JP2009139641A - 輝度制御装置、輝度制御方法及び表示装置 - Google Patents

輝度制御装置、輝度制御方法及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】急峻な輝度変化を防止しながら映像信号に応じて輝度を調整できるようにする。
【解決手段】バックライト駆動回路14は、平均輝度ABをポーリング間隔ごとに検出した検出輝度EBが閾値LS以上のときには輝度設定値SBを維持し、当該検出輝度EBが閾値LS未満に低下し且つ判定数n回に渡って同一の値となったときにはフィルタ演算部28により輝度設定値SBを過渡的に変化させ、輝度設定値SBに基づいたバックライト駆動信号DBをバックライト12へ供給する。これによりテレビジョン装置1は、表示映像データV2の平均輝度ABが急峻に低下したとしても、当該低下後にある程度安定してから輝度設定値SBを過渡的に変化させるので、バックライト12の輝度を徐々に低下させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は輝度制御装置、輝度制御方法及び表示装置に関し、例えば液晶表示部により映像を表示するテレビジョン装置に適用して好適なものである。
従来、液晶表示部を有するテレビジョン装置においては、放送されるテレビジョン番組を受信し、その映像を当該液晶表示部に表示するようになされたものが広く普及している。
かかる液晶表示部では、テレビジョン番組等を表す映像信号を基に、液晶分子が封止され電極がマトリクス状に配列された液晶パネルにより画素ごとに光の透過率を調整し、バックライトからの照射光を当該液晶パネルの背面から透過させることにより、ユーザに映像を視認させ得るようになされている。
また液晶表示部を有するテレビジョン装置のなかには、映像信号が表す映像の輝度等に応じてバックライトの輝度を制御することにより、映像のダイナミックレンジを拡大する等して画質の向上を図るようになされたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−330424公報(第6図)
しかしながら、かかる構成のテレビジョン装置では、映像の輝度が急峻に変化した場合、これに伴いバックライトの輝度も急峻に変化させることになる。
例えば図1(A)に示すように、映像V1における中央の領域AR0の輝度が比較的高く、その上下に領域AR1及びAR2が設けられ、さらに領域AR1に重畳するように情報表示部INFが表示されていたとする。
情報表示部INFは、例えばテレビジョン装置が複数有する入力端子のうち、いずれの入力端子が選択されているかを文字列「AV4」により表している。
ここで図1(B)に示す映像V2のように領域AR0の輝度が急峻に低下した場合、当該映像V2全体の輝度も低下するため、テレビジョン装置はバックライトの輝度を低下させることになる。
この結果、テレビジョン装置は情報表示部INFについても急峻に輝度を低下させてしまうため、当該情報表示部INFの視認性を大幅に悪化させてしまうという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、急峻な輝度変化を防止しながら映像信号に応じて輝度を調整し得る輝度制御装置及び輝度制御方法並びに表示装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の輝度制御装置及び輝度制御方法においては、所定の映像信号に基づき画素ごとに光の透過率を変化させることにより当該映像信号に基づく映像を表示する表示素子に対し、所定の光源から光を照射する際の輝度を制御する際、映像信号を基に映像の平均輝度を検出し、平均輝度が所定の閾値を跨いで減少し且つ当該減少後の所定期間における平均輝度が所定変動範囲内となる減少条件を満たすか否かを判定し、平均輝度が減少条件を満たす場合には光源の輝度を設定する輝度設定値を変化前の平均輝度に応じた値から変化後の平均輝度に応じた値へ過渡的に減少させ、平均輝度が減少条件を満たさない場合には輝度設定値を維持するようにした。
これにより、映像信号の平均輝度が閾値よりも低減し、且つ低減後の平均輝度がある程度安定した場合に、輝度設定値を過渡的に変化させることができる。
また本発明の表示装置においては、光を出射する光源と、所定の映像信号に基づき画素ごとに光の透過率を変化させることにより当該映像信号に基づく映像を表示する表示素子と、映像信号を基に映像の平均輝度を取得する平均輝度取得手段と、平均輝度に対応する光源の輝度設定値を記憶する記憶手段と、平均輝度が変化した際に当該変化後の所定期間における平均輝度が所定変動範囲内となる変化後条件を満たすか否かを判定する判定手段と、平均輝度が変化後条件を満たす場合には光源の輝度設定値を変化後の平均輝度に対応する輝度設定値へ過渡的に変化させ、平均輝度が変化後条件を満たさない場合には光源の輝度設定値を維持する輝度制御手段とを設けるようにした。
