JP2009138145A - エマルジョン燃料の製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 初期点火が可能であって他の燃料を併用する必要がなく、ガソリンを用いても乳化が容易なエマルジョン燃料の製造装置を提供する。
【解決手段】 アルカリ水溶液と金属とを反応させて水素を発生させる水素発生部4と、水と石油系液体燃料と水素発生部4からの水素とを混合攪拌しながら乳化してエマルジョン燃料とする攪拌部5と、攪拌部5で乳化及び混合されたエマルジョン燃料を燃焼装置10に直接に供給する供給部6とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ボイラー等の燃料として用いられるエマルジョン燃料の製造装置及び製造方法に関する。
エマルジョン燃料は、W/O(油中水)型エマルジョンとなっている。このエマルジョン燃料はエンジン等の燃焼装置内における高温雰囲気中で水粒子が微小爆発することにより水分子を囲んでいる燃料粒子(油粒子)がさらに細分化されて燃料油と空気とが良好な混合状態となり、これらの接触面積が増大するため、燃料油が完全燃焼し、排ガス中の煤や煤塵を低減させることができる作用を有している。すなわち、1気圧の下で気化する水は約1700倍の体積に膨張するものであり、W/O型エマルジョン燃料に含まれる水粒子が瞬間的に沸騰し、気化して膨張することにより、周囲の油粒子を粉砕して吹き飛ばす微小爆発が起こり、この微小爆発によって燃料油の完全燃焼を行うものである。
エマルジョン燃料においては、空気比を低減させて燃焼できるため、低減した分だけの排ガスの持ち逃げ熱ロスがなくなる。又、燃焼用空気量が少なくなるため、燃焼ガスの燃焼器内での滞留時間が長くなり、熱交換が効率良く行われ熱損失を低減させることができる。さらには、エマルジョン燃料では、燃焼ガスが完全燃焼するため、NOxやSOxの発生量を抑制することができる。
以上のエマルジョン燃料は相溶性のない水及び油を用いるところから、界面活性剤を用いることにより界面張力を低下させて乳化している。特許文献1には、沸点が130〜425℃の石油系液体燃料(すなわち軽油又は重油)70〜95重量%と、エタノール2〜25重量%と、水0.002〜0.8重量%に対し、アミン界面活性剤、エーテル界面活性剤等の界面活性剤5〜100重量%を混合して乳化することが記載されている。特許文献2には、ディーゼル油70重量%に対して25重量%以下の水を混合し、50重量%以下の界面活性剤を用いて乳化することが記載されている。特許文献3には、石油系液体燃料として重油、軽油を用い、この燃料に界面活性剤を用いて水道水を乳化する際に超音波振動を加えることが記載されている。
特表2004−515641公報
特表2005−504875公報
特開2001−13964公報
しかしながら、エマルジョン燃料は燃焼装置内での初期点火ができないため、その使用に際しては、当初に重油、軽油を燃焼させてエンジン、ボイラー等を駆動し、駆動が安定した段階でエマルジョン燃料に切り替える必要がある。このため、エマルジョン燃料に加えてガソリンや軽油、重油などの他の燃料を備える必要があり、装置全体が複雑且つ大型化している。又、エマルジョン燃料と他の燃料との切り替えのための制御が必要のため、面倒となる問題がある。
さらに、重油、軽油に対する乳化は可能であるが、ガソリンに対しての乳化が困難であり、このためエマルジョン燃料としては、ディーゼルエンジン、ボイラー等へ適用されるだけであり、自動車に搭載されているガソリンエンジンへ適用することはできず、適用範囲が狭いものとなっている。