JP2009131013A - Apparatus for manufacturing stator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、固定子製造装置に関するものである。 The present invention relates to a stator manufacturing apparatus.
一般的に、インナーロータ型のモータは、環状のステータ(固定子)の内側に形成された空間にロータ(回転子)が配置され、ロータがステータに対して回転可能に構成されたものである(例えば、特許文献1参照)。
インナーロータ型のステータの場合、ステータの外周部に相当するヨークからロータに向かってコイルが巻回されるティースが形成されている。したがって、隣接するティース間の距離は回転軸(中心軸)に向かって徐々に狭くなり、ティースの先端部においてその距離が一番狭くなる。このような形状で構成されるステータにコイルを巻回するには非常に手間が掛かり、生産効率が悪かった。
そのような問題を解消するために、特許文献2のようなステータが提案されている。特許文献2のステータは、複数の帯状体を積層し複数のスロットを有する直方体状の積層体を製造し、積層体のスロットに固定子巻線群を配置した後、積層体を曲げて円筒状の固定子鉄心を製造するようにしたものである。
In the case of an inner rotor type stator, a tooth around which a coil is wound from a yoke corresponding to the outer peripheral portion of the stator toward the rotor is formed. Therefore, the distance between adjacent teeth gradually decreases toward the rotation axis (center axis), and the distance becomes the smallest at the tip of the teeth. Winding a coil around the stator having such a shape is very laborious and the production efficiency is poor.
In order to solve such a problem, a stator as in
ところで、特許文献2では、積層体に固定子巻線群を挿入した後、成形装置により円筒状に曲げて固定子鉄心を製造する旨が記載されているが、成形装置の構成については記載されていない。特許文献2の積層体は帯状鋼板を積層して形成されているため、円筒状に曲げるのは困難が伴うと考えられる。また、特許文献2の固定子は、積層体を円筒状に曲げた状態で積層体の両端部を溶接により接合しており、製造に手間がかかるという問題がある。
By the way,
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、固定子の生産効率を向上することができる固定子製造装置を提供するものである。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a stator manufacturing apparatus that can improve the production efficiency of the stator.
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、複数の固定子コア片(例えば、実施形態におけるコア片11)を帯状に配列し、隣接する前記固定子コア片の間のスロット部(例えば、実施形態におけるスロット19)に巻線(例えば、実施形態におけるコイル20)を挿入して形成された帯状の固定子コア片を、円筒状に変形させて固定子(例えば、実施形態におけるステータ1)を形成する固定子製造装置(例えば、実施形態におけるステータ製造装置50)であって、前記帯状の固定子コア片を配置する投入ガイド部(例えば、実施形態における投入ガイド部51)と、前記帯状の固定子コア片を外周面(例えば、実施形態における外周面69)に沿って巻き取る回転ドラム(例えば、実施形態における回転ドラム55)と、該回転ドラムと共に回転し、前記固定子コア片を前記投入ガイド部から前記回転ドラムの外周面上に導入する支持部(例えば、実施形態における支持ピン59)と、前記回転ドラムを回転させる駆動手段(例えば、実施形態におけるハンドル65)と、を備えていることを特徴としている。
In order to solve the above-described problem, the invention described in
請求項2に記載した発明は、前記回転ドラムの直径(例えば、実施形態における直径D1)が、固定子の製品内径(例えば、実施形態におけるD2)よりも大きく形成されていることを特徴としている。
The invention described in
請求項3に記載した発明は、前記回転ドラムの直径が拡縮可能に構成されていることを特徴としている。
The invention described in
請求項4に記載した発明は、前記投入ガイド部に、前記固定子コア片を支持すると共に前記支持部に接続される搬送ピン(例えば、実施形態における搬送ピン53)が設けられていることを特徴としている。
According to a fourth aspect of the present invention, the feeding guide portion is provided with a transport pin (for example, the
請求項5に記載した発明は、前記搬送ピンが、前記固定子コア片毎に複数設けられ、相互に連結されていることを特徴としている。
The invention described in
請求項6に記載した発明は、前記回転ドラムの外周面から所定間隔を置いて、前記帯状の固定子コア片を前記回転ドラムの外周面に沿って案内する搬送ガイド部(例えば、実施形態における搬送ガイド部63)が設けられていることを特徴としている。
The invention described in
請求項1に記載した発明によれば、巻線が取り付けられた帯状の固定子コア片を投入ガイド部に配置させ、固定子コア片を支持部に支持した状態で回転ドラムを回転させることで、帯状の固定子コア片を回転ドラムの外周面上に巻き取って円筒状に変形させることができるため、容易に固定子を製造することができる。したがって、固定子の生産効率を向上することができる効果がある。 According to the first aspect of the present invention, the belt-shaped stator core piece to which the winding is attached is disposed in the feeding guide portion, and the rotating drum is rotated while the stator core piece is supported by the support portion. Since the strip-shaped stator core piece can be wound around the outer peripheral surface of the rotating drum and deformed into a cylindrical shape, the stator can be easily manufactured. Therefore, the production efficiency of the stator can be improved.
