JP2009140253A - 薄型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単に構築でき、また利便性がよい光ポインティングシステムを備えた薄型表示装置を提供する。
【解決手段】画像データに応じた画像を表示する液晶パネル16bを備えた液晶テレビジョン装置10において、赤外線A、Bを発射する光ポインティングデバイス30と、液晶パネル16b内にて、赤外線A、Bを受光する受光素子52を並行に配置した検出素子アレイ60、62が互いに直交するようにそれぞれ設けられた光検出グリッド50と、光ポインティングデバイス30から液晶パネル16b上に照射された赤外線Aの位置情報を光検出グリッド50上の何れかの位置として検出する位置検出手段(マイコン18)と、位置情報を示すポインタ40を位置検出手段による検出結果に基づいて液晶パネル16b上にOSD表示するOSD表示手段(マイコン18)とを、備える。
【選択図】図5
【解決手段】画像データに応じた画像を表示する液晶パネル16bを備えた液晶テレビジョン装置10において、赤外線A、Bを発射する光ポインティングデバイス30と、液晶パネル16b内にて、赤外線A、Bを受光する受光素子52を並行に配置した検出素子アレイ60、62が互いに直交するようにそれぞれ設けられた光検出グリッド50と、光ポインティングデバイス30から液晶パネル16b上に照射された赤外線Aの位置情報を光検出グリッド50上の何れかの位置として検出する位置検出手段(マイコン18)と、位置情報を示すポインタ40を位置検出手段による検出結果に基づいて液晶パネル16b上にOSD表示するOSD表示手段(マイコン18)とを、備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像データに応じた画像を表示する薄型表示パネルを備えた薄型表示装置に関し、特に、光ポインティングデバイスを用いて薄型表示パネル上の任意の位置を指示する技術に関する。
光ポインティングデバイスを用いて画像表示面上にポインタを表示させる光ポインティングシステムがよく知られている。
例えば、特許文献1には、ディスプレイ上に赤外線ポインタで照射される指示点の座標を、前方に設けた光センサーシートによって、X方向の指示座標とY方向の指示座標とを抽出するディスプレイシステムが開示されている。
また、特許文献2には、コンピュータの入力表示画面に、光ポインタ装置が発信した可視光と赤外線光とで構成されたポインティング光線でポインティングし、ポインティングの反射光を受光検出した位置データにより、コンピュータの入力操作を行う光ポインティング入力システムが開示されている。
また、特許文献3には、画像を表示するスクリーンボード上に、指示器により発信した信号(超音波または赤外線)により、ポインタを表示し、ボードの3カ所に配置した信号受信手段により受信した信号の変化量に基づいてボード上を指し示す指示器の2方向の動作量を算出して、ボード上に表示するポインタを指示器により操作するポインティングデバイスが開示されている。
特開平9−222951号公報
特開平11−305940号公報
特開2002−207566号公報
例えば、特許文献1には、ディスプレイ上に赤外線ポインタで照射される指示点の座標を、前方に設けた光センサーシートによって、X方向の指示座標とY方向の指示座標とを抽出するディスプレイシステムが開示されている。
また、特許文献2には、コンピュータの入力表示画面に、光ポインタ装置が発信した可視光と赤外線光とで構成されたポインティング光線でポインティングし、ポインティングの反射光を受光検出した位置データにより、コンピュータの入力操作を行う光ポインティング入力システムが開示されている。
また、特許文献3には、画像を表示するスクリーンボード上に、指示器により発信した信号(超音波または赤外線)により、ポインタを表示し、ボードの3カ所に配置した信号受信手段により受信した信号の変化量に基づいてボード上を指し示す指示器の2方向の動作量を算出して、ボード上に表示するポインタを指示器により操作するポインティングデバイスが開示されている。
特許文献1〜3に示されるように、CRT型表示装置、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の薄型表示装置、或いはスクリーンに映像を投影するプロジェクタ装置などで光ポインティングシステムを構成するには、センサーシートを用いたり表示面からの反射光を受光してポジションデータを検出する入力装置を用いたりするなど表示装置に外付けする各種装置を用いることが有効である。
しかしながら、光ポインティングシステムの適用を薄型表示装置に限定するならば、必ずしも外付け装置を用いて光ポインティングシステムを構成する必要はなく、簡単に構築でき、また利便性がよい光ポインティングシステムが望まれる。
また、光線を用いる場合には、蛍光灯等の室内光や窓から差し込む自然光や人の動きによってできる明暗などの薄型表示装置を取り囲む環境に影響を受けて精度が低下する可能性があった。
しかしながら、光ポインティングシステムの適用を薄型表示装置に限定するならば、必ずしも外付け装置を用いて光ポインティングシステムを構成する必要はなく、簡単に構築でき、また利便性がよい光ポインティングシステムが望まれる。
また、光線を用いる場合には、蛍光灯等の室内光や窓から差し込む自然光や人の動きによってできる明暗などの薄型表示装置を取り囲む環境に影響を受けて精度が低下する可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、簡単に構築でき、また利便性がよい光ポインティングシステムを備えた薄型表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、画像データに応じた画像を表示する薄型表示パネルを備えた薄型表示装置において、光線を発射する光ポインティングデバイスと、上記薄型表示パネル内にて、上記光線を受光する受光素子を並行に配置した検出素子アレイが互いに直交するようにそれぞれ設けられた光検出グリッドと、上記光ポインティングデバイスから上記薄型表示パネル上に照射された光線の位置情報を、上記光検出グリッド上の何れかの位置として検出する位置検出手段と、上記位置情報を示すポインタを、上記位置検出手段による検出結果に基づいて上記薄型表示パネル上にOSD表示するOSD表示手段とを、備える構成としてある。
