JP2009148668A - 排ガス処理装置 - Google Patents

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三泰 西澤
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Abstract

【課題】爆発や火災に対する安全性を向上させ、しかもガス排出流路の結露の発生を防止できるガス処理装置を提供する。
【解決手段】間欠的に排出される排ガス中の溶剤を除去する排ガス処理装置1であって、排出に合わせて排ガスを導入する間欠導入部である手動弁11および電磁弁12の付された配管15、および間欠導入部よりも少量の制限流量で連続的に排ガスを導入する連続導入部である手動弁13の付されたバイパス配管17を併設する導入手段2と、導入手段2の下流で排ガスを一時的に貯留する貯留タンク3と、貯留タンク3の下流で排ガスを吸引し圧縮する真空ポンプ4と、真空ポンプ4の下流で排ガスを冷却して溶剤を凝縮する凝縮器5と、熱交換器6とを備え、熱交換器6は、凝縮器5よりも上流側の排ガスと、凝縮器5の下流の排ガスとを熱交換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、間欠的に排出される排ガス中の溶剤を除去する排ガス処理装置に関する。
半導体や電子機器の洗浄設備、印刷設備、塗装設備等では、用途に合わせて様々な溶剤が使用されている。これらの溶剤には揮発性の高い物が多い。揮発した溶剤は、環境や人体に対して悪影響を及ぼすため、大気中への排出が規制されている。そのため、洗浄設備等には、排ガス中の溶剤の除去を目的とする排ガス処理装置が接続されている。また、溶剤には可燃性のものが多いため取り扱いに注意を要する。
洗浄装置等には、洗浄・乾燥工程のような1サイクルの工程の一部で溶剤を用いて、1サイクル中の特定のタイミングで排ガスを排出する装置がある。このような装置は、1サイクルの工程を繰り返すことで、排ガスを間欠的に排出する。
排ガスを処理する装置として、例えば、特許文献1には、洗浄槽から発生するガスをコンプレッサで吸引・圧縮して、凝縮器(凝縮器および凝縮回収器)で所定温度まで冷却することで、ガス中の溶剤を凝縮回収するガスの冷却回収装置が示されている。この装置では、ガスを発生する洗浄槽側から、脈動吸収タンク、ガスを圧縮するコンプレッサ、および、ガスを冷却して液化回収するための凝縮器(凝縮器および凝縮回収器)が順に配されて、処理後の冷却されたガスが排出されている。
実開平6−29603号公報
従来の、例えば特許文献1に示されたガスの冷却回収装置では、洗浄槽から吸引した溶剤を多量に含む排ガスをコンプレッサで圧縮している。これにより、排ガスが高温になり、排ガス中の溶剤濃度も上昇する。このため、排ガスが下限燃焼範囲を超えると、爆発・火災の危険性が生じるという課題がある。通常は、引火源がないため爆発・火災は発生せずに安全であるが、高い安全性を考慮する場合、検討する必要がある。
また、従来のガスの冷却回収装置では、溶剤除去後のガスが冷たいまま排出されている。これにより、処理後のガスの排出流路に結露が発生するという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、爆発や火災に対する安全性を向上させ、しかもガス排出流路の結露の発生を防止できるガス処理装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された排ガス処理装置は、間欠的に排出される排ガス中の溶剤を除去する排ガス処理装置であって、排出に合わせて前記排ガスを導入する間欠導入部、および該間欠導入部よりも少量の制限流量で連続的に前記排ガスを導入する連続導入部を併設する導入手段と、該導入手段の下流で排ガスを一時的に貯留する貯留タンクと、該貯留タンクの下流で排ガスを吸引圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサの下流で排ガスを冷却して前記溶剤を凝縮する凝縮器と、熱交換器とを備え、該熱交換器は、前記凝縮器よりも上流側の排ガスと、前記凝縮器の下流の排ガスとを熱交換することを特徴とする。
請求項2に記載された排ガス処理装置は、請求項1に記載されたもので、前記熱交換器は、前記凝縮器よりも上流側の排ガスとして前記貯留タンクから前記コンプレッサまでの間の排ガスと、前記凝縮器の下流の排ガスとを熱交換することを特徴とする。
