JP2009145815A - 音声復号化切替システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】符号化方式の切り替えに伴う音声復号回路の切替時に、音声復号回路からの復号音声信号を抑圧することなく、かつ不連続感のない切り替えを可能にする。
【解決手段】出力信号切替制御回路16は、入力回路11から入力した切替え制御情報に従い、背景雑音重畳回路18の動作を制御する。具体的には、背景雑音重畳回路18において背景雑音をどの程度重畳するかという重畳率を、背景雑音重畳回路18に対して出力する。背景雑音重畳回路18は、出力信号切替制御回路16から入力した重畳率に従い、背景雑音を重畳し、最終出力信号として出力回路19に出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】出力信号切替制御回路16は、入力回路11から入力した切替え制御情報に従い、背景雑音重畳回路18の動作を制御する。具体的には、背景雑音重畳回路18において背景雑音をどの程度重畳するかという重畳率を、背景雑音重畳回路18に対して出力する。背景雑音重畳回路18は、出力信号切替制御回路16から入力した重畳率に従い、背景雑音を重畳し、最終出力信号として出力回路19に出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数種類の音声復号回路を有する音声復号化システムに関し、特に、符号化方式の切り替えに伴う音声復号回路の切り替え時に、不連続感のない音声信号の切り替えが可能な音声復号化切替システムおよび音声復号化切替方法に関する。
この種の音声復号化切替システムの先行技術例として、特許文献1に開示されているシステムがある。
このシステムは、図6に示すように、入力回路21、符号化方式判定回路22、スイッチ23、音声復号回路24A,24B、出力信号切替制御回路25、出力信号抑圧回路26、および、出力回路27から構成されている。
ここで、入力回路21は、音声復号化処理の対象となる音声符号、および、前記音声符号をどの符号化方式で符号化したかを表す符号化方式情報、ならびに、出力信号の切替えを行うために必要な切替え制御情報を入力し、それぞれ、音声復号回路24A,24Bと、符号化方式判定回路22と、出力信号抑圧回路26とに出力にする。
この場合、符号化方式判定回路22は、図7のステップS31に示すように、入力回路11からの符号化方式情報に従い、スイッチ23を切り替える。そして、音声復号回路24A、または、音声復号回路24Bは、図7のステップS32に示すように、入力回路21からスイッチ23経由で入力した音声符号の復号化を行う。
出力信号切替制御回路25は、入力回路21からの切替え制御情報に従い、出力信号抑圧回路26の動作を制御する。具体的には、図7のステップS33に示すように、出力信号抑圧回路26において出力信号をどの程度抑圧するかという抑圧率を、出力信号抑圧回路26に対して出力する。
出力信号抑圧回路26は、図7のステップS34に示すように、出力信号切替制御回路25からの抑圧率に従い、出力信号を抑圧し、最終出力信号を出力回路27に出力する。出力回路27は、図7のステップS35に示すように、出力信号抑圧回路26からの最終出力信号を出力する。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開平9−152899号公報
前述した音声復号化切替システムでは、符号化方式の切り替えに伴い音声復号回路を切り替える際に、音声復号回路により復号され出力された音声の不連続感を軽減するために、その出力信号を抑圧するようにしている。しかし、有音中に音声信号を抑圧した場合、有音が抑圧されることから、かえって不連続感を伴う可能性がある。
したがって、本発明は、符号化方式の切り替えに伴う音声復号回路の切り替え時に、音声復号回路から出力された音声信号を抑圧することなく、かつ不連続感のない切り替えを可能にすることを目的とする。
このような課題を解決するために本発明は、音声復号化処理の対象となる音声符号、音声符号の符号化方式を表す符号化方式情報、および、出力信号の切替に必要な切替制御情報を入力する入力回路と、入力回路によって入力された符号化方式を判定する判定回路と、判定回路の判定出力に基づき切り替えられて判定出力に応じた符号化方式の音声符号を復号する音声復号回路とを備える音声復号化切替システムにおいて、符号化方式の切替に伴う音声復号回路の切り替え時に、音声復号回路により復号された音声信号に対して背景雑音を重畳する背景雑音重畳手段を備える。
