JP2009118918A - 流動体の滅菌装置 - Google Patents

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幸雄 広瀬
Hidekazu Sato
英一 佐藤
Jino Suzuki
仁雄 鈴木
Takumi Koshi
卓己 越
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Abstract

【課題】流動体に紫外線を万遍なく照射でき、滅菌効果の高い滅菌装置の提供を目的とする。
【解決手段】流動体の滅菌装置であって、流動体の入口と出口とを有する滅菌処理室と、滅菌処理室内に取り付けられた紫外線照射ランプとを有し、滅菌処理室の入口側には流動体を微分散する多孔体を有していることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、流動体に付着又は含有している細菌及び微生物に紫外線を照射して滅菌(殺菌を含む)する滅菌装置に関する。
キセノンランプやキセノンフラッシュランプから放射される紫外線に滅菌作用があることは公知である(特許文献1)。
しかし、滅菌処理の対象が流動体である場合に、紫外線を流動体に万遍なく照射するのが難しかった。
また、万一キセノンランプ等が破損した場合にガラス破片が流動体中に飛散する恐れもあった。
特開2005−318816号公報
本発明は、流動体に紫外線を万遍なく照射でき、滅菌効果の高い滅菌装置の提供を目的とする。
本発明は、流動体の滅菌装置であって、流動体の入口と出口とを有する滅菌処理室と、滅菌処理室内に取り付けられた紫外線照射ランプとを有し、滅菌処理室の入口側には流動体を微分散する多孔体を有していることを特徴とする。
本発明において、流動体とは液体、粉体、ゲル状体、油状液体等の圧力差、高低差、温度差及び電位差等により変位、移動及び転換する物質の全てを対象とする。
ここで多孔体とは、滅菌処理室の入口側に設けることで、流動体を細かく分散化する作用の有するものをいい、流動体の性質に応じて材質や孔径が選定される。
例えば、金網状であってもよく、セラミックス板や樹脂板等に微小孔を設けてもよい。
多孔体を通過した流動体は微分散化、拡散化された流動体分子となり、流動体中に据え付けられているキセノンランプやキセノンフラッシュランプ等の紫外線照射ランプから照射される紫外線により細菌や微生物が効率よく滅菌される。
本明細書では滅菌を殺菌も含めた広い概念で使用する。
キセノンランプやキセノンフラッシュランプを滅菌処理室に据え付ける際にはこれらのランプをアクリル樹脂等の透明な樹脂製の筒体内に収納して流動体中に位置するようにすると、万一、これらのランプが破損してもガラス破片が流動体内に飛散するのを防止できる。
滅菌処理室の底面を傾斜面にし、最も低い部分に排水口を弁体を介して設けると、滅菌処理室内に沈澱した異物を弁の開放により排出することができる。
本発明に係る滅菌装置は、プールや温泉、浴場に設置することができ、シャワー式トイレ等の洋式便器の局部洗浄水の供給途中に設けてもよい。
本発明においては、滅菌処理室の入口側に流動体を微分散、拡散するための多孔体を設けたことにより、流動体は分散された流動分子状態になり、紫外線照射にて速やかに滅菌される。
特にキセノンランプやキセノンフラッシュランプは紫外線放射密度、出力が高く滅菌効果が高い。
本発明に係る滅菌装置例を以下図に基づいて説明する。
図1は滅菌装置10の構造例を示し、図2に平面図を示す。
滅菌装置10は、滅菌処理室11に流動体1の入口15と出口16を設け、底面11aは傾斜面になっていて、傾斜面の最も低い位置に排出口17を設け、バルプ等による弁17aを開閉自在に取り付けてある。
滅菌処理室11の上部にはメンテナンスしやすいように取り外し可能に蓋12を設けてある。
蓋12から滅菌処理室11内に向けて透明なアクリル樹脂製の樹脂筒13を挿入し、この樹脂筒にキセノンランプ又はキセノンフラッシュランプの紫外線照射ランプ14を収納し、据え付けてある。