請求項2に記載した発明によれば、帯状の固定子コア片を回転ドラムに沿って回転させて円筒状にする際に、固定子コア片の両端が接触することなく、回転ドラムに巻き付けることができる。したがって、帯状の固定子コア片を確実に円筒状にすることができる効果がある。
According to the invention described in
請求項3に記載した発明によれば、回転ドラムの直径を固定子の製品内径よりも大きい状態で帯状の固定子コア片を円筒状にし、その後、回転ドラムの直径を製品内径と略同一にした状態で固定子コア片の両端を接続することができる。さらに、回転ドラムの直径を製品内径より小さくして固定子コア片を抜き取ることができる。したがって、容易に円筒状の固定子を製造することができる効果がある。
According to the invention described in
請求項4に記載した発明によれば、搬送ピンにより固定子コア片を支持して回転ドラムの外周面上に導入することができるため、帯状の固定子コア片を確実に円筒状にすることができる効果がある。
According to the invention described in
請求項5に記載した発明によれば、搬送ピンにより全ての固定子コア片を支持して回転ドラムの外周面上に導入することができるため、帯状の固定子コア片をより確実に円筒状にすることができる効果がある。
According to the invention described in
請求項6に記載した発明によれば、回転ドラムの周面と搬送ガイド部との間に固定子コア片を搬送させることができる搬送路が形成される。したがって、帯状の固定子コア片をさらに確実に円筒状にすることができる効果がある。
According to the invention described in
(ステータ)
次に、本発明の実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。
図1はステータの平面図である。なお、図1においては、コイル20はステータコア10面上での断面図で示している。図1に示すように、ステータ1は、環状に構成されたステータコア10と、ステータコア10のティース15に巻回されたコイル20とで構成されている。ステータ1の環状の中心に形成された空間には、図示しないロータが回転可能に配置されている。
(Stator)
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a plan view of the stator. In FIG. 1, the
図2はステータコアの平面図である。図2に示すように、ステータコア10は、複数のコア片11が環状に連結されて構成されている。ステータコア10は、環状の外周を構成するヨーク13と、ヨーク13から環状の中心に指向して突出されたティース15と、ティース15の先端を構成する先端部17とを備えている。また、隣接するティース15同士の間には、空間部(以下、スロット19という。)が形成されている。そして、ティース15に巻き回したコイル20をスロット19に配置することで、上記のようにステータ1が形成される。
FIG. 2 is a plan view of the stator core. As shown in FIG. 2, the
図3はコア片11の平面図である。図3に示すように、コア片11は、ヨーク13、ティース15、および先端部17が形成された平板鋼板を積層して構成されている。ここで、一つのコア片11には、一つのティース15が形成されている。つまり、ティース15毎にコア片11は分割されている。また、ヨーク13の外周には後述するステータ製造装置の搬送ピンが嵌合する凹部21が形成されている。さらに、ヨーク13の側面(隣接するコア片11と対向する面)23,23は、帯状に配置されたコア片11が円筒状になる際に、隣接するコア片11の側面23と当接するように構成されている。そして、コア片11の先端部17およびヨーク13には、コア片11を上下に積層した状態で接合するかしめ部25が形成されている。
FIG. 3 is a plan view of the
(ステータ製造装置)
次に、ステータ製造装置について図4〜図8に基づいて説明する。
図4はステータ製造装置の正面図、図5は側面図である。
図4、図5に示すように、ステータ製造装置50は、帯状のコア片11を配置して装置内にコア片11を投入可能な投入ガイド部51と、コア片11の凹部21に嵌合してコア片11とともに装置内を移動可能な搬送ピン53と、帯状のコア片11を円筒状に変形させるためにコア片11を所望の形状に案内可能な回転ドラム55と、回転ドラム55の両端に取り付けられて回転ドラム55とともに回転するとともに、搬送ピン53と嵌合可能なスプロケット57と、回転ドラム55に設けられ、搬送ピン53と接合可能に構成された支持ピン59と、回転ドラム55の周面と所定間隔隔てた位置にガイド面61が形成された搬送ガイド部63と、回転ドラム55を回転させるためのハンドル65と、を備えている。
(Stator manufacturing equipment)
Next, the stator manufacturing apparatus will be described with reference to FIGS.
