つけづらくなる。 By the way, there is no uniform standard for the dimensions of the range hood, and the dimensions vary, so that the oil collection filter has various sizes in order to be compatible with many sizes of range hoods. Things are on sale. Therefore, the number of product varieties increases and the manufacturing cost tends to increase. In addition, consumers who purchase a product are difficult to find a product to be purchased because there are many varieties.
そこで特許文献1においては、各種サイズのレンジフードに合わせて装着させることを目的として、長さ寸法がレンジフードの開口長さ寸法の数倍以上の長さ寸法に形成された所定幅の長尺帯状フィルタ材を、換気扇フードの開口長さ寸法より若干長い長さ寸法に合わせて切断して使用することが提案されている。しかし、この技術では、製品の購入者が、レンジフードのサイズに応じて長尺帯状フィルタ材を切断する作業が必要であり、取り付けに手間がかかる。また、この種の作業に慣れていない製品の購入者が切断する場合、レンジフードのサイズにぴったり適合するようにフィルタ材を切断することは容易でなく、その結果、切断されたフィルタ材の見た目が悪くなることが多い。更に、このフィルタ材は、グリスフィルタの外側に設置するものなので、通気性を高めないと十分な吸引力が発生しない。しかし、通気性を高めることはフィルタとしての機能が低下することを意味する。 Therefore, in Patent Document 1, for the purpose of being attached to a range hood of various sizes, a length of a predetermined width formed to have a length that is several times longer than the opening length of the range hood. It has been proposed to use the band-shaped filter material by cutting it in accordance with a length dimension slightly longer than the opening length dimension of the ventilation fan hood. However, in this technique, the purchaser of the product needs to work to cut the long band-shaped filter material according to the size of the range hood, which takes time and effort. Also, when a product buyer who is not familiar with this type of work cuts, it is not easy to cut the filter material to fit the size of the range hood, and as a result, the appearance of the cut filter material Is often worse. Furthermore, since this filter material is installed outside the grease filter, sufficient suction force is not generated unless air permeability is increased. However, increasing the air permeability means that the function as a filter is lowered.
この技術とは別に、特許文献2には、使い捨て可能で、使用後に焼却処理することを可能にする目的で、濾過フィルタと、該濾過フィルタを挟持する紙材で形成された枠シートとを有して構成されたフィルタ体が提案されている。このフィルタ体における枠シートには、接着剤と剛性付加材とが含浸されて、剛性が付加されている。しかし、このフィルタ体はワンサイズのものなので、レンジフードのサイズに応じたサイズの製品を種々用意する必要がある。
Apart from this technique,
本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る油捕集用フィルタを提供することにある。 The objective of this invention is providing the filter for oil collection which can eliminate the fault which the prior art mentioned above has.
本発明は、中央に開口部を有し、該開口部の開口縁から外方へ延出した延出域から構成される矩形の紙製枠体と、該開口部を覆うフィルタ部材とを備え、
該延出域のうち、該枠体の上部及び/又は下部に位置する部位に、該枠体の横方向に延びる折り曲げ誘導線が設けられ、該折り曲げ誘導線に沿って該部位を折り曲げることで該枠体のサイズを可変となした油捕集用フィルタを提供するものである。
The present invention includes a rectangular paper frame having an opening at the center and extending outwardly from the opening edge of the opening, and a filter member covering the opening. ,
A bending guide line extending in the lateral direction of the frame body is provided in a portion of the extension area located at an upper portion and / or a lower portion of the frame body, and the portion is bent along the bending guide line. An oil collecting filter in which the size of the frame is variable is provided.
本発明によれば、レンジフードのサイズに応じ、外形の寸法を調整することが容易なので、一種類の製品を用意するだけで、種々のサイズのレンジフードに適合させることができる。 According to the present invention, since it is easy to adjust the dimensions of the outer shape according to the size of the range hood, it is possible to adapt to range hoods of various sizes simply by preparing one type of product.