これにより映像信号の平均輝度が閾値よりも低減し、且つ低減後の平均輝度がある程度安定した場合に、輝度設定値を過渡的に変化させることができる。
本発明によれば、映像信号の平均輝度が閾値よりも低減し、且つ低減後の平均輝度がある程度安定した場合に、輝度設定値を過渡的に変化させることができ、かくして急峻な輝度変化を防止しながら映像信号に応じて輝度を調整し得る輝度制御装置及び輝度制御方法並びに表示装置を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)テレビジョン装置の構成
図1において、テレビジョン装置1は、放送されるテレビジョン番組を受信することにより生成した映像信号や外部から供給される映像信号等に基づいた映像を表示部10に表示させるようになされている。
テレビジョン装置1は、制御部2によりバス3を介して全体を統括制御されるようになされている。制御部2は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、基本プログラムやテレビジョン放送受信プログラム等の各種プログラムが格納されるROM(Read Only Memory)と、当該CPUのワークメモリとして用いられるRAM(Random Access Memory)とによって構成されている。
テレビジョン装置1は、ユーザの操作指示等に基づきテレビジョン放送を受信する場合、まずアンテナ4により放送波を受信し、当該放送波に基づく放送信号を受信部5へ供給する。
受信部5は、受信した放送信号からユーザに指示された放送局の周波数帯(いわゆるチャンネル)に相当する部分を抽出し、復調や多重分離処理等の各種処理を行うことにより、映像データパケットPVを生成し、これを映像デコーダ6へ供給する。
映像デコーダ6は、映像データパケットPVに対して、例えばMPEG(Motion Pictures Expert Group)2−Video方式で復号化することにより映像データV1を生成し、これを映像処理部7へ供給する。
映像処理部7は、映像データV1に対しノイズ低減処理や高画質化処理等の映像処理を施すことにより画面表示用の表示映像データV2を生成し、これを表示部10へ供給する。
因みに映像処理部7は、例えば受信チャンネル番号等の表示情報を画面上に表示する場合、映像データV1に当該表示情報を表す表示情報データVNを合成することにより表示映像データVDを生成するようになされている。
また映像処理部7は、表示映像データV2の画面全体における平均輝度ABを算出し、これを表示部10へ供給するようになされている。
表示部10は、液晶により画素ごとに光の透過率を調整する液晶パネル11、当該液晶パネル11の背面側から透過させる光を照射するバックライト12、並びに液晶パネル11及びバックライト12をそれぞれ駆動する液晶パネル駆動回路13及びバックライト駆動回路14により構成されている。
液晶パネル駆動回路13は、映像処理部7からの表示映像データVDを基に、液晶パネル11を駆動するための液晶パネル駆動信号DPを生成し、これを当該液晶パネル11へ供給する。
液晶パネル11は、液晶パネル駆動信号DPに基づき、例えば1920ピクセル×1080ライン×3色(赤、緑及び青)のように多数配列された画素ごとに印加電圧を変化させることにより、画素ごとに光の透過率を調整し得るようになされている。
一方、バックライト駆動回路14は、映像処理部7から供給される平均輝度ABを基にバックライト駆動信号DBを生成し、これをバックライト12へ供給する。
バックライト12は、例えば冷陰極管でなり、バックライト駆動信号DBに基づいた輝度でなるから白色の光を出射することにより、所定の導光板等を介して、液晶パネル11の背面からほぼ均一な明るさの光を照射するようになされている。
この結果、表示部10は表示映像データV2に基づく映像を表示することができ、この映像をユーザに視認させることができる。
またテレビジョン装置1は、外部入力端子8を介して外部の映像機器(図示せず)からの映像データV1を取得し得るようにもなされている。テレビジョン装置1は、この外部からの映像データV1についても、テレビジョン番組を表す映像データV1の場合と同様に、表示部10によりその映像を表示し得るようになされている。
因みにテレビジョン装置1は、受信部5により音声データパケットPAを生成し、これを基に音声デコーダ、音声処理部、アンプ及びスピーカ等(いずれも図示せず)により音声を出力してユーザに聴取させ得るようにもなされている。
このようにテレビジョン装置1は、表示映像データV2及び平均輝度ABを表示部10へ供給することにより、当該表示部10によって当該平均輝度ABに基づいた明るさの映像を表示し得るようになされている。
(2)バックライト駆動回路の構成
