JP2009118459A - 部分反射表面アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】基板、反射シート、及び複数の支持ユニットを含む部分反射表面アンテナを提供する。
【解決手段】基板21の上面には、高周波信号を受信し出力するための信号I/O212が形成されている。反射シート22は、高周波信号を部分的に反射し、反射シート22の表面に配置されたアレイアンテナブロック24を含む。複数の支持ユニット231、232、233、234は、反射シート22を支持し、反射シート22を基板21の上面上に配置し、反射シート22と基板21との間に所定距離を維持する。アレイアンテナブロック24の面積は、反射シート22の表面積の0.31倍乃至0.8倍の範囲内にある。
【選択図】図2A

Description

本発明は部分反射表面アンテナに関し、更に詳細には、開口効率を増大でき、反射シートのマイクロストリップ反射ユニットの製造費を低減できる部分反射表面アンテナに関する。
近年、従来の低プロファイルの部分反射表面アンテナをプリント回路基板で形成できるため、及び従って、軍事産業や土木産業で広く使用されている。しかしながら、従来の部分反射表面アンテナの開口効率もまた制限されている。
図1は、従来の部分反射表面アンテナを示す概略図である。この図では、部分反射表面アンテナは、基板11と、反射シート12と、複数の支持ユニット131、132、133、134とを含む。基板11及び反射シート12の各々は、厚さが0.8mmのFR−4マイクロ波基板であり、各支持ユニットは、基板11と反射シート12との間に所定の距離を維持する。更に、基板11の上面111には、信号I/O部分112が設けられている。この信号I/O部分112は、高周波信号の受信又は出力を行うため、同軸ケーブル113に電気的に接続されている。
図1を参照すると、アレイアンテナブロック14が反射シート12の表面の中央に配置されており、アレイアンテナブロック14の面積は、反射シート12の表面積とほぼ同じである。更に、アンテナアレイ141がアレイアンテナブロック14の内側に配置されている。アンテナアレイ141は、121個のマイクロストリップ反射ユニット142を有し、11×11のアレイを形成する。
更に、従来の部分反射アンテナでは、反射シート12は、12.9cm×12.9cmの寸法を持つ正方形形状のプレートであり、アレイアンテナブロック14のアレイは、12cm×12cmの寸法を持つ正方形形状である。マイクロストリップ反射ユニット142は、1cm×1cmの寸法の正方形形状に形成されており、アレイアンテナブロックのアンテナアレイ141を形成する。二つのマイクロストリップ反射ユニット142間のx軸方向の距離(Dx1)及びy軸方向の距離(Dy1)は、夫々、1mmである。
従来の部分反射アンテナは、高周波信号の方向を増大するため、マイクロストリップ反射ユニット142の構成を大幅に調節できる。しかしながら、従来の部分反射アンテナは、電波を反射するために金属材料しか使用せず、電波を反射するために絶縁材料等の他の材料を使用することは考えられてこなかった。従って、従来の部分反射アンテナは、マイクロストリップ反射ユニット142の製造、及びこれらのユニットで反射シートを満たすのに大量の金属材料に費用がかかった。更に、従来の部分反射アンテナは、高周波信号の開口効率の増大に非金属材料を使用することができない。
従って、産業界のために、マイクロストリップ反射ユニットの製造費を低減するばかりでなく、開口効率を増大できる部分反射アンテナを提供するのが望ましい。
本発明は、部分反射表面アンテナにおいて、高周波信号を受信し出力するための信号I/O部分が上面に形成された基板と、高周波信号を部分的に反射するための反射シートであって、アレイアンテナブロックがその表面上に形成された反射シートと、反射シートを基板の上面に配置し、反射シートと基板との間に所定距離を維持するため、反射シートを支持する複数の支持ユニットとを含み、アレイアンテナブロックの内側に配置されたアンテナアレイは、複数のマイクロストリップ反射ユニットを含み、アレイアンテナブロックの面積は、反射シートの表面積の0.31倍乃至0.8倍の範囲内にある、部分反射表面アンテナに関する。