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたものであり、初期点火が可能であって他の燃料を併用する必要がなく、しかもガソリンを用いても乳化が容易なエマルジョン燃料の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明のエマルジョン燃料の製造装置は、アルカリ水溶液と金属とを反応させて水素を発生させる水素発生部と、水と石油系液体燃料と前記水素発生部からの水素とを混合攪拌しながら乳化してエマルジョン燃料とする攪拌部と、前記攪拌部で乳化及び混合されたエマルジョン燃料を燃焼装置に直接に供給する供給部とを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明のエマルジョン燃料の製造装置は、アルカリ水溶液と金属とを反応させて水素を発生させる水素発生部と、水と安定剤と石油系液体燃料と前記水素発生部からの水素とを混合攪拌しながら乳化してエマルジョン燃料とする攪拌部と、前記攪拌部で乳化及び混合されたエマルジョン燃料を貯蔵する貯蔵部とを備えている特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のエマルジョン燃料の製造装置であって、前記水素発生部は、前記アルカリ水溶液の液タンクと、前記金属の小片が内部に設けられた反応タンクと、前記アルカリ水溶液を反応タンクから液タンクに戻すための循環用タンクと、前記液タンク内のアルカリ水溶液を反応タンクに滴下する滴下ポンプとを備えていることを特徴とする。
請求項4記載の発明のエマルジョン燃料の製造方法は、アルカリ水溶液と金属とを反応させて水素を発生させ、この水素と水と石油系液体燃料と混合攪拌しながら乳化させてエマルジョン燃料を作製し、前記エマルジョン燃料を燃焼装置に直接に供給するための供給部に供給することを特徴とする。
請求項5記載の発明のエマルジョン燃料の製造方法は、アルカリ水溶液と金属とを反応させて水素を発生させ、この水素と水と安定剤と石油系液体燃料と混合攪拌しながら乳化させてエマルジョン燃料を作製することを特徴とする。
本発明は、水と石油系液体燃料と水素発生部からの水素とを混合攪拌してエマルジョン燃料を製造する。製造されたエマルジョン燃料は、着火性が良好であるため、初期点火が容易であり、当初から燃焼に用いることができ、他の燃料を併用する必要がない。しかもガソリンに適用しても乳化が可能である。
図1は本発明の一実施形態のエマルジョン燃料の製造装置を示し、図2及び図3は攪拌部を示している。
エマルジョン燃料の製造装置1は、水タンク2と、燃料タンク3と、水素発生部4と、攪拌部5と、供給部6と、コントローラ7とを備えており、供給部6が車載のガソリンエンジンやジーゼルエンジン或いはボイラー等の燃焼装置10に接続されている。車両に適用する場合、製造装置1はエンジンとの接続状態でエンジンと共に車両に搭載される。これにより、車両走行の際における連続的な燃料供給が可能となる。ボイラーに適用する場合、製造装置1はボイラーに接続されて燃料を連続的に供給する。
製造装置1においては、水及び石油系液体燃料を強力に混合・乳化することによりエマルジョン燃料が製造される。エマルジョン燃料の製造の際には、水素ガスがエマルジョン燃料に混合される。水タンク2はエマルジョン燃料の原料の1つである水を貯留するタンクである。水としては、水道水、蒸留水その他の入手が可能なものを選択することができる。
燃料タンク3は石油系液体燃料を貯留するタンクである。石油系液体燃料としては、重油、軽油、ガソリンをそれぞれ単独で使用する。本発明では、重油、軽油だけでなく、ガソリンをエマルジョン燃料の原料として用いるものである。水及び石油系液体燃料の混合物(水素を除く)を100重量部とした場合、石油系液体燃料としては、20〜70重量%の配合割合で用いられる。又、石油系液体燃料としてガソリンを用いる場合には、30〜60重量%の配合割合が良好である。
水素発生部4は水素ガスを発生させる部位である。水素発生部4は液タンク11と、反応タンク12と、循環ポンプ13と、滴下ポンプ14とを備えている。液タンク11はアルカリ水溶液17を貯留するタンクである。アルカリ水溶液17としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属の水溶液、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属の水溶液、又はこれらの混合液を用いることができる。これらのアルカリ水溶液17を反応タンク12内の金属の小片(金属片)15と接触させることにより水素ガスが発生する。
