JP2009117371A - ランプモジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】照明装置は、LED素子を基板510の表面に備えるランプモジュール500と、ランプモジュール500を受け入れる受入口を表側に有するソケットとを備える。ソケットのランプモジュール500を受ける受底は、ランプモジュール500の基板510の裏面と略同じ面形状を有し、ソケットは、ランプモジュール500が、受入口を通じて受け入れられた状態で、受け入れ方向と平行な方向を軸として回転されたときに、ランプモジュール500をソケットの受底に押圧する給電端子を備えている。ランプモジュール500の基板510は、主面と直交する方向から見たときの形状が略円状をし、その中心にはガイド孔515が設けられている。
【選択図】図11
Description
このような照明装置として、複数のLED素子を基板の表面に備えるランプモジュールと、当該ランプモジュールを受け入れる受入口を表側に有するソケットとを備えたものがある。このランプモジュールは、例えば、基板の裏面に突状の基板側接続部を備え、一方のソケットも、例えば、ランプモジュールを受ける受底に突状の給電部を備え、ソケットにランプモジュールを取着したときに、ランプモジュールの基板側接続部とソケットの給電部とが接触するようになっている(特許文献1参照)。
つまり、基板の裏面にヒートシンクを設けても、ヒートシンクからの熱が充分に放熱されず、ペルチェ素子等を用いると、これらの素子分だけコストがアップし、また、基板の裏側にファンを設けると、ファンのコストがアップするだけでなく装置までが大型化してしまう。
前記ランプモジュールは、前記発光素子に接続された端子を前記基板の表面に備え、前記押圧手段における前記ランプモジュールと接触する部分が、前記ランプモジュールに給電するための給電端子となっているともできる。
一方、前記ランプモジュールの平面視形状は、略円状または、多角形状をしていることともできるし、また、前記ソケットに熱的に結合している放熱具を備えていることともできる。前記放熱具は、前記ランプモジュールから発せられた光を、前記基板の表側であって当該基板と直交する方向に集光させる笠部であることともできる。
また、本発明に係るランプモジュールは、上述した照明装置に用いられることともできる。
以下、本発明に係る第1の実施の形態の照明装置に図面を参照しながら以下説明する。
1.照明装置の全体構成について
図1は、照明装置の全体図であり、内部の様子が分かるように、一部を切り欠いている。
点灯回路部400は、商業電源からケーブル20を介して供給された交流電力を直流電力に整流・平滑するための整流平滑回路、この整流平滑回路により整流平滑された直流電力の電圧値を調整するための電圧調整回路、ランプモジュール300に一定の電流を供給するための定電流回路等を備える。
2.ソケットとランプモジュールとについて
図2は、ソケットにランプモジュールが取着された取着状態を示す図であり、その内部のランプモジュールの様子が分かるようにソケットの一部を切り欠いて示している。また、図3は、ランプモジュール及びソケットの斜視図であり、図4は、ソケットにランプモジュールが取着された取着状態を表側から見た図である。
基板310は、その周縁に基板310の中心側へと凹入する切欠き部312a,312b,312c,312dが形成されており、この切欠き部312a,312b,312c,312dにおける周方向の一方の隣には端子361a,361b,361c,361dが設けられている。なお、切欠き部は、本実施の形態では、例えば4個あるが、それぞれの切欠き部でなく切欠き部全体を指す場合には、「312」の符号を用いる。
それでは、ランプモジュール300及びソケット200についてそれぞれ詳細に説明する。
図5の(a)は、ランプモジュールを表側から見た図であり、(b)は、(a)のAA断面を矢印方向から見た図である。
ランプモジュール300の基板310は、図5の(a)に示すように、例えば、円板状をしている。基板310は、その中央部がLED素子を実装するための実装部311となっている。
基板310は、例えば、同図に示すように、3層の絶縁板315,316,317からなる絶縁層314と、絶縁層314の裏面に密着する金属層318とからなる。各絶縁板315,316,317には、例えば、AlNを主材料とするセラミックス板が用いられている。なお、AlN以外の材料として、例えば、Al2O3、BN、MgO、SiC等を使用しても良い。
ここで、3枚の絶縁板のそれぞれを、表層から、第1絶縁板315、第2絶縁板316、第3絶縁板317と称することにする。
先ず、絶縁層314の表面層として配されている第1絶縁板315には、上述のように、4個の端子361a,361b,361c,361dが形成されているほか、LED素子350を実装するための貫通孔315b(図6参照)が形成されている。貫通孔315bは、第2絶縁板316に形成されている貫通孔316bよりも大きいため、図7の(a)のように、貫通孔315b、316bが表れている。
