JP2009119267A - 防湿保護能を有したゴルフ靴のメッシュアッパー - Google Patents

防湿保護能を有したゴルフ靴のメッシュアッパー Download PDF

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Abstract

【課題】通気性及び耐湿性を最適化するための戦略的に配設、位置決めされた保護外層を有した履物用のメッシュアッパーを提供する。
【解決手段】
履物は、接地面を有する靴底と、つま先領域、踵領域及びつま革部分を有するアッパーとを備える。アッパーは、水透過性を有さない第1の層と、水蒸気及び空気透過性を有した第2の層とを備える。第1の層は、靴底のフェザーラインから上方向に、靴底の接地面の少なくとも1.5インチ(約3.8cm)上方にあるアッパー上の高さ位置に亘って延在し、その高さで第2の層に取付けられる。その高さまで第1の層が延在すると共に第2の層に取着される高さは、アッパーに沿ってつま先‐踵方向で変化させることができる。
【選択図】図1

Description

[0001] 本発明は、履物に関し、より詳細には、アッパーを有すると共にそのアッパーが或る領域では防水性を有し、又その他の領域では通気性を有した、ゴルフ用の運動用途形の履物に関する。
[0002] 通気性を保持しながら防湿性を有する履物を提供することの必要性は、スポーツの分野でよく知られている。特にゴルフでは、泥や水からの保護能も供する、軽量で通気性を有した靴が必要とされている。
[0003] 従来からゴルフ靴は皮革で構成されている。現在、大多数のゴルフ靴が防水皮革で製作されている。然しながら、従来の皮革のゴルフ靴から、より運動用途形の靴への移行が進んでいる。運動用途形の靴により、軽量なゴルフ靴が可能になってきている。
[0004] ゴルフ靴の重要な特徴は、ゴルファーの足が水分に曝されることに抗するか又はそれを防止することである。防水又は耐水靴を有することは、ゴルファーにとって極めて重要である。というのも防水又は耐水靴は、濡れた草及び泥などの種々の自然要素から、着用者を保護するからである。多くのゴルフ靴は、全体的に防水又は耐水性を有するように製作される。そのような靴は、靴に水分が入ることを防止するが、同様に、熱及び水分を靴の中に保持してしまう。すなわち、履物に水分が入ることを防止するように設計された多くの靴は、適切に通気を行わず、したがって熱による不快感を生じる惧れがある。
[0005] さらに防水靴は、製造費用が高い。防水靴用の素材は、より高価となる可能性があり、一般に、防水素材を履物に取付ける縫目に沿った水密性を保証するために、製造コストが増大する。
[0006] さらに、水分への対処と通気性とは相反することがある。防水靴は、空気透過性を有さないラミネート材で製作されることが多く、そのため靴が着用者にとって不快なものとなる。
[0007] 従来、防水靴は、防水素材製の裏地を更なる内部裏地に縫い付けることによって製作される。通常、防水素材は、靴下状の構造に作製されて、履物の内部に配置される。その1つの例が、Chenの米国特許第7,159,335号に示されている。
[0008] 然しながら、ゴルフなどのスポーツでは、履物は一般に、好天の状況で使用される場合には水中に完全に浸されるわけではなく、下方部分のみが水に曝されるので、アッパー全体を防水又は液体不透過性素材で製作する必要はない。
[0009] 本発明は、履物用のメッシュアッパーを提供せんとするものであり、それも通気性及び耐湿性を最適化するための戦略的に配設、位置決めされた保護外層を有した履物用のメッシュアッパーを提供するものである。
[0010] ここに提示されるものは、靴底及びアッパーを有する履物であって、そのアッパーは、靴底とアッパーとの接合部(フェザーライン)からアッパーの中間線に亘り延在する第1の部分と、その中間線からアッパーのつま革部分に亘り延在する第2の部分とを有して構成される。それと代えて、第1の部分を、つま先領域及び/又は踵領域において、中間線の上方まで延在させることができる。
[0011] 第1の部分は、疎水性素材で形成されるか、或いは、該第1の部分を通る水分の浸透に抗する又はそれをなくす素材で形成される。第2の部分は、水蒸気及び空気透過性の素材で形成される。