金属片15は反応タンク12内に充填される。金属片15としては、アルミニウム、スズ、鉛などの両性金属又は酸化アルミニウム(AL2O3)等の両性酸化物を用いる。これらの金属片15がアルカリ水溶液17と接触することにより水素ガスが発生する。式1はアルカリ水溶液17として水酸化ナトリウムを用い、金属片15としてアルミニウムを用いた場合の反応式である。式1の反応式における標準自由エネルギーは−437.8Kj/molであり、反応が速やかに進行する。
Al+NaOH+3H2O→(Al(OH)4)+3/2H2……式1
金属片15として、アルミニウムを選択する場合、アルミニウム缶やアルミニウム製サッシ等のアルミニウム廃材を用いることができる。このようなアルミニウム廃材を用いることにより、原料が安価であるため、エマルジョン燃料の製造価格を安価とすることが可能となる。
反応タンク12の出口は攪拌部5に連結されており、内部で発生した水素ガスを攪拌部5に供給する。反応タンク12の下流側には、予備タンク18が接続され、予備タンク18に循環ポンプ13が接続されている。従って、反応タンク12での反応の後のアルカリ水溶液17を液タンク11に戻して再使用することができる。
滴下ポンプ14は液タンク11と反応タンク12との間に配置されてこれらを接続する。滴下ポンプ14は液タンク11内のアルカリ水溶液を反応タンク12内に滴下する。このことによりアルカリ水溶液が金属片15と接触して上述した反応が進行する。滴下ポンプ14はアルカリ水溶液の滴下及びその停止を行うようにコントローラ7によって制御されている。
このように水素ガスを発生する水素発生部4を備えた構造では、水素ガスのガスタンクが不要となり、大きなガスタンクを用いる必要がない。このため、装置全体が大型化することがなく、車載構造としても簡単に取り扱うことができる。
攪拌部5は水タンク2内の水と、燃料タンク3内の石油系液体燃料とを混合攪拌することにより乳化する。この乳化と同時に、水素発生部4からの水素ガスを乳化物に混合する。攪拌部5としては、超微粒子化装置としてのナノマイザー(商品名)や高圧攪拌装置、その他の装置を用いることができる。
図2及び図3は、この実施形態で用いる攪拌部5を示す。攪拌部5は筒状通路21と、筒状通路21内に配置した一対のディスク22,23とを備えている。筒状通路21は水、石油系液体燃料及び水素ガスを導入する入口21aと、乳化された燃料の出口21bとが両側に形成されている。これらの間には、断面積が大きくなっている攪拌室21cが形成されている。一対のディスク22,23は、攪拌室21a内に挿入されて固定される。ディスク22,23はステンレス、超硬合金等の耐摩耗性金属により形成されるものである。
図3は一方のディスク22を示し、厚さ方向に貫通する2つの貫通孔22a,22bと、貫通孔22a,22bを直線的に連結する連結溝22cとを備えている。連結溝22cはディスク22を貫通することのない深さとなっている。すなわち、連結溝22cはディスク22の一面側で凹むだけであり、ディスク22の他面側には連結溝22cが形成されることがない。他方のディスク23は、ディスク22と面対称となるように形成されている。すなわち、他方のディスク23は厚さ方向に貫通する2つの貫通孔23a,23bと、貫通孔23a、23bを直線的に連結する連結溝23cとを備えている(図2参照)。ディスク22及び23は、連結溝22c及び23cが対面し、且つ中心が一致するように組み付けられる。このとき、貫通孔22a,22b及び23a,23bが重ならない関係となるように組み付けられる。このため、連結溝22c,23cが中心点で交差するようにディスク22,23が組み付けられる。図2においては、連結溝22c、23cが直交するようにディスク22,23が組み付けられている。
図2に示す攪拌部5において、水及び石油系液体燃料は矢印で示すように入口21aから導入される。水及び石油系液体燃料は、所定の高圧となるように加圧されて導入される。これらの圧力は、例えば、2〜2000kg/cm2の範囲内で適宜選択される。高圧で攪拌室21cに導入された水及び石油系液体燃料は液流となってディスク22の貫通孔22a,22bからディスク23側に流出する。流出した液流はディスク22の連結溝22cに沿って流れてディスク22の中心部分で衝突する。衝突した液流は、その後、ディスク23の連結溝23cの中心部で衝突し、連結溝23cの両端に向かって流れ、連結溝23cの両端の貫通孔23a,23bからディスク23の外側に流出し、出口21bから排出される。排出されたエマルジョン燃料を入口21aから再度、攪拌部5に導入して上述した混合、乳化を繰り返してしても良く、これによりさらに良好な乳化が可能となる。
以上の攪拌部5は水及び石油系液体燃料を高圧下で分岐、合流、衝突を複数回行わせることにより圧力の急激変化や流速の増大衝突させるものであり、これらの物理現象によって水及び石油系液体燃料は微粒子化されて乳化されエマルジョン燃料となる。このような物理現象による乳化では、界面活性剤が不要となり、界面活性剤の燃焼残部の付着や燃焼効率の低下がなくなる。従って、エマルジョン燃料の完全燃焼が可能となり、エネルギーを効率良く得ることができる。
又、水及び石油系液体燃料が強力な物理現象によって微粒子化されて乳化されているため、非常に安定したエマルジョン燃料となっている。従って、半年〜3年等の長期保存においても、分離することがなく、そのまま燃料として使用することができる。又、ガソリンに対しても安定した乳化が可能なため、重油、軽油だけでなくガソリンも乳化することができる。従って、自動車のガソリンエンジンに対しても適用することができる。
図1において水タンク2と攪拌部5との間には、ポンプ31が設けられることにより、上述した水への加圧が行われる。又、燃料タンク3にはインジェクション32が設けられることにより、上述した石油系液体燃料への加圧が行われる。
攪拌部5に対しては、水素発生部4からの水素ガスが水及び石油系液体燃料と共に入口21aから導入されてディスク22,23を通過する。この通過の際に、水素ガスはエマルジョン燃料と衝突や合流を繰り返すことによりエマルジョン燃料と混合される。水素ガスがエマルジョン燃料に混合されることにより、燃焼装置10では高温の燃焼熱を発生することができ、燃焼効率が向上するため、少ない石油系液体燃料にかかわらず車両の走行やボイラーの加熱を確実に行うことができる。又、着火力が大きくなるため、初期点火の際からエマルジョン燃料を用いることができ、燃料の切り替えが不要となる。
攪拌部5としては、別の構造を用いることができる。例えば、筒ブロックやディスクに多数の小孔を形成し、小孔を繰り返して通過させることにより、粒子を微細化すると共に乳化する構造としても良い。
燃焼装置10としては、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ボイラー等を用いることができる。攪拌部5からのエマルジョン燃料及び水素ガスの混合物は、供給部6から燃焼装置10に供給されて燃焼処理される。すなわち、この実施形態では、攪拌部5からのエマルジョン燃料及び水素ガスの混合物は、保存されることなく、直接に燃焼装置10に供給されるものであり、エマルジョン燃料が経時的に分離することがない。このため、自動車エンジンに良好に適用することができる。
コントローラ7は燃焼装置10と接続されており、燃焼装置10からの信号が入力されることにより水タンクのポンプ31及び水素発生部4の滴下ポンプ14を制御する。例えば、エマルジョン燃料に対する水の配合比を調整するときにはポンプ31を制御し、水素ガスの混合比を調整するときには滴下ポンプ14を制御してアルカリ水溶液17の滴下量を増減する。
このようなエマルジョン燃料の製造装置1では、攪拌部5で強力な混合及び乳化が行われて安定したエマルジョン燃料が製造され、且つエマルジョン燃料に水素ガスが混合されるため、初期点火が可能となる。従って、当初からエマルジョン燃料を継続使用することができる。これにより、ガソリンや軽油によって初期点火を行った後、エマルジョン燃料に切り替える必要がなく、燃料燃焼の制御が容易となる。又、ガソリンに対しての乳化も可能であるため、ガソリンエンジンへの適用ができ、広範な適用範囲とすることができる。さらに、自動車のエンジンやボイラーに簡単に接続できるため、これらの燃焼装置への適用が容易となる。
図4は本発明の別の実施形態であり、上述した実施形態と同じ部材には同じ符号を付して重複する説明を省略する。この実施形態では、安定剤タンク41が攪拌部5に接続されている。すなわち、安定剤タンク41は水タンク2及び燃料タンク3と共に安定剤を攪拌部5に供給するものである。
安定剤タンク41に充填される安定剤としては、界面活性剤以外の物質が用いられる。例えば、ヒマシ油、パーム油等の油脂、リン酸、クエン酸等の酸性物、グリセリン等の燃調物質、その他の物質を単独で又は混合して用いることができる。これらの安定剤は、エマルジョン燃料の燃焼熱によって完全に酸化したり、分解する物質が選択される。
安定剤タンク41には、コントローラ7によって制御されるポンプ42が接続されており、ポンプ42によって加圧された状態で攪拌部5に供給される。攪拌部5では、同様に加圧された水及び石油系液体燃料が供給されており、その強力な混合及び乳化によって安定したエマルジョン燃料を製造することができる。特に、安定剤によって乳化状態が安定しているため、この実施形態のエマルジョン燃料は貯蔵タンク43に貯蔵することができる。貯蔵に際しても、乳化状態が安定しているため、分離することがなく長期保存が可能となる。
この実施形態におけるコントローラ7は、水素発生部4のアルカリ水溶液の滴下ポンプ14に接続されており、エマルジョン燃料の製造の際に水素ガスを混合する必要がない場合には、滴下ポンプ14が停止するように制御する。従って、エマルジョン燃料の保存の際には、水素ガスの混合の有無を適宜選択することができる。
1 製造装置
2 水タンク
3 燃料タンク
4 水素発生部
5 撹拌部
6 供給部
7 コントローラ
12 反応タンク
14 滴下ポンプ
15 金属片
2 水タンク
3 燃料タンク
4 水素発生部
5 撹拌部
6 供給部
7 コントローラ
12 反応タンク
14 滴下ポンプ
15 金属片
Claims (5)
- アルカリ水溶液と金属とを反応させて水素を発生させる水素発生部と、水と石油系液体燃料と前記水素発生部からの水素とを混合攪拌しながら乳化してエマルジョン燃料とする攪拌部と、前記攪拌部で乳化及び混合されたエマルジョン燃料を燃焼装置に直接に供給する供給部とを備えていることを特徴とするエマルジョン燃料の製造装置。
- アルカリ水溶液と金属とを反応させて水素を発生させる水素発生部と、水と安定剤と石油系液体燃料と前記水素発生部からの水素とを混合攪拌しながら乳化してエマルジョン燃料とする攪拌部と、前記攪拌部で乳化及び混合されたエマルジョン燃料を貯蔵する貯蔵部とを備えている特徴とするエマルジョン燃料の製造装置。
- 前記水素発生部は、前記アルカリ水溶液の液タンクと、前記金属の小片が内部に設けられた反応タンクと、前記アルカリ水溶液を反応タンクから液タンクに戻すための循環用タンクと、前記液タンク内のアルカリ水溶液を反応タンクに滴下する滴下ポンプとを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のエマルジョン燃料の製造装置。
- アルカリ水溶液と金属とを反応させて水素を発生させ、この水素と水と石油系液体燃料と混合攪拌しながら乳化させてエマルジョン燃料を作製し、前記エマルジョン燃料を燃焼装置に直接に供給するための供給部に供給することを特徴とするエマルジョン燃料の製造方法。
- アルカリ水溶液と金属とを反応させて水素を発生させ、この水素と水と安定剤と石油系液体燃料と混合攪拌しながら乳化させてエマルジョン燃料を作製することを特徴とするエマルジョン燃料の製造方法。
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JP2007317593A JP2009138145A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | エマルジョン燃料の製造装置及び製造方法 |
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