JP2009142739A - 窒素酸化物除去装置および窒素酸化物除去方法 - Google Patents

窒素酸化物除去装置および窒素酸化物除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の窒素酸化物除去装置は、吸収液を噴射させるノズルが詰まってしまい吸収液が噴射されない、または、ノズルが詰まらないようにするためのメンテナンスに手間がかかるという課題があった。
【解決手段】空気中の窒素酸化物は、オゾン発生器4により酸化された後、窒素酸化物除去ユニット1へと送られる。窒素酸化物を含む空気は、円柱フィルタ2の外部から円柱フィルタ2を通過した後、一度中空部分に入り、円柱フィルタ2の中空部分から円柱フィルタ2を再度通過することによって、窒素酸化物除去液3が付着した円柱フィルタ2を2回通過して窒素酸化物除去ユニット1の後方へ排気される。このとき、空気中に含まれる窒素酸化物と窒素酸化物除去液とが接触することにより、窒素酸化物は、硝酸イオンや亜硝酸イオンの形で吸収除去される、または、無害な窒素に還元される。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒素酸化物を含む空気から窒素酸化物を除去するための窒素酸化物除去装置およびこの装置を用いた窒素酸化物除去方法に関する。
従来、この種の窒素酸化物除去装置は、特許文献1に開示されているように、粉状または6/8メッシュを越えない活性炭を1〜50重量%含有する水、酸またはアルカリ水溶液からなる吸収液を吸収塔の上部から流下して、排ガスと向流接触させることによりガス吸収させる方法が用いられてきた。
特開昭52−155182号公報
このような従来の窒素酸化物除去装置は、吸収液を吸収塔の上部から流下させるために、ノズルを設けるなどの手段により液を噴射させていた。そのため、吸収液を噴射させるノズルが詰まってしまい吸収液が噴射されない、という故障が発生し易く、また、ノズルの詰まりを取り除くためのメンテナンスに手間がかかるという課題があった。また、吸収塔は複雑な構成で、設計施工に時間と費用が掛かるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、簡易な構成で故障が少なく、メンテナンスなどを省力化することができる窒素酸化物除去装置およびこの装置を用いた窒素酸化物除去方法を提供することを目的としている。
本発明の窒素酸化物除去装置は、窒素酸化物除去液中に多角柱または円柱フィルタの一部を浸漬して回転させることにより、前記窒素酸化物除去液を前記多角柱または円柱フィルタの全周に付着させることができる機構を有し、前記窒素酸化物除去液が付着した前記多角柱または円柱フィルタに窒素酸化物を含む空気を通過させることにより、窒素酸化物を含む空気から窒素酸化物を除去することを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
これにより、窒素酸化物除去液を噴射させるノズルを設ける必要がないため、ノズルが詰まらないようにするためのメンテナンスなどを省力化することができる窒素酸化物除去装置およびこの装置を用いた窒素酸化物除去方法を提供することができる。
本発明によれば、窒素酸化物除去液を噴射させるノズルを設ける必要がないため、簡易な構成で故障が少なく、メンテナンスなどを省力化することができる窒素酸化物除去装置およびこの装置を用いた窒素酸化物除去方法を提供することができる。
本発明の請求項1に記載の発明は、窒素酸化物除去液中に多角柱または円柱フィルタの一部を浸漬して回転させることにより、前記窒素酸化物除去液を前記多角柱または円柱フィルタの全周に付着させることができる機構を有し、前記窒素酸化物除去液が付着した前記多角柱または円柱フィルタに窒素酸化物を含む空気を通過させることにより、窒素酸化物を含む空気から窒素酸化物を除去することを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
これにより、ノズルを設けない簡易な構成で、多角柱または円柱フィルタの全周に窒素酸化物除去液を付着させることができる。
また、ここに示す窒素酸化物とは、一酸化窒素、二酸化窒素、一酸化二窒素、三酸化二窒素、四酸化二窒素、五酸化二窒素などの総称である。
また、ここに示す窒素酸化物除去液とは、窒素酸化物を含む空気と接触させることにより、空気中に含まれる窒素酸化物を吸収することができる液体、または、空気中に含まれる窒素酸化物を分解することができる液体を示し、窒素酸化物と反応して窒素酸化物を物理吸着、化学吸着、酸化、または、還元することができる物質が溶解または分散した液体である。