4 is a front view of the stator manufacturing apparatus, and FIG. 5 is a side view.
As shown in FIGS. 4 and 5, the
投入ガイド部51は、図示しない水平レール上に搬送ピン53が略等間隔に配置されており、搬送ピン53に嵌合するように配置されるコア片11にコイル20を挿入した後に、その搬送ピン53を装置内に移動させることで帯状のコア片11を装置内へ投入することができるように構成されている。なお、帯状のコア片11は、その背後から押すようにして装置内へ投入してもよいが、本実施形態では、ハンドル65を回転させることで搬送ピン53が装置内へ導かれ、搬送ピン53とともに帯状のコア片11が装置内へ投入されるように構成している。
The
搬送ピン53は、断面円形の棒状部材で構成され、コア片11の凹部21と嵌合できるようになっている。搬送ピン53は、コア片11と同数設けられており、互いの搬送ピン53の両端は図示しないリテーナにより連結されている。また、搬送ピン53は、装置内で回転ドラム55の両端に設けられたスプロケット57,57に形成された凹部67に嵌合できるようになっている。つまり、スプロケット57,57が回転ドラム55とともに回転することで、搬送ピン53はスプロケット57,57に嵌合した状態で、回転ドラム55の外周面69に沿う方向に移動するように構成されている。
The
回転ドラム55は、略円筒状に形成され、中心軸Lを中心に回転可能に構成されている。回転ドラム55の両端面にはスプロケット57,57が取り外し可能に設けられている。回転ドラム55の直径D1は、製造したいステータ1の製品内径D2(図1参照)よりも大きくなるように構成されている。
The
図6は回転ドラムの斜視図であり、図7は図6のA−A線に沿う断面図である。
図6、図7に示すように、回転ドラム55は、直径D1を拡縮できるように構成されており、ステータ1の製品内径D2よりも大きくすることができるとともに、直径D2以下にすることもできるようになっている。具体的には、回転ドラム55の中心に取り外し可能な内径拡張治具71が取り付けられている。内径拡張治具71の周囲には、複数の内径構成治具73が配置されている。内径拡張治具71の外周面および内径構成治具73の内周面は、相互に対向するテーパ状に形成されている。そして、内径拡張治具71を外側に引き出すとともに、内径構成治具73を中心軸L側に移動させることで、回転ドラム55の直径D1を可変(縮小)できるようになっている。逆に、内径拡張治具71を内径構成治具73の内側に押し込むと回転ドラム55の直径D1は最大となり、このとき直径D1はステータ1の製品内径D2より大きくなるように構成されている。
6 is a perspective view of the rotating drum, and FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
As shown in FIGS. 6 and 7, the
図4,5に戻り、内径拡張治具71は回転軸79に接続されている。また、回転軸79はハンドル65と接続されている。つまり、中心軸Lを中心にハンドル65を回転させると、回転軸79も合わせて回転し、回転ドラム55が回転するようになっている。また、回転軸79は軸方向両端部近傍において支持部材85で支持され、支持部材85は装置テーブル87にネジ89により支持されている。さらに、回転ドラム55の外周面の一部に凹陥部81が形成されている。この凹陥部81の機能については後述する。
Returning to FIGS. 4 and 5, the inner
スプロケット57は、回転ドラム55の両端面に着脱可能に設けられている。スプロケット57は、略円形に形成され、搬送ピン53が嵌合可能な凹部67が外周に沿って連続的に形成されている。また、スプロケット57の表面には支持ピン59が設けられている。
The
支持ピン59は、スプロケット57の表面に取り付けられた板状部材である。支持ピン59は、スプロケット57を介して回転ドラム55とも接続されている。つまり、回転ドラム55が回転することで支持ピン59も合わせて回動するように構成されている。支持ピン59の外側端部には搬送ピン53が嵌合可能な嵌合部75が形成されている。嵌合部75は、例えば貫通孔で構成されている。嵌合部75に搬送ピン53を嵌合した状態で回転ドラム55を回転させると、搬送ピン53を確実に回転ドラム55の外周面69に沿うように搬送させることができる。
The
