JP2009134470A - 故障原因推測方法、故障原因推測プログラム、及び故障原因推測装置 - Google Patents

故障原因推測方法、故障原因推測プログラム、及び故障原因推測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】入力情報に欠損部分がある場合であっても適切に故障原因を推測することを目的とする。
【解決手段】コンピュータが実行する故障原因推測方法であって、故障が発生した対象の状態を示す複数のパラメータより構成される状態情報を取得する状態情報取得手順と、前記パラメータごとに当該パラメータの異常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの異常値によって補間する異常値補間手順と、既知の複数の事例における故障原因に対応付けられて記憶装置に記録されている状態情報と、補間された状態情報との類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測する故障原因推測手順と、推測された故障原因を示す情報を出力する出力手順とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、故障原因推測方法、故障原因推測プログラム、及び故障原因推測装置に関し、特に故障の発生原因を推測する故障原因推測方法、故障原因推測プログラム、及び故障原因推測装置に関する。
従来、車両の故障診断方法として、故障事象と原因及び対応策とが対応付けられた事例DBを利用して、発生した故障事象Aに類似した既知の故障事象Bを検索し、故障事象Bに関するデータに基づいて故障事象Aの原因を推測する技術がある(例えば、特許文献1)。また、診断するための入力データである故障事象に関する観測値に欠損値があった場合に、欠損値を仮に生成して診断を行う技術がある(例えば、特許文献2)。
特開平10−275086号公報 特開2003−288231号公報
しかしながら、欠損値が故障事象を表す異常値であった場合、上記技術のように人手によりデータを仮に生成することは難しく、また、そのように生成された仮データによる診断結果は信頼性が高くない場合もある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、入力情報に欠損部分がある場合であっても適切に故障原因を推測することのできる故障原因推測方法、故障原因推測プログラム、及び故障原因推測装置の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、コンピュータが実行する故障原因推測方法であって、故障が発生した対象の状態を示す複数のパラメータより構成される状態情報を取得する状態情報取得手順と、前記パラメータごとに当該パラメータの異常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの異常値によって補間する異常値補間手順と、既知の複数の事例における故障原因に対応付けられて記憶装置に記録されている状態情報と、補間された状態情報との類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測する故障原因推測手順と、推測された故障原因を示す情報を出力する出力手順とを有することを特徴とする。
このような原因推測方法では、入力情報に欠損部分がある場合であっても適切に故障原因を推測することができる。
本発明によれば、入力情報に欠損部分がある場合であっても適切に故障原因を推測することのできる故障原因推測方法、故障原因推測プログラム、及び故障原因推測装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における診断装置のハードウェア構成例を示す図である。図1の診断装置10は原因推測装置の一例であり、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、CPU104と、インタフェース装置105と、表示装置106と、入力装置107とを有するように構成される。
診断装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って診断装置10に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107はキーボード及びマウス等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
なお、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。
図2は、本発明の実施の形態における診断装置のソフトウェア構成例を示す図である。本実施の形態では、車(自動車)の故障の発生原因の推測結果に対する評価について説明する。すなわち、本実施の形態において、故障が発生した対象(観察対象)は車に相当する。