上記のように構成された本発明の薄型表示装置において、上記光ポインティングデバイスから上記薄型表示パネル上に照射された光線の位置情報が上記薄型表示パネル内に設けられた光検出グリッド上の何れかの位置として検出され、その位置情報を示すポインタが薄型表示パネル上にOSD表示されることから、光線を受光するセンサーシートなどを薄型表示パネル上に貼り付けて光ポインティングシステムを構築することなく、ユーザは簡単に薄型表示パネル上の任意の点を指定することができる。
また、好適には、上記受光素子は、上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に配置されている構成としても良い。
また、好適には、上記検出素子アレイは、上記薄型表示パネルの一方の幅まで伸ばした上記受光素子が長さ方向と直交する方向に上記薄型表示パネルの他方の幅まで等間隔で配置されている構成としても良い。このように構成されることで、薄型表示パネルの全域に渡って光検出グリッドが設けられる。
また、好適には、上記受光素子は、特定の波長で電気的特性が変化する半導体である構成としても良い。
また、好適には、上記位置検出手段は、一方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるX軸方向の上記光線の位置を検出し、且つ他方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるY軸方向の上記光線の位置を検出することで、上記光線の位置情報を上記光検出グリッド上の何れかの位置として検出する構成としても良い。
また、好適には、上記光ポインティングデバイスは、上記光線を所定周期でパルス状に発射するものであり、上記位置検出手段は、上記パルス状の光線によって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる差分が検出された場合に上記光線の位置情報を検出する構成としても良い。
また、好適には、上記光ポインティングデバイスは、上記光線を上記所定周期とは異なる第2所定周期で発射する為の操作ボタンを備え、上記位置検出手段は、上記光線の位置情報を検出した状態で、上記操作ボタンが操作された場合には所定の処理を実行する構成としても良い。このように構成されることで、ユーザは簡単に薄型表示パネル上の任意の点を指定できることに加え、所定の処理を行わせることができる。
また、好適には、上記受光素子は、上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に配置され、赤外線を受光すると抵抗値が変化する光導電素子であり、上記検出素子アレイは、上記薄型表示パネルの一方の幅まで伸ばした上記受光素子が長さ方向と直交する方向に上記薄型表示パネルの他方の幅まで等間隔で配置され、該受光素子の一端側にそれぞれ接続された第1抵抗を介して所定の電圧が供給され、該受光素子の他端側にそれぞれ接続された第2抵抗を介して接地されており、上記光ポインティングデバイスは、上記光線を所定周期でパルス状に発射すると共に、上記光線を該所定周期とは異なる第2所定周期で発射する為の操作ボタンを備えており、上記位置検出手段は、上記パルス状の光線によって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる上記第2抵抗の両端の電圧における差分が所定時間継続して所定電圧以上となったときに、一方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるX軸方向の上記光線の位置を検出し且つ他方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるY軸方向の上記光線の位置を検出することで、上記光線の位置情報を上記光検出グリッド上の何れかの位置として検出すると共に、上記光線の位置情報を検出した状態で上記操作ボタンが操作された場合には所定の処理を実行するものであり、ユーザによって選択されたチャンネルに対応するテレビジョン放送信号を選局して受信するテレビジョン装置である構成としても良い。このように構成されることで、薄型表示パネルの全域に渡って光検出グリッドが設けられる。また、光が当たっているときと当たっていないときとによって光導電素子の抵抗値が変化して上記第2抵抗の両端の電圧が変化する。また、ユーザは簡単に薄型表示パネル上の任意の点を指定できることに加え、所定の処理を行わせることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、光線を受光するセンサーシートなどを薄型表示パネル上に貼り付けて光ポインティングシステムを構築することなく、ユーザは簡単に薄型表示パネル上の任意の点を指定することができるので、簡単に構築でき、また利便性がよい光ポインティングシステムを備えた薄型表示装置が提供される。
また、本発明によれば、上記受光素子は上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に配置されているので、光線を受光するセンサーシートなどを薄型表示パネル上に貼り付けることなく、光ポインティングシステムを簡単に構築できる。
また、本発明によれば、薄型表示パネルの全域に渡って光検出グリッドが設けられるので、上記光ポインティングデバイスから上記薄型表示パネル上に照射された光線の位置情報を確実に検出できる。
また、本発明によれば、上記受光素子は特定の波長で電気的特性が変化する半導体であるので、電気的特性が変化することを利用して上記光線の位置情報を検出できる。また、上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に簡単に配置することができる。
また、本発明によれば、一方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるX軸方向の上記光線の位置が検出され、且つ他方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるY軸方向の上記光線の位置が検出されることで、上記光線の位置情報が上記光検出グリッド上の何れかの位置として検出されるので、その光線の位置情報が適切に特定される。
また、本発明によれば、上記光ポインティングデバイスから上記薄型表示パネル上にパルス状に照射された光線によって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる差分が検出された場合に上記光線の位置情報が検出されるので、つまり絶対的な光量ではなく相対的な光量の変化で光線の位置が検出されるので、薄型表示装置を取り囲む環境の影響を受け難くなり、光線の位置情報を特定する精度が向上する。