この場合、入力回路からの切替制御情報を入力すると背景雑音の重畳率を決定し、この決定した重畳率に基づく背景雑音を背景雑音重畳手段に重畳させる制御回路を有する。
また、背景雑音重畳手段は、背景雑音を生成する生成回路を含み、生成回路により生成された背景雑音を、制御回路からの重畳率にしたがって重畳する。
また、背景雑音重畳手段は、背景雑音を生成する生成回路を含み、生成回路により生成された背景雑音を、制御回路からの重畳率にしたがって重畳する。
ここで、本システムは、音声復号回路により復号された音声信号を入力して有音と無音の何れかを判定する有音無音判定回路を含み、制御回路は、有音無音判定回路が無音と判定すると重畳率を0%と決定する。
また、背景雑音重畳手段は、有音無音判定回路が有音と判定したときに、生成回路により生成された背景雑音を、制御回路からの前記重畳率にしたがって重畳する。
また、背景雑音重畳手段は、有音無音判定回路が有音と判定したときに、生成回路により生成された背景雑音を、制御回路からの前記重畳率にしたがって重畳する。
また、本発明は、符号化方式の切替に伴う音声復号回路の切り替え時に、音声復号回路により復号された音声信号に対して背景雑音を重畳する背景雑音重畳ステップを有する音声復号化切替方法である。
この場合、入力回路により入力された切替制御情報を入力すると背景雑音の重畳率を決定する重畳率決定ステップを含み、背景雑音重畳ステップは、重畳率決定ステップにより決定された重畳率に基づきに背景雑音を重畳させることを特徴とする。
この場合、入力回路により入力された切替制御情報を入力すると背景雑音の重畳率を決定する重畳率決定ステップを含み、背景雑音重畳ステップは、重畳率決定ステップにより決定された重畳率に基づきに背景雑音を重畳させることを特徴とする。
ここで、背景雑音重畳ステップは、背景雑音を生成する生成ステップを含み、生成ステップにより生成された背景雑音を、重畳率決定ステップにより決定された前記重畳率にしたがって重畳するステップを有する。
また、音声復号回路により復号された音声信号を入力して有音と無音の何れかを判定する判定ステップを含み、重畳率決定ステップは、判定ステップにより無音と判定されると重畳率を0%と決定する。
また、背景雑音重畳ステップは、判定ステップにより有音と判定されたときに、生成ステップにより生成された背景雑音を、重畳率決定ステップにより決定された重畳率にしたがって重畳する。
また、音声復号回路により復号された音声信号を入力して有音と無音の何れかを判定する判定ステップを含み、重畳率決定ステップは、判定ステップにより無音と判定されると重畳率を0%と決定する。
また、背景雑音重畳ステップは、判定ステップにより有音と判定されたときに、生成ステップにより生成された背景雑音を、重畳率決定ステップにより決定された重畳率にしたがって重畳する。
以上説明したように本発明によれば、符号化方式の切替に伴う音声復号回路の切り替え時に、音声復号回路により復号された音声信号に対して背景雑音を重畳するようにしたので、符号化方式の切り替わり時に発生する復号音声信号の不連続感を軽減できるという効果がある。
(第1の実施の形態)
図1は、音声復号化切替システムの全体構成を示すブロック図であり、第1の実施の形態を示すものである。図1において、この音声復号化切替システムは、入力回路11、符号化方式判定回路12、スイッチ13、音声復号回路14A,14B、出力信号切替制御回路16、背景雑音生成回路17、背景雑音重畳回路18および出力回路19から構成される。
図1は、音声復号化切替システムの全体構成を示すブロック図であり、第1の実施の形態を示すものである。図1において、この音声復号化切替システムは、入力回路11、符号化方式判定回路12、スイッチ13、音声復号回路14A,14B、出力信号切替制御回路16、背景雑音生成回路17、背景雑音重畳回路18および出力回路19から構成される。
