JP2009124501A - 無線基地局、無線制御局、無線端末、無線通信システム、および無線基地局の制御方法 - Google Patents

無線基地局、無線制御局、無線端末、無線通信システム、および無線基地局の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009124501A
JP2009124501A JP2007297088A JP2007297088A JP2009124501A JP 2009124501 A JP2009124501 A JP 2009124501A JP 2007297088 A JP2007297088 A JP 2007297088A JP 2007297088 A JP2007297088 A JP 2007297088A JP 2009124501 A JP2009124501 A JP 2009124501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
location registration
area code
registration area
base station
radio base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007297088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5118448B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Toshimitsu
清 利光
Masahiro Takagi
雅裕 高木
Takahiro Kobayashi
崇裕 小林
Takaharu Yamamoto
敬治 山本
Masakazu Shirakawa
雅一 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007297088A priority Critical patent/JP5118448B2/ja
Publication of JP2009124501A publication Critical patent/JP2009124501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5118448B2 publication Critical patent/JP5118448B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】位置登録トラフィックを減少させるとともに、位置登録トラフィックが発生する領域を分散させることを可能とする。
【解決手段】本発明の無線基地局は、無線端末と通信する通信手段123と、第1の位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして記憶する第1の記憶手段125と、第2の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして記憶する第2の記憶手段125とを備え、通信手段123が、第1の位置登録エリアコードを第1の送信頻度で無線端末へ送信し、第2の位置登録エリアコードを第1の送信頻度よりも小さい第2の送信頻度で無線端末へ送信することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、無線基地局、無線制御局、無線端末、無線通信システム、および無線基地局の制御方法に関するものである。
近年、携帯電話などの無線端末の普及と多機能化により、セルラー系の無線通信システムに対する通話品質の向上と信頼性の向上の要請が日増しに強くなっている。セルラー系の無線通信システムでは、多数の無線基地局によって広大なサービスエリアをユーザへ提供している。多数の無線基地局は、複数の無線制御局によって分担して管理される。
ある無線制御局とその無線制御局の管理下にある無線基地局には、同一の位置登録エリアコードが割り当てられる。各無線基地局は、割り当てられた位置登録エリアコードを、一定周期ごとに無線通信が可能な範囲へ送信する。ユーザが使用する各無線端末は、無線基地局から受信する位置登録エリアコードによっていずれの位置登録エリアに所属しているかを把握すると同時に、その位置登録エリアコードを位置登録サーバへ送信し、自無線端末の位置登録エリアコードとして登録する。
ここで、ユーザは無線端末を持ち運ぶため、無線端末は、異なる位置登録エリアコードが割り当てられた位置登録エリアへ移動することがある。このような場合、無線端末は、新たな位置登録エリアコードを位置登録サーバへ送信し登録更新する。
このような無線通信システムでは、例えば、ユーザが異なる位置登録エリアの境界付近を移動していて、繰り返し位置登録エリアの境界を横断する場合など、無線端末による位置登録エリアコードの登録更新が発生することによるトラフィック(以下、位置登録トラフィックと呼ぶ)が増大するという問題があった。
位置登録トラフィックを減少させる方法として、隣接する位置登録エリアを互いに重複させ、その重複する領域に対して複数の位置登録エリアコード(PrimaryコードとSecondaryコード)を割り当てる技術が開示されている(例えば、特許文献1。)。
上記特許文献1に開示されている技術では、隣接する位置登録エリアが互いに重複する領域に対して、その隣接する位置登録エリア双方の位置登録エリアコードを割り当てることで、その重複する領域に存在する無線端末は、複数の位置登録エリアコードのうちいずれの位置登録エリアコードを位置登録サーバへ登録していたとしても、位置登録エリアコードの更新登録を行う必要がなく、位置登録トラフィックを減少させることができる。
特許第2545466号明細書
無線通信システムでは、位置登録トラフィックを減少させるとともに、位置登録トラフィックが発生する領域を分散させることが望ましい。
一方、上記特許文献1に開示されている技術では、隣接する位置登録エリアが互いに重複する領域と、一方の位置登録エリアのみに含まれる領域との境界で、位置登録トラフィックが集中的に発生するという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、位置登録トラフィックを減少させるとともに、位置登録トラフィックが発生する領域を分散させることを可能とする無線基地局、無線制御局、無線端末、無線通信システム、および無線基地局の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る無線基地局は、電波の届く範囲内に存在する無線端末と無線通信する複数の無線基地局と、各無線端末の位置登録エリアコードを記憶する位置登録サーバとがネットワークで接続されていて、他の無線基地局から送信される電波の届く範囲である他サービスエリアと、自身が送信する電波の届く範囲である自サービスエリアとが少なくとも一部重なる無線基地局であって、第1位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして記憶し、前記他の無線基地局によって第1送信頻度で前記他サービスエリア内に存在する無線端末へ送信されている第2位置登録エリアコードを、従の位置登録エリアコードとして記憶する記憶手段と、前記第1位置登録エリアコードを前記第1送信頻度で前記自サービスエリア内に存在する無線端末へ送信し、前記第2位置登録エリアコードを前記第1送信頻度よりも小さい第2送信頻度で前記自サービスエリア内に存在する無線端末へ送信する通信手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、位置登録トラフィックを減少させるとともに、位置登録トラフィックが発生する領域を分散させることを可能とする。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る無線システムは、2個の無線制御局111、112と、8個の無線基地局120a〜120hと、100個の無線端末150−1〜150−100と、設定装置130と、位置登録サーバ140とを備える。2個の無線制御局111、112と、8個の無線基地局120a〜120hと、設定装置130と、位置登録サーバ140とは、ネットワーク100によって接続される。
無線制御局111は、6個の無線基地局120a〜120fを管理する。無線制御局112は、6個の無線基地局120c〜120hを管理する。無線制御局111には、位置登録エリアコード(111)が割り当てられる。無線制御局112には、位置登録エリアコード(112)が割り当てられる。なお、無線制御局111、112がどの無線基地局を管理するか、割り当てられる位置登録エリアコードについては、ネットワーク管理者が設定装置130によってネットワーク100を介して設定する。
無線基地局120a〜120hには、主の位置登録エリアコードが1つ設定される。無線基地局120a〜120hには、1つ以上の従の位置登録エリアコードが設定されていても良く、従の位置登録エリアコードが設定されていなくとも良い。無線基地局120a〜120hは、主および従の位置登録エリアコードを所定の送信頻度で、電波の届く範囲に存在するすべての無線端末へ送信する。
無線基地局120a、120bの主の位置登録エリアコードは(111)である。無線基地局120c、120dの主の位置登録エリアコードは(111)であり、従の位置登録エリアコードは(112)である。無線基地局120e、120fの主の位置登録エリアコードは(112)であり、従の位置登録エリアコードは(111)である。無線基地局120g、120hの主の位置登録エリアコードは(112)である。
なお、無線基地局120a〜120hがどの位置登録エリアコードを主および従とするかについては、ネットワーク管理者が設定装置130によってネットワーク100を介して設定する。
無線端末150−1〜150〜100は、例えば、携帯電話、PHS(personal handyphone system)などである。無線端末150−1〜150−100は、無線基地局120a〜120hのいずれかから主の位置登録エリアコードを受信すると、その位置登録エリアコードを自無線端末の位置登録エリアコードとする。無線端末150−1〜150−100は、自無線端末の位置登録エリアコードを、直接通信できる無線基地局を介して、位置登録サーバ140へ送信し、登録する。
無線端末150−1は、無線基地局120aからの電波が届く範囲内に存在しているため、主の位置登録エリアコードとして位置登録エリアコード(111)を受信し、自無線端末の位置登録エリアコードを(111)として、位置登録サーバ140へ登録する。
無線端末150−10は、無線基地局120eからの電波が届く範囲内に存在しているため、主の位置登録エリアコードとして位置登録エリアコード(112)を受信し、従の位置登録エリアコードとして位置登録エリアコード(111)を受信し、自無線端末の位置登録エリアコードを(112)として、位置登録サーバ140へ登録する。
図2は、位置登録サーバ140が記憶する記憶内容を示す図である。位置登録サーバ140は、無線端末ごとに位置登録エリアコードを記憶する。
位置登録サーバ140は、無線端末150−1の位置登録エリアコード(111)や、無線端末150−10の位置登録エリアコード(112)、無線端末150−100の位置登録エリアコード(112)などを記憶している。なお、本実施形態では、無線制御局111、112が、位置登録サーバ140の機能を有する構成としてもよい。