バックライト駆動回路14は、図3に示すように、複数の機能ブロックの組み合わせにより構成されている。因みにバックライト駆動回路14は、DSP(Digital Signal Processor)により各機能ブロックの機能を実現するようになされているが、例えば各機能ブロックをハードウェアによって構成する等しても良い。
実際上、バックライト駆動回路14は、映像処理部7(図2)から供給される平均輝度ABを平均輝度検出回路21へ供給する。またタイミング信号生成回路22は、所定時間(例えば1/15秒)でなるポーリング間隔ごとにタイミング信号TMを平均輝度検出回路21へ供給する。
平均輝度検出回路21は、タイミング信号が供給される度に、すなわちポーリング間隔ごとに平均輝度ABを検出し、これを検出輝度EBとして条件判定部23の閾値比較回路23A、一致検出回路23B及び増加幅検出回路23C並びに輝度制御部25へ供給する。
条件判定部23の閾値比較回路23Aは、検出輝度EBを所定の閾値LS(Low Start)と比較し、その比較結果としてHレベル(検出輝度EB≧閾値LS)又はLレベル(検出輝度EB<閾値LS)の比較信号CPを輝度制御部25へ供給する。
条件判定部23の一致検出回路23Bは、過去の検出輝度EBを判定数n(例えばn=4)回分記憶しており、判定数n回分の検出輝度EBが全て一致するか否かを判定し、その判定結果をHレベル(一致)又はLレベル(不一致)の一致信号CIとして輝度制御部25へ供給する。
条件判定部23の増加幅検出回路23Cは、直前の検出輝度EBを記憶しており、直前の検出輝度EBから現在の検出輝度EBへの増加幅を所定の増加閾値と比較し、その比較結果としてHレベル(増加幅が増加閾値以上)又はLレベル(増加幅が増加閾値未満)の増加幅信号DFを輝度制御部25へ供給する。
記憶部26は、図4に示すような検出輝度EBに対する輝度設定値SBを例えばテーブルTBLとして記憶している。このため輝度制御部25は、任意の検出輝度EBに対応する輝度設定値SBを記憶部26から読み出すことができる。
輝度制御部25は、バックライト駆動回路14を統括制御すると共に、検出輝度EB、比較信号CP及び一致信号CIを基に輝度設定値SBを生成し、或いはフィルタ演算部28に輝度設定値SBを生成させ、当該輝度設定値SBを駆動信号生成部27へ供給する。
駆動信号生成部27は、輝度設定値SBを所定電圧に増幅する等してバックライト駆動信号DBを生成し、これをバックライト12へ供給することにより、当該バックライト12から当該バックライト駆動信号DBに基づいた輝度の光を照射させるようになされている。
具体的に輝度制御部25は、まず比較信号CPがHレベルであった場合、すなわち検出輝度EB≧閾値LSであった場合には、駆動信号生成部27からそのとき出力しているバックライト駆動信号DBをそのまま維持させる。
例えば輝度制御部25は、図5(A)に示すように、時刻t0からt3までの期間P1、時刻t6からt10までの期間P3、時刻t16からt20までの期間P6、及び時刻t35以降の期間P9において、図5(B)に示すように、輝度設定値SBを変更しないことによりバックライト駆動信号DBを維持させる。
一方、輝度制御部25は、比較信号CPがLレベルであった場合、すなわち検出輝度EB<閾値LSであった場合には、一致信号CIを参照する。
輝度制御部25は、一致信号CIがLレベル、すなわち判定数n回分の検出輝度EBが不一致である場合には、駆動信号生成部27からそのとき出力しているバックライト駆動信号DBをそのまま維持させる。
例えば輝度制御部25は、図5(A)及び(B)に示すように、時刻t3からt6までの期間P2、時刻t10からt14までの期間P4、時刻t20からt24までの期間P7において、輝度設定値SBを変更しないことによりバックライト駆動信号DBを維持させる。
これにより輝度制御部25は、検出輝度EBが未だ一定の値に落ち着かず不安定な段階では、当該検出輝度EBの変化に連れてバックライト12の輝度を不安定に変化させてしまうことを防止し得るようになされている。
これに対し輝度制御部25は、一致信号CIがHレベル、すなわち判定数n回分の検出輝度EBが全て一致する場合には、初期値として変化前の検出輝度EB及び変化後の検出輝度EBを順次フィルタ演算部28へ供給する。
ここで一致信号CIがHレベルであることは、判定数n回分の検出輝度EBが全て一致することから、変化後の平均輝度ABが安定していることを表している。
フィルタ演算部28は、図6に示すように、加算器31及び32、遅延素子33並びに乗算器34により構成されている。フィルタ演算部28は、次の(1)式に示す再帰的な演算処理を行うことにより輝度設定値SBmを順次算出し、当該輝度設定値SBmを駆動信号生成部27へ供給する。
Figure 2009139641
フィルタ演算部28は、この(1)式に基づいた再帰演算により、輝度設定値SBmを変化前の検出輝度EBから変化後の検出輝度EBへ過渡的に変化させていくことになる。