請求項3に記載された排ガス処理装置は、請求項1に記載されたもので、前記熱交換器は、前記凝縮器よりも上流側の排ガスとして前記導入手段から前記貯留タンクまでの間の排ガスと、前記凝縮器の下流の排ガスとを熱交換することを特徴とする。
請求項4に記載された排ガス処理装置は、請求項1に記載されたもので、前記熱交換器は、前記凝縮器よりも上流側の排ガスとして前記コンプレッサから前記凝縮器までの間の排ガスと、前記凝縮器の下流の排ガスとを熱交換することを特徴とする。
請求項5に記載された排ガス処理装置は、請求項1から4のいずれかに記載されたもので、前記熱交換器には、内部で凝縮した溶剤を排出する排出弁が付されていることを特徴とする。
請求項1記載のガス処理装置によれば、導入手段と、貯留タンクと、コンプレッサと、凝縮器とをこの順で配すると共に熱交換器を備え、熱交換器が、凝縮器よりも上流側の排ガスと、凝縮器の下流の排ガスとを熱交換することで、コンプレッサで圧縮する際、または圧縮直後の排ガス温度を低くすることができるため、爆発や火災に対する安全性を向上させることができる。また、凝縮器の下流の排ガス温度を高くできるため、ガス排出流路の結露の発生を防止することができる。
請求項2および3記載のガス処理装置によれば、熱交換器が、コンプレッサよりも上流の排ガスを凝縮器の下流の排ガスと熱交換することにより、コンプレッサが吸引するガス温度が低下するため、圧縮してもガス温度が高温にならない。したがって、爆発や火災に対する安全性を一層向上させることができる。
請求項4記載のガス処理装置によれば、熱交換器が、コンプレッサから凝縮器までの間を流れる排ガスを凝縮器の下流の排ガスと熱交換することにより、コンプレッサで加熱されたガス温度を直ちに低下させることで爆発や火災に対する安全性を向上させることができる。また、凝縮器で冷却した排ガス温度を一層高くすることができるため、ガス排出流路での結露の発生を一層防止することができる。
請求項5記載のガス処理装置によれば、熱交換器には、内部で凝縮した溶剤を排出する排出弁が付されていることにより、溶剤の再度の揮発を防止して、溶剤の除去率を向上させることができる。
発明を実施するための好ましい形態
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は本発明を適用する排ガス処理装置の一実施例を示す構成図である。図1には排ガス発生装置も図示されている。図1に示す排ガス処理装置1は、排ガス発生装置30に接続されて、排ガス発生装置30から間欠的に排出される排ガス中の溶剤を除去して排ガスを清浄化し、大気中に排出する。
排ガス発生装置30は、例えば、有機溶剤等の溶剤で電子機器を洗浄して真空乾燥する洗浄乾燥装置であり、一つのパターン例として1サイクル4分20秒で洗浄・乾燥を繰り返して、1サイクル毎に、間欠的に、揮発した溶剤を含む排ガスを排出する。
排ガス発生装置30は、洗浄・乾燥を行う洗浄乾燥チャンバー31と、洗浄乾燥チャンバー31を減圧状態にする給送ポンプ32と、給送ポンプ32が洗浄乾燥チャンバー31から吸引して排出する排ガスをバブリングして溶剤の一部を回収する曝気槽33とで構成されている。曝気槽33からは、常温の排ガスが排出される。
排ガス処理装置1は、排ガス発生装置30から排出される排ガスを導入する導入手段2と、導入手段2の下流で排ガスを一時的に貯留する貯留タンク3と、貯留タンク3の下流で排ガスを吸引圧縮する真空ポンプ4と、真空ポンプ4の下流で排ガスを冷却して溶剤を凝縮する凝縮器5と、熱交換器6とを備えている。
導入手段2は、間欠導入部および連続導入部が併設されて構成されている。間接導入部は、排ガスの排出に合わせて排ガスを導入し、連続導入部は、間欠導入部よりも少量の制限流量で連続的に排ガスを導入する。間欠導入部は、曝気槽33から貯留タンクまでを繋いで排ガスを導入する配管15と、この配管15に付された手動弁11および電磁弁12と、電磁弁12を開閉制御する制御部10とで構成されている。手動弁11は、最大流量を規制する流量規制器である。排ガス排出に合わせて間欠導入部が排ガスを導入する際に、凝縮器5の処理能力を一時的に超えて排ガスが凝縮器5を通流してしまう場合には、この手動弁11で貯留タンク3への導入最大量を規制する。手動弁11の規制により、貯留タンク3への排ガスの突入流量が減らされる。凝縮器5の処理能力を超えない場合には、手動弁11は備えなくてもよい。