なお、配線パターンPp,Pnは、前記銅の表面にニッケルメッキ及び金メッキが施されなる。このニッケル及び金のメッキを行うのは、銅の酸化を防ぐためである。
(2)ソケット
図8の(a)は、ソケットを表側から見た図であり、(b)は、(a)のCC断面を矢印方向から見た図である。
給電端子220は、ランプモジュール300への給電機能のほかにランプモジュール300を受底210aへと押圧する機能(本発明の押圧手段に相当する。)も兼ね備えている。この押圧により、ソケット200は、ランプモジュール300をソケット200内に取着(保持)できる。なお、給電端子220は、受入口211の中心に対して略対称な位置に設けられている。
ソケット200は、笠部100の開口側(図1では下方)からランプモジュール300を受け入れるように受入口211を表側に備えている。この受入口211は、図4、図8の(a)に示すように、ランプモジュール300の形状に対応して略円形状をしており、ランプモジュール300の切欠き部312a,312b,312c,312dに対応する部分が受入口211の中心側に張り出す張り出し部212a,212b,212c,212dとなっている。
先ず、ソケット200におけるランプモジュール300の受入について説明する。
ソケット200の張り出し部212とランプモジュール300の切欠き部312とのそれぞれは互いに対応する形状に構成されている。
このため、ランプモジュール300の切欠き部312と、ソケット200の張り出し部212とを互いに位置合せすれば、ランプモジュール300をソケット210の受入口211から内部へと進入させることができる。
図9は、図4のD−D断面を矢印方向から見た拡大図である。
給電端子220bは、ランプモジュール300をソケット200の受底210aに押圧させるための付勢手段をかねており、図8の(b)及び図9に示すように、「く」の字をしており、その一辺220b1が張り出し部212bに固着されている。そして、ソケット200の受入口211から受け入れられたランプモジュール300を、その受け入れ方向と平行な方向を軸とし、当該軸に対して直交する方向、例えば、E方向に回転させると、給電端子220bの「く」の字状に折れ曲がった部分220b3及び「く」の字の他辺220b2が弾性変形して、他辺220b2が張り出し部212b側(図中のF方向)に近づく。このとき、給電端子220は、F方向への変形により、ランプモジュール300の端子361bをソケット200の受底210aへと押圧して電気的に接続されると共にランプモジュール300を保持する。
3.ランプモジュールの取着について
(1)ランプモジュールの取り付け
図10は、ランプモジュールのソケットへの取着を説明する図である。
まず、ランプモジュール300の表面を下向きにして、ソケット200の各張り出し部212の位置及び形状と、ランプモジュール300の各切欠き部312の位置及び形状とが合致するように、ソケット200に対してランプモジュール300の位置合せを行う。ランプモジュール300の位置合せが完了すると、ランプモジュール300を上方(図10の(a)の矢印方向)に移動させて受入口211からその内部へと進入させる。
そして最後に、ランプモジュール300を、その受け入れ方向と平行な方向を軸(図10の(c)におけるH)として、図10の(c)のG方向に回転させる。
ランプモジュール300をG方向に回転させることにより、図9に示したように、ソケット200の給電端子220bが、F方向に弾性変形して、やがて、給電端子220bの凸部221bがランプモジュール300の端子361bにある凹部(図7の(a)の362b)に嵌る。
これにより、ランプモジュール300がソケット200に取着されると共にランプモジュール300の端子316とソケット200の給電端子220とが電気的に接続される。
ランプモジュール300をソケット200から取り外すときは、ランプモジュール300を、取着時に回転させた方向(図10の(c)でのG方向)と反対方向に回転させると、給電端子220のF方向の変形量が少なくなり、やがて、給電端子220によるランプモジュール300の付勢力が無くなる。
以上のようにして、ランプモジュール300のソケット200への着脱は、ランプモジュール300をソケット200内で、所定の方向に回転させれば良く、その着脱が容易に行える。このため、例えば、ランプモジュールの輝度が低下して、新しいランプモジュールに交換する際にも、その交換が容易に行うことができる。このとき、LED素子350を発光させるための回路(点灯回路部)を、ランプモジュール300ではなく、ソケット200側に設けているため、ランプモジュール300の構造が簡単となり、ランプモジュール300を安価にすることができる。
一方、給電端子220は、ソケット200の張り出し部212の裏側に設けられているので、給電端子220が直接手で触れられる惧れも少なく、更には、給電端子220への粉塵等の付着を防止でき、安全面においても有益な効果が得られる他、ソケット200の表側がシンプルになり、意匠的にも優れたものが得られる。