本発明の請求項2に記載の発明は、窒素酸化物を含む空気が、窒素酸化物除去液が付着した多角柱または円柱フィルタを複数回通過する機構を有することを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
これにより、窒素酸化物を含む空気と窒素酸化物除去液との接触確率を高めることができるので、窒素酸化物の除去効率を高め、より清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項3に記載の発明は、多角柱または円柱フィルタが通風可能な孔を有する構造であることを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
これにより、窒素酸化物除去装置の圧力損失を大きく増大させてしまうことなく、多角柱または円柱フィルタ内に窒素酸化物を含む空気を通過させることができる。
また、ここに示す通風可能な孔を有する構造は、ハニカム構造体、または、発泡樹脂体や発泡金属体などの三次元網目構造が好ましい。
本発明の請求項4に記載の発明は、窒素酸化物除去液が塩基性であることを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
これにより、空気中に含まれる窒素酸化物と塩基性液体とが中和反応して、窒素酸化物は硝酸イオンや亜硝酸イオンの形で吸収除去されるので、清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項5に記載の発明は、窒素酸化物除去液が強塩基性物質を含む水溶液であることを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
強塩基性物質を含む水溶液を窒素酸化物除去液とすることにより、窒素酸化物除去液と窒素酸化物とが反応しやすくなるため、窒素酸化物の除去効率を高めることができる。
また、ここに示す強塩基性物質とは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、または、水酸化カルシウムなどを示す。
本発明の請求項6に記載の発明は、窒素酸化物除去液が還元能を有することを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
空気中に含まれる窒素酸化物と窒素酸化物除去液とが接触することにより、窒素酸化物を無害な窒素に還元することができるので、清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項7に記載の発明は、窒素酸化物除去液が亜硫酸塩を含む水溶液であることを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
亜硫酸塩は強力な還元能を有しているため窒素酸化物と反応しやすく、窒素酸化物を無害な窒素に効率良く還元することができるので、清浄化された空気を得ることができる。
また、ここに示す亜硫酸塩とは、亜硫酸ナトリウムや亜硫酸カリウムなど亜硫酸の金属塩、または、亜硫酸アンモニウムなど亜硫酸の非金属塩を用いることができる。
本発明の請求項8に記載の発明は、空気中に含まれる窒素酸化物を酸化するための窒素酸化物酸化装置を有することを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
これにより、一酸化窒素などの塩基性物質や還元性物質との反応性の乏しい化合物を、二酸化窒素などの反応性の高い化合物に変換することができるので、窒素酸化物除去効率を高め、より清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項9に記載の発明は、窒素酸化物酸化装置が、オゾン発生器、または、酸化触媒であることを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
これにより、一酸化窒素などの塩基性物質や還元性物質との反応性の乏しい化合物を、二酸化窒素などの反応性の高い化合物に変換することができるので、窒素酸化物除去効率を高め、より清浄化された空気を得ることができる。
また、空気中に含まれる窒素酸化物を酸化するには、窒素酸化物を含む空気を流す風路に、オゾン発生器に備えられたオゾン発生部位を配置し、オゾンを発生させることにより、空気中に含まれる窒素酸化物とオゾンとを接触させ、酸化すればよい。