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本実施形態の油捕集用フィルタの一実施形態の平面図が示されている。油捕集用フィルタ10は、レンジフード(台所用の換気扇で、コンロ上を覆うフードとファンとが一体化したもの)の吸入口に取り付けられて、調理時に発生する油煙等を捕集するものである。具体的には、油煙等に含まれる粒子状物質(油滴を含む)を捕集する。
The present invention will be described below based on preferred embodiments with reference to the drawings. FIG. 1 shows a plan view of an embodiment of the oil collecting filter of the present embodiment. The
図1は、本実施形態の油捕集用フィルタ10の使用前の状態を示している。油捕集用フィルタ10は、その中央に開口部11を有している。開口部11は上縁11a及び下縁11bと、左右の側縁11c,11cとで画成された縦長の矩形をしている。開口部11は、フィルタ部材12によってその全域が覆われている。
FIG. 1 shows a state before use of the
油捕集用フィルタ10は、開口部11の上下の開口縁である上縁11a及び下縁11bからそれぞれ外方(すなわち上下方向)に延出した上部延出域13a及び下部延出域13bを有している。上部延出域13a及び下部延出域13bは、それぞれ横長の矩形をしている。また、油捕集用フィルタ10は、開口部の左右の開口縁である各側縁11cからそれぞれ外方(左右方向)に延出した側部延出域13c,13cを有している。各側部延出域13cは同形であり、縦長の矩形をしている。そして、上部延出域13a及び下部延出域13b並びに左右の側部延出域13cが連なって一体となり、縦長の矩形の外形を有する枠体13が構成されている。上述したフィルタ部材12は、例えば接着剤による接着やステープラによって枠体13の一方の面の表面に固定されている。あるいは、同形の2個の枠体13間にフィルタ部材12が挟持されて固定されている。
The
枠体13は紙製である。紙製とは、植物繊維のパルプを重量基準で50%以上含有し、かつ焼却可能な材料をいう。後述するように、油捕集用フィルタ10におけるフィルタ部材12も焼却可能であるから、油捕集用フィルタ10は、その全体が焼却可能になっている。したがって、例えばアルミニウム製の枠体を有する従来の油捕集用フィルタと異なり、本実施形態の油捕集用フィルタ10は、使用後に分別廃棄を行う必要がなく、廃棄処理を容易に行えるという利点を有する。
The
枠体13を構成する延出域のうち、上部延出域13a及び下部延出域13bには、枠体13の横方向に延びる折り曲げ誘導線14が設けられている。折り曲げ誘導線14は、上部延出域13a及び下部延出域13bにそれぞれ複数本設けられている。折り曲げ誘導線14は、上部延出域13a及び下部延出域13bを圧縮することで形成されている。あるいは、上部延出域13a及び下部延出域13bに浅い切り込みを入れたり、線を印刷したりすることで形成されている。なお、図1には、折り曲げ誘導線14が複数本設けられている状態が示されているが、これに代えて折り曲げ誘導線は1本でもよい。また、図1では、上部延出域13aに設けられた折り曲げ誘導線14の本数と、下部延出域13bに設けられた折り曲げ誘導線14の本数が同数であるが、これに代えて各延出域13a,13における折り曲げ誘導線の本数は相違していてもよい。更に、折り曲げ誘導線は、上部延出域13a及び下部延出域13bの双方に設けられている必要はなく、いずれか一方の延出域にのみ設けられていてもよい。
Among the extending areas constituting the
折り曲げ誘導線14は、この線14に沿って上部延出域13a及び/又は下部延出域13bを折り曲げて畳むことで、枠体13のサイズを、油捕集用フィルタ10が取り付けられるレンジフードのサイズに適合するように可変とするものである。折り曲げ誘導線14が複数本形成されている場合には、折り曲げの回数は1回でもよく、あるいは複数回でもよい。複数回折り曲げることで、上部延出域13a及び/又は下部延出域13bは、折り曲げの回数に比例して厚みが大きくなる。その結果、強度が高まり、枠体13が紙製であっても十分な強度が発現するようになる。
The
枠体13を構成する延出域のうち、左右の側部延出域13cにはそれぞれ、開口部11の側から外側へ向かう一対の切れ込み15a,15bが設けられている。切れ込み15a,15bは、側部延出域13cの上端及び下端の位置にそれぞれ設けられている。この位置は、開口部11の上縁11a及び下縁11bの延長線上である。切れ込み15a,15bは、枠体13の横方向と平行に、かつ直線状に延びている。切れ込み15a,15bの長さは同じになっている。また、切れ込み15a,15bの長さは側部延出域13cの横幅のほぼ半分の長さになっている。側部延出域13cは、切れ込み15a,15bの間において該側部延出域13cが二つ折りにされることで、該側部延出域13cの強度が高められる。なお、図1では、左右の側部延出域13cの双方に切れ込み15a,15bが形成されていたが、これに代えて一方の延出域13cにのみ切れ込み15a,15bが形成されていてもよい。