本発明は、部分反射表面アンテナにおいて、高周波信号を受信し出力するための信号I/O部分が上面に形成された基板と、高周波信号を部分的に反射するための反射シートであって、アレイアンテナブロックがその表面上に形成された反射シートと、反射シートを基板の上面に配置し、反射シートと基板との間に所定距離を維持するため、反射シートを支持する複数の支持ユニットとを含む、部分反射表面アンテナに関する。第1アンテナアレイ及び第2アンテナアレイの夫々が、アレイアンテナブロックの内側に配置されており、第2アンテナアレイが第1アンテナアレイを取り囲んでいる。第1アンテナアレイは、複数の第1マイクロストリップ反射ユニットを含み、第2アンテナアレイは、複数の第2マイクロストリップ反射ユニットを含む。複数の第1マイクロストリップ反射ユニット間の距離は、複数の第2マイクロストリップ反射ユニット間の距離よりも小さく、アレイアンテナブロックの面積は、反射シートの表面積の0.31倍乃至0.8倍の範囲内にある。
従って、本発明は、アレイアンテナブロックの面積の反射シートの表面積に対する比を制御し、アレイアンテナブロックの面積を反射シートの表面積の0.31倍乃至0.8倍にすることによって、開口効率を向上できるばかりでなく、マイクロストリップ反射アンテナの製造費を抑えることができる。更に、本発明は、アンテナアレイの二つの異なる種類の構成を反射シートの表面に配置することによって、部分反射アンテナが出力する高周波信号の側方ローブを減少し、及び従って、本発明は、高周波信号の通信距離を長くし且つノイズを低減するため、高周波信号の主ローブを中央に集めることができる。
本発明は、任意の大きさのアレイアンテナブロックを反射シートの表面上に設置でき、アレイアンテナブロックの表面積は、好ましくは、反射シートの表面積の0.31倍乃至0.8倍である。本発明のアレイアンテナブロックは、任意の形状に形成できるが、好ましくは、アレイアンテナブロックは、正方形形状又は矩形形状である。本発明のマイクロストリップ反射ユニットは、任意の形状に形成できるが、好ましくは、マイクロストリップ反射ユニットは、正方形形状又は矩形形状である。本発明の部分反射アンテナの基板は、任意の適当なプリント回路基板として形成できるが、好ましくは、プリント回路基板はFR−4マイクロ波基板、即ちデュロイド(デュロイド(Duroid)は登録商標である)マイクロ波基板、又はテフロン(テフロン(Teflon)は登録商標である)マイクロ波基板である。本発明の反射シートは、任意の形状に形成できるが、好ましくは、反射シートは正方形形状のプレート、矩形形状のプレート、又は円形形状のプレートである。本発明の支持ユニットは、任意の材料で形成できるが、好ましくは、材料は、プラスチック又は任意の絶縁材料である。反射シートと基板との間の距離には制限がないけれども、好ましくは、高周波信号の波長は、部分反射アンテナが送信又は受信する高周波信号の波長の1/3乃至2/3の範囲内にあり、最良の比は、本発明の部分反射アンテナが送信又は受信する高周波信号の波長の1/2である。本発明の信号I/O部分は、任意の形状に形成できるが、好ましくは、反射シートは、正方形形状のスロット又は矩形形状のスロットである。信号I/O部分は、任意の種類の信号ケーブルに電気的に接続でき、同軸ケーブル又は銅撚線ケーブルに限定されない。
本発明のこの他の目的、利点、及び新規な特徴は、添付図面と関連して以下の詳細な説明を読むことにより更に明らかになるであろう。
図2Aは、第1の好ましい実施例の部分反射アンテナの概略図である。この部分反射アンテナは、基板21と、反射シート22と、複数の支持ユニット231、232、233、234とを含む。基板21及び反射シート22の各々は、厚さが0.8mmのFR−4マイクロ波基板であり、各支持ユニット231、232、233、234は、反射シート22と基板21との間に所定の距離を維持する。この距離は、共振距離として知られている。更に、各支持ユニット231、232、233、234は、電気絶縁材料で形成されており、共振距離の長さは、第1実施例の部分反射アンテナの周波数と関連する。一般的には、共振距離は、第1実施例の部分反射アンテナが送信する又は受信する高周波信号の波長の半分であり、及び従って、共振距離は、この実施例では、好ましくは、1.7cmである。
