JP2009115522A - 携帯電子機器の電池電圧検出回路 - Google Patents

携帯電子機器の電池電圧検出回路 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電子機器を使用しない状態で、電圧検出回路に流れる漏れ電流を遮断し、バッテリーの消耗を防止する携帯電子機器の電池電圧検出回路を提供する。
【解決手段】第1電池の正極と電圧検出回路の入力端子間を導通若しくは絶縁する第1スイッチング素子と、高圧電源線に介在され、第2電池の正極と電圧検出回路の入力端子間を導通若しくは絶縁する第2スイッチング素子を備え、少なくともバッテリーが携帯電子機器への電源供給を停止している間に、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを開制御し、バッテリーと電圧検出回路の入力端子間を絶縁する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電子機器の各回路素子に電源を供給するバッテリーの電池電圧を検出する電池電圧検出回路に関し、更に詳しくは、バッテリーの直列に接続した2個の電池の各電圧を検出する携帯電子機器の電池電圧検出回路に関する。
リモートコントロール送信機、携帯電話機などの携帯電子機器は、充電若しくは交換可能なバッテリーから電源の供給を受けて動作するが、その多くは、バッテリーの消耗によって使用中に突然動作が停止しないように、使用中のバッテリーの電圧を検出する電圧検出回路と、検出した電圧から得るバッテリーの寿命をLCD等に表示する電池残量表示手段を備えている(特許文献1参照)。
図4は、この電圧検出回路と電池残量表示手段を備えた携帯用AV機器100のブロック図であり、バッテリー101は、2つの電池101a、101bを直列に接続し、2.4Vの電圧を出力している。バッテリー101の2.4Vの出力電圧は、DC/DCコンバータ102により4Vに昇圧され、携帯用AV機器100のコントローラ103等の各回路を駆動する電源として供給される。
バッテリー101の正極と負極は、それぞれ同一抵抗値R1の抵抗を介してオペアンプ104の非反転入力端子と反転入力端子に接続し、その出力端子がコントローラ103に内蔵のA/Dコンバータ105の入力に接続している。また、オペアンプ104の出力端子と反転入力端子間及び非反転入力端子と接地間には、同一抵抗値R2の抵抗が接続され、これによってオペアンプ104の出力端子に、バッテリー101の両極間の電圧VにR2/R1を乗じた電圧Voutが表れる。
A/Dコンバータ105は、その出力側に接続されたコントローラ103の制御部106が、デジタル基準電圧値Vc’と比較処理可能なように、この電圧Voutをデジタル電圧値Vout’にAD変換する。制御部6は、バッテリー101の電源電圧を表すデジタル電圧値Vout’がデジタル基準電圧値Vc’を下回る場合に、バッテリー101が消耗したものと判断し、表示器107へ「電池切れマーク」を表示する。これにより操作者は、バッテリー101が消耗し、携帯用AV機器100の動作が停止する前に、バッテリー101を充電若しくは電池101a、101bを交換し、対処できる。
図4に示す携帯用AV機器100は、バッテリー101を常時接続しているので、携帯用AV機器100を使用しない間にも、機器の100の各回路に暗電流が流れ、バッテリー101が消耗する。
そこで、図5に示す電圧検出回路を有するバッテリーパック110は、電子機器111に装着されていないときに、内蔵するバッテリー112から電子機器111の負荷113への電流を遮断するスイッチ回路114を備えている(特許文献2参照)。バッテリーパック110に内蔵されたバッテリー112は、3個の電池セル112a、112b、112cを直列に接続してなるもので、各電池セル112a、112b、112cの電圧は、保護回路115を介して接続されたマイコン116の電圧測定回路117、AD変換器118によってデジタル情報として検出される。このバッテリー112の電池電圧情報は、記憶回路119に記憶されるとともに、電子機器111に内蔵の電源マイコン120に出力され、電池セル112a、112b、112cの残量が予測される。
また、電子機器111の電源マイコン120は、バッテリーパック110の装着を検出し、バッテリーパック111が装着されているか否かを示す着脱検出信号SIGをマイコン116へ出力する。バッテリーパック110のマイコン116が、この着脱検出信号SIGから電子機器111から抜去されたことを検出すると、保護回路115によってスイッチ回路114を開制御し、バッテリー112から負荷113へ流れる電流を遮断し、バッテリー112の過放電を防止している。
特開平8−205410号公報(明細書項目0002乃至0006、図2) 特開2004−304940公報(明細書項目0035乃至0051、図5)
しかしながら上記各従来の携帯用AV機器100とバッテリーパック110のいずれも、バッテリー101、112の出力電圧を検出するために、負荷の接続の有無にかかわらずA/Dコンバータ105、AD変換器118が接続されているので、スイッチ回路114により負荷113に流れる電流を遮断しても、これらの内部抵抗に微小ながら電流が流れ、外部から電源の供給を受けない携帯電子機器のバッテリーの電池が消耗する。
携帯電子機器内の負荷がバッテリーからの電源供給を受けていない間に、バッテリーの電源を遮断する電源スイッチに連動させれば、電池電圧検出回路をバッテリーから遮断させることが容易であるが、図4に示すDC/DCコンバータ102のような昇圧回路で昇圧された電源を内部回路に供給する携帯電子機器では、電源スイッチの操作と内部回路への電源供給が同期しない。そこで、内部のスイッチング制御回路から遮断制御する半導体スイッチング素子であって、特にスイッチング制御回路に電源が供給されていない間にゲート電圧が低下しオフ動作するNPN形トランジスタを、バッテリーから遮断させるスイッチング素子とすることが考えられるが、出力側となるエミッタに、ベース−エミッタ間の電圧が含まれ、電池の出力電圧がそのまま表れないので、電圧検出回路で電池の出力電圧を正確に検出できないという問題がある。
また、図4に示す携帯電子機器100の電圧検出回路は、個々の電池101a、101bの電圧を検出していないが、直列に接続したバッテリー101から充分な出力電圧が得られても、一方の電池が消耗して所定の出力電圧が得られないと、他方の電池がその電池を充電する充電現象が生じ、電池の液漏れが生じるという問題があった。そこで、図5のバッテリーパック110では、各電池セル112a、112b、112cの電圧測定回路117で検出しているが、各電池セル毎に電圧測定回路117に接続する回路を保護回路115内に設け、その回路毎にスイッチ制御回路を設ける必要があり、回路部品数が増加するものとなった。
一方、直列に接続した各電池の正極と電圧検出回路の接続を切り換えて、各電池の正極の電位を検出し、その電位差から各電池の出力電圧を検出する場合には、各正極の電位のレベルが全く異なるので、最も高い電位となる直列に接続した高圧側の電池の正極の電位に合わせてA/Dコンバータの入力電圧範囲を設定すると、他の電池の電位を正確に検出できないという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、携帯電子機器を使用しない状態で、電圧検出回路に流れる漏れ電流を遮断し、バッテリーの消耗を防止する携帯電子機器の電池電圧検出回路を提供することを目的とする。
また、電池の出力電圧を降下させずに電圧検出回路へ出力するトランジスタを用いて、携帯電子機器を使用しない状態で、電池と電圧検出回路間を遮断する携帯電子機器の電池電圧検出回路を提供することを目的とする。
更に、2個の電池と電圧検出回路間をそれぞれ接離する2つのスイッチング素子の動作を一つのスイッチ制御回路で制御する携帯電子機器の電池電圧検出回路を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1の携帯電子機器の電池電圧検出回路は、第1電池の正極に第2電池の負極を接続し、直列に接続した第1電池と第2電池とからなり、携帯電子機器へ電源を供給するバッテリーと、第1電池の正極に接続する低圧側電源線と、第2電池の正極に接続する高圧側電源線に選択的に接続し、低圧側電源線の第1電圧と高圧側電源線の第2電圧とから、第1電池と第2電池の電圧を検出する電圧検出回路と、低圧側電源線に介在され、第1電池の正極と電圧検出回路間を導通若しくは絶縁する第1スイッチング素子と、高圧側電源線に介在され、第2電池の正極と電圧検出回路間を導通若しくは絶縁する第2スイッチング素子と、第2スイッチング素子と電圧検出回路間の高圧側電源線に介在され、第2電池の正極の電圧を略1/2に分圧し、第2電圧として電圧検出回路へ出力する分圧抵抗と、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを、同時に開制御する「L」信号と、同時に閉じ制御する「H」信号を出力する制御端子を有するスイッチ制御回路とを備え、スイッチ制御回路は、少なくともバッテリーが携帯電子機器への電源供給を停止している間に、制御端子が「L」信号を出力することにより、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを開制御し、バッテリーと電圧検出回路間を絶縁することを特徴とする。
スイッチ制御回路は、少なくともバッテリーが携帯電子機器への電源供給を停止している間に、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを開制御するので、第1電池と第2電池から電圧検出回路内に電流が流れず、バッテリーが消耗しない。
第2電池の正極の電圧は、分圧抵抗によって略1/2に分圧した第2電圧として電圧検出回路へ出力されるので、第1電池の正極の電圧を表す第1電圧とほぼ等しく、第1電池と第2電池の電圧よりわずかに高い電圧を電圧検出回路の入力電圧範囲に設定することにより、いずれの電圧も精度良く検出できる。第1電池の出力電圧は、電圧検出回路で検出する第1電圧から、第2電池の出力電圧は、電圧検出回路で検出する第2電圧と第1電圧の差電圧から、バッテリーの出力電圧は、電圧検出回路で検出する第2電圧を略2倍した電圧から、それぞれ得られる。
請求項2の携帯電子機器の電池電圧検出回路は、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子を、エミッタを第1電池の正極に接続し、コレクタを電圧検出回路に接続させた第1PNP形トランジスタと、エミッタを第2電池の正極に接続し、コレクタを分圧抵抗の入力側に接続させた第2PNP形トランジスタとで構成し、エミッタを接地し、ベースをスイッチ制御回路の制御端子に接続させたNPN形トランジスタと、第1PNP形トランジスタのベースにアノードを接続させたダイオードとを更に備え、NPN形トランジスタのコレクタを、ダイオードのカソードと、第2PNP形トランジスタのベースに接続することを特徴とする。
スイッチ制御回路の制御端子から「L」信号が出力されると、NPN形トランジスタは遮断状態となり、第1PNP形トランジスタと第2PNP形トランジスタの各ベース電位は、コレクタの電位に等しく、第1PNP形トランジスタと第2PNP形トランジスタのエミッタ−コレクタ間は遮断される。従って、バッテリーが携帯電子機器への電源供給を停止し、スイッチ制御回路の制御端子が「L」レベルとなった状態で、第1電池と第2電池は、電圧検出回路の入力端子と絶縁される。
遮断状態の第1PNP形トランジスタと第2PNP形トランジスタの各ベース間には、低圧側となる第1PNP形トランジスタのベースから高圧側となる第2PNP形トランジスタのベースの方向を順方向とするダイオードが接続されるので、第1PNP形トランジスタと第2PNP形トランジスタ若しくはこれらのバイアス抵抗を介して第2電池の正極から第1電池の正極へ電流が流れることがなく、バッテリーが消耗しない。
スイッチ制御回路の制御端子から「H」信号が出力されると、NPN形トランジスタは飽和状態となりエミッタが接地電位となる。これにより、第1PNP形トランジスタと第2PNP形トランジスタの各ベース電位は略接地電位となり、エミッタ−コレクタ間が導通する。第1PNP形トランジスタと第2PNP形トランジスタのコレクタには、エミッタの電位がそのまま表れるので、スイッチング素子による電圧降下がなく、第1電池の正極の電位は、第1電圧として電圧検出回路の入力端子に出力され、第2電池の正極の電位は、分圧抵抗により1/2に分圧された第2電圧として電圧検出回路の入力端子に出力される。
請求項3の携帯電子機器の電池電圧検出回路は、スイッチ制御回路は、バッテリーの電源電圧を昇圧する昇圧回路の出力で動作し、昇圧回路は、制御端子から「H」信号が出力される間に動作し、「L」信号が出力される間に動作を停止することを特徴とする。
バッテリーの第1電池と第2電池は、昇圧回路の動作に連動し、昇圧回路の動作が停止している間に電圧検出回路との接続が遮断される。
請求項4の携帯電子機器の電池電圧検出回路は、スイッチ制御回路は、表示手段の表示を表示制御するマイクロコンピュータに内蔵され、マイクロコンピュータは、電圧検出回路で検出した第1電池若しくは第2電池の電圧から、使用寿命を越えた第1電池若しくは第2電池の充電若しくは交換を促す表示を表示手段に表示することを特徴とすることを特徴とする。
電圧検出回路で検出した第1電池若しくは第2電池の電圧が所定の基準電圧以下となることから、充電若しくは交換を促す使用寿命を越えた電池が表示手段に表示される。
請求項1の発明によれば、携帯電子機器を使用しない状態で、電圧検出回路に流れる漏れ電流が遮断され、バッテリーが消耗しないので、電池を交換したり充電することなく、携帯電子機器を長期間使用できる。
第1電池と第2電池の出力電圧を、同一の電圧検出回路で精度良く検出できる。
請求項2の発明によれば、電池の出力電圧を降下させずに電圧検出回路へ出力するトランジスタを用いて、携帯電子機器を使用しない状態で電池と電圧検出回路間を遮断することができる。
更に、2個の電池と電圧検出回路間をそれぞれ接離する2つのスイッチング素子となる第1PNP形トランジスタと第2PNP形トランジスタの動作を、一つのスイッチ制御回路で制御することができる。
更に、第1PNP形トランジスタと第2PNP形トランジスタが開制御されている間に、第1電池と第2電池の正極間の電位差による電流はダイオードで遮断され、電池は消費されない。
請求項3の発明によれば、昇圧回路の動作を制御する制御信号を利用して、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子を開閉制御するスイッチ制御回路の制御信号とすることができる。
請求項4の発明によれば、表示手段による表示により、いずれかの電池の出力電圧不足やバッテリーの消耗を知ることができるので、充電や電池の交換により、電池の液漏れ、携帯電子機器の使用中の突然の中断を予防できる。
以下、本発明の第1実施の形態に係る携帯電子機器の電池電圧検出回路1を、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、電池電圧検出回路1を備えた携帯電子機器である携帯無線通信機器10の回路図、図2は、電池電圧検出回路1の要部であるスイッチ回路6の回路図、図3は、携帯無線通信機器10の各部の信号波形を示す波形図である。
本実施の形態に係る携帯無線通信機器10は、近距離無線通信技術であるブルートゥース(商標)を用いて、被制御機器を遠隔制御するリモートコントロール送信機である。ブルートゥースは、免許なしで自由に使うことのできる2.45GHz帯の電波を利用するもので、赤外制御信号を用いる従来の遠隔制御方式と比較して、バッテリーの消費電力が小さく、機器間の距離が10m以内であれば、障害物があっても制御信号が到達することから、家庭内等で使用する携帯のリモートコントロール送信機に採用されつつある。
携帯無線通信機器10の全体は、直流1.5Vを出力電圧とする第1電池3Aと第2電池3Bを直列に接続したバッテリー3を電源として動作するが、このブルートゥースにより外部機器(被制御機器)との無線通信を制御するマイクロコンピュータで構成されるブルートゥース通信モジュール(以下、通信モジュールという)2は、通常のマイクロコンピュータなどに比べて動作電圧が高く、第1電池3Aと第2電池3Bを直列に接続しても得られない3.5Vの電圧で動作するので、昇圧回路4で3.5Vに昇圧した出力電圧を供給し、動作させている。
一方、通信モジュール2は、ペアリングした特定の被制御機器との無線通信の開始及び終了の際に、所定の通信確立処理と通信終了処理を行う必要があり、電源スイッチ5の操作で直ちに通信モジュール2の電源を制御することができず、これらの処理に合わせて電源を制御するために、電源スイッチ5の停止信号を入力する停止信号入力端子PWIと、昇圧回路4の動作を制御する制御信号を出力する制御端子PWとを有してる。
昇圧回路4の動作を制御する制御信号は、図1に示すように、スイッチ回路6の低圧側スイッチング素子21と高圧側スイッチング素子23を開閉制御する制御信号を兼ね、通信モジュール2に内蔵のスイッチ制御回路18の制御端子PWから出力される。通信モジュール2は、更に、図示しないA/Dコンバータと、低圧側入力端子7aと高圧側入力端子7bを選択的にA/Dコンバータの入力へ接続する切換スイッチとを有する電圧検出回路7を内蔵している。低圧側入力端子7aは、低圧側スイッチング素子21を介して第1電池3Aの正極3aに接続する低圧側電源線20に接続し、高圧側入力端子7bは、高圧側スイッチング素子23を介して第2電池3Bの正極3bに接続する高圧側電源線22に接続し、これにより、電圧検出回路7は、低圧側入力端子7aと高圧側入力端子7bに入力される電位から、第1電池3Aと第2電池3Bの出力電圧を検出する。
通信モジュール2には、図中8、8、8で示す青色、緑色、黄色の発光ダイオードが接続され、内蔵するLEDドライバによりこれらの3個の発光ダイオード8の点滅を制御し、点滅の組み合わせで被制御機器との無線通信状況と電圧検出回路7で検出する第1電池3A若しくは第2電池3Bの出力電圧情報を表示し、操作者が確認できるようにしている。
携帯無線通信機器10は、操作者によるデータ入力手段として、タッチパッドへの操作位置を検出するタッチパッドモジュール9を備え、タッチパッドモジュール9に接続するメインコントローラ11は、タッチパッドモジュール9が検出した操作位置から対応するデータを図示しない記憶部から読み出し、そのデータが被制御機器を制御する制御データである場合には、通信モジュール2へ出力する。通信モジュール2は、入力された制御データをブルートゥースのフォーマットに従った無線通信信号に含めて、被制御機器へ送信し、被制御機器を遠隔制御する。これらのタッチパッドモジュール9とメインコントローラ11とは、通信モジュール2が無線通信を行わない間は起動させる必要がないので、通信モジュール2による電源制御で起動するようになっている。
スイッチ回路6の低圧側スイッチング素子21と高圧側スイッチング素子23は、それぞれ図2に示すように、PNP形トランジスタで構成されている。低圧側スイッチング素子となる第1PNP形トランジスタ21のエミッタは、低圧側電源線20を介して第1電池3Aの正極3aに接続し、コレクタは、電圧検出回路7の低圧側入力端子7aに接続し、ベースは、抵抗を介して逆流防止素子を構成するダイオード25のアノードに接続している。また、高圧側スイッチング素子を構成する第2PNP形トランジスタ23はのエミッタは、高圧側電源線22を介して第2電池3Bの正極3bに接続し、コレクタは、分圧抵抗26を構成する抵抗R1の一側に接続し、ベースは、抵抗を介してダイオード25のカソードと制御用トランジスタとなるNPN形トランジスタ24のコレクタに接続している。
分圧抵抗26は、等しい抵抗値の抵抗R1、R2を直列に接続し、抵抗R2の一側を接地させてなるもので、その中間タップを、電圧検出回路7の高圧側入力端子7bに接続させている。これにより、第2PNP形トランジスタ23のコレクタに表れる電圧は、1/2に分圧され、高圧側入力端子7bに入力される。
NPN形トランジスタ24は、エミッタを接地し、ベースを抵抗を介してスイッチ制御回路18の制御端子PWへ接続させている。尚、第1PNP形トランジスタ21、第2PNP形トランジスタ22及びNPN形トランジスタ24の各エミッタとベース間には、図示するようにバイアス抵抗が接続されている。
スイッチ制御回路18の制御端子PWは、このNPN形トランジスタ24が飽和状態となるベース電圧を加える「H」信号と、ベース電圧を接地電位として遮断状態とする「L」信号のいずれかを出力する。従って、制御端子PWが「H」信号を出力すると、NPN形トランジスタ24のコレクタ−エミッタ間が導通し(以下、飽和状態のトランジスタをON動作という)、第1PNP形トランジスタ21のバイアス抵抗とダイオード25を経由して第1電池3Aの正極3aから電流が流れ、第1PNP形トランジスタ21はON動作する。同時に、第2PNP形トランジスタ23のバイアス抵抗を経由して第2電池3Bの正極3bからも電流が流れ、第2PNP形トランジスタ23もON動作する。
また、制御端子PWが「L」信号を出力すると、NPN形トランジスタ24のコレクタ−エミッタ間が遮断され(以下、遮断状態のトランジスタをOFF動作という)、第1PNP形トランジスタ21と第2PNP形トランジスタ23の各バイアス抵抗に電流が流れないので、各ベースとエミッタの電圧は等しく、いずれもOFF動作する。このとき、第2電池3Bの正極3bと等電位の第2PNP形トランジスタ23のベース電圧は、第1電池3Aの正極3aと等電位の第1PNP形トランジスタ21のベース電圧より高く、両者間に電位差が生じるが、第1PNP形トランジスタ21から第2PNP形トランジスタ23の方向を順方向とするダイオード25が介在するので、この間に第2電池3Bの正極3bから第1電池3Aの正極3aへの電流は流れず、第1PNP形トランジスタ21と第2PNP形トランジスタ23のOFF動作中に、バッテリー3は消費されない。
昇圧回路4は、2個の第1電池3Aと第2電池3Bからなるバッテリー3から出力される3.0Vの電源電圧を3.5Vに昇圧して、通信モジュール2、メインコントローラ11等へ供給するものであり、その入力端子4aに制御端子PWから「H」信号が入力されたときに、昇圧動作を行い、「L」信号が入力されたときに、昇圧動作を停止するように設定される。
電源スイッチ5は、自動復帰し、押圧操作を行っている間にのみ押圧操作信号を出力するモーメント動作型プッシュスイッチであり、操作摘みと一体で可動する可動接点5bは、操作摘みを押圧操作している間に第1電池3Aの正極3aに接続する固定接点5aへ接続して3Vの電位となり、押圧操作せず自動復帰している間に、接地された固定接点5cに接続し接地電位となる。
可動接点5bは、カソードが昇圧回路4の入力端子4aに接続させた逆流防止ダイオード12のアノードと、アノードを通信モジュール2の停止信号入力端子PWIに接続させた逆流防止ダイオード13のカソードに接続し、電源スイッチ5を押圧操作している間に、電源スイッチ5の可動接点5bから3Vの電位による「H」信号を出力するようにしている。逆流防止ダイオード13のアノードは、更に、カソードに可動接点5bから「H」信号が入力された際に、停止信号入力端子PWIへ停止信号となる「H」信号が入力されるように、プルアップ抵抗17を介して昇圧回路4の出力電源線16に接続している。
また、昇圧回路4の入力端子4aは、アノードを通信モジュール2の制御端子PWに接続させた逆流防止ダイオード14のカソードと、昇圧回路4の出力電源線16に介在する遮断スイッチ15の制御端子にも接続している。遮断スイッチ15は、昇圧回路4の入力端子4aに「L」信号が入力されている間、すなわち、昇圧回路4の動作が停止している間に開動作し、昇圧回路4の出力を携帯無線通信機器10の各回路から完全に遮断し、動作停止中の各回路にバッテリー3から漏れ電流が流れ出ないようにしている。
以下、この電池電圧検出回路1を備えた携帯無線通信機器10の動作を説明する。携帯無線通信機器10全体の動作を停止させている停止状態では、電源スイッチ5を押圧操作していないので、可動接点5bは接地電位で昇圧回路4の入力端子4aには「L」信号が入力され、昇圧回路4の動作は停止し、遮断スイッチ15も開制御され、携帯無線通信機器10内の各回路へバッテリー3から電流が流れない。
また、電源の供給を受けずに動作が停止している通信モジュール2の制御端子PWからは、「L」信号が出力されるので、スイッチ回路6の第1PNP形トランジスタ21と第2PNP形トランジスタ23は、いずれもOFF動作し、昇圧回路4の低圧側入力端子7aと高圧側入力端子7bは、第1電池3Aの正極3aと第2電池3Bの正極3bとから遮断される。従って、A/Dコンバータのラダー抵抗など昇圧回路4の内部抵抗をバッテリー3からの電流が流れず、バッテリー3が消費されない。
また、スイッチ回路6においても、ダイオード25によって、第1PNP形トランジスタ21と第2PNP形トランジスタ23の各バイアス抵抗を流れようとする電流が遮断される。
携帯無線通信機器10を起動させる為に操作者が電源スイッチ5を押圧操作すると、可動接点5bの電位は接地電位から「H」信号を出力する電圧の3Vとなり、図3のニに示すように、逆流防止ダイオード12を介して昇圧回路4の入力端子4aへ「H」信号が出力される。これにより、昇圧回路4は昇圧動作を開始するとともに、遮断スイッチ15が閉じ、3.5Vに昇圧した出力電圧が出力電源線16を介して通信モジュール2に供給され、通信モジュール2が起動する。
起動した通信モジュール2は、ペアリングした特定の被制御機器との通信確立処理をブートプログラムにより実行し、通信が確立できた場合には、図3のハに示すように、制御端子PWから逆流防止ダイオード14を介して昇圧回路4の入力端子4aとスイッチ回路6の制御用トランジスタ24へ「H」信号を連続出力する。
制御端子PWから「H」信号を連続出力する通信モジュール2は、その後に電源スイッチ5の押圧操作を中止しても、図3のニに示すように、昇圧回路4の入力端子4aへ「H」信号が入力されているので、昇圧回路4が動作を停止することがなく、通信モジュール2は、3.5Vの電圧の供給を受けて連続動作する。また、メインコントローラ11とタッチパッドモジュール2等の携帯無線通信機器10内の他の回路、回路素子は、連続動作する通信モジュール2の電源制御によって起動する。
一方、この制御端子PWが「H」信号を出力するまでの同図に示すT時間経過前に電源スイッチ5の押圧操作を中止すると、昇圧回路4の動作が停止し、通信モジュール2は連続動作に移行しない。つまり、電源スイッチ5は、制御端子PWが「H」信号を出力するまでのT時間以上の押圧操作で、通信モジュール2を連続動作させるトリガー信号を発生する。
同時に、スイッチ回路6の制御用トランジスタ24に「H」信号が出力されることにより、第1PNP形トランジスタ21と第2PNP形トランジスタ23はON動作し、それぞれのコレクタ−エミッタ間を導通させる。第1PNP形トランジスタ21がON動作することによって、第1電池3Aの正極3aと電圧検出回路7の低圧側入力端子7aが接続し、低圧側入力端子7aに正極3aの電圧が入力される。また、第2PNP形トランジスタ23がON動作することによって、第2電池3Bの正極3bと分圧抵抗26の一側が接続し、電圧検出回路7の高圧側入力端子7bに、正極3bの電圧の1/2の電圧が電圧検出回路7の高圧側入力端子7bに入力される。正極3bの電圧は、正極3aの電圧のほぼ2倍であるので、低圧側入力端子7aと高圧側入力端子7bに入力される電圧は、ほぼ1.5Vの同レベルであり、入力をいずれかに選択的に切り替えて接続するA/Dコンバータは、入力電圧範囲(例えば、ref+と接地電位間)をこの予測される1.5Vよりわずかに大きい範囲に設定することにより、精度良く各端子7a、7bから入力される電圧をデジタル値として出力できる。
電圧検出回路7は、A/Dコンバータの入力を各端子7a、7bのいずれかに切り換え接続し、高圧側入力端子7bの入力電圧を2倍にしてバッテリー3の出力電圧を、低圧側入力端子7aの入力電圧から第1電池3Aの出力電圧を、高圧側入力端子7bの入力電圧と低圧側入力端子7aの入力電圧の差電圧から第2電池3Bの出力電圧を検出する。
電圧検出回路7によるこれらの出力電圧の検出は、少なくとも通信モジュール2が動作している間の所定周期で実行され、通信モジュール2は、これらのいずれかの出力電圧が予め設定する許容出力電圧以下となったときには、第1電池3A若しくは第2電池3Bが消耗し、充電若しくは交換する必要があることを発光ダイオード8を点滅制御して知らせる。
連続動作している通信モジュール2は、通信モジュール2自体による電源制御若しくは操作者による電源スイッチ5の押圧操作によって、その連続動作を停止する。前者は、例えば通信モジュール2が、通信障害など連続動作を停止させる必要があると判断した場合や、発光ダイオード8により、第1電池3A若しくは第2電池3Bの充電若しくは交換を促しても行われず、バッテリー3の電源電圧不足で動作を連続させることが困難と予想される場合である。以下、この一例を、通信モジュール2がバッテリー3の電源電圧不足と判断し、連続動作を停止する場合で説明する。
通信モジュール2が連続動作している間は、制御端子PWから「H」信号が連続出力されているので、電圧検出スイッチ6、6が閉じ制御され、電圧検出回路7は、各バッテリー3の電源電圧を監視可能となっている。電圧検出回路7が、バッテリー3の消耗を検出し、通信モジュール2が、通信モジュール2の動作が停止すると予測した場合には、3個の発光ダイオード8の点灯若しくは点滅制御して、操作者へバッテリー3の交換若しくは充電を促した後、通信相手先との通信終了処理と、携帯無線通信機器10内の他の回路、モジュールへの電源供給を停止し(以下、終了処理という)、各回路、回路素子の動作を停止させる。その後、制御端子PWから「L」信号を出力し、昇圧回路4の動作を停止させる。その結果、通信モジュール2への電源供給が停止され、携帯無線通信機器10の全体を停止状態にもどる。また、制御端子PWから「L」信号を出力することにより、スイッチ回路6の第1PNP形トランジスタ21と第2PNP形トランジスタ23がOFF動作し、電圧検出回路7と第1電池3A若しくは第2電池3B間が遮断される。
後者の操作者による電源スイッチ5の押圧操作は、通信モジュール2が連続動作している間に、電源スイッチ5を所定時間押圧操作する。この押圧操作の間、可動接点5bに接続する逆流防止ダイオード13のカソード側は、接地電位から3Vの電位となり、逆流防止ダイオード13に逆電圧が加わる。その結果、接地電位となっていた停止信号入力端子PWIの電位は、プルアップ抵抗17を介して接続する出力電源線16の3.5Vの電位となり、図3のホに示すように、押圧操作の間に停止信号入力端子PWIに「H」信号が入力されることになる。連続動作中の通信モジュール2は、停止信号入力端子PWIに入力される「H」信号を、通信モジュール2の動作停止を求める停止信号とみなし、終了処理後に、図3のハに示すように、制御端子PWから「L」信号を出力し、昇圧回路4の動作を停止させる。その結果、通信モジュール2への電源供給が停止され、携帯無線通信機器10の全体を停止状態にもどる。「L」信号が出力されることにより、1PNP形トランジスタ21と第2PNP形トランジスタ23もOFF動作し、電圧検出回路7と第1電池3A若しくは第2電池3B間が遮断される。
本実施の形態によれば、スイッチ回路6において、第1PNP形トランジスタ21と第2PNP形トランジスタ23の開閉制御に一つの制御用トランジスタ24を共用することができる。また、一つの制御用トランジスタ24を共用するために、制御用トランジスタ24のコレクタを第1PNP形トランジスタ21と第2PNP形トランジスタ23のベースに接続しても、OFF動作中にこれらの共通接続部を介してバッテリー3の電流が流れることがなく、バッテリー3の出力を停止している間の漏れ電流によるバッテリー3の消耗を防ぐことができる。
また、低圧側スイッチング素子21と高圧側スイッチング素子23をPNP形トランジスタで構成しているので、出力側となるコレクタには入力側のエミッタとほぼ同電位が表れ、スイッチング素子21、23による電圧降下の影響を受けずに、電圧検出回路7で第1電池3Aと第2電池3Bの出力電圧を検出できる。
上述の実施の形態では、低圧側スイッチング素子21と高圧側スイッチング素子23にバイポーラ・トランジスタを用いているが、電圧降下トランジスタ(FET)を用いてもよい。
また、第1電池3A若しくは第2電池3Bの出力電圧を許容出力電圧と比較して電池が使用寿命を越えたことを判別しているが、出力電圧を図示しない記憶部に記憶し、検出した出力電圧の変化から判別してもよい。
また、上述の実施の形態では、少なくとも昇圧回路4が昇圧動作を行っていない通信モジュール2が休止期間中に、電圧検出回路7をバッテリー3から絶縁させるので、制御端子PWから出力する制御信号を、昇圧回路4の動作制御とスイッチ回路6のスイッチング制御に兼ねることが可能となっているが、それぞれ別の制御端子から個別に制御するものであってもよい。
更に、上述の各実施の形態は、携帯電子機器の一例として携帯無線通信機器で説明したが、外部から電源の供給を受けないバッテリーを電源として各部が動作する携帯電子機器であれば、携帯ゲーム機、ノート型パソコンなど他の機器の電池電圧検出回路であってもよい。
本発明は、2個の電池を直列に接続したバッテリーで各部が動作する携帯電子機器に適している。
本発明の第1の実施の形態に係る電池電圧検出回路1を備えた携帯無線通信機器10の回路図である。 電池電圧検出回路1の要部であるスイッチ回路6の回路図である。 携帯無線通信機器10の図1に示すイ乃至ホの各部の信号波形を示す波形図である。 従来の電圧検出回路を備えた携帯用AV機器100のブロック図である。 スイッチ回路114を備えた従来のバッテリーパック110と電子機器111のブロック図である。
符号の説明
1 電池電圧検出回路
2 マイクロコンピュータ(通信モジュール)
3 バッテリー
3A 第1電池
3a 第1電池の正極
3B 第2電池
3b 第2電池の正極
4 昇圧回路
6 スイッチ回路
7 電圧検出回路
8 表示手段
10 携帯電子機器
18 スイッチ制御回路
20 低圧側電源線
21 第1スイッチング素子(第1PNP形トランジスタ)
22 高圧側電源線
23 第2スイッチング素子第(2PNP形トランジスタ)
24 NPN形トランジスタ
25 ダイオード
26 分圧抵抗

Claims (4)

  1. 第1電池の正極に第2電池の負極を接続し、直列に接続した第1電池と第2電池とからなり、携帯電子機器へ電源を供給するバッテリーと、
    第1電池の正極に接続する低圧側電源線と、第2電池の正極に接続する高圧側電源線に選択的に接続し、低圧側電源線の第1電圧と高圧側電源線の第2電圧とから、第1電池と第2電池の電圧を検出する電圧検出回路と、
    低圧側電源線に介在され、第1電池の正極と前記電圧検出回路間を導通若しくは絶縁する第1スイッチング素子と、
    高圧側電源線に介在され、第2電池の正極と前記電圧検出回路間を導通若しくは絶縁する第2スイッチング素子と、
    第2スイッチング素子と前記電圧検出回路間の高圧側電源線に介在され、第2電池の正極の電圧を略1/2に分圧し、第2電圧として前記電圧検出回路へ出力する分圧抵抗と、
    第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを、同時に開制御する「L」信号と、同時に閉じ制御する「H」信号を出力する制御端子を有するスイッチ制御回路とを備え、
    スイッチ制御回路は、少なくとも前記バッテリーが携帯電子機器への電源供給を停止している間に、制御端子が「L」信号を出力することにより、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを開制御し、前記バッテリーと前記電圧検出回路間を絶縁することを特徴とする携帯電子機器の電池電圧検出回路。
  2. エミッタを第1電池の正極に接続し、コレクタを電圧検出回路に接続して、第1スイッチング素子を構成する第1PNP形トランジスタと、
    エミッタを第2電池の正極に接続し、コレクタを分圧抵抗の入力側に接続して第2スイッチング素子を構成する第2PNP形トランジスタと、
    エミッタを接地し、ベースをスイッチ制御回路の制御端子に接続させたNPN形トランジスタと、
    第1PNP形トランジスタのベースにアノードを接続させたダイオードとを更に備え、
    NPN形トランジスタのコレクタを、前記ダイオードのカソードと、第2PNP形トランジスタのベースに接続することを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器の電池電圧検出回路。
  3. スイッチ制御回路は、バッテリーの電源電圧を昇圧する昇圧回路の出力で動作し、昇圧回路は、制御端子から「H」信号が出力される間に動作し、「L」信号が出力される間に動作を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯電子機器の電池電圧検出回路。
  4. スイッチ制御回路は、表示手段の表示を表示制御するマイクロコンピュータに内蔵され、マイクロコンピュータは、電圧検出回路で検出した第1電池若しくは第2電池の電圧から、使用寿命を越えた第1電池若しくは第2電池の充電若しくは交換を促す表示を表示手段に表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の携帯電子機器の電池電圧検出回路。
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