Of the extension areas constituting the
図2(a)及び(b)には、図1に示す油捕集用フィルタ10を使用するための準備状態の斜視図が示されている。なお、図2(a)及び(b)では、フィルタ部材12は省略されており表されていない。油捕集用フィルタ10の使用に先立ち、枠体13を構成する延出域のうち、上部延出域13a及び下部延出域13bを、該フィルタ10を取り付けるレンジフードのサイズに適合するように、折り曲げ誘導線14に沿って折り曲げる。同図では上部延出域13aが2回山折りされ、1回谷折りされて、計3回折り曲げられている。下部延出域13bは、2回谷折りされ、1回山折りされて、計3回折り曲げられている。
FIGS. 2A and 2B are perspective views showing a preparation state for using the
また、枠体13を構成する延出域のうち、左右の側部延出域13cを、切れ込み15a,15bの間において二つ折りして、折り返し部16を側部延出域13c上に重ねる。これによって側部延出域13cは二重の厚みになり、その強度が増す。折り返し部16を首尾良く折り返すために、切れ込み15a,15bの担部どうしを結ぶ位置に、縦方向に伸びる折り曲げ誘導線17を設けてもよい。
Moreover, right and left side part extension area |
上部延出域13a及び下部延出域13b並びに左右の側部延出域13cの折り曲げ方は図2(a)及び(b)に示すものに限られない。例えば図3(a)及び(b)に示すように、左右の側部延出域13cの折り方は図2(a)及び(b)と同じにして、上部延出域13aを1回山折りし、また下部延出域13bを1回谷折りしてサイズ調整してもよい。また、図4(a)及び(b)に示すように、上部延出域13a及び下部延出域13bの折り方は図2(a)及び(b)と同じにして、左右の側部延出域13cを2回折り曲げて、該側部延出域13cの強度を一層高めるようにしてもよい。更に、図5(a)及び(b)に示すように、左右の側部延出域13cの折り方は図2(a)及び(b)と同じにして、上部延出域13a及び下部延出域13bのどちらか一方を折り曲げ、かつ他方をハサミ等でカットして、折り曲げる回数を減らしてもよい。
The method of bending the
図6には、図2ないし図5に示す状態となった油捕集用フィルタ10を、レンジフード20に取り付ける状態が示されている。油捕集用フィルタ10をレンジフード20に取り付けるに際しては、レンジフードに取り付けられている金属製のグリスフィルタ(図示せず)を予め取り外しておく。そして、グリスフィルタをレンジフードに固定するための金具21を利用して、油捕集用フィルタ10をレンジフード20に取り付ける。従来の油捕集用フィルタと異なり、本実施形態の油捕集用フィルタ10は、グリスフィルタの上に重ねて設置されるものではなく、グリスフィルタを取り外して付けるので、グリスフィルタが汚れて清掃する必要はない。また、フィルタ10における枠体13を構成する延出域のうち、側部延出域13cが二つ折りされた二重構造になっており強度が高められているので、レンジフード20内に設置されている換気扇22によって生じた吸引力(負圧)によって枠体13が湾曲したり、場合によっては枠体13が金具21から外れたりすることが防止される。
FIG. 6 shows a state where the
図7(a)ないし(d)には、油捕集用フィルタ10の別の使用形態が示されている。同図に示す使用形態は、レンジフード20の横幅が、油捕集用フィルタ10の横幅よりも広い場合のものである。この場合には、油捕集用フィルタ10を複数個(図2では2個)用い、各フィルタ10における側部延出域13cが互いに重なり合うように並列配置して、その状態のまま、レンジフード20におけるグリスフィルタ固定用の金具21を利用してレンジフードに固定する。このように、レンジフードの横幅に対するサイズ調整は、油捕集用フィルタ10を複数個用いて、それらが互いに重なるように配置することで対応することができる。この場合、上部延出域13a及び/又は下部延出域13bを、図2又は図3に示す折り方で折った場合には、2個の油捕集用フィルタ10における上部延出域13a及び/又は下部延出域13bを、図7(b)又は(c)に示す状態で重ねることができる。また、上部延出域13a又は下部延出域13bを、図5に示すようにカットした場合には、2個の油捕集用フィルタ10を図7(d)に示す状態で重ねることができる。
7A to 7D show another usage pattern of the
次に、本実施形態の油捕集用フィルタ10を構成する材料について説明する。フィルタ10におけるフィルタ部材12は、通気性を有し、繊維材料から構成される焼却可能な材料からなる。フィルタ部材12は、例えば不織布、織布、編地又はこれらの組み合わせから構成される。これらの材料のうち、油滴の捕集性と通気性とのバランスが良好であり、かつ経済性もよい点から、不織布を用いることが好ましい。
