JP2009139242A - マイクロコンピュータ、データ処理システム及びデータ処理方法 - Google Patents

マイクロコンピュータ、データ処理システム及びデータ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マイクロコンピュータの標準的な機能である入出力ポート回路を用いて温度測定を可能にする技術を提供する。
【解決手段】マイクロコンピュータの入出力ポート回路にサーミスタや基準抵抗等を介して容量素子を接続し、入出力ポート回路の出力動作を介して容量素子に対する充電動作、放電動作を制御し、それによって容量素子に得られる端子電圧の所定変化を入出力ポート回路の入力動作を用いて取り込む。充電動作、放電動作の開始から所定変化を取り込むまでの間隔をタイマカウンタ等で計測し、その計測結果をインデックスとして変換テーブルを参照したりして、温度の情報を取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロコンピュータを用いる温度測定技術に関する。
サーミスタ等の温度センサの抵抗変化を電圧変化に変えてA/D変換器で測定し、これを温度に換算することによって、温度測定が可能である。この技術を用いるにはA/Dが必要である。
特許文献1には基準抵抗とサーミスタを用いて温度を測定するための発振回路の構成が示される。これはサーミスタ、抵抗、コンデンサで構成され、発信周波数の違いにより温度を測定するものである。この技術を用いるには周波数測定回路を必要である。
また、特許文献2には、電源とコンデンサの間に、基準抵抗とスイッチングトランジスタを入れたときの充電または放電時間及び感温素子とスイッチングトランジスタを入れたときの充電または放電時間を夫々測定し、それぞれ測定時間から、電源とコンデンサの間にスイッチングトランジスタのみを入れたときの充電または放電時間を引いた時間の比を演算し、この演算結果に基づいて温度を取得する技術が記載される。これは、コンデンサの充電、放電の時間から温度を測定するものである。
特開平10−26560号公報 特開平10−26561号公報
本発明者はマイクロコンピュータによって温度を計測することについて検討した。A/D変換器や周波数検出機能を備えていないマイクロコンピュータを用いて温度計測を行う場合には、特許文献2に記載される技術の如く、コンデンサの充電、放電の時間から温度を測定する技術を採用することが有効である。しかしながら、特許文献2ではコンデンサの充放電にマイクロコンピュータの入出力ポート回路を用いる事について示唆されていない。本発明は当該特許文献2の存在に気づく前からその検討を行っていた。特にマイクロコンピュータを用いるのは、コンデンサの充放電に入出力ポート回路を用い、コンデンサの充放電の時間を測定するためにマイクロコンピュータにオンチップされた周辺回路を活用し、測定した充放電の時間を温度に変換するための処理にCPUのプログラム処理を利用することによって、温度測定に簡便性と高い融通性を期待できるからである。更に、限られた時間内で測定精度を向上させるには、容量素子に対する充電動作と放電動作の双方で計測を行って、測定回数を増やすことが効果的であり、そのためにプッシュ・プルタイプの出力回路等を備えた入出力ポート回路を利用し、双方の測定にタイマカウンタや割込みコントローラ等を活用して、融通性の高い温度測定を実現できる可能性が本発明者によって見出された。
本発明の目的は、マイクロコンピュータの標準的な機能である入出力ポート回路を用いて温度測定を可能にする技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、マイクロコンピュータの入出力ポート回路にサーミスタや基準抵抗等を介して容量素子を接続し、入出力ポート回路の出力動作を介して容量素子に対する充電動作、放電動作を制御し、それによって容量素子に得られる端子電圧の所定変化を入出力ポート回路の入力動作を用いて取り込む。充電動作、放電動作の開始から所定変化を取り込むまでの間隔をタイマカウンタ等で計測し、その計測結果をインデックスとして変換テーブルを参照したりして、温度の情報を取得する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、マイクロコンピュータの標準的な機能である入出力ポート回路を用いて温度測定を行うことができる。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕マイクロコンピュータは例えば図1の接続形態を有し、入出力ポート回路から容量素子への充電動作時間を検出して温度計測を行う。すなわち、マイクロコンピュータ(100)は、中央処理装置(20)、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ(100)、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路(71)、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有する。前記複数の外部端子の内の第1乃至第3の外部端子は測温用回路素子の外付けに割当てられる。前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子(Pi)に接続される第1抵抗素子(RT)と、一端が第2の外部端子(Pj)に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子(R)と、一端が基準電位(Vss)に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子(Pk)に接続される容量素子(C)とから成る。前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路(OBUFi)に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路(IBUFk)に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得する。続けて、中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路(OBUFj)に第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得する。中央処理装置は、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する。
入出力ポート回路は多くのマイクロコンピュータで標準的に備えられており、これに容量素子を接続し、オンチップされたタイマ回路などを中央処理装置で制御することにより、周波数測定回路やA/D変換器がなくても、温度計測のための構成を容易に実現することができる。例えば、マイクロコンピュータ内蔵のリアルタイムクロック用発振子は温度特性を有するため、当該マイクロコンピュータに上記簡単な回路構成で温度測定機能を追加すれば、リアルタイムクロックの精度向上に資することができる。また、サーミスタのような第1抵抗素子、基準抵抗としての第2抵抗素子、及びコンデンサによる回路では充放電時間比は容量素子の容量値変化の影響を受けないから、温度測定精度は容量素子の経年変化及び温度特性による影響を受けない。
〔2〕項1のマイクロコンピュータにおいて、前記中央処理装置は、前記容量素子を放電するために、前記第1又は第2の出力回路にローレベルを出力させる。
〔3〕図1の接続形態に代表される上記同様のマイクロコンピュータには入出力ポート回路から容量素子への放電動作時間を検出して温度計測を行う構成を採用することも可能である。この場合に中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得する。続けて、中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路に第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得する。中央処理装置は、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する。
〔4〕項3のマイクロコンピュータにおいて、前記中央処理装置は、前記容量素子を充電するために、前記第1又は第2の出力回路にハイレベルを出力させる。