また、本発明によれば、ユーザは簡単に薄型表示パネル上の任意の点を指定できることに加え、所定の処理を行わせることができるので、例えば薄型表示パネル上のポイント(カーソル)を動かしたり、薄型表示パネル上に表示されたボタンをクリックしたりすることができる。
また、本発明によれば、テレビジョン装置において、薄型表示パネルの全域に渡って光検出グリッドが設けられ、また光が当たっているときと当たっていないときとによって光導電素子の抵抗値が変化して上記第2抵抗の両端の電圧が変化するので、上記光ポインティングデバイスから上記薄型表示パネル上に照射された光線の位置情報を確実に検出できる。
また、ユーザは簡単に薄型表示パネル上の任意の点を指定できることに加え、所定の処理を行わせることができるので、例えばテレビジョン装置を利用してインターネット上のウェブページの閲覧等を行う際に、光ポインティングデバイスを使用して薄型表示パネル上のポイント(カーソル)を動かしたり、薄型表示パネル上に表示されたボタンをクリックしたりすることができ、テレビジョン装置にてストレスなくウェブページの閲覧操作等が楽しめる。
また、上記受光素子は上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に配置されているので、光線を受光するセンサーシートなどを薄型表示パネル上に貼り付けることなく、テレビジョン装置にて光ポインティングシステムを簡単に構築できる。
また、上記受光素子は赤外線を受光すると抵抗値が変化する光導電素子であるので、抵抗値が変化することを利用して上記光線の位置情報を検出できる。また、上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に簡単に配置することができる。
また、一方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるX軸方向の上記光線の位置が検出され、且つ他方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるY軸方向の上記光線の位置が検出されることで、上記光線の位置情報が上記光検出グリッド上の何れかの位置として検出されるので、その光線の位置情報が適切に特定される。
また、上記光ポインティングデバイスから上記薄型表示パネル上にパルス状に照射された光線によって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる上記第2抵抗の両端の電圧における差分が所定時間継続して所定電圧以上となったときに上記光線の位置情報が検出されるので、つまり絶対的な光量ではなく相対的な光量の変化で光線の位置が検出されるので、薄型表示装置を取り囲む環境の影響を受け難くなり、光線の位置情報を特定する精度が向上する。
また、ユーザは簡単に薄型表示パネル上の任意の点を指定できることに加え、所定の処理を行わせることができるので、例えばテレビジョン装置を利用してインターネット上のウェブページの閲覧等を行う際に、光ポインティングデバイスを使用して薄型表示パネル上のポイント(カーソル)を動かしたり、薄型表示パネル上に表示されたボタンをクリックしたりすることができ、テレビジョン装置にてストレスなくウェブページの閲覧操作等が楽しめる。
また、上記受光素子は上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に配置されているので、光線を受光するセンサーシートなどを薄型表示パネル上に貼り付けることなく、テレビジョン装置にて光ポインティングシステムを簡単に構築できる。
また、上記受光素子は赤外線を受光すると抵抗値が変化する光導電素子であるので、抵抗値が変化することを利用して上記光線の位置情報を検出できる。また、上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に簡単に配置することができる。
また、一方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるX軸方向の上記光線の位置が検出され、且つ他方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるY軸方向の上記光線の位置が検出されることで、上記光線の位置情報が上記光検出グリッド上の何れかの位置として検出されるので、その光線の位置情報が適切に特定される。
また、上記光ポインティングデバイスから上記薄型表示パネル上にパルス状に照射された光線によって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる上記第2抵抗の両端の電圧における差分が所定時間継続して所定電圧以上となったときに上記光線の位置情報が検出されるので、つまり絶対的な光量ではなく相対的な光量の変化で光線の位置が検出されるので、薄型表示装置を取り囲む環境の影響を受け難くなり、光線の位置情報を特定する精度が向上する。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
(1)薄型テレビジョン装置の概略構成
(2)光検出グリッドの概略構成
(3)光ポインティングデバイス使用時の制御作動
(4)変形例
(5)まとめ
(1)薄型テレビジョン装置の概略構成
(2)光検出グリッドの概略構成
(3)光ポインティングデバイス使用時の制御作動
(4)変形例
(5)まとめ
(1)薄型テレビジョン装置の概略構成
以下、図1、2を参照して本発明が適用される薄型表示装置としての液晶テレビジョン装置10の概略構成を説明する。図1は液晶テレビジョン装置10を示す斜視図であり、図2は液晶テレビジョン装置10のブロック構成図である。
尚、本実施形態では本発明が適用される薄型表示装置として液晶テレビジョン装置を例示するが、この実施形態に限定されるものではなく、例えばプラズマテレビや有機ELテレビ等の薄型テレビジョン装置、テレビ機能を有しない液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の薄型ディスプレイであれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施の形態が可能である。
以下、図1、2を参照して本発明が適用される薄型表示装置としての液晶テレビジョン装置10の概略構成を説明する。図1は液晶テレビジョン装置10を示す斜視図であり、図2は液晶テレビジョン装置10のブロック構成図である。
尚、本実施形態では本発明が適用される薄型表示装置として液晶テレビジョン装置を例示するが、この実施形態に限定されるものではなく、例えばプラズマテレビや有機ELテレビ等の薄型テレビジョン装置、テレビ機能を有しない液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の薄型ディスプレイであれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施の形態が可能である。