Next, the material which comprises the
フィルタ部材12として不織布を用いる場合には、レンジフードの吸引によりフィルタ部材12がたるんだりすることがないようにサイズ安定性が必要となってくる。そこでサイズを安定させるために、一例として、図8及び図9に示すように、支持体2と該支持体2の両面に配された繊維集合体3A,3Bとを有しており、該繊維集合体3A,3Bを構成する繊維が、該繊維どうしで絡合しているとともに該支持体2とも絡合して、該支持体2を骨格とした一体的な絡合状態を形成している不織布を用いることが好ましい。なお、図8においては、支持体2の両面に繊維集合体3A,3Bが配された状態が示されているが、これに代えて繊維集合体は、支持体2の一方の面側にのみ配されていてもよい。
When a non-woven fabric is used as the
フィルタ部材12では、支持体2が、フィルタ部材12の厚み方向の内部に存在しており、支持体2の上下面が、繊維集合体3A,3Bでそれぞれ覆われている。つまり、フィルタ部材12は、支持体2と繊維集合体3A,3Bとからなる繊維状シートである。
In the
支持体2は、有孔フィルム等の網状素材(網目を有する素材)からなるネットである。支持体2は、図2に示すように格子状である。しかし支持体2としては、これに限られず、ネットではないもの、例えば不織布であっても良い。つまり、一定の孔を有し、繊維集合体を形成する繊維ウエブが絡合状態で一体化する担体であれば支持体の種類に特に限定はない。例えば、ガーゼ状の織布のように織り目空間の比較的大きな目の粗い織布、あるいは片面又は両面に繊維集合体3A,3Bを重ね合わせてそれらを絡合状態で一体化し得る繊維空隙を有する不織布等も、フィルタ部材12の支持体2として用いられる。
The
支持体2の厚みは、繊維集合体3A,3Bを構成する繊維径の5〜1000倍、好ましくは10〜300倍、更に好ましくは15〜50倍である。この値が5倍未満であると、フィルタ部材12の長期間の使用によって、捕集した油によりフィルタ部材12自身の重量が増加した場合、繊維集合体3A,3Bがネット2から外れて伸びたり、支持体2が歪んだりして、フィルタ部材12にたるみが生じやすくなる。1000倍超であると、フィルタ部材12に占める割合が高く繊維部分の割合が少なくなったり、コストが高くなったりしてしまう。
The thickness of the
支持体2は、フィルタ部材12の強度、伸度の制御を両立することが必要である。更に支持体2はそのメッシュ、線径、線間距離、孔径、孔ピッチ、孔パターン等は繊維集合体3A,3Bとの部分的な絡合性等を考慮して決定される。具体的には、支持体2の線径は20〜1000μmが好ましく、更に好ましくは100〜300μmである。支持体2の線径が部分的に異なっていても良く、その場合は太い部分の線径が前記の値に相当する。この線径が支持体2の厚みに相当する。支持体2の線間距離は5〜20mmが好ましく、更に好ましくは8〜15mmである。支持体2の坪量は、0.1〜100g/m2、特に1〜30g/m2であることが好ましい。
The
フィルタ部材12においては、油煙等の捕集は、専ら繊維集合体3A,3Bによって達成される。繊維集合体3A,3Bは、水流交絡による絡合により形成されている。フィルタ部材12は、水流交絡による絡合によって繊維集合体3A,3Bを形成するとともに、該繊維集合体3A,3Bの構成繊維とネット2とを絡合させて、両者を一体化させている。つまり、繊維集合体3A,3Bを構成する繊維は、該繊維間が水流によって絡合されているとともに、支持体2に対しても水流によって絡合されている。繊維集合体3A,3Bの坪量は、それぞれ、20〜150g/m2であることが、フィルタ部材12の油煙等の捕集率及び形態保持性を確保する上で好ましい。
In the
フィルタ部材12の坪量は、好ましくは40〜150g/m2であり、更に好ましくは40〜122g/m2である。フィルタ部材12の坪量がかかる範囲にあることにより、フィルタ部材12の剛性が高まり、かつ優れた油煙等の捕集率を確保することができる。フィルタ部材12の厚みは、0.5〜5.0mm、特に1〜3.0mmであることが、油捕集用フィルタ10のレンジフードへの装着性を向上させる上で好ましい。
The basis weight of the
繊維集合体3A,3B及び支持体2は防炎性であることが好ましく、ガラス繊維、炭素繊維などの不燃性繊維、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリクラール、ポリエステル、ポリオレフィン、アクリル、レーヨンなどの難燃化した繊維から構成されるか、不燃物繊維及び/又は難燃性繊維が混綿されていることが好ましい。ここでいう難燃性繊維とはLOI値が26以上の繊維を示す。また、繊維集合体3A,3B及び支持体2は不燃性や難燃性繊維から構成されない、又は構成されていても防炎性が不十分である場合は、後加工工程でハロゲン系又はリン系、ポリホウ酸の難燃剤を固着させたり、難燃剤を含んだ樹脂をバインダーとして繊維表面に皮膜形成させたりすることで防炎性が賦与されることが好ましい。この場合には、繊維集合体3A,3Bと支持体2とから、フィルタ部材12を形成したのち、前述したような防炎性を賦与することが好ましい。