搬送ガイド部63は、回転ドラム55およびスプロケット57の周面を略全周に亘って囲繞するように設けられている。搬送ガイド部63のガイド面61は、回転ドラム55の外周面69から略等間隔隔てた位置に形成されている。コア片11は、回転ドラム55の外周面69とガイド面61との間を回転ドラム55の外周面69に沿うようにして移動する。これにより、帯状のコア片11を円筒状にすることができるように構成されている。つまり、回転ドラム55の外周面69と搬送ガイド部63のガイド面61との間は、コア片11の搬送路77として構成される。
The
(ステータ製造方法)
次に、帯状のコア片11を円筒状にする手順を説明する。
図8に示すように、複数の平板鋼板を積層して所望の厚みを有するコア片11複数用意し、複数のコア片11を帯状に並べる(例えば、48個)。このとき、コア片11の凹部21を搬送ピン53に嵌合するようにして配置する。
(Stator manufacturing method)
Next, a procedure for making the strip-shaped
As shown in FIG. 8, a plurality of
コア片11を全て配置した後、スロット19の側面に沿うように絶縁紙29を配置する。絶縁紙29が配置された後に、スロット19にコイル20を挿入する。具体的には、図9に示すように、図示しない巻線装置で複数のリング33を形成するように導線を巻き付けたもの(コイル20)を製造する。このとき、導線の両端部はリング33から延出させて、電源端子やグランド端子に接続できるようにしておく。三相モータの場合には、このコイル20を3本製造する。なお、本実施形態では、3本のコイル20は全て同一形状で製造する。このようにすることで、コイル20の生産効率を向上することができる。
After all the
図10に示すように、3本のコイル20は、三相のU相、V相、W相を構成する。本実施形態においては、コア片11を48個用いてステータコア10を構成している。つまり、スロット19が48箇所形成される。ここで、U相を構成するコイル20aは、リングが8個(リングU1〜U8)形成されている。同じく、V相を構成するコイル20bはリングV1〜V8が形成され、W相を構成するコイル20cはリングW1〜W8が形成されている。なお、これらのリング33は所定間隔置いた2つのスロット19に挿入できる大きさで形成されている。そして、コイル20を製造した後に、コイル20をステータコア10のスロット19に挿入する。
As shown in FIG. 10, the three
具体的には、U相のコイル20aは、スロット番号1とスロット番号6のスロット19にリングU1を挿入し、スロット番号7とスロット番号12のスロット19にリングU2を挿入し、同様に繰り返し、スロット番号43とスロット番号48のスロット19にリングU8を挿入する。また、V相のコイル20bは、スロット番号45とスロット番号2のスロット19にリングV1を挿入し、スロット番号3とスロット番号8のスロット19にリングV2を挿入し、同様に、スロット番号39とスロット番号44のスロット19にリングV8を挿入する。さらに、W相のコイル20cは、スロット番号47とスロット番号4のスロット19にリングW1を挿入し、スロット番号5とスロット番号10のスロット19にリングW2を挿入し、同様に、スロット番号41とスロット番号46のスロット19にリングW8を挿入する。
Specifically,
次に、スロット19にコイル20を挿入する手順を説明する。なお、以下の説明ではスロット19に関しては、スロット番号のみを用いて説明する。
まず、図10,図12に示すように、V相を構成するコイル20bのリングV1をスロット番号2に挿入する。このとき、リングV1の他方(図10のA部)はスロット番号45には挿入しない。次に、W相を構成するコイル20cのリングW1をスロット番号4に挿入する。このとき、リングW1の他方(図10のB部)はスロット番号47には挿入しない。次に、U相を構成する20aのリングU1をスロット番号6に挿入する。このとき、リングU1の他方はスロット番号1に仮挿入する。
Next, a procedure for inserting the
First, as shown in FIGS. 10 and 12, the ring V1 of the
次に、V相のコイル20bのリングV2をスロット番号3とスロット番号8に掛け渡すように挿入する。同様に、W相のコイル20cのリングW2をスロット番号5とスロット番号10に掛け渡すように挿入した後、U相のコイル20aのリングU2をスロット番号7とスロット番号12に掛け渡すように挿入する。この手順を繰り返して、V3→W3→U3→V4→…→V8→W8→U8をそれぞれスロット19内に挿入する。このようにコイル20をスロット19内に挿入すると、コイル20は2つのスロット19間において傾斜するように配置される。なお図10に示すように、例えばスロット番号6の導線の巻回方向とスロット番号7の導線の巻回方向は同一方向になるように挿入する。このように隣接するスロット19に挿入される同相の導線は、その導線の巻回方向が同一方向になるように挿入する。
