JP2009124722A - 移動通信システム、通信装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】到達確認情報(NACK/ACK)その他の伝送を保証するための情報を含む制御パケットを、他のパケットよりも優先して送信する機能の強化された通信装置を提供すること。
【解決手段】通信装置は、データパケットの再送機能を制御するレイヤから送信される所定の制御パケットに、それが他のパケットよりも優先して下位のレイヤから送信されるべきことを示す優先度情報を含ませる。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動通信の技術分野に属し、特にデータパケットを再送する機能を有する通信装置に関連する。
この種の技術分野では、モバイルメディアサービスに対応可能な高速データ通信を実現すること、国際的なグローバルローミングを実現すること等の要請から、次世代(第3世代)移動通信システムとしてIMT2000システムが開発され、3GPP(3rd Generation Parnership Project)によりその標準化が進められている。
図1は、そのような移動通信システムの全体図を示す。図示されているように、移動通信システム100は、ユーザ装置又は移動端末(UE)102、移動端末102と無線通信を行う無線基地局(NodeB)104、無線基地局104を制御する無線ネットワーク制御部(RNC)106、基地局制御装置106と有線通信を行うコアネットワーク(CN)108を有する。コアネットワーク108は、移動端末102の移動管理、呼制御、サービス制御等を行なう。無線ネットワーク制御部106及び無線基地局104は、無線アクセスネットワーク(RAN)とも呼ばれる。図中、Iuはコアネットワーク108及び無線ネットワーク制御部106間のインターフェースを表現し、Iubは無線ネットワーク制御部106及び無線基地局104間のインターフェースを表現し、Uuは無線基地局104及び移動端末102間のインターフェースを表現する。
プロトコル階層又はレイヤ(layer)の観点から述べると、移動通信システム100は、下位から順に物理レイヤ(レイヤ1)、データリンクレイヤ(レイヤ2)、及びネットワークレイヤ(レイヤ3)により構成される。主に無線ネットワーク制御部106における動作に関連するレイヤ2は、無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)レイヤと、その下位の媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)レイヤとに更に分けられる。RLCレイヤは、再送制御(ARQ:Automatic Repeat reQuest)等の動作を制御するためのものである。再送制御(ARQ)機能は、データパケットを送信した後一定期間内に肯定的な到達確認応答(ACK)が得られなかった場合に、同一のデータパケットを再度送信することで、通信の確実性を保証しようとする機能である。この種の移動通信システムについては、例えば非特許文献1に開示されている。
URL:http://www.3gpp.org/,TS25.322,TS25.321
このような移動通信システムでは、移動端末102との間の通信経路に無線通信区間が含まれので、パケットが伝送するのに要する時間、又はある要求に対する応答が得られるまでの時間(RTT:Round Trip Time)は長くなる虞がある。例えば、無線ネットワーク制御部106から移動端末102へパケットが伝送される際に、Iubインターフェースにおけるパケットの送信時間間隔(TTI)、無線基地局104が無線ネットワーク制御部106からのパケットを受信するために設けている受信ウインドウ期間、無線区間でのインターリーブ周期その他の処理に付随する遅延時間を要し、パケットの伝送に要する時間は大きくなり得る。尚、確認要求に対する応答を示す情報は、制御パケット又は制御用パケットデータユニット(Control Packet Data Unit)として伝送され、これはデータパケット又はデータ用パケットデータユニット(Data PDU)とは区別される。
RTTが大きくなると、例えば、再送制御(ARQ)における再送の要否判断を行なった後に、肯定的な到達確認応答(ACK)が受信されることもあり得る。この場合、応答内容は肯定的であるにもかかわらず(パケットが通信相手側で良好に受信されたにもかかわらず)、同一パケットが再送され、無駄なパケット伝送が行なわれてしまう。また、(上記の所定の期間内に)早期に肯定的な到達確認応答が得られたならば、送信済みのパケットをそれ以降保持する必要がなくなり、パケットを保持していたバッファを早期に解放することができる。しかし、到達確認応答が遅れて到達する場合には、バッファを解放する時点も遅くなり、バッファがオーバーフローしてしまうことも懸念される。更に、プロトコルエラーが生じた場合に、リセットすべきことを通知するパケットの到達が遅れると、無駄な処理を行なう期間が長くなってしまう。