〔5〕図1の接続形態に代表される上記同様のマイクロコンピュータには入出力ポート回路から容量素子への充電動作時間と放電動作時間の夫々を検出して温度計測を行う構成を採用することも可能である。この場合に中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得する。更に、中央処理装置は前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得する。続けて中央処理装置は、前記容量素子が放電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第3の計数値を取得する。更に中央処理装置は、前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第4の計数値を取得する。中央処理装置は、第1の計数値と第3の計数値の比に基づいて第1の温度データを生成し、第2の計数値と第4の計数値の比に基づいて第2の温度データを生成する。
入出力ポート回路のハイレベル出力とローレベル出力を利用することにより、容量素子に対して第1抵抗素子を経由する充放電電動作と第2抵抗素子を経由する充放電電動作との個別化を容易に実現することができる。充電動作と放電動作の夫々に基づいて温度データを生成するから温度計測効率を向上させることができる。
〔6〕項1乃至5の何れかのマイクロコンピュータは、前記計数値の比と温度との対応をテーブル化した変換テーブルを記憶する不揮発性メモリを有する。テーブル参照によって計数値の比から対応する温度データを容易に得ることができる。
〔7〕データ処理システムは、項1乃至5の何れかのマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータにおける前記複数の外部端子の内の第1乃至第3の外部端子に外付けされた測温用回路素子と、前記マイクロコンピュータに接続された計測回路とを有する。前記マイクロコンピュータは、時計用のリアルタイムクロック生成回路を有するとき、前記マイクロコンピュータの中央処理装置は、生成された温度データに基づいて、リアルタイムクロック生成回路で生成するリアルタイムクロックパルスの周期を決める計数値を変更する。リアルタイムクロック生成の発振子は温度特性を有するため、単位時間の計数値変更により、簡単にリアルタイムクロックの精度を向上させることができる。
〔8〕項7のデータ処理システムにおいて、前記計測回路は電力計測用ICであり、前記リアルタイムクロック生成回路で生成されるリアルタイムクロックパルスに基づいて時間を把握する。
〔9〕項1のマイクロコンピュータに対して図4の接続形態に代表されるように一つの抵抗素子をマイクロコンピュータにオンチップしてもよい。この場合に、入出力ポート回路に接続される複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用外付け回路素子の接続に割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続される外付け抵抗素子と、一端が基準電位に接続され他端が第2の外部端子及び前記外付け抵抗素子の他端に接続される容量素子とから成る。前記入出力ポート回路は、第1の外部端子に出力端子が接続された第1の出力回路、温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さいオンチップ抵抗素子を介して出力端子が第2の外部端子に接続された第2の出力回路、及び第2の外部端子に入力端子が接続された第1入力回路を有する。中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電された後、前記第2の出力回路に第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する。
〔10〕図4の接続形態に代表される上記同様のマイクロコンピュータには入出力ポート回路から容量素子への放電動作時間を検出して温度計測を行う構成を採用することも可能である。この場合に中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が充電された後、前記第2の出力回路に第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する。
〔11〕図4の接続形態に代表される上記同様のマイクロコンピュータには入出力ポート回路から容量素子への充電動作時間と放電動作時間の夫々を検出して温度計測を行う構成を採用することも可能である。この場合に中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に前記容量素子が充電されてから前記第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電されてから前記第2の出力回路に第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第3の計数値を取得し、更に前記容量素子が充電されてから前記第2の出力回路に第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第4の計数値を取得し、第1の計数値と第3の計数値の比に基づいて第1の温度データを生成し、第2の計数値と第4の計数値の比に基づいて第2の温度データを生成する。
〔12〕項1のマイクロコンピュータに対して図5の接続形態に代表されるように一つの抵抗素子と容量素子をマイクロコンピュータにオンチップしてもよい。この場合に、入出力ポート回路に接続される複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用外付け回路素子の接続に割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続され、他端が第2の外部端子に接続される外付け抵抗素子である。前記入出力ポート回路は、第1の外部端子に出力端子が接続された第1の出力回路、温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さいオンチップ抵抗素子を介して前記第2外部端子に出力端子が接続された第2の出力回路、及び一端が回路の基準電位に接続された容量素子の他端と前記第2の外部端子とに入力端子が共通接続された第1入力回路を有する。前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電された後、前記第2の出力回路にハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する。
〔13〕図5の接続形態に代表される上記同様のマイクロコンピュータには入出力ポート回路から容量素子への放電動作時間を検出して温度計測を行う構成を採用することも可能である。この場合に中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が充電された後、前記第2の出力回路にローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する。
〔14〕図5の接続形態に代表される上記同様のマイクロコンピュータには入出力ポート回路から容量素子への充電動作時間と放電動作時間の夫々を検出して温度計測を行う構成を採用することも可能である。この場合に中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に前記容量素子が充電されてから前記第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電されてから前記第2の出力回路にローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第3の計数値を取得し、更に前記容量素子が充電されてから前記第2の出力回路にローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第4の計数値を取得し、第1の計数値と第3の計数値の比に基づいて第1の温度データを生成し、第2の計数値と第4の計数値の比に基づいて第2の温度データを生成する。
〔15〕図6の接続形態に代表されるように温度変化に対する電気抵抗の変化が比較的大きなサーミスタのような一種類の抵抗素子を用いて温度測定を行う構成を採用してもよい。この場合に、入出力ポート回路に接続される複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用回路素子の外付けに割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続される抵抗素子と、一端が基準電位に接続され他端が第2の外部端子と前記抵抗素子の他端に共通接続される容量素子とから成る。前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、第2の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、第1の計数値に基づいて温度データを生成する。