基板21の上面211には、9.25GHz乃至9.55GHzの高周波信号を受信するための信号I/O部分212が設けられている。この実施例では、信号I/O部分212は矩形のスロットであり、高周波信号を受信し、送信するため、同軸ケーブル213に電気的に接続されている。部分反射アンテナが通信状態を保持するとき、高周波信号は、基板21と反射シート22との間で反射される。反射シート22が発生する部分反射効果により、高周波信号は反射シート22を通過し、部分反射アンテナによって送信される。本発明は、高周波信号を反射シートの金属部分で反射できるばかりでなく、信号を反射シートの非金属部分によって反射できる。
図2A及び図2Bを参照すると、この実施例では、部分反射アンテナは、反射シート22の表面の中央に配置されたアレイアンテナブロック24を含み、このアレイアンテナブロック24の面積は、反射シート22の表面積の0.31倍である。更に、アンテナアレイ241がアレイアンテナブロック24に配置されている。このアンテナアレイは、複数のマイクロストリップ反射ユニット242を含む。この実施例では、アンテナアレイ241は25個のマイクロストリップ反射ユニット242を含み、5×5のアレイを形成する。
他方、図2B及び図2Cを参照すると、反射シート22は、寸法が11.4cm×11.4cmの正方形形状のプレートであり、アレイアンテナブロック24は寸法が6.4cm×6.4cmの正方形形状に形成されている。この実施例では、マイクロストリップ反射ユニット242の各々は、12mm(L)×12mm(W)の寸法の正方形形状に形成されている。更に、二つのマイクロストリップ反射ユニット242間のx軸方向の距離(Dx1)及びy軸方向の距離(Dy1)は、各々、1mmである(Dx1=Dy1=1mm)。
図3Aは、HFSS(高周波構造シミュレーター)ソフトウェアのシミュレート結果、及び本発明の第1の好ましい実施例による部分反射アンテナがH平面に送信した高周波信号波の計測結果を示す。この図では、曲線AはHFSSソフトウェアが発生した曲線であり、曲線Bは実際の計測による曲線である。図3Aを参照すると、HFSSソフトウェアが発生したシミュレート結果は、結果的に得られた計測結果と実質的に等しい。
図3Bは、HFSSソフトウェアのシミュレート結果、及び本発明の第1の好ましい実施例による部分反射アンテナがE平面に送信した高周波信号波の計測結果を示す。この図では、曲線CはHFSSソフトウェアが発生した曲線であり、曲線Dは実際の計測による曲線である。図3Bを参照すると、HFSSソフトウェアが発生したシミュレート結果は、計測結果と実質的に等しい。
図3Cは、HFSSソフトウェアが発生した部分反射アンテナの開口効率を反射シートの大きさに対して示す概略図である。開口効率は、以下の方程式(1)により発生される。
[式1]
Figure 2009118459
ここで、Aは金属部分及び非金属部分を含む反射シート全体の表面積であり、λは自由空間波長であり、Gはシミュレーションを行うことによって発生したゲインである。
図3Cを参照すると、特に、反射シートの側部の長さが6.4cm乃至12.4cmの場合、反射シートの側部の長さが増大するに従って、部分反射アンテナの開口効率もまた徐々に増大する。この実施例では、反射シートの側部の長さは11.4cmであり、アレイアンテナブロックの側部の長さは6.4cmであり、開口効率は50%である。
従って、従来の部分反射アンテナ(反射シートの側部の長さがアレイアンテナブロックの側部の長さよりも僅かに大きい)と比較すると、従来の部分反射アンテナは、50%の開口効率を達成するのは容易ではない。従来の部分反射アンテナは、当該性能(50%)を達成したとしても、部分反射面を形成するために反射シートの部分反射面を金属材料で覆い尽くさなければならない。従って、従来の部分反射アンテナの反射シートは、11.4cm×11.4cmの正方形形状のプレートに形成されるが、開口効率は50%よりも低い。この実施例では、開口効率が50%に達する場合には、第1の好ましい実施例の反射シートの寸法は、9.4cm×9.4cmであり、従って、本発明の反射シートは、従来の部分反射アンテナと同じ性能を達成するために6.4cm×6.4cmの寸法しか必要とされない。従って、本発明は、開口効率を向上できるばかりでなく、反射シートの製造費を低減できる。
図4Aは、第2の好ましい実施例の部分反射アンテナの概略図である。この部分反射アンテナは、基板41と、反射シート42と、複数の支持ユニット431、432、433、434を含む。基板41及び反射シート42の各々は、厚さが0.8mmのFR−4マイクロ波基板であり、各支持ユニット431、432、433、434は、反射シート42と基板41との間に所定の距離を維持する。更に、各支持ユニット431、432、433、434は、電気絶縁材料で形成されており、共振距離は、好ましくは、この実施例では、1.7cmである。
更に、基板41の上面411には、9.25GHz乃至9.55GHzの高周波信号を受信し、出力するための信号I/O部分412が設けられている。この実施例では、信号I/O部分412は矩形のスロットであり、高周波信号を受信し、送信するため、同軸ケーブル413に電気的に接続されている。部分反射アンテナが第2の好ましい実施例の送信状態を保持しているとき、高周波信号は、基板41と反射シート42との間で反射される。反射シート42が発生する部分反射効果により、高周波信号は反射シート42を通過し、本発明の第2実施例の部分反射アンテナによって送信される。
図4A及び図4Bを参照すると、この実施例では、部分反射アンテナは、反射シート42の表面の中央に配置されたアレイアンテナブロック44を含み、このアレイアンテナブロック44の面積は、反射シート42の表面積の0.72倍である。更に、アンテナアレイ441及び第2アンテナアレイ442が、夫々、アレイアンテナブロック44の内側に配置されている。第2アンテナアレイ442は、第1アンテナアレイ441を取り囲む。この実施例では、第1アンテナアレイ441は25個のマイクロストリップ反射ユニット443を含み、5×5のアレイを形成し、第2アンテナアレイは48個のマイクロストリップ反射ユニット444を含む。
他方、図4B及び図4Cを参照すると、反射シート42は、寸法が14.5cm×14.5cmの正方形形状のプレートであり、アレイアンテナブロック44は寸法が12.4cm×12.4cmの正方形形状に形成されている。この実施例では、第1アンテナアレイ441の第1マイクロストリップ反射ユニット443及び第2アンテナアレイ442の第1マイクロストリップ反射ユニット444の両方が、12mm(L)×12mm(W)の寸法の正方形形状に形成されている。更に、第1アンテナアレイ441では、二つのマイクロストリップ反射ユニット443間のx軸方向の距離(Dx1)及びy軸方向の距離(Dy1)は、各々、1mmである(Dx1=Dy1=1mm)。更に、第2アンテナアレイ442では、二つのマイクロストリップ反射ユニット444間のx軸方向の距離(Dx2)及びy軸方向の距離(Dy2)は、各々、4mmである(Dx2=Dy2=4mm)。
図5Aは、本発明の第2の好ましい実施例による部分反射アンテナがH平面に送信した高周波信号波のHFSSソフトウェアのシミュレート結果、及び計測結果を示す。この図では、曲線EはHFSSソフトウェアが発生した曲線であり、曲線Fは実際の計測による曲線である。図5Aを参照すると、HFSSソフトウェアが発生したシミュレート結果は、結果的に得られた計測結果と実質的に等しい。
図5Bは、本発明の第2の好ましい実施例による部分反射アンテナがE平面に送信した高周波信号波のHFSSソフトウェアのシミュレート結果、及び計測結果を示す。この図では、曲線GはHFSSソフトウェアが発生した曲線であり、曲線Hは実際の計測による曲線である。図5Bを参照すると、HFSSソフトウェアが発生したシミュレート結果は、計測結果と実質的に等しい。
図5Cは、HFSSソフトウェアが発生した部分反射アンテナの開口効率を反射シートの大きさに対して示す概略図である。図5Cを参照すると、特に、側部の長さが12.5cm乃至15.5cmの場合、反射シートの側部の長さが増大するに従って、部分反射アンテナの開口効率もまた徐々に増大する。この実施例では、反射シートの側部の長さは14.5cmであり、アレイアンテナブロックの側部の長さは12.4cmであり、開口効率は65%である。
従って、従来の部分反射アンテナ(反射シートの側部の長さがアレイアンテナブロックの側部の長さよりも僅かに大きい)と比較すると、従来の部分反射アンテナの最高開口効率は約50%であるが、第2実施例の開口効率は、最大65%である。第2の好ましい実施例は、製造費を低減するように従来の部分反射アンテナと同じ性能を得るため、面積が小さい反射シートを必要とするに過ぎない。
図6Aは、第3の好ましい実施例の部分反射アンテナの概略図である。この部分反射アンテナは、基板61と、反射シート62と、複数の支持ユニット631、632、633、634を含む。基板61及び反射シート62の各々は、厚さが0.8mmのFR−4マイクロ波基板であり、各支持ユニット631、632、633、634は、互いに関して所定の距離(共振距離)を維持する。更に、各支持ユニット631、632、633、634は、電気絶縁材料で形成されており、共振距離は、好ましくは、この実施例では、1.7cmである。
更に、基板61の上面611には、9.25GHz乃至9.55GHzの高周波信号を受信し、出力するための信号I/O部分612が設けられている。この実施例では、信号I/O部分612は矩形のスロットであり、高周波信号を受信し、送信するため、同軸ケーブル613に電気的に接続されている。部分反射アンテナが第3の好ましい実施例の送信状態を保持しているとき、高周波信号は、基板61と反射シート62との間で反射される。反射シート62が発生する部分反射効果により、高周波信号は反射シート62を通過し、本発明の第3実施例の部分反射アンテナによって送信される。
図6A及び図6Bを参照すると、この実施例では、部分反射アンテナは、反射シート62の表面の中央に配置されたアレイアンテナブロック64を含み、このアレイアンテナブロック641の面積は、反射シート62の表面積の0.74倍である。更に、アンテナアレイ64は、アレイアンテナブロック64のところに配置されており、複数のマイクロストリップ反射ユニット642を含む。この実施例では、アンテナアレイ641は81個のマイクロストリップ反射ユニット642を含み、9×9のアレイを形成する。
他方、図6B及び図6Cを参照すると、反射シート62は、寸法が13.5cm×13.5cmの正方形形状のプレートであり、アレイアンテナブロック64は寸法が11.7cm×11.7cmの正方形形状に形成されている。この実施例では、マイクロストリップ反射ユニット642の各々は、12mm(L)×12mm(W)の寸法の正方形形状に形成されている。更に、アンテナアレイ641では、二つのマイクロストリップ反射ユニット642間のx軸方向の距離(Dx1)及びy軸方向の距離(Dy1)は、各々、1mmである(Dx1=Dy1=1mm)。
図7は、本発明の第2及び第3の好ましい実施例による部分反射アンテナがH平面に送信した高周波信号波のHFSSソフトウェアのシミュレート結果であり、曲線Iは、第2の好ましい実施例の部分反射アンテナが送信する高周波信号の波であり、曲線Jは、第3の好ましい実施例の部分反射アンテナが送信する高周波信号の波である。
図7を参照すると、アレイアンテナブロックの内側に配置された、第1アンテナアレイ及び第2アンテナアレイ等のアンテナアレイの二種類の構成により、第2及び第3の実施例の部分反射アンテナは、アレイアンテナブロックの面積の反射シートの表面積に対する比が同様である(0.72乃至0.74)であるが、第2実施例の側方ローブレベルは、H平面での第3実施例の側方ローブレベルよりも低い。従って、高周波信号の送信距離を増大し且つノイズを低減するため、第2実施例の部分反射アンテナが送信する高周波信号のエネルギを主ローブに対して中央に集めることができる。
従って、アレイアンテナブロックの面積の反射シートの表面積に対する比を、0.31乃至0.8を維持するように制御することによって、本発明は、開口効率を向上できるばかりでなく、マイクロストリップ反射アンテナの製造費を抑えることができる。更に、本発明は、二種類のアンテナアレイ構成を反射シートの表面に配置することにより、部分反射アンテナが出力する高周波信号の側方ローブを減少し、及び従って、本発明は、高周波信号の送信距離を増大し且つノイズを低減するため、高周波信号の主ローブを中央に集めることができる。