このような不都合に対処するには、到達確認情報等を含む所定の制御パケットの送信とデータパケットの送信とが競合した場合には、制御パケットの送信を優先させることが望ましい。そこで、既存の移動通信システムでは、RLCレイヤにおけるある1つの機能を実行するモジュール(エンティティ)の中で、制御パケットの送信とデータパケットの送信が競合した場合には、制御パケットの送信を優先させることとなっている。
しかしながら、このような優先制御を行なったとしても、以下に説明するように、制御パケットがデータパケットよりも優先されない状況が生じ得る。
図2は、そのような問題の生じる様子を示すタイミングチャートを示す。図2は、RLCレイヤにおける複数のエンティティから、下位のMACレイヤ(更には、無線基地局及び移動端末)へパケットを送信する際の様子を示す。先ず、上位のレイヤ(RRC)から、RLCレイヤにおける一方のエンティティ(RLC#0)に、あるユーザ(UE)宛のメッセージデータが到来すると、このエンティティ(RLC#0)により、それが適切なデータサイズにセグメント化され、データパケット1,2,3に分割される。データ3に付随する「P」は、そのパケットが最終のものであることを示すポーリングビットである。これらのデータパケットはMACレイヤに送信され、バッファに格納される。
一方、このユーザからの確認要求を含むデータパケット1はMACレイヤを介してRLCレイヤの別のエンティティ(RLC#1)に到達する。このエンティティ(RLC#1)では、確認要求に応じて、応答内容を示す制御パケット(例えば、ACK)を作成し、それをユーザ宛に送信するためにMACレイヤに送信する。制御パケットは、MACレイヤのバッファに格納され、この例ではデータパケット1,2,3の後に制御パケット(ACK)が保持される。このバッファは、先入れ先出し(FIFO)形式であるので、バッファに到達したパケットの順番で、配下の無線基地局及び移動端末に送信される。この場合において、MACレイヤでは、所定の送信時間間隔TTIで、バッファに格納されたパケットが順に取り出され、配下の無線基地局等に送信される。図示の例では、制御パケットが最後にバッファに格納されたので最後に送信され、制御パケットの伝送が非常に遅れてしまっている。即ち、同一エンティティ内では、所定の制御パケットの送信が、それ以外のパケットの送信よりも優先され得るが、複数のエンティティ間では、そのような制御パケットの優先的取扱いは行なわれていないのである。
図3は、不都合な問題の生じる別の例を示すタイミングチャートを示す。図3では、RLCレイヤにおけるあるエンティティから、下位のMACレイヤへパケットを送信する際の様子を示す。先ず、上位のレイヤ(RRC)から、RLCレイヤにおけるエンティティ(RLC#0)に、あるユーザ(UE)宛のメッセージデータが到来すると、このエンティティ(RLC#0)により、それが適切なデータサイズにセグメント化され、データパケット1,2,3に分割される。
一方、このユーザからの確認要求を含むデータパケットはMACレイヤを介してRLCレイヤのエンティティ(RLC#0)に到達し、応答内容を示す制御パケット(例えば、ACK)が作成される。
この場合において、データパケット1,2,3がMACレイヤに送信される前に、制御パケット(ACK)が作成されたならば、その制御パケットがデータパケットよりも優先してMACレイヤに送信される。しかしながら、データパケット1,2,3がMACレイヤに送信された後に、制御パケット(ACK)が作成された場合は、当然ながらデータパケット1,2,3の後に制御パケットが送信される。従って、この場合も、MACレイヤのバッファに格納された順番でパケットの送信が行なわれ、制御パケットの伝送が遅れてしまう。このように、従来の移動通信システムでは、制御パケットがデータパケットよりも優先されない虞があるという問題点がある。
本発明は、このような問題点に対処するためになされたものであり、その主な課題は、到達確認情報(NACK/ACK)その他の伝送を保証するための情報を含む制御パケットを、他のパケットよりも優先して送信する機能の強化された通信装置を提供することである。
上記課題を解決するため、実施例では、データパケットの再送機能を制御するレイヤから送信される所定の制御パケットに、それが他のパケットよりも優先して下位のレイヤから送信されるべきことを示す優先度情報を含ませることを特徴とする通信装置等が使用される。
実施例によれば、伝送を保証するための所定の制御パケットを他のパケットよりも優先して送信する送信装置の機能を強化することが可能になる。これにより、送信した要求に対する応答が受信されるまでの待ち時間(RTT)を従来よりも少なくすることが可能になる。