さらに、ソケット200は、ランプモジュール300を押圧する給電端子220(押圧手段)を複数、しかも受入口211の外周に沿って略等間隔に備えている。このため、ランプモジュール300は、ソケット200から略均等な押圧力を受けることになり、ソケット200内でのランプモジュール300の姿勢が傾斜するようなことを防止できると共に、基板310の裏面をソケット200の受底210aに確実に接触させることができる。
第2の実施の形態は、ランプモジュールにおいては、LED素子の実装方法、LED素子の個数等が、そしてソケットにおいてはランプモジュールの取着構造がそれぞれ第1の実施の形態と異なる。
特に、第1の実施の形態でのランプモジュール300の取着構造は、ソケット200の張り出し部212の裏面に押圧手段である給電端子220が設けられていたが、第2の実施の形態における押圧手段である給電部は、ソケットの表側から見え、そして、ソケット内に受け入れたランプモジュールの回転に連動してランプモジュール上に張り出して、ランプモジュールを受底に押圧するようになっている。
1.構造について
(1)ランプモジュールについて
図11は、ランプモジュールを表側から見た図である。
ランプモジュール500は、第1の実施の形態と同様に、基板510と、この基板510に実装されたLED素子550a,550b,550cと、このLED素子550a、550b,550cに電気的に接続された端子522a,522b,522c,522d,522e,522fとを備える。
ランプモジュール500の基板510は、図11に示すように、例えば、平面視6角状をしている。基板510は、その中央部がLED素子550を実装するための実装部520となっている。
図12は、LED素子550aを実装している部分の縦断面を示す拡大図である。
基板510は、同図に示すように、2枚の絶縁板511,512からなる絶縁層514と、この絶縁層514の裏面に密着する金属層513とからなる。
樹脂体530には、第1の実施の形態と同様に、LED素子550から発せられた青色光を白色光に変換する蛍光体が混入されている。また、レンズ板540も、第1の実施の形態と同様に、各LED素子550a,550b,550cに対応した位置に半球状の凸レンズ541a,541b,541cが形成されている。
第2の実施の形態では、ランプモジュールの端子522のうち、端子522a,522c,522eが−電極用に、また端子522b,522d,522fが+電極用となっている。
各端子522とLED素子550の各電極とを接続する配線パターンのうち、−電極用の端子522a,522c,522eに接続される配線パターン2Pnは、例えば、隣接する−電極用の端子522a,522c,522eを結ぶ3角形状に形成され、一方、+電極用の端子522b,522d,522fに接続される配線パターン2Ppは、+電極用の端子522b,522d,522fと直接LED素子550とを接続するように形成されている。
(2)ソケット
図14は、ソケットを表側から見た図である。
ソケット600は、図14に示すように、ランプモジュール500に給電するための給電端子を有する給電部620a,620b,620c,620d,620e,620fを備える。また、この給電部620は、ソケット600内に受け入れたランプモジュール500が回転したときに、ランプモジュール500をソケット600の受底610aに押圧する機能(本発明の押圧手段に相当する。)も兼ね備えている。また、第1の実施の形態と同様、それぞれの給電部でなく、給電部全体を指す場合は、「620」の符号を用いる。
図15の(a)は、給電部620aの周辺を表側から見た図であり、(b)は(a)のL方向から給電部周辺を見た図であり、給電部はIa−Ibでの断面を、ソケットはIc−Idでの断面をそれぞれ示している。
給電部620bは、図15の(a)及び(b)に示すように、ソケット600内に受け入れられたランプモジュール500の回転に連動して受入口611側に揺動する給電筐体621bと、この給電筐体621bの受底610a側に設けられた給電端子636bとを備える。この給電端子636bは、ソケット600内のランプモジュール500の回転に連動して、給電筐体621bが弾性変形してランプモジュール500の端子522bに乗り上がり、これに伴って、給電部620はランプモジュール500を押圧するようになっている。
なお、給電端子636bはリード線637bを介してソケット600外の点灯回路部に接続されている。
ソケット600の天壁610bには、給電端子636bの揺動範囲に対応して、切欠き部615bが形成されている。
2.ランプモジュールの取着について
図16は、ランプモジュールのソケットへの取着を説明する図である。
給電端子636が端子522の凹部に嵌った状態では、給電部620は弾性変形した状態であって、給電部620は、ランプモジュール500をソケット600の受底610aに押圧している。これにより、ランプモジュール500がソケット600に取着(保持)されると共にランプモジュール500の端子522とソケット600の給電端子636とが電気的に接続されることになる。
3.その他
上記の説明では、給電部620、すなわち給電筐体621をランプモジュール500の受け入れ方向に弾性変形可能に構成し、この給電筐体621により本発明の押圧手段を構成しているが、例えば、給電筐体を弾性変形しないようにしても、ランプモジュールをソケットの受底に押圧することはできる。
また、第2の例としては、給電筐体を、ランプモジュールの受け入れ方向に移動可能にし、この給電筐体を、ランプモジュールがソケットの受底に押圧される方向に付勢するようにすれば良い。給電筐体を付勢するには、例えば、図15の(b)において、ネジ635bと給電筐体621bとの間に圧縮ばねを、或いは、ソケット600内で、給電筐体621bとソケット600の受底610とを引張りバネを用いて結合すれば良い。
第3の実施の形態は、第1及び第2の実施の形態と押圧手段の構成が異なる。具体的には、第1の実施の形態での押圧手段は、ソケット200の張り出し部212の裏面に設けられた給電端子220により構成されているが、本実施の形態では、張り出し部の弾性変形を利用して押圧手段を構成している。
1.ランプモジュールの構造について
図17は、ランプモジュールを表側から見た図であり、図18はソケットを表側から見た図である。また、図19は、ランプモジュールとソケットとの接続部分における縦断面図である。
基板705は、図17に示すように、平面視略円形状をしており、中央部の実装部710の外側には4個の切欠き部711a,711b,711c,711dが形成されていると共に、各切欠き部711a,711b,711c,711dの周方向の隣に端子730a,730b,730c,730dが形成されている。なお、それぞれの切欠き部でなく、切欠き部全体を指す場合は、「711」の符号を用い、同様に端子全体を指す場合は、「730」の符号を用いる。
2.ソケットの構造について
ソケット750は、上記の第1及び第2の実施の形態と同様に、受入口761を表側に有し、ランプモジュール700の切欠き部711a,711b,711c,711dの位置及び形状に対応するように張り出し部770a,770b,770c,770dが形成されている。なお、張り出し部全体を指す場合は、「770」の符号を用いる。
3.ランプモジュールのソケットへの取着構造について
ランプモジュール700のソケット750への取着構造について説明する。取着構造及び取着方法等は、基本的には上記の第1及び第2の実施の形態と同じである。
次に、ランプモジュール700を、その軸心廻りに、例えば、反時計方向に回転させる。以下、図19を用いて、張り出し部770b、段部720bを例にして説明する。このとき、張り出し部770bの上流側の端部773と受底755aとの間隔が広いために、ランプモジュール700の回転がスムーズに行える。なお、ランプモジュール770の回転中における押圧部771bは、ソケット750の外側(上側)へと変形している。
以上、本発明を各実施の形態に基づいて説明したが、本発明の内容が、上記の各実施の形態に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を実施することができる。
1.照明装置について
実施の形態では、吊下方式の照明装置を用いたが、他の方式、例えば、直付け(シーリング)方式、埋込方式、壁付方式等の照明装置にも本発明を適用できる。
実施の形態では、点等回路部を笠部の外側の底に設けられているが、点灯回路部をランプモジュールに設けても良いし、また、点等回路部のうちの一部、例えば、定電流回路だけをランプモジュールに設けて良い。但し、ランプモジュールに回路を設ける場合には、ランプモジュールの裏面とソケットの受底との密着面積をある程度確保するために、ランプモジュールの表側に電気部品等を実装するのが好ましい。
上記の実施の形態では、ソケットは笠部の底に直接接触するように取着されているが、ソケットと笠部とは熱的に結合しておれば良い。つまり、LED素子の発光時に発生する熱は、基板からソケットへ、そしてソケットから笠部へと伝われば良く、例えば、熱伝導性の部材を介してソケットと笠部とを結合しても良い。このような構成にしても、LED素子の発光時に発生する熱をソケット側に効率良く放熱できるのは言うまでもない。
照明装置の放熱具として、第1の実施の形態では、半球状の笠部を用いたが、他の形状であっても良い。このようなものとしては、例えば、開口を有する球状であって、ランプモジュールを更にはソケットを覆うようなカバーがある。そして、このカバーの開口の周縁を利用して、ソケットの外周に取り付けるようにすれば、ランプモジュールからの熱をソケット、そしてカバーへと伝えることができる。