因みに変数mは、再帰演算における演算回数を表している。また係数kは、1より大きい任意の値となっており、当該係数kの値が大きいほど輝度設定値SBmの過渡的な変化が緩やかになる。
これに応じて駆動信号生成部27は、順次供給される輝度設定値SBmに応じたバックライト駆動信号DBを順次生成してバックライト12へ供給することにより、当該バックライト12における輝度の急峻な変化を防止して徐々に変化させる。
例えば輝度制御部25は、図5(A)及び(B)に示すように、時刻t14からt16までの期間P5、及び時刻t24からt35までの期間P8において、輝度設定値SBを過渡的に変化させてバックライト駆動信号DBを徐々に変化させる。
その後輝度制御部25は、比較信号CPがLレベルとなる範囲、すなわち検出輝度EB<閾値LSとなる範囲内で当該検出輝度EBが変化する場合、一致信号CIの値に拘わらず、変化後の検出輝度EBを順次フィルタ演算部28へ供給する。これに応じてフィルタ演算部28は、輝度設定値SBmを変化後の検出輝度EBへ徐々に近づけていくよう緩やかに変化させる。
例えば輝度制御部25は、図5(A)及び(B)に示すように、期間P8のうち時刻t26からt35までの間、平均輝度EBに追従するよう輝度設定値SBを過渡的に変化させてバックライト駆動信号DBを徐々に変化させる。
一方、輝度制御部25は、比較信号CPがLレベルからHレベルへ変化した場合、すなわち検出輝度EBが閾値LS以上に変化した場合、一致信号CIの値に拘わらず、記憶部28から変化後の検出輝度EBに対応した輝度設定値SBを読み出し、これを直ちに駆動信号生成部27へ供給する。
これに応じて駆動信号生成部27は、輝度設定値SBに基づきバックライト駆動信号DBを生成してバックライト12へ供給することにより、当該バックライト12の輝度を直ちに高める。
例えば輝度制御部25は、図5(A)及び(B)に示すように、時刻t16及び時刻t35において、輝度設定値SBを直ちに平均輝度EBに応じた値に変化させてバックライト駆動信号DBの出力レベルを直ちに高める。
さらに輝度制御部25は、増加幅信号DFがHレベルであった場合、すなわち検出輝度EBの増加幅が増加閾値以上であった場合、当該増加幅が当該増加閾値となるような輝度設定値SBに補正した上で当該輝度設定値SBを駆動信号生成部27へ供給するようになされている。
これにより輝度制御部25は、バックライト12の輝度の変化幅が過大となり映像の視認性が低下してしまうことを未然に防止できる。
このようにバックライト駆動回路14は、平均輝度EBが閾値LS以下となり且つ判定数n回以上同一の値となった段階で、輝度設定値SBを過渡的に変化させることにより、バックライト12の輝度を急峻に変化させることなく徐々に変化させるようになされている。
(3)バックライト駆動処理
実際上、バックライト駆動回路14は、図7に示すフローチャートに従い、一連のバックライト駆動処理を実行するようになされている。
すなわちバックライト駆動回路14は、バックライト駆動処理手順RT1を開始してステップSP1へ移る。ステップSP1においてバックライト駆動回路14は、タイミング信号生成回路22から供給されるタイミング信号TMに合わせて平均輝度検出回路21により平均輝度ABを検出し、これを検出輝度EBとして次のステップSP2へ移る。
ステップSP2においてバックライト駆動回路14の輝度制御部25は、比較回路23からの比較信号CPを基に、検出輝度EBが閾値LS以上であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、バックライト駆動回路14は次のステップSP3へ移る。
ステップSP3においてバックライト駆動回路14の輝度制御部25は、増加幅検出回路23Cからの増加幅信号DFを基に、検出輝度EBが閾値LSを跨いで増加したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは検出輝度EBが閾値LS以上のまま推移していることを表しており、このとき輝度制御部25は次のステップSP4へ移る。
ステップSP4においてバックライト駆動回路14の輝度制御部25は、直前に駆動信号生成部27へ供給していた輝度設定値SBをそのまま駆動信号生成部27へ供給し続け、次のステップSP5へ移ってバックライト駆動処理手順RT1を終了する。
一方、ステップSP2において否定結果が得られると、バックライト駆動回路14は次のステップSP6へ移る。
ステップSP6においてバックライト駆動回路14の輝度制御部25は、一致検出回路23Bからの一致信号CIを基に、過去n回の検出輝度EBが全て一致するか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは閾値LS未満に変化した後の検出輝度EBが安定していることを表しており、このとき輝度制御部25は次のステップSP7へ移る。