The fiber aggregates 3A and 3B and the
繊維集合体3A,3B及び支持体2が、不燃性や難燃性繊維から構成されない場合には、これらの繊維材料等としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のポリオレフィン系材料、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系材料、ポリアミド6、ポリアミド66等のポリアミド系材料、ポリアクリルニトリル系材料、レーヨン、各種ゴム等を用いることができる。また、ポリ塩化ビニル等のビニル系材料、ポリ塩化ビニリデン等のビニリデン系等を用いることができる。更に、これらの材料の変成物、アロイ又は混合物等を用いることもできる。
When the
以上の構造を有するフィルタ部材12は、例えば本出願人の先の出願に係る特開2001−336052号公報に記載の方法に従い製造することができる。
The
図8及び図9に示すフィルタ部材12に代えて、支持体2の両面に繊維集合体3A,3Bを有しており、該繊維集合体3A,3Bを構成する繊維は、該繊維間がバインダー又は熱融着により結合しているとともに、該バインダー又は熱融着により該支持体2を骨格とした一体的な結合状態を形成しており、通気性を有しているものを用いることもできる。このフィルタ部材においては、繊維集合体3A,3Bを構成する繊維は、該繊維間がバインダーにより結合されているか、又は該繊維の熱融着により結合されているとともに、支持体2に対してもバインダー又は該繊維及び/若しくは支持体の熱融着により結合されており、繊維集合体3A,3Bの構成繊維と支持体2とが一体化されている。このようなフィルタ部材12は、繊維集合体3A,3B及び支持体2をバインダーにより結合するケミカルボンド法、又は繊維集合体3A,3Bどうし及び支持体2を熱融着により結合するヒートボンド法などにより製造することができる。ケミカルボンド法、ヒートボンド法としては、この種のフィルタの製造に利用される公知の方法を用いることができる。
In place of the
フィルタ部材12を構成する繊維は、その表面が撥油性を有していることが好ましい。繊維の表面が撥油性を有するようにするためには、(イ)撥油剤を有していない繊維を用いてフィルタ部材12を作製し、その後に撥油剤又は撥油剤を添加した樹脂を塗工する等、繊維の表面を撥油性処理する方法、(ロ)撥油性の繊維を用いてフィルタ部材12を作製する方法がある。(イ)の場合、例えば繊維の表面にフッ素系撥油剤をコーティング処理して撥油性を付与すればよい。
The fibers constituting the
繊維の表面をフッ素系撥油剤でコーティング処理するためには、例えば繊維の表面にフッ素樹脂のエマルジョンを付与し、これを乾燥させればよい。これによって繊維の表面にフッ素樹脂を膜状に付着させることができる。乾燥後に熱処理を施すことで、繊維の表面に付着したフッ素樹脂の密着性を高めることができる。フッ素樹脂のエマルジョンを繊維の表面に付与するには、例えば該エマルジョンをディッピング(含浸)させたり、該エマルジョンをスプレー噴霧したり、該エマルジョンを泡立て処理したりすればよい。その他の方法として、希釈フッ素ガス、低温プラズマによるもの、グロー放電によるスパッタリングによって、繊維の表面をフッ素化し撥油性を付与することができる。 In order to coat the fiber surface with a fluorine-based oil repellent, for example, a fluororesin emulsion may be applied to the fiber surface and dried. As a result, the fluororesin can be adhered to the surface of the fiber in a film form. By performing heat treatment after drying, the adhesion of the fluororesin attached to the fiber surface can be enhanced. In order to apply the fluororesin emulsion to the fiber surface, for example, the emulsion may be dipped (impregnated), sprayed and sprayed, or the emulsion is foamed. As other methods, the surface of the fiber can be fluorinated to impart oil repellency by using diluted fluorine gas, low temperature plasma, or sputtering by glow discharge.
フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン樹脂、テトラフルオロエチレン・パーフルオロプロピルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、クロロトリフルオロエチレン樹脂、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン樹脂、フッ化ビニル樹脂、ヘキサフルオロプロピレン・フッ化ビニリデン共重合体、及びポリイミド系変性フッ素樹脂、PPS系変性フッ素樹脂、エポキシ系変性フッ素樹脂、PES系変性フッ素樹脂、フェノール系変性フッ素樹脂、パーフルオロアルキルエチレン基を有するアクリレート重合体やメタクリレート共重合体等が挙げられる。また、フッ素樹脂のエマルジョンを用いることもできる。そのようなエマルジョンとしては、例えば旭硝子製のフッ素樹脂であるアサヒガード(登録商標)AG−7000を用いることができる。 Fluororesin includes tetrafluoroethylene resin, tetrafluoroethylene / perfluoropropyl vinyl ether copolymer, tetrafluoroethylene / hexafluoropropylene copolymer, chlorotrifluoroethylene resin, ethylene / tetrafluoroethylene copolymer, fluoride Vinylidene resin, vinyl fluoride resin, hexafluoropropylene / vinylidene fluoride copolymer, polyimide-modified fluorine resin, PPS-modified fluorine resin, epoxy-modified fluorine resin, PES-modified fluorine resin, phenol-modified fluorine resin, Examples include acrylate polymers and methacrylate copolymers having a perfluoroalkylethylene group. Also, a fluororesin emulsion can be used. As such an emulsion, Asahi Guard (registered trademark) AG-7000, which is a fluorine resin manufactured by Asahi Glass, for example, can be used.
フッ素樹脂を付着させる量は、フッ素樹脂を付着させる前の繊維の重量に対して0.1〜10重量%、特に0.5〜2重量%とすることが好ましい。付着量を0.5重量%以上とすることで、繊維の表面に十分な撥油性を付与することができる。また付着量を10重量%以下とすることで、過剰付着に起因するフィルタの通気性の低下が防止される。 The amount of the fluororesin attached is preferably 0.1 to 10% by weight, particularly 0.5 to 2% by weight, based on the weight of the fiber before the fluororesin is attached. By setting the adhesion amount to 0.5% by weight or more, sufficient oil repellency can be imparted to the fiber surface. Moreover, the fall of the air permeability of the filter resulting from excessive adhesion is prevented by making adhesion amount into 10 weight% or less.
繊維自体を、撥油性を有する材料から構成する場合、該材料としては、上述した各種のフッ素樹脂を用いることができる。 When the fiber itself is made of a material having oil repellency, the above-described various fluororesins can be used as the material.
撥油性処理に使用する撥油剤として、フッ素系撥油剤以外に、一部の界面活性剤を用いることもできる。そのような界面活性剤は、これを不織布に塗工し乾燥させることによって、撥油性を発現させることができる。例えば、非イオン性界面活性剤であるアルキルグルコシド、両性界面活性剤であるラウラミドプロピルベタインを不織布に塗工し乾燥させることによって、繊維に撥油性を付与できる。また、フッ素を配合した油剤を表面に塗布した繊維のなかには、加熱することにより繊維表面が撥油性を示すものがあり、そのような繊維を本発明で使用することもできる。そのような繊維の例としては、宇部日東製の超撥油不織布用原綿、UCファイバー HR−PLEが挙げられる。 As the oil repellent used for the oil repellent treatment, a part of the surfactant can be used in addition to the fluorine-based oil repellent. Such a surfactant can exhibit oil repellency by applying it to a nonwoven fabric and drying it. For example, the oil repellency can be imparted to the fiber by applying a nonionic surfactant, alkyl glucoside, and an amphoteric surfactant, lauramidopropyl betaine, to a nonwoven fabric and drying. In addition, among the fibers in which an oil containing fluorine is applied to the surface, there are fibers in which the fiber surface exhibits oil repellency by heating, and such fibers can also be used in the present invention. Examples of such fibers include Ube Nitto's ultra-oil-repellent nonwoven cotton and UC fiber HR-PLE.
撥油性の繊維を用いて不織布を作製する場合に用いられる該繊維としては、フッ素が練り込まれた繊維、フッ素樹脂からなる繊維が挙げられる。そのような繊維の例としては、東レ製のフッ素繊維であるトヨフロン(登録商標)や、デュポン製のテフロン(登録商標)等が挙げられる。 Examples of the fibers used when producing a nonwoven fabric using oil-repellent fibers include fibers in which fluorine is kneaded and fibers made of a fluororesin. Examples of such fibers include Toyoflon (registered trademark), which is a fluorine fiber manufactured by Toray, and Teflon (registered trademark) manufactured by DuPont.