[0012] 本発明の別の実施の態様によれば、履物は、靴底と、第1の層及び第2の層を有するアッパーとを備える。第1の層は、靴底のフェザーラインから、アッパーの高さの20%と70%との間の地点までに亘って、上方向に延在する。第2の層は、第1の層に取付けられると共に、第1の層への取付け場所から上向きに、つま革または舌革部分に亘って延在する。それに代えて、第2の層が、靴底からつま革又は舌革部分に亘って延在することようにもできる。
[0013] 第1の層は、疎水性素材、或いは水分がそこを通過することを防止又は阻止する素材で形成され、第2の層は、空気透過性素材で製作される。
[0014] 本発明の別の実施の態様によれば、履物は、接地面を有した靴底と、内層及び外層を有したアッパーとを備え、同外層は、同内層の外面に、上記接地面の少なくとも約1.5インチ(約3.8cm)上方の高さ位置で取着される。
[0015] 上記内層は、空気透過性素材で製作され、上記外層は、疎水性素材又は水分がそこから内層へと通過することを防止又は阻止する素材で形成される。
[0016] 本発明のさらなる実施形態、特徴及び利点並びに本発明の様々な実施形態の構造及び動作を、添付の図面を参照しながら以下で詳細に説明する。
[0017] なお、上記の全体的な説明及び以下の詳細な説明はいずれも、例示的及び説明的なものに過ぎず、特許請求の範囲に記載される本発明を限定するものではないことを理解されたい。
[0018] 本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付の図面は、運動靴を図示する。説明とともに、これらの図面はさらに、本明細書に記載される運動靴の原理を説明し、当業者が運動靴を製作及び使用することを可能にするのに役立つようにするものである。
[0023] 運動靴の好ましい実施形態を、以下で図を参照しながら説明する。同様の参照番号は、同一又は機能的に同様の要素を指示する。又、図内の各参照番号の最も左側の数字は、参照番号が使用される図番に相当する。具体的な構成及び配列について議論するが、これは例示のためだけに行われることを理解されたい。添付の特許請求の範囲の精神および範囲から逸脱せずに、その他の構成および配列を使用することができることを、当業者なら認識するであろう。
[0024] 図1は、運動靴100を示す。靴100は、靴底110及びアッパー120で構成される。インソール又は取外し可能な中敷が、通常靴の中に含まれるが、図示されていない。靴は、舌革部分130及び靴紐140を用いて完成される。舌革部分130及び靴紐140は、当該技術分野の技術者に知られるように任意選択である。例えば、本発明から逸脱することなく、任意の知られた閉鎖システムを靴に使用することができる。
[0025] 靴底110は、一般に、アウトソール112及びミッドソール114で構成される。アウトソール112は通常、耐摩耗性を有するゴム材料で製作される。当該技術分野の一般的な技術者には理解されるように、他の実施形態では、靴100がゴルフ靴として使用される場合、靴底の接地面118は、ゴム製の硬質のクリート、取外し可能な金属のクリート、軟質の取外し可能なクリート、又は、任意の他の適当な接地要素を備えることができる。
[0026] ミッドソール114は通常、エチレン酢酸ビニル(EVA)素材、又はポリウレタンフォームで作製される。或いは、ミッドソール114は、耐久性を有する発泡体で作製することができ、それにより靴100を、アウトソールを用いずに製作することができる。
[0027] ゴルフ靴を含めた靴の靴底は、過去10年間で著しく発展してきた。機械的な挿入物、エアバッグ、並びに、ゲル及びハニカムなどその他の新種の素材を使用すると、靴の具体的な部分を具体的に識別し分類することが難しい場合がある。本開示の目的のために、発泡体のミッドソールを通常有する靴底が、靴底を製作する他の構成要素を有することができることを、当業者なら理解するであろう。
[0028] 図1及び図2に示すように、アッパー120は、第1の部分122及び第2の部分124を備える。第1の部分122は、少なくとも靴底110のフェザーライン116から、上方向に中間線126まで延在し、靴100を内側面側150から外側面160へと包む。中間線または点126は、フェザーライン116の上方の高さHに配置される。第1の部分122は、中間線126にて第2の部分124に取付けられ、縫目127を作り出す。或いは、下方部分122は、つま先又は前足領域170内で中間線126より上方に延在させることができ、且つ/或いは、踵又は後足領域180内で中間線126より上方に延在させることができる。