ステップSP7においてバックライト駆動回路14の輝度制御部25は、フィルタ演算部28により変化前の検出輝度EBから変化後の検出輝度EBへ過渡的に変化された輝度設定値SBmを駆動信号生成部27へ供給させ、次のステップSP5へ移ってバックライト駆動処理手順RT1を終了する。
一方、ステップSP6において否定結果が得られると、このことは閾値LS未満に変化した後の検出輝度EBが未だ安定していないことを表している。このとき輝度制御部25は次のステップSP4へ移って輝度設定値SBをそのまま駆動信号生成部27へ供給し続け、次のステップSP5へ移ってバックライト駆動処理手順RT1を終了する。
また、ステップSP3において肯定結果が得られると、このことは検出輝度EBが閾値LS未満から閾値LS以上へ変化したことを表しており、このとき輝度制御部25は次のステップSP8へ移る。
ステップSP8においてバックライト駆動回路14の輝度制御部25は、記憶部26から検出輝度EBに応じた輝度設定値SBを読み出し、次のステップSP9へ移る。
ステップSP9においてバックライト駆動回路14の輝度制御部25は、読み出した輝度設定値SBを駆動信号生成部27へ供給することにより輝度設定値SBを変更し、次のステップSP5へ移ってバックライト駆動処理手順RT1を終了する。
(4)動作及び効果
以上の構成において、テレビジョン装置1の映像処理部7は、表示すべき映像データV1を基に生成した表示映像データV2及び当該表示映像データV2の画面全体における平均輝度ABを表示部10へ供給する。
表示部10のバックライト駆動回路14は、平均輝度ABをポーリング間隔ごとに検出して検出輝度EBとし、当該検出輝度EBが閾値LS以上のときには輝度設定値SBを維持し、当該検出輝度EBが閾値LS未満に低下し且つ判定数n回に渡って同一の値となったときにはフィルタ演算部28により輝度設定値SBを過渡的に変化させる。バックライト駆動回路14は、駆動信号生成部27によって輝度設定値SBに基づいたバックライト駆動信号DBを生成し、これをバックライト12へ供給することにより当該バックライト12を駆動する。
従ってテレビジョン装置1は、表示映像データV2の平均輝度ABが急峻に低下した際、当該平均輝度AB(すなわち検出輝度EB)が低下後にある程度安定してから輝度設定値SBを過渡的に変化させるので、バックライト12の輝度を急峻に低下させることなく、表示映像データV2の平均輝度ABに応じた輝度に徐々に低下させることができる。
これによりテレビジョン装置1は、表示部10に表示する映像の平均輝度ABが頻繁に変動するような場合であっても、平均輝度ABの低い状態が暫く継続するような場合のみバックライト12の輝度を緩やかに低下させることができるので、図1(B)に示したような、バックライト12の輝度が急峻に低下することによる視認性の悪化を未然に防止することができる。
またにテレビジョン装置1は、検出輝度EBが閾値LS未満から閾値LS以上へ増加したときには直ちに輝度設定値SBを高めることができるので、平均輝度ABが高まりバックライト12の輝度を高めたいタイミングに合わせて当該バックライト12の輝度を高めることができる。
このときテレビジョン装置1は、バックライト駆動回路14の記憶部26に記憶しているテーブルを参照することにより、図4に示したように検出輝度EBに応じて予め適切に選定された輝度設定値SBに設定することができ、バックライト12の輝度を適切に高めることができる。
以上の構成によれば、テレビジョン装置1は、バックライト駆動回路14により、平均輝度ABをポーリング間隔ごとに検出した検出輝度EBが閾値LS以上のときには輝度設定値SBを維持し、当該検出輝度EBが閾値LS未満に低下し且つ判定数n回に渡って同一の値となったときにはフィルタ演算部28により輝度設定値SBを過渡的に変化させ、輝度設定値SBに基づいたバックライト駆動信号DBをバックライト12へ供給する。これによりテレビジョン装置1は、表示映像データV2の平均輝度ABが急峻に低下したとしても、当該低下後にある程度安定してから輝度設定値SBを過渡的に変化させるので、バックライト12の輝度を徐々に低下させることができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、検出輝度EBが閾値LSを跨いで増加した際には、増加後の検出輝度EBに応じた輝度設定値SBに直ちに変更するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば検出輝度EBが閾値LSを跨いで増加した後に検出輝度EBが所定回数(例えば4回)以上閾値LS以上となった場合に増加後の検出輝度EBに応じた輝度設定値SBに設定するようにし、或いは輝度設定値SBを過渡的に増加する等しても良い。