ここで、入力回路11は、音声復号化処理の入力となる音声符号、および、前記音声符号をどの符号化方式で符号化したかを表す符号化方式情報、ならびに、出力信号の切替えを行うために必要な切替え制御情報を入力し、それぞれ、音声復号回路14A,14Bと、符号化方式判定回路12と、出力信号抑圧回路16とに出力にする。符号化方式判定回路12は、入力回路11からの符号化方式情報に従い、スイッチ13を切り替える。音声復号回路14A,14Bは、入力回路11からスイッチ13経由で入力した音声符号の復号化を行う。
出力信号切替制御回路16は、入力回路11からの切替え制御情報に従い、背景雑音重畳回路18の動作を制御する。具体的には、背景雑音重畳回路18において背景雑音をどの程度重畳するかという重畳率を、背景雑音重畳回路18に対して出力する。背景雑音重畳回路18は、背景雑音生成回路17により生成された背景雑音を、出力信号切替制御回路16からの重畳率に従って重畳し、最終出力信号を出力回路19に出力する。出力回路19は、背景雑音重畳回路18からの最終出力信号を出力する。
図2は、図1に示す音声復号化切替システムの動作を示すフローチャートである。図2のフローチャートをもとに第1の実施の形態の動作を詳細に説明する。
入力回路11は、音声復号化処理の入力となる音声符号、および、前記音声符号をどの符号化方式で符号化したかを表す符号化方式情報、ならびに、出力信号の切替えを行うために必要な切替え制御情報を入力し、音声符号をスイッチ13に、符号化方式情報を符号化方式判定回路12に、切替え制御情報を出力信号切替制御回路16に、それぞれ出力する。
入力回路11は、音声復号化処理の入力となる音声符号、および、前記音声符号をどの符号化方式で符号化したかを表す符号化方式情報、ならびに、出力信号の切替えを行うために必要な切替え制御情報を入力し、音声符号をスイッチ13に、符号化方式情報を符号化方式判定回路12に、切替え制御情報を出力信号切替制御回路16に、それぞれ出力する。
符号化方式判定回路12は、入力回路11から入力した符号化方式情報に従い、スイッチ13を切り替える(ステップS11)。具体的には、入力回路11から入力した符号化方式情報が例えば符号化方式Aである場合は、スイッチ13を音声復号回路14A側に切り替える。したがって、この場合は入力回路11から入力された音声符号は、スイッチ13経由で音声復号回路14Aに出力される。
また、入力回路11から入力した符号化方式情報が例えば符号化方式Bである場合は、スイッチ13を音声復号回路14B側に切り替える。したがって、この場合は入力回路11から入力された音声符号は、スイッチ13経由で音声復号回路14Bに出力される。
また、入力回路11から入力した符号化方式情報が例えば符号化方式Bである場合は、スイッチ13を音声復号回路14B側に切り替える。したがって、この場合は入力回路11から入力された音声符号は、スイッチ13経由で音声復号回路14Bに出力される。
音声復号回路14A、または、音声復号回路14Bは、スイッチ13を経由した入力回路11からの音声符号の復号化を行う(ステップS12)。
入力回路11から入力した符号化方式情報が符号化方式Aである場合は、前述したように、入力回路11からの音声符号は、スイッチ13経由で音声復号回路14Aに出力される。この場合、音声復号回路14Aは、その音声符号の復号化処理を行い、復号化した音声信号を背景雑音重畳回路18に出力する。また、入力回路11から入力した符号化方式情報が符号化方式Bである場合は、前述したように、入力回路11からの音声符号は、スイッチ13経由で音声復号回路14Bに出力される。音声復号化回路14Bは、その音声符号の復号化処理を行い、復号化した音声信号を背景雑音重畳回路18に出力する。
入力回路11から入力した符号化方式情報が符号化方式Aである場合は、前述したように、入力回路11からの音声符号は、スイッチ13経由で音声復号回路14Aに出力される。この場合、音声復号回路14Aは、その音声符号の復号化処理を行い、復号化した音声信号を背景雑音重畳回路18に出力する。また、入力回路11から入力した符号化方式情報が符号化方式Bである場合は、前述したように、入力回路11からの音声符号は、スイッチ13経由で音声復号回路14Bに出力される。音声復号化回路14Bは、その音声符号の復号化処理を行い、復号化した音声信号を背景雑音重畳回路18に出力する。