図2において、診断装置10は、症状データ取得部11、欠損値検出部12、複数の補間部13(A補間部13a及びB補間部13b等)、推測部14、推測結果比較部15、出力部16、正常値DB17、異常値DB18、及び既知事例DB19等より構成される。症状データ取得部11、欠損値検出部12、複数の補間部13、推測部14、推測結果比較部15、及び出力部16は、診断装置10にインストールされたプログラムがCPU104に実行させる処理によって実現される。また、正常値DB17、異常値DB18、及び既知事例DB19は、補助記憶装置102に記録される。
症状データ取得部11は、故障が発生した車(故障車)の状態情報としての症状データ50を取得する。症状データ50は、故障が発生したときの車の症状(状態)を示すパラメータの集合であり、例えば、当該車における各種センサによって検知された値や、当該車に対する検査によって採取された値によって構成される。症状データ取得部11は、例えば、故障車のOBD2(On Board Diagnostics Phase 2)のコネクタに接続された専用端末より症状データ50を取得する。但し、症状データ50は、入力装置107を介してユーザによって入力されてもよい。
欠損値検出部12は、症状データ50においてその値が欠損しているパラメータ(以下「欠損値」という。)を検出する。欠損値は、例えば、症状データ50を取得する際の通信障害や、機器の故障等により発生する。
補間部13は、欠損値検出部12によって検出された欠損値を補間(又は補完)する。複数の補間部13は、それぞれ異なる方式によって欠損値を補間する。例えば、A補間部13aは、正常値DB17を参照して、欠損値をその正常値によって補間する。正常値DB17には、症状データ50を構成する各パラメータについてその正常値を識別可能な情報(正常値そのもの又は正常値の範囲等)が登録されている。B補間部13bは、異常値DB18を参照して、欠損値をその異常値によって補間する。異常値DB18には、症状データ50を構成する各パラメータについてその異常値を識別可能な情報(異常値そのもの又は異常値の範囲等)が登録されている。なお、図中では、二つの補間部13しか示されていないが、他の公知の方法によって欠損値を補完する補間部13が存在してもよい。
推測部14は、補間部13によって欠損値が補間された症状データ50(以下、「補間症状データ」という。)と既知事例DB19とに基づいて故障車の故障の原因を推測する。補間部13は、それぞれ異なる方法によって欠損値を補間するため、補間部13ごとに補間値は異なりうる。したがって、推測部14は、補間部13ごとに出力される補間症状データに基づいて、故障の原因を推測する。よって、推測部14は、補間部13より出力される補間症状データの数だけ推測結果を出力する。なお、推測部14は、各推測結果を相対的に評価するための指標として既知事例との類似度を推測結果ごとに出力する。
既知事例DB19には、既知の(例えば、過去の)事例における車の故障原因と、当該故障が発生したときの車の症状を示すパラメータの値(すなわち、症状データ50に相当する情報)との対応付けが管理されている。
推測結果比較部15は、類似度に基づいて各推測結果を比較する。出力部16は、推測結果比較部15による比較結果を人間が視認できる状態にする。例えば、出力部16は、当該比較結果を表示装置106に表示させる。
以下、図1の診断装置10の処理手順について説明する。図3は、診断装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、症状データ取得部11は、故障車の現在の症状を示す症状データ50を取得する(S101)。
図4は、症状データの例を示す図である。図4において症状データ50は、エンジン回転数及びエンジン負荷の二つのパラメータによって構成されている。図4の例では、エンジン回転数の値は、「1000」であり、エンジン負荷は空欄となっている。これは、エンジン負荷の値が正常に採取されなかったことを示す。なお、実際には、数十種類又は百種類以上のパラメータの値が取得されるが、本実施の形態においては、説明の便宜上、当該二つのパラメータによって、すなわち2次元空間において故障車の症状が示されることとする。
続いて、欠損値検出部12は、症状データ50を構成する全てのパラメータに値が登録されているか否かを確認することにより、値が登録されていないパラメータ(欠損値)を検出する(S102)。ここでは、エンジン負荷が欠損値として検出される。
続いて、各補間部13は、症状データ50の欠損値をそれぞれの補間方法によって補間する(S102)。例えば、A補間部13aは、正常値DB17に基づいてエンジン負荷の値を補間する。