〔16〕図6の接続形態に代表される上記同様のマイクロコンピュータには入出力ポート回路から容量素子への放電動作時間を検出して温度計測を行う構成を採用することも可能である。この場合に中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、第1の計数値に基づいて温度データを生成する。
〔17〕図6の接続形態に代表される上記同様のマイクロコンピュータには入出力ポート回路から容量素子への充電動作時間と放電動作時間の夫々を検出して温度計測を行う構成を採用することも可能である。この場合に中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から入出力ポート回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に、前記容量素子の他端が充電されてから前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と第2の計数値に基づいて温度データを生成する。
〔18〕方法のカテゴリとして図1に対応され容量素子への充電動作時間を検出して温度測定を行うデータ処理方法はデータ処理システムを起動する第1処理と、データ処理システムを用いて温度データを生成する第2処理とを含む。第1処理は、中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続された第1乃至第3の外部端子を有するマイクロコンピュータと、一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子と、を含むデータ処理システムを起動する処理である。第2処理は、前記中央処理装置が、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する処理である。
方法のカテゴリとして図1に対応され容量素子への放電動作時間を検出して温度測定を行うデータ処理方法の場合、第2処理は、前記中央処理装置が、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する処理とされる。
方法のカテゴリとして図1に対応され容量素子への充放電動作時間を検出して温度測定を行うデータ処理方法の場合、第2処理は、前記中央処理装置が、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に、前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第3の計数値を取得し、更に、前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第4の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第3の計数値の比に基づいて第1の温度データを生成し、前記第2の計数値と前記第4の計数値の比に基づいて第2の温度データを生成する処理とされる。
〔19〕項18において、前記マイクロコンピュータは前記計数値の比と温度との対応をテーブル化した変換テーブルを記憶する不揮発性メモリを有し、前記第2処理において前記中央処理装置は変換テーブルを参照して温度データを生成する。
〔20〕項18において、前記マイクロコンピュータは、時計用のリアルタイムクロック生成回路を含み、前記マイクロコンピュータの中央処理装置は、前記第2処理で生成された温度データに基づいて、リアルタイムクロック生成回路で生成するリアルタイムクロックパルスの周期を調整する処理を行なう。
〔21〕項20において、前記マイクロコンピュータはこれに接続された計測回路に前記リアルタイムクロックパルスを供給する。
〔22〕項21において、前記計測回路は、電力計測用ICであり、前記リアルタイムクロック生成回路で生成されるリアルタイムクロックパルスに基づいて時間を把握する。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図9には本発明に係るマイクロコンピュータの構成が全体的に示される。同図に示されるマイクロコンピュータ(MCU)10は、特に制限されないが、単結晶シリコンのような1個の半導体基板に公知の相補型MOS集積回路製造技術等によって形成される。
マイクロコンピュータ10は中央処理装置(CPU)20と中央処理装置20の制御を受ける複数の回路モジュールがバス30に接続されて構成される。例えば回路モジュールとして、CPU20のワーク領域等に用いられるランダムアクセスメモリ(RAM)40、CPU20の動作プログラムやデータテーブルの格納等に利用される電気的に書換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ(FLASH)50、タイマユニット(TMR)60、入出力ポート回路(PRTa〜PRTm)70,71、調歩同期のシリアルインタフェース(UART)80、及びクロックパルスジェネレータ(CPG)90を有する。
CPG90はMCU10の動作基準クロックCLKを生成する。CPU20はクロック信号CLKに同期してその動作プログラムに従ってTMR60及びPRTa〜PRTm70,71等の動作を制御する。
図10にはPRTa〜PRTm70,71の1ビットの構成が例示される。Pmは1ビット分の外部端子である。この外部端子Pmには、出力バッファOBUFを構成するpチャンネル型MOSトランジスタQpとnチャンネル型MOSトランジスタQnとのコモンドレイン電極に結合され、また、入力バッファIBUFの入力端子が結合される。出力バッファOBUFはポート制御レジスタPCRnの設定値が論理値1のときポートデータレジスタPDRnの値に従って出力動作可能にされ、ポート制御レジスタPCRnの設定値が論理値0のときは高出力インピーダンス状態にされる。入力バッファIBUFはポート制御レジスタPCRnの設定値が論理値0のとき外部端子Pmの信号をバス30の対応ビットに伝達し、ポート制御レジスタPCRnの設定値が論理値1のとき高出力インピーダンス状態にされる。レジスタPCRn,PDRnはバス30を介してCPU20によってプログラマブルニアクセス可能にされているから、CPU20はその動作プログラムに従って、外部端子Pmのハイレレベル出力、ローレベル出力、又は入力動作を制御することができる。ORは2入力に対する論理和を出力する論理和ゲート、ANDは2入力に対する論理積を出力する論理積ゲートである。
図11にはタイマユニット60が有する1チャネル分のカウンタ(タイマカウンタとも記す)の構成が例示される。タイマカウンタ(TMRCUNT)100はカウンタ部101とカウンタ制御部102を有する。カウンタ部101は例えばプリセット機能付きの32ビットカウンタ、コンペアマッチレジスタ、キャプチャレジスタ、コンパレータ等を有する。CPU20は32ビットカウンタに対するデータプリセット、コンペアマッチレジスタに対するデータセット、キャプチャレジスタに対するデータリードをバス20経由で行うことができる。カウンタ制御部102は32ビットカウンタに対するカウント動作(計数動作)の開始と停止、32ビットカウンタの計数値とコンペアマッチレジスタの設定値とをコンパレータで比較するコンペアマッチ動作、インプットキャプチャ動作等を制御する制御ロジックとコントロールレジスタを有する。その動作はCPU20によるコントロールレジスタのモード設定に従って制御される。例えばインプットキャプチャ動作が指示されると、コントロールレジスタのカウウントスタートビットのセット又はスタート信号CSRTの入力によってカウンタ101にCLKを計数させるカウント動作が開始され、コントロールレジスタのカウウントストップビットのセット又はストップ信号CSTPの入力に同期してカウンタ101の計数値がインプットキャプチャレジスタ内部転送され、割込み信号IRQnがCPU20に出力される。