フィルタ部材12の通気度は、20〜150m/(kPa・s)、特に30〜130m/(kPa・s)であることが、油の捕集性及び油煙等の十分な吸引の観点から好ましい。フィルタ部材12の通気度は、カトーテック(株)のKES−F8−AP1(通気性試験機)にて測定される。フィルタ部材12の通気度は、その構成繊維の繊維径並びにフィルタ部材12の坪量及び厚み等を調整することでコントロールできる。
The air permeability of the
枠体13は、上述のとおり紙製であり、その具体的な材料としては、例えば板紙やダンボール、パルプモールド体などを用いることができる。特にマイクロフロートと呼ばれるダンボールを用いることが、枠体13の強度を高める観点から好ましい。枠体13としてダンボールを用いる場合、その坪量は20〜100g/m2、特に30〜80g/m2であることが好ましい。また厚みは0.3kPa荷重下で0.5〜10mm、特に1〜3mmであることが好ましい。更に、折れ強度は、縦および横方向で7cN/20mm以上、特に8cN/20mmであることが好ましい。
The
枠体13の坪量は、10cm×10cm角に切った枠体13の重量を測り、その値をg/m2単位に換算して算出した。厚みは、厚み計を用い担子の荷重を0.3kPaに設定して測定した。折れ強度は、枠体13を縦方向又は横方向に20mm×100mmの大きさの短冊状に切り、図10(a)に示すように枠体13の端部を固定し、固定部分からはみ出した部分の10mm部分を、楔型担子を取り付けたプッシュプルPで押さえ、図10(b)に示すように折れる状態での力を測定して折れ強度とした。
The basis weight of the
枠体13は難燃性であることが好ましい。この目的のために、枠体13には難燃剤が配合されていることが好ましい。難燃剤としては、例えば水酸化アルミニウム、三酸化二アンチモン、含リン窒素化合物、グアニジン系化合物(リン酸グアニジン、スルファミン酸グアニジン、リン酸グアニル尿素、炭酸グアニジン等)が挙げられる。
The
また枠体13はその表面が撥油性であることが好ましい。この目的のために、枠体13の表面が例えばシリコーン樹脂でコートされていることが好ましい。枠体13の表面が撥油性であることによって、該表面に付着した油滴が下方へ流下しやすくなり、該表面が汚れにくくなる。シリコーン樹脂を枠体13の表面にコートするには、例えばエマルジョン型のシリコーン水性液を該表面に塗布すればよい。
The surface of the
次に、本発明の別の実施形態を図11を参照しながら説明する。本実施形態に関し特に説明しない点については、先の実施形態に関し詳述した説明が適宜適用される。また図11において図1ないし図10と同じ部材には同じ符号を付してある。本実施形態の油捕集用フィルタ10は、図11(a)に示すように、上部延出域13a及び下部延出域13bの表面に、油吸収性を有するシート材30が取り付けられている。そして、図11(b)に示すように、シート材30が取り付けられた上部延出域13a及び下部延出域13bを、該シート材30が外方を向くように折り曲げてサイズ調整をするようになっている。サイズ調整された油捕集用フィルタ10は、図11(c)に示すようにレンジフード20に設けられたフィルタの取り付け金具21に取り付けられる。
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. For points not specifically described with respect to the present embodiment, the description in detail regarding the previous embodiment is applied as appropriate. In FIG. 11, the same members as those in FIGS. 1 to 10 are denoted by the same reference numerals. In the
本実施形態の油捕集用フィルタ10を図11(c)に示すように用いると、フィルタ部材12によって捕集され、該フィルタ部材12の表面を伝って流下した油Aが、下側の取り付け金具21の位置に溜まった場合に、油吸収性を有するシート材30によって吸収される。したがって、油捕集用フィルタ10を交換するときに、溜まった油がシート材30によって除去されるので、清掃の手間が省けるという利点がある。
When the
なお、本実施形態においては、上部延出域13a及び下部延出域13bの双方に油吸収性を有するシート材30を取り付けたが、該シート材30は、一方の延出域にのみ取り付けてもよい。
In addition, in this embodiment, although the
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば本発明の範囲外であるが、折り曲げ誘導線14に沿って上部延出域13a及び/又は下部延出域1bを折り曲げることに代えて、折り曲げ誘導線14に沿ってこれらの部位を切断することで、枠体13の外形の寸法を調整してもよい。
As mentioned above, although this invention was demonstrated based on the preferable embodiment, this invention is not restrict | limited to the said embodiment. For example, it is outside the scope of the present invention, but instead of bending the
10 油捕集用フィルタ
11 開口部
12 フィルタ部材
13a上部延出域
13b下部延出域
13c側部延出域
14 折り曲げ誘導線
15a,15b 切り込み
16 折り返し部
DESCRIPTION OF
Claims (5)
該延出域のうち、該枠体の上部及び/又は下部に位置する部位に、該枠体の横方向に延びる折り曲げ誘導線が設けられ、該折り曲げ誘導線に沿って該部位を折り曲げることで該枠体のサイズを可変となした油捕集用フィルタ。 A rectangular paper frame body having an opening in the center and configured to extend outward from the opening edge of the opening; and a filter member covering the opening;
A bending guide line extending in the lateral direction of the frame body is provided in a portion of the extension area located at an upper portion and / or a lower portion of the frame body, and the portion is bent along the bending guide line. An oil collecting filter in which the size of the frame is variable.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007338160A JP2009154134A (en) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | Oil collection filter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007338160A JP2009154134A (en) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | Oil collection filter |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009154134A true JP2009154134A (en) | 2009-07-16 |