ここで、出力信号切替制御回路16は、入力回路11から入力した切替え制御情報に従い、背景雑音重畳回路18の動作を制御する。具体的には、背景雑音重畳回路18において背景雑音をどの程度重畳するかという重畳率を決定し、背景雑音重畳回路18に対して出力する(ステップS13)。
この背景雑音の重畳率の決定について具体的な例を以下に説明する。例えば、或るシステムにおいて、符号化方式A、および、符号化方式Bでは、1回あたりの復号処理で生成される音声信号の長さが20msであり、また、符号化方式Aから符号化方式Bへの切り替えに要する時間が120msであると仮定する。この場合、符号化方式Aから符号化方式Bへの切り替え期間の間に、音声復号回路14A、もしくは音声復号回路14Bは、合計6回(120ms÷20ms=6回)動作することになる。さらに、この6回のうち、前半の3回は音声復号回路14Aが動作し、後半の3回は音声復号回路14Bが動作する場合を考える。この場合、3回目と4回目との間で、符号化方式が切り替わり、音声復号回路も切り替わるため、音声信号に不連続が生じる可能性がある。そこで、この符号化方式Aから符号化方式Bへの切り替え期間の間に、意図的に背景雑音を重畳し、音声信号の不連続感を軽減する。
例えば、符号化方式の切り替わりに要する時間が、120ms(前述した6回分の復号処理で復号化される音声信号の長さに相当)の場合、出力信号切替制御回路16は入力回路11から切替え制御情報を入力すると、背景雑音の重畳率を、前記の6回分の復号処理によりそれぞれ復号化される音声信号の長さに対応して、例えば、10%→30%→50%→50%→30%→10%のように決定する。このように、出力信号切替制御回路16は背景雑音の重畳率を決定し、決定した重畳率を背景雑音重畳回路18に順次出力する。一方、符号化方式判定回路12は、符号化方式が切り替わる旨の符号化方式情報を、3回目と4回目の復号処理との間で入力回路11から入力し、スイッチ13を制御して例えば音声復号回路14A側から音声復号回路14B側に切り替える。背景雑音重畳回路18は、出力信号切替制御回路16から入力した重畳率に従い、背景雑音生成回路17によって生成された背景雑音を重畳し、最終出力信号として出力回路19に出力する(ステップ14)。
具体的には、例えば、符号化方式Aから符号化方式Bへの切り替え期間の間、出力信号切替制御回路16は、背景雑音生成回路17を動作させ、背景雑音を生成させる。そして、背景雑音重畳回路18は、音声復号回路14Aから入力した音声信号、または、音声復号回路14Bから入力した音声信号に、背景雑音生成回路17からの背景雑音を、出力信号切替制御回路16から入力した重畳率に従って重畳する。
前記の例で説明すると、1回目の復号処理では音声復号回路14Aが復号処理を行いその復号音声信号に対する重畳率は10%であるから、背景雑音重畳回路18は、音声復号回路14Aからの復号音声と背景雑音生成回路17からの背景雑音とを入力すると、出力信号として復号音声が90%、背景雑音が10%となるような演算を行う。
また、2回目の復号処理においても引き続き音声復号回路14Aが復号処理を行うが、その復号音声信号に対する重畳率は30%であるから、背景雑音重畳回路18は、音声復号回路14Aからの復号音声と背景雑音生成回路17からの背景雑音とを入力すると、出力信号として復号音声が70%、背景雑音が30%となるような演算を行う。さらに、3回目の復号処理においても依然として音声復号回路14Aが復号処理を行うが、その復号音声信号に対する重畳率は50%であるから、背景雑音重畳回路18は、音声復号回路14Aからの復号音声と背景雑音生成回路17からの背景雑音とを入力すると、出力信号として復号音声が50%、背景雑音が50%となるような演算を行う。
なお、4回目の復号処理では、前述したように、切り替えられた音声復号回路14Bによって復号処理が行われ、その復号音声信号に対する重畳率は50%であるから、背景雑音重畳回路18は、音声復号回路14Bからの復号音声と背景雑音生成回路17からの背景雑音とを入力すると、出力信号として復号音声が50%、背景雑音が50%となるような演算を行う。また、5回目の復号処理においても引き続き音声復号回路14Bが復号処理を行うが、その復号音声信号に対する重畳率は30%であるから、背景雑音重畳回路18は音声復号回路14Bからの復号音声と背景雑音生成回路17からの背景雑音とを入力すると、出力信号として復号音声が70%、背景雑音が30%となるような演算を行う。