図1、図2において、液晶テレビジョン装置10は、ユーザによって選択されたチャンネルに対応するテレビジョン放送信号を選局して受信することに加え、LANケーブル26で接続されたルータ機能付きモデム装置24を介してインターネット回線100に接続されることで所定のネット・サービスを利用することができる。また、ユーザは、このネット・サービスを利用する際には、光ポインティングデバイス30を用いて薄型表示パネルとしての液晶パネル16b上にポインタ40を表示させ、光ポインティングデバイス30に備えられた操作ボタン32を押し下げ操作することで所定の処理を行わせることができる。このように、液晶テレビジョン装置10は、光ポインティングデバイスを用いて画像表示面上にポインタを表示させる光ポインティングシステムを備えている。
具体的には、液晶テレビジョン装置10は、例えばチューナ11と、フロントエンド12と、デコーダ13と、OSD回路14と、音声出力部15と、画像表示部16と、リモコン受信部17と、マイコン18と、電源回路19と、インタフェース20と、信号処理部21と、スイッチ回路22と、リモコン25と、光ポインティングデバイス30とを備えている。
チューナ11は、例えばアンテナ23と接続されており、マイコン18から入力される制御信号に従って、アンテナ23で受信されるテレビジョン放送信号の中から1つのチャンネル(例えばユーザによって選局されたチャンネル)に対応するテレビジョン放送信号を取得してフロントエンド12に出力する。
フロントエンド12は、例えばマイコン18から入力される制御信号に従って、チューナ11から出力されたテレビジョン放送信号を中間周波信号に変換して、デコーダ13に出力する。
デコーダ13は、例えばマイコン18から入力される制御信号に従って、フロントエンド12から出力された中間周波信号に対して所定のファイル形式(例えばよく知られたMPEG−2形式等)に応じた処理を施すことによって、その中間周波信号を音声信号と映像信号とに分離してデコードする。そして、スイッチ回路22を介してそのデコードした音声信号を音声出力部15へ出力するとともに、映像信号を画像表示部16へ出力する。
インタフェース20は、例えばLANケーブル26を介してルータ機能付きモデム装置24と接続され、ルータ機能付きモデム装置24とマイコン18との間に立って、情報のやり取りを仲介する。
信号処理部21は、例えばインタフェース20から入力された上記所定のネット・サービスの信号に所定の処理を施して所定の音声信号及び映像信号に変換する。そして、スイッチ回路22を介してその変換した音声信号を音声出力部15へ出力するとともに、映像信号を画像表示部16へ出力する。
スイッチ回路22は、例えばマイコン18からの制御信号に従って、デコーダ13からの音声信号および映像信号、或いは信号処理部21からの音声信号および映像信号を音声出力部15および画像表示部16へそれぞれ出力する。
OSD回路14は、例えばマイコン18から入力される制御信号に従って、画像表示部16に所定のOSD表示(オンスクリーンディスプレイ表示)をさせるためのOSD表示信号を、スイッチ回路22から画像表示部16へ出力される映像信号に合成する。
音声出力部15は、例えば音声出力アンプIC(D−AMP)15aやスピーカ15bなどを有し、音声出力アンプIC15aによりスイッチ回路22から入力された音声信号に電力増幅等の所定の処理を施して、その音声信号に基づく音声データに応じた音声をスピーカ15bから出力する。
画像表示部16は、例えばパネル駆動回路16aや液晶パネル16bなどを有し、スイッチ回路22から出力された映像信号に基づく画像データに応じた画像や、スイッチ回路22から出力されてOSD回路14によりOSD表示信号が合成された映像信号に基づく画像データに応じた画像を表示する。
リモコン受信部17は、例えばリモコン25から送信された各種赤外線信号(制御コマンド)を受信し、それら各種信号に基づく各種データをマイコン18へ出力する。
リモコン25は、例えばユーザによって操作され、その操作に応じた赤外線信号をリモコン受信部17へ送信する。
光ポインティングデバイス30は、例えばネット・サービス開始/終了ボタン31と操作ボタン32とを備え、ネット・サービス開始/終了ボタン31が押し下げ操作されると次に押し下げ操作されるまで継続して光線としての赤外線Aを第1所定周期でパルス状に発射する。また、赤外線Aを発射している状態で操作ボタン32が押し下げ操作されると赤外線Aとは異なる赤外線Bを第1所定周期とは異なる第2所定周期で一時的に発射する。
マイコン18は、例えばCPU18aやRAM18bやROM18cなどを有し、液晶テレビジョン装置10の動作を制御する。例えば、マイコン18は、リモコン受信部17で受信した制御コマンドに基づいてチャンネルの切換え、音量のアップ/ダウン、信号処理を施して映像・音声出力する為の入力ソース(信号源、本実施例ではテレビジョン放送やネット・サービス)からの信号を切り替える入力信号切替等を制御する。
CPU18aは、ROM18cに記憶された液晶テレビジョン装置10用の各種処理プログラムに従って、各種の制御動作を行う。
RAM18bは、CPU18aによって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
ROM18cは、液晶テレビジョン装置10で実行可能なシステムプログラム、そのシステムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU18aによって演算処理された各種結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM18cに記憶されている。
CPU18aは、ROM18cに記憶された液晶テレビジョン装置10用の各種処理プログラムに従って、各種の制御動作を行う。
RAM18bは、CPU18aによって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
ROM18cは、液晶テレビジョン装置10で実行可能なシステムプログラム、そのシステムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU18aによって演算処理された各種結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM18cに記憶されている。