本発明をその好ましい実施例と関連して説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、多くの他の可能な変形及び変更を行うことができるということは理解されるべきである。
図1は、従来の部分反射表面アンテナの概略図である。 図2Aは、第1の好ましい実施例の部分反射アンテナの概略図である。 図2Bは、第1の好ましい実施例による部分反射アンテナの反射シートの概略図である。 図2Cは、第1の好ましい実施例による部分反射アンテナの反射シートのアンテナアレイの構成を示す概略図である。 図3Aは、HFSS(高周波構造シミュレーター)ソフトウェアのシミュレート結果、及び本発明の第1の好ましい実施例による部分反射アンテナがH平面に送信した高周波信号波の計測結果を示すグラフである。 図3Bは、HFSSソフトウェアのシミュレート結果、及び本発明の第1の好ましい実施例による部分反射アンテナがE平面に送信した高周波信号波の計測結果を示すグラフである。 図3Cは、HFSSソフトウェアが発生した部分反射アンテナの開口効率を反射シートの大きさに対して示すグラフである。 図4Aは、第2の好ましい実施例の部分反射アンテナの概略図である。 図4Bは、第2の好ましい実施例による部分反射アンテナの反射シートの概略図である。 図4Cは、第2の好ましい実施例による部分反射アンテナの反射シートの第1及び第2アンテナアレイの構成を示す概略図である。 図5Aは、HFSSソフトウェアのシミュレート結果、及び本発明の第2の好ましい実施例による部分反射アンテナがH平面に送信した高周波信号波の計測結果を示すグラフである。 図5Bは、HFSSソフトウェアのシミュレート結果、及び本発明の第2の好ましい実施例による部分反射アンテナがE平面に送信した高周波信号波の計測結果を示すグラフである。 図5Cは、HFSSソフトウェアが発生した部分反射アンテナの開口効率を反射シートの大きさに対して示すグラフである。 図6Aは、第3の好ましい実施例の部分反射アンテナの概略図である。 図6Bは、第3の好ましい実施例による部分反射アンテナの反射シートの概略図である。 図6Cは、第3の好ましい実施例による部分反射アンテナの反射シートのアンテナアレイの構成を示す概略である。 図7は、本発明の第2及び第3の好ましい実施例による部分反射アンテナがH平面に送信した高周波信号波のHFSSソフトウェアのシミュレート結果を示すグラフ図である。
符号の説明
21 基板
211 上面
212 信号I/O部分
213 同軸ケーブル
22 反射シート
231、232、233、234 支持ユニット
24 アレイアンテナブロック
241 アンテナアレイ
242 マイクロストリップ反射ユニット

Claims (17)

  1. 部分反射表面アンテナにおいて、
    高周波信号を受信し出力するための信号I/Oが上面に形成された基板と、
    前記高周波信号を部分的に反射するための反射シートであって、所定の表面積を有し、この表面の上にアレイアンテナブロックが形成された反射シートと、
    前記反射シートを前記基板の上面上に配置し、前記反射シートと前記基板との間に所定距離を維持するため、前記反射シートを支持する複数の支持ユニットとを含み、
    前記アレイアンテナブロックの内側に配置されたアンテナアレイは、複数のマイクロストリップ反射ユニットを含み、前記アレイアンテナブロックの面積は、前記反射シートの表面積の0.31倍乃至0.8倍の範囲内にある、部分反射表面アンテナ。
  2. 請求項1に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記アレイアンテナは、前記反射シートの前記表面の中心に配置されている、部分反射表面アンテナ。
  3. 請求項1に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記アレイアンテナブロックの面積は、前記反射シートの表面積の0.31倍である、部分反射表面アンテナ。