図12にはタイマユニット60が有するリアルタイムクロック生成回路の構成が例示される。リアルタイムクロック生成回路(RTC)110は例えば秒、分、時、日、週毎のクロックパスを選択出力するものである。ここでは周期が1秒に相当するクロックパルスを生成するためにクロック信号CLKの1/2分周器(1/2DIV)111、その出力を計数する4ビットカウンタ(4BCUNT)112、4ビットカウンタ112のオーバーフローパルスを計数する8ビットカウンタ(8BCUNT)113の直列回路を有す。8ビットカウンタ113の出力が周期1秒に相当するクロックパルスφsとされる。秒カウンタ(SCUNT)114はプリセット値からクロックパルスφsをダウンカウントしてアンダーフロー毎に周期1分に相当するクロックパルスφmを生成する。分カウンタ(MCUNT)115はプリセット値からクロックパルスφmをダウンカウントしてアンダーフロー毎に周期1時間に相当するクロックパルスφhを生成する。時カウンタ(HCUNT)116はプリセット値からクロックパルスφhをダウンカウントしてアンダーフロー毎に周期24時間に相当するクロックパルスφdを生成する。日カウンタ(DCUNT)117はプリセット値からクロックパルスφdをダウンカウントしてアンダーフロー毎に周期1週間に相当するクロックパルスφwを生成する。秒カウンタ(SCUNT)114、分カウンタ(NCUNT)115、時カウンタ(HCUNT)116、及び日カウンタ(DCUNT)117に対するプリセットはバス30を介してCPU20が行う。従って、発振子の温度特性に従ってクロック信号CLKの発振周波数が変化したときは、その変化を相殺するように秒カウンタ114等にプリセットする値を変化させれば、リアルタイムクロックの生成精度を向上させることができる。リアルタイムクロック生成回路110は、秒、分、時、日、週の出力イネーブル信号SEIE,MNIE,HRIE,DTIE,WKIEによってアンドゲートAND1〜AND5で選択された周期でリアルタイムクロックパルスφrをオアゲートORrから出力する。
図1には上記マイクロコンピュータ10を用いて温度測定機能を実現するための接続形態が例示される。ここでは入出力ポート回路(PRTm)71に接続する外部端子Pi,Pj,Pkが測温用回路素子の外付けに割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が外部端子Piに接続されるサーミスタRTと、一端が外部端子Pjに接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記サーミスRTよりも小さい基準抵抗素子Rと、一端が基準電位例えばグランド電位Vssに接続されると共に他端が前記サーミスタRTと基準抵抗素子Rの他端に共通接続され且つ外部端子Pkに接続される容量素子Cとから成る。外部端子Piには出力バッファOBUFiと入力バッファIBUFiが逆並列状態で対応する信号線Liに接続する。外部端子Pjには出力バッファOBUFjと入力バッファIBUFjが逆並列状態で対応する信号線Ljに接続する。外部端子Pkには入力バッファIBUFjが対応する信号線Lkに接続する。特に制限されないが入力バッファIBUFjは入力に対する出力にヒステリシス特性を持つ。ここでは信号線Lkはストップ信号CSTPの伝達ラインとされる。
図2には図1の接続形態において、入出力ポート回路71から容量素子Cへの充電動作時間と放電動作時間の夫々を検出して温度計測を行う動作タイミングが例示される。
中央処理装置20は、外部端子Pjに結合する出力バッファOBUFjを高出力インピーダンス状態(HiZ)に保って、出力バッファOBUFiにローレベル(Lo)を出力させて前記容量素子Cを放電する。この後、出力バッファOBUFiに外部端子Piからハイレベル(Hi)を出力させ、これに同期して前記タイマカウンタ100にスタート信号CSRTを与えて初期値から計数動作を開始させる(t1)。容量素子Cの充電電位が閾値(Vth)を超えると(t2)、前記外部端子Pkから入力バッファIBUFkに入力される信号がローレベルからハイレベルに変化される。タイマカウンタ100は信号ラインLkのエッジ変化をストップ信号CSTPとして認識することによって、そこまでの計数値をインプットキャプチャレジスタに内部転送し、CPU20に割込み信号IRQnを発行する。CPU20はその割り込みに応答してインプットキャプチャレジスタの値を第1計数データとして読み込んで内部レジスタに保持する。第1計数データが示す値は時間Taに対応される。更に、CPU20は前記容量素子Cが充電されてから出力バッファOBUFiに今度は外部端子Piからローレベルを出力させ、これに同期して前記タイマカウンタ100にスタート信号CSRTを与えて初期値から計数動作を開始させる(t3)。容量素子Cの放電電位が閾値(Vth)以下になると(t4)、前記外部端子Pkから入力バッファIBUFkに入力される信号がハイレベルからローレベルに変化される。タイマカウンタ100は信号ラインLkのエッジ変化をストップ信号CSTPとして認識することによって、そこまでの計数値をインプットキャプチャレジスタに内部転送し、CPU20に割込み信号IRQnを発行する。CPU20はその割り込みに応答してインプットキャプチャレジスタの値を第2計数データとして読み込んで内部レジスタに保持する。第2計数データが示す値は時間Tbに対応される。
続けてCPU20は、外部端子Piに結合する出力バッファOBUFを高出力インピーダンス状態にしてから(t5)、出力バッファOBUFjにローレベル(Lo)を出力させて前記容量素子Cを放電する。この後、出力バッファOBUFjに外部端子Pjからハイレベル(Hi)を出力させ、これに同期して前記タイマカウンタ100にスタート信号CSRTを与えて初期値から計数動作を開始させる(t6)。容量素子Cの充電電位が閾値(Vth)を超えると(t7)、前記外部端子Pkから入力バッファIBUFkに入力される信号がローレベルからハイレベルに変化される。タイマカウンタ100は信号ラインLkのエッジ変化をストップ信号CSTPとして認識することによって、そこまでの計数値をインプットキャプチャレジスタに内部転送し、CPU20に割込み信号IRQnを発行する。CPU20はその割り込みに応答してインプットキャプチャレジスタの値を第3計数データとして読み込んで内部レジスタに保持する。第3計数データが示す値は時間Tcに対応される。更に、CPU20は前記容量素子Cが充電されてから出力バッファOBUFjに今度は外部端子Pjからローレベルを出力させ、これに同期して前記タイマカウンタ100にスタート信号CSRTを与えて初期値から計数動作を開始させる(t8)。容量素子Cの放電電位が閾値(Vth)以下になると(t9)、前記外部端子Pkから入力バッファIBUFkに入力される信号がハイレベルからローレベルに変化される。タイマカウンタ100は信号ラインLkのエッジ変化をストップ信号CSTPとして認識することによって、そこまでの計数値をインプットキャプチャレジスタに内部転送し、CPU20に割込み信号IRQnを発行する。CPU20はその割り込みに応答してインプットキャプチャレジスタの値を第4計数データとして読み込んで内部レジスタに保持する。第4計数データが示す値は時間Tdに対応される。
CPU20は第1計数データと第3計数データの比に基づいて第1の温度データを生成し、第2計数データと第4計数データの比に基づいて第2の温度データを生成する。温度データの生成には例えば図3に例示されるように、サーミスタRTを介する充電動作によって得られる計数データと抵抗素子Rを介する充電動作によって得られる計数データとの比(ratio)と温度(TMPR)との対応をテーブル化した変換テーブル120を用いればようい。図示はしないが、放電動作に対しても同様の変換テーブルを用意しておけばよい。この変換テーブルを参照することによって、容易に対応する温度を得ることができる。
入出力ポート回路は多くのマイクロコンピュータで標準的に備えられており、これに容量素子Cを接続し、オンチップされたタイマカウンタなどをCPUで制御することにより、周波数測定回路やA/D変換器がなくても、温度計測のための構成を容易に実現することができる。例えば、マイクロコンピュータ内蔵のリアルタイムクロック用発振子は温度特性を有するため、当該マイクロコンピュータに上記簡単な回路構成で温度測定機能を追加すれば、リアルタイムクロック生成回路110によるリアルタイムクロックの精度向上に資することができる。具体的には高温になるに従ってクロック信号CLKに原発振の発振周波数が高くなる場合には、温度が高くなるに従って図12の秒カウンタ114にプリセットする値を大きくすればよい。どの程度大きくするかは温度とプリセットデータを対にした変換テーブルを予め用意して利用すればよい。
また、サーミスタのような第1抵抗素子、基準抵抗としての第2抵抗素子、及びコンデンサによる回路では充放電時間比は容量素子の容量値変化の影響を受けないから、温度測定精度は容量素子の経年変化及び温度特性による影響を受けない。入出力ポート回路のハイレベル出力とローレベル出力を利用することにより、容量素子Cに対して抵抗素子Rを経由する充放電動作とサーミスタを経由する充放電動作とを容易に別々に実現することができる。充電動作と放電動作の夫々に基づいて温度データを生成するから温度計測効率を向上させることができる。