図5は、正常値DBの構成例を示す図である。同図に示されるように、正常値DB17には、症状データ50を構成するパラメータごとにその正常値の範囲が登録されている。同図では、エンジン回転数の正常値は、600以上5600以下であるとされており、エンジン負荷の正常値は0以上300以下であるとされている。A補間部13aは、斯かる正常値DB17に基づいて、欠損値の正常値を判別し、当該正常値によって欠損値を補間する。ここでは、エンジン負荷が欠損値であるため、エンジン負荷の値は0〜300の間のいずれかの値によって補間される。なお、補間値は一つのみでもよいが、サンプル数を多くすることにより推測結果の精度を向上させてもよい。ここでは、二つの正常値によって症状データ50を補間することとする。例えば、正常値の最大値である300と最小値である0とによって補間したとすると、A補間部13aより出力される補間症状データは、「エンジン回転数=1000、エンジン負荷=300」と、「エンジン回転数=1000、エンジン負荷=0」との二つになる。以下、前者を「補間症状データA1」といい、後者を「補間症状データA2」という。
一方、B補間部13bは、異常値DB18に基づいてエンジン負荷の値を補間する。図6は、異常値DBの構成例を示す図である。同図に示されるように、異常値DB18には、症状データ50を構成するパラメータごとにその異常値の範囲が登録されている。同図では、エンジン回転数の異常値は、0以上300以下であるとされており、エンジン負荷の異常値は−100以下又は400以上であるとされている。B補間部13bは、斯かる異常値DB18に基づいて、欠損値の異常値を判別し、当該異常値によって欠損値を補間する。ここでは、エンジン負荷が欠損値であるため、エンジン負荷の値は−100以下又は400以上のいずれかの値によって補間される。なお、補間値は一つのみでもよいが、サンプル数を多くすることにより推測結果の精度を向上させてもよい。ここでは、二つの異常値によって症状データ50を補間することとする。例えば、異常値の一方の閾値である400と、他方の閾値であるである−100とによって補間したとすると、B補間部13bより出力される補間症状データは、「エンジン回転数=1000、エンジン負荷=400」と、「エンジン回転数=1000、エンジン負荷=−100」との二つになる。以下、前者を「補間症状データB1」といい、後者を「補間症状データB2」という。
なお、正常値によって補間する場合又は異常値によって補間する場合のいずれの場合について、サンプル数はいくつであってもよい。また、補完値は、正常値又は異常値の閾値でなくてもよく、正常値又は異常値の範囲に含まれる値であればよい。更に、正常値と異常値とが完全に裏返しの関係にある場合、すなわち、正常値以外は異常値である場合は、正常値DB17又は異常値DB18のいずれか一方のみに基づいて、正常値及び異常値を判断すればよい。
なお、A補間部13a及びB補間部13b以外に、他の補間方法による補間部13が存在する場合、これらの補間部13からも補間症状データが出力される。
続いて、推測部13は、各補間部13より出力されたそれぞれの補間症状データに基づいて、既知事例DB19に登録されている既知事例における各症状との類似度を算出することにより故障原因を推測する。(S104)。
図7は、既知事例DBの構成例を示す図である。図7に示されるように、既知事例DB19には、既知の事例ごとに、その症状を示すパラメータ(本実施の形態では、エンジン回転数及びエンジン負荷)の値と故障原因との対応付けが管理されている。例えば、一行目のレコードでは、エンジン回転数の値が「632」で、エンジン負荷の値が「43.5」であった故障の原因は、IGT1断線であったことが示されている。
斯かる既知事例DB19を用いて、推測部13は、ステップS104において以下のような処理を実行する。図8は、推測部による故障原因の推測処理を説明するためのフローチャートである。
まず、補間部13より出力される補間症状データのうちの一つを処理対象とする(S1041)。続いて、処理対象とされた補間症状データについて、既知事例DB19の各レコードの症状との類似度を算出する(S1042)。類似度の具体例としては、例えば、既知の事例における症状と故障車の症状(症状データ50によって示される症状)との距離(ユークリッド距離)が挙げられる。一つの既知事例における症状と故障車の症状とのユークリッド距離は、以下の式で算出される。
Figure 2009134470
ここで、dは、ユークリッド距離である。aは、故障車の症状におけるi番目の変数の値である。bは、過去の事例における症状のi番目の変数の値である。nは、変数の数(次元数)である。本実施の形態では、nは2である。また、aは故障車のエンジン回転数の値であり、aは故障車のエンジン負荷の値である。また、bは、一つの既知事例のエンジン回転数の値であり、bは一つの既知事例のエンジン負荷の値である。
図9は、一つの補間症状データと既知事例の症状とのユークリッド距離の算出結果を示す図である。同図には、A補間部13aより出力された補間症状データA1(「エンジン回転数=1000、エンジン負荷=300」)についてのユークリッド距離の算出結果が一番右の列に示されている。
続いて、算出された類似度(ユークリッド距離)が最小である既知事例における故障原因と当該類似度とを推測結果として出力する(S1043)。図9の例では、ユークリッド距離の最小値は「357」であり、当該事例における故障原因は「IGT1断線」である。したがって、故障原因として「IGT1断線」が、類似度として「357」が推測結果として出力される。