[0029] 実際問題として、着用者がゴルフを行っている間にかなりの水分に曝されないように、通常高さHは、地面より上方に十分離れていなければならない。一般に第1の部分122は、靴底110から、つま先領域170内のアッパーの高さの20%から70%の点まで延在する。ゴルフコース上のラフの高さ及び水分が変化する間に、平坦な面に靴が載るとき、第1の部分の頂部は、靴底の接地面の少なくとも約1.5インチ(約3.8cm)上方に延在するべきである。
[0030] さらに、第1の部分が延在する高さHは、アッパー120に沿ってつま先‐踵方向で変えることができる。したがって、第1の下方部分と残りの第2の部分との間の縫目127は、直線である必要はない。縫目127は、装飾上の理由から、並びに着用者の自然な歩行を妨害することを回避するために、輪郭付けすることができる。したがって第1の部分120は、踵領域180内の高さHより高いつま先領域170内の高さHまで延在することができ、又はその逆も可能である。
[0031] 第1の部分122は、好ましくは、液体不透過性又は疎水性を有した合成素材で形成され、着用者の足が水及びその他の液体に曝されないよう保護する。第1の部分122が合成素材で作製される場合、素材を防水性にするように素材を処理することができる。例えば、第1の部分又は層を、熱可塑性ポリウレタンで形成することができる。或いは、第1の部分は、撥水性、耐水性、又は防水性を有する、ポリウレタンマイクロファイバで裏打ちされた合成素材、又は当該技術分野で知られた任意の他の適当な素材で、作製することができる。
[0032] 第1の部分122は、予備形成又は予備製造して、靴底110に取付けることができる。第1の部分122は、フェザーライン116にて、靴底110に取着される。第1の部分122は、高周波溶接、直接射出、接着、縫合等によって、又は、当該技術分野で知られた任意の他の適当な取付けプロセスによって、ミッドソール114に取着することができる。代替実施形態では、ミッドソールが存在しない場合、第1の部分又は層122をアウトソールに直接取付けることができる。
[0033] フェザーライン116にて作り出された縫目は、縫目封止材で処理して水密にすることができる。ただし、この取付けプロセスは、フェザーライン116にて第1の部分122と靴底110との間の水閉鎖部を保証するプロセスである可能性があるので、フェザーライン116における縫目の処理は、必要とされないことがある。
[0034] 図3は、アッパー120の部分断面図を示す。第1の部分122は通常、縫目127に沿って第2の部分124に縫い付けられ、縫目127は一般に、第1の部分122が延在する高さHに配置されている。或いは、第1の部分又は層は、高周波(RF)溶接プロセス、又は当該技術分野で知られた任意の他の適当な取付け方法によって、取付けることができる。
[0035] 第2の部分124は、縫目127から舌革部分130まで延在し、着用者の足を取り囲むためのアッパー120の形成を完了する。当業者には理解されるように、それに代えて、アッパー120は舌革部分130を用いずに作製することができる。この実施形態では、第2の部分124は、縫目127からつま革領域まで延在し、着用者の足を取り囲む。
[0036] 第2の部分124は、通気性を可能にするための水蒸気及び空気透過性素材で形成され、着用者の快適性を高める。好ましくは、第2の部分124は、編織メッシュ素材で形成される。通気性のために、好ましいメッシュサイズが最適化される。これに代えて、第2の部分124は、通気性の膜材、多孔皮革、合成物、布地、又は、通気性を可能にする当該技術分野で周知の任意の他の適当な素材で作製することができる。
[0037] 図3に示すように、裏地128を使用することができる。裏地128は通常、縫目127にて内面122a上の第2の部分124に取付けられる。裏地128は、第2の部分124へと、縫い付け、高周波溶接し、又は、当該技術分野で周知の任意の他の適当な取付けプロセスで取付けることができる。
[0038] 裏地128は、軽量で快適であり通気性を有する、抗吸湿素材又は任意の他の適当な素材で製作することができる。また、裏地128は、当該技術分野で知られた任意の従来の裏地素材で製作することができる。裏地128用の素材はまた、例えば耐摩耗性、引裂強度、又は縫目の引裂抵抗など、その他の特性を最適化するように選択することができる。当該技術分野の一般的な技術者に知られているように、代替実施形態では、裏地128を使用しなくてもよい。