無線端末150−1〜150〜100は、自無線端末の位置登録エリアコードを、予め定められた所定時間連続して受信できなかった場合、現在受信しているその他の主の位置登録エリアコードを新たに自無線端末の位置登録エリアコードとして、位置登録サーバ140へ登録更新する。なお、無線端末による位置登録エリアコードの登録更新処理の詳細については後述する。
図3は、無線端末150−1が無線端末150−100との通信を要求する際の無線システム1の動作を示すフローチャートである。
まず、無線端末150−1は、無線基地局120aを介して、位置登録サーバ140へ、無線端末150−100を管理する無線制御局の位置登録エリアコードを問い合わせる(ステップS101)。
次に、位置登録サーバ140は、無線端末150−100の位置登録エリアコードの問い合わせに応じて、図2に示す対応関係表を用いて、無線端末150−100の位置登録エリアコード(112)を無線端末150−1へ返信する(ステップS102)。
次に、無線端末150−1は、無線端末150−100の位置登録エリアコード(112)を受信したあと、位置登録エリアコード(112)が割り当てられた無線制御局112に対して、無線端末150−100との通信を要求するための通信要求信号を送信する(ステップS103)。
次に、無線制御局112は、通信要求信号を受信した後、その通信要求信号を管理下にあるすべての無線基地局120c〜120hへ転送する(ステップS104)。
次に、無線基地局120c〜120hは、通信要求信号を、電波の届く範囲に存在するすべての無線端末へ転送する(ステップS105)。
次に、通信要求信号を受信した無線端末のうち、無線端末150−100は、無線端末150−1との通信が可能であることと、自無線端末150−100の位置とを通知するための通信応答信号を、無線基地局120h、ネットワーク100、および無線基地局120aを介して、無線端末150−1へ返信する(ステップS106)。なお、無線端末150−100との通信要求信号を受信した無線端末のうち、無線端末150−100以外の無線端末は、通信要求信号を無視する。
以降、通信端末150−1と通信端末150−100との間で、通信が開始される。
次に、無線基地局120a〜120hが、主および従の位置登録エリアコードを送信する送信頻度を説明する。送信頻度とは、所定時間当たりに位置登録エリアコードを送信する送信回数である。
図4は、無線基地局が位置登録エリアコードを送信する際の送信頻度を示す図である。図4(a)は、送信頻度fの送信タイミング、即ち、一定周期Tsごとに1回の位置登録エリアコードの送信を示す。図4(b)〜(d)は、送信頻度fよりも小さい送信頻度fの送信タイミングを示す。図4(b)は、一定周期2Tsごとに1回、位置登録エリアコードが送信されている様子を示す。図4(c)は、一定周期4Tsごとに3回、位置登録エリアコードが送信されている様子を示す。図4(d)は、一定周期Tsごとに1回ずつ計4回位置登録エリアコードが送信された後、一定期間3Tsは位置登録エリアコードを送信されないというサイクルを繰り返す際の様子を示す。
無線基地局120a〜120hが主の位置登録エリアコードを送信する送信頻度は、送信頻度fであって、同一である。無線基地局120d、120eが従の位置登録エリアコードを送信する送信頻度も、同様に、送信頻度fである。一方、無線基地局120c、120fが従の位置登録エリアコードを送信する送信頻度は、送信頻度fよりも小さい送信頻度fである。
なお、無線基地局が位置登録エリアコードを送信頻度fで送信する方法は図4(a)に示すものに限られず、無線基地局が位置登録エリアコードを送信頻度fで送信する方法は図4(b)〜(d)に示すものに限られない。
図5は、無線基地局120cの構成を示すブロック図である。なお、無線基地局120a、120b、120d〜120hの構成も同様である。
無線基地局120cは、制御部121と、ネットワーク通信部122と、無線通信部123と、頻度判定部124と、管理情報記憶部125とを備える。ネットワーク通信部122は、ネットワーク100を介して無線制御局111、112、設定装置130、および位置登録サーバ140と通信する。無線通信部123は、電波の届く範囲内に存在する無線端末と無線によって通信する。
制御部121は、ネットワーク通信部122で受信した信号を無線通信部123によって通信端末へ転送する際の処理を制御する。制御部121は、無線通信部123で受信した信号をネットワーク通信部122によってネットワーク100へ転送する際の処理を制御する。制御部121は、ネットワーク通信部122と、無線通信部123と、頻度判定部124と、管理情報記憶部125とを制御する。制御部121は、管理情報記憶部125に記憶された管理情報に従い、無線通信部123を介して位置登録エリアコードを電波の届く範囲内に存在する無線端末へ送信する。
頻度判定部124は、従の位置登録エリアコードを送信頻度fで送信するか、送信頻度fで送信するかを判定する。頻度判定部124は、送信頻度の判定結果を管理情報記憶部125へ書き込む。頻度判定部124が送信頻度を判定する方法を3種類示す。なお、頻度判定部124が送信頻度を判定する方法は、以下の3種類に限られない。
まず、頻度判定部124は、無線通信部123によって受信した無線端末からの無線信号を解析し、無線基地局120cと直接通信する無線端末の数、無線基地局120cのトラフィック量、あるいは無線基地局120cが通信する信号のQoS情報を把握する。
第1の判定方法は、頻度判定部124は、無線基地局120cと直接通信する無線端末の数が、第1の閾値以上であれば従の位置登録エリアコードの送信頻度を送信頻度fとし、第1の閾値未満であれば従の位置登録エリアコードの送信頻度を送信頻度fとするものである。
第2の判定方法として、頻度判定部124は、無線基地局120cのトラフィック量が、第2の閾値以上であれば従の位置登録エリアコードの送信頻度を送信頻度fとし、第2の閾値未満であれば従の位置登録エリアコードの送信頻度を送信頻度fとする。
第3の判定方法として、頻度判定部124は、無線基地局120cが通信する信号のうちQoS要求の高い信号(例えば、音声信号)が占める割合が、第3の閾値以上であれば従の位置登録エリアコードの送信頻度を送信頻度fとし、第3の閾値未満であれば従の位置登録エリアコードの送信頻度を送信頻度fとする。
図6は、管理情報記憶部125の記憶内容を示す図である。
管理情報記憶部125は、無線制御局に割り当てられた位置登録エリアコードごとに、主あるいは従のどちらの位置登録エリアコードなのかを示す情報、およびその位置登録エリアコードの送信頻度を示す情報を、管理情報として記憶する。
管理情報記憶部125は、位置登録エリアコード(111)を主の位置登録エリアコードであって送信頻度fで送信するものと記憶し、位置登録エリアコード(112)を従の位置登録エリアコードであって送信頻度fで送信するものと記憶する。なお、管理情報記憶部125は、主の位置登録エリアコードを1つ記憶する。管理情報記憶部125は、従の位置登録エリアコードを1つ以上記憶してもよく、従の位置登録エリアコードを記憶しなくても良い。
無線基地局120cの無線通信部123は、制御部121が管理情報記憶部125から読み出した管理情報に従って、位置登録エリアコード(111)を主の位置登録エリアコードとして送信頻度fで送信し、位置登録エリアコード(112)を主の位置登録エリアコードとして送信頻度fで送信する。
なお、無線基地局120a、120b、120d〜120hが有する管理情報記憶部は、それぞれ、いずれの位置登録エリアコードを主あるいは従とするか、そしてそれらの送信頻度はfかfかに応じて、異なる管理情報を記憶する。なお、各無線基地局の管理情報は、ネットワーク管理者が設定装置130によってネットワーク100を介してその初期値を設定される。管理情報は、頻度判定部124によって動的に更新される。
次に、無線端末150−10が図1に示す矢印に沿って移動した場合の無線システム1の動作を説明する。なお、無線端末150−10が位置登録エリアコードの登録更新処理の必要性を判定するために、自無線端末の主の位置登録エリアコード(112)の受信を試みる期間を“1.5Ts”とする。
まず、無線基地局120eは“Ts”ごとに1回(送信頻度f)、主の位置登録エリアコード(112)を送信している。そのため、無線基地局120eから電波を受信できる範囲内では、無線端末150−10は、必ず“1.5Ts”の間に位置登録エリアコード(112)を受信する。よって、位置登録エリアコードの登録更新処理は行わない。
次に、無線基地局120dは“Ts”ごとに1回(送信頻度f)、主の位置登録エリアコード(111)と、従の位置登録エリアコード(112)とを送信している。そのため、無線端末150−10が弧A−A’を越え、無線基地局120dから電波を受信できる範囲内であっても、無線端末150−10は、必ず“1.5Ts”の間に位置登録エリアコード(112)を受信する。よって、位置登録エリアコードの登録更新処理は行わない。
次に、無線基地局120cは、“Ts”ごとに1回(送信頻度f)、主の位置登録エリアコード(111)を送信していて、送信頻度fで従の位置登録エリアコード(112)を送信している。図4(b)〜(d)に示すように、無線基地局120cが従の位置登録エリアコード(112)を送信してから、次に従の位置登録エリアコード(112)を送信するまでの間隔は、“T”よりも長い。
そのため、無線端末150−10が弧B−B’を越えてしまうと、無線端末150−10は、“1.5Ts”の間に位置登録エリアコード(112)を受信するとは限らない。
“1.5Ts”の間に位置登録エリアコード(112)を受信できなかった無線端末150−10は、位置登録エリアコードの登録更新処理を行う。
一方、“1.5Ts”の間に位置登録エリアコード(112)を受信できた無線端末150−10は、位置登録エリアコードの登録更新処理を行わない。
次に、無線基地局120bは、“Ts”ごとに1回(送信頻度f)、主の位置登録エリアコード(111)のみを送信している。そのため、無線端末150−10が弧C−C’を越え、無線基地局120cからの電波を受信できなくなった場合、無線端末150−10は、位置登録エリアコード(112)を受信することはあっても、位置登録エリアコード(111)を受信することはない。仮に、無線端末150−10の主の位置登録エリアコードがいまだ(111)であるならば、無線端末150−10は、位置登録エリアコードの登録更新処理を行う。
このように、第1の実施形態に係る無線システム1によれば、主の位置登録エリアコードの送信頻度よりも、従の位置登録エリアコードの送信頻度が小さい無線基地局(例えば、無線基地局120c、120f)を備えることによって、無線端末が位置登録エリアコードの登録更新処理を行う領域を分散することができる。そのため、位置登録トラフィックは、特定の無線基地局に集中することはなく、例えば、無線基地局120b、120c、120f、120gが位置登録トラフィックを分散して処理することができる。
さらに、異なる無線制御局の管理下にあって、互いに隣接あるいは近い距離にある無線基地局(例えば、無線基地局120c〜120f)に主と従の2つの位置登録エリアコードを送信させることによって、無線端末150−1〜150−100が位置登録エリアコードの登録更新処理を行う頻度を減少することができ、位置登録トラフィックを減少することができる。