Next, the ring V2 of the V-
このようにコイル20を帯状のコア片11に挿入した状態、つまり、リングV1のA部およびリングW1のB部がスロット19に挿入されていない状態で、帯状のコア片11を円筒状に変形する。
Thus, the strip-shaped
具体的には、図8に示すように帯状のコア片11を投入ガイド部51から回転ドラム55の方へと移動させる。なお、コイル20が挿入されていないコア片11の先端部17(具体的にはスロット番号45と47の両側に位置するコア片)には、図11に示す案内部材83を取り付けておく。先頭のコア片11に嵌合している搬送ピン53を、スプロケット57,57の凹部67に嵌合させるとともに、支持ピン59の嵌合部75を先頭の搬送ピン53に嵌合させる。
Specifically, as shown in FIG. 8, the strip-shaped
この状態で回転ドラム55をハンドル65により回転させる。ここで、予め回転ドラム55の直径D1をステータ1の製品内径D2より大きくしておく。すると、帯状のコア片11は回転ドラム55の回転とともに、回転ドラム55の外周面69と搬送ガイド部63のガイド面61との間の搬送路77内を、回転ドラム55の外周面69に沿うように移動する。そして、図11に示すように、コア片11が略円筒状になるまでハンドル65により回転ドラム55を回転させる。
In this state, the
このように回転ドラム55の直径D1がステータ1の製品内径D2より大きくなっているため、先頭のコア片11のヨーク13外周(図11のP部)に、末尾のコア片11の先端部17(図11のQ部)が干渉することなく、帯状のコア片11の全体を回転ドラム55の外周面69上に巻き取ることができる。なお、回転ドラム55の直径D1がステータ1の製品内径D2より大きくなっているため、回転ドラム55の外周面上では、巻き取った帯状のコア片11の両端部が離間配置される。
Since the diameter D1 of the
回転ドラム55を所望の位置まで回転させたら、次にコア片11の両端部を密着させて円筒状にし、その後回転ドラム55から円筒状のコア片11を取り外す。
After the
具体的には、回転ドラム55の中心に設けられている内径拡張治具71を中心軸Lに沿って外側に引き出す。内径拡張治具71はその表面がテーパ状に形成されており、内径拡張治具71を引き出すと、その周囲に配置されている内径構成治具73の直径D1を小さくすることができる。そして、直径D1をステータ1の製品内径D2と略同一になるまで小さくし、回転ドラム55上で帯状のコア片11の両端部を密着させる。その状態でコア片11の外周面を仮固定する。コア片11の仮固定は、例えばバンドを外挿することによって行う。
Specifically, the inner
そして、内径構成治具73の直径D1をステータ1の製品内径D2より小さくして、内径構成治具73からコア片11を引き抜く。次に、コイル20が挿入されていないスロット19(2箇所)にコイル20を挿入する。具体的には、必要に応じてスロット番号1に仮挿入されたリングU1を一旦取り外した状態で、スロット19に挿入されていないV相のコイル20bのリングV1(図10のA部)をスロット番号45に挿入する。その後、W相のコイル20cのリングW1(図10のB部)をスロット番号47に挿入する。
Then, the
ここで、コイル20が挿入されていないスロット19の両側の先端部17には、コイル20をスロット19内に案内させるための案内部材83が取り付けられている(図11参照)。案内部材83は、例えば樹脂製のキャップ部材のようなものであり、容易に着脱できるようになっている。案内部材83を先端部17に取り付けているため、先端部17同士間が近接しスロット19の入口が狭くなっていても、コイル20をスムーズにスロット19内に挿入することができる。コイル20の挿入が完了すると、案内部材83は取り除く。
なお、案内部材83を取り付けたコア片11は、他のコア片11より高さ方向に高くなるため、この案内部材83を取り付けたコア片11が回転ドラム55と干渉しないように凹陥部81が設けられている。つまり、案内部材83が凹陥部81内に位置するようにして回転ドラム55を回転することで、帯状のコア片11を円筒状にすることができる。
Here,
Since the
コイル20をスロット19内に挿入した後に、仮固定のバンドを取り外すと円筒状のステータ1が製造されることとなる。そして、例えばそのステータ1を図示しないコアリング(モータの外筒)内に挿入し、スロット19に挿入された各コイル20a,20b,20cに緩みがないように導線を調整した後、各コイル20a,20b,20cの両端部から延出している導線をU相、V相およびW相の電源端子およびグランド端子に接続するとよい。