また上述した実施の形態においては、検出輝度EBが閾値LSを跨いで増加した際には、輝度制御部25が記憶部26から増加後の検出輝度EBに応じた輝度設定値SBを読み出して駆動信号生成部27へ供給するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば輝度制御部25が検出輝度EBをそのまま輝度設定値SBとして駆動信号生成部27へ供給する等しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、検出輝度EBが閾値LSを跨いで増加した際の増加幅が増加閾値以上であった場合には、当該増加幅が当該増加閾値となるよう補正した輝度設定値SBを駆動信号生成部27へ供給するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば当該補正を行わないようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、平均輝度検出回路21によりポーリング間隔ごとに検出輝度EBを検出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば表示用映像データV2を構成する全てのフィールド又はフレームの映像について検出輝度EBを取得する等しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、一致検出回路23Bにより判定数n回分の検出輝度EBが全て一致するか否かを判定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば判定数n回分の検出輝度EBにおける最大値と最小値との差分値が所定値以下である場合に実質的に一致したものと見なす等しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、フィルタ演算部28により(1)式に従った再帰演算を繰り返すことにより輝度設定値SBを過渡的に変化させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、値を過渡的に変化させ得る種々のフィルタ演算回路により輝度設定値SBを過渡的に変化させるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、液晶パネルでなる表示部10におけるバックライトの輝度を制御するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の表示素子とバックライトとの組み合わせでなる表示部におけるバックライトの輝度を制御するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、バックライト12を冷陰極管により構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該バックライト12を例えば白色LED(Light Emitting Diode)等の種々の発光素子により構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、テレビジョン放送波を受信しテレビジョン番組の映像を表示するテレビジョン装置1に本発明を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばコンピュータ用のディスプレイ装置やテレビジョン受
信部を有さないモニタ装置、或いは携帯電話機や携帯型ビデオプレーヤ等の種々の映像表
示装置に本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、平均輝度検出手段としての平均輝度検出回路21と、判定手段としての条件判定部23と、輝度制御手段としての輝度制御部25、駆動信号生成部27及びフィルタ演算部28とによって輝度制御装置としてのバックライト駆動回路14を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる平均輝度検出手段と、判定手段と、輝度制御手段とによって輝度制御装置を構成するようにしても良い。
本発明は、表示部にバックライトを有する種々の映像表示機器でも利用できる。
表示画面の輝度変化の説明に供する略線図である。 テレビジョン装置の回路構成を示す略線的ブロック図である。 バックライト駆動回路の機能ブロック構成を示す略線ブロック図である。 平均輝度と輝度設定値との関係を示す略線図である。 平均輝度及び輝度設定値の例を示す略線図である。 フィルタ演算部の構成を示す略線的ブロック図である。 バックライト駆動処理手順を示す略線的フローチャートである。
符号の説明