図4は、実施例による通信装置の部分的な機能ブロック図を示す。通信装置は、主にRLCレイヤで動作する。通信装置は、概して、送信部402と、受信部404を有する。送信部402は、プロトコル処理部406と、優先度付与部408と、保持部又はバッファ410を有する。受信部404は、プロトコル処理部412を有する。説明の便宜上、低優先度を付与するための優先度付与部408と、高優先度を付与する優先度付与部414とが別々の機能ブロックとして描かれているが、両者を統合することも当然に可能である。また、それらの機能をプロトコル処理部406,412内で行なうようにすることも可能である。
送信部402内のプロトコル処理部406は、RRCレイヤのような上位レイヤから受信したメッセージ又は情報を、適切な送信ブロックサイズ(セグメント)に分割し、各ブロックにヘッダ等の情報を付すことで、RLCレイヤから送信されるパケットを作成する。プロトコル処理部706で作成されたパケットには、優先度付与部408により低優先度の優先度情報が与えられる。優先度情報の付与されたパケットは、バッファ410に格納される。
一方、受信部404内のプロトコル処理部412は、下位レイヤから受信したパケットから、不要なヘッダ情報等を排除し、当初の情報内容を再構築し、上位のレイヤに送信する。また、プロトコル処理部412は、受信したパケットに包含されている応答要求に対する応答内容を示す所定の制御パケットを作成する。優先度情報の付与されたパケットは、バッファ410に格納される。
従来とは異なり、RLCレイヤは、そこから送信されるパケットに優先度を示す情報を包含させた後に、パケットをMACレイヤに送信する。上記の所定の制御パケットは、パケット伝送の確実性を保証するための情報を含み、いわゆる確認型(AM)のパケットとして機能し、例えばACK又はNACKのような到達確認情報や、プロトコルエラー後のリセット要求等を含む。これら所定の制御パケットには、高い優先度が与えられ、他の制御パケットやデータパケットには低い優先度が与えられる。
そのような優先度を示す情報は、識別子と共にパケットに含まれ得る。例えば、優先度情報又は識別子は、ATM(非同期転送モード)セルが使用される場合には、ATMヘッダ中のペイロード識別子(Payload Type)や、セル損失優先表示(Cell loss Priority)等に組み込むことが可能である。また、優先度情報は、ATMヘッダに続くCPS(Common Part Sublayer)ヘッダ中のチャネル識別子(CID)に組み込むことも可能である。尚、制御パケットであっても、上記所定の制御パケット以外の制御パケット(例えば、透過型(TM)のパケットや、非確認型(UM)のパケット)には、低い優先度が与えられる点に留意を要する。
図5は、本願第1実施例における各レイヤでの動作概要を示す。ステップ502で示されるように、RLCレイヤは、下位のMACレイヤにパケットを伝送する。この場合において、所定の制御パケットが、それ以外の制御パケット及びデータパケットよりも優先されるように、伝送されるパケットは、優先度を示す情報を有する。
ステップ504に示されるように、RLCレイヤからのパケットを受信したMACレイヤでは、パケットに含まれる優先度情報が判別され、その優先度に基づいて、下位のレイヤに更にパケットが送信される(ステップ506)。MACレイヤでは、RLCレイヤから受信したパケットを受信した順に、バッファに格納する。このバッファからパケットを取り出して下位のレイヤに送信する際に、高優先度のパケットを、低優先度のパケットより先に送信するのである。この点、バッファに格納されたパケットの優先度を判別することができず、単にFIFO形式でバッファからパケットが取り出されていた従来の手法と大きく異なる。
図6は、本願実施例によるパケット伝送の様子を示す。図6は、図2で説明したものと同様に、RLCレイヤにおける複数のエンティティから、下位のMACレイヤへ(ひいてはユーザへ)パケットを送信する際の様子を示す。先ず、上位のレイヤ(RRC)から、RLCレイヤにおけるあるエンティティ(RLC#0)に、あるユーザ(UE)宛のメッセージデータが到来し、それが適切なデータサイズにセグメント化され、データパケット1,2,3に分割される。データ3に付随する「P」は、そのパケットが最終のものであることを示すポーリングビットである。これらのデータパケットはMACレイヤに送信され、バッファに格納される。
一方、このユーザからの確認要求を含むデータパケットはMACレイヤを介してRLCレイヤのエンティティ(RLC#1)に到達する。このエンティティ(RLC#1)では、確認要求に応じて、応答内容を示す制御パケット(例えば、ACK)を作成し、それをユーザ宛に送信するためにMACレイヤに送信する。
RLCレイヤにおける一方のエンティティ(RLC#0)から送信されたデータパケットには、低い優先度を示す優先度情報が含まれる。他方のエンティティ(RLC#1)から送信された制御パケットには、高い優先度を示す優先度情報が含まれる。優先度情報はATMヘッダ等に包含され得る。