電源回路19は、例えば部分共振電源回路であり、商用AC電源を複数種類の所定の電圧に変換して液晶テレビジョン装置10の各部へ動作電源電圧を出力する。
(2)光検出グリッドの概略構成
ここで、液晶パネル16b内には、光ポインティングデバイス30が発射した赤外線A、Bを受光する光検出グリッド50が設けられている。図3は光検出グリッド50の概略構成を例示する図であり、図4は赤外線の検出方法を例示する図であり、図5は検出素子アレイの構成を例示する図である。
ここで、液晶パネル16b内には、光ポインティングデバイス30が発射した赤外線A、Bを受光する光検出グリッド50が設けられている。図3は光検出グリッド50の概略構成を例示する図であり、図4は赤外線の検出方法を例示する図であり、図5は検出素子アレイの構成を例示する図である。
図3〜図5において、光検出グリッド50は、例えば液晶パネル16b内にて、赤外線A、Bを受光する受光素子52を並行に配置した検出素子アレイ60、62が互いに直交するようにそれぞれ設けられている。受光素子52は、例えば特定の波長で電気的特性が変化する半導体であり、本実施例では赤外線A、Bを受光すると抵抗値が変化する光導電素子である。また、この受光素子52は、例えば液晶パネル16b内にてマトリクス状に配列された画素Pの間に配置されている。
検出素子アレイ60、62は、例えば液晶パネル16bの一方の幅まで伸ばした受光素子52が長さ方向と直交する方向に液晶パネル16bの他方の幅まで等間隔で配置され、受光素子52の一端側にそれぞれ接続された第1抵抗R1を介して所定の電圧Vが供給され、受光素子52の他端側にそれぞれ接続された第2抵抗R2を介して接地されている。
検出素子アレイ60、62は、例えば液晶パネル16bの一方の幅まで伸ばした受光素子52が長さ方向と直交する方向に液晶パネル16bの他方の幅まで等間隔で配置され、受光素子52の一端側にそれぞれ接続された第1抵抗R1を介して所定の電圧Vが供給され、受光素子52の他端側にそれぞれ接続された第2抵抗R2を介して接地されている。
このように検出素子アレイ60、62が構成されることで、液晶パネル16bの全域に渡って光検出グリッド50が設けられる。そして、この光検出グリッド50において、例えば図3中の○印Aで示した部分に光ポインティングデバイス30が発射した赤外線Aが当たっているとすると、X軸方向及びこのX軸と直交するY軸方向のそれぞれの光量検出強度は波形X、Yに示すような特性となり、それぞれのピークを検出することで液晶パネル16b上のどの部分(位置)に赤外線Aが照射されているかを検出(特定)することが可能になる。
本実施例では、受光素子52に光導電素子を用いており、一定の電圧Vを加えておけば赤外線Aが当たっているときと当たっていないときとによって受光素子52の抵抗値が変化して、第1抵抗R1、受光素子52、および第2抵抗R2における分圧比が変化することから、図4に示すように第2抵抗R2の両端の電圧VR2を検出することによって赤外線Aが当たっているのか当たっていないのかを判別することが可能となる。
従って、上述したX軸方向及びY軸方向のそれぞれの光量検出強度は、第2抵抗R2の両端の電圧VR2x、VR2yに置き換えることができる。
本実施例では、受光素子52に光導電素子を用いており、一定の電圧Vを加えておけば赤外線Aが当たっているときと当たっていないときとによって受光素子52の抵抗値が変化して、第1抵抗R1、受光素子52、および第2抵抗R2における分圧比が変化することから、図4に示すように第2抵抗R2の両端の電圧VR2を検出することによって赤外線Aが当たっているのか当たっていないのかを判別することが可能となる。
従って、上述したX軸方向及びY軸方向のそれぞれの光量検出強度は、第2抵抗R2の両端の電圧VR2x、VR2yに置き換えることができる。
ところで、液晶パネル16bには、蛍光灯等の室内光や窓から差し込む自然光や人の動きによってできる明暗などの環境光が当たることが考えられる。そうすると、受光素子52がその環境光の影響を受けて赤外線A、Bの検出精度が低下する可能性がある。そこで、光検出グリッド50に赤外線A、Bが当たっているときと当たっていないときとの差分がある位置を検出することによって赤外線A、Bが照射されているか否かを精度良く判別する。その為、前述したように赤外線A、Bをパルス状にしているのである。
図6は、赤外線A、Bの波形を例示する図である。このような赤外線A、Bが液晶パネル16bに照射されてその赤外線A、Bと同様の周期的な差分に相当する変化が第2抵抗R2の両端の電圧VR2に生じたときに、赤外線A、Bの照射を検出するようにすれば良い。一方で、受光素子52が環境光の影響を受けて電圧VR2が変化していても、赤外線A、Bが照射されたことによる周期的な変化(差分)が電圧VR2に現れなければ、赤外線A、Bの照射を検出しないようにすれば良い。
図6は、赤外線A、Bの波形を例示する図である。このような赤外線A、Bが液晶パネル16bに照射されてその赤外線A、Bと同様の周期的な差分に相当する変化が第2抵抗R2の両端の電圧VR2に生じたときに、赤外線A、Bの照射を検出するようにすれば良い。一方で、受光素子52が環境光の影響を受けて電圧VR2が変化していても、赤外線A、Bが照射されたことによる周期的な変化(差分)が電圧VR2に現れなければ、赤外線A、Bの照射を検出しないようにすれば良い。
(3)光ポインティングデバイス使用時の制御作動
図7は、例えば光ポインティングデバイス30を使用する際の制御作動を示すフローチャートであり、マイコン18が有する機能として実現される。
図7は、例えば光ポインティングデバイス30を使用する際の制御作動を示すフローチャートであり、マイコン18が有する機能として実現される。
図7において、先ず、ステップS10において、ユーザにより光ポインティングデバイス30のネット・サービス開始/終了ボタン31が押し下げ操作されたか否かが判断される。例えば、光ポインティングデバイス30はネット・サービス開始/終了ボタン31が押し下げ操作されると赤外線Cを発信するように構成されており、リモコン受信部17にてその赤外線Cが受信されたか否かが判断される。また、ネット・サービス開始/終了ボタン31が押し下げ操作されると次に押し下げ操作されるまで、光ポインティングデバイス30から継続して赤外線Aが発射される。
上記ステップS10の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが肯定された場合はステップS20において、受信した赤外線Cの信号に基づいて入力ソースがネット・サービスに切り替えられ、ネット・サービス用の画面が液晶パネル16bに表示される(図1参照)。