特に図示はしないは、図2のt1からt4の動作と、t6からt9の動作の夫々において充電による計測動作だけを行ってもよい。或いは夫々において放電による計測動作だけを行ってもよい。その場合には、充放電両方で計数データを取得する図2の場合に比べて温度計測効率は低下する。
図4には上記マイクロコンピュータ10を用いて温度測定機能を実現するための別の接続形態が例示される。図1との相違点は抵抗素子Rをマイクロコンピュータ10にオンチップしたことである。その他の点は図1乃至図3に基づいて説明した内容と同様であるからその詳細な説明は省略する。図4の場合においても充放電両方で計数データを取得すればよういし、充電による計測動作だけを行っても、或いは放電による計測動作だけを行ってもよい。図4の場合には外付け回路部品点数が少なくなるが、端子Pjは温度測定に専用化される。
図5には上記マイクロコンピュータ10を用いて温度測定機能を実現するための更に別の接続形態が例示される。図1との相違点は抵抗素子Rと容量素子Cをマイクロコンピュータ10にオンチップしたことである。その他の点は図1乃至図3に基づいて説明した内容と同様であるからその詳細な説明は省略する。図5の場合においても充放電両方で計数データを取得すればよういし、充電による計測動作だけを行っても、或いは放電による計測動作だけを行ってもよい。図5の場合には外付け回路部品点数が更に少なくなるが、端子Pjは温度測定に専用化される。
図6には上記マイクロコンピュータ10を用いて温度測定機能を実現するための他の接続形態が例示される。ここでは入出力ポート回路(PRTm)71に接続する外部端子Pi,Pkが測温用回路素子の外付けに割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が外部端子Piに接続されるサーミスタRTと、一端がグランド電位Vssに接続され他端が外部端子Pkと前記サーミスタRTの他端に共通接続される容量素子Cとから成る。外部端子Piには出力バッファOBUFiと入力バッファIBUFiが逆並列状態で対応する信号線Liに接続する。外部端子Pkには入力バッファIBUFjが対応する信号線Lkに接続する。特に制限されないが入力バッファIBUFjは入力に対する出力にヒステリシス特性を持つ。ここでは信号線Lkはストップ信号CSTPの伝達ラインとされる。
図7には図6の接続形態において、入出力ポート回路71から容量素子Cへの充電動作時間と放電動作時間の夫々を検出して温度計測を行う動作タイミングが例示される。
中央処理装置20は、出力バッファOBUFiにローレベル(Lo)を出力させて前記容量素子Cを放電する。この後、出力バッファOBUFiに外部端子Piからハイレベル(Hi)を出力させ、これに同期して前記タイマカウンタ100にスタート信号CSRTを与えて初期値から計数動作を開始させる(t1)。容量素子Cの充電電位が閾値(Vth)を超えると(t2)、前記外部端子Pkから入力バッファIBUFkに入力される信号がローレベルからハイレベルに変化される。タイマカウンタ100は信号ラインLkのエッジ変化をストップ信号CSTPとして認識することによって、そこまでの計数値をインプットキャプチャレジスタに内部転送し、CPU20に割込み信号IRQnを発行する。CPU20はその割り込みに応答してインプットキャプチャレジスタの値を第1計数データとして読み込んで内部レジスタに保持する。第1計数データが示す値は時間Taに対応される。更に、CPU20は前記容量素子Cが充電されてから出力バッファOBUFiに今度は外部端子Piからローレベルを出力させ、これに同期して前記タイマカウンタ100にスタート信号CSRTを与えて初期値から計数動作を開始させる(t3)。容量素子Cの放電電位が閾値(Vth)以下になると(t4)、前記外部端子Pkから入力バッファIBUFkに入力される信号がハイレベルからローレベルに変化される。タイマカウンタ100は信号ラインLkのエッジ変化をストップ信号CSTPとして認識することによって、そこまでの計数値をインプットキャプチャレジスタに内部転送し、CPU20に割込み信号IRQnを発行する。CPU20はその割り込みに応答してインプットキャプチャレジスタの値を第2計数データとして読み込んで内部レジスタに保持する。第2計数データが示す値は時間Tbに対応される。
CPU20は第1計数データと第2計数データに基づいて夫々温度データを生成する。温度データの生成には例えば図8に例示されるように、サーミスタRTを介する充電動作によって得られる計数データと温度(TMPR)との対応をテーブル化した変換テーブル130を用いればよい。図示はしないが、放電動作に対しても同様の変換テーブルを用意しておけばよい。この変換テーブルを参照することによって、容易に対応する温度を得ることができる。夫々温度データから得られる温度が複数の場合にはそれらを算術平均して計測温度と決定すればよい。
特に図示はしないは、充電による計測動作だけを行っても、或いは放電による計測動作だけを行ってもよい。複数の温度データを得る場合には、充放電両方で計数データを取得する方が温度計測効率は高い。
図13にはマイクロコンピュータ10による温度測定機能を適用したデータ処理システムが例示される。同図に示されるデータ処理システムは、電力計測システムであり、マイクロコンピュータ(MCU)10と、前記マイクロコンピュータ10の前記外部端子Pi,Pj,Pkに外付けされた測温用回路素子RT,R,Cとを有し、前記マイクロコンピュータ10には電力計測IC(PMIC)140及び液晶ディスプレイ(LCD)150が接続される。電力計測IC140は電圧VCLTと電流CRNTを計測すると共に前記リアルタイムクロック生成回路100で生成されるリアルタイムクロックパルスφrに基づいて時間を把握して、電力計算を行い、それによって得られる電力データPWDをマイクロコンピュータ10に渡す。マイクロコンピュータ10は電力データPWDをLCD10に表示制御する。マイクロコンピュータ10は逐次前述の温度測定を行い、その測定結果に従ってリアルタイムクロック生成回路110の秒レジスタ114等に対するプリセット値を適宜変更する制御を行い、温度変化によるCPG90の発振周波数の変動による影響を相殺する。これにより電力測定精度を向上させることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、入出力ポート回路は図10に限定されず、出力モードの設定が可能であったり、出力バッファと入力バッファを共に不使用にする選択が可能であったり、その他の入出力機能を備えてよい。マイクロコンピュータが備える回路モジュールは図9に限定されずれ適宜変更可能である。本発明は電力計測システム以外の種々のデータ処理システムに適用することができる。リアルタイムクロック生成回路に対する補正に限らず、温度変化の影響を受ける種々のシステムに適用することができる。
本発明に係るマイクロコンピュータを用いて温度測定機能を実現するための接続形態を例示する回路図である。 図1の接続形態において入出力ポート回路から容量素子Cへの充電動作時間と放電動作時間の夫々を検出して温度計測を行う動作タイミングを例示するタイミングチャートである。 サーミスタを介する充電動作によって得られる計数データと抵抗素子を介する充電動作によって得られる計数データとの比と温度との対応をテーブル化した変換テーブルを例示する説明図である。 本発明に係るマイクロコンピュータを用いて温度測定機能を実現するための別の接続形態を例示する回路図である。 本発明に係るマイクロコンピュータを用いて温度測定機能を実現するための更に別の接続形態を例示する回路図である。 本発明に係るマイクロコンピュータを用いて温度測定機能を実現するための他の接続形態を例示する回路図である。 図6の接続形態において入出力ポート回路から容量素子への充電動作時間と放電動作時間の夫々を検出して温度計測を行う動作タイミングを例示するタイミングチャートである。 サーミスタを介する充電動作によって得られる計数データと温度との対応をテーブル化した変換テーブルを例示する説明図である。 本発明に係るマイクロコンピュータの構成を全体的に示すブロック図である。 入出力ポート回路の1ビットの構成を例示する回路図である。 タイマユニットが有する1チャネル分のタイマカウンタの構成を例示するブロック図である。 タイマユニットが有するリアルタイムクロック生成回路の構成を例示するブロック図である。 本発明に係るマイクロコンピュータによる温度測定機能を適用したデータ処理システムを例示するブロック図である。
符号の説明
10 マイクロコンピュータ(MCU)
20 中央処理装置(CPU)
30 バス
40 ランダムアクセスメモリ(RAM)
50 フラッシュメモリ(FLASH)
60 タイマユニット(TMR)
70,71 入出力ポート回路(PRTa〜PRTm)
80 シリアルインタフェース(UART)
90 クロックパルスジェネレータ(CPG)