なお、上記実施形態に係る無線基地局120a〜120hでは、従の位置登録エリアコードの送信頻度を送信頻度fあるいはfとしたが、従の位置登録エリアコードの送信頻度の種類は2種類に限られない。
無線システム1の環境に応じて、従の位置登録エリアコードの送信頻度を、送信頻度fより小さい範囲内で調整することによって、各無線基地局120a〜120hは位置登録トラフィックをより効率的に分散することができる。
また、第1の実施形態において、各無線制御局111、112が管理する無線基地局120a〜120hは、ネットワーク管理者が設定装置130によってネットワーク100を介して設定するものとしたが、無線制御局111、112および無線基地局120a〜120hが互いに通信することによって動的に設定されるものとしても良い。
このとき、無線制御局111、112および無線基地局120a〜120hは、GPS(Global Positioning System)などの測位システムを内蔵し、GPSによって測定された位置情報を互いに通知する。
このようにすることで、無線制御局111、112および無線基地局120a〜120hの位置情報を考慮して、各無線制御局111、112が管理する無線基地局120a〜120h、および各無線基地局120a〜120hの主および従の位置登録エリアコードを動的に決定することができる。
また、第1の実施形態において、各無線制御局111、112が管理する無線基地局120a〜120hは、無線端末150−1〜150−100と直接通信するものとしたが、
各無線制御局が管理する第1階層の無線基地局が、さらに第2階層の無線基地局を介して、無線端末と通信するものとしても良い。
第1階層の無線基地局は、無線制御局からの信号を第2階層の無線基地局へ中継する。第2階層の無線基地局は、第1階層からの信号を無線端末へ中継する。なお、第2階層の無線基地局は、例えば、電車などに備え付けられていて、移動するものとする。
第1階層の無線基地局および第2階層の無線基地局は、第1の実施形態に係る無線基地局120a〜120hと同等の機能を有する。
このように、無線システムにおいて、無線基地局を階層的な構成とするとすることによって、より広範囲なサービスエリアをユーザへ提供することができる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る無線システム2の構成を示すブロック図を示す。
図8は、第2の実施形態に係る無線基地局220cの構成を示すブロック図を示す。なお、無線基地局220a、220b、220d〜220hの構成も同様である。
また、第2の実施形態に係る無線システム2と第1の実施形態の無線システム1の同一部分は、同一符号を付してその説明は省略する。
第2の実施形態に係る無線システム2は、ある無線基地局が隣接する無線基地局によって送信された電波を受信できる点と、無線基地局220a〜220hが位置登録部をさらに備える点が、第1の実施形態の無線システム1と相異する。
なお、第1無線基地局と第2無線基地局とが隣接するとは、第1無線基地局が送信する電波の届く範囲と、第2無線基地局が送信する電波の届く範囲とが、重複する領域が存在することであるとする。
頻度判定部224は、従の位置登録エリアコードの送信頻度をfとするかfとするかを判定する。頻度判定部224は、判定結果に従い、管理情報記憶部125に記憶された従の位置登録エリアコードの送信頻度を更新する。なお、頻度判定部224は、他の無線基地局から送信された位置登録エリアコードとその送信方式とに応じて、位置登録エリアコードの送信頻度を判定するものとする。
なお、頻度判定部224が送信頻度を判定する方法は、上記に限られない。例えば、頻度判定部224は、無線通信部123によって受信した無線端末からの無線信号を解析し、自無線基地局220cが直接通信する無線端末の数を把握する。そして、頻度判定部224は、把握した無線端末の数が閾値以上のときに従の位置登録エリアコードの送信頻度をfと判定し、把握した無線端末の数が閾値未満のときに、従の位置登録エリアコードの送信頻度をfと判定することとしても良い。さらに、頻度判定部224は、自無線基地局220cが直接通信する無線端末の数の代わりに、自無線基地局220cのトラフィック量や通信している信号のうちQoS要求の高い信号(例えば、音声信号)が占める割合を把握して、同様に、送信頻度を判定しても良い。
位置登録部226は、無線基地局220b、220dから受信した位置登録エリアコードに応じて、新たな従の位置登録エリアコードを管理情報記憶部125へ記憶することによって、自無線基地局220cの従の位置登録エリアコードとして登録する。
位置登録部226は、新たに従の位置登録エリアコードを管理情報記憶部125へ記憶すると同時に、当該位置登録エリアコードが割り当てられた無線制御局の管理下となることを登録するための登録信号を、ネットワーク通信部122によってその無線制御局へ送信する。
各無線基地局および各無線端末は、位置登録エリアコードに付された識別子によって、当該位置登録エリアコードが主であるか従であるかを把握する。各無線基地局および各無線端末は、従の位置登録エリアコードが1度送信されてから次に送信されるまでのインターバルを連続的に観察することによって、当該従の位置登録エリアコードの送信頻度を把握する。
以下では、無線基地局220cにおいて、他の無線基地局(隣接する無線基地局220b、220d)から送信された位置登録エリアコードを無線通信部123で受信した際に、位置登録部226が新たに従の位置登録エリアコードを登録し、頻度判定部224がその従の位置登録エリアコードの送信頻度を判定する際の8つの方法を説明する。
(第1の方法)
他の無線基地局220b、220dから主の位置登録エリアコードとして送信された位置登録エリアコードを無線通信部123で受信したとき、その位置登録エリアコードが自無線基地局220cの主および従の位置登録エリアコードでない場合、自無線基地局220cにおいて、位置登録部226は受信した位置登録エリアコードを新たな従の位置登録エリアコードとして登録し、頻度判定部224はその送信頻度をfとする。
(第2の方法)
他の無線基地局220b、220dから従の位置登録エリアコードとして送信頻度fで送信された位置登録エリアコードを無線通信部123で受信したとき、その位置登録エリアコードが自無線基地局220cの主および従の位置登録エリアコードでない場合、自無線基地局220cにおいて、位置登録部226は受信した位置登録エリアコードを新たな従の位置登録エリアコードとして登録し、頻度判定部224はその送信頻度をfあるいはfとする。
(第3の方法)
他の無線基地局220b、220dから従の位置登録エリアコードとして送信頻度fで送信された位置登録エリアコードを無線通信部123で受信したとき、その位置登録エリアコードが自無線基地局220cの主および従の位置登録エリアコードでない場合、自無線基地局220cにおいて、位置登録部226は受信した位置登録エリアコードを新たな従の位置登録エリアコードとして登録し、頻度判定部224はその送信頻度をfとする。
なお、自無線基地局220cの位置登録部226は、受信した位置登録エリアコードを無視しても良い。例えば、自無線基地局220cの位置登録部226は、予め“0”以上“1”以下の閾値を記憶しておく。そして、自無線基地局220cの位置登録部226は、位置登録エリアコードを受信するたびに乱数を生成し、生成した乱数の値が閾値以上であれば受信した位置登録エリアコードを用いて新たな従の位置登録エリアコードを登録し、生成した乱数の値が閾値未満であれば受信した位置登録エリアコードを無視することとしてもよい。なお、本実施形態では、位置登録エリアコードを無視する方法は、上記の方法に限定されるものではない。
具体的な運用方法としては、無線システム2において、各無線基地局の従の位置登録エリアコードを報知するエリアを広く設定する場合には、その閾値を小さな値とし、各無線基地局の従の位置登録エリアコードを報知するエリアを狭く設定する場合には、その閾値を大きな値とする。このようにすることによって、無線システム2において、簡単な処理で、各無線基地局の従の位置登録エリアコードを報知するエリアを調整することができる。
(第4の方法)
他の無線基地局220b、220dによって主あるいは従の位置登録エリアコードとして送信された位置登録エリアコードを無線通信部123で受信したとき、その位置登録エリアコードが自無線基地局220cの主の位置登録エリアコードである場合、自無線基地局220cの位置登録部226は、受信した位置登録エリアコードを無視する。
(第5の方法)
他の無線基地局220b、220dによって主の位置登録エリアコードとして送信された位置登録エリアコードを無線通信部123で受信したとき、その位置登録エリアコードが自無線基地局220cの従の位置登録エリアコードであって送信頻度fとされている場合、自無線基地局220cの位置登録部226は、受信した位置登録エリアコードを無視する。
(第6の方法)
他の無線基地局220b、220dによって従の位置登録エリアコードとして送信された位置登録エリアコードを無線通信部123で受信したとき、その位置登録エリアコードが自無線基地局220cの従の位置登録エリアコードであって送信頻度fあるいはfとされている場合、自無線基地局220cにおいて、頻度判定部224はその位置登録エリアコードの送信頻度をfとする。なお、自無線基地局220cの位置登録部226は、受信した位置登録エリアコードを無視しても良い。
(第7の方法)
他の無線基地局220b、220dによって主の位置登録エリアコードとして送信された位置登録エリアコードを無線通信部123で受信したとき、その位置登録エリアコードが自無線基地局220cの従の位置登録エリアコードであって送信頻度fとされている場合、自無線基地局220cの位置登録部226は、受信した位置登録エリアコードの送信頻度をfとする。
(第8の方法)
他の無線基地局220b、220dによって従の位置登録エリアコードとして送信された位置登録エリアコードを無線通信部123で受信したとき、その位置登録エリアコードが自無線基地局220cの従の位置登録エリアコードとされている場合、自無線基地局220cの位置登録部226は、受信した位置登録エリアコードの送信頻度をfあるいはfとする。
次に、複数の隣接する無線基地局220b、220dから、同一の位置登録エリアコードを異なる送信方式(主、従の違い、送信頻度f、fの違い)で受信した場合に、無線基地局220cの位置登録部226および頻度判定部224で行われる処理を説明する。
同一の位置登録エリアコードを異なる送信方式によって受信しているため、それぞれの無線基地局から受信した位置登録エリアコードに対して、位置登録部226による従の位置登録エリアコードとして登録するか否かの判定、および頻度判定部224による送信頻度をfにするかfにするかの判定の判定結果が異なる場合がある。
このような場合に、位置登録部226および頻度判定部224が、管理情報記憶部125へ記憶する管理情報を1つに決定するための方法を以下に3つ述べる。なお、上記方法は、3つに限られない。
(第1の方法)
位置登録部226は、少なくとも1つの他の無線基地局から受信した位置登録エリアコードとその送信方式に応じて、従の位置登録エリアコードとして登録すると判定した場合は、当該位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして管理情報記憶部125へ記憶するものとする。