次いで、位置検出手段に対応するステップS30において、光ポインティングデバイス30から液晶パネル16b上に照射された赤外線Aの位置情報が光検出グリッド50上の何れかの位置として検出される。例えば、検出素子アレイ60にて光検出グリッド50におけるX軸方向の赤外線Aの位置が検出され且つ検出素子アレイ62にて光検出グリッド50におけるY軸方向の赤外線Aの位置が検出がされることで、赤外線Aの位置情報が光検出グリッド50上の何れかの位置として検出される。この際、パルス状の赤外線Aによって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる第2抵抗R2の両端の電圧VR2における差分が所定時間継続して所定電圧以上検出されたときに赤外線Aの位置情報が検出される。
上記ステップS30にて赤外線Aの位置情報が検出されない場合(NO)は本ルーチンが終了させられるが赤外線Aの位置情報が検出された場合(YES)はOSD表示手段に対応するステップS40において、位置情報を示すポインタ40が検出結果に基づいて検出位置に対応する液晶パネル16b上の位置にOSD表示される(図1参照)。
次いで、位置検出手段に対応するステップS50において、赤外線Aの位置情報が検出された状態で操作ボタン32が操作されたか否かが判断される。例えば、液晶パネル16b上に表示された「番組情報」、「ゲーム」、「天気」、「ニュース」などの処理項目を選択可能なポインタ40の位置にて、光ポインティングデバイス30から照射された赤外線Bが検出される。
上記ステップS50の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが肯定された場合は同じく位置検出手段に対応するステップS60において、ステップS50にて選択された項目における所定の処理が実行される。例えば、ポインタ40が「番組情報」を選択可能な位置にあるときに赤外線Bが検出された場合には、「番組情報」が選択されたことがインタフェース20に出力され「番組情報」が液晶パネル16b上に表示される。
このように本実施例では、赤外線A、Bを受光するセンサーシートなどを液晶パネル16b上に貼り付けて光ポインティングシステムを構築することなく、ユーザは簡単に液晶パネル16b上の任意の点を指定することができ、更に所定の処理を行わせることができる。
上記ステップS10の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが肯定された場合はステップS20において、受信した赤外線Cの信号に基づいて入力ソースがネット・サービスに切り替えられ、ネット・サービス用の画面が液晶パネル16bに表示される(図1参照)。
次いで、位置検出手段に対応するステップS30において、光ポインティングデバイス30から液晶パネル16b上に照射された赤外線Aの位置情報が光検出グリッド50上の何れかの位置として検出される。例えば、検出素子アレイ60にて光検出グリッド50におけるX軸方向の赤外線Aの位置が検出され且つ検出素子アレイ62にて光検出グリッド50におけるY軸方向の赤外線Aの位置が検出がされることで、赤外線Aの位置情報が光検出グリッド50上の何れかの位置として検出される。この際、パルス状の赤外線Aによって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる第2抵抗R2の両端の電圧VR2における差分が所定時間継続して所定電圧以上検出されたときに赤外線Aの位置情報が検出される。
上記ステップS30にて赤外線Aの位置情報が検出されない場合(NO)は本ルーチンが終了させられるが赤外線Aの位置情報が検出された場合(YES)はOSD表示手段に対応するステップS40において、位置情報を示すポインタ40が検出結果に基づいて検出位置に対応する液晶パネル16b上の位置にOSD表示される(図1参照)。
次いで、位置検出手段に対応するステップS50において、赤外線Aの位置情報が検出された状態で操作ボタン32が操作されたか否かが判断される。例えば、液晶パネル16b上に表示された「番組情報」、「ゲーム」、「天気」、「ニュース」などの処理項目を選択可能なポインタ40の位置にて、光ポインティングデバイス30から照射された赤外線Bが検出される。
上記ステップS50の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが肯定された場合は同じく位置検出手段に対応するステップS60において、ステップS50にて選択された項目における所定の処理が実行される。例えば、ポインタ40が「番組情報」を選択可能な位置にあるときに赤外線Bが検出された場合には、「番組情報」が選択されたことがインタフェース20に出力され「番組情報」が液晶パネル16b上に表示される。
このように本実施例では、赤外線A、Bを受光するセンサーシートなどを液晶パネル16b上に貼り付けて光ポインティングシステムを構築することなく、ユーザは簡単に液晶パネル16b上の任意の点を指定することができ、更に所定の処理を行わせることができる。
(4)変形例
図8は、検出素子アレイの別の構成を例示する図である。
図8に示すように、一方の検出素子アレイ64を液晶パネル16bの幅方向に対して所定角度(例えば45度)傾けて配置し、図示しない他方の検出素子アレイを検出素子アレイ64と直交するように配置しても良い。このようにしても光検出グリッドは適切に構成される。
図8は、検出素子アレイの別の構成を例示する図である。
図8に示すように、一方の検出素子アレイ64を液晶パネル16bの幅方向に対して所定角度(例えば45度)傾けて配置し、図示しない他方の検出素子アレイを検出素子アレイ64と直交するように配置しても良い。このようにしても光検出グリッドは適切に構成される。
(5)まとめ
上述のように、本実施例によれば、赤外線A、Bを受光するセンサーシートなどを液晶パネル16b上に貼り付けて光ポインティングシステムを構築することなく、ユーザは簡単に液晶パネル16b上の任意の点を指定することができるので、簡単に構築でき、また利便性がよい光ポインティングシステムを備えた液晶テレビジョン装置10が提供される。
上述のように、本実施例によれば、赤外線A、Bを受光するセンサーシートなどを液晶パネル16b上に貼り付けて光ポインティングシステムを構築することなく、ユーザは簡単に液晶パネル16b上の任意の点を指定することができるので、簡単に構築でき、また利便性がよい光ポインティングシステムを備えた液晶テレビジョン装置10が提供される。