上記の各実施の形態では、ソケットは、中空の円盤状をしており、互いに対向する上壁(第1の壁)と下壁(第2の壁)を備え、その上壁にランプモジュールを受け入れる受入口が形成され、また下壁を受底としている。しかしながら、本発明では、例えば、ソケットの受底を笠部の底で構成した場合で有っても、笠部の底はソケットの受底とみなしている。なお、ソケットの平面視形状は、円形状に限定するものではなく、他の形状、例えば、多角形状等であっても良いのは言うまでもない。
更に、ソケットの受底をランプモジュールの受け入れ方向に可動するように構成すると、例えば、この受底をランプモジュールの裏面に押圧するような付勢手段を設けた場合、ソケットにランプモジュールが取着された状態では、ソケットの受底をランプモジュールの裏面に押圧させることができる。
(1)基板について
上記の各実施の形態における基板は、絶縁層と金属層とを備えているが、例えば、絶縁層だけを備えていても良い。この場合においても、ランプモジュールをソケットに取着した状態で、絶縁層の裏面がソケットの受底と接触すれば、ランプモジュールの点灯時に発生する熱をソケットに伝えることができる。
上記の各実施の形態では、絶縁層を複数の絶縁板から構成しているが、当然単数の絶縁板により構成しても良い。また、絶縁板の材質についても、実施の形態以外のもの、例えば、金属層と共に構成される基板であれば、合成樹脂と無機フィラ−とからなるコンポジット材であっても良い。更に、金属層にアルミニウム板以外の金属板を用いても良い。
上記の実施形態では、基板の平面視形状を円形状或いは6角形状としているが、他の形状でも良い。但し、ランプモジュールのソケットへの取着するスペース及び基板に実装するLED素子の数等を考慮すると、基板の形状を、円形状或いは多角形状にする方が好ましい。
第1及び第2の実施の形態では、LED素子として、青色発光のInGaNを発光材料に用いたが、例えば、AlInGaPやAlGaAsを発光材料として用いるような、他のLED素子を用いても良い。更には、使用するLED素子の数も、照明装置の光出力に対応させて適宜決定すれば良い。
上記の各実施の形態では、ランプモジュールをソケットの受底に押圧する押圧手段をソケット側に設けている。しかしながら、例えば、ランプモジュールの基板の表面に、ランプモジュールの厚さ方向であって厚さが増す方向に付勢する付勢手段を設けても、ランプモジュールをソケットの受底に押圧する押圧手段を構成することができる。
8.押圧機能及び給電機能について
上記の各実施の形態では、押圧手段は、ランプモジュールに給電するための給電端子を弾性変形可能な形状或いは弾性変形可能な材料を用いることにより、ランプモジュールを押圧する機能を持たせている。しかし、給電端子とは別に押圧手段を設けても良い。但し、押圧手段に給電機能を持たせない場合でも、ランプモジュールを押圧する箇所は、ソケットに取り付けたランプモジュールの姿勢を一定に保持する観点から複数の方が良く、しかも偏らない方が良い。
上記の各実施の形態では、ランプモジュールの裏面及びソケットの受底の面形状は、互いに平坦となっているが、両者の面形状が一致しておれば、これらの面形状は凹凸状であって良い。但し、この場合ランプモジュールをソケット内で回転させるため、ランプモジュールの回転軸を中心とした周方向には一定の形状にしておく必要がある。
110 笠部
200、600、750 ソケット
210a、610a、755a 受底
211、611、761 受入口
212、770 張り出し部
220、636、760 給電端子
300、500、700 ランプモジュール
310、510、705 基板
350、550 LED素子
361、522、730 端子
620 給電部
Claims (6)
- 発光素子を基板の表面に備え、ソケットの受入口を通じて受け入れられた状態で、当該受け入れ方向と平行な方向を軸として回転されることにより当該ソケットに着脱可能に装着されるランプモジュールであって、
前記基板は、主面と直交する方向から当該基板を見たときの形状が略円状又は多角形状をし、その中心には前記ソケットの軸用のガイド孔が設けられている
ことを特徴とするランプモジュール。 - 前記基板の外周縁には、位置あわせ用の切欠部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のランプモジュール。 - 前記切欠部は複数あり、その形状が2種類以上ある
ことを特徴とする請求項2に記載のランプモジュール。 - 前記基板は、前記発光素子と電気的に接続する端子を外周縁に備え、前記ソケット側から給電を受ける
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のランプモジュール。 - 前記端子は外周縁に沿って,略等間隔で設けられている
ことを特徴とする請求項4に記載のランプモジュール。 - 前記基板は、その裏面が金属面となっている
ことを特徴する請求項1〜5のいずれか1項に記載のランプモジュール。
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