頻度判定部224は、少なくとも1つの他の無線基地局から受信した位置登録エリアコードとその送信方式に応じて、当該位置登録エリアコードの送信頻度をfとすると判定した場合は、当該位置登録エリアコードの送信頻度をfとするものとする。
(第2の方法)
位置登録部226は、複数の他の無線基地局から受信した位置登録エリアコードとその送信方式に応じて、従の位置登録エリアコードとして登録するか否かの判定結果が複数得られた場合は、それらの判定結果による多数決によって、当該位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして管理情報記憶部125へ記憶するか否かを決定するものとする。
頻度判定部224は、複数の他の無線基地局から受信した位置登録エリアコードとその送信方式に応じて、当該位置登録エリアコードの送信頻度の判定結果が複数得られた場合は、それらの判定結果による多数決によって、当該位置登録エリアコードの送信頻度を決定するものとする。
(第3の方法)
位置登録部226および頻度判定部224は、無線通信部123によって受信した無線信号の受信電力が閾値以上である無線基地局から送信された位置登録エリアコードに応じて、各種判定を行うものとする。なお、位置登録部226および頻度判定部224は、位置登録エリアコードの送信元である無線基地局ごとの通話品質に応じて、いずれの無線基地局から送信された位置登録エリアコードを用いて各種判定を行うかを決定しても良い。
次に、位置登録部226および頻度判定部224が管理情報記憶部125へ記憶した管理情報(従の位置登録エリアコードとその送信頻度)の削除処理について説明する。
位置登録部226は、管理情報記憶部125に従の位置登録エリアコードとして記憶されている位置登録エリアコードのうち、送信頻度fで、1度位置登録エリアコードが送信されてから、次に位置登録エリアコードが送信されるまでのインターバルの時間のうちの最も長い最長インターバル時間よりも長い時間、無線基地局220cの無線通信部123によって受信されなかった位置登録エリアコードを、管理情報記憶部125から削除する。
なお、位置登録部226は、管理情報記憶部125に従の位置登録エリアコードとして記憶されている位置登録エリアコードのうち、送信頻度がfである位置登録エリアコードについては、送信頻度fで、1度位置登録エリアコードが送信されてから、次に位置登録エリアコードが送信されるまでの最長インターバルの時間(時間Ts)よりも長い時間、無線基地局220cの無線通信部123によって受信されなかった場合に管理情報記憶部125から削除することとしても良い。
このように、第2の実施形態に係る無線システム2によれば、他の無線基地局が送信する位置登録エリアコードなどに応じて、各無線基地局が従の位置登録エリアコードとその送信頻度を動的に更新するため、各無線基地局に対する主および従の位置登録エリアコードの割り当て、従の位置登録エリアコードの送信頻度の調整を自動化することができる。
なお、第2の実施形態において、各無線基地局が有する管理情報記憶部は、主および従の位置登録エリアコードとその送信頻度とを記憶するものとしたが、管理情報記憶部は、そのほかに位置登録エリアコードを受信した際の受信電力や通話品質情報を記憶するものとしても良い。
このようにすることで、各無線基地局が有する位置登録部および頻度判定部は、他の無線基地局によって送信された位置登録エリアコードとその送信方式のみならず、他の無線基地局から受信した信号の受信電力や通話品質情報をも考慮にいれて、従の位置登録エリアコードとその送信頻度とを動的に更新することができる。
また、第2の実施形態において、各無線端末は、位置登録エリアコードに付された識別子によって主の位置登録エリアコードか従の位置登録エリアコードかを判定した。しかし、無線基地局から送信される位置登録エリアコードの送信方式の特徴に応じて、各無線端末は、受信した位置登録エリアコードが主の位置登録エリアコードとして送信されたものか、従の位置登録エリアコードとして送信されたものかを判定することができる。
無線端末と無線基地局との通信に、SFN(Single Frequency Network)の伝送方式を採用していて、複数の無線基地局の主の位置登録エリアコードが同一である場合には、複数の無線基地局は同期して主の位置登録エリアコードを送信頻度fで送信する。
そのため、複数の無線基地局の主の位置登録エリアコードを自無線端末の位置登録エリアコードとする無線端末は、その複数の無線基地局からの電波を受信できる範囲内では、同一のタイミングで、自無線端末の位置登録エリアコードを受信することができる。
一方、無線端末が移動することによって、自無線端末の位置登録エリアコードを受信するタイミングが異なった場合には、無線端末は、自無線端末の位置登録エリアコードを、従の位置登録エリアコードとして受信していると判定することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る無線基地局320は、複数の指向性アンテナを有するセクタアンテナを介して、無線端末との通信を行う。なお、この第3の実施形態に係る無線基地局320と第2の実施形態に係る無線基地局220a〜220hと同一部分(制御部121、ネットワーク通信部122、無線通信部123、管理情報記憶部125)については、同一番号を付し、その説明を省略する。
図9は、この第3の実施形態に係る無線基地局320の構成を示すブロック図である。
無線基地局320は、制御部121と、ネットワーク通信部122と、無線通信部123と、管理情報記憶部125と、頻度判定部324と、位置登録部326と、セクタアンテナ323とを備える。セクタアンテナ323は、第1指向性アンテナ323aと、第2指向性アンテナ323bと、第3指向性アンテナ323cとを有する。
無線基地局320は、セクタアンテナ323によって、他の無線基地局および無線端末からの無線信号の送受信を行う。セクタアンテナ323のセクタ数は3である。第1乃至第3指向性アンテナ323a〜323cは、120°の扇形の指向性を有する。
位置登録部326は、同一の位置登録エリアコードを受信した指向性アンテナの数に応じて、新たな従の位置登録エリアコードを管理情報記憶部125へ記憶(登録)する。位置登録部226は、新たに従の位置登録エリアコードを管理情報記憶部125へ記憶すると同時に、当該位置登録エリアコードが割り当てられた無線制御局の管理下となることを通知する信号を、当該無線制御局へネットワーク通信部122を介して送信する。
位置登録部326は、閾値を記憶する。例えば、閾値が“2”である場合は、位置登録部326は、管理情報記憶部125に記憶されておらず、閾値“2”個以上の指向性アンテナによって受信された位置登録エリアコードを、新たに従の位置登録エリアコードとして管理情報記憶部125へ記憶する。
頻度判定部324は、同一の位置登録エリアコードを受信した指向性アンテナの数に応じて、従の位置登録エリアコードを送信頻度fで送信するか、送信頻度fで送信するかを判定する。頻度判定部224は、送信頻度の判定結果を管理情報記憶部125へ書き込む。
頻度判定部324は、第1閾値と第2閾値とを記憶する。例えば、第1閾値が“3”であり、第2閾値が“2”である場合は、頻度判定部324は、位置登録部326によって従の位置登録エリアコードとして登録された位置登録エリアコードであって、第1閾値“3”以上の指向性アンテナによって受信された位置登録エリアコードの送信頻度をfとし、第2閾値“2”以上第1閾値“3”未満の指向性アンテナによって受信された位置登録エリアコードの送信頻度をfとする。なお、第2閾値“2”未満の指向性アンテナによって受信された位置登録エリアコードは、位置登録部326によって従の位置登録エリアコードとして登録されることはない。
また、頻度判定部324は、1つの閾値(第3閾値“2”)のみを記憶するものとし、頻度判定部324は、管理情報記憶部125に従の位置登録エリアコードとして記憶された位置登録エリアコードであって、第3閾値“2”以上の指向性アンテナによって受信された位置登録エリアコードの送信頻度をfとし、第3閾値“2”未満の指向性アンテナによって受信された位置登録エリアコードの送信頻度をfとすることとしてもよい。
さらにまた、頻度判定部324は、1つの閾値(第4閾値“2”)のみを記憶するものとし、頻度判定部324は、管理情報記憶部125に従の位置登録エリアコードとして記憶された位置登録エリアコードであって、第4閾値“2”以上の指向性アンテナによって主の位置登録エリアコードとして受信された位置登録エリアコードの送信頻度をfとし、上記条件を満足しない位置登録エリアコードの送信頻度をfとすることとしてもよい。
このように、第3の実施形態に係る無線基地局320によれば、他の無線基地局によって送信された位置登録エリアコードを、セクタアンテナ323が有する指向性アンテナの数に応じて、従の位置登録エリアコードとその送信頻度を動的に更新するため、無線システムの環境の変化に対応することができ、各無線基地局に対する位置登録エリアコードの割り当ての自動化を実現することができる。
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態に係る無線システム4の構成を示すブロック図を示す。無線制御局211は、無線基地局420a〜420dを管理する。無線制御局212は、無線基地局420e〜420hを管理する。無線基地局420a〜420dの主の位置登録エリアコードは(211)であり、無線基地局420e〜420hの主の位置登録エリアコードは(212)である。なお、無線基地局420a〜420hには、従の位置登録エリアコードは設定されていない。
この第4の実施形態に係る無線システム4と第1の実施形態に係る無線システム1と同一部分(ネットワーク100、設定装置130、位置登録サーバ140、無線端末150−1〜150−100)については、同一番号を付し、その説明を省略する。
図11は、第4の実施形態に係る無線基地局420aの構成を示すブロック図を示す。なお、無線基地局420b〜420hの構成も同様である。第4の実施形態に係る無線基地局420a〜420hは、第1の実施形態に係る無線基地局120a〜120hと比較して、チャネル情報認識手段427をさらに備える点が相異する。
なお、この第4の実施形態に係る無線基地局120aと第1の実施形態に係る無線基地局120cと同一部分(制御部121、ネットワーク通信部122、無線通信部123、管理情報記憶部125)については、同一番号を付し、その説明を省略する。
チャネル情報認識部427は、無線通信部123によって受信した無線端末からの無線信号を解析して、チャネル情報を把握する。チャネル情報とは、各無線基地局と直接通信する無線端末の数、各無線基地局のトラフィック量、あるいは各無線基地局が送受信する無線信号のQoS情報である。なお、チャネル情報は、各無線基地局におけるチャネル使用率や、他の無線基地局から送信された位置登録エリアコードの種類と送信頻度などであっても良い。また、チャネル情報認識部427は、他の無線基地局に対してチャネル情報を要求することによって、他の無線基地局からチャネル情報を収集しても良い。
図12は、第4の実施形態に係る無線制御局211の構成を示すブロック図を示す。なお、無線制御局212の構成も同様である。