また、本実施例によれば、液晶パネル16bの全域に渡って光検出グリッド50が設けられ、また赤外線Aが当たっているときと当たっていないときとによって受光素子52(光導電素子)の抵抗値が変化して第2抵抗R2の両端の電圧VR2が変化するので、光ポインティングデバイス30から液晶パネル16b上に照射された赤外線Aの位置情報を確実に検出できる。
また、ユーザは簡単に液晶パネル16b上の任意の点を指定できることに加え、所定の処理を行わせることができるので、例えば液晶テレビジョン装置10を利用してインターネット上のウェブページの閲覧等を行う際に、光ポインティングデバイス30を使用して液晶パネル16b上のポインタ40(カーソル)を動かしたり、液晶パネル16b上に表示された処理項目(ボタン)をクリックしたりすることができ、液晶テレビジョン装置10にてストレスなくウェブページの閲覧操作等が楽しめる。
また、受光素子52は液晶パネル16b内にてマトリクス状に配列された画素の間に配置されているので、赤外線A、Bを受光するセンサーシートなどを液晶パネル16b上に貼り付けることなく、液晶テレビジョン装置10にて光ポインティングシステムを簡単に構築できる。
また、受光素子52は赤外線A、Bを受光すると抵抗値が変化する光導電素子であるので、抵抗値が変化することを利用して赤外線A、Bの位置情報を検出できる。また、液晶パネル16b内にてマトリクス状に配列された画素の間に簡単に配置することができる。
また、検出素子アレイ60にて光検出グリッド50におけるX軸方向の赤外線Aの位置が検出され且つ検出素子アレイ62にて光検出グリッド50におけるY軸方向の赤外線Aの位置が検出されることで、赤外線Aの位置情報が光検出グリッド50上の何れかの位置として検出されるので、その赤外線Aの位置情報が適切に特定される。
また、光ポインティングデバイス30から液晶パネル16b上にパルス状に照射された赤外線Aによって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる第2抵抗R2の両端の電圧VR2における差分が所定時間継続して所定電圧以上となったときに赤外線Aの位置情報が検出されるので、つまり絶対的な光量ではなく相対的な光量の変化で赤外線Aの位置が検出されるので、液晶テレビジョン装置10を取り囲む環境(環境光)の影響を受け難くなり、赤外線Aの位置情報を特定する精度が向上する。また、同様に、赤外線Bの検出精度が向上する。
また、ユーザは簡単に液晶パネル16b上の任意の点を指定できることに加え、所定の処理を行わせることができるので、例えば液晶テレビジョン装置10を利用してインターネット上のウェブページの閲覧等を行う際に、光ポインティングデバイス30を使用して液晶パネル16b上のポインタ40(カーソル)を動かしたり、液晶パネル16b上に表示された処理項目(ボタン)をクリックしたりすることができ、液晶テレビジョン装置10にてストレスなくウェブページの閲覧操作等が楽しめる。
また、受光素子52は液晶パネル16b内にてマトリクス状に配列された画素の間に配置されているので、赤外線A、Bを受光するセンサーシートなどを液晶パネル16b上に貼り付けることなく、液晶テレビジョン装置10にて光ポインティングシステムを簡単に構築できる。
また、受光素子52は赤外線A、Bを受光すると抵抗値が変化する光導電素子であるので、抵抗値が変化することを利用して赤外線A、Bの位置情報を検出できる。また、液晶パネル16b内にてマトリクス状に配列された画素の間に簡単に配置することができる。
また、検出素子アレイ60にて光検出グリッド50におけるX軸方向の赤外線Aの位置が検出され且つ検出素子アレイ62にて光検出グリッド50におけるY軸方向の赤外線Aの位置が検出されることで、赤外線Aの位置情報が光検出グリッド50上の何れかの位置として検出されるので、その赤外線Aの位置情報が適切に特定される。
また、光ポインティングデバイス30から液晶パネル16b上にパルス状に照射された赤外線Aによって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる第2抵抗R2の両端の電圧VR2における差分が所定時間継続して所定電圧以上となったときに赤外線Aの位置情報が検出されるので、つまり絶対的な光量ではなく相対的な光量の変化で赤外線Aの位置が検出されるので、液晶テレビジョン装置10を取り囲む環境(環境光)の影響を受け難くなり、赤外線Aの位置情報を特定する精度が向上する。また、同様に、赤外線Bの検出精度が向上する。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、赤外線A、Bとも光検出グリッド50にて検出されたが、赤外線Bはリモコン受信部17で受光されて操作ボタン32の操作が判断されても良い。
また、液晶テレビジョン装置10をパソコン用のモニタとして機能させても良い。この場合には、例えばシングルクリックやダブルクリックに相当する赤外線信号を送信する為の操作ボタンをそれぞれ設け、光ポインティングデバイス30をマウスの替わりとして使用することが可能である。
また、液晶テレビジョン装置10をパソコン用のモニタとして機能させても良い。この場合には、例えばシングルクリックやダブルクリックに相当する赤外線信号を送信する為の操作ボタンをそれぞれ設け、光ポインティングデバイス30をマウスの替わりとして使用することが可能である。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:液晶テレビジョン装置(薄型表示装置)
16b:液晶パネル(薄型表示パネル)
18:マイコン(位置検出手段、OSD表示手段)
30:光ポインティングデバイス
32:操作ボタン
40:ポインタ
50:光検出グリッド
52:受光素子(光導電素子)
60、62、64:検出素子アレイ
R1:第1抵抗
R2:第2抵抗
16b:液晶パネル(薄型表示パネル)
18:マイコン(位置検出手段、OSD表示手段)
30:光ポインティングデバイス
32:操作ボタン
40:ポインタ
50:光検出グリッド
52:受光素子(光導電素子)
60、62、64:検出素子アレイ
R1:第1抵抗
R2:第2抵抗
Claims (8)
- 画像データに応じた画像を表示する薄型表示パネルを備えた薄型表示装置において、
光線を発射する光ポインティングデバイスと、
上記薄型表示パネル内にて、上記光線を受光する受光素子を並行に配置した検出素子アレイが互いに直交するようにそれぞれ設けられた光検出グリッドと、
上記光ポインティングデバイスから上記薄型表示パネル上に照射された光線の位置情報を、上記光検出グリッド上の何れかの位置として検出する位置検出手段と、
上記位置情報を示すポインタを、上記位置検出手段による検出結果に基づいて上記薄型表示パネル上にOSD表示するOSD表示手段と