1……テレビジョン装置、2……制御部、7……映像処理部、10……表示部、11……液晶パネル、12……バックライト、13……液晶パネル駆動回路、14……バックライト駆動回路、21……平均輝度検出回路、22……タイミング信号生成回路、23……条件判定部、23A……閾値比較回路、23B……一致検出回路、23C……増加幅検出回路、25……輝度制御部、26……記憶部、27……駆動信号生成部、28……フィルタ演算部、V1……映像データ、V2……表示用映像データ、AB……平均輝度、EB……検出輝度、SB……輝度設定値、DB……バックライト駆動信号。

Claims (8)

  1. 所定の映像信号に基づき画素ごとに光の透過率を変化させることにより当該映像信号に基づく映像を表示する表示素子に対し、所定の光源から上記光を照射する際の輝度を制御する輝度制御装置において、
    上記映像信号を基に上記映像の平均輝度を検出する平均輝度検出手段と、
    上記平均輝度が所定の閾値を跨いで減少し且つ当該減少後の所定期間における上記平均輝度が所定変動範囲内となる減少条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    上記平均輝度が上記減少条件を満たす場合には上記光源の輝度を設定する輝度設定値を上記変化前の上記平均輝度に応じた値から上記変化後の上記平均輝度に応じた値へ過渡的に減少させ、上記平均輝度が上記減少条件を満たさない場合には上記輝度設定値を維持する輝度制御手段と
    を具えることを特徴とする輝度制御装置。
  2. 上記輝度制御手段は、
    上記平均輝度が上記閾値を跨いで増加した場合には上記輝度設定値を当該増加後の平均輝度に応じた値へ直ちに増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の輝度制御装置。
  3. 上記平均輝度に応じた上記輝度設定値を輝度記憶値として記憶する記憶手段と
    を具え、
    上記輝度制御手段は、
    上記輝度設定値を増加する際、上記記憶手段から上記平均輝度に応じた上記輝度記憶値を読み出し当該輝度設定値とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の輝度制御装置。
  4. 上記輝度制御手段は、
    上記判定手段により上記平均輝度の変化幅が所定の変化上限閾値を超えると判定した場合には、当該平均輝度の変化幅を当該変化上限閾値としたときの上記平均輝度設定値に補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載の輝度制御装置。
  5. 上記平均輝度取得手段は、
    所定のポーリング間隔ごとに上記平均輝度を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の輝度制御装置。
  6. 上記判定手段は、
    上記平均輝度が変化した場合、当該変化後の所定取得回数における上記平均輝度が全て一致する変化後一致条件を満たすか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の輝度制御装置。
  7. 所定の映像信号に基づき画素ごとに光の透過率を変化させることにより当該映像信号に基づく映像を表示する表示素子に対し、所定の光源から上記光を照射する際の輝度を制御する輝度制御方法において、
    上記映像信号を基に上記映像の平均輝度を検出する平均輝度検出ステップと、
    上記平均輝度が所定の閾値を跨いで減少し且つ当該減少後の所定期間における上記平均輝度が所定変動範囲内となる減少条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    上記平均輝度が上記減少条件を満たす場合には上記光源の輝度を設定する輝度設定値を上記変化前の上記平均輝度に応じた値から上記変化後の上記平均輝度に応じた値へ過渡的に減少させ、上記平均輝度が上記減少条件を満たさない場合には上記輝度設定値を維持する輝度制御ステップと
    を具えることを特徴とする輝度制御方法。
  8. 光を出射する光源と、
    所定の映像信号に基づき画素ごとに上記光の透過率を変化させることにより当該映像信号に基づく映像を表示する表示素子と、
    上記映像信号を基に上記映像の平均輝度を取得する平均輝度取得手段と、
    上記平均輝度に対応する上記光源の輝度設定値を記憶する記憶手段と、
    上記平均輝度が変化した際に当該変化後の所定期間における上記平均輝度が所定変動範囲内となる変化後条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    上記平均輝度が上記変化後条件を満たす場合には上記光源の輝度設定値を上記変化後の上記平均輝度に対応する上記輝度設定値へ過渡的に変化させ、上記平均輝度が上記変化後条件を満たさない場合には上記光源の輝度設定値を維持する輝度制御手段と
    を具えることを特徴とする表示装置。
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