Pm 外部端子
OBUF 出力バッファ
IBUF 入力バッファ
PCRn ポート制御レジスタ
PDRn ポートデータレジスタ
100 タイマカウンタ(TMRCUNT)
101 カウンタ部
102 カウンタ制御部
CSRT スタート信号
CSTP ストップ信号
IRQn 割込み信号
110 リアルタイムクロック生成回路(RTC)
φr リアルタイムクロック
Pi,Pj,Pk 外部端子
OBUFi 出力バッファ
IBUFi 入力バッファ
Li 信号線
OBUFj 出力バッファ
IBUFj 入力バッファ
Lj 信号線
IBUFj 入力バッファ
Lk 信号線
C 容量素子
RT サーミスタ
R 基準抵抗素子
120,130 変換テーブル
140 電力計測IC(PMIC)
150 液晶ディスプレイ(LCD)

Claims (34)

  1. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有し、
    前記複数の外部端子の内の第1乃至第3の外部端子は測温用回路素子の外付けに割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子とから成り、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  2. 前記中央処理装置は、前記容量素子を放電するために、前記第1又は第2の出力回路にローレベルを出力させる、請求項1記載のマイクロコンピュータ。
  3. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有し、
    前記複数の外部端子の内の第1乃至第3の外部端子は測温用回路素子の外付けに割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子とから成り、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  4. 前記中央処理装置は、前記容量素子を充電するために、前記第1又は第2の出力回路にハイレベルを出力させる、請求項3記載のマイクロコンピュータ。
  5. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有し、
    前記複数の外部端子の内の第1乃至第3の外部端子は測温用回路素子の外付けに割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子とから成り、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に、前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第3の計数値を取得し、更に、前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第4の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第3の計数値の比に基づいて第1の温度データを生成し、前記第2の計数値と前記第4の計数値の比に基づいて第2の温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  6. 前記マイクロコンピュータは前記計数値の比と温度との対応をテーブル化した変換テーブルを記憶する不揮発性メモリを有する、請求項1乃至5の何れか1項記載のマイクロコンピュータ。
  7. 請求項1乃至5の何れか1項記載のマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータにおける前記複数の外部端子の内の前記第1乃至第3の外部端子に外付けされた測温用回路素子と、前記マイクロコンピュータに接続された計測回路とを有し、
    前記マイクロコンピュータは、時計用のリアルタイムクロック生成回路を有し、
    前記マイクロコンピュータの中央処理装置は、生成された温度データに基づいて、リアルタイムクロック生成回路で生成するリアルタイムクロックパルスの周期を決める計数値を変更する、データ処理システム。
  8. 前記計測回路は電力計測用ICであり、前記リアルタイムクロック生成回路で生成されるリアルタイムクロックパルスに基づいて時間を把握する、請求項7記載のデータ処理システム。
  9. 半導体チップに、中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有するマイクロコンピュータであって、
    前記複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用外付け回路素子の接続に割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続される外付け抵抗素子と、一端が基準電位に接続され他端が第2の外部端子及び前記外付け抵抗素子の他端に接続される容量素子とから成り、
    前記入出力ポート回路は、第1の外部端子に出力端子が接続された第1の出力回路、温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さいオンチップ抵抗素子を介して出力端子が第2の外部端子に接続された第2の出力回路、及び第2の外部端子に入力端子が接続された第1入力回路を有し、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電された後、前記第2の出力回路に第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  10. 半導体チップに、中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有するマイクロコンピュータであって、
    前記複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用外付け回路素子の接続に割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続される外付け抵抗素子と、一端が基準電位に接続され他端が第2の外部端子及び前記外付け抵抗の他端に接続される容量素子とから成り、
    前記入出力ポート回路は、第1の外部端子に出力端子が接続された第1の出力回路、温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さいオンチップ抵抗素子を介して前記第2外部端子に出力端子が接続された第2の出力回路、及び第2の外部端子に入力端子が接続された第1入力回路を有し、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が充電された後、前記第2の出力回路に第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  11. 半導体チップに、中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有するマイクロコンピュータであって、
    前記複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用外付け回路素子の接続に割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続される外付け抵抗素子と、一端が基準電位に接続され且つ他端が第2の外部端子と共に前記外付け抵抗素子の他端に接続される容量素子とから成り、
    前記入出力ポート回路は、第1の外部端子に出力端子が接続された第1の出力回路、温度変化に対する電気抵抗の変化が前記外付け抵抗素子よりも小さいオンチップ抵抗素子を介して前記第2外部端子に出力端子が接続された第2の出力回路、及び第2の外部端子に入力端子が接続された第1入力回路を有し、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に前記容量素子が充電されてから前記第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電されてから前記第2の出力回路に第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第3の計数値を取得し、更に前記容量素子が充電されてから前記第2の出力回路に第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第4の計数値を取得し、第1の計数値と第3の計数値の比に基づいて第1の温度データを生成し、第2の計数値と第4の計数値の比に基づいて第2の温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  12. 半導体チップに、中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有するマイクロコンピュータであって、