無線制御局211は、制御部211aと、ネットワーク通信部211bと、管理部211cと、チャネル情報記憶部211dとを備える。ネットワーク通信部211bは、ネットワーク100を介して、他の無線制御局212、および各無線基地局420a〜420hと通信する。
制御部211aは、第1の実施形態に係る無線制御局111、112の機能を実現するための制御を行う。制御部211aは、ネットワーク通信部211bと、管理部211cと、211dとを制御する。制御部211aは、無線基地局からネットワーク100を介して受信したチャネル情報をチャネル情報記憶部211dへ記憶する。
チャネル情報記憶部211dは、各無線基地局から受信したチャネル情報を記憶する。
管理部211cは、チャネル情報記憶部211dに記憶されたチャネル情報を用いて、各無線制御局211、212が管理する無線基地局を動的に更新し、各無線基地局の主の位置登録エリアコードと従の位置登録エリアコードとを動的に更新する。なお、管理部211cによる、各無線制御局が管理する無線基地局の更新方法、および各無線基地局の位置登録エリアコードの更新方法については後述する。
例えば、無線制御局211の管理部211cは、無線制御局211の管理下にある無線基地局420dに対して、新たに従の位置登録エリアコード(212)を送信させるための登録信号を送信する。無線基地局420dは、無線制御局211からその登録信号を受信すると、内蔵する管理情報記憶部に新たに従の位置登録エリアコード(212)を登録する。また、同時に、無線制御局211の管理部211cは、新たに無線基地局420dが無線制御局212の管理下となった旨を、無線制御局212へ通知する。
また例えば、無線制御局211の管理部211cは、無線制御局211の管理下にない無線基地局420eに対して、新たに従の位置登録エリアコード(211)を送信頻度fで送信させるための登録信号を送信する。無線基地局420eは、無線制御局211からその登録信号を受信すると、内蔵する管理情報記憶部に新たに従の位置登録エリアコード(211)とその送信頻度fとを登録する。また、同時に、無線制御局211の管理部211cは、新たに無線基地局420eを自無線制御局211の管理下とする。
さらに例えば、無線制御局211の管理部211cは、無線制御局211の管理下にない無線基地局420fに対して、新たに従の位置登録エリアコード(211)を送信頻度fで送信させるための登録信号を送信する。無線基地局420eは、無線制御局211からその登録信号を受信すると、内蔵する管理情報記憶部に新たに従の位置登録エリアコード(211)とその送信頻度fとを登録する。また、同時に、無線制御局211の管理部211cは、新たに無線基地局420fを自無線制御局211の管理下とする。
以下では、管理部211cによる、各無線制御局が管理する無線基地局の更新方法、および各無線基地局の位置登録エリアコードの更新方法について説明する。ここで、無線基地局420eと、無線基地局420c、420dとが隣接しているものとする。
まず、管理部211cは、無線制御局211の管理下にある無線基地局420c、420dと、無線制御局212の管理下にある無線基地局420eとが、互いに異なる無線制御局の管理下にあって隣接することを、チャネル情報から把握する。
次に、管理部211cは、無線基地局420eにおいて、自無線基地局を管理する無線制御局212とは異なる無線制御局211の管理下にある、隣接する無線基地局420c、420dに主の位置登録エリアコードと登録されている位置登録エリアコード(211)が、従の位置登録エリアコードとして登録されているかを判定する。
次に、無線基地局420c、420dに従の位置登録エリアコードとして(211)が登録されていないと判定された場合、管理部211cは、隣接する無線基地局420c、420dに位置登録エリアコード(211)を、従の位置登録エリアコードとして登録する。なお、管理部211cは、無線基地局420c、420dについても同様の判定を行う。
このようにして、無線制御局211の管理部211cは、無線基地局420c、420dに対して新たに従の位置登録エリアコード(212)を登録し、無線基地局420eに対して新たに従の位置登録エリアコード(211)を登録する。
なお、異なる無線制御局の管理下にある隣接する無線基地局に主の位置登録エリアコードと登録されている位置登録エリアコードが、従の位置登録エリアコードとして登録されていると判定された場合、管理部211cは、新たな従の位置登録エリアコードの登録を行わない。
次に、管理部211cは、無線基地局420c〜420dに対して新たに登録した従の位置登録エリアコードの送信頻度を判定する。なお、無線制御局211は、各無線基地局420a〜420hからチャネル情報として各無線基地局420a〜420hと直接通信する無線端末の数を受信したものとする。
管理部211cは、互いに異なる無線制御局211、212の管理下にあって隣接する無線基地局420c〜420eのうち、一方の無線制御局211の管理下にある無線基地局420c、420dが複数である場合に、無線基地局420c、420dごとに直接通信する無線端末の数の大小関係に応じて、その位置登録エリアコードの送信頻度を更新する。
例えば、無線基地局420cと直接通信する無線端末の数よりも、無線基地局420dと直接通信する無線端末の数の方が大きい場合、管理部211cは、無線基地局420cの従の位置登録エリアコード(212)の送信頻度をfとし、無線基地局420dの従の位置登録エリアコード(212)の送信頻度をfとする。
このようにすることで、無線基地局420dの主の位置登録エリアコードは(211)であるものの、従の位置登録エリアコード(212)の送信頻度がfであるため、無線基地局420dからの電波を受信できる範囲内に存在していて位置登録エリアコードが(212)である無線端末は、自無線端末の位置登録エリアコードを更新する必要はない。そのため、無線基地局420dは、位置登録トラフィックの処理を行わなくて済む。
一方、無線基地局420cの主の位置登録エリアコードは(211)であり、従の位置登録エリアコード(212)の送信頻度がfであるため、無線基地局420cからの電波を受信できる範囲内に存在していて位置登録エリアコードが(212)である無線端末のうちの一部は、自無線端末の位置登録エリアコードを更新する必要がある。そのため、無線基地局420cは、一部ではあるものの、位置登録トラフィックの処理を行う必要がある。
このように、互いに隣接する無線基地局420c、420dの直接通信する無線端末の数を比較して、直接通信する無線端末の数が多い無線基地局420dには位置登録トラフィックが発生せず、直接通信する無線端末の数が少ない無線基地局420cには位置登録トラフィックが発生する。そのため、各無線基地局で処理するトラフィック量を分散させることができる。
なお、第4の実施形態では、互いに隣接する無線基地局420c、420dの直接通信する無線端末の数を比較するものとしたが、チャネル情報記憶部211dに記憶された無線基地局のチャネル情報全体を考慮して、各無線基地局の従の位置登録エリアコードとその送信頻度を更新することにより、位置登録トラフィックを各無線基地局に効率的に分散処理させることができる。
また、無線制御局211の管理部211cは、各無線基地局420c〜420eに新たに登録した従の位置登録エリアコードの送信頻度を判定するものとした。しかし、各無線制御局211、212の管理部は、各無線基地局420a〜420hに予め設定された従の位置登録エリアコードや、過去に無線制御局によって登録された従の位置登録エリアコードの送信頻度を判定しても良い。
さらにまた、無線制御局211は、各無線基地局420a〜420hからチャネル情報として各無線基地局420a〜420hと直接通信する無線端末の数を受信したものとしたが、チャネル情報として各無線基地局420a〜420hのトラフィック量を受信しても良い。
この場合、管理部211cは、各無線基地局420a〜420hの直接通信する無線端末の数の大小関係によって従の位置登録エリアコードの送信頻度を判定した方法と同様に、各無線基地局のトラフィック量の大小関係によって、各無線基地局420a〜420hの従の位置登録エリアコードの送信頻度を判定し、更新する。
このようにすることで、各無線基地局420a〜420hのトラフィック量に応じて、各無線基地局で発声する位置登録トラフィックの量を制御することができるため、各無線基地局420a〜420hで処理するトラフィック量の分散をより高い精度で行うことができる。
さらにまた、無線制御局211は、チャネル情報として、各無線基地局420a〜420hが送受信する無線信号のQoS情報を受信しても良い。
この場合、管理部211cは、各無線基地局420a〜420hが送受信する無線信号の中で、QoS要求の高い無線信号が占める割合の大小関係、あるいはQoS要求の低い無線信号が占める割合の大小関係によって、各無線基地局420a〜420hの従の位置登録エリアコードの送信頻度を判定し、更新する。
このようにすることで、各無線基地局420a〜420hのトラフィック量のみならず、各無線基地局420a〜420hが送受信する無線信号のQoS情報を考慮して、各無線基地局420a〜420hで処理するトラフィック量を分散させることができる。
さらにまた、上記の実施形態では、無線制御局211、212が、各無線基地局420a〜420hの従の位置登録エリアコードの更新登録と、その送信頻度との判定と更新登録とを行うものとした。
しかし、各無線基地局420a〜420hが自無線基地局の従の位置登録エリアコードの更新登録を行い、各無線制御局211、212が各無線基地局420a〜420hの従の位置登録エリアコードの送信頻度との判定と更新登録とを行うものとしても良い。
また、無線制御局211、212が各無線基地局420a〜420hの位置登録エリアコードの従の位置登録エリアコードの更新登録を行い、各無線基地局420a〜420hが各無線基地局420a〜420hの従の位置登録エリアコードの送信頻度との判定と更新登録とを行うものとしても良い。
さらにまた、各無線基地局420a〜420hが自無線基地局の従の位置登録エリアコードの更新登録と、その送信頻度との判定と更新登録とを行うものとしても良い。
(第5の実施形態)
図13は、第5の実施形態に係る無線システム5の構成を示すブロック図を示す。
この第5の実施形態に係る無線システム5と第1の実施形態に係る無線システム1と同一部分(ネットワーク100、設定装置130、位置登録サーバ140、無線端末150−1〜150−100)については、同一番号を付し、その説明を省略する。
第5の実施形態に係る無線基地局520a〜520hは、SFN(Single Frequency Network)によって無線端末150−1〜150−100との通信を行う点が、第1の実施形態の無線基地局120a〜120hと相異する。
同一の無線制御局の管理下にあり、主の位置登録エリアコードが同一である無線基地局は、同一の周波数を用いて、同じ送信タイミングで、同一の主の位置登録エリアコードを送信する。
無線制御局111の管理下にある無線基地局520a〜520dは、同一の周波数を用いて、同じ送信タイミングで、主の位置登録エリアコード(111)を送信する。無線制御局112の管理下にある無線基地局520e〜520hは、同一の周波数を用いて、同じ送信タイミングで、主の位置登録エリアコード(112)を送信する。