以上、ステップS1041〜S1043までの処理が、各補間症状データに対して行われると(S1044でYes)、推測部14による処理が終了する。その結果、例えば、上述した、A補間部13aによる二つの補間症状データと、B補間部による二つの補間症状データとについては以下のような推測結果が出力される。
図10は、各補間症状データに基づく推測結果の例を示す図である。同図において、推測結果(A)は、A補間部13aによる補間症状データA1及び補間症状データA2に基づく二つの推測結果を示す。補間症状データA1に基づけば、故障原因は「IGT1断線」であり、類似度は「357」である。補間症状データA2に基づけば、故障原因は「NE瞬断」であり、類似度は「49」である。
一方、推測結果(B)は、B補間部13bによる補間症状データB1及び補間症状データB2に基づく二つの推測結果を示す。補間症状データB1に基づけば、故障原因は「NE瞬断」であり、類似度は「352」である。補間症状データB2に基づけば、故障原因は「IGT1断線」であり、類似度は「138」である。
続いて、推測結果比較部15は、推測部14より出力される推測結果をその類似度に基づいてソートし、故障原因の推測結果の順位付けを行う(S105)。具体的には、類似度が小さいもの程(既知事例に近似しているもの程)、信頼度の高い推測結果として扱う。例えば、図10の例において、最も小さい類似度は「49」であり、その故障原因はNE瞬断である。したがって、NE瞬断が最も可能性の高い故障原因であるとされる。また、故障原因がNE瞬断以外であって、次に類似度の小さい推測結果における故障原因はIGT1断線である。したがって、IGT1断線は2番目に可能性の高い故障原因であるとされる。なお、更に異なる故障原因がある場合は、同様に類似度に基づいて順序付けを行う。
続いて、出力部16は、推測結果の比較結果(順序付けされた故障原因)を例えば表示装置106に表示させる。ここで、故障原因ごとに最小の類似度を表示させるようにしてもよい。診断者は、故障原因の表示順や、最小の類似度等に基づいて故障原因の推測結果を評価し、例えば、優先的に対処すべき故障原因を判断することができる。
なお、上記では、複数の補間部13によって欠損値を補間する例について説明したが、異常値によって補間するB補間部13bによって補間した結果に基づいて故障原因を推測するようにしてもよい。この場合、補間結果は一つであってもよい。したがって、推測結果としては一つのみが出力される。
上述したにように、本発明の実施の形態における診断装置10によれば、症状データ50に欠損値がある場合であっても適切に故障原因を推測することができる。特に、欠損値を異常値によって補間することにより、本来は観測されるはずの異常値(=故障状態を端的に表しているデータ)が欠損していても、確からしい故障原因を推定することが可能になる。
また、正常値による補間値をも併せて用いることにより、欠損値が正常値であって場合をも考慮した推測結果を得ることができる。
なお、ユークリッド距離以外に、故障車の症状(a)と、既知事例(b)との内積やコサイン相関値等を類似度として用いても良い。内積は、次の式によって算出すればよい。
Figure 2009134470
また、コサイン相関値は、次の式によって算出すればよい。
Figure 2009134470
各変数の意味は、ユークリッド距離の式において説明した通りである。
また、本発明は車以外の他の装置の故障に対しても有効に適用され得る。また、故障以外の事象に対する発生原因の推測についても有効に適用され得る。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
コンピュータが実行する故障原因推測方法であって、
故障が発生した対象の状態を示す複数のパラメータより構成される状態情報を取得する状態情報取得手順と、
前記パラメータごとに当該パラメータの異常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの異常値によって補間する異常値補間手順と、
既知の複数の事例における故障原因に対応付けられて記憶装置に記録されている状態情報と、補間された状態情報との類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測する故障原因推測手順と、
推測された故障原因を示す情報を出力する出力手順とを有することを特徴とする故障原因推測方法。
(付記2)
前記異常値補間手順は、欠損しているパラメータを異なる異常値によって補間し、
前記故障原因推測手順は、異なる異常値によって補間されたそれぞれの状態情報について前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする付記1記載の故障原因推測方法。
(付記3)
前記パラメータごとに当該パラメータの正常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの正常値によって補間する正常値補間手順を有し、