配管15の入口側(曝気槽33側)には、大気圧との差圧を検出する差圧センサ18が配されている。差圧センサ18は、制御部10に接続されている。制御部10は、差圧センサ18の検出値が所定値以下になったとき、すなわち減圧された配管15の入口圧力が上昇して所定圧力以上になったときに電磁弁12を直ちに開制御する。また、制御部10は、差圧センサ18の検出値が所定値よりも大きくなったとき、すなわち配管15の入口圧力が低下して所定圧力よりも低くなったときに電磁弁12を直ちに閉制御する。
連続導入部は、間欠導入部に併設されて、手動弁11および電磁弁12をバイパスするバイパス配管17に、手動弁13が付されている。手動弁13は、連続導入部としての配管15に付された手動弁11および電磁弁12を流れる排ガスの流量よりも少量に制限する。なお、手動弁13は、流量を制限するオリフィスであってもよい。この場合、手動弁13によって制限される制限流量は、真空ポンプ4の吸引量よりも少ない。連続導入部は、排ガスを少量の流量で連続的に曝気槽33から貯留タンク3に導入する。貯留タンク3は、耐圧式のタンクに形成されている。
真空ポンプ4は、本発明におけるコンプレッサの一例であって、貯留タンク3から排ガスを吸引し圧縮する。真空ポンプ4によって圧縮された排ガスは、凝縮器5に圧送される。
凝縮器5には、容器の内部に冷凍機(冷凍サイクル)の蒸発器20が配されている。蒸発器20には、凝縮器5の外部に設けられた冷凍機本体21が配管接続されている。冷凍機本体21は、冷媒を蒸発器20内に循環させて、蒸発器20を冷却する。蒸発器20には、その周囲にフィン(非図示)が形成されていて、周囲を通流する排ガスを冷却する。凝縮器5には、その底部側に、冷却されて凝縮・液化した溶剤を排出するための排出弁22が配されている。排出弁22の下流には溶剤回収槽(非図示)が備えられている。
熱交換器6には内部に2つのガス流路が形成され、互いのガス流路を流れるガス同士で熱交換可能に形成されている。一例として、熱交換器6は、ガス流路同士を櫛歯状に対向させることで対向する面積を広くしてガス流路同士が熱的に密になるように形成されている。
この熱交換器6の一方のガス流路が、凝縮器5よりも上流側の、貯留タンク3から真空ポンプ4までの間に配されると共に、熱交換器6の他方のガス流路が、凝縮器5の下流側に配されている。つまり、熱交換器6は、貯留タンク3から真空ポンプ4までの間を通流する排ガスと、凝縮器5の下流に通流する排ガスとを熱交換する。
また、熱交換器6には、上記の一方のガス流路側に、その内部で凝縮した溶剤を溜める貯留部(非図示)が形成されている。さらに、熱交換器6には、貯留部に溜まった溶剤を外部に排出するための排出弁23が付されている。この排出弁23が、本発明における排出弁に相当する。
熱交換器6を通流した凝縮器5の下流の排ガスは、熱交換器6に接続された排出管25で屋外に排出される。
次に、排ガス処理装置1の動作について図1を参照しつつ説明する。
真空ポンプ4は連続的に作動している。排ガス発生装置30が排ガスを排出していない期間には、貯留タンク3内の排ガスが真空ポンプ4によって吸引されて、貯留タンク3は減圧状態になる。この場合、電磁弁12は閉じられているが、配管15にはバイパス配管17が繋がっていて排ガスが連続して吸引される。バイパス配管17は、手動弁13によって流量が少量に制限されているため、貯留タンク3内は配管15の入口側よりも一層減圧状態になっている。
排ガス発生装置30から一時に大量の排ガスが排出されると、配管15の入口圧力が上昇し、差圧センサ18によって検出される大気圧との差圧が所定値以下になる。これにより、制御部10は電磁弁12を開制御する。電磁弁12が開くことで、排ガスは、連続導入部だけでなく、間欠導入部からも貯留タンク3に導入される。この場合、貯留タンク3は減圧されているため、排ガスは一気に吸引されて貯留タンク3に導入される。貯留タンク3に導入された排ガスは、順次、熱交換器6を介して真空ポンプ4に吸引されて凝縮器5に送られる。また、排ガス排出の際に一気に貯留タンク3に吸引できなかった残りの排ガスも、真空ポンプ4に吸引されて凝縮器5に順次送られる。このように、排ガスが凝縮器5に順次送られることで、処理する排ガス量が平均化される。凝縮器5は、排出された多量の排ガスを1サイクルの間に処理できればよいため、小型の装置を用いることができる。また、貯留タンク3も、排出に合わせて一気に排ガスを吸引し、凝縮器5の処理に合わせて残りの分の排ガスを貯留すればよいため、小型のタンクを用いることができる。排ガスがほとんど処理されると、配管15の入口圧力が低下し始める。このため、差圧センサ18によって検出される差圧が所定値をこえるため、制御部10が電磁弁12を閉制御する。このため、貯留タンク3内が一層減圧状態になる。