  4. 請求項1に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記アレイアンテナブロックは、正方形形状に形成されている、部分反射表面アンテナ。
  5. 請求項1に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記マイクロストリップ反射ユニットは正方形形状に形成されている、部分反射表面アンテナ。
  6. 請求項1に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記複数の支持ユニットの各々は、電気絶縁材料で形成されている、部分反射表面アンテナ。
  7. 請求項1に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記反射シートは、正方形形状プレートである、部分反射表面アンテナ。
  8. 請求項1に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記所定距離は、前記高周波信号の波長の半分である、部分反射表面アンテナ。
  9. 部分反射表面アンテナにおいて、
    高周波信号を受信し出力するための信号I/Oが上面に形成された基板と、
    前記高周波信号を部分的に反射するための反射シートであって、所定の表面積を有し、この表面の上にアレイアンテナブロックが形成された反射シートと、
    前記反射シートを前記基板の上面上に配置し、前記反射シートと前記基板との間に所定距離を維持するため、前記反射シートを支持する複数の支持ユニットとを含み、
    前記第1アンテナアレイ及び第2アンテナアレイの夫々が、前記アレイアンテナブロックの内側に配置されており、前記第2アンテナアレイが第1アンテナアレイを取り囲んでおり、前記第1アンテナアレイは、複数の第1マイクロストリップ反射ユニットを含み、前記第2アンテナアレイは、複数の第2マイクロストリップ反射ユニットを含み、前記複数の第1マイクロストリップ反射ユニット間の距離は、前記複数の第2マイクロストリップ反射ユニット間の距離よりも小さく、前記アレイアンテナブロックの面積は、前記反射シートの表面積の0.31倍乃至0.8倍の範囲内にある、部分反射表面アンテナ。
  10. 請求項9に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記アレイアンテナは、前記反射シートの前記表面の中心に配置されている、部分反射表面アンテナ。
  11. 請求項9に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記アレイアンテナブロックの面積は、前記反射シートの表面積の0.72倍である、部分反射表面アンテナ。
  12. 請求項9に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記アレイアンテナブロックは、正方形形状に形成されている、部分反射表面アンテナ。
  13. 請求項9に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記複数の第1マイクロストリップ反射ユニットの各々は、正方形形状に形成されている、部分反射表面アンテナ。
  14. 請求項9に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記複数の第2マイクロストリップ反射ユニットの各々は、正方形形状に形成されている、部分反射表面アンテナ。
  15. 請求項9に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記複数の支持ユニットの各々は、電気絶縁材料で形成されている、部分反射表面アンテナ。
  16. 請求項9に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記反射シートは、正方形形状プレートである、部分反射表面アンテナ。
  17. 請求項9に記載の部分反射表面アンテナにおいて、
    前記所定距離は、前記高周波信号の波長の半分である、部分反射表面アンテナ。
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