[0039] 本発明の別の態様によれば、アッパー120は、第1の部分122及び第2の部分124の代わりに、第1の層及び第2の層を有することができる。この実施形態では、第1の層は、第1の部分122に類似しており、靴底110から、靴底110の接地面118の少なくとも1.5インチ(約3.8cm)上方の点まで延在し、そこで縫目127に沿って第2の層に取付けられる。第2の層は、縫目127から延在するのではなく、アッパー120の高さ全体をまたぎ、靴底110から舌革部分130又はつま革領域まで延在する。
[0040] 図4は、本発明の実施形態によるアッパー220の、代替部分断面図を示す。アッパー220は、外層222及び内層224を有する。
[0041] 図2に示す実施形態では、内層224が、靴底のフェザーライン216(図示せず)から舌革又はつま革部分(図示せず)まで延在し、従来のアッパーのように着用者の足を取り囲み、外層222が、アッパー220の内層224の下方部分上に配置される。
[0042] 内層224は、内面224a及び外面224bを有する。内層224は、フェザーライン216にてミッドソール(図示せず)に取付けられる。代替実施形態では、ミッドソールが存在しない場合、当該技術分野の技術者に知られるように内層224をアウトソールに直接取着することができる。
[0043] 内層224は、水蒸気及び空気透過性素材で形成される。好ましい実施形態では、内層224は、編織メッシュ素材である。或いは内層224は、通気性を提供する、当該技術分野で知られた任意の他の適当な素材で形成することができる。
[0044] 外層222は、フェザーライン216にて下方縁部224dに沿って、靴底210(図示せず)に取付けられ、縫目227まで上方向に延在する。この実施形態では、外層222は予備形成され、次いで靴底210に取付けられる。外層222は、接着手順によって靴底210に取付けられる。或いは外層222は、積層プロセス、又は当該技術分野の技術者に知られた任意の他の適当な取付けプロセスによって、靴底210に取付けることができ、それらのプロセスは、縫目227にて水閉鎖部を提供する。
[0045] 縫目227は、高さHに配置される。高さHは、靴底の接地面(図示せず)の少なくとも1.5インチ(約3.8cm)上方となるべきである。縫目227は、アッパー220に沿ってつま先‐踵方向で一定の高さである必要はない。縫目227は、内層224がかなりの水分に曝されないように、アッパー220に沿ってつま先−踵方向で高さを変化させることができる。
[0046] 外層222は、内面222a、外面222b、上方縁部222c、及び下方縁部222dを有する。外層222は、その内面222aが内層224の外面224bに隣接するように配置され、且つ、縫目227にて上方縁部222cに沿って内層224に取付けられる。
[0047] 外層222は、内層224に縫い付けることができ、又は、当該技術分野で周知の任意の他の適当な取付け手段を使用して取付けることができる。外層222と内層224との間の縫目は、封止材で処理して水密にすることができる。ただし、選択された取付けプロセスが縫目227にて水密の結合部を形成する場合、縫目227を処理して水閉鎖部を形成する必要がないことがある。
[0048] 外層222は、熱可塑性ポリウレタンなど、合成の疎水性素材又は液体不透過性素材で形成される。或いは外層222は、ポリウレタン、非編織マイクロファイバ、又は当該技術分野の技術者に知られた、液体がアッパーに浸透することを防止する任意の他の適当な素材で製作することができる。
[0049] 本発明の別の態様によれば、当該技術分野の技術者は理解することができるように、裏地128を使用することができる。裏地128は、内層224の内面224aに取付けられる。裏地は、縫い付け、接着し、又は、当該技術分野の技術者に知られた任意の他の適当な手段を用いて取付けることができる。