各RLCレイヤから送信されたパケットは、MACレイヤのバッファに格納され、この例ではデータパケット1,2,3の後に制御パケット(ACK)が保持される。MACレイヤでは、各パケットに含まれる優先度情報を判別し、高優先度のパケットを優先してユーザに伝送する。この例では、制御パケット(ACK)の優先度は、データパケット1,2,3の優先度よりも高いので、制御パケット(ACK)が最初に送信され、以後データパケット1,2,3がそれに続いて所定の送信時間間隔TTIで送信される。このように、MACレイヤにてパケットの優先度を判別することが可能になるので、制御パケット(ACK)を早期に送信することが可能になる。
図7も本願実施例によるパケット伝送の様子を示す。図7は、図3と同様に、RLCレイヤにおけるあるエンティティから、下位のMACレイヤへ(ひいてはユーザへ)パケットを送信する際の様子を示す。先ず、上位のレイヤ(RRC)から、RLCレイヤにおけるエンティティ(RLC#0)に、あるユーザ(UE)宛のメッセージデータが到来し、それが適切なデータサイズにセグメント化され、データパケット1,2,3に分割される。一方、このユーザからの確認要求を含むデータパケットはMACレイヤを介してRLCレイヤのエンティティ(RLC#0)に到達し、応答内容を示す制御パケット(例えば、ACK)が作成される。
この場合においても、制御パケット(ACK)及びデータパケット1,2,3には、それぞれ高優先度及び低優先度を示す優先度情報が与えられ、それらがMACレイヤに送信される。MACレイヤでは、各パケットの優先度情報が判別され、それらの優先度に基づいて所定の送信時間間隔TTIでユーザにパケットが送信される。MACレイヤにて受信及び保持されるパケットには優先度情報が含まれているので、MACレイヤにてデータパケット1,2,3を受信した後に、制御パケット(ACK)を受信した場合であっても、制御パケットが優先して送信され得る。
図8は、別の実施例による通信装置の部分ブロック図を示す。通信装置は、主にRLCレイヤで動作する。通信装置は、概して、送信部702と、受信部704を有する。送信部702は、プロトコル処理部706と、高優先度バッファ708と、低優先度バッファ710を有する。受信部704は、プロトコル処理部712を有する。
送信部702内のプロトコル処理部706は、RRCレイヤのような上位レイヤから受信したメッセージ又は情報を、適切な送信ブロックサイズ(セグメント)に分割し、各ブロックにヘッダ等の情報を付すことで、RLCレイヤから送信されるパケットを作成する。プロトコル処理部706で作成されたパケットは、低優先度バッファ710にて保持される。低優先度バッファ710内のパケットは、格納された順に取り出され、MACレイヤのような下位レイヤに伝送される。
一方、受信部704内のプロトコル処理部712は、下位レイヤから受信したパケットから、不要なヘッダ情報等を排除し、当初の情報内容を再構築する。また、プロトコル処理部712は、受信したパケットに包含されている応答要求に応じて、ACKのような情報を示す制御パケットを作成する。制御パケットは、送信部702内の高優先度バッファ708に与えられ、更に下位のレイヤに送信される。
図示されているように、低優先度バッファ710及び高優先度バッファ708から別々の伝送線路(物理的又は論理的に区別される情報伝送経路を意味する)を通じて下位のレイヤにパケットが伝送される。MACレイヤの側では、パケットの伝送線路の相違に基づいて、パケットの優先度を判別することができ、ユーザに伝送する際に制御パケットをデータパケットよりも優先して伝送することが可能になる。このように優先度の種別に応じて伝送線路を設けると、MACレイヤに送信されるパケットが優先度情報を有していなくても、MACレイヤにてパケットの優先度を判別できる点で有利である。
図9は、別の実施例によるネットワーク制御装置(RNC)の部分的な機能ブロック図を示す。ネットワーク制御装置800は、装置内の要素を制御する制御部802と、様々なプロトコルに関連する機能を実現する機能モジュール(即ち、エンティティ)RLC#1,2,3と、セレクタ804と、MAC機能部806と、インターフェース部808とを有する。
各エンティティRLC#1,2,3は、RLCレイヤにおける信号処理を行なう機能要素を有し、概して、送信部810と、受信部812を有する。送信部810は、プロトコル処理部814と、高優先度バッファ816と、低優先度バッファ818と、セレクタ820を有する。受信部812は、プロトコル処理部822を有する。
図10は、本実施例における各レイヤでの動作概要を示す図である。以下、図9及び図10を参照しながら、本実施例における動作を説明する。ステップ902では、先ず、RLCレイヤにて、下位のMACレイヤに送信されるパケットが作成される。図8に示される機能要素と同様に、RRCレイヤのような上位のレイヤから受信したユーザ宛のメッセージは、制御部802及び関連するエンティティ(例えば、RLC#1)のプロトコル処理部814に与えられる。プロトコル処理部814は、メッセージを適切な送信ブロックサイズに分割し、各ブロックにヘッダ等の情報を付すことで、RLCレイヤから送信されるパケットを作成する。本実施例では、パケットの優先度を示す優先度情報がパケットに含められ、ここでは低優先度であることを示す情報がパケットに含められる。尚、図4で説明したような優先度付与に関する機能は、プロトコル処理部822,814内で行なわれる。優先度情報は、例えばヘッダ内に組み込むことが可能である。作成されたパケットは、低優先度バッファ818にて保持される。
一方、受信部812内のプロトコル処理部822は、インターフェース808、MAC機能部806を経て受信したパケットから、不要なヘッダ情報等を排除し、当初の情報内容を再構築する。また、プロトコル処理部822は、受信したパケットに包含されている応答要求に応じて、ACKのような情報を示す制御パケットを作成する。この場合において、パケットの優先度を示す優先度情報がパケットに含められ、ここでは高優先度であることを示す情報がパケットに含められる。制御パケットは、送信部810内の高優先度バッファ816に与えられる。即ち、図8に示される機能要素と同様に、下位のレイヤに送信されるパケットは、各自の優先度に応じて高優先度バッファ816及び低優先度バッファ818に別々に格納される。
本実施例では各エンティティにて、高及び低優先度バッファ各々に接続されたセレクタ820が設けられる。更に、各エンティティのセレクタ820からの出力は、セレクタ804に接続され、セレクタ804の出力はMAC機能部806内の送信用共通バッファに与えられる。
ステップ904に示されるように、高優先度バッファ816及び低優先度バッファ818内のパケットは、セレクタ820から出力される。この場合において、高優先度バッファ816に格納されているパケットが優先される。セレクタ820の選択及び出力等に関するタイミング制御は、制御部802からの受信サイクルパラメータに基づいて行なわれる。各エンティティRLC#1,2,3のセレクタ820から出力されたパケットは、更にセレクタ804に与えられる。セレクタ804では、MACレイヤから無線基地局(ノードB)に送信されるパケットの送信レート又は送信周期(TTI)に合わせて、パケットを選択及び出力する。セレクタ804が受信するパケットは、優先度情報を有するので、この優先度情報に基づいて、高優先度のパケットが優先して送信される。
ステップ906に示されるように、MAC機能部806にて受信したパケットは、インターフェース部808を通じて下位レイヤの無線基地局に送信される。
本実施例では、RLCレイヤのエンティティからパケットは、任意の送信レートで送信されるのではなく、下位のMACレイヤの送信レート(TTI)に合わせて、RLCレイヤから送信される。このため、MAC機能部(MACレイヤ)における送信用共通バッファに多くのパケットが残存して制御パケットの送信時点が著しく遅くなるような事態は発生せず、MACレイヤに到達したパケットを速やかに下位レイヤに送信することが可能になる。
本実施例では、エンティティ毎に1つのセレクタ820を設けているが、このことは本発明に必須ではない。例えば、各エンティティRLC#1,2,3に共通の低優先度バッファと高優先度バッファを設け、そのバッファの出力をセレクタ804に接続することも可能である。
図11は、そのように形成された機能要素の部分的な機能ブロック図を示す。図中、図9で説明した要素と同じ要素には同じ参照番号が付されている。受信部812のプロトコル処理部822からのパケットは、共通の高優先度バッファ1002に与えられ、送信部810のプロトコル処理部814からのパケットは、共通の低優先度バッファ1004に与えられる。共通の高優先度及び低優先度バッファ1002,1004の出力は、セレクタ1006に与えられ、セレクタ1006の出力は、MAC機能部(図9の806)に与えられる。セレクタ1006の選択及び出力の動作は、制御部802からの受信サイクルパラメータに基づいて行なわれる。
更なる変形例としては、低優先度バッファ1004内のパケットを、MACレイヤの送信レートに合わせて出力させる一方、高優先度バッファ1002にパケットが格納されると速やかにそれを高優先度バッファ1002から出力し、セレクタ1006にて割り込み処理を行なうことで高優先度のパケットをMACレイヤに送信することも可能である。この場合は、一時的に、MACレイヤの送信レートを超える送信レートでMACレイヤにパケットが送信されるので、MACレイヤでの送信周期TTIが訪れるまで、高優先度の制御パケットと低優先度のパケットがMAC機能部806のバッファに格納される。この場合において、バッファに保持されるパケットが、上記実施例のように優先度情報を備えていれば、その優先度に従ってパケットの送信が行なわれる。しかし、優先度情報を備えていなければ、高優先度の制御パケットが低優先度のパケット送信後にMAC機能部806から送信されることもあり得る。しかしながら、MAC機能部806内のバッファに残存するパケットの量は、非常に少ないので、高優先度の制御パケットの待ち合わせ時間も少なくて済む点に留意を要する。というのは、移動通信システム内で伝送されるパケットの多くは低優先度のパケットであるところ、それらはRLCレイヤから送信レートTTIでMACレイヤに送信され、RLCレイヤからのパケットが、MAC機能部806内のバッファに長時間保持される可能性は非常に少ないからである。即ち、RLCレイヤからMACレイヤにパケットを送信する際に、MACレイヤの送信レートに合わせてパケットを送信することで、たとえMACレイヤでパケットの優先度を判別できなかったとしても、制御パケットの送信時点が著しく遅れずに済むのである。
本実施例では、RLCレイヤからMACレイヤへのパケットの送信レートが、MACレイヤから下位レイヤへの送信レートに等しくなるように設定されている。しかしながら、MACレイヤにおける送信待ち時間を減らす観点からは、両者の送信レートが同一であることは必須ではなく、RLCレイヤからの送信レートが、MACレイヤからの送信レート以下であればよい点に留意を要する。
図12は、下位レイヤの送信レートに合わせて上位レイヤからパケットが送信される上記実施例におけるパケット伝送の様子を示す。図12は、図6で説明したものと同様に、RLCレイヤにおける複数のエンティティから、下位のMACレイヤへ(ひいてはユーザへ)パケットを送信する際の様子を示す。先ず、上位のレイヤ(RRC)から、あるRLCレイヤにおけるエンティティ(RLC#0)に、あるユーザ(UE)宛のメッセージデータが到来し、それが適切なデータサイズにセグメント化され、データパケット1,2,3に分割される。これらのデータパケットは、一度にMACレイヤに送信されるのではなく、MACレイヤの送信レートTTIに合わせて送信される。
一方、ユーザは、RLCレイヤにおける別のエンティティ(RLC#1)により、確認要求を含むデータパケットをMACレイヤに送信し、それが無線ネットワーク制御部(RNC)のRLCレイヤのエンティティ(RLC#1)に到達する。このエンティティ(RLC#1)は、確認要求に応じて、応答内容を示す制御パケット(例えば、ACK)を作成し、それをユーザ宛に送信するためにMACレイヤに送信する。
この場合において、RLCレイヤにおける一方のエンティティ(RLC#0)から送信されるデータパケットには、低い優先度を示す優先度情報が含まれる。他方のエンティティ(RLC#1)から送信される制御パケットには、高い優先度を示す優先度情報が含まれる。
各RLCレイヤから送信されたパケットは、MACレイヤのバッファに格納され、この例ではデータパケット1の後に制御パケット(ACK)が保持される。MACレイヤでは、各パケットに含まれる優先度情報を判別し、高優先度の制御パケット(ACK)を、データパケット1より優先してユーザに伝送する。以後データパケット1,2,3がそれに続いて所定の送信時間間隔TTIで送信される。
尚、MACレイヤで受信されるパケットが、優先度情報を有していなかった場合には、MACレイヤにてパケットの優先度を判別することはできない。この場合は、データパケット1が制御パケット(ACK)より先にバッファに格納されているので、MACレイヤの送信レートTTIで、データパケット1、制御パケット、データパケット2及びデータパケット3の順にMACレイヤから送信されることになる。そのような場合でさえも、データパケット3の送信後まで制御パケットACKの送信を待機しなければならなかった従来の手法(図2)に比べれば、より早期に制御パケットを送信することが可能である。
図13も本実施例によるパケット伝送の様子を示す。図13は、図7と同様に、RLCレイヤにおけるあるエンティティから、下位のMACレイヤへ(ひいてはユーザへ)パケットを送信する際の様子を示す。先ず、上位のレイヤ(RRC)から、RLCレイヤにおけるエンティティ(RLC#0)に、あるユーザ(UE)宛のメッセージデータが到来し、それが適切なデータサイズにセグメント化され、データパケット1,2,3に分割される。一方、ユーザは、RLCレイヤにおけるエンティティ(RLC#0)により、確認要求を含むデータパケットをMACレイヤに送信し、それが無線ネットワーク制御部(RNC)のRLCレイヤのエンティティ(RLC#0)に到達し、応答内容を示す制御パケット(例えば、ACK)が作成される。
制御パケット(ACK)及びデータパケット1,2,3には、それぞれ高優先度及び低優先度を示す優先度情報が与えられる。データパケットは、MACレイヤの送信レートTTIに合わせてMACレイヤに送信される。制御パケットは、MACレイヤの送信レートによらず速やかに送信される。MACレイヤは、バッファ内のパケットの優先度情報を判別し、それらの優先度に基づいて所定の送信時間間隔TTIでユーザにパケットを送信する。このようにして、制御パケットを速やかに送信することが可能になる。
尚、上記総ての実施例において、特にRNC,UE間でユーザデータがデータパケットとして送受される際の動作とすることもできる。即ち、ユーザデータの送受信フローにおける所定の制御パケットの優先処理を実現する際に、上述の実施例を用いることができる。
以下、本願課題を解決する手段を例示的に列挙する。
(付記1)
データパケットの再送機能を制御するレイヤから送信される所定の制御パケットに、それが他のパケットよりも優先して下位のレイヤから送信されるべきことを示す優先度情報を付与して、下位のレイヤに与える優先度付与手段を備えたことを特徴とする通信装置。
(付記2)
前記優先度情報が、ATMヘッダに包含されることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記3)
前記優先度情報が、ATMセルのチャネル識別子(CID)に包含されることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記4)
データパケットの再送機能を制御するレイヤにて所定の制御パケット及び他のパケットを別々に保持する保持手段を備え、各保持手段で保持したパケットを下位のレイヤに別々に送信することを特徴とする通信装置。
(付記5)
データパケットの再送機能を制御するレイヤにて所定の制御パケット及び他のパケットを保持する保持手段と、保持手段で保持したパケットを、下位のレイヤから送信されるパケットの送信レート以下の送信レートで抽出し、抽出したパケットを下位のレイヤに送信する送信手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
(付記6)
データパケット及び制御パケットが、先入れ先出し方式で動作する共通のバッファに保持されることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記7)
所定の制御パケット及び他のパケットが別々のバッファに保持され、
前記他のパケットは、下位のレイヤから送信されるパケットの送信レート以下の送信レートで抽出されて下位のレイヤに送信されるが、前記所定の制御パケットは、前記送信レートによらず下位のレイヤに送信されることを特徴とする付記5記載の通信装置。
(付記8)
所定の制御パケット及び他のパケットが別々の保持手段に保持され、
各保持手段がセレクタに接続され、
前記セレクタは、下位のレイヤから送信されるパケットの送信レート以下の送信レートで、保持手段に保持されたパケットを選択することを特徴とする付記5記載の通信装置。
(付記9)
再送機能を制御するレイヤから送信される所定の制御パケットが、他のパケットよりも優先して下位のレイヤから送信されるべきことを示す優先度情報を有することを特徴とする付記5記載の通信装置。
(付記10)
再送機能を制御するレイヤにて受信したパケットに含まれる確認要求に応答して、前記所定の制御パケットが作成されることを特徴とする付記1,4又は5の何れか1項に記載の通信装置。
(付記11)
前記所定の制御パケットが、肯定的又は否定的な到達確認情報を含むことを特徴とする付記10記載の通信装置。
(付記12)
前記所定の制御パケットが、プロトコルエラーに応答して作成されるリセット要求を含むことを特徴とする付記10記載の通信装置。
移動通信システムの全体図を示す。 従来方式によるパケット伝送の様子を示すタイミングチャートである。 従来方式によるパケット伝送の様子を示す別のタイミングチャートである。 本願実施例による通信装置の部分ブロック図を示す。 本願実施例によるパケット伝送の概要を示す図である。 本願実施例によるパケット伝送の様子を示すタイミングチャートである。 本願実施例によるパケット伝送の様子を示す別のタイミングチャートである。 本願実施例による通信装置の部分ブロック図を示す。 本願実施例による通信装置の部分ブロック図を示す。 本願実施例によるパケット伝送の概要を示す図である。 本願実施例による通信装置の部分ブロック図を示す。 本願実施例によるパケット伝送の様子を示すタイミングチャートである。 本願実施例によるパケット伝送の様子を示す別のタイミングチャートである。
符号の説明
100 移動通信システム
102 移動端末
104 無線基地局
106 無線ネットワーク制御部
108 コアネットワーク部
402 送信部
404 受信部
406 プロトコル処理部
408 優先度付与部
410 バッファ
412 プロトコル処理部
414 優先度付与部
702 送信部
704 受信部
706 プロトコル処理部
708 高優先度バッファ
710 低優先度バッファ
712 プロトコル処理部
800 無線ネットワーク制御部
802 制御部
804 セレクタ
806 MAC機能部
808 インターフェース部
810 送信部
812 受信部
814 プロトコル処理部
816 高優先度バッファ
818 低優先度バッファ