    前記複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用外付け回路素子の接続に割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続され、他端が第2の外部端子に接続される外付け抵抗素子であり、
    前記入出力ポート回路は、第1の外部端子に出力端子が接続された第1の出力回路、温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さいオンチップ抵抗素子を介して前記第2外部端子に出力端子が接続された第2の出力回路、及び一端が回路の基準電位に接続された容量素子の他端と前記第2の外部端子とに入力端子が共通接続された第1入力回路を有し、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電された後、前記第2の出力回路にハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  13. 半導体チップに、中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有するマイクロコンピュータであって、
    前記複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用外付け回路素子の接続に割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続され、他端が第2の外部端子に接続される外付け抵抗素子であり、
    前記入出力ポート回路は、第1の外部端子に出力端子が接続された第1の出力回路、温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さいオンチップ抵抗素子を介して前記第2外部端子に出力端子が接続された第2の出力回路、及び一端が回路の基準電位に接続された容量素子の他端と前記第2の外部端子とに入力端子が共通接続された第1入力回路を有し、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が充電された後、前記第2の出力回路にローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、第1の計数値と第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  14. 半導体チップに、中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有するマイクロコンピュータであって、
    前記複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用外付け回路素子の接続に割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続され、他端が第2の外部端子に接続される外付け抵抗素子であり、
    前記入出力ポート回路は、第1の外部端子に出力端子が接続された第1の出力回路、温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さいオンチップ抵抗素子を介して前記第2外部端子に出力端子が接続された第2の出力回路、及び一端が回路の基準電位に接続された容量素子の他端と前記第2の外部端子とに入力端子が共通接続された第1入力回路を有し、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に前記容量素子が充電されてから前記第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電されてから前記第2の出力回路にローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第3の計数値を取得し、更に前記容量素子が充電されてから前記第2の出力回路にローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第1の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第4の計数値を取得し、第1の計数値と第3の計数値の比に基づいて第1の温度データを生成し、第2の計数値と第4の計数値の比に基づいて第2の温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  15. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有し、
    前記複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用回路素子の外付けに割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続される抵抗素子と、一端が基準電位に接続され他端が第2の外部端子と前記抵抗素子の他端に共通接続される容量素子とから成り、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、第2の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、第1の計数値に基づいて温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  16. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有し、
    前記複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用回路素子の外付けに割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続される抵抗素子と、一端が基準電位に接続され他端が第2の外部端子と前記抵抗素子の他端に共通接続される容量素子とから成り、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、第1の計数値に基づいて温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  17. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続される複数の外部端子を有し、
    前記複数の外部端子の内の第1及び第2の外部端子は測温用回路素子の外付けに割当てられ、前記測温用回路素子は、一端が第1の外部端子に接続される抵抗素子と、一端が基準電位に接続され他端が第2の外部端子と前記抵抗素子の他端に共通接続される容量素子とから成り、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から入出力ポート回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に、前記容量素子の他端が充電されてから前記入出力ポート回路の第1の出力回路に第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第2の外部端子から入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と第2の計数値に基づいて温度データを生成する、マイクロコンピュータ。
  18. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続された第1乃至第3の外部端子を有するマイクロコンピュータと、
    一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、
    一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、
    一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子と、を含み、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第2の計数値の比に基づいて温度データを生成するデータ処理システム。
  19. 前記中央処理装置は、前記容量素子を放電するために、前記第1又は第2の出力回路にローレベルを出力させる、請求項18記載のデータ処理システム。