前記故障原因推測手順は、前記異常値補間手順において補間された状態情報と前記正常値補間手順において補間された状態情報とのそれぞれについて、前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする付記1又は2記載の故障原因推測方法。
(付記4)
前記正常値補間手順は、欠損しているパラメータを異なる正常値によって補間し、
前記故障原因推測手順は、異なる正常値によって補間されたそれぞれの状態情報について前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする付記3記載の故障原因推測方法。
(付記5)
前記故障原因推測手順は、前記類似度としてユークリッド距離を算出することを特徴とする付記1乃至4いずれか一項記載の故障原因推測方法。
(付記6)
コンピュータに、
故障が発生した対象の状態を示す複数のパラメータより構成される状態情報を取得する状態情報取得手順と、
前記パラメータごとに当該パラメータの異常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの異常値によって補間する異常値補間手順と、
既知の複数の事例における故障原因に対応付けられて記憶装置に記録されている状態情報と、補間された状態情報との類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測する故障原因推測手順と、
推測された故障原因を示す情報を出力する出力手順と実行させるための故障原因推測プログラム。
(付記7)
前記異常値補間手順は、欠損しているパラメータを異なる異常値によって補間し、
前記故障原因推測手順は、異なる異常値によって補間されたそれぞれの状態情報について前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする付記6記載の故障原因推測プログラム。
(付記8)
前記パラメータごとに当該パラメータの正常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの正常値によって補間する正常値補間手順を有し、
前記故障原因推測手順は、前記異常値補間手順において補間された状態情報と前記正常値補間手順において補間された状態情報とのそれぞれについて、前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする付記6又は7記載の故障原因推測プログラム。
(付記9)
前記正常値補間手順は、欠損しているパラメータを異なる正常値によって補間し、
前記故障原因推測手順は、異なる正常値によって補間されたそれぞれの状態情報について前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする付記8記載の故障原因推測プログラム。
(付記10)
前記故障原因推測手順は、前記類似度としてユークリッド距離を算出することを特徴とする付記6乃至9いずれか一項記載の故障原因推測プログラム。
(付記11)
故障が発生した対象の状態を示す複数のパラメータより構成される状態情報を取得する状態情報取得手段と、
前記パラメータごとに当該パラメータの異常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの異常値によって補間する異常値補間手段と、
既知の複数の事例における故障原因に対応付けられて記憶装置に記録されている状態情報と、補間された状態情報との類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測する故障原因推測手段と、
推測された故障原因を示す情報を出力する出力手段とを有することを特徴とする故障原因推測装置。
(付記12)
前記異常値補間手段は、欠損しているパラメータを異なる異常値によって補間し、
前記故障原因推測手段は、異なる異常値によって補間されたそれぞれの状態情報について前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする付記11記載の故障原因推測装置。
(付記13)
前記パラメータごとに当該パラメータの正常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの正常値によって補間する正常値補間手段を有し、
前記故障原因推測手段は、前記異常値補間手段によって補間された状態情報と前記正常値補間手段によって補間された状態情報とのそれぞれについて、前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする付記11又は12記載の故障原因推測装置。
(付記14)
前記正常値補間手段は、欠損しているパラメータを異なる正常値によって補間し、
前記故障原因推測手段は、異なる正常値によって補間されたそれぞれの状態情報について前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする付記13記載の故障原因推測装置。
(付記15)