凝縮器5に順次送られる排ガスは、蒸発器20によって、溶剤の凝縮する低温(一例として−40℃)まで冷却される。このため、排ガス中の溶剤は液化して凝縮器5の底部に溜まる。この液化した溶剤は、一定量溜まったときに排出弁22から排出されて溶剤回収槽に溜められる。
溶剤の除去された冷却された排ガスは、熱交換器6を介して排出管25を通って屋外に排出される。
この際に、熱交換器6では、貯留タンク3から真空ポンプ4に吸引される排ガスが、凝縮器5から出力される冷たい排ガスと熱交換されて冷却される。このため、冷却された排ガスが真空ポンプ4に吸引されて圧縮される。したがって、圧縮により温度上昇するものの、熱交換器6を配さない場合よりも、排ガス温度は低温になる。一例として、排ガス温度は、圧縮により約40℃程度の温度になる。
ここで溶剤の一例として、東ソー株式会社製の炭化水素系洗浄剤HC−250は、n−デカンを主成分として、その引火点が53℃である。排ガスは圧縮で温度上昇してもこの引火点よりも低い温度である。したがって、爆発や火災の発生を確実に防止でき、安全性を向上させることができる。
熱交換器6内部では、貯留タンク3から出力された排ガスが冷却されることで、排ガス中の溶剤の一部が液化する。この液化した溶剤は、熱交換器6内の貯留部に溜まり、一定量以上になったときに、排出弁23から排出される。このため、再度溶剤が揮発してガス化することが防止できる。このため、溶剤の除去率を向上させることができる。また、液化した溶剤の真空ポンプ4への流入を防止できる。
熱交換器6で排ガスを冷却したことにより、凝縮器5に送られる排ガス温度は、熱交換器6を配さない場合よりも低くなる。したがって、凝縮器5で排ガスを冷却するためのエネルギーは、熱交換器6を配さない場合よりも少なくなる。このため、省エネルギー化することができる。
さらに、凝縮器5で冷却された排ガスは、熱交換器6で熱交換によって加熱されるため、常温に近くなる。このため、排ガスの排出流路となる排出管25の表面温度も常温に近くなる。したがって、排出管25の表面での結露の発生を防止することができる。
次に、本発明を適用する排ガス処理装置の別の実施形態を図2を参照しつつ説明する。なお、すでに説明した構成と同様の構成には同じ符号を付して説明を省略する。
図2に示す排ガス処理装置1aは、排ガス発生装置30から間欠的に排出される排ガス中の溶剤を除去して排ガスを清浄化し、大気中に排出する。この排ガス処理装置1aでは、熱交換器6が導入手段2から貯留タンク3までの間に配されている点が、図1の排ガス処理装置1と異なっている。具体的には、熱交換器6の一方のガス流路が、導入手段2から貯留タンク3までの間に配されると共に、熱交換器6の他方のガス流路が、凝縮器5の下流側に配されている。つまり、熱交換器6は、導入手段2から貯留タンク3までの間を通流する排ガスと、凝縮器5の下流に通流する排ガスとを熱交換する。
この構成では、導入手段2から貯留タンク3に吸引される排ガスが、凝縮器5から出力される冷たい排ガスと熱交換して冷却される。このため、冷却された排ガスが貯留タンク3を介して真空ポンプ4に吸引されて圧縮される。したがって、熱交換器6を配さない場合よりも、排ガス温度は低温になる。このため、爆発や火災に対する安全性を向上させることができる。
熱交換器6で排ガスを冷却したことにより、凝縮器5に送られる排ガス温度は、熱交換器6を配さない場合よりも低くなる。したがって、凝縮器5で排ガスを冷却するためのエネルギーを省エネルギー化することができる。
さらに、凝縮器5で冷却された排ガスは、熱交換器6で熱交換によって加熱されて常温に近くなる。したがって、排出管25の表面での結露の発生を防止することができる。
次に、本発明を適用する排ガス処理装置のさらに別の実施形態を図3を参照しつつ説明する。
図3に示す排ガス処理装置1bは、排ガス発生装置30から間欠的に排出される排ガス中の溶剤を除去して排ガスを清浄化し、大気中に排出する。この排ガス処理装置1bでは、熱交換器6が真空ポンプ4から凝縮器5までの間に配されている点が、図1の排ガス処理装置1と異なっている。具体的には、熱交換器6の一方のガス流路が、真空ポンプ4から凝縮器5までの間に配されると共に、熱交換器6の他方のガス流路が、凝縮器5の下流側に配されている。つまり、熱交換器6は、真空ポンプ4から凝縮器5までの間を通流する排ガスと、凝縮器5の下流に通流する排ガスとを熱交換する。
排ガス処理装置1,1aでは、真空ポンプ4に至る前の排ガスを冷却して真空ポンプ4内部での排ガス温度を低くしていた。この排ガス処理装置1bの構成では、真空ポンプ4内部の排ガス温度は低くならないものの、真空ポンプ4で加熱された排ガスが直ちに熱交換器6で冷却される。このため、爆発や火災の危険性を低下させることができ、安全性が向上する。
また、真空ポンプ4で加熱された排ガスと凝縮器5から出力される冷たい排ガスとが熱交換されるため、排出管25を通流する排ガス温度が排ガス処理機器1,1aの場合よりも高くなる。このため、排出管25の表面での結露の発生を一層防止することができる。
なお、熱交換器6に溶剤を溜める貯留部を形成して、溶剤を排出する排出弁23を備えた例について説明したが、貯留部および排出弁23を備えない構成とすることもできる。
また、上記した説明では、差圧センサ18を備えて、制御部10が、差圧センサ18からの検出信号に基づいて排ガスの排出に合わせて電磁弁12を開制御していたが、この構成に換えて、洗浄乾燥チャンバー31から排ガスを排出する排出信号を制御部10に入力して、この排出信号に基づいて制御部10が電磁弁12を開制御する構成とすることもできる。
本発明を適用する排ガス処理装置の使用状態を示す構成図である。 本発明を適用する別の排ガス処理装置の使用状態を示す構成図である。 本発明を適用するさらに別の排ガス処理装置の使用状態を示す構成図である。
符号の説明
1,1a,1bは排ガス処理装置、2は導入手段、3は貯留タンク、4は真空ポンプ、5は凝縮器、6は熱交換器、10は制御部、11,13は手動弁、12は電磁弁、15は配管、17はバイパス配管、18は差圧センサ、20は蒸発器、21は冷凍機本体、22,23は排出弁、25は排出管、30は排ガス発生装置、31は洗浄乾燥チャンバー、32は給送ポンプ、33は曝気槽である。

Claims (5)

  1. 間欠的に排出される排ガス中の溶剤を除去する排ガス処理装置であって、排出に合わせて前記排ガスを導入する間欠導入部、および該間欠導入部よりも少量の制限流量で連続的に前記排ガスを導入する連続導入部を併設する導入手段と、該導入手段の下流で排ガスを一時的に貯留する貯留タンクと、該貯留タンクの下流で排ガスを吸引圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサの下流で排ガスを冷却して前記溶剤を凝縮する凝縮器と、熱交換器とを備え、該熱交換器は、前記凝縮器よりも上流側の排ガスと、前記凝縮器の下流の排ガスとを熱交換することを特徴とする排ガス処理装置。
  2. 前記熱交換器は、前記凝縮器よりも上流側の排ガスとして前記貯留タンクから前記コンプレッサまでの間の排ガスと、前記凝縮器の下流の排ガスとを熱交換することを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理装置。
  3. 前記熱交換器は、前記凝縮器よりも上流側の排ガスとして前記導入手段から前記貯留タンクまでの間の排ガスと、前記凝縮器の下流の排ガスとを熱交換することを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理装置。
  4. 前記熱交換器は、前記凝縮器よりも上流側の排ガスとして前記コンプレッサから前記凝縮器までの間の排ガスと、前記凝縮器の下流の排ガスとを熱交換することを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理装置。
  5. 前記熱交換器には、内部で凝縮した溶剤を排出する排出弁が付されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の排ガス処理装置。
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