Family
ID=40958727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007338160A Pending JP2009154134A (en) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | Oil collection filter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009154134A (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009154055A (en) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Kao Corp | Filter and its mounting method |
JP2011078868A (en) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Kao Corp | Contamination preventive filter |
JP2014513217A (en) * | 2011-03-18 | 2014-05-29 | ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド | Medium processed at high temperature |
JP2015039648A (en) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 株式会社ダスキン | Filter, filter intermediary body, filter assembly and range hood |
JP7398379B2 (en) | 2018-02-20 | 2023-12-14 | ジルソン エスアーエス | Methods for fluorinating pipette tip filters, pipette tips, related manufacturing methods, and pipettes |
-
2007
- 2007-12-27 JP JP2007338160A patent/JP2009154134A/en active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009154055A (en) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Kao Corp | Filter and its mounting method |
JP2011078868A (en) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Kao Corp | Contamination preventive filter |
JP2014513217A (en) * | 2011-03-18 | 2014-05-29 | ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド | Medium processed at high temperature |
US11180876B2 (en) | 2011-03-18 | 2021-11-23 | Donaldson Company, Inc. | High temperature treated media |
US11821119B2 (en) | 2011-03-18 | 2023-11-21 | Donaldson Company, Inc. | High temperature treated media |
JP2015039648A (en) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 株式会社ダスキン | Filter, filter intermediary body, filter assembly and range hood |
JP7398379B2 (en) | 2018-02-20 | 2023-12-14 | ジルソン エスアーエス | Methods for fluorinating pipette tip filters, pipette tips, related manufacturing methods, and pipettes |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20230372854A1 (en) | Conformable pleated air filter with bridging filaments | |
US10512869B2 (en) | Multi-stage hood filter system | |
US8034146B2 (en) | Filter element, method of manufacture and use | |
JP4486562B2 (en) | Filter medium and air cleaner element for internal combustion engine air cleaner | |
AU2007348647A1 (en) | Layer for use in a HEPA filter element | |
MX2011003146A (en) | Grease collecting filter assembly and method of fabrication thereof. | |
JP2009154134A (en) | Oil collection filter | |
JP5433471B2 (en) | Multilayer filter | |
JP5352371B2 (en) | Antifouling filter | |
JP5173593B2 (en) | Antifouling filter for ventilation fan or range hood | |
JP2002018216A (en) | Filter | |
JP2017127847A (en) | Air filter unit | |
JP2011206724A (en) | Filter element | |
TW200905141A (en) | Antifouling filter for ventilator or cooking range hood | |
JP2014176798A (en) | Method for use of filter element, filter frame, and filtration device | |
JP2018519145A (en) | Multistage food filter | |
JP2023069287A (en) | Soot collection filter and ventilation system | |
US20220176282A1 (en) | Filter assembly | |
JP6143503B2 (en) | Filter element and manufacturing method thereof | |
JP5253212B2 (en) | Filter element | |
JP2008272734A (en) | Filter for collecting oil | |
KR20210042946A (en) | Fire resistant filter | |
JP2004223405A (en) | Filter for kitchen | |
JP2017176920A (en) | Filter medium | |
JP7302812B2 (en) | Filter with deodorizing and dust collecting properties |