前記故障原因推測手段は、前記類似度としてユークリッド距離を算出することを特徴とする付記11乃至14いずれか一項記載の故障原因推測装置。
本発明の実施の形態における診断装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における診断装置のソフトウェア構成例を示す図である。 診断装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。 症状データの例を示す図である。 正常値DBの構成例を示す図である。 異常値DBの構成例を示す図である。 既知事例DBの構成例を示す図である。 推測部による故障原因の推測処理を説明するためのフローチャートである。 一つの補間症状データと既知事例の症状とのユークリッド距離の算出結果を示す図である。 各補間症状データに基づく推測結果の例を示す図である。
符号の説明
10 診断装置
11 症状データ取得部
12 欠損値検出部
13 補間部
13a A補間部
13b B補間部
14 推測部
15 推測結果比較部
16 出力部
17 正常値DB
18 異常値DB
19 既知事例DB
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
106 表示装置
107 入力装置
B バス

Claims (6)

  1. コンピュータが実行する故障原因推測方法であって、
    故障が発生した対象の状態を示す複数のパラメータより構成される状態情報を取得する状態情報取得手順と、
    前記パラメータごとに当該パラメータの異常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの異常値によって補間する異常値補間手順と、
    既知の複数の事例における故障原因に対応付けられて記憶装置に記録されている状態情報と、補間された状態情報との類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測する故障原因推測手順と、
    推測された故障原因を示す情報を出力する出力手順とを有することを特徴とする故障原因推測方法。
  2. 前記異常値補間手順は、欠損しているパラメータを異なる異常値によって補間し、
    前記故障原因推測手順は、異なる異常値によって補間されたそれぞれの状態情報について前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする請求項1記載の故障原因推測方法。
  3. 前記パラメータごとに当該パラメータの正常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの正常値によって補間する正常値補間手順を有し、
    前記故障原因推測手順は、前記異常値補間手順において補間された状態情報と前記正常値補間手順において補間された状態情報とのそれぞれについて、前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする請求項1又は2記載の故障原因推測方法。
  4. 前記正常値補間手順は、欠損しているパラメータを異なる正常値によって補間し、
    前記故障原因推測手順は、異なる正常値によって補間されたそれぞれの状態情報について前記類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測することを特徴とする請求項3記載の故障原因推測方法。
  5. コンピュータに、
    故障が発生した対象の状態を示す複数のパラメータより構成される状態情報を取得する状態情報取得手順と、
    前記パラメータごとに当該パラメータの異常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの異常値によって補間する異常値補間手順と、
    既知の複数の事例における故障原因に対応付けられて記憶装置に記録されている状態情報と、補間された状態情報との類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測する故障原因推測手順と、
    推測された故障原因を示す情報を出力する出力手順と実行させるための故障原因推測プログラム。
  6. 故障が発生した対象の状態を示す複数のパラメータより構成される状態情報を取得する状態情報取得手段と、
    前記パラメータごとに当該パラメータの異常値を識別可能なように記憶装置に記録された情報に基づいて、前記状態情報において欠損しているパラメータの値を当該パラメータの異常値によって補間する異常値補間手段と、
    既知の複数の事例における故障原因に対応付けられて記憶装置に記録されている状態情報と、補間された状態情報との類似度を算出し、該類似度に基づいて故障原因を推測する故障原因推測手段と、
    推測された故障原因を示す情報を出力する出力手段とを有することを特徴とする故障原因推測装置。
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