After the
本実施形態によれば、複数のコア片11を帯状に配列し、隣接するコア片11の間のスロット19にコイル20を挿入して形成された帯状のコア片11を、円筒状に変形させてステータ1を形成するステータ製造装置50において、帯状のコア片11を配置する投入ガイド部51と、帯状のコア片11を外周面69に沿って巻き取る回転ドラム55と、回転ドラム55と共に回転し、コア片11を投入ガイド部51から回転ドラム55の外周面69上に導入する支持ピン59と、回転ドラム55を回転させるハンドル65と、を備えて構成した。
このように構成したため、コイル20が取り付けられた帯状のコア片11を投入ガイド部51に配置させ、コア片11を支持ピン59に支持した状態で回転ドラム55を回転させることで、帯状のコア片11を回転ドラム55の外周面69上に巻き取って円筒状に変形させることができ、容易にステータ1を製造することができる。したがって、ステータ1の生産効率を向上することができる。
According to this embodiment, a plurality of
Since it comprised in this way, the strip | belt-shaped
また、回転ドラム55の直径D1を、ステータ1の製品内径D2よりも大きく形成したため、帯状のコア片11を回転ドラム55に沿って回転させて円筒状にする際に、コア片11の両端が接触することなく、回転ドラム55に巻き付けることができる。したがって、帯状のコア片11を確実に円筒状にすることができる。
Further, since the diameter D1 of the
また、回転ドラム55の直径D1を拡縮可能に構成したため、回転ドラム55の直径D1をステータ1の製品内径D2よりも大きい状態で帯状のコア片11を円筒状にし、その後、回転ドラム55の直径D1を製品内径D2と略同一にした状態でコア片11の両端を接続することができる。さらに、回転ドラム55の直径D1を製品内径D2より小さくしてコア片11を抜き取ることができる。したがって、容易に円筒状のステータ1を製造することができる。
Further, since the diameter D1 of the
また、投入ガイド部51に、コア片11を支持すると共に支持ピン59に接続される搬送ピン53を設けたため、コア片11を支持して回転ドラム55の外周面69上に導入することができ、帯状のコア片11を確実に円筒状にすることができる。
In addition, since the feeding
さらに、搬送ピン53をコア片11毎に複数設け、相互に連結したため、全てのコア片11を支持して回転ドラム55の外周面69上に導入することができ、帯状のコア片11をより確実に円筒状にすることができる。
Further, since a plurality of conveying
そして、回転ドラム55の外周面69から所定間隔を置いて、帯状のコア片11を回転ドラム55の外周面69に沿って案内する搬送ガイド部63を設けたため、回転ドラム55の外周面69と搬送ガイド部63との間にコア片11を搬送させることができる搬送路77が形成される。したがって、帯状のコア片11をさらに確実に円筒状にすることができる。
And since the
尚、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態において、コイルを分布巻で構成した場合の説明をしたが、集中巻を採用する場合にも適用することができる。
また、本実施形態において、三相のコイルを一つずつ順番にスロット部に挿入していく場合の説明をしたが、初めにU相のコイルを全てスロット部に挿入した後に、V相のコイルを全てスロット部に挿入し、その後W相のコイルを全てスロット部に挿入する方法を採用してもよい。
The technical scope of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and includes various modifications made to the above-described embodiment without departing from the spirit of the present invention. That is, the specific structure and configuration described in the embodiment are merely examples, and can be changed as appropriate.
For example, in the present embodiment, the case where the coil is configured by distributed winding has been described, but the present invention can also be applied when concentrated winding is employed.
Further, in the present embodiment, the case where the three-phase coils are sequentially inserted into the slot portion has been described. However, after all the U-phase coils are first inserted into the slot portions, the V-phase coil is inserted. May be inserted into the slot portion, and then all the W-phase coils may be inserted into the slot portion.
また、本実施形態では、回転ドラムの駆動手段をハンドルにした場合の説明をしたが、モータなどを用いて電動で回転できるように構成してもよい。
また、本実施形態では、搬送ピンを断面円形の棒状部材で構成した場合の説明をしたが、断面四角形の棒状部材にし、コア片の凹部をそれに対応した形状にしたものを採用してもよい。
また、本実施形態では、搬送ピンを全てのコア片に対応して設けた場合の説明をしたが、例えば先頭のコア片にのみ搬送ピンを設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、スプロケットを設けた場合の説明をしたが、支持ピンに搬送ピンを嵌合するようにして、スプロケットを設けない構成にしてもよい。
さらに、本実施形態では、搬送ガイド部を回転ドラムの略全周に亘って設けた場合の説明をしたが、全周に設けず、例えば、コア片11が回転ドラムに投入された直後のみに設けるようにしてもよい。
そして、本実施形態では、搬送ガイド部をステータの外形と略同一形状に構成したが、帯状のコア片が徐々に円筒状に変形していくように、搬送ガイド部の曲率をコア片の投入部では小さくして徐々に所望の曲率になるように構成してもよい。
Further, in this embodiment, the case where the driving means of the rotary drum is a handle has been described, but it may be configured so that it can be rotated electrically using a motor or the like.
Further, in the present embodiment, the case where the conveying pin is configured by a bar-shaped member having a circular cross section has been described, but a bar-shaped member having a rectangular cross section and a concave portion of the core piece may be employed. .
In the present embodiment, the case where the transport pins are provided corresponding to all the core pieces has been described. However, for example, the transport pins may be provided only on the leading core piece.
In the present embodiment, the case where the sprocket is provided has been described. However, a configuration may be adopted in which the transport pin is fitted to the support pin and the sprocket is not provided.
Furthermore, in the present embodiment, the case where the conveyance guide portion is provided over substantially the entire circumference of the rotating drum has been described. However, it is not provided on the entire circumference, for example, just after the
In this embodiment, the conveyance guide portion is configured to have substantially the same shape as the outer shape of the stator. However, the curvature of the conveyance guide portion is changed to the insertion of the core piece so that the strip-shaped core piece is gradually deformed into a cylindrical shape. You may comprise so that it may become small in a part and it may become a desired curvature gradually.
11…コア片 19…スロット(スロット部) 20…コイル(巻線) 51…投入ガイド部 53…搬送ピン 55…回転ドラム 59…支持ピン(支持部) 63…搬送ガイド部 65…ハンドル(駆動手段) D1…回転ドラムの直径 D2…固定子の製品内径
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記帯状の固定子コア片を配置する投入ガイド部と、
前記帯状の固定子コア片を外周面に沿って巻き取る回転ドラムと、
該回転ドラムと共に回転し、前記固定子コア片を前記投入ガイド部から前記回転ドラムの外周面上に導入する支持部と、
前記回転ドラムを回転させる駆動手段と、を備えていることを特徴とする固定子製造装置。 A plurality of stator core pieces are arranged in a band shape, and a band-shaped stator core piece formed by inserting a winding into a slot portion between the adjacent stator core pieces is deformed into a cylindrical shape to form a stator. A stator manufacturing apparatus for forming
An insertion guide portion for arranging the strip-shaped stator core piece,
A rotating drum that winds the strip-shaped stator core piece along the outer peripheral surface;
A support portion that rotates together with the rotating drum and introduces the stator core piece from the charging guide portion onto the outer peripheral surface of the rotating drum;
And a driving means for rotating the rotating drum.
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