さらに、6回目の復号処理においても依然として音声復号回路14Bが復号処理を行うが、その復号音声信号に対する重畳率は10%であるから、背景雑音重畳回路18は、音声復号回路14Bからの復号音声と背景雑音生成回路17からの背景雑音とを入力すると、出力信号として復号音声が90%、背景雑音が10%となるような演算を行う。背景雑音重畳回路18は、こうした演算結果を、最終的な出力信号として出力回路19に出力する。出力回路19は、背景雑音重畳回路18からの最終出力信号を出力する(ステップS15)。
(第2の実施の形態)
図3は、音声復号化切替システムの第2の実施の形態を示すブロック図である。また、図4は第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。この第2の実施の形態では、図1に示す第1の実施の形態に対して、有音無音判定回路15を付加したものである。
図3は、音声復号化切替システムの第2の実施の形態を示すブロック図である。また、図4は第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。この第2の実施の形態では、図1に示す第1の実施の形態に対して、有音無音判定回路15を付加したものである。
ここで、有音無音判定回路15は、音声復号回路14A、または、音声復号回路14Bから出力される復号化信号を入力し、その復号化信号が有音であるが無音であるかを判定するもので、その判定結果を出力信号切替制御回路16に出力する。この場合、出力信号切替制御回路16は、図4のフローチャートのステップ23に示すように、入力回路11から入力した切替え制御情報、および、有音無音判定回路15から入力した有音無音判定結果に従い、背景雑音の重畳率を決定する。
なお、有音無音判定回路15から出力された有音無音判定結果が無音であった場合は、符号化方式の切り替えに伴う不連続感がもともと小さいため、背景雑音を重畳する必要はなく、したがって、この場合は、出力信号切替制御回路16は重畳率を0%と決定する。また、有音無音判定回路15から出力された有音無音判定結果が有音であった場合は、出力信号切替制御回路16は第1の実施の形態と同様に背景雑音の重畳率を決定する。
(第3の実施の形態)
図5は、第3の実施の形態を示すブロック図であり、請求項1,6に対応するものである。
図5では、入力回路11は、音声復号化処理の対象となる音声符号、音声符号の符号化方式を表す符号化方式情報、および、出力信号の切替に必要な切替制御情報を入力する。ここで、符号化方式判定回路12は、入力回路11からの符号化方式情報を入力すると、その符号化方式情報が符号化方式Aか、または、符号化方式Bかを判定する。そして、判定の結果、符号化方式がAからBに切り替わった場合はスイッチ13を駆動して、入力回路11と音声復号回路14Bとを接続し、入力回路11からの音声符号を音声復号回路14Bにより復号させる。また、判定の結果、符号化方式がBからAに切り替わった場合はスイッチ13を駆動して、入力回路11と音声復号回路14Aとを接続し、入力回路11からの音声符号を音声復号回路14Aにより復号させる。
図5は、第3の実施の形態を示すブロック図であり、請求項1,6に対応するものである。
図5では、入力回路11は、音声復号化処理の対象となる音声符号、音声符号の符号化方式を表す符号化方式情報、および、出力信号の切替に必要な切替制御情報を入力する。ここで、符号化方式判定回路12は、入力回路11からの符号化方式情報を入力すると、その符号化方式情報が符号化方式Aか、または、符号化方式Bかを判定する。そして、判定の結果、符号化方式がAからBに切り替わった場合はスイッチ13を駆動して、入力回路11と音声復号回路14Bとを接続し、入力回路11からの音声符号を音声復号回路14Bにより復号させる。また、判定の結果、符号化方式がBからAに切り替わった場合はスイッチ13を駆動して、入力回路11と音声復号回路14Aとを接続し、入力回路11からの音声符号を音声復号回路14Aにより復号させる。
背景雑音重畳手段18Aは、入力回路11からの切替制御情報を入力すると、符号化方式の切替に伴う音声復号回路の切り替えと判断して、音声復号回路により復号された音声信号に対して背景雑音を重畳して出力する。この結果、符号化方式の切り替わり時に発生する復号音声信号の不連続感を軽減することができる。
11…入力回路、12…符号化方式判定回路、13…スイッチ、14A,14B…音声復号回路、15…有音無音判定回路、16…出力信号切替制御回路、17…背景雑音生成回路、18…背景雑音重畳回路、18A…背景雑音重畳手段、19…出力回路。
Claims (10)
- 音声復号化処理の対象となる音声符号、前記音声符号の符号化方式を表す符号化方式情報、および、出力信号の切替に必要な切替制御情報を入力する入力回路と、前記入力回路によって入力された前記符号化方式の判定を行う判定回路と、前記判定回路の判定出力に基づき切り替えられて前記判定出力に応じた符号化方式の音声符号を復号する音声復号回路とを備える音声復号化切替システムにおいて、
前記符号化方式の切り替えに伴う前記音声復号回路の切替時に、前記音声復号回路により復号された音声信号に対して背景雑音を重畳する背景雑音重畳手段を備えることを特徴とする音声復号化切替システム。 - 請求項1において、
前記入力回路からの前記切替制御情報を入力すると前記背景雑音の重畳率を決定し、前記背景雑音重畳手段に対し、この決定した重畳率に応じた背景雑音を重畳させる制御回路を含むことを特徴とする音声復号化切替システム。 - 請求項2において、
前記背景雑音重畳手段は、背景雑音を生成する生成回路を含み、
前記生成回路により生成された背景雑音を、前記制御回路からの前記重畳率にしたがって重畳することを特徴とする音声復号化切替システム。 - 請求項3において、
前記音声復号回路により復号された音声信号を入力して有音と無音の何れかを判定する有音無音判定回路を含み、
前記制御回路は、前記有音無音判定回路が無音と判定すると前記重畳率を0%と決定することを特徴とする音声復号化切替システム。 - 請求項3において、
前記音声復号回路により復号された音声信号を入力して有音と無音の何れかを判定する有音無音判定回路を含み、
前記背景雑音重畳手段は、前記有音無音判定回路が有音と判定したときに、前記生成回路により生成された背景雑音を、前記制御回路からの前記重畳率にしたがって重畳することを特徴とする音声復号化切替システム。 - 音声復号化処理の対象となる音声符号、前記音声符号の符号化方式を表す符号化方式情報、および、出力信号の切替に必要な切替制御情報を入力する入力回路と、前記入力回路によって入力された前記符号化方式の判定を行う判定回路と、前記判定回路の判定出力に基づき切り替えられて前記判定出力に応じた符号化方式の音声符号を復号する音声復号回路とを備える音声復号化切替システムにおける音声復号化切替方法において、
前記符号化方式の切り替えに伴う前記音声復号回路の切替時に、前記音声復号回路により復号された音声信号に対して背景雑音を重畳する背景雑音重畳ステップを有することを特徴とする音声復号化切替方法。 - 請求項6において、
前記入力回路からの前記切替制御情報を入力すると前記背景雑音の重畳率を決定する重畳率決定ステップを含み、前記背景雑音重畳ステップは、前記重畳率決定ステップにより決定された重畳率に基づいて前記背景雑音を重畳させることを特徴とする音声復号化切替方法。 - 請求項7において、
前記背景雑音重畳ステップは、背景雑音を生成する生成ステップを含み、
前記生成ステップにより生成された背景雑音を、前記重畳率決定ステップにより決定された前記重畳率にしたがって重畳するステップを有することを特徴とする音声復号化切替方法。 - 請求項8において、
前記音声復号回路により復号された音声信号を入力して有音と無音の何れかを判定する判定ステップを含み、
前記重畳率決定ステップは、前記判定ステップにより無音と判定されると前記重畳率を0%と決定することを特徴とする音声復号化切替方法。 - 請求項8において、
前記音声復号回路により復号された音声信号を入力して有音と無音の何れかを判定する判定ステップを含み、
前記背景雑音重畳ステップは、前記判定ステップにより有音と判定されたときに、前記生成ステップにより生成された背景雑音を、前記重畳率決定ステップにより決定された前記重畳率にしたがって重畳することを特徴とする音声復号化切替システム。
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