[0050] 本発明の様々な実施形態を上記で説明してきたが、それらを限定ではなく例示のためだけに提示してきたことを理解されたい。例えば、アッパーの第1の又は下方部分を形成する素材は、足の下に完全に延在させることができる。この単一片の防水性又は疎水性素材は、履物の内側面上のアッパーのほぼ中央から、足の下、及び履物の外側面上のアッパーの中央へと延在することができる。本発明の精神および範囲から逸脱せずに、形態及び詳細における様々な変更を行うことができることが、当該技術分野の技術者には明らかになるであろう。すなわち、本発明の広さ及び範囲は、上記の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲およびそれらの同等物のみによって規定されるべきである。本明細書で議論した全ての特許および出版物は、参照によりそれらの全体が組み込まれる。
[0019] 本発明の履物を示す側面図である。 [0020] 図1の履物の分解側面図である。 [0021] 図1のアッパーの部分断面図である。 [0022] 本発明のアッパーの代替部分断面図である。

Claims (20)

  1. 靴底と、
    つま先領域及び踵領域を有するアッパーと、を備え、
    前記アッパーが、水透過性を有さない第1の部分と、空気透過性を有した第2の部分とを有し、
    前記第1の部分が、前記靴底から前記つま先領域における前記アッパーの高さの20%と70%との間の地点までに亘って延在するように構成された履物。
  2. 前記第1の部分が、前記靴底から、前記踵領域における前記アッパーの高さの20%と70%との間の地点までに亘って延在する請求項1に記載の履物。
  3. 前記第1の部分が、前記つま先領域における前記アッパーの高さの約50%までに亘って延在する請求項1に記載の履物。
  4. 前記第1の部分が、前記踵領域における前記アッパーの高さの約50%までに亘って延在する請求項1に記載の履物。
  5. 前記第1の部分が、熱可塑性ポリウレタンを含む請求項1に記載の履物。
  6. 前記第2の部分が、メッシュ素材を含む請求項1に記載の履物。
  7. 前記第1の領域は、足で履いたとき、前記アッパーの内側面側から前記アッパーの外側面までに亘って延在する一つの素材を含む請求項1に記載の履物。
  8. 接地面を有した靴底と、
    つま先領域、踵領域、及びつま革部分を有したアッパーと、を備え、
    前記アッパーが、水不透過性の第1の層と、水蒸気と空気の透過性を有した第2の層とを有し、
    前記第1の層は、前記靴底から、前記アッパーにおいて前記靴底の前記接地面の少なくとも1.5インチ(約3.8cm)上方の高さまでに亘って延在し、かつ
    前記第1の層は、前記高さで前記第2の層に取着される構成を備えた履物。
  9. 前記第2の層は、前記アッパーにおける前記高さから前記つま革部分までに亘って延在する構成を備えた請求項8に記載の履物。
  10. 前記第2の層は、前記靴底から前記つま革部分までに亘って延在する構成を備えた請求項8に記載の履物。
  11. 前記第1の層が延在する前記高さは、前記アッパー沿いに前記つま先領域から前記踵領域へ向けて変化する構成を備えた請求項8に記載の履物。
  12. 前記第1の層が前記アッパー沿いに延在する前記高さは、前記踵領域よりも前記つま先領域において大きくなっている構成を備えた請求項11に記載の履物。
  13. 前記第1の層は、熱可塑性ポリウレタンである構成を備えた請求項8に記載の履物。
  14. 前記第2の層は、メッシュ素材である構成を備えた請求項8に記載の履物。
  15. 接地面を有した靴底と、
    つま革領域を有するアッパーと、を備え、
    前記アッパーが、空気透過性を有する内層と、水不透過性の外層とを有し、
    前記内層が、内面及び外面を有し、
    前記外層が、前記靴底から上向きに、前記接地面から前記つま革領域までの高さの20%から70%の所に在る前記アッパー上の地点までに亘って延在し、かつ前記内層の前記外面に取着された構成を備えた履物。
  16. 前記外層が、前記接地面から前記つま革領域までの高さの約50%までに亘って延在する構成を備えた請求項14に記載の履物。
  17. 裏地をさらに備え、該裏地が、前記内層の前記内面に取付けられた構成を備えた請求項14に記載の履物。
  18. 前記アッパーの前記外層が、熱可塑性ポリウレタンである構成を備えた請求項14に記載の履物。
  19. 前記アッパーの前記内層が、メッシュ素材である構成を備えた請求項14に記載の履物。
  20. 前記接地面が、少なくとも1つのクリートを有する請求項14に記載の履物。
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