ランプの本数や出力は流動体の物質や処理能力に応じて選定され、本実施例では3本収納するようになっている。
滅菌処理室11の入口側には細いメッシュの金網状の多孔体18を上部から装着及び取り外し可能に取り付けてある。
これにより流動体の性質に応じて、メッシュを選択し、最適な多孔体18に交換することができ、メンテナンスもしやすい。
流動体1はこの多孔体18を通過する際に微分散、拡散し、分子状になり、紫外線照射ランプ14の周囲を通過することになるため、紫外線を流動体に万遍なく照射できるのみならず流動体は微小に分散しているので速やかに効率よく滅菌できる。
滅菌処理室11の出口16側にも多孔性のフィルター19を着脱自在に取り付けると、流動体中の異物を除去できる。
また、弁17aの操作により底面の排出口から沈殿物を排出することもできる。
なお、流動体の性質によっては耐腐食性の材質にて滅菌処理室及び多孔体を製作する必要がある。
また、蓋12にエアリング口を設けてもよく、滅菌処理室を保温できるようにしてもよい。
本発明に係る滅菌装置は、圧力損失が小さいので例えば図3に示すように異物を除去する既設の濾過装置と流動体の配分装置の中間に配置してもよく、圧力が大きくかからない系統の内に組み込めば滅菌処理室に耐圧性が要求されないため、安価な構造になる。
本発明に係る滅菌装置の他の適用例について以下説明する。
洋式便器においては、局部を洗浄するシャワーが付いたシャワー式トイレが普及しているが、シャワーに用いる水も汚物を流す水も水道水を用いている場合が多い。
しかし、水道水には浄水化の過程で塩素系の殺菌、消毒剤が添加されているために、
水道水には残留塩素が存在する。
このような残留塩素の含有する水道水を洋式便器のシャワー水に用いると、人の局部から経皮毒として吸収される恐れが高く、特に女性が使用する場合には健康上、多くの問題がある。
そこで、本願出願人は図4に示すように、水道水をシャワーに用いる場合には便器20のシャワーノズル21に供給する水は、水道水102を口過器110で塩素を除去した口過水101を用いることを提案する。
水道水の残留塩素を除去する方法としては精密フィルターの他に活性炭、イオン交換樹脂が有効である。
活性炭に備長炭を用いると所定期間使用後に100℃近い熱水を通すことで繰り返し使用できる。
また、イオン交換樹脂は酸や塩基で再生使用することができる。
しかし、水道水から塩素を除去したまま、放置するとこの水に雑菌が繁殖してしまう恐れがあり、トイレに入ってすぐに濾過器のスイッチを入れる等の工夫が必要になる。
そこで、塩素を用いない殺菌方法として、シャワー水の供給途中に本発明に係る紫外線を活用した滅菌装置を用いるのが良い。
本発明に係る滅菌装置の構造例を示す。 本発明に係る滅菌装置の平面図を示す。 本発明に係る滅菌装置の設置系統例を示す。 シャワー式トイレの説明図を示す。
符号の説明
1 流動体
10 滅菌装置
11 滅菌処理室
11a 底面
12 蓋
13 樹脂筒
14 紫外線照射ランプ
15 入口
16 出口
17 排出口
17a 弁
18 多孔体

Claims (4)

  1. 流動体の滅菌装置であって、
    流動体の入口と出口とを有する滅菌処理室と、滅菌処理室内に取り付けられた紫外線照射ランプとを有し、滅菌処理室の入口側には流動体を微分散する多孔体を有していることを特徴とする滅菌装置。
  2. 紫外線照射ランプはキセノンランプ又はキセノンフラッシュランプであり、透明樹脂筒内に収納してあることを特徴とする請求項1記載の滅菌装置。
  3. 滅菌処理室の底面は傾斜面になっていて、最も低い部分に排出口を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の滅菌装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の滅菌装置を、
    洋式便器の局部洗浄水の供給途中に設けたことを特徴とする洋式便器。
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