異なる無線制御局の管理下にあり、主の位置登録エリアコードが相違する無線基地局は、同一の周波数を用いて、異なる送信タイミングで、それぞれの主の位置登録エリアコードを送信する。無線制御局111の管理下にある無線基地局520a〜520dと、無線制御局112の管理下にある無線基地局520e〜520hとは、同一の周波数を用いて、異なる送信タイミングで、主の位置登録エリアコードを送信する。
無線基地局520e〜520hの主の位置登録エリアコードと、無線基地局520c、520dの従の位置登録エリアコードは、双方(112)であり同一である。無線基地局520e〜520hが主の位置登録エリアコード(112)を送信するタイミングと、無線基地局520c、520dの従の位置登録エリアコード(112)を送信するタイミングは、同一であり、それらは同一の周波数を用いて送信される。
無線基地局520a〜520dの主の位置登録エリアコードと、無線基地局520e、520fの従の位置登録エリアコードは、双方(111)であり同一である。無線基地局520a〜520dが主の位置登録エリアコード(111)を送信するタイミングと、無線基地局520e、520fの従の位置登録エリアコード(111)を送信するタイミングは、同時であり、それらは同一の周波数を用いて送信される。
このように、第5の実施形態に係る無線システム5によれば、各無線基地局520a〜520hが主あるいは従の位置登録エリアコードとして、同一の位置登録エリアコードを所定の送信頻度で送信する際には、その送信タイミングは同時であって、その送信周波数は同一である。
そのため、例えば、無線端末150−10が、無線基地局520eからの電波を受信できる範囲から、無線基地局520cからの電波を受信できる範囲へ移動したとしても、無線端末150−10が自無線端末の位置登録エリアコード(112)を受信する際の、受信タイミングおよび受信周波数は変わらない。
よって、無線端末150−10は、移動の有無に関わらず、位置登録エリアコード(112)の受信タイミングおよび受信周波数は変わらないため、その受信タイミング以外は受信処理を停止でき、低消費電力化を実現できる。
(第6の実施形態)
図14は、第6の実施形態に係る無線システム6の構成を示すブロック図を示す。
この第6の実施形態に係る無線システム6と第1の実施形態に係る無線システム1と同一部分(ネットワーク100、設定装置130、位置登録サーバ140、無線基地局120a〜120h、無線端末150−1〜150−100)については、同一番号を付し、その説明を省略する。
無線基地局120cは、主の位置登録エリアコード(111)を送信頻度fで、従の位置登録エリアコード(112)を送信頻度fで、電波の届く範囲に存在するすべての無線端末へ送信する。
無線基地局120dは、主の位置登録エリアコード(113)を送信頻度fで、電波の届く範囲に存在するすべての無線端末へ送信する。
無線基地局120eは、主の位置登録エリアコード(112)と、従の位置登録エリアコード(111)とを送信頻度fで、電波の届く範囲に存在するすべての無線端末へ送信する。
無線端末150−1〜150−100は、他の無線端末との通信を行うときや電源がONとなったときなど、直接通信できる無線基地局を探索する。無線端末150−1〜150−100は、直接通信できる無線基地局が1つ見つかった場合は、当該無線基地局を直接通信する無線基地局と選択する。無線端末150−1〜150−100は、直接通信できる無線基地局が複数見つかった場合は、当該無線基地局を直接通信する無線基地局と選択する。
以下に、無線端末150−1〜150−100が直接通信する無線基地局を選択する方法を説明する。
まず、無線端末150−1〜150−100は、自無線端末の位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして送信する無線基地局を、最も優先的に選択する。
次に、無線端末150−1〜150−100は、自無線端末の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして送信する無線基地局を、2番目に優先的に選択する。
最後に、無線端末150−1〜150−100は、自無線端末の位置登録エリアコードを主あるいは従の位置登録エリアコードとして送信していない無線基地局であって、当該無線基地局から受信する無線信号の通話品質が最も良い無線基地局を選択する。
例えば、無線端末150−10は、直接通信できる無線基地局を探索すると、3つの無線基地局120c、120d、120eが発見できる。無線端末150−10は、3つの無線基地局120c、120d、120eのうち、自無線端末の位置登録エリアコード(111)を主の位置登録エリアコードとして送信する無線基地局120eを選択する。
ここで、無線基地局120dから受信した無線信号の通信品質が最も良く、無線基地局120cから受信した無線信号の通信品質が2番目に良く、無線基地局120eから受信した無線信号の通信品質が3番目に良い場合であっても、無線端末150−10は、上記の選択方法に従って、無線基地局120eを選択する。
また例えば、無線端末150−10が直接通信できる無線基地局を探索しても2つの無線基地局120c、120dしか発見できなかった場合、無線端末150−10は、2つの無線基地局120c、120dのうち、自無線端末の位置登録エリアコード(111)を従の位置登録エリアコードとして送信する無線基地局120cを選択する。
このように、第6の実施形態に係る無線システム6によれば、無線端末150−1〜150−100が、自無線端末の位置登録エリアコードと、各無線基地局が送信する主あるいは従の位置登録エリアコードとが一致するか否か応じて、直接通信する無線基地局を選択することで、位置登録トラフィックの発生を抑制することができる。
なお、上記実施形態では、無線端末150−1〜150−100が、自無線端末の位置登録エリアコードと、各無線基地局が送信する主あるいは従の位置登録エリアコードとが一致するか否か応じて、直接通信する無線基地局を選択することとした。
しかし、無線端末150−1〜150−100は、自無線端末の位置登録エリアコードと、各無線基地局が送信する主あるいは従の位置登録エリアコードとが一致するか否かの情報、および各無線基地局から受信した無線信号の通話品質をあわせて考慮して、直接通信する無線基地局を選択することとしても良い。
このようにすることで、位置登録トラフィックの発生を抑制しながら、無線基地局と無線端末局との間の通話品質を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る無線システムの構成を示すブロック図。 位置登録サーバの記憶内容を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る無線システムの動作を示すフローチャート。 無線基地局による位置登録エリアコードの送信頻度を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図。 管理情報記憶部の記憶内容を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る無線システムの構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る無線システムの構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る無線制御局の構成を示すブロック図。 本発明の第5の実施形態に係る無線システムの構成を示すブロック図。 本発明の第6の実施形態に係る無線システムの構成を示すブロック図。
符号の説明
1、2、4、5、6・・・無線システム
100・・・ネットワーク
150−1、・・・・、150−100・・・無線端末
111、112、113、211、212・・・無線制御局
211a・・・制御部
211b・・・ネットワーク通信部
211c・・・管理部
211d・・・チャネル情報記憶部
120a〜120h、220a〜220h、320、420a〜420h、520a〜520h・・・無線基地局
121・・・制御部
122・・・ネットワーク制御部
123・・・無線通信部
323・・・セクタアンテナ
323a・・・第1指向アンテナ
323b・・・第2指向アンテナ
323c・・・第3指向アンテナ
124、224、324・・・頻度判定部
125・・・管理情報記憶部
226、326・・・位置登録部
427・・・チャネル情報認識部
130・・・設定装置
140・・・位置登録サーバ

Claims (25)

  1. 電波の届く範囲内に存在する無線端末と無線通信する複数の無線基地局と、各無線端末の位置登録エリアコードを記憶する位置登録サーバとがネットワークで接続されていて、他の無線基地局から送信される電波の届く範囲である他サービスエリアと、自身が送信する電波の届く範囲である自サービスエリアとが少なくとも一部重なる無線基地局であって、
    第1位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして記憶し、前記他の無線基地局によって第1送信頻度で前記他サービスエリア内に存在する無線端末へ送信されている第2位置登録エリアコードを、従の位置登録エリアコードとして記憶する記憶手段と、
    前記第1位置登録エリアコードを前記第1送信頻度で前記自サービスエリア内に存在する無線端末へ送信し、前記第2位置登録エリアコードを前記第1送信頻度よりも小さい第2送信頻度で前記自サービスエリア内に存在する無線端末へ送信する通信手段とを備えることを特徴とする無線基地局。
  2. 前記通信手段が、前記第1の位置登録エリアコードを前記第1の送信頻度で無線端末へ送信する際には、一度前記第1の位置登録エリアコードを送信してから次に前記第1の位置登録エリアコードを送信するまでのインターバルの長さは一定値であり、
    前記通信手段が、前記第2の位置登録エリアコードを前記第2の送信頻度で無線端末へ送信する際に、一度前記第2の位置登録エリアコードを送信してから次に前記第2の位置登録エリアコードを送信するまでのインターバルの長さが、一定値ではないことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記通信手段が、前記第2の位置登録エリアコードを前記第2の送信頻度で無線端末へ送信する際に、一度前記第2の位置登録エリアコードを送信してから次に前記第2の位置登録エリアコードを送信するまでのインターバルの長さが一定値ではなく、少なくとも1つ以上の前記インターバルの長さが前記所定時間よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記通信手段は、前記第2の位置登録エリアコードを、前記第1の送信頻度あるいは前記第2の送信頻度で送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線基地局。
  5. 前記第2の位置登録エリアコードを前記第1の送信頻度あるいは前記第2の送信頻度のどちらで送信するかを判定する第1の判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。
  6. 前記通信手段は、前記第2位置登録エリアコードを自無線端末の位置登録エリアコードとする無線端末が前記他サービスエリア内の領域から前記他サービスエリア外であって前記自サービスエリア内の領域へ移動した場合に、前記第2位置登録エリアコードを主あるいは従のいずれかの位置登録エリアコードとして所定時間連続して受信できなかった前記移動した無線端末から、当該無線端末の位置登録エリアコードを、当該無線端末が主の位置登録エリアコードとして現在受信している前記第1位置登録エリアコードへ更新するための更新情報を受信し、