820 セレクタ
822 プロトコル処理部
1002 高優先度バッファ
1004 低優先度バッファ
1006 セレクタ

Claims (10)

  1. 再送制御を行うレイヤに関わる処理を行うと共に、所定の制御パケットに対して優先度を割り当てる処理部と、
    前記所定の制御パケットとデータパケット又は該所定の制御パケットとは異なる他の制御パケットとを、無線送信を行う下位の装置に対して送信する送信部とを備え、
    前記送信部は、該処理部が割り当てた優先度に基づいて、前記所定の制御パケットを、前記データパケット又は前記他の制御パケットに対して優先して、前記下位の装置に送信する、
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記所定の制御パケットは、前記再送制御に関わる確認要求に対する応答内容を含む、ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、基地局制御装置であり、前記レイヤは、RLCレイヤであり、前記所定の制御パケットは、ACK又はNACKメッセージを含み、前記下位の装置は、無線基地局である、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記処理部は、前記所定の制御パケットに、優先度情報を付加することで前記優先度の割り当てを行う、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記送信部は、前記データパケット、前記所定の制御パケット及び前記他の制御パケットを格納するバッファを含み、
    前記送信部は、該バッファから読み出して送信する順序を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 再送制御を行うレイヤに関わる処理を行う処理部により優先度が割り当てられた所定の制御パケットと、該初手の制御パケットより優先度が低いデータパケット又は該所定の制御パケットとは異なる他の制御パケットとを取得し、割り当てられた優先度に基づいて、前記所定の制御パケットを、前記データパケット又は前記他の制御パケットに対して時間的に優先して、無線装置に与える処理部と、
    該無線装置から、該所定の制御パケットを受信する受信部を備えた移動局と、
    を備えたことを特徴とする移動通信システム。
  7. 優先制御により、ACK又はNACKメッセージを含む所定の制御パケットを、データパケット又は該所定の制御パケットとは異なる他の制御パケットよりも先に取得し、取得した該所定の制御パケットと該データパケット又は該他の制御パケットを無線送信する無線基地局と、
    該所定の制御パケットを受信する受信部を備えた移動局と、
    を備え、前記無線基地局は、前記所定の制御パケットを、前記データパケット又は前記他の制御パケットよりも時間的に先に無線送信する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  8. 再送制御を行うレイヤに関わる処理を行うと共に、所定の制御パケットに対して優先度を処理部が割り当てるステップと、
    前記所定の制御パケットとデータパケット又は該所定の制御パケットとは異なる他の制御パケットとを、無線送信を行う下位の装置に対して送信部が送信するステップとを備え、
    前記送信部は、該処理部が割り当てた優先度に基づいて、前記所定の制御パケットを、前記データパケット又は前記他の制御パケットに対して優先して、前記下位の装置に送信する、
    ことを特徴とする方法。
  9. 再送制御を行うレイヤに関わる処理を行う処理部により優先度が割り当てられた所定の制御パケットと、該初手の制御パケットより優先度が低いデータパケット又は該所定の制御パケットとは異なる他の制御パケットとを取得し、割り当てられた優先度に基づいて、前記所定の制御パケットを、前記データパケット又は前記他の制御パケットに対して時間的に優先して、無線装置に与えるステップと、
    該無線装置から該所定の制御パケットを移動局が受信するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  10. 優先制御により、ACK又はNACKメッセージを含む所定の制御パケットを、データパケット又は該所定の制御パケットとは異なる他の制御パケットよりも先に取得し、取得した該所定の制御パケットと該データパケット又は該他の制御パケットを、無線基地局により無線送信するステップと、
    該所定の制御パケットを移動局により受信するステップと、
    を備え、前記無線基地局は、前記所定の制御パケットを、前記データパケット又は前記他の制御パケットよりも時間的に先に無線送信する、
    ことを特徴とする方法。
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