また、窒素酸化物を酸化することのできる酸化触媒を担持したセラミックハニカムと、前記セラミックハニカムを加熱するためのヒータなどを配置し、前記セラミックハニカムを加熱した状態で窒素酸化物を含む空気を通過させることにより、空気中の窒素酸化物を酸化させてもよい。
本発明の請求項10に記載の発明は、窒素酸化物除去液が付着した多角柱または円柱フィルタを通過することにより発生した液滴を除去するための液滴除去装置を有することを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
これにより、窒素酸化物除去液が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を含んだ液滴を除去することができるので、窒素酸化物除去液が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を窒素酸化物除去装置外へ排気してしまうことがなく、より清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項11に記載の発明は、液滴除去装置が、電気集塵装置、サイクロン集塵装置、重力集塵装置、または、慣性力集塵装置から選ばれる装置のいずれか一つ、または、前記装置の二つ以上を組み合わせた装置であることを特徴とする窒素酸化物除去装置である。
これにより、窒素酸化物除去液が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を含んだ液滴を除去することができるので、窒素酸化物除去液が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を窒素酸化物除去装置外へ排気してしまうことがなく、より清浄化された空気を得ることができる。
また、前記装置の二つ以上を組み合わせた装置とは、それぞれの液滴除去装置を並列に並べてもよいが、液滴の除去率をより高めるためには直列に並べるのが好ましい。さらには、前段に重力集塵装置や慣性力集塵装置を配置し、粒径の大きな液滴を除去し、後段に電気集塵装置やサイクロン集塵装置を配置し、粒径の小さな液滴を除去するのが最も好ましい。
本発明の請求項12に記載の発明は、前記窒素酸化物除去装置を用いて、窒素酸化物を含む空気から窒素酸化物を除去する、窒素酸化物除去工程を行うことを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
これにより、ノズルを設けず、多角柱または円柱フィルタに窒素酸化物除去液を付着させ、窒素酸化物を除去することができる。
本発明の請求項13に記載の発明は、窒素酸化物除去工程は、窒素酸化物を含む空気を、窒素酸化物除去液が付着した多角柱または円柱フィルタに複数回通過させて行うことを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
これにより、窒素酸化物を含む空気と窒素酸化物除去液との接触確率を高めることができるので、窒素酸化物の除去効率を高め、より清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項14に記載の発明は、窒素酸化物除去工程は、多角柱または円柱フィルタ内に、窒素酸化物を含む空気を通過させて行うことを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
多角柱または円柱フィルタ内に窒素酸化物を含む空気を通過させるようにすることにより、多角柱または円柱フィルタの外部から多角柱または円柱フィルタを通過した後、一度多角柱または円柱フィルタの中空部分に入り、多角柱または円柱フィルタの中空部分から多角柱または円柱フィルタを再度通過することによって、窒素酸化物除去液が付着した多角柱または円柱フィルタを少なくとも2回通過させることができるので、窒素酸化物の除去効率を高め、より清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項15に記載の発明は、窒素酸化物除去工程は、塩基性の窒素酸化物除去液を用いることを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
これにより、空気中に含まれる窒素酸化物と塩基性液体とが中和反応して、窒素酸化物は硝酸イオンや亜硝酸イオンの形で吸収除去されるので、清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項16に記載の発明は、塩基性の窒素酸化物除去液は、強塩基性物質を含む水溶液であることを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
強塩基性物質を含む水溶液を窒素酸化物除去液とすることにより、窒素酸化物除去液と窒素酸化物とが反応しやすくなるため、窒素酸化物の除去効率を高めることができる。
本発明の請求項17に記載の発明は、窒素酸化物除去工程は、還元能を有する窒素酸化物除去液を用いることを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
空気中に含まれる窒素酸化物と窒素酸化物除去液とが接触することにより、窒素酸化物を無害な窒素に還元することができるので、清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項18に記載の発明は、還元能を有する窒素酸化物除去液は、亜硫酸塩を含む水溶液であることを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
亜硫酸塩は強力な還元能を有しているため窒素酸化物と反応しやすく、窒素酸化物を無害な窒素に効率良く還元することができるので、清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項19に記載の発明は、窒素酸化物除去工程の前段に、窒素酸化物酸化工程を行うことを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
これにより、一酸化窒素などの塩基性物質や還元性物質との反応性の乏しい化合物を、二酸化窒素などの反応性の高い化合物に変換することができるので、窒素酸化物除去効率を高め、より清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項20に記載の発明は、窒素酸化物酸化工程は、オゾンまたは触媒の酸化作用により行うことを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
これにより、一酸化窒素などの塩基性物質や還元性物質との反応性の乏しい化合物を、二酸化窒素などの反応性の高い化合物に変換することができるので、窒素酸化物除去効率を高め、より清浄化された空気を得ることができる。
また、空気中に含まれる窒素酸化物を酸化するには、窒素酸化物を含む空気を流す風路に、オゾン発生器に備えられたオゾン発生部位を配置し、オゾンを発生させることにより、空気中に含まれる窒素酸化物とオゾンとを接触させ、酸化すればよい。
また、窒素酸化物を酸化することのできる酸化触媒を担持したセラミックハニカムをヒータなどで加熱し、窒素酸化物を含む空気を通過させることにより、空気中の窒素酸化物を酸化させてもよい。
本発明の請求項21に記載の発明は、窒素酸化物除去工程の後段に、液滴を除去するための液滴除去工程を行うことを特徴とする窒素酸化物除去方法である。
これにより、窒素酸化物除去液が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を含んだ液滴を除去することができるので、窒素酸化物除去液が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を系外へ排気してしまうことがなく、より清浄化された空気を得ることができる。
本発明の請求項22に記載の発明は、液滴除去工程は、電気集塵方式、サイクロン集塵方式、重力集塵方式、または、慣性力集塵方式から選ばれる方式のいずれか一つ、または、前記方式の二つ以上を組み合わせた方式であること窒素酸化物除去方法である。
これにより、窒素酸化物除去液が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を含んだ液滴を除去することができるので、窒素酸化物除去液が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を系外へ排気してしまうことがなく、より清浄化された空気を得ることができる。
また、前記装置の二つ以上を組み合わせた方式とは、それぞれの液滴除去手段を並列に並べてもよいが、液滴の除去率をより高めるためには直列に並べるのが好ましい。さらには、前段に重力集塵方式や慣性力集塵方式を設けて粒径の大きな液滴を除去し、後段に電気集塵方式やサイクロン集塵方式を設けて粒径の小さな液滴を除去するのが最も好ましい。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明するが、以下の解釈に何ら限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明に記載の窒素酸化物除去装置について、図1に図示して説明する。
本発明に記載の窒素酸化物除去装置は、窒素酸化物除去ユニット1内に、発泡樹脂体を円柱にした円柱フィルタ2が配置され、円柱フィルタ2の下方部は窒素酸化物除去液3に浸漬している。円柱フィルタ2は、内部が中空になっており、すなわち、断面がドーナツ状のフィルタである。また、円柱フィルタ2を回転させる機構を有しており、円柱フィルタ2が回転することによって円柱フィルタ2の全周に窒素酸化物除去液3を付着させることができる。
窒素酸化物除去液3には、空気中に含まれる窒素酸化物と中和反応して窒素酸化物を硝酸イオンや亜硝酸イオンの形で吸収する作用を有する水酸化カルシウム水溶液や、空気中の窒素酸化物を還元する作用を有する亜硫酸ナトリウム水溶液を用いることができる。窒素酸化物除去液3は使用するにつれて水酸化カルシウムや亜硫酸ナトリウムの濃度が変化することがあるので、その場合には水酸化カルシウムや亜硫酸ナトリウムを添加する、または、窒素酸化物除去液3の全量を入れ替えるなどすればよい。
また、窒素酸化物除去ユニット1の前段には、一酸化窒素を二酸化窒素へと酸化するための窒素酸化物酸化装置としてのオゾン発生器4が配置されている。
また、窒素酸化物除去ユニット1の後段には、窒素酸化物除去液3が付着した円柱フィルタ2を通過することにより発生した液滴を除去するための液滴除去装置としての重力集塵装置5および電気集塵装置6が配置されている。
次に、本発明に記載の窒素酸化物除去装置を用いた窒素酸化物除去方法について説明する。
(窒素酸化物酸化工程)
空気中の一酸化窒素は、オゾン発生器4で生成されたオゾンの作用により二酸化窒素へと酸化された後、窒素酸化物除去ユニット1へと送られる。
一酸化窒素より二酸化窒素の方が反応し易く、空気中に一酸化窒素を含む場合は、この窒素酸化物酸化工程により、次工程での窒素酸化物除去効率を高めることができる。
(窒素酸化物除去工程)
窒素酸化物を含む空気は、円柱フィルタ2の外部から円柱フィルタ2を通過した後、一度円柱フィルタ2の中空部分に入り、円柱フィルタ2の中空部分から円柱フィルタ2を再度通過することによって、窒素酸化物除去液3が付着した円柱フィルタ2を2回通過して窒素酸化物除去ユニット1の後方へ排気される。
このとき、空気中に含まれる窒素酸化物と窒素酸化物除去液とが接触することにより、窒素酸化物は、硝酸イオンや亜硝酸イオンの形で吸収除去される、または、無害な窒素に還元される。
(液滴除去工程)
窒素酸化物除去ユニット1の後方へ排気された空気は、窒素酸化物除去液3が付着した円柱フィルタ2を通過することにより、窒素酸化物除去液3が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を含んだ液滴を含んでいるため、液滴除去装置としての重力集塵装置5へと送られて粒径の大きな液滴は重力により下降し、空気中から除去される。
さらに、重力集塵装置5を通過した粒径の小さな液滴は、その後段に配置された電気集塵装置6で除去される。
本実施の形態では、重力集塵装置5と電気集塵装置6の両方を配置したが、どちらか一つでも液滴除去は可能である。
このような簡易な構成の装置で窒素酸化物除去方法を用いることにより、空気中に含まれる窒素酸化物を効率良く除去することができるだけでなく、破損などにより使用不能にならない限り、交換や洗浄などのメンテナンスをする必要がないので、従来の窒素酸化物除去装置よりもメンテナンスなどを省力化することができる。
また、ここではフィルタ形状が円柱の場合について説明したが、多角柱の場合についても同様の装置構成および方法にて空気中の窒素酸化物を除去することができる。
また、ここでは窒素酸化物酸化装置としてオゾン発生器4を用いた場合について説明したが、窒素酸化物を酸化することのできる酸化触媒とこの触媒を加熱するためのヒータとを組み合わせて、窒素酸化物酸化装置として用いることもできる。
(実施の形態2)
まず、本発明に記載の窒素酸化物除去装置について、図2に図示して説明する。
本発明に記載の窒素酸化物除去装置は、実施の形態1に示した窒素酸化物除去装置の窒素酸化物除去ユニット1内に、円柱フィルタ2の後段に2番目の円柱フィルタ7が配置されている。その他の装置構成については実施の形態1と同様である。
また、ここでは円柱フィルタ2および2番目の円柱フィルタ7それぞれに対して窒素酸化物除去液3を用いる場合を図示したが、円柱フィルタ2および2番目の円柱フィルタ7を同一の窒素酸化物除去液3に浸漬しても構わない。
次に、本発明に記載の窒素酸化物除去装置を用いた窒素酸化物除去方法について説明する。
実施の形態1と同様の作用により酸化された空気中の窒素酸化物は、窒素酸化物除去ユニット1へと送られる。窒素酸化物を含む空気は、円柱フィルタ2の外部から円柱フィルタ2を通過した後、一度円柱フィルタ2の中空部分に入り、円柱フィルタ2の中空部分から円柱フィルタ2を再度通過する。さらに、2番目の円柱フィルタ7も同様に通過し、窒素酸化物除去液3が付着したフィルタを合計4回通過して窒素酸化物除去ユニット1の後方へ排気される。このとき、空気中に含まれる窒素酸化物と窒素酸化物除去液とが接触することにより、窒素酸化物は、硝酸イオンや亜硝酸イオンの形で吸収除去される、または、無害な窒素に還元される。
窒素酸化物除去ユニット1の後方へ排気された空気は、窒素酸化物除去液3が付着した円柱フィルタ2および2番目の円柱フィルタ7を通過することにより、窒素酸化物除去液3が吸収した窒素酸化物、および、窒素酸化物と塩基性物質との反応生成物を含んだ液滴を含み、この液滴は実施の形態1と同様の作用により除去される。
また、ここでは円柱フィルタ2および2番目の円柱フィルタ7を用いる場合について説明したが、さらに多くの円柱フィルタを用いても同様の方法で窒素酸化物を除去することができる。
(実施例1)
本発明実施の形態1に記載の窒素酸化物除去方法により、二酸化窒素除去試験を行った。その試験装置と方法について図3に図示して説明する。
枠体8の中に発泡ウレタンを円柱にした円柱フィルタ2が配置され、円柱フィルタ2の下方部は亜硫酸ナトリウム水溶液9に浸漬している。円柱フィルタ2は、内部が中空になっており、すなわち、断面がドーナツ状のフィルタである。また、円柱フィルタ2は1.5回転/分で回転しており、円柱フィルタ2が回転することによって亜硫酸ナトリウム水溶液9を付着させている。
二酸化窒素を含む空気はファン10の作用により亜硫酸ナトリウム水溶液9が付着した円柱フィルタ2を通過する機構になっており、ファン10の回転数を調節することにより円柱フィルタ2の通過風速は約1m/sとなるように調整した。
二酸化窒素は、二酸化窒素ボンベ11からマスフローコントローラー12を介して供給し、ファン10により吸い込まれた大気で希釈して、入口濃度が約0.1ppm、または、約1ppmとなるように調整した。
二酸化窒素除去率は、入口側ダクト13および出口側ダクト14の中央付近からでサンプリングし、窒素酸化物測定装置15により測定した二酸化窒素濃度の差から求めた。
次に、亜硫酸ナトリウム水溶液9の濃度を変えたときの、二酸化窒素除去試験の結果について表1に示して説明する。
Figure 2009142739
表1に示すように、二酸化窒素入口濃度が約0.1ppmとしたとき、亜硫酸ナトリウム水溶液9の濃度が0wt%(すなわち水)、0.1wt%、1wt%、10wt%のときの二酸化窒素除去率は、それぞれ12.8%、16.2%、21.3%、40.1%であった。
また、二酸化窒素入口濃度が約1ppmとしたとき、亜硫酸ナトリウム水溶液9の濃度が0wt%、0.1wt%、1wt%、10wt%のときの二酸化窒素除去率は、それぞれ6.6%、9.2%、15.8%、37.4%であった。
これらの結果から、本発明実施の形態1に記載の窒素酸化物除去方法により、二酸化窒素が約40%除去できることがわかった。また、円柱フィルタ2の数を増やして、二酸化窒素が円柱フィルタ2を通過する回数を増やす、円柱フィルタ2の網目を細かくする、または、円柱フィルタ2の回転数を増やすなどの手段を講じることにより、除去率を向上させることが可能である。
本発明の窒素酸化物除去装置は、窒素酸化物除去液を噴射させるノズルを設ける必要がないため、ノズルが詰まらないようにするためのメンテナンスなどを省力化することができ、ボイラーなどから発生する窒素酸化物の除去装置、または、都市部の道路沿道などで発生する窒素酸化物の除去装置などに適用できるので有用である。
実施の形態1における窒素酸化物除去装置の断面概念図 実施の形態2における窒素酸化物除去装置の断面概念図 実施例1における二酸化窒素除去試験方法を示す概念図
符号の説明
1 窒素酸化物除去ユニット
2 円柱フィルタ
3 窒素酸化物除去液
4 オゾン発生器
5 重力集塵装置
6 電気集塵装置
7 2番目の円柱フィルタ
8 枠体