を、備えることを特徴とする薄型表示装置。 - 上記受光素子は、上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の薄型表示装置。
- 上記検出素子アレイは、上記薄型表示パネルの一方の幅まで伸ばした上記受光素子が長さ方向と直交する方向に上記薄型表示パネルの他方の幅まで等間隔で配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の薄型表示装置。
- 上記受光素子は、特定の波長で電気的特性が変化する半導体であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の薄型表示装置。
- 上記位置検出手段は、一方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるX軸方向の上記光線の位置を検出し、且つ他方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるY軸方向の上記光線の位置を検出することで、上記光線の位置情報を上記光検出グリッド上の何れかの位置として検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の薄型表示装置。
- 上記光ポインティングデバイスは、上記光線を所定周期でパルス状に発射するものであり、
上記位置検出手段は、上記パルス状の光線によって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる差分が検出された場合に上記光線の位置情報を検出することを特徴とする請求項5に記載の薄型表示装置。 - 上記光ポインティングデバイスは、上記光線を上記所定周期とは異なる第2所定周期で発射する為の操作ボタンを備え、
上記位置検出手段は、上記光線の位置情報を検出した状態で、上記操作ボタンが操作された場合には所定の処理を実行することを特徴とする請求項6に記載の薄型表示装置。 - 上記受光素子は、
上記薄型表示パネル内にてマトリクス状に配列された画素の間に配置され、赤外線を受光すると抵抗値が変化する光導電素子であり、
上記検出素子アレイは、
上記薄型表示パネルの一方の幅まで伸ばした上記受光素子が長さ方向と直交する方向に上記薄型表示パネルの他方の幅まで等間隔で配置され、該受光素子の一端側にそれぞれ接続された第1抵抗を介して所定の電圧が供給され、該受光素子の他端側にそれぞれ接続された第2抵抗を介して接地されており、
上記光ポインティングデバイスは、
上記光線を所定周期でパルス状に発射すると共に、上記光線を該所定周期とは異なる第2所定周期で発射する為の操作ボタンを備えており、
上記位置検出手段は、
上記パルス状の光線によって光が当たっているときと当たっていないときとで生じる上記第2抵抗の両端の電圧における差分が所定時間継続して所定電圧以上となったときに、一方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるX軸方向の上記光線の位置を検出し且つ他方の検出素子アレイにて上記光検出グリッドにおけるY軸方向の上記光線の位置を検出することで、上記光線の位置情報を上記光検出グリッド上の何れかの位置として検出すると共に、上記光線の位置情報を検出した状態で上記操作ボタンが操作された場合には所定の処理を実行するものであり、
ユーザによって選択されたチャンネルに対応するテレビジョン放送信号を選局して受信するテレビジョン装置であることを特徴とする請求項1に記載の薄型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007316202A JP2009140253A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 薄型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007316202A JP2009140253A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 薄型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009140253A true JP2009140253A (ja) | 2009-06-25 |
Family
ID=40870795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007316202A Pending JP2009140253A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 薄型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009140253A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011108236A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Samsung Electronics Co Ltd | センシングアレイを用いたマルチタッチおよび近接するオブジェクトセンシング装置 |
JP2014525100A (ja) * | 2011-07-25 | 2014-09-25 | 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司 | 表示システム |
JP7484586B2 (ja) | 2020-08-31 | 2024-05-16 | 株式会社Jvcケンウッド | 表示制御装置、及び表示制御プログラム |
-
2007
- 2007-12-06 JP JP2007316202A patent/JP2009140253A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011108236A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Samsung Electronics Co Ltd | センシングアレイを用いたマルチタッチおよび近接するオブジェクトセンシング装置 |
JP2014525100A (ja) * | 2011-07-25 | 2014-09-25 | 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司 | 表示システム |
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