  20. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続された第1乃至第3の外部端子を有するマイクロコンピュータと、
    一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、
    一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、
    一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子と、を含み、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する、データ処理システム。
  21. 前記中央処理装置は、前記容量素子を充電するために、前記第1又は第2の出力回路にハイレベルを出力させる、請求項20記載のデータ処理システム。
  22. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続された第1乃至第3の外部端子を有するマイクロコンピュータと、
    一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、
    一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、
    一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子と、を含み、
    前記中央処理装置は、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に、前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第3の計数値を取得し、更に、前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第4の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第3の計数値の比に基づいて第1の温度データを生成し、前記第2の計数値と前記第4の計数値の比に基づいて第2の温度データを生成する、データ処理システム。
  23. 前記マイクロコンピュータは前記計数値の比と温度との対応をテーブル化した変換テーブルを記憶する不揮発性メモリを有する、請求項18乃至22の何れか1項記載のデータ処理システム。
  24. 前記マイクロコンピュータに接続された計測回路を有し、
    前記マイクロコンピュータは、時計用のリアルタイムクロック生成回路を含み、
    前記マイクロコンピュータの中央処理装置は、生成された温度データに基づいて、リアルタイムクロック生成回路で生成するリアルタイムクロックパルスの周期を決める計数値を変更する請求項18乃至23の何れか1項記載のデータ処理システム。
  25. 前記計測回路は電力計測用ICであり、前記リアルタイムクロック生成回路で生成されるリアルタイムクロックパルスに基づいて時間を把握する、請求項24記載のデータ処理システム。
  26. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続された第1乃至第3の外部端子を有するマイクロコンピュータと、
    一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、
    一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、
    一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子と、を含むデータ処理システムを起動する第1処理と、
    前記中央処理装置が、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する第2処理と、を含むデータ処理方法。
  27. 前記第2処理において、中央処理装置は、前記容量素子を放電するために、前記第1又は第2の出力回路にローレベルを出力させる、請求項26記載のデータ処理方法。
  28. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続された第1乃至第3の外部端子を有するマイクロコンピュータと、
    一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、
    一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、
    一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子と、を含むデータ処理システムを起動する第1処理と、
    前記中央処理装置が、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、次に、前記容量素子が充電された後、前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第2の計数値の比に基づいて温度データを生成する第2処理と、を含むデータ処理方法。
  29. 前記第2処理において前記中央処理装置は、前記容量素子を充電するために、前記第1又は第2の出力回路にハイレベルを出力させる、請求項28記載のデータ処理方法。
  30. 中央処理装置、前記中央処理装置によって計数動作が制御されるカウンタ、前記中央処理装置によって外部入出力動作が制御される入出力ポート回路、及び前記入出力ポート回路に接続された第1乃至第3の外部端子を有するマイクロコンピュータと、
    一端が前記第1の外部端子に接続される第1抵抗素子と、
    一端が前記第2の外部端子に接続され温度変化に対する電気抵抗の変化が前記第1抵抗素子よりも小さい第2抵抗素子と、
    一端が基準電位に接続されると共に他端が前記第1抵抗素子と第2抵抗素子の他端に共通接続され且つ前記第3の外部端子に接続される容量素子と、を含むデータ処理システムを起動する第1処理と、
    前記中央処理装置が、前記容量素子が放電された後、前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第1の計数値を取得し、更に、前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第1の出力回路に前記第1の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第2の計数値を取得し、次に、前記容量素子が放電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からハイレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第3の計数値を取得し、更に、前記容量素子が充電されてから前記入出力ポート回路の第2の出力回路に前記第2の外部端子からローレベルを出力させ、これに同期して前記カウンタに計数動作を開始させて、前記第3の外部端子から前記入出力ポート回路の入力回路に入力される信号論理値が変化されるまでの第4の計数値を取得し、前記第1の計数値と前記第3の計数値の比に基づいて第1の温度データを生成し、前記第2の計数値と前記第4の計数値の比に基づいて第2の温度データを生成する第2処理と、を含むデータ処理方法。
  31. 前記マイクロコンピュータは前記計数値の比と温度との対応をテーブル化した変換テーブルを記憶する不揮発性メモリを有し、
    前記第2処理において前記中央処理装置は変換テーブルを参照して温度データを生成する、請求項26乃至30の何れか1項記載のデータ処理方法。
  32. 前記マイクロコンピュータは、時計用のリアルタイムクロック生成回路を含み、
    前記マイクロコンピュータの中央処理装置は、前記第2処理で生成された温度データに基づいて、リアルタイムクロック生成回路で生成するリアルタイムクロックパルスの周期を調整する処理を行なう請求項26乃至30の何れか1項記載のデータ処理方法。
  33. 前記マイクロコンピュータはこれに接続された計測回路に前記リアルタイムクロックパルスを供給する、請求項32記載のデータ処理方法。
  34. 前記計測回路は、電力計測用ICであり、前記リアルタイムクロック生成回路で生成されるリアルタイムクロックパルスに基づいて時間を把握する、請求項33記載のデータ処理方法。
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