9 亜硫酸ナトリウム水溶液
10 ファン
11 二酸化窒素ボンベ
12 マスフローコントローラー
13 入口側ダクト
14 出口側ダクト
15 窒素酸化物測定装置

Claims (22)

  1. 窒素酸化物除去液中に多角柱または円柱フィルタの一部を浸漬して回転させることにより、前記窒素酸化物除去液を前記多角柱または円柱フィルタの全周に付着させることができる機構を有し、前記窒素酸化物除去液が付着した前記多角柱または円柱フィルタに窒素酸化物を含む空気を通過させることにより、窒素酸化物を含む空気から窒素酸化物を除去することを特徴とする窒素酸化物除去装置。
  2. 窒素酸化物を含む空気が、窒素酸化物除去液が付着した多角柱または円柱フィルタを複数回通過する機構を有することを特徴とする請求項1に記載の窒素酸化物除去装置。
  3. 多角柱または円柱フィルタが通風可能な孔を有する構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の窒素酸化物除去装置。
  4. 窒素酸化物除去液が塩基性であることを特徴とする請求項1または2に記載の窒素酸化物除去装置。
  5. 窒素酸化物除去液が強塩基性物質を含む水溶液であることを特徴とする請求項4に記載の窒素酸化物除去装置。
  6. 窒素酸化物除去液が還元能を有することを特徴とする請求項1または2に記載の窒素酸化物除去装置。
  7. 窒素酸化物除去液が亜硫酸塩を含む水溶液であることを特徴とする請求項6に記載の窒素酸化物除去装置。
  8. 空気中に含まれる窒素酸化物を酸化するための窒素酸化物酸化装置を有することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の窒素酸化物除去装置。
  9. 窒素酸化物酸化装置が、オゾン発生器、または、酸化触媒であることを特徴とする請求項8に記載の窒素酸化物除去装置。
  10. 窒素酸化物除去液が付着した多角柱または円柱フィルタを通過することにより発生した液滴を除去するための液滴除去装置を有することを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の窒素酸化物除去装置。
  11. 液滴除去装置が、電気集塵装置、サイクロン集塵装置、重力集塵装置、または、慣性力集塵装置から選ばれる装置のいずれか一つ、または、前記装置の二つ以上を組み合わせた装置であることを特徴とする請求項10に記載の窒素酸化物除去装置。
  12. 請求項1に記載の窒素酸化物除去装置を用いて、窒素酸化物を含む空気から窒素酸化物を除去する、窒素酸化物除去工程を行うことを特徴とする窒素酸化物除去方法。
  13. 窒素酸化物除去工程は、窒素酸化物を含む空気を、窒素酸化物除去液が付着した多角柱または円柱フィルタに複数回通過させて行うことを特徴とする請求項12に記載の窒素酸化物除去方法。
  14. 窒素酸化物除去工程は、多角柱または円柱フィルタ内に、窒素酸化物を含む空気を通過させて行うことを特徴とする請求項12または13に記載の窒素酸化物除去方法。
  15. 窒素酸化物除去工程は、塩基性の窒素酸化物除去液を用いることを特徴とする請求項12乃至14いずれかに記載の窒素酸化物除去方法。
  16. 塩基性の窒素酸化物除去液は、強塩基性物質を含む水溶液であることを特徴とする請求項15に記載の窒素酸化物除去方法。
  17. 窒素酸化物除去工程は、還元能を有する窒素酸化物除去液を用いることを特徴とする請求項12乃至14いずれかに記載の窒素酸化物除去方法。
  18. 還元能を有する窒素酸化物除去液は、亜硫酸塩を含む水溶液であることを特徴とする請求項17に記載の窒素酸化物除去方法。
  19. 窒素酸化物除去工程の前段に、窒素酸化物酸化工程を行うことを特徴とする請求項12乃至18いずれかに記載の窒素酸化物除去方法。
  20. 窒素酸化物酸化工程は、オゾンまたは触媒の酸化作用により行うことを特徴とする請求項19に記載の窒素酸化物除去方法。
  21. 窒素酸化物除去工程の後段に、液滴を除去するための液滴除去工程を行うことを特徴とする請求項12乃至20いずれかに記載の窒素酸化物除去方法。
  22. 液滴除去工程は、電気集塵方式、サイクロン集塵方式、重力集塵方式、または、慣性力集塵方式から選ばれる方式のいずれか一つ、または、前記方式の二つ以上を組み合わせた方式であることを特徴とする請求項21に記載の窒素酸化物除去方法。
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