    前記更新情報を前記位置登録サーバへ前記ネットワークを介して送信する送信手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の無線基地局。
  7. 前記通信手段が他の無線基地局から前記第2の位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして受信した場合に、前記第1の判定手段は、前記第2の位置登録エリアコードを前記第1の送信頻度で送信すると判定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の無線基地局。
  8. 前記通信手段が他の無線基地局から前記第2の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして受信した場合に、前記第1の判定手段は、前記第2の位置登録エリアコードを前記第2の送信頻度で送信すると判定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の無線基地局。
  9. 前記第1の判定手段は、前記通信手段によって直接通信する無線端末の数に応じて、前記通信手段が前記第2の位置登録エリアコードを前記第1の送信頻度あるいは前記第2の送信頻度のどちらで送信するかを判定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の無線基地局。
  10. 前記第1の判定手段は、前記通信手段によって通信するトラフィック量に応じて、前記通信手段が前記第2の位置登録エリアコードを前記第1の送信頻度あるいは前記第2の送信頻度のどちらで送信するかを判定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の無線基地局。
  11. 前記判定手段は、前記通信手段によって通信する信号のQoS情報に応じて、前記通信手段が前記第2の位置登録エリアコードを前記第1の送信頻度あるいは前記第2の送信頻度のどちらで送信するかを判定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の無線基地局。
  12. 第3の位置登録エリアコードが割り当てられた第3の無線制御局とさらにネットワークを介して接続される無線基地局であって、
    前記第3の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして前記記憶手段へ追加記憶するか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記記憶手段に前記第3の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして追加記憶した場合に、前記第3の無線制御局の管理下にある無線基地局として自無線基地局を登録するための登録信号を、前記第3の制御局へ送信する送信手段とをさらに備え、
    前記第3の位置登録エリアコードが従の位置登録エリアコードとして前記記憶手段へ追加記憶された場合に、前記通信手段は、前記第3の位置登録エリアコードを、前記第1の送信頻度あるいは前記第2の送信頻度で送信することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の無線基地局。
  13. 前記通信手段が他の無線基地局から前記第3の位置登録エリアコードを受信した場合、前記第2の判定手段が、前記第3の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして前記記憶手段へ追加記憶すると判定することを特徴とする請求項12に記載の無線基地局。
  14. 前記通信手段が他の無線基地局から前記第3の位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして受信した場合に、前記第2の判定手段が、前記第3の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして前記記憶手段へ追加記憶すると判定することを特徴とする請求項12に記載の無線基地局。
  15. 前記通信手段が他の無線基地局から前記第3の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして受信した場合に、前記第2の判定手段が、前記第3の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして前記記憶手段へ追加記憶すると判定することを特徴とする請求項12に記載の無線基地局。
  16. 第3の位置登録エリアコードが割り当てられた第3の無線制御局とさらにネットワークを介して接続される無線基地局であって、
    前記通信手段は、複数の指向性アンテナを有するセクタアンテナを用いて無線端末と通信し、
    第1の閾値以上の数の前記指向性アンテナによって、他の無線基地局からの前記第2の位置登録エリアコードあるいは前記第3の位置登録エリアコードが受信された場合に、前記第3の位置登録エリアコードあるいは前記第3の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして前記第1の送信頻度で送信すると判定する第3の判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。
  17. 前記第1の閾値より少ない数の前記指向性アンテナによって、他の無線基地局からの前記第3の位置登録エリアコードが受信された場合に、前記第3の判定手段は、前記第3の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして前記第2の送信頻度で送信すると判定することを特徴とする請求項16に記載の無線基地局。
  18. 前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以上であって、前記第1の閾値より少ない数の前記指向性アンテナによって、他の無線基地局からの前記第2の位置登録エリアコードあるいは前記第3の位置登録エリアコードが受信された場合に、前記第3の判定手段は、前記第3の位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして前記第2の送信頻度で送信すると判定することを特徴とする請求項17に記載の無線基地局。
  19. 前記通信手段が、前記第1の位置登録エリアコードと前記第2の位置登録エリアコードとを同一周波数で送信することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の無線基地局。
  20. 電波の届く範囲内に存在する無線端末および中継機能を有する中継用無線基地局と無線通信する無線基地局と、無線端末および中継用無線基地局の位置登録エリアコードを記憶する位置登録サーバとネットワークで接続される無線基地局であって、
    前記通信手段は、前記第2位置登録エリアコードを自身の位置登録エリアコードとする中継用無線基地局が前記他サービスエリア内の領域から前記他サービスエリア外であって前記自サービスエリア内の領域へ移動した場合に、前記第2位置登録エリアコードを主あるいは従のいずれかの位置登録エリアコードとして所定時間連続して受信できなかった前記移動した中継用無線基地局から、当該子無線基地局の位置登録エリアコードを、当該子無線基地局が主の位置登録エリアコードとして現在受信している前記第1位置登録エリアコードへ更新するための更新情報を受信することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の無線基地局。
  21. 電波の届く範囲内に存在する無線端末と無線通信する複数の無線基地局と、各無線端末の位置登録エリアコードを記憶する位置登録サーバとがネットワークで接続されていて、他の無線基地局から送信される電波の届く範囲である他サービスエリアと、自身が送信する電波の届く範囲である自サービスエリアとが少なくとも一部重なる無線基地局の制御方法であって、
    第1位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして記憶手段へ記憶し、
    前記他の無線基地局によって第1送信頻度で前記他サービスエリア内に存在する無線端末へ送信されている第2位置登録エリアコードを、従の位置登録エリアコードとして前記記憶手段へ記憶し、
    前記第1位置登録エリアコードを前記第1送信頻度で前記自サービスエリア内に存在する無線端末へ送信し、
    前記第2位置登録エリアコードを前記第1送信頻度よりも小さい第2送信頻度で前記自サービスエリア内に存在する無線端末へ送信することを特徴とする無線基地局の制御方法。
  22. 管理下にある複数の無線基地局とネットワークを介して接続される無線制御局であって、
    前記複数の無線基地局のそれぞれからチャネル情報を受信する受信手段と、
    前記複数の無線基地局のそれぞれから受信した前記チャネル情報に応じて、前記各無線基地局の従の位置登録エリアコードごとの送信頻度を決定する決定手段と、
    前記複数の無線基地局のそれぞれに対して、前記決定手段によって決定された従の位置登録エリアコードの送信頻度を送信する送信手段を備えることを特徴とする無線制御局。
  23. 自無線端末の位置登録エリアコードを記憶する記憶手段と、
    無線基地局から位置登録エリアコードを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した位置登録エリアコードが、前記無線基地局によって主の位置登録エリアコードとして送信されたものであって、前記記憶手段によって記憶された自無線端末の位置登録エリアコードと一致する場合に、前記無線基地局を直接通信する無線基地局として選択する選択手段とを備えることを特徴とする無線端末。
  24. 前記受信手段によって受信した位置登録エリアコードが、無線基地局によって従の位置登録エリアコードとして送信されたものであって、前記記憶手段によって記憶された自無線端末の位置登録エリアコードと一致する場合に、前記選択手段が、前記無線基地局を直接通信する無線基地局として選択することを特徴とする請求項23に記載の無線端末。
  25. 電波の届く範囲内に存在する無線端末と無線通信する第1無線基地局および第2無線基地局と、各無線端末の位置登録エリアコードを記憶する位置登録サーバとがネットワークで接続されていて、前記第1無線基地局から送信された電波の届く範囲である第1サービスエリアと、前記第2無線基地局から送信された電波の届く範囲である第2サービスエリアとが少なくとも一部重なっている無線システムであって、
    前記第1無線基地局は、
    第1位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして記憶し、前記第2位置登録エリアコードを従の位置登録エリアコードとして記憶する第1記憶手段と、
    前記第1位置登録エリアコードを前記第1送信頻度で前記第1サービスエリア内に存在する無線端末へ送信し、前記第2位置登録エリアコードを前記第1送信頻度よりも小さい第2送信頻度で前記第1サービスエリア内に存在する無線端末へ送信する第1通信手段とを備え、
    前記第2無線基地局は、
    前記第2位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして記憶する第2記憶手段と、
    前記第2位置登録エリアコードを第1送信頻度で前記第2サービスエリア内に存在する無線端末へ送信する第2通信手段とを備え、
    前記第2位置登録エリアコードを自無線端末の位置登録エリアコードとする無線端末が前記第2サービスエリア内の領域から前記第2サービスエリア外であって前記第1サービスエリア内の領域へ移動した場合に、前記第2位置登録エリアコードを主あるいは従のいずれかの位置登録エリアコードとして所定時間連続して受信できなかった前記移動した無線端末は、自無線端末の位置登録エリアコードを主の位置登録エリアコードとして現在受信している前記第1位置登録エリアコードへ更新するとともに、前記位置登録サーバに記憶された自無線端末の位置登録エリアコードを前記第2位置登録エリアコードから前記第1位置登録エリアコードへ更新するための更新情報を、前記第1無線基地局を介して前記位置登録サーバへ送信することを特徴とする無線通信システム。
JP2007297088A 2007-11-15 2007-11-15 無線基地局、無線制御局、無線端末、無線通信システム、および無線基地局の制御方法 Expired - Fee Related JP5118448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007297088A JP5118448B2 (ja) 2007-11-15 2007-11-15 無線基地局、無線制御局、無線端末、無線通信システム、および無線基地局の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007297088A JP5118448B2 (ja) 2007-11-15 2007-11-15 無線基地局、無線制御局、無線端末、無線通信システム、および無線基地局の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009124501A true JP2009124501A (ja) 2009-06-04
JP5118448B2 JP5118448B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40816164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007297088A Expired - Fee Related JP5118448B2 (ja) 2007-11-15 2007-11-15 無線基地局、無線制御局、無線端末、無線通信システム、および無線基地局の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5118448B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016128518A1 (en) * 2015-02-11 2016-08-18 Ipcom Gmbh & Co. Kg Method and device for configuring a single frequency network

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0380790A (ja) * 1989-08-24 1991-04-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動通信位置登録方法
JP2003158762A (ja) * 2001-09-10 2003-05-30 Ntt Docomo Inc 移動通信システムにおける位置登録方法、呼出方法、移動通信システム、無線基地局、通信制御方法、移動局及び通信制御プログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0380790A (ja) * 1989-08-24 1991-04-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動通信位置登録方法
JP2003158762A (ja) * 2001-09-10 2003-05-30 Ntt Docomo Inc 移動通信システムにおける位置登録方法、呼出方法、移動通信システム、無線基地局、通信制御方法、移動局及び通信制御プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016128518A1 (en) * 2015-02-11 2016-08-18 Ipcom Gmbh & Co. Kg Method and device for configuring a single frequency network
CN107211286A (zh) * 2015-02-11 2017-09-26 IPCom两合公司 用于配置单频网络的方法和设备
KR20170117100A (ko) * 2015-02-11 2017-10-20 아이피컴 게엠베하 앤 코. 카게 단일 주파수 네트워크를 구성하기 위한 방법 및 디바이스
US10720968B2 (en) 2015-02-11 2020-07-21 Ipcom Gmbh & Co. Kg Method and device for configuring a single frequency network
US10879963B2 (en) 2015-02-11 2020-12-29 Ipcom Gmbh & Co. Kg Method and device for configuring a single frequency network
KR102208310B1 (ko) 2015-02-11 2021-01-28 아이피컴 게엠베하 앤 코. 카게 단일 주파수 네트워크를 구성하기 위한 방법 및 디바이스
EP3826345A1 (en) * 2015-02-11 2021-05-26 IPCom GmbH & Co. KG Method and device for configuring a single frequency network
CN107211286B (zh) * 2015-02-11 2021-08-24 IPCom两合公司 用于配置单频网络的方法和设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP5118448B2 (ja) 2013-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8830930B2 (en) Device in wireless network, device resource management apparatus, gateway and network server, and control method of the network server
US9374775B2 (en) Method and apparatus for providing location-aware Wi-Fi access
US8543139B2 (en) Distributed network
KR101736877B1 (ko) 기반구조가 없는 네트워크에서 사용자 단말기의 디투디 아이디 할당 장치 및 그 방법
US8606173B2 (en) Communication relay method and apparatus based on object sensing function
CN102143581A (zh) 寻呼方法和设备
US20110201336A1 (en) METHOD AND SYSTEM FOR OPTIMIZING USER-LEVEL QoS DURING A LOCATION-BASED HANDOFF OVER HETEROGENEOUS MOBILE ENVIRONMENTS
JP2004511980A (ja) マルチセルネットワークにおけるサービスプライオリティ
JP2006501778A (ja) ワイヤレスモバイルユニット通信のロケーションベースの方法及びシステム
US7499376B2 (en) System and method for position awareness for minimizing power consumption in sensor network environment
JP2007501591A (ja) 位置に基づく通信モード切り換え
RU2005104838A (ru) Виртуальная динамическая сотовая инфраструктура, основанная на координатной информации
US11632762B2 (en) Communication using dynamic spectrum access based on channel selection
US10855351B1 (en) Hybrid directional antenna system
JP2022530815A (ja) 通信チャネル状態を予測するためのデバイス、システムおよび方法
US20020024936A1 (en) System, method and record medium for packet transmission capable of reducing delay due to resource assignment
CN104025637A (zh) 用于在共存网络中选择主控cm的方法
WO2014103456A1 (ja) 無線通信装置、通信システム、無線通信装置の制御方法およびプログラム
CN101888682B (zh) 基于超宽带定位辅助的无线个域网路由协议实现方法
US20230422044A1 (en) Channel control for communication using dynamic spectrum access
US20090247158A1 (en) Radio communication device, radio communication method and radio recording medium
WO2014044118A1 (zh) 一种次级系统在数据库中进行注册的方法、设备及系统
CN101860937A (zh) 分布式认知无线电网络中的频谱切换方法
JP5118448B2 (ja) 無線基地局、無線制御局、無線端末、無線通信システム、および無線基地局の制御方法
KR20150136900A (ko) 무선랜 망에서 무선 액세스포인트간 로밍을 위한 로밍 파라미터 설정 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101019

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111125

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121019

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees