JP2009130338A - Connection method for tab terminal to aluminum electrode foil, aluminum electrolytic capacitor, and solid electrolytic capacitor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、アルミニウム電極箔に対するタブ端子の接続方法およびアルミニウム電解コンデンサ並びに固体電解コンデンサに関し、さらに詳しく言えば、電極箔に対するタブ端子の取り付けを改善することによって、コンデンサのより一層の低抵抗化をはかる技術に関するものである。 The present invention relates to a method of connecting a tab terminal to an aluminum electrode foil, an aluminum electrolytic capacitor, and a solid electrolytic capacitor, and more specifically, by further improving the attachment of the tab terminal to the electrode foil, the resistance of the capacitor can be further reduced. It relates to measuring technology.
アルミニウム電解コンデンサは、ともにアルミニウムからなる陽極電極箔と陰極電極箔とをセパレータ紙を介して巻回してなるコンデンサ素子を備えているが、その各電極箔には、充放電用の電極端子としてのタブ端子が接続されている。なお、各電極箔にアルミニウム合金箔またはアルミニウム,チタン等を蒸着させた蒸着箔が用いられることもある。 An aluminum electrolytic capacitor is provided with a capacitor element formed by winding an anode electrode foil and a cathode electrode foil made of aluminum through separator paper, and each electrode foil has an electrode terminal for charging and discharging. Tab terminal is connected. In addition, an aluminum alloy foil or a vapor deposition foil obtained by vapor-depositing aluminum, titanium or the like may be used for each electrode foil.
図4にタブ端子の電極箔への一般的な接続例を示す。これによると、タブ端子1は、端子本体2と、端子本体2に取り付けられたCP線(ハンダメッキ銅被覆鋼線)3とを備えている。
FIG. 4 shows a general connection example of the tab terminal to the electrode foil. According to this, the
端子本体2は、アルミニウムの丸棒線を基材とし、所定長さの丸棒部2aを残して、その一端側に例えばプレスにより羽子板状の平坦部(扁平部)2bを一体に連設することにより形成され、CP線3は、丸棒部2aの他端部に溶接により取り付けられている。
The terminal
タブ端子1の電極箔4への取り付けは、多くの場合、いわゆる「かしめ」によっている。「かしめ」とは、平坦部2bを電極箔4に重ね、かしめ針5を突き刺してかしめることによって固定させる手法を言うが、実際には、かしめ針5を突き刺したのち、その突き刺し孔の周りに形成される花弁状の爪片をプレスなどにより押し潰している。
In many cases, the
一例として、外径寸法で直径5mm,軸長11mm,使用される電極箔4の幅が6mmのアルミニウム電解コンデンサに適用されるタブ端子1の場合、端子本体2は全長8.7mmであるが、平坦部2bはその長さが6.5mm,幅1.5mm,厚さ0.25mmとされ、かしめ箇所は3箇所とされている。
As an example, in the case of the
かしめ針5には、例えば直径0.7〜1.0mmの針が用いられ、3箇所かしめによる場合、約200〜500g・cm・f程度の剥離強度が得られるため、機械的強度は特に問題はない。
As the
しかしながら、プレス時に花弁状の爪片による電極箔4の抱き込み状態が悪いと、接触抵抗が増加し、最悪の場合には、断線事故に至るおそれがある。
However, if the state in which the
この点を解決するため、特許文献1に記載の発明では、図5に示すように、上記平坦部2bの端部に、平坦部2bよりも厚さが薄い薄板部2cをさらに一体に連設し、平坦部2bをかしめにより電極箔4に取り付けるとともに、薄板部2cを金属間結合手段(例えばコールドダイス6)により電極箔4に取り付けるようにしている。
In order to solve this point, in the invention described in
上記特許文献1に記載の発明によれば、平坦部2bはかしめにより、また、薄板部2cは金属間結合、例えば冷間圧接によりそれぞれ電極箔4に取り付けられるため、機械的強度および電気的特性ともに改善される。
According to the invention described in
しかしながら、電極箔の粗面化度が高い場合や、電極箔が高電圧で化成されている場合には、電気的接続がとりにくい。また、薄板部2cの板厚が薄いため、例えば冷間圧接時に加えられる圧力によっては破損してしまう場合がある。
However, when the roughness of the electrode foil is high, or when the electrode foil is formed at a high voltage, it is difficult to make an electrical connection. Moreover, since the plate | board thickness of the
さらには、近年の低背化(金属ケースの軸長の短縮化)の要求から電極箔4の幅が漸次狭くされつつあり、これに伴って端子本体2の長さも短くされることから、薄板部2c自体を設ける余裕がなくなってきている。また、端子本体2の長さが短くされるに伴ってタブ端子1本当たりのかしめ針を突き刺す箇所数も減らされる傾向にある。
Furthermore, since the width of the
したがって、本発明の課題は、タブ端子自体には特殊な加工を施すことなく、タブ端子と電極箔とを機械的にも電気的にも確実に接続して、より一層の低抵抗化をはかることにある。 Therefore, an object of the present invention is to further reduce the resistance by connecting the tab terminal and the electrode foil reliably both mechanically and electrically without performing special processing on the tab terminal itself. There is.
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されているように、アルミニウム電極箔にタブ端子の羽子板状の平坦部を接続するアルミニウム電極箔に対するタブ端子の接続方法において、上記タブ端子の平坦部を上記アルミニウム電極箔に重ね、上記平坦部上から錐状のかしめ針を突き刺して、その突き刺し孔の周りに上記アルミニウム電極箔側に突出する花弁状の爪片を形成し、上記爪片を所定の治具で上記アルミニウム電極箔に圧着した後、さらに、上記爪片の圧着部分にレーザー溶接を施すことを特徴としている。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a tab terminal connecting method to an aluminum electrode foil, wherein the tab terminal flat portion of the tab terminal is connected to the aluminum electrode foil. The flat part of the terminal is overlaid on the aluminum electrode foil, and a cone-shaped caulking needle is pierced from above the flat part to form a petal-like nail piece protruding toward the aluminum electrode foil around the piercing hole, After the nail pieces are pressure-bonded to the aluminum electrode foil with a predetermined jig, laser welding is further applied to the pressure-bonded portion of the nail pieces.
この場合、請求項2に記載されているように、上記圧着部分に対するレーザー溶接を上記アルミニウム電極箔側から行うことが好ましい。
In this case, as described in
より好ましくは、請求項3に記載されているように、上記突き刺し孔の周りに形成されている複数の爪片のうち、上記アルミニウム電極箔の中央部分側に向いている爪片に上記レーザー溶接を施すとよい。
More preferably, as described in
他方において、請求項4に記載されているように、上記圧着部分に対するレーザー溶接を上記平坦部側から行ってもよく、このような態様も本発明に含まれる。
On the other hand, as described in
また、請求項5に記載されているように、本発明には、上記請求項1ないし4のいずれか1項によりタブ端子が接続されたアルミニウム電極箔の一対を陽極箔および陰極箔として用い、所定の電解液が含浸されたアルミニウム電解コンデンサも含まれる。
Further, as described in
また、請求項6に記載されているように、本発明には、上記請求項1ないし4のいずれか1項によりタブ端子が接続されたアルミニウム電極箔の一対を陽極箔および陰極箔として用い、導電性高分子物質からなる固体電解質を備えた固体電解コンデンサも含まれる。
Moreover, as described in
本発明によれば、タブ端子の平坦部をアルミニウム電極箔に重ね、平坦部上から錐状のかしめ針を突き刺して、その突き刺し孔の周りにアルミニウム電極箔側に突出する花弁状の爪片を形成し、爪片を所定の治具でアルミニウム電極箔に圧着した後、さらに、爪片の圧着部分にレーザー溶接を施すようにしたことにより、電極箔の粗面化度が高い場合や、電極箔が高電圧で化成されている場合においても、タブ端子と電極箔とを機械的にも電気的にも確実に接続して、より一層の低抵抗化をはかることができる。 According to the present invention, the flat portion of the tab terminal is overlaid on the aluminum electrode foil, the cone-shaped caulking needle is pierced from above the flat portion, and the petal-like claw piece protruding toward the aluminum electrode foil side around the piercing hole is provided. After forming and crimping the nail pieces to the aluminum electrode foil with a predetermined jig, and further applying laser welding to the crimped portion of the nail pieces, the electrode foil has a high degree of roughening or the electrode Even when the foil is formed at a high voltage, the tab terminal and the electrode foil can be reliably connected both mechanically and electrically to further reduce the resistance.
次に、図1ないし図3により、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明でタブ端子を電極箔にかしめにより接続する状態を示す模式的な斜視図,図2はかしめ後にレーザー溶接する状態を示す要部拡大断面図,図3はかしめよる接続部分を示す電極箔側から見た図1の底面図である。なお、先の図4で説明した従来例と同一の構成要素にはそれと同じ参照符号を用いている。 Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a schematic perspective view showing a state in which the tab terminal is connected to the electrode foil by caulking according to the present invention, FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of the main part showing a state of laser welding after caulking, and FIG. It is the bottom view of FIG. 1 seen from the electrode foil side to show. Note that the same reference numerals are used for the same components as those of the conventional example described in FIG.
まず、図1に示すように、タブ端子1を電極箔4にかしめにより接続する。電極箔4はアルミニウム箔からなり、陽極電極箔、陰極電極箔のいずれであってもよい。また、タブ端子1は、先に説明した図4の従来例と同じく、端子本体2と、端子本体2に取り付けられたCP線(ハンダメッキ銅被覆鋼線)3とを備えている。
First, as shown in FIG. 1, the
端子本体2は、アルミニウムの丸棒線を基材とし、所定長さの丸棒部2aを残して、その一端側に例えばプレスにより羽子板状の平坦部2bを一体に連設することにより形成され、CP線3は、丸棒部2aの他端部に溶接により取り付けられている。
The
タブ端子1の平坦部2bを電極箔4の上に重ね、平坦部2b側よりかしめ針5を突き刺す。図示の例では、かしめ箇所を2箇所としているが、3箇所以上であってもよい。また、場合によっては1箇所でもよい。
The
かしめ針5の突き刺しにより、図2に示すように、平坦部2bおよび電極箔4を貫通する突き刺し孔5aが穿設されるとともに、突き刺し孔5aの周りに電極箔4側に突出する花弁状の爪片10が形成される。
As shown in FIG. 2, a
タブ端子1と電極箔4とを電気的・機械的に接続するため、爪片10を図示しないプレス工具などにて圧着して電極箔4に強固に押し付ける。その後、レーザー溶接機11から出射されるレーザー光を爪片10の圧着部分に照射してレーザー溶接する。
In order to electrically and mechanically connect the
このレーザー溶接により、かしめによる機械的な接続強度を維持または強化しつつ、タブ端子1と電極箔4との接続部分の低抵抗化がはかれる。レーザー溶接は、平坦部2b側から行ってもよいが、図2に示すように、爪片10が存在する電極箔4側から行うことが好ましい。
By this laser welding, the resistance of the connection portion between the
電極箔4側からレーザー溶接する際、より好ましい溶接箇所がある。例えば、かしめ針5に四角錐針を用いる場合、図3に示すように、突き刺し孔5aの周りに各錐面ごとに対応して花弁状をなす4つの爪片10a〜10dが形成される。なお、図3には各爪片が圧着された後の状態で示されている。
When laser welding is performed from the
ここで、4つの爪片10a〜10dのうち、爪片10a,10bが電極箔4の端縁4a側に配置され、爪片10c,10dが電極箔4の幅方向の中央部分4bに向けて配置されている場合、爪片10a,10b側にレーザー光を照射すると、その衝撃で箔が割れるおそれがあるため、爪片10c,10dを狙ってレーザー光を照射することが最も好ましい。これは平坦部2b側からレーザー溶接する場合にも言える。
Here, of the four
幅2.5mm,厚み190μmの平坦部を有するタブ端子を30本、厚み100μm,幅2.2mmの46V化成陽極電極箔を15枚、厚み60μm,幅2.2mmの陰極電極箔を15枚それぞれ用意した。 Thirty tab terminals having a flat portion with a width of 2.5 mm and a thickness of 190 μm, 15 46 V conversion anode electrode foils with a thickness of 100 μm and a width of 2.2 mm, and 15 cathode electrode foils with a thickness of 60 μm and a width of 2.2 mm. Prepared.
〔実施例1〕
電極箔にタブ端子の平坦部を重ねて四角錐のかしめ針を突き刺し、花弁状の爪片を圧着したのち、タブ端子側よりレーザー溶接した。かしめ箇所は2箇所で、一点ずつにレーザーを照射した。この実施例1では、電極箔の端縁側の爪片を狙うと電極箔が割れるおそれがあるため、電極箔の中央部分側の爪片にレーザーを照射した。
[Example 1]
The flat part of the tab terminal was overlaid on the electrode foil, a square pyramid caulking needle was pierced, the petal-like nail piece was crimped, and laser welding was performed from the tab terminal side. There were two caulking locations, and each point was irradiated with laser. In Example 1, since there is a possibility that the electrode foil breaks when aiming at the nail piece on the edge side of the electrode foil, the nail piece on the central portion side of the electrode foil was irradiated with laser.
〔実施例2〕
電極箔にタブ端子の平坦部を重ねて四角錐のかしめ針を突き刺し、花弁状の爪片を圧着したのち、電極箔側より爪片の部分をレーザー溶接した。かしめ箇所は2箇所で、電極箔の中央部分側の爪片の一方にそれぞれ一点ずつレーザーを照射した。レーザー溶接の出力は上記実施例1よりも若干落として溶接した。また、花弁状の爪片を狙う際には、カメラにて位置を確認して溶接を行った。
[Example 2]
The flat part of the tab terminal was overlapped on the electrode foil, a square pyramid caulking needle was pierced, the petal-like nail piece was crimped, and the nail piece portion was laser-welded from the electrode foil side. There were two caulking locations, and each of the nail pieces on the central portion side of the electrode foil was irradiated with a laser beam one by one. Laser welding was performed with a slightly lower output than in Example 1. Further, when aiming at the petal-like nail piece, the position was confirmed with a camera and welding was performed.
〔比較例1〕
電極箔にタブ端子の平坦部を重ねて四角錐のかしめ針を突き刺し、花弁状の爪片を圧着したかしめのみを行い、レーザー溶接は行わなかった。かしめ箇所は2箇所とした。
[Comparative Example 1]
The flat part of the tab terminal was overlaid on the electrode foil, and a square pyramid caulking needle was pierced, and only petal-like claw pieces were crimped and laser welding was not performed. There were two caulking locations.
次に、上記実施例1,2および比較例1にて作製したタブ端子付き電極箔の接触抵抗(単位:mΩ)を実測した。サンプルは実施例1,2および比較例1ともに1〜5の各5枚で、陽極電極箔の実測値を表1に示し、陰極電極箔の実測値を表2に示す。 Next, the contact resistance (unit: mΩ) of the electrode foils with tab terminals prepared in Examples 1 and 2 and Comparative Example 1 was measured. Samples were 5 for each of Examples 1 and 2 and Comparative Example 1, 1-5, and the measured values of the anode electrode foil are shown in Table 1, and the measured values of the cathode electrode foil are shown in Table 2.
これらの表1,2によれば、かしめとレーザー溶接とを併用した実施例1,2の方が、かしめのみによる比較例1よりも接触抵抗が低いことが分かる。また、実施例1,2のうちでも、電極箔側よりレーザー溶接した実施例2の方が、タブ端子側よりレーザー溶接した実施例1よりも接触抵抗が低い。これは、実施例1のように、タブ端子側よりレーザー溶接する場合には、厚いタブ端子に拒まれきれいに溶接できず、かつ、皮膜の壊れた箇所が正確に狙えないことによる。 According to Tables 1 and 2, it can be seen that Examples 1 and 2 using both caulking and laser welding have lower contact resistance than Comparative Example 1 using only caulking. Also, of Examples 1 and 2, the contact resistance of Example 2 laser welded from the electrode foil side is lower than that of Example 1 laser welded from the tab terminal side. This is because, as in Example 1, when laser welding is performed from the tab terminal side, the thick tab terminal is rejected and welding cannot be performed cleanly, and the broken part of the film cannot be accurately aimed.
実施例2では、かしめ箇所を2箇所とし、電極箔の中央部分側に存在する爪片の一方にそれぞれ一点ずつレーザーを照射しているが、電気的・機械的な接続の信頼性をより向上させるのであれば、電極箔の中央部分側に存在するもう一方の爪片にもレーザー溶接すればよい。 In Example 2, there are two caulking locations, and each of the nail pieces existing on the central portion side of the electrode foil is irradiated with a laser beam one by one, but the reliability of electrical and mechanical connection is further improved. If this is the case, laser welding may be performed on the other nail piece present on the central portion side of the electrode foil.
剥離強度については、手で剥離して見たところ、実施例1,2は同程度の剥離強度を備えているように感じられたが、比較例1よりも明らかに強化されていた。 As for the peel strength, when peeled by hand, Examples 1 and 2 seemed to have the same degree of peel strength, but they were clearly stronger than Comparative Example 1.
次に、実施例2による陽極電極箔,陰極電極箔と、比較例1による陽極電極箔,陰極電極箔とを用いて、導電性高分子を固体電解質とするアルミニウム固体電解コンデンサを以下の手順でそれぞれ作製した。 Next, an aluminum solid electrolytic capacitor having a conductive polymer as a solid electrolyte using the anode electrode foil and the cathode electrode foil according to Example 2 and the anode electrode foil and the cathode electrode foil according to Comparative Example 1 in the following procedure. Each was produced.
タブ端子が取り付けられた陽極電極箔と陰極電極箔とをセパレータを介して巻回してコンデンサ素子を作製し、このコンデンサ素子に導電性高分子として3,4−エチレンジオキシチオフェンを含浸し重合させて固体電解質を形成し、その後、セパレータを熱処理して炭化させてから、有底筒状のアルミニウム製の金属ケース内に収納し、その開口部を封口体で封止して、導電性高分子からなる固体電解質を用いた箔巻回型のアルミニウム固体電解コンデンサを作製した。 A capacitor element is produced by winding an anode electrode foil and a cathode electrode foil attached with a tab terminal through a separator, and this capacitor element is impregnated with 3,4-ethylenedioxythiophene as a conductive polymer and polymerized. After forming a solid electrolyte, the separator is heat-treated and carbonized, and then stored in a bottomed cylindrical aluminum metal case, and the opening is sealed with a sealing body. A foil wound aluminum solid electrolytic capacitor using a solid electrolyte made of
このアルミニウム固体電解コンデンサは、直径6mm,高さ5.7mm、定格電圧16V,静電容量39μFである。実施例2による電極箔を用いた固体電解コンデンサを実施例3、比較例1による電極箔を用いた固体電解コンデンサを比較例2として、これらの静電容量(μF),損失角の正接(tanδ),等価直列抵抗(ESR(mΩ))および漏れ電流(μA)の実測値を表3に示す。 This aluminum solid electrolytic capacitor has a diameter of 6 mm, a height of 5.7 mm, a rated voltage of 16 V, and a capacitance of 39 μF. The solid electrolytic capacitor using the electrode foil according to Example 2 was set as Example 3, and the solid electrolytic capacitor using the electrode foil according to Comparative Example 1 was set as Comparative Example 2. These capacitance (μF) and loss tangent (tan δ) ), Measured values of equivalent series resistance (ESR (mΩ)) and leakage current (μA) are shown in Table 3.
表3に示されているように、実施例3のアルミニウム固体電解コンデンサは、比較例2のアルミニウム固体電解コンデンサと比較して、等価直列抵抗、漏れ電流ともに少ないことが分かる。 As shown in Table 3, it can be seen that the aluminum solid electrolytic capacitor of Example 3 has less equivalent series resistance and leakage current than the aluminum solid electrolytic capacitor of Comparative Example 2.
アルミニウム固体電解コンデンサは、そもそも低抵抗で漏れ電流がきわめて少なく、これを1mΩでも、1μAでも低減することが非常に困難であるところ、本発明によれば、等価直列抵抗については29.2−27.9=1.3(mΩ),漏れ電流については13.4−10.2=3.2(μA)の低減がはかれ、この数値が示す意義は大きい。 An aluminum solid electrolytic capacitor has a low resistance and very little leakage current in the first place, and it is very difficult to reduce this even at 1 mΩ or 1 μA. According to the present invention, the equivalent series resistance is 29.2-27. .9 = 1.3 (m.OMEGA.) And the leakage current is reduced by 13.4-10.2 = 3.2 (.mu.A), and this numerical value is significant.
なお、上記実施形態では、電極箔にアルミニウムを用いているが、電極箔にタンタル,チタンなどの弁金属箔、これらの合金箔、もしくは蒸着箔などが用いられてもよい。 In the above embodiment, aluminum is used for the electrode foil, but a valve metal foil such as tantalum or titanium, an alloy foil thereof, or a vapor deposition foil may be used for the electrode foil.
また、導電性高分子に3,4−エチレンジオキシチオフェンを採用しているが、このほかに、ピロール,チオフェン,フラン,アニリンおよびこれらの誘導体等、酸化重合により導電性ポリマーとなる各種モノマーを用いることができる。 In addition, although 3,4-ethylenedioxythiophene is adopted as the conductive polymer, various monomers that become conductive polymers by oxidative polymerization, such as pyrrole, thiophene, furan, aniline, and derivatives thereof, are also used. Can be used.
また、酸化剤としては、水溶液系の酸化剤と有機溶剤系の酸化剤が挙げられ、水溶液系の酸化剤としては、ペルオキソ二硫酸およびそのNa塩,K塩,NH4塩,硝酸セリウム(IV),硝酸セリウム(IV)アンモニウム,硫酸鉄(III),硝酸鉄(III),塩化鉄(III)等が挙げられる。 Examples of the oxidizing agent include an aqueous oxidizing agent and an organic solvent oxidizing agent. Examples of the aqueous oxidizing agent include peroxodisulfuric acid and its Na salt, K salt, NH 4 salt, cerium nitrate (IV ), Cerium (IV) ammonium nitrate, iron (III) sulfate, iron (III) nitrate, iron (III) chloride and the like.
また、有機溶剤系の酸化剤としては、有機スルホン酸の第二鉄塩、例えばパラトルエンスルホン酸第二鉄,ドデシルベンゼンスルホン酸鉄(III),p−トルエンスルホン酸鉄(III)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。 Examples of organic solvent-based oxidizing agents include ferric salts of organic sulfonic acids such as ferric paratoluenesulfonate, iron (III) dodecylbenzenesulfonate, and iron (III) p-toluenesulfonate. However, it is not limited to these.
酸化剤溶液の溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン(THF)やジオキサン,ジエチルエーテル等のエーテル類;アセトン,メチルエチルケトン等のケトン類,ジメチルホルムアミド,アセトニトリル,ベンゾニトリル,N−メチルピロリドン(NMP),ジメチルスルホキシド(DMSO)等の非プロトン性溶媒、メタノール,ブタノール,プロパノール等のアルコール類、または水あるいはこれらの混合溶媒を用いることができる。好ましくは、水、アルコール類またはケトン類あるいはそれらの混合系が望ましい。 Examples of the solvent for the oxidant solution include ethers such as tetrahydrofuran (THF), dioxane, and diethyl ether; ketones such as acetone and methyl ethyl ketone, dimethylformamide, acetonitrile, benzonitrile, N-methylpyrrolidone (NMP), dimethyl sulfoxide ( An aprotic solvent such as DMSO), alcohols such as methanol, butanol, and propanol, water, or a mixed solvent thereof can be used. Preferably, water, alcohols or ketones or a mixed system thereof is desirable.
コンデンサ素子に含まれるセパレータは炭化させることが好ましいが、炭化させなくてもよい。本発明に係る固体電解コンデンサは、巻回型のほかに、それぞれタブ端子が取り付けられた陽極電極箔と陰極電極箔とをセパレータを介して積層してなる積層型の固体電解コンデンサも含まれる。 The separator included in the capacitor element is preferably carbonized, but may not be carbonized. The solid electrolytic capacitor according to the present invention includes, in addition to the winding type, a laminated solid electrolytic capacitor in which an anode electrode foil and a cathode electrode foil each having a tab terminal attached thereto are laminated via a separator.
1 タブ端子
2 端子本体
2a 丸棒部
2b 平坦部
3 CP線
4 電極箔
5 かしめ針
5a 突き刺し孔
10,10a〜10d 爪片
11 レーザー溶接機
DESCRIPTION OF
Claims (6)
上記タブ端子の平坦部を上記アルミニウム電極箔に重ね、上記平坦部上から錐状のかしめ針を突き刺して、その突き刺し孔の周りに上記アルミニウム電極箔側に突出する花弁状の爪片を形成し、上記爪片を所定の治具で上記アルミニウム電極箔に圧着した後、さらに、上記爪片の圧着部分にレーザー溶接を施すことを特徴とするアルミニウム電極箔に対するタブ端子の接続方法。 In the tab terminal connection method for the aluminum electrode foil that connects the flat portion of the tab terminal to the aluminum electrode foil,
The flat portion of the tab terminal is overlaid on the aluminum electrode foil, and a cone-shaped caulking needle is pierced from the flat portion to form a petal-like claw piece protruding toward the aluminum electrode foil around the piercing hole. A method of connecting a tab terminal to an aluminum electrode foil, wherein the claw piece is pressure-bonded to the aluminum electrode foil with a predetermined jig, and further, laser welding is applied to a pressure